JPH0960524A - 機械式過給機付エンジンの吸気装置 - Google Patents

機械式過給機付エンジンの吸気装置

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Publication number
JPH0960524A
JPH0960524A JP7213785A JP21378595A JPH0960524A JP H0960524 A JPH0960524 A JP H0960524A JP 7213785 A JP7213785 A JP 7213785A JP 21378595 A JP21378595 A JP 21378595A JP H0960524 A JPH0960524 A JP H0960524A
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JP
Japan
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engine
mechanical supercharger
intercooler
air
mechanical
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Pending
Application number
JP7213785A
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English (en)
Inventor
Shinji Fujihira
伸次 藤平
Noriyuki Iwata
典之 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7213785A priority Critical patent/JPH0960524A/ja
Publication of JPH0960524A publication Critical patent/JPH0960524A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械式過給機の作動音が車室内に伝播される
のを効果的に防止するとともに、インタクーラの冷却効
率を損なうことなく、このインタクーラに吹き付けられ
た冷却風がダッシュパネルに当接するのを防止する。 【解決手段】 エンジンルーム内にエンジン1が横置き
式に搭載され、このエンジン1に供給される吸気を加圧
する機械式過給機3を備えた機械式過給付エンジンの吸
気装置であって、エンジン1の車室に近い側壁部側に機
械式過給機3を配設するとともに、この機械式過給機3
とダッシュパネル17との間にインタクーラ4を配設
し、かつ上記機械式過給機3のダッシュパネルの側面を
覆うように、インタクーラ4のコア部14を通過した冷
却風を車体の下方に案内するエア排出ガイド21を配設
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのクラン
ク軸によって駆動されるルーツ式ポンプまたはリショル
ム式ポンプ等からなる機械式過給機を備えた機械式過給
機付エンジンの吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−308319号
公報に示されるように、機械式過給機によって加圧され
た吸気を冷却するインタクーラが設置されてなる機械式
過給機付エンジンの吸気装置において、エンジンの一側
方部に上記機械式過給機を配設し、かつ、これに近付け
てインタクーラを並設することにより、これらの設置ス
ペースをコンパクト化するとともに、機械式過給機から
インタクーラを介してエンジンに供給される吸気の立上
り応答性を向上させることが行われている。
【0003】そして、車両のエンジンルームに機械式過
給機を有する直列エンジンを横置き式に搭載する場合に
は、高温に加熱される排気系をエンジンの前方側に配設
する必要があるので、上記機械式過給機およびインタク
ーラを有する吸気系をエンジンの後方側、つまりエンジ
ンの車室に近い側方部に配設するとともに、エンジンル
ーム内に導入された走行風を上記インタクーラに吹き付
けるエア供給ガイドを設けてインタクーラを冷却するこ
とにより、吸気の冷却効率を向上させるように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の過給機付エ
ンジンでは、機械式過給機が車室に近いエンジンの後方
側に配設されているため、この機械式過給機の作動音が
車室内に伝達され易いという問題がある。特に、リショ
ルムポンプ等からなる内部圧縮型の機械式過給機におい
ては、吸気の吐出音が高周波であるために、この機械式
過給機の吐出音が車室内に伝達され易く、車室内の静粛
性が損なわれるという問題があった。
【0005】また、上記インタクーラに吹き付けられた
走行風からなる冷却風がエンジンルームと車室とを区画
するダッシュパネルに当接すると、上記冷却風のスムー
ズな流れが阻害されて風切り音が発生するとともに、上
記冷却風に含まれた水分または塩分等によってダッシュ
パネルに取り付けられた電装品等が悪影響を受ける等の
問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するため、機
械式過給機の作動音が車室内に伝播されるのを効果的に
防止するとともに、インタクーラの冷却効率を損なうこ
となく、このインタクーラに吹き付けられた冷却風がダ
ッシュパネルに当接するのを防止する機械式過給機付エ
ンジンの吸気装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
エンジンルーム内にエンジンが横置き式に搭載され、こ
のエンジンに供給される吸気を加圧する機械式過給機を
備えた機械式過給付エンジンの吸気装置であって、エン
ジンの車室に近い側方部に機械式過給機を配設するとと
もに、この機械式過給機とダッシュパネルとの間にイン
タクーラを配設し、かつダッシュパネル側に位置する機
械式過給機の側面を覆うように、インタクーラのコア部
を通過した冷却風を車体の下方に案内するエア排出ガイ
ドを配設したものである。
【0008】上記構成によれば、インタクーラのコア部
に吹き付けられた冷却風がエア排出ガイドによって車体
の下方に案内され、ダッシュパネルに当接することなく
スムーズにエンジンルームの底部に導出される。また、
上記エア排出ガイドによって機械式過給機の後面部が被
覆されることにより、その作動音が車室内に伝播するこ
とが抑制されることになる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の機械式過給機付エンジンの吸気装置において、機械式
過給機の設置位置よりも上方にインタクーラを配設する
とともに、インタクーラに冷却風を案内するエア供給ガ
イドをボンネットの下面に沿って設置し、かつ上記イン
タクーラが配設されたエンジンの側方部と反対側の位置
に排気マニホールドを配設したものである。
【0010】上記構成によれば、排気マニホールドがイ
ンタクーラの設置部の反対側に配設されているため、こ
の排気マニホールドに導出された排気ガスの熱が上記イ
ンタクーラに悪影響を与えることが効果的に防止され
る。また、機械式過給機の設置位置よりも上方にインタ
クーラが配設されているため、エア供給ガイドによって
インタクーラの設置部に、走行風からなる冷却風が効果
的に案内されて上記インタクーラが効率よく冷却される
とともに、上記冷却風がダッシュパネルに当接すること
なく、エア排出ガイドによって車体の下方に案内される
ことになる。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の機械式過給機付エンジンの吸気装置におい
て、内部圧縮型の機械式過給機を設けるとともに、その
吐出口部をエア排出ガイドによって被覆するように構成
したものである。
【0012】上記構成によれば、優れた吸気の過給作用
を有する反面、作動音が高いリショルム式ポンプ等から
なる内部圧縮型の機械式過給機の後面部がエア排出ガイ
ドによって被覆されることにより、上記機械式過給機の
作動音が車室内に伝播することが抑制されることにな
る。
【0013】請求項4に係る発明は、上記請求項3記載
の機械式過給機付エンジンの吸気装置において、インタ
クーラの導入口部と吐出口部とを車両の左右両側方部に
配設するとともに、機械式過給機の吐出口部をインタク
ーラの導入口部と吐出口部との間に配設したものであ
る。
【0014】上記構成によれば、機械式過給機の吐出口
部がインタクーラの導入口部と吐出口部との間において
車幅方向の中間部に配設されることになるため、インタ
クーラを覆うように設置されたエア排出ガイドにより機
械式過給機の吐出口部が覆われ、この機械式過給機の作
動時にその吐出音が車室内に伝播することが効果的に抑
制されることになる。
【0015】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4
のいずれかに記載の機械式過給機付エンジンの吸気装置
において、エア排出ガイドによって案内される冷却風の
通路に、エンジンの高負荷領域で排気ガスを燃焼室に供
給するEGR用配管を設置したものである。
【0016】上記構成によれば、エンジンの高負荷領域
においてEGR用配管から導出された排気ガスが、エア
排出ガイドから導出された冷却風によって冷却された後
に、エンジンの燃焼室に供給されることになる。
【0017】請求項6に係る発明は、上記請求項5記載
の機械式過給機付エンジンの吸気装置において、エンジ
ンの排気管に自在継手を配設するとともに、この自在継
手の上流側部にEGR用配管を接続したものである。
【0018】上記構成によれば、自在継手の上流側部に
おいてエンジンと一体に連結された排気管の上流側にE
GR用配管が接続され、エンジンの回転振動に応じて排
気管の上流側部が振動した場合には、これと一体に上記
EGR用配管が振動することになるとともに、上記排気
管の上流側から排出された高温の排気ガスが、上記エア
排出ガイドから導出された冷却風によって冷却されるこ
とになる。
【0019】請求項7に係る発明は、上記請求項1〜6
のいずれかに記載の機械式過給機付エンジンの吸気装置
において、積層型熱交換器からなるインタクーラを設け
たものである。
【0020】上記構成によれば、プレス成形されたアル
ミ材の薄板等が積層されてなり、吸気の冷却効率が優れ
ている反面、冷却風が透過し易い積層型熱交換器からな
るインタクーラの設置部に供給された冷却風がエア排出
ガイドによって効果的に車体の下方に案内されることに
なる。
【0021】請求項8に係る発明は、上記請求項1〜7
のいずれかに記載の機械式過給機付エンジンの吸気装置
において、インタクーラのコア部を通過した冷却風を車
体の下方に案内するエア排出ガイドを筒体によって形成
するとともに、上記エア排出ガイドの下流部に至る程、
その開口面積を大きくするように構成したものである。
【0022】上記構成によれば、インタクーラのコア部
を通過した冷却風が筒体からなるエア排出ガイドを通っ
て車体の下方に確実に案内されるとともに、上記エア排
出ガイドが先広がりに形成されているため、上記冷却風
の排出抵抗が小さく押えられてこの冷却風が車体の下方
にスムーズに導出されることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係る機械式
過給機付エンジンの吸気装置の実施形態を示している。
上記エンジン1は、ボンネット2の下方において自動車
のエンジンルームに横置き式に設置され、その後方部、
つまり車体の後方側に位置する側方部には、機械式過給
機3とインタクーラ4とが配設されている。また、上記
エンジン1の前方部には、燃焼室から排出された排気ガ
スを外部に導出する排気マニホールド5が配設され、こ
の排気マニホールド5の端部には、車体の後方側に伸び
る排気管6が接続されている。
【0024】上記機械式過給機3は、内部圧縮型のリシ
ョルム式ポンプからなり、その軸線がエンジン1の出力
軸と平行に設置されている。また、上記機械式過給機3
は、その一端部に設けられた従動プーリ7がエンジンの
出力軸に取り付けられた駆動プーリ8に巻き掛けられた
Vベルト9によって回転駆動されるように構成されてい
る。そして、上記機械式過給機3の側壁面には吸気の吐
出口部10が形成され、この吐出口部10にインタクー
ラ4と連通する連通管11が接続されている。また、上
記機械式過給機3の他端部には吸気の導入口部12が形
成され、この導入口部12に図外のエアクリーナと連通
する上流側吸気管13が接続されている。
【0025】上記インタクーラ4は、プレス成形された
アルミ材の薄板等が積層されてなるコア部14と、冷却
風の導入口部15と、冷却風の吐出口部16とを有する
積層型熱交換器からなり、上記機械式過給機2の設置位
置よりも上部後方側において機械式過給機2と平行に設
置されている。
【0026】すなわち、上記インタクーラ4は、上記機
械式過給機3とダッシュパネル17との間において、エ
ンジン1のシリンダヘッドよりも高い位置に設置されて
いる。また、上記インタクーラ4の導入口部15と吐出
口部16とが車両の左右両側方部に配設され、この導入
口部15には上記機械式過給機2の吐出口部10に連通
する連通管11の下流端部が接続され、上記吐出口部1
6にはエンジン1のサージタンク17を介して吸気マニ
ホールド18に連通する下流側吸気管19の上流端部が
接続されている。
【0027】また、車両の左右両側方部に配設された上
記インタクーラ4の導入口部15と吐出口部16との
間、つまりインタクーラ4の導入口部15よりも車体の
中央部側に上記機械式過給機3の吐出口部10が位置す
るように、この機械式過給機3と上記インタクーラ4と
が車幅方向にオーバラップした状態でそれぞれ配設され
ている(図4参照)。
【0028】さらに、エンジンルーム内には、車体の前
端部またはボンネット2の上面部からエンジンルーム内
に導入された走行風からなる冷却風を上記インタクーラ
4の設置部に案内する筒体からなるエア供給ガイド20
が、ボンネット2の下面に沿って配設されるとともに、
上記インタクーラ4のコア部14を通過した冷却風を車
体の下方に案内するエア排出ガイド21が、上記機械式
過給機3とダッシュパネル17との間に配設されてい
る。
【0029】上記エア排出ガイド21は、インタクーラ
4を覆う大きさを有する筒体からなり、インタクーラ4
の後面から後部下方に伸びる湾曲部と、この湾曲部から
下方に伸びる垂下部とを有し、この垂下部の下端部が上
記機械式過給機3の下端面よりも下方に位置するよう
に、その突出量が設定されることにより、機械式過給機
3の後壁部の略全面が上記エア排出ガイド21によって
被覆されるようになっている。
【0030】また、上記エア排出ガイド21は、その湾
曲部の左右幅寸法が下広がりに形成されるとともに、垂
下部の前後幅寸法が下広がりに形成されることにより、
開口面積が下流部に至る程、大きくなるように形成され
るとともに、上記エア供給ガイド20に比べてエア排出
ガイド21の開口面積が大きな値に設定されている。
【0031】上記排気管6には、エンジン1の回転振動
が下流側に伝達されるのを阻止する自在継手23が上記
機械式過給機3の設置部の下方に配設され、この自在継
手23の上流側部には、EGR用配管24が接続されて
いる。このEGR用配管24は、上記エア排出ガイド2
1の下端開口部の下方において車体の左右方向に蛇行す
る蛇行部24aを有し、その下流側端部が上記機械式過
給機3の導入口部12に連通する上流側吸気管13に接
続されるように構成されている。そして、上記EGR用
配管24に設けられた図外のEGR制御弁が開閉駆動さ
れることにより、エンジン1の高負荷領域で排気ガスが
エンジン1の燃焼室に供給されるようになっている。
【0032】上記構成において、エンジン1の作動時に
は、上記駆動プーリ8およびVベルト9によって機械式
過給機3の従動プーリ7が回転駆動されることにより、
上記上流側吸気管13から機械式過給機3内に導入され
た吸気が加圧された状態で、上記連通管11を介してイ
ンタークーラ4内に導入される。そして、上記エア供給
ガイド20に案内されてインタクーラ4の設置部に供給
された冷却風によって上記吸気が冷却された後、この吸
気が上記下流側吸気管19、サージタンク17および吸
気マニホールド18を経てエンジン1の各気筒に供給さ
れるようになっている。
【0033】また、上記エア供給ガイド20によりイン
タクーラ4の設置部に案内され、そのコア部14を通過
した冷却風は、上記エア排出ガイド21によって車体の
下方に案内され、エンジンルームの底部に沿って流れる
走行風と合流して車体の後方側に導出される。
【0034】また、エンジン1の高負荷領域では、排気
管6に導出された排気ガスの一部が、EGR用配管24
および上流側吸気管13を介して上記機械式過給機3の
導入口部12に導入され、上記吸気と共に連通管11、
インタークーラ4、下流側吸気管19、サージタンク1
7および吸気マニホールド18を介してエンジン1の各
気筒に供給されることになる。
【0035】上記のようにエンジンルーム内にエンジン
1が横置き式に搭載されるとともに、このエンジン1に
供給される吸気を加圧する機械式過給機3を備えた機械
式過給付エンジンの吸気装置において、エンジン1の車
室に近い側辺部側に機械式過給機3を配設するととも
に、この機械式過給機3とダッシュパネル17との間に
インタクーラ4を配設し、かつ上記機械式過給機3の設
置部後面を覆うように、インタクーラ4のコア部14を
通過した冷却風を下方に案内するエア排出ガイド21を
配設したため、上記機械式過給機3の作動時に発生する
吸気の吐出音または駆動ギヤの歯打ち音等の作動音が、
車室内側に伝播されるのを上記エア排出ガイド21によ
って効果的に阻止することができる。
【0036】また、上記エア供給ガイド20に案内され
てインタクーラ4の設置部に供給され、インタクーラ4
のコア部14を通過した冷却風は、上記エア排出ガイド
21によって車体の下方に案内されるため、エンジンル
ームの底部を流れる走行風と合流してスムーズの後方側
に排出されるとともに、上記冷却風がダッシュパネル1
7に当接することが確実に防止される。したがって、冷
却風がダッシュパネル17に当接することによって風切
り音が発生したり、ダッシュパネル17に取り付けられ
た電装品等が上記冷却風に含まれた水分または塩分等の
影響を受けて腐食したりすることを効果的に防止するこ
とができる。
【0037】また、上記実施形態では、機械式過給機3
の設置位置よりも上方にインタクーラ4を配設するとと
もに、ボンネット2の下面に沿ってエア供給ガイド20
を設置したため、このエア供給ガイド20によって案内
された走行風からなる冷却風をインタクーラ4に効果的
に供給してインタクーラ4の冷却性能を向上させ、簡単
な構成で吸気の充填効率を効果的に高めることができ
る。
【0038】しかも、上記インタクーラ4が配設された
エンジン1の側方部と反対側の位置、つまり車体の前方
側に排気マニホールド5を配設したため、この排気マニ
ホールド5に導出された排気ガスの熱により、車体の後
方側に配設された上記インタクーラ4に悪影響が与えら
れるのを効果的に防止することができる。
【0039】また、上記実施形態では、リショル式ムポ
ンプ等からなる内部圧縮型の機械式過給機3を設けると
ともに、その吐出口部10の後面を上記エア排出ガイド
21によって被覆するように構成したため、上記機械式
過給機3によって吸気を効果的に加圧することができる
とともに、上記吐出口部10から吐出される吸気の吐出
音が車室内に伝播されるのを上記エア排出ガイド21に
よって効果的に遮断することができる。
【0040】また、上記実施形態では、インタクーラ4
の導入口部15と吐出口部16とを車両の左右両側方部
に配設するとともに、機械式過給機3の吐出口部10を
インタクーラ4の導入口部15と吐出口部16との間に
配設し、上記機械式過給機3およびインタクーラ4をエ
ンジン1と共に横置き式に設置するように構成したた
め、機械式過給機3およびインタクーラ4の設置スペー
スが車体の前後方向に大きくなるのを防止してこれらを
コンパクトに設置することができる。
【0041】しかも、機械式過給機3の吐出口部10が
インタクーラ4の導入口部15と吐出口部16との間に
おいて車幅方向の中間部に配設されることになるため、
インタクーラを覆うように設置された上記エア排出ガイ
ド21により機械式過給機3の吐出口部10を効果的に
被覆し、上記エア排出ガイド21の左右幅寸法を必要以
上に大きくすることなく、上記機械式過給機3の吐出音
等が車室内に伝播されるのを効果的に防止することがで
きる。
【0042】また、上記実施形態では、エア排出ガイド
21によって案内される冷却風の通路に、エンジン1の
高負荷領域で排気ガスを燃焼室に供給するEGR用配管
24の蛇行部24aを設置したため、エンジン1の高負
荷領域において上記排気管6からEGR用配管24を経
て導出された排気ガスを、エア排出ガイド21から供給
された冷却風によって効果的に冷却することができる。
したがって、エンジン1の燃焼室に噴射される燃料を増
量する等の手段を講じることなく、エンジン1の燃焼温
度を効果的に低下させてNOxの発生量を低減すること
ができるとともに、高温の排気ガスが排出されることに
起因して排気系が熱害を受けることを防止することがで
きる。
【0043】さらに、上記実施形態では、エンジン1の
排気管6に自在継手23を配設するとともに、この自在
継手23の上流側部にEGR用配管24を接続したた
め、上記エンジン4の回転振動に応じて排気管6の上流
側部が振動した場合に、これと一体に上記EGR用配管
24が振動することになり、上記EGR用配管24と排
気管6との接続部に亀裂が入ること等を効果的に防止す
ることができる。しかも、上記排気管6の上流側部から
排出された高温の排気ガスを上記エア排出ガイド21か
ら供給された冷却風によって効果的に冷却することがで
きるため、上記のように自在継手23の上流側部にEG
R用配管24を接続したにも拘らず、エンジン1の燃焼
温度を効果的に低下させてNOxの発生量を低減するこ
とができる。
【0044】また、上記実施形態では、プレス成形され
たアルミ材の薄板等が積層されることにより形成された
コンパクトで安価な積層型熱交換器からなるインタクー
ラ4を設けたため、その設置スペースを大きくすること
なく、吸気を効果的に冷却することができる。しかも、
冷却風が透過し易い上記積層型熱交換器からなるインタ
クーラ4の設置部に供給された冷却風がエア排出ガイド
21によって車体の下方に案内されるため、上記走行風
がダッシュパネル17に当接することによる風切り音等
の発生を効果的に防止することができる。
【0045】また、上記実施形態では、インタクーラ4
のコア部14を通過した冷却風を車体の下方に案内する
エア排出ガイド21を筒体によって形成するとともに、
上記エア排出ガイド21の下流部に至る程、その開口面
積を大きくするように構成したため、上記冷却風をエア
排出ガイド21によって車体の下方に確実に案内するこ
とができる。しかも、上記エア排出ガイド21が先広が
りに形成されているため、上記冷却風の排出抵抗を小さ
くしてこの冷却風を車体の下方にスムーズに導出させる
ことができる。
【0046】さらに、上記エア排出ガイド21の開口面
積を上記エア供給ガイド20の開口面積よりも大きく形
成したため、このエア供給ガイド20によって上記イン
タクーラ4の設置部に冷却風が供給され、熱交換が行わ
れることにより上記冷却風の体積が増大した場合におい
ても、その排出が阻害されることがなく、この冷却風を
上記エア排出ガイド21によって車体の下方にスムーズ
に排出させることができる。
【0047】なお、上記実施形態では、排気管6に設置
された自在継手23の上流側部に、EGR用配管24を
接続した例について説明したが、上記自在継手23の下
流側部に、EGR用配管24を接続した構造としてもよ
い。この場合には、上記EGR用配管24に蛇腹状に形
成された自在継手部等を設けることにより、エンジン4
が回転振動することに起因して上記EGR用配管24と
排気管6との接続部に亀裂が入ることを防止するように
構成することが望ましい。
【0048】また、上記自在継手部をエア排出ガイド2
1の下端開口部に下方に配設し、このエア排出ガイド2
1から吹き出した冷却風を上記自在継手部に当接させる
ように構成してもよく、このように構成した場合には、
上記自在継手部の板厚が他の部分よりも小いとともに、
蛇腹部においてEGR用配管24の表面積が他の部分よ
りも大きいため、このEGR用配管24を通過する排気
ガスを効果的に冷却できるという利点がある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エンジ
ンの車室に近い側壁部側に機械式過給機を配設するとと
もに、この機械式過給機とダッシュパネルとの間にイン
タクーラを配設し、かつ上記機械式過給機の後面部を覆
うように、インタクーラのコア部を通過した冷却風を下
方に案内するエア排出ガイドを配設したため、上記機械
式過給機およびインタクーラの設置スペースをコンパク
ト化するとともに、機械式過給機からインタクーラを介
してエンジンに供給される吸気の立上り応答性を向上さ
せるように構成された機械式過給機付エンジンの吸気装
置において、上記機械式過給機の作動時に発生する吸気
の吐出音または駆動ギヤの歯打ち音等の作動音が、車室
内側に伝播されるのを上記エア排出ガイドによって効果
的に阻止することができる。
【0050】また、上記インタクーラのコア部を通過し
た冷却風を上記エア排出ガイドによって車体の下方に案
内することにより、上記冷却風をエンジンルームの底部
を流れる走行風と合流させてスムーズの後方側に排出さ
せることができるとともに、上記冷却風をダッシュパネ
ルに当接することが確実に防止し、冷却風がダッシュパ
ネルに当接することによって風切り音が発生したり、ダ
ッシュパネルに取り付けられた電装品等が上記冷却風に
含まれた水分または塩分等の影響を受けて腐食したりす
ることを効果的に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機械式過給機付エンジンの吸気装
置の実施形態を示す側面図である。
【図2】機械式過給機付エンジンの吸気装置の実施形態
を示す平面図である。
【図3】機械式過給機付エンジンの吸気装置の実施形態
を示す正面図である。
【図4】機械式過給機付エンジンの吸気装置の実施形態
を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 ボンネット 3 機械式過給機 4 インタクーラ 5 排気マニホールド 6 排気管 10 機械式過給機の吐出口部 15 インタクーラの導入口部 16 インタクーラの吐出口部 17 ダッシュパネル 20 エア供給ガイド 21 エア排出ガイド 23 自在継手 24 EGR用配管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム内にエンジンが横置き式
    に搭載され、このエンジンに供給される吸気を加圧する
    機械式過給機を備えた機械式過給付エンジンの吸気装置
    であって、エンジンの車室に近い側方部に機械式過給機
    を配設するとともに、この機械式過給機とダッシュパネ
    ルとの間にインタクーラを配設し、かつダッシュパネル
    側に位置する機械式過給機の側面を覆うように、インタ
    クーラのコア部を通過した冷却風を車体の下方に案内す
    るエア排出ガイドを配設したことを特徴とする機械式過
    給機付エンジンの吸気装置。
  2. 【請求項2】 機械式過給機の設置位置よりも上方にイ
    ンタクーラを配設するとともに、インタクーラに冷却風
    を案内するエア供給ガイドをボンネットの下面に沿って
    設置し、かつ上記インタクーラが配設されたエンジンの
    側方部と反対側の位置に排気マニホールドを配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の機械式過給機付エンジン
    の吸気装置。
  3. 【請求項3】 内部圧縮型の機械式過給機を設けるとと
    もに、その吐出口部をエア排出ガイドによって被覆する
    ように構成したことを特徴とする請求項1または2記載
    の機械式過給機付エンジンの吸気装置。
  4. 【請求項4】 インタクーラの導入口部と吐出口部とを
    車両の左右両側方部に配設するとともに、機械式過給機
    の吐出口部をインタクーラの導入口部と吐出口部との間
    に配設したことを特徴とする請求項3記載の機械式過給
    機付エンジンの吸気装置。
  5. 【請求項5】 エア排出ガイドによって案内される冷却
    風の通路に、エンジンの高負荷領域で排気ガスを燃焼室
    に供給するEGR用配管を設置したことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の機械式過給機付エンジン
    の吸気装置。
  6. 【請求項6】 エンジンの排気管に自在継手を配設する
    とともに、この自在継手の上流側部にEGR用配管を接
    続したことを特徴とする請求項5記載の機械式過給機付
    エンジンの吸気装置。
  7. 【請求項7】 積層型熱交換器からなるインタクーラを
    設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の機械式過給機付エンジンの吸気装置。
  8. 【請求項8】 インタクーラのコア部を通過した冷却風
    を車体の下方に案内するエア排出ガイドを筒体によって
    形成するとともに、上記エア排出ガイドの下流部に至る
    程、その開口面積を大きくするように構成したことを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の機械式過給機
    付エンジンの吸気装置。
JP7213785A 1995-08-22 1995-08-22 機械式過給機付エンジンの吸気装置 Pending JPH0960524A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236850A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Toyota Motor Corp 内燃機関排気冷却システム
JP2017082650A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 スズキ株式会社 過給機付きエンジン用吸気装置および鞍乗型車両

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