JPS6226141A - 車輌用灯具類の作動制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車等の車輌に取付けて使用され、灯具類を
外部の条件に従って点灯又は消灯することができる作動
制御方法を提供しようとするものである。

〔従来の技術〕

この種の灯具類におＧＪる作動ｉ１ｉ＋７御手段として
は、照度検出センサーを用い、走行距離と照度変化率及
び時間に対する照度変化率を算出して、例えばトンネル
に入ることを開所させて灯具類の点灯を行うようにして
いる。

しかしながら、このような外部の照度変化率を算出して
も、人間の感覚との間に著しい差異が生じる結果になっ
ている。即ち、車輌の位置している場所そのものが、ヘ
ッドランプを点灯しなければならないような外部条件で
あっても、例えば陸橋の下を通過する場合又はトンネル
の長さが短く、前方が明るい場合、つまり道交法上点灯
の必要がないようなトンネルでは、わざわざヘッドラン
プを点灯させる必要がないからである。このようなヘッ
ドランプを点灯させる必要がない場合でも従来の制御手
段においては機械的に動作し、人間の感覚とは異なる無
駄な動作が行われるばかりでなく、装置的にも複雑なも
のとなっていた。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は前記従来例にお【プる灯具類の点灯を全く必要
としないような外部条件での無駄な作動を行うという問
題点、及び装置的に！！！雑であった問題点を解決しよ
うとするものである。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明は前記問題点を解決する具体的手段として、狭角
と広角との指向性が異なる少なくとも２個の照度検出ヒ
ンザーを備え、狭角照度検出センサーで車輌の前方を、
広角照度検出センサーで車輌近辺の明るさを夫々検出さ
せ、前記狭角照度検出センサーの出力が一定レベル以下
に低下し、遅れて広角照度検出センサーの出力が一定レ
ベル以下に低下した時に作動づることを特徴とする車輌
用灯具類の作動制御方法を提供するものであって、狭角
と広角の指向性を有する夫々の照度検出センサーを尚え
、夫々のセンサーの出力に基いて外部条件を検出するこ
とにより灯具点灯の必要性を適切に判断し、無駄な動作
を行わないのである。

〔実施例〕 次に本発明を図示の実施例により更に詳しく説明すると
、１は自動車等の車輌であり、該車輌のフロントガラス
近辺に指向性が広角な照度検出しンサー２と指向性が狭
角な熱度検出レン）ナー３とを取付けである。

前記広角照度検出センサー２は、第２図に示したように
受光素子２ａと増幅器２ｂとで構成され、前記狭角照度
検出レン］ナー３は受光素子３ａ、増幅器３ｂ及び光学
レンズ３Ｃとの組合せで構成されている。特に狭角照度
検出センサー３は車輌１の前方における狭い範囲の照度
を検出するものであり、広角照度検出センサー２は車輌
１の周辺の照度を検出するものである。そして両検出セ
ンサーは共にその出力側がマイクロコンピュータ４に接
続されている。

更に、第３図に示したように前記マイクロコンピュータ
４においては前記両検出センサー２，３で検出した結果
に基き、例えば車輌１に取付（プられたヘッドランプ等
の負荷５及び尾灯又は車中灯等の負荷６の点灯及び消灯
を制御する。

前記した制御状態を第４図に填いて説明する。

図において８１は広角照度検出センナ−２の出力、Ｓ２
は狭角照度検出センサー３の出力、■は外部環境の明暗
を示すもので斜線部分が暗部である。

車輌が走行中に遭遇する陸橋等の暗部ｔ１においては、
狭角照度検出センサー３においては車輌の前方が明るい
ためにその出力＄２がほとｌυど低下Ｖず、続いて広角
照度検出センサー２は暗部ｔ１検出してその出力８１が
低下してもマイクロコンピュータ４においては負荷５．
６のための制御は全く行わない。又道交法で点灯の必要
がないような短いトンネルの暗部ｔ２の場合でも、狭角
照度検出センサー３にあっては、その出力Ｓ２がわずか
に低レベルになり、遅れて広角照度検出センサー２が暗
部ｔ２を検出して、その出力レベルが急激に低下するが
、前記した狭角照度検出センサー３の出力がわずかしか
低下しないので、この場合もマイクロコンピュータ４に
あっては負荷５，６を制御しない。

道交法で定められた点灯を必要とする長いトンネル（道
交法では５０ｍ以上）に遭遇した時には、車輌の前方が
そうとう暗くなるのでその暗部ｔ３を狭角照度検出セン
サー３が検出してその出力Ｓ２が急激に低下し、近れて
広角照度検出センナ−２が暗部ｔ３を検出してその出力
Ｓ１も急激に低下し、両方の検出センサーからの出力が
低下した時にのみマイクロコンピュータ４が負荷５．６
の制御を行って作動、即ら点灯させるのである。

この場合の両検出センづ−における出力低下のレベルは
、予め設定された一定のレベル以下になった時点でマイ
クロコンピュータ４が作動するようになっている。

負荷の作動を停止する場合、つまり長いトンネルから扱
は出す時の動作（よ、まず狭角照度検出センサー３がト
ンネルの出口における明るさを検出してその出力Ｓ２が
徐々に上昇し、芹机で広角照度検出センサー２が出口の
明るさを検出して急激にその出力Ｓ１が上昇し、両方の
上昇レベルが一定のレベル以上になった時にマイクロコ
ンピュータ４か作動して負荷５，６の動作を停止するよ
うに制御するのである。尚、トンネル内には照明灯が取
付けられているが、その照明灯の明るさ程度では動作停
止に至らないように一定レベルに設定してあり、又照咀
灯の光に含まれるＡＣ成分を検出するセンサーを併用す
ることで外光かｌ−ンネルかが判別できるようにするこ
ともできる。更に、狭角照度検出センサーにあっては、
対向車からの１ｉｆｆ　ｌ）Ｊ光の入光を避けるために
、直正面に向けて取付けるのではなく、多少左側に片寄
らせた状態で取イ」けることも考慮される。

又、前記実施例では、狭角照度検出センサーと広角照度
検出センサーとを分離して配置した状態で説明したが、
両方の検出センサーを一つの装置内に纏めてセットし、
この装置を車輌の適切な位置に取付けるようにすれば良
い。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る車輌用灯具類の作動制
御方法は、狭角照度検出センサーと広角照度検出センサ
ーとを組合せて使用し、両方の検出センサーからの出力
が一定レベル以下になった時にのみ作動するようにした
ものであるため、いづれか一方の検出センナ−の出力が
低下しただけでは作動しないので、灯具の点灯を必要と
しない陸橋又は短いトンネルを通過する場合には無駄な
動作がなくなり、限りなく人間の感覚に近づけることが
できるという優れた効果を奏する。

更に、指向性の異なる２個の照度検出センサーを使用す
るのみであるため、装置が簡単で且つ確実に動作が行え
るという優れた効果も奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施する一例を示すための車輌
の要部のみを示す略図、第２図は同方法の実施に用いら
れる照度検出センサーの略図、第３図は同実施例ににお
ける回路のブロック図、第４図は同実施例における照度
検出センサーの出力状態を示すグラフである。 １・・・車輌 ２・・・広角照度検出セン丈− ３・・・狭角照度検出センサー ４・・・マイクロコンピュータ ５．６・・・車輌用灯具の負荷 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 狭角と広角との指向性が異なる少なくとも２個の照度検
   出センサーを備え、狭角照度検出センサーで車輌の前方
   を、広角照度検出センサーで車輌近辺の明るさを夫々検
   出させ、前記狭角照度検出センサーの出力が一定レベル
   以下に低下し、遅れて広角照度検出センサーの出力が一
   定レベル以下に低下した時に作動することを特徴とする
   車輌用灯具類の作動制御方法。