JPH0952562A - 自動車用リヤバンパ装置 - Google Patents

自動車用リヤバンパ装置

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Publication number
JPH0952562A
JPH0952562A JP22704095A JP22704095A JPH0952562A JP H0952562 A JPH0952562 A JP H0952562A JP 22704095 A JP22704095 A JP 22704095A JP 22704095 A JP22704095 A JP 22704095A JP H0952562 A JPH0952562 A JP H0952562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear bumper
lower back
outer panel
concave bead
lateral rib
Prior art date
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Pending
Application number
JP22704095A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Sainai
良賢 斉内
Susumu Kiino
將 紀伊野
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication of JPH0952562A publication Critical patent/JPH0952562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】後方からの軽衝突時にリヤバンパの変形を抑制
し、ロアバック内への雨水の浸入や強度低下を防止でき
る自動車用リヤバンパ装置を提供する。 【解決手段】樹脂製リヤバンパ1の前方に、インナパネ
ル11とアウタパネル12とで閉断面に構成したロアバ
ック10を車幅方向に配置する。リヤバンパ1の前面に
ロアバック10に向かって突出する横リブ2を一体に形
成し、ロアバックのアウタパネル12の後面に、衝突時
に横リブ2が係合する凹ビード13を車幅方向に連続的
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用リヤバンパ
装置、特に後方からの軽衝突時にリヤバンパの変形を抑
制する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、後方からの軽衝突時にリヤバンパ
の変形を抑制する方法として、リヤバンパの前面に車体
外板に向かって突出する横リブを設け、後方からの衝突
時に横リブが車体外板に当たるように構成したリヤバン
バ装置が知られている(実開昭62−194164号公
報参照)。しかしながら、車体外板の後面が平面である
と、車体外板に当たった横リブが上方または下方へ滑っ
て屈曲し、当初の目的であるバンパの変形量を抑制する
効果を十分に発揮できない。
【0003】そこで、バンパの背後にレインフォースメ
ントを配置し、このレインフォースメントに複数の受穴
を設け、これら受穴に係合する突起を備えた横リブをバ
ンパの裏面に突設したものが知られている(特開昭58
−180344号公報)。この場合には、横リブの先端
に設けた突起がレインフォースメントの受穴に係合する
ので、横リブの上方または下方への滑りが抑制され、横
リブを座屈させることにより、バンパの変形量を抑制で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造は、バンパの背後にレインフォースメントを有しない
場合には適用できない。また、リヤバンパの前方にロア
バックと呼ばれる車体外板部材が配置された車両がある
が、ロアバック自体は薄肉鋼板よりなるインナパネルと
アウタパネルをフランジ部で相互に接合した閉断面部材
である。そのため、このロアバックの後面に受穴を形成
すると、この受穴からロアバック内に雨水が浸入し、錆
などが発生しやすくなるという問題がある。しかも、受
穴を設ける関係で、ロアバック自体の強度低下を招くこ
とにもなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、後方からの軽衝
突時にリヤバンパの変形を抑制するとともに、ロアバッ
ク内への雨水の浸入や強度低下を防止できる自動車用リ
ヤバンパ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、樹脂製リヤバンパを備えた自動車用リヤ
バンパ装置において、上記リヤバンパの前方に、インナ
パネルとアウタパネルとで閉断面に構成したロアバック
を車幅方向に配置し、上記リヤバンパの前面に、ロアバ
ックに向かって突出する横リブを一体に形成し、上記ロ
アバックのアウタパネルの後面に、衝突時に横リブが係
合する凹ビードを車幅方向に連続的に設けたものであ
る。上記リヤバンバ装置において、凹ビードをロアバッ
クのコーナ部の近傍に設けるのが望ましい。さらに、凹
ビードをロアバックのインナパネルとアウタパネルとの
接合フランジの近傍に設けるのが望ましい。
【0007】上記構成よりなるリヤバンパ装置を備えた
車体に対し、後方から別の車両などが軽衝突を起こす
と、リヤバンパは前方へ押される。そのため、リヤバン
パの前面に突設した横リブの先端がロアバックのアウタ
パネルの後面に形成した凹ビードに係合し、横リブが上
方または下方へ滑るのを防止する。その結果、横リブの
突っぱり作用によって、リヤバンパの変形量を抑制でき
る。ロアバックのアウタパネルは薄肉金属板よりなるた
め、剛性はさほど高くないが、凹ビードを車幅方向に連
続的に設けることにより、アウタパネルが補強される。
そのため、横リブが凹ビードに当たった時のアウタパネ
ルの撓みを抑制できる。また、凹ビードは穴と異なり、
水入りの心配がないので、錆の発生を防止できる。ロア
バックのコーナ部は他の部位に比べて強度が高いので、
コーナ部の近傍に凹ビードを設けると、横リブの衝突時
におけるアウタパネルの撓みを一層抑制できる。同様
に、ロアバックの接合フランジ部も他の部位に比べて強
度が高いので、フランジ部の近傍に凹ビードを設けるこ
とも有効である。さらに、ロアバックのコーナ部近傍で
あって、かつ接合フランジ部の近傍に凹ビードを設ける
と、最も剛性が高く、格別な補強を行わずにロアバック
の変形を効果的に抑制できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかるリヤバンパ
装置を1ボックス車に適用した一例を示す。図におい
て、1は樹脂製のリヤバンパ、10はロアバックであ
る。
【0009】リヤバンパ1は車体後端部に車幅方向に配
置されており、その上部が図2のようにロアバック10
とバックドア20との間に位置し、下部はロアバック1
0の下端より下方へ延長されている。リヤバンパ1の上
下方向の中間部には、車幅方向に連続する横リブ2が前
方へ向かって一体に突設されている。この横リブ2は、
リヤバンパ1のほぼ全長に亘って設けられている。
【0010】ロアバック10は、リヤバンパ1の前方に
車幅方向に配置された車体外板であり、インナパネル1
1とアウタパネル12とを下側フランジ11a,12a
で相互に接合するとともに、上側フランジ11b,12
bをリヤフロア21の下面に接合することにより、閉断
面に形成したものである。なお、この実施例ではリヤフ
ロア21を用いて閉断面に形成したが、インナパネル1
1とアウタパネル12のみで閉断面に構成してもよい。
なお、下側フランジ11a,12aは、ロアバック10
の後面近傍で接合されている。
【0011】上記横リブ2に対応するロアバック10の
後面、即ちアウタパネル12の後面には、凹ビード13
が車幅方向に連続的に設けられている。この実施例で
は、凹ビード13はロアバック10の下コーナ部14の
近傍で、かつ下側のフランジ14の近傍に設けられてい
る。凹ビード13は、図1に記載のように、上下両側か
ら底部にかけて漸次傾斜するように、断面半円弧状に形
成されている。なお、通常状態(非衝突時)において、
横リブ2が凹ビード13の後方に近接するように、リヤ
バンパ1は車体に固定されている。リヤバンパ1はその
上部で車体に固定されている。
【0012】ロアバック10のアウタパネル12には、
上記凹ビード13の他に、車体前後および上下方向の複
数のビード15〜18が形成されている。このうち、ビ
ード15,16,18は凸ビードであり、ビード17は
凹ビードである。また、ビード15〜17はアウタパネ
ル12の後面に形成され、凹ビード13と直交してい
る。これらビード15〜18によってロアバック10が
補強され、後述するように軽衝突時におけるロアバック
10の変形を効果的に抑制できる。
【0013】ロアバック10の中央部上面には、図2の
ようにストライカ22が固定されており、バックドア2
0に装着されたロック機構23がこのストライカ22に
係合可能である。リヤバンパ1の中央には、上記ストラ
イカ22の取付部を回避するように、切り欠き部3が形
成されている。
【0014】上記リヤバンパ1は、ロアバック10に対
し、複数箇所で固定されている。即ち、リヤバンパ1の
上面には複数個の取付孔4が形成され、これら取付孔4
はボルトまたはネジ5によってロアバック10の上面、
特に凸ビード16,18の上面に締着されている(図3
参照)。また、リヤバンパ1の左右両端部には、クオー
タパネル(図示せず)にボルト等によって締着される取
付片6が一体に形成されている。さらに、リヤバンパ1
の下端部にも一対の取付片7が形成され、これら取付片
7はロアバック1の下面にネジ8等によって締着されて
いる(図4参照)。
【0015】上記構造のリヤバンパ装置において、後方
から車両がリヤバンパ1に軽衝突したり、あるいは後退
中にリヤバンパ1が壁などに軽衝突した場合には、リヤ
バンパ1は前方へ変形するため、図5のようにリヤバン
パ1の横リブ2は前方に位置する凹ビード13に係合
し、横リブ2がロアバック10の後面を滑るのが防止さ
れる。そのため、横リブ2の突っぱり効果によりリヤバ
ンパ1の変形が抑制される。なお、リヤバンパ1の前方
への衝撃力が大きい場合は、図5に示すように横リブ2
は座屈し、効果的に衝撃吸収できる。横リブ2が凹ビー
ド13に当たった時、ロアバック10のアウタパネル1
2に前方への曲げ応力が作用するが、凹ビード13は、
ロアバック10の下コーナ部14の近傍でかつ下側のフ
ランジ11a,12aの近傍、つまりロアバック10の
最も剛性の高い部位の近傍に設けられているので、アウ
タパネル12の撓みを抑制できる。そのため、ロアバッ
ク10の変形が少なく、横リブ2が凹ビード13から外
れにくくなり、かつリヤバンパ1の変形量も少なくて済
む。特に、この実施例では、アウタパネル12には車幅
方向の凹ビード13の他に、これと直交するビード17
a〜17cが設けられているので、横リブ2が凹ビード
13を前方へ押した時、アウタパネル12の撓みを最少
限度に抑制できる。したがって、リヤバンパ1の変形量
も一層少ない。
【0016】非衝突時においては、横リブ2と凹ビード
13は前後方向にある程度離れた状態に設定されるが、
リヤバンパ1の取付状況によっては横リブ2と凹ビード
13とが上下方向にずれを生じ、後方からの衝突時に横
リブ2が凹ビード13に確実に係合しない恐れがある。
特に、従来のような受穴を設ける場合、穴の開口面積を
大きくできないので、横リブの突起が受穴に係合しない
恐れがある。これに対し、実施例のような凹ビード13
の場合には、その上下側面は底部に向かって傾斜してい
るので、凹ビード13の上下幅W(図2参照)の範囲内
に横リブ2が位置しておれば、横リブ2が上下方向に多
少位置ずれしていても、リヤバンパ1の前方への変形に
伴って横リブ2は凹ビード13の底部へとガイドされ、
凹ビード13と確実に係合する。したがって、リヤバン
パ1の変形抑制効果を確実に発揮できる。
【0017】上記実施例では、1本の横リブに対し1本
の凹ビードを設けたが、横リブまたは凹ビードを上下に
複数本平行に設けてもよい。また、凹ビードの設定位置
は、実施例のようにロアバックの下コーナ部近傍でかつ
下側フランジ接合部の近傍に限るものではなく、ロアバ
ックの後面の中央部でもよく、あるいは上コーナ部近傍
でもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、リヤバンパの前方に配置されたロアバックに凹
ビードを設け、リヤバンパの前面に横リブを突設したの
で、軽衝突時に横リブが凹ビードに係合してロアバック
後面を滑るのを防止できる。そのため、横リブの突っぱ
り効果により、リヤバンパの変形を抑制できる。また、
ロアバックに設けられた凹ビードは穴と異なり、雨水な
どの浸入の心配がなく、かつロアバックを補強する効果
があるので、リヤバンパの支持効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリヤバンパ装置の一例の斜視図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】軽衝突時における図1のA−A線断面図であ
る。
【符号の説明】
1 リヤバンパ 2 横リブ 10 ロアバック 11 インナパネル 12 アウタパネル 11a,12a 下側フランジ 13 凹ビード 14 下コーナ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製リヤバンパを備えた自動車用リヤバ
    ンパ装置において、 上記リヤバンパの前方には、インナパネルとアウタパネ
    ルとで閉断面に構成したロアバックが車幅方向に配置さ
    れ、 上記リヤバンパの前面には、ロアバックに向かって突出
    する横リブが一体に形成され、 上記ロアバックのアウタパネルの後面に、衝突時に横リ
    ブが係合する凹ビードが車幅方向に連続的に設けられて
    いることを特徴とする自動車用リヤバンパ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動車用リヤバンパ装置
    において、 上記凹ビードは、ロアバックのコーナ部の近傍に設けら
    れていることを特徴とする自動車用リヤバンパ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の自動車用リヤバ
    ンパ装置において、 上記凹ビードは、ロアバックのインナパネルとアウタパ
    ネルとの接合フランジの近傍に設けられていることを特
    徴とする自動車用リヤバンパ装置。
JP22704095A 1995-08-11 1995-08-11 自動車用リヤバンパ装置 Pending JPH0952562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107554458A (zh) * 2017-09-21 2018-01-09 天津华夏联盛汽车部件有限公司 一种后保险杠总成

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107554458A (zh) * 2017-09-21 2018-01-09 天津华夏联盛汽车部件有限公司 一种后保险杠总成
CN107554458B (zh) * 2017-09-21 2024-02-27 天津华夏联盛汽车部件有限公司 一种后保险杠总成

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