JPH0951573A - 基地局多重化方法と装置 - Google Patents

基地局多重化方法と装置

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JPH0951573A
JPH0951573A JP7218066A JP21806695A JPH0951573A JP H0951573 A JPH0951573 A JP H0951573A JP 7218066 A JP7218066 A JP 7218066A JP 21806695 A JP21806695 A JP 21806695A JP H0951573 A JPH0951573 A JP H0951573A
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slave
link
frame
signal
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JP7218066A
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English (en)
Inventor
Atsushi Fujimoto
敦 藤本
Junji Takahashi
潤次 高橋
Takashi Nomura
隆 野村
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Iwatsu Electric Co Ltd
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Iwatsu Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低トラヒックの無線ゾーンが連続する地域に
おいても多くの基地局に対して少ないディジタル回線で
運用できるようにする。 【解決手段】 ディジタル回線を収容するマスタ基地局
BMと、マスタ基地局BMの配下で従属動作する複数の
スレーブ基地局BSとの間をループ状に無線回線により
接続する無線リンクにより構成され、各基地局は担当エ
リア内の移動機PSをインタフェースする。無線リンク
が通常運用状態の場合には、隣接するスレーブ基地局B
Sの一方向ルートを経由しての送受信を行い、無線リン
クに障害が生じた場合には障害箇所で折り返して両方向
ルートで送受信を行う。これにより、少ないディジタル
回線で運用コストが安く、基地局の設置場所の制約が少
なく、基地局の増減が可能であり、障害発生に対して速
やかに対処できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位交換機と接続
するためにディジタル回線を収容し、移動機を無線接続
により収容する基地局において、移動機の発呼および着
呼等の呼接続制御を伴う通話路の多重化方法と装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロセル方式の基地局は、基
地局毎に少なくとも1つのディジタル回線を収容し、移
動機が通話可能な無線ゾーンを形成することにより、そ
の無線ゾーンを連続的に配置して複数ゾーンからなる無
線エリアを形成し、その無線エリア内においてはどこか
らでも通話できるように設置されていた。
【0003】図31に従来の基地局の接続構成を示す。
同図において、各基地局S−1〜S−7は各1本のディ
ジタル回線を収容して、点線枠内の無線ゾーンをそれぞ
れ担当して無線エリアを形成している。
【0004】この種のマイクロセル方式の基地局Sの設
置においては、移動機PSと基地局Sとの間に距離の制
限があるため、ある特定地域を無線エリアとしてサービ
スしようとした場合、基地局Sの設置台数はほぼ一義的
に決定される。
【0005】たとえば、移動機PSと基地局Sとの間の
通信可能距離が100m程度という制限がある場合に、
図31のように7台の基地局S1〜S7を設置した場合
には面積0.2キロ平方メートル弱の無線エリアがサー
ビス可能となり、7回線のディジタル回線が必要とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な無線エリアの形成方法では高トラヒックの無線ゾーン
が連続した無線エリアにおいては適当な基地局の設置が
行えるが、低トラヒックの無線ゾーンが連続したエリア
においては最低必要な基地局の設置台数がトラヒックに
見合わないことになり、ディジタル回線の収容回線数に
関して運用コストが増大するという未解決の課題があっ
た。また、基地局の設置場所に関しては、基地局にディ
シダル回線を必ず有線接続しなければならず、設置が困
難な場所や制約のある場所もあるため最適な無線ゾーン
の設計ができない場合があるという解決されねばならな
い課題があった。
【0007】本発明の目的は従来の欠点を除去し、基地
局に対応した無線ゾーン毎の呼量が極少である複数ゾー
ンが連続した無線エリアにおいて、その無線エリアのト
ラヒックに適合するようにディジタル回線の収容回線数
を選定することにより、運用コストを下げることにあ
り、さらに、設置場所に関しては制約の少ない基地局の
設置方法および接続構成変更方法等を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、上位交換機と接続するためのディジ
タル回線を収容するマスタ基地局と、そのマスタ基地局
の配下で従属して動作する複数のスレーブ基地局と、マ
スタ基地局および複数のスレーブ基地局間をループ状に
無線回線により接続する無線リンクから構成されてい
る。
【0009】マスタ基地局においてはディジタル回線の
通信チャネル・データをTDMA(Time Division Mult
iple Access )方式により時分割多重し、各スレーブ基
地局宛の下りフレーム信号を最後尾に接続したスレーブ
基地局宛のフレーム信号から順次送信し、最後に直近に
接続したスレーブ基地局宛のフレームを送信し、隣接す
るスレーブ基地局の一方または両方から受信した上りフ
レーム信号をフレーム分解してディジタル回線と接続し
ている。
【0010】そのために、マスタ基地局はフレームの分
解多重化のための多重化回路と、無線リンクのフレーム
組立および分解を行うための無線リンク・フレーム組立
/分解回路と、無線リンクへの送受信を行うための無線
リンク送受信回路と、無線リンクの伝送制御のための無
線リンク伝送制御部と、スレーブ基地局の配下の移動機
あるいは直接配下の移動機の呼接続制御を行う移動機イ
ンタフェース通信制御部および配下の移動機との送受信
を行うための移動機インタフェース送受信回路を具備し
ている。
【0011】スレーブ基地局においては、隣接するマス
タ基地局またはスレーブ基地局と無線リンクの送受信を
行うための無線リンク送受信回路と、フレーム組立/分
解回路と、無線リンク伝送制御部と、無線リンクの上り
フレーム信号と下りフレーム信号を入れ換えて各フレー
ム信号を送受信する宛先の基地局を交換するための無線
リンクの折り返しを可能とするセレクタおよび移動機イ
ンタフェース送受信回路を具備している。
【0012】マスタ基地局は無線リンクが通常運用状態
の場合には隣接するスレーブ基地局の一方向ルートを経
由して配下の全スレーブ基地局との間でフレーム信号の
送受信を行い、無線リンクに障害がある場合には隣接す
るスレーブ基地局の両方で無線リンクを折り返したルー
トを経由して通信可能な全スレーブ基地局との間でフレ
ーム信号の送受信を行う。スレーブ基地局は隣接するマ
スタ基地局またはスレーブ基地局からの無線リンクの下
り受信フレーム信号をTDMAの1フレーム周期だけ遅
延させて隣接するもう一方のマスタ基地局またはスレー
ブ基地局へフレーム送信する。
【0013】その際にスレーブ基地局では下りのTDM
Aのマルチフレーム位置は遅延しないようにマルチフレ
ーム位置を変更し、さらにTDMAのマルチフレームの
先頭から予め定められた一定時間後の自スレーブ基地局
宛のTDMAフレーム位置に有意なフレーム信号があれ
ば配下の移動機にフレーム送信する。これによって各ス
レーブ基地局は、同時に自局宛のフレーム信号を受信す
る。
【0014】スレーブ基地局は、隣接するスレーブ基地
局からの無線リンク上りフレーム信号をTDMAの1フ
レーム周期だけ遅延させて遅延により空いたフレームに
自局のデータを挿入して隣接するもう一方のマスタ基地
局またはスレーブ基地局へフレーム送信する。その際に
TDMAのマルチフレーム位置は遅延しないようにマル
チフレーム位置を変更する。これにより、各スレーブ基
地局は同時に、自局のデータを遅延により空いたフレー
ムに挿入することになる。
【0015】また、スレーブ基地局は、この遅延により
空いたフレームに挿入する場合に、配下の移動機からの
上りフレーム信号がある場合にはその内容を、ない場合
にはアイドル・パターンと称する適当なビット・パター
ンを自局のデータとしてフレームに挿入して送信する。
【0016】スレーブ基地局は、隣接するスレーブ基地
局からの無線リンク上りフレーム信号がない場合には、
無線リンクのマスタ基地局に近い側のスレーブ基地局に
対して、自局のTDMAフレーム送信位置以外ではフィ
ル・フレームと称する有意な情報を含まないフレーム信
号を送信する。
【0017】図31の無線エリアにおいては3回線あれ
ばトラヒックに対して十分に対処できる場合であって
も、基地局毎にディジタル回線を収容する必要があるた
め7基地局に対応した7回線が必要であり、同じ範囲の
無線エリアをカバーできる本発明においては、マスタ基
地局にディジタル回線を3回線だけ収容すればよい。こ
のように無線エリアにおいてトラヒックに合わせて必要
最小限のディジタル回線を収容すればよく、また、複数
のスレーブ基地局を統括できるため多重化効果あるいは
大群化効果を得ることができ、それらの効果としてディ
ジタル回線を有効利用することができる。また、スレー
ブ基地局間をループ状に無線リンクと称する無線アクセ
スにより回線接続するため、スレーブ基地局の設置場所
の制約が少なく、さらにスレーブ基地局の増設時あるい
は障害時に増設箇所あるいは障害箇所をループから切り
離してマスタ基地局から増設箇所あるいは障害箇所の前
後のスレーブ基地局までの折り返しのパスを2系統確保
することを稼動状態で移動機の通信を維持したままで行
うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0019】図1には従来例を示す図31に対応する本
発明の無線リンクの接続構成が示されている。マスタ基
地局BMにはディジタル回線を3回線収容しており、ス
レーブ基地局BS−1〜BS−6との間で無線によるル
ープによってリンク形成がなされ、マスタ基地局BMに
よって移動機PSからの発呼または着呼が制御され、障
害発生や、スレーブ基地局BSの増減に対処できるよう
になっている。
【0020】図2は本発明が適用された実施例の構成図
である。同図において、BMはマスタ基地局、BS−1
〜BS−nはスレーブ基地局、PSは移動機である。
【0021】マスタ基地局BMはk回線分のディジタル
回線DL−1〜DL−kを収容している。マスタ基地局
BMとスレーブ基地局BS−1は優れた指向性を持つマ
スタ基地局BMのアンテナAM−aとスレーブ基地局B
S−1のアンテナAS−1bを介して無線接続され、同
様にマスタ基地局BMとスレーブ基地局BS−nは優れ
た指向性を持つマスタ基地局BMのアンテナAM−bと
スレーブ基地局BS−nのアンテナAS−naを介して
無線接続される。また、スレーブ基地局BS−1とスレ
ーブ基地局BS−2の間も同様に無線接続される。この
ように順々に隣接するスレーブ基地局間を優れた指向性
のアンテナを対向で使用した無線リンクと称する無線接
続形態で連結し、唯一のマスタ基地局BMと複数のスレ
ーブ基地局BS−1〜BS−nによるループ状の接続形
態を構成する。
【0022】たとえば、ディジタル回線DL−1〜DL
−kから移動機PS−1へのデータの流れは、マスタ基
地局BM、スレーブ基地局BS−1を経由して無線リン
ク下り信号Ld によりスレーブ基地局BS−2に転送さ
れ、移動機インターフェース用のアンテナAS−2を介
して移動機PS−1に転送される。逆に移動機PS−1
からディジタル回線DL−1〜DL−kへのデータの流
れは、移動機インターフェース用のアンテナAS−2を
介してスレーブ基地局BS−2に転送され、スレーブ基
地局BS−1を経由して無線リンク上り信号Lu により
マスタ基地局BMに転送され、ディジタル回線DL−1
〜DL−kに転送される。スレーブ基地局BS−nの近
傍にいる移動機PS−2に対しても同様に、マスタ基地
局BMからスレーブ基地局BS−1、スレーブ基地局B
S−2、…スレーブ基地局BS−(n−1),BS−n
を順に経由する無線リンク下り信号Ld および逆順の無
線リンク上り信号Lu を用いてデータ転送が行われる。
マスタ基地局BMの近傍にいる移動機PS−3とはマス
タ基地局BMのアンテナAMを介して直接的にデータ転
送が行われる。
【0023】図3は本発明実施例の障害発生時の構成を
示している。図2の実施例において、BS−jとBS−
(j+1)間の無線リンクに障害が発生した場合の構成
を想定している。スレーブ基地局BS−1からBS−j
に対する無線リンク信号は図2と同じであるが、スレー
ブ基地局BS−(j+1)からBS−nまでに対しては
マスタ基地局BMから逆まわりの無線リンクLdr,Lur
によりデータ転送を行う。図2の無線リンクおよび図3
のマスタ基地局BMからスレーブ基地局BS−jまでの
間の無線リンク下りおよび上りLd ,Lu を以下では通
常ループと呼ぶ。また、図3のスレーブ基地局BS−
(j+1)からBS−nまでの無線リンク下りおよび上
りLdr,Lurを逆ループと呼ぶ。
【0024】なお、図2および図3においてはマスタ基
地局BMおよび複数のスレーブ基地局BS−1〜BS−
nのそれぞれの間を無線リンクと称する無線回線により
ループ状に接続する構成について述べたが、無線リンク
の代替として光無線または光ファイバを用いて本発明の
基地局多重化装置を構成することも可能である。
【0025】図4には本発明の実施例のマスタ基地局B
Mの回路構成を示している。マスタ基地局BMには無線
エリア全体のトラヒックに見合った数のディジタル回線
DL−1〜DL−kが収容される。各ディジタル回線D
L−1〜DL−kは、回線インタフェース送受信回路D
I−1〜DI−kに接続され、ディジタル回線の物理電
気的な機能に係わるプロトコル終端がなされる。
【0026】回線インタフェース送受信回路DI−1〜
DI−kには、ディジタル回線の下り通信信号14−1
〜14−j、ディジタル回線の上り通信信号15−1〜
15−k、ディジタル回線の下り制御信号18およびデ
ィジタル回線の上り制御信号19が接続されている。こ
こで、通信信号14−1〜14−kは、各々回線インタ
フェース・データ・バッファDB−1〜DB−kに入力
される。
【0027】回線インタフェース・データ・バッファD
B−1〜DB−kでは、たとえば、移動機インタフェー
スの1フレーム分のデータが蓄積される。回線インタフ
ェース・データ・バッファDB−1〜DB−kに蓄積さ
れたスレーブ基地局BS宛の下り通信信号は、無線リン
クの伝送レートのクロックで読み出され、多重化回路M
Pに入力される。マスタ基地局BMの直接配下の移動機
PSへの下り通信信号は、回線インタフェース・データ
・バッファDB−1〜DB−kから移動機インタフェー
スの伝送レートのクロックで読み出され、多重化回路M
Pに入力される。
【0028】図5には多重化回路MPの回路構成を示し
ている。回線インタフェース・データ・バッファDB−
1〜DB−kから出力されるディジタル回線の下り通信
信号16−1〜16−kは、下り信号セレクタDSLへ
入力される。下り信号セレクタDSLは、通信先の基地
局に関する情報に基づき多重化回路MPを制御する多重
化回路制御信号46、マスタ基地局BMとアンテナAM
−a経由で無線リンクを介して接続されているスレーブ
基地局BSおよびそのループ状の配列位置に関する情報
である接続基地局情報信号26−1およびアンテナAM
−b経由で接続されているスレーブ基地局BSおよびそ
のループ状の配列位置に関する情報である接続基地局情
報信号26−2を受けて、無線リンクにおけるマスタ基
地局BMからスレーブ基地局BSへの送信順序でディジ
タル回線の下り信号を選択し、マスタ基地局BM送信信
号22−1および22−2を出力する。
【0029】ディジタル回線の下り制御信号18(図
4)は回線インタフェース通信制御部DICに入力さ
れ、呼接続制御に係わるプロトコル終端を行い、移動機
インタフェースにおける呼接続制御に係わるプロトコル
終端を行なう移動機インタフェース通信制御部MICと
の間でプロトコル変換された制御信号47によりプロト
コル変換を行う。移動機インタフェースの下り制御信号
20は、移動機インタフェース通信制御部MICから出
力され、多重化回路MPに入力される。
【0030】移動機インタフェースの下り制御信号20
は下り信号セレクタDSLに入力され、スレーブ基地局
BS宛の制御信号は無線リンクでの送信タイミングで選
択され、マスタ基地局送信信号22−1,22−2とし
て出力される。マスタ基地局送信信号22−1および2
2−2は、各々無線リンク・フレーム組立/分解回路R
F−1およびRF−2に入力される(図5)。無線リン
ク・フレーム組立/分解回路RF−1およびRF−2か
らは、各々無線リンク送信データ30−1および30−
2が出力され、無線リンク送受信回路RL−1およびR
L−2を経て、各々アンテナAM−aおよびAM−bよ
り隣接するスレーブ基地局BS−1,BS−nへ送信さ
れる(図4)。
【0031】隣接するスレーブ基地局BS−1,BS−
nからの無線リンク上り信号Lu および下り信号L
d は、アンテナAM−aおよびAM−bでそれぞれ受信
され、各々無線リンク送受信回路RL−1およびRL−
2へ入力される。無線リンク送受信回路RL−1および
RL−2からは、無線リンク復調信号32−1および3
2−2が出力され、各々無線リンク・フレーム組立/分
解回路RF−1およびRF−2へ入力される。無線リン
ク・フレーム組立/分解回路RF−1およびRF−2か
らは、各々マスタ基地局受信信号24−1および24−
2が出力され、多重化回路MPへ入力される(図4)。
【0032】マスタ基地局受信信号24−1および24
−2は上り信号セレクタUSLに入力され、上り信号セ
レクタ制御信号81により行く先を選択され出力される
(図5)。上り通信信号17−1〜17−kは回線イン
タフェース・データ・バッファDB−1〜DB−kにそ
れぞれ入力され、さらに回線インタフェース送受信回路
DI−1〜DI−kを経て、ディジタル回線DL−1〜
DL−kに転送される。
【0033】移動機インタフェースの上り制御信号21
は、移動機インタフェース通信制御部MICへ入力さ
れ、移動機インタフェースにおける呼接続制御に係わる
プロトコルが終端される。上り制御信号21は回線イン
タフェース通信制御部DICとの間でプロトコル変換制
御信号47によってプロトコル変換がなされ、各回線イ
ンタフェース送受信回路DI−1〜DI−kを経てディ
ジタル回線DL−1〜DL−kに転送される(図4)。
【0034】一方、マスタ基地局BMの配下の移動機P
Sからの上り信号は、アンテナAMで受信され、移動機
インタフェース送受信回路MIRで復号されて、移動機
インタフェース受信信号29として多重化回路MPに入
力される。移動機インタフェース受信信号29は上り信
号セレクタUSLに入力され、上り信号セレクタ制御信
号81により行き先を選択され出力される(図5)。以
下は、マスタ基地局受信信号24−1および24−2の
場合と同様に処理される。
【0035】無線リンク伝送制御部RLCから無線リン
ク送受信回路RL−1およびRL−2に各々無線リンク
送受信回路制御信号34−1および34−2が入力さ
れ、無線リンクの無線周波数の設定、送信開始および送
信停止の制御を行う。無線リンク送受信回路RL−1お
よびRL−2から無線リンク伝送制御部RLCへ各々無
線リンク監視信号36−1および36−2が入力され、
各無線リンクの状況に関する情報を伝達する(図4)。
【0036】移動機インタフェース送受信回路MIRか
らの受信電界強度等の移動機インタフェースに関する情
報は、移動機インタフェース伝送制御信号45により移
動機インタフェース伝送制御部MITに伝達され、さら
に移動機インタフェース情報信号44により移動機イン
タフェース通信制御部MICへ伝達される(図4)。
【0037】各スレーブ基地局BS配下の移動機インタ
フェースに関する情報は、無線リンクを介してマスタ基
地局BMに伝達され、無線リンク伝送制御部RLCから
移動機インタフェース情報信号49により移動機インタ
フェース通信制御部MICへ伝達される(図4)。
【0038】各スレーブ基地局BS配下の移動機インタ
フェースを制御するために、移動機インタフェース通信
制御部MICから移動機インタフェース伝送制御信号4
8が出力され、無線リンク伝送制御部RLCに入力さ
れ、無線リンクを介して各スレーブ基地局BSに伝送さ
れる(図4)。
【0039】図6に本発明実施例の無線リンク・フレー
ム組立/分解回路RF−1(RF−2も同じ構成であ
る)のブロック構成図を示す。無線リンク送受信回路R
L−1から出力される無線リンク復調信号32−1は2
つに分岐され、一方はサンプリング回路SPへ、他方は
ビット同期回路BSYへ入力される。ビット同期回路B
SYでは無線リンク復調信号32−1からクロック抽出
を行い、受信データと同期した無線リンク再生クロック
61を出力する。サンプリング回路SPでは、無線リン
ク再生クロック61の、たとえば立ち上がりで無線リン
ク復調信号32−1をサンプリングし、無線リンク復号
データ62を出力する。
【0040】フレーム同期/マルチフレーム同期回路F
Sには無線リンク再生クロック61と無線リンク復号デ
ータ62が入力され、フレーム同期およびマルチフレー
ム同期が行われ、無線リンク同期信号63が出力され
る。タイミング生成回路TGには無線リンク再生クロッ
ク61、無線リンク同期信号63が入力され、フレーム
組立/分解等に必要なタイミング信号66が出力され
る。
【0041】このタイミング信号66は、フレーム分解
回路FD、エラー訂正復号化回路ED、受信制御信号フ
レーム・バッファRCB、マスタ基地局受信フレーム・
バッファRFB、マスタ基地局送信フレーム・バッファ
TFB、送信制御信号フレーム・バッファTCB、エラ
ー訂正符号化回路EC、フィル・フレーム挿入回路FF
I、アイドル・パターン・フレーム挿入回路IPに図示
を省略した信号線により与えられ、各回路におけるタイ
ミング信号として使用される。
【0042】フレーム分解回路FDには無線リンク復号
データ62およびタイミング生成回路TGからのタイミ
ング信号66が入力され、フレーム分解が行われる。フ
レーム分解回路FDの出力信号はフレーム識別回路FR
に入力され、後に詳細に説明するマルチフレーム位置の
変更が行われ、さらにフレーム識別が行われる。マスタ
基地局BM宛の無線リンク制御信号である場合には、受
信制御信号フレーム・バッファRCBに入力され、マス
タ基地局BMの受信無線リンク制御信号38−1として
出力される。マスタ基地局BM宛の受信信号である場合
には、エラー訂正復号化回路EDでエラー訂正を行った
後に、マスタ基地局受信フレーム・バッファRFBを経
て、マスタ基地局宛受信信号51−1として出力され
る。
【0043】一方マスタ基地局の送信信号52−1はマ
スタ基地局送信フレーム・バッファTFB、エラー訂正
符号化回路ECを経て、フレーム組立回路FAに入力さ
れる。マスタ基地局送信無線リンク制御信号40−1は
送信制御信号フレーム・バッファTCBを経て、フレー
ム組立回路FAに入力される。マスタ基地局BMの送信
タイミングで送信すべきデータがない場合には、アイド
ル・パターン・フレーム挿入回路IPからアイドル・パ
ターン信号64が出力され、フレーム組立回路FAに入
力される。マスタ基地局BMにおいて、下り無線リンク
のマルチフレーム同期は確立しているが、上り無線リン
クのマルチフレーム同期が確立していない場合には、マ
スタ基地局BMからの送信信号以外は、フィル・フレー
ム挿入回路FFIから出力されるフィル・フレーム信号
65がフレーム組立回路FAにおいて組み込まれる。フ
レーム組立回路FAからは無線リンク送信データ30−
1が出力され、無線リンク送受信回路RL−1を経て送
信される。
【0044】図7には本発明実施例のスレーブ基地局B
S−1(BS−1〜BS−nは同じ回路構成、以下、単
にBSという)の基本構成を示している。スレーブ基地
局BSには、スレーブ無線リンク送受信回路SR−2お
よびSRL−1が具備されており、一方が上位側無線リ
ンクへの送受信、他方が下位側無線リンクへの送受信を
行う。例としてスレーブ無線リンク送受信回路SRL−
2が上位側、無線リンク送受信回路SRL−1が下位側
と接続されている場合について説明する。
【0045】上位側(マスタ基地局BM側)の無線リン
クからの下り信号はアンテナAS−1bで受信され、ス
レーブ無線リンク送受信回路SRL−2から無線リンク
復調信号132−2が出力される。無線リンク復調信号
132−2はスレーブ無線リンク・フレーム組立/分解
回路SRF−2に入力され、復号、フレーム分解および
フレーム識別等が行われる。スレーブ無線リンク・フレ
ーム組立/分解回路SRF−2から1フレーム周期遅延
した受信信号133−2が出力され、下位側のスレーブ
無線リンク・フレーム組立/分解回路SRF−1へ入力
される。この信号はフレーム組立され、無線リンク送信
データ130−1としてスレーブ無線リンク送受信回路
SRL−1に入力され、下位側の無線リンクに送信され
る。
【0046】受信信号が自スレーブ基地局BS宛の無線
リンク制御信号の場合には、スレーブ無線リンク・フレ
ーム組立/分解回路SRF−2からスレーブ基地局受信
無線リンク制御信号138−2が出力され、スレーブ無
線リンク伝送制御部SRLCへ入力される。スレーブ無
線リンク伝送制御部SRLCは、自スレーブ基地局BS
の受信無線リンク制御信号138−2を受けて、無線リ
ンクの通常ループと逆ループの切替えおよび無線リンク
送信の停止・再開等の制御を行う。また自スレーブ基地
局BSの配下の移動機PSからの上り無線信号受信レベ
ル等の自スレーブ基地局BSの情報は、自スレーブ基地
局BSの送信無線リンク制御信号140−2としてスレ
ーブ無線リンク・フレーム組立/分解回路SRF−2へ
入力され、さらに無線リンクを介してマスタ基地局BM
に伝達される。
【0047】障害の発生などにより無線リンクの上位側
と下位側が逆になった場合には、自スレーブ基地局BS
の受信無線リンク制御信号138−1および自スレーブ
基地局BSの送信無線リンク制御信号140−1がその
場合の無線リンク制御信号として用いられる。スレーブ
無線リンク伝送制御部SRLCは無線リンクの無線周波
数の設定、送信開始および送信停止等の制御を行うた
め、無線リンク送受信回路制御信号134−2および1
34−1をスレーブ無線リンク送受信回路SRL−2お
よびSRL−1へ出力する。受信信号が自スレーブ基地
局BS宛の受信信号の場合には、スレーブ無線リンク・
フレーム組立/分解回路SRF−2からスレーブ基地局
宛受信信号151−2が出力され、スレーブ・セレクタ
SSLの端子cへ入力される。
【0048】なお、無線リンクの逆ループによる折り返
しに対応するようにスレーブ・セレクタSSLには、ス
レーブ無線リンク・フレーム組立/分解回路SRF−1
からの自スレーブ基地局宛受信信号151−1もスレー
ブ・セレクタSSLの端子bに入力されており、上位側
からの受信信号151−1がスレーブ・セレクタSSL
の端子aに選択され出力される。移動機インタフェース
送信信号128はスレーブ移動機インタフェース送受信
回路SMRに入力され、アンテナAS−1より移動機P
Sに対して送信される。
【0049】下位側の無線リンクえの下り信号はアンテ
ナAS−1より移動機PSに対して送信される。下位側
の無線リンクからの上り信号は通常時はアンテナAS−
1aで受信され、スレーブ無線リンク送受信回路SRL
−1から無線リンク復調信号132−1が出力される。
無線リンク復調信号132−1はスレーブ無線リンクフ
レーム組立/分解回路SRF−1に入力され、復号、フ
レーム分解およびフレーム識別等が行われる。
【0050】スレーブ無線リンク・フレーム組立/分解
回路SRF−1から1フレーム周期遅延した受信信号1
33−1が出力され、上位側のスレーブ無線リンク・フ
レーム組立/分解回路SRF−2へ入力される。この信
号はフレーム組立され、無線リンク信号データ130−
2としてスレーブ無線リンク送受信回路SRL−2に入
力され、障害時等において上位側の無線リンクに折り返
して送信される。移動機PSからの上り信号は、アンテ
ナAS−1で受信され、スレーブ移動機インタフェース
送受信回路SMRで復調される。
【0051】スレーブ移動機インタフェース送受信回路
SMRからの移動機インタフェース受信信号129はス
レーブ・セレクタSSLの端子dに入力され端子fが選
択されて、上位側のスレーブ無線リンク・フレーム組立
/分解回路SRF−2へ自スレーブ基地局BSの送信信
号152−2として入力され、フレーム組立されて、ス
レーブ無線リンク送受信回路SRL−2を経て、アンテ
ナAS−1bより上位側の無線リンクに送信される。無
線リンク同期信号142−2は、スレーブ無線リンク・
フレーム組立/分解回路SRF−2から出力され、スレ
ーブ無線リンク伝送制御部SRLCへ入力される。この
信号により、下り無線リンクのマルチフレーム同期が確
立されているかどうかの情報が伝達される。
【0052】また、無線リンク同期信号142−1は、
スレーブ無線リンク・フレーム組立/分解回路SRF−
1から出力され、スレーブ無線リンク伝送制御部SRL
Cへ入力される。この信号により、上り無線リンクのマ
ルチフレーム同期が確立されているかどうかの情報が伝
達される。無線リンク受信信号の有無は無線リンク監視
信号136−2および136−1によりスレーブ無線リ
ンク伝送制御部SRLCへ伝達される。スレーブ無線リ
ンク伝送制御部SRLCでは、下り無線リンクのマルチ
フレーム同期が確立されていない場合には、無線リンク
および移動機インタフェースの送信を停止する。
【0053】上り無線リンクのマルチフレーム同期が確
立されていない場合には自スレーブ基地局BSの送信タ
イミング以外はフィル・フレームを送出する等の制御を
行う。スレーブ移動機インタフェース伝送制御部SMI
では、移動機インタフェースにおける無線周波数の選択
等の移動機インタフェースに関する伝送制御を行う。
【0054】スレーブ移動機インタフェース送受信回路
SMRから受信電界強度等の移動機インタフェースに関
する情報が移動機インタフェース伝送制御信号145に
より、スレーブ移動機インタフェース伝送制御部SMI
を介してスレーブ状態監視部SCNへ伝送される。スレ
ーブ状態監視部SCNでは受信電界強度等の移動機イン
タフェースに関する情報を伝達するための移動機インタ
フェース状態信号155を作成し、スレーブ無線リンク
伝送制御部SRLCへ伝送し、無線リンクを介してマス
タ基地局BMに伝達する。
【0055】ここでスレーブ・セレクタSSRの動作・
作用を要約すると、スレーブ・セレクタSSRはスレー
ブ無線リンク伝送制御部SRLCからのセレクタ制御信
号150によって制御されており、スレーブ・セレクタ
SSRの端子aがcを選択して無線リンク下り信号Ld
のうち移動機PSに対する信号をスレーブ移動機インタ
フェース送受信回路SMRへ移動機インタフェース送信
信号128として送る。一方移動機PSからの信号はス
レーブ移動機インタフェース送受信回路SMRから移動
機インタフェース受信信号129として受けてスレーブ
・セレクタSSRの端子dがeを選択して無線リンク下
り信号Ld に移動機PSの信号を乗せる。
【0056】スレーブ・セレクタSSRの端子aがb
と、dがfと接続された場合には、無線リンク上り信号
u が使用される。障害時における無線リンクの折り返
しにおいて、スレーブ・セレクタSSRの端子aがb
と、dがeと接続された場合は無線リンク上り信号Lu
と無線リンク下り信号Ld が同時に使用される。同様に
端子aがcと、dがfと接続された場合は無線リンク下
り信号Ld と無線リンク上り信号Lu が同時に使用され
る。
【0057】図8に本発明実施例のスレーブ無線リンク
・フレーム組立/分解回路SRF−1(SRF−2も同
じ構成である)のブロック構成図を示す。スレーブ無線
リンク送受信回路SRL−1から出力される無線リンク
復調信号132−1は2つに分岐され、一方はサンプリ
ング回路SPへ、他方はビット同期回路BSYへ入力さ
れる。ビット同期回路BSYでは無線リンク復調信号1
32−1からクロック抽出を行い、受信データと同期し
た無線リンク再生クロック161を出力する。サンプリ
ング回路SPでは、無線リンク再生クロック161の、
たとえば立ち上がりで無線リンク復調信号132−1を
サンプリングし、無線リンク復号データ162を出力す
る。
【0058】フレーム同期/マルチフレーム同期回路F
Sには無線リンク再生クロック161と無線リンク復号
データ162が入力され、フレーム同期およびマルチフ
レーム同期が行われ、無線リンク同期信号163が出力
される。タイミング生成回路TGには無線リンク再生ク
ロック161、無線リンク同期信号163が入力され、
フレーム組立/分解等に必要なタイミング信号166が
出力される。
【0059】このタイミング信号166は、フレーム分
解回路FD、エラー訂正復号化回路ED、受信制御信号
フレーム・バッファRCB、スレーブ基地局受信フレー
ム・バッファSRFB、1フレーム遅延フレーム・バッ
ファDFB、スレーブ基地局送信フレーム・バッファS
TFB、送信制御信号フレーム・バッファTCB、エラ
ー訂正符号化回路EC、フィル・フレーム挿入回路FF
I、アイドル・パターン・フレーム挿入回路IPに図示
を省略した信号線により与えられ、各回路におけるタイ
ミング信号として使用される。
【0060】フレーム分解回路FDには無線リンク復号
データ162およびタイミング生成回路TGからのタイ
ミング信号166が入力され、フレーム分解が行われ
る。フレーム分解回路FDの出力信号はフレーム識別回
路FRに入力され、後に詳細に説明するマルチフレーム
位置の変更が行われ、さらにフレーム識別が行われる。
スレーブ基地局BS宛の無線リンク制御信号である場合
には、受信制御信号フレーム・バッファRCBに入力さ
れ、スレーブ基地局BSの受信無線リンク制御信号13
8−1として出力される。スレーブ基地局BS宛の受信
信号である場合には、エラー訂正復号化回路EDでエラ
ー訂正を行った後に、スレーブ基地局受信フレーム・バ
ッファSRFBを経て、スレーブ基地局宛受信信号15
1−1として出力される。すべての無線リンク復号デー
タはマルチフレーム位置を変更した後、1フレーム遅延
フレーム・バッファDFBに入力され、1フレーム周期
だけ遅延されて、1フレーム周期遅延した受信信号13
3−1として出力される。
【0061】一方スレーブ基地局の送信信号152−1
はスレーブ基地局送信フレーム・バッファSTFB、エ
ラー訂正符号化回路ECを経て、フレーム組立回路FA
に入力される。スレーブ基地局送信無線リンク制御信号
140−1は送信制御信号フレーム・バッファTCBを
経て、フレーム組立回路FAに入力される。もう一方の
スレーブ無線リンク・フレーム組立/分解回路SRF−
2から出力される1フレーム周期遅延した受信信号13
3−2は、無線リンクの上下方向を反転させる場合に、
直接フレーム組立回路FAに入力される。
【0062】スレーブ基地局BSの送信タイミングで送
信すべきデータがない場合には、アイドル・パターン・
フレーム挿入回路IPからアイドル・パターン信号16
4が出力され、フレーム組立回路FAに入力される。ス
レーブ基地局BSにおいて、下り無線リンクのマルチフ
レーム同期は確立しているが、上り無線リンクのマルチ
フレーム同期が確立していない場合には、自スレーブ基
地局BSからの送信信号以外は、フィル・フレーム挿入
回路FFIから出力されるフィル・フレーム信号165
がフレーム組立回路FAにおいて組み込まれる。フレー
ム組立回路FAからは無線リンク送信データ130−1
が出力され、スレーブ無線リンク送受信回路SRL−1
を経て送信される。
【0063】図8に示したスレーブ無線リンク・フレー
ム組立/分解回路SRFから1フレーム周期遅延した受
信信号133−1と133−2を削除し、フレーム識別
回路FRから接続基地局情報信号26(図6)を加える
ならば、図6に示した無線リンク・フレーム組立/分解
回路に同じとなるから、同一の集積回路で図6および図
8の回路構成を実現することができる。
【0064】図9(a)には無線リンク下り信号、同図
(b)には無線リンク上り信号における単位フレームの
構成が示されている。
【0065】図10(a)には無線リンク下り信号、同
図(b)には無線リンク上り信号におけるマルチフレー
ムの構成が示されている。
【0066】無線リンクの信号は、マスタ基地局BMと
複数のスレーブ基地局BSとのデータ伝送を実現するた
め、たとえば図9に示すような単位フレームを多重化
し、図10に示すようなマルチフレーム構成をとる。
【0067】図9において、Fはフレーム同期用ビッ
ト、MFはマルチフレーム同期用ビットである。SAD
は、無線リンク下り信号においては宛先スレーブ基地局
識別用アドレスであり(同図(a))、無線リンク上り
信号においては送信元スレーブ基地局識別用アドレスで
ある(同図(b))。SADの特別な使用例として、全
ビット“0”の場合はパッドとして使用される特別なフ
レーム(以下、フィル・フレームと呼ぶ)を表す。US
は上りマルチフレーム同期表示であり、マスタ基地局B
Mが無線リンク上り信号のマルチフレーム同期確立/同
期はずれ状態をスレーブ基地局BSに伝えるために使用
する。
【0068】DSは下りマルチフレーム同期表示であ
り、スレーブ基地局BSが無線リンク下り信号のマルチ
フレーム同期確立/同期はずれ状態をマスタ基地局BM
に伝えるために使用する。STSはスレーブ基地局状態
制御用フィールドであり、マスタ基地局BMがスレーブ
基地局BSの状態を制御するための保守・運用情報エリ
アとして使用する。ITは情報フィールド種別であり、
後述するINFの内容が、移動機データ、無線リンク制
御用データ、またはアイドル・パターンのいずれである
のかを識別するために使用する。
【0069】INFは情報フィールドであり、ITで示
された種別に属するデータ、すなわち、移動機データ、
無線リンク制御用データ、またはアイドル・パターンの
いずれかが格納されるエリアである。この移動機データ
は、スレーブ基地局BSと移動機PS間でやり取りされ
る物理スロットに格納されている通信データおよび制御
用データとし、スレーブ基地局BSを介して、マスタ基
地局BMとの間でトランスペアレントに伝送するデータ
を指している。
【0070】INF中の無線リンク制御用データは、無
線リンクに接続するスレーブ基地局BSの追加または削
除や、障害箇所の切り離し時等にマスタ基地局BMと各
スレーブ基地局BSとの間でやり取りされる保守・運用
のためのデータを指し、INF中のアイドル・パターン
は、やり取りする情報が存在しない場合に挿入する適当
なビット・パターンのデータを指す。ECCはSAD以
下を対象とした誤り訂正用ビットである。
【0071】図10に示したマルチフレーム構成は、ス
レーブ基地局BSと移動機PSとの無線伝送方式の具体
例としてPHS(Personal Handyphone System )で採
用されているTDMA/TDD方式(TDD:Time Div
ision Duplex 周波数分割2重)を使用する場合につい
て示している。この場合、スレーブ基地局BSにおける
図9の単位フレームの送受信タイミング設計を考慮し、
1周期5ミリ秒の1マルチフレームを構成する単位フレ
ームの内半分のフレームを、移動機データの伝送を行う
ための物理スロットとして使用する。
【0072】すなわち、TDMA/TDDフレームにお
けるT1〜T4スロットおよびR1〜R4スロット内の
それぞれに移動機データを格納したn個の単位フレーム
を挿入するためにT1用〜T4用物理スロットおよびR
1用〜R4用物理スロットを使用する。このため、残り
の半分のT0用物理スロットおよびR0用物理スロット
については、無線リンク制御用データを格納した単位フ
レームを挿入するために、無線リンク制御用物理スロッ
トとして使用するか、または前記フィル・フレームによ
って、パディングしたPAD用物理スロットとして使用
する。
【0073】なお、各スレーブ基地局BSは、無線リン
ク上り信号において、他のスレーブ基地局BSに使用さ
れていない(すなわち、フィル・フレームが挿入されて
いる)T0内の任意の位置の無線リンク制御用物理スロ
ットを使用することができる。
【0074】マスタ基地局BMからの無線リンク下り信
号Ld へのマルチフレーム送信順序は、無線リンク制御
用/PAD用物理スロットT0を先頭に、T1用、T2
用、T3用、T4用物理スロットの順番に送信を行う。
また、各物理スロット内の個々のスレーブ基地局BS宛
の単位フレーム送信順序に関しては、無線リンク制御用
およびPAD用物理スロツトT0またはR0では任意の
スロット位置で送信可能であり、T1用〜T4用物理ス
ロットは、マスタ基地局BMから無線リンク接続の最後
尾のスレーブ基地局BS−n宛の単位フレーム(図10
(a)の枠内のnに相当)から順番に送信し、最後は直
近のスレーブ基地局BS−1宛の単位フレーム(図10
(a)の枠内の1に相当)を送信する。
【0075】マスタ基地局BMへの無線リンク上り信号
u におけるマルチフレーム受信順序は、R1用、R2
用、R3用、R4用物理スロットの順番に受信し、最後
にR0で表わした無線リンク制御用/PAD用物理スロ
ットを受信する。また、各物理スロット内の個々のスレ
ーブ基地局BS発の単位フレーム受信順序は、無線リン
ク制御用/PAD用物理スロツトT0では任意のスロッ
ト位置で受信し、R1用〜R4用物理スロットはマスタ
基地局BMから直近のスレーブ基地局BS−1発の単位
フレーム(図10(b)の枠内の1に相当)から順番に
受信し、最後は無線リンク接続の最後尾のスレーブ基地
局BS−n発の単位フレーム(図10(b)の枠内のn
に相当)を受信し、無線リンク制御用/PAD用物理ス
ロットR0では任意のスロット位置で受信する。
【0076】図11および図12には無線リンク下りお
よび上り信号におけるフレーム多重伝送の手順を示して
いる。簡単のために、ここでは無線リンクに接続するス
レーブ基地局数をBS−1,BS−2,BS−3の3台
とし、やり取りする単位フレームは前記移動機データを
伝送するためのマルチフレーム内の物理スロットに属す
るものとする。
【0077】図11には無線リンク下り信号におけるフ
レーム多重伝送手順を示しており、そこにおいて、マス
タ基地局BMから無線リンク下り信号Ld として、基準
時刻td0に送信開始された(a)の3個の単位フレーム
を含むマルチフレームは、中継するスレーブ基地局BS
−1において(b)のように受信したマルチフレームを
(c)に示すように1単位フレーム分だけ遅延させて次
のスレーブ基地局BS−2へ送信する。
【0078】スレーブ基地局BS−2においても、
(d)のマルチフレームを受信し、(e)に示すように
1単位フレーム分遅延させて送信する。この時、無線リ
ンク下り信号におけるマルチフレームは、(f)に示す
ように無線リンクの最後尾に接続されているスレーブ基
地局BS−3への単位フレームの受信時刻td1を先頭に
してそれぞれ受信を開始することができるように送信す
る構成になっているため、スレーブ基地局BS−1〜B
S−3は、伝搬遅延時間の差異を無視すると、同一時刻
d1に自身宛の単位フレームを2重枠で示したように受
信開始することになる。なお、マルチフレームの先頭表
示は、先頭表示位置と受信開始時刻の関係が全てのスレ
ーブ基地局BSで同様となるように、中継する各々のス
レーブ基地局BSにおいて、基準時刻td0に送信する単
位フレーム((a)の3と表示したフレーム)内に先頭
表示を行うように設定する。
【0079】図12には無線リンク上り信号Lu におけ
るフレーム多重伝送手順を示しており、そこにおいて、
無線リンク接続の最後尾のスレーブ基地局BS−3から
無線リンク上り信号Lu として基準時刻td0に(a)に
示すように送信開始された単位フレーム3(2重枠)は
(b)のようにマルチフレーム構成で、次のスレーブ基
地局BS−2へ伝送される。スレーブ基地局BS−2で
は、受信したマルチフレームを(c)のように1単位フ
レーム時間遅延させるとともに、自身のスレーブ基地局
識別用アドレスおよび上記移動機データ/アイドル・パ
ターンを挿入した単位フレーム2(2重枠)を無線リン
ク上り信号として(d)のように基準時刻td0に送信開
始するから、スレーブ基地局BS−1は(e)のマルチ
フレームを受信する。
【0080】なお、マルチフレームの先頭表示は、各自
のスレーブ基地局BSの送信フレームの先頭に設定す
る。すなわち、(a)では単位フレーム3の先頭、
(d)では単位フレーム2の先頭にそれぞれスレーブ基
地局BS−3,BS−2が設定する。同様にしてスレー
ブ基地局BS−1では、マルチフレームの先頭表示を付
与した自身の送信すべき単位フレーム1(2重枠)を先
頭にして、無線リンク上り信号として(g)のように基
準時刻tu0にマルチフレームを送信することにより、マ
スタ基地局BMは基準時刻tu0から伝搬遅延のみで
(h)に示すマルチフレームの受信を開始する。
【0081】このような手順で無線リンクにおけるフレ
ーム多重伝送を行うことにより、各スレーブ基地局BS
の構成は、無線リンクにおける物理的な接続位置に関わ
らず同一の装置構成とすることが可能である。また、タ
イミング補正をフレーム単位で行うため、フレーム間の
位相差は伝搬遅延によるものだけとなる。
【0082】図13および図14には本発明のマルチフ
レーム構成を用いた場合の無線リンクにおけるフレーム
多重伝送のタイム・チャートを示している。このタイム
・チャートでは、無線リンクに接続するスレーブ基地局
を、BS−1からBS−nまでのn台とし、マスタ基地
局BMから直近のスレーブ基地局をBS−1とし、以降
順番にBS−2,BS−3と接続し、最後尾にはBS−
nのスレーブ基地局を接続するようなシステム構成を例
としている。
【0083】図13および図14において、(a)はス
レーブ基地局BSと移動機PSとの間でやり取りされる
TDMA/TDDのフレーム、(b)は各スレーブ基地
局BSにおける該TDMA/TDDのフレーム・タイミ
ング信号FT(矢印で表示)である。(c)〜(f)は
無線リンク下り信号Ld におけるタイム・チャートに関
連する各種フレーム、またはタイミング信号で、tfd
マルチフレームの先頭のタイミングである。
【0084】(c)はマスタ基地局BMおよび各スレー
ブ基地局BSにおけるマルチフレーム・タイミング信号
DMTである。(d)はマスタ基地局BMからの送信マ
ルチフレームであり、スレーブ基地局BS−1の受信マ
ルチフレームに等しい。(e)はスレーブ基地局BS−
1からの送信マルチフレームであり、スレーブ基地局B
S−2の受信マルチフレームに等しい。(f)はスレー
ブ基地局BS−(n−1)からの送信マルチフレームで
あり、スレーブ基地局BS−nの受信マルチフレームに
等しい。
【0085】図13および図14から、無線リンク下り
信号Ld におけるスレーブ基地局BS−1〜BS−n
は、伝搬遅延時間の差異を除くと、同一時刻に自スレー
ブ基地局BS宛のT1用〜T4用物理スロット内の○印
で示した単位フレームを受信開始し、受信終了後直ちに
移動機PSに対してT1〜T4スロットの送信を行うこ
とができる。T0は図10(a)に示した無線リンク制
御用/PAD用の物理スロットでフィル・フレームで充
填される。
【0086】図13および図14の(g)〜(j)は無
線リンク上り信号Lu におけるタイム・チャートに関連
する各種フレーム、またはタイミング信号で、tfuはマ
ルチフレームの先頭のタイミングである。(g)はマス
タ基地局BMおよび各スレーブ基地局BSにおけるマル
チフレーム・タイミング信号UMTである。(h)はス
レーブ基地局BS−nからの送信マルチフレームであ
り、スレーブ基地局BS−(n−1)の受信マルチフレ
ームに等しい。(i)はスレーブ基地局BS−(n−
1)からの送信マルチフレームであり、スレーブ基地局
BS−(n−2)の受信マルチフレームに等しい。
(j)はスレーブ基地局BS−1からの送信マルチフレ
ームであり、マスタ基地局BMの受信マルチフレームに
等しい。
【0087】図13および図14から、無線リンク上り
信号Lu におけるマスタ基地局BMは、(g)のマルチ
フレーム・タイミングUMTからスレーブ基地局BS−
1との伝搬遅延のみで、マルチフレームを受信開始し、
また、スレーブ基地局BS−1〜BS−nは、同一時刻
に自スレーブ基地局BSが送信すべきR1用〜R4用物
理スロット内の○印で示した単位フレームの送信を行う
ことができる。R0は図10(b)に示した無線リンク
制御用/PAD用の物理スロットでフィル・フレームで
充填される。また、図13および図14の(h)と
(i)中のFFはフィル・フレームの挿入期間を示して
いる。
【0088】以上の実施例は、スレーブ基地局BSと移
動機PSとの間にPHSで採用されているTDMA/T
DD方式を使用する場合を例にとって記述しているた
め、その間は4スロット多重(T1〜T4とR1〜R
4)となっているが、任意のスロット多重数のTDMA
/TDD方式を使用する場合においても、本発明は実施
可能である。また、本発明はスレーブ基地局BSと移動
機PSとの間にFDD方式のように上りフレームと下り
フレームが別々の無線チャネルを用いて伝送する方式を
使用する場合についても適用可能であり、その場合、無
線リンクの全フレームを前記移動機データの伝送を行う
ための物理スロットとして使用することができる。
【0089】図15(a)および(b)にはスレーブ基
地局BSと移動機PS間がFDD(周波数分割2重)方
式の場合の無線リンクの下りおよび上り信号のマルチフ
レームの構成を示している。同図のTm 0,Tm 1,…
は図10のT0,T1,…に、同じくRm 0,Rm 1,
…は図10のR0,R1,…にそれぞれ同じ物理スロッ
トを表している。さらにスレーブ基地局BSの接続数を
調節することにより、無線リンク制御用スロットを確保
することも可能である。
【0090】図16には通常動作状態における無線リン
クの接続を示している。同図において、無線リンクL1
〜L(n+1)の下り信号を実線矢印で、上り信号を破
線矢印で示している。また、同図では無線リンクはFD
D(Frequency Division Dupulex:周波数分割2重)で
全2重を実現するものとしており、高い方の周波数帯の
信号をfH で、低い方の周波数帯の信号をfL で示して
いる。
【0091】図17には図16の構成における初期状態
から通常動作状態までの動作の流れを示している。無線
リンク初期状態において、マスタ基地局BMは無線リン
ク送信も行わず、無線リンク受信のみを行う。スレーブ
基地局BS−1は、無線リンクL1の下り信号のマルチ
フレーム同期が確立すると、無線リンクL1の上り信号
の送信を開始する(S1、図17)。
【0092】マスタ基地局BMはスレーブ基地局BS−
1からの無線リンクL1の上り信号のマルチフレーム同
期確立をスレーブ基地局BS−1へ伝達する。スレーブ
基地局BS−1はマスタ基地局BMから無線リンクL1
の上り信号のマルチフレーム同期確立の通知を受けたと
き、無線リンクL1の下り信号を受信するスレーブ基地
局BS−1の無線リンクの同期が確立したと判断し(S
2Y)、スレーブ基地局BS−1を活性状態とし、無線
リンクL2への下り信号の送信を開始する(S3)。
【0093】以下、同様にして(S4Y,S5,S6
Y)、スレーブ基地局BS−nが活性化しマスタ基地局
BMへの下り信号の送信を開始し(S7)、無線リンク
L(n+1)の下り信号のマルチフレーム同期が確立し
た時点(S8Y)で通常動作状態となる。なお、活性状
態とはマスタ基地局BMおよびスレーブ基地局BSが移
動機インタフェースを用いて通信可能な状態であり、非
活性状態とは移動機インタフェースを用いた通信が不可
能な状態である。
【0094】図18には障害発生時動作状態における無
線リンクの接続を示している。図16と同様に無線リン
クL1〜L(n+1)の下り信号を実線矢印で、上り信
号を破線矢印で示している。無線リンクはFDDで全2
重を実現するものとしており、高い方の周波数帯の信号
をfH で、低い方の周波数帯の信号をfL で示してい
る。
【0095】図19および図20には通常動作状態から
障害発生時動作状態までの動作の流れを示している。通
常動作状態のスレーブ基地局BS−1は、無線リンクL
1の下りマルチフレーム同期はずれを検出すると(S1
1Y、図19)、非活性状態とし、無線リンク上り/下
り両方向の送信を停止し、上り/下り方向を反転する
(S12)。
【0096】たとえば、j番目のスレーブ基地局BS−
jに障害が発生した場合、スレーブ基地局BS−1〜B
S−(j−1)は通常動作をするが、スレーブ基地局B
S−j〜BS−nは無線リンクLj〜L(n+1)の下
りが同期はずれを生ずるから非活性状態とし、無線リン
ク上り/下り両方向の送信を停止し、上り/下り方向を
反転する(S13Y,S14,S15Y,S16)。マ
スタ基地局BMは、スレーブ基地局BS−jからBS−
nまでの上り信号L(j−1)〜L(n+1)がフィル
・フレームとなっていることを検出し(S17Y)、ス
レーブ基地局BS−j〜BS−nに対しては逆ループで
下り信号を伝送する(S18、図20)。
【0097】スレーブ基地局BS−(j+1)〜BS−
nは逆ループの無線リンクL(n+1)の下り信号のマ
ルチフレーム同期が確立すると、逆ループで下り信号の
送信を開始する。マスタ基地局BMは逆ループのスレー
ブ基地局BS−nからの上り信号のフレーム同期の確立
をスレーブ基地局BS−(n−1)へ伝達する。逆ルー
プのスレーブ基地局BS−nは下り信号のマルチフレー
ム同期が確立し、かつマスタ基地局BMから上り信号の
フレーム同期確立の通知を受けたとき、スレーブ基地局
BS−nの無線リンクの同期が確立したと判断し(S1
9Y)、活性状態とし、スレーブ基地局BS−(n−
1)側の下りの無線リンクへの送信を開始する(S2
0)。
【0098】以下同様にして(S21Y,S22)スレ
ーブ基地局BS−(j+1)のマスタ基地局BM側の無
線リンクL(j+2)の同期が確立し(S23Y)、ス
レーブ基地局BS−(j+1)が活性状態となり、スレ
ーブ基地局BS−jへの無線リンクL(j+1)の下り
信号の送信を開始した時点で障害発生時動作状態となる
(S24)。すなわち、スレーブ基地局BS−jの応答
が無く障害が発生したことが判明する。
【0099】図21,図22および図23には障害復旧
時におけるj番目のスレーブ基地局の障害が復旧した場
合の、障害発生時動作状態から通常動作状態までの動作
の流れを示している。障害発生時動作状態において、ス
レーブ基地局BS−(j+1)はスレーブ基地局BS−
jに対し無線リンクL(j+1)の下り信号を送信して
いる(図18)。スレーブ基地局BS−jが復旧すると
(S31、図21)、無線リンクL(j+1)の下り信
号に対して下りマルチフレーム同期(BS−(j+1)
からBS−jへの同期)を確立し、逆ループ上り信号の
送信を開始する。
【0100】スレーブ基地局BS−jはマスタ基地局B
Mより上り信号のフレーム同期(BS−jからBS−
(j+1)への同期)確立の通知を受けると、無線リン
クL(j+1)の同期が確立したと判断し(S32
Y)、活性状態とし逆ループにおいて下位側の無線リン
クLjへの送信を開始する(S33)。マスタ基地局B
Mは無線リンクL(j+1)の上りフレーム同期の確立
を検出すると、スレーブ基地局BS−jに対して無線リ
ンクLjの上り/下り方向の再反転を指示し、BS−j
に対する下り信号を通常ループ、逆ループの両方で送信
する(S34)。
【0101】スレーブ基地局BS−jは無線リンクLj
の下り信号に対してもマルチフレーム同期を確立し(S
35Y)、上り信号を通常ループ、逆ループの両方向に
対して送信する(S36)。マスタ基地局BMはスレー
ブ基地局BS−jからの通常無線ループLjの上り信号
のフレーム同期の確立を検出すると(S37、図2
2)、スレーブ基地局BS−jとの無線リンクを逆ルー
プから通常ループに切り替える(S38)。次にマスタ
基地局BMはスレーブ基地局BS−(j+1)に対して
無線リンクL(j+1)の上り/下り方向の再反転を指
示し、スレーブ基地局BS−(j+1)に対する下り信
号を通常ループ、逆ループの両方で送信する(S3
9)。
【0102】スレーブ基地局BS−(j+1)は、無線
リンクL(j+1)の下り信号に対してもマルチフレー
ム同期を確立し(S40Y)、上り信号を通常ループ、
逆ループの両方に対して送信する。マスタ基地局BMは
スレーブ基地局BS−(j+1)からの通常ループの上
り信号のフレーム同期の確立を検出すると、スレーブ基
地局BS−(j+1)との無線リンクを逆ループから通
常ループに切り替える。同様にして、マスタ基地局BM
はスレーブ基地局BS−(j+2)からスレーブ基地局
BS−nまでを順次逆ループから通常ループに切り替え
(S41)、無線リンクLnの下りの同期確立を確認し
(S42Y、図23)、同様にして通常動作状態に復帰
する(S43,S44Y,S45,S46Y)。
【0103】図24にはj−1番目とj番目のスレーブ
基地局BS−(j−1)とBS−j間に新たなスレーブ
基地局BS−xを追加した後の無線リンクの接続を示し
ている。図16および図18と同様に無線リンクL1〜
L(n+1)の下り信号を実線矢印で、上り信号を破線
矢印で示している。無線リンクはFDDで全2重を実現
するものとしており、高い方の周波数帯の信号をf
H で、低い方の周波数帯の信号をfL で示している。
【0104】図25,図26および図27には図24の
新たなスレーブ基地局BS−xを追加する場合の動作の
流れを示している。マスタ基地局BMは、無線リンク下
り制御信号を用いて、スレーブ基地局BS−j〜BS−
nを逆ループとし(S51、図25)次にスレーブ基地
局BS−(j−1)の無線リンクLjの下り信号の送信
を停止する(S52)。その後、マスタ基地局BMはス
レーブ基地局BS−xへの下り信号を通常ループで送信
する。スレーブ基地局BS−xは動作を開始すると(S
53)、無線リンクLj1の下り信号に対してマルチフ
レーム同期を確立する(S54)。
【0105】スレーブ基地局BS−xはマルチフレーム
同期確立後、通常ループで上り信号を送信する。スレー
ブ基地局BS−xはマスタ基地局BMから上りフレーム
同期確立の通知を受けると、スレーブ基地局BS−xを
活性化し、無線リンクLj2の下り信号の送信を開始す
る(S55)。その後、障害復旧時のステップS34〜
S46(図21〜図23)と同様にして、スレーブ基地
局BS−j〜BS−nを順次逆ループから通常ループに
切り替え、通常動作状態となる(S56〜S67、図2
5〜図27)。
【0106】図28にはj番目のスレーブ基地局BS−
jを削除した後の無線リンクの接続を示している。図1
6,図18および図24と同様に無線リンクL1〜L
(n+1)の下り信号を実線矢印で、上り信号を破線矢
印で示している。無線リンクはFDDで全2重を実現す
るものとしており、高い方の周波数帯の信号をfH で、
低い方の周波数帯の信号をfL で示している。
【0107】図29および図30にはスレーブ基地局B
S−jを削除して図28の無線リンク接続にする場合の
動作の流れを示している。マスタ基地局BMは無線リン
ク下り制御信号を用いて、まずスレーブ基地局BS−j
〜BS−nを逆ループとし(S71、図29)、次にス
レーブ基地局BS−(j−1)の無線リンクLj(図2
8に示されてはいない)の下り信号の送信を停止する
(S72)。その後、スレーブ基地局BS−jを削除し
(S73)、新たに無線リンクL(j+1)を設置す
る。その後のステップS74(図29)〜S80(図3
0)の動作は障害復旧時のステップS39〜S46(図
22,図23)と同様に、スレーブ基地局BS−(j+
1)〜BS−nを順次逆ループから通常ループに切り替
え、通常動作状態となる。
【0108】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、基地局
間を無線リンクによりループに接続することによって構
成した唯一のマスタ基地局の無線ゾーンと複数のスレー
ブ基地局の無線ゾーンからなる無線エリアにおいて、そ
の無線エリアのトラヒックに適合した必要最小限のディ
ジタル回線をマスタ基地局に収容することにより、ディ
ジタル回線収容数と密接な関係にある運用コストを抑え
ることができる。基地局間を無線リンクによりループ状
に接続する場合には、基地局の設置場所に制約が少な
く、また容易に収容回線数を増減することができる。さ
らに、同一無線エリア内のスレーブ基地局あるいは無線
リンクに障害が発生した場合において、あるいはトラヒ
ック密度に変更が生じスレーブ基地局を増設する場合に
おいて、同一無線エリア内のスレーブ基地局は稼動状態
を継続でき移動機の通信への影響を与えることなく障害
を取り除いた後あるいは増設工事後に速やかに正常動作
状態に復旧することが可能である。したがって、本発明
の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマスタ基地局およびスレー
ブ基地局による無線リンクの接続構成図である。
【図2】図1のより具体的な通常時の接続構成図であ
る。
【図3】図2における障害発生時の接続構成図である。
【図4】本発明のマスタ基地局の一実施例の回路構成図
である。
【図5】図4の構成要素の1つである多重化回路の一実
施例の具体的な回路構成図である。
【図6】図4の構成要素の1つである無線リンク・フレ
ーム組立/分解回路の一実施例の具体的な回路構成図で
ある。
【図7】本発明のスレーブ基地局の一実施例の回路構成
図である。
【図8】図7の構成要素の1つであるスレーブ無線リン
ク・フレーム組立/分解回路の一実施例の具体的な回路
構成図である。
【図9】本発明の無線リンクの単位フレームの構成の一
実施例を示すフレーム構成図である。
【図10】本発明の無線リンクのマルチ・フレームの構
成の一実施例を示すマルチ・フレーム構成図である。
【図11】本発明の無線リンク下り信号における一実施
例のフレーム多重伝送手順図である。
【図12】本発明の無線リンク上り信号における一実施
例のフレーム多重伝送手順図である。
【図13】本発明の無線リンクにおける一実施例のフレ
ーム多重伝送のタイム・チャートである。
【図14】図13とともに本発明の無線リンクにおける
一実施例のフレーム多重伝送のタイム・チャートであ
る。
【図15】本発明のスレーブ基地局と移動機との間が周
波数分割2重方式を用いた場合の一実施例の無線リンク
のマルチフレーム構成図である。
【図16】本発明のマスタ基地局とスレーブ基地局間の
無線リンクの一実施例の通常状態のリンク接続図であ
る。
【図17】本発明のマスタ基地局とスレーブ基地局間の
無線リンクの一実施例の初期状態から通常状態までの動
作の流れを示すフローチャートである。
【図18】本発明のマスタ基地局とスレーブ基地局間の
無線リンクの一実施例の障害発生時動作状態のリンク接
続図である。
【図19】本発明のマスタ基地局とスレーブ基地局間の
無線リンクの一実施例の通常動作状態から障害発生時状
態までの動作の流れを示すフローチャートである。
【図20】図19とともに、本発明のマスタ基地局とス
レーブ基地局間の無線リンクの一実施例の通常動作状態
から障害発生時状態までの動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図21】本発明のマスタ基地局とスレーブ基地局間の
無線リンクの一実施例の障害発生時動作状態から通常状
態までの動作の流れを示すフローチャートである。
【図22】図21とともに、本発明のマスタ基地局とス
レーブ基地局間の無線リンクの一実施例の障害発生時動
作状態から通常状態までの動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図23】図21および図22とともに、本発明のマス
タ基地局とスレーブ基地局間の無線リンクの一実施例の
障害発生時動作状態から通常状態までの動作の流れを示
すフローチャートである。
【図24】本発明の無線リンクにスレーブ基地局を追加
した場合の一実施例のリンク接続図である。
【図25】本発明の無線リンクにスレーブ基地局を追加
する場合の一実施例の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図26】図25とともに、本発明の無線リンクにスレ
ーブ基地局を追加する場合の一実施例の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図27】図25および図26とともに、本発明の無線
リンクにスレーブ基地局を追加する場合の一実施例の動
作の流れを示すフローチャートである。
【図28】本発明の無線リンクにおける1つのスレーブ
基地局を削除した場合の一実施例のリンク接続図であ
る。
【図29】本発明の無線リンクにおける1つのスレーブ
基地局を削除する場合の一実施例の動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図30】図29とともに、本発明の無線リンクにおけ
る1つのスレーブ基地局を削除する場合の一実施例の動
作の流れを示すフローチャートである。
【図31】従来例を示す接続構成図である。
【符号の説明】
14 ディジタル回線の下り通信信号 15 ディジタル回線の上り通信信号 16 ディジタル回線の下り通信信号 17 ディジタル回線の上り通信信号 18 ディジタル回線の下り制御信号 19 ディジタル回線の上り制御信号 20 移動機インタフェースの下り制御信号 21 移動機インタフェースの上り制御信号 22 マスタ基地局送信信号 24 マスタ基地局受信信号 26 接続基地局情報信号 28 移動機インタフェース送信信号 29 移動機インタフェース受信信号 30 無線リンク送信データ 32 無線リンク復調信号 34 無線リンク送受信回路制御信号 36 無線リンク監視信号 38 マスタ基地局受信無線リンク制御信号 40 マスタ基地局送信無線リンク制御信号 42 無線リンク同期信号 44 マスタ基地局配下の移動機インタフェース情報信
号 45 マスタ基地局配下の移動機インタフェース伝送制
御信号 46 多重化回路制御信号 47 プロトコル変換制御信号 48 移動機インタフェース伝送制御信号 49 移動機インタフェース情報信号 51 マスタ基地局宛受信信号 52 マスタ基地局の送信信号 61 無線リンク再生クロック 62 無線リンク復号データ 63 無線リンク同期信号 64 アイドル・パターン信号 65 フィル・フレーム信号 66 タイミング信号 80 下り信号セレクタ制御信号 81 上り信号セレクタ制御信号 128 移動機インタフェース送信信号 129 移動機インタフェース受信信号 130 無線リンク送信データ 132 無線リンク復調信号 133 1フレーム周期遅延した受信信号 134 無線リンク送受信回路制御信号 136 無線リンク監視信号 138 スレーブ基地局の受信無線リンク制御信号 140 スレーブ基地局の送信無線リンク制御信号 142 無線リンク同期信号 145 移動機インタフェース伝送制御信号 150 セレクタ制御信号 151 スレーブ基地局宛受信信号 152 スレーブ基地局の送信信号 154 無線リンク状態信号 155 移動機インタフェース状態信号 159 移動機インタフェース情報信号 161 無線リンク再生クロック 162 無線リンク復号データ 163 無線リンク同期信号 164 アイドル・パターン信号 165 フィル・フレーム信号 166 タイミング信号 AM,AS アンテナ BM マスタ基地局 BS スレーブ基地局 BSY ビット同期回路 CNT 管理部 DB 回線インタフェース・データ・バッファ DFB 1フレーム遅延フレーム・バッファ DI 回線インタフェース送受信回路 DIC 回線インタフェース通信制御部 DL ディジタル回線 DMT 無線リンク下り信号マルチフレーム・タイミン
グ DSL 下り信号セレクタ EC エラー訂正符号化回路 ED エラー訂正復号化回路 FA フレーム組立回路 FD フレーム分解回路 FF フィル・フレーム FFI フィル・フレーム挿入回路 FR フレーム識別回路 FS フレーム同期/マルチフレーム同期回路 FT フレーム・タイミング IP アイドル・パターン・フレーム挿入回路 Ld 無線リンク下り信号 Ldr 逆ループ無線リンク下り信号 Lu 無線リンク上り信号 Lur 逆ループ無線リンク上り信号 MIC 移動機インタフェース通信制御部 MIR 移動機インタフェース送受信回路 MIT 移動機インタフェース伝送制御部 MP 多重化回路 PS 移動機 RCB 受信制御信号フレーム・バッファ RF 無線リンク・フレーム組立/分解回路 RFB マスタ基地局受信フレーム・バッファ RL 無線リンク送受信回路 RLC 無線リンク伝送制御部 S 基地局 SCN スレーブ状態監視部 SLC セレクタ制御部 SMI スレーブ移動機インタフェース伝送制御部 SMR スレーブ移動機インタフェース送受信回路 SP サンプリング回路 SRF スレーブ無線リンク・フレーム組立/分解回路 SRFB スレーブ基地局受信フレーム・バッファ SRL スレーブ無線リンク送受信回路 SRLC スレーブ無線リンク伝送制御部 SSL スレーブ・セレクタ STFB スレーブ基地局送信フレーム・バッファ TCB 送信制御信号フレーム・バッファ TFB マスタ基地局送信フレーム・バッファ TG タイミング生成回路 td0 無線リンク下り信号の基準時刻 tu0 無線リンク上り信号の基準時刻 tfd 下りマルチフレームの先頭タイミング tfu 上りマルチフレームの先頭タイミング UMT 無線リンク上り信号マルチフレーム・タイミン
グ USL 上り信号セレクタ

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位交換機と接続するディジタル回線
    (DL)を収容し、2重のループ状のマルチフレーム構
    成のリンクを前記ディジタル回線(DL)に接続し、担
    当エリア内の無線による移動機(PS)を多重化により
    インタフェースすることのできるマスタ基地局処理(B
    M)をし、 前記リンクに担当エリア内の移動機(PS)を多重化に
    よりインタフェースすることができるようにして前記リ
    ンクを前記マスタ基地局処理(BM)に従って動作せし
    めるための複数のスレーブ基地局処理(BS)をする基
    地局多重化方法。
  2. 【請求項2】 前記マスタ基地局処理(BM)におい
    て、 前記ディジタル回線の通信チャネル・データを時分割多
    重して前記リンクに接続するための多重化処理(MP)
    をし、 前記時分割多重化されたリンクを前記2重のループ状に
    形成するために送受信をするためのリンク送受信処理
    (RL)をし、 前記リンクのフレーム組立および分解を行うためのフレ
    ーム組立・分解処理(RF)をし、 前記リンクの伝送を制御するためのリンク伝送制御処理
    (RLC)をし、 前記移動機(PS)と前記リンクの呼接続制御をするた
    めの移動機インタフェース通信制御処理(MIC,MI
    T)をし、 前記呼接続制御を受けて前記移動機(PS)をインタフ
    ェースするためにインタフェース送受信処理(MIR)
    をする請求項1の基地局多重化方法。
  3. 【請求項3】 前記スレーブ基地局処理(BS)におい
    て、 前記リンクを2重のループ状に形成するために送受信を
    するためのスレーブ・リンク送受信処理(SRL)を
    し、 前記送受信処理の対象となるリンクのフレーム組立およ
    び分解を行うためのスレーブ・フレーム組立・分解処理
    (SRF)をし、 前記リンクに担当エリア内の前記移動機(PS)をイン
    タフェースするために前記移動機(PS)と送受する通
    信信号の伝送方向を所望の方向に入れ換えるためのスレ
    ーブ・セレクタ処理(SSL)をし、 前記リンクの通信信号の方向を所望の方向に入れ換える
    ように、前記スレーブ・リンク送受信処理(SRL)
    と、前記スレーブ・フレーム組立・分解処理(SRF)
    と、前記スレーブ・セレクタ処理(SSL)とを制御す
    るためのスレーブ・リンク伝送制御処理(SRLC)を
    し、 前記移動機(PS)の呼接続制御するためのスレーブ移
    動機インタフェース伝送制御処理(SMI)をし、 前記呼接続制御を受けて前記移動機(PS)をインタフ
    ェースするために送受信をするスレーブ移動機インタフ
    ェース送受信処理(SMR)をする請求項1の基地局多
    重化方法。
  4. 【請求項4】 前記マスタ基地局処理(BM)におい
    て、 前記リンクの最後尾の前記スレーブ基地局処理(BS−
    n)宛のフレーム信号から順次送信して最後に直近の前
    記スレーブ基地局処理(BS−1)宛のフレーム信号を
    送信するように多重化して下り信号用のマルチフレーム
    を作成し、前記下り信号用のマルチフレームの送信を開
    始するのと同時に前記直近のスレーブ基地局処理(BS
    −1)後のフレーム信号から順次送られてくる前記最後
    尾のスレーブ基地局処理(BS−n)後のフレーム信号
    を含む上り信号のマルチフレームを前記ディジタル回線
    (DL)に適合するように多重化する多重化処理(M
    P)をする請求項1の基地局多重化方法。
  5. 【請求項5】 前記スレーブ基地局処理(BS−j)に
    おいて、 前記リンクの下りの最後尾の前記スレーブ基地局処理
    (BS−n)宛のフレーム信号から順次より近くの前記
    スレーブ基地局処理(BS−(n−1),…,BS−
    j,BS−(j−1),…,BS−2)宛に送信して最
    後に直近の前記スレーブ基地局処理(BS−1)宛のフ
    レーム信号を送信するように多重化したマルチフレーム
    を前記マスタ基地局処理(BM)において前記下りのリ
    ンクに送信した場合に、 前記マスタ基地局処理(BM)をしたマルチフレームの
    前記下りのリンクを受けたとき空いた1フレームを得る
    べく前記下りのリンクを1フレーム周期遅延せしめて得
    た前記空いた1フレームに当該スレーブ基地局処理(B
    S−j)において送るべき下りのデータの挿入作業をし
    て前記複数のスレーブ基地局処理(BS−1〜BS−
    n)における前記下りのデータの挿入作業が実質的に同
    時(td1)に行われるようにし、 前記マスタ基地局処理(BM)のためのマルチフレーム
    の上りの前記リンクを受けたときには前記上りのリンク
    を1フレーム分遅らせて空いた1フレームに当該スレー
    ブ基地局処理(BS−j)において送るべき上りのデー
    タの挿入作業をして後続の前記スレーブ基地局処理(B
    S−(j−1))を受けるための上りのリンクに送信し
    て前記複数のスレーブ基地局処理(BS−n〜BS−
    1)における前記上りのデータの挿入作業が実質的に同
    時(tu0)に行われるようにした請求項1の基地局多重
    化方法。
  6. 【請求項6】 前記多重化処理(MP)において、 前記下り信号用のマルチフレームを作成するためにフレ
    ーム信号をセレクトするための下り信号セレクタ処理
    (DSL)をし、 前記上り信号用のマルチフレームを前記ディジタル回線
    (DL)に適合するようにフレーム信号をセレクトする
    ための上り信号セレクタ処理(USL)をし、 前記下り信号および上り信号セレクタ処理(DSL,U
    SL)におけるフレーム信号のセレクトの指示(80,
    81)をするためのセレクタ制御処理(SLC)をする
    請求項4の基地局多重化方法。
  7. 【請求項7】 前記スレーブ基地局処理(BS−j)に
    おいて、 前記下りのリンクのマルチフレームにおいて下りのデー
    タの挿入作業をするための下りスレーブ・リンク・フレ
    ーム組立・分解処理(SRF−1)をし、 前記上りのリンクのマルチフレームにおいて上りのデー
    タの挿入作業をするための上りスレーブ・リンク・フレ
    ーム組立・分解処理(SRF−2)をし、 前記下りおよび上りのデータの挿入作業が前記複数のス
    レーブ基地局処理(BS−1〜BS−n)においてそれ
    ぞれ実質的に同時(td1,tu0)に行われるように前記
    下りおよび上りスレーブ・リンク・フレーム組立・分解
    処理(SRF−1,SRF−2)を制御し、 前記リンクを2重のループ状に形成するために送受信を
    するためのスレーブ・リンク送受信処理(SRL)を
    し、 前記下りおよび上りリンクに担当エリア内の前記移動機
    (PS)をインタフェースするために前記移動機(P
    S)と送受する通信信号の伝送方向を所望の方向に入れ
    換えるためのスレーブ・セレクタ処理(SSL)をし、 前記スレーブ・リンク送受信処理(SRL)と前記下り
    および上りスレーブ・リンク・フレーム組立・分解処理
    (SRF−1,SRF−2)と前記スレーブ・セレクタ
    処理(SSL)に前記マスタ基地局処理(BM)の指示
    に従って前記リンクの通信信号の伝送方向に係わる指示
    をするためのスレーブ・リンク伝送制御処理(SRL
    C)をする請求項5の基地局多重化方法。
  8. 【請求項8】 前記上りスレーブ・リンク・フレーム組
    立・分解処理(SRF)において、 当該スレーブ基地局処理(BS−j)の担当エリア内の
    移動機(PS)からの送信すべきデータが存在しないと
    きには前記上りのデータの挿入作業において所定のアイ
    ドル・パターン(164)を挿入する請求項7の基地局
    多重化方法。
  9. 【請求項9】 前記上りスレーブ・リンク・フレーム組
    立・分解処理(SRF)において、 当該スレーブ基地局処理(BS−j)が下り方向に隣接
    したスレーブ基地局処理(BS−(j+1))からの上
    りフレーム信号を受けていない場合には、前記上りのリ
    ンクの前記マスタ基地局方向のスレーブ基地局処理(B
    S−(j−1)〜BS−1)に対応した前記上りリンク
    のフレームに有意な情報を含まないフィル・フレーム信
    号(FF)を入れるようにする請求項7の基地局多重化
    方法。
  10. 【請求項10】 前記マスタ基地局処理(BM)におい
    て、 前記上りのリンクのフレームに入れられたフィル・フレ
    ーム信号(FF)の位置から障害発生箇所を検出する請
    求項9の基地局多重化方法。
  11. 【請求項11】 前記マスタ基地局処理(BM)におい
    て、 前記リンクに障害が発生した場合には、前記障害箇所の
    両隣りに接するスレーブ基地局処理(BS)において前
    記リンクをそれぞれ折り返すように前記リンクのマルチ
    フレームに含まれたリンク制御用の物理スロット(T
    0,R0)を用いて指示する請求項1の基地局多重化方
    法。
  12. 【請求項12】 前記マスタ基地局処理(BM)におい
    て、 前記リンクのスレーブ基地局処理(BS)の数を増減す
    る場合には、前記増減箇所の両隣りに接するスレーブ基
    地局処理(BS)において前記リンクをそれぞれ折り返
    すようにし、前記増減した後に各スレーブ基地局処理
    (BS)ごとに前記リンクを折り返す前の状態に復帰す
    るように各スレーブ基地局処理(BS)に前記リンクの
    マルチフレームに含まれたリンク制御用の物理スロット
    (T0,R0)を用いて指示する請求項1の基地局多重
    化方法。
  13. 【請求項13】 前記マスタ基地局処理(BM)および
    前記スレーブ基地局処理(BS)のそれぞれにおいて、 前記リンクのマルチフレームを構成する各フレームの誤
    り訂正用ビット(ECC)を用いて誤り訂正をする請求
    項1の基地局多重化方法。
  14. 【請求項14】 前記リンクが、無線である請求項1の
    基地局多重化方法。
  15. 【請求項15】 前記リンクが、光無線である請求項1
    の基地局多重化方法。
  16. 【請求項16】 前記リンクが、光ファイバによるもの
    である請求項1の基地局多重化方法。
  17. 【請求項17】 上位交換機と接続するディジタル回線
    (DL)を収容し、2重のループ状のマルチフレーム構
    成のリンクを前記ディジタル回線(DL)に接続し、担
    当エリア内の無線による移動機(PS)を多重化により
    インタフェースすることのできる1つのマスタ基地手段
    (BM)と、 前記リンクに担当エリア内の移動機(PS)を多重化に
    よりインタフェースすることができるようにして前記リ
    ンクを前記マスタ基地手段(BM)の指示に従って動作
    せしめるための複数のスレーブ基地手段(BS)とを含
    む基地局多重化装置。
  18. 【請求項18】 前記マスタ基地手段(BM)が、 前記ディジタル回線の通信チャネル・データを時分割多
    重して前記リンクに接続するための多重化手段(MP)
    と、 前記時分割多重化されたリンクを前記2重のループ状に
    形成するために送受信をするための2組のリンク送受信
    手段(RL)と、 前記リンクのフレーム組立および分解を行うための2組
    のフレーム組立・分解手段(RF)と、 前記リンクの伝送を制御するためのリンク伝送制御手段
    (RLC)と、 前記移動機(PS)と前記リンクの呼接続制御をするた
    めの移動機インタフェース通信制御手段(MIC,MI
    T)と、 前記呼接続制御を受けて前記移動機(PS)をインタフ
    ェースするためにインタフェース送受信手段(MIR)
    とを含んでいる請求項17の基地局多重化装置。
  19. 【請求項19】 前記スレーブ基地手段(BS)が、 前記リンクを2重のループ状に形成するために送受信を
    するための2組のスレーブ・リンク送受信手段(SR
    L)と、 前記送受信処理の対象となるリンクのフレーム組立およ
    び分解を行うための2組のスレーブ・フレーム組立・分
    解手段(SRF)と、 前記リンクに担当エリア内の前記移動機(PS)をイン
    タフェースするために前記移動機(PS)と送受する通
    信信号の伝送方向を所望の方向に入れ換えるためのスレ
    ーブ・セレクタ手段(SSL)と、 前記リンクの通信信号の方向を所望の方向に入れ換える
    ように、前記スレーブ・リンク送受信手段(SRL)
    と、前記スレーブ・フレーム組立・分解手段(SRF)
    と、前記スレーブ・セレクタ処理(SSL)とを制御す
    るためのスレーブ・リンク伝送制御手段(SRLC)
    と、 前記移動機(PS)の呼接続制御するためのスレーブ移
    動機インタフェース伝送制御手段(SMI)と、 前記呼接続制御を受けて前記移動機(PS)をインタフ
    ェースするために送受信をするスレーブ移動機インタフ
    ェース送受信手段(SMR)とを含んでいる請求項17
    の基地局多重化装置。
  20. 【請求項20】 前記マスタ基地手段(BM)におい
    て、 前記リンクの最後尾の前記スレーブ基地手段(BS−
    n)宛のフレーム信号から順次送信して最後に直近の前
    記スレーブ基地手段(BS−1)宛のフレーム信号を送
    信するように多重化して下り信号用のマルチフレームを
    作成し、前記下り信号用のマルチフレームの送信を開始
    するのと同時に前記直近のスレーブ基地手段(BS−
    1)の送出するフレーム信号から順次送られてくる前記
    最後尾のスレーブ基地手段(BS−n)の送出するフレ
    ーム信号を含む上り信号のマルチフレームを前記ディジ
    タル回線(DL)に適合するように多重化する多重化手
    段(MP)を含んでいる請求項17の基地局多重化装
    置。
  21. 【請求項21】 前記スレーブ基地手段(BS−j)に
    おいて、 前記リンクの下りの最後尾の前記スレーブ基地手段(B
    S−n)宛のフレーム信号から順次より近くの前記スレ
    ーブ基地手段(BS−(n−1),…,BS−j,BS
    −(j−1),…,BS−2)宛に送信して最後に直近
    の前記スレーブ基地処理(BS−1)宛のフレーム信号
    を送信するように多重化したマルチフレームを前記マス
    タ基地手段(BM)において前記下りのリンクに送信し
    た場合に、 前記マスタ基地手段(BM)側からのマルチフレームの
    前記下りのリンクを受けたとき空いた1フレームを得る
    べく前記下りのリンクを1フレーム周期遅延せしめて得
    た前記空いた1フレームに当該スレーブ基地手段(BS
    −j)において送るべき下りのデータの挿入作業をして
    前記複数のスレーブ基地手段(BS−1〜BS−n)に
    おける前記下りのデータの挿入作業が実質的に同時(t
    d1)に行われるようにし、 前記マスタ基地手段(BM)側へのマルチフレームの上
    りの前記リンクを受けたときには前記上りのリンクを1
    フレーム分遅らせて空いた1フレームに当該スレーブ基
    地手段(BS−j)から送るべき上りのデータの挿入作
    業をして後続の前記スレーブ基地手段(BS−(j−
    1))へ送るための上りのリンクに送信して前記複数の
    スレーブ基地手段(BS−n〜BS−1)における前記
    上りのデータの挿入作業が実質的に同時(tu0)に行わ
    れるようにした請求項17の基地局多重化装置。
  22. 【請求項22】 前記多重化手段(MP)が、 前記下り信号用のマルチフレームを作成するためにフレ
    ーム信号をセレクトするための下り信号セレクタ手段
    (DSL)と、 前記上り信号用のマルチフレームを前記ディジタル回線
    (DL)に適合するようにフレーム信号をセレクトする
    ための上り信号セレクタ手段(USL)と、 前記下り信号および上り信号セレクタ手段(DSL,U
    SL)におけるフレーム信号のセレクトの指示(80,
    81)をするためのセレクタ制御手段(SLC)とを含
    んでいる請求項20の基地局多重化装置。
  23. 【請求項23】 前記スレーブ基地手段(BS−j)
    が、 前記下りのリンクのマルチフレームにおいて下りのデー
    タの挿入作業をするための下りスレーブ・リンク・フレ
    ーム組立・分解手段(SRF−1)と、 前記上りのリンクのマルチフレームにおいて上りのデー
    タの挿入作業をするための上りスレーブ・リンク・フレ
    ーム組立・分解手段(SRF−2)と、 前記下りおよび上りのデータの挿入作業が前記複数のス
    レーブ基地局手段(BS−1〜BS−n)においてそれ
    ぞれ実質的に同時(td1,tu0)に行われるように前記
    下りおよび上りスレーブ・リンク・フレーム組立・分解
    手段(SRF−1,SRF−2)と、 前記リンクを2重のループ状に形成するために送受信を
    するためのスレーブ・リンク送受信手段(SRL)と、 前記下りおよび上りリンクに担当エリア内の前記移動機
    (PS)をインタフェースするために前記移動機(P
    S)と送受する通信信号の伝送方向を所望の方向に入れ
    換えるためのスレーブ・セレクタ手段(SSL)と、 前記スレーブ・リンク送受信手段(SRL)と前記下り
    および上りスレーブ・リンク・フレーム組立・分解手段
    (SRF−1,SRF−2)と前記スレーブ・セレクタ
    手段(SSL)に前記マスタ基地手段(BM)の指示に
    従って前記リンクの通信信号の伝送方向に係わる指示を
    するためのスレーブ・リンク伝送制御手段(SRLC)
    とを含む請求項21の基地局多重化装置。
  24. 【請求項24】 前記上りスレーブ・リンク・フレーム
    組立・分解手段(SRF)において、 当該スレーブ基地手段(BS−j)の担当エリア内の移
    動機(PS)からの送信すべきデータが存在しないとき
    には前記上りのデータの挿入作業において所定のアイド
    ル・パターン(164)を挿入する請求項23の基地局
    多重化装置。
  25. 【請求項25】 前記上りスレーブ・リンク・フレーム
    組立・分解手段(SRF)において、 当該スレーブ基地手段(BS−j)が下り方向に隣接し
    たスレーブ基地手段(BS−(j+1))からの上りフ
    レーム信号を受けていない場合には、前記上りのリンク
    の前記マスタ基地手段方向のスレーブ基地手段(BS−
    (j−1)〜BS−1)に対応した前記上りリンクのフ
    レームに有意な情報を含まないフィル・フレーム信号
    (FF)を入れるようにする請求項23の基地局多重化
    装置。
  26. 【請求項26】 前記マスタ基地手段(BM)におい
    て、 前記上りのリンクのフレームに入れられたフィル・フレ
    ーム信号(FF)の位置から障害発生箇所を検出する請
    求項25の基地局多重化装置。
  27. 【請求項27】 前記マスタ基地手段(BM)におい
    て、 前記リンクに障害が発生した場合には、前記障害箇所の
    両隣りに接するスレーブ基地手段(BS)において前記
    リンクをそれぞれ折り返すように前記リンクのマルチフ
    レームに含まれたリンク制御用の物理スロット(T0,
    R0)を用いて指示する請求項17の基地局多重化装
    置。
  28. 【請求項28】 前記マスタ基地手段(BM)におい
    て、 前記リンクのスレーブ基地手段(BS)の数を増減する
    場合には、前記増減箇所の両隣りに接するスレーブ基地
    手段(BS)において前記リンクをそれぞれ折り返すよ
    うにし、前記増減した後に各スレーブ基地手段(BS)
    ごとに前記リンクを折り返す前の状態に復帰するように
    各スレーブ基地手段(BS)に前記リンクのマルチフレ
    ームに含まれたリンク制御用の物理スロット(T0,R
    0)を用いて指示する請求項17の基地局多重化装置。
  29. 【請求項29】 前記マスタ基地手段(BM)および前
    記スレーブ基地手段(BS)のそれぞれにおいて、 前記リンクのマルチフレームを構成する各フレームの誤
    り訂正用ビット(ECC)を用いて誤り訂正をする請求
    項17の基地局多重化装置。
  30. 【請求項30】 前記リンクが、無線である請求項17
    の基地局多重化装置。
  31. 【請求項31】 前記リンクが、光無線である請求項1
    7の基地局多重化装置。
  32. 【請求項32】 前記リンクが、光ファイバによるもの
    である請求項17の基地局多重化装置。
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