JPH095814A - 情報設定装置 - Google Patents

情報設定装置

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JPH095814A
JPH095814A JP7153284A JP15328495A JPH095814A JP H095814 A JPH095814 A JP H095814A JP 7153284 A JP7153284 A JP 7153284A JP 15328495 A JP15328495 A JP 15328495A JP H095814 A JPH095814 A JP H095814A
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JP
Japan
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dial
lock
setting device
information setting
rotation
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JP7153284A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Omori
和之 大森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報設定装置の上下2段のダイヤルと上段ダ
イヤル用のロック部材とを無理なく配設し、かつ高さ方
向寸法をできるだけ抑える。 【構成】 回転操作可能な第1ダイヤル16と、この第
1ダイヤルの回転軸方向に重ねて配設され、第1ダイヤ
ルに対して独立して回転操作可能な第2ダイヤル(1,
2,3,4)と、この第2ダイヤルに取り付けられ、第
2ダイヤルの回転を阻止するロック位置とこの回転阻止
を解除するロック解除位置との間で、第2ダイヤルの径
方向に移動操作されるロック部材7とから情報設定装置
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤルの回転操作に
よって情報を設定できる情報設定装置、特に、カメラに
おいて撮影条件に合った撮影モードやシャッター速度等
の撮影情報を設定する手段として用いる情報設定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報設定装置は、図4および図5
に示すように、カメラの上蓋63に取り付けられた1つ
のダイヤル51を有して構成されている。このダイヤル
51の上面には、各撮影情報を表す記号又は文字が描か
れており、ダイヤル51を指で摘んで回して所望の情報
の記号が表示された部分を所定回転位置にセットするこ
とにより、その撮影情報を設定することができるように
なっている。
【0003】ここで、図4および図5における52は、
後述するロックレバーによるダイヤル51の回転ロック
を解除するための解除ボタンである。この解除ボタン5
1の下端部には、ロックレバー53および位相割出し板
55が重なった状態でネジ58によって固定されてい
る。ダイヤル51の下面にはダボ51aが設けられてお
り、このダボ51aを位相割出し板55に形成されたダ
ボ穴(図示せず)を通して熱カシメすることにより、ダ
イヤル51と位相割出し板55とが一体回転可能に連結
される。さらに、位相割出し板55に形成された穴55
aに、ロックレバー53に設けられた爪53bが係合す
ることにより、位相割出し板55とロックレバー53が
一体回転可能に連結される。すなわち、ダイヤル51を
回転操作すると、これと一緒に位相割出し板55とロッ
クレバー53とが回転する。
【0004】解除ボタン52は、バネ54によって上方
に付勢されており、解除ボタン52が未操作のときは、
ロックレバー53の作動端部53aがカメラの上蓋63
の内側に形成された溝63a内に入り込んでダイヤル5
1の回転を阻止(ロック)する。解除ボタン52を下方
に押すと、図4中に2点鎖線で示すように、ロックレバ
ー53の作動端部53aが上蓋63に形成された溝63
aの下に出てダイヤル51の回転ロックを解除する。
【0005】位相割出し板55の外周に設けられた立ち
上がり部55bには、周方向一定間隔で並んだ櫛歯が形
成されており、バネ57により付勢されたクリックボー
ル56が、図中に2点鎖線で示すように櫛歯と櫛歯の間
のスペース内に突出したり、櫛歯によってバネ57の付
勢力に抗して押し戻されたりすることにより、ダイヤル
51の回転にクリック感を生じさせる。
【0006】また、位相割出し板55には下方に突出す
る突起55cが設けられており、この突起55cが、後
述する接片ホルダー60の上面に形成された連結筒60
a内に挿入されることにより、位相割出し板55(つま
りはダイヤル51)と接片ホルダー60とが一体回転可
能に連結される。接片ホルダー60の下面には導電性を
有する接片59が取り付けられている。そして、接片ホ
ルダー60の下方には、このホルダー60と対向して位
相基板61が配設されている。位相基板61は、カメラ
本体62に固定されており、その上面には導電パターン
が形成されている。ダイヤル51を回転操作して接片ホ
ルダー60を回転させると、接片59は位相基板61の
上面に対して摺動しながら移動し、接片59が導電パタ
ーンに接触することにより、ダイヤル51の回転位置、
すなわち、どの撮影モードが選択されたかを検知し、撮
影条件の設定ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、選択すべき
撮影条件が多くなると、ダイヤル径を大きくしなければ
ならなくなったり、回転操作量が大きくなる分撮影条件
の設定を迅速に行えなくなったりするという問題が生ず
るため、ダイヤルを上下2段式にして、例えば、変更す
る頻度が高い撮影情報を上段(第2)のダイヤルの操作
によって設定し、変更する頻度が低い撮影情報を下段
(第1)のダイヤルの操作によって設定するようにした
ものを本出願人はすでに提案している。これにより、多
くの撮影条件の中から任意の情報をすばやくかつ確実に
選択することができる。
【0008】しかしながら、例えば、図4および図5に
示した従来のダイヤル機構をそのまま2段式ダイヤルの
上段ダイヤルに採用しようとしても、下段ダイヤルやこ
れに連結される接片ホルダーおよび接片の回転を確保し
た上で、ロックレバー53を上段ダイヤルの下面から上
蓋63の内側に形成された溝63aまで延ばさなければ
ならず、機構的に複雑になり、またスペース的にも無理
が生ずるおそれがある。また、仮にロックレバーを上蓋
63の内側まで延ばせたとしても、上蓋63の内面から
この下に配設される接片ホルダー60の上面との間に、
ロックレバー63が溝63a内から出るために下動でき
る高さ方向スペースが必要となるため、装置全体の高さ
寸法が大きくなり易いという問題がある。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、上下2段
のダイヤルと上段ダイヤル用のロック部材とを無理なく
配設し、かつ高さ方向寸法をできるだけ抑えてコンパク
トに構成できる情報設定装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、2段式ダイ
ヤルの部品点数を少なくできるようにした情報設定装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記の問題を
達成するために、本願第1の発明では、回転操作可能な
第1ダイヤルと、この第1ダイヤルの回転軸方向に重ね
て配設され、第1ダイヤルに対して独立して回転操作可
能な第2ダイヤルと、この第2ダイヤルに取り付けら
れ、第2ダイヤルの回転を阻止するロック位置とこの回
転阻止を解除するロック解除位置との間で、第2ダイヤ
ルの径方向に移動操作されるロック部材とから情報設定
装置を構成している。
【0012】このような情報設定装置によれば、例え
ば、カメラ本体にダイヤル支持部材を設け、第1ダイヤ
ルをこのダイヤル支持部材の外周に回転自在に取り付け
るとともに、第2ダイヤルをダイヤル支持部材の端部に
回転自在に取り付けておき、ロック部材を、このロック
部材がロック位置に位置するときにダイヤル支持部材の
外周に形成された係合部に係合して第2ダイヤルの回転
を阻止し、ロック部材がロック解除位置に位置するとき
に上記係合部から外れて第2ダイヤルの回転阻止を解除
するように構成することができる。このため、機構が簡
単になり、スペース的にも無理なく2つのダイヤルとロ
ック部材とを配設することができ、しかも、従来のカメ
ラのように、カメラ本体の上蓋の内面の下方にロックレ
バーを下動させるためのスペースを設ける必要がないた
め、装置の高さ方向寸法の増加を抑えることができる。
【0013】また、本願第2の発明は、上段ダイヤル
を、回転操作される回転部材とこの回転部材の上に取り
付けられる押さえ部材とから構成し、ロック部材を、回
転部材と押さえ部材との間に挟んで上段ダイヤルを組み
立てるようにしている。
【0014】これによれば、例えば、ロックレバーが、
回転部材と押さえ部材との間に挟まれる水平な部分と、
この部材の両端を上下方向に折り曲げて作った指で操作
される部分および上記ダイヤル支持部材の係合部に係合
する部分とから構成される場合でも、このロック部材を
簡単に上段ダイヤルに組み込むことができる。
【0015】なお、押さえ部材又は回転部材に、上段ダ
イヤルの径方向におけるロック位置とロック解除位置と
の間以外へのロック部材の移動を規制する規制部を設け
ておけば、規制部に相当する部品を新たに追加すること
なく装置を組み立てることができる。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明による情報設定装置の第1
の実施例を示し、カメラに適用した二段式ダイヤルの断
面図であり、図2は図1の外観図である。
【0017】1は二段式ダイヤルのうち上段ダイヤルの
上蓋となるダイヤルキャップであり、高級感を出すた
め、薄板の金属板をプレス加工して作られている。この
ダイヤルキャップ1の表面には撮影モード(撮影情報)
を表す記号もしくは文字が周方向に複数印刷されてい
る。
【0018】2はダイヤルキャップ1が被せられるレバ
ー押さえ部材である。このレバー押さえ部材2の下面中
央部に形成された突部2aには、後述のロックレバー7
の長孔7cが係合し、これにより、ロックレバー7の径
方向の移動が規制される。
【0019】3はリング状に形成された操作部材であ
り、この操作部材の外周はローレット状になっていて、
指の引っかかりが容易となっている。
【0020】4は二段ダイヤルのうち上段ダイヤルの回
転中心体である回転台であり、この回転台4の軸部にお
ける上下二ヶ所の支承部4aが後述のカメラ上蓋20の
スタッド20aに支承されることにより、回転台4は回
転可能に保持されている。また、回転台4は、軸部にお
けるテーパー部4cが上記スタッド20aに支承される
ことで、スラスト方向下方への移動が一定量に規制され
ている。
【0021】レバー押さえ部材2は、突部2aの下端面
を回転台4の上面部4bに当接させ、ダイヤルキャップ
1とともに係止ネジ5により回転台4にネジ止めされ
る。
【0022】操作部材3は回転台4の外周溝4dに接着
剤によって固定される。
【0023】なお、ダイヤルキャップ1の上面中央に
は、めくら蓋6が係止ネジ5を覆うように貼付けられ、
係止ネジ5を隠して美観や高級感を損なわないようにし
ている。
【0024】7は上段ダイヤルの回転をロックしたりロ
ックを解除したりするロックレバーであり、押さえ部材
2と回転台4との間に挟まれるかたちで配設されてい
る。ロックレバー7の中間部には長穴7cが形成されて
おり、この長穴7c内を突部2aが貫通している。操作
部7aを矢印Aの方向に押すと、長穴7cと突部2aと
のすき間分だけロックレバー7は同方向に移動する。こ
れにより、操作部7aとは反対側の作動端部7bがスタ
ッド20aの溝20bから抜けて2点鎖線で示すロック
解除位置7b’に移動し、上段ダイヤル(1,2,3,
4)の回転ロックが解除される。なお、ロックレバー7
の作動部7bは、操作部7aを手で押していない時は、
ロックバネ8の付勢力を受けてロック位置である溝20
b内に押し込まれる。このため、上段ダイヤルの回転が
ロックされる。
【0025】9は金属により円盤状に作られた上ダイヤ
ルクリック板であり、後述の止めビスにより回転台4に
固定され、この支持台4と一緒に回転する。クリック板
9の外周は、正弦曲線の様に山と谷が連なった形状に形
成されている。このクリック板9の外周曲線には、図示
しないクリックバネにより付勢されたクリックボール2
5が当接しており、クリック板9が回転すると、クリッ
クボール25が曲線上を移動するかたちでクリック板9
の径方向に突出・退避し、ダイヤルの回転にクリック感
を出す働きをする。
【0026】また、10は上ダイヤル接片で、真鍮など
の導電性の良い材料により形成されている。このダイヤ
ル接片10は、後述の位相基板12の下面に対して摺動
して複数あるポジションの何処にあるかを検知するため
に用いられる。11はこれら上ダイヤル接片10を固定
保持する接片ホルダーであり、このホルダー11に形成
されたダボ穴11aに上ダイヤルクリック板9に形成さ
れたダボ9aを挿入した後、熱カシメされてクリック板
9と一体回転可能に連結される。また、接片ホルダー1
1は、上ダイヤルクリック板9と一緒に回転台4にネジ
13により固定されており、回転台4と一緒に回転す
る。
【0027】12はエポキシ樹脂等の材質からなる位相
基板であり、その上下両面には、同心円状に複数のパタ
ーンがメッキ処理により形成されている。
【0028】14は上ダイヤルクリックボールホルダー
で、クリックボール25とこのクリックボール25を上
ダイヤルクリック板9に押しつけるバネ(図示せず)の
両方を保持する。
【0029】15は、位相基板12を後述のカメラ上蓋
にネジで固定する基板ホルダーである。
【0030】以上の符号1〜符号14で示す部材が二段
式ダイヤルの上段ダイヤルの構成である。
【0031】16は二段式ダイヤルのうち下段ダイヤル
の操作部材である下段ダイヤル回転体である。この下段
ダイヤル回転体16の下面には、複数の軸部16aと溝
部16dとが形成されており、溝部16dが上蓋20の
リブ部20cと嵌合して下段ダイヤル回転体16の回転
中心を決めている。また、下段ダイヤル回転体の周方向
1箇所には、径方向外方に突出する突起状の摘み16b
が形成されており、撮影者はこの摘み16bを摘んでダ
イヤル回転体16を回転させることができる。なお、下
段ダイヤル回転体16の上面における外周近傍には、例
えば、露光範囲等に関する条件を表す記号又は文字が周
方向に複数表示されている。
【0032】17は上ダイヤルクリック板9と同様に構
成された下ダイヤルクリック板である。このクリック板
17は、このクリック板17に形成された貫通孔17a
に軸部16aの下端部のダボ16cが挿入された後、熱
カシメされて軸部16aに取り付けられる。
【0033】18は上ダイヤル接片10と同様に構成さ
れた下ダイヤル接片であり、下ダイヤルクリック板17
の下面に固定されている。上ダイヤル接片10は、位相
基板12の上面に対して摺動して、各ポジションを検知
するために用いられる。
【0034】19は下ダイヤルクリックボールホルダー
であり、このホルダー19は、上ダイヤルクリックボー
ルホルダー14と同様、クリックボール26とバネ27
とを保持し、さらに位相基板12をカメラ上蓋に固定、
保持する部材も兼ねている。以上の符号16〜符号19
で示す部材が下段ダイヤルの構成である。
【0035】次に、二段ダイヤルの組立手順について、
図3を併せ用いて説明する。
【0036】まず、下段ダイヤルを組み立てるには、下
段ダイヤル回転体16を上蓋20のスタッド20aの外
周に取り付ける。これにより、軸部16aの下部がカメ
ラの上蓋の内方に突出する。そして、軸部16aの下端
に下ダイヤルクリック板17および下ダイヤル接片18
を取り付けるとともに、クリックボール26およびバネ
27を所定位置にセットする。さらに、位相基板12を
基板ホルダー15を用いて上蓋20に取り付ける。
【0037】次に、上段ダイヤルを組み立てるには、最
初に、図1中に示した回転台4にロックレバー7とその
ロックレバー7を付勢するロックバネ8とを組み込む。
次に、上レバー押さえ部材2を上から被せて、ロックレ
バー7およびロックバネ8を回転台4との間で挟む。こ
のとき上レバー押さえ部材2の下面に形成された二本の
ダボ2bが上レバー押さえ部材2の2ヶ所の穴部4eに
嵌合することで、上レバー押さえ部材2の回転台4に対
する位置決めがなされる。このため、上レバー押さえ部
材2が中心に対して非対称形状に形成されていても、そ
の方向を注意することなく組み込むことができる。
【0038】こうして、上段ダイヤルの操作部分を回転
台4と押さえ部材2とに分割することにより、ロックレ
バー7が水平に延びる部分とこの部分の両端を下方に折
り曲げて作った操作部7aおよび作動端部7bとを有し
ていても、簡単にロックレバー7を操作部分内に組み立
てることができる。
【0039】また、上レバー押さえ部材2の突部2aが
ロックレバー7の長穴7cに挿入されることで、長穴7
cの長手方向のロックレバー7の移動量が決定され、長
穴7cの幅方向についてのロックレバー7のガタが規制
される。また、底面視においてD字状に形成された突起
2cは回転台4の一部の間にロックレバー7を挟み込む
ことで、スラスト方向(上下方向)のガタ量を一定量以
下にしている。
【0040】次にダイヤルキャップ1を上レバー押さえ
部材2の上に被せ、上レバー押さえ部材2と共に回転台
4に係止ネジ5を用いてネジ止めする。
【0041】さらに、ダイヤルキャップ1の係止ネジ5
用の穴の周囲に形成された環状凹部1aの上にめくら蓋
6を被せて係止ネジ5を隠す。
【0042】なお、上レバー押さえ部材2の外観形状部
2dはダイヤルキャップ1の内側の形状と、0.5mm
以下の間隔で相似形状となっていて、ダイヤルキャップ
1を外側から強い力で押しても変形しないようになって
いる。
【0043】次に、回転台4の軸部をスタッド20a内
に上から挿入して、回転台4の円盤部の下面をスタッド
20aの上端面に当接させる。これにより、スタッド2
0aの上に回転自在に載置される。そして、回転台4の
軸部の下端に上ダイヤルクリック板9と上ダイヤル接片
10が付いた接片ホルダー11とを取り付ける。これと
同時に、クリックボール25およびバネを所定位置にセ
ットする。
【0044】以上のようにして組み立てられた情報設定
装置においては、ロックレバー7の作動端部7aは回転
台4の円盤部における径方向内側に存在し、図4および
図5に示す従来のもののように上段ダイヤル(回転台
4)の下からカメラの上蓋の内側まで延びていない。こ
のため、ロックレバー7の存在により、下段ダイヤル
(16、17、18)の設置スペースが制限されたり、
これらの回転が妨げられたりすることがなく、装置下部
の構成を簡単にした2段ダイヤルが実現できる。また、
上蓋の内面と下段ダイヤルクリック板17の上面との間
にロックレバー7の作動端子7bの下動スペースを設け
る必要がない分、装置の高さ方向寸法(上ダイヤルクリ
ック板9からダイヤルキャップ1までの高さ寸法)を小
さくすることができる。
【0045】なお、上記実施例では、押さえ部材2に突
部2aを設け、この突部2aによってロックレバー7の
水平方向(ダイヤルの径方向)におけるロック位置とロ
ック解除位置との間以外への移動を規制するように構成
したが、突部2aに相当する部分を回転台4の上部に設
けて、ロックレバー7の移動を規制するようにしてもよ
い。
【0046】(本実施例と請求の範囲との関係)本実施
例におけるロックレバー7は、請求の範囲におけるロッ
ク部材に相当する。
【0047】また、本実施例におけるスタッド20a
は、請求の範囲におけるダイヤル支持部材に相当する。
なお、本実施例における溝20bは、請求の範囲におけ
る「ダイヤル支持部の外周に形成された係合部」に相当
する。
【0048】さらに、本実施例における押さえ部材2の
突部2aは、請求の範囲における規制部に相当する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報設定
装置では、第2ダイヤルの回転のロックおよびロック解
除を行うロック部材を、ロック位置から第2ダイヤルの
径方向に操作してロック解除位置に移動させるように構
成している。このため、例えば、第1ダイヤルをダイヤ
ル支持部材の外周に回転自在に取り付けるとともに、第
2ダイヤルをダイヤル支持部材の上端に回転自在に取り
付け、ロック部材を、このロック部材がロック位置に位
置するときにダイヤル支持部材の外周に形成された係合
部に係合して第2ダイヤルの回転を阻止し、ロック部材
がロック解除位置に位置するときに上記係合部から外れ
て第2ダイヤルの回転阻止を解除するように構成するこ
とができる。したがって、機構を簡単にすることがで
き、またスペース的にも無理なく2つのダイヤルとロッ
ク部材とを配設することができ、しかも、従来のよう
に、ロックレバーを下動させるためのスペースを確保す
る必要がないため、装置の高さ方向寸法を小さく抑える
ことができる。
【0050】なお、第2ダイヤルを、回転操作される回
転部材とこの回転部材に取り付けられる押さえ部材とか
ら構成し、これらの間にロック部材を挟んで第2ダイヤ
ルに組み込むようにすれば、例えば、ロック部材が、回
転部材と押さえ部材との間に挟まれる水平な部分と、こ
の部分の両端を上下方向に折り曲げた操作部分および上
記係合部に係合する部分とからなる場合でも、このロッ
ク部材を簡単に上段ダイヤル内に組み込むことができ
る。
【0051】また、押さえ部材又は回転部材に、上段ダ
イヤルの径方向におけるロック位置とロック解除位置と
の間以外へのロック部材の移動を規制する規制部を設け
ておけば、規制部に相当する部品を新たに追加すること
なく装置を組み立てることができ、組立工数や製造コス
トの増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である情報設定装置の正面断
面図である。
【図2】上記情報設定装置の斜視図である。
【図3】上記情報設定装置の分解斜視図である。
【図4】従来の情報設定装置の正面断面図である。
【図5】従来の情報設定装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 ダイヤルキャップ 2 レバー押さえ部材 4 回転台 6 めくら蓋 7 ロックレバー 12 位相基板 16 下段ダイヤル回転体 20a (カメラ本体の)スタッド 20b 溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤルの回転操作によって情報を設定
    する情報設定装置において、 回転操作が可能な第1ダイヤルと、 この第1ダイヤルの回転軸方向に重ねて配設され、前記
    第1ダイヤルに対して独立して回転操作可能な第2ダイ
    ヤルと、 この第2ダイヤルに取り付けられ、前記第2ダイヤルの
    回転を阻止するロック位置とこの回転阻止を解除するロ
    ック解除位置との間で、前記第2ダイヤルの径方向に移
    動操作されるロック部材とを有してなることを特徴とす
    る情報設定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2ダイヤルを回転自在
    に支持するダイヤル支持部材を有し、 前記第1ダイヤルが前記ダイヤル支持部材の外周に回転
    自在に取り付けられるとともに、前記第2ダイヤルが前
    記ダイヤル支持部材の上端に回転自在に取り付けられて
    おり、 前記ロック部材は、このロック部材が前記ロック位置に
    位置するときに前記ダイヤル支持部材の外周に形成され
    た係合部に係合して前記第2ダイヤルの回転を阻止し、
    前記ロック部材が前記ロック解除位置に位置するときに
    前記係合部から外れて前記第2ダイヤルの回転阻止を解
    除することを特徴とする請求項1に記載の情報設定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2ダイヤルは、回転操作される回
    転部材とこの回転部材に取り付けられる押さえ部材とか
    らなり、 前記ロック部材は、前記回転部材と前記押さえ部材との
    間に挟まれて前記第2ダイヤルに組み込まれていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報設定装置。
  4. 【請求項4】 前記押さえ部材は、前記上段ダイヤルの
    径方向における前記ロック位置と前記ロック解除位置と
    の間以外への前記ロック部材の移動を規制する規制部を
    有することを特徴とする請求項3に記載の情報設定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記回転部材は、前記上段ダイヤルの径
    方向における前記ロック位置と前記ロック解除位置との
    間以外への前記ロック部材の移動を規制する規制部を有
    することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報設定
    装置。
JP7153284A 1995-06-20 1995-06-20 情報設定装置 Pending JPH095814A (ja)

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JP7153284A JPH095814A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 情報設定装置

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JP7153284A JPH095814A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 情報設定装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001281741A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Canon Inc 閃光装置
US8363159B2 (en) 2008-09-09 2013-01-29 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus

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