JPH0956654A - 払拭具 - Google Patents

払拭具

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Publication number
JPH0956654A
JPH0956654A JP21925095A JP21925095A JPH0956654A JP H0956654 A JPH0956654 A JP H0956654A JP 21925095 A JP21925095 A JP 21925095A JP 21925095 A JP21925095 A JP 21925095A JP H0956654 A JPH0956654 A JP H0956654A
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JP
Japan
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yoke
cleaning head
connecting member
rotation axis
holding
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JP21925095A
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English (en)
Inventor
Shinsaku Hoshikawa
眞作 星川
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Daiichi Eizai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Eizai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃ヘッドに対して柄を非可動領域を設ける
ことなく回動自在に連結し、払拭シートを確実に保持す
る払拭具を提供する。 【解決手段】 払拭具30は、清掃ヘッド32と、柄3
1と、これらを回動自在に連結する自在継手手段33と
から構成される。自在継手手段33は、柄31に設けら
れる第1ヨーク35と、清掃ヘッド32に設けられる第
2ヨーク37と、第1ヨーク35と第2ヨーク37とを
連結する連結部材36とから構成される。連結部材36
は、第1回転軸線47と、この第1回転軸線47に垂直
な仮想平面63内で第1回転軸線に間隔を有する第2回
転軸線とを有し、第1ヨーク35は、連結部材36に第
1回転軸線47まわりに回転自在に連結され、第2ヨー
ク37は、連結部材36に第2回転軸線48まわりに回
転自在に連結される。払拭シート34は、清掃ヘッド3
2の底部を覆い、保持手段40によって保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床や壁などの塵や
埃を拭き取るための払拭具に関する。
【0002】
【従来の技術】図27は、清掃ヘッド2と、柄1とを回
動自在に連結する自在継手手段3を有する先行技術の払
拭具11を示す斜視図である。このような先行技術は、
たとえば実公平6−21421号公報に開示されてい
る。
【0003】払拭具11は、清掃ヘッド2と、柄1と、
柄1の長手方向一端部と清掃ヘッドの上部とを回動自在
に連結する自在連結手段3と、ヘッド2の下部を覆う払
拭シート10とから構成される。自在継手手段3は、柄
1の一端部に取付けられる第1ヨーク4と、清掃ヘッド
2の上部に設けられる第2ヨーク5と、第1ヨーク4
と、第2ヨーク5とを連結する連結部材6とから構成さ
れる。
【0004】連結部材6は、同一平面状で相互に直交す
る第1回転軸線12と、第2回転軸線13とを有し、第
1ヨーク4は連結部材6に第1回転軸線12まわりに回
転自在に連結され、第2ヨーク5は、連結部材6に第2
回転軸線13まわりに回転自在に連結される。したがっ
て、柄1は、清掃ヘッド2に対して前後左右に角変位自
在に取付けられる。
【0005】図28は、払拭シート18を保持する保持
手段19を有する先行技術の払拭具15を示す斜視図で
ある。このような先行技術は、たとえば実開平6−62
960号公報に開示されている。
【0006】払拭具15は、矩形板状の清掃ヘッド16
と、図示しない柄と、この柄と清掃ヘッド16とを回動
自在に連結する自在継手手段17とから構成され、清掃
ヘッド16の上部の4つの角隅部付近にはそれぞれ保持
手段19が設けられ、払拭シート18は清掃ヘッド16
の底部を覆うように清掃ヘッド16に巻付けられ、払拭
シート18の両側部は、前記保持手段19にそれぞれ保
持される。
【0007】図29は、払拭具15の保持手段19を拡
大して示す平面図である。保持手段19には、清掃ヘッ
ド16の長手方向に延び、波状に形成される保持用スリ
ット20と、保持用スリット20の中央部に連なり、放
射状に延びる複数の開き用スリット21とが形成され
る。波状の保持用スリット20は、一定の幅W1を有し
て鋸歯状に屈曲して形成される。
【0008】払拭シート18は、清掃ヘッド16の底部
に巻付け、両側部付近をたとえば指などによって保持用
スリット20および開き用スリット21に押込むことに
よって、保持用スリット20内に払拭シート18を挟持
して払拭シート18を保持手段19に保持する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように払拭具
11は、自在継手手段3によって清掃ヘッド2と柄1と
が回動自在に連結される。しかしながら、自在継手手段
3の第1ヨーク4および第2ヨーク5は、使用に耐え得
るだけの厚みを有して形成され、第1ヨーク4が移動す
る場合に第1ヨーク4の移動を第2ヨーク5が妨げ、第
1ヨーク4が第2ヨーク5の上を乗り上げて移動しなけ
ればならない領域が生じる。このような領域を柄1の非
可動領域とする。
【0010】図30は、清掃ヘッド2を固定し、第1回
転軸線12と第2回転軸線13との交点P0を原点とし
て、柄1が移動できる範囲を示す図である。同図におい
て、交点P0を原点とする仮想半球体を想定したとき、
柄1は斜線で示す非可動領域A1,A2,A3,A4を
有しており、残余の領域A0では自在に移動することが
可能である。このような非可動領域A1〜A4は、第1
ヨーク4の変位を、第2ヨーク5が阻止するために生
じ、第1ヨーク4および第2ヨーク5がそれぞれ厚みを
有し、第1回転軸線12と、第2回転軸線13とが同一
平面上で相互に直交する構造ではこれらの非可動領域A
1〜A4が生じる。
【0011】図31は、払拭具11の使用状態を示す模
式図である。たとえば、部屋の隅にソファー23があ
り、清掃ヘッド2の長手方向の長さよりも短い間隔を有
するソファー23の一対の足の間から払拭具11を挿入
し、ソファー23の下方の床面を払拭するとき、ソファ
ー23と床との間に払拭具11を挿入するために柄1を
清掃ヘッド2の長手方向にほぼ平行となるまで傾けなけ
ればならない。このように傾けた場合、図30に示した
ように柄1は、清掃ヘッド2の長手方向にほぼ平行な状
態では左右にほとんど角変位できないので、清掃ヘッド
2の幅方向一側部を壁面24に当接させた状態で、壁面
24に沿って平行に移動させることができない。したが
って、図31に示すように、ソファー23の足と壁面2
4との間のほこりなどのたまり易い領域B1を払拭でき
ないという不具合が生じる。
【0012】このような不具合は、自在継手手段3の第
1回転軸線12と、第2回転軸線13とが同一平面状に
存在するために生じるのであり、第1回転軸線12と、
第2回転軸線13とを互いに異なる平面上に配置するこ
とによって、清掃ヘッド2を壁面24に沿って長手方向
に平行に移動させて払拭することができる。
【0013】保持手段19を有する払拭具15は、清掃
ヘッド16の長手方向に鋸歯状に屈曲して延び、一定の
幅W1を有する保持用スリット20内に払拭シート18
を挟持するので、清掃ヘッド16を清掃ヘッド16の長
手方向に対してほぼ垂直な方向に移動させて払拭する場
合は、払拭シート18は保持用スリット20が形成され
る保持手段19に噛込み、払拭シート18は確実に保持
される。
【0014】しかしながら、前述のように清掃ヘッド1
6を長手方向にほぼ平行な方向に移動させて床面を払拭
する場合は、波状の保持用スリット20は、一定の幅W
1のスリットが清掃ヘッド16の長手方向に鋸歯状に屈
曲して形成されているので、清掃ヘッド16の長手方向
に平行な引張り力に対して払拭シート18は保持用スリ
ット20に噛込むことができず、払拭シート18は保持
手段19から容易に外れるという問題が生じる。
【0015】またこのように、清掃ヘッド16を清掃ヘ
ッド16の長手方向に平行に移動させることは、人が入
れない狭い場所で行うことが多く、このような場所で払
拭シート18が外れると取出しにくく、利便性が悪いと
いう問題が生じる。
【0016】したがって本発明の目的は、柄の非可動領
域が存在しない自在継手手段と払拭シートが容易に外れ
ない保持手段とを有する払拭具を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺状の柄
と、矩形板状の清掃ヘッドと、前記柄の長手方向一端部
と清掃ヘッドの上部とを回動自在に連結する自在継手手
段と、清掃ヘッドの上部に、払拭シートを着脱可能に保
持する保持手段とを有する払拭具において、前記自在継
手手段は、柄の長手方向一端部に設けられる第1ヨーク
と、清掃ヘッドの上部に設けられる第2ヨークと、第1
ヨークと第2ヨークとを連結する連結部材とを含み、連
結部材は、第1回転軸線と、第1回転軸線に垂直な仮想
平面内で、第1回転軸線に間隔を有する第2回転軸線と
を有し、連結部材と第1ヨークとは、第1回転軸線まわ
りに回転自在に連結され、連結部材と第2ヨークとは、
第2回転軸線まわりに回転自在に連結されることを特徴
とする払拭具である。 第1回転軸線と、第2回転軸線とは間隔を有して設けら
れるので、第1回転軸線は第2回転軸線まわりに揺動自
在である。したがってたとえば第1回転軸線と、第2回
転軸線とが同一平面上に設ける場合のように、第1ヨー
クの変位を第2ヨークが阻止し、第1ヨークに連結され
た柄が移動できない図30に示す非可動領域A1〜A4
を生じさせず、第1ヨークを第2回転軸線まわりに揺動
させて第1ヨークの移動を阻止する第2ヨークを回避す
ることによって、非可動領域を生じることなく柄と清掃
ヘッドとを回動自在に連結することができる。
【0018】また本発明の前記保持手段は、可撓性およ
び弾発性を有する材料から成り、前記清掃ヘッドの長手
方向に延びる鋸歯状部分と、この鋸歯状部分に対向して
延びる直線状部分とを有し、これらの鋸歯状部分と直線
状部分との間に保持用スリットが形成され、鋸歯状部分
には、直線状部分から離反するように延びる第1開き用
スリットが形成され、直線状部分には、鋸歯状部分から
離反する方向に延びる第2開き用スリットが形成される
ことを特徴とする。 保持手段は可撓性および弾発性を有し、保持用スリット
および第1、第2開き用スリットが形成されるので、払
拭シートを保持手段に指などで押込むことによって第
1、第2開き用スリットが開き、保持用スリットの鋸歯
状部分が払拭シートに噛込む。その後、指を引抜くこと
によって払拭シートは鋸歯状部分に噛込まれた状態で保
持用スリットに保持される。 保持用スリットは、鋸歯状部分と直線状部分とから形成
されるので、保持用スリットに挿入された払拭シートを
直線状部分が鋸歯状部分の各先端部に押込むので、払拭
シートは確実に保持用スリットに保持される。また、保
持用スリットは、清掃ヘッドの長手方向に延びる鋸歯状
部分と直線状部分とから成るので、清掃ヘッドの長手方
向に垂直な幅方向が交互に異なり、開口面積が大小交互
に変化するので、払拭シートを鋸歯状部分に垂直な方向
に、鋸歯状部分に向けて引張られる払拭シートだけでな
く、鋸歯状部分に平行な方向に引張られる引張り力に対
しても清掃シートを保持することができ、清掃ヘッドを
長手方向に平行な方向に移動させたとしても払拭シート
が保持手段から容易に外れるということが防がれる。 また払拭シートを交換させる場合は、保持用スリット
に挟持される払拭シートの、保持用スリットにおける直
線状部分側を引張ることによって払拭シートを保持手段
から容易に取外すことができる。
【0019】また本発明の前記保持手段の鋸歯状部分の
上面および下面の少なくとも一方は、直線状部分に近接
するにつれて互いに近接する方向に傾斜することを特徴
とする。 したがって、鋸歯状部分の各先端部は、鋭利に形成され
ているので、保持用スリットに払拭シートを保持させた
とき、鋸歯状部分を払拭シートに食込み、払拭シートを
確実に保持することができる。さらに、払拭具の使用時
における引張り力によって、払拭シートはさらに保持用
スリットの鋸歯状部分に食い込み、払拭シートを確実に
保持用スリットに保持される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1の形
態である払拭具30を示す斜視図である。払拭具30
は、柄31と、清掃ヘッド32とを回動自在に連結する
自在継手手段33とを含んで構成される。
【0021】自在継手手段33は、柄31の1端部に設
けられる第1ヨーク35と、清掃ヘッド32の上部に設
けられる第2ヨーク37と、第1ヨーク35と、第2ヨ
ーク37とを連結する連結部材36とを含んで構成され
る。第1ヨーク35と連結部材36とは、第1回転軸線
47まわりに回転自在に連結され、第2ヨーク37と連
結部材36とは、第2回転軸線48まわりに回転自在に
連結される。
【0022】清掃ヘッド32は、矩形板状に形成され、
4つの角隅部付近にはそれぞれ保持手段40が設けられ
る。清掃ヘッド32は、ヘッド本体45と、ヘッド本体
45の下部に取付けられるベース体46と、ヘッド本体
に設けられる4つの保持手段40とを含んで構成され
る。
【0023】払拭シート34は、清掃ヘッド32の上部
とは反対側の底部を覆うように清掃ヘッド32に巻付け
られ、両側部が保持手段40にそれぞれ保持される。
【0024】柄31は、複数の継手部材39と、柄31
の他端部に設けられる持手部材38とから長手棒状に構
成され、一端部には第1ヨーク35が取付けられる。
【0025】図2はヘッド本体45を示す平面図であ
り、図3はそのヘッド本体45の正面図である。ヘッド
本体45は、合成樹脂たとえばABS樹脂(アクリロニ
トリル・ブタジエン・スチレン樹脂)によって矩形板状
に形成される。
【0026】ヘッド本体45の4つの角隅部付近に設け
られる保持手段40は、マジックテープなどと呼ばれる
面状ファスナーによって構成される。この面状ファスナ
ーは、細かいフック状のものを無数に密生させ、不織布
などの払拭シート34の細かい繊維を引掛けることによ
って払拭シート34を保持することができる。
【0027】ヘッド本体45の上部のほぼ中央部には、
第2ヨーク37が設けられる。第2ヨーク37は、ヘッ
ド本体45から上方にほぼ垂直に突出する一対の第2嵌
合部材41によって構成される。一対の第2嵌合部材4
1は、ヘッド本体45の長手方向に間隔をあけて互いに
対向して設けられる。各第2嵌合部材41の先端部に
は、ヘッド本体45の長手方向に平行な第2回転軸線4
8を有する第2嵌合凹所42が形成される。
【0028】ヘッド本体45の上部の4つの縁辺部は、
上部から下部にかけて円弧状に形成される。ヘッド本体
45の長手方向の長さL1はたとえば240mmに選ば
れ、幅方向の長さL2はたとえば84mmに選ばれる。
【0029】一対の第2嵌合部材41の間の距離L3
は、たとえば16mmに選ばれる。また、第1回転軸線
47とヘッド本体45の上面との間の距離L4は、たと
えば13mmに選ばれる。
【0030】図4は、図2の切断面線IV−IVから見
た断面図である。ヘッド本体45は、断面形状が下方に
開口する略U字状であり、大略的に皿状の基部43と、
基部43内に設けられ、ヘッド本体45の長手方向に延
びるリブ44とから構成される。したがって、ヘッド本
体45は、軽量かつ十分な強度を有する。
【0031】図5は、ヘッド本体45の底面図である。
ヘッド本体45の基部43の厚みT1は、リブ44の厚
みT2よりも厚く形成され、たとえば厚みT1は2.5
mmに選ばれ、厚みT2は1.5mmに選ばれる。リブ
44は、ヘッド本体45の幅方向に等間隔に配置され、
それぞれヘッド本体45の長手方向に平行に延びる。
【0032】図6は清掃ヘッド32のベース体46を示
す平面図であり、図7は図6の切断面線VII−VII
から見た断面図である。ベース体46は、弾力性を有す
るスポンジ状の材料、たとえば発泡ウレタン、発泡ポリ
エステル、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂)
スポンジなどから成り、底部が平坦な略矩形板状に形成
される。したがって床などを払拭する際、床を傷つける
ことなく、また静かに払拭することができる。
【0033】ベース体46の上部は、ヘッド本体45の
下部が嵌まり込む略直方体状の凹所49が形成される。
凹所49の長手方向の長さL5は、ヘッド本体45の長
手方向の長さL1とほぼ同じ長さに形成され、凹所49
の幅方向の長さL6は、ヘッド本体45の幅方向の長さ
L2とほぼ同じ長さに形成される。ヘッド本体45は、
ベース体46の凹所49に嵌まり込んだ状態で接着剤な
どで固定される。
【0034】ベース体46の4つの各隅部は、それぞれ
円弧状に形成され、ベース体46の4つの縁辺部の上部
は、それぞれ円弧状に形成される。凹所49の高さH2
は、ヘッド本体45の高さH1のほぼ半分に選ばれ、た
とえば高さH1が10mmに選ばれるとき、高さH2は
5mmに選ばれる。また、ベース体46の高さH3は、
たとえば12mmに選ばれる。
【0035】図8は連結部材36の正面図であり、図9
は連結部材36の側面図であり、図10は連結部材36
の平面図である。連結部材36は、合成樹脂たとえばA
BS樹脂から成り、略直方体状に形成される。この連結
部材36の各縁辺部はそれぞれ面取りされ、連結部材3
6の長手方向一端部付近には、第1回転軸線47を有
し、後述する第1ヨーク35の第1嵌合凹所54に回転
自在に嵌まり込む一対の第1嵌合突部50が設けられ、
連結部材36の他端部付近には、第2回転軸線48を有
し、第2ヨーク37の第2嵌合凹所42に回転自在に嵌
まり込む第2嵌合突部51が形成される。
【0036】第2回転軸線48は、第1回転軸線47に
垂直な仮想平面63内で、第1回転軸線47に間隔L7
を有して配置され、間隔L7はたとえば16mmに選ば
れる。
【0037】第1嵌合突部50は略円柱状に形成され、
第1嵌合突部50の遊端部側は、連結部材36の一端部
側に近接するにつれて連結部材36に近接する傾斜面5
0aが形成され、第2嵌合突部51は、略円柱状に形成
され、第2嵌合突部51の各遊端部は、連結部材36の
他端部側に近接するにつれて連結部材36に近接する傾
斜面51aが形成される。したがって、連結部材36の
第2嵌合突部51を第2ヨーク37の各第2嵌合凹所4
2へ嵌合させるときに、各傾斜面51aを第2嵌合部材
41の先端部に当接させ、押込むことによって、第2嵌
合部材41を開かせ、各第2嵌合突部51を各第2嵌合
凹所42に嵌合させることができる。
【0038】連結部材36の各第1嵌合突部50が形成
される一対の表面の間の距離L8は、第2ヨークの各第
2嵌合部材41の間の距離L3とほぼ同じ長さに選ば
れ、第2嵌合突部51が形成される一対の表面の間の距
離L9は、第1ヨーク35の後述する第1嵌合部材53
の間の距離L10とほぼ同じ長さに選ばれる。したがっ
て連結部材36は、第1および第2ヨーク35,37に
ぐらつくことなく保持される。距離L8および距離L9
はたとえばそれぞれ等しく、たとえば16mmに選ばれ
る。
【0039】図11は第1ヨーク35を示す正面図であ
り、図12は第1ヨーク35を示す側面図である。第1
ヨーク35はたとえばABS樹脂などから成り、長手棒
状の基部52と、この基部52の一端部に連なる一対の
第1嵌合部材53とから構成される。第1嵌合部材53
は、それぞれ互いに平行に基部52の長手方向に延び、
遊端部には第1回転軸線47を有し、連結部材36の第
1嵌合突部50が回転自在に嵌まり込む第1嵌合凹所5
4がそれぞれ形成される。したがって、第1ヨーク35
の各第1嵌合凹所54に連結部材36の第1嵌合突部5
0を嵌合させるときに、各傾斜面53aを第1嵌合突部
50の各傾斜面50aに当接させ、第1ヨーク35を押
込むことによって、第1ヨークの第1嵌合突部を開かせ
て、各第1嵌合突部50に第1嵌合凹所54をそれぞれ
嵌合させることができる。
【0040】第1嵌合部材53の先端部の互いに対向す
る各内面は、先端から第1嵌合凹所54に近接するにつ
れて互いに近接するように傾斜面53aが形成されてい
る。
【0041】基部52には、基部52の長手方向一端部
から他端部にかけて貫通する貫通孔55が形成され、こ
の貫通孔55の他端部側には内ねじ56が形成されてい
る。
【0042】図13は、継手部材39を示す正面図であ
る。継手部材39は、アルミニウムから成り、直円筒状
の筒部57と、筒部57の一端部に設けられる外ねじ部
58と、筒部57の他端部側に設けられる内ねじ部59
とから構成される。外ねじ部58には、第1ヨーク35
の内ねじ56に螺合する外ねじが形成され、内ねじ部5
9には、外ねじ部58の外ねじが螺合する内ねじが形成
される。
【0043】したがって、複数の継手部材39の外ねじ
部58と、内ねじ部59とを互いに螺合させることによ
って、柄31の長さを長手方向に延長することができ
る。また、連結した継手部材39の最も先端の外ねじ部
58は、第1ヨーク35の内ねじ56に螺合する。
【0044】図14は、持手部材38の正面図である。
持手部材38は、合成樹脂たとえばABS樹脂から成
り、略円筒状に形成される。持手部材38には、長手方
向一端部から持手部材38の長手方向に沿って継手部材
39が挿通される挿通孔61が形成され、持手部材38
の他端部側には、長手方向に対してほぼ垂直な方向に掛
止孔62が形成される。挿通孔61の直径D2は、継手
部材39の外径D1と等しく、それぞれたとえば16m
mに選ばれる。
【0045】複数の継手部材39を連結した他端部側
に、持手部材38を挿通して取付け、一端部側に第1ヨ
ーク35を連結して柄31を組立てる。したがって、継
手部材39の数を調節することによって、柄31の長さ
を調節することができる。また、たとえば壁などに打付
けた釘に、持手部材38の掛止孔62を掛止めすること
によって、払拭具30を壁面に保持することができる。
【0046】第1回転軸線47と第2回転軸線48とは
互いに間隔を有するので、自在継手手段33は、柄31
を清掃ヘッド32に対して非可動領域を設けることなく
回転自在に連結することができる。
【0047】図15は、本発明の実施の第2の形態の払
拭具69の清掃ヘッド70を示す平面図であり、図16
は、図15の切断面線XVI−XVIから見た断面図で
ある。なお、本発明の実施の第1の形態の払拭具30と
対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0048】清掃ヘッド70はヘッド本体71とベース
体88とから構成され、ヘッド本体71の保持手段72
は、前述の面状テープに代えて保持部材73が設けられ
る。
【0049】保持部材73は、可撓性および弾発性を有
する合成樹脂たとえば軟質のポリ塩化ビニルから成り、
略矩形板状の天板部77と、天板部77の周縁のやや内
よりからほぼ垂直に立下る周壁部78とから構成され
る。天板部77には、長手方向に延びる保持用スリット
74と、保持用スリット74に連通する第1および第2
開き用スリット75,76が形成される。
【0050】図16に示すように、周壁部78の幅方向
のほぼ中央部には、外方に突出する突条79が、周壁部
78に沿って形成され、この突条79と天板部77との
間に嵌合凹所87が設けられる。
【0051】ヘッド本体71の角隅部付近には、保持部
材73が挿通される挿通孔80と、挿通孔80の周縁部
に沿って設けられ、ヘッド本体71からほぼ垂直に立下
る周壁部材81とが設けられる。この周壁部材81の幅
方向中央部には内方に突出し、周壁部材81の周縁に沿
って設けられる嵌合突条82が形成される。したがっ
て、保持部材73を挿通孔80に挿通させたとき、嵌合
凹所87に、嵌合突条82が嵌合し、保持部材73はヘ
ッド本体71に確実に保持される。またこの際、保持部
材73の上方に臨む一表面は、ヘッド本体71の上方に
臨む一表面とほぼ同一の平面に配置される。
【0052】またベース体88の、各保持部材73に対
応する部位には、直円柱状の凹所89がそれぞれ形成さ
れているので、指などによって払拭シート34をスリッ
ト内に押込むときに十分に奥まで払拭シート34を挿入
でき、確実に払拭シート34を保持することができる。
【0053】図17は、保持部材73を拡大した平面図
である。保持部材73の天板部77は、保持部材73を
清掃ヘッド70に装着した際に清掃ヘッド70の長手方
向に沿って延びる鋸歯状部分84と、この鋸歯状部分8
4に対向し、長手方向に延びる直線状部分85とを有
し、これらの鋸歯状部分84と直線状部分85との間に
は、保持用スリット74が形成される。鋸歯状部分84
には、保持用スリット74に連なり直線状部分85から
離反するように延びる第1開き用スリット75が形成さ
れ、直線状部分85には、保持用スリット74に連な
り、鋸歯状部分84から離反する方向に延びる第2開き
用スリット76が形成される。
【0054】鋸歯状部分84は、複数の山形片91が連
なって形成され、互いに隣接する山形片91の成す角θ
1は、たとえば53°に選ばれ、保持用スリット74の
長手方向と山形片91の一側部との成す角θ2は、たと
えば63.5°に選ばれる。山形片91の先端と直線状
部分85との幅W2はたとえば0.3mmに選ばれるの
で、払拭シート34が保持用スリット74内に挿入され
たとき、鋸歯状部分84と直線状部分85とで十分に挟
持することができる。保持用スリット74の長手方向両
端部には、山形片91に連なり、直線状部分85に沿い
幅W2と同じ値を有して延びる直線状スリット86が形
成される。山形片の高さW3はたとえば1.0mmに選
ばれる。
【0055】一対の第1開き用スリット75は、鋸歯状
部分84の長手方向の中央部から距離L11離間した部
位の鋸歯状部分84から、直線状部分85から離反する
につれて互いに離反するように延びる。第1開き用スリ
ット75の先端部と、保持用スリット74との間の距離
L12は、たとえば9mmに選ばれ、第1開き用スリッ
ト75の幅W4はたとえば1mmに選ばれ、第1開き用
スリット75と保持用スリット74との成す角θ3は、
たとえば55°に選ばれる。
【0056】直線状部分85の中央部には、鋸歯状部分
84から離反する方向に、直線状部分85からほぼ垂直
に延びる第2開き用スリット76aが形成される。この
第2開き用スリット76aは、幅W5がたとえば1mm
に選ばれ、長さL13がたとえば9mmに選ばれる。第
2開き用スリット76aから保持用スリット74の長手
方向両端部に向けて距離L14離間した直線状部分85
に、第2開き用スリット76aに沿って平行に延びる第
2開き用スリット76bがそれぞれ形成される。第2開
き用スリット76bの幅W3は、たとえば1mmに選ば
れ、長さL15はたとえば8mmに選ばれる。これらの
第2開き用スリット76a,76bによって第2開き用
スリット76は構成される。
【0057】図18は、図17の切断面線XVIII−
XVIIIから見た断面図である。鋸歯状部分84の各
山形片91は、基部から先端部に近接するにつれて下部
から上部に向けて傾斜する傾斜面90が形成されてい
る。
【0058】保持部材73は、ヘッド本体71に装着す
る際、それぞれ鋸歯状部分84をヘッド本体71の幅方
向両端部側に向け、直線状部分85をそれぞれヘッド本
体71の幅方向中央部側に向けて装着する。
【0059】払拭シート34を、清掃ヘッド70に装着
する場合は、先ず払拭シート34の一側部を清掃ヘッド
70の幅方向一側部側の一対の保持部材73に装着し、
払拭シート34をベース体88の底部を介して清掃ヘッ
ド70を巻込み、払拭シート34の他端部側を、清掃ヘ
ッド70の幅方向他端部側に配置される一対の保持部材
73に装着する。
【0060】払拭シート34を、保持部材73に保持す
る場合は、たとえば指などで払拭シート34を第1およ
び第2開き用スリット75,76に押込み、その指を引
抜くことによって容易に払拭シート34を保持用スリッ
ト74に保持することができる。この際、鋸歯状部分8
4には傾斜面90が形成されており、鋸歯状部分84に
対向する直線状部分85が、払拭シート34を鋸歯状部
分84に押込むので、鋸歯状部分85は払拭シート34
に確実に噛込むことができる。
【0061】清掃ヘッド32を清掃ヘッド32の長手方
向に垂直な方向、すなわち幅方向に平行に動かして使用
する場合、傾斜面90は直線状部分85に近接するにつ
れて下部から上部に傾斜するように形成されているの
で、清掃ヘッド70の移動による払拭シート34の引張
り力によって払拭シート34はさらに鋸歯状部分84に
噛み込むこととなる。
【0062】第1開き用スリット75は、直線状部分8
5から離反するにつれて互いに離反するように傾斜して
設けられているので、払拭シート34によって引張られ
たとき最も屈曲しやすい部分である各第1開き用スリッ
ト75の先端部の間の距離は充分に長く設けられてお
り、払拭シート34による引張りによって鋸歯状部分8
4が払拭シート34の引張り方向に屈曲し、払拭シート
34が鋸歯状部分84から外れるということが防がれ
る。
【0063】各第2開き用スリット76a,76bは、
それぞれ互いに平行に設けられているので、各第2開き
用スリット76a,76bの先端部の間の距離は長くな
らず、払拭シート34を装着する際、容易に屈曲するこ
とができ、装着が容易である。
【0064】保持用スリット74は、鋸歯状部分84と
直線状部分85とから構成され、保持用スリット74の
長手方向に直角な方向の幅が、長手方向に交互に異な
り、開口面積が大小交互に変化し、鋸歯状部分84の各
山形片91はそれぞれ払拭シート34に食込んでいるの
で、保持用スリット74の長手方向に垂直な方向の引張
りだけでなく、保持用スリット74の長手方向に平行な
引張りに対しても払拭シート34を保持することができ
る。したがって、清掃ヘッド70を清掃ヘッド70の長
手方向に平行な方向に移動させた場合にも、払拭シート
34が外れることなく、確実に保持することができる。
【0065】図19は本発明の第3の実施形態である払
拭具92を示す平面図であり、図20はヘッド本体94
の正面図である。なお、本発明の実施の第1形態である
払拭具30と対応する部分には同一の参照符号を付し、
説明を省略する。清掃ヘッド93のヘッド本体94の上
部には、幅方向両端部付近に長手方向に沿って延びる一
対の保持手段95が設けられる。この保持部材95は、
たとえば第1の実施形態である払拭具30の面状ファス
ナーによって実現される。
【0066】ヘッド本体94と柄31とは、自在継手手
段96によって回動自在に連結され、自在継手手段96
は柄31の一端部に設けられる第1ヨーク97と、ヘッ
ド本体94の上部に設けられる第2ヨーク98と、第1
ヨーク97を第1回転軸線100まわりに回転自在に設
け、第2ヨーク98を第2回転軸線101まわりに回転
自在に連結する連結部材99とから構成される。
【0067】ヘッド本体94の上部には第2ヨーク98
が設けられる。第2ヨーク98は、ヘッド本体94の長
手方向に間隔をあけてヘッド本体94からほぼ垂直に立
上がる一対の立上がり部103と、この一対の立上がり
部103の間に設けられ、第2回転軸線101を有する
係止軸104とから構成される。
【0068】各立上がり部103の間のヘッド本体94
は、矩形状の貫通孔102が形成されている。各立上が
り部103の間の長さL16はたとえば60mmに選ば
れる。
【0069】図21は、図20の切断面線XXI−XX
Iから見た断面図である。貫通孔102の周縁部には、
ヘッド本体94からほぼ垂直に立下がる周壁106が設
けられ、ヘッド本体94内には、長手方向に延びる複数
のリブ105が設けられる。
【0070】図22は連結部材99の正面図であり、図
23は連結部材99の側面図であり、図24は連結部材
99の底面図である。図22に示すように連結部材99
は、第2回転軸線101を有し、連結部材99の一端部
99a側が開口し、第2ヨーク98の係止軸104に嵌
合する嵌合孔107が形成される。嵌合孔107の、連
結部材99の他端部99b側には切欠き108が形成さ
れている。
【0071】嵌合孔107の、連結部材99の一端部9
9a側の互いに対向する部位は、半径方向外方に向かう
につれて互いに離反する方向に傾斜する傾斜面109が
形成されている。したがって、係止軸104に嵌合孔1
07を嵌合させる場合は、各傾斜面109を係止軸10
4の外周面に当接させ、上方から力を加えることによ
り、連結部材99の他端部99b側を中心として連結部
材99は左右に拡開し、係止軸104に嵌合孔107は
嵌合する。係止軸104に嵌合孔107が嵌合したとき
には、連結部材99は弾発力によって元に戻り、連結部
材99は係止軸104に確実に回転自在に装着される。
【0072】連結部材99には、第1回転軸線100を
有する第1嵌合部110が形成され、第2回転軸線10
1は、第1回転軸100に垂直な仮想平面111内で、
第1回転軸線100に間隔L20を有して配置され、間
隔L20はたとえば8mmに選ばれる。
【0073】図25は第1ヨーク97の正面図であり、
図26は第1ヨーク97の側面図である。第1ヨーク9
7は、長手棒状の基部112と、基部112の一端部か
ら連なり、長手方向に平行に延びる一対の第1嵌合部材
113とから構成される。
【0074】各第1嵌合部材113の先端部には、連結
部材99の第1嵌合突部110が回転自在に嵌合する嵌
合凹所114が形成される。各嵌合凹所114から第1
嵌合部材113の先端部にかけて、第1嵌合部材113
の先端部に向かうにつれて互いに離反するように傾斜す
る傾斜溝115が形成される。
【0075】したがって、嵌合凹所114に第1嵌合突
部110を嵌合させる場合は、傾斜溝115を第1嵌合
突部110の各先端部に当接させ、第1ヨーク97を連
結部材99に押込むことによって第1嵌合部材113は
拡開し、各第1嵌合突部110に嵌合凹所114をそれ
ぞれ嵌合させることができる。この際、第1嵌合部材1
13は弾発力によって元に戻り、第1ヨーク97は、連
結部材99の第1回転軸線100まわりに回転可能に連
結される。
【0076】基部112の他端部には、継手部材39の
外ねじ部58が螺合する内ねじ116が形成されてい
る。
【0077】連結部材99の第2回転軸線101方向の
長さL21は、係止軸104の長さL16の1/3程度
に選ばれ、たとえばL16が60mmの場合、L21は
20mmに選ばれ、連結部材99を係止軸104に嵌合
させた場合、連結部材99を係止軸104の長手方向に
ずらすことができる。
【0078】したがって、狭い隙間などを、清掃ヘッド
93を柄31の長手方向と平行にして払拭する場合に、
連結部材99を係止軸104の中央から手前側にずらす
ことにより、より奥まで払拭することができる。
【0079】ヘッド本体94の、第2ヨーク98の下方
には貫通孔102が設けられているので、連結部材99
が第2回転軸線102まわりに角変位および係止軸10
4の軸線方向に沿って変位したとしてもヘッド本体94
に阻止されることなく変位することが可能である。
【0080】また本発明の実施のさらに他の形態とし
て、鋸歯状部分84には、直線状部分85に近接するに
つれて鋸歯状部分84の上面から下面に向けて傾斜する
傾斜面が形成されてもよく、鋸歯状部分84の上面およ
び下面が互いに近接する方向に傾斜して形成されてもよ
い。
【0081】さらに、鋸歯状部分84の各山形片91
が、鋸歯状部分84の延びる方向に、上面から下面に傾
斜する山形片91と下面から上面に傾斜する山形片とが
交互に形成されてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自在継手
手段は、互いに間隔を有する第1回転軸線と第2回転軸
線とを有するので、柄は清掃ヘッドに対して非可動領域
を設けることなく、回動自在に清掃ヘッドに連結され
る。
【0083】また保持手段には、鋸歯状部分と直線状部
分とから形成される保持用スリットが設けられるので、
払拭シートを清掃ヘッドの長手方向に垂直な方向の引張
りだけでなく、清掃ヘッドの長手方向に平行な引張りに
対しても確実に保持することができる。
【0084】さらに保持手段の鋸歯状部分の上面および
下面の少なくとも一方は、直線状部分に近接するにつれ
て互いに近接する方向に傾斜しているので、清掃シート
の引張りに対して鋸歯状部分を清掃シートに確実に食込
ませることができ、清掃シートを確実に保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態である払拭具30を
示す斜視図である。
【図2】ヘッド本体45の平面図である。
【図3】ヘッド本体45の正面図である。
【図4】図2の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
【図5】ヘッド本体45の底面図である。
【図6】ベース体46の平面図である。
【図7】図6の切断面線VII−VIIから見た断面図
である。
【図8】連結部材36の正面図である。
【図9】連結部材36の側面図である。
【図10】連結部材36の平面図である。
【図11】第1ヨーク35の正面図である。
【図12】第1ヨーク35の側面図である。
【図13】継手部材39の正面図である。
【図14】持手部材38の正面図である。
【図15】本発明の第2の実施形態である払拭具69の
清掃ヘッド70を示す平面図である。
【図16】図15の切断面線XVI−XVIから見た断
面図である。
【図17】保持部材73の平面図である。
【図18】図17の切断面線XVIII−XVIIIか
ら見た断面図である。
【図19】本発明の実施の第3形態である払拭具92を
示す平面図である。
【図20】ヘッド本体94の正面図である。
【図21】図20の切断面線XXI−XXIから見た断
面図である。
【図22】連結部材99の正面図である。
【図23】連結部材99の側面図である。
【図24】連結部材99の底面図である。
【図25】第1ヨーク97の正面図である。
【図26】第1ヨーク97の側面図である。
【図27】従来の払拭具11を示す斜視図である。
【図28】従来の払拭具15を示す斜視図である。
【図29】保持手段19を示す平面図である。
【図30】払拭具11の清掃ヘッド2を固定したときの
柄1の非可動領域A1〜A4を示す図である。
【図31】払拭具11の使用状態を示す模式図である。
【符号の説明】
30,69,92 払拭具 31 柄 32,70,93 清掃ヘッド 33,96 自在継手手段 34 払拭シート 35,97 第1ヨーク 36,99 連結部材 37,98 第2ヨーク 40,72,95 保持手段 45,71,94 ヘッド本体 47,100 第1回転軸線 48,101 第2回転軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の柄と、矩形板状の清掃ヘッド
    と、前記柄の長手方向一端部と清掃ヘッドの上部とを回
    動自在に連結する自在継手手段と、清掃ヘッドの上部
    に、払拭シートを着脱可能に保持する保持手段とを有す
    る払拭具において、前記自在継手手段は、 柄の長手方向一端部に設けられる第1ヨークと、 清掃ヘッドの上部に設けられる第2ヨークと、 第1ヨークと第2ヨークとを連結する連結部材とを含
    み、 連結部材は、第1回転軸線と、第1回転軸線に垂直な仮
    想平面内で、第1回転軸線に間隔を有する第2回転軸線
    とを有し、連結部材と第1ヨークとは、第1回転軸線ま
    わりに回転自在に連結され、連結部材と第2ヨークと
    は、第2回転軸線まわりに回転自在に連結されることを
    特徴とする払拭具。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、可撓性および弾発性を
    有する材料から成り、前記清掃ヘッドの長手方向に延び
    る鋸歯状部分と、この鋸歯状部分に対向して延びる直線
    状部分とを有し、これらの鋸歯状部分と直線状部分との
    間に保持用スリットが形成され、鋸歯状部分には、直線
    状部分から離反するように延びる第1開き用スリットが
    形成され、直線状部分には、鋸歯状部分から離反する方
    向に延びる第2開き用スリットが形成されることを特徴
    とする請求項1記載の払拭具。
  3. 【請求項3】 前記保持手段の鋸歯状部分の上面および
    下面の少なくとも一方は、直線状部分に近接するにつれ
    て互いに近接する方向に傾斜することを特徴とする請求
    項2記載の払拭具。
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