JPH0956804A - 眼内レンズおよびその製造方法 - Google Patents

眼内レンズおよびその製造方法

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JPH0956804A
JPH0956804A JP7214994A JP21499495A JPH0956804A JP H0956804 A JPH0956804 A JP H0956804A JP 7214994 A JP7214994 A JP 7214994A JP 21499495 A JP21499495 A JP 21499495A JP H0956804 A JPH0956804 A JP H0956804A
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JP
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polymer
dye
intraocular lens
optical
optical part
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JP7214994A
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English (en)
Inventor
Akihiko Shibuya
昭彦 渋谷
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な光学的性質を有する光学部と、視認性
および耐破損性に優れた支持部とを有する眼内レンズを
提供する。 【解決手段】 光学部がメチルメタクリレート(MM
A)重合体または共重合体によって構成され、支持部が
色素結合重合体を含むエチルメタクリレート(EMA)
重合体または共重合体によって構成されていることを特
徴とする眼内レンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は眼内レンズおよびそ
の製造方法に関し、特に良好な光学特性を有する光学部
と、視認性に優れ、かつ破損しにくい支持部とを有する
眼内レンズおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】眼内レンズは、レンズ機能を有する光学
部と、その光学部を眼内に固定するための支持部とから
構成されており、従来は支持部として青色着色ポリプロ
ピレン繊維などを光学部に取り付けたツーピースまたは
スリーピース型眼内レンズが多く使用されてきたが、最
近は光学部と支持部が一体に構成されるワンピース型
(一体型)の眼内レンズが使用され始めている。一体型
眼内レンズは、その全体が従来から光学部に使用されて
いるポリメチルメタクリレート(以下PMMA)からな
るため、眼内における安全性、安定性に問題はないが、
透明性に優れる光学部と同じ材質によって支持部も形成
されているために、眼内挿入時に支持部の視認性が劣り
操作しにくいという欠点を有する。
【0003】そこで、一体型眼内レンズにおいて、支持
部を着色して視認性を向上させる方法が、特開平2−7
954号公報及び特開平6−296629号公報に開示
されている。特開平2−7954号公報では先ず、レン
ズブランクの中央部分を透明なプラスチック材料で成形
した後、該中央部分の周辺に液状の着色プラスチック形
成材料(重合性材料)を配置して、重合・硬化させ、中
央部分と着色周辺部分とが結合せしめられたレンズブラ
ンクを得る。或いはその逆に、レンズブランク周辺部分
を着色プラスチック材料にて形成した後、その中央部に
設けられた孔部に透明なプラスチック形成材料を注ぎ込
み、重合・硬化させることにより、同様に、透明な中央
部分と着色周辺部分とが結合せしめられたレンズブラン
クを得る。そしてこの得られたレンズブランクの透明な
中央部分から光学部を形成し、またその着色部分から支
持部を形成することによって一体型の眼内レンズを作成
するものである。
【0004】また、特開平6−296629号公報にお
いては、レンズブランクの中央部分を透明プラスチック
材料で形成後、該中央部分の周辺に液状の着色プラスチ
ック形成材料(重合性材料)を配置して、中央部分の外
周部を膨潤せしめた後に、重合・固化させることにより
中央部の重合体組成及び着色周辺部の重合体組成の混合
領域を介して、一体的に形成された複合重合体を得て、
中央部から光学部を形成するとともに、着色周辺部から
支持部を形成して、目的とする眼内レンズを得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような複合重合体から支持部着色の一体型眼内レンズを
得る方法においては、以下の問題がある。
【0006】まず、眼内レンズの支持部は通常0.15
mm程度の非常に細い糸状なので支持部に着色して視認
性を持たせようとすると、着色剤の量はかなり必要にな
り、支持部を形成する重合性モノマーへの着色剤の溶解
及び分散が困難になる。例えば、スリーピース型眼内レ
ンズのポリプロピレン製支持部の着色剤として、長年の
使用実績がある青色404号(フタロシアニンブルー)
は医療用具に用いる着色剤としては、好適と考えられる
が、重合により一体型眼内レンズを構成する主成分のメ
チルメタクリレート(MMA)モノマーには溶解及び分
散されにくく、支持部を、十分な視認性を持たせるほど
に着色できるとは言い難い。また、青色404号をはじ
めとする通常の着色剤では、透明材料外周に接触した状
態で着色液状材料を重合する段階で、膨潤した箇所から
の着色剤の透明材料部分への混入が起こり、有効な光学
部面積を確保できなかったり、色相が均一でないという
問題もある。
【0007】さらに、近年では眼内レンズ挿入後、網膜
を紫外線から保護するために、紫外線吸収剤を光学部材
料に添加する場合が一般的である。また、青視症を軽減
させるために黄色色素を添加したタイプの眼内レンズも
市販されている。このような光学部材料において、上述
の特許公報のように、重合によって光学部材料を構成す
る主成分と支持部材料を構成する主成分がともにメチル
メタクリレート(MMA)であって、同一である場合に
は重合時の接触界面における膨潤の度合いが大きく、そ
の膨潤領域への紫外線吸収剤や黄色色素の流出という事
態が引き起こされ、その結果得られたレンズが光学的に
不均一となる。
【0008】さらに、特開平6−296629号公報に
おいては、接触界面における膨潤領域を十分にとること
により、接合強度を向上させていると記載されている
が、所詮その強度は従来から使用されているPMMAと
同等ということであり、一体型眼内レンズの欠点である
支持部破損の根本的な解決には至っていない。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、良好な光学的特性
を有する光学部と、視認性に優れ、しかも破損しにくい
支持部とを有する一体型眼内レンズおよびその製造方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、本発明の眼内レンズ
は、光学部がメチルメタクリレート(MMA)重合体ま
たは共重合体によって構成され、支持部が色素結合重合
体を含むエチルメタクリレート(EMA)重合体または
共重合体によって構成されていることを特徴とする。
【0011】また本発明の眼内レンズの製造方法は、メ
チルメタクリレート(MMA)重合体または共重合体に
よって構成され、光学部径に相当する断面直径を有する
円柱状の光学部材料を重合容器内の中央部に配置する工
程(I)、重合容器内へ、少なくともエチルメタクリレ
ート(EMA)と色素結合重合体とを注入し、上記円柱
状の光学部材料の外周面に接触した状態で重合すること
により、色素結合重合体を含むEMA重合体または共重
合体によって構成される支持部材料を上記円柱状の光学
部材料の外周面に形成して、光学部材料と支持部材料と
からなる複合材料を得る工程(II)、該複合材料を機械
加工することにより、光学部材料から光学部を、支持部
材料から支持部を形成する工程(III)とを必須工程とし
て含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず本発明の眼内レンズについて
説明する。
【0013】本発明の眼内レンズは光学部がメチルメタ
クリレート(MMA)重合体または共重合体(以下MM
A系重合体と総称する)によって構成される。光学部を
MMA系重合体によって構成したのは、MMA系重合体
が光学的特性、透明性、安全性などに優れているからで
ある。
【0014】MMA系重合体として好ましいものは、M
MAと、MMA以外のアルキル(メタ)アクリレートお
よび/また多官能性架橋剤とを重合させることにより得
られたものである。
【0015】MMA以外のアルキル(メタ)アクリレー
トは、光学部の支持部との結合性を高めるために有用で
あり、その具体例としてはエチル(メタ)アクリレー
ト、iso−プロピル(メタ)アクリレート、iso−
ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。なお、本明細書に
おいて(メタ)アクリレートはアクリレートおよびメタ
クリレートの両者を意味する。
【0016】多官能性架橋剤は、重合体の強度を高め、
光学部材料として要求される物理化学的安定性、機械加
工性を高める為に有用であり、その具体例として、エチ
レングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート
などが挙げられる。
【0017】光学部を構成するMMA系重合体が、モノ
マー成分としてMMA以外のアルキル(メタ)アクリレ
ートを含む場合、その割合は重合体全量に対して、20
%以下が好ましい。その理由は20%を超えると、PM
MA本来の光学的特性、機械加工性、生体内における耐
久性などが損なわれる可能性があるからであり、さらに
支持部との結合性を高める為及び膨潤界面の均一性を高
める為に、支持部構成モノマーと同一モノマーを光学部
構成成分とする場合には、過度の膨潤が起こるという問
題があるからである。MMA以外のアルキル(メタ)ア
クリレートの割合は10%以下が特に好ましい。
【0018】光学部を構成するMMA系重合体が多官能
性架橋剤を含む場合、その割合は重合体の全量に対して
10%以下が好ましい。その理由は、10%を超える
と、重合時に発泡しやすくなるなど重合の制御が難しい
こと、さらに得られる材料が脆くなり、機械加工性がか
えって悪くなったりする問題があるからである。多官能
性架橋剤の割合は5%以下が特に好ましい。
【0019】本発明の眼内レンズにおいて、光学部は、
網膜を紫外線から保護するための紫外線吸収剤、青視症
を軽減するための黄色色素などを含むことができる。
【0020】次に本発明の眼内レンズにおける支持部に
ついて説明する。眼内レンズにおいて支持部は、上記光
学部に結合して設けられ、光学部を眼内に固定するため
のものであり、支持部の形状としては、ループ型、クロ
ーズドループ型、ディスク型などの種々の形状のものが
提案されているが、本発明の眼内レンズにおいては支持
部の形状は特に制限はなく、従来公知の種々の形状を採
用することができる。
【0021】本発明の眼内レンズは、支持部の材質に特
徴があり、支持部は色素結合重合体を含むエチルメタク
リレート(EMA)重合体または共重合体(以下EMA
系重合体と総称する)によって構成される。
【0022】すなわち、本発明の眼内レンズにおいて支
持部は、下記の2つの新規構成を有する。
【0023】(a)支持部に視認性を与えるための着色
剤として、色素結合重合体を用いたこと。
【0024】(b)支持部を構成する重合体として、光
学部を構成するMMA系重合体と別種のEMA系重合体
を用いたこと。
【0025】上記構成(a)およびこれに基づく技術効
果を説明すると以下のとおりである。
【0026】構成(a)において色素結合重合体とは、
色素が化学結合等の結合手段により結合している重合体
である。この色素結合重合体は、従来用いられていた低
分子量の単なる色素(着色剤)と比べて、高分子量を有
する。従って、この色素結合重合体を含有する支持部材
料用モノマーをMMA系重合体からなる光学部用材料と
接触させ、接触界面を膨潤させて重合させても、従来用
いられていた低分子量の色素(着色剤)と異なり、色素
結合重合体は光学部用材料へ移行しにくい。従って、従
来の低分子量色素を用いたときに認められていた色素の
光学部材料への移行による諸問題、すなわち色素の減少
による支持部の視認性の低下、有効光学部面積の減少、
光学部の色相の不均一化などの問題が、色素結合重合体
を用いる本発明によれば解消される。
【0027】色素結合重合体としては、色素が結合した
アルキル(メタ)アクリレート系重合体を用いるのが特
に好ましい。その理由は、アルキル(メタ)アクリレー
ト系重合体は、支持部材料用モノマーであるEMAへの
溶解性に優れているので、支持部が例えば細い糸状であ
っても、高割合の色素を支持部中に均一に含有させるこ
とができ、その結果、支持部の視認性がさらに向上する
からである。
【0028】アルキル(メタ)アクリレート系重合体に
結合している色素としては、青、緑、紫などの視認性に
優れた色を有する色素が用いられ、その具体例として
は、銅フタロシアニンブルー、フタロシアニングリー
ン、カルバンスレンブルー、キニザリングリーンSS、
インジゴ、アリズリンパープルSSなどが挙げられる。
【0029】色素結合重合体は、既に市販されているも
のもあり、銅フタロシアニン結合ポリメタクリレート系
重合体である大日精化工業(株)製セイカゲン−O−ブ
ルーBHK−1416は特に好ましく用いられる市販品
である。
【0030】支持部における色素の含有率は0.05〜
0.3重量%であるのが好ましい。その理由は、0.0
5重量%未満であると支持部の視認性が十分でなく、
0.3重量%を超えても視認性の更なる向上は望めない
からである。
【0031】上記「支持部における色素の含有率」と
は、色素結合重合体中の色素部分の支持部における含有
率を意味する。従って上記市販の銅フタロシアニン結合
ポリメタクリレート系重合体の場合、銅フタロシアニン
(色素)含有率が約20重量%であるので、色素の含有
率を0.05〜0.3重量%にするためには、銅フタロ
シアニン結合ポリメタクリレート系重合体を0.25〜
1.5重量%とする必要がある。
【0032】以上、支持部における新規構成(a)およ
びその技術的効果について説明してきたが、次に支持部
における新規構成(b)およびその技術的効果について
説明する。
【0033】構成(b)は、支持部を構成する重合体と
して、光学部を構成するMMA系重合体と別種のEMA
系重合体を用いるものである。
【0034】既に述べたように、MMA系重合体からな
る光学部用材料に支持部材料用モノマーを接触した状態
で重合させて支持部用材料を形成する際に支持部材料用
モノマーとして、光学部材料を形成したモノマーと同一
のMMAを用いると、接触界面が過度に膨潤し、支持部
材料用モノマー中の色素が膨潤接触界面を経由して光学
部材料へ移行して、支持部における色素減少による支持
部の視認性の低下、有効光学部面積の減少、光学部の色
相の不均一化などの問題を生じる。また光学部に含まれ
る紫外線吸収剤や黄色色素が膨潤領域へ流出し、光学部
が光学的に不均一になるという問題も生じる。
【0035】これに対して本発明においては、支持部材
料用モノマーとして光学部材料用モノマーであるMMA
モノマーと別種のEMAモノマーを用いて、支持部をM
MA系重合体と別種のEMA系重合体によって構成する
ことにより、重合による支持部材料形成時の光学部材料
と支持部材料用モノマー接触界面での過度の膨潤が抑え
られ、支持部材料用モノマー中の色素の光学部材料への
移行が防止される。その結果、上記したような色素の光
学部材料への移行に伴なう諸問題すなわち支持部の視認
性の低下、有効光学部面積の減少、光学部の色相の不均
一化などの問題が解消される。また光学部から紫外線吸
収剤や黄色色素が膨潤領域へ流出するのが抑えられ、光
学部の光学的不均一化の問題も解消される。
【0036】なお、支持部材料用モノマーとしてEMA
を用いても、MMA系重合体からなる光学部材料との接
触面は、上記色素の移行が起らない程度で適度に膨潤し
ているので、重合により形成された支持部材料は光学部
材料と強固に結合している。
【0037】また本発明の眼内レンズにおいて支持部材
料として用いたEMA系重合体は、MMA系重合体より
も柔軟性に富むので、本発明の眼内レンズにおける支持
部は、その耐破損性がMMA系重合体からなる従来の支
持部よりも優れている。
【0038】支持部材料として用いられ、上記の種々の
技術的効果を有するEMA系重合体としては、EMA
と、EMA以外のアルキル(メタ)アクリレートおよび
/または多官能性架橋剤とを重合させることにより得ら
れる重合体または共重合体を好ましく挙げることができ
る。
【0039】EMA以外のアルキル(メタ)アクリレー
トは、支持部の光学部との結合性を高めるために有用で
あり、その具体例として、メチル(メタ)アクリレー
ト、iso−プロピル(メタ)アクリレート、iso−
ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。
【0040】多官能性架橋剤は、重合体の強度を高め、
支持部材料として要求される物理化学的安定性、機械加
工性及び機械的強度を高める為に有用であり、その具体
例としてエチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレートなどが挙げられる。
【0041】支持部を構成するEMA系重合体が、モノ
マー成分としてEMA以外のアルキル(メタ)アクリレ
ートを含む場合、その割合は重合体の全量に対して20
%以下が好ましい。その理由は、20%を超えるとPE
MA本来の柔軟性が失われ、耐支持部破損効果が損なわ
れる可能性があるからであり、さらに光学部との結合性
を高める為及び膨潤界面の均一性を高める為に光学部構
成モノマーと同一モノマーを支持部構成成分とする場合
には過度の膨潤が起こるという問題があるからである。
EMA以外のアルキル(メタ)アクリレートの割合は1
0%以下が特に好ましい。
【0042】支持部を構成するEMA系重合体が多官能
性架橋剤を含む場合、その割合は重合体の全量に対して
10%以下が好ましい。その理由は、10%を超える
と、重合時に発泡しやすくなるなど重合の制御が難しい
こと、さらに得られた材料が脆くなりかえって機械加工
性が悪くなったり、支持部としての柔軟性に欠けるなど
の問題があるからである。多官能性架橋剤の割合は5%
以下が特に好ましい。
【0043】本発明の眼内レンズは、上記した構成、な
かんずく上記構成(a)および(b)を採用することに
より、光学部において良好な光学的特性を保持しつつ、
支持部に優れた視認性と耐破損性とを付与することがで
きる。
【0044】次に眼内レンズを製造するための本発明の
方法を説明する。本発明の眼内レンズの製造方法は、必
須工程として工程(I)、工程(II)および工程(III)
を含む。
【0045】工程(I)は、メチルメタクリレート(M
MA)重合体または共重合体(MMA系重合体)によっ
て構成され、光学部径に相当する断面直径を有する円柱
状の光学部材料を重合容器内の中央に配置する工程であ
る。
【0046】円柱状の光学部材料は、MMAを主成分と
する重合性材料を円筒状の重合容器内で重合して円柱状
の透明重合体を得た後、これを光学部径に相当する断面
直径を有するように機械加工して得られたものを用いる
のが好ましい。
【0047】MMAを主成分とする重合性材料として
は、MMAと、MMA以外のアルキル(メタ)アクリレ
ートおよび/または多官能性架橋剤とを含むものを用い
るのが好ましい。なお、MMA以外のアルキル(メタ)
アクリレートおよび多官能性架橋剤の種類および使用量
は既に述べてあるので、ここでは繰り返さない。また既
に述べたように光学部を形成する重合性材料に紫外線吸
収剤や黄色色素などを含有させてもよい。
【0048】MMAを主成分とする重合性材料の重合は
従来公知の方法で行なわれるので、ここでは詳述しな
い。
【0049】工程(I)においては、上記円柱状の光学
部材料を重合容器内の中央部に配置する。重合容器とし
ては、その内径が光学部材料の断面直径よりも大きい底
部閉鎖円筒状容器を用いるのが好ましい。重合容器の内
径は、形成する支持部材料の大きさなどによって異なる
が、円柱状の光学部材料の断面直径の2〜4倍であるの
が好ましい。
【0050】円柱状の光学部材料の重合容器中央への配
置をより正確に行なうために、円柱状の光学部材料を挿
通するための中央孔と支持部用モノマーの流通を可能に
する小孔または切り欠きを有する円環状スペーサーを重
合容器内に1個または複数個はめ込み、円環状スペーサ
ーの中央孔に円柱状の光学部を挿通するのが好ましい。
【0051】上記工程(I)の後に行なわれる工程(I
I)は、重合容器内へ、少なくともエチルメタクリレー
ト(EMA)と色素結合重合体とを注入し、上記円柱状
の光学部材料の外周面と接触した状態で重合することに
より、色素結合重合体を含むEMA重合体または共重合
体(EMA系重合体)によって構成される支持部材料を
上記円柱状の光学部材料の外周面に形成して、光学部材
料と支持部材料とからなる複合部材を得る工程である。
【0052】工程(II)において、重合容器へは少なく
ともEMAと色素結合重合体が注入される。EMAと色
素結合重合体を必須材料としたのはEMAが重合してポ
リエチルメタクリレート(PEMA)が形成されれば、
支持部材料が色素結合重合体を含むPEMAとなり、本
発明の支持部材料の条件を満たすからである。
【0053】しかし上記EMAとともにEMA以外のア
ルキル(メタ)アクリレートおよび/または多官能性架
橋剤を同時に重合容器に注入するのが好ましい。EMA
以外のアルキル(メタ)アクリレートおよび多官能性架
橋剤の種類および使用量は既に述べてあるので、ここで
は繰り返さない。
【0054】またEMAとともに注入される上記色素結
合重合体の種類および使用量は既に述べてあるので、こ
こでは繰り返さない。
【0055】工程(II)においては、重合容器に注入さ
れたEMAなどの支持部材料用モノマーはMMA系重合
体からなる円柱状の光学部材料の外周面と接触した状態
で重合される。従って支持部材料用モノマーと光学部部
材との接触面は膨潤しているが、EMAとMMAとが異
種物質であるため、膨潤の程度は過度なものでなく、従
って支持部材料用モノマーに含まれている色素の光学部
材料への移行および光学部材料に含まれている紫外線吸
収剤、黄色色素などの膨潤領域への流出は起らない。と
くに本発明においては色素(着色剤)として、高分子量
の色素結合重合体を用いているため、その光学部材料へ
の移行は著しく防止される。
【0056】従って工程(II)によれば、良好な光学的
特性を有する円柱状の光学部材料の外周面に、色素濃度
が高く視認性に優れた支持部材料を有する複合材料が得
られる。またこの複合材料において支持部材料はEMA
系重合体からなるため柔軟性にも優れている。
【0057】上記工程(II)の後に行なわれる工程(II
I)は、上記複合材料を機械加工することにより、光学
部材料から光学部を、支持部材料から支持部を形成して
一体型眼内レンズを得る工程である。この工程(III)に
おいて、機械加工は、ミーリング加工およびその後のバ
レル研磨などの通常の方法で行なわれる。
【0058】上記工程(I)、(II)および(III)を含
む本発明の眼内レンズの製造方法により得られた眼内レ
ンズは、良好な光学的特性を有する光学部と、高い色素
濃度に基づく優れた視認性とEMA系重合体の柔軟性に
基づく優れた耐破損性を有する支持部とを有する。
【0059】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明す
るが、これらの実施例は例示するものであり、本発明を
限定するものではない。
【0060】[実施例1] (1)光学部材料を形成するためのモノマー含有組成物
として下記のものを用いた。
【0061】 (重量部) 主成分 :MMA(メチルメタクリレート) 98.0 架橋剤 :EDMA(エチレングリコールジメタクリレート) 2.0 重合開始剤 :AIBN(アゾビスイソブチロニトリル) 0.1 紫外線吸収剤:商品名;チヌビン326 0.05 黄色色素 :商品名;マクロレックスイエロー3G 0.01
【0062】光学部材料形成用の上記モノマー含有組成
物を、内径15mm、長さ60cmで、底部が閉鎖され
ているポリエチレン製パイプに注入した後、ポリエチレ
ン製パイプを恒温水槽中に入れ、温度42.5℃で96
時間予備重合処理して、内容物を固化させた。
【0063】次に内容物をパイプから取り出し、アルミ
ニウム製治具に挟み込み、電気炉中で80℃で6時間、
さらに120℃で6時間のキュアリングを行ない、重合
処理を完了した。
【0064】重合後、得られた透明重合物を機械加工す
ることにより、所望の眼内レンズ光学部径である6mm
に径詰めして、MMA系重合体からなり、断面直径が6
mmの円柱状の光学部材料を得た。
【0065】(2)支持部材料を形成するための重合容
器として内径20mm、長さ60cmで、底部が閉鎖さ
れているポリエチレン製パイプを用い、このパイプの中
心に、上記(1)で得た円柱状の光学部材料を配置し
た。円柱状の光学部材料の中心位置固定は、光学部材料
の上端および下端に円環状スペーサーを設置することに
より行なった。この円環状スペーサーは、径20mm、
厚さ10mmのテフロン製ディスクの中心に円柱状の光
学部材料を挿通するための径6mmの孔を有し、かつ円
環部に支持部材料形成用モノマー含有組成物を流通する
複数個の小孔を有するものである。
【0066】(3)支持部材料を形成するためのモノマ
ー含有組成物として下記のものを用いた。この組成物
は、色素結合重合体として、市販の銅フタロシアニンブ
ルー結合ポリメタクリレートを含有している。
【0067】 (重量部) 主成分 :EMA(エチルメタクリレート) 98.0 架橋剤 :EDMA 2.0 重合開始剤 :AIBN 0.1 色素結合重合体: 商品名;セイカゲン−O−ブルー BKH−1416 0.4
【0068】支持部材料形成用の上記モノマー含有組成
物を、円柱状の光学部材料が中心に配置されているポリ
エチレン製パイプに注入し、円柱状の光学部材料の外周
面と接触した状態で上記支持部材料形成用モノマー含有
組成物を、42.5℃で96時間、次いで60℃で8時
間、さらに120℃で8時間重合処理して、円柱状光学
部材料の外周面に、青色に着色された支持部材料が結合
している複合材料を得た。
【0069】(4)得られた複合材料を、通常行なわれ
ている一体型眼内レンズの製法と同様に、ミーリング加
工およびバレル研磨することにより、光学部径が6.0
mm、全径13.0mmの一体型眼内レンズを得た。
【0070】得られた一体型眼内レンズの外観、圧縮荷
重、支持部強度を評価した。
【0071】評価方法は下記のとおりである。
【0072】(1)外観 (i)レンズ(光学部)の外観 投影機にて10倍に拡大した眼内レンズの黄色透明部径
と、その周囲の無色あるいは青色膨潤部径を測定して、
レンズ(光学部)の均一性を観察した。
【0073】(ii)支持部の視認性 支持部の見易さ、色調の均一性を目視および実体顕微鏡
による10倍拡大で観察した。
【0074】(2)圧縮荷重 図1は圧縮荷重の測定方法を示す図である。対向する面
が湾曲状の凹部を有する一対の圧子P1およびP2を用い
た。図1に示すように湾曲状の凹部には、試験される眼
内レンズIOLの支持部hを収容される。眼内レンズI
OLの全径D(支持部を含めた径)と圧子P1,P2の湾
曲部間距離が一致するように眼内レンズIOLを圧子P
1,P2にセットする。次いでマイクロメーターを回すこ
とにより、可動可能な圧子P1を眼内レンズIOLの支
持部hを圧縮する方向に移動させる。その移動距離dが
2.0mm、4.0mmのとき、つまり、支持部hを
2.0mm、4.0mm圧縮したときに発生する荷重
(g)を圧縮荷重試験機(自社機)で測定した。
【0075】(3)支持部強度 (i)30度方向引張り試験 図2は30度方向引張り試験の方法を示す図である。図
2(A)は一体型眼内レンズIOLを上から見た図であ
る。図2(B)は一体型眼内レンズIOLを横から見た
図である。図2(B)に示すように、試験される一体型
眼内レンズIOLを垂直軸に対して30度の角度に傾け
る。支持部hの中央部を把持し、50mm/minの速
度で上方(図中、矢印で示すFの方向)に引張り上げ
る。そして支持部hが破断したときの最大荷重(g)を
測定した。
【0076】(ii)押込み破損試験 図3は押込み破損試験の方法を示す図である。押込み破
損試験は、一体型眼内レンズIOLの支持部hの根元を
細長い圧縮子P3で50mm/minの速度で圧縮す
る。そのときに支持部hが破損しなかったものを
「○」、破損したものを「×」とした。
【0077】なお、上記(1)外観、(2)圧縮荷重、
(3)支持部強度の評価は全て10枚のサンプルについ
て行ない、その平均値を求めることにより行なわれた。
【0078】試験結果は表1に示す。表1に示すように
実施例1の眼内レンズは、(a)黄色透明部は、その径
が6.0mmであり、光学的に均一であり、膨潤部径も
0.4mmと小さい、(b)支持部の視認性に優れてい
る、(c)圧縮荷重試験において圧縮荷重が2.0mm
で0.22g、4.0mmで0.69gと小さく、支持
部が柔軟性に富んでいる、(d)30度方向引張り強度
が132.83gと高く、押込み破損試験でも全て破損
せず、支持部強度が高い、ことが明らかとなった。
【0079】[比較例1]支持部材料形成用組成物とし
て下記のものを用いた。
【0080】 (重量部) 主成分 :MMA 98.0 架橋剤 :EDMA 2.0 重合開始剤 :AIBN 0.1 色素結合重合体: 商品名;セイカゲン−O−ブルー BKH−1416 0.4
【0081】この支持部材料形成用組成物は、主成分が
MMAである点でのみ、主成分がEMAである実施例1
の支持部材料形成用組成物と異なる。
【0082】その他の条件は実施例1と同様にして一体
型眼内レンズを得た。得られた一体型眼内レンズの試験
結果を表1に示す。表1より、比較例1の眼内レンズ
は、(a)黄色透明部は、その径が5.0mmと小さく
なっており、光学的にも不均一であり、一方膨潤部径が
2.5mmと大きい、(b)支持部の視認性に劣る、
(c)圧縮荷重が大きく、2.0mmで0.39g、
4.0mmで1.09gと大きく支持部が柔軟性に劣
る、(d)30度方向引張り強度が75.13gと小さ
く、押込み破損試験が全て破損であり、支持部強度が低
い、ことが明らかとなった。
【0083】[比較例2]支持部材料形成用組成物とし
て下記のものを用いた。
【0084】 (重量部) 主成分 :MMA 98.0 架橋剤 :EDMA 2.0 重合開始剤 :AIBN 0.1 低分子量色素:商品名;スミプラストグリーンG 0.08
【0085】この支持部材料形成用組成物は、主成分が
MMAであり、着色剤が低分子量色素である点でのみ、
主成分がEMAであり、着色剤が色素結合重合体である
実施例1の支持部材料形成用組成物と異なる。
【0086】その他の条件は実施例1と同様にして一体
型眼内レンズを得た。得られた一体型眼内レンズの試験
結果を表1に示す。表1より、比較例2の眼内レンズ
は、(a)黄色透明部は、その径が4.5mmと比較例
1のものよりもさらに小さくなっており、色素の混入が
あって光学的に著しく不均一であり、一方膨潤部は青色
で、その径は3.5mmと大きい、(b)支持部の視認
性に著しく劣る、(c)圧縮荷重が比較例1よりもさら
に大きく柔軟性に劣る、(d)30度方向引張り強度が
58.48gと著しく小さく、押込み破損試験が全て破
損であり、支持部強度が著しく低い、ことが明らかとな
った。
【0087】
【表1】
【0088】この結果からわかるように、実施例1の一
体型眼内レンズは光学部が均一であり、その周辺の膨潤
領域が小さく、支持部は根元からすぐに青色に着色され
ており、外観上において、比較例1、2の一体型眼内レ
ンズよりも優れている。さらに、PEMAを主成分とす
る支持部のために、柔軟性があり、しかも破損の防止に
対しても効果があることが確認された。
【0089】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、良好
な光学的特性を有する光学部と、視認性および耐破損性
に優れた支持部とを有する一体型眼内レンズおよびその
製造方法が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼内レンズの圧縮荷重試験方法を示す図であ
る。
【図2】眼内レンズの30度方向引張り試験方法を示す
図である。
【図3】眼内レンズの押込み破損試験方法を示す図であ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部がメチルメタクリレート(MM
    A)重合体または共重合体によって構成され、支持部が
    色素結合重合体を含むエチルメタクリレート(EMA)
    重合体または共重合体によって構成されていることを特
    徴とする眼内レンズ。
  2. 【請求項2】 光学部が、MMAと、MMA以外のアル
    キル(メタ)アクリレートおよび/または多官能性架橋
    剤とを重合させることにより得られる重合体または共重
    合体である、請求項1に記載の眼内レンズ。
  3. 【請求項3】 光学部が紫外線吸収剤および黄色色素か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、請求
    項1または2に記載の眼内レンズ。
  4. 【請求項4】 支持部が、色素結合重合体の存在下にE
    MAと、EMA以外のアルキル(メタ)アクリレートお
    よび/または多官能性架橋剤とを重合させることにより
    得られる重合体または共重合体である、請求項1に記載
    の眼内レンズ。
  5. 【請求項5】 色素結合重合体が、青、緑または紫色を
    有する色素が結合したアルキル(メタ)アクリレート系
    重合体である、請求項1または4に記載の眼内レンズ。
  6. 【請求項6】 メチルメタクリレート(MMA)重合体
    または共重合体によって構成され、光学部径に相当する
    断面直径を有する円柱状の光学部材料を重合容器内の中
    央部に配置する工程(I)、 重合容器内へ、少なくともエチルメタクリレート(EM
    A)と色素結合重合体とを注入し、上記円柱状の光学部
    材料の外周面と接触した状態で重合することにより、色
    素結合重合体を含むEMA重合体または共重合体によっ
    て構成される支持部材料を上記円柱状の光学部材料の外
    周面に形成して、光学部材料と支持部材料とからなる複
    合材料を得る工程(II)、 該複合材料を機械加工することにより、光学部材料から
    光学部を、支持部材料から支持部を形成する工程(III)
    とを必須工程として含むことを特徴とする眼内レンズの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016530933A (ja) * 2013-08-12 2016-10-06 ロンドン アイ ホスピタル ファーマ 眼内レンズシステム

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