JPH0960987A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH0960987A JPH0960987A JP24241595A JP24241595A JPH0960987A JP H0960987 A JPH0960987 A JP H0960987A JP 24241595 A JP24241595 A JP 24241595A JP 24241595 A JP24241595 A JP 24241595A JP H0960987 A JPH0960987 A JP H0960987A
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- JP
- Japan
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- temperature
- condenser
- temperature sensor
- refrigerant
- heat exchanger
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/19—Refrigerant outlet condenser temperature
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度グライドを有する混合冷媒を用いてもサ
ブクールの検出と制御とを正確に行うことのできる冷凍
装置を提供する。 【解決手段】 温度グライドを有する混合冷媒を凝縮器
15に循環させてなる冷凍装置において、凝縮器15の
出口の温度を検出する第一の温度センサ44と、凝縮器
15のコイルの温度を検出する第二の温度センサ46
と、第一の温度センサ44で検出したコイルの温度と、
第二の温度センサ46で検出した出口の温度との温度差
に、温度グライド相当分の温度を加算して、凝縮器15
の過冷却度を演算する演算手段100とを有する。
ブクールの検出と制御とを正確に行うことのできる冷凍
装置を提供する。 【解決手段】 温度グライドを有する混合冷媒を凝縮器
15に循環させてなる冷凍装置において、凝縮器15の
出口の温度を検出する第一の温度センサ44と、凝縮器
15のコイルの温度を検出する第二の温度センサ46
と、第一の温度センサ44で検出したコイルの温度と、
第二の温度センサ46で検出した出口の温度との温度差
に、温度グライド相当分の温度を加算して、凝縮器15
の過冷却度を演算する演算手段100とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度グライドを有
する混合冷媒を凝縮器に循環させてなる冷凍装置に係
り、特に凝縮器の過冷却(以下、「サブクール」ともい
う。)制御をほぼ正確に行うことのできる冷凍装置(空
気調和機)に関する。
する混合冷媒を凝縮器に循環させてなる冷凍装置に係
り、特に凝縮器の過冷却(以下、「サブクール」ともい
う。)制御をほぼ正確に行うことのできる冷凍装置(空
気調和機)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒートポンプ式空気調和機の冷
媒回路は、図3に示すように、圧縮機1、室内熱交換器
2、流量制御弁3、室外熱交換器4、四方弁5、アキユ
ームレータ6等から構成されており、暖房運転時には実
線矢印で示すように冷媒が循環され、冷房運転時には暖
房運転時と逆方向に冷媒が循環される。かかるヒートポ
ンプ式空気調和機において、冷媒として単一冷媒(例え
ば、R−22)が使用されるときには、この単一冷媒の
圧力が一定で且つ気液混合時はその冷媒の温度は一定と
なる。すなわち、図4のモリエル線図に示すように、単
一冷媒の圧力が一定なら飽和温度も一定であり、つまり
温度グライド(glide)がないので、室内熱交換器
2中のどの部分でコイル温度(凝縮温度)を測定して
も、その検出データを凝縮温度として採用することがで
きる。
媒回路は、図3に示すように、圧縮機1、室内熱交換器
2、流量制御弁3、室外熱交換器4、四方弁5、アキユ
ームレータ6等から構成されており、暖房運転時には実
線矢印で示すように冷媒が循環され、冷房運転時には暖
房運転時と逆方向に冷媒が循環される。かかるヒートポ
ンプ式空気調和機において、冷媒として単一冷媒(例え
ば、R−22)が使用されるときには、この単一冷媒の
圧力が一定で且つ気液混合時はその冷媒の温度は一定と
なる。すなわち、図4のモリエル線図に示すように、単
一冷媒の圧力が一定なら飽和温度も一定であり、つまり
温度グライド(glide)がないので、室内熱交換器
2中のどの部分でコイル温度(凝縮温度)を測定して
も、その検出データを凝縮温度として採用することがで
きる。
【0003】したがって、従来では、過冷却度からその
室内熱交換器2の冷却度合をみる場合に、図3に示す室
内熱交換器2における凝縮温度T11と、室内熱交換器
2の出口温度T12との温度差によって、過冷却度(サ
ブクールSC=凝縮温度T11−出口温度T12)を検
出して、この過冷却度を示すデータに従って、室内熱交
換器2に流入する冷媒量を制御する、すなわち、図3の
冷媒回路をサブクール制御するようにしている。
室内熱交換器2の冷却度合をみる場合に、図3に示す室
内熱交換器2における凝縮温度T11と、室内熱交換器
2の出口温度T12との温度差によって、過冷却度(サ
ブクールSC=凝縮温度T11−出口温度T12)を検
出して、この過冷却度を示すデータに従って、室内熱交
換器2に流入する冷媒量を制御する、すなわち、図3の
冷媒回路をサブクール制御するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
冷媒回路に、冷媒として、単一冷媒ではなく、例えば高
沸点冷媒と低沸点冷媒とからなる温度グライドを有する
非共沸混合冷媒を用いる場合には、沸点の高い冷媒が先
に凝縮するので、図4の単一冷媒を使用する場合のモリ
エル線図とは異なる。つまり、この非共沸混合冷媒の圧
力が一定で且つ気液混合時はその非共沸混合冷媒の等温
線は、飽和液線から飽和蒸気線に向かって右下りになる
(例えば温度グライド:約5°C)。
冷媒回路に、冷媒として、単一冷媒ではなく、例えば高
沸点冷媒と低沸点冷媒とからなる温度グライドを有する
非共沸混合冷媒を用いる場合には、沸点の高い冷媒が先
に凝縮するので、図4の単一冷媒を使用する場合のモリ
エル線図とは異なる。つまり、この非共沸混合冷媒の圧
力が一定で且つ気液混合時はその非共沸混合冷媒の等温
線は、飽和液線から飽和蒸気線に向かって右下りになる
(例えば温度グライド:約5°C)。
【0005】この温度グライドがあるために、室内熱交
換器2のコイル温度が室内熱交換器2の凝縮温度である
とは限らない。つまり、非共沸混合冷媒を用いる場合に
は、室内熱交換器2の正しい凝縮温度を検知することが
できない。
換器2のコイル温度が室内熱交換器2の凝縮温度である
とは限らない。つまり、非共沸混合冷媒を用いる場合に
は、室内熱交換器2の正しい凝縮温度を検知することが
できない。
【0006】したがって、非共沸混合冷媒を用いると、
図3の従来の室内熱交換器2における凝縮温度T11
と、室内熱交換器2の出口温度T12との温度差をとっ
ても、室内熱交換器2のサブクールSCを検出して、冷
媒が液状態にあるのか湿り状態にあるのか正確に判定で
きないという問題がある。
図3の従来の室内熱交換器2における凝縮温度T11
と、室内熱交換器2の出口温度T12との温度差をとっ
ても、室内熱交換器2のサブクールSCを検出して、冷
媒が液状態にあるのか湿り状態にあるのか正確に判定で
きないという問題がある。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、温度グライドを有する混合冷媒を用いて
もサブクールの検出と制御とを正確に行うことのできる
冷凍装置を提供することを目的としている。
たものであり、温度グライドを有する混合冷媒を用いて
もサブクールの検出と制御とを正確に行うことのできる
冷凍装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、温度グライドを有する混合冷媒を凝縮器に循環させ
てなる冷凍装置において、凝縮器の出口の温度を検出す
る第一の温度センサと、凝縮器のコイルの温度を検出す
る第二の温度センサと、第一の温度センサで検出したコ
イルの温度と第二の温度センサで検出した出口の温度と
の温度差に、温度グライド相当分の温度を加算して、前
記凝縮器の過冷却度を演算する演算手段とを備えたもの
である。この発明によれば、第一の温度センサで検出し
たコイルの温度と第二の温度センサで検出した出口の温
度との温度差に、温度グライド相当分の温度を加算する
ので、温度グライド相当分が補正され、凝縮器の過冷却
度をほぼ正確に算出することができる。
は、温度グライドを有する混合冷媒を凝縮器に循環させ
てなる冷凍装置において、凝縮器の出口の温度を検出す
る第一の温度センサと、凝縮器のコイルの温度を検出す
る第二の温度センサと、第一の温度センサで検出したコ
イルの温度と第二の温度センサで検出した出口の温度と
の温度差に、温度グライド相当分の温度を加算して、前
記凝縮器の過冷却度を演算する演算手段とを備えたもの
である。この発明によれば、第一の温度センサで検出し
たコイルの温度と第二の温度センサで検出した出口の温
度との温度差に、温度グライド相当分の温度を加算する
ので、温度グライド相当分が補正され、凝縮器の過冷却
度をほぼ正確に算出することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、温度グライドを
有する混合冷媒を凝縮器に循環させてなる冷凍装置にお
いて、凝縮器の出口の温度を検出する第一の温度センサ
と、凝縮器のコイルの温度を検出する第二の温度センサ
と、第一の温度センサで検出したコイルの温度と第二の
温度センサで検出した出口の温度との温度差に、温度グ
ライド相当分の温度を加算して、凝縮器の過冷却度を演
算する演算手段と、この演算手段で演算した結果に基づ
いて凝縮器に流入する混合冷媒の流量を調整する調整手
段とを備えたものである。
有する混合冷媒を凝縮器に循環させてなる冷凍装置にお
いて、凝縮器の出口の温度を検出する第一の温度センサ
と、凝縮器のコイルの温度を検出する第二の温度センサ
と、第一の温度センサで検出したコイルの温度と第二の
温度センサで検出した出口の温度との温度差に、温度グ
ライド相当分の温度を加算して、凝縮器の過冷却度を演
算する演算手段と、この演算手段で演算した結果に基づ
いて凝縮器に流入する混合冷媒の流量を調整する調整手
段とを備えたものである。
【0010】この発明によれば、検出された上記の温度
差に、温度グライド相当分を補正して、凝縮器の過冷却
度をほぼ正確に算出したうえで、この結果に基づいて、
凝縮器に流入する混合冷媒の流量を調整するので、単一
冷媒とほぼ同様の条件下において、凝縮器のサブクール
制御を行うことができる。
差に、温度グライド相当分を補正して、凝縮器の過冷却
度をほぼ正確に算出したうえで、この結果に基づいて、
凝縮器に流入する混合冷媒の流量を調整するので、単一
冷媒とほぼ同様の条件下において、凝縮器のサブクール
制御を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の冷
凍装置にかかる実施の形態の冷媒回路図である。この実
施の形態では、冷媒回路を循環する冷媒として、例え
ば、R32/R125/R134a=23/25/52
wt%組成の、高沸点冷媒と低沸点冷媒からなる非共沸
混合冷媒が用いられる。R134aの沸点は摂氏−26
度、R125の沸点は摂氏−48度、R32の沸点は摂
氏−52度である。図1の冷媒回路において、圧縮機1
3、室内熱交換器15、流量制御弁16,17、室外熱
交換器19、流路切り換え弁としての四方弁31、アキ
ュムレータ33が冷媒管により順につながれる。二つの
室外熱交換器19と室内熱交換器15とは、それぞれフ
ァンを備えており、空気を熱源とする熱交換器である。
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の冷
凍装置にかかる実施の形態の冷媒回路図である。この実
施の形態では、冷媒回路を循環する冷媒として、例え
ば、R32/R125/R134a=23/25/52
wt%組成の、高沸点冷媒と低沸点冷媒からなる非共沸
混合冷媒が用いられる。R134aの沸点は摂氏−26
度、R125の沸点は摂氏−48度、R32の沸点は摂
氏−52度である。図1の冷媒回路において、圧縮機1
3、室内熱交換器15、流量制御弁16,17、室外熱
交換器19、流路切り換え弁としての四方弁31、アキ
ュムレータ33が冷媒管により順につながれる。二つの
室外熱交換器19と室内熱交換器15とは、それぞれフ
ァンを備えており、空気を熱源とする熱交換器である。
【0012】この実施の形態によれば、室外熱交換器1
9と流量制御弁17との間には、室外熱交換器19が凝
縮器として機能する時(冷房運転時)、当該凝縮器の出
口の温度を検出する第一の温度センサ40が設けられ、
室外熱交換器19には、コイルの温度を検出する第二の
温度センサ42が設けられている。また、室内熱交換器
15と流量制御弁16との間には、室内熱交換器15が
凝縮器として機能する時(暖房運転時)、当該凝縮器の
出口の温度を検出する第一の温度センサ44が設けら
れ、室内熱交換器15には、コイルの温度を検出する第
二の温度センサ46が設けられている。
9と流量制御弁17との間には、室外熱交換器19が凝
縮器として機能する時(冷房運転時)、当該凝縮器の出
口の温度を検出する第一の温度センサ40が設けられ、
室外熱交換器19には、コイルの温度を検出する第二の
温度センサ42が設けられている。また、室内熱交換器
15と流量制御弁16との間には、室内熱交換器15が
凝縮器として機能する時(暖房運転時)、当該凝縮器の
出口の温度を検出する第一の温度センサ44が設けら
れ、室内熱交換器15には、コイルの温度を検出する第
二の温度センサ46が設けられている。
【0013】次に、この実施の形態の作用を説明する。
暖房運転時には、四方弁31は図1の実線で示すように
切り換えられ、圧縮機13、室内熱交換器15、流量制
御弁16,17、室外熱交換器19、四方弁31、アキ
ュムレータ33の順で冷媒が循環される。このときに、
流量制御弁16は開度が全開であり、流量制御弁17は
開度が負荷に応じて調整される。この暖房運転時には、
室外熱交換器19は蒸発器として作用し、室内熱交換器
15は凝縮器として作用する。
暖房運転時には、四方弁31は図1の実線で示すように
切り換えられ、圧縮機13、室内熱交換器15、流量制
御弁16,17、室外熱交換器19、四方弁31、アキ
ュムレータ33の順で冷媒が循環される。このときに、
流量制御弁16は開度が全開であり、流量制御弁17は
開度が負荷に応じて調整される。この暖房運転時には、
室外熱交換器19は蒸発器として作用し、室内熱交換器
15は凝縮器として作用する。
【0014】冷房運転時には、図1を参照し、四方弁3
1が破線で示すように切り換えられる。すると、圧縮機
13、室外熱交換器19、流量制御弁17,16、室内
熱交換器15、四方弁31、アキュムレータ33の順に
冷媒が循環される。このときに、流量制御弁17は開度
が全開で、流量制御弁16は開度が負荷に応じて調整さ
れる。この冷房運転時には、室外熱交換器19は凝縮器
として作用し、室内熱交換器15は蒸発器として作用す
る。
1が破線で示すように切り換えられる。すると、圧縮機
13、室外熱交換器19、流量制御弁17,16、室内
熱交換器15、四方弁31、アキュムレータ33の順に
冷媒が循環される。このときに、流量制御弁17は開度
が全開で、流量制御弁16は開度が負荷に応じて調整さ
れる。この冷房運転時には、室外熱交換器19は凝縮器
として作用し、室内熱交換器15は蒸発器として作用す
る。
【0015】この実施の形態によれば、温度グライドを
有する混合冷媒を凝縮器に循環させるときに、サブクー
ル制御が行なわれる。すなわち、暖房運転時では室内熱
交換器15に冷媒を循環させるとき、冷房運転時では室
外熱交換器19に冷媒を循環させるときにサブクール制
御が行なわれる。
有する混合冷媒を凝縮器に循環させるときに、サブクー
ル制御が行なわれる。すなわち、暖房運転時では室内熱
交換器15に冷媒を循環させるとき、冷房運転時では室
外熱交換器19に冷媒を循環させるときにサブクール制
御が行なわれる。
【0016】暖房運転時について説明すると、第一の温
度センサ44は、室内熱交換器(蒸発v)15の出口の
冷媒温度を検出する。また、第二の温度センサ46は、
室内熱交換器(凝縮器)19のコイルの温度を検出す
る。
度センサ44は、室内熱交換器(蒸発v)15の出口の
冷媒温度を検出する。また、第二の温度センサ46は、
室内熱交換器(凝縮器)19のコイルの温度を検出す
る。
【0017】暖房運転時に、室内熱交換器15では、図
2に示すように、高沸点冷媒と低沸点冷媒からなる非共
沸混合冷媒は、沸点の高い冷媒が先に凝縮するので、非
共沸混合冷媒の等温線は、飽和液線から飽和蒸気線に向
かって右下がりであり、室内熱交換器15の入口と出口
とでは、温度グライド(例えば、温度グライド:約5°
C)が生じる。この温度グライドがあるために、室内熱
交換器15のコイルの温度が、室内熱交換器19の凝縮
温度と一致しなくなる。
2に示すように、高沸点冷媒と低沸点冷媒からなる非共
沸混合冷媒は、沸点の高い冷媒が先に凝縮するので、非
共沸混合冷媒の等温線は、飽和液線から飽和蒸気線に向
かって右下がりであり、室内熱交換器15の入口と出口
とでは、温度グライド(例えば、温度グライド:約5°
C)が生じる。この温度グライドがあるために、室内熱
交換器15のコイルの温度が、室内熱交換器19の凝縮
温度と一致しなくなる。
【0018】要するに、高沸点冷媒と低沸点冷媒からな
る温度グライドを有する非共沸混合冷媒を凝縮器に循環
させるときには、この温度グライドの分だけ、第二の温
度センサ46で検出する室内熱交換器(凝縮器)15の
コイルの温度と、該室内熱交換器15の凝縮温度とが一
致しなくなる。
る温度グライドを有する非共沸混合冷媒を凝縮器に循環
させるときには、この温度グライドの分だけ、第二の温
度センサ46で検出する室内熱交換器(凝縮器)15の
コイルの温度と、該室内熱交換器15の凝縮温度とが一
致しなくなる。
【0019】そこで、この実施の形態では、第一の温度
センサ44で検出した出口の温度T1と第二の温度セン
サ46で検出したコイルの温度T2との温度差(T1−
T2)に、温度グライド相当分の温度Δt(例えば、5
℃)を加算し、 過冷却度(サブクール)=(T1−T2)+Δt …(1) (1)式に従って、温度データ(過冷却度)を求める。
この過冷却度の演算はコントローラ(演算手段)100
が司る。つぎに、凝縮器15の目標とする過冷却度と、
演算で求められる温度データ(過冷却度)とが一致する
ようにサブクール制御が行なわれる。
センサ44で検出した出口の温度T1と第二の温度セン
サ46で検出したコイルの温度T2との温度差(T1−
T2)に、温度グライド相当分の温度Δt(例えば、5
℃)を加算し、 過冷却度(サブクール)=(T1−T2)+Δt …(1) (1)式に従って、温度データ(過冷却度)を求める。
この過冷却度の演算はコントローラ(演算手段)100
が司る。つぎに、凝縮器15の目標とする過冷却度と、
演算で求められる温度データ(過冷却度)とが一致する
ようにサブクール制御が行なわれる。
【0020】このサブクール制御とは、具体的には、過
冷却度が大きい場合に、流量制御弁16の開度を大きく
して(冷房運転時に流量制御弁17の開度は全開であ
る。)、凝縮器15の溜め量を減少させ、この制御によ
って過冷却度が小さくなった場合には、流量制御弁16
の開度を閉じて、この溜め量を増大させる制御であり、
この制御は、図1を参照して、コントローラ(調整手
段)100が司る。
冷却度が大きい場合に、流量制御弁16の開度を大きく
して(冷房運転時に流量制御弁17の開度は全開であ
る。)、凝縮器15の溜め量を減少させ、この制御によ
って過冷却度が小さくなった場合には、流量制御弁16
の開度を閉じて、この溜め量を増大させる制御であり、
この制御は、図1を参照して、コントローラ(調整手
段)100が司る。
【0021】以上は、暖房運転について説明したが、こ
れらサブクール制御に関して、凝縮器の熱源は空気に限
定されるものではなく、例えば、凝縮器が水熱源であっ
てもよいことは言うまでもない。
れらサブクール制御に関して、凝縮器の熱源は空気に限
定されるものではなく、例えば、凝縮器が水熱源であっ
てもよいことは言うまでもない。
【0022】以上、一実施の形態に基づいて本発明を説
明したが、本発明は、この実施の形態に限定されないこ
とは明らかである。例えば、上記実施の形態では、三種
混合冷媒について説明したが、これに限定されるもので
はなく、温度グライドを有する混合冷媒であれば、例え
ば、二種混合冷媒であってもこれを適用できることは言
うまでもない。
明したが、本発明は、この実施の形態に限定されないこ
とは明らかである。例えば、上記実施の形態では、三種
混合冷媒について説明したが、これに限定されるもので
はなく、温度グライドを有する混合冷媒であれば、例え
ば、二種混合冷媒であってもこれを適用できることは言
うまでもない。
【0023】
【発明の効果】これらの発明によれば、第一の温度セン
サで検出したコイルの温度と第二の温度センサで検出し
た出口の温度との温度差に、温度グライド相当分の温度
を加算するので、温度グライド相当分が補正されるの
で、凝縮器の過冷却度をほぼ正確に算出することができ
る。そして、その算出結果に基づいて、凝縮器に流入す
る混合冷媒の流量を調整するので、単一冷媒とほぼ同様
の条件下において、凝縮器のサブクール制御を行うこと
ができる。
サで検出したコイルの温度と第二の温度センサで検出し
た出口の温度との温度差に、温度グライド相当分の温度
を加算するので、温度グライド相当分が補正されるの
で、凝縮器の過冷却度をほぼ正確に算出することができ
る。そして、その算出結果に基づいて、凝縮器に流入す
る混合冷媒の流量を調整するので、単一冷媒とほぼ同様
の条件下において、凝縮器のサブクール制御を行うこと
ができる。
【図1】本発明の冷凍装置(空気調和機)の実施の形態
を示す冷媒回路図である。
を示す冷媒回路図である。
【図2】図1の実施の形態におけるモリエル線図であ
る。
る。
【図3】従来の冷凍装置を示す冷媒回路図である。
【図4】図3の従来の冷凍装置におけるモリエル線図で
ある。
ある。
13 圧縮機 15 室内熱交換器 16,17 流量制御弁(メカ弁) 19 室外熱交換器 40,44 第一の温度センサ 42,46 第二の温度センサ 100 コントローラ(演算手段;調整手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 温度グライドを有する混合冷媒を凝縮器
に循環させてなる冷凍装置において、 凝縮器の出口の温度を検出する第一の温度センサと、 凝縮器のコイルの温度を検出する第二の温度センサと、 第一の温度センサで検出した出口の温度と、第二の温度
センサで検出したコイルの温度との温度差に、温度グラ
イド相当分の温度を加算して、前記凝縮器の過冷却度を
演算する演算手段とを備えたことを特徴とする冷凍装
置。 - 【請求項2】 温度グライドを有する混合冷媒を凝縮器
に循環させてなる冷凍装置において、 凝縮器の出口の温度を検出する第一の温度センサと、 凝縮器のコイルの温度を検出する第二の温度センサと、 第一の温度センサで検出した出口の温度と、第二の温度
センサで検出したコイルの温度との温度差に、温度グラ
イド相当分の温度を加算して、前記凝縮器の過冷却度を
演算する演算手段と、 この演算手段で演算した結果に基づいて前記凝縮器に流
入する混合冷媒の流量を調整する調整手段とを備えたこ
とを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24241595A JPH0960987A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24241595A JPH0960987A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960987A true JPH0960987A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17088787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24241595A Pending JPH0960987A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0960987A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110388769A (zh) * | 2019-07-10 | 2019-10-29 | 郑州海尔空调器有限公司 | 电子膨胀阀的控制方法及控制系统 |
WO2024047830A1 (ja) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置および空気調和装置 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP24241595A patent/JPH0960987A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110388769A (zh) * | 2019-07-10 | 2019-10-29 | 郑州海尔空调器有限公司 | 电子膨胀阀的控制方法及控制系统 |
WO2024047830A1 (ja) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置および空気調和装置 |
WO2024047954A1 (ja) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置および空気調和装置 |
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