JPH0952181A - インバータ式抵抗溶接電源装置 - Google Patents

インバータ式抵抗溶接電源装置

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JPH0952181A
JPH0952181A JP7225934A JP22593495A JPH0952181A JP H0952181 A JPH0952181 A JP H0952181A JP 7225934 A JP7225934 A JP 7225934A JP 22593495 A JP22593495 A JP 22593495A JP H0952181 A JPH0952181 A JP H0952181A
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    • B23K31/12Processes relevant to this subclass, specially adapted for particular articles or purposes, but not covered by only one of the preceding main groups relating to investigating the properties, e.g. the weldability, of materials
    • B23K31/125Weld quality monitoring

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流ピーク値の定電流制御を行いながら、実
際に流れている電流の大きさをモニタし、抵抗溶接の品
質管理の向上をはかる。 【解決手段】 各単位通電サイクルの始端でCPU40
は制御パルスCA またはCB を立ち上げ、トランジスタ
(18,24)または(20,22)をオンにする。し
かる後、比較回路59の出力信号に応動して、さもなけ
れば内部クロックの終端に応動して、CPU40は制御
パルスCA またはCB を立ち下げ、トランジスタ(1
8,24)または(20,22)をオフにする。これと
同時に、CPU40は、その時点での電流検出信号Si
の積分値SIn をサンプリング・ホールド回路56にホ
ールドさせて、A−D変換器58を介して取り込む。そ
して、この電流積分値SIn と通電パルス幅Tn とから
電流平均値を求める。溶接通電の終了後、CPU40
は、記憶部64に蓄積されている各サイクル分の電流平
均値から全サイクル分の電流平均値を求め、この電流平
均値を基に溶接良否の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ式の抵
抗溶接機において溶接通電を制御する電源装置に関す
る。
【0020】
【従来の技術】最近、インバータ式の抵抗溶接機におい
て一次側または二次側の電流をフィードバックループで
所望の設定電流値に一致させるための定電流制御方式と
して、電流ピーク値制御が用いられてきている。
【0030】電流ピーク値制御は、インバータ周波数の
各半サイクルまたは1サイクル毎に電流の瞬時値または
波形を検出し、その電流瞬時値が所定の基準値に達した
時点でインバータをスイッチング・オフする方法であ
り、電流のピーク値を一定に揃えることができるため、
オーバシュートを起こさず高速に溶接通電を立ち上げら
れるという利点がある。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電流ピー
ク値制御を行う従来のインバータ式抵抗溶接電源装置で
は、各サイクル毎に電流が基準値に達した時点を検出す
る機能を有するものの、実際に流れた電流の大きさまた
は量(実効値,平均値等)を検出またはモニタする機能
がなかった。このため、たとえば負荷の変動や電源電圧
の変動等により電流実効値に変動またはバラツキが生じ
ても、見掛け上電流ピーク値が一定に維持されているこ
とで、電流実効値または平均値のバラツキが無視され、
ひいては溶接品質のバラツキが看過されるおそれがあっ
た。
【0050】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、電流ピーク値の定電流制御を行いながら、実際
に流れている電流の大きさをモニタする機能を備え、抵
抗溶接の品質管理の向上をはかるインバータ式抵抗溶接
電源装置を提供することを目的とする。
【0060】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のインバータ式抵抗溶接電源装置
は、インバータ式抵抗溶接機の一次側または二次側の電
流を所望の設定電流値にほぼ一致させるようにインバー
タのスイッチング動作を制御するインバータ式抵抗溶接
電源装置において、前記インバータの単位通電サイクル
を規定するクロックを発生するクロック発生手段と、前
記設定電流値に対応した所定の基準値を設定する基準値
設定手段と、溶接通電中に前記電流を検出する電流検出
手段と、各単位通電サイクル毎に、前記クロックの始端
に応動して前記インバータをオンにし、前記電流検出手
段の出力信号が前記基準値に達した時点もしくは前記ク
ロックの終端で前記インバータをオフにするインバータ
制御手段と、各単位通電サイクル毎に、前記電流検出手
段からの電流検出信号に基づいて前記電流の平均値を求
める電流平均値測定手段と、溶接通電中に前記電流平均
値測定手段より得られた前記電流平均値を基に溶接の良
否判定のためのモニタ情報を出力する出力手段とを具備
する構成とした。
【0070】上記第1のインバータ式抵抗溶接電源装置
において、前記出力手段は、溶接通電時間を通じての前
記電流積分値の平均値を求める平均値演算手段と、前記
電流積分値の平均値を前記モニタ情報として表示出力す
る表示手段とを含む構成とするか、あるいは溶接通電時
間を通じての前記電流積分値の平均値を求める平均値演
算手段と、所望の監視値を設定する監視値設定手段と、
前記電流平均値測定手段より得られた前記電流積分値の
平均値を前記監視値と比較して溶接の良否を判定する判
定手段と、前記判定手段より得られた判定結果を前記モ
ニタ情報として表示出力する表示手段とを含む構成とす
るのが好ましい。
【0080】本発明の第2のインバータ式抵抗溶接電源
装置は、インバータ式抵抗溶接機の一次側または二次側
の電流を所望の設定電流値にほぼ一致させるようにイン
バータのスイッチング動作を制御するインバータ式抵抗
溶接電源装置において、前記インバータの単位通電サイ
クルを規定するクロックを発生するクロック発生手段
と、前記設定電流値に対応した所定の基準値を設定する
基準値設定手段と、溶接通電中に前記電流を検出する電
流検出手段と、各単位通電サイクル毎に、前記クロック
の始端に応動して前記インバータをオンにし、前記電流
検出手段の出力信号が前記基準値に達した時点もしくは
前記クロックの終端で前記インバータをオフにするイン
バータ制御手段と、各単位通電サイクル毎に、前記電流
検出手段からの電流検出前記電流検出手段からの電流検
出信号に基づいて所定の時間だけ前記電流の実効値を求
める電流実効値測定手段と、溶接通電中に前記電流実効
値測定手段より得られた前記電流実効値を基に溶接の良
否判定のためのモニタ情報を出力する出力手段とを具備
する構成とした。
【0090】上記第2のインバータ式抵抗溶接電源装置
において、前記出力手段は、溶接通電における前記電流
実効値の平均値を求める平均値演算手段と、前記電流実
効値の平均値を前記モニタ情報として表示出力する表示
手段とを含む構成とするか、あるいは溶接通電時間を通
じての前記電流実効値の平均値を求める平均値演算手段
と、所望の監視値を設定する監視値設定手段と、前記平
均値演算手段より得られた前記電流実効値の平均値を前
記監視値と比較して溶接の良否を判定する判定手段と、
前記判定手段より得られた判定結果を前記モニタ情報と
して表示出力する表示手段とを含む構成とするのが好ま
しい。
【0100】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0110】図1に、本発明の一実施例によるインバー
タ式抵抗溶接電源装置の回路構成を示す。
【0120】この電源装置が適用されるインバータ式抵
抗溶接機において、三相の商用交流電源端子10に三相
整流回路12の入力端子が接続され、三相整流回路12
の出力端子には直流が得られる。この直流は、コンデン
サ14で平滑されてからインバータ16に入力される。
【0130】インバータ16は、スイッチング素子とし
てたとえばジャイアント・トランジスタ(以下GTRと
記す)18〜24を有し、入力した直流を高周波のスイ
ッチング動作によってパルス状(矩形波)の高周波交流
に変換する。インバータ16のスイッチング動作は、抵
抗溶接電源装置のCPU40より駆動回路(42,4
8),(44,46)を介してトランジスタ(18,2
4),(20,22)に供給される制御パルスCA,CB
によって制御される。
【0140】インバータ16より出力された高周波交流
は溶接トランス26の一次側コイルに供給され、その二
次側コイルには降圧された高周波交流が得られる。この
高周波交流は一対のダイオード28,30からなる整流
回路により直流に変換され、直流の二次電流(溶接電
流)I2 が溶接電極32,34を介して被溶接材36,
38に供給される。
【0150】インバータ16より出力された高周波交流
は溶接トランス26の一次側コイルに供給され、その二
次側コイルには降圧された高周波交流が得られる。この
高周波交流は一対のダイオード28,30からなる整流
回路により直流に変換され、直流の二次電流(溶接電
流)I2 が溶接電極32,34を介して被溶接材36,
38に供給される。
【0160】本実施例における抵抗溶接電源装置におい
て、一次側のコンデンサ14とインバータ16との間の
一次側導体にたとえばホール電流変成器からなる電流セ
ンサ50が取り付けられている。この電流センサ50
は、一次電流I1 の瞬時値または波形を表す電圧信号
(電流検出信号)EIを出力する。
【0170】電流センサ50の出力端子は、増幅回路5
2を介して積分回路54の入力端子に接続されるととも
に、比較回路56の一方の入力端子に接続されている。
積分回路54は、CPU40からの制御信号Ga で指示
されるタイミングで電流検出信号EIを時間積分する。
積分回路54の出力端子は、サンプリング・ホールド回
路56の入力端子に接続されている。
【0180】サンプリング・ホールド回路56は、CP
U40からの制御信号Gb で指示されるタイミングで積
分回路54の出力(電流積分値)SIをサンプリング
し、かつホールドする。サンプリング・ホールド回路5
6で保持された電流積分値SIは、A−D変換器58に
よりディジタル信号に変換されたうえで所定のタイミン
グでCPU40に取り込まれる。
【0190】比較回路59の他方の入力端子には、CP
U40の制御の下で基準値発生部60より設定電流値
(電流ピーク値)に対応した基準値(電圧)KIが与え
られている。
【0200】CPU40には、クロック回路62、記憶
部64、入力部66、表示部68等も直接またはインタ
フェース回路(図示せず)を介して接続されている。
【0210】クロック回路62は、インバータ16のス
イッチング動作の周期を規定するたとえば4kHzの基
本クロックφ0 をCPU40に供給する。記憶部64は
ROMおよびRAMを含んでおり、ROMにはCPU4
0の動作を規定する各種プログラムが格納され、RAM
には各種設定値データ、各種測定値データおよび演算デ
ータ等が格納される。入力部66は、制御装置ユニット
の操作パネルに設けられている各種のキーおよび外部の
装置と通信ケーブルを介して接続されているインタフェ
ース回路からなる。表示部68は、電源装置ユニットの
操作パネルに設けられているディスプレイおよびランプ
等を含んでいる。
【0220】本実施例では、電流ピーク値の定電流制御
のための設定電流値または基準値、モニタのための設定
電流値(電流平均値または実効値に関する設定値)およ
び溶接良否の判定のための監視値等の設定値データが入
力部66により入力され、記憶部64に記憶(登録)さ
れる。監視値は、電流平均値または実効値の設定値に対
してたとえば−5%低い値に設定されてよい。
【0230】図2に、この抵抗溶接電源装置における電
流ピーク値制御機能および電流モニタ機能を説明するた
めの各部の信号の波形を示す。図3および図4に、この
抵抗溶接電源装置におけるCPU40の主な処理をフロ
ーチャートで示す。以下、図2〜図4につき本実施例の
作用を説明する。
【0240】溶接通電時間中、CPU40は、クロック
回路62からの基本クロックφ0 に基づいて単位通電サ
イクルを規定する2相の内部クロックφA,φB を生成
し、これらの内部クロックφA,φB にそれぞれ同期した
2相の制御パルスCA,CB を交互に出力する。
【0250】一方の相の制御パルスCA は、駆動回路4
2,48を介してインバータ16のGTR18,24の
制御端子に供給され、そのパルス持続時間だけGTR1
8,24をオンにする。GTR18,24がオン状態の
ときは、溶接トランス26の一次側コイルに正極性の一
次電流I1 が流れる。他方の相の制御パルスCB は、駆
動回路44,46を介してインバータ16のGTR2
0,22の制御端子に供給され、そのパルス持続時間だ
けGTR20,22をオンにする。GTR20,22が
オン状態のときは、溶接トランス26の一次側コイルに
負極性の一次電流I1 が流れる。
【0260】2相クロックφA,φB の間には時間的な隙
間tg が設けられている。これにより、制御パルスCA,
CB が時間的に重なることはなく、インバータ16にお
いてGTR(18,24)と(20,22)とが同時に
オンすることがないようになっており、インバータ16
の短絡破壊が防止されている。
【0270】インバータ16が作動している間、電流セ
ンサ50にはパルス電流I1 が流れる。電流センサ50
は、この一次電流I1 の瞬時値または波形を表すアナロ
グの電流検出信号EIを出力する。
【0280】さて、図3に示すように、たとえばクロッ
クφA のサイクルにおいて、CPU40はφA の始端に
応動して(ステップA1 )、制御パルスCA をHレベル
に立ち上げてGTR18,24をオンにする(ステップ
A2 )。GTR18,24がオンになると一次電流I1
が立ち上がる。これと同時に、CPU40は制御信号G
a をHレベルにして積分回路54に積分動作を開始させ
る(ステップA3 )。
【0290】前回のサイクルで通電パルス幅が所定の上
限値TULを越えたときは、上記ステップA2,A3 の処理
の直後にサンプリング・ホールド回路56の出力(前回
のサイクル分の電流積分値SIn-1 )を取り込み(ステ
ップA4 )、この前回の電流積分値SIn-1 と前回の通
電パルス幅Tn-1 とから前回の電流平均値MIn-1 を求
める(ステップA5 )。この電流平均値MIn-1 は、記
憶部64にいったん記憶(保存)される。
【0300】一次電流I1 が正常に立ち上がると、電流
検出信号EIが当該サイクル内で基準値KIに達し、こ
の時点で比較回路59の出力電圧がLレベルからHレベ
ルに変わる。比較回路59のこの出力変化に応動して
(ステップA6 )、CPU40は制御パルスCA をLレ
ベルに立ち下げて、GTR18,24をオフにする(ス
テップA8 )。
【0310】場合によっては、二次側回路の抵抗値の増
大あるいは三相交流電源電圧の降下等に起因して一次電
流I1 の立ち上がりがよくなく、電流検出信号Si が当
該サイクル内で基準値KIに達しないことがある。この
場合、CPU40は、クロックφA の立ち下がり(終
端)に応動して(ステップA7 )、図4に示すように、
制御パルスCA をLレベルに立ち下げてGTR20,2
2をオフにする(ステップA8 )。GTR18,24が
オフになると、一次電流I1 は立ち下がる。
【0320】制御パルスCA を立ち下げてインバータ1
6をオフにするのと同時に、CPU40は、制御信号G
b をHレベルにしてサンプリング・ホールド回路56に
その時点での電流積分値SIn をホールドさせ、制御信
号Ga をLレベルにして積分回路54に積分動作を終了
させる(ステップA9 )。
【0330】次いで、当該サイクルにおける通電パルス
幅(制御パルスのパルス幅)が上限値TUL以内であれ
ば、サンプリング・ホールド回路56の出力(電流積分
値SIn )を当該サイクル内で取り込んで(ステップA
10)、この今回の電流積分値SIn と今回の通電パルス
幅Tn とから今回の電流平均値MIn を求める(ステッ
プA11)。この電流平均値MIn は記憶部64に記憶
(保存)される。
【0340】なお、今回の通電パルス幅Tn は、今回の
制御パルスCA のパルス幅に相当する。したがって、制
御パルスCA を立ち上げた時点から立ち下げた時点まで
の時間を計時することで、CPU40は通電パルス幅T
n を求めることができる。
【0350】クロックφB のサイクルでは、インバータ
16のGTR20,22に対してCPU40より制御パ
ルスCB が与えられ、クロックφA のサイクルのときと
同様な動作が行われる。このようにして、クロックφA
,φB の各サイクル(単位通電サイクル)毎に電流ピ
ーク値制御と電流平均値測定処理とが行われる。
【0360】溶接通電の終了後(ステップA12)、CP
U40は、記憶部64に蓄積されている今回の溶接通電
の全サイクル分の電流平均値MI1 ,MI2 ,…につい
て平均値MIを求める(ステップB13)。そして、この
全サイクル分の電流平均値MIを監視値(たとえば電流
平均値の設定値より−5%低い値)DIと比較して、M
I≧DIのときは正常(良好)と判定し、MI<DIの
ときは異常(不良)と判定する(ステップA14)。次い
で、この判定結果を電流平均値NIと一緒に表示部68
のディスプレイで表示する(ステップA15)。
【0370】上記したように、本実施例のインバータ式
抵抗溶接電源装置では、電流ピーク値制御を行いなが
ら、実際に流れた電流の大きさを示すパラメータとして
電流平均値を測定し、さらにはこの測定値が許容範囲内
か否かを判定するようにしたので、溶接の良否判定のた
めの有益な電流モニタ情報を提供することができる。こ
れにより、抵抗溶接の品質管理を向上させることができ
ると同時に、電流ビーク値制御の信頼性を高めることが
できる。
【0380】特に、本実施例では、1サイクル内で電流
が基準値に達しないときでも、その電流ピーク値を判定
し、かつ電流平均値または実効値を求めるようにしたの
で、精度の高い電流モニタ情報が得られる。
【0390】上記した実施例では、モニタ対象(パラメ
ータ)として電流平均値を測定したが、電流実効値を測
定することもできる。図5に、電流実効値を求めるため
の一変形例による要部の回路構成を示す。
【0400】図5において、増幅回路52と積分回路5
4との間に二乗回路70が挿入されている。この二乗回
路70は、入力信号(電流検出信号)EIの値を二乗す
る。積分回路54およびサンプリング・ホールド回路5
6は、制御信号Ga ,Gb にしたがって上記実施例と同
様のタイミングで動作する。CPU40は、上記実施例
における電流積分値SIの代わりに、その二乗の値(電
流二乗積分値)SI2を取り込むことになる。CPU4
0において、この取り込んだ電流二乗積分値SI2 の平
方根を演算することで、電流実効値を求めることができ
る。
【0410】上記した実施例では、積分回路54におけ
る積分時間を電流が流れ始めた時点から基準値に達した
時点までの時間つまり制御パルスCA , CB のパルス幅
に合わせた。この方法によると、電流が基準値に達した
時点から零に戻る(カットオフされる)時点までの間に
流れた電流の量が測定値(電流平均値または実効値)に
は反映しないことになる。しかし、この電流立ち下がり
部分は、溶接品質に実質的な影響を及ぼさないため、こ
れが測定値から除かれても、モニタ情報の精度ないし溶
接良否の判定に誤差を来すおそれは少ない。
【0420】もっとも、かかる電流立ち下がり部分を測
定値に含めることはもちろん可能である。すなわち、積
分回路54に積分動作を終了させる時点(制御信号Ca
をLレベルに立ち下げる時点)およびサンプリング・ホ
ールド回路56にホールド動作を行わせる時点(制御信
号Cb をHレベルに立ち上げる時点)を各内部クロック
φA ,φB の立ち下がり(終端)に合わせることで、電
流立ち下がり部分も積分値に含まれ、ひいては電流平均
値または実効値に反映されることになる。
【0430】上記実施例では、積分回路54,サンプリ
ング・ホールド回路56、比較回路59、基準値発生部
60、二乗回路70等をアナログ回路で構成したが、こ
れらの回路をディジタル回路で構成することも可能であ
り、これらの回路の諸機能をCPUの演算処理でソフト
ウェア的に行うように構成することも可能である。
【0440】上記実施例では、電流モニタ情報として溶
接通電時間の全サイクルを通じての測定値(電流平均値
または実効値)の平均値を求め、この全体の測定値また
は平均値について良否判定を行ったが、各サイクル毎に
測定値を表示して良否判定を行ってもよい。また、表示
出力は、ディスプレイ上の表示出力だけでなく、プリン
トアウト(ハードコピー)による表示出力も可能であ
り、電源装置本体における表示出力に限らず、通信手段
を介して遠隔の端末装置で表示出力することも可能であ
る。
【0450】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインバー
タ式抵抗溶接電源装置によれば、電流ピーク値制御を行
いながら、実際に流れた電流の大きさを示す電流平均値
または電流実効値を測定し、この測定値に基づいて溶接
の良否判定のための有益な電流モニタ情報を表示出力す
るようにしたので、電流ビーク値制御の信頼性を高め、
抵抗溶接の品質管理を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインバータ式抵抗溶接
電源装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】実施例における電流ピーク値制御機能および電
流モニタ機能を説明するための各部の信号の波形を示す
信号波形図である。
【図3】実施例におけるCPUの主な処理を示すフロー
チャートである。
【図4】実施例におけるCPUの主な処理を示すフロー
チャートである。
【図5】実施例において電流実効値を求めるための一変
形例による要部の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
16 インバータ 18〜24 ジャイアント・トランジスタ(GTR) 26 溶接トランス 40 CPU 50 電流センサ 54 積分回路 56 サンプリング・ホールド回路 59 比較回路 60 基準値発生部 62 クロック回路 64 記憶部 66 入力部 68 表示部 70 二乗回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ式抵抗溶接機の一次側または
    二次側の電流を所望の設定電流値にほぼ一致させるよう
    にインバータのスイッチング動作を制御するインバータ
    式抵抗溶接電源装置において、 前記インバータの単位通電サイクルを規定するクロック
    を発生するクロック発生手段と、 前記設定電流値に対応した所定の基準値を設定する基準
    値設定手段と、 溶接通電中に前記電流を検出する電流検出手段と、 各単位通電サイクル毎に、前記クロックの始端に応動し
    て前記インバータをオンにし、前記電流検出手段の出力
    信号が前記基準値に達した時点もしくは前記クロックの
    終端で前記インバータをオフにするインバータ制御手段
    と、 各単位通電サイクル毎に、前記電流検出手段からの電流
    検出信号に基づいて電流平均値を測定する電流平均値測
    定手段と、 溶接通電中に前記電流平均値測定手段より得られた前記
    電流平均値を基に溶接の良否判定のための電流モニタ情
    報を出力する出力手段と、を具備することを特徴とする
    インバータ式抵抗溶接電源装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、溶接通電時間を通じて
    の電流平均値を求める平均値演算手段と、前記平均値演
    算手段より得られた前記電流平均値を前記電流モニタ情
    報として表示出力する表示手段とを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のインバータ式抵抗溶接電源装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、溶接通電時間を通じて
    の電流平均値を求める平均値演算手段と、所望の監視値
    を設定する監視値設定手段と、前記平均値演算手段より
    得られた前記電流平均値を前記監視値と比較して溶接の
    良否を判定する判定手段と、前記判定手段より得られた
    判定結果を前記電流モニタ情報として表示出力する表示
    手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のインバ
    ータ式抵抗溶接電源装置。
  4. 【請求項4】 インバータ式抵抗溶接機の一次側または
    二次側の電流を所望の設定電流値にほぼ一致させるよう
    にインバータのスイッチング動作を制御するインバータ
    式抵抗溶接電源装置において、 前記インバータの単位通電サイクルを規定するクロック
    を発生するクロック発生手段と、 前記設定電流値に対応した所定の基準値を設定する基準
    値設定手段と、 溶接通電中に前記電流を検出する電流検出手段と、 各単位通電サイクル毎に、前記クロックの始端に応動し
    て前記インバータをオンにし、前記電流検出手段の出力
    信号が前記基準値に達した時点もしくは前記クロックの
    終端で前記インバータをオフにするインバータ制御手段
    と、 各単位通電サイクル毎に、前記電流検出手段からの電流
    検出信号に基づいて前記電流の実効値を求める電流実効
    値測定手段と、 溶接通電中に前記電流実効値測定手段より得られた前記
    電流実効値を基に溶接の良否判定のための電流モニタ情
    報を出力する出力手段と、を具備することを特徴とする
    インバータ式抵抗溶接電源装置。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、溶接通電における前記
    電流実効値の平均値を求める平均値演算手段と、前記電
    流実効値の平均値を前記電流モニタ情報として表示出力
    する表示手段とを含むことを特徴とする請求項4に記載
    のインバータ式抵抗溶接電源装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、溶接通電時間を通じて
    の前記電流実効値の平均値を求める平均値演算手段と、
    所望の監視値を設定する監視値設定手段と、前記平均値
    演算手段より得られた前記電流実効値の平均値を前記監
    視値と比較して溶接の良否を判定する判定手段と、前記
    判定手段より得られた判定結果を前記電流モニタ情報と
    して表示出力する表示手段とを含むことを特徴とする請
    求項4に記載のインバータ式抵抗溶接電源装置。
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