JPH0955105A - 道路トンネル照明制御装置 - Google Patents

道路トンネル照明制御装置

Info

Publication number
JPH0955105A
JPH0955105A JP20597495A JP20597495A JPH0955105A JP H0955105 A JPH0955105 A JP H0955105A JP 20597495 A JP20597495 A JP 20597495A JP 20597495 A JP20597495 A JP 20597495A JP H0955105 A JPH0955105 A JP H0955105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illuminance
tunnel
exit
area
entrance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20597495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahito Koga
隆仁 古賀
Toshiaki Adachi
俊朗 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP20597495A priority Critical patent/JPH0955105A/ja
Publication of JPH0955105A publication Critical patent/JPH0955105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長いトンネル11内における各部12,1
3.14の照度を最適値に自動的に制御する。 【解決手段】 トンネル11の入口11a外側の照度を
検出する入口外照度検出手段16,18と、出口11B
外側の照度を検出する出口外照度検出手段17,18
と、トンネル11内の空気汚染度を検出する汚染度検出
手段21と、車両の交通流を検出する交通流検出手段2
3とを設け、検出された入口外側照度に応じてトンネル
内の入口近傍領域12の照明の照度L12を制御し、検出
された出口外側照度に応じてトンネル内の出口近傍領域
14の照明の照度L14を制御し、さらに、出口外側照
度、空気汚染度及び交通流に基づいて、トンネル内の中
間領域13の照明の照度L13を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が通行するト
ンネル内に複数の照明器具を配設してこのトンネル内の
照明の照度を制御する道路トンネル照明制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、幹線道路や高速道路
に設けられているトンネル1内は、車両の進行方向に向
かって、入口近傍領域2,中間領域3及び出口近傍領域
4とに大きく分割できる。そして、入口近傍領域2及び
出口近傍領域4には、運転者か昼間等において視野が急
に暗くなったり急に明るくなることを防止するために、
例えば、水銀灯からなる照明器具5が短い間隔で配設さ
れている。
【0003】一方、トンネル1の中間領域3において
は、運転者は暗い視野に慣れてくるので、照明器具5は
比較的長い間隔で配設されている。このように、各照明
器具5は人間工学的にその設置間隔が決定されている。
【0004】しかし、昼間や夜間等においては、トンネ
ル1外の照度が極端に異なる。したがって、トンネル1
外の照度を考慮して各照明器具5の点灯数や供給電力量
を制御している。このトンネル1内の各領域1,2,3
の照度を常に最適値に制御する道路トンネル照明制御装
置においては、トンネル1の入口1aの外側に外側照度
を測定する入口照度計6が配設され、トンネル1の出口
1aの外側に外側照度を測定する出口照度計7が配設さ
れている。
【0005】入口近傍領域2及び出口近傍領域4に配設
されている各照明器具5は入口照度計6及び出口照度計
7で測定された各照度に基づいて、各照度を例えば、
「晴天1」、「晴天2」、「曇天1」、「曇天2」、
「夕刻」、「夜間」等の複数段階に正規化して、各段階
に応じて、点灯数や供給電力量が制御される。
【0006】具体的には、外の照度が高いほど、入口近
傍領域2及び出口近傍領域4の照度も高く設定して、両
者間に大きな差が発生しないようにしている。一方、ト
ンネル1内の中間領域3に配設されている各照明器具5
においては、進行方向に対して出口1bの出口照度計7
で測定された出口外側照度を「昼」、「夜」、「深夜」
の3種類のうちから一つを選択して対応する照度に設定
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この中間領域
3の照度を上述した出口外側照度に基づいて定めていた
道路トンネル照明制御装置においても、まだ解消すべき
次のような課題があった。
【0008】すなわち、トンネル2の長さが例えば1〜
3km程度の比較的短い場合は、中間領域3の長さも極
端に長くならないので、運転者の視野の明さが急激に変
化しないように、出口外側照度に対応して設定すること
は有効である。
【0009】しかし、近年、高速道路や幹線道路におい
ては、7〜8km程度や10kmを越える長いトンネル
1が設けられている。このように、長いトンネル1にお
いては、中間領域3のみが異常に長くなる。
【0010】トンネル1が長いと、例えばトンネル1内
で渋滞が発生したり、トンネル1内の空気が汚染されて
視野の見とうしが低下する場合もある。また、トンネル
1内で事故等が生じる可能性もある。さらに、事故等に
起因して、火災が発生する場合も想定する必要がある。
【0011】このように、トンネル1が長いと、上述し
た種々の事態が生じることを想定して、対策を予め講じ
ておく必要がある。したがて、各領域2,3,4におけ
る照度も上述した各事態が生じたことを予測して対策を
講じる必要がある。特に、中間領域3は、トンネル1内
の大部分を占めるので、照度を上述した3種類に固定す
ることは問題が多い。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、トンネル内の中間領域の照度が外部の照度
のみならず、空気汚染度や交通流に応じて最適値に制御
され、運転者にとって常に一定以上の視界が確保され、
かつ渋滞発生時においても、目が疲れない最良の照度を
確保できる道路トンネル照明制御装置を提供することを
目的とする。
【0013】さらに、別の発明においては、異常発生時
や契約電力量を越えそうな場合においても、照度が自動
制御され、利用者に対する安全と信頼性を確保しつつ装
置全体の維持管理費を節減できる道路トンネル照明制御
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、請求項1の発明は、車両が通行するトンネル内に車
両の進行方向に沿って複数の照明器具を配設してこのト
ンネル内を照明する道路トンネル照明制御装置におい
て、トンネルの入口外側の照度を検出する入口外照度検
出手段と、トンネルの出口外側の照度を検出する出口外
照度検出手段と、トンネル内の空気汚染度を検出する汚
染度検出手段と、トンネル内を通行する車両の交通流を
検出する交通流検出手段と、入口外照度検手段にて検出
された入口外側照度に応じてトンネル内の入口近傍領域
の照明の照度を制御する入口近傍領域照度制御手段と、
出口側照度検手段にて検出された出口外側照度に応じて
トンネル内の出口近傍領域の照明の照度を制御する出口
近傍領域照度制御手段と、出口側照度検出手段にて検出
された出口外側照度、汚染度検出手段にて検出された空
気汚染度及び交通流検出手段にて検出された交通流に基
づいて、トンネル内の中間領域の照明の照度を制御する
中間領域照度制御手段とを備えている。
【0015】また、請求項2の発明においては、上述し
た請求項1の道路トンネル照明制御装置に対して、トン
ネル内における異常発生の検出に応じて、入口近傍領
域、出口近傍部領域及び中間領域の各照度を予め定めら
れた非常時照度に制御する非常時照度制御手段を付加し
ている。
【0016】請求項3の発明においては、請求項1の道
路トンネル照明制御装置に対して、全ての照明器具の規
定時間内に使用する電力量が、予め定められた契約量を
越える可能性の検出に応じて、入口近傍領域、出口近傍
部領域及び中間領域の各照度を低下させるデマンド制御
手段を付加している。
【0017】さらに、請求項4の発明においては、請求
項1の道路トンネル照明制御装置に対して、請求項2記
載の非常時照度制御手段と請求項3記載のデマンド制御
手段とを付加し、さらに、異常発生及び契約電力量を越
える可能性を同時に検出したとき、非常照度制御手段を
デマンド制御手段に対して優先して実行する優先実行手
段を付加している。
【0018】請求項5の発明においては、請求項1の道
路トンネル照明制御装置に対して、トンネルの各領域を
それぞれ複数の単位区間に区分し、各単位区間の照度を
徐々に変化させていって、隣接する各領域の境界部にお
ける照度差を低減させる照度変化率低減手段を付加して
いる。
【0019】このように構成された請求項1の道路トン
ネル照明制御装置においては、トンネル内の中間領域の
照明の照度は、出口外側照度、空気汚染度及び交通流に
基づいて制御される。例えば、トンネル内の空気の通流
(換気)が不十分であったり、又は大量の排気ガスを出
す車両が多く通行して、トンネル内の空気汚染度が高く
なった場合は、運転者の視野の見とうしが低下するが、
このような場合は、照度が自動的に上昇して運転者の視
界が確保される。
【0020】同様に、トンネル内で渋滞等が発生する
と、車間間隔が短くなり、各車両の速度が低下し、高い
照度は必要なくなるので、照度を低下させる。また、請
求項2の発明においては、事故や火災等の異常が発生す
ると、安全のために予め高い照度に設定された非常時照
度に自動的に移行する。
【0021】請求項3の発明においては、全ての照明器
具の規定時間内に使用する電力量が、予め定められた契
約量を越える可能性が生じると、各領域の照度が自動的
に低下する。
【0022】請求項4の発明においては、事故等の異常
発生状態になると、この時点で、たとえデマンド制御を
実施中であったとして、安全性の観点から非常時照度に
自動的に移行する。
【0023】さらに、請求項5の発明においては、隣接
する各領域の境界部における照度差が低減されているの
で、運転者にとっては、視野が急激に明るくなったり、
暗くなったりすることはない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態に係わる道路トンネル
照明制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0025】幹線道路や高速道路に設けられているトン
ネル11は、大きく分けて、車両の進行方向に向かっ
て、入口近傍領域12,中間領域13及び出口近傍領域
14とで構成されている。そして、入口近傍領域12、
中間領域13及び出口近傍領域14の各領域12,1
3,14はそれぞれ2つの単位区間12a,12b,1
3a,13b,14a,14とで構成されている。
【0026】なお、この実施形態におけるトンネル11
の長さは例えば10〜11kmと非常に長い。さらに、
このトンネル11は上り車線又は下り車線等の車両が一
方向にのみ走行するトンネルである。
【0027】各領域12,13,14にはそれぞれ車両
の進行方向に沿って、複数の照明器具15が配設されて
いる。入口近傍領域12及び出口近傍領域14において
は各照明器具15は比較的短い間隔で配設され、中間領
域13においては各照明器具15は比較的長い間隔で配
設されている。各領域12〜14の各照明器具15に対
する点灯消灯制御及び照度制御は照明駆動装置15aで
実施される。
【0028】トンネル11の入口11aの外側には入口
外側照度を検出する照度検出器16が配設され、トンネ
ル11の出口11bの外側には出口外側照度を検出する
照度検出器17が配設されている。各照度検出器16,
17で検出された入口外側照度及び出口外側照度はAT
L設備(自動調節光設備)18を介して例えばコンピュ
ータ等の情報処理装置19内のATL照度算出部20へ
入力される。
【0029】また、トンネル11内には、トンネル11
内の空気の汚染度を検出す汚染度検出器21が配設され
ている。この汚染度検出器21で検出された汚染度はV
I値(煙霧透過率)に変換されて、情報処理装置19内
のVI値照度算出部22へ入力される。
【0030】さらに、トンネル11内には、トンネル1
1内を走行する車両の流れを検出する交通流検出器23
が配設されている。この交通流検出器23は通行車両の
速度Vを検出する速度検出器と、単位時間内に設置点位
置を通過する車両数Qを検出する車両数検出器等で構成
されている。そして、単位時間内の平均速度と車両数と
から渋滞度を算出する。交通流検出器23は算出した平
均速度と渋滞度とを情報処理装置19内の速度照度算出
部24及び渋滞度照度算出部25へ送出する。
【0031】ATL照度算出部20は、入力した入口外
側照度から入口近傍領域12の照度LI を算出する。同
時に、ATL照度算出部20は、入力した出口外側照度
から出口近傍領域14の照度LO を算出する。算出され
た各照度LI ,LO はトンネル11全体の照度を決定す
る照度制御部26へ送出さされる。一般的に、各照度L
I ,LO は検出された各照度の高低に対応して増減され
る。
【0032】VI値照度算出部22は、入力したVI値
から所定の換算式を用いて該当VI値に対応する中央領
域13の照度LVIを算出して、照度制御部26へ送出す
る。一般的に、VI値が低いと照度LVIは高くなる。
【0033】また、速度照度算出部24は、入力した平
均速度から所定の換算式を用いて該当平均速度に対応す
る中央領域13の照度LV を算出して、照度制御部26
へ送出する。一般的に、平均速度が高いと照度LV は高
くなり、平均速度が低いと照度LV は低くなる。
【0034】渋滞度照度算出部25は、入力した渋滞度
から所定の換算式を用いて該当渋滞度に対応する中央領
域13の照度LG を算出して、照度制御部26へ送出す
る。一般的に、渋滞度が高いと照度LG は低くなる。
【0035】また、照度制御部26には非常時照度設定
部27から予め設定された非常時照度LIMが入力され
る。すなわち、非常時照度設定部27はトンネル11内
において車両事故等に起因して火災が発生したことを示
す火災信号が入力されると、通常の照度より格段に高い
値に設定された非常時照度LIMを照度制御部26へ送出
する。
【0036】さらに、デマンド照度設定部28は、外部
からデマンド要求が入力されると、このデマンド要求に
対応する照度LD を算出して照度制御部26へ送出す
る。次に、このデマンド要求を図3を用いて説明する。
【0037】一般に、一定規模以上の工場や施設におい
ては、例えば30分や1時間等の規定時間内に使用する
最大使用電力量を示す電力量を電力会社と契約している
場合が多い。一般に、この契約電力量は工場又は施設の
平均的な使用電力量に所定の余裕電力量を加算した値に
設定されている。したがって、規定時間内において、工
場又は施設の電気装置をフル稼働すると図3の点線で示
すように使用電力量が契約電力量を越える可能性が発生
する。
【0038】よって、例えば、規定時間内における残り
時間が所定時間未満になった時点で、現在時点における
使用電力量を検出して、最終的な使用電力量が契約電力
量を越える可能性を判断して、越える場合はデマンド要
求を出力して、これ以降の使用電力量を抑制して、最終
的な使用電力量が契約電力量を越えないように制御して
いる。
【0039】したがって、デマンド照度設定部28は、
抑制量を指示したデマンド要求が入力されると、この抑
制量に対応する照度LD を算出して照度制御部26へ送
出する。
【0040】照度制御部26は、各照度算出部20,2
2,24,25から入力された各照度LI ,LO
VI,LV ,LG 及び各照度設定部27,28から入力
された各照度LIM,LD に基づいて各領域12,13,
14の各照度L12.L13.L14を決定して照明駆動部1
5aへ送出する。
【0041】照明駆動部15aは各領域12,13,1
4の各照度が指定された各照度L12.L13.L14になる
ように、各領域12.13.14に配設された各照明器
具15の点灯数や供給電力を制御する。また、照明駆動
部15aは、制御結果を照度制御部26へ帰還させる。
【0042】次に、照度制御部26における具体的照度
設定則を説明する。 (1) 非常時照度LIM,デマンド照度LD が共に入力さ
れていない場合(LIM=0.LD =0)。
【0043】入口近傍領域12の照度L12=LI 出口近傍領域14の照度L14=L0 中間領域13の照度L13=K10 +K2VI+K3
G +K4V なお、K1 ,K2 ,K3 ,K4 は各照度に対する重み係
数であり、実験的に予め求められている。
【0044】(2) 非常時照度LIMが入力され、デマン
ド照度LD が入力されていない場合(LIM≠0,LD
0)。各領域12,13,14の各照度L12.L13.L
14を非常時照度LIMに設定する。
【0045】(3) 非常時照度LIMが入力されていなく
て、デマンド照度LD が入力されている場合(LIM
0,LD ≠0)。各領域12,13,14における照度
をデマンド要求入力前の各照度L12.L13.L14から一
律にデマンド照度LD 分だけ低下させた値とする。
【0046】L12=L12−LD ,L13=L13−LD ,L
14=L14−LD (4) 非常時照度LIM、デマンド照度LD が共に入力され
ている場合(LIM≠0,LD ≠0)。
【0047】各領域12,13,14の照度L12
13.L14を非常時照度LIMに設定する。このように構
成された道路トンネル照明制御装置においては、トンネ
ル11内の中間領域13の照度L13は、通常の出口外側
照度のみならず、トンネル11内の空気の汚染度を示す
VI値、渋滞度,及び平均速度に基づいて決定される。
【0048】したがって、例えば、トンネル11内の空
気の通流(換気)が不十分であったり、大量の排気ガス
を出す車両が多く通行すると、トンネル内の空気汚染度
が高くなり、運転者の視野の見とうしが低下するが、こ
のような場合は、照度が自動的に上昇して運転者の視界
が確保される。
【0049】さらに、トンネル11内で、渋滞が発生し
たり、平均速度が大きく低下した場合は、運転者は遠く
を見透す必要がないので、中間領域13の照度を若干低
下させている。
【0050】さらに、照度を若干低下させることによっ
て、渋滞発生時においては、運転者は先行車のテールラ
ンプやブレーキランプを確認しやすくなり、安全性も向
上する。
【0051】また、トンネル11内において、事故や火
災等の非常事態が発生すると、各領域12,13,14
の照度が予め高い照度に設定された非常時照度に自動的
に移行する。したがって、非常時における運転者や乗客
及び救急作業人員の安全性を確保する上でより有用であ
る。
【0052】さらに、トンネル11内に配設されている
全ての照明器具15の使用電力量が契約電力量を越える
可能性が生じると、最低限の安全性を確保した上で各領
域12,13,14の照度が自動的に低下する。したが
って、維持管理費が節減できる。
【0053】また、事故等の異常発生事態になると、こ
の時点で、たとえ上述したデマンド制御を実施中であっ
たとして、安全性の観点から非常時照度に自動的に移行
する。
【0054】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。上述した実施形態においては、トン
ネル11を入口近傍領域12,中間領域13,出口近傍
領域14の3領域に分割して各領域の照度L12,L13
14を個別に求めた。
【0055】しかし、図1に示すように、各領域12,
13,14をそれぞれ2つの単位領域12a.12b,
13a,13b,14a,14bに分割して各単位領域
12a〜14b毎に照度を制御することも可能である。
【0056】具体的には、先ず、前述した手法で各領域
12,13,14の照度L12.L13,L14を求める。次
に、互いに隣接領域12〜14の境界に位置する各単位
領域12a〜14b相互間の照度の差が規定照度差以下
になるように、該当単位領域の照度を先に求めた照度L
12.L13,L14から上昇又は低下させる。
【0057】このように、各領域12,13,14をそ
れぞれ複数の単位領域に分割して、2段階で照度制御を
実行することによって、領域12〜14の境界部で照度
が急激に変化することが防止される。
【0058】したがって、運転者にとっては、トンネル
11内を走行中に視野が急激に明るくなったり、急に暗
くなったりすることはないので、より一層安全運転の向
上に寄与できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の道路トンネ
ル照明制御装置においては、トンネル内の中間領域の照
度が外部の照度のみならず、空気汚染度や交通流に応じ
て最適値に自動的に制御される。したがって、長いトン
ネル内において、運転者にとって常に一定以上の視界が
確保され、かつ渋滞発生時においても、目が疲れない最
良の照度を確保でき、運転手の疲労を軽減でき、かつト
ンネル交通における高い安全性を確保できる。
【0060】さらに、異常発生時や契約電力量を越えそ
うな場合においても、照度が自動制御され、利用者に対
する安全と信頼性を確保しつつ照明装置全体の維持管理
費を節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる道路トンネル照
明制御装置の概略構成を示すプロック図
【図2】 テマンド制御の説明図
【図3】 従来の道路トンネル照明制御を説明するため
の図
【符号の説明】
11…トンネル、12…入口近傍領域、13…中間領
域、14…出口近傍領域、15…照明器具、16,17
…照度検出器、18…ATL設備、19…情報処理装
置、20…ATL照度算出部、21…汚染度検出器、2
2…VI値照度算出部、23…交通流検出器、24…速
度照度算出部、25…渋滞度照度算出部、26…照度制
御部、27…非常時照度設定部、28…デマンド照度設
定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が通行するトンネル内に車両の進行
    方向に沿って複数の照明器具を配設してこのトンネル内
    を照明する道路トンネル照明制御装置において、 前記トンネルの入口外側の照度を検出する入口外照度検
    出手段と、 前記トンネルの出口外側の照度を検出する出口外照度検
    出手段と、 前記トンネル内の空気汚染度を検出する汚染度検出手段
    と、 前記トンネル内を通行する車両の交通流を検出する交通
    流検出手段と、 前記入口外照度検手段にて検出された入口外側照度に応
    じて前記トンネル内の入口近傍領域の照明の照度を制御
    する入口近傍領域照度制御手段と、 前記出口側照度検手段にて検出された出口外側照度に応
    じて前記トンネル内の出口近傍領域の照明の照度を制御
    する出口近傍領域照度制御手段と、 前記出口側照度検出手段にて検出された出口外側照度、
    前記汚染度検出手段にて検出された空気汚染度及び前記
    交通流検出手段にて検出された交通流に基づいて、前記
    トンネル内の中間領域の照明の照度を制御する中間領域
    照度制御手段とを備えた道路トンネル照明制御装置。
  2. 【請求項2】 前記トンネル内における異常発生の検出
    に応じて、前記入口近傍領域、出口近傍部領域及び中間
    領域の各照度を予め定められた非常時照度に制御する非
    常時照度制御手段を備えた請求項1記載の道路トンネル
    照明制御装置。
  3. 【請求項3】 前記全ての照明器具の規定時間内に使用
    する電力量が、予め定められた契約量を越える可能性の
    検出に応じて、前記入口近傍領域、出口近傍部領域及び
    中間領域の各照度を低下させるデマンド制御手段を備え
    た請求項1記載の道路トンネル照明制御装置。
  4. 【請求項4】 前記トンネル内における異常発生の検出
    に応じて、前記入口近傍領域、出口近傍領域及び中間領
    域の各照度を予め定められた非常時照度に制御する非常
    時照度制御手段と、 前記全ての照明器具の規定時間内に使用する電力量が、
    予め定められた契約量を越える可能性の検出に応じて、
    前記入口近傍領域、出口近傍領域及び中間領域の各照度
    を低下させるデマンド制御手段と、 前記異常発生及び前記契約電力量を越える可能性を同時
    に検出したとき、前記非常時照度制御手段を前記デマン
    ド制御手段に対して優先して実行する優先実行手段とを
    備えた請求項1記載の道路トンネル照明制御装置。
  5. 【請求項5】 前記トンネルの前記各領域をそれぞれ複
    数の単位区間に区分し、各単位区間の照度を徐々に変化
    させていって、隣接する各領域の境界部における照度差
    を低減させる照度変化率低減手段を備えた請求項1記載
    の道路トンネル照明制御装置。
JP20597495A 1995-08-11 1995-08-11 道路トンネル照明制御装置 Pending JPH0955105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20597495A JPH0955105A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 道路トンネル照明制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20597495A JPH0955105A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 道路トンネル照明制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0955105A true JPH0955105A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16515806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20597495A Pending JPH0955105A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 道路トンネル照明制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0955105A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010061899A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Fuji Electric Systems Co Ltd トンネル照明制御装置
JP2011034433A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Kowa Denki Sangyo Kk 閉鎖空間照明装置、閉鎖空間照明システム
JP2012113940A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Seiwa Electric Mfg Co Ltd 照明システム及びこれに使用される照明ユニット
WO2013088511A1 (ja) * 2011-12-13 2013-06-20 パイオニア株式会社 表示装置、表示方法、ヘッドアップディスプレイ及び検出装置
JP2013152791A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Nakanihon Highway Engineering Nagoya Kk トンネルの基本照明システム
CN111140795A (zh) * 2020-01-13 2020-05-12 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种智能调节路灯以及路灯系统

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010061899A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Fuji Electric Systems Co Ltd トンネル照明制御装置
JP2011034433A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Kowa Denki Sangyo Kk 閉鎖空間照明装置、閉鎖空間照明システム
JP2012113940A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Seiwa Electric Mfg Co Ltd 照明システム及びこれに使用される照明ユニット
WO2013088511A1 (ja) * 2011-12-13 2013-06-20 パイオニア株式会社 表示装置、表示方法、ヘッドアップディスプレイ及び検出装置
JP2013152791A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Nakanihon Highway Engineering Nagoya Kk トンネルの基本照明システム
CN111140795A (zh) * 2020-01-13 2020-05-12 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种智能调节路灯以及路灯系统
CN111140795B (zh) * 2020-01-13 2023-12-05 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种智能调节路灯以及路灯系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100831383B1 (ko) 비상유도 기능을 갖는 led 램프 제어시스템
JP5309804B2 (ja) トンネル照明制御装置
KR102078841B1 (ko) 스마트 가로등의 제어 시스템 및 방법
WO2020053716A1 (en) Adaptive headlamp system for vehicles
CN107742427B (zh) 一种安全高效的交通信号灯管理系统及方法
KR101994003B1 (ko) Iot형 터널 조명 제어 방법
CN109874211B (zh) 一种高速公路隧道智能照明系统及方法
CN110933824A (zh) 基于交通态势感知的隧道智能照明节能控制系统与方法
JPH0955105A (ja) 道路トンネル照明制御装置
KR101993999B1 (ko) 터널 조명 제어 방법
KR102009943B1 (ko) 스마트 가로등의 제어 시스템 및 방법
KR200258569Y1 (ko) 교통자료에 따른 가로등 및 조명등 제어장치
CN109874213B (zh) 一种改进型高速公路隧道照明辅助装置
KR20180001731A (ko) 보행자 보호를 위한 횡단보도 조명제어장치 및 그 방법
CN117082698B (zh) 一种曲线隧道照明方法、系统、存储介质及智能终端
KR101608217B1 (ko) 조명시스템 및 이의 운영 방법
KR101270126B1 (ko) 횡단보도용 조명 제어장치 및 과속 단속시스템
JP4242376B2 (ja) トンネルの照明設備
JPS6226141A (ja) 車輌用灯具類の作動制御方法
CN113393705B (zh) 基于隧道或道路内车辆留存数量的路况管理系统
JP2000243582A (ja) 照明制御システム
KR102093290B1 (ko) 주차장의 혼잡도 빅데이터를 이용한 조명제어 시스템의 주차장 출구방향 안내 방법
JPH02110695A (ja) トンネル内の交通制御システム
KR20030072829A (ko) 횡단보도상의 보행자 사고 방지 장치 및 방법
Poornima et al. Vehicle Headlight Automation with Smart Energy Management System