JPH0956124A - 回転子スロット絶縁処理装置 - Google Patents

回転子スロット絶縁処理装置

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Publication number
JPH0956124A
JPH0956124A JP21053295A JP21053295A JPH0956124A JP H0956124 A JPH0956124 A JP H0956124A JP 21053295 A JP21053295 A JP 21053295A JP 21053295 A JP21053295 A JP 21053295A JP H0956124 A JPH0956124 A JP H0956124A
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JP
Japan
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slot
treatment liquid
iron core
laminated iron
laminated
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Application number
JP21053295A
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English (en)
Inventor
Naoto Wakai
直人 若井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0956124A publication Critical patent/JPH0956124A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁処理に必要な設備構成を小形化すると共
に、設備コストを安くし、また、段取りに要する時間を
短縮する。 【解決手段】 本発明の回転子スロット絶縁処理装置
は、かご形回転子用の積層鉄心1を加圧固定する固定手
段29と、積層鉄心1に付着している油を除去する油除
去手段33と、上下方向に移動可能に設けられスロット
絶縁処理液中に積層鉄心1を浸漬させるタンク手段37
と、積層鉄心1のスロット2内で目詰まりしたスロット
絶縁処理液を除去する絶縁処理液除去手段33と、積層
鉄心1のスロット2の内面に付着したスロット絶縁処理
液を予備乾燥する予備乾燥手段33とを備えて成るもの
である。この構成の場合、一つの装置によって油の除去
からスロット絶縁処理液の予備乾燥まで実行することが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かご形回転電機の
かご形回転子を製造する際に使用する装置であって、か
ご形回転子のスロットの内面を絶縁処理する回転子スロ
ット絶縁処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かご形回転子は、図7に示すような形状
の積層鉄心1と、この積層鉄心1のスロット2内にアル
ミニウムまたはその合金を鋳込むことにより形成された
2次導体とから構成されている。上記積層鉄心1は、図
8に示すように、周縁部に複数のスロット用貫通孔3a
及び中心部に軸孔用の貫通孔3bを形成した円形鋼板3
を複数枚積層することにより構成されている。上記円形
鋼板3を回転子抜板とも称す。そして、積層鉄心1のス
ロット2内に2次導体を鋳込む前に、スロット2の内面
に絶縁被覆を施す絶縁処理を行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スロット2の内面
の絶縁処理について、図10ないし図12を参照して説
明する。まず、積層鉄心1に付着している油、具体的に
は、円形鋼板3をプレス打抜きしたときに付着したプレ
ス打抜き油を除去する脱脂工程を行う。この工程は、図
10に示すように、油除去装置4により実行する。この
油除去装置4は、積層鉄心1を挟む上部治具5及び下部
治具6を備えると共に、圧縮空気及びスチームまたは熱
風を供給する熱風供給装置7を備えている。上部治具5
の下面周縁部に環状溝5aが形成され、中心部に供給孔
5bが形成されている。また、下部治具6の上面周縁部
には環状溝6aが形成され、中心部に排出孔6bが形成
されている。
【0004】この場合、熱風供給装置7からの熱風が、
環状溝5aを介して積層鉄心1の外周部及びスロット2
内に吹き付けられると共に、供給孔5bを介して積層鉄
心1の軸孔8内に吹き付けられる。これにより、積層鉄
心1の外周部、スロット2の内面及び軸孔8の内面に付
着している油が除去される。そして、除去された油は、
下部治具6の環状溝6a及び排出孔6bを通って油タン
ク9内に回収されるように構成されている。
【0005】次に、油を除去した積層鉄心1は、図11
に示すような絶縁処理液塗布装置10へ移送されて、こ
こでスロット絶縁処理液が塗布される。上記絶縁処理液
塗布装置10は、積層鉄心1を挟む上部治具11及び下
部治具12を備えると共に、スロット絶縁処理液を供給
する絶縁処理液供給装置13を備えている。この場合、
絶縁処理液供給装置13のポンプ14により貯留タンク
15から吸引して送出されたスロット絶縁処理液は、下
部治具12の内側環状溝12aを介して積層鉄心1のス
ロット2内に供給される。そして、スロット2の上部か
ら溢れたスロット絶縁処理液は、上部治具11と積層鉄
心1との隙間を通り、積層鉄心1の外周部を流れた後、
下部治具12の外側環状溝12bを介して絶縁処理液供
給装置13の貯留タンク15へ戻るように構成されてい
る。これにより、スロット2の内面にスロット絶縁処理
液が塗布される。
【0006】この後、スロット絶縁処理液を塗布した積
層鉄心1は、図12に示すような除液装置16へ移送さ
れ、ここで不要なスロット絶縁処理液が除去される。上
記除液装置16は、積層鉄心1を挟んで回転駆動する回
転機構17と、積層鉄心1のスロット2内に残留する余
分なスロット絶縁処理液を吸引する吸引ノズル18と、
積層鉄心1の上端面に付着しているスロット絶縁処理液
を除去するスクレーパ19と、積層鉄心1の外周部に付
着しているスロット絶縁処理液を吸引する吸引ノズル2
0とを備えている。この場合、吸引ノズル18によりス
ロット2内で目詰まりしたスロット絶縁処理液が除去さ
れ、スクレーパ19により積層鉄心1の上端面に付着し
ているスロット絶縁処理液が除去され、吸引ノズル20
により積層鉄心1の外周部に付着しているスロット絶縁
処理液が除去される。
【0007】そして、余分なスロット絶縁処理液を除去
した積層鉄心1は、電気炉や高周波加熱炉からなる乾燥
炉へ移送され、ここで加熱されることによりスロット2
の内面に付着しているスロット絶縁処理液が乾燥され
る。これにより、スロット2の内面に絶縁被覆が固着形
成されるようになっている。
【0008】上記構成の場合、油除去装置4、絶縁処理
液塗布装置10、除液装置16及び乾燥炉、加えて、こ
れらの装置間で積層鉄心1を運搬する運搬装置が必要で
あるため、絶縁処理に必要な設備構成が大形化すると共
に複雑化し、設備コストが高くなるという問題点があっ
た。また、機種が異なる積層鉄心1を絶縁処理する場
合、段取り替えをする必要があるが、この場合、上記各
装置毎に段取り替えしなければならず、段取りに要する
時間が長いという欠点もあった。更に、積層鉄心1に付
着させたスロット絶縁処理液が乾燥していない状態で積
層鉄心1を運搬する構成であるので、運搬中にスロット
絶縁処理液が周囲に飛散することがあり、環境悪化が生
ずるおそれもあった。また、スロット絶縁処理液が乾燥
していない状態で積層鉄心1を運搬するので、運搬中
に、スロット絶縁処理液の付着厚さが不均一になった
り、積層鉄心1の軸孔8内にスロット絶縁処理液が付着
したりすることがあり、品質が低下するという問題点も
あった。
【0009】そこで、本発明の目的は、絶縁処理に必要
な設備構成を小形化できると共に、設備コストを安くで
き、また、段取りに要する時間を短縮することができ、
更にまた、環境の悪化を防止できると共に、品質を向上
できる回転子スロット絶縁処理装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転子スロット
絶縁処理装置は、周縁部に複数のスロット用貫通孔が形
成された円形鋼板を複数枚積層して成るかご形回転子用
の積層鉄心を加圧固定する固定手段と、前記積層鉄心に
付着している油を除去する油除去手段と、上下方向に移
動可能に設けられスロット絶縁処理液を貯留すると共に
このスロット絶縁処理液中に前記積層鉄心を浸漬させる
タンク手段と、前記積層鉄心のスロット内で目詰まりし
たスロット絶縁処理液を除去する絶縁処理液除去手段
と、前記積層鉄心のスロットの内面に付着したスロット
絶縁処理液を予備乾燥する予備乾燥手段とを備えて成る
ところに特徴を有する。
【0011】上記構成の場合、一つの装置によって油の
除去からスロット絶縁処理液の予備乾燥まで実行する構
成としたので、絶縁処理に必要な設備構成を小形化する
ことができ、ひいては設備コストを安くすることができ
る。また、一つの装置において段取り替えを実行すれば
良いから、段取りに要する時間を短縮することができ
る。更に、スロット絶縁処理液を予備乾燥させた後、積
層鉄心を乾燥炉へ移送して本乾燥させるように構成した
から、運搬中にスロット絶縁処理液が周囲に飛散するこ
とがなくなると共に、スロット絶縁処理液の付着厚さが
不均一になったり、積層鉄心の軸孔内にスロット絶縁処
理液が付着したりすることもなくなる。このため、環境
の悪化を防止できると共に、品質を向上できる。
【0012】また、上記構成の場合、油除去手段により
除去された油がタンク手段内に入らないように上記油を
受ける油受け手段を備える構成とすることが好ましい。
更に、固定手段は、積層鉄心を挟む上部治具及び下部治
具を備えるように構成されていることが良い構成であ
る。この構成の場合、上部治具に、積層鉄心のスロット
内及び積層鉄心の軸心に形成された軸孔内に空気を供給
するための空気供給通路を設けることが一層好ましい。
また、下部治具に、積層鉄心の軸孔内に嵌合する凸部を
設けることもより良い構成である。
【0013】更に、タンク手段が、貯留しているスロッ
ト絶縁処理液中に積層鉄心を浸漬させる主タンクと、こ
の主タンクから溢れたスロット絶縁処理液を受ける補助
タンクとを備える構成とし、そして、補助タンク内のス
ロット絶縁処理液を主タンクへ循環供給する絶縁処理液
循環手段を備えるように構成することも好ましい構成で
ある。また、上下方向に移動可能に設けられ積層鉄心を
加熱することによりスロットの内面に付着したスロット
絶縁処理液を本乾燥する本乾燥手段を設けるように構成
しても良い。このように構成すると、油の除去からスロ
ット絶縁処理液の本乾燥まで一つの装置で実行すること
ができるから、設備構成をより一層小形化することがで
きると共に、スロット絶縁処理液を本乾燥するまで積層
鉄心を運搬する必要もなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図8を参照しながら説明する。まず、回
転子スロット絶縁処理装置の概略全体構成を示す図1及
び図2において、装置本体21は、基台部22と、この
基台部22の図1中右端部に上方へ向けて立設された立
上り部23と、この立上り部23の上端部に図1中左方
へ向けて突設された上部アーム部24と、立上り部23
の中間部分に上部アーム部24と上下方向に対向するよ
うに設けられた下部アーム部25とから構成されてい
る。この下部アーム部25の上面部に、下部治具26が
配設されている。
【0015】そして、上部アーム部24の下面側に、上
部治具27が上下方向へ往復移動可能に配設されてい
る。この上部治具27は、加圧用の油圧シリンダ28に
より移動駆動されるように構成されている。ここで、上
部治具27及び下部治具26は、図7に示すかご形回転
子用の積層鉄心1の軸方向の両端部(図7中上下端部)
を挟んで固定する機能を有している。この場合、上部治
具27と下部治具26とから固定手段29が構成されて
いる。
【0016】尚、上記積層鉄心1は、周縁部に複数のス
ロット用貫通孔3a及び中心部に軸孔用の貫通孔3bを
形成した円形鋼板3(図8参照)を複数枚積層して構成
されている。これにより、積層鉄心1には、複数のスロ
ット2及び軸孔8が設けられている。上記複数のスロッ
ト2内にアルミニウムまたはその合金を鋳込むことによ
り、かご形の2次導体が形成されるように構成されてい
る。そして、軸孔8内に回転軸を嵌合固定するように構
成されている。
【0017】ここで、上記固定手段29について図3な
いし図5を参照して詳述する。まず、図3に示すよう
に、下部治具26の上面の中心部には、凸部26aが積
層鉄心1の軸孔8にほぼ隙間なく嵌合するように突設さ
れている。そして、下部治具26の上面に積層鉄心29
の軸方向の一端部(図3中下端部)を載置させたとき、
積層鉄心1のスロット2の下端部の開口が下部治具26
の上面により塞がれないように、具体的には、下部治具
26の上面(載置面)の外径寸法が積層鉄心1のスロッ
ト2の内径寸法(図3中Aにて示す)とほぼ等しくまた
は内径寸法よりもやや小さくなるように構成されてい
る。
【0018】また、上部治具27の下面を、積層鉄心1
の軸方向の一端部(図4中上端部)に当接させている。
この場合、上部治具27の下面の周縁部には、環状溝2
7aがスロット2の上端部の開口と対向するように設け
られている。この環状溝27aの内径寸法は積層鉄心2
9のスロット32の内径寸法(図4中Aにて示す)とほ
ぼ等しくまたは内径寸法よりもやや小さくなるように構
成されていると共に、環状溝27aの外径寸法は積層鉄
心1の外径寸法よりもやや大きくなるように構成されて
いる。これにより、上部治具27の下面を積層鉄心1の
上端部に当接させたとき、積層鉄心1の外周部と環状溝
27aの外周縁部との間に、数mm程度の隙間30が形
成される構成となっている。
【0019】そして、上記環状溝27a内には、装置本
体21の立上り部23の図1中右端部上部に配設された
熱風発生装置31で発生された熱風または圧縮空気がホ
ース35及び上部治具27に形成された熱風通路27b
を通して供給されるように構成されている。そして、環
状溝27a内に供給された熱風(または圧縮空気)は、
図5に示すように、積層鉄心1の各スロット2内及び積
層鉄心1の外周部へ送風されて吹き付けられるように構
成されている。この熱風(または圧縮空気)の吹き付け
により、積層鉄心1のスロット2の内面及び積層鉄心1
の外周部に付着している油が除去される構成となってい
る。
【0020】この場合、環状溝27a、熱風通路27
b、熱風発生装置31及びホース32等から油除去手段
33が構成されている。また、この油除去手段33を構
成する環状溝27a、熱風通路27b、熱風発生装置3
1及びホース32等は、絶縁処理液除去手段及び予備乾
燥手段としての各機能を有するように構成されている。
更に、環状溝27a及び熱風通路27bが空気供給通路
を構成している。
【0021】一方、上部治具27の中心部分には、空気
通路27cが上下且つ斜めに貫通するように形成されて
おり、該空気通路27cの下端開口部が積層鉄心1の軸
孔8と連通するように構成されている。この場合、図示
しないコンプレッサ等から送風された空気は、図5に示
すように、ホース34及び空気通路27cを通って積層
鉄心1の軸孔8内に供給されるように構成されている。
この軸孔8内への空気の供給により軸孔8の内圧が高く
なり、後述するようにして積層鉄心1がスロット絶縁処
理液内に浸漬されたとき(図6参照)、軸孔8内へスロ
ット絶縁処理液が浸入することを防止するように、即
ち、シールするように構成されている。尚、上部治具2
7及び下部治具26は、積層鉄心1の複数の機種にそれ
ぞれ対応する形状のものが用意されており、絶縁処理す
る積層鉄心1の機種に応じて取換え可能に構成されてい
る。
【0022】また、図2に示すように、下部治具26の
下方には、油受け手段である油受け皿35が横方向へ移
動可能に配設されている。この油受け皿35は、油圧シ
リンダ36によって横方向へ移動駆動されるように構成
されている。この場合、油受け皿35は、油除去手段3
3により除去された油を受ける位置(図2に示す位置)
と、退避位置(下部治具26の下方から横へ外れた位
置)との間で移動駆動されるようになっている。
【0023】一方、図1及び図2に示すように、装置本
体21の基台部22の上部には、タンク手段37が支持
台38を介して上下方向へ移動可能に配設されている。
このタンク手段37は、油圧シリンダ39により移動駆
動されるように構成されている。上記タンク手段37
は、図6にも示すように、スロット絶縁処理液を貯留す
るものであって上部が開口し且つ貯留しているスロット
絶縁処理液中に前記積層鉄心1を浸漬させることが可能
な容積を有する主タンク40と、この主タンク40を収
容するように設けられ該主タンク40から溢れた(オー
バーフローした)スロット絶縁処理液を受ける補助タン
ク41とから構成されている。
【0024】また、補助タンク41の図6中左端部の底
部には、排出パイプ42が連結されており、補助タンク
41内に受けられたスロット絶縁処理液は上記排出パイ
プ42内を通って回収タンク43内へ排出されて貯留さ
れるように構成されている。そして、上記主タンク40
の図6中左端部の底部には、供給パイプ44が連結され
ており、この供給パイプ44はポンプ45に連結されて
いる。このポンプ45は、回収タンク43内に貯留され
ているスロット絶縁処理液を吸引パイプ46を通して吸
引し、供給パイプ44を通して主タンク40内へ送出す
るように構成されている。即ち、補助タンク41内のス
ロット絶縁処理液は、回収タンク43及びポンプ45を
介して主タンク40へ循環供給されるようになってい
る。この場合、回収タンク43、ポンプ45、主タンク
40、補助タンク41、パイプ42、44、46等から
絶縁処理液循環手段47が構成されている。
【0025】次に、上記構成の作用、即ち、積層鉄心1
のスロット2内を絶縁処理するときの動作について説明
する。この場合、まず図3に示すように、下部治具26
上に積層鉄心1を載置する。このとき、下部治具26の
凸部26aを積層鉄心1の軸孔8に嵌合させて位置決め
する。続いて、図4及び図5に示すように、油圧シリン
ダ28を作動させることにより上部治具27を下降させ
て積層鉄心1の上端部に当接させると共に加圧する。こ
れにより、上部治具27と下部治具26との間に、積層
鉄心1を挟んで固定する。
【0026】そして、油圧シリンダ36を作動させるこ
とによって油受け皿35を油受け位置(図2に示す位
置)へ移動させ、該油受け皿35によりタンク手段37
の上方をカバーするようにする。また、上部治具27の
空気通路27cを通して空気を積層鉄心1の軸孔8内に
供給し、軸孔8の内圧を大気圧よりも高くした状態に保
つようにする。この加圧状態は、積層鉄心1を両治具2
6、27間から取り外すまで保持するように構成されて
いる。
【0027】さて、上述したようにして、上部治具27
により積層鉄心1を加圧(押圧)すると、積層鉄心1の
円形鋼板3間の隙間に残留していたプレス打抜油が積層
鉄心1のスロット2内、外周部及び軸孔8内へ滲み出て
くる。そこで、熱風発生装置31を駆動して、まず圧縮
空気をホース32及び上部治具27の熱風通路27b及
び環状溝27aを通して、図5に示すように、積層鉄心
1の各スロット2内及び積層鉄心1の外周部へ吹き付け
る。この空気の吹き付けによって、積層鉄心1のスロッ
ト2内及び外周部に滲み出た油は下方へ吹き飛ばされ、
油受け皿35に受けられて回収されるようになってい
る。
【0028】続いて、熱風発生装置31を駆動して、熱
風をホース32及び上部治具27の熱風通路27b及び
環状溝27aを通して、積層鉄心1の各スロット2内及
び積層鉄心1の外周部へ吹き付ける。この熱風の吹き付
けによって、積層鉄心1のスロット2内及び外周部に付
着している油等は熱風乾燥されるように構成されてい
る。
【0029】次に、油圧シリンダ36を作動させること
によって油受け皿35を退避位置へ移動させ、油受け皿
35によりタンク手段37の上方をカバーしないように
する。続いて、油圧シリンダ36を作動させることによ
りタンク手段37を上昇させて、図6に示すように、両
治具26、27間に挟んで加圧した状態の積層鉄心1を
主タンク40内に貯留されているスロット絶縁処理液中
に浸漬させる。この場合、主タンク40内にはスロット
絶縁処理液が溢れるように供給されており、スロット絶
縁処理液の液面のレベルは主タンク40の上面開口の位
置と同じになっている。そして、上記スロット絶縁処理
液の液面の位置が積層鉄心1の上端面部に近くなるよう
に、タンク手段37の上昇量を調節するように構成され
ている。
【0030】これにより、積層鉄心1のスロット2内
は、スロット絶縁処理液でほぼ満たされる(充填され
る)。しかし、この場合、上部治具27の環状溝27a
と積層鉄心1の上端部との間の空間の空気圧力が高まる
ことから、該空気圧力が抵抗となってスロット2内にス
ロット絶縁処理液が完全(十分)に充填されないおそれ
がある。そこで、図示しない空気吸引装置によりホース
32、上部治具27の熱風通路27b及び環状溝27a
を通して、上部治具27の環状溝27aと積層鉄心1の
上端部との間の空間の空気を吸引するように構成されて
いる。また、下部治具26の凸部26aにより積層鉄心
1の軸孔8の下部開口が閉塞されていると共に、軸孔8
の内圧が高くなるように保持されていることから、軸孔
8内にスロット絶縁処理液が浸入することを確実に防止
する構成となっている。
【0031】この後、予め決めた設定時間が経過した
ら、油圧シリンダ39を作動させることによりタンク手
段37を下降させて、積層鉄心1をスロット絶縁処理液
中から外へ出す。これと共に、上部治具27の環状溝2
7aと積層鉄心29の上端部との間の空間から空気を吸
引する動作を停止させる。これにより、積層鉄心1のス
ロット2の内面にスロット絶縁処理液が塗布される。こ
の場合、タンク手段37の上昇及び下降動作を2〜3回
程度繰り返し実行することにより、スロット2の内面に
塗布(付着)したスロット絶縁処理液の被膜の厚さを厚
くするように構成することが好ましい。
【0032】次に、タンク手段37を下降させた状態、
即ち、積層鉄心1をスロット絶縁処理液中から外へ出し
た状態で、空気をホース32及び上部治具27の熱風通
路27b及び環状溝27aを通して積層鉄心1の各スロ
ット2内及び積層鉄心1の外周部へ吹き付ける。この空
気の吹き付けにより、積層鉄心1のスロット2内のスロ
ット絶縁処理液の目詰まりを除去すると共に、積層鉄心
1の外周部に付着した余分なスロット絶縁処理液を除去
するように構成されている。
【0033】続いて、熱風発生装置31を駆動して熱風
をホース32及び上部治具27の熱風通路27b及び環
状溝27aを通して、積層鉄心1の各スロット2内及び
積層鉄心1の外周部へ吹き付ける。この熱風の吹き付け
により、積層鉄心1のスロット2内及び外周部に付着し
ているスロット絶縁処理液を予備乾燥させるように構成
されている。この予備乾燥により、積層鉄心1を運搬し
た際に、スロット2内及び外周部に付着しているスロッ
ト絶縁処理液が垂れたり、飛散したりすることが防止さ
れる。
【0034】この後、上記予備乾燥運転が完了したら、
即ち、予備乾燥運転を予め決めた設定時間実行したら、
油圧シリンダ28を作動させることにより上部治具27
を上昇させて積層鉄心1を両治具26、27間から取り
出す。そして、取り出した積層鉄心1を、電気炉や誘導
加熱炉からなる加熱装置へ運搬し、そこで、積層鉄心1
を加熱することにより積層鉄心1のスロット2内及び外
周部に付着しているスロット絶縁処理液を本乾燥させる
ように構成されている。
【0035】このような構成の本実施例によれば、一つ
の装置によって油の除去からスロット絶縁処理液の予備
乾燥まで実行する構成としたので、従来構成(図10な
いし図12参照)に比べて、絶縁処理に必要な設備構成
を大幅に小形化することができると共に、設備コストを
安くすることができる。また、上記実施例において、異
なる機種の積層鉄心1を絶縁処理する場合、上部治具2
7及び下部治具26を異なる機種用の各治具に取り替え
るだけで済む。即ち、上記実施例では、一つの装置にお
いて上部治具27及び下部治具26の段取り替えを実行
するだけで良いから、交換する治具の個数が少なくなる
と共に調整箇所も少なくなり、段取りに要する時間を大
幅に短縮することができ、生産性を向上させることがで
きる。
【0036】更に、上記実施例では、積層鉄心1のスロ
ット2内及び積層鉄心1の外周部に付着しているスロッ
ト絶縁処理液を予備乾燥させた後、該積層鉄心1を乾燥
炉へ移送して本乾燥させるように構成したから、運搬中
にスロット絶縁処理液が周囲に飛散することがなくなる
と共に、スロット絶縁処理液の付着厚さが不均一になっ
たり、積層鉄心1の軸孔2内にスロット絶縁処理液が付
着したりすることを確実に防止できる。このため、環境
の悪化を防止できると共に、品質を向上させることがで
きる。
【0037】また、上記実施例の場合、油除去手段33
により積層鉄心1から除去された油がタンク手段37内
に入らないように、上記油を受ける油受け皿35を設け
る構成としたので、タンク手段37内のスロット絶縁処
理液に上記油が混入することを確実に防止でき、スロッ
ト絶縁処理液の劣化を防止できる。更に、上記実施例で
は、固定手段29を、積層鉄心1を挟む上部治具27及
び下部治具26から構成したので、固定手段29を簡単
な構成にて容易に実現することができる。
【0038】そして、上記実施例の場合、積層鉄心1の
スロット2内及び積層鉄心1の軸孔8内に空気を供給す
るための空気供給通路として、上部治具27に環状溝2
7a、熱風通路27b及び空気通路27cを設ける構成
としたので、空気供給通路を簡単な構成で実現すること
ができる。また、上記実施例では、下部治具26の上面
中心部に、積層鉄心1の軸孔8内に嵌合する凸部26a
を設ける構成としたので、積層鉄心1を確実に位置決め
することができる。この場合、更に積層鉄心1の軸孔8
の空気圧を高く保持するように構成したので、積層鉄心
1をスロット絶縁処理液中に浸漬したときに、軸孔8内
へスロット絶縁液が浸入することを確実に防止すること
ができる。
【0039】更に、上記実施例では、タンク手段37を
主タンク40と補助タンク41とから構成すると共に、
補助タンク41内に溢れたスロット絶縁処理液を主タン
ク40へ循環供給する絶縁処理液循環手段47を設ける
構成とした。これにより、スロット絶縁処理液の液面の
レベルを一定のレベル、具体的には、主タンク40の上
面開口の位置と同じ位置に設定することができると共
に、スロット絶縁処理液を十分に撹拌することができ、
スロット絶縁液の品質を良好に保持することができる。
【0040】図9は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には同一符号を付している。上記
第2の実施例では、図9に示すように、両治具26、2
7に挟んだ積層鉄心1を収容可能なようにほぼ円筒状を
なす加熱装置48を上下方向に移動可能に設け、この加
熱装置48を下降させたときに、該加熱装置48内に積
層鉄心1を配置させるように構成している。この場合、
加熱装置48が本乾燥手段を構成している。上記加熱装
置48は油圧シリンダ49により移動駆動されるように
構成されている。また、加熱装置48は、例えば誘導加
熱炉から構成されており、積層鉄心1を誘導加熱するこ
とによりスロット2の内面及び積層鉄心1の外周部に付
着したスロット絶縁処理液を本乾燥する機能を有してい
る。尚、加熱装置48は、電気ヒータやガスバーナー等
を用いた加熱炉から構成しても良い。また、上述した以
外の第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ
構成となっている。
【0041】従って、第2の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、
第2の実施例では、加熱装置48を設け、この加熱装置
48によって積層鉄心1を加熱することによりスロット
2の内面及び積層鉄心1の外周部に付着したスロット絶
縁処理液を本乾燥するように構成した。このため、油の
除去からスロット絶縁処理液の本乾燥まで一つの装置で
実行することができるから、設備構成をより一層小形化
することができる。更に、スロット絶縁処理液を本乾燥
するまで積層鉄心を運搬する必要もなくなるから、生産
性を大幅に高くすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、積層鉄心を加圧固定する固定手段を備えると共に、
積層鉄心に付着している油を除去する油除去手段を備
え、スロット絶縁処理液中に積層鉄心を浸漬させるタン
ク手段を備え、積層鉄心のスロット内で目詰まりしたス
ロット絶縁処理液を除去する絶縁処理液除去手段を備
え、そして、積層鉄心のスロットの内面に付着したスロ
ット絶縁処理液を予備乾燥する予備乾燥手段を備える構
成としたので、絶縁処理に必要な設備構成の小形化及び
設備コストの低減を図ることができ、また、異なる機種
の積層鉄心を処理する場合の段取りに要する時間を短縮
することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す絶縁処理装置全体
の側面図
【図2】絶縁処理装置全体の正面図
【図3】下部治具及び積層鉄心を示す部分縦断面図
【図4】上部治具及び積層鉄心を示す部分縦断面図
【図5】上部治具、下部治具及び積層鉄心を示す縦断面
【図6】タンク手段、上部治具、下部治具及び積層鉄心
を示す縦断面図
【図7】積層鉄心の斜視図
【図8】円形鋼板の斜視図
【図9】本発明の第2の実施例を示すもので、本乾燥手
段、上部治具、下部治具及び積層鉄心を示す縦断面図
【図10】従来構成を示す油除去工程を示す縦断側面図
【図11】スロット絶縁処理液を塗布する工程を示す縦
断側面図
【図12】余分なスロット絶縁処理液を除去する工程を
示す縦断側面図
【符号の説明】
1は積層鉄心、2はスロット、3は円形鋼板、8は軸
孔、21は装置本体、26は下部治具、26aは凸部、
27は上部治具、27aは環状溝、27bは熱風通路、
27cは、28は油圧シリンダ、29は固定手段、32
はスロット、31は熱風発生装置、33は油除去手段
(絶縁処理液除去手段、予備乾燥手段)、35は油受け
皿(油受け手段)、36は油圧シリンダ、37はタンク
手段、40は主タンク、41は補助タンク、42は排出
パイプ、43は回収タンク、44は供給パイプ、45は
ポンプ、46は吸引パイプ、47は絶縁処理液循環手
段、48は加熱装置(本乾燥手段)49は油圧シリンダ
を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部に複数のスロット用貫通孔が形成
    された円形鋼板を複数枚積層して成るかご形回転子用の
    積層鉄心を加圧固定する固定手段と、 前記積層鉄心に付着している油を除去する油除去手段
    と、 上下方向へ移動可能に設けられ、スロット絶縁処理液を
    貯留すると共にこのスロット絶縁処理液中に前記積層鉄
    心を浸漬させるタンク手段と、 前記積層鉄心のスロット内で目詰まりしたスロット絶縁
    処理液を除去する絶縁処理液除去手段と、 前記積層鉄心のスロットの内面に付着したスロット絶縁
    処理液を予備乾燥する予備乾燥手段とを備えて成る回転
    子スロット絶縁処理装置。
  2. 【請求項2】 前記油除去手段により除去された油が前
    記タンク内に入らないように上記油を受ける油受け手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の回転子スロッ
    ト絶縁処理装置。
  3. 【請求項3】 前記固定手段は、前記積層鉄心を挟む上
    部治具及び下部治具を備えて構成され、 前記上部治具に、前記積層鉄心のスロット内及び前記積
    層鉄心の軸心に形成された軸孔内に空気を供給するため
    の空気供給通路を設けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の回転子スロット絶縁処理装置。
  4. 【請求項4】 前記下部治具に、前記積層鉄心の軸孔内
    に嵌合する凸部を設けたことを特徴とする請求項3記載
    の回転子スロット絶縁処理装置。
  5. 【請求項5】 前記タンク手段は、貯留しているスロッ
    ト絶縁処理液中に前記積層鉄心を浸漬させる主タンク
    と、この主タンクから溢れたスロット絶縁処理液を受け
    る補助タンクとを備えて構成され、 前記補助タンク内のスロット絶縁処理液を前記主タンク
    へ循環供給する絶縁処理液循環手段を備えたことを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の回転子スロ
    ット絶縁処理装置。
  6. 【請求項6】 上下方向に移動可能に設けられ、前記積
    層鉄心を加熱することによりスロットの内面に付着した
    スロット絶縁処理液を本乾燥する本乾燥手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の回
    転子スロット絶縁処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3621186A1 (de) * 2018-09-05 2020-03-11 VAF GmbH Reinigungsvorrichutng und verfahren zum reinigen eines im tauchverfahren beschichteten körpers
CN116937917A (zh) * 2023-09-18 2023-10-24 福州凯美翼智能设备制造有限公司 一种电机线圈的浸漆装置

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