JPH0956333A - 機能性梅チョコレート - Google Patents

機能性梅チョコレート

Info

Publication number
JPH0956333A
JPH0956333A JP7211623A JP21162395A JPH0956333A JP H0956333 A JPH0956333 A JP H0956333A JP 7211623 A JP7211623 A JP 7211623A JP 21162395 A JP21162395 A JP 21162395A JP H0956333 A JPH0956333 A JP H0956333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chocolate
plum
japanese apricot
ume
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7211623A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozaburo Shiba
耕三郎 芝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7211623A priority Critical patent/JPH0956333A/ja
Publication of JPH0956333A publication Critical patent/JPH0956333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬理効果、食理効果に優れ、健康食品として
も価値あるチョコレート菓子を提供する。 【解決手段】 チョコレートに梅果肉、梅核仁、および
任意にミネラルバランス塩を配合したことを特徴とする
機能性梅チョコレート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梅果肉、梅核仁お
よびミネラルバランス塩を配合したことを特徴とする機
能性梅チョコレートに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】チョ
コレートは、カカオ豆を主原料とする砂糖菓子であり、
ミルクチョコレート、スイートチョコレート、アーモン
ド入りチョコレート、ココナッツ入りチョコレート、ピ
ーナッツ入りチョコレート、チョコレートウイスキー入
りボンボンなどが知られている。しかしながら、梅果肉
や梅核仁を配合したチョコレートはこれまで知られてい
ない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常のチョコ
レートに梅果肉、梅核仁およびミネラルバランス塩を配
合することにより、これまでのチョコレートにはない機
能性食理効果を付与した機能性梅チョコレートを提供す
ることを目的とする。梅果肉にはクエン酸、ビタミンC
等が含まれ、日常的に「梅干し」として健康食品として
の価値が評価されており、日本人の毎日の食生活に欠か
せないものとなっている。梅果肉を摂取することによ
り、その爽やかな酸味によって食欲を増進させるととも
に、クエン酸サイクル理論により血液、体液の酸、アル
カリのバランスを保ってpH7.4の微アルカリ性とし
て健康の維持に寄与する。この理論によれば、人体の代
謝サイクルであるクエン酸サイクル(TCAサイクルと
もいう)中の代謝産物であるクエン酸を摂取することに
より、人体の消化、吸収、代謝の3大機能が向上すると
いわれている。クエン酸はまた、血流の改善にも役立
つ。また、梅果肉に含まれるビタミンCは、抗ウイルス
性、抗腫瘍性、酸敗防止効果が認められている。
【0004】梅核仁は独特の風味と香気をもち、食欲を
増進させるとともに、ビタミンB17の前駆体であるアミ
グダリンを含有している。アミグダリンは杏仁にも含ま
れるもので、その薬理効果および食理効果は食品として
は杏仁豆腐として多用されてよく知られており、また医
薬品としては風邪用として痰、咳、のどの炎症に有効で
あると日本薬局方に記載されているとおりである。
【0005】本発明は、以上のような梅果肉および梅核
仁をチョコレートに配合することにより、チョコレート
菓子を日常的に嗜好的に摂取することで梅果肉および梅
核仁の有する上記薬理効果および食理効果を発揮せし
め、機能性の向上を可能ならしめたものである。また、
本発明の機能性梅チョコレートは梅果肉の爽やかな酸味
および梅核仁の独特の香気とチョコレートの甘味とがう
まくマッチし、アルコール飲料のつまみとしても最適で
あり、甘党、辛党を問わず、男性、女性のいずれにも広
く愛好されるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の機能性梅チョコレートに
はまた、ミネラルバランス塩をも配合することができ
る。本明細書において「ミネラルバランス塩」とは、塩
化ナトリウム30〜75重量%および海水シルビン25
〜75重量%からなる混合物100重量部に対してクエ
ン酸塩5〜60重量部を混合したものをいう。本明細書
において「海水シルビン」とは、海水から得られたミネ
ラル組成物をいい、具体的には、塩化カリウム約74〜
約77重量%、塩化カルシウム約0.2〜約0.3重量
%、塩化マグネシウム約0.7〜約1.1重量%、および
硫酸カルシウム約0.8〜約1.0重量%からなり、この
他、水分と微量ミネラル塩を含む海水由来の天然塩味料
食品の一般名称である。
【0007】今日、塩分の取り過ぎが健康上問題にされ
ることがあるが、これは食塩の過剰摂取というよりもナ
トリウムの過剰摂取といった方が適切であり、ナトリウ
ムの過剰摂取あるいはナトリウムと拮抗するミネラル成
分であるカリウムの過少摂取、すなわちNa/K比のア
ンバランスによるものである。かかるNa/K摂取のア
ンバランスが高血圧等の循環器障害を引き起こしていた
といえるのであり、WHO栄養班によってもNa/K比
が1の食事によって本態性高血圧症が予防されること、
およびNa/K比が1以下の食事によって本態性高血圧
症が治療されることが、1000名以上の臨床実験の結
果実証されている。さらに、ナトリウムやカリウムに限
らず、マグネシウム、カルシウム等をバランス良く摂取
することが健康にとって必須であることが、ようやく今
日に至って認識されるようになってきている。従って、
種々のミネラル成分をバランス良く配合した食品に対す
る必要性が存在する。
【0008】本発明は、こうした観点に立ち、種々のミ
ネラル成分を含む上記ミネラルバランス塩をチョコレー
トに配合することにより、ナトリウム以外の各種ミネラ
ル(カリウム、カルシウム、マグネシウム等)をバラン
スよく摂取せしめることを意図したものである。従っ
て、本発明の機能性梅チョコレートは、単に嗜好品とし
ての菓子であるにとどまらず、健康食品としての価値も
充分に有するものである。
【0009】本発明の機能性梅チョコレートを製造する
には、通常のチョコレート原料とともに梅果肉、梅核
仁、およびミネラルバランス塩を混合し、常法に従って
製造すればよい。その際、梅果肉としては完熟したもの
を用いるのが好ましい。というのは、生の青梅の梅果肉
には遊離の青酸が含まれるのに対して完熟した梅果肉で
はその心配がないからである。また梅核仁は、すり潰し
たものを使用するのがよい。また、通常のチョコレート
の製造にはショ糖が用いられるが、本発明の機能性梅チ
ョコレートの製造に際しては通常のショ糖に代えて果糖
を用いるのが好ましい。果糖は糖類のなかでも代謝性が
際立って優れており、これを甘味原料として使用するこ
とにより肥満の防止、糖尿病の防除に資することができ
る。さらに、適量のハチミツを加味することもできる。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明を実施例に基づいてさらに詳
しく説明するが、本発明はこれに限られるものではな
い。実施例1 チョコレート(ビターチョコレート)100重量部に対
し、果糖50重量部、ミルク200重量部、生梅果肉3
0重量部、梅核仁末10重量部を組成配合し、従来のチ
ョコレート工法により、これを型に入れ、固結し、1個
15gの固型チョコレート菓子を作った。このチョコレ
ート菓子を30人の被験者に試食してもらったところ、
30人全員から、このチョコレート菓子はチョコレート
の甘味、旨味に梅果肉の酸味がほどよく調和し、梅核仁
の風味と香気は食欲を増進させ、極めて美味であるとの
講評が得られた。
【0011】実施例2 実施例1の組成配合にさらにミネラルバランス塩3重量
部を添加してチョコレート菓子を作った。このチョコレ
ート菓子を10人の辛党男子に試食してもらったとこ
ろ、10人全員から、このチョコレート菓子はアルコー
ル飲料のつまみとして最適であるとの講評が得られた。
また、10人の風邪の症状がある被験者に夕食後、15
gのチョコレート菓子を4個ずつ摂取させ、就寝させた
ところ、翌朝、10人全員から風邪の症状が軽減された
との講評が得られた。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明の機能性梅チョコレートの
特徴をまとめれば以下のようになる。 (1)梅果肉に含まれるクエン酸は、その酸味により食
欲を増進し、またクエン酸サイクル理論により人体の機
能性を高め、酸アルカリのバランスを保つとともに血流
を改善する。梅果肉に含まれるビタミンCは、抗ウイル
ス性、抗腫瘍性、酸敗防止効果がある。 (2)梅核仁は独特の風味、香気があり、食欲増進を図
り、また梅核仁に含まれるアミグダリンはビタミンB17
の前駆体であり、薬理効果(風邪用、痰、咳、のどの炎
症)を有する。 (3)ミネラルバランス塩を含有するため、カリウム、
カルシウム、マグネシウム等の各種ミネラルをバランス
よく摂取することができる。 (4)甘味料として代謝性の優れた果糖を使用している
ため、肥満防止、糖尿病の予防になる。 (5)梅果肉の酸味および梅核仁の独特の風味、香気と
チョコレートの甘味、旨味とがほどよくマッチし、甘
党、辛党を問わず広く老若男女の口に合う。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョコレートに梅果肉および梅核仁を配
    合したことを特徴とする機能性梅チョコレート。
  2. 【請求項2】 さらにミネラルバランス塩を配合した請
    求項1に記載の機能性梅チョコレート。
  3. 【請求項3】 該チョコレートが果糖を使用して製造し
    たものである請求項1または2に記載の機能性梅チョコ
    レート。
JP7211623A 1995-08-21 1995-08-21 機能性梅チョコレート Pending JPH0956333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7211623A JPH0956333A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 機能性梅チョコレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7211623A JPH0956333A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 機能性梅チョコレート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0956333A true JPH0956333A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16608841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7211623A Pending JPH0956333A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 機能性梅チョコレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0956333A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000083619A (ja) * 1998-07-15 2000-03-28 Oju Seiyaku:Kk 健康食品とその製造方法
JP2002530335A (ja) * 1998-11-23 2002-09-17 フアーマシア アクチエボラグ 急速経粘膜吸収を与えるニコチン含有医薬組成物
JP2003038159A (ja) * 2001-07-26 2003-02-12 Toshiro Nakano 梅仁酒及びその製造方法
KR100415296B1 (ko) * 2000-12-16 2004-01-16 광양청매실농원영농조합법인 매실 초콜릿의 조성물과 그 제조 방법 및 그에 의한 매실초콜릿
US8003688B2 (en) 2000-07-28 2011-08-23 Immupharm Aps Method of treating symptoms of common cold, allergic rhinitis and infections relating to the respiratory tract

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000083619A (ja) * 1998-07-15 2000-03-28 Oju Seiyaku:Kk 健康食品とその製造方法
JP2002530335A (ja) * 1998-11-23 2002-09-17 フアーマシア アクチエボラグ 急速経粘膜吸収を与えるニコチン含有医薬組成物
US8003688B2 (en) 2000-07-28 2011-08-23 Immupharm Aps Method of treating symptoms of common cold, allergic rhinitis and infections relating to the respiratory tract
KR100415296B1 (ko) * 2000-12-16 2004-01-16 광양청매실농원영농조합법인 매실 초콜릿의 조성물과 그 제조 방법 및 그에 의한 매실초콜릿
JP2003038159A (ja) * 2001-07-26 2003-02-12 Toshiro Nakano 梅仁酒及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4786510A (en) Calcium-iron mineral supplements
AU782748B2 (en) Calcium/calcium-magnesium fortified water, juices, beverages and other liquid food products
CA1306688C (en) Iron mineral supplements
US4994283A (en) Iron-calcium mineral supplements with enhanced bioavailability
US5118513A (en) Method for enhancing bioavailability of iron-calcium mineral supplements
JPH01117768A (ja) 少量のサルフェートを含有するカルシウム補給飲料および飲料濃縮物
CA1319612C (en) Iron-calcium mineral supplements with enhanced bioavailability
CN106359784A (zh) 一种以甜菊糖苷为甜味剂的无糖巧克力及其制备方法
JPH0272843A (ja) 糖アルコールを含有するミネラル補給剤
KR20010072837A (ko) 조성물
CN101313744A (zh) 一种复配型甜味剂组合物
US20030203072A1 (en) Rehydration beverage
JPH0956333A (ja) 機能性梅チョコレート
JP2000175648A (ja) 乳清ミネラルを含有する甘味組成物
JP2004242614A (ja) ダイエット健康飲料
JP2001346556A (ja) 果実酸を含有する飲料
JPH06237736A (ja) 機能性バラ科植物果実組成物
WO2024043195A1 (ja) 炭酸ゼリー飲料
JPH09205991A (ja) ココア飲料用粉末とココア飲料とココア飲料の製造方法
US20050214362A1 (en) Appetite suppressant
CN109090563A (zh) 一种新型低钠盐及其制备方法
CN110558569B (zh) 包含酸性乳清衍生蛋白质的透明液体营养组合物
JPH03180155A (ja) フレーバー含有食品
JP2006342061A (ja) ミネラル含有水溶液組成物
JP2022093166A (ja) ミネラル用風味マスキング剤及びその使用