JPH0961380A - 二次元x線検出器を用いたx線装置 - Google Patents

二次元x線検出器を用いたx線装置

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Publication number
JPH0961380A
JPH0961380A JP7237665A JP23766595A JPH0961380A JP H0961380 A JPH0961380 A JP H0961380A JP 7237665 A JP7237665 A JP 7237665A JP 23766595 A JP23766595 A JP 23766595A JP H0961380 A JPH0961380 A JP H0961380A
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JP
Japan
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ray
dimensional
sample
detector
ray detector
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Application number
JP7237665A
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English (en)
Inventor
Masanari Sasaki
勝成 佐々木
Tsuneyuki Azuma
常行 東
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Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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Publication date
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次元X線検出器に記憶される回折X線のデ
バイリングの強度分布を求める場合に、その測定を極め
て簡単に且つ正確に行うことができるX線装置を提供す
る。 【解決手段】 試料1で回折したX線で二次元X線検出
器2を露光してその二次元X線検出器2に回折X線によ
るデバイリングD1,D2を形成するX線装置である。
このX線装置は、円筒形状に巻かれた二次元X線検出器
2を有しており、このX線検出器2はその円筒形状の中
心軸線Lが試料1への入射X線の光軸RLと一致するよ
うに配置される。X線撮影後に蓄積性蛍光体2を平面状
に展開すると、デバイリングD1,D2は直線状のX線
像へと展開される。この直線状のX線像の強度分布は、
リング状のX線像に比べて、極めて簡単に読み取ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料で回折したX
線で二次元X線検出器を露光してその二次元X線検出器
にX線像を形成するX線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】試料にX線を照射したとき、試料に入射
するX線と試料の結晶格子面との間で所定の回折条件が
満足されると、その試料から回折X線が発生する。この
回折X線をX線検出器によって検出し、さらにそのX線
の回折角度及び強度を求めれば、試料に関する種々の性
質を知ることができる。回折X線を検出するためのX線
検出器には、シンチレーションカウンタのようにX線を
1点において検出する形式の0次元X線検出器や、PS
PC(Position Sensitive Proportional Counter :位
置感応型X線検出器)のようにX線を直線状の範囲内で
検出する形式の一次元X線検出器や、蓄積性蛍光体やX
線フィルムなどのようにX線を平面内で検出する形式の
二次元X線検出器など各種のものが有る。
【0003】今、図11に示すように、試料51の後方
位置に二次元X線検出器、例えば蓄積性蛍光体52を平
面的に配置した状態で、試料51にX線Rを照射する場
合を考える。このとき、回折条件が満足されて試料51
から回折X線が発生すると、その回折X線は蓄積性蛍光
体52上に円形状のデバイリングDを結像し、蓄積性蛍
光体52にそのデバイリングDに対応したエネルギー潜
像が蓄積される。X線装置を用いた測定には様々の種類
のものがあるが、その中には、デバイリングDに沿った
方向、すなわちβ方向の各位置におけるX線強度を測定
することが必要となる測定がある。このような測定を行
う場合には、レーザ光を用いた読取り装置によって蓄積
性蛍光体52のX線検知面の全体を矢印Aのように直線
状に多数回往復走査して各位置におけるX線強度を読み
取り、その読み取り結果に基づいて、デバイリングDに
沿ったX線の強度分布を演算によって求める。しかしな
がらこの方法では、デバイリングDに沿ったX線強度分
布を演算するのが非常に複雑であり、しかも、求められ
たX線強度分布もあまり正確でなかった。
【0004】図12は、シンチレーションカウンタ53
のような0次元X線検出器を用いた従来のX線測定系を
示している。通常の測定系では、カウンタ53はX線回
折方向、すなわち2θ方向)には走査移動可能である
が、デバイリングDに沿った方向には移動できない。よ
って通常は、試料51をX線Rの光軸を中心として回
転、いわゆるβ回転させることによって、カウンタ53
によってデバイリングDに沿った方向のX線強度分布を
測定する。しかしながらこの測定法法では試料51を支
持するための支持装置に、カウンタ53を2θ回転させ
るための2θ回転機構及び試料51をβ回転させるため
のβ回転機構の両方を設けなければならず、機構が非常
に複雑になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消するためになされたものであって、二次元X線
検出器に記憶される回折X線のデバイリングの強度分布
を求める場合に、その測定を極めて簡単に且つ正確に行
うことができるX線装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1のX線装置は、試料で回折したX
線で二次元X線検出器を露光してその二次元X線検出器
にX線像を形成するX線装置において、(1)X線検知
面が円筒形状に形成されていてその円筒形状の中心軸線
が試料への入射X線の光軸と一致するように配置された
二次元X線検出器を有することを特徴とする。
【0007】二次元X線検出器としては、X線フィル
ム、蓄積性蛍光体などを用いることができる。X線フィ
ルムというのは、X線に感光してその部分に潜像を形成
し、現像処理によってそれを顕像とすることができるフ
ィルムである。蓄積性蛍光体は、輝尽性蛍光体とも呼ば
れるX線などの感応体のことであり、X線などをエネル
ギーの形で蓄積することができ、さらに、レーザ光など
といった輝尽励起光の照射によりそのエネルギーを外部
に光として放出できる性質を有する物体である。つま
り、蓄積性蛍光体にX線などの放射線を照射するとその
照射された部分に対応する蓄積性蛍光体内にエネルギー
が潜像として蓄積され、さらにその蓄積性蛍光体にレー
ザ光などを照射すると、その潜像エネルギーが光となっ
て外部へ放出される。この放出された光を受光センサな
どによって受光してその光強度を測定すれば、その潜像
エネルギーの基になったX線強度を求めることができ
る。
【0008】上記のX線装置によって回折X線のデバイ
リングを円筒形状の二次元X線検出器上に撮影し、その
後、二次元X線検出器の形状を円筒形状から平面形状へ
と展開する。すると、デバイリングは、二次元X線検出
器上において円形状ではなくて直線状に展開される。こ
の直線状のX線像は、円軌跡状のX線像を読み取る場合
に比べて、レーザ光などを用いた読取り装置によって極
めて簡単且つ正確に読み取ることができる。
【0009】本発明に係る第2のX線装置は、試料で回
折したX線で二次元X線検出器を露光してその二次元X
線検出器にX線像を形成するX線装置において、(1)
X線検知面が円筒形状に形成されていてその円筒形状の
中心軸線が試料への入射X線の光軸と一致するように配
置された二次元X線検出器と、(2)その二次元X線検
出器の内部に配置されていてその二次元X線検出器の軸
線方向に延びる直線状開口を備えたX線遮蔽部材と、
(3)二次元X線検出器とX線遮蔽部材とを二次元X線
検出器の軸線を中心として相対的に回転させるβ方向回
転手段とを有することを特徴とする。
【0010】このX線装置では、回折X線のデバイリン
グの全てが二次元X線検出器に結像するのではなくて、
X線遮蔽部材の直線状開口を通過した部分だけが二次元
X線検出器上に結像する。そして、β方向回転手段によ
って二次元X線検出器をX線遮蔽部材に対して相対的に
回転させれば、二次元X線検出器の新しい部分を次々に
X線遮蔽部材の直線状開口に対向する所に持ち運ぶこと
ができる。つまり、デバイリングの回折角度2θ方向に
関する変化の様子、すなわち回折X線の回折角度の変化
の様子を二次元X線検出器に連続的に撮影できる。より
具体的には、無配向の粉末試料に関して温度変化などと
いった環境変化を与えたときに、その試料に特性変化、
例えば体積膨張、転移などが生じれば、その構造変化を
X線検出器上でのX線像の変化として観察できる。
【0011】本発明に係る第3のX線装置は、試料で回
折したX線で二次元X線検出器を露光してその二次元X
線検出器にX線像を形成するX線装置において、(1)
X線検知面が円筒形状に形成されていてその円筒形状の
中心軸線が試料への入射X線の光軸と一致するように配
置された二次元X線検出器と、(2)その二次元X線検
出器の内部に配置されていてその二次元X線検出器の円
周方向に延びる直線状開口を備えたX線遮蔽部材と、
(3)二次元X線検出器をその軸線方向へ移動させる2
θ方向移動手段とを有することを特徴とする。このX線
装置が、上記の第2のX線装置と異なる点は、X線遮蔽
部材のX線取込み用開口を軸線方向ではなくて円周方向
に設けたこと及び二次元X線検出器のX線遮蔽部材に対
する相対移動をβ方向回転移動ではなくて軸方向移動と
してことである。
【0012】このX線装置でも、回折X線のデバイリン
グの全てが二次元X線検出器に結像するのではなくて、
X線遮蔽部材の直線状開口を通過した部分だけが二次元
X線検出器上に結像する。そして、X線遮蔽部材を位置
固定した状態で2θ方向移動手段によって二次元X線検
出器を軸線方向、すなわち2θ方向へ移動させれば、1
つの同一の回折角度に関するデバイリングのX線強度分
布の経時的な変化の様子を二次元X線検出器の異なる部
分に所定間隔をおいて撮影できる。より具体的には、試
料に圧縮又は引張り荷重を加えたときの試料の内部構造
の変化を、X線強度分布の変化として観察できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、特に請求項1記載のX線装
置を好適に例示する実施形態を示している。また、本実
施形態のX線装置は、主に、試料の配向度を測定するた
めに用いられる。まず、本実施形態のX線装置を理解し
易くするために、そのX線装置の説明に入る前に一般的
な配向度測定方法について説明する。
【0014】配向度というのは、結晶格子面がどの程度
の割合で特定の方向に揃っているかどうかを表す数値の
ことである。例えば、無配向すなわち結晶方位がランダ
ムである多結晶体の配向度は理論上は0(ゼロ)であ
る。結晶格子面が特定の方向に揃う割合が増加すると、
配向度は徐々に大きくなる。単結晶のように結晶格子面
の全てが特定方向に揃う場合が配向度が最も大きくな
る。
【0015】今、粉末試料すなわち無配向試料にX線を
照射してその粉末試料で回折するX線を平面形状の二次
元X線検出器、例えば蓄積性蛍光体で受光すると、図4
に示すように、回折X線によるデバイリングDは均一な
リング状のX線像として蓄積性蛍光体2に現れる。同図
において、径の異なる複数のデバイリングは、それぞ
れ、回折角度2θの異なる回折X線によるデバイリング
を示している。これに対し、繊維試料、高分子試料、金
属薄膜などのような配向性を有する試料の回折X線を平
面形状の二次元X線検出器によって受光すると、図5に
示すように、X線像は均一なリング状ではなくて円弧状
のX線像Bとして蓄積性蛍光体2上に現れる。
【0016】図5に示した3本のデバイリングDの1
つ、例えば最も径の小さい1つのデバイリングに関して
その円周方向(すなわち、β方向)のX線強度分布を測
定し、その測定結果をグラフに表すと図6に示すような
強度分布線図が得られる。このグラフでは、横軸にβ方
向の角度をとり、縦軸にX線強度をとっている。この強
度分布において山形状に突出するピーク部分が図5にお
けるX線像Bに対応している。これらのピーク波形の半
価幅をそれぞれa及びbとすれば、配向度A(%)は、 A=[1/{(a+b)/360}]×100 で表される。
【0017】従来の測定方法では、図11に関連して説
明したように、蓄積性蛍光体2上にデバイリングDが円
形状又は円弧状に現れるので、これをレーザ光などを用
いた読取り装置によって読み取ることが非常に難しかっ
た。本実施形態に係るX線装置では、以下に説明するよ
うにして、その読み取り上の困難性を解消する。
【0018】図1において、本実施形態のX線装置は、
X線を放射するX線源Fと、試料1を支持した試料台3
と、二次元X線検出器としての円筒形状に巻かれた蓄積
性蛍光体2とを有している。符号4は、蓄積性蛍光体2
を回転不能に、しかし軸線L方向に直線移動可能に支持
するスライドテーブルを示している。また、符号5は試
料1を透過するX線のダイレクトビームの進行を阻止す
るダイレクトビームストッパを示している。蓄積性蛍光
体2の軸線Lは、X線源Fから発生するX線ビームの光
軸RL と一致する。また、その軸線Lに沿った方向は、
試料1で回折する回折X線の回折角度2θが変化する方
向に一致する。
【0019】試料1は、粉末試料のような無配向の試料
ではなくて、繊維試料などのような配向性を有する試料
が適用される。蓄積性蛍光体2は、図2に矢印Eで示す
ように、X線検出面2aが内面となるように円筒形状に
巻かれる。また、X線源Fは周知のX線発生構造、例え
ば通電によって発熱して熱電子を発生するフィラメント
と、その熱電子が衝突したときにX線を発生するターゲ
ットとを有する構造を採用できる。さらに、そのX線源
Fと試料1との間には、必要に応じて、連続X線を単色
化するためのモノクロメータや、X線源Fから発散する
X線の発散角度を規制するスリット系などが配設され
る。
【0020】本実施形態のX線装置は以上のように構成
されているので、まず、スライドテーブル4によって蓄
積性蛍光体2を軸線Lの方向に適宜に移動させて、試料
1から発生する回折X線を受け取ることができるような
回折角度2θの大体の位置に蓄積性蛍光体2をセットし
て位置固定する。その後、X線源FからX線を放射して
試料1にX線を照射する。試料1に入射するX線が結晶
格子面に対して回折条件を満足するとその試料1にX線
回折が生じ、その回折X線は蓄積性蛍光体2のX線検知
面上、すなわち蓄積性蛍光体2の内周面上にデバイリン
グD1,D2,………を結像する。D1,D2,………
は、それぞれ、回折角度2θの異なるデバイリングを示
している。
【0021】本実施形態では、繊維試料などのような配
向性試料を試料1としているので、デバイリングD1,
D2,………は、図4に示すような完全な円形状に現れ
るのではなくて、図5に示すような円弧形状に現れる。
これらのデバイリングD1,D2,………は、円筒形状
の蓄積性蛍光体2の内周面上に円形状軌跡として現れる
ので、この蓄積性蛍光体2を図3に示すように、平面状
に展開すると、各デバイリングD1,D2,………は直
線状に展開する。試料1の配向性に起因して得られるX
線像Bも直線状に現れる。
【0022】以上のようにして、試料1の配向性に起因
したX線像Bが蓄積性蛍光体2に潜像として形成される
と、円筒形状の蓄積性蛍光体2がスライドテーブル4か
ら取り外され、さらに平面形状に展開された状態で所定
の読み取り場所へ持ち運ばれる。その読み取り場所に
は、図3に示すように、レーザ光などといった輝尽励起
光を発生する光照射系6と、蓄積性蛍光体2から発生す
る光を受光する受光系7とを有する読取り走査系8が設
けられている。
【0023】この読取り走査系8を蓄積性蛍光体2の軸
線Lの方向に対して直角方向、すなわち回折角度2θの
方向に対して直角方向へ移動させながら読取り処理を実
行する。この読取り処理において、光照射系6から発生
するレーザ光を蓄積性蛍光体2に照射し、そのレーザ光
がX線潜像Bに当たってそこから励起光が放射されたと
き、その励起光を受光系7によって受光してその光強度
を測定する。この光強度は、X線潜像Bを形成した回折
X線の強度を示しているので、この読取り走査により、
1個のデバイリング上における回折X線の強度分布が測
定される。この測定結果に基づいて配向度が演算される
ことは既に説明したとおりである。
【0024】以上のように本実施形態では、円形状のX
線像を直線状に展開した状態で読み取るようにしたの
で、回折X線のデバイリングに沿った強度分布を極めて
簡単に且つ正確に測定することができる。
【0025】(第2の実施形態)図7は、特に請求項2
記載のX線装置を好適に例示する実施形態を示してい
る。また、本実施形態のX線装置は、主に、温度変化な
どといった環境変化を粉末試料などのような無配向試料
に加えたときに、その試料にどのような内部構造変化が
生じるかを観察する際に好適に用いられる。
【0026】本実施例に係るX線装置は、X線を放射す
るX線源Fと、試料1を支持した試料台3と、二次元X
線検出器としての円筒形状に巻かれた蓄積性蛍光体2
と、ダイレクトビームストッパ5とを有している。符号
14は、蓄積性蛍光体2を直線移動不能に、しかし軸線
Lを中心として回転移動可能に支持するβ回転テーブル
を示している。このβ回転テーブル14の回転方向及び
回転速度はβ方向回転制御回路11によって制御され
る。蓄積性蛍光体2の軸線Lは、X線源Fから発生する
X線ビームの光軸RL と一致する。また、その軸線Lに
沿った方向は、試料1で回折する回折X線の回折角度2
θが変化する方向に一致する。蓄積性蛍光体2の内部に
は、アルミニウムや鋼材などといったX線遮蔽材料によ
って形成された円筒形状のX線遮蔽部材9が固定配置さ
れる。このX線遮蔽部材9は、蓄積性蛍光体2の軸線L
と平行に延びるX線通過用の直線状開口18を有してい
る。
【0027】本実施形態で試料1は、繊維試料などのよ
うな配向を有する試料ではなくて、粉末試料のような無
配向の試料が適用される。また、蓄積性蛍光体2は、図
2に矢印Eで示すように、X線検出面2aが内面となる
ように円筒形状に巻かれる。また、X線源Fと試料1と
の間には、必要に応じて、連続X線を単色化するための
モノクロメータや、X線源Fから発散するX線の発散角
度を規制するスリット系などが配設される。
【0028】試料1のまわりには、ヒータなどといった
加熱手段や冷却水その他の冷媒を用いた冷却手段などを
内蔵した温度制御装置12、すなわち環境変化装置が設
けられる。また、温度制御装置12の内部には、試料1
のまわりの温度を検出するための温度センサ13が設け
られる。温度制御装置12は温度制御回路15からの指
令に基づいて試料1のまわりの温度を制御する。温度セ
ンサ13の出力信号は温度検出回路16によって受け取
られ、その温度検出回路16によって温度が演算され
る。温度制御回路15、温度検出回路16及びβ方向回
転制御回路11は、コンピュータによって構成された測
定制御回路17からの指令に基づいて動作する。
【0029】以下、本実施形態のX線装置の動作につい
て説明する。まず、測定制御回路17内に格納された測
定プログラムに従って温度制御装置12を作動させて試
料1のまわりの温度を経時的に変化させる。そしてそれ
と同時に、測定プログラムに従ってβ回転テーブルを作
動させて蓄積性蛍光体2を所定の回転速度でβ方向へ回
転させる。以上により、試料1のまわりの温度変化と蓄
積性蛍光体2のβ方向回転を互いに同期させて変化させ
る。
【0030】上記のような環境下で試料1にX線を照射
すると、回折条件が満足されたところで回折X線が生
じ、その回折X線が蓄積性蛍光体2へ向かって進行す
る。しかしながら蓄積性蛍光体2の前にはX線遮蔽部材
2が置かれているので、ほとんどの回折X線は蓄積性蛍
光体2には到達せず、X線遮蔽部材9の直線状開口18
を通過したもののみが蓄積性蛍光体2に到達して該部に
潜像を形成する。
【0031】今、粉末試料1がそのまわりの温度変化に
も関わらず内部構造に変化が生じないとする。粉末試料
1は無配向であるからそのデバイリングは図4に示すよ
うに一様な強度分布の円形状に現れる。従って、固定配
置されたX線遮蔽部材9に対して蓄積性蛍光体2がβ方
向へ回転するとき、直線状開口18を通過して蓄積性蛍
光体2を露光する回折X線の回折角度2θには変化が起
こらず、よって、直線状開口18が1回転、すなわち3
60度回転したとき、蓄積性蛍光体2の内周面には円形
状に結ばれるデバイリングが形成される。このデバイリ
ングは、蓄積性蛍光体2を平面状に展開したとき、図8
に符号Gで示すように、軸線Lに対して直角な直線とな
る。
【0032】他方、温度変化に応じて粉末試料1の内部
構造に変化、例えば体積膨張、転移などが生じると、回
折X線の回折角度2θが変化する。この回折角度の変化
は、図7において軸線L方向に関する変化となって現れ
るので、X線遮蔽部材9の直線状開口18を通って蓄積
性蛍光体2を露光する回折X線の露光位置は、蓄積性蛍
光体2の回転に応じて徐々に変化する。よって、蓄積性
蛍光体2が1回転した後にその蓄積性蛍光体2を展開し
てX線像を観察すると、図8において軸線L方向、すな
わち回折角度2θ方向に変化するX線像Hが観察され
る。
【0033】従って逆に見れば、平面状に展開された蓄
積性蛍光体2の回折X線像を調べることにより、試料1
内に経時的にどのような変化が発生したか、換言すれ
ば、温度変化に応じて試料1内にどのような変化が発生
したかを判定できる。本実施形態によれば、蓄積性蛍光
体2上における回折X線像の回折角度の変化は、円形状
の無変化状態からの変化として観察されるのではなく
て、直線状の無変化状態からの変化として観察されるの
で、その回折角度の変化、すなわち試料1の内部構造の
変化を容易かつ明確に判定できる。
【0034】(第3の実施形態)図9は、特に請求項6
記載のX線装置を好適に例示する実施形態を示してい
る。また、本実施形態のX線装置は、主に、引張り荷重
や圧縮荷重などといった環境変化を試料に加えたとき
に、その試料にどのような内部構造変化が生じるかを観
察する際に好適に用いられる。
【0035】本実施形態に係るX線装置は、X線を放射
するX線源Fと、試料1を支持した試料台3と、二次元
X線検出器としての円筒形状に巻かれた蓄積性蛍光体2
と、蓄積性蛍光体2を回転不能にしかし軸線L方向に直
線移動可能に支持するスライドテーブル4と、そして試
料1を透過するX線のダイレクトビームの進行を阻止す
るダイレクトビームストッパ5とを有している。スライ
ドテーブル4の動作は2θ方向移動制御回路23によっ
て制御される。蓄積性蛍光体2の軸線Lは、X線源Fか
ら発生するX線ビームの光軸RL と一致する。また、そ
の軸線Lに沿った方向は、試料1で回折する回折X線の
回折角度2θが変化する方向に一致する。
【0036】蓄積性蛍光体2の内部には、アルミニウム
や鋼材などといったX線遮蔽材料によって形成された円
筒形状のX線遮蔽部材19が固定配置される。このX線
遮蔽部材19は、蓄積性蛍光体2の円周方向に延びるX
線通過用の直線状開口18を有している。本実施形態で
試料1は、粉末試料のような無配向の試料ではなくて、
繊維試料などのような配向性を有する試料が適用され
る。また、試料1には、その試料1に引張り荷重又は圧
縮荷重を加えることができる負荷装置24が装着され
る。
【0037】蓄積性蛍光体2は、図2に矢印Eで示すよ
うに、X線検出面2aが内面となるように円筒形状に巻
かれる。また、X線源Fと試料1との間には、必要に応
じて、連続X線を単色化するためのモノクロメータや、
X線源Fから発散するX線の発散角度を規制するスリッ
ト系などが配設される。そしてそのX線通路上には、そ
の通路を開閉するX線シャッター21が設置される。X
線シャッター21の開閉動作はシャッター駆動装置22
によって制御される。そのシャッター駆動装置22及び
2θ方向移動制御回路23の動作はコンピュータによっ
て構成された測定制御回路17によって制御される。
【0038】以下、本実施形態のX線装置の動作につい
て説明する。まず、負荷装置24によって試料1に引張
り荷重又は圧縮荷重を加える。場合によっては、荷重の
大きさを経時的に変化させることもできる。この状態
で、X線遮蔽部材19の直線状開口18を所定の回折角
度位置にセットし、さらに蓄積性蛍光体2を初期位置に
セットし、そしてシャッター21を開く。シャッター2
1が開けられると、そのシャッターを通過したX線が試
料1に入射し、その入射X線が結晶格子面に対して回折
条件を満足するときに回折X線が生じ、その回折X線が
蓄積性蛍光体2へ向かって進行する。この回折X線は、
直線状開口18を通して蓄積性蛍光体2を露光する。
【0039】1回の撮影処理のための所定時間が経過す
ると、シャッター21が閉じられて試料1へのX線の照
射が止められ、その後、スライドテーブル4によって蓄
積性蛍光体2が距離δだけ回折角度2θ方向へ動かされ
る。このとき、X線遮蔽部材19、従って直線状開口1
8は固定されたままである。この操作により、X線遮蔽
部材19の直線状開口18を通過できる回折X線の回折
角度を一定角度に保持したままで、その回折角度の所に
蓄積性蛍光体2の新しい部分を持ち運ぶ。
【0040】その後、再びシャッター21を開いて試料
1にX線を照射して、試料1からの回折X線を直線状開
口18を通して蓄積性蛍光体2へ導く。これにより、同
一の回折角度のデバイリングであって先に測定されたデ
バイリングと時間的に異なるデバイリングが、蓄積性蛍
光体2上における距離δだけ離れた所に形成される。そ
して、シャッター21の開閉と蓄積性蛍光体2の距離δ
の移動を繰り返し、その都度、X線撮影を行うことによ
り、同一の回折角度に関する異なった時点の複数のデバ
イリングを1個の蓄積性蛍光体2上の異なる位置に作成
できる。図10は、そのようにして形成された複数のデ
バイリングD1,D2,………を蓄積性蛍光体2を展開
した状態で表している。これらのデバイリングD1,D
2,………は、いずれも、同一の回折角度のデバイリン
グであって、互いに異なる時刻に形成されたデバイリン
グである。
【0041】デバイリングD1では、展開された状態で
直線状に現れるデバイリングの全域にX線像が均一に形
成されており、従ってこの状態では、試料1が無配向状
態であることが観察される。これに対し、所定時間の後
に順々に形成されたデバイリングD2,D3,D4は、
いずれも、デバイリング上に部分的にX線像Bが形成さ
れており、従って、負荷装置24による荷重の負荷によ
って試料1内に配向が生じたこと及びその配向状態が経
時的に変化したことを示している。換言すれば、光照射
系6及び受光系7から成る読取り走査系8によって各デ
バイリングD1〜D4のX線強度分布を読み取ることに
より、荷重の負荷によって試料の内部に発生する配向変
動を観察することができる。この場合も、回折X線のデ
バイリングは展開された状態の蓄積性蛍光体2の上に直
線状に現れるので、読取り走査系8による読取り処理は
非常に簡単且つ正確に行われる。
【0042】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
例を挙げて本発明を説明したが、本発明はそれらの実施
例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載し
た技術的範囲内で種々に改変できる。例えば、二次元X
線検出器としては蓄積性蛍光体以外にX線フィルムを用
いることができる。また、上記の各実施例では、二次元
X線検出器を完全な円筒形状、すなわち0度〜360度
にわたる円筒形状に形成したが、これを半円、すなわち
0度〜180度までの部分的な円筒形状とすることもで
きる。あるいは、半円以外の部分的な円筒形状とするこ
ともできる。
【0043】また、蓄積性蛍光体に対する試料の配置位
置は、図1に示すように、蓄積性蛍光体2の外側に配置
しても良いし、あるいは蓄積性蛍光体2の内部に配置し
ても良い。但し、試料をそのように蓄積性蛍光体2の内
部に配置する場合には、試料を支持するための試料台を
蓄積性蛍光体2に貫通させる必要がある。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のX線装置によれば、回折
X線のデバイリングを円筒形状の二次元X線検出器上に
リング状に撮影した後、その二次元X線検出器を円筒形
状から平面形状へと展開することにより、そのデバイリ
ングを直線状に展開できる。この直線状のX線像は、円
軌跡状のX線像を読み取る場合に比べて、レーザ光など
を用いた読取り装置によって極めて簡単且つ正確に読み
取ることができる。
【0045】請求項2記載のX線装置によれば、回折X
線の回折角度が経時的に変化する場合に、その変化する
回折X線を1個の蓄積性蛍光体上に連続線として表すこ
とができる。
【0046】請求項3記載のX線装置によれば、環境変
化に対応した回折角度の経時的な変化を1個の蓄積性蛍
光体上に表すことができる。特に、請求項4記載のX線
装置によれば、温度変化に対応した回折角度の経時的な
変化を1個の蓄積性蛍光体上に表すことができる。特
に、回折角度の経時的な変化は、リング状のX線像から
の変化として表示されるのではなくて、直線状のX線像
からの変化として表示されるので、変化の度合いを簡単
且つ正確に判定できる。
【0047】請求項6記載のX線装置によれば、同一の
回折角度に関する回折X線を適宜の経過時間ごとに1つ
の蓄積性蛍光体の異なる位置に撮影できる。よって、同
一の回折角度における回折X線のデバイリングに沿った
X線強度分布の経時的な変化を1個の蓄積性蛍光体上に
撮影できる。
【0048】請求項7記載のX線装置によれば、環境変
化に対応したX線強度分布の経時的な変化を測定でき
る。特に、請求項8記載のX線装置によれば、試料に荷
重を加えたときの内部構造の経時的な変化を測定でき
る。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線装置の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】二次元X線検出器の一例を示す斜視図である。
【図3】図1のX線装置を用いて二次元X線検出器にX
線像を形成した後に、その二次元X線検出器を展開した
状態を示す平面図である。
【図4】無配向試料で回折する回折X線によって平面状
の二次元X線検出器に形成される一般的なデバイリング
を示す図である。
【図5】配向性試料で回折する回折X線によって平面状
の二次元X線検出器に形成されるX線像を示す図であ
る。
【図6】図5に示すX線像のデバイリングに沿ったβ方
向のX線強度分布を示すグラフである。
【図7】本発明に係るX線装置の他の実施形態を示す斜
視図である。
【図8】図7のX線装置を用いて二次元X線検出器にX
線像を形成した後に、その二次元X線検出器を展開した
状態を示す平面図である。
【図9】本発明に係るX線装置のさらに他の実施形態を
示す斜視図である。
【図10】図9のX線装置を用いて二次元X線検出器に
X線像を形成した後に、その二次元X線検出器を展開し
た状態を示す平面図である。
【図11】二次元X線検出器を用いた従来のX線装置の
一例を示す斜視図である。
【図12】二次元X線検出器を用いた従来のX線装置の
他の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 試料 2 蓄積性蛍光体 2a X線検知面 3 試料支持台 4 スライドテーブル 5 ダイレクトビームストッパ 6 光照射系 7 受光系 8 読取り走査系 9 X線遮蔽部材 12 温度制御装置 13 温度センサ 14 β回転テーブル 18 直線状開口 19 X線遮蔽部材 21 X線シャッター B X線像 D,D1,D2,……… デバイリング F X線源 L 蓄積性蛍光体の軸線 R X線 RL X線の光軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料で回折したX線で二次元X線検出器
    を露光してその二次元X線検出器にX線像を形成するX
    線装置において、 X線検知面が円筒形状に形成されていて、その円筒形状
    の中心軸線が試料への入射X線の光軸と一致するように
    配置された二次元X線検出器を有することを特徴とする
    二次元X線検出器を用いたX線装置。
  2. 【請求項2】 試料で回折したX線で二次元X線検出器
    を露光してその二次元X線検出器にX線像を形成するX
    線装置において、 X線検知面が円筒形状に形成されていて、その円筒形状
    の中心軸線が試料への入射X線の光軸と一致するように
    配置された二次元X線検出器と、 その二次元X線検出器の内部に配置されていてその二次
    元X線検出器の軸線方向に延びる直線状開口を備えたX
    線遮蔽部材と、 二次元X線検出器とX線遮蔽部材とを二次元X線検出器
    の軸線を中心として相対的に回転させるβ方向回転手段
    とを有することを特徴とする二次元X線検出器を用いた
    X線装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のX線装置において、試料
    に関する環境を変化させる環境変化手段を設けたことを
    特徴とする二次元X線検出器を用いたX線装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のX線装置において、環境
    変化手段は、試料のまわりの温度を変化させる温度制御
    手段であることを特徴とするX線装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載のX線装置に
    おいて、環境変化手段による環境変化は、β方向回転手
    段による二次元X線検出器とX線遮蔽部材との間の相対
    回転に関連することを特徴とするX線装置。
  6. 【請求項6】 試料で回折したX線で二次元X線検出器
    を露光してその二次元X線検出器にX線像を形成するX
    線装置において、 X線検知面が円筒形状に形成されていて、その円筒形状
    の中心軸線が試料への入射X線の光軸と一致するように
    配置された二次元X線検出器と、 その二次元X線検出器の内部に配置されていてその二次
    元X線検出器の円周方向に延びる直線状開口を備えたX
    線遮蔽部材と、 二次元X線検出器をその軸線方向へ移動させる2θ方向
    移動手段とを有することを特徴とする二次元X線検出器
    を用いたX線装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のX線装置において、試料
    に関する環境を変化させる環境変化手段を設けたことを
    特徴とする二次元X線検出器を用いたX線装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のX線装置において、環境
    変化手段は、試料に引張り荷重又は圧縮荷重を加える負
    荷装置であることを特徴とするX線装置。
JP7237665A 1995-08-23 1995-08-23 二次元x線検出器を用いたx線装置 Pending JPH0961380A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2343825A (en) * 1998-11-13 2000-05-17 Rigaku Denki Co Ltd X-ray micro-diffraction apparatus comprising a cylindrical surrounding the specimen
JP2006292661A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Japan Synchrotron Radiation Research Inst 超微細構造体のx線迅速構造解析装置
JP2017211251A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社リガク 結晶相同定方法、結晶相同定装置、及びx線回折測定システム

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