JPH0954568A - Ｉｓｄｂ用送信装置およびその受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】家庭内ショッピングを楽しめるようにする。 【解決手段】 映像、音声、データなどの各種メイン情
報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化した
のちパケット化および多重化したＩＳＤＢ用放送信号を
受信するＩＳＤＢ用受信装置４０において、この受信装
置にはＩＳＤＢ用チューナ４６と、メイン情報の復号手
段５２と、メイン情報に対して特定の画像領域を指定
し、その領域内の画像を別の画像に置換できるような補
助信号の復号手段５６と、置換画像信号の記録再生手段
５８と、メイン情報を復号した信号、復号補助信号およ
び置換画像信号から、単独か合成された特定の画像信号
を出力する出力画像制御手段５３とを有する。補助信号
により指定された領域に置換画像信号を置換して映し出
す。テレビショッピングで洋服などを取り替えることで
試着したと同じような画像が得られるので、お茶の間シ
ョッピングができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ＩＳＤＢ放送シ
ステムなどに適用して好適な送信装置およびその受信装
置に関する。詳しくは、主放送信号の他に特定の画像置
換領域を定める補助信号を付加情報として送信できるよ
うにし、受信側ではこの領域に人物などをすげ替えて映
し出すことができるようにすることによって、好みのキ
ャラクターで映像を楽しんだり、ユーザ自身の画像を当
てはめてテレビショッピングなどを楽しむことができる
ようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】ディジタル技術の発展に伴い、放送界で
も放送信号を含めた各種情報をディジタル化したインタ
ラクティブ形式の統合ディジタル放送システム（ＩＳＤ
Ｂ（Integrated Services Digital Broadcasting）シス
テムという）が研究・開発されている。

【０００３】具体的には、このＩＳＤＢシステムとは現
行の放送信号（標準テレビジョン信号、ハイビジョン信
号）を始めとして、ソフトウエアやファクシミリなどの
データ、さらには音声、文字、図形、画像などのマルチ
メディア情報をそれぞれディジタル化（符号化）し、そ
れらを統合多重化した上で、伝送形態に合致した変調処
理を施して送信するようにした放送システムのことであ
る。

【０００４】放送信号を含めた各種情報を統合多重化す
る場合、これらの情報の他に受信側での制御情報として
使用する付加情報も同時に統合多重化されて送信するこ
とができる。統合化されたＩＳＤＢ用放送信号（ディジ
タル信号）は地上波、衛星波、光ケーブルなどを利用し
て送信される。

【０００５】受信端末側では、統合化されたＩＳＤＢ用
放送信号を受信して目的の信号を弁別することによって
それをモニタに表示させて通常のテレビ放送として楽し
むことができることは勿論、記録手段を用いて記録（保
存）したり、他の端末に転送したりすることができる。
さらに受信した付加情報を利用すれば、モニタ制御、記
録制御さらにはモニタされた画像に対する加工制御な
ど、ユーザの好みに応じて受信情報を利用できることに
なる。つまり、対話形式（インタラクティブ）の放送シ
ステムを構築できる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】したがってこのＩＳＤ
Ｂシステムを利用すれば、送信される付加情報が多種、
多様になる程、ユーザに対するサービス内容が向上し、
より双方向的な放送システムを構築できる。

【０００７】さて、現行の放送システムでは単に受信し
た放送信号を受信・復調しテレビモニタなどで視聴する
だけであって、いわば受動的・一方的なシステムである
から、ユーザの楽しみが限定されたものとなる。例え
ば、テレビモニタしているドラマの画像の一部、主とし
て俳優の顔の部分を別の人物の顔にすげ替えたりできれ
ば、その放送を別の楽しみ方で楽しむことができること
になる。

【０００８】あるいはまた、ＩＳＤＢシステムでは多チ
ャネル送信が可能であるので、テレビショッピング情報
などを別チャネルで送信し、これをモニタで受信した
り、一時的に保存すると共に、受信したファッション画
像（洋服、コート、セータ、シャツなど）を見ながら、
モデルの顔の部分をユーザの顔にすげ替えることができ
れば、自分の好みに合った品物を選ぶことができ、テレ
ビを使用したお茶の間ショッピングが可能になるなどの
楽しみ方ができる。

【０００９】そこで、この発明はこのような課題を達成
できるようにしたものであって、画像置換領域を指定す
る補助信号を付加情報として主放送信号と共に送信し、
受信側にあってはこの画像置換領域に予め用意した画像
を置換してテレビモニタに映し出すことができるように
して、テレビ放送システムを多様に楽しむことができる
ようにしたものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項１に記載したこの発明に係るＩＳＤＢ用送信
装置では、映像、音声、データなどの各種メイン情報
を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化したの
ちパケット化および多重化したＩＳＤＢ用放送信号を送
信するようにしたＩＳＤＢ用送信装置において、上記メ
イン情報に対して特定の画像領域を指定し、その領域内
の画像を別の画像に置換できるような補助信号を付加情
報として上記メイン情報と共に送信されるようになされ
たことを特徴とする。

【００１１】請求項２に記載したＩＳＤＢ用送信装置に
おいて、補助信号は領域指定信号やワイヤーフレーム信
号であることを特徴とする。

【００１２】請求項３に記載した発明ではこのＩＳＤＢ
用受信装置では、映像、音声、データなどの各種メイン
情報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化し
たのちパケット化および多重化したＩＳＤＢ用放送信号
を受信するＩＳＤＢ用受信装置において、この受信装置
にはＩＳＤＢ用チューナと、上記メイン情報の復号手段
と、多重文字情報の復号手段と、この多重文字情報に関
するキーワードの復号手段と、上記多重文字情報と上記
キーワード情報を蓄える記録再生部と、モニタ手段とを
有し、上記記録再生部には同一ジャンルの多重文字情報
がキーワードに応じて階層化して蓄えられるようになさ
れたことを特徴とする。

【００１３】請求項４に記載したこの発明に係るＩＳＤ
Ｂ用受信装置では、映像、音声、データなどの各種メイ
ン情報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化
したのちパケット化および多重化したＩＳＤＢ用放送信
号を受信するＩＳＤＢ用受信装置において、この受信装
置にはＩＳＤＢ用チューナと、上記メイン情報の復号手
段と、メイン情報に対して特定の画像領域を指定し、そ
の領域内の画像を別の画像に置換できるような補助信号
の復号手段と、置換画像信号の記録再生手段と、上記メ
イン情報を復号した信号、復号補助信号および置換画像
信号から、単独若しくは合成された特定の画像信号を出
力する出力画像制御手段とを有し、上記補助信号により
指定された領域に上記置換画像信号を置換して映し出す
ことができるようにしたことを特徴とする。

【００１４】請求項５に記載したこの発明に係るＩＳＤ
Ｂ用受信装置において、補助信号としてワイヤーフレー
ム信号が使用されるときには、上記置換画像信号が上記
ワイヤーフレーム信号を用いて変換された状態でモニタ
上に表示されるようになされたことを特徴とする。

【００１５】同じくこの受信装置において、請求項６で
はメイン情報としてファッション情報信号が使用された
ことを特徴とする。

【００１６】画像置換領域はメイン画像と共にテレビモ
ニタに映し出される。これでユーザ（視聴者）はどの画
像位置を置換できるかを認識できる。メイン画像はドラ
マなどの放送信号であっても、ファッション情報のよう
な娯楽情報であってもよい。受信側に予め用意した画像
を取り出し、これを元の画像と置換する（すげ替え
る）。置換画像は人物の顔であったり、家族のスナップ
写真であったり、ユーザが用意した任意の画像である。

【００１７】すげ替える位置は升型のエリアで構成され
た領域指定信号であったり、ワイヤーフレーム信号であ
る。ワイヤーフレーム信号は置換すべき画像を一旦ワイ
ヤーフレーム信号に変換してこれを表示する。

【００１８】

【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るＩＳＤＢ
用送信装置およびその受信装置の実施の一形態を、図面
を参照して詳細に説明する。

【００１９】図１はこの発明に係るＩＳＤＢ用送信装置
１０の一形態を示す要部の系統図であって、本例では説
明の便宜上統合されて送信されるメイン情報としては、
標準テレビジョン信号、ハイビジョン信号そして娯楽情
報であるファッション情報信号であるものとする。そし
て、そのそれぞれには制御情報などの付加情報が付加さ
れて多重化される。付加情報は多種多様な情報が考えら
れる。標準テレビジョン信号やハイビジョン信号に関し
てはタイムコードなどが考えられる。

【００２０】図１を参照すると、端子１２ａには標準テ
レビジョン信号のうち映像信号ＳＶＮが、端子１２ｂに
はそれに付随した音声信号ＳＡＮが供給され、符号化部
１４で圧縮などを含めた適切な符号化処理が施される。
この符号化処理に同期して付加情報発生手段１６が動作
して、制御情報などの付加情報が生成される。本例では
付加情報としてタイムコードを例示するので、タイムコ
ード発生部１６として構成される。符号化された標準テ
レビジョン信号およびタイムコードＴＣは多重化部２０
に供給されて他の情報と共に多重化処理がなされる。

【００２１】端子２２ａにはハイビジョン信号のうち映
像信号ＳＶＨが、端子２２ｂにはそれに付随した音声信
号ＳＡＨが供給され、符号化部２４で圧縮などを含めた
符号化処理が施される。この符号化処理に同期して付加
情報発生手段としてのこの例ではタイムコード発生部２
６が起動されて所定のタイムコードが生成される。

【００２２】また、端子２８ａには娯楽情報としてのこ
の例ではファッション情報信号ＳＤが供給され、これが
符号化部３０で符号化される。同時に付加情報発生手段
３２が起動されて送信すべきファッション情報に対する
補助信号（ディジタル信号）が生成される。

【００２３】補助信号は指定したテレビモニタに画像置
換領域を表示するためのもので、内部で生成される場合
の他、外部から指定することによって生成される場合も
ある。外部からの指定は、一般的には編集オペレータが
行なうもので、端子３２ａから供給される領域指定信号
に基づいて例えば図２に示すような升状の補助信号（鎖
線図示）が生成される。通常はモデルの顔の部分が置換
領域として指定されるが、指定すべき場所は特に制限を
受けない。

【００２４】内部で生成される補助信号としては画像輪
郭表示を兼ね備えた信号であって、図３のようなワイヤ
ーフレーム信号（二次元情報若しくは三次元情報）が挙
げられる。ワイヤーフレームは人物などのモデルをワイ
ヤーでモデル化したもので、例えば人物の顔は図３に示
すように、顔や目、鼻、口などの輪郭が複数本のワイヤ
ーでモデル化される。

【００２５】それぞれから得られた符号化情報や付加情
報はそれぞれ図１に示す多重化部２０において多重され
る。多重化部２０では、例えば符号化情報のそれぞれに
対してパケット化し、それに誤り訂正のための符号化を
施したもの同士を伝送フレーム単位で多重してビットス
トリーム化するような処理が行なわれる。上述した付加
情報やメイン情報の種類（識別子）などはパケット化す
るときそのヘッダ（パケットヘッダ）に挿入することが
できる。

【００２６】多重化したデータは送信部３４で送信手段
（例えば放送衛星）に適した送信形態となされたＩＳＤ
Ｂ用放送信号に変調されたのち、この例ではアップコン
バータ３６を経て送信アンテナ（パラボラアンテナ）３
８で放送衛星に向けて送信される。

【００２７】図４は上述したようなＩＳＤＢ用放送信号
を受信するこの発明に係る受信装置４０の一例を示す。

【００２８】受信アンテナ（パラボラアンテナ）４２で
受信した衛星波はダウンコンバータ４４によって１ＧＨ
ｚ帯にダウンコンバートされ、その後ＩＳＤＢ用チュー
ナ４６に供給されて選局処理が行なわれる。そのため端
子４８よりの選局信号ＳＣによって文字放送を含めた特
定チャネルのＩＳＤＢ用放送信号が選局される。

【００２９】選局されたＩＳＤＢ用放送信号は信号分離
手段５０に供給されて、本来のメイン情報と付加情報に
分離される。例えば標準テレビジョン信号のうち特定の
チャネルが選局されたときには、標準テレビジョン信号
とこの特定チャネルに付随する付加情報（タイムコード
など）とに分離される。分離された標準テレビジョン信
号は復号部５２において復号され、映像信号ＳＶと音声
信号ＳＡとがそれぞれ復号され、これらは映像制御部５
３を介してモニタ（テレビモニタ：ＣＲＴ，ＬＣＤな
ど）５４に供給されて映像が映し出される。

【００３０】メイン情報としてファッション情報信号が
選択されたときにはファッション情報信号がモニタ５４
に映し出される他、記録再生部５５にも供給されてその
内容が記録される。これは同一のファッション情報を繰
り返し何度も映し出すことが必要であることを考慮した
ためである。記録再生部５５としては半導体メモリ（Ｒ
ＡＭなど）や検索が速い光磁気ディスク記録再生部など
を利用することができる。

【００３１】信号分離手段５０で分離された付加情報の
うちこの例ではファッション情報に関連する補助信号が
復号部５６に供給されて復号されたのち、映像制御部５
３を介してモニタ５４に与えられてファッション画像と
共に補助信号が表示される。その具体例を図２と図３に
示す。

【００３２】受信装置４０にはさらに視聴者が予め用意
した置換画像の蓄積手段が設けられている。この例では
記録再生部５８が設けられ、端子５８ａからの画像信号
が記録され、再生された画像信号が映像制御部５３を経
てモニタ５４に供給されることによってその内容が映し
出される。記録再生部５８としてはＶＴＲ、光磁気ディ
スク記録再生装置、半導体メモリ手段（ＲＡＭなど）な
どを使用することができる。

【００３３】置換画像は例えば図５に示すように緑色の
背景７０を背にして被写体（人物など）の全身若しくは
上半身をテレビカメラ７４で撮像したものを利用するこ
とができる。記録再生部５８ではテレビカメラ７４から
の映像信号を端子５８ａを通して直接記録することもで
きれば、ディスクやテープなどの記録媒体をソースとし
て使用することもできる。

【００３４】図４に示す受信装置４０にはさらに映像制
御部５３や記録再生部５５、５８などを制御する手段が
搭載されている。６０はキー操作部であり、このキー操
作部６０からの制御信号やマウスなどの外部入力手段６
２からの制御信号がマイコンで構成された制御部６４に
供給される。

【００３５】制御部６４では主として映像制御部５３を
コントロールための各種の制御信号が生成される。例え
ば、受信したメイン情報、補助信号、記録再生部５５，
５８からの再生映像信号をそれぞれ単独でモニタ５４に
映し出したり、これらを適当に合成して映し出したり、
補助信号で指定された領域に画像をすげ替えて映し出し
たりするための各種制御信号が生成される。画像を置換
する場合にはその前提としてモニタ５４に映し出される
置換画像の大きさ、表示位置などを指定したり、記録再
生部５５の再生画像を任意のタイミングに出力したりす
る手順をそれぞれ指定するためのメニュー画面Ｍ用のデ
ータ出力などがある。メニュー画面ＭはカーソルＫによ
って選択できる。

【００３６】置換処理の具体例を次に説明する。ドラマ
などのテレビ画像に例えば置換指定領域を表示して、そ
の領域内にオリジナルな画像に代えて記録再生部５８で
再生された画像で置換する場合には、テレビ画像と置換
指定領域を示す領域指定信号を合成して画面上に表示す
る（図２参照）。その状態で置換画像を画面に映し出し
てその大きさや位置が置換指定領域に合致するように調
整する。そのような前処理が終了した段階で領域指定信
号をウインドーパルスとして置換画像にすげ替える。そ
うすると、図６のような画像となる。したがってテレビ
ドラマのような場合であっても、映し出されている俳優
の顔を視聴者の顔や好みのキャラクターの顔の画像に置
換して楽しむことができる。

【００３７】また、ファッション情報を利用する場合に
は、記録再生部５５を制御して購入したい好みに合った
洋服などを画面に映し出し、そのモデルの顔の部分を置
換領域として、ここに視聴者の顔をすげ替えれば、その
洋服が視聴者にマッチしたものかどうかを判断できる。
気に入らなければ別の洋服を映し出して同じような置換
処理を行なえば、視聴者の最も気に入った洋服を選ぶこ
とができる。

【００３８】このように記録再生部５５を制御し、映し
出すべき洋服などを取り替えるだけでその洋服を試着し
たと同じような画像が得られるので、送信されるべき娯
楽情報が多岐にわたれば、家庭内あるいはオフィス内テ
レビショッピングが可能になって、家庭やオフィスに居
ながらにしてテレビショッピングを楽しむことができ
る。

【００３９】補助信号としてワイヤーフレーム信号を利
用する場合には、置換画像がワイヤーフレームの表示位
置にしたがった画像変換処理が施され、変換処理後の置
換画像が画面上に映し出される（図７参照）。このワイ
ヤーフレームを利用してもテレビショッピングを楽しめ
る。選択した洋服の種類などは記録再生部５５若しくは
５８あるいは図示しないメモリ手段を利用して保存する
こともできる。

【００４０】テレビ画像の楽しみ方としての娯楽情報は
種々のソースが考えられる。ゴルフ、ヨットなどのスポ
ーツ、生け花などの情操教育などである。置換画像は静
止画像に限らず、動画像でもよく、人物も写真のような
もの、人物以外にも動物など種々の画像が考えられる。
ワイヤーフレーム信号を利用すれば３次元の立体置換画
像を取り扱うこともできる。

【００４１】

【発明の効果】以上のように、この発明に係るＩＳＤＢ
用送信装置および受信装置では、ＩＳＤＢ用放送信号に
ショッピングなどの娯楽情報信号を含めるとき、この娯
楽情報信号に対して置換領域指定などの補助信号を付加
情報として送信し、受信側では予め用意された置換画像
で、オリジナル画像を置換できるように構成したもので
ある。

【００４２】これによれば、ドラマの画像の一部、主と
して俳優の顔の部分を視聴者自身の顔にすげ替えたりで
きるので、その放送を別の楽しみ方ができるし、あるい
はまたテレビショッピング情報などをモニタすると共
に、送信されたファッション画像を見ながら、モデルの
顔の部分をユーザの顔にすげ替えることができるので、
自分の好みに合った品物を選ぶことができ、テレビを使
用したお茶の間ショッピングが可能になるなどの楽しみ
方ができるなどの特徴を有する。したがってこの発明は
ディジタル放送用のＩＳＤＢシステムに適用して極めて
好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るＩＳＤＢ用送信装置の実施の一
形態を示す要部の系統図である。

【図２】領域指定例を示す図である。

【図３】ワイヤーフレームを使用したときの領域指定例
を示す図である。

【図４】この発明に係るＩＳＤＢ用受信装置の実施の一
形態を示す要部の系統図である。

【図５】置換画像の一例を示す図である。

【図６】置換画像の一例を示す図である。

【図７】置換画像の他の例を示す図である。

【符号の説明】

１０ ＩＳＤＢ用送信装置 １４，２４，３０ 符号化部 １６，２６ タイムコード発生手段 ２０ 多重化部 ３２ 付加情報発生手段 ４６ ＩＳＤＢ用チューナ ５２ 復号部 ５３ 画像制御部 ５４ モニタ ５６ 補助信号復号部 ５５，５８ 記録再生部 ６４ 制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 健治 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 映像、音声、データなどの各種メイン情
   報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化した
   のちパケット化および多重化したＩＳＤＢ用放送信号を
   送信するようにしたＩＳＤＢ用送信装置において、 上記メイン情報に対して特定の画像領域を指定し、その
   領域内の画像を別の画像に置換できるような補助信号が
   付加情報として上記メイン情報と共に送信されるように
   なされたことを特徴とするＩＳＤＢ用送信装置。
2. 【請求項２】 上記補助信号は、領域指定信号やワイヤ
   ーフレーム信号であることを特徴とする請求項１記載の
   ＩＳＤＢ用送信装置。
3. 【請求項３】 映像、音声、データなどの各種メイン情
   報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化した
   のちパケット化および多重化したＩＳＤＢ用放送信号を
   受信するＩＳＤＢ用受信装置において、 この受信装置にはＩＳＤＢ用チューナと、上記メイン情
   報の復号手段と、 メイン情報に対して特定の画像領域を指定し、その領域
   内の画像を別の画像に置換できるような補助信号の復号
   手段と、 置換画像信号の記録再生手段と、 上記メイン情報を復号した信号、復号補助信号および置
   換画像信号から、単独若しくは合成された特定の画像信
   号を出力する出力画像制御手段とを有し、 上記補助信号により指定された領域に上記置換画像信号
   を置換して映し出すことができるようにしたことを特徴
   とするＩＳＤＢ用受信装置。
4. 【請求項４】 上記補助信号としてワイヤーフレーム信
   号が使用されるときには、上記置換画像信号が上記ワイ
   ヤーフレーム信号を用いて変換された状態でモニタ上に
   表示されるようになされたことを特徴とする請求項３記
   載のＩＳＤＢ用受信装置。
5. 【請求項５】 上記メイン情報としてファッション情報
   信号が使用されたことを特徴とする請求項３記載のＩＳ
   ＤＢ用受信装置。