JPH0965300A - 情報送受信システムとこのシステムに用いられる送信情報生成装置及び受信情報再生装置 - Google Patents

情報送受信システムとこのシステムに用いられる送信情報生成装置及び受信情報再生装置

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JPH0965300A
JPH0965300A JP7220636A JP22063695A JPH0965300A JP H0965300 A JPH0965300 A JP H0965300A JP 7220636 A JP7220636 A JP 7220636A JP 22063695 A JP22063695 A JP 22063695A JP H0965300 A JPH0965300 A JP H0965300A
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JP7220636A
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Inventor
Kiyoshi Hoshino
潔 星野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 参照したいデータに到達するまでの操作手順
と、不必要な推測・判断による選択を最小限に留めるこ
とができるようにする。 【解決手段】 送信情報生成装置は、入力動画像上の任
意の領域を動画像情報に時間的に同期して特定する領域
決定回路98と、この回路の決定領域情報とこの決定領
域の内容に関連した付加情報との関係を示す情報とをテ
ーブル化してポインタ情報を作成するポインタ作成付加
回路100と、作成されたポインタ情報を動画像情報に
時間的に同期関係を保ちながら付加情報と共に多重する
情報多重器102を具備したことを特徴とする。これに
より、受信側では、多重情報信号を受信して動画像情
報、付加情報、ポインタ情報を分離し、分離された動画
像情報とポインタ情報を時間的な同期関係を保って再生
し、そのポインタ情報をもとにして、動画像情報と関係
付けられた付加情報を再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも動画像
情報とこの動画像情報の内容に関連した付加情報とを多
重して送信し、その多重情報を受信して情報別に分離し
再生する情報送受信システム、このシステムに用いられ
る送信情報生成装置及び受信情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のマルチメディアという表現に代表
されるように、様々な分野において、映像、音、データ
の電子化及び融合の応用が広がっている。例えば、コン
ピュータ、出版、教育などがあげられる。また、もとも
と映像と音声の複合メディアであるテレビジョン(以
下、TVと記す)放送においても、それらに文字や簡単
なグラフィック情報を付加して、より多様な情報を送受
信する放送が、文字多重放送という形で既に実現されて
いる。さらに、既に米国で実用化が始まっているディジ
タルTV放送システムにおいても、同等あるいはそれ以
上のサービスが可能である。
【0003】映像信号をディジタル化して伝送するTV
放送の1つの利点として、1つの伝送チャンネルに複数
の番組を伝送できることがあげられる。ここでいう伝送
チャンネルとは現行TV放送におけるチャンネルのこと
で、地上放送では6MHzの帯域がある。
【0004】文献(1)「日経エレクトロニクスブック
ス、データ圧縮技術とディジタル変調技術」によれば、
一般的な16QAM変調を用いてディジタル伝送を行う
場合、1シンボルに4ビット(24 =16値)を割り当
て、4ビット/秒/Hzで伝送することになる。従っ
て、現行地上波1チャンネルにおいて16QAM変調を
使用する場合には、6M×4=24M/秒で伝送できる
ことになる。但し、実際の伝送速度は隣接チャンネル間
の干渉を防ぐためのフィルタ特性や誤り訂正符号による
オーバーヘッドが必要になるため、これよりも若干小さ
くなる。
【0005】1994年11月に国際標準に制定された
MPEG2においては、圧縮後のレートが5Mbps程
度で現行NTSC並みの品質、また、圧縮された音声信
号は数百Kbpsなので、現行TVのような番組であれ
ば、1つの伝送チャンネル内で4番組を同時に伝送でき
る。さらに、映像や音声の他に、番組内容を補足するた
めのデータや、文字多重放送と同様な各種データも多重
して伝送することが可能である。従って、従来の文字多
重放送のようなサービス形態のみならず、映像と音声か
ら構成される通常の番組を補足するために、別の映像を
送受信することも可能である。
【0006】さて、こうした多様な情報を送受信するシ
ステムにおいて、映像と音声から構成される本来の番組
以外のデータ要素を参照するための手順について、MP
EG2を例にして以下説明する。
【0007】まず、MPEG2において複数の番組とデ
ータ要素を送信するための多重方法と、多重データを受
けて所定の番組を選択し試聴する方法について、文献
(2)「INTERNATIONAL ORGANIZATION FOR STANDARDIZA
TION ORGANISATION INTERNATIONALE DE NORMALISATION
ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 CODEING OF MOVING PICTURESA
ND ASSOCIATED AUDIO」に記述されているMPEG2の
システムレイヤに準じて説明する。
【0008】図15を用いて、送信側の処理内容を説明
する。一般的に、番組は映像、音声、データなどいくつ
かのデータ要素のディジタルストリームから構成され
る。それぞれのデータ要素ストリームは、PID(Pack
et Initial Data )と呼ばれるユニークな番号で識別さ
れる固定長のパケットとして多重される。また、1つの
番組がどのようなデータ要素ストリームから構成されて
いるかを示すため、PMT(Program Map Table )と呼
ばれるテーブルが定義されている。
【0009】映像、音声データは、ディジタルストリー
ムのデータ圧縮処理を行い、PES(Packetized Eleme
ntary Stream)と呼ばれるパケット化されたデータスト
リームとした後に多重するのが一般的である。
【0010】例えば番組Aは2つの映像ストリーム(V
ideo1,Video2)、2つの音声ストリーム
(Audio1,Audio2)、1つのデータストリ
ーム(Data1)の5つのストリームを適宜圧縮した
後、こうした内容を示すテーブルであるPMT(A)と
共に多重器(MUX)11により多重して、一つのトラ
ンスポートストリームTS(A)にまとめたものであ
る。尚、PMTには、場合によっては番組内容の記述も
含まれる。
【0011】同様にして、番組B、Cの映像、音声、デ
ータ、PMTについて多重器12,13によって多重し
て、トランスポートストリームTS(B),TS(C)
が構成される。この場合、PMTは各番組に1づつ必要
となるが、これらPMTを統括するテーブルとしてPA
T( Program Asociation Table )がある。PATは、
各番組とそれぞれのPMTの対応を示すテーブルであ
る。
【0012】例えば、3つの番組A、B、Cの各トラン
スポートストリームTS(A),TS(B),TS
(C)を多重器(MUX)14により多重することでT
S(ALL)が構成される。それぞれの番組にはPMT
(A)、PMT(B)、PMT(C)があり、これらを
取りまとめるテーブルがPATである。尚、PAT,P
MTも、データ要素ストリームと同様にPIDで識別で
きる固定長パケットとして多重され、特にPATはPI
D=0と規定されている。
【0013】次に、多重TS(ALL)のデコード方法
と視聴者による番組選択について、図16を用いて説明
する。同図において、チューナー21から出力される受
信信号は、復調後の多重TS(ALL)である。多重T
S(ALL)はFIFOメモリ22〜25、SRAM2
6、番組表メモリ27に分配供給される。
【0014】多重TS(ALL)の各パケットには、先
に説明したようにパケット識別のためにPIDやパケッ
ト同期を含むヘッダが含まれている。そこで、このデコ
ーダでは、図示しないパケット同期回路により、ヘッダ
中のパケット同期の周期性からパケットの切り出し位相
(固定長パケットの切れ目)を再生する。
【0015】この位相情報をもとにして、同じくパケッ
トヘッダに含まれるID番号をデパケットコントローラ
28で指示することで、各メモリ(FIFO22〜2
5、SRAM26、番組表メモリ27)に必要なパケッ
トのみを抜き出して書き込むことが可能となる。
【0016】尚、PATパケットは、視聴選択に不可欠
であるという性質上、固定のID番号が割り当てられ
る。MPEG2では先に説明したようにそのIDを0と
している。
【0017】まず、デパケットコントローラ28は、M
PU29からの指令を受けて、PID=0を取り込むよ
うに番組表メモリ27に指示する。番組表メモリ27に
取り込まれるデータは、図15に示したPATをパケッ
ト化したものである。このPATはバス30を介してM
PU29に読み込まれる。
【0018】このとき、MPU29は、PATを復元し
てメモリ31に格納し、PATをもとに3つの番組A,
B,CのPMTそれぞれのPIDを取得し、デパケット
コントローラ28を通じて取り込むように番組表メモリ
27に指示する。
【0019】さらに、MPU29は、バス30を介して
PMTを読み込み、パケットを解いて復元してメモリ3
1に格納する。このようにしてメモリ31に格納された
PATとPMTによるプログラム情報は、VRAM3
2、D/A変換器33、画面合成器34を経由して表示
装置35へ送られ表示される。
【0020】図17に番組構成テーブルの表示の一例を
示す。この例では、現在放送中の3つの番組名を表示し
ている。PIDの数値自体は視聴者が直接知る必要がな
いので、特に表示する必要はない。
【0021】尚、上記の記載では、番組表メモリ27に
番組A,B,CのPMTそれぞれのPIDをパケット化
された状態で取り込んで、デパケット処理をMPU29
が行うと説明したが、番組表メモリ27にデパケットさ
れた状態で書き込むようにデパケットコントローラ28
を通じて指示してもよい。
【0022】こうして表示された番組構成より、視聴者
がリモートコントローラ36を用いて番組Aを選択した
とする。視聴者による番組選択指示は、赤外受光部3
7、マイコン(マイクロコンピュータの略)38を介し
てMPU29とデパケットコントローラ28とに送られ
る。
【0023】MPU29においては、番組Aが選択され
たことを示すように、例えば図17において番組Aと表
示している部分の色を変更するなどして、視聴者による
リモコン操作を画面にフィードバックする処理を行うと
共に、メモリ31上のPAT、PMTを参照して、番組
Aを構成している映像及び音声のそれぞれのPIDを得
る。図15に示したように、1つの番組中に映像、音声
が複数存在する場合には、送信側で優先順位を付けるな
どしてデフォルトでデコードされるべき信号を指示して
送信する。
【0024】受信側ではこの指示に従って映像、音声を
1組選択するか、あるいは、優先度が同一または優先度
が高い順に複数の映像、音声を同時に選択することがで
きる。ここでは前者の例で説明する。
【0025】番組Aを構成している映像及び音声のそれ
ぞれのPIDを得ると、MPU29はデパケットコント
ローラ28を通じて、指示された映像のPIDを持つパ
ケットのみをデパケットして取り込むようFIFO22
を制御すると共に、指示された音声のPIDパケットの
みをデパケットして取り込むようFIFO24を制御す
る。こうしてFIFO22,24にはそれぞれ、圧縮さ
れた映像信号、音声信号が取り込まれる。
【0026】ここで、PCR(Program Clock Referenc
e )を含むパケットヘッダはクロック再生回路48に取
り込まれ、デコード処理に必要なクロックを再生する。
この再生クロックを基に、FIFO22の映像データは
映像デコーダ39により伸張され、画面合成器41、D
/A変換器42、画面合成器34を介して表示装置35
に送られ表示される。
【0027】1段目の画面合成器41は、2つの映像デ
コーダ39,40からの映像信号を画面に同時に表示す
る場合にその処理を行い、2段目の画面合成器34は、
映像信号とVRAM32から出力されるグラフィックデ
ータとを合成する。この画面合成器34とD/A変換器
33の構成は、必ずしもこの順序でこの構成である必要
はない。
【0028】一方、音声信号は、音声デコーダ43で再
生クロックに基づいて伸張され、セレクタ45、D/A
変換器46を介してスピーカー47より音声出力され
る。次に、映像と音声をどのようにして同期させるかに
ついて説明する。MPEG2では文献(2)に詳細に説
明されているように、PCRとして42ビット長の周波
数と位相情報を送信する。これは27Mhz精度で約2
6時間分の時刻を表現でき、その時刻を伝送しているこ
とを意味する。
【0029】図16に示したクロック再生回路48の出
力信号は、再生されたクロックではなく、再生されたク
ロックによるカウンタ値出力である。つまり、27Mh
z精度での現在時刻出力である。もちろん、この場合の
時刻とはエンコーダが使用する仮想的な時刻であり、日
常使用している時刻とは必ずしも一致しない。
【0030】PESパケット中には、そのパケット中に
含まれるデータ要素ストリーム(映像、音声など)を再
生すべきタイミングが、上述したエンコーダ仮想時間軸
上の時刻として含まれている(タイムスタンプと呼
ぶ)。従って、映像デコーダ39は、PCRにより再生
した仮想的な時間軸すなわちクロック再生出力と、FI
FO22のPES出力すなわちタイムスタンプとを入力
することで、映像信号のデコードを行って表示系に出力
するタイミングを得ることができる。全く同様にして、
音声デコーダ43も適切なタイミングで音声を再生でき
る。このように映像、音声それぞれがPCRとタイムス
タンプにより適正なタイミングでデコードすることで、
間接的に映像と音声の同期再生が実現される。
【0031】尚、図16で説明してきたマイコン38と
MPU29との処理分担は、互いにカバーし合うことが
可能であり、1つのMPUで構成することも、それぞれ
の分担を部分的に交換することも可能である。
【0032】以上説明したようにして、パケット多重さ
れたディジタル放送を受信し、希望する番組を選択し試
聴することができる。引き続き、データ要素参照の手順
について説明する。一般的には、番組Aを試聴している
状態において、視聴者がリモートコントローラ36を用
いて、例えば[付加情報]というボタンを操作する。視
聴者による付加情報表示指示は、赤外受光部37、マイ
コン38を介してMPU29へに送られる。
【0033】MPU29においては、前述した映像や音
声と同様にメモリ31上のPAT、PMTを参照して、
番組Aを構成しているその他のデータストリームのPI
Dとその内容を得る。この場合は、図15において、試
聴している画面が映像(Video1)、音声(Aud
io1)、その他のデータストリームが映像(Vide
o2)、音声(Audio2)、データ(Data1)
である。
【0034】次に、MPU29はデパケットコントロー
ラ28を通じて、指示されたPIDを持つパケットのみ
をデパケットして取り込むようSRAM26を制御す
る。SRAM26に取り込まれたデータストリームパケ
ットは、MPU29において表示に適当な形式にデコー
ドされた後、VRAM32、D/A変換器33、画面合
成器34によって現在視聴中の画面と合成されて、例え
ば画面上に図18に示すような付加情報メニューを表示
される。このようにして、リモートコントローラ36で
指示することで、現在送信されている付加情報の内容を
表示できる。
【0035】番組Aが日本対韓国のサッカー中継番組で
あるとすれば、図18の画面51には試合中の動画が表
示され、さらに52〜55のようなメニューがオーバー
ラップして表示される。52は同じサッカー中継を別ア
ングルのカメラで撮影しているもので、図15における
Video2,Audio2に相当する。53〜55は
図15におけるData1に相当するデータベース情報
であり、場合によっては非実時間的な映像、音声も含
む。
【0036】さて、サッカーの試合にて日本チームに得
点が入ったときに、シュートした選手のプロフィールを
背番号を頼りにして表示する操作について説明する。ま
ず、以上説明したようにリモートコントローラ36によ
り[付加情報]を指示して図18の内容を表示する。次
に55を選択指示すると、図19(a)に示す情報が表
示される。さらにメニュー61を選択指示すると、図1
9(b)に示す情報が表示され、メニュー62を選択指
示すると、図19(c)に示す情報が表示される。
【0037】ここでシュートした選手の背番号(63)
を選択指示すると、図19(d)に示す情報が表示さ
れ、希望する選手のプロフィールを得ることができる。
以上説明した図18、図19の表示を実現するためのデ
ータストリームData1に含まれるデータ構造につい
て、図20を用いて説明する。
【0038】図20はデータストリームData1に含
まれるテキストデータであり、[]で囲まれた部分がメ
ニューID、それ以降に続いているのがメニュー内容を
示す。例えば、71は図18に示したメニューのIDで
あり、タイトルが72によって示されている。さらにメ
ニューを構成するアイテム数がnItemによって示さ
れ(73)、その後nItem分だけメニュー項目が続
く(74〜77)。
【0039】各メニュー項目は、メニュータイトル及び
選択された場合に次に表示するメニューIDの組からな
る。例えば77は図18のメニュー55に対応してお
り、「選手プロフィール」と表示し、選択されれば[Men
u1-3] 78にジャンプする。[Menu1-3] 78において、
タイトル、アイテム数、各メニュー項目等は[Menu
0]と同様であり、図19(a)のようなメニューが表
示される。同図においてメニュー61を選択すると、8
1を参照して[Menu2-1] 83にジャンプする。以下同様
にして、[Menu4-2] 84に到達し、図19(d)に示し
た選手のプロフィールを表示することができる。
【0040】図20の[Menu4-2] 84において、85は
選択された場合のジャンプ先メニューがNONEとなっ
ている。この場合には選択されても何処にもジャンプし
ない。
【0041】以上のような一連の操作によって、番組に
付加された情報を参照することができる。以上説明した
ように、多様な情報を送受信するシステムにおいて、映
像と音声から構成される本来の番組以外のデータ要素を
参照するための、従来のメニュー表示/選択方法では、
必要なデータに到達するまでの手続きが非常に多くなる
という問題点がある。
【0042】上で説明した例では、参照までに4回のメ
ニュー選択を行なう必要があった。しかも、このように
手続きが増える程、単純な操作ミスの可能性が増大する
のはもちろん、それ以外にも、誤って不適切な選択肢を
選択してしまい、希望データに到達するまでの手順が必
要以上に増大する可能性も大きくなる。
【0043】しかも、希望データが特定選手のプロフィ
ールであるにもかかわらず、図19(a)においてはそ
の選手の所属チーム、同図(b)においてはその選手の
背番号を選択するというように、その都度表示されるメ
ニュー項目のうち、本来参照したいデータがどれに含ま
れているかを推測、判断しながら選択しなければならな
い。言い換えれば、参照したいデータを、提供されてい
るメニューツリーというデータ構造に当て嵌めて分類す
る作業を行う必要があることになる。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
多様な情報を送受信する従来のシステムでは、映像と音
声から構成される本来の情報以外の付加情報を参照する
ためには、表示メニューの選択操作が繁雑で、操作ミス
を発生しやすく、不用意な操作を誘発して希望データに
到達するまでの手順が必要以上に増大してしまう可能性
が大きい。また、メニュー項目から本来参照したいデー
タがどれに含まれているかを推測、判断しながら選択し
なければならず、参照したいデータを提供されているメ
ニューツリーというデータ構造に当て嵌めて分類する作
業を行う必要があり、視聴者にとって利用しにくいもの
であった。
【0045】この発明の課題は、上記の課題を解決し、
参照したいデータに到達するまでの操作手順と、不必要
な推測・判断による選択を最小限に留めることのできる
情報送受信システムと、このシステムに用いられる送信
情報生成装置及び受信情報再生装置を提供することにあ
る。
【0046】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明に係る情報送受信システムは、少なくと
も、動画像情報と、この動画像情報の内容に関連した付
加情報と、前記動画像情報と前記付加情報とを関係付け
るリンク情報とを、前記動画像情報と前記リンク情報と
の間の時間的な同期関係を保って多重する情報多重手段
を備え、多重された情報信号を送信する情報送信装置
と、前記送信装置から送出される多重情報信号を受信し
て前記動画像情報、付加情報、リンク情報を分離する情
報分離手段、この手段で分離された前記動画像情報とリ
ンク情報を時間的な同期関係を保って再生し、そのリン
ク情報をもとにして、動画像情報と関係付けられた付加
情報を要求に応じて再生する情報再生手段を備える情報
受信装置とを具備することを特徴とする。
【0047】また、この発明に係る送信情報生成装置
は、動画像情報を入力して、動画像上の少なくとも1つ
の領域を動画像情報に時間的に同期して特定する領域特
定手段と、この手段で特定された画像領域情報と、この
情報により特定される画像領域の内容に関連した付加情
報との関係を示す情報とをテーブル化してリンク情報を
作成するリンク情報作成手段と、この手段で作成された
リンク情報を前記動画像情報に時間的に同期関係を保ち
ながら前記付加情報と共に多重する情報多重手段とを具
備したことを特徴とする。
【0048】さらに、この発明に係る受信情報再生装置
は、少なくとも、動画像情報と、この動画像情報の特定
画像領域の内容に関連した付加情報と、前記特定画像領
域の動画像情報と前記付加情報とを関係付ける情報及び
前記特定画像領域情報とをテーブル化したリンク情報と
が、前記動画像情報と前記リンク情報との間の時間的な
同期関係を保って多重されて送信される多重情報信号の
受信信号を入力して、前記動画像情報、付加情報、リン
ク情報を分離する情報分離手段と、この手段で分離され
た前記動画像情報とリンク情報を時間的な同期関係を保
って再生し、そのリンク情報をもとにして、再生動画像
上の特定画像領域が指定されたとき、その領域に関係付
けられた付加情報を再生する情報再生手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0049】この発明に係る情報送受信システムでは、
送信側において、少なくとも、動画像情報と、この動画
像情報の内容に関連した付加情報と、動画像情報と前記
付加情報とを関係付けるリンク情報とを、動画像情報と
リンク情報との間の時間的な同期関係を保って多重し、
多重された情報信号を送信するようにし、受信側におい
て、多重情報信号を受信して動画像情報、付加情報、リ
ンク情報を分離し、分離された動画像情報とリンク情報
を時間的な同期関係を保って再生し、そのリンク情報を
もとにして、動画像情報と関係付けられた付加情報を要
求に応じて再生するようにしている。
【0050】特に、この発明に係る送信情報生成装置
は、動画像情報を入力して、動画像上の少なくとも1つ
の領域を動画像情報に時間的に同期して特定し、特定さ
れた画像領域情報と、この情報により特定される画像領
域の内容に関連した付加情報との関係を示す情報とをテ
ーブル化してリンク情報を作成し、作成されたリンク情
報を動画像情報に時間的に同期関係を保ちながら付加情
報と共に多重するようにしている。
【0051】また、この発明に係る受信情報再生装置
は、上記多重情報信号の受信信号を入力して、前記動画
像情報、付加情報、リンク情報を分離し、分離された動
画像情報とリンク情報を時間的な同期関係を保って再生
し、そのリンク情報をもとにして、再生動画像上の特定
画像領域が指定されたとき、その領域に関係付けられた
付加情報を再生するようにしている。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。 [第1の実施形態]第1の実施形態は、以下の点を特徴
とする。まず、送信側において、現在放送されている動
画内容のうち、「ポイントするとデータにアクセスでき
る領域(以下、アクセス領域と称する)」を決定する。
この領域は、動画像内容と同期して変更する。例えばそ
の「アクセス領域」を長方形で表し、領域を特定できる
座標及びその領域ポイント時にアクセスされる付加情報
への「ポインタ」を作成する。ポインタが示す先に「付
加情報」( 画像・音声・文字データ) を作成する。
【0053】このようにして作成された付加情報を、時
間情報を持つパケット (例えばMPEG−2システムレ
イヤのPES)にエンコードする。PESではタイムス
タンプによって、多重されたパケットを同期して再生す
ることが可能である。続いて、「映像」「音声」パケッ
トと「付加情報」,「領域とポインタ」を多重(例えば
MPEG−2システムレイヤのTS)して伝送する。
【0054】次に、受信側において、TSをデコードし
て、「映像」「音声」「領域とポインタ」のデータ要素
(PES)をそれぞれ得る。それぞれのPESをデコー
ドし、タイムスタンプに基づいて、「映像」「音声」
「領域とポインタ」の同期再生を行う。ここで、データ
の同期再生とは、ポイントするとデータにアクセスでき
る「領域」とその映像・音声とが、同期して再生できる
ことを意味する。
【0055】視聴者がリモートコントローラなどによ
り、画面上のポインタを「領域」に内に移動した場合に
は、ポインタのカーソル形状を変更するなどして、「領
域」であることを示す。「領域」内で視聴者がデータ参
照を指示した場合、その領域に関連付けられた「付加情
報」パケットをデコードして画面に表示する。
【0056】図1はこの発明に係る情報送受信システム
の第1の実施形態として、送信情報生成装置(以下、単
にデコーダと称する)の構成を示すもので、番組Aは、
映像信号Video1、Video2及び音声信号Au
dio1、Audio2からなる通常の番組に付加情報
Data1を加えて構成される。映像信号Video
1、Video2、音声信号Audio1、Audio
2は、それぞれ圧縮回路91,92,93,94によっ
てデータ圧縮され、PESエンコード回路95,96,
97,98によってPESにエンコードされる。
【0057】一方、映像信号Video1は領域決定回
路98に入力され、動画内容のうち、ポイントするとデ
ータにアクセスできる領域(以下、アクセス領域と称す
る)を決定する。そのアクセス領域の一例を図2に示
す。
【0058】図2(a)はある時刻での領域決定回路9
8への入力映像信号に相当する画面を示している。画面
右にはシュートしたサッカー選手、左上には得点経過が
表示されている。この画像において、指定したいアクセ
ス領域は、サッカー選手、得点、2つのチーム名であ
り、座標値として送信するのが容易なように、それぞれ
のアクセス領域は図2(b)に示すように長方形で表現
している。
【0059】この時、領域決定回路98はアクセス領域
のみ黒レベル、それ以外はペデスタルレベルとして図2
(c)に示すようなデータを出力する。この領域は、動
画像内容と同期して変更する。尚、領域決定回路98で
行われるアクセス領域の動的な指定処理は、例えば現行
TV放送において個人のプライバシーを守る場合など、
既に行われている技術で実現できる。
【0060】領域決定回路98の出力(図2(c))
は、座標作成回路99に入力され、座標値に変換され
る。例えばアクセス領域201は、図2(d)に示すよ
うに、頂点202の位置を示す(TOPx201,TOPy201)、幅
203及び高さ204を示す(WIDTH201 ,HEIGHT201)の
4つのパラメータにより表現できる。
【0061】こうして数値データ化されたそれぞれのア
クセス領域に、ポインタ作成付加回路100によって関
連する情報へのポインタを付加する。ポインタ作成付加
回路100の出力データを図3(a)に示す。
【0062】図3(a)において、301は図2(c)
に示した各アクセス領域を記述している。302は図2
(c)におけるアクセス領域201に関するもので、(T
OPx201,TOPy201)は領域201の頂点座標、(WIDTH201
,HEIGHT201)は領域201の幅及び高さ、1000は領域
201を選択したときに表示するデータパケットのPI
D、Menu1-0 は上記データ内のメニュー名を示してい
る。その他、303,304,305も同様である。
【0063】このように座標と付加情報へのポインタに
より構成された出力データは、PESエンコード回路1
01にてPESにエンコードされる。PIDが1000であ
るデータパケットに含まれる付加情報Data1の内容
を図3(b)に示す。この図3(b)において、306
は図3(a)の302で示されているメニュー名[Menu1
-0] の内容を記述したものである。
【0064】PESエンコードされた映像信号、音声信
号、アクセス領域及びポインタデータ、付加情報はPM
Tと共に多重器(MUX)102によって多重され、こ
れによって番組AのトランスポートストリームTS
(A)が構成される。このTS(A)は、同様に多重器
103,104によって構成されたその他の番組B,C
のトランスポートストリームTS(B),TS(C)及
びPATと共に多重器105によって多重され、送信ト
ランスポートストリームTS(ALL)が構成される。
【0065】次にデコード処理について図4を用いて説
明する。尚、図4において、図16と同一部分には同一
符号を付して示し、その説明を省略する。図4は本発明
に係る情報送受信システムの受信情報再生装置(以下、
単にデコーダと称する)の構成を示すものである。視聴
者による番組選択と、その選択に基づいた通常の番組デ
コード(映像、音声の同期再生)を行うデコーダの構成
は、図4から明らかなように、図16に示した従来の構
成と全く同様である。但し、領域/ポインタデータのP
ESパケット(図1のエンコーダ側でのPESエンコー
ド回路101の出力)に関しては、MPU29におい
て、映像や音声と同様にメモリ31上のPAT、PMT
を参照してPIDを得ることができる。
【0066】MPU29はデパケットコントローラ28
を通じて、指示されたPIDを持つパケットのみをデパ
ケットして取り込むようにSRAM26を制御する。M
PU29では、SRAM26に取り込まれたデータスト
リームパケットより図3(a)に示した領域座標情報を
得てメモリ31に格納する。
【0067】尚、MPU29におけるこれら一連のデー
タパケットデコード処理は、クロック再生回路48から
出力される仮想的な時間軸情報とデータパケットに含ま
れるタイムスタンプ情報をもとにして適切な時刻に行わ
れる。このため、同一プログラム中の映像、音声などは
他のストリームと同期して再生されることになる。した
がって、この時点においては、表示装置35には図2
(a)に示した画像が表示されている。
【0068】次に、視聴者がリモートコントローラ36
を用いて画面上のカーソル(カーソルはVRAM32、
D/A変換器33、画面合成器34を介して表示装置3
5に表示される)を移動したときの動作について説明す
る。ここでの画面上のカーソルは、コンピュータのマウ
スカーソルに代表されるようなポインティングデバイス
を想定している。
【0069】視聴者によるカーソル移動指示は、赤外受
光部37、マイコン38を介してMPU29に送られ
る。MPU29では、画面上のカーソル位置とメモリ3
1に格納されている領域座標情報(図3(a))を比較
する。カーソルが領域内にあれば、カーソル形状や色を
変更することで、視聴者に付加情報が送信されているこ
とを通知する。例えば、図2(c)の領域201中にカ
ーソルを移動させたときカーソル形状を変化させること
で、この選手に関する情報が参照できることがわかる。
【0070】視聴者がこのリモートコントローラの例え
ば[データ]ボタンを操作して、そのデータを参照する
指示を出すと、その指示は上記の処理と同様にしてMP
U29に伝えられる。MPU29では、メモリ31に格
納されている領域座標情報(図3(a))とカーソル位
置の座標とから、関連した情報がPID1000の[Menu1-
0] に含まれることを判別する。
【0071】次に、MPU29はデパケットコントロー
ラ28を通じて、PIDが1000のパケットのみをデパケ
ットして取り込むようにSRAM26を制御する。MP
U29では、SRAM26に取り込まれたデータストリ
ームパケットより図3(b)に示した選手プロフィール
のデータを得る。このデータを再生して表示装置35に
送出することで、従来例で示した図19(d)と同様の
選手プロフィールを表示できる。
【0072】尚、以上説明した実施形態においては、
「領域とポインタ」のデータと「付加情報」はPIDが
異なる別のストリームとして説明したが、同一のストリ
ームに多重してもよいし、別チャンネルのTSの一部に
多重してもよい。後者の場合には、例えば図3(a)の
302において、201の幅、高さを示す(WIDTH201 ,
HEIGHT201)とデータパケットのPIDを示す1000との間
に、領域201を選択したときに表示するデータパケッ
トを伝送しているチャンネル番号(例えば1)を追加す
ればよい。
【0073】また、「付加情報」の伝送に、TSという
「領域とポインタ」と共通の伝送系を用いているが、も
ちろん、アナログTV放送中やCATV等の他の送信メ
ディアを使用しても、同様の手法で実現できる。
【0074】また、「付加情報」として選手プロフィー
ルをいう文字情報を例にして説明したが、文字に限ら
ず、映像や音声などの他のデータを適応することも可能
である。 [第2の実施形態]第1の実施形態が、視聴者によるデ
ータ参照の指示を受けて、「付加情報」パケットをデコ
ードするのに対して、第2の実施形態では、指示を受け
る前に予めデコードしてメモリに格納しておくことを特
徴とする。
【0075】すなわち、送信側において、現在放送され
ている動画内容のうち、「アクセス領域」を決定する。
この領域は、動画像内容と同期して変更する。例えば、
その「領域」を長方形で表し、領域を特定できる座標及
びその領域ポイント時にアクセスされる付加情報への
「ポインタ」を作成し、ポインタが示す先に「付加情
報」(画像・音声・文字データ)を作成する。
【0076】上記のようにして作成された情報を、時間
情報を持つパケット(例えばMPEG−2システムレイ
ヤのPES)にエンコードする。PESではタイムスタ
ンプによって、多重されたパケットを同期して再生する
ことが可能である。「映像」「音声」パケットと「付加
情報」「領域とポインタ」を多重(例えばMPEG−2
システムレイヤのTS)して伝送する。
【0077】一方、受信側において、TSをデコードし
て、「映像」「音声」「領域とポインタ」「付加情報」
のデータ要素をそれぞれ得る。タイムスタンプに基づい
て、「映像」「音声」「領域とポインタ」のデコードと
同期再生を行う。データの同期再生とは、ポイントする
とデータにアクセスできる「領域」とその映像・音声と
が、同期して再生できることを意味する。「付加情報」
をデコードして、メモリに格納する。
【0078】視聴者がリモートコントローラなどによ
り、画面上のポインタを「領域」に内に移動した場合、
ポインタのカーソル形状を変更するなどして、「領域」
であることを示す。「領域」内で視聴者がデータ参照を
指示した場合、その領域に関連付けられた「付加情報」
をメモリ上から得て画面に表示する。
【0079】以下、本発明の第2の実施形態について、
第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実
施形態における受信側の処理が、視聴者によるデータ参
照の指示を受けてから「付加情報」パケットをデコード
するのに対して、第2の実施形態は、指示を受ける前に
予めデコードしメモリに格納しておき、視聴者によるデ
ータ参照の指示を受けるとそのメモリ上からデータを得
る。
【0080】送信側のエンコード処理については、第1
の実施形態と全く同様であるので、エンコーダの構成及
び作用の説明を省略する。また、受信側のデコード処理
についても、第1の実施形態と共通するので、デコーダ
の構成及び作用を図4を参照して説明する。
【0081】視聴者による番組選択と、その選択に基づ
いた通常の番組デコード(映像、音声の同期再生)を行
うデコーダの構成は、図4に示すように、第1の実施形
態と全く同様である。また、領域/ポインタデータのP
ESパケット(図1のエンコーダ側でのPESエンコー
ド回路101の出力)に関しても、第1の実施形態と同
様に、MPU29において、映像や音声と同様にメモリ
31上のPAT、PMTを参照してPIDを得ることが
できる。
【0082】MPU29はデパケットコントローラ28
を通じて、指示されたPIDを持つパケットのみをデパ
ケットして取り込むようにSRAM26を制御する。M
PU29では、SRAM26に取り込まれたデータスト
リームパケットより図3(a)に示した領域座標情報を
得てメモリ31に格納する。
【0083】尚、MPU29におけるこれら一連のデー
タパケットデコード処理は、クロック再生回路48から
出力される仮想的な時間軸情報とデータパケットに含ま
れるタイムスタンプ情報をもとにして適切な時刻に行わ
れる。このため、同一プログラム中の映像、音声などは
他のストリームと同期して再生されることになる。した
がって、この時点においては、表示装置35には図2
(a)に示した画像が表示されている。
【0084】次に、視聴者がリモートコントローラ36
を用いて画面上のカーソル(カーソルはVRAM32、
D/A変換器33、画面合成器34を介して表示装置3
5に表示される)を移動したときの動作について説明す
る。ここでの画面上のカーソルは、コンピュータのマウ
スカーソルに代表されるようなポインティングデバイス
を想定している。
【0085】視聴者によるカーソル移動指示は、赤外受
光部37、マイコン38を介してMPU29に送られ
る。MPU29では、画面上のカーソル位置とメモリ3
1に格納されている領域座標情報(図3(a))を比較
する。カーソルが領域内にあれば、カーソル形状や色を
変更することで、視聴者に付加情報が送信されているこ
とを通知する。例えば、図2(c)の領域201中にカ
ーソルを移動させたとき、カーソル形状を変化させるこ
とで、この選手に関する情報が参照できることがわか
る。
【0086】視聴者がこのリモートコントローラの例え
ば[データ]ボタンを操作して、そのデータを参照する
指示を出すと、その指示は上記の処理と同様にしてMP
U29に伝えられる。MPU29では、メモリ31に格
納されている領域座標情報(図3(a))とカーソル位
置の座標とから、[Menu1-0] に含まれることがわかる。
[Menu1-0] の内容は、すでにメモリ31に格納されてい
るので、MPU29はメモリ31から[Menu1-0] すなわ
ち、図3(b)に示した選手プロフィールを得て、従来
例で示した図19(d)と同様のデータを表示できる。 [第3の実施形態]第1、第2の実施形態が、「付加情
報」を送信されるTSから得るのに対して、第3の本実
施形態では、記憶媒体などにより予め配布されたデータ
をローカルに置き、そこからデータを参照する。
【0087】すなわち、送信側において、現在放送され
ている動画内容のうち、「アクセス領域」を決定する。
この領域は、動画像内容と同期して変更する。例えばそ
の「アクセス領域」を長方形で表し、領域を特定できる
座標及びその領域ポイント時にアクセスされる付加情報
への「ポインタ」を作成する。ポインタが示す先に「付
加情報」( 画像・音声・文字データ) を作成し、フロッ
ピディスク、CD−ROM、メモリカードなどの媒体に
より、視聴者に提供しておく。
【0088】このようにして作成された付加情報を、時
間情報を持つパケット(例えばMPEG−2システムレ
イヤのPES)にエンコードする。PESではタイムス
タンプによって、多重されたパケットを同期して再生す
ることが可能である。続いて、「映像」「音声」パケッ
トと「領域とポインタ」を多重(例えばMPEG−2シ
ステムレイヤのTS)して伝送する。
【0089】次に、受信側において、予め配布された
「付加情報」は、受信機内のCD−ROMドライブに挿
入する、メモリに転送するなどしておく。TSをデコー
ドして、「映像」「音声」「領域とポインタ」のデータ
要素をそれぞれ得る。タイムスタンプに基づいて、「映
像」「音声」「領域とポインタ」のデコードと同期再生
を行う。ここで、データの同期再生とは、ポイントする
とデータにアクセスできる「領域」とその映像・音声と
が、同期して再生できることを意味する。
【0090】視聴者がリモートコントローラなどによ
り、画面上のポインタを「領域」に内に移動した場合、
ポインタのカーソル形状を変更するなどして、「領域」
であることを示す。「領域」内で視聴者がデータ参照を
指示した場合、その領域に関連付けられた「付加情報」
をCD−ROMドライブやメモリ上から得て画面に表示
する。
【0091】以下、本発明の第3の実施形態について、
第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実
施形態が「付加情報」をトランスストリームTS(AL
L)から得るのに対して、第3の実施形態では、情報記
憶媒体に選手プロフィールを含めた種々のデータを格納
して、予め視聴者に配布しておく。そして、配布された
データをローカルに置き、そこからデータを参照する。
情報記憶媒体としては、例えばフロッピディスク、CD
−ROM、メモリカード等があげられる。
【0092】以下、本発明の第3の実施形態における送
信側のエンコーダの構成について、図5を参照して説明
する。尚、図5において、図1と同一部分には同一符号
を付して示す。図1との相違点は、付加情報を多重器1
02によって多重するのでなく、予め選手プロフィール
を含めた種々データが格納されている外部記憶メディア
107から、外部記憶装置106を介して提供されてい
る点である。
【0093】この外部記憶メディア107は、トランス
ストリームTS(ALL)が送信される事前に、予め視
聴者に配布しておく。また、こうした記憶メディアによ
る配布のため、図5におけるポインタ作成付加回路10
0の出力データは、図3(a)と異なり、図7に示すよ
うになる。ここで、図7において、307は図2(c)
における201の領域に関して、(TOPx201,TOPy201) は
201の頂点座標、(WIDTH201,HEIGHT201)は201の幅
及び高さ、File1 は領域201を選択したときに表示す
るデータパケットを含む外部記憶メディア107内のフ
ァイル名、Menu1-0 は、上記ファイル内のメニュー名を
いう記述になっている。
【0094】次に、デコード処理について図6を用いて
説明する。尚、図6において、図16と同一部分には同
一符号を付して示し、その説明を省略する。視聴者によ
る番組選択と、その選択に基づいた通常の番組デコード
(映像、音声の同期再生)を行うデコーダの構成は、図
6から明らかなように、図16に示した従来の構成と全
く同様である。また、領域/ポインタデータ(図5のエ
ンコーダ側でのPESエンコード回路101の出力)の
PESパケットに関しても、MPU29において、映像
や音声と同様にメモリ31上のPAT、PMTを参照し
てPIDを得ることができる。
【0095】MPU29はデパケットコントローラ28
を通じて、指示されたPIDを持つパケットのみをデパ
ケットして取り込むようSRAM26を制御する。MP
U29では、SRAM26に取り込まれたデータストリ
ームパケットより図3(a)に示した領域座標情報を得
てメモリ31に格納する。
【0096】尚、MPU29におけるこれら一連のデー
タパケットデコード処理は、クロック再生回路48から
出力される仮想的な時間軸情報とデータパケットに含ま
れるタイムスタンプ情報をもとにして、適切な時刻に行
われるため、同一プログラム中の映像、音声など他のス
トリームと同期して再生されることになる。したがっ
て、この時点においては、表示装置35には図2(a)
に示した画像が表示されている。
【0097】さて、視聴者がリモートコントローラ36
を用いて画面上のカーソルを移動したときの動作につい
て説明する。ここでの画面上のカーソルは、コンピュー
タのマウスカーソルに代表されるようなポインティング
デバイスを想定している。
【0098】視聴者によるカーソル移動指示は、赤外受
光部37、マイコン38を介してMPU29に送られ
る。MPU29では、画面上のカーソル位置とメモリ3
1に格納されている領域座標情報(図3(a))を比較
する。カーソルはVRAM32,D/A変換器33、画
面合成器34を介して表示装置35に表示される。
【0099】カーソルが領域内にあれば、カーソル形状
や色を変更することで、視聴者に付加情報が送信されて
いることを通知する。例えば、図2(c)の領域201
中にカーソルを移動するとカーソル形状が変化し、この
選手に関する情報が参照できることがわかる。
【0100】リモートコントローラ36の例えば[デー
タ]ボタンを操作して、そのデータを参照する指示を出
すと、その指示はこれまでと同様にMPU29に伝えら
れる。MPU29は、メモリ31に格納されている領域
座標情報(図3(a))とカーソル位置の座標とから、
関連した付加情報が外部記憶メディア108のファイル
File1中に含まれるMenu1-0 ,Menu1-1 ,Menu1-2
,Menu1-3 の4つであることが判り、外部記憶装置1
09を介してメモリ31に格納する。
【0101】このようにして図3(b)に示した選手プ
ロフィールを得て、従来例で示した図19(d)と同様
のデータを表示できる。 [第4の実施形態]第3の実施形態が、「付加情報」を
予めローカルに置くのに対して、第4の実施形態では、
電話回線やネットワークを通じて取得して参照する。
【0102】すなわち、送信側において、現在放送され
ている動画内容のうち、「アクセス領域」を決定する。
この領域は、動画像内容と同期して変更する。例えば、
その「領域」を長方形で表し、領域を特定できる座標及
びその領域ポイント時にアクセスされる付加情報への
「ポインタ」を作成する。ポインタが示す先に「付加情
報」( 画像・音声・文字データ) を作成し、電話回線や
ネットワークを通じて参照可能な場所に格納する。ある
いは、すでにそうした参照が可能なデータへのポインタ
を作成する。
【0103】このようにして作成された付加情報を、時
間情報を持つパケット(例えばMPEG−2システムレ
イヤのPES)にエンコードする。PESではタイムス
タンプによって、多重されたパケットを同期して再生す
ることが可能である。「映像」「音声」パケットと「領
域とポインタ」を多重(例えばMPEG−2システムレ
イヤのTS)して伝送する。
【0104】次に、受信側において、TSをデコードし
て、「映像」「音声」「領域とポインタ」のデータ要素
をそれぞれ得る。タイムスタンプに基づいて、「映像」
「音声」「領域とポインタ」のデコードと同期再生を行
う。ここで、データの同期再生とは、ポイントするとデ
ータにアクセスできる「領域」とその映像・音声とが同
期して再生できることを意味する。
【0105】視聴者がリモートコントローラなどによ
り、画面上のポインタを「領域」に内に移動した場合、
ポインタのカーソル形状を変更するなどして、「領域」
であることを示す。「領域」内で視聴者がデータ参照を
指示した場合、その領域に関連付けられた「付加情報」
を電話回線やネットワークを通じて取得し、画面に表示
する。
【0106】以下、本発明の第4の実施形態について、
第3の実施形態との相違点を中心に説明する。第3の実
施形態が「付加情報」を記憶媒体などに選手プロフィー
ルを含めた種々のデータを格納して、予め視聴者に配布
しておくのに対して、この実施形態では電話回線やネッ
トワークを通じて参照可能な遠隔地に置く。
【0107】以下、本発明の第4の実施形態におけるエ
ンコーダについて、図8を用いて説明する。図5との相
違点は、付加情報が外部記憶メディア107から外部記
憶装置106を介して提供されているのではなく、ネッ
トワークインタフェース回路110を介して、ネットワ
ーク111上のデータサーバ112上から提供されてい
る点である。
【0108】このデータサーバ112上のデータは、T
S(ALL)が送信される事前に予めサーバ上に格納し
ておいてもよいし、付加情報を入力端子113から入力
し、ポインタ作成付加回路100への入力と同時に、ネ
ットワークインタフェース回路110、ネットワーク1
11を通じてデータサーバ112に格納するようにして
もよい。
【0109】また、ネットワーク111上のデータサー
バ112に格納するため、図8におけるポインタ作成付
加回路100の出力データは、図7とは異なり、図10
に示すようになる。図10において、308は図2
(c)における201の領域に関して、(TOPx201,TOPy2
01) は201の頂点座標、(WIDTH201,HEIGHT201)は20
1の幅及び高さ、ServerNameは領域201を選択したと
きに表示するデータを格納するネットワーク上のサーバ
名、File1 は上記サーバ上のファイル名、Menu1-0は上
記ファイル内のメニュー名をいう記述になっている。
【0110】次にデコード処理について図9を用いて説
明する。尚、図9において、図16と同一部分には同一
符号を付して示し、その説明を省略する。視聴者による
番組選択と、その選択に基づいた通常の番組デコード
(映像、音声の同期再生)を行うデコーダの構成は、図
9から明らかなように、図16に示した従来の構成と全
く同様である。但し、領域/ポインタデータ(図8のエ
ンコーダ側でのPESエンコード回路101の出力)の
PESパケットの映像・音声との同期再生、さらに、視
聴者によるデータ参照指示により、メモリ31に格納さ
れている領域座標情報(図3(a))を参照する動作に
関しては、第3の実施形態で説明した通りである。
【0111】メモリ31に格納されている領域座標情報
(図3(a))を参照し、関連した付加情報は、ネット
ワークサーバ112のServerName上のファイルFile1 中
に含まれるMenu1-0 ,Menu1-1 ,Menu1-2 ,Menu1-3 の
4つであることが判り、ネットワークインタフェース回
路114を通じて、ネットワーク115上のデータサー
バ116上からデータを得る。データサーバ116は、
図8中のデータサーバ112と同一のものであり、ネッ
トワーク115と111とは相互に接続されたものであ
る。
【0112】以上の実施形態では、領域を座標値として
伝送するために長方形を例にとって説明したが、円、多
角形その他、領域を表現できれば、長方形に限らず本発
明を適応できることはいうまでもない。また、付加情報
もPESパケットとして送受信するようにしても同様の
効果が得られる。
【0113】ところで、以上説明した第1、第3、第4
の実施形態は、それぞれ送信側から見た付加情報の提供
方法が、(a−1)放送等のメディアにより受信側に送
信する、(a−2)外部記憶メディアにより配布する、
(a−3)ネットワークなどのように送信・受信双方か
ら参照可能な場所に格納する、のように異なり、それぞ
れに対応して、付加情報を参照するためのポインタの記
述方法を変更している。
【0114】情報の格納場所を唯一に確定するために、
ポインタ記述に必要なパラメータとしては、(b−1)
放送メディアの場合は伝送チャンネル(周波数)及びP
ID、(b−2)外部記憶装置の場合は装置のデバイス
名及びファイル名(パス名)、(b−3)ネットワーク
の場合はサーバーホスト名及びファイル名(パス名)で
あり、いずれも物理的な場所と、その場所内での論理的
な場所を示すパラメータからなる。
【0115】したがって、例えばインターネット上のU
RL(Uniform Resource Locator,文献(3) draft-ietf
-uri-url-03.txt )が、異なるプロトコルを統合的に扱
うための記述を提供しているように、(b−1),(b
−2),(b−3)を統合的に扱う記述文法を定義する
ことが可能である。
【0116】こうした場合、視聴者がデータを参照すべ
く「領域」を指定する操作は、第1、第3、第4の実施
形態でそれぞれ説明したように共通であるから、視聴者
には実際にデータがどのような経路で提供されるか意識
させることなく、受信装置内部にて適応的にそのポイン
タが示す宛先に応じて放送メディアや外部記憶装置やネ
ットワーク上のデータを参照することで、様々なデータ
へのシームレスなアクセスが可能となる。 [第5の実施形態]第1の実施形態が「アクセス領域」
の座標変換を送信側で行なうのに対して、第5の実施形
態では受信側で行う。
【0117】すなわち、送信側において、現在放送され
ている動画内容のうち、「アクセス領域」を決定する。
この領域は、動画像内容と同期して変更する。例えば、
それら複数の「領域」を、それぞれ固有の固定レベル信
号とし、それ以外はペデスタルレベルする。また、その
領域ポイント時にアクセスされる付加情報への「ポイン
タ」を作成する。
【0118】ポインタが示す先に「付加情報」( 画像・
音声・文字データ) を作成する。「アクセス領域」を時
間情報を持つパケット(例えばMPEG−2システムレ
イヤのPES)にエンコードする。PESではタイムス
タンプによって、多重されたパケットを同期して再生す
ることが可能である。「映像」「音声」パケットと「ポ
インタ」,「付加情報」,「領域ポインタ」を多重(例
えばMPEG−2システムレイヤのTS)して伝送す
る。
【0119】次に、受信側において、TSをデコードし
て、「映像」「音声」「領域」のデータ要素(PES)
をそれぞれ得る。それぞれのPESをデコードし、タイ
ムスタンプに基づいて、「映像」「音声」「領域」の同
期再生を行う。ここで、データの同期再生とは、ポイン
トするとデータにアクセスできる「領域」とその映像・
音声とが、同期して再生できることを意味する。
【0120】視聴者がリモートコントローラなどによ
り、画面上のポインタを「領域」に内に移動した場合、
ポインタのカーソル形状を変更するなどして、「領域」
であることを示す。「領域」内で視聴者がデータ参照を
指示した場合、その領域に関連付けられた「ポインタ」
パケットをデコードし、さらにポインタをもとにして、
関連付けられた「付加情報」パケットをデコードして画
面に表示する。
【0121】尚、第1の実施形態の領域送受信方法のみ
を変更した手法が第5の実施形態であり、第2乃至第4
の実施形態も同様に変更することが可能である。以下、
本発明の第5の実施形態について、第1の実施形態との
相違点を中心に説明する。第1の実施形態においては、
「領域」の座標変換を送信側で行なうのに対して、第5
の実施形態は受信側で行う。
【0122】以下、図11を参照しながら図1との相違
点を中心に説明する。図11は第5の実施形態における
エンコーダの構成を示す。領域決定回路117の動作は
図1の98とは異なる。図12を用いてその動作を説明
する。
【0123】領域決定回路117は映像信号Video
1を入力し、動画内容のうち、前述の「アクセス領域」
を決定する。図12(a),(b)はそれぞれ図2
(a),(b)と同一画像である。第1の実施形態にお
いては、これら「領域」を全て黒レベルそれ以外はペデ
スタルレベルとなる信号(図2(c))を出力するよう
にしたが、本実施形態においては、領域毎にそれぞれ固
有の固定レベル、ペデスタルレベルとなる信号(図12
(c))を出力する。
【0124】例えば、領域41,45,46,47をそ
れぞれ20IRE,40IRE,60IRE,80IR
Eのレベルとする。領域決定回路117の出力は圧縮回
路118に入力されて圧縮された後、PESエンコード
回路119にてPESにエンコードされる。
【0125】一方、領域決定回路117の出力は、同時
にポインタ作成回路120にも入力される。ここでは、
付加情報を参照しながら、領域41,45,46,47
とそれぞれに関連した情報へのポインタを付加する。ポ
インタ作成回路120の出力データを図13に示す。図
13において、309は図12(c)における41の領
域に関して、10IRE-29IRE は領域41の信号レベル、10
00は領域41を選択したときに表示するデータパケット
のPID、Menu1-0 は上記データ内のメニュー名をいう
記述になっている。その他43,44,45も同様であ
る。ポインタ作成回路120の出力データは、PESエ
ンコード回路121にてPESにエンコードする。
【0126】次にデコード処理について図14を用いて
説明する。視聴者による番組選択と、その選択に基づい
た通常の番組デコード(映像、音声の同期再生)につい
ては、従来例で説明した通りである。「領域」データ
(図11のエンコーダ側のPESエンコード回路121
の出力)のPESパケットは、MPU29において、映
像や音声と同様にメモリ31上のPAT、PMTを参照
してPIDを得ることができる。MPU29はデパケッ
トコントローラ28を通じて、指示されたPIDを持つ
パケットのみをデパケットして取り込むようFIFOメ
モリ22,23を制御する。FIFOメモリ22,23
の映像データは映像デコーダ39,40により伸張さ
れ、図12(c)相当の画像データとなり、座標変換回
路122へと入力される。また、「ポインタ」データ
(図11のエンコーダ側でのPESエンコード回路12
1の出力)のPESパケットに関しても、MPU29に
おいて、映像や音声と同様にメモリ31上のPAT、P
MTを参照してPIDを得て、デパケットコントローラ
28を制御してSRAM26に取り込む。取り込まれた
データストリームパケットより図13に示したテーブル
を得てメモリ31に格納する。
【0127】座標変換回路122では、映像デコーダ4
0の出力信号から各領域の信号レベルと座標の関係を算
出する。さらに、MPU29から入力される「ポインタ
情報」(図13)は、各領域の信号レベルと付加情報へ
のポインタの関係であるので、これらから領域座標とポ
インタの関係を得ることができる。したがって、以下に
第1の実施形態と同様の処理を行えば、従来例で示した
図19(d)と同様のデータを表示することができる。
【0128】すなわち、従来では、図18、図19に示
したように、5段階の選択手順が必要であった情報参照
が、本発明では直接参照可能となる。しかも、従来では
希望データが特定選手のプロフィールであるにもかかわ
らず、図19(a)においてはその選手の所属チーム、
同図(b)においてはその選手の背番号を選択するとい
うように、その都度表示されるメニュー項目のうち、本
来参照したいデータがどれに含まれているかを推測、判
断しながら選択しなければならなかった。
【0129】言い換えれば、参照したいデータを、提供
されているメニューツリーというデータ構造に当てはめ
て分類する作業を行う必要があったが、本発明によれ
ば、希望データ直接的・直感的に参照することができ
る。さらに、放送メディアや外部記憶装置やネットワー
ク上の様々なデータのシームレスな参照が可能となる。
【0130】すなわち、動画像とデータ要素とを関連付
ける送信することで、例えばシュートした選手をポイン
トするとその選手のプロフィール、得点表示をポイント
するとこれまでの得点経過のダイジェスト画像を参照で
きる、というような、操作手順を最低限に留めた効率的
・直感的なデータ参照が可能となる。尚、本発明は上記
実施形態に限定されず、種々変形しても実施可能である
ことはいうまでもない。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、参
照したいデータに到達するまでの操作手順と、不必要な
推測・判断による選択を最小限に留めることのできる情
報送受信システムと、このシステムに用いられる送信情
報生成装置及び受信情報再生装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報送受信システムの第1の実施
形態の送信情報生成装置(エンコーダ)の構成を示すブ
ロック回路図である。
【図2】同実施形態のアクセス領域の決定方法を説明す
るための図である。
【図3】同実施形態の付加情報データ構造を説明する図
である。
【図4】同実施形態の受信情報再生装置(デコーダ)の
構成を示すブロック回路図である。
【図5】本発明に係る第3の実施形態の送信情報生成装
置の構成を示すブロック回路図である。
【図6】同実施形態の受信情報再生装置の構成を示すブ
ロック回路図である。
【図7】同実施形態の付加情報データ構造を説明する図
である。
【図8】本発明に係る第4の実施形態の送信情報生成装
置の構成を示すブロック回路図である。
【図9】同実施形態の受信情報再生装置の構成を示すブ
ロック回路図である。
【図10】同実施形態の付加情報データ構造を説明する
図である。
【図11】本発明に係る第5の実施形態の送信情報生成
装置の構成を示すブロック回路図である。
【図12】同実施形態のアクセス領域決定方法を説明す
る図である。
【図13】同実施形態の付加情報データ構造を説明する
図である。
【図14】同実施形態の受信情報再生装置の構成を示す
ブロック回路図である。
【図15】MPEG2方式におけるパケット多重構成を
示すブロック回路図である。
【図16】従来の受信情報再生装置の構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図17】従来装置において、番組構成の表示例を示す
図である。
【図18】従来装置において、付加情報を参照するため
の従来のメニュー表示例を示す図である。
【図19】従来装置において、付加情報を参照するため
の従来のメニュー表示例を示す図である。
【図20】従来装置において、付加情報を表示するため
のデータ構造を示す図である。
【符号の説明】
11,12,13,14…多重器(MUX) 21…チューナー 22〜25…FIFOメモリ 26…SRAM 27…番組表メモリ 28…デパケットコントローラ 29…MPU 30…バス 31…メモリ 32…VRAM 33…D/A変換器 34…画面合成器 35…表示装置 36…リモートコントローラ 37…赤外受光部 38…マイコン(マイクロコンピュータの略) 39,40…映像デコーダ 41…画面合成器 42…D/A変換器 43,44…音声デコーダ 45…セレクタ 46…D/A変換器 47…スピーカー 48…クロック再生回路 90,91,92,93…圧縮回路 94,95,96,97…PESエンコード回路 98…領域決定回路 99…座標作成回路 100…ポインタ作成付加回路 101…PESエンコード回路 102,103,104,105…多重器(MUX) 106…外部記憶装置 107…外部記憶メディア 108…外部記憶メディア 109…外部記憶装置 110…ネットワークインタフェース回路 111…ネットワーク 112…データサーバ 113…付加情報入力端子 114…ネットワークインタフェース回路 115…ネットワーク 116…データサーバ 117…領域決定回路 118…圧縮回路 119…PESエンコード回路 120…ポインタ作成回路 121…PESエンコード回路 122…座標変換回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、動画像情報と、この動画像
    情報の内容に関連した付加情報と、前記動画像情報と前
    記付加情報とを関係付けるリンク情報とを、前記動画像
    情報と前記リンク情報との間の時間的な同期関係を保っ
    て多重する情報多重手段を備え、多重された情報信号を
    送信する情報送信装置と、 前記送信装置から送出される多重情報信号を受信して前
    記動画像情報、付加情報、リンク情報を分離する情報分
    離手段、この手段で分離された前記動画像情報とリンク
    情報を時間的な同期関係を保って再生し、そのリンク情
    報をもとにして、動画像情報と関係付けられた付加情報
    を要求に応じて再生する情報再生手段を備える情報受信
    装置とを具備することを特徴とする情報送受信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 動画像情報を入力して、動画像上の少な
    くとも1つの領域を動画像情報に時間的に同期して特定
    する領域特定手段と、 この手段で特定された画像領域情報と、この情報により
    特定される画像領域の内容に関連した付加情報との関係
    を示す情報とをテーブル化してリンク情報を作成するリ
    ンク情報作成手段と、 この手段で作成されたリンク情報を前記動画像情報に時
    間的に同期関係を保ちながら前記付加情報と共に多重す
    る情報多重手段を具備したことを特徴とする送信情報生
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記リンク情報作成手段は、前記領域特
    性手段で特定された領域を座標情報に変換する手段と、
    前記座標情報と当該情報により特定される領域の内容に
    関連した付加情報との関係を示す情報を前記座標情報と
    共にテーブル化する手段とを備え、そのテーブル化情報
    を前記リンク情報として出力することを特徴とする請求
    項2記載の送信情報生成装置。
  4. 【請求項4】 前記リンク情報作成手段は、前記領域特
    性手段で特定された領域を所定の信号レベル情報に変換
    する手段と、前記座標情報と当該情報により特定される
    領域の内容に関連した付加情報との関係を示す情報を前
    記信号レベル情報と共にテーブル化する手段とを備え、
    そのテーブル化情報を前記リンク情報として出力するこ
    とを特徴とする請求項2記載の送信情報生成装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、動画像情報と、この動画像
    情報の特定画像領域の内容に関連した付加情報と、前記
    特定画像領域の動画像情報と前記付加情報とを関係付け
    る情報及び前記特定画像領域情報とをテーブル化したリ
    ンク情報とが、前記動画像情報と前記リンク情報との間
    の時間的な同期関係を保って多重されて送信される多重
    情報信号の受信信号を入力して、前記動画像情報、付加
    情報、リンク情報を分離する情報分離手段と、 この手段で分離された前記動画像情報とリンク情報を時
    間的な同期関係を保って再生し、そのリンク情報をもと
    にして、再生動画像上の特定画像領域が指定されたと
    き、その領域に関係付けられた付加情報を再生する情報
    再生手段とを具備することを特徴とする受信情報再生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記情報再生手段は、前記リンク情報に
    含まれる特定画像領域情報が座標情報に変換されている
    とき、この座標情報を再生動画像上の領域情報に変換す
    る情報変換手段を備えることを特徴とする請求項5記載
    の受信情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記情報再生手段は、前記リンク情報に
    含まれる特定画像領域情報が所定の信号レベル情報に変
    換されているとき、この信号レベル情報を再生動画像上
    の領域情報に変換する情報変換手段を備えることを特徴
    とする請求項5記載の受信情報再生装置。
  8. 【請求項8】 前記情報再生手段は、動画像再生時に、
    特定画像領域をそれ以外の領域と区別することを特徴と
    する請求項5記載の受信情報再生装置。
  9. 【請求項9】 前記付加情報として、外部記憶メディア
    上の記憶情報の参照データを用いることを特徴とする請
    求項2記載の送信情報生成装置。
  10. 【請求項10】 前記情報再生手段は、前記付加情報が
    外部記憶メディア上の記憶情報の参照データであると
    き、前記外部記憶メディアの再生装置を備え、付加情報
    再生によって得られる参照データに基づいて前記外部記
    憶メディア再生装置により前記外部記憶メディアから該
    当する情報を読出し再生することを特徴とする請求項5
    記載の受信情報再生装置。
  11. 【請求項11】 前記付加情報として、送信側、受信側
    双方からアクセス可能なデータベースの参照データを用
    いることを特徴とする請求項2記載の送信情報生成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記情報再生手段は、前記付加情報が
    送信側、受信側双方からアクセス可能なデータベースの
    参照データであるとき、前記データベースをアクセスす
    るデータベースアクセス手段を備え、付加情報再生によ
    って得られる参照データに基づいて前記データベースア
    クセス手段により前記データベースから該当する情報を
    読出し再生することを特徴とする請求項5記載の受信情
    報再生装置。
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