JPH0952618A - 空瓶の整列装置 - Google Patents
空瓶の整列装置Info
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- JPH0952618A JPH0952618A JP20876295A JP20876295A JPH0952618A JP H0952618 A JPH0952618 A JP H0952618A JP 20876295 A JP20876295 A JP 20876295A JP 20876295 A JP20876295 A JP 20876295A JP H0952618 A JPH0952618 A JP H0952618A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理能力が高く、低騒音で瓶が破損しにくい
装置を提供する。 【解決手段】 幅方向に傾斜した移送コンベア1と、移
送コンベア1の低い側に設けられ、移送コンベア1の走
行速度より高速で走行する走行ガイド4とを備え、移送
コンベア1と走行ガイド4のいずれか一方又はこれら双
方は、走行速度の異なる複数の部分1a,1b,1cに
分かれており、これら複数の部分は移送コンベア1の進
行に伴いその走行速度が順次増加するように配置されて
いることを特徴とする空瓶の整列装置。更に、走行ガイ
ド4が、移送コンベア1の進行に伴い移送コンベア1の
低い側から高い側に近づくように配置され、走行ガイド
4と空瓶9との間の摩擦抵抗は、移送コンベア1と空瓶
との間の摩擦抵抗より大きいことを特徴とする空瓶の整
列装置。
装置を提供する。 【解決手段】 幅方向に傾斜した移送コンベア1と、移
送コンベア1の低い側に設けられ、移送コンベア1の走
行速度より高速で走行する走行ガイド4とを備え、移送
コンベア1と走行ガイド4のいずれか一方又はこれら双
方は、走行速度の異なる複数の部分1a,1b,1cに
分かれており、これら複数の部分は移送コンベア1の進
行に伴いその走行速度が順次増加するように配置されて
いることを特徴とする空瓶の整列装置。更に、走行ガイ
ド4が、移送コンベア1の進行に伴い移送コンベア1の
低い側から高い側に近づくように配置され、走行ガイド
4と空瓶9との間の摩擦抵抗は、移送コンベア1と空瓶
との間の摩擦抵抗より大きいことを特徴とする空瓶の整
列装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不燃ゴミである
瓶類を色別等に分別して再生資源として回収するための
前処理等に使用される瓶類の整列装置に関する。
瓶類を色別等に分別して再生資源として回収するための
前処理等に使用される瓶類の整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄瓶等の空瓶の色別回収装置は、色の
識別処理を行う目的から、一般に空瓶をサイズ別に分別
するサイズ分別装置と、その分別した瓶を整列させる整
列装置とを、その前処理装置として備えている必要があ
る。この整列装置は、乱雑に投入された瓶をそれぞれ長
手方向に揃えて、一列に排出する機能が要求される。
識別処理を行う目的から、一般に空瓶をサイズ別に分別
するサイズ分別装置と、その分別した瓶を整列させる整
列装置とを、その前処理装置として備えている必要があ
る。この整列装置は、乱雑に投入された瓶をそれぞれ長
手方向に揃えて、一列に排出する機能が要求される。
【0003】従来の技術としては、特開平5−2774
47号公報記載の振動式コンベアを用いた整列装置があ
る。図3は、この技術による整列装置を示す図である。
図中、9は空瓶、11は振動式コンベア、12はバネ、
13はコンベア基台、14はテーパ通路、15は整列通
路、16は加振機をそれぞれ示す。
47号公報記載の振動式コンベアを用いた整列装置があ
る。図3は、この技術による整列装置を示す図である。
図中、9は空瓶、11は振動式コンベア、12はバネ、
13はコンベア基台、14はテーパ通路、15は整列通
路、16は加振機をそれぞれ示す。
【0004】この整列装置では、振動式コンベア11は
下面をバネ12で支持されたコンベア基台13の上に配
置されている。コンベア基台13の前側には、後方に向
かって幅が狭くなるテーパ通路14が設けられ、コンベ
ア基台13の後側には、幅が一定の整列通路15が設け
られている。コンベア基台13には加振機16が取り付
けられ、加振機16によりコンベア基台13が振動する
と、振動式コンベア11上の空瓶9は、テーパ通路14
の案内により順次同一方向に整列され、その状態で整列
通路15に移動する。
下面をバネ12で支持されたコンベア基台13の上に配
置されている。コンベア基台13の前側には、後方に向
かって幅が狭くなるテーパ通路14が設けられ、コンベ
ア基台13の後側には、幅が一定の整列通路15が設け
られている。コンベア基台13には加振機16が取り付
けられ、加振機16によりコンベア基台13が振動する
と、振動式コンベア11上の空瓶9は、テーパ通路14
の案内により順次同一方向に整列され、その状態で整列
通路15に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−2
77447号公報記載の技術では、振動式コンベアで空
瓶を整列させるので、装置の振動音および空瓶どうしが
ぶつかり合う音が騒音となるという問題があった。ま
た、振動方式のため瓶が破損するという問題があり、特
に処理能力を上げるほど空瓶が破損する割合、即ち破損
率が高くなるという問題があった。この方式による場
合、瓶の破損率は振動コンベア11の振動の振幅、振動
数、振動方向、あるいは通路の形状等により影響され、
特に処理速度を上げるほど、空瓶の動きも速く大きくな
り、破損し易くなる。そのため、従来技術では空瓶の処
理能力の向上には限界があった。
77447号公報記載の技術では、振動式コンベアで空
瓶を整列させるので、装置の振動音および空瓶どうしが
ぶつかり合う音が騒音となるという問題があった。ま
た、振動方式のため瓶が破損するという問題があり、特
に処理能力を上げるほど空瓶が破損する割合、即ち破損
率が高くなるという問題があった。この方式による場
合、瓶の破損率は振動コンベア11の振動の振幅、振動
数、振動方向、あるいは通路の形状等により影響され、
特に処理速度を上げるほど、空瓶の動きも速く大きくな
り、破損し易くなる。そのため、従来技術では空瓶の処
理能力の向上には限界があった。
【0006】この発明は、これらの問題点を解決するた
めになされたもので、騒音の発生や瓶の破損が起こりに
くく、処理能力の向上が可能な空瓶の整列装置を提供す
る。
めになされたもので、騒音の発生や瓶の破損が起こりに
くく、処理能力の向上が可能な空瓶の整列装置を提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、空瓶
を長手方向に整列させる空瓶の整列装置において、
(イ)幅方向に傾斜した移送コンベアと、(ロ)前記移
送コンベアの低い方の片側に設けられ前記移送コンベア
の走行速度より高速で走行する走行ガイドとを備え、
(ハ)前記移送コンベアと前記走行ガイドのいずれか一
方又はこれら双方は、走行速度の異なる複数の部分に分
かれており、(ニ)これら複数の部分は、移送コンベア
の進行に伴いその走行速度が順次増加するように配置さ
れていることを特徴とする空瓶の整列装置である。
を長手方向に整列させる空瓶の整列装置において、
(イ)幅方向に傾斜した移送コンベアと、(ロ)前記移
送コンベアの低い方の片側に設けられ前記移送コンベア
の走行速度より高速で走行する走行ガイドとを備え、
(ハ)前記移送コンベアと前記走行ガイドのいずれか一
方又はこれら双方は、走行速度の異なる複数の部分に分
かれており、(ニ)これら複数の部分は、移送コンベア
の進行に伴いその走行速度が順次増加するように配置さ
れていることを特徴とする空瓶の整列装置である。
【0008】この発明における空瓶の動きについて説明
する。まず、空瓶が移送コンベアに送り込まれる。この
状態では、空瓶の方向は揃っていないが、移送コンベア
が幅方向に傾斜しているので、空瓶は重力により移送コ
ンベアの低い側に移動する。するとそこには走行ガイド
があるので、空瓶は走行ガイドに接触する。
する。まず、空瓶が移送コンベアに送り込まれる。この
状態では、空瓶の方向は揃っていないが、移送コンベア
が幅方向に傾斜しているので、空瓶は重力により移送コ
ンベアの低い側に移動する。するとそこには走行ガイド
があるので、空瓶は走行ガイドに接触する。
【0009】このようにして、空瓶はその胴部側面が移
送コンベアと接触し、その口部又は底部が走行ガイドと
接触している状態となる。すると、これらの接触部は、
接触している移送コンベアと走行ガイドのそれぞれの走
行速度に近い速度で動こうとする。走行ガイドの走行速
度は移送コンベアより高速なので、空瓶の口部又は底部
は胴部より高速で移動することになる。
送コンベアと接触し、その口部又は底部が走行ガイドと
接触している状態となる。すると、これらの接触部は、
接触している移送コンベアと走行ガイドのそれぞれの走
行速度に近い速度で動こうとする。走行ガイドの走行速
度は移送コンベアより高速なので、空瓶の口部又は底部
は胴部より高速で移動することになる。
【0010】その結果、空瓶には口部又は底部が走行ガ
イドの走行方向に向かう方向に旋回し、空瓶の長手方向
が走行ガイドの走行方向に近づいていく。最終的には、
空瓶の胴部が走行ガイドに接触することになり、空瓶の
胴部側面の方向が走行ガイドの走行方向に一致する。こ
のようにして、空瓶が整列される。
イドの走行方向に向かう方向に旋回し、空瓶の長手方向
が走行ガイドの走行方向に近づいていく。最終的には、
空瓶の胴部が走行ガイドに接触することになり、空瓶の
胴部側面の方向が走行ガイドの走行方向に一致する。こ
のようにして、空瓶が整列される。
【0011】一般に、移送コンベア上に投入された時の
空瓶の平均間隔は、空瓶の長さより小さい場合が多い
が、この発明では、走行ガイドにより空瓶の走行速度を
加速することにより、空瓶の平均間隔を空瓶の長さより
大きくできる。このようにして通常は空瓶が互いに重な
ることなく整列される。
空瓶の平均間隔は、空瓶の長さより小さい場合が多い
が、この発明では、走行ガイドにより空瓶の走行速度を
加速することにより、空瓶の平均間隔を空瓶の長さより
大きくできる。このようにして通常は空瓶が互いに重な
ることなく整列される。
【0012】しかし、空瓶の投入が多過ぎる等の理由で
複数の空瓶が重なりあうことも往々にして起こる。そこ
でこの発明では、移送コンベア又は走行ガイドを複数の
部分に分けて多段構成とすることにより解決しており、
以下で説明する。
複数の空瓶が重なりあうことも往々にして起こる。そこ
でこの発明では、移送コンベア又は走行ガイドを複数の
部分に分けて多段構成とすることにより解決しており、
以下で説明する。
【0013】まず、移送コンベアが複数の部分に分かれ
ている場合について、空瓶が1つの部分から後続の部分
に移る際の空瓶の動きに注目する。この際、後続の部分
の方が走行速度が大きくなるよう配置されているので、
重なりあった空瓶の中で先行している空瓶の移動速度が
他より加速される。その結果、空瓶の重なりが解消し空
瓶が整列されるか、そこまで行かない場合でも空瓶の重
なりが少なくなり整列し易くなる。
ている場合について、空瓶が1つの部分から後続の部分
に移る際の空瓶の動きに注目する。この際、後続の部分
の方が走行速度が大きくなるよう配置されているので、
重なりあった空瓶の中で先行している空瓶の移動速度が
他より加速される。その結果、空瓶の重なりが解消し空
瓶が整列されるか、そこまで行かない場合でも空瓶の重
なりが少なくなり整列し易くなる。
【0014】次に、走行ガイドが複数の部分に分かれて
いる場合について、空瓶が1つの部分から後続の部分に
移る際の空瓶の動きに注目する。この際、後続の部分の
方が走行速度が大きくなるよう配置されているので、重
なりあった空瓶の中で走行ガイドに接触している方の空
瓶の移動速度が更に加速される。その結果、空瓶の重な
りが解消され整列されるか、そこまでいかない場合でも
空瓶の重なっている部分の長さが少なくなり整列し易く
なる。
いる場合について、空瓶が1つの部分から後続の部分に
移る際の空瓶の動きに注目する。この際、後続の部分の
方が走行速度が大きくなるよう配置されているので、重
なりあった空瓶の中で走行ガイドに接触している方の空
瓶の移動速度が更に加速される。その結果、空瓶の重な
りが解消され整列されるか、そこまでいかない場合でも
空瓶の重なっている部分の長さが少なくなり整列し易く
なる。
【0015】請求項2の発明は、走行ガイドが、移送コ
ンベアの進行に伴い移送コンベアの高い方の片側へ近付
くように配置され、この走行ガイドと空瓶との間の摩擦
抵抗は、前記移送コンベアと空瓶との間の摩擦抵抗より
大きいことを特徴とする請求項1記載の空瓶の整列装置
である。
ンベアの進行に伴い移送コンベアの高い方の片側へ近付
くように配置され、この走行ガイドと空瓶との間の摩擦
抵抗は、前記移送コンベアと空瓶との間の摩擦抵抗より
大きいことを特徴とする請求項1記載の空瓶の整列装置
である。
【0016】移送コンベアの幅方向の傾斜角が小さい場
合、あるいは傾斜があっても動きにくい角瓶等の空瓶を
処理する場合は、空瓶が移送コンベアの低い側へ動かな
い場合がある。そこでこの発明では、移送コンベアの進
行に伴い、走行ガイドが移送コンベアの高い方の片側に
寄って行くように配置してある。その結果、空瓶は、移
送コンベアの幅方向に移動しにくい場合でも、移送コン
ベアで搬送される内にいずれは走行ガイドと接触するこ
とになる。
合、あるいは傾斜があっても動きにくい角瓶等の空瓶を
処理する場合は、空瓶が移送コンベアの低い側へ動かな
い場合がある。そこでこの発明では、移送コンベアの進
行に伴い、走行ガイドが移送コンベアの高い方の片側に
寄って行くように配置してある。その結果、空瓶は、移
送コンベアの幅方向に移動しにくい場合でも、移送コン
ベアで搬送される内にいずれは走行ガイドと接触するこ
とになる。
【0017】また、走行ガイドと空瓶との間の摩擦抵抗
は、移送コンベアと空瓶との間の摩擦抵抗より大きいの
で、空瓶の移動速度は走行ガイドの走行速度に近い速度
に加速される。すると、空瓶の移送方向の平均間隔は、
走行ガイドと接触する以前の平均間隔よりも、走行ガイ
ドで加速された後は大きくなる。
は、移送コンベアと空瓶との間の摩擦抵抗より大きいの
で、空瓶の移動速度は走行ガイドの走行速度に近い速度
に加速される。すると、空瓶の移送方向の平均間隔は、
走行ガイドと接触する以前の平均間隔よりも、走行ガイ
ドで加速された後は大きくなる。
【0018】請求項3の発明は、移送コンベアが、この
移送コンベアの進行に伴いその走行速度が増加するロー
ラコンベアにより構成されていることを特徴とする請求
項1記載の空瓶の整列装置である。
移送コンベアの進行に伴いその走行速度が増加するロー
ラコンベアにより構成されていることを特徴とする請求
項1記載の空瓶の整列装置である。
【0019】この発明では、移送コンベアをローラコン
ベアで構成しているので、移送コンベアの進行に従って
ローラの移送速度を連続的又は数本ずつのブロック毎に
段階的に加速することができる。また、ローラコンベア
では、これらのブロックを多数設けることにより空瓶の
移動速度が加速される回数を容易に多くすることができ
る。その結果、空瓶の重なりが解消ないしは少なくなる
機会が増えるので、更に整列し易くなる。
ベアで構成しているので、移送コンベアの進行に従って
ローラの移送速度を連続的又は数本ずつのブロック毎に
段階的に加速することができる。また、ローラコンベア
では、これらのブロックを多数設けることにより空瓶の
移動速度が加速される回数を容易に多くすることができ
る。その結果、空瓶の重なりが解消ないしは少なくなる
機会が増えるので、更に整列し易くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の一
例を示す図であり、(a)は配置図、(b)は断面図を
それぞれ示す。図中、1は移送コンベア、添字a,b,
cはその部分、2はガイド板、4は走行ガイド、5は排
出コンベア、9は空瓶をそれぞれ示す。また、θは水平
面に対する移送コンベアの傾斜角度、αは移送コンベア
の移送方向と走行ガイドの走行方向がなす角度、βは移
送コンベアと走行ガイドの双方の面(搬送面)がなす角
度をそれぞれ示す。なお、図1(a)の配置図は、図面
の錯綜を避けるため、移送コンベア1については、その
搬送面に垂直な方向から見た外観を示した。
例を示す図であり、(a)は配置図、(b)は断面図を
それぞれ示す。図中、1は移送コンベア、添字a,b,
cはその部分、2はガイド板、4は走行ガイド、5は排
出コンベア、9は空瓶をそれぞれ示す。また、θは水平
面に対する移送コンベアの傾斜角度、αは移送コンベア
の移送方向と走行ガイドの走行方向がなす角度、βは移
送コンベアと走行ガイドの双方の面(搬送面)がなす角
度をそれぞれ示す。なお、図1(a)の配置図は、図面
の錯綜を避けるため、移送コンベア1については、その
搬送面に垂直な方向から見た外観を示した。
【0021】実施にあたっては、移送コンベア1と走行
ガイド4には、一般に知られている種々の方式の物を用
いることができる。双方とも同じ方式のベルトコンベア
を用いた場合は、双方のベルトの表面の凹凸等を変えた
り材質を変えて、摩擦抵抗が異なるようにすればよい。
ガイド4には、一般に知られている種々の方式の物を用
いることができる。双方とも同じ方式のベルトコンベア
を用いた場合は、双方のベルトの表面の凹凸等を変えた
り材質を変えて、摩擦抵抗が異なるようにすればよい。
【0022】移送コンベア1と走行ガイド4の走行速度
については、走行ガイドの方が高速で運転できるよう、
駆動装置等を選定すればよい。更に、移送コンベアの各
部分1a,1b,1cについては、部分1a、同1b、
同1cの順で、順次走行速度が高速となるよう駆動装置
等を選定あるいは調整しておけばよい。
については、走行ガイドの方が高速で運転できるよう、
駆動装置等を選定すればよい。更に、移送コンベアの各
部分1a,1b,1cについては、部分1a、同1b、
同1cの順で、順次走行速度が高速となるよう駆動装置
等を選定あるいは調整しておけばよい。
【0023】移送コンベアをローラコンベアにより構成
する場合は、移送コンベアの進行に従ってその走行速度
が増加するように駆動装置等を設置する。その場合、ロ
ーラコンベアの個々のローラについて順次走行速度が増
加するようにしてもよいし、また、ローラを数本ずつブ
ロック(この発明でいう「部分」)に分ける方法もあ
る。例えば、同一ブロック(部分)内は同一の走行速度
で駆動し、後続のブロック(部分)の走行速度が前段の
ブロック(部分)の走行速度より高速となるように駆動
装置を配置すればよい。
する場合は、移送コンベアの進行に従ってその走行速度
が増加するように駆動装置等を設置する。その場合、ロ
ーラコンベアの個々のローラについて順次走行速度が増
加するようにしてもよいし、また、ローラを数本ずつブ
ロック(この発明でいう「部分」)に分ける方法もあ
る。例えば、同一ブロック(部分)内は同一の走行速度
で駆動し、後続のブロック(部分)の走行速度が前段の
ブロック(部分)の走行速度より高速となるように駆動
装置を配置すればよい。
【0024】図2はこの発明の実施の形態の他の一例を
示す図である。図中、1は移送コンベア、4は走行ガイ
ド、添字a,bはその部分、その他は図1に同じであ
る。
示す図である。図中、1は移送コンベア、4は走行ガイ
ド、添字a,bはその部分、その他は図1に同じであ
る。
【0025】移送コンベア1と走行ガイド4の走行速度
については、この実施の形態の場合も、走行ガイドの方
が高速で運転できるよう駆動装置等を選定する必要があ
る。また、走行ガイドの各部分4a,4bについては、
部分4a、同4bの順で、順次走行速度が高速となるよ
う走行ガイドの各部分の駆動装置等を選定する必要があ
る。
については、この実施の形態の場合も、走行ガイドの方
が高速で運転できるよう駆動装置等を選定する必要があ
る。また、走行ガイドの各部分4a,4bについては、
部分4a、同4bの順で、順次走行速度が高速となるよ
う走行ガイドの各部分の駆動装置等を選定する必要があ
る。
【0026】以上のようにすれば、この発明を実施でき
るが、更に好ましくは次のようにするとよい。まず、移
送コンベアの幅方向の傾斜角θは、10〜30度とする
ことが望ましい。傾斜角θが下限未満では、空瓶が走行
ガイド側に移動しなくなる場合がある。上限を超える
と、重なり合った空瓶相互の摩擦力が大きくなり1本ず
つ分離しにくくなる。
るが、更に好ましくは次のようにするとよい。まず、移
送コンベアの幅方向の傾斜角θは、10〜30度とする
ことが望ましい。傾斜角θが下限未満では、空瓶が走行
ガイド側に移動しなくなる場合がある。上限を超える
と、重なり合った空瓶相互の摩擦力が大きくなり1本ず
つ分離しにくくなる。
【0027】走行ガイドが移送コンベアの移送方向とな
す角度αは、5〜15度とすることが望ましい。角度α
が下限未満では、走行ガイドと移送コンベアの移送方向
が平行に近くなり、空瓶が走行ガイドに接触しにくくな
り、空瓶を走行ガイドに接触させるためには走行ガイド
と移送コンベアの寸法を長くする必要がある。角度αが
上限を超えると、空瓶が十分整列し終わる前に行ガイド
が移送コンベアの反対側に到達してしまうことがあり、
本来の目的が達せられなくなる。
す角度αは、5〜15度とすることが望ましい。角度α
が下限未満では、走行ガイドと移送コンベアの移送方向
が平行に近くなり、空瓶が走行ガイドに接触しにくくな
り、空瓶を走行ガイドに接触させるためには走行ガイド
と移送コンベアの寸法を長くする必要がある。角度αが
上限を超えると、空瓶が十分整列し終わる前に行ガイド
が移送コンベアの反対側に到達してしまうことがあり、
本来の目的が達せられなくなる。
【0028】走行ガイドと移送コンベアの両者の表面が
なす角度βは、70〜110度とすることが望ましい。
角度βがこの範囲を外れると、走行ガイドの移送コンベ
アの表面からの高さ、即ち有効高さが低くなり(90度
の場合に対して、cosβ倍に低下)、空瓶が走行ガイ
ドを超えて落下する可能性がある。従って、走行コンベ
アの幅を大きくする必要が生じる。
なす角度βは、70〜110度とすることが望ましい。
角度βがこの範囲を外れると、走行ガイドの移送コンベ
アの表面からの高さ、即ち有効高さが低くなり(90度
の場合に対して、cosβ倍に低下)、空瓶が走行ガイ
ドを超えて落下する可能性がある。従って、走行コンベ
アの幅を大きくする必要が生じる。
【0029】また、移送コンベア1の高い側にガイド板
2は無くてもよいが、これを設けておくと、空瓶が移送
コンベアの端から脱落する虞がなくなる。このガイド板
2の材質には特に制限がなく、プラスチック板等で製作
すればよい。但し、このガイド板2は、空瓶の詰まり等
を起こしにくいよう、摩擦抵抗の小さい材質あるいは表
面性状とするのがよい。
2は無くてもよいが、これを設けておくと、空瓶が移送
コンベアの端から脱落する虞がなくなる。このガイド板
2の材質には特に制限がなく、プラスチック板等で製作
すればよい。但し、このガイド板2は、空瓶の詰まり等
を起こしにくいよう、摩擦抵抗の小さい材質あるいは表
面性状とするのがよい。
【0030】
【実施例】図1に示した装置の実施例について、説明す
る。実施例では、移送コンベアの水平面に対する傾斜角
度θは約20°、移送コンベアの走行方向と走行ガイド
の走行方向がなす角度αは約15°、移送コンベアと走
行ガイドの双方の面がなす角度βはほぼ90°とした。
る。実施例では、移送コンベアの水平面に対する傾斜角
度θは約20°、移送コンベアの走行方向と走行ガイド
の走行方向がなす角度αは約15°、移送コンベアと走
行ガイドの双方の面がなす角度βはほぼ90°とした。
【0031】この実施例では、移送コンベア1a,1
b,1cとしてローラコンベアを用いた。これは、摩擦
抵抗を小さくして、コンベア上での空瓶の方向転換(旋
回)を容易とするためである。一方、走行ガイド4には
通常のゴムベルトのコンベアを流用した。ゴムベルトの
コンベアはローラコンベアに比べて、摩擦抵抗が大きい
ことを利用したものである。なお、移送コンベア1a,
1b,1cと走行ガイド4は、いずれも図示しない支持
機構や駆動装置を備えていることは言うまでもない。な
お、ガイド板2は、平滑なプラスチック板で製作した。
従って、摩擦抵抗は十分小さい。
b,1cとしてローラコンベアを用いた。これは、摩擦
抵抗を小さくして、コンベア上での空瓶の方向転換(旋
回)を容易とするためである。一方、走行ガイド4には
通常のゴムベルトのコンベアを流用した。ゴムベルトの
コンベアはローラコンベアに比べて、摩擦抵抗が大きい
ことを利用したものである。なお、移送コンベア1a,
1b,1cと走行ガイド4は、いずれも図示しない支持
機構や駆動装置を備えていることは言うまでもない。な
お、ガイド板2は、平滑なプラスチック板で製作した。
従って、摩擦抵抗は十分小さい。
【0032】実施例における空瓶9の動きは次のように
なった。移送コンベア1の走行(図中、右方向)に伴
い、空瓶9は移送コンベアの低い側(図の下側)に移動
し、空瓶の口部又は底部が走行ガイド4に接触した。次
いで、空瓶9はその口部又は底部が走行ガイドが走行ガ
イドに接触したまま、反対側(底部又は口部)も走行ガ
イドに近付くように動いた。従って、空瓶の軸が走行方
向を向くよう旋回したことになる。最終的には、空瓶9
の胴部が走行ガイド4に接触し、空瓶の胴部側面の方向
と走行ガイドの走行方向が一致した。
なった。移送コンベア1の走行(図中、右方向)に伴
い、空瓶9は移送コンベアの低い側(図の下側)に移動
し、空瓶の口部又は底部が走行ガイド4に接触した。次
いで、空瓶9はその口部又は底部が走行ガイドが走行ガ
イドに接触したまま、反対側(底部又は口部)も走行ガ
イドに近付くように動いた。従って、空瓶の軸が走行方
向を向くよう旋回したことになる。最終的には、空瓶9
の胴部が走行ガイド4に接触し、空瓶の胴部側面の方向
と走行ガイドの走行方向が一致した。
【0033】空瓶が移送コンベアの幅方向に重なってい
る場合は、移送コンベアのローラにより加速されるにつ
れその重なりが小さくなることが確認され、移送コンベ
アの出口までには空瓶の重なりは解消した。
る場合は、移送コンベアのローラにより加速されるにつ
れその重なりが小さくなることが確認され、移送コンベ
アの出口までには空瓶の重なりは解消した。
【0034】
【発明の効果】この発明は、移送コンベア上の空瓶の一
部に移送コンベアより走行速度の速い走行ガイドを接触
させて、空瓶の方向が走行ガイドの走行方向に揃うこと
を利用して空瓶を整列させている。更に、移送コンベア
又は走行ガイドを複数の部分に分け、後の部分の走行速
度を前の部分より高速とすることで、空瓶が移送コンベ
アの幅方向に重なった場合でも、その重なりを容易に解
消することができる。
部に移送コンベアより走行速度の速い走行ガイドを接触
させて、空瓶の方向が走行ガイドの走行方向に揃うこと
を利用して空瓶を整列させている。更に、移送コンベア
又は走行ガイドを複数の部分に分け、後の部分の走行速
度を前の部分より高速とすることで、空瓶が移送コンベ
アの幅方向に重なった場合でも、その重なりを容易に解
消することができる。
【0035】このようにして、この発明では振動方式の
ように空瓶どうしあるいは空瓶と装置が激しくぶつかり
合うことがない。従って、騒音の発生が防止でき、瓶の
破損も原理的に起こらない。また、移送コンベアおよび
走行ガイドの走行速度を高くしても、騒音や空瓶の破損
を起こしにくいので、容易に処理能力を向上させること
ができる。
ように空瓶どうしあるいは空瓶と装置が激しくぶつかり
合うことがない。従って、騒音の発生が防止でき、瓶の
破損も原理的に起こらない。また、移送コンベアおよび
走行ガイドの走行速度を高くしても、騒音や空瓶の破損
を起こしにくいので、容易に処理能力を向上させること
ができる。
【図1】この発明の実施の形態の1例を示す図。 (a)配置図、(b)断面図
【図2】この発明の実施の形態の他の1例を示す図。 (a)配置図、(b)断面図
【図3】従来技術を示す外観図。
1 移送コンベア 1a,1b,1c 移送コンベアの各部分 4 走行ガイド 4a,4b 走行ガイドの各部分 9 空瓶
Claims (3)
- 【請求項1】 空瓶を長手方向に整列させる空瓶の整列
装置において、(イ)幅方向に傾斜した移送コンベア
と、(ロ)前記移送コンベアの低い方の片側に設けられ
前記移送コンベアの走行速度より高速で走行する走行ガ
イドとを備え、(ハ)前記移送コンベアと前記走行ガイ
ドのいずれか一方又はこれら双方は、走行速度の異なる
複数の部分に分かれており、(ニ)これら複数の部分
は、移送コンベアの進行に伴いその走行速度が順次増加
するように配置されていることを特徴とする空瓶の整列
装置。 - 【請求項2】 走行ガイドが、移送コンベアの進行に伴
い移送コンベアの高い方の片側へ近付くように配置さ
れ、この走行ガイドと空瓶との間の摩擦抵抗は、前記移
送コンベアと空瓶との間の摩擦抵抗より大きいことを特
徴とする請求項1記載の空瓶の整列装置。 - 【請求項3】 移送コンベアが、この移送コンベアの進
行に伴いその走行速度が増加するローラコンベアにより
構成されていることを特徴とする請求項1記載の空瓶の
整列装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20876295A JPH0952618A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 空瓶の整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20876295A JPH0952618A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 空瓶の整列装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0952618A true JPH0952618A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16561674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20876295A Pending JPH0952618A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 空瓶の整列装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0952618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022059804A (ja) * | 2020-10-02 | 2022-04-14 | 株式会社ダイフク | 物品搬送装置 |
-
1995
- 1995-08-16 JP JP20876295A patent/JPH0952618A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022059804A (ja) * | 2020-10-02 | 2022-04-14 | 株式会社ダイフク | 物品搬送装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010515 |