JPH0956941A - ミシン - Google Patents

ミシン

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Publication number
JPH0956941A
JPH0956941A JP22146295A JP22146295A JPH0956941A JP H0956941 A JPH0956941 A JP H0956941A JP 22146295 A JP22146295 A JP 22146295A JP 22146295 A JP22146295 A JP 22146295A JP H0956941 A JPH0956941 A JP H0956941A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
upper shaft
pulley
lower shaft
sewing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP22146295A
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English (en)
Inventor
Minoru Sakanobe
稔 坂廼辺
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH0956941A publication Critical patent/JPH0956941A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上軸または下軸に撓みが発生しても、上軸と
下軸との同期を保つことができるミシンを提供するこ
と。 【解決手段】 交流モータMからの動力を下軸14に伝
えるタイミングプーリ25を上軸軸受13付近の上軸1
2上に、タイミングプーリ27を下軸軸受15付近の下
軸14上にそれぞれ配置し、縫製中の負荷変動による上
軸12の撓みによってタイミングベルト26のはずれ等
を防ぎ、上軸12と下軸14との同期を保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシン機枠内に上
軸及び下軸を駆動するモータが内蔵されたミシンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンにおいては、図6に示すよ
うに、ミシン機枠110内に、針棒111等を駆動する
ための上軸112が一対の上軸軸受113により支持さ
れている。また、釜機構105等を駆動するための下軸
114が一対の下軸軸受115により支持されている。
そして、この上軸112及び下軸114を回転させるた
めの交流モータM1が設けられている。
【0003】ミシン機枠110は、ベッド面が形成され
たベッド部116と、そのベッド部116の右端部から
立設された胴体部118と、その胴体部118から図中
左方向へ延びるアーム部120とを備えている。そし
て、交流モータM1は、ベッド部116と胴体部118
との継目部分に設けられ、その回転軸S1が上軸112
及び下軸114と平行になるように横向きに配置されて
いる。回転軸S1の右端には動力伝達用の小プーリ13
2が設けられている。上軸112の右端部には、動力伝
達用のプーリ122が設けられ、プーリ122と交流モ
ータM1の小プーリ132との間にベルト124が張架
されている。このプーリ122、小プーリ132及びベ
ルト124によって、回転軸S1の回転が減速されて上
軸112に伝達される。
【0004】また、上軸112の略中央部と下軸114
の略中央部にもそれぞれ動力伝達用のタイミングプーリ
125とタイミングプーリ127とが設けられ、この間
にもタイミングベルト126が張架されており、このタ
イミングベルト126を介して、上軸112の回転が1
対1の回転比で下軸114に伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のミシン3においては、上軸112におい
て上軸軸受113と、上軸112から動力を下軸114
に伝えるためのタイミングプーリ125とのスラスト方
向の距離が離れてしまっている。このため縫製中に、針
棒111等の負荷変動が発生した場合、上軸112に撓
みが発生する。この上軸112の撓みによってタイミン
グプーリ125とタイミングベルト126との噛み合わ
せが一瞬離れてしまい、上軸112と下軸114との同
期が崩れることがあった。従って、針と釜とのタイミン
グが変化して、縫製できなくなる問題点があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、上軸または下軸に撓みが発生し
ても、常に上軸と下軸との同期を確実に保つことができ
るミシンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載のミシンは、ミシン機枠内に固
定された軸受けによって平行に支持された上軸及び下軸
と、前記上軸または前記下軸を回転させるためのモータ
と、そのモータによって回転した上軸または下軸の動力
を下軸または上軸に伝達するための伝達手段とを備えた
ものを対象とし、特に、前記伝達手段を前記上軸の軸受
け及び前記下軸の軸受け付近に配置している。従って、
縫製中の負荷変動による上軸のラジアル方向の撓みを伝
達手段に与えることを防ぎ、上軸と下軸との同期を保つ
ことができる。
【0008】また、前記伝達手段を、前記上軸に固定さ
れた上軸プーリと、前記下軸に固定された下軸プーリ
と、前記上軸プーリ及び前記下軸プーリに張架したタイ
ミングベルトとで構成している。従って、縫製中に前記
上軸が撓むことが発生しても、前記上軸プーリが固定さ
れた前記上軸の軸受け付近や、前記下軸プーリが固定さ
れた前記下軸の軸受け付近では、撓む量が少なく、前記
上軸プーリ及び前記下軸プーリと、タイミングベルトと
の噛み合わせが離れることがなくなり、かつ簡単な構成
で安価に伝達手段を構成することができる。
【0009】更に、前記モータを、その回転軸が上下方
向に向くように、前記ミシン機枠のベッド部とアーム部
とを連結する胴体部の内部に配置し、前記回転軸と前記
上軸または前記下軸との間に、前記モータの動力を前記
上軸または前記下軸に伝達するための動力伝達部を備え
ている。従って、前記胴体部の前記上軸方向の幅を狭く
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のミシンを具体化し
た実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0011】図1は、ミシンの概略構成を示す正面断面
図であり、図2は、同右側面断面図である。
【0012】ミシン1は、ミシン機枠10の内部に、針
棒11や天秤(図示略)等を駆動するための上軸12
と、釜機構5や布送り機構(図示略)等を駆動するため
の下軸14と、前記上軸12及び前記下軸14を駆動す
るための交流モータMと、交流モータMの回転力を上軸
12に伝達する動力伝達部としての動力伝達機構7とを
備えている。
【0013】前記ミシン機枠10は、上部に平坦なベッ
ド面16aが形成されたベッド部16と、そのベッド部
16の右端部に垂直に立設された胴体部18と、その胴
体部18から図中左方向へ水平に延びるアーム部20と
からなるものである。尚、従来のミシンと同様に、前記
ベッド部16には、前記釜機構5や布送り機構(図示
略)等が設けられており、これらの機構は、前記下軸1
4の回転に応じて駆動される。また、前記アーム部20
には、下端に縫針22が装着された針棒11を往復運動
させる針棒駆動機構(図示略)や天秤(図示略)を揺動
運動させる天秤駆動機構(図示略)等が設けられてお
り、これらの機構は前記上軸12の回転に応じて駆動さ
れる。
【0014】前記上軸12は、前記ミシン機枠10のア
ーム部20の内部に左右一対の上軸軸受13により水平
かつ回転可能に支持されており、その右端部には、前記
上軸12を手動で回転させるための手回しプーリ24が
取り付けられている。一方、前記下軸14は、前記ミシ
ン機枠10のベッド部16の内部に左右一対の下軸軸受
15により水平かつ回転可能に支持されている。右側の
前記上軸軸受13の直近左側には上軸プーリとしてのタ
イミングプーリ25が前記上軸12と一体回転するよう
固定されており、右側の前記下軸軸受15直近左側にも
下軸プーリとしてのタイミングプーリ27が前記下軸1
4と一体回転するように固定されている。前記タイミン
グプーリ25と前記タイミングプーリ27との間には、
タイミングベルト26が張架されており、上軸12の回
転は、このタイミングベルト26によって前記下軸14
に回転比1対1で伝達される。前記タイミングベルト2
6は、前記ミシン機枠10の胴体部18に収納されてい
る。
【0015】前記交流モータMは、その回転軸Sが垂直
方向に向くように、前記胴体部18の内部に配置されて
おり、前記回転軸Sの上端部Saには、小プーリ28が
取り付けられている。
【0016】そして、前記交流モータMの回転力を上軸
12に伝達する動力伝達部としての伝達機構7は、垂直
方向に延びるプーリ軸30を有した大プーリ30aと、
この大プーリ30aと前記小プーリ28との間に架け渡
されたベルト32と、前記上軸12と前記プーリ軸30
とを連結するウォームギヤ34及びウォームホイール3
5とから構成される。前記ウォームホイール35は、右
側の前記上軸軸受13の直近右側に前記上軸12と一体
回転するよう固定されている。
【0017】前記プーリ軸30は、図3に示すように、
前記ミシン機枠10内に設けられた軸受部36に対して
回転可能に取り付けられており、その下端部には大プー
リ30aが取り付けられている。前記大プーリ30aの
直径は、前記モータM側の小プーリ28の直径よりも大
きく形成されているため、前記回転軸Sと前記プーリ軸
30との間で減速が行われ、更に、前記ウォームギヤ3
4と前記ウォームホイール35とによって前記上軸12
の減速が行われる。尚、前記ウォームギヤ34と前記ウ
ォームホイール35の減速比は、前記手回しプーリ24
を手で回すことにより、前記上軸12を手動で容易に回
転させることができる程度の値に設定されている。
【0018】次に、本実施の形態のミシン1の動作につ
いて説明する。
【0019】まず始めに、前記ミシン1に設けられた図
示しない起動スイッチを押下すると、交流モータMの回
転軸Sに固定された小プーリ28が回転し、その回転
は、ベルト32を介して大プーリ30aが回転する。そ
して、ウォームギヤ34とウォームホイール35とを介
して、大プーリ30aに設けられたプーリ軸30の回転
が上軸12に対して所定の減速比で伝達され、上軸12
が回転する。更に、タイミングプーリ25、タイミング
ベルト26、タイミングプーリ27を介して、上軸12
の回転が回転比1対1で下軸14に伝達され、下軸14
が上軸12と同じ速度で同期して回転する。すると、針
棒11や図示しない天秤、釜機構5、図示しない布送り
機構等が機能し、図示しない加工布の縫製が行われる。
【0020】図示しない加工布を縫製中、針棒11等に
負荷がかかり、その負荷によって上軸12が撓む。しか
しながら、右側の上軸軸受13付近の上軸12の撓み量
は、前記上軸軸受13によって軽減され、タイミングプ
ーリ25とタイミングベルト26との噛み合わせが離れ
ることを防ぐことができる。
【0021】以上詳述したように、本発明の実施の形態
のミシン1においては、交流モータMからの動力を下軸
14に伝えるタイミングプーリ25を右側の上軸軸受1
3付近に、タイミングプーリ27を下軸軸受15付近に
それぞれ配置したため、縫製中の負荷変動による上軸1
2の撓みによってタイミングベルト26のはずれ等を防
ぎ、上軸12と下軸14との同期を保つことができる。
【0022】尚、本発明は、上述した実施の形態に限定
されるものではなく、種々の態様で実施し得る。
【0023】例えば、本実施の形態においては、上軸1
2のみをプーリ軸30で駆動しているが、逆に下軸14
のみをプーリ軸で駆動し、下軸14の回転をタイミング
ベルト26によって上軸12に伝達するように構成する
こともできる。
【0024】また、本実施の形態において、上軸12と
下軸14との間の動力伝達をタイミングベルト26と、
タイミングプーリ25及びタイミングプーリ27とによ
って構成しているが、はすばギアと縦軸とにより構成す
ることもできる。
【0025】また、本実施の形態において、ウォームギ
ヤ34とウォームホイール35の代わりに、図4に示す
ようなハイポイドギヤ61,63を用いてもよい。ま
た、図5に示すようなねじギヤ65,67を用いてもよ
い。もちろんウォームホイール35の代わりに、はすば
ギアを使用することも可能である。いずれの場合も、ウ
ォームギヤと同様に、小さな歯車体積で大きな減速比を
得ることができる。また、ギヤより発生する騒音が小さ
いので、ミシンの運転音が小さくなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明の請求項1記載のミシンは、伝達手段を上軸の軸受け
及び下軸の軸受け付近に配置したため、縫製中の負荷変
動による上軸または下軸の撓みを伝達手段に与えること
を防ぎ、常に上軸と下軸との同期を確実に保つことがで
きる。
【0027】また、請求項2記載のミシンは、上軸に固
定された上軸プーリと、下軸に固定された下軸プーリ
と、前記上軸プーリ及び前記下軸プーリに張架されたタ
イミングベルトとで構成したため、縫製中に前記上軸が
撓むことが発生しても、前記上軸プーリが固定された前
記上軸の軸受け付近や、前記下軸プーリが固定された前
記下軸の軸受け付近では、撓む量が少なく、前記上軸プ
ーリ及び前記下軸プーリと、タイミングベルトとの噛み
合わせが離れることがなくなり、かつ簡単な構成で安価
に伝達手段を構成することができる。
【0028】更に、請求項3記載のミシンは、モータ
を、その回転軸が上下方向に向くように、ミシン機枠の
ベッド部とアーム部とを連結する胴体部の内部に配置
し、前記回転軸と前記上軸または前記下軸との間に、前
記モータの動力を前記上軸または前記下軸に伝達するた
めの動力伝達部を備えているため、前記胴体部の幅を狭
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のミシンの概略構成を示す正面断
面図である。
【図2】本実施の形態のミシンの概略構成を示す側面断
面図である。
【図3】本実施の形態の動力伝達部を示す斜視図であ
る。
【図4】他の実施の形態の動力伝達部を示す斜視図であ
る。
【図5】他の実施の形態の動力伝達部を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のミシンの概略構成を示す正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ミシン 10 ミシン機枠 12 上軸 14 下軸 13 上軸軸受 15 下軸軸受 16 ベッド部 18 胴体部 20 アーム部 25 タイミングプーリ 26 タイミングベルト 27 タイミングプーリ 30 プーリ軸 34 ウォームギヤ 35 ウォームホイール M 交流モータ S 回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン機枠内に固定された軸受けによっ
    て平行に支持された上軸及び下軸と、前記上軸または前
    記下軸を回転させるためのモータと、そのモータによっ
    て回転した上軸または下軸の動力を下軸または上軸に伝
    達するための伝達手段とを備えたミシンにおいて、 前記伝達手段を前記上軸の軸受け及び前記下軸の軸受け
    付近に配置したことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記伝達手段を、前記上軸に固定された
    上軸プーリと、前記下軸に固定された下軸プーリと、前
    記上軸プーリ及び前記下軸プーリに張架されたタイミン
    グベルトとで構成したことを特徴とする請求項1に記載
    のミシン。
  3. 【請求項3】 前記モータを、その回転軸が上下方向に
    向くように、前記ミシン機枠のベッド部とアーム部とを
    連結する胴体部の内部に配置し、 前記回転軸と前記上軸または前記下軸との間に、前記モ
    ータの動力を前記上軸または前記下軸に伝達するための
    動力伝達部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ミシン。
JP22146295A 1995-08-30 1995-08-30 ミシン Pending JPH0956941A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22146295A JPH0956941A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 ミシン

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JP22146295A JPH0956941A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 ミシン

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JPH0956941A true JPH0956941A (ja) 1997-03-04

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ID=16767104

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JP22146295A Pending JPH0956941A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 ミシン

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