JPH0959931A - 建造物の支持部材 - Google Patents

建造物の支持部材

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JPH0959931A
JPH0959931A JP21186095A JP21186095A JPH0959931A JP H0959931 A JPH0959931 A JP H0959931A JP 21186095 A JP21186095 A JP 21186095A JP 21186095 A JP21186095 A JP 21186095A JP H0959931 A JPH0959931 A JP H0959931A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下半円形盤を使用して、過度の重量と振動
とを解消すると共に伸縮性に富んだ建造物の支持部材を
提供することにある。 【課題解決手段】 橋脚シャフトなどの支持構造物上
に、桁状の被支持構造物を建造する際に、支持構造物と
被支持構造物の間に上半円形盤と下半円形盤とを備え、
前記上半円形盤の外周面に形設された複数個の環状溝
と、前記下半円形盤の内面に前記上半円形盤の環状溝に
対応する環状部位に配設された複数個の突起とからな
り、前記上半円形盤が前記下半円形盤内に載置され、前
記上半円形盤の環状溝と下半円形盤の間が1条またはそ
れ以上の環状部位の突起に環状に嵌合されることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱状の支持構造物
の上面に桁状の被支持構造物を建造する建造物の支持部
材に関する。特に、垂直軸上に載置された重量物、例え
ば橋、橋の桁部分、その他の比較的に重い構造部材を支
持して垂直軸を中心として、その振動を吸収させる建造
物の支持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から柱状の支持構造物の上面で桁状
の被支持構造物を支持する支持部材としては、ローラー
支承装置、ピン支承装置、ピポット支承装置、点支承装
置などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらはいずれも非常
に重い鋼製の支持装置であり、特殊な建造を必要とする
ため極めて高価である。いずれも過度の重量に対応して
大型装置で、振動吸収性が十分でないという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、上下半円形盤を使用し
て、過度の重量と振動とを解消すると共に伸縮性に富ん
だ建造物の支持部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建造物の支持部
材は、橋脚シャフトなどの支持構造物上に、桁状の被支
持構造物を建造する際に、支持構造物と被支持構造物の
間に上半円形盤と下半円形盤とを備え、前記上半円形盤
の外周面に形設された複数個の環状溝と、前記下半円形
盤の内面に前記上半円形盤の環状溝に対応する環状部位
に配設された複数個の突起とからなり、前記上半円形盤
が前記下半円形盤内に載置され、前記上半円形盤の環状
溝と下半円形盤の間が1条またはそれ以上の環状部位の
突起に環状に嵌合されることを特徴とする。
【0006】本発明の装置を用いることにより、上半円
形盤の環状溝は、振動が変化しなくなる大きさになるま
で、下半円形盤の底量上面に密着している。環状溝で、
橋脚シャフトの橋脚ヘッドの振動を吸収することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明のー
実施例を説明する。本発明はこの図示の実施例に限定さ
れるものではな<、本発明に係る装置を用いる際に生じ
る条件に応じて種々に使用される。
【0008】図1は本発明に係る装置のー実施例の上半
円形盤と下半円形磐の嵌着状態の断面図、図2は上半円
形盤の斜視図、図3は下半円形盤の斜視図、図4は上半
円形盤の下半円形磐での移動状態の一例を上面図、図5
は本発明の建造物の支持装置を使用状態を示す説明図で
ある。
【0009】図1において、1は上部に橋桁固定用の取
付け板2を設け、支軸部3に支持された環状溝4が形設
された摺動部5を形成した上半円形盤を示し、6は橋脚
支持用の固定板7を配し、内周面に上半円形盤1の環状
溝4に対応した形状の突起8が形設されている下半円形
盤である。
【0010】図2は上半円形盤の一例を示す斜視図で、
上半円形盤1の摺動部5には中心軸に対して同心に形設
された複数個の環状溝4が形設されている。上部には桁
状の被支持構造物に取付けるゴム状材質のパッキン2a
が配設されている。図中2bは被支持構造物に取付用の
ボルト孔で、2cは摺動部5の支持部材である。
【0011】を示している。
【0012】図3は下半円形盤の一例を示す斜視図で、
下半円形盤6の内周面に上半円形盤1の環状溝4に対応
する環状部位に複数個の突起8がある程度規則的に配設
されている。下部には橋脚シャフトなどの支持構造物に
取付けるゴム状材質のパッキン6aが配設されている。
図中6bは被支持構造物に取付用のボルト孔で、6cは
摺動部5の支持部材である。
【0013】上半円形盤1は下半円形盤6内に載置さ
れ、中心軸に沿って環状底面10と環状上面11とが突
合うように装着され、上半円形盤1の環状溝4と下半円
形盤6の間が1条またはそれ以上の環状部位の突起8に
環状に任意に嵌合される。
【0014】摺動部5の環状溝4は上半円形磐1の周壁
外周面に中心軸に対して同心に配設され、その円周方向
に等間隔で複数個、例えば1〜4条、好ましくは1〜2
条形成されている。環状溝4は突起8の上面に係止する
係止部4aが形成され、−方側4bは移動し易い用に解
放されている。間隔は等間隔であれば特に限定しない
が、5〜6cm好ましくは3〜4cmの間隔が好適である。
下半円形盤6の角度は地震震度が5以上で移動する程度
が好適である。環状溝4の数は、下半円形盤6の複数個
の突起8を配設した環状部位の数による、すなわち環状
部位の数より少なめの数が設けられている。この環状溝
4と下半円形盤の内周面の突起8との間の摩擦はある値
を取るために、係止部4a、一方側4b間の垂線を堺に
して水平面に対し図1のごとくある角度を持つように形
成されている。
【0015】図4に示すように、下半円形盤に設けられ
た突起8は、上半円形盤1の環状溝4に対応する環状部
位8a 、8b、8C 、8dに複数個の配設されている。
突起4の間隔は、環状部位8a 、8b、8c 、8dに等
間隔でも良いし、任意に配設してもよいが、上半円形盤
1の環状溝4が効能を発揮する程度の数と間隔が必要で
ある。上半円形盤1の環状溝4は、振動を吸収して任意
に移動し下半円形盤に設けられた突起8と嵌合する。
【0016】下半円形盤6は、振動を吸収して任意に移
動出来るように上半円形盤1の径より大きく造られ周囲
には縁部9が周囲に形成されている。これは上半円形盤
1の脱落移動を防止するためである。下半円形盤6の内
周面には上半円形盤1の環状溝3に対応した環状部位に
複数個の半円形状の突起8が規則的に配設されているの
で、環状溝を確実に係止することができる。この下半円
形盤6の環状底面10は、上半円形盤1の底部の環状上
面11に対応するように位置している。
【0017】本発明の上半円形盤1および下半円形盤6
は、鋼板あるいは24クローム等の機械加工または鋳造
により製造されるもので、相当の重量に絶えられるもの
である。
【0018】上半円形盤1の周壁外面の外周縁部には上
半円形盤1に同心に環状溝4が突設されている。この環
状溝の下面は、突起8に係しされて下半円形盤6の底壁
の上面に密着するように作られる。
【0019】橋梁が橋桁の場合、高温時の伸縮を吸収す
るために、図1に示すごとく、下半円形盤6の中心間の
ところにあそびを設けることができる。
【0020】本発明の建造物の支持部材は、図5に示す
ように、柱状の支持構造物12の上面13に桁状の被支
持構造物14を建造する。本発明の装置を上方の被指示
構造物及び下方構造物12にそれぞれ固定具、例えばボ
ルト15でそれぞれ固定し、上下対応させて上半円形盤
1と下半円形盤2とを嵌合する。具体的には下方構造物
の固定後、該下方構造物に下半円形盤6が設置される。
この場合、取付けボルト15は、振動名度により、緩ま
ないようにスプリングワッシャー16などで強く固定す
ることができる。図中17は継ぎ目のゴム板、18はゴ
ム板を介して配置された鉄板である。
【0021】本発明の装置は、上半円形盤1と下半円形
盤6とを嵌合させたとき100%水平位置が確保される
よう設定される。
【0022】本発明の装置は、高架道路の建設における
橋脚ヘッドの架設を目的としているが、かかる工事だけ
を目的とするものではない。特に一般住宅に複数個設置
することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれぱ、重い支持構造物を回動
させることにより、地震の強烈な振動を、共振させるこ
となく、吸収するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置のー実施例の上半円形盤と下
半円形磐の嵌着状態の断面図、
【図2】上半円形盤の斜視図
【図3】下半円形盤の斜視図
【図4】上半円形盤の下半円形磐での移動状態の一例を
上面図
【図5】本発明の建造物の支持装置を使用状態を示す説
明図
【符号の説明】
1………上半円形盤 2………取付け板2 3………支軸部3 4………環状溝4 5………摺動部5 6………下半円形盤 7………固定板 8………突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋脚シャフトなどの支持構造物上に、桁状
    の被支持構造物を建造する際に、支持構造物と被支持構
    造物の間に上半円形盤と下半円形盤とを備え、前記上半
    円形盤の外周面に中心軸に対して同心に形設された環状
    溝と、前記下半円形盤の内面に前記上半円形盤の環状溝
    に対応する環状部位に配設された複数個の突起とからな
    り、前記上半円形盤が前記下半円形盤内に載置され、前
    記上半円形盤の環状溝と下半円形盤の間が1条またはそ
    れ以上の環状部位の突起に環状に嵌合されることを特徴
    とする建造物の支持部材。
  2. 【請求項2】上記下半円形盤が椀状あるいはすり鉢状の
    形状であることを特徴とする請求項1記載の建造物の支
    持部材。
JP21186095A 1995-08-21 1995-08-21 建造物の支持部材 Expired - Lifetime JP2720020B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015507106A (ja) * 2011-11-30 2015-03-05 スー ハオ, 地震及びその他類似の災害から構造物を保護する支承の部類
CN105970809A (zh) * 2016-07-20 2016-09-28 成都鹏程路桥机械有限公司 一种易更换型桥梁支座

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015507106A (ja) * 2011-11-30 2015-03-05 スー ハオ, 地震及びその他類似の災害から構造物を保護する支承の部類
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JP2720020B2 (ja) 1998-02-25

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