JPH0951919A - 電動車椅子のジョイスチックボックス取付構造 - Google Patents
電動車椅子のジョイスチックボックス取付構造Info
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- JPH0951919A JPH0951919A JP7206895A JP20689595A JPH0951919A JP H0951919 A JPH0951919 A JP H0951919A JP 7206895 A JP7206895 A JP 7206895A JP 20689595 A JP20689595 A JP 20689595A JP H0951919 A JPH0951919 A JP H0951919A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手指の力が極めて弱い人でも電動車椅子のジ
ョイスチックボックスのノブ操作が楽にできるように操
作ノブに係るスプリング力を弱めに設定してあっても該
ノブのニュートラル状態を確保できる電動車椅子のジョ
イスチックボックス取付構造を提供すること。 【解決手段】 電動車椅子のジョイスチックボックス取
付構造Aは、電動四輪車の支持棒7Aに、電動車椅子の
操作装置であるジョイスチックボックス9Aを自在継手
17を介して懸架し、該ボックスの下面11A1には、
玉継手19を介して操作用ノブ23を垂下し、操作用ノ
ブには、自在継手に係る静止摩擦力よりも小さな抗力と
し、かつ操作用ノブに対する電動車椅子使用者による押
力よりも小さな抗力とし、さらには操作用ノブがその自
重によってニュートラル位置に戻るのを妨げない大きさ
の抗力として作用するように弾撥力が設定されてある弾
撥材を作用させた。
ョイスチックボックスのノブ操作が楽にできるように操
作ノブに係るスプリング力を弱めに設定してあっても該
ノブのニュートラル状態を確保できる電動車椅子のジョ
イスチックボックス取付構造を提供すること。 【解決手段】 電動車椅子のジョイスチックボックス取
付構造Aは、電動四輪車の支持棒7Aに、電動車椅子の
操作装置であるジョイスチックボックス9Aを自在継手
17を介して懸架し、該ボックスの下面11A1には、
玉継手19を介して操作用ノブ23を垂下し、操作用ノ
ブには、自在継手に係る静止摩擦力よりも小さな抗力と
し、かつ操作用ノブに対する電動車椅子使用者による押
力よりも小さな抗力とし、さらには操作用ノブがその自
重によってニュートラル位置に戻るのを妨げない大きさ
の抗力として作用するように弾撥力が設定されてある弾
撥材を作用させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動車椅子のジョイ
スチックボックス取付構造に関する。詳しくは、電動車
椅子の走行をコントロールする操作装置であるジョイス
チックボックスの電動車椅子への取付構造に関する。
スチックボックス取付構造に関する。詳しくは、電動車
椅子の走行をコントロールする操作装置であるジョイス
チックボックスの電動車椅子への取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の電動車椅子としての電動四
輪車の一例1であって、肘かけ3の一方(ここでは右
側)のアーム部5に取付け体7を介してジョイスチック
ボックス9が取り付けられている。
輪車の一例1であって、肘かけ3の一方(ここでは右
側)のアーム部5に取付け体7を介してジョイスチック
ボックス9が取り付けられている。
【0003】ジョイスチックボックス9は、ジョイスチ
ックボックス本体11から図示しない玉継手を介して左
右前後に自在に動くノブ13が立設されており、このノ
ブ13を所望の方向に傾けることによって、電動四輪車
の前・後進や右折、左折ができるようになっている。
ックボックス本体11から図示しない玉継手を介して左
右前後に自在に動くノブ13が立設されており、このノ
ブ13を所望の方向に傾けることによって、電動四輪車
の前・後進や右折、左折ができるようになっている。
【0004】ノブ13には、これがニュートラル状態に
自動的に戻るように図示しないリターンスプリングの弾
撥力が作用するようになっているが、電動車椅子を使用
する人の中には、筋ジストロフィー症患者のように手指
の力が極めて弱く、リターンスプリングの弾撥力に抗し
てノブ13の操作を十分に行えない人もいる。そのよう
な人にとっては、自由に電動車椅子の操作ができず、し
たがって、電動車椅子に乗ることができないので不自由
な生活を余儀なくせざるを得ない。
自動的に戻るように図示しないリターンスプリングの弾
撥力が作用するようになっているが、電動車椅子を使用
する人の中には、筋ジストロフィー症患者のように手指
の力が極めて弱く、リターンスプリングの弾撥力に抗し
てノブ13の操作を十分に行えない人もいる。そのよう
な人にとっては、自由に電動車椅子の操作ができず、し
たがって、電動車椅子に乗ることができないので不自由
な生活を余儀なくせざるを得ない。
【0005】リターンスプリングのスプリング力を弱め
て手指の力の弱い人でも操作できるようにすることも考
えられるが、そうするとリターンスプリングの力だけで
はノブ13がニュートラル状態に自動的にシフトしなく
なってしまう虞れがある。
て手指の力の弱い人でも操作できるようにすることも考
えられるが、そうするとリターンスプリングの力だけで
はノブ13がニュートラル状態に自動的にシフトしなく
なってしまう虞れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、筋ジストロフィー症患者のように手指の力が極
めて弱い人でもジョイスチックボックスのノブ操作が楽
にできるように操作ノブに係るスプリング力を弱めに設
定しても該ノブのニュートラル状態を確保できる電動車
椅子のジョイスチックボックス取付構造を提供すること
にある。
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、筋ジストロフィー症患者のように手指の力が極
めて弱い人でもジョイスチックボックスのノブ操作が楽
にできるように操作ノブに係るスプリング力を弱めに設
定しても該ノブのニュートラル状態を確保できる電動車
椅子のジョイスチックボックス取付構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明電動車椅子のジョイスチックボックス
取付構造は、電動車椅子に取り付けられている支持棒
に、前記電動車椅子の操作装置であるジョイスチックボ
ックスを自在継手を介して懸架するとともに、このジョ
イスチックボックス本体の下面には、玉継手を介して操
作用ノブを垂下し、この操作用ノブには、前記自在継手
に係る静止摩擦力よりも小さな抗力とし、かつ前記操作
用ノブに対する電動車椅子使用者による押力よりも小さ
な抗力とし、さらには前記操作用ノブがその自重によっ
てニュートラル位置に戻ろうとするのを妨げない大きさ
の抗力として作用するように弾撥力を設定した弾撥材を
作用させたことを特徴とする。
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明電動車椅子のジョイスチックボックス
取付構造は、電動車椅子に取り付けられている支持棒
に、前記電動車椅子の操作装置であるジョイスチックボ
ックスを自在継手を介して懸架するとともに、このジョ
イスチックボックス本体の下面には、玉継手を介して操
作用ノブを垂下し、この操作用ノブには、前記自在継手
に係る静止摩擦力よりも小さな抗力とし、かつ前記操作
用ノブに対する電動車椅子使用者による押力よりも小さ
な抗力とし、さらには前記操作用ノブがその自重によっ
てニュートラル位置に戻ろうとするのを妨げない大きさ
の抗力として作用するように弾撥力を設定した弾撥材を
作用させたことを特徴とする。
【0008】したがって、本発明によれば、ジョイスチ
ックボックスを自在継手を介して電動車椅子の支持棒に
懸架してあるので、ジョイスチックボックスの操作用ノ
ブに電動車椅子使用者が掴まっていた場合において、例
えば段差のある所に電動車椅子が乗り上げてしまった
り、何かと衝突した場合でも、電車の吊り革のようにジ
ョイスチックボックス自体が自在継手を介して自在に動
くため、その衝撃を緩和することができる。
ックボックスを自在継手を介して電動車椅子の支持棒に
懸架してあるので、ジョイスチックボックスの操作用ノ
ブに電動車椅子使用者が掴まっていた場合において、例
えば段差のある所に電動車椅子が乗り上げてしまった
り、何かと衝突した場合でも、電車の吊り革のようにジ
ョイスチックボックス自体が自在継手を介して自在に動
くため、その衝撃を緩和することができる。
【0009】また、ジョイスチックボックス本体の下面
には、玉継手を介して操作用ノブを垂下し、この操作用
ノブには、前記自在継手に係る静止摩擦力よりも小さな
抗力とし、かつ前記操作用ノブに対する電動車椅子使用
者による押力よりも小さな抗力とし、さらには前記操作
用ノブがその自重によってニュートラル位置に戻ろうと
するのを妨げない大きさの抗力として作用するように弾
撥力を設定した弾撥材を作用させてあるので、電動車椅
子使用者が操作用ノブに押力を与えると、ジョイスチッ
クボックス本体は動かずに、操作用ノブのみが動くよう
になる。また、操作用ノブが動いても操作用ノブがその
自重によってニュートラル位置に戻るので、筋ジストロ
フィー症患者のように手指の力が極めて弱い人用に当該
弾撥材を設定しておいても、操作用ノブは、当該弾撥材
の弾撥力によってのみニュートラル位置に戻るわけでは
なく、操作用ノブの自重によって自然とニュートラル位
置に戻るようになるので何ら問題はない。
には、玉継手を介して操作用ノブを垂下し、この操作用
ノブには、前記自在継手に係る静止摩擦力よりも小さな
抗力とし、かつ前記操作用ノブに対する電動車椅子使用
者による押力よりも小さな抗力とし、さらには前記操作
用ノブがその自重によってニュートラル位置に戻ろうと
するのを妨げない大きさの抗力として作用するように弾
撥力を設定した弾撥材を作用させてあるので、電動車椅
子使用者が操作用ノブに押力を与えると、ジョイスチッ
クボックス本体は動かずに、操作用ノブのみが動くよう
になる。また、操作用ノブが動いても操作用ノブがその
自重によってニュートラル位置に戻るので、筋ジストロ
フィー症患者のように手指の力が極めて弱い人用に当該
弾撥材を設定しておいても、操作用ノブは、当該弾撥材
の弾撥力によってのみニュートラル位置に戻るわけでは
なく、操作用ノブの自重によって自然とニュートラル位
置に戻るようになるので何ら問題はない。
【0010】したがって、筋ジストロフィー症患者のよ
うに手指の力が極めて弱い人でもジョイスチックボック
スの操作用ノブを楽に操作でき、かつ操作用ノブからそ
の者が手指を離せば、当該操作用ノブはそのニュートラ
ル状態へ自然とシフトするようになる。
うに手指の力が極めて弱い人でもジョイスチックボック
スの操作用ノブを楽に操作でき、かつ操作用ノブからそ
の者が手指を離せば、当該操作用ノブはそのニュートラ
ル状態へ自然とシフトするようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
図示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明に係る電動車椅子のジョイスチックボックス取付
構造Aの採用された電動四輪車1の全体斜視図、図2は
図1の要部拡大斜視図、図3は図2のIII−III線に沿っ
た一部切欠き断面図である。なお、本発明は、従来技術
の項で述べた電動車椅子としての電動四輪車の一部品で
あるジョイスチックボックス取付構造についての発明で
あるので、ジョイスチックボックス取付構造に係る部分
についてのみ説明し、従来技術の項で述べた電動四輪車
1についての同一部分には、同一符号を付して説明を省
略する。
図示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明に係る電動車椅子のジョイスチックボックス取付
構造Aの採用された電動四輪車1の全体斜視図、図2は
図1の要部拡大斜視図、図3は図2のIII−III線に沿っ
た一部切欠き断面図である。なお、本発明は、従来技術
の項で述べた電動車椅子としての電動四輪車の一部品で
あるジョイスチックボックス取付構造についての発明で
あるので、ジョイスチックボックス取付構造に係る部分
についてのみ説明し、従来技術の項で述べた電動四輪車
1についての同一部分には、同一符号を付して説明を省
略する。
【0012】電動四輪車1の肘かけ3の一方(ここでは
右側)のアーム部5には、クランク状に曲折した支持棒
7Aが取り付けられている。支持棒7Aは、アーム部5
の前部に溶接または適宜の止め具によって固定されるよ
うになっており、アーム部5に直接固定され、かつ上方
に延びる固定部7A1と、この固定部7A1から電動四輪
車1の内部側へ曲がった曲折部7A2と、曲折部7A2か
ら上方に延びる延長部7A3と、延長部7A3から電動車
椅子1の背もたれ15側に曲折されるとともに、本発明
に係る電動車椅子のジョイスチックボックス9Aを自在
継手17を介して懸架する懸架部7A4とからなる。
右側)のアーム部5には、クランク状に曲折した支持棒
7Aが取り付けられている。支持棒7Aは、アーム部5
の前部に溶接または適宜の止め具によって固定されるよ
うになっており、アーム部5に直接固定され、かつ上方
に延びる固定部7A1と、この固定部7A1から電動四輪
車1の内部側へ曲がった曲折部7A2と、曲折部7A2か
ら上方に延びる延長部7A3と、延長部7A3から電動車
椅子1の背もたれ15側に曲折されるとともに、本発明
に係る電動車椅子のジョイスチックボックス9Aを自在
継手17を介して懸架する懸架部7A4とからなる。
【0013】自在継手17は、図2に示すように、懸架
部7A4の下面18に溶着によって一体化された支持板
19と、支持板19にピン21を介して電動四輪車1の
前後方向(以下単に「前後方向」という。)に延びる仮
想垂直面内22において時計回りにおよび反時計回りに
揺動自在に保持される第1フック23と、第1フック2
3と直交するように、換言すれば前記仮想垂直面内22
と直交し、電動四輪車1の幅方向(以下単に「幅方向」
という。)に延びる別の仮想垂直面24において時計回
りにおよび反時計回りに揺動自在になるようにピン25
を介して第1フック23に取り付けられている第2フッ
ク27とからなる。
部7A4の下面18に溶着によって一体化された支持板
19と、支持板19にピン21を介して電動四輪車1の
前後方向(以下単に「前後方向」という。)に延びる仮
想垂直面内22において時計回りにおよび反時計回りに
揺動自在に保持される第1フック23と、第1フック2
3と直交するように、換言すれば前記仮想垂直面内22
と直交し、電動四輪車1の幅方向(以下単に「幅方向」
という。)に延びる別の仮想垂直面24において時計回
りにおよび反時計回りに揺動自在になるようにピン25
を介して第1フック23に取り付けられている第2フッ
ク27とからなる。
【0014】支持板19は、U字形に加工した板金であ
って、その先端にはピン21の通る図示しない通し穴が
設けられている。
って、その先端にはピン21の通る図示しない通し穴が
設けられている。
【0015】第1フック23は、支持板19の両面を挟
持状態で保持するコ字形状の挟持部29と、挟持部29
から垂下する垂下板31とからなり、挟持部29にもピ
ン21の通る貫通穴29aが、また垂下板31にもピン
25の通る図示しない通し穴が設けられている。
持状態で保持するコ字形状の挟持部29と、挟持部29
から垂下する垂下板31とからなり、挟持部29にもピ
ン21の通る貫通穴29aが、また垂下板31にもピン
25の通る図示しない通し穴が設けられている。
【0016】第2フック27は、トラック状をした基板
33と、その上面に第1フック23の挟持部29と同形
状であって第1フック23の垂下板31の両面を挟持状
態で保持する挟持部35とからなる。基板33の両端に
は、第2フック27をジョイスチックボックス9Aの後
述する本体11Aに連結するためのスクリュー37の通
る図示しない通し穴が形成されており、また挟持部35
の先端には、ピン25の通る図示しない通し穴が設けら
れている。
33と、その上面に第1フック23の挟持部29と同形
状であって第1フック23の垂下板31の両面を挟持状
態で保持する挟持部35とからなる。基板33の両端に
は、第2フック27をジョイスチックボックス9Aの後
述する本体11Aに連結するためのスクリュー37の通
る図示しない通し穴が形成されており、また挟持部35
の先端には、ピン25の通る図示しない通し穴が設けら
れている。
【0017】ジョイスチックボックス9Aは、図3に示
すようにジョイスチックボックス本体11Aと、その下
面11A1に玉継手19を介して垂下される操作用ノブ
23とを有するものである。
すようにジョイスチックボックス本体11Aと、その下
面11A1に玉継手19を介して垂下される操作用ノブ
23とを有するものである。
【0018】ジョイスチックボックス本体11Aは、そ
の内部に操作用ノブ23の操作具合に応じて電動四輪車
1を操作するいわゆるステアリングのことであって、そ
の下面11A1には、前記玉継手19の構成要素となる
中空の突球部37が一体形成されている。この突球部3
7は、操作用ノブ23の後述する凹球部23cとともに
球面対偶をなすものである。また、突球部37の上方で
あって、ジョイスチックボックス本体11Aの内部中央
には、操作用ノブ23に作用する弾撥材としてのコイル
スプリング41が、操作用ノブ23のうちジョイスチッ
クボックス本体11A内に位置する部分の周囲を部分的
に囲繞するように配置され、その下端41aは、後述す
る中間材43を介して操作用ノブ23に作用し、コイル
スプリング41の弾撥力であるスプリング力が操作用ノ
ブ23にかかるようになっている。
の内部に操作用ノブ23の操作具合に応じて電動四輪車
1を操作するいわゆるステアリングのことであって、そ
の下面11A1には、前記玉継手19の構成要素となる
中空の突球部37が一体形成されている。この突球部3
7は、操作用ノブ23の後述する凹球部23cとともに
球面対偶をなすものである。また、突球部37の上方で
あって、ジョイスチックボックス本体11Aの内部中央
には、操作用ノブ23に作用する弾撥材としてのコイル
スプリング41が、操作用ノブ23のうちジョイスチッ
クボックス本体11A内に位置する部分の周囲を部分的
に囲繞するように配置され、その下端41aは、後述す
る中間材43を介して操作用ノブ23に作用し、コイル
スプリング41の弾撥力であるスプリング力が操作用ノ
ブ23にかかるようになっている。
【0019】操作用ノブ23は、基軸部23aと、基軸
部23aのうちジョイスチックボックス本体11Aから
突出する突出棒部23a1に嵌められたグリップ23b
と、基軸部23aのほぼ中央でジョイスチックボックス
本体11Aの外部に位置し、ジョイスチックボックス本
体11Aの突球部37と球面対偶をなす凹球部23cと
を有している。
部23aのうちジョイスチックボックス本体11Aから
突出する突出棒部23a1に嵌められたグリップ23b
と、基軸部23aのほぼ中央でジョイスチックボックス
本体11Aの外部に位置し、ジョイスチックボックス本
体11Aの突球部37と球面対偶をなす凹球部23cと
を有している。
【0020】基軸部23aは、前記突出棒部23a
1と、ジョイスチックボックス本体11A内に位置する
隠蔽部23a2とからなり、隠蔽部23a2のほぼ中央に
は、中実で前記コイルスプリング41の下端41aが中
間材43を介して作用する半球部45が形成されてい
る。半球部45の中央には、支持軸47が貫通固定また
は突出固定されており、この支持軸47を介して操作用
ノブ23がジョイスチックボックス本体11Aに支持さ
れる。また、隠蔽部23a2の先端49は、ジョイスチ
ックボックス本体11Aの上面11A2の内面にスラス
ト軸受け51によって支持されている。
1と、ジョイスチックボックス本体11A内に位置する
隠蔽部23a2とからなり、隠蔽部23a2のほぼ中央に
は、中実で前記コイルスプリング41の下端41aが中
間材43を介して作用する半球部45が形成されてい
る。半球部45の中央には、支持軸47が貫通固定また
は突出固定されており、この支持軸47を介して操作用
ノブ23がジョイスチックボックス本体11Aに支持さ
れる。また、隠蔽部23a2の先端49は、ジョイスチ
ックボックス本体11Aの上面11A2の内面にスラス
ト軸受け51によって支持されている。
【0021】そして、コイルスプリング41のスプリン
グ力は、自在継手17に係る静止摩擦力、詳しくは、支
持板19と第1フック23との間、および第1フック2
3と第2フック27との間の接触部分に作用する静止摩
擦力よりも小さな抗力とし、かつ操作用ノブ23に対す
る電動車椅子使用者による押力よりも小さな抗力とし、
さらには操作用ノブ23が、その自重によってニュート
ラル位置(操作用ノブ23が垂直状態にある位置のこ
と。)に戻ろうとするのを妨げない大きさの抗力として
作用するように設定してある。
グ力は、自在継手17に係る静止摩擦力、詳しくは、支
持板19と第1フック23との間、および第1フック2
3と第2フック27との間の接触部分に作用する静止摩
擦力よりも小さな抗力とし、かつ操作用ノブ23に対す
る電動車椅子使用者による押力よりも小さな抗力とし、
さらには操作用ノブ23が、その自重によってニュート
ラル位置(操作用ノブ23が垂直状態にある位置のこ
と。)に戻ろうとするのを妨げない大きさの抗力として
作用するように設定してある。
【0022】そして、上記構造のジョイスチックボック
ス9Aを自在継手17を介して支持棒7Aの懸架部7A
4に取り付けることによって、本考案に係る電動車椅子
のジョイスチックボックスの取付構造Aが成り立つ。
ス9Aを自在継手17を介して支持棒7Aの懸架部7A
4に取り付けることによって、本考案に係る電動車椅子
のジョイスチックボックスの取付構造Aが成り立つ。
【0023】しかして、上記した本考案に係る電動車椅
子のジョイスチックボックス取付構造Aによれば、ジョ
イスチックボックス9Aを自在継手17を介して支持棒
7Aに懸架してあるので、ジョイスチックボックス9A
の操作用ノブ23に電動車椅子使用者が掴まっていた場
合において、例えば段差のある所に電動車椅子1が乗り
上げてしまったり、何かの障害物と衝突してしまった場
合でも、電車の吊り革のようにジョイスチックボックス
9A自体が自在継手17を介して自在に動くため、その
衝撃を緩和することができる。
子のジョイスチックボックス取付構造Aによれば、ジョ
イスチックボックス9Aを自在継手17を介して支持棒
7Aに懸架してあるので、ジョイスチックボックス9A
の操作用ノブ23に電動車椅子使用者が掴まっていた場
合において、例えば段差のある所に電動車椅子1が乗り
上げてしまったり、何かの障害物と衝突してしまった場
合でも、電車の吊り革のようにジョイスチックボックス
9A自体が自在継手17を介して自在に動くため、その
衝撃を緩和することができる。
【0024】また、ジョイスチックボックス本体11A
の下面11A1には、玉継手19を介して操作用ノブ2
3を垂下し、この操作用ノブ23には、前記自在継手1
7に係る静止摩擦力よりも小さな抗力とし、かつ操作用
ノブ23に対する電動車椅子使用者による押力よりも小
さな抗力とし、さらには操作用ノブ23がその自重によ
ってニュートラル位置に戻ろうとするのを妨げない大き
さの抗力として作用するようにスプリング力を設定した
コイルスプリング41を作用させてあるので、電動車椅
子使用者が操作用ノブ23に押力を与えると、ジョイス
チックボックス本体11Aは動かずに、操作用ノブ23
のみが動くようになる。また、操作用ノブ23が動いて
も操作用ノブ23がその自重によってニュートラル位置
に戻るので、筋ジストロフィー症患者のように手指の力
が極めて弱い人用にコイルスプリング41を設定してお
いても、操作用ノブ23はコイルスプリング41によっ
てニュートラル位置に戻るのでわなく、操作用ノブ23
の自重によって自然とニュートラル位置に戻るようにな
るので何ら問題はない。
の下面11A1には、玉継手19を介して操作用ノブ2
3を垂下し、この操作用ノブ23には、前記自在継手1
7に係る静止摩擦力よりも小さな抗力とし、かつ操作用
ノブ23に対する電動車椅子使用者による押力よりも小
さな抗力とし、さらには操作用ノブ23がその自重によ
ってニュートラル位置に戻ろうとするのを妨げない大き
さの抗力として作用するようにスプリング力を設定した
コイルスプリング41を作用させてあるので、電動車椅
子使用者が操作用ノブ23に押力を与えると、ジョイス
チックボックス本体11Aは動かずに、操作用ノブ23
のみが動くようになる。また、操作用ノブ23が動いて
も操作用ノブ23がその自重によってニュートラル位置
に戻るので、筋ジストロフィー症患者のように手指の力
が極めて弱い人用にコイルスプリング41を設定してお
いても、操作用ノブ23はコイルスプリング41によっ
てニュートラル位置に戻るのでわなく、操作用ノブ23
の自重によって自然とニュートラル位置に戻るようにな
るので何ら問題はない。
【0025】したがって、筋ジストロフィー症患者のよ
うに手指の力が極めて弱い人でも操作用ノブ23を楽に
操作でき、かつ操作用ノブ23のニュートラル状態へも
操作用ノブ23から手指を離せば自然とシフトするよう
になる。
うに手指の力が極めて弱い人でも操作用ノブ23を楽に
操作でき、かつ操作用ノブ23のニュートラル状態へも
操作用ノブ23から手指を離せば自然とシフトするよう
になる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、筋ジストロフィー症患
者のように手指の力が極めて弱い人でもジョイスチック
ボックスのノブ操作が楽にできるように操作ノブに係る
スプリング力を弱めに設定してあっても、筋ジストロフ
ィー症患者等の操作者が操作用ノブから手指を離せば、
該ノブのニュートラル状態を確保できる。
者のように手指の力が極めて弱い人でもジョイスチック
ボックスのノブ操作が楽にできるように操作ノブに係る
スプリング力を弱めに設定してあっても、筋ジストロフ
ィー症患者等の操作者が操作用ノブから手指を離せば、
該ノブのニュートラル状態を確保できる。
【図1】本発明に係る電動車椅子のジョイスチックボッ
クス取付構造の採用された電動四輪車の全体斜視図であ
る。
クス取付構造の採用された電動四輪車の全体斜視図であ
る。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】図2のIII−III線における一部切欠き断面図で
ある。
ある。
【図4】従来技術を説明するための図である。
1 電動車椅子 7A 支持棒 9A ジョイスチックボックス 17 自在継手 11A ジョイスチックボックス本体 11A1 下面(ジョイスチックボックス本体の) 19 玉継手 23 操作用ノブ 41 弾撥材 A 電動車椅子のジョイスチックボックス取付構
造
造
Claims (1)
- 【請求項1】 電動車椅子に取り付けられている支持棒
に、前記電動車椅子の操作装置であるジョイスチックボ
ックスを自在継手を介して懸架するとともに、このジョ
イスチックボックス本体の下面には、玉継手を介して操
作用ノブを垂下し、この操作用ノブには、前記自在継手
に係る静止摩擦力よりも小さな抗力とし、かつ前記操作
用ノブに対する電動車椅子使用者による押力よりも小さ
な抗力とし、さらには前記操作用ノブがその自重によっ
てニュートラル位置に戻ろうとするのを妨げない大きさ
の抗力として作用するように弾撥力を設定した弾撥材を
作用させた電動車椅子のジョイスチックボックス取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7206895A JPH0951919A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 電動車椅子のジョイスチックボックス取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7206895A JPH0951919A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 電動車椅子のジョイスチックボックス取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0951919A true JPH0951919A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16530842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7206895A Pending JPH0951919A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 電動車椅子のジョイスチックボックス取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0951919A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753623B1 (ko) * | 2006-04-03 | 2007-08-29 | 김종환 | 역수방지 밸브장치 |
-
1995
- 1995-08-14 JP JP7206895A patent/JPH0951919A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753623B1 (ko) * | 2006-04-03 | 2007-08-29 | 김종환 | 역수방지 밸브장치 |
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