JPH0954550A - 感熱発色ラベルおよびその製法 - Google Patents

感熱発色ラベルおよびその製法

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JPH0954550A
JPH0954550A JP23202595A JP23202595A JPH0954550A JP H0954550 A JPH0954550 A JP H0954550A JP 23202595 A JP23202595 A JP 23202595A JP 23202595 A JP23202595 A JP 23202595A JP H0954550 A JPH0954550 A JP H0954550A
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JP23202595A
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English (en)
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Yutaka Matsuguchi
口 豊 松
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PETSUTAA KK
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PETSUTAA KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光沢等を有し、印刷適正も優れた、感熱発色
ラベルおよびその製法を提供する。 【解決手段】 ラベル基材14の表面に感熱発色剤層1
8が形成され、その表面に酸化重合型インキの印刷層2
0が形成されるとともに、ラベル基材14の裏面に粘着
剤層16が形成され、粘着剤層16面に剥離シート12
が仮着され、且つ、重合シート22の剥離剤層24面が
印刷層20面に接合するように、重合シート22がラベ
ル基材14に重合されたものであり、感熱発色ラベルの
製法は、感熱発色剤18層がその表面に形成され、その
裏面に粘着剤層16が形成されてなる、ラベル基材14
を準備する工程と、粘着剤層16面に剥離シート12を
仮着する工程と、感熱発色剤層18側の表面に、印刷層
20を形成する工程と、その表面に剥離剤層24が形成
された重合シート22を準備する工程と、重合シート2
2がラベル基材14に重合される工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感熱発色する感
熱発色ラベルおよびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、感熱発色ラベルの感熱発色剤層面
に印刷するインキとして、加熱しないで乾燥できるの
で、感熱発色剤層を発色させることなく印刷できるため
に紫外線硬化型インキ(UVインキ)が好んで用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この紫外線硬化型イン
キは、印刷適正は必ずしも良くなく、光沢が不充分であ
るという問題があり、被印刷体によっては密着性が悪く
なることもある。そこで、このような紫外線硬化型イン
キの短所を考慮し、酸化重合型乾燥インキを用い、感熱
発色剤層表面に印刷する方法を考えて、その印刷適正や
光沢および感熱発色剤層への悪影響等を種々試験してみ
たが、通常の印刷手段で酸化重合型乾燥インキに印刷を
しても、たとえば光沢等の面で充分なラベルが得られな
い。
【0004】それゆえに、この発明は、光沢等を有し、
印刷適正も優れた、感熱発色ラベルおよびその製法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の感熱発色ラベ
ルは、ラベル基材の表面に感熱発色剤層が形成され、感
熱発色剤層側の表面に酸化重合型インキにて印刷・塗工
されてなる印刷層が形成されるとともに、ラベル基材の
裏面に粘着剤層が形成され、粘着剤層面に剥離シートが
仮着され、且つ、重合シートの剥離剤層面が前記印刷層
面に接合するように、重合シートがラベル基材に重合さ
れた、感熱発色ラベルである。
【0006】請求項2の感熱発色ラベルは、重合シート
の剥離剤層は、シリコン樹脂を含む剥離剤が印刷・塗工
されてなる、請求項1記載の感熱発色ラベルである。
【0007】請求項3の感熱発色ラベルの製法は、感熱
発色剤層がその表面に形成され、その裏面に粘着剤層が
形成され、ラベル基材を準備する工程と、粘着剤層面に
剥離シートを仮着する工程と、ラベル基材の感熱発色剤
層側の表面に、酸化重合型インキで印刷・塗工して印刷
層を形成する工程と、その表面に剥離剤層が形成された
重合シートを準備する工程と、重合シートの剥離剤層が
ラベル基材の印刷層表面に接合するように、重合シート
がラベル基材に重合される工程とを含む、感熱発色ラベ
ルの製法である。
【0008】請求項4の感熱発色ラベルの製法は、重合
シートは、シート材の表面にシリコン樹脂からなる剥離
剤層が形成された、請求項3に記載の感熱発色ラベルの
製法である。
【0009】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、紫外
線硬化型インキを用いて印刷層を形成する場合に比べ、
光沢も充分で、印刷適正もよく、感熱発色剤層を不用意
に発色させることなく、鏡面を有する印刷層を形成する
ことができる。
【0010】請求項3の発明によれば、重合シートの剥
離剤層がラベル基材の印刷層面に接合するように、重合
シートがラベル基材に重合される工程により、酸化重合
型インキにて形成された印刷層が鏡面となり、しかも、
光沢も充分で、印刷適正も良い印刷層を形成することが
できる。
【0011】請求項4の発明によれば、重合シートのシ
リコン樹脂からなる剥離剤層によって、ラベル基材の酸
化重合型インキをもって形成された印刷層を鏡面とする
ことができる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2は、この発明に係
る感熱発色ラベルを示す図であり、図1は、その斜視図
であり、図2は、その断面図である。図3は、図1図示
例の製造方法の一例を示す図解図である。この図1図示
例のラベル10は、複数のラベル10aが帯状の剥離シ
ート12に連続して間欠的に仮着して形成されたもので
ある。そして、ラベル10aは、方形状のラベル基材1
4の裏面に粘着剤層16が形成され、前記ラベル基材1
4の表面側に感熱発色剤層18が形成され、さらに、前
記ラベル基材14の感熱発色剤層18側であってラベル
基材14の表面の一部に印刷層20が形成されている。
印刷層20は、各ラベル10aの表示を形成するよう
に、一定の間隔を隔てて間欠的に形成されているが、こ
の印刷層20は、酸化重合型インキにて適宜な画線が印
刷・塗工されてなる。酸化重合型インキとしては、たと
えば、カーボンブラック、紺青、アルカリブルートナー
(ペースト)、アルキド樹脂ワニス、アマニ油ワニス、
コンパウンド、石油系溶剤、コバルトドライヤーを含む
ものが用いられる。さらに、ラベル基材14の印刷層2
0側表面には、印刷層20側に接合するように、重合シ
ート22の剥離剤層24が重合されている。ラベル10
は、図1に示すように、剥離シート12に仮着されたラ
ベル10aが単体のラベル10aとして使用される前
は、前記重合シート22の剥離剤層24側と前記印刷層
20側が対向して重合するように、ラベル10がロール
状に巻き重ねられている。なお、この実施例では、重合
シート22のラベル10aの印刷層20側の表面に剥離
剤層24が形成されている。
【0014】ラベル基材14は、この図示例において
は、たとえば紙、合成紙、セロファン、ポリスチレン、
ポリエステル等のプラスチックフィルムまたはシート、
あるいはアルミホイル等からなる。
【0015】ラベル基材14の裏面に転移して形成され
た粘着剤層16は、各ラベル10aに接着力を与えるた
めのものであり、たとえばアクリル共重合樹脂、ゴム系
接着剤等の公知の感圧型接着剤が用いられる。
【0016】前記ラベル基材14の表面側に形成された
感熱発色層18は、たとえば透明または単色のロイコ染
料、酸性物質および結着剤の混合物を含む感熱発色剤を
塗布乾燥することによって形成される。この場合、ロイ
コ染料としては、たとえば、クリスリタルバイオレット
ラクトン、3−インドリノ−3−P−ジメチルアミノフ
ェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、2−ジエチルアミノ−7
−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−P−ブチルアニリ
ノフルオランなどがあげられる。
【0017】また、酸性物質としては、たとえば、2,
2−ビス(4′−オキシフェニル)プロパン、4−フェ
ニルフェノール、4−ヒドロキシアセトフェノン、2,
2′−ジヒドロキシジフェニル、2,2′−メチレンビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4′イソプロピリデンジフェノール、4,4′−イソプ
ロピリデンビス(2−クロルフェノール)、4,4′−
イソプロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,
4′−エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,
4′−チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノー
ル)等があげられる。
【0018】さらに、結着剤としては、たとえば、ポリ
ビニルアルコール、メトキシセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリア
クリルアミド、ポリアクリル酸、デンプン、ゼラチン、
ポリスチレン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の水
溶性あるいは水性エマルジョンなどがあげられる。この
感熱発色層18は、それをプリンターのサーマルヘッド
等で加熱することによって発色させることができる。
【0019】ラベル基材14の感熱発色層18側表面に
は、各ラベル10aの表示部を形成する印刷層20が形
成されている。この印刷層20は、酸化重合型インキを
用い、平版、凸版あるいはオフセット印刷その他の公知
の印刷方法により印刷して形成される。前記ラベル基材
14の表面側、すなわち感熱発色層18および印刷層2
0の表面に重合された重合シート22の剥離剤層24
は、たとえば、シリコン樹脂等を含む剥離剤を印刷塗布
して形成されたものである。
【0020】この実施例においては、剥離剤層24を構
成する剥離剤としては、UVシリコン(いわゆる紫外線
硬化型のシリコン)やEBシリコン(いわゆる電子線硬
化型のシリコン)のように紫外線や電子線でキュアーさ
れるものを選択されるのがよい。
【0021】引き続き、図1図示例の製造方法の一例に
ついて、主として図3に基づいて説明する。
【0022】まず、紙、フィルムまたはシート状のプラ
スチック等からなる長尺帯状の剥離シート12の表面
に、粘着剤層16の粘着力でラベル基材14を構成する
原紙14aが仮着されてロール状に巻き重ねられた積層
体30を準備する。なお、剥離シート12の表面はシリ
コン樹脂あるいはフッソ樹脂等の剥離剤を印刷・塗布さ
れ、剥離性を有する剥離層12aが形成され、ラベル基
材14aの表面には感熱発色層18が形成されている。
【0023】粘着剤層16を形成する、粘着剤として、
EVA系、酢ビ系、アクリル系等の水溶性樹脂を含む接
着剤あるいは塩酸ビ、ウレタン、アクリル等からなる溶
剤型接着剤を用いることができ、その場合は、ドライヤ
ーには乾燥機を用い、また、ゴム系、EVA系のホット
メルト型接着剤を用いることができ、その場合は、ドラ
イヤーには冷却機を用いて乾燥させる。
【0024】このように、剥離シート12、粘着剤層1
6およびラベル基材14とが積層された積層体30は、
次の印刷等の工程に導く前に、積層された状態で予め最
終製品たるラベル10aの形状となるようにダイロール
34で適宜な形状に型抜き加工され、抜きカス36は、
ロール状に巻き重ねられる。
【0025】次に、積層体30は、図3に示すように、
印刷層20を形成するための印刷装置38に導かれる。
この印刷装置38は、各ラベル10aに構成される表示
部を印刷するものであり、たとえば商品名等の文字や適
宜な図柄等からなる画線を、酸化重合型インキでもって
平版、凸版あるいはオフセット印刷等の公知の印刷装置
によって印刷するものである。
【0026】そして、印刷層20が形成された積層体3
0は、重合シート重合装置40に導かれる。重合シート
重合装置40では、次に、重合シート22の剥離剤層2
4面が前記印刷層20の表面に接合するように重合シー
ト22がラベル基材14と重合される。そして、重合シ
ート22と積層体30が積層されてなるラベル10は、
ロール状に巻き取られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る感熱発色ラベルの斜視図であ
る。
【図2】図1図示例の断面図である。
【図3】図1図示例の製造方法の一例を示す図解図であ
る。
【符号の説明】
10 ラベル 12 剥離シート 14 ラベル基材 14a 原紙 16 粘着剤層 18 感熱発色剤層 20 印刷層 22 重合シート 24 剥離剤層 30 積層体 34 ダイロール 36 抜きカス 38 印刷装置 40 重合シート重合装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル基材の表面に感熱発色剤層が形成
    され、前記感熱発色剤層側の表面に酸化重合型インキに
    て印刷・塗工されてなる印刷層が形成されるとともに、
    前記ラベル基材の裏面に粘着剤層が形成され、前記粘着
    剤層面に剥離シートが仮着され、 且つ、重合シートの剥離剤層面が前記印刷層面に接合す
    るように、重合シートがラベル基材に重合された、感熱
    発色ラベル。
  2. 【請求項2】 重合シートの剥離剤層は、シリコン樹脂
    を含む剥離剤が印刷・塗工されてなる、請求項1記載の
    感熱発色ラベル。
  3. 【請求項3】 感熱発色剤層がその表面に形成され、そ
    の裏面に粘着剤層が形成されてなる、ラベル基材を準備
    する工程と、 前記粘着剤層面に剥離シートを仮着する工程と、 前記ラベル基材の感熱発色剤層側の表面に、酸化重合型
    インキで印刷・塗工して印刷層を形成する工程と、 その表面に剥離剤層が形成された重合シートを準備する
    工程と、 前記重合シートの剥離剤層が前記ラベル基材の前記印刷
    層表面に接合するように、重合シートがラベル基材に重
    合される工程とを含む、感熱発色ラベルの製法。
  4. 【請求項4】 前記重合シートは、シート材の表面にシ
    リコン樹脂からなる剥離剤層が形成された、請求項3に
    記載の感熱発色ラベルの製法。
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