JPH0955360A - 窒化チタン薄膜の作成方法及び薄膜デバイス - Google Patents

窒化チタン薄膜の作成方法及び薄膜デバイス

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JPH0955360A
JPH0955360A JP22732495A JP22732495A JPH0955360A JP H0955360 A JPH0955360 A JP H0955360A JP 22732495 A JP22732495 A JP 22732495A JP 22732495 A JP22732495 A JP 22732495A JP H0955360 A JPH0955360 A JP H0955360A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時的な比抵抗の増大を防止するパシベーシ
ョンを成膜後に別途行うことを不要にするとともに、比
抵抗の小さい窒化チタン薄膜を高いステップカバレッジ
特性で得ることができるようにする。 【解決手段】 チタンを含む有機金属化合物ガスと、作
成される窒化チタン薄膜の比抵抗を減少させる添加ガス
とを使用して、化学的気相成長法により窒化チタン薄膜
を作成するに際し、有機金属化合物ガスに対する添加ガ
スの流量比を小さい第一の流量比とするか又は低い成膜
温度とする非パシベーション性の第一の成膜条件で最初
に成膜を行い、その後第一の流量比より大きい第二の流
量比に添加ガスを増加させるか又は成膜温度を上昇させ
るパシベーション性の第二の成膜条件で成膜を行う。基
板20上に作成された薄膜は、アモルファス状のバッフ
ァ層としての第一層51の上に、結晶化が進んだパシベ
ーション改質層としての第二層52が積層された構造と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、各種半導体デ
バイスや各種センサー等のデバイスに使用される窒化チ
タン薄膜の作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロジックやメモリ等の各種半導体デバイ
スや光センサー等の各種センサーの構造には、従来より
窒化チタン薄膜が使用されている。例えば、LSI(大
規模集積回路)では、上層の金属と下層の金属との合金
化等を防止するバリアメタルとして窒化チタン薄膜を介
在させた構造が採用されることがある。
【0003】このような窒化チタン薄膜は、従来スパッ
タ法により作成されていたが、ステップカバレッジの問
題から最近では化学的気相成長(CVD)法により作成
することが提案されている。即ち、例えば64メガビッ
トを越えるDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込
み読み出し型メモリ)の設計ルールはほぼ3.5μm以
下となり、コンタクトホールのアスペクト比(溝又は孔
の深さ/溝又は孔の幅)は4もしくはそれ以上にまで達
している。従来のスパッタ法では、ステップカバレッジ
特性が悪く充分なコンタクトホールの電気特性が得られ
ないため、CVD法によって均一な窒化チタン薄膜をス
テップカバレッジ性良く作成することが研究されてい
る。
【0004】このCVD法による窒化チタン薄膜の作成
方法として、テトラキスジアルキルアミノチタンのよう
なチタンを含む有機金属化合物ガスを使用する構成が研
究されている。例えば、Raajimakerは、Thin solid film
s,247(1994)85 やその引用文献において、テトラキスジ
エチルアミノチタン(TDEAT)やテトラキスジメチ
ルアミノチタン(TDMAT)を使用したCVD法によ
る窒化チタン薄膜の作成例が報告されている。また、こ
の報告では、アンモニアガスの添加によって、比抵抗が
数千μオームまで低下するとされている。
【0005】尚、テトラキスジアルキルアミノチタンを
厳密に分類すると、金属チタンと炭化水素基との間に窒
素の結合が存在するので、金属と炭化水素基とが直接結
合した有機金属化合物ではないが、本明細書中では広く
解釈し、テトラキスジアルキルアミノチタンも有機金属
化合物に含める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の窒
化チタン薄膜の作成では、以下のような問題がある。ま
ず第一に、成膜した基板を大気圧雰囲気中に戻した際、
大気中の酸素が窒化チタン薄膜内に拡散し、経時的に比
抵抗が増大する問題がある。このような経時的な比抵抗
の増大を防止するためには、成膜後にパシベーション
(表面不働態化)を行う必要がある。パシベーション
は、例えば成膜後に薄膜をアンモニア雰囲気に晒して高
温に維持するアニール法等が採用されるが、成膜後の工
程が増えるため、生産性が低下する問題がある。本願の
発明の第一の目的は上記問題を解決することであり、経
時的な比抵抗の増大を防止するパシベーションを成膜後
に別途行うことを不要にし、生産性の高い窒化チタン薄
膜及びその作成方法を提供することを目的とする。
【0007】次に、従来の成膜方法の第二の問題とし
て、上述の文献のように比抵抗を低下させるためアンモ
ニアガスを添加した場合、ステップカバレッジ特性が低
下する傾向がある。このため、アスペクト比が年々増大
する集積回路用の薄膜としては好ましくなく、比抵抗の
小さい薄膜が作成できるとしても、64メガビット以上
のDRAM等では実用化が困難である。本願の発明の第
二の目的は上記問題を解決することであり、比抵抗の小
さい窒化チタン薄膜を高いステップカバレッジ特性で得
ることができる成膜方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的の達成の
ため、本願の請求項1記載の発明は、チタンを含む有機
金属化合物ガスを使用して気相成長法により窒化チタン
薄膜を作成する窒化チタン薄膜の作成方法において、成
膜条件を最初に非パシベーション性の条件とし、最後に
パシベーション性の成膜条件として成膜を行うという構
成を有する。また、上記第一第二の目的の達成のため、
請求項2記載の発明は、チタンを含む有機金属化合物ガ
スと、作成される窒化チタン薄膜の比抵抗を減少させる
添加ガスとを使用して、化学的気相成長法により窒化チ
タン薄膜を作成する窒化チタン薄膜の作成方法であっ
て、前記有機金属化合物ガスに対する前記添加ガスの流
量を最初少ない第一の流量比とし、その後第一の流量比
より大きい第二の流量比に増加させながら成膜を行うと
いう構成を有する。同様に上記第一第二の目的の達成の
ため、請求項3記載の発明は、上記請求項2の構成にお
いて、第一の流量比は、窒化チタン薄膜がアモルファス
となる値に設定され、第二の流量比は、窒化チタン薄膜
が結晶化する流量比に設定されるという構成を有する。
同様に上記第一第二の目的の達成のため、請求項4記載
の発明は、上記請求項2又は3の構成において、窒化チ
タン薄膜は、溝又は孔が形成された対象物の表面に作成
されるものであり、必要なステップカバレッジが得られ
るように、第一の流量比での成膜時間と第二の流量比で
の成膜時間とが決められているという構成を有する。同
様に上記第一第二の目的の達成のため、請求項5記載の
発明は、チタンを含む有機金属化合物ガスと、作成され
る窒化チタン薄膜の比抵抗を減少させる添加ガスとを使
用して、化学的気相成長法により窒化チタン薄膜を作成
する窒化チタン薄膜の作成方法であって、成膜温度を最
初低く第一の成膜温度とし、その後第一の成膜温度より
高い第二の成膜温度に上昇させながら成膜を行うという
構成を有する。同様に上記第一第二の目的の達成のた
め、請求項6記載の発明は、上記請求項5の構成におい
て、第一の成膜温度は、窒化チタン薄膜がアモルファス
となる値に設定され、第二の成膜温度は、窒化チタン薄
膜が結晶化する流量比に設定されるという構成を有す
る。同様に上記第一第二の目的の達成のため、請求項7
記載の発明は、上記請求項5又は6の構成において、窒
化チタン薄膜は、溝又は孔が形成された対象物の表面に
作成されるものであり、必要なステップカバレッジが得
られるよう第一の成膜温度での成膜時間と第二の成膜温
度での成膜時間とが決められているという構成を有す
る。同様に上記第一第二の目的の達成のため、請求項8
記載の発明は、上記請求項1,2,3,4,5,6又は
7の構成において、前記チタンを含む有機金属化合物が
テトラキスジアルキルアミノチタンであるという構成を
有する。同様に上記第一第二の目的の達成のため、請求
項9記載の発明は、上記請求項2,3,4,5,6又は
7の構成において、添加ガスがアンモニアガスであると
いう構成を有する。同様に上記第一第二の目的の達成の
ため、請求項10記載の発明は、窒化チタン薄膜を有す
る薄膜デバイスであって、当該窒化チタン薄膜は、膜厚
が増加する方向に結晶化の度合いが進んだ膜質構造を有
しているという構成を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
いて説明する。図1は、本願発明の窒化チタン薄膜の作
成方法の実施に使用される成膜装置の一例を示したもの
であり、図1を使用しながら、本実施形態の方法につい
て説明する。図1に示す成膜装置は、排気系11を備え
た反応容器1と、反応容器1内に配設された基板ホルダ
ー2と、反応容器1内に所定のガスを導入するガス導入
機構3等から主に構成されている。
【0010】反応容器1はステンレス製であり、配管や
ゲートバルブ等の接続部分を除き気密に構成されてい
る。排気系11には、回転ポンプやターボ分子ポンプ等
を組み合わせたシステムが採用され、10-4Torr程
度まで排気可能に構成される。反応容器1の外面には、
反応容器1の温度を制御する容器用ヒータ12が配設さ
れており、容器用ヒータ12には容器加熱用制御部13
が設けられている。
【0011】基板ホルダー2は、静電吸着機構等を使用
して基板20を保持するよう構成されている。基板ホル
ダー2内には、基板20を所定の温度まで加熱するため
の基板用加熱機構21が配設されている。基板用加熱機
構21には、基板加熱用制御部22が設けられており、
所定の気相反応が生じるように基板20の温度を所定の
温度に維持するよう構成される。基板ホルダー2には温
度検出のための熱電対等の温度センサ23が設けられて
おり、検出信号が基板加熱用制御部22に送られてフィ
ードバック制御される。
【0012】ガス導入機構3は、チタンを含む金属化合
物としてのテトラキスジアルキルアミノチタン(TDA
AT)を導入する第一のガス導入系31と、キャリアガ
スを導入する第二のガス導入系32と、添加ガスを導入
する第三のガス導入系33とから構成されている。
【0013】本実施形態では、TDAATとして、テト
ラキスジエチルアミノチタン(TDEAT)を使用して
いる。TDEATは室温で固体であるため、第一のガス
導入系31は気化器311を有している。気化器311
は、液体の状態で運ばれたTDEATを所定の流量で気
化させるよう構成されている。また、TDEATを溜め
たタンク312と気化器311とをつなぐ配管上には液
体流量調整器313が設けられており、気化器311に
供給するTDEATの量を制御する。
【0014】キャリアガスを導入する第二のガス導入系
32の配管は、第一のガス導入系31の配管に接続され
ている。キャリアガスとしては、本実施形態では窒素ガ
スが採用される。また、第二のガス導入系32の配管に
は、気体流量調整器321が設けられている。尚、気化
器311におけるTDEATの気化を助けるため、第一
のガス導入系31の配管を気化器311に接続するよう
にしても良い。第三のガス導入系33は、添加ガスとし
てアンモニアガスを導入するよう構成されており、気体
流量調整器331を有している。
【0015】図1の装置は、装置全体の動作を制御する
制御機構4を有している。制御機構4の制御信号は、容
器加熱用制御部13、基板加熱用制御部22、液体流量
調整器313、気体流量調整器321,331等にそれ
ぞれ送られるよう構成されている。
【0016】さて、図1に示す装置の動作を説明しなが
ら、本実施形態の方法について説明する。まず、不図示
のゲートバルブを通して反応容器1内に基板20を搬入
し、基板ホルダー2上に配置する。ゲートバルブを閉じ
て排気系11を動作させ、反応容器1内を1×10-4
orr程度まで排気する。また、基板ホルダー2内の基
板用加熱機構21が動作して加熱温度を第一の成膜温度
に調整し、基板20をこの程度の温度まで加熱する。同
時に容器用ヒータ12も動作し、容器加熱用制御部13
が反応容器1の温度を所定の温度に制御する。
【0017】第一のガス導入系31の気化器311が予
め動作しており、第一のガス導入系31のバルブ314
を開けることにより、キャリアガスとしての窒素ガスに
混合されたTDEATガスが反応容器1内に導入され
る。また、同時に第三のガス導入系33のバルブ332
を開けて、添加ガスとしてのアンモニアを反応容器1内
に導入する。この際、制御機構4は、液体流量調整器3
13及び気体流量調整器331を制御して、TDEAT
に対するアンモニアとの流量比が所定の第一の流量比と
なるよう制御する。導入されたTDEATは、反応容器
1内での気相反応によって基板20の表面上に窒化チタ
ンを析出し、窒化チタン薄膜が堆積する。この際、添加
されたアンモニアの作用によって、堆積する窒化チタン
薄膜の比抵抗が減少する。
【0018】このようにして第一の成膜条件を所定時間
行うと、制御機構4は、第二の成膜条件で連続して成膜
が行われるよう装置全体を制御する。即ち、まず基板加
熱用制御部22に信号を送り、第一の成膜温度より高い
第二の成膜温度に基板20が加熱されるよう制御する。
また、液体流量調整器313及び気体流量調整器331
に制御信号を送り、TDEATに対するアンモニアの流
量比が第一の流量比より大きな所定の第二の流量比にな
るよう制御する。尚、流量比と成膜温度のいずれか一方
のみを変えた条件にしても良い。このようにして第二の
成膜条件で成膜が行われ、この条件で所定時間成膜を行
うと、バルブ314,332を閉じ、基板20を反応容
器1外に搬出する。これによって成膜が完了する。
【0019】図2は、上述した実施形態の方法により作
成した薄膜デバイスの断面構造を概略的に示したもので
ある。上述した異なる成膜条件での成膜を連続して行う
と、図2に示すように、基板20上には、第一の成膜条
件で成膜した第一層51の上に、第二の成膜条件で成膜
した第二層52が積層された状態となる。この場合、適
切な成膜温度及びガス流量比を選定することで、第一層
51をアモルファス状バッファ層とし、第二層52をパ
シベーション改質層とすることを可能となる。この点を
さらに詳しく説明する。
【0020】表1は、本願発明の実施例の各成膜条件を
示したものである。
【表1】 この条件で窒化チタン薄膜の作成を実際行い、第一の成
膜条件により第一層51を600オングストロームの厚
さで堆積させ、第二層52を300オングストロームの
厚さで堆積させた。このようにして作成された窒化チタ
ン薄膜の成膜直後の比抵抗は5000μΩcm程度であ
った。比較例として、同様な条件でアンモニアの流量を
ゼロにした場合(第一第二の成膜条件とも)、成膜直後
の比抵抗は20000μΩcm程度であった。従って、
まずアンモニアの添加の効果によって、成膜直後の比抵
抗は75%程度減少したことが分かった。
【0021】次に、表1の条件で作成した窒化チタン薄
膜を24時間以上大気に露出させたところ、比抵抗の増
加は100%程度であった。比較例として、第一の成膜
条件のままで終始成膜を行った場合、24時間以上大気
に露出させた後の比抵抗の増加は260%程度であっ
た。このことから、表1に示す例では、経時的な比抵抗
の増加は、第二の成膜条件の採用によって採用しない場
合の1/3程度に抑えられることが分かった。
【0022】このような経時的な比抵抗の増加の抑制即
ちパシベーションの作用は、第二層52において、窒化
チタン薄膜の結晶化が進んだことに起因するものと考え
られる。即ち、薄膜が結晶構造を有する場合、アモルフ
ァス構造の場合に比べて酸素の拡散が困難になり、この
結果、経時的な比抵抗の増加が抑制されるのである。
尚、窒化チタン薄膜の結晶化は、成膜温度を上昇させる
ことによっても進む。従って、第二の成膜条件を、添加
ガスの流量比が同じで成膜温度のみを上昇させた条件と
しても良い。
【0023】図3は、窒化チタン薄膜の結晶化を確認し
た実験の説明図であり、作成した窒化チタン薄膜のX線
回折パターンを示した図である。図3(a)は、TDE
AT:7sccm,N2 :150sccm,NH3 :0
sccm,成膜温度:300℃,圧力:50mTorr
の条件で作成した窒化チタン薄膜のX線回折パターンを
示している。この例では、窒化チタン結晶のピークは殆
ど出現していない。これは、アンモニアの流量がゼロで
あることによると考えられる。次に、図3(b)は、T
DEAT:7sccm,N2 :150sccm,NH
3 :150sccm,成膜温度:300℃,圧力:50
mTorrの条件で作成した窒化チタン薄膜のX線回折
パターンを示している。この例では、窒化チタン結晶の
ピーク(111)(200)(220)がそれぞれ出現
しており、結晶化が進んだことを示している。これは、
多量のアンモニアガスを添加したことの効果によるもの
だと考えられる。さらに図3(c)は、TDEAT:7
sccm,N2 :150sccm,NH3 :15scc
m,成膜温度:400℃,圧力:50mTorrの条件
で作成した窒化チタン薄膜のX線回折パターンを示して
いる。この例では、窒化チタン結晶のピーク(111)
(200)(220)がさらに強調されて出現してい
る。これは、成膜温度を上昇させたことの効果によるも
のと考えられる。図3(a)(b)(c)に示した結果
から分かる通り、NH3 /TDEATが20を越える大
きな流量比でアンモニアを添加したり、300℃を越え
る高い成膜温度で成膜を行ったりすると、窒化チタン薄
膜の結晶化が進む。
【0024】さて、上述のように、第一の成膜条件によ
ってアモルファス状の第一層51を形成し、その上に、
第二の成膜条件によって結晶状の第二層52を形成する
と、成膜直後の比抵抗が小さく且つ経時的な比抵抗の増
大も抑制された質の良い窒化チタン薄膜の作成が可能と
なる。ここで、第二の成膜条件で終始成膜を行っても同
様な結果が得られるのではないかとも考えられるが、発
明者の研究によると、この構成は次のような問題があ
る。
【0025】即ち、まず、添加ガスの流量比をあまり増
大させると、必要なステップカバレッジ特性が得られな
い問題がある。例えば、前述した文献では、4sccm
のTDEATに対して3リットル毎分のアンモニアを添
加した例で85%のステップカバレッジが得られている
が、この例はアスペクト比1のコンタクトホールに対す
る成膜であり、64メガビット以上のDRAMの設計ル
ールに準拠した0.35μm以下のコンタクトホールに
対しては、20%以下のステップカバレッジになってし
まうと予想される。また、添加ガスの流量比を大きくし
て薄膜を結晶化させると、結晶化に伴って内部応力の増
大し、このため熱的安定性が低下する等の問題が生ず
る。また、結晶粒界の破壊によって表面にスパイク状の
凹凸が発生することがある。さらに、結晶状窒化チタン
薄膜は、下地に対する密着性が悪いという問題もある。
【0026】従って、必要な厚さの窒化チタン薄膜を、
添加ガス流量比の大きな第二の性膜条件で終始作成する
と、ステップカバレッジ性が著しく低下したり、膜質や
下地密着性等の点で無視し得ない問題が生ずることにな
る。そこで、本実施形態の発明では、上述のように、第
一の成膜条件では薄膜をアモルファスのままにして結晶
化させないようにし、第二の成膜条件によって結晶化さ
せるようにしている。そして、必要な膜厚の大部分を第
一の成膜条件で成膜することで、薄膜全体の膜質を低下
させることなく良好なステップカバレッジ性で且つ良好
な下地密着性で成膜を行うようにしている。
【0027】参考までに、前述した表1の条件に関する
ステップカバレッジ特性について説明すると、直径0.
3μmアスペクト比4のコンタクトホールに対して、表
1中の第一の成膜条件で45秒、第二の成膜条件で15
秒成膜したところ、ステップカバレッジはほぼ90%で
あった。この際の窒化チタン薄膜の全体の膜厚は、20
0〜250オングストローム程度であった。尚、ステッ
プカバレッジとは、ホール以外の部分の基板の表面への
堆積量に対するホールの底面への堆積量の比率を意味し
ている。
【0028】上述の説明から分かる通り、パシベーショ
ン作用を有する結晶化した第二層52は、所定以上厚く
ならないようにすることが好ましい。即ち、第二層52
が厚くなると、上述した内部応力の増大等の問題が無視
し得なくなるからである。必要なパシベーション効果と
の関連から考えると、全体の膜厚の30%程度又は約1
00オングストローム程度以下にしておくべきである。
【0029】また、第一の成膜条件から第二の成膜条件
に変えるタイミングとしては、上記第一層の膜厚に対す
る第二層の膜厚の比によって決められるが、窒化チタン
薄膜全体の必要なステップカバレッジ特性という観点も
考慮に入れるべきである。つまり、上述したように第二
の成膜条件ではステップカバレッジ特性が低下する。従
って、第一の成膜条件での成膜時間に比して第二の成膜
条件での成膜時間が長くなると、全体のステップカバレ
ッジ特性が限度以上に低下してしまう。具体的には、一
般的に要求されるステップカバレッジ特性は50%以上
であるから、この値以上のステップカバレッジ特性が得
られるよう、全体の膜厚を考慮しながら成膜条件変更の
タイミングを決定すべきである。このような意味から、
第一層51は、必要なステップカバレッジを稼ぐ「バッ
ファ層」であるともいえる。
【0030】尚、上述の説明から明かな通り、第一層5
1を得る際の添加ガスの流量の下限は、成膜直後の比抵
抗低下の効果が充分得られる限度で決定され、添加ガス
の流量の上限は、窒化チタンが結晶化しない限度で決め
られる。また、第二の成膜条件での添加ガスの流量の下
限は窒化チタンの結晶化が相当程度進む条件であり、上
限は薄膜作成が可能な限度である。即ち、あまり添加ガ
スが多くなると、窒化チタンが粉状になってしまい薄膜
として堆積しないからである。例えば、上述したTDE
ATが7sccmの例でいうと、第一の成膜条件でのア
ンモニアの流量の下限は1sccm、上限は150sc
cmである。また第二の成膜条件でのアンモニア流量の
下限は150sccm、上限は200sccmである。
尚、これらの流量の条件は、成膜温度や圧力によっても
変わることは言うまでもない。
【0031】上述した実施形態の方法において、第一の
成膜条件から第二の成膜条件への変化を徐々に又は段階
的に行うようにしても良い。この場合、得られる窒化チ
タン薄膜の結晶化の度合いは、膜厚が増える方向に徐々
に又は段階的に増加することになる。この構成によって
も、上述したのと同様な効果が得られる。
【0032】また、表1の条件では添加ガスの流量比を
増加させるのみであったが、成膜温度を上昇させるよう
にしても良い。表2は、この実施形態に属する実施例の
条件を示したものである。
【表2】 この表2の条件によっても、表1の条件の場合と同様の
効果を得ることができる。尚、添加ガスの流量比の増大
と成膜温度の上昇との両方を行うようにしてもよい。こ
の場合、成膜温度の上昇は小さくて済むので、低温処理
の要請という意味からは好適である。尚、成膜温度の上
昇は、反応容器1内の圧力を上昇させて熱伝導効率を向
上させることによっても行える。従って、キャリアガス
の流量を増大させるなどして圧力を上昇させる条件によ
っても、上述と同様な結果を得ることができる。
【0033】また、上記説明において、100%の結晶
化ということは物理的に困難であり、膜厚方向に垂直な
平面内で結晶化している部分とアモルファスのままの部
分とが混在していると考えられる。尚、上述の通り、パ
シベーションの効果は窒化チタン薄膜の結晶化によって
もたらされるが、充分なパシベーションの効果を得るた
めには、少なくとも第二層52の50%が結晶化してい
なければならないと考えられる。結晶化は、電子顕微鏡
写真によって観察できるが、結晶化したと見られる領域
が面内の50%になっているものが充分なパシベーショ
ンを達成できると推測される。尚、充分なパシベーショ
ン効果とは、例えば成膜後24時間経過の比抵抗の増大
が200%以下に抑えられるものをいうと表現できる。
【0034】上記実施形態では、TDAATの例として
TDEATを採用したが、テトラキスジメチルアミノチ
タン(TDMAT)等の他のTDAATを採用すること
ができる。その他、TDAATの代わりに、シクロペン
タジエニルシクロヘプタトリエニルチタン((C55
Ti(C77))等の有機金属化合物を採用することが
できる。
【0035】本実施形態で作成した窒化チタン薄膜は、
上述したバリアメタルの他、密着層膜としても使用でき
る。例えば、下地Al層に設けたビアホールをW又はA
l等で埋め込み配線する場合、両者の密着性を改善する
ため、窒化チタン薄膜を200〜500オングストロー
ム程度介在させる場合があるが、この窒化チタン薄膜も
上述した方法により作成できる。この他、フォトリソグ
ラフィの際の反射防止膜としても窒化チタン薄膜は使用
されるが、この場合にも本願発明の方法を適用すること
が可能である。
【0036】次に、本願発明の薄膜デバイスの実施形態
について説明する。図4は、本願発明の薄膜デバイスの
実施形態を説明する断面概略図である。図4に示す薄膜
デバイスは、表面にコンタクトホールが形成された基板
20と、コンタクトホールを含む基板20の表面上に作
成した窒化チタン薄膜5と、コンタクトホールに埋め込
まれた配線金属6とから構成されている。このうち、窒
化チタン薄膜5は、上述した実施形態の方法によって2
00〜500オングストロームの厚さで形成される。ま
た、配線金属6は、Al,W,Cu等の材料で形成さ
れ、スパッタ又はブランケットCVD法等によって形成
される。
【0037】このような構造の薄膜デバイスは、採用さ
れた窒化チタン薄膜5の比抵抗が小さいことから、コン
タクト特性が良好であり、上層の配線金属6のバリア用
として良好に機能する。この図4に示す薄膜デバイス
は、DRAMや論理素子等に採用される構造である。
尚、「薄膜デバイス」とは、薄膜を有するデバイスの総
称である。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の請求項1の発
明によれば、成膜の終了と同時にパシベーションも完了
しているので、パシベーション工程を別途行うことが不
要になり、この点で生産性の高い窒化チタン薄膜の作成
技術となる。また、請求項2,3,4,5,6,7,8
又は9の発明によれば、ステップカバレッジ特性を低下
させたり、内部応力の増大等の問題を大きくしたりする
ことなく、経時的な比抵抗の増大の無い良質な窒化チタ
ン薄膜を作成することができる。また、請求項10の薄
膜デバイスによれば、酸素の拡散による経時的な比抵抗
の増大が抑制された構造となり、この点で電気特性の良
好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の窒化チタン薄膜の作成方法の実施に
使用される成膜装置の一例を示したものである。
【図2】本願発明の実施形態の方法により作成した薄膜
デバイスの断面構造を概略的に示したものである。
【図3】窒化チタン薄膜の結晶化を確認した実験の説明
図である。
【図4】本願発明の薄膜デバイスの実施形態を説明する
断面概略図である。
【符号の説明】
20 基板 51 第一層 52 第二層
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】表1は、本願発明の実施例の各成膜条件を
示したものである。
【表1】 この条件で窒化チタン薄膜の作成を実際行い、第一の成
膜条件により第一層51を600オングストロームの厚
さで堆積させ、第二層52を300オングストロームの
厚さで堆積させた。このようにして作成された窒化チタ
ン薄膜の成膜直後の比抵抗は5000μΩcm程度であ
った。比較例として、同様な条件でアンモニアの流量を
ゼロにした場合(第一第二の成膜条件とも)、成膜直後
の比抵抗は20000μΩcm程度であった。従って、
まずアンモニアの添加の効果によって、成膜直後の比抵
抗は75%程度減少したことが分かった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、表1の条件では添加ガスの流量比を
増加させるのみであったが、成膜温度を上昇させるよう
にしても良い。表2は、この実施形態に属する実施例の
条件を示したものである。
【表2】 この表2の条件によっても、表1の条件の場合と同様の
効果を得ることができる。尚、添加ガスの流量比の増大
と成膜温度の上昇との両方を行うようにしてもよい。こ
の場合、成膜温度の上昇は小さくて済むので、低温処理
の要請という意味からは好適である。尚、成膜温度の上
昇は、反応容器1内の圧力を上昇させて熱伝導効率を向
上させることによっても行える。従って、キャリアガス
の流量を増大させるなどして圧力を上昇させる条件によ
っても、上述と同様な結果を得ることができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンを含む有機金属化合物ガスを使用
    して気相成長法により窒化チタン薄膜を作成する窒化チ
    タン薄膜の作成方法において、成膜条件を最初に非パシ
    ベーション性の条件とし、最後にパシベーション性の成
    膜条件として成膜を行うことを特徴とする窒化チタン薄
    膜の作成方法。
  2. 【請求項2】 チタンを含む有機金属化合物ガスと、作
    成される窒化チタン薄膜の比抵抗を減少させる添加ガス
    とを使用して、化学的気相成長法により窒化チタン薄膜
    を作成する窒化チタン薄膜の作成方法であって、前記有
    機金属化合物ガスに対する前記添加ガスの流量を最初少
    ない第一の流量比とし、その後第一の流量比より大きい
    第二の流量比に増加させながら成膜を行うことを特徴と
    する窒化チタン薄膜の作成方法。
  3. 【請求項3】 前記第一の流量比は、窒化チタン薄膜が
    アモルファスとなる値に設定され、前記第二の流量比
    は、窒化チタン薄膜が結晶化する流量比に設定されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の窒化チタン薄膜の作成方
    法。
  4. 【請求項4】 前記窒化チタン薄膜は、溝又は孔が形成
    された対象物の表面に作成されるものであり、必要なス
    テップカバレッジが得られるように、第一の流量比での
    成膜時間と第二の流量比で成膜時間とが決められている
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の窒化チタン薄膜
    の作成方法。
  5. 【請求項5】 チタンを含む有機金属化合物ガスと、作
    成される窒化チタン薄膜の比抵抗を減少させる添加ガス
    とを使用して、化学的気相成長法により窒化チタン薄膜
    を作成する窒化チタン薄膜の作成方法であって、成膜温
    度を最初低く第一の成膜温度とし、その後第一の成膜温
    度より高い第二の成膜温度に上昇させながら成膜を行う
    ことを特徴とする窒化チタン薄膜の作成方法。
  6. 【請求項6】 前記第一の成膜温度は、窒化チタン薄膜
    がアモルファスとなる値に設定され、前記第二の成膜温
    度は、窒化チタン薄膜が結晶化する流量比に設定される
    ことを特徴とする請求項5記載の窒化チタン薄膜の作成
    方法。
  7. 【請求項7】 前記窒化チタン薄膜は、溝又は孔が形成
    された対象物の表面に作成されるものであり、必要なス
    テップカバレッジが得られるように、第一の成膜温度で
    の成膜時間と第二の成膜温度での成膜時間とが決められ
    ていることを特徴とする請求項5又は6記載の窒化チタ
    ン薄膜の作成方法。
  8. 【請求項8】 前記チタンを含む有機金属化合物がテト
    ラキスジアルキルアミノチタンであることを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の窒化チタン
    薄膜の作成方法。
  9. 【請求項9】 前記添加ガスがアンモニアガスであるこ
    とを特徴とする請求項2,3,4,5,6又は7記載の
    窒化チタン薄膜の作成方法。
  10. 【請求項10】 窒化チタン薄膜を有する薄膜デバイス
    であって、当該窒化チタン薄膜は、膜厚が増加する方向
    に結晶化の度合いが進んだ膜質構造を有していることを
    特徴とする薄膜デバイス。
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JP4542641B2 (ja) * 1999-05-24 2010-09-15 株式会社アルバック 半導体製造装置及びこの装置を利用したバリアメタル膜の形成方法

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