JPH05102080A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05102080A
JPH05102080A JP25623291A JP25623291A JPH05102080A JP H05102080 A JPH05102080 A JP H05102080A JP 25623291 A JP25623291 A JP 25623291A JP 25623291 A JP25623291 A JP 25623291A JP H05102080 A JPH05102080 A JP H05102080A
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JP
Japan
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oxygen
refractory metal
layer
gas
semiconductor device
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JP25623291A
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Takashi Kato
隆 加藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体装置の製造方法に関し、カバ
レージ及びバリア性を向上させることができるととも
に、低抵抗にすることができるCVD法による酸素含有
バリアメタル層を形成することができる半導体装置の製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】 酸素含有高融点金属ソースガスとプラズマま
たは光エネルギーによって励起された還元性ガスとを反
応室内に導入して、化学気相成長法により少なくとも酸
素を含有する高融点金属層を形成する工程を含むように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特に、カバレージ及びバリア性を向上させるこ
とができるとともに、低抵抗にすることができるCVD
法による酸素含有バリアメタル層を形成することができ
る半導体装置の製造方法に関する。LSIは半導体基板
上に能動素子と配線を絶縁膜で挟んで形成されたもので
あり、集積度の向上とともに、素子形状が微細化して拡
散層深さが薄くなってきているうえ、段差も厳しくなっ
てきている。このため、拡散層へのAlコンタクトを取
る際、AlのSi基板への突き抜け防止のためにバリア
メタル層を形成する必要が生じている。
【0002】従来、スパッタ法で形成されたTiNがバ
リアメタルとして用いられてきたが、カバレージの問題
ばかりでなくアスペクト比の大きいコンタクトホール底
部に膜が形成され難い決定的問題が生じている。そこ
で、近時、カバレージの良いCVD法が検討されてい
る。従来、CVDコーティング分野でソースガスとして
蒸気圧の高い塩化物が用いられていたが、半導体ではバ
リアメタル層の上層配線にAl配線を使用するため、A
lとClの相互拡散によるAl−Cl反応による断線が
心配される。このため、Clを含まない他のソースとし
て有機金属が考えられるが、酸素を含む物が多く今度は
酸化されて酸化膜になってしまうため絶縁膜となってコ
ンタクトには適さなかった。
【0003】このため、カバレージ及びバリア性を損な
うことなく抵抗があまり増加しない程度の酸素を自動的
に微量ドープされたバリアメタル層を形成することがで
きる半導体装置の製造方法が要求されている。
【0004】
【従来の技術】図5は従来の半導体装置の製造方法を説
明する図である。図示例はMOSトランジスタ、バイポ
ーラトランジスタ等の半導体装置の製造方法に適用する
ことができる。図5において、31はSi基板であり、こ
のSi基板31には拡散層32が形成されており、更に、こ
のSi基板31上にはコンタクトホール33を有するSiO
2 等からなる絶縁膜34が形成されている。そして、この
絶縁膜34に形成されたコンタクトホール33内の拡散層32
とコンタクトするようにTi等のコンタクトメタル層3
5、AlとSiの相互拡散によるAl・Si反応を防止
するためのTiN等のバリアメタル層36及びAl等の配
線層37が形成されている。
【0005】次に、その半導体装置の製造方法について
説明する。まず、図5(a)に示すように、Si基板31
にイオン注入、アニール処理等により拡散層32を形成
し、CVD法等により拡散層32上にSiO2 を堆積して
絶縁膜34を形成した後、RIE等により絶縁膜34をエッ
チングして拡散層32が露出されたコンタクトホール33を
形成する。なお、拡散層32はコンタクトホール33形成後
に形成してもよい。
【0006】次に、図5(b)に示すように、コンタク
トホール33内の拡散層32とコンタクトするようにTiタ
ーゲットを用いてTiのみを常温でスパッタしてコンタ
クトメタル層35を形成した後、チャンバー内に更にN2
ガスを導入して常温で反応性のスパッタを生じさせてT
iNからなるバリアメタル層36を形成する。そして、ス
パッタ法によりバリアメタル層36を覆うようにAlを堆
積して配線層37を形成することにより、図5(c)に示
すような配線構造を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
装置の製造方法では、Tiターゲットを用いて常温下で
2 ガスをチャンバー内に導入し、反応性のスパッタを
生じさせることによりTiNバリアメタル層36を形成し
ていたため、微細化されてアスペクト比が大きくなる
と、特にコンタクトホール底部でのTiNバリアメタル
層36のカバレージが悪くなってしまうという問題があっ
た。
【0008】このカバレージが悪くなるという問題を解
決する従来手段にはCVD法でTiNを堆積してTiN
バリアメタル層36を形成する方法が検討されている。こ
のCVD法でTiNバリアメタル層36を形成する方法で
は、コンタクトホール内でのTiNバリアメタル層36の
カバレージを良好にすることができるという利点を有す
るが、堆積された結合状態のTiNのTiとNの結合状
態が悪くなり、バリア性が悪くなるという問題があっ
た。
【0009】このバリア性が悪いという問題を解決する
従来手段には、スパッタ法においてTiNに酸素を添加
して結晶粒界に酸素を埋め込む方法が挙げられるが、こ
のスパッタ法では、上記酸素を導入しないスパッタ方法
と同様カバレージが悪くなってしまうという問題があっ
た。また、CVD法においてTiNに酸素を添加する方
法が考えられる。しかしながら、このCVD法では、ソ
ースガスとして有機金属を用いるのであるが、この有機
金属には酸素が含有されているため、TiN成膜中に多
量の酸素が混入され易く、成膜されたTiNバリアメタ
ル層36のコンタクト抵抗が増加してしまうという問題が
あった。
【0010】そこで、本発明は、カバレージ及びバリア
性を向上させることができるとともに、低抵抗にするこ
とができるCVD法による酸素含有バリアメタル層を形
成することができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は上記目的達成のため、酸素含有高融点金属
ソースガスとプラズマまたは光エネルギーによって励起
された還元性ガスとを反応室内に導入して、化学気相成
長法により少なくとも酸素を含有する高融点金属層を形
成する工程を含むものである。
【0012】本発明においては、前記プラズマ又は光エ
ネルギーによる励起を連続又は間欠的に行うようにして
もよく、例えば間欠的に還元性励起ガスを導入する際、
ガス導入時間を導入しない時間よりも適宜短くして酸化
膜を厚く形成することにより、バリア性を上げることが
でき、また、ガス導入時間を導入しない時間よりも適宜
長くして酸化膜を薄く形成することにより、コンタクト
抵抗を下げることができる。
【0013】本発明においては、前記酸素含有高融点金
属層形成後、前記反応室内に更に窒素含有ガスを反応室
内に導入して、化学気相成長法により少なくとも酸素を
含む窒化物を主体とする高融点金属化合物層を形成する
工程を含むようにしてもよく、また、前記酸素含有高融
点金属層形成後、前記反応室内に更に臭素含有ガスを反
応室内に導入して、化学気相成長法により少なくとも酸
素を含む臭化物を主体とする高融点金属化合物層を形成
する工程を含むようにしてもよく、これらの場合、2層
構造のバリアメタルを形成することができる。
【0014】本発明においては、前記酸素含有高融点金
属ソースガスと前記還元性ガスを前記反応室内に導入す
る際、更にシラン系ガスを導入して、化学気相成長法に
より酸素含有高融点金属シリサイド層を形成するように
してもよい。また、前記酸素含有高融点金属層を下地シ
リコン層上に形成後、前記酸素含有高融点金属層を熱処
理しシリサイド化して酸素含有高融点金属シリサイド層
を形成するようにしてもよく、この場合、表面に凸凹の
少ない酸素含有高融点金属シリサイド層を形成すること
ができる。
【0015】本発明においては、反応室の残留酸素分圧
を10-5Torr以下にして高真空にするのが好ましく、この
場合、コンタクト抵抗を実用レベルに低くできる。ま
た、反応室前で150 ℃から400 ℃でソースガスを予備加
熱するのが好ましく、この場合、ソ−スガスを励起して
前反応することができる。
【0016】
【作用】半導体におけるコンタクトバリアメタルは、拡
散防止のためのバリア性だけでなくコンタクト抵抗を低
くすることも要求される。このため、TiN/Tiの二
層構造が用いられているのが主で、CVDにおけるソー
スガス一種類でこれが実現されることが望まれている。
【0017】本発明者はAlと反応する塩化物を含まな
い有機高融点金属ソースガスを使用してバリアメタル層
を形成したが、この有機高融点金属には酸素が含まれて
いる。このため,成膜時に多量の酸素が結晶中に混入さ
れてしまい、成膜された酸素含有高融点金属のコンタク
ト抵抗が増加してしまうという問題に直面した。そこ
で、酸素含有高融点金属ソースガスを反応室に導入する
際、酸素を適宜除くために、プラズマまたはエネルギー
によって励起された還元性ガスを反応室内に導入して、
CVDを行って酸素含有高融点金属層を形成する方法を
考え出した。最初に還元性ガスとして水素ガスを添加し
て実験を始めたが、比抵抗が下がらなかった。
【0018】図1に示すように反応室内の残留酸素が影
響していることが判った。そこで、反応室内の真空度を
上げた後、還元性ガスとして水素ガスをガスシャワー
(ソースガスと混合)その周辺の2箇所から多量に流し
た結果、若干の酸素は残っているものの金属に近いバリ
アメタルとなる酸素含有高融点金属層を得ることができ
た。ソ−スガスに酸素を添加したのでは酸化膜が形成さ
れるので,更にソ−スガス中の酸化でも酸化されるが,
励起還元ガスを導入して初めて微量にコントロ−ルされ
た酸素が導入される。
【0019】従来、チタンはシリコン上、SiO2 上共
に熱処理に対して不安定であるが、元々有機高融点金属
ソースに含まれていた酸素が自然に取り込まれているた
め、微量の酸素が結晶中に含まれて本発明で形成された
酸素含有チタンはカバレージ及びバリア性に優れ、しか
も低抵抗な非常に安定な酸素含有高融点金属層となっ
た。更に、この得られた酸素含有高融点金属層は、結晶
粒径が小さく、結晶の成長も抑えられるため非常に安定
となった。これはスパッタ時に酸素を導入する場合よ
り,プラズマCVDの方が性能が良いことを示す。これ
はソ−スガス自体に酸素を含んでいることによると考え
られる。そして,この酸素含有高融点金属層はトランジ
スタのソース、ドレインまたはショットキー接合にも好
ましく用いることができる。
【0020】また、シランを添加してCVDを行っても
よく、この場合形成されたシリサイドも上記同様に微量
の酸素がドープされ、熱処理に対して 900℃以上まで安
定である。更には、窒化物、ボライドの形成にも酸素を
含む有機高融点金属をソースガスとして用いると有効で
あり、特に窒化効果の高いアンモニア、ヒドラジン等を
用いることにより炭素、酸素を必要最小限に抑えること
ができる。酸素が取り込まれ易い結合ガスが供給される
ため、一端導入された酸素は非常に安定な位置を占める
ことができる。しかも、従来の結晶粒界だけでなく、結
晶粒内にも微量の酸素を含ませることができるため、非
常に安定である。そして、高温熱処理に対しても結晶を
アモルファス(微結晶)状態に維持することができ、応
力の発生を小さくすることもできる。
【0021】また、ホウ素を含むガス、フッ素を含むガ
スによってそれぞれボライドフッ化物を形成してもよ
く、これらの膜も窒化物と同様に高いバリア性を得るこ
とができる。
【0022】
【実施例】図2は本発明の一実施例に則した半導体装置
の製造方法を説明する図であり、図3は本発明の一実施
例に則した半導体製造装置の構成を示す概略図である。
図示例はMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ
等の半導体装置の製造方法に適用することができる。図
2、3において、1はSi基板であり、このSi基板1
には拡散層2が形成されており、更にこのSi基板1上
にはコンタクトホール3を有するSiO2 等からなる絶
縁膜4が形成されている。そして、この絶縁膜4に形成
されたコンタクトホール3内の拡散層2とコンタクトす
るように酸素を含有するTi等からなる酸素含有高融点
金属層5、酸素を含有するTiN等からなる酸素含有高
融点金属化合物層6及びAl等の配線層7が形成されて
いる。8、9、10、11、12、13、14、15、16は反応室、
マスフローコントローラ、ゲートコンダクタンス弁、ヒ
ーター、バルブ、ニードル弁、石英ボード、ミキサー
部、シリンダーである。
【0023】次に、その半導体装置の製造方法について
説明する。ここでは、特に酸素含有高融点金属層5及び
酸素含有高融点金属化合物6の形成方法を詳細に説明す
る。まず、図2(a)に示すように、CVD法等により
SiO2 を堆積して膜厚0.8μmの絶縁膜4を形成した
後、RIE等により絶縁膜4をエッチングして穴径0.8
μmのコンタクトホール3を形成する。この後イオン注
入,アニ−ル処理により拡散層2を形成する。
【0024】次に、図2(b)に示すように、酸素含有
高融点金属ソースガスとしてテトラメトキシチタンと励
起された還元性ガスとしてH2 ガスとを反応室8内に導
入して、CVD法によりコンタクトホール3内の拡散層
2とコンタクトするように膜厚200Åの酸素含有高融点
金属層5を形成する。以下、酸素含有高融点金属層5の
形成方法を具体的に説明する。図3に示す如くバッチ式
のCVD装置の横型CVD炉を電気ヒーター11で加熱
し、ウェハー1を石英反応室8内の石英ボード14に配置
する。なお、ここでは横型のCVD炉を用いたが、縦型
CVD炉も用いてもよい。
【0025】次いで、排気を反応室8の一方向から行
い、ソースガス、反応ガスとキャリアガス等のガスを他
方から供給する。次いで、ソースガスには酸素を含む高
融点金属ソースガスとして蒸気圧が高いテトラメトキシ
チタンを用いるとともに、キャリアガスに水素ガスを用
い、ミキサー部15でプラズマで励起された水素ガスと混
合する。なお、ここでのソースガス供給系は後述する他
のCVD装置でも使用される。
【0026】次いで、このプラズマ励起された水素ラジ
カル、イオンによってメタン、エタンと共にC−Oが形
成されて大きな分子が小さく分解される。これにより、
酸素、炭素の少ない酸素含有高融点金属層5を形成する
ことができる。なお、後述する酸素含有高融点金属化合
物層6を形成する時には、このミキサー部15で化合する
ガス、例えばN2 ガス、NH3 ガス等を更に混合する。
但し、ガスの混合はミキサー部15に限定されるものでは
なく、反応管の直前又は管内で行ってもよい。
【0027】次いで、ニードル弁13をミキサー部15の前
に配置し、混合割合を調整するとともに、ソースシリン
ダー16内圧を減圧にすることによって取り出すソース量
を増やす。次いで、ソースシリンダー16を55℃に保ち、
この後の配管の温度をこれ以上にし、反応室8内の温度
を 650℃にして圧力を0.5Torr とする。
【0028】次いで、ソースガスのキャリア水素30sccm
と、プラズマ励起された希釈水素200sccm をミキサー部
15で混合し、更に反応室8周囲に水素を1000sccm加えて
反応室8に供給する。これにより、Si基板1上にTi
を主成分とする酸素含有高融点金属層5を形成すること
ができる。次に、図2(b)に示すように、反応室8内
に更にN2 またはNH3 ガスを導入してCVD法により
酸素を含有するTiNからなる膜厚1000Åの酸素含有高
融点金属化合物層6を形成する。
【0029】そして、酸素含有高融点金属化合物層6を
覆うようにAlをスパッタ堆積して配線層7を形成する
ことにより、図2(c)に示すような配線構造を得るこ
とができる。すなわち、本実施例では、酸素含有有機高
融点金属ソースガスとプラズマまたは光エネルギーによ
って励起された還元性ガスを反応室8内に導入して、C
VD法により酸素含有高融点金属層5形成するととも
に、更に反応室内にN2 ガスまたはNH3 ガスを導入し
てCVD法により酸素含有高融点金属化合物層6を形成
している。このように、CVD法で酸素含有高融点金属
化合物層6を形成したため、従来のスパッタ法で形成す
る場合よりも酸素含有高融点金属化合物層6のコンタク
トホール3へのカバレージを良好にすることができる。
【0030】また、反応室8内の真空度を高くし、ソ−
スガスとは別に添加される酸素を少なくし,酸素含有高
融点金属ソースガスと励起された還元性ガスを反応室8
内に導入してCVD法を行ったため、酸素含有高融点金
属層5及び酸素含有高融点金属化合物層6の膜中に酸素
を微量ドープすることができる。このため、バリア性を
向上させることができるとともに、低抵抗な酸素含有高
融点金属化合物層6を形成することができる。
【0031】なお、上記実施例では、酸素含有高融点金
属層5及び酸素含有高融点金属化合物層6を横型CVD
装置で形成する場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、図4に示すように、枚葉式
のプラズマCVD装置を用いて形成してもよい。図4に
おいて、図2、3と同一符号は同一または相当部分を示
し、21、22、23、24はシャワー、ゲードバルブ、ロード
ロック、載置台である。
【0032】ここでは、上部にシャワー21、下部にヒー
ター11が配置された平行平板型装置であり、反応室8を
真空に保つためロードロック23を有している。高周波は
上部電極に印加しているが、下部にパワーを印加しても
よく、プラズマを利用することによって成長温度を低く
することができる。基板温度は100 ℃から 500℃程度で
Ti、TiNに酸素がドープされた緻密な酸素含有高融
点金属層5及び酸素含有高融点金属化合物層6を形成す
ることができる。
【0033】成長条件としては高周波パワー密度を0.2
W/cm2 以下とし、ソースキャリア水素を200sccm 、希
釈水素を80sccm、反応室8のシャワー21周辺からの水素
を 300sccmとし、トータル圧力を5Torrとする。次い
で、高周波パワーを30Wとし、Si基板1温度を 300℃
で成長する。これでTiを主成分とする酸素含有高融点
金属層5を成長させることができる。
【0034】次に、TiNを成長するため希釈ガスとし
てアンモニアをミキサー部15とシャワー21周辺に各々5
0、 100sccm加え、水素を前の半分に減らす。なお、こ
こではTi系について述べたが、Zr、W、Mo、Hf
等の高融点金属でも同様に生じさせることができる。こ
のように、成長条件を適当に選択することによりカバレ
ージの良いバリアメタルを堆積することができる。この
方法でコンタクトホール内にバリアメタルを形成する
と、アスペクト比の高い 0.3μm以下寸法の場合でもバ
リア性を維持することができるため、集積度を飛躍的に
向上させることができる。そして、50nm程度でバリアメ
タルを形成した後、アルミニウムを300nm を高温堆積し
て平坦な配線層を形成することにより、上記実施例と同
様な配線構造を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、カバレージ及びバリア
性を向上させることができるとともに、低抵抗にするこ
とができるCVD法による酸素含有バリアメタル層を形
成することができるという効果がある。また,アスペク
ト比を高くできるので,層間絶縁膜を厚くでき,配線容
量を小さくできるので,動作スピ−ドが速くなる。更に
コンタクトサイズを小さくできるので,集積度が上が
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するためのバリアメタル膜
抵抗と反応室真空度との関係を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方
法を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例に則した半導体製造装置の構
成を示す概略図である。
【図4】本発明に適用できる半導体製造装置の構成を示
す概略図である。
【図5】従来例の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【符号の説明】
5 酸素含有高融点金属層 6 酸素含有高融点金属化合物層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素含有高融点金属ソースガスとプラズ
    マまたは光エネルギーによって励起された還元性ガスと
    を反応室内に導入して、化学気相成長法により少なくと
    も酸素を含有する高融点金属層を形成する工程を含むこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記プラズマ又は光エネルギーによる励
    起を連続又は間欠的に行うことを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 1項記載の反応室内に更に窒素含有ガス
    を反応室内に導入して、化学気相成長法により少なくと
    も酸素を含む窒化物を主体とする高融点金属化合物層を
    形成する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至2記
    載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 1項記載の反応室内に更に臭素含有ガス
    を反応室内に導入して、化学気相成長法により少なくと
    も酸素を含む臭化物を主体とする高融点金属化合物層を
    形成する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至2記
    載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記酸素含有高融点金属ソースガスと前
    記還元性ガスを前記反応室内に導入する際、更にシラン
    系ガスを導入して、化学気相成長法により酸素含有高融
    点金属シリサイド層を形成することを特徴とする請求項
    1乃至2記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記酸素含有高融点金属層を下地シリコ
    ン層上に形成後、前記酸素含有高融点金属層を熱処理し
    シリサイド化して酸素含有高融点金属シリサイド層を形
    成することを特徴とする請求項1乃至2記載の半導体装
    置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08193267A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Nec Corp 金属薄膜成膜方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08193267A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Nec Corp 金属薄膜成膜方法

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