JPH095637A - 顕微鏡写真撮影装置 - Google Patents

顕微鏡写真撮影装置

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Publication number
JPH095637A
JPH095637A JP15930395A JP15930395A JPH095637A JP H095637 A JPH095637 A JP H095637A JP 15930395 A JP15930395 A JP 15930395A JP 15930395 A JP15930395 A JP 15930395A JP H095637 A JPH095637 A JP H095637A
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JP
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light
photometric
image
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Withdrawn
Application number
JP15930395A
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English (en)
Inventor
Masakazu Shimada
征和 島田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH095637A publication Critical patent/JPH095637A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、所定の測光部位での正確な露出時間
を決定することができる顕微鏡写真撮影装置を提供す
る。 【構成】対物レンズ20を介して観察される標本19の
標本像を接眼レンズ23へ導くとともに、指標光源2
8、該指標光源28からの光波長は反射するが写真撮影
用表示ユニット35の光源37からの光波長は透過する
指標板29を有する指標光源ユニット27からの指標像
により標本像上の任意の測光部位を指定し、該測光部位
が指定された標本像をエリアセンサ34へ導き、さらに
接眼レンズ23側に表示線を付した板状透明体36と指
標光源28と異なる波長の光源37を有する写真撮影用
表示ユニット35を設けていて、写真撮影用表示ユニッ
ト35からの光が指標光源ユニット27の光路に入射し
ても、指標板29の特性によりエリアセンサ34の測光
用光路へ再入射するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡に用いられる写
真撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生体組織や細胞上で蛍光標識を施
したタンパク質や遺伝子などを検出するのに、落射蛍光
照明による顕微鏡観察が用いられるが、このような顕微
鏡観察において、観察像を写真撮影する場合、観察像
は、暗い背景の中に明るい蛍光像が極在するようなもの
になるため、視野全体の照度を平均化した値に基づいて
決定した露出時間により写真撮影を実行すると、蛍光像
の部分が露出オーバーとなって撮影像が潰れてしまうと
いう不具合が生じる。
【0003】そこで、従来、特開平5−164971号
公報に開示されるように、接眼レンズにより標本像を観
察しながら、標本像上の任意の位置に指標光源ユニット
からの所定形状の指標像を投影させることで、観察像内
の測光部位を指定し、この指定された部位について測光
信号で露出時間を決定することにより、観察像の最適な
写真撮影を可能にした顕微鏡写真撮影装置が考えられて
いる。
【0004】また、一般に、このようにして顕微鏡によ
る写真撮影を行う場合、正確に観察像に焦準を合わせら
れるように、あるいは写真撮影の構図を容易に決定でき
るようにするため、観察光路中の写真撮影像と共役な位
置に、十字線や写真撮影範囲を示すフレーム等の表示線
を付した表示体を写真撮影用光源とともに配設すること
が行われている。
【0005】特公平6−75140号公報には、暗視野
照明または落射蛍光照明による顕微鏡観察等の観察視野
の暗い顕微鏡観察の場合でも、観察像と混合することな
く明瞭に識別できる輝線による表示線を表示可能にする
表示体を光源とともに設けたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、標本像を接
眼レンズで観察しながら所望の部位について測光信号に
より露出時間を決定するものでは、観察光路中の写真撮
影像と共役な位置に、十字線や写真撮影範囲を示すフレ
ーム等の表示線を付した表示体を写真撮影用光源ととも
に配設する構成を取ると、表示体とともに設けられる写
真撮影用光源からの光が、観察像の所望部位指定の際に
用いられる指標像を出力する指標光源ユニットの指標板
などで反射し、この反射光が測光部位に入射することが
あり、これが原因して写真撮影のための正確な露出時間
を決定できないという問題点があった。本発明は上記事
情に鑑みてなされたもので、所定の測光部位での正確な
露出時間を決定することができる顕微鏡写真撮影装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
対物レンズを介して観察される標本の標本像を撮像する
顕微鏡写真撮影装置において、前記対物レンズを介して
観察される標本の標本像を観察用光路へ導く観察用光学
手段と、この観察用光学手段により観察される標本像上
の任意の測光部位を指定するための指標像を発生する指
標光源を有する測光部位指定手段と、前記観察用光学手
段の観察用光路上に設けられ且つ前記測光部位指定手段
の指標光源と異なる波長で発光される表示線を付した表
示体を有する写真撮影用表示手段と、前記測光部位指定
手段により任意の測光部位が指定された標本像を測光用
光路へ導く測光用光学手段と、前記測光部位指定手段の
光路上にあって前記写真撮影用表示手段からの光波長を
透過または反射させ該写真撮影用表示手段からの光の前
記測光用光学手段への再入射を防止する光学部材とによ
り構成している。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載に
おいて、光学部材は、測光部位指定手段を指標光源とと
もに構成する指標像の形状を決めるピンホールを有する
指標板からなり、該指標板は、前記指標光源の光波長は
反射し、前記写真撮影用表示手段からの光波長は透過す
るものからなっている。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載に
おいて、光学部材は、前記指標光源の光波長は透過し、
前記写真撮影用表示手段からの光波長は光路外へ反射さ
せる光学素子からなっている。
【0010】
【作用】この結果、本発明によれば、対物レンズを介し
て観察される標本の標本像を観察用光学手段により観察
用光路へ導くとともに、指標光源を有する測光部位指定
手段により指標像を発生して標本像上の任意の測光部位
を指定し、この測光部位が指定された標本像を測光用光
学手段により測光用光路へ導き、さらに観察用光学手段
の観察用光路上に前記指標光源と異なる波長で発光され
る表示線を付した表示体を有する写真撮影用表示手段を
設け、測光部位指定手段の光路上に前記写真撮影用表示
手段からの光の波長を選択的に透過または光路外に反射
または吸収させる光学部材を配するようにすることで、
写真撮影用表示手段からの光が測光部位指定手段の光路
に入射した後、前記測光用光学手段へ再入射するような
事態を確実に防止することができる。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)図1は、本発明の第1実施例の顕微鏡写
真撮影装置の概略構成を示すもので、この場合、光源1
1で発生した照明光を、コレクタレンズ12、リレーレ
ンズ13、視野絞り14を介して反射鏡15に入射し、
ここでの反射により照明光からの光路を上方へ向け、さ
らにリレーレンズ16、明るさ絞り17を介してコンデ
ンサレンズ18に入射し、このコンデンサレンズ18に
より標本19を均一に照明するようにしている。
【0012】標本19の上方には、対物レンズ20を対
向配置し、この対物レンズ20に入射する標本19から
の光束を、結像レンズ21を介して観察用光学部材であ
る半透過プリズム22に入射している。
【0013】この半透過プリズム22は、入射光束の一
部を半透過面22aで反射させ、その結像を接眼レンズ
23を介して拡大観察できるようにしている。また、半
透過プリズム22は、半透過面22aを透過した光束を
撮影レンズ24、シャッタ25を介してフィルム面26
で結像させるようにもしている。
【0014】一方、24は指標光源ユニットで、この指
標光源ユニット27は、外部からの点灯信号によって点
灯制御される指標光源28と、測光部位を指定する指標
像の形状を決めるピンホールを有する指標板29とから
構成されている。この場合、指標板29には、指標光源
28からの指標光波長は反射するが、後述する写真撮影
用表示ユニット35の写真撮影用表示光源37の写真撮
影用表示光波長は透過するようなものが用いられてい
る。また、指標板29は、光軸と直交する面内を任意の
方向に移動自在に設けられている。
【0015】指標光源ユニット27からの指標光は、リ
レーレンズ31を介して半透過鏡30に入射するように
している。この半透過鏡30は、対物レンズ20と半透
過プリズム22との間の光路上に設けられていて、指標
光源ユニット27からの指標光をリレーレンズ31を介
して受けると、半透過プリズム22側へ入射させるよう
にしている。
【0016】半透過プリズム22とフィルム面26との
間の光路上に、測光用光学部材であるクイックリターン
ミラー32を挿脱自在に設けている。このクイックリタ
ーンミラー32は、測光領域を決定するときに、光路に
挿入されて半透過プリズム22からの光束を所定方向へ
反射させ測光用光路へ導くものである。また、この測光
用光路のフィルム面26と共役な位置にリレーレンズ3
3を介してエリアセンサ34を配置している。このエリ
アセンサ34は、インターライン型のCCD2次元セン
サから構成されていて、外部からのCCD駆動パルスに
よって1ライン毎に読み出されるようになっている。
【0017】半透過プリズム22と接眼レンズ23の間
の光路上で、標本19と共役な位置に、写真撮影用表示
ユニット35を挿脱自在に設けている。この写真撮影用
表示ユニット35は、写真撮影範囲を示す表示線を一面
に彫刻された板状透明体36と写真撮影用表示光源37
から構成している。この場合、写真撮影用表示光源37
は、上述した指標光源ユニット27の指標光源28と異
なる波長の光を出力するようにしている。
【0018】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、光源11を始めとして、指標光源2
8、写真撮影用表示光源37をそれぞれ点灯する。する
と、光源11からの照明光によって標本19が均一に照
明され、この標本19の標本像が半透過プリズム22に
入射し、その一部が半透過面22aで反射され観察用光
路上の写真撮影用表示ユニット35で結像され、接眼レ
ンズ23に入射され、また残りの光束が半透過面22a
を透過してクイックリターンミラー32へ入射され、こ
こで反射されて測光用光路へ導かれエリアセンサ34上
で結像される。
【0019】また、指標光源ユニット27の指標光源2
8から指標板29のピンホールを通したスポット光から
なる指標像も半透過鏡30を介して半透過プリズム22
に入射され、観察用光路上の写真撮影用表示ユニット3
5および測光用光路上のエリアセンサ34で結像され
る。
【0020】これにより、測光用光路での結像位置で
は、標本像に指標像が重ねられた像が形成され、また、
観察用光路の結像位置では、標本像に指標像の他に、写
真撮影用表示ユニット35の写真撮影用表示光源37が
照射される板状透明体36の写真撮影範囲を示す表示線
が重ねられた像が形成され、この像が接眼レンズ23で
観察できるようになる。
【0021】この場合、測光用光路および観察用光路の
それぞれの結像面での指標像は、周囲に比べ著しく高い
輝度により表示される。また、これらの指標像は、指標
光源ユニット27で、指標板29を光軸と直交する直交
する方向へ移動させることにより、その移動に応じて標
本像上を移動される。これにより、接眼レンズ23によ
り標本像を観察しながら、標本像上の任意の位置に指標
像を投影させることができる。
【0022】この場合、接眼レンズ23で観察される像
は、エリアセンサ34上にも同様に形成されており、そ
こで標本像上の任意の位置に指標像を投影した像を撮像
すれば、指標像が形成されている位置の受光素子の出力
は、その他の部分の出力に比べて著しく高い輝度を示し
ていることが予想される。従って、このような著しく明
るい指標像が形成された場合、通常、エリアセンサ34
は通常の明るさを示す標本像を撮像しても飽和しないよ
うにダイナミックレンジが設定されているものの、対応
する部分の画素は飽和してしまうため、この飽和レベル
に達している画素を検出することで、指標像で指示され
た測光部位が検出できることになり、この部位について
測光信号により写真撮影のための露出時間を決定するこ
とが行われる。
【0023】ところが、このような所望する測光部位に
ついて露出時間を決定する際に、写真撮影用表示ユニッ
ト35の写真撮影用表示光源37が点灯されたままにあ
り、この光源37からの写真撮影用表示光が、半透過プ
リズム22、半透過鏡30を逆行して指標光源ユニット
27まで達することがある。
【0024】しかして、従来では、指標光源ユニット2
7まで達した光は、指標板29で反射され、再び半透過
鏡30、半透過プリズム22を介して測光用光路に入射
されることで、測光部位が実際の明るさよりも明るく認
識され、正確な露出時間の決定ができないおそれがあっ
たが、本実施例では、写真撮影用表示光源37と指標光
源28の波長を異ならしていて、しかも、指標板29
は、指標光源28からの指標光波長は反射するが、写真
撮影用表示光源37の写真撮影用表示光波長を透過する
ものが用いられるため、写真撮影用表示光源37から半
透過プリズム22、半透過鏡30を介して指標光源ユニ
ット27に達した写真撮影用表示光は、指標板29を透
過してしまうことから、測光用光路に入射するのを防止
でき、これにより、測光部位について、写真撮影のため
の正確な露出時間の決定を実現することができる。 (第2実施例)図2は、本発明の第2実施例の概略構成
を示すもので、図1と同一部分には同符号を付してい
る。
【0025】この場合、指標光源ユニット27は、指標
光源28と測光部位を指定する指標像の形状を決めるピ
ンホールを有する通常の指標板29´から構成してい
る。そして、このような指標光源ユニット27とリレー
レンズ31との間の光路上に、光学素子38を傾けて配
置している。この光学素子38は、指標光源28からの
指標光波長は透過するが、写真撮影用表示ユニット35
の写真撮影用表示光源37からの写真撮影用表示光波長
は反射するようなものが用いられている。
【0026】しかして、このようにすれば、指標光源ユ
ニット27の指標光源28から指標板29´のピンホー
ルを通した標本像の光は、光学素子38をそのまま透過
され、半透過鏡30を介して半透過プリズム22に入射
され、観察用光路上の写真撮影用表示ユニット35およ
び測光用光路上のエリアセンサ34で結像され、接眼レ
ンズ23により標本像を観察しながら、標本像上での任
意の測光部位の検出が行われる。
【0027】一方、写真撮影用表示ユニット35の写真
撮影用表示光源37からの写真撮影用表示光は、半透過
プリズム22、半透過鏡30を逆行して指標光源ユニッ
ト27側に進が、指標光源ユニット27に達する前に傾
けて配置された光学素子38により光路外へ反射される
ことになって、測光用光路に入射するのを防止でき、こ
れにより、測光部位について写真撮影のための正確な露
出時間の決定を実現できることになる。 (第3実施例)図3は、本発明の第3実施例の概略構成
を示すもので、図1と同一部分には同符号を付してい
る。
【0028】この場合、対物レンズ20とクイックリタ
ーンミラー32との間の光路上に半透過プリズム50を
配置している。そして、指標光源ユニット27の指標光
源28からの指標像をリレーレンズ51、反射部材5
2、53を介して半透過プリズム50に入射させるよう
にしている。
【0029】この半透過プリズム50は、対物レンズ2
0側の第1面S1から入射する標本像の光束と第2面S
2から入射する指標光源28からの指標像の光束を、半
透過面50aによって反射成分と透過成分にそれぞれ分
割し、標本像の反射成分を接眼レンズ23側の観察用光
路へ導き、透過成分を撮影光学系方向へ導き、また、指
標像の反射成分を撮影光学系方向へ導き、透過成分を観
察用光路へ導くようにしている。つまり、かかる半透過
プリズム50は、第2面S2を有していて、この第2面
S2から指標光源28からの指標像を入射することによ
り、図1で述べた半透過鏡30を用いることなく、指標
像を標本像上に投影できるようにしている。
【0030】しかして、このようにしても上述した第1
実施例と同様な効果を期待でき、さらには光路上から半
透過鏡を削除できることから、構成を簡単にでき、経済
的にも有利にできる。 (第4実施例)図4は、本発明の第4実施例の概略構成
を示すもので、図3と同一部分には同符号を付してい
る。
【0031】この場合、指標光源ユニット27は、指標
光源28と測光部位を指定する指標像の形状を決めるピ
ンホールを有する通常の指標板29´から構成してい
る。そして、このような指標光源ユニット27と半透過
プリズム50との間の光路上に配置される反射部材52
´、53´として、指標光源28からの指標光波長は透
過するが、写真撮影用表示ユニット35の写真撮影用表
示光源37からの写真撮影用表示光波長は反射するよう
なものを用いる。
【0032】しかして、このようにしても、上述した第
3実施例と同様な効果を期待することができる。 (第5実施例)図5は、本発明の第5実施例の要部のみ
の概略構成を示すもので、この場合、図1(または図
2)で述べた真撮影用表示ユニット35の写真撮影用表
示光源37として、波長の異なる複数のLED371、
372、…を使用し、これらLED371、372、…
を板状透明体36の側面に並べて配置し、板状透明体3
6側面からそれぞれのLED371、372、…からの
出射光を照射することで、写真撮影範囲表示線の表示色
を選択できるようにしている。
【0033】また、これらLED371、372、…
は、その波長が指標板29の透過波長帯域(または光学
素子38の反射波長帯域)に属するものを用いる。そし
て、図示しない顕微鏡本体側にLED371、372、
…を選択的に発光させる制御部を設けている。
【0034】その他は、図1(または図2)で述べた構
成と同様である。しかして、写真撮影範囲表示線の表示
色は、LED発光制御部によりLED371、372、
…のうち所望するものを発光させることにより選択する
ことができる。この場合、いずれのLED371、37
2、…も、その波長が指標板29の透過波長帯域(また
は光学素子38の反射波長帯域)に含まれるようになっ
ているので、どのLEDを選んでも第1、第2実施例で
述べたようにLEDによる表示光は、指標板29を透過
または光学素子38で反射され、測光用光路に入射する
のを防止することができる。
【0035】このようにすれば、真撮影用表示ユニット
35での写真撮影範囲表示線の表示色を複数の中から選
択することができるようになるので、種々の観察条件下
でも常に見易い表示線を確保することができる。
【0036】なお、このような表示光用LEDとして
は、指標板29の透過波長帯域(または光学素子38の
反射波長帯域)に含まれないものを使用することもでき
る。このような場合は、複数のLEDにそれぞれ対応す
る指標板29(または光学素子38)を光軸上に切り替
えて挿入可能に配置するとともに、指標光源28もそれ
ぞれ指標板29(または光学素子38)に対応するもの
を用いるようにする。
【0037】この場合、指標板29(または光学素子3
8)および指標光源28の切り替えは、例えば、スライ
ド方式やターレット方式のものが考えられる。また、こ
れらの切り替えは、手動式のほかに、表示光用LEDの
選択操作に連動して対応する指標板29(または光学素
子38)が自動的に切り替わるようにすることもでき
る。
【0038】一例として、上述した第1実施例に適用し
た場合、表示線の色を、色1として表示光用LEDを
A、指標光源をXとしたとき、指標板の特性は、Aの光
を透過し、Xの光を反射するものを使用する。また、表
示線の色を、色2として表示光用LEDをB、指標光源
をYとしたとき、指標板の特性は、Bの光を透過し、Y
の光を反射するものを使用する。
【0039】なお、指標光源28は、指標板29のピン
ホールの光軸上に位置するのが好ましいから、複数の表
示光用LEDをそれぞれ光軸上に移動できるような移動
機構を設け、発光するLEDが常に光軸上の所定位置に
なるように切り替えを行うようにしてもよい。この場合
の切り替えは、手動または表示光用LEDに連動して自
動切り替えするものが考えられる。また、このような移
動機構を設けずに、光軸付近に複数のLEDを単に並べ
て配置する構成とすれば、LEDが光軸上に移動しない
ため光学的には多少不利になるが、構成を簡単化するこ
とができる。
【0040】以上説明した各実施例では、光学部材とし
て、波長により透過/反射の特性が変化するものを用い
ているが、この他にも、波長により吸収特性が異なるも
のを用いても同様の効果が得られる。この場合、写真撮
影用表示手段からの光の波長だけを選択的に吸収するフ
ィルタ手段を光学部材として用いればよい。
【0041】以上、実施例に基づいて説明したが、本発
明中には以下の発明が含まれる。 (1)対物レンズを介して観察される標本の標本像を撮
像する顕微鏡写真撮影装置において、前記対物レンズを
介して観察される標本の標本像を観察用光路へ導く観察
用光学手段と、この観察用光学手段により観察される標
本像上の任意の測光部位を指定するための指標像を発生
する指標光源を有する測光部位指定手段と、前記観察用
光学手段の観察用光路上に設けられ且つ前記測光部位指
定手段の指標光源と異なる波長で発光される表示線を付
した表示体を有する写真撮影用表示手段と、前記測光部
位指定手段により任意の測光部位が指定された標本像を
測光用光路へ導く測光用光学手段と、前記測光部位指定
手段の光路上にあって前記写真撮影用表示手段からの光
波長を透過または反射させ該写真撮影用表示手段からの
光の前記測光用光学手段への再入射を防止する光学部材
とを具備したことを特徴とする顕微鏡写真撮影装置。
【0042】このようにすれば、写真撮影用表示手段か
らの光が測光部位指定手段の光路に入射しても、光学部
材の特性による強制的な透過または反射により除去で
き、測光用光学手段へ再入射するような事態を防止で
き、所定の測光部位での正確な露出時間を決定すること
ができる。
【0043】(2)(1)記載の顕微鏡写真撮影装置に
おいて、光学部材は、測光部位指定手段を指標光源とと
もに構成する指標像の形状を決めるピンホールを有する
指標板からなり、該指標板は、前記指標光源の光波長は
反射し、前記写真撮影用表示手段からの光波長は透過す
るものからなっている。
【0044】このようにすれば、写真撮影用表示手段か
らの光が測光部位指定手段の光路に入射しても、指標板
の特性による強制的な透過により除去でき、上述した
(1)と同様な効果が期待できる。
【0045】(3)(1)記載の顕微鏡写真撮影装置に
おいて、光学部材は、前記指標光源の光波長は透過し、
前記写真撮影用表示手段からの光波長は光路外へ反射さ
せる光学素子からなっている。
【0046】このようにすれば、写真撮影用表示手段か
らの光が測光部位指定手段の光路に入射しても、光学素
子の特性による強制的な光路外へ反射により除去でき、
上述した(1)と同様な効果が期待できる。
【0047】(4)(1)記載の顕微鏡写真撮影装置に
おいて、光学部材は、前記指標光源の光波長は透過し、
前記写真撮影用表示手段からの光波長は吸収するフィル
タ手段からなっている。
【0048】このようにすれば、写真撮影用表示手段か
らの光が測光部位指定手段の光路に入射しても、フィル
タ手段の特性による吸収により除去でき、上述した
(1)と同様な効果が期待できる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、測光
部位指定手段の光路上に設けた光学部材の特性により、
写真撮影用表示手段からの光が測光部位指定手段の光路
に入射しても、強制的な透過または反射により除去で
き、これにより測光用光学手段へ再入射するような事態
を防止して、所定の測光部位での正確な露出時間を決定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す図。
【図2】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図3】本発明の第3実施例の概略構成を示す図。
【図4】本発明の第4実施例の概略構成を示す図。
【図5】本発明の第5実施例の要部の概略構成を示す
図。
【符号の説明】
11…光源、12…コレクタレンズ、13…リレーレン
ズ、14…視野絞り、15…反射鏡、16…リレーレン
ズ、17…明るさ絞り、18…コンデンサレンズ、19
…標本、20…対物レンズ、21…結像レンズ、22…
透過プリズム、22a…半透過面、23…接眼レンズ、
24…撮影レンズ、25…シャッタ、26…フィルム
面、27…指標光源ユニット、28…指標光源、29…
指標板、30…半透過鏡、31…リレーレンズ、32…
クイックリターンミラー、33…リレーレンズ、34…
エリアセンサ、35…写真撮影用表示ユニット、36…
板状透明体、37…写真撮影用表示光源、371、37
2…LED、38…光学素子、50…半透過プリズム、
51…リレーレンズ、52、53…反射部材。
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】一方、27は指標光源ユニットで、この指
標光源ユニット27は、外部からの点灯信号によって点
灯制御される指標光源28と、測光部位を指定する指標
像の形状を決めるピンホールを有する指標板29とから
構成されている。この場合、指標板29には、指標光源
28からの指標光波長は反射するが、後述する写真撮影
用表示ユニット35の写真撮影用表示光源37の写真撮
影用表示光波長は透過するようなものが用いられてい
る。また、指標板29は、光軸と直交する面内を任意の
方向に移動自在に設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】この場合、指標光源ユニット27は、指標
光源28と測光部位を指定する指標像の形状を決めるピ
ンホールを有する通常の指標板29´から構成してい
る。そして、このような指標光源ユニット27と半透過
プリズム50との間の光路上に配置される反射部材52
´、53´として、指標光源28からの指標光波長は反
射するが、写真撮影用表示ユニット35の写真撮影用表
示光源37からの写真撮影用表示光波長は透過するよう
なものを用いる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを介して観察される標本の標
    本像を撮像する顕微鏡写真撮影装置において、 前記対物レンズを介して観察される標本の標本像を観察
    用光路へ導く観察用光学手段と、 この観察用光学手段により観察される標本像上の任意の
    測光部位を指定するための指標像を発生する指標光源を
    有する測光部位指定手段と、 前記観察用光学手段の観察用光路上に設けられ且つ前記
    測光部位指定手段の指標光源と異なる波長で発光される
    表示線を付した表示体を有する写真撮影用表示手段と、 前記測光部位指定手段により任意の測光部位が指定され
    た標本像を測光用光路へ導く測光用光学手段と、 前記測光部位指定手段の光路上に配置され、前記指標光
    源からの光は通過させるとともに、それに入射した前記
    写真撮影用表示手段からの光の元の光路上への反射を防
    止する光学部材とを具備し、 前記写真撮影用表示手段からの光の前記測光用光学手段
    への再入射を防止するようにしたことを特徴とする顕微
    鏡写真撮影装置。
  2. 【請求項2】 光学部材は、測光部位指定手段を指標光
    源とともに構成する指標像の形状を決めるピンホールを
    有する指標板からなり、該指標板は、前記指標光源の光
    の波長は反射し、前記写真撮影用表示手段からの光の波
    長は透過するものからなること特徴とする請求項1記載
    の顕微鏡写真撮影装置。
  3. 【請求項3】 光学部材は、前記指標光源の光の波長は
    透過し、前記写真撮影用表示手段からの光の波長は光路
    外へ反射させる光学素子からなることを特徴とする請求
    項1記載の顕微鏡写真撮影装置。
JP15930395A 1995-06-26 1995-06-26 顕微鏡写真撮影装置 Withdrawn JPH095637A (ja)

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