JPH0956653A - 払拭具 - Google Patents

払拭具

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Publication number
JPH0956653A
JPH0956653A JP21925195A JP21925195A JPH0956653A JP H0956653 A JPH0956653 A JP H0956653A JP 21925195 A JP21925195 A JP 21925195A JP 21925195 A JP21925195 A JP 21925195A JP H0956653 A JPH0956653 A JP H0956653A
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JP
Japan
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cleaning head
wiping
slit
holding
longitudinal direction
Prior art date
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JP21925195A
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English (en)
Inventor
Shinsaku Hoshikawa
眞作 星川
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Daiichi Eizai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Eizai Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い範囲を片手で容易に安定して把持し、操
作することができるともに払拭シートを確実に保持する
ことができる払拭具を提供する。 【解決手段】 払拭具11は、略矩形板状の清掃ヘッド
12と、清掃ヘッド12の上部に設けられ、払拭シート
16を着脱自在に保持する保持手段15と、清掃ヘッド
12の長手方向一端部から長手方向他端部にわたって設
けられる把持部材13とから構成される。把持部材13
は、清掃ヘッド12の長手方向に平行に延びる把持部1
7と、清掃ヘッド12の長手方向一端部と把持部17と
を連結する一方の連結部21と、清掃ヘッド12の長手
方向他端部と把持部17とを連結する他方の連結部22
とから構成される。したがって、把持部17を片手で把
持して払拭具11を操作することによって狭い範囲を容
易に払拭することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床、壁または家具
などの塵や埃を拭き取るための払拭具に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、典型的な従来の払拭具1を示す
斜視図である。このような先行技術は、たとえば実開平
6−62960号公報に開示されている。
【0003】払拭具1は、長手棒状の柄2と、清掃ヘッ
ド4と、これらの柄2と清掃ヘッド4とを図8の前後左
右に回動自在に設ける自在継手3とから構成される。清
掃ヘッド4の上部には、保持手段6が設けられ、払拭シ
ート5は、清掃ヘッド4の底部を覆うように清掃ヘッド
4に巻掛けられ、両側部は保持手段6によって保持され
る。
【0004】使用者は、柄2の先端部付近を把持し、払
拭シート5を床面に軽く押し付けながら、清掃ヘッド4
を清掃ヘッドの長手方向に垂直な幅方向に移動させるこ
とによって、床などを払拭する。
【0005】図9は、払拭具1の保持手段6を示す平面
図である。保持手段6は、清掃ヘッド4の上部の各隅部
付近に設けられ、払拭シート5を着脱可能に保持する。
【0006】この保持手段6は、清掃ヘッド4の長手方
向に延びる保持用スリット7と、この保持用スリット7
に連なり、放射状に延びて形成される開き用スリット8
とを有する。保持用スリット7は、清掃ヘッド4の長手
方向に鋸歯状に屈曲して延び、一定の幅W1を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の払
拭具1は、長手棒状の柄2が設けられるので、床面など
を払拭する場合には有利であるが、テレビや棚などの容
易に手が届く狭い範囲を払拭する場合は、長手棒状の柄
2が邪魔になるという不具合が生じる。また、清掃ヘッ
ド4を直接把持すると、埃などの付着した払拭シート5
によって手を汚損してしまい、衛生上好ましくないとい
う問題が生じる。
【0008】保持手段6の保持用スリット7は、一定の
幅W1を有し、鋸歯状に屈曲して清掃ヘッド4の長手方
向に延びて形成されているので、清掃ヘッド4を清掃ヘ
ッド4の長手方向にほぼ垂直の方向に移動させたときに
生じる払拭シート5の引張力に対しては、保持用スリッ
ト7は、払拭シート5を保持することができるが、清掃
ヘッド4を清掃ヘッド4の長手方向に平行に移動させた
ときに生じる清掃ヘッド4の長手方向への引張りに対し
ては、保持用スリット7は一定の幅W1を有しているの
で、払拭シート5を確実に保持することができず、払拭
シート5が外れてしまうという問題が生じる。
【0009】したがって本発明の目的は、払拭シートに
触れることなく、清掃ヘッドに近接した位置で安定して
把持することができるようにして操作性を向上し、かつ
払拭シートが容易に外れることのない払拭具を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、矩形板状の清
掃ヘッドと、清掃ヘッドの上部に設けられ、払拭シート
を着脱可能に保持する保持手段と、清掃ヘッドの上方に
間隔をあけ、清掃ヘッドの上部とほぼ平行に延びる把持
部を有する把持部材とを含むことを特徴とする払拭具で
ある。 なお、本発明でいう矩形板状とは、縦および横の長さが
厚みより小さいものをいい、清掃ヘッドにほぼ平行に延
びる把持部を有する把持部材とは、清掃ヘッドの上部に
連なる把持部材が、たとえば逆U字状または逆L字状に
屈曲して把持することができる把持部を有する把手をい
う。このような把持部材が設けられているので、たとえ
ば容易に手の届く範囲の家具などを払拭する場合には、
把持部を把持することによって容易に払拭することがで
きる。この際、把持部と清掃ヘッドとの間には間隔があ
けられているので、操作者は払拭シートに触れることな
く払拭することができ清潔である。
【0011】また本発明の前記把持部材は、清掃ヘッド
の長手方向一端部付近から長手方向他端部付近にわたっ
て設けられることを特徴とする。 したがって、把持部材の両端部は清掃ヘッドに固定され
るので、把持部材は外力などによって容易に変形するこ
となく、把持部材の強度が向上される。
【0012】さらに本発明の前記保持手段は、可撓性お
よび弾発性を有する材料から成り、前記清掃ヘッドの長
手方向に延びる鋸歯状部分と、この鋸歯状部分に対向し
て延びる直線状部分とを有し、これらの鋸歯状部分と直
線状部分との間に保持用スリットが形成され、鋸歯状部
分には直線状部分から離反する方向に延びる第1開き用
スリットが形成され、直線状部分には、鋸歯状部分から
離反する方向に延びる第2開き用スリットが形成される
ことを特徴とする。 払拭シートを保持手段に保持する場合は、たとえば手指
で払拭シートを保持用スリットに押込む。この際、保持
用スリットには第1および第2開き用スリットが保持用
スリットに連なって形成されているので、容易に鋸歯状
部分と直線状部分とを押し込み方向に変形させて払拭シ
ートを保持用スリット内に押し込むことができる。保持
用スリット内に押し込まれた払拭シートは、鋸歯状部分
に係止され、押込んだ指を引き抜くことによって容易に
払拭シートを保持用スリット間に嵌め込み、鋸歯状部分
に対向して設けられる直線状部分によって払拭シートを
支持した状態で、鋸歯状部分は払拭シートに噛み込み、
保持用スリット間で払拭シートを確実に保持する。 保持用スリットは、清掃ヘッドの長手方向に延び、鋸歯
状部分と直線状部分との間に形成されるので、保持用ス
リットの清掃ヘッドの長手方向に垂直な幅は、長手方向
に対して交互に異なって形成される。したがって、保持
用スリットに保持される払拭シートは、清掃ヘッドの長
手方向に垂直な方向の引張力だけでなく、清掃ヘッドの
長手方向に平行な方向の引張力に対しても係止されるの
で、清掃ヘッドを長手方向に平行に移動させたとしても
払拭シートが保持手段から容易に外れることが防がれ
る。 保持手段から払拭シートを取り外す場合には、保持用ス
リットの直線状部分側の払拭シートを外方に引張ること
により、容易に払拭シートを抜取ることができる。
【0013】さらにまた本発明の前記保持手段の鋸歯状
部分の上面および下面の少なくとも一方は、直線状部分
に近接するにつれて互いに近接する方向に傾斜すること
を特徴とする。 したがって、鋸歯状部分は先細状に鋭利に形成されるの
で、鋸歯状部分の保持用スリットに嵌まり込んだ払拭シ
ートへの食い込み量を大きくして、払拭シートを確実に
保持することができる。また使用時において床などの被
払拭面との摩擦によって払拭シートに引張力が作用する
と、鋸歯状部分はさらに大きく払拭シートに食い込むの
で、払拭シートの保持用スリットからの抜出しを確実に
防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある払拭具11を示す斜視図である。払拭具11は、矩
形板状の清掃ヘッド12と、清掃ヘッド12の上部に設
けられる把持部材13と、清掃ヘッド12の上部の各隅
部付近に設けられる4つの保持手段15と、各保持手段
15に保持される不織布などから成る払拭シート16と
を含んで構成される。
【0015】たとえばテレビや棚などの家具の手の届く
狭い範囲を払拭する場合は、払拭具11の把持部材13
を片手で把持し、払拭シート16を被払拭面に軽く押し
付け、左右に払拭具11を動かすことによって被払拭面
の塵や埃を拭取ることができる。
【0016】図2は払拭シート16を清掃ヘッドから取
り外した状態の払拭具11を示す平面図であり、図3は
その払拭具11の側面図であり、図4はその払拭具11
の正面図である。清掃ヘッド12および把持部材13
は、合成樹脂たとえばABS樹脂(アクリロニトリル・
ブタジエン・スチレン樹脂)から成り、一体的に形成さ
れる。清掃ヘッド12に設けられる保持手段15は、保
持用スリット18および第1,第2開き用スリット1
9,20を有する。
【0017】清掃ヘッド12のベース体14は、弾力性
を有するスポンジ状の材料から成る。
【0018】把持部材13は、清掃ヘッド12の長手方
向一端部から連なり上方に延びる一方の連結部21と、
清掃ヘッド12の長手方向他端部から連なり上方に延び
る他方の連結部22と、連結部21と連結部22の各先
端部にわたり、清掃ヘッド12にほぼ平行に設けられる
把持部13とから構成される。
【0019】一方の連結部21は、清掃ヘッド12の長
手方向一端部の幅方向中央部から連なり、清掃ヘッド1
2から離反するにつれて、清掃ヘッド12の長手方向他
端部側に傾斜し、他方の連結部22は、清掃ヘッド12
長手方向他端部側の幅方向中央部から連なり、清掃ヘッ
ド12から離反するにつれて清掃ヘッド12の長手方向
一端部側に傾斜して設けられる。把持部17は、各連結
部21,22の各先端部に対して滑らかに連なり、把持
部17の長手方向両端部に比べて中央部が清掃ヘッド1
2からやや離反し、大略的に円弧状に形成される。
【0020】この把持部17の厚みは、各連結部21,
22の厚みより大きく形成されており、把持部17の清
掃ヘッド12に対向する一側部には、長手方向に連結部
21から連結部22に向けて等間隔に3つの凸部23
a,23b,23cが形成される。これらの凸部23a
〜23cはそれぞれ流線形状に滑らかに形成され、各連
結部21,22および各凸部23a〜23cとの間には
それぞれ4つの凹部24a,24b,24c,24dが
形成される。把持部17を把持する際、凹部24a〜2
4dに4本の指をそれぞれ添えて把持することにより払
拭具11を安定して把持することができる。
【0021】連結部21の清掃ヘッド12に連なる一端
部側の幅は、把持部17に連なる先端部側の幅よりも大
きく形成されているので、把持部材13の強度が向上さ
れ、把持部材13が容易に変形することが防がれる。
【0022】図5は清掃ヘッド12の底面図であり、図
6は図2の切断面線VI−VIから見た断面図である。
清掃ヘッド12は、矩形板状の天板30と,天板30の
縁辺から垂直に立ち下がる側壁31と、清掃ヘッド12
の幅方向に等間隔を有し、天板30から垂直に立下がり
長手方向に延びる複数のリブ32とから構成される。
【0023】清掃ヘッド12の4つの各隅部付近には、
保持手段15が装着される装着孔33がそれぞれ形成さ
れ、この装着孔33の周縁には、天板30から垂直に立
下がる周壁34が形成される。
【0024】保持手段15は、可撓性および弾発性を有
する合成樹脂、たとえば軟質のポリ塩化ビニルから成
り、略矩形板状の天板35と、この天板35の周縁のや
や内側から立下がる周壁36とから構成される。天板3
5には、保持手段15を清掃ヘッド12に装着した状態
で清掃ヘッド12の長手方向に延びる保持用スリット1
8と、この保持用スリット18に連なる第1,第2開き
用スリット19,20が形成される。
【0025】保持手段15の周壁36の外方に臨む表面
には、天板35に間隔をあけ、周壁36から外方に突出
し、天板35の周縁に平行に延びる突条37が形成さ
れ、この突条37と天板35の間に凹所39が形成され
る。清掃ヘッド12の周壁34の保持手段15に対向す
る表面には、天板30の外方に臨む一表面に間隔をあ
け、保持手段15側に突出し、周壁34沿って天板30
に平行に突条38が設けられる。
【0026】したがって、保持手段15は、可撓性およ
び弾発性を有する材料から成るので、保持手段15を装
着孔33に挿入し、押し込むことによって、保持手段1
5の突条37と天板35との間の凹所39に、突条38
を嵌合させ、保持手段15を清掃ヘッド12に確実に装
着することができる。
【0027】また、保持手段15の天板35の外方に臨
む一表面は、清掃ヘッド12の天板30の外方に臨む一
表面と同一平面に形成される。
【0028】ベース体14は四角錐台状に形成され、上
部には清掃ヘッド12が嵌まり込む直方体状の凹所40
が形成される。ベース体14と清掃ヘッド12とは、凹
所40に清掃ヘッド12が嵌まり込んだ状態でたとえば
接着剤などで接着される。
【0029】ベース体14は弾発性を有するスポンジ状
の材料、たとえばEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体
樹脂)スポンジ、発泡ウレタン、または発泡ポリエステ
ルなどから成り、底面が平坦に形成されるので、家具な
どを払拭する際に、表面に密着し、家具を傷つけること
なく払拭することができる。
【0030】図7は、保持手段15の拡大した平面図で
ある。清掃ヘッド12の長手方向に沿って延びる保持用
スリット18は、三角形状の突片43が複数連なって延
びる鋸歯状部分41と、この鋸歯状部分41に対向し、
清掃ヘッド12の長手方向に沿って延びる直線状部分4
2との間に形成される。
【0031】各突片43の直線状部分42に対向する先
端と、直線状部分42との間の幅W2は、払拭シート1
6の2枚の厚みよりも小さく形成されるので、払拭シー
ト16を保持用スリット18内に確実に挟持することが
できる。この幅W2は、たとえば0.3mmに選ばれ
る。また各突片43の直線状部分42に対向する先端
と、基端との間の幅W3は、たとえば1.0mmに選ば
れ、互いに隣接する突片43の間のなす角θ1は、たと
えば53度に選ばれ、清掃ヘッド12の長手方向に平行
な方向と各突片43の一側面43aとの成す角θ2は、
たとえば63.5度に選ばれる。
【0032】直線状部分42に連なる天板部分35aに
は、保持用スリット18の長手方向の中央において鋸歯
状部分41から離反する方向にほぼ垂直に延びる第2開
き用スリット20aが形成される。この第2開き用スリ
ット20aの幅W4はたとえば1.0mm選ばれ、長さ
L1はたとえば9.0mmに選ばれる。
【0033】第2開き用スリット20aの図7における
左右両側には、第2開き用スリット20aから距離L2
をあけて離間し、保持用スリット18に連なり鋸歯状部
分41から離反する方向に第2開き用スリット20a平
行に延びる一対の第2開き用スリット20bが形成され
る。なお、これらの第2開き用スリット20a,20b
を総称するときは、添字a,bを省略して第2開き用ス
リット20と記載する。この第2開き用スリット20b
の幅W5は第2開き用スリット20aの幅W4と等し
く、たとえば1.0mmに選ばれ、第2開き用スリット
20bの長さL3は、第2開き用スリット20aの長さ
L1よりやや短く、たとえば8.0mmに選ばれる。ま
た、第2開き用スリット20aと第2開き用スリット2
0bとの間の距離L2は、たとえば5.0mmに選ばれ
る。
【0034】鋸歯状部分41に連なる天板部分35bに
は、保持用スリット18の長手方向の中央から左右両側
に距離L4をあけて離間し、保持用スリット18に連な
り直線状部分42から離反する方向に延びて、一対の第
1開き用スリット19が形成される。この第1開き用ス
リット19は、保持用スリット18から離反するにつれ
て互いに離反するように傾斜して形成され、清掃ヘッド
12の長手方向に平行な方向と第1開き用スリット19
との成す角θ3は、たとえば55度に選ばれる。この第
1開き用スリット19の幅W6は、第2開き用スリット
20a,20bの各幅W4,W5と同じ大きさに形成さ
れ、たとえば1.0mmに選ばれる。保持用スリット1
8の中央と第1開き用スリット19との間の距離L4
は、たとえば3.0mmに選ばれ、第1開き用スリット
19の、保持用スリット18と反対側の先端と、鋸歯状
部分41の直線状部分42に対向する先端との間の距離
L5は、第2開き用スリット20aの長さL1と同じ長
さに形成され、たとえば長さL1が9.0mmの場合、
距離L5は9.0mmに選ばれる。
【0035】鋸歯状部分41には、図6に示すように直
線状部分42に近接するにつれて鋸歯状部分41の上面
に向けて傾斜する下面である傾斜面44が形成される。
したがって鋸歯状部分41の各突片43の直線状部分4
2に対向する先端部は、それぞれ鋭利に形成にされるの
で、保持用スリット18内の払拭シート16に、鋸歯状
部分41は食い込み、払拭シート16を確実に保持す
る。
【0036】各保持手段15を清掃ヘッド12に装着す
る場合は、鋸歯状部分41を、清掃ヘッド12の幅方向
両側部側に向け、直線状部分42を清掃ヘッド12の幅
方向中央部側に向けて清掃ヘッド12に装着する。
【0037】清掃ヘッド12に払拭シート16を装着す
る場合は、まず払拭シート16の一側部を清掃ヘッド1
2の幅方向一側部側の2つの保持手段15に装着し、ベ
ース体14の底部を覆うように清掃ヘッド12に巻掛
け、払拭シート16の他側部を清掃ヘッド12の幅方向
他側部側に設けられる2つの保持手段15に装着する。
【0038】払拭シート16を保持手段15に装着する
場合は、払拭シート16で保持手段15の保持用スリッ
ト18および第1、第2開き用スリット19,20を覆
い、手指などで、払拭シート16を保持用スリット18
内に押込む。この際、3つの第2開き用スリット20
a,20bは、それぞれ互いに平行に設けられているの
で、各第1,第2開き用スリット20a,20b間の天
板35bは容易に押込み方向に屈曲し、指によって払拭
シート16をスムーズに押込むことができる。鋸歯状部
分41は、指によって押し込まれた払拭シート16に噛
み込むので、指を引き抜くときに払拭シート16を保持
用スリット18内に確実に保持することができる。
【0039】一対の第1開き用スリット19は、保持用
スリット18から離反するにつれて互いに開いて形成さ
れ、いわばハ字状に形成されるので、第1開き用スリッ
ト19を互いに平行に設けた場合より、各第1開き用ス
リット19間の天板35bは屈曲しにくい構造となって
いる。したがって払拭具11を、清掃ヘッド12の長手
方向にほぼ垂直な方向に払拭した場合に生じる払拭シー
ト16の引張力によって、第1開き用スリット19の間
の天板35bが容易に屈曲することが防がれ、払拭シー
ト16が容易に外れるということが防がれる。
【0040】保持用スリット18は、清掃ヘッド12の
長手方向に沿って平行に延び、鋸歯状部分41と直線状
部分42とから構成されるので、保持用スリット18の
清掃ヘッド12の長手方向に垂直な幅方向の幅が長手方
向に対して交互に異なり、開口面積が大小交互に変化
し、直線状部分42によって払拭シート16は鋸歯状部
分41に押し付けられて鋸歯状部分41の各先端部がそ
れぞれ払拭シート16に食い込んでいるので、保持用ス
リット18において、清掃ヘッド12の長手方向に平行
な方向の引張力だけでなく、長手方向に垂直な方向の引
張力に対しても払拭シート16を保持することができ
る。したがって、払拭具11を清掃ヘッド12の長手方
向に平行な方向に移動させて払拭する場合にも、払拭シ
ート16は清掃ヘッド12から外れることなく確実に保
持することができる。
【0041】また上述の保持手段15に代えて、マジッ
クテープなどと称される面状ファスナーを設け、この面
状ファスナーに不織布から成る払拭シート16を保持し
てもよい。
【0042】上述の本発明の実施の一形態では、把持部
材13は清掃ヘッド16の長手方向に沿って形成したけ
れども、本発明の実施の他の形態では、清掃ヘッド12
にその長手方向に垂直な方向、または前記長手方向に交
差する任意の方向に、たとえば30度の角度を成して傾
斜して形成してもよい。これによって、把持部を全ての
手指の延びる方向に対してほぼ直角に配置して、より確
実に把持することができる。
【0043】また本発明の実施のさらに他の形態とし
て、鋸歯状部分41には、直線状部分42に近接するに
つれて鋸歯状部分41の下面に向けて傾斜する傾斜面が
形成されていてもよく、鋸歯状部分41の上面および下
面が互いに近接する方向に傾斜して形成されてもよい。
【0044】さらに、鋸歯状部分41の各突片43が、
鋸歯状部分41の延びる方向に、上面から下面に傾斜す
る突片43と下面から上面に傾斜する突片43とが交互
に形成されてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、清掃ヘッ
ドの上部には、把持部材が設けられているので、この把
持部材をたとえば片手で保持して操作することによって
家具などの埃を容易に払拭することができる。
【0046】また把持部材は、清掃ヘッドの長手方向一
端部付近から長手方向他端部付近にわたって設けられて
いるので、把持部材の強度が向上され、容易に変形する
ことが防がれる。
【0047】また保持手段には、鋸歯状部分と直線状部
分との間に保持用スリットが形成されるので、払拭シー
トを、清掃ヘッドの長手方向に垂直な方向の引張力だけ
でなく、清掃ヘッドの長手方向に平行な方向の引張力に
対しても確実に保持することできる。
【0048】さらにまた保持手段の鋸歯状部分の上面お
よび下面の少なくとも一方は、直線状部分に近接するに
つれて互いに近接する方向に傾斜しているので、払拭シ
ートの引張力に対して鋸歯状部分を払拭シートに確実に
食い込ませることができ、払拭シートを確実に保持手段
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である払拭具11を示す
斜視図である。
【図2】清掃ヘッド12から払拭シート16を取り外し
た状態の払拭具11を示す平面図である。
【図3】図2の払拭具11の側面図である。
【図4】図2の払拭具11の正面図である。
【図5】清掃ヘッド12の底面図である。
【図6】図2の切断面線VI−VIから見た断面図であ
る。
【図7】保持手段15の拡大した平面図である。
【図8】従来の払拭具1を示す斜視図である。
【図9】従来の払拭具1の保持手段6を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 11 払拭具 12 清掃ヘッド 13 把持部材 14 ベース体 15 保持手段 16 払拭シート 17 把持部 18 保持用スリット 19 第1開き用スリット 20 第2開き用スリット 41 鋸歯状部分 42 直線状部分 44 傾斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形板状の清掃ヘッドと、 清掃ヘッドの上部に設けられ、払拭シートを着脱可能に
    保持する保持手段と、清掃ヘッドの上方に間隔をあけ、
    清掃ヘッドの上部とほぼ平行に延びる把持部を有する把
    持部材とを含むことを特徴とする払拭具。
  2. 【請求項2】前記把持部材は、清掃ヘッドの長手方向一
    端部付近から長手方向他端部付近にわたって設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の払拭具
  3. 【請求項3】前記保持手段は、可撓性および弾発性を有
    する材料から成り、前記清掃ヘッドの長手方向に延びる
    鋸歯状部分と、この鋸歯状部分に対向して延びる直線状
    部分とを有し、これらの鋸歯状部分と直線状部分との間
    に保持用スリットが形成され、鋸歯状部分には直線状部
    分から離反する方向に延びる第1開き用スリットが形成
    され、直線状部分には、鋸歯状部分から離反する方向に
    延びる第2開き用スリットが形成されることを特徴とす
    る請求項1または2記載の払拭具。
  4. 【請求項4】前記保持手段の鋸歯状部分の上面および下
    面の少なくとも一方は、直線状部分に近接するにつれて
    互いに近接する方向に傾斜することを特徴とする請求項
    3記載の払拭具。
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