JPH0953907A - プロテクタ付きひずみゲージ - Google Patents
プロテクタ付きひずみゲージInfo
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- JPH0953907A JPH0953907A JP22456795A JP22456795A JPH0953907A JP H0953907 A JPH0953907 A JP H0953907A JP 22456795 A JP22456795 A JP 22456795A JP 22456795 A JP22456795 A JP 22456795A JP H0953907 A JPH0953907 A JP H0953907A
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Abstract
く、小型・軽量化、低コスト化、ひずみゲージの添着の
確実・安定化を図ると共に、防湿性、耐衝撃性の高いプ
ロテクタ付きひずみゲージを提供する。 【解決手段】 ゲージ収納部材31は、被測定対象物側
(図5においては、下側)が開口され、他端側が取付け
部材33の中間部33Aで閉塞された四角筒状を呈す
る。このゲージ収納部材31の中には、被測定対象物側
に僅かに突出するように配置されたひずみゲージ27
と、結線部材としてのゲージリード30と、中継端子板
25と、ケーブル芯線24の先端部とが収容され且つ弾
性を有するモールド材によってモールド体32として一
体化されている。ゲージ収納部材31は、取付け部材3
3に穿設されたねじ挿通孔を、被測定対象物に植設され
たスタッドボルトに挿通した後、そのスタットボルトに
ナットを螺合して締め付けることによって被測定対象物
に固定される。
Description
ずみゲージに関し、より詳細には、過酷な周囲環境下に
ある被測定対象物に取り付けて有用なプロテクタ付きひ
ずみゲージに関するものである。
ために、ひずみゲージを車両の従動車輪軸に取り付けた
り、駆動車輪軸に連結されたディファレンシャルギア部
をカバーするギアケースに取り付けたりして、当該ひず
みゲージで得られるひずみ検出出力に基づいて車両の自
重を求めるようにしている。この場合には、固定される
ひずみゲージの周囲環境が、風雨に晒される状態であっ
たり、高温の状態であったり、泥水や油分が付着される
状態であったり、砂埃や小石等の異物が道路面から跳ね
上げられて衝突する状態であったりするので、当該ひず
みゲージをプロテクタで保護することが行われている。
願に係る特公昭57−39362号公報に記載されたプ
ロテクタ付きひずみゲージがある。即ち、このプロテク
タ付きひずみゲージは、その略半裁断面を示す図12
と、一部を切欠いてその上面を示す図13のように、硬
質の保護外匣1は、鋳鉄または亜鉛、アルミニウム等の
鋳物またはダイキャストより成るもので、その一端にキ
ャプタイヤコード等のリード線コード3に対する導入口
2を設けてある。
の下側を除いた部分と後述するフランジ16、17の突
出分を除いた部分が平坦とされ、この平坦な部分にパッ
キング4が貼着されている。空洞部5の中央にネオプレ
ーンシートより切抜いた合成ゴムブロックで形成する押
圧部材6が配置されている。押圧部材6の下面にひずみ
ゲージ素子7が貼着され、このひずみゲージ素子7の各
エレメントは、リボンワイヤ8等の手段で端子9に導か
れ、所望のブリッジ回路を形成させることができ、リー
ド線コード3の芯線10と接続される。
1で外匣1に固定され、導孔付締付ナット11の先端部
と外匣1の導入口2の底部面との間に位置されるOリン
グ12によって水密状態が保持される。このような配置
が完了したら、空洞部5の内部に、押圧部材6より軟質
の合成ゴム、例えばシリコンゴム、加硫合成ゴム等の充
填剤5aによって端子9の周囲と押圧部材6の周囲が固
定され、ねじ等の特別の配慮を要しない固定が行われ、
防湿と防塵構造が得られる。
を完全には充填せず、ある程度の余裕空所を残し、加圧
時の変形に対する逃げを設けた方が好都合である。ただ
し、充填剤5aによる充填は、端子9、リード線の芯線
10の先端部等の防湿を必要とする部分を充填被覆する
ように充填することは当然のことである。また、外匣1
の長手方向の両側のそれぞれに突出するフランジ16、
17が設けられ、このフランジ16、17の下面は、自
由状態にあるパッキング4の下面が僅かに突出するよう
な厚さに形成されている。
設された固定ねじ挿通口18、19を介して固定ねじで
被測定面に締め付け固定し、その底面が被測定面にほぼ
接するときに、押圧部材6が押圧されてひずみゲージ7
に対して最適の押圧力を加えるようにする。なお、外匣
1を被測定面に取り付ける前の自由状態において、ゲー
ジ素子7の被測定物への添着面よりさらに僅かに下方に
突出するように押圧部材6の厚みとパッキング4の厚み
が選定されている。
は、フランジ16、17の突出面を被測定物に固定する
ことによって、パッキング4の材質および厚みによって
特定される一定値の押圧力が与えられた状態でひずみゲ
ージ素子7の周囲を囲繞した状態でシールされ、ひずみ
ゲージ素子7には、押圧部材6の材質および厚みによっ
て特定される一定値の押圧力が与えられひずみゲージ素
子7の固定が行われるのであり、この際に、外匣1の被
測定対象物に対する締付力に多少の変化があったとして
も、ひずみゲージ素子7への押圧力は、上述の一定値が
保持され、正確な測定を行うことができることになる。
ひずみゲージは、ある程度の要求に応えることができる
ものの、特殊な要求にまでは応えられないという後述の
第1ないし第6の問題がある。即ち、第1の問題は、従
来のプロテクタ付きひずみゲージの外匣がダイキャスト
等で作られているので高価格になってしまい、近年の厳
しい低価格化の要求に応えられないということである。
きひずみゲージにおいては、ひずみゲージのゲージ素子
と接続コードの芯線とを接続する接続リードが充填剤で
被覆されているだけであるために、大きな振動が頻繁に
発生する環境下で当該プロテクタ付きひずみゲージが使
用される場合には、当該被覆された接続リードがその振
動によって疲労破壊を生じてしまい、その断面が徐々に
減少し、最悪の場合には切断されてしまう虞があるので
ある。
上述の接続リードの場合と同様の問題があるのである。
また、自由状態において接続リード並びに接続コードの
芯線部分が充填被覆されるために、プロテクタ付きひず
みゲージを被測定対象物に取り付け固定する際に、接続
リードに引張り力が与えられてしまい、測定誤差の発生
要因となる虞があり、極端な場合には接続リードが破断
されてしまうという虞がある。また、接続コードの芯線
部分においても、同様の虞がある。
みゲージの外匣の全体が厚肉のダイキャスト等で作られ
ているためにその重量が大きくなってしまい、これに伴
ってプロテクタ付きひずみゲージの慣性モーメントが大
きくなり、被測定対象によってはこの慣性モーメントの
成分が本来の測定値に対して測定誤差を与えてしまうの
で測定精度が悪くなる虞があるということである。
きひずみゲージにおいては、被測定対象物に取り付ける
ためのフランジ部が厚肉状態で周囲に延設されているの
で全体装置が大型化してしまい、取り付けスペースに制
限が発生すると共に重量も増してしまう虞があるという
ことである。また、全体装置を小型化しようとするとフ
ランジ幅が狭くなってしまい、被測定対象物へ取り付け
るためのボルトやナットの締め付け作業の能率を著しく
阻害することになる。また、フランジ部にはその隣に垂
直に立ち上がる本体部が存在するために、当該フランジ
部の取り付け孔にボルトを挿通してナット締めするとき
の作業スペースが非常に狭く作業能率が著しく悪くなっ
てしまうということである。
きひずみゲージにおいては、ひずみゲージのゲージ素子
と接続コードの芯線とを接続するゲージリードを引き出
す方向が一方向に限定されてしまうので、「ロゼット
型」のゲージ素子等のように多方向にその接続リードが
引き出される場合にはそのまま対応できず、ゲージタブ
を屈曲させて長い膜パターンを形成してそれぞれの接続
リードが一方向に突出できるように特別仕様のゲージパ
ターンを製作しなければならない。この場合ゲージベー
スの大きさが大きくなってしまうと共に、価格が著しく
増大してしまうことになる。
きひずみゲージにおいては、ひずみゲージの素子形成面
に両面テープ等を貼着し、弾性部材に仮固定された状態
にあり、実際に被測定物に取り付けるときに、当該ひず
みゲージのゲージベースに液状の接着剤を塗布して被測
定物の被測定面に押さえ付ける際に、その接着剤が周囲
に流れ出し、パッキング面に浸入して匣体のシール性能
を損なってしまうということである。
きひずみゲージにおいては、外部機器にひずみ検出出力
を伝達するケーブルの水密クランプ構造が、本体に穿設
された導孔付締付ナット、Oリング等々の割合に部品価
格の高い部材が用いられ、かつその組立作業も繁雑であ
り、しかもその全体構造が大型化してしまうという難点
がある。
なされたもので、その第1の目的は、大きな振動環境下
でプロテクタ付きひずみゲージが使用されても、ひずみ
ゲージのゲージ素子と接続コードの芯線とを接続するゲ
ージリードや接続コードの芯線の部分において振動によ
る疲労破壊が生じたりすることがないと共に、取り付け
時に当該部分に無用の張力が与えられて断線等の事故が
生じることのないプロテクタ付きひずみゲージを提供す
ることにある。
い低価格化の要求に応えられるプロテクタ付きひずみゲ
ージを提供することにある。また、本発明の第3の目的
は、全体重量を軽くし、その慣性モーメントの値を小さ
くして耐振性を上げると共に測定誤差を減少せしめ、し
かも外部からの衝撃にも耐えるプロテクタ付きひずみゲ
ージを提供することにある。
ジのゲージ素子と接続コードの芯線とを接続するための
ゲージリードの引き出し方向がどのような方向であって
もよく、一般的に使用されているあらゆる種類のひずみ
ゲージであっても使用が可能であり、しかも精度を低下
させることがないプロテクタ付きひずみゲージを提供す
ることにある。
付きひずみゲージの全体装置を小型化すると共に、被測
定対象物へ取り付けるためのボルトやナットの締め付け
作業の自由度が高く、作業能率を著しく向上し得るプロ
テクタ付きひずみゲージを提供することにある。また、
本発明の第6の目的は、簡略且つ安価な構成であり乍
ら、極めて防湿性の高いプロテクタ付きひずみゲージを
提供することにある。
ジを実際に被測定物に取り付けるときに、当該ひずみゲ
ージのゲージベースに液状の接着剤を塗布して被測定物
の被測定面に押さえ付ける際に、その接着剤が周囲に流
れ出しても、その近傍にあるシール部材に侵入してシー
ル特性を損なわせることがなく、逆に、当該シール部材
がひずみゲージのゲージベース側に侵入するのを阻止し
て極めて高い防湿性を発揮し得るプロテクタ付きひずみ
ゲージを提供することにある。
ひずみ検出出力を伝達するケーブルの水密クランプ構造
を、割合に部品価格の高い部材を用いず、かつその組立
作業も容易で、しかもその全体構造を小型化し得るプロ
テクタ付きひずみゲージを提供することにある。
は、上記第1〜第4の目的を達成するために、被測定対
象物に添着された状態でその周囲をプロテクタで覆い得
るようにしたプロテクタ付きひずみゲージにおいて、一
端側が開口され他端側が取付け部材で閉塞された略筒状
を呈するゲージ収納部材の中に、上記一端側の開口端面
より僅かに突出するように配置されたひずみゲージと、
このひずみゲージのゲージタブに一端が接続されたゲー
ジリードと、このゲージリードの他端に接続された中継
端子板と、この中継端子板に先端が接続された多芯ケー
ブルの先端部とがそれぞれ収容され、かつ上記ゲージ収
納部材の閉塞側内端面との間に弾性部材を介挿した状態
で所定の弾性を有するモールド材で一体にモールドされ
ていることを特徴とするものである。
の目的を達成するために、被測定対象物に添着された状
態でその周囲をプロテクタで覆い得るようにしたプロテ
クタ付きひずみゲージにおいて、外部の電気計測器にひ
ずみゲージのひずみ検出出力を伝達するための多芯ケー
ブルと、複数の端子タブを有し該端子タブのそれぞれの
一端に上記多芯ケーブルの端末部から突出される複数の
ケーブル芯線が電気接続された中継端子板と、ゲージ素
子の両端に設けられたゲージタブに接続されたゲージリ
ードを介して上記中継端子板の複数の端子タブの他端に
接続されたひずみゲージと、少なくとも一端側が開口さ
れた略筒状を呈するゲージ収納部材と、中間部がこのゲ
ージ収納部材の他端側に固着され、該中間部から互いに
異なる方向にそれぞれ延設され、被測定対象物に上記ゲ
ージ収納部材を取り付ける取付部を有する取付け部材
と、上記ゲージ収納部材の内部に、上記ひずみゲージを
該ゲージ収納部材の開口面より僅かに突出するように配
置した状態で、上記多芯ケーブルの端末部と、上記複数
のケーブル芯線と、上記中継端子板と、上記ゲージリー
ドと、上記ひずみゲージとを、所定の弾性を有する材質
で上記ゲージ収納部材の他端の内面側に空隙を有して一
体にモールドされたモールド体と、上記ゲージ収納部材
の他端側の内壁面と上記モールド体の上面との間の空隙
に介挿される弾性部材と、を具備し、上記ゲージ収納部
材の一端側開口端面から突出するひずみゲージが、上記
取付け部材を被測定対象物に取り付けたときに、上記弾
性部材の弾性力が付加された状態で被測定対象面に上記
ひずみゲージが圧接されるように構成したことを特徴と
するものである。
の目的を達成するために、上記取付け部材は、板材でな
り、上記ゲージ収納部材の他端側に中間部が固着され、
該中間部から互いに異なる方向のそれぞれにには、該ゲ
ージ収納部材を被測定対象物に取り付けるための固定ね
じが挿通されるねじ挿通孔を有する取付部が延設される
と共に、この取付部からさらに延設された部分が上記ゲ
ージ収納部材の上記開口面側に略直角に折り曲げられ、
その折り曲げ部の先端が上記ゲージ収納部材の上記開口
面の位置により所定量短く形成されたストッパ部とを有
して構成されていることを特徴とするものである。
の目的を達成するために、ゲージ収納部材の内部に収納
されたモールド体におけるひずみゲージの配設面に、ひ
ずみゲージを囲繞するように該ゲージ収納部材の開口端
の内周より小さな外周に沿うように環状に形成された突
起条が形成されていることを特徴とするものである。
の目的を達成するために、環状に形成された突起条とゲ
ージ収納部材の側壁との間にブチルゴムのような粘弾性
が高いシール部材が充填されていることを特徴とするも
のである。請求項6に記載の発明は、上記第1〜第7の
目的を達成するために、シール部材が突起条とゲージ収
納部材の側壁との間に充填され、ゲージ収納部材を被測
定対象物に取り付けるときに圧縮された該シール部材の
余剰分を逃がすための逃げ孔がモールド体に形成されて
いることを特徴とするものである。
の目的を達成するために、一端側が開口され他端側が取
付け部材で閉塞された略角筒状を呈するゲージ収納部材
は、1つの側面に多芯ケーブルを被覆するベロース状の
保護チューブが挿通される切欠部が形成され、該切欠部
が形成された側面に隣接する側面を所定長延長させて第
1の保護チューブガイドが形成されて成り、上記取付け
部材は、1枚の板材より成り、中間部が上記ゲージ収納
部材の他端側の閉塞蓋として形成され、その中間部から
互いに離反する方向に延設され、かつ上記ゲージ収納部
材を被測定対象物に取り付けるための固定ねじが挿通さ
れるねじ挿通孔がそれぞれ穿設された第1および第2の
取付部が形成され、さらに、これら第1および第2の取
付部の先端側がそれぞれ延設され上記ゲージ収納部材の
一端側に略直角に折り曲げられ、その折り曲げ部の長さ
が上記ゲージ収納部材の長さより僅かに短く設定された
第1および第2のストッパ部材が形成され、この第1お
よび第2のストッパ部材の一方に上記保護チューブが挿
通される部分を切欠いて第2の保護チューブガイドが形
成されて成ることを特徴とするものである。
ゲージは、トラック等に設置される自重計用のひずみ検
出器として好適なものであり、例えば、ディファレンシ
ャルギアケースとか車両前軸等の被測定対象物にひずみ
ゲージを添着するのに有効に機能すると共に、添着され
た状態のひずみゲージの周囲をプロテクタで覆い塵、水
分、跳石等から防護し得るようにしたものである。
側が開口され他端側が取付け部材で閉塞された略筒状を
呈するゲージ収納部材の中に、上記一端側の開口端面よ
り僅かに突出するように配置されたひずみゲージと、こ
のひずみゲージのゲージタブに一端が接続されたゲージ
リードと、このゲージリードの他端に接続された中継端
子板と、この中継端子板に先端が接続された多芯ケーブ
ルの先端部とがそれぞれ収容され、かつ上記ゲージ収納
部材の閉塞側内端面との間に弾性部材を内挿した状態で
所定の弾性を有するモールド材で一体にモールドするこ
とによって、防塵機能、防湿機能、障害物からの防護機
能を果たすと共に、断線事故の防止機能を果たさせてい
る。
部材、取付け部材によってガードされ、ゲージ収納部材
の開口部分においては、モールド材にて覆われているた
めに、防湿、防塵、耐水、耐油、耐衝撃性等に優れ、ま
た、非常に弱い状態にあるゲージリードも上述のモール
ド材にて一体にモールドされているので切断等の事故が
発生しないことになる。
図面を用いて詳細に説明する。図1ないし図3は、本発
明の実施の形態の1つを示すプロテクタ付きひずみゲー
ジの外観を示すもので、図1が平面図、図2が底面図、
図3が右側面図である。プロテクタ付きひずみゲージ1
00の本体部21に接続されている多芯ケーブル22
は、図示しないひずみ計等の外部計測器にひずみゲージ
出力を伝達するためのもので、図示せずもその一端末部
に外部計測器に電気接続させるためのコネクタが接続さ
れ、他端末部に蛇腹状のフレキシブルな保護チューブ2
3が被せられて、防水と防塵がなされた水密状態で本体
部21に接続されている。
を有するシースの中にシールド導体が収納されその中に
4本または6本の芯線が収納されている。このような多
芯ケーブル22の上記他端末部に被せられた保護チュー
ブ23は、耐熱性と耐油性と耐圧性と耐振性を有し、か
つブチルゴム等のシール剤に対する馴染みが良好なコル
ゲートチューブで形成され、外部振動や衝撃を多芯ケー
ブル22に直接与えずに和らげて与えたり、多芯ケーブ
ル22が動かされるときの根元の屈曲半径を大きくして
ケーブル破断を防止するようにするものである。
す本体部21のA部分を破断し拡大して図5に示すよう
に、保護チューブ23が被せられた多芯ケーブル22の
端末から突出するケーブル芯線24の根元部分を適宜の
接着剤あるいは、ブチルゴムのようなシール材でもって
シール処理を施して水密状態にしたシール部23Aを有
し、このシール部23Aより突出する複数(本例では4
本)のケーブル芯線24のそれぞれの先端が、中継端子
板25に導体膜としてパターン形成された複数(本例で
は6個)の端子タブ26のそれぞれに半田付けでもって
接続されている。
するためのひずみゲージ27を有していて、このひずみ
ゲージ27のベースを形成するポリイミド製の薄板に、
例えば銅・ニッケル合金あるいはニッケル・クロム合金
で薄膜形成されたゲージ素子28(図2参照)の両端に
ゲージ素子28と同一材質で一体に薄膜形成されたゲー
ジタブ29(図5参照)には、銅線の細線でなるゲージ
リード30(図4ないし図8参照)の一端が電気接続さ
れ、このゲージリード30の他端は中継端子板25の複
数の端子タブ26にそれぞれ接続されている。
口端面31Aを有して筒状(四角筒状)に形成されてい
る。このゲージ収納部材31は、図4に示すように、帯
状のステンレス鋼(例えばSUS304)を略長方形に
折り曲げ加工を施してある。但し、四辺のうちの一辺の
み長く延長されて余長部31Dが形成され、また、この
辺と隣接する一辺は、前述の保護チューブ23の直径よ
り僅かに大きい切欠部31Bが形成してある。この切欠
部31Bに保護チューブ23の端部が位置されると共に
余長部31Dによって側面がガイドされることになる。
さらに、このゲージ収納部材31の開口端面31Aの内
部にはモールド体32が収納されることになる。
モールド治具を用いて次のように行われる。先ず、多芯
ケーブル22の先端から突出するケーブル芯線24を中
継端子板25の端子タブ26の一端に半田接続し、この
端子タブ26の他端にひずみゲージ27のゲージリード
30を半田接続し、これらの半田接続部分に付着したフ
ラックス等の異物を洗浄する。
スがゲージ収納部材31の開口端面31Aより僅かに突
出するように治具の所定部位に、例えば両面粘着テープ
により仮固定状態で配置し、多芯ケーブル22の端末
部、即ち保護チューブ23のシール部23Aをゲージ収
納部材31の切欠部31Bにクランプ部材により仮固定
状態で位置させ、複数のケーブル芯線24が接続された
中継端子板25を、ひずみゲージ27の上部に位置する
ように配置する。このときひずみゲージ27と中継端子
板25の間に位置するゲージリード30は、切断防止の
ためにS字状の緩やかな余裕長さを有して配設されてい
る。
ジ収納部材31の開口端面31Aの外周形状より小さな
外周に亘って環状に形成された横断面形状が三角形状を
呈する突起条32Aを形成するように治具が配設され、
その突起条32Aの周囲には一段と低くなった囲繞空間
31Cが形成されるようになっている。また、この囲繞
空間31Cの上部には取付け部材33の中間部33Aの
内壁側に穿孔される逃げ孔32Bが形成されている。な
お、この囲繞空間31Cには、後程に、突起条32Aと
ゲージ収納部材31の側部内壁との間に粘弾性が高い、
例えばブチルゴムのようなシール部材36が充填される
ことになり、このときの余剰分が逃げ孔32Bに導かれ
ることになる。
弾性部材37は、治具により取付け部材33の中間部3
3Aの内壁に付き当てられた状態で、例えば両面粘着テ
ープで仮固定されている。このように、ひずみゲージ2
7、中継端子板25、ケーブル芯線24、保護チューブ
23、シール部23A、ゲージリード30、弾性部材3
7等が図示しないモールド治具でゲージ収納部材31の
内部に仮固定された状態で充填口34からエポキシ樹脂
を充填する。
しい位置まで充填すると、ゲージ収納部材31の内部
に、ひずみゲージ27が該ゲージ収納部材31の開口面
31Aより僅かに突出するように配置され、多芯ケーブ
ル22の端末部と、複数のケーブル芯線24と、中継端
子板25と、ゲージリード30と、ひずみゲージ27と
を、所定の弾性を有する材質、例えばエポキシ樹脂で上
記ゲージ収納部材31における開口面31Aとは反対面
側に空隙を有して一体にモールドされたモールド体32
が形成されることになる。
33の中間部33Aにおける内壁面とモールド体32の
上面との間の空隙部31Cに円柱状シリコンゴムでなる
弾性部材37がその中心軸がひずみゲージ27の中心軸
に一致した状態で介挿されることになる。また、シール
部材36が突起条32Aとゲージ収納部材31の側壁と
の間に充填され、ゲージ収納部材31を被測定対象物に
取り付けるときに圧縮された該シール部材36を逃がす
ための逃げ孔32Bがモールド体32に形成されること
になる。尚、充填材が充填口34から所定量充填された
後、その充填口34は、銘板33Fにより封鎖される。
る。この取付け部材33は、前述のゲージ収納部材31
の材質と同様のステンレス鋼(SUS304)の帯状の
板をその長手方向の先端のそれぞれを垂直に折り曲げ加
工したものであり、中間部33Aの裏面にゲージ収納部
材31の開口端面31Aとは反対面側(図4において
は、上面側)を当接した状態でスポット溶接で仮止め
し、その後、両者の接合面を、ニッケルによる鑞付手段
を用いて固定する。この中間部33Aから互いに異なる
方向のそれぞれに延長されるようにして、被測定対象物
に上記ゲージ収納部材を取り付ける取付部33Bおよび
33Bが形成されている。
に取り付けるためのスタッドボルト51が挿通される2
つのねじ挿通孔35、35を有し、その取付部33B、
33Bに延出してゲージ収納部材31の開口面31A側
に略直角に折り曲げられ、その折り曲げ部の先端が上記
ゲージ収納部材の上記開口端面31Aの位置より僅かに
短く形成された2つのストッパ部33C、33Dを有し
ている。この2つのストッパ部33C、33Dのうちの
ストッパ部33Dは、多芯ケーブル22の保護チューブ
23に対応する部位が切り欠かかれていて、この切欠部
33Eとゲージ収納部材31の余長部31Dで囲われる
部分の第1の保護チューブガイドに多芯ケーブル22の
保護チューブ23がガイドされることになる。
100を被測定対象物50に取り付ける場合には、ひず
みゲージ27のゲージベースに接着剤の適量を塗付し、
被測定対象物50に立設固定された2本のスタッドボル
ト51のそれぞれをねじ挿通孔35に通し、そのスタッ
ドボルト51の上部に平ワッシャ52とスプリングワッ
シャ53を位置させナット54でもって締め付ける。
チを、例えば80kg・cmにセットして行い、このセット
値で締め付けることにより、ひずみゲージ27の押圧力
が3kg/cm2 に自動的になる。即ち、この締め付けによ
ってゲージ収納部材31の開口面31Aが被測定面に当
接されたところで止まり、これにより開口面31Aより
突出するひずみゲージ27がその内部に押されることに
なり、ひずみゲージ27に対して加圧力が生じる。この
加圧力は、モールド体32の樹脂充填量および開口面3
1Aからの突出寸法を予め設定することによって調整す
ることが可能である。
心から外側に向かう方向の加圧力が生じるようにひずみ
ゲージ27の軸と一致させて弾性部材37が介在されて
いるので、これにより、ひずみゲージ27のゲージベー
スに塗布された接着剤のうちの余計な分が外側に押し出
されることになる。そして、この押し出された接着剤
は、突起条32Aが被測定対象物50の面に押圧状態で
シールされているためにシール部材36側に漏れ出すこ
とがない。
によってシール部材36が圧縮されるが、この圧縮され
た部分は、突起条32Aの存在によりひずみゲージ27
側に漏れ出すことがなく、しかも逃げ孔32Bの存在に
よりこの逃げ孔32Bに導かれるので、加圧時にひずみ
ゲージ27が上へ押し上げられ接着不良を起こすことを
防いでいる。
め付けが完了したときには、ゲージ収納部材31の開口
面31Aの外枠部が被測定面に当接されたところで止ま
り、かつストッパ部33Cとストッパ部33Dのそれぞ
れの先端が僅かに被測定対象物50の測定面から離れた
状態(例えば1.5mm)にある。そして、何らかの原因
で締め付けトルクが増大してしまった時には、ストッパ
部33Cとストッパ部33Dのそれぞれの先端が被測定
対象物50に当接するので、ひずみゲージ27などが一
体化されたモールド体32やゲージ収納部材31等々の
部材保護を行うことができるのである。
いては、プロテクタ付きひずみゲージが帯状の板材を折
り曲げ加工することによってゲージ収納部材31と取付
け部材33でなる本体部21を作成しているため、材料
費が安値であるばかりでなく加工費も安値であるので、
従来のような鋳込み型やダイキャスト型のものに比して
大幅なコストダウンを図ることができる。
ひずみゲージが使用されても、ひずみゲージ27のゲー
ジ素子28とケーブル芯線24とを接続するゲージリー
ド30、並びに、多芯ケーブル22のケーブル芯線24
の部分が全て充填剤によって充填被覆されて一体化され
たモールド体32とされているために、振動によってゲ
ージリード30に疲労が蓄積して断線事故が生じたり、
ひずみゲージ27の検出出力に誤差成分が混入すること
がないと共に、ゲージ収納部材31内のモールド体32
の上部に空隙部31Cが存在するので、モールド体32
は、外周のみ固定され、中間部が自由に撓むことがで
き、取り付け時に当該部分に過度のストレスが掛ってし
まう状態であってもその逃げがなされるので各部材に悪
影響を与えることがない。
加工することによってゲージ収納部材31と取付け部材
33を形成するようにしているので、ダイキャストや鋳
物に比べて全体重量を軽くすることができ、これに伴っ
て、慣性モーメントの値が非常に小さくなるので、耐振
性が向上し、振動下でも高精度のひずみ測定を行うこと
ができる。また、ひずみゲージ27を被測定対象物50
に取り付け固定する部材であるスタッドボルト51がそ
の本体部21の平坦な上面に位置されるので、その作業
スペースを制限する部材が近傍に存在しないので締め付
け作業の作業スペースを広くでき、作業能率を向上させ
ることができる。
0の引き出す方向が従来のように一方向に限定されるこ
となく、あらゆる方向であってもよいので市販のどのよ
うなひずみゲージも使用することができる。また、ひず
みゲージ27を実際に被測定対象物50に取り付けると
きに、当該ひずみゲージ27のゲージベースに液状の接
着剤を塗布して被測定物の被測定面に押さえ付ける際
に、その接着剤が周囲に流れ出しても、その近傍にある
シール部材36側に侵入してシール特性を損なわせるこ
とがなく、逆に、シール部材36がひずみゲージのゲー
ジベース側に侵入してひずみゲージの接着性を悪くした
り、クリープ特性等に悪影響を与えることが防止され
る。
付けられる被測定対象物50の具体例としては、図9に
示すように車両の駆動軸(いわゆるプロペラシャフト)
55によって駆動されるディファレンシャルギア部56
の側部が積載重量に応じて弾性変形するという性質があ
ることに着目し、ディファレンシャルギア部56のギア
ケースの前面部に2本のスタッドボルト51を立設固定
し、このスタッドボルト51に本体部21のねじ挿通孔
35(図9には図示せず)を挿通してナット54でもっ
て本体部21をディファレンシャルギア部56に固定す
ればディファレンシャルギア部56に生じるひずみ、即
ち、車両の自重に応じた剪断ひずみ(曲げひずみでも良
い)を前述同様に検出することによって車両の自重測定
を行うことができる。
定されたプロテクタ付きひずみゲージの本体部21に
は、走行道路面から泥、砂、小石等の異物が跳ね上げら
れこれらがプロテクタ付きひずみゲージに当たる可能性
が大きいが、このような悪い環境下においても、ひずみ
ゲージ27がゲージ収納部材31並びに取付け部材33
によってガードされているので破損事故等が生じること
がない。
部21を被測定対象物に取付け固定する形態としては前
述のように、スタッドボルト51を被測定対象物に植設
固定する形態の他に、図10に示すようにステンレス鋼
の帯材でなるクランプバンド58を用いて固定してもよ
い。この方法は、スタッドボルトが溶接できない場合に
有効である。即ち、この例は、車両の前軸部57のひず
み(剪断ひずみまたは曲げひずみ)が積載重量に応じて
弾性変形するという性質があるのでこれに着目して車両
の自重に応じたひずみを前述同様に検出することによっ
て車両の自重測定を行うことができる。
に位置させてクランプバンド58をねじ挿通孔35部分
に位置させ、締付け部59によってクランプバンド58
を巻き取ることによって所定の締付力が与えられ前述同
様にしてひずみゲージ27(図10には図示せず)を前
軸部57の被測定面に所定の押圧力で接着固定すること
ができる。
形態は、いずれも被測定対象物の被測定面が平面である
例を示しているが、図11に示すように丸棒状あるいは
円筒状の被測定対象物60の被測定面が凸面である場合
にも適用できる。即ち、被測定対象物60の長手方向に
2本のスタッドボルト51を植設し、これに本体部21
を取り付けて前述同様にナット54による締め付けを行
うと、ゲージ収納部材31の開口面31Aを形成する4
辺のうちの、被測定対象物60の長手方向に直交する2
つの辺の中央部が被測定対象物60の外面に当接し、ま
た、被測定対象物60の長手方向に直交する2つのスト
ッパ部33C,33Dが該被測定対象物60の周面より
僅かに浮き上がった状態で固定される。
32として一体にモールドされ、弾性部材37による押
圧力が該ひずみゲージ27の中心軸方向に与えられてい
るのために該ひずみゲージ27のゲージベースが被測定
対象物60のと凸面に密接して接着剤により添着される
ので安定したひずみ出力を得ることができる。因に、当
該凸面の曲率Rは、取付け部材33の全体形状が30mm
幅で55mmの長さであった場合には、100mmまで安定
に固定することができる。
の形態に限定されることなくその要旨を逸脱しない範囲
内で種々の変形した実施の形態でも良いことは勿論であ
る。例えば、ゲージ収納部材の形状は、角筒型となって
いるが、円筒状であったり楕円筒状であってもよく、任
意の形状を採用することができる。また、取付け部材3
3の長手方向に有するストッパ部33Cとストッパ部3
3Dは、異物のガードの機能を付加的に有しているが、
このガード部分は、当該長手方向に直交する方向にも形
成したり、当該長手方向に直交する方向のみに形成して
もよい。
部材33が別部材として設けられ、スポット溶接、鑞付
加工等によって一体化しているが、取付け部材にゲージ
収納部材が一体になるように構成してもよい。また、モ
ールド体を形成するための手段は、全くの任意であり、
要はひずみゲージとゲージタブとゲージリードと多芯ケ
ーブルとケーブル芯線と中継端子板と端子タブ等から成
る結線部材が所定の電気接続がされた状態で、かつ所定
の位置関係を維持した状態でその全体が被覆されるよう
にすればよいのである。
定対象物への取り付けは、上述した実施の形態において
は、被測定対象物にスタッドボルトを植設し、ナットを
用いて固定するようにしているが、被測定対象物にめね
じを形成し、このめねじに本体部をボルトを介して固定
するようにしてもよく、被測定対象物の態様によっては
本体部にボルトを固定し、被測定対象物の側からナット
で固定するようにしてもよい。
よれば第1に、大きな振動環境下で使用されてもひずみ
ゲージのゲージ素子と多芯ケーブルの芯線とを接続する
結線部材としてのゲージリード、中継端子板および多芯
ケーブルの先端部のすべてを弾性を有するモールド材に
よってゲージ収納部材内に一体にモールドするように構
成したから、ゲージリードや芯線が振動を受けても疲労
によって断線したりすることがなく、また、ひずみゲー
ジの取付時に不用意にゲージリードやリード線が引張ら
れて断線せしめるような虞れが全くなく、さらには、モ
ールド化された上記ひずみゲージや結線部材ゲージ収納
部材によってガードされているから、例えば自重計のよ
うに泥、砂、小石等の異物が当るような過酷の環境下で
使用されても破壊や故障を生ずる虞のないプロテクタ付
きひずみゲージを提供することができる。
面より僅かに突出した状態でひずみゲージが、ゲージリ
ード、中継端子板多芯ケーブルの先端部と共に弾性を有
するモールドでモールド化され、このモールド体とゲー
ジ収納部材の閉塞側内端面との間に弾性部材を介挿させ
てあるので、ひずみゲージを被測定対象物に接着剤を用
いて添着する際に、ひずみゲージの接着面には一定の押
圧力が加わった状態で接着剤が硬化することになるか
ら、ひずみゲージを被測定対象物に安定的且つ確実に添
着し得るプロテクタ付きひずみゲージを提供することが
できる。
固定するための取り付け部材は、板部材をもって形成さ
れ、ゲージ収納部材の他端側(開口端と反対側)に中間
部が固着され、その中間部から互いに異なる方向に延設
して取付部を形成し、その取付部に固定ねじが挿通され
るねじ挿通孔を穿設してあるから、上記固定ねじにナッ
トを螺合して締め付ける際の作業空間が広く、締付作業
を容易且つ迅速に行い得るプロテクタ付きひずみゲージ
を提供することができる。
に、ゲージ収納部材の開口端面側に略直角に折曲し、そ
の折曲部の先端が上記開口端面より所定量短く形成され
たストッパ部を設けてあるから、固定ねじに螺合された
ナットを不用意に締め付け過ぎた場合、ストッパ部が被
測定対象物に当接してストッパの役目を果たすので、過
大な締め付けを防止し得るプロテクタ付きひずみゲージ
を提供することができる。
共に薄い帯板材より形成されるものであるため、軽量で
安価であると共に小型に構成でき、従って振動下におい
てひずみを測定するような場合でも、このプロテクタ付
きひずみゲージは軽量で慣性モーメントを小さく抑えら
れるから、ひずみゲージの取付けによるひずみの検出へ
の影響は実質的に受けない耐振性の良いプロテクタ付き
ひずみゲージを提供することができる。
一体的にモールドされるから、ゲージタブに接続された
ゲージリードの引き出し方向の制約を受けないことか
ら、どのようなひずみゲージでも使用でき、従来のよう
に特定のひずみゲージしか使用し得なかったものに比
べ、汎用性が高く、コスト、精度の面で極めて有利なプ
ロテクタ付きひずみゲージを提供することができる。
ゲージを囲繞するように環状に形成された断面三角形状
の突起条を形成したから、ひずみゲージのゲージベース
に液状の接着剤を塗布して被測定物の被測定面に押さえ
付ける際に、その接着剤が周囲に流れても、突起条で阻
止し、その近傍にあるシール部材に流出してシール特性
を損なわせることがなく、また、突起条は、シール部材
がひずみゲージのゲージベース側に侵入するのを阻止し
て、接着性を阻害するのを適切に防止、極めて高い防湿
性を発揮し得るプロテクタ付きひずみゲージを提供する
ことができる。
ずみゲージの外観を示す平面図である。
ずみゲージの外観を示す底面図である。
ずみゲージの外観を示す右側図である。
ずみゲージの要部の分解斜視図である。
を破断し、拡大して示す拡大図である。
ずみゲージの背面を拡大して示す背面図である。
部を拡大して示す平面図である。
部を拡大して示す正面図である。
ずみゲージの取付け態様の一例を示す斜視図である。
ひずみゲージの取付け態様の他例を示す斜視図である。
被測定対象物が曲面部である例を示す斜視図である。
示す縦断側面図である。
示す底面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 被測定対象物に添着された状態でその周
囲をプロテクタで覆い得るようにしたプロテクタ付きひ
ずみゲージにおいて、一端側が開口され他端側が取付け
部材で閉塞された略筒状を呈するゲージ収納部材の中
に、上記一端側の開口端面より僅かに突出するように配
置されたひずみゲージと、このひずみゲージのゲージタ
ブに一端が接続されたゲージリードと、このゲージリー
ドの他端に接続された中継端子板と、この中継端子板に
先端が接続された多芯ケーブルの先端部とがそれぞれ収
容され、かつ上記ゲージ収納部材の閉塞側内端面との間
に弾性部材を介挿した状態で所定の弾性を有するモール
ド材で一体にモールドされていることを特徴とするプロ
テクタ付きひずみゲージ。 - 【請求項2】 被測定対象物に添着された状態でその周
囲をプロテクタで覆い得るようにしたプロテクタ付きひ
ずみゲージにおいて、外部の電気計測器にひずみゲージ
のひずみ検出出力を伝達するための多芯ケーブルと、 複数の端子タブを有し該端子タブのそれぞれの一端に上
記多芯ケーブルの端末部から突出される複数のケーブル
芯線が電気接続された中継端子板と、 ゲージ素子の両端に設けられたゲージタブに接続された
ゲージリードを介して上記中継端子板の複数の端子タブ
の他端に接続されたひずみゲージと、 少なくとも一端側が開口された略筒状を呈するゲージ収
納部材と、 中間部がこのゲージ収納部材の他端側に固着され、該中
間部から互いに異なる方向にそれぞれ延設され、被測定
対象物に上記ゲージ収納部材を取り付ける取付部を有す
る取付け部材と、 上記ゲージ収納部材の内部に、上記ひずみゲージを該ゲ
ージ収納部材の開口面より僅かに突出するように配置し
た状態で、上記多芯ケーブルの端末部と、上記複数のケ
ーブル芯線と、上記中継端子板と、上記ゲージリード
と、上記ひずみゲージとを、所定の弾性を有する材質で
上記ゲージ収納部材の他端の内面側に空隙を有して一体
にモールドされたモールド体と、 上記ゲージ収納部材の他端側の内壁面と上記モールド体
の上面との間の空隙に介挿される弾性部材と、 を具備し、 上記ゲージ収納部材の一端側開口端面から突出するひず
みゲージが、上記取付け部材を被測定対象物に取り付け
たときに、上記弾性部材の弾性力が付加された状態で被
測定対象面に上記ひずみゲージが圧接されるように構成
したことを特徴とするプロテクタ付きひずみゲージ。 - 【請求項3】 上記取付け部材は、板材でなり、上記ゲ
ージ収納部材の他端側に中間部が固着され、該中間部か
ら互いに異なる方向のそれぞれにには、該ゲージ収納部
材を被測定対象物に取り付けるための固定ねじが挿通さ
れるねじ挿通孔を有する取付部が延設されると共に、こ
の取付部からさらに延設された部分が上記ゲージ収納部
材の上記開口面側に略直角に折り曲げられ、その折り曲
げ部の先端が上記ゲージ収納部材の上記開口面の位置に
より所定量短く形成されたストッパ部とを有して構成さ
れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
のプロテクタ付きひずみゲージ。 - 【請求項4】 ゲージ収納部材の内部に収納されたモー
ルド体におけるひずみゲージの配設面に、ひずみゲージ
を囲繞するように該ゲージ収納部材の開口端の内周より
小さな外周に沿うように環状に形成された突起条が形成
されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
載のプロテクタ付きひずみゲージ。 - 【請求項5】 環状に形成された突起条とゲージ収納部
材の側壁との間にブチルゴムのような粘弾性が高いシー
ル部材が充填されていることを特徴とする請求項4記載
のプロテクタ付きひずみゲージ。 - 【請求項6】 シール部材が突起条とゲージ収納部材の
側壁との間に充填され、ゲージ収納部材を被測定対象物
に取り付けるときに圧縮された該シール部材の余剰分を
逃がすための逃げ孔がモールド体に形成されていること
を特徴とする請求項5記載のプロテクタ付きひずみゲー
ジ。 - 【請求項7】 一端側が開口され他端側が取付け部材で
閉塞された略角筒状を呈するゲージ収納部材は、1つの
側面に多芯ケーブルを被覆するベロース状の保護チュー
ブが挿通される切欠部が形成され、該切欠部が形成され
た側面に隣接する側面を所定長延長させて第1の保護チ
ューブガイドが形成されて成り、 上記取付け部材は、1枚の板材より成り、中間部が上記
ゲージ収納部材の他端側の閉塞蓋として形成され、その
中間部から互いに離反する方向に延設され、かつ上記ゲ
ージ収納部材を被測定対象物に取り付けるための固定ね
じが挿通されるねじ挿通孔がそれぞれ穿設された第1お
よび第2の取付部が形成され、さらに、これら第1およ
び第2の取付部の先端側がそれぞれ延設され上記ゲージ
収納部材の一端側に略直角に折り曲げられ、その折り曲
げ部の長さが上記ゲージ収納部材の長さより僅かに短く
設定された第1および第2のストッパ部材が形成され、
この第1および第2のストッパ部材の一方に上記保護チ
ューブが挿通される部分を切欠いて第2の保護チューブ
ガイドが形成されて成ることを特徴とする請求項1ない
し請求項4のいずれか1項に記載のプロテクタ付きひず
みゲージ。
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JP2006200940A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Japan Atom Power Co Ltd:The | 歪み測定センサ及び弁開閉検出用センサ |
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1995
- 1995-08-10 JP JP22456795A patent/JP3549132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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