JPH0952957A - 竹炭混入合成樹脂成形体、枕又はクッション用充填材、マットレスおよび塗料 - Google Patents

竹炭混入合成樹脂成形体、枕又はクッション用充填材、マットレスおよび塗料

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JPH0952957A
JPH0952957A JP22711095A JP22711095A JPH0952957A JP H0952957 A JPH0952957 A JP H0952957A JP 22711095 A JP22711095 A JP 22711095A JP 22711095 A JP22711095 A JP 22711095A JP H0952957 A JPH0952957 A JP H0952957A
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JP
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synthetic resin
bamboo
bamboo charcoal
mixed
coating material
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JP22711095A
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Junichi Sagawa
川 順 一 佐
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、竹炭混入合成樹脂およびこれを含
有する寝装製品および塗料に関し、重合体中に竹炭粉末
を混合成形することにより、遠赤外線による細胞の活性
化作用と竹による健康増進波動などの発振作用による効
果を同時に奏することを目的とする。 【解決手段】 竹炭粉末またはこれと海藻炭粉末とを5
〜30重量%混合して成形した竹炭混入合成樹脂成形体
を製造し、この竹炭混入合成樹脂成形体を枕用充填材、
マットレス、塗料に使用する。竹炭混入合成樹脂が遠赤
外線放射性能と健康増進波動発振作用を有し、寝装製品
や塗料に保温および健康増進効果を発揮させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹炭混入合成樹脂
およびこれを含有する寝装製品および塗料に関し、特に
就寝時に健康を増進し、着座した時に温暖感を与える竹
炭混入合成樹脂成形体を含んだ枕、クッション、マット
レスなどの寝装品およびベンチ等用の塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より遠赤外線は、細胞の活性化、成
長促進、血液の増加、水を浄化するなど人体への良い影
響を有することが知られている。このような人体にとっ
て直接的に有効に働きかけるのは、波長4〜1000ミ
クロンの遠赤外線の中でも特に8〜14ミクロンの波長
域に当たるものだけである。
【0003】この理由は、水は水分子の集団であるが、
水分子は最低5個以上の分子が集まり、常にクラスター
と呼ばれる集団を構成していて、この集団が小さくなる
と水分子が活性化して活動が活発になるという特性を持
っており、上記の8〜14ミクロンという波長域が、こ
の水分に作用して共鳴・共振させ集団を小さくして分子
運動を活発にさせるからである。また、タンパク質、す
なわち人体の主成分である有機化合物が最もよく吸収す
る波長帯も8〜14ミクロンである。これらの結果、細
胞全体の活性化が図られ、新陳代謝を促し、体に効果的
に働きかけるからである。
【0004】このような遠赤外線を効率よく放射して保
温性および健康増進性を図る目的で、繊維中にセラミッ
クス粉末を含有させた繊維、このセラミックス含有繊維
の遠赤外線放射効率を更に高めるために触媒としてプラ
チナ粉末を少量添加混合した繊維、木炭や竹炭の粉末を
含有させた繊維がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の遠赤外線放射性繊維にあっては、その形態が
繊維状であったため、その用途も織物、編物、不織布等
の応用分野、すなわち衣料品、中詰綿等に限定され、幅
広い用途への展開が望めないという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、上記の特定の波長の遠赤外線の持
つ保温作用と健康増進作用に加えて、竹に起因するスト
レス波動、アルファー波、アレルギー波動などの作用を
利用して更に高い健康増進作用を望めると同時に、広い
用途展開が可能である竹炭混入合成樹脂成形体およびそ
の応用製品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
竹炭粉末を5〜30重量%混合成形したことを特徴とす
る竹炭混入合成樹脂成形体であり、請求項2記載の発明
は、竹炭粉末と海藻炭粉末とを合計5〜30重量%混合
成形したことを特徴とする竹炭混入合成樹脂成形体であ
り、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の竹
炭混入合成樹脂成形体を含むことを特徴とする枕または
クッション用充填材であり、請求項4記載の発明は、請
求項1または2記載の竹炭混入合成樹脂成形体を含有し
てなることを特徴とするマットレスであり、請求項5記
載の発明は、請求項1または2記載の竹炭混入合成樹脂
成形体を含有してなることを特徴とする塗料である。
【0008】本発明において使用する竹炭は、木炭の製
造と同様の方法で孟宗竹や眞竹を炭化したものであって
よく、その比表面積は750〜850m2 /gであり、
クヌギ、コナラ、カシなど、ナラ類を炭化した黒炭と称
せられる普通の木炭の250m2 /gは勿論、カタズミ
と称せられる白炭の代表である備長炭の約700m2
gと比べても比表面積が大きいことが特徴である。した
がって、竹炭は木炭より遠赤外線を強力に放射する性能
があり、その結果、水のクラスターを微細化する作用が
強い。その上、上記のように、ストレス波動、アルファ
ー波、アレルギー波動発振性を有するので健康増進に貢
献する広範な用途展開を意図する本発明の目的のために
極めて好ましいものである。この竹炭は微粉化して合成
樹脂中へ混合する。
【0009】本発明において使用する合成樹脂を構成す
る重合体は、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィ
ン、例えばポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂をはじめ、ユ
リア樹脂、エボキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂など
の熱硬化性樹脂が特に限定されることなく使用される。
これらの合成樹脂は、樹脂そのままあるいはガラス繊維
強化不飽和ポリエステル樹脂のようなFRPとして使用
される。
【0010】竹炭は、上記合成樹脂中へ5〜30重量%
混合される。なお、本発明においては、海藻を炭化した
海藻炭も竹炭と同様に比表面積が大きく、遠赤外線放射
性能が強いため、竹炭を一部代替えして合成樹脂中へ両
者合計して5〜30重量%混合することができる。な
お、合成樹脂中の竹炭等の量が5重量%未満では、遠赤
外線放射性能や前記健康増進に貢献する波動が弱まり所
期の効果が得られなくなる。一方、30重量%を越える
と合成樹脂成形体の強度が不足して使用中に破壊するな
どの不都合を生じる。
【0011】また、木炭製造の際の炭焼きの煙から得ら
れる木酢液と同様に、孟宗竹や真竹を焼いて竹炭を製造
する際、きわだ煙から抽出される竹酢液も消臭作用、農
業用としての肥料の吸収促進、病虫害防除作用、発芽、
発根、生長促進作用、医療用としての水虫や各種皮膚
病、肝臓病、更に糖尿病の治療効果を有することが知ら
れている。したがって、前記竹炭や海藻炭にこの竹酢液
を吸着させて使用することは、本発明の目的を達成する
ために好ましいことである。
【0012】前記の竹炭粉末や竹炭粉末と海藻炭粉末と
を5〜30重量%混合した合成樹脂は、既知の成形手段
によりビーズ状、円筒状、球状、円柱状等所望の形状に
成形される。その大きさは、使用用途に応じて決定すれ
ばよく、枕やクッションの充填材として使用する場合に
は、例えば球状の場合には直径1〜3cmに形成し、こ
れら寸法の異なる球体を適宜混合使用する。また、マッ
トレスに使用する場合には、ウレタンフォームや発泡ス
チロール等の発泡樹脂に成形することが好ましい。更
に、塗料に使用する場合には、平滑な表面に仕上がるよ
うに微粉状であることが望ましい。
【0013】なお、これらの竹炭混入合成樹脂成形体は
単独でも十分効果を発揮するものであるが、例えば枕用
の充填材として使用する場合は、桧などの芳香放出木質
材料の球体と混合併用することにより、精神を安定さ
せ、気分をやわらげる働きも加わり、前記の健康増進作
用に加えて、芳香の放散効果により快適な睡眠が可能に
なる。さらに、充填機がビーズや円筒などの筒体に形成
され、その中空孔部に抗菌剤や防湿剤の粒子を含有せし
めれば、汗に起因するカビ、湿気、悪臭の発生や虫がわ
くことを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により説明
する。 実施例 1 この実施例は、本発明を、枕用充填材に応用したもので
ある。竹炭粉末をポリエチレンペレットに対して30重
量%添加して常法に従って直径約1.2cmの数珠玉状
ビーズに成形した。この竹炭粉末混入ビーズを幅30c
m、長さ45cmの木綿袋に詰め、端を綿糸で縫って閉
じ、布製のカバーをかけ、枕とした。竹炭の持つ吸臭作
用と相俟って汗による悪臭が吸収され、健康増進性と快
適な睡眠性の向上した枕が得られた。
【0015】実施例 2 この実施例は、本発明を、マットレスの製造に応用した
ものである。竹炭粉末2対海藻炭粉末1の混合物を15
重量%を分散混合したポリウレタン樹脂を常法に従って
発泡成形して得たウレタンフォームに、布製のカバーを
かけてマットレスとした。竹炭粉末と海藻炭粉末の持つ
遠赤外線放射性能および竹炭のアルファー波等の発振性
により、安眠ができるだけでなく、細胞が活性化し、血
のめぐりが良くなって、肩こり、腰痛に対しても良好な
効果が得られた。
【0016】実施例 3 この実施例は、本発明を、塗料に応用したものである。
竹炭粉末を緑色合成樹脂塗料に5重量%混合分散して暗
緑色の塗料を得た。この塗料を公園のベンチに塗布した
ところ、単に緑色の塗料を塗布したベンチに比べて、座
ってみてずっと暖かみを感じるベンチが得られた。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、木炭に比べて遠赤外線
放射性能が強い竹炭を混合生成した合成樹脂成形体を使
用するので、遠赤外線による細胞の活性化作用に加え
て、竹が有するストレス波動などの発振作用を併せ持た
すことができ、従来の木炭粉末やセラミック粉末混入合
成樹脂成形体応用製品に比べて保温性と健康増進性を併
せ持つ製品を得ることができる。更に、枕やクッション
あるいはマットレスのような寝装品以外に、塗料など広
い用途に優れた効果を奏することを可能にする。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹炭粉末を5〜30重量%混合成形した
    ことを特徴とする竹炭混入合成樹脂成形体。
  2. 【請求項2】 竹炭粉末と海藻炭粉末とを合計5〜30
    重量%混合成形したことを特徴とする竹炭混入合成樹脂
    成形体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の竹炭混入合成樹
    脂成形体を含むことを特徴とする枕用又はクッション用
    充填材。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の竹炭混入合成樹
    脂成形体を含有してなることを特徴とするマットレス。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の竹炭混入合成樹
    脂成形体を含有してなることを特徴とする塗料。
JP22711095A 1995-08-11 1995-08-11 竹炭混入合成樹脂成形体、枕又はクッション用充填材、マットレスおよび塗料 Pending JPH0952957A (ja)

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