JP3406745B2 - 移動通信システムの基地局間フレーム同期方式 - Google Patents

移動通信システムの基地局間フレーム同期方式

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JP3406745B2
JP3406745B2 JP25125495A JP25125495A JP3406745B2 JP 3406745 B2 JP3406745 B2 JP 3406745B2 JP 25125495 A JP25125495 A JP 25125495A JP 25125495 A JP25125495 A JP 25125495A JP 3406745 B2 JP3406745 B2 JP 3406745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディジタ
ル携帯電話システムや簡易型携帯電話システムのよう
に、TDMA方式を用いて基地局と移動局との間を接続
して無線通信を行なう移動通信システムに係わり、特に
基地局間のフレーム同期方式を改良して無線周波数の有
効利用を図ったシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル移動通信システムの一
つとして、マイクロセルを用いた簡易型携帯電話システ
ム(以下PHSと略称する)が開発され、運用が開始さ
れている。
【0003】PHSは例えば次のように構成される。図
6はその基本構成を示した図である。すなわち、サービ
スエリアには複数のPHS基地局CS1〜CSmが分散
配置され、これらのPHS基地局CS1〜CSmにより
それぞれ半径が100〜500メートルのセルと呼ばれ
る無線ゾーンZ1〜Zmが形成される。PHS基地局C
S1〜CSmは、PHS接続装置PMを有するサービス
統合デジタル網(以下ISDNと略称する)INWにそ
れぞれ接続される。その接続インタフェースとしては
I′インタフェースが使用される。
【0004】各移動局PS1〜PSnは、上記PHS基
地局CS1〜CSmが形成する無線ゾーンZ1〜Zm内
で、無線チャネルを介してPHS基地局CS1〜CSm
に選択的に接続され、このPHS基地局CS1〜CSm
から上記ISDNもしくはこのISDNと加入電話網S
NWとを介して有線電話機TEL1〜TELkに接続さ
れる。また、PHS基地局CS1〜CSmで接続制御す
ることにより、移動局PS1〜PSn相互間の直接通信
も可能である。
【0005】またPHSは、データベースや顧客情報管
理データベースなどを持つコントロールセンタCCを備
えている。このコントロールセンタCCには、上記移動
局PS1〜PSnおよびPHS基地局CS1〜CSmに
係わる情報がISDNおよびパケット網PNWを介して
収集され、この情報を基に認証・課金および網管理等の
サービス管理・制御が行なわれる。
【0006】ところでPHSは、PHS基地局CS1〜
CSmと移動局PS1〜PSnとの間のアクセス方式と
して時分割多元接続(TDMA;Time Division Multip
le Access )方式を採用し、さらに伝送方式として時分
割双方向多重(TDD;TimeDivision Duplex)方式を
採用している。
【0007】TDMA−TDD方式のフレーム構成は、
例えば図7に示すごとく4個の送信スロットT1〜T4
を時分割多重したフォワードリンクと、4個の受信スロ
ットR1〜R4を時分割多重したリバースリンクとから
なり、1フレーム長は5msec 、送受の伝送速度は38
4kbps 、1スロット長は625μsec 、1スロットあ
たりの伝送速度は誤り訂正符号などを除いて32kbps
にそれぞれ設定されている。
【0008】移動局PS1〜PSnの発着呼に際しPH
S基地局CS1〜CSmは、それぞれ自局の無線ゾーン
Z1〜Zm内に存在する各移動局に対し上記TDMA−
TDDフレームのタイミング情報を通知して各移動局の
送受タイミングを自局の送受信タイミングに同期させ
る。そして、この状態でフレーム内の4つのスロットの
うちの空きスロットと予め定められた範囲内の無線周波
数を通信用チャネルとして移動局に割り当て、以後この
通信用チャネルを使用して移動局との間で無線通信を行
なう。したがって、PHS基地局CS1〜CSmの各々
についてみれば、その無線ゾーンZ1〜Zm内に位置す
る複数の移動局は相互に同期がとられたうえで衝突を起
こすことなく無線通信を行ない得る。
【0009】しかし、一般にPHSでは、各PHS基地
局CS1〜CSmがそれぞれTDMAフレームを独立に
生成して通信を行なっており、各PHS基地局CS1〜
CSm間におけるTDMAフレームの同期はとられてい
ない。このため、無線ゾーンが隣接する複数の基地局間
で干渉が生じることがある。例えば、図8に示すタイミ
ングでそれぞれ通信を行なっている各基地局CSa,C
Sb間では、基地局CSbの受信スロットR4において
隣接基地局CSaの送信スロットT1の送信信号が受信
されるため、基地局CSbのスロットR4では干渉が発
生する。この干渉を避けるためには、干渉が発生したス
ロットの使用を諦めて他のスロットを使用するか、ある
いは上記干渉が発生したスロットにおいて使用する無線
周波数を他の周波数に変更しなければならない。
【0010】しかし、1フレームのスロット数は送受各
4個しかないため、上記スロット変更による干渉回避は
行なえない場合が多く、周波数変更に頼らざるを得な
い。すなわち、PHS基地局間でフレーム同期がとれて
いないばかりに、本来ならば使用できるはずの貴重な通
信用チャネルが使用できなくなり、この結果通信チャネ
ルの利用効率の低下を招く。これは、加入者が増大した
場合の呼損率の増加につながり、非常に好ましくない。
【0011】そこで、従来よりPHS基地局間のフレー
ム同期をとるための提案が幾つかなされており、その一
つに衛星測位システム(GPS)から送信される高精度
の基準時刻情報を基に基地局間のフレーム同期をとる方
式がある。
【0012】この方式は、例えば同期をとる際のもとに
なる複数の主基地局と、これらの主基地局の送信バース
トを受信してそれを基に同期をとる従属基地局群とを予
め定める。そして、上記複数の主基地局において、それ
ぞれ予め決められた時刻にGPSからの基準時刻情報を
受信して、この基準時刻情報を基に基準フレームタイミ
ングを生成し、この基準フレームタイミングの情報をそ
の傘下の従属基地局群に送信する。従属基地局群では、
上記主基地局から送られた基準フレームタイミングに同
期して自局のフレームタイミングを設定する。またこの
場合、従属基地局群は主基地局からの距離に応じて階層
化されており、主基地局に近い局から遠い局に向かって
同期の輪が広がるように順次フレーム同期が確立され
る。
【0013】このような同期方式であれば、全ての基地
局がGPSの基準時刻情報に同期することになるので、
基地局間のフレームタイミングを容易に同期させること
ができる。
【0014】ところが、このような従来より考えられて
いるフレーム同期方式には、次のような改善すべき課題
があった。すなわち、基地局と移動局との間の無線イン
タフェースでは、先に述べたようにGPSの基準時刻情
報を基にタイミング設定したTDMA−TDD伝送フレ
ームによりデータが伝送されるが、基地局とISDNと
の間のI′インタフェースでは、GPSの基準時刻情報
とはまったく無関係のISDNのクロックでデータの伝
送が行なわれる。このため、無線インタフェースとI′
インタフェースとの間では、そのクロック速度の偏差に
より位相が徐々に変化し、その位相差により伝送データ
の欠損や剰余が発生する場合がある。このデータの欠損
や剰余は、音声通信の場合にはそれほど大きな問題とは
ならないが、データ通信の場合には致命的な問題とな
る。
【0015】その対策としては、例えば大容量のFIF
Oバッファを用意してデータの伝送速度差を吸収する方
式が考えられる。しかしこの方式は、大容量のメモリを
必要とするため装置のコストアップを招き、さらにはデ
ータの伝送遅延が発生して通信品質の低下を生じること
になり、非常に好ましくない。
【0016】一方、別の基地局間フレーム同期方式とし
て、GPSの基準時刻情報とISDNのクロックタイミ
ングの両方を用いて同期をとる方式がある。この方式
は、各主基地局において、先に述べた方式と同様にGP
Sの基準時刻情報を基にフレームタイミングを設定し、
以後このフレームタイミングをISDNのクロックに同
期させるものである。このように方式であれば、無線イ
ンタフェースではI′インタフェースと同じクロックに
よりデータ伝送が行なわれることになるため、前記方式
のような無線インタフェースとI′インタフェースと間
のクロック位相差による伝送データの欠損や剰余は発生
しない。
【0017】しかし、例えば新基地局の立ち上げや、障
害発生に伴う基地局の停止/再稼働が行なわれると、こ
れらの基地局では他の稼働中の基地局とは独立してGP
Sの基準時刻情報を基にしたフレームタイミングの設定
が行なわれる。このため、新設または再稼働した基地局
と稼働中の基地局との間で、GPSの時刻とISDNの
クロック位相との偏差に起因するフレームタイミングの
ずれが発生する。
【0018】このずれを解消するために、システムの全
各基地局が定期的例えば24時間ごとに一斉に、それぞ
れ自局のフレームタイミングをGPSの基準時刻情報を
基に修正する動作を行ない、これにより基地局間のフレ
ーム同期をとり直すようにしている。
【0019】しかし、このような方式では、全基地局に
おいてフレームタイミングの一斉修正が行なわれた際
に、システム内で通信中の移動局との間のフレーム同期
が外れ、この結果通信中のすべての移動局が通信断にな
る可能性がある。これは、例えばサービスエリアが首都
圏全域をカバーしているシステムであれば、この首都圏
全域の通信中の移動局が一斉にすべて通信断になるわけ
であり、その影響は極めて大きなものとなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、G
PSの基準時刻情報のみを基に基地局間のフレーム同期
をとる方式では、無線インタフェースとI′インタフェ
ースとの間のクロック位相差による伝送データの欠損や
剰余が発生したり、これを防止するためにバッファメモ
リを設けると、装置のコストアップや伝送遅延の増加を
招く。また、GPSの基準時刻情報に加えてISDNの
クロックタイミングを基にフレームタイミング生成する
方式では、全基地局においてフレームタイミングの一斉
修正が行なわれた際に、システム内で通信中の移動局と
の間のフレーム同期が外れ、この結果通信中のすべての
移動局が通信断になる虞れがある。
【0021】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、伝送データの欠損や剰
余が発生しないようにし、これにより大容量のバッファ
メモリを不要にして基地局のコストダウンおよび伝送遅
延の低減を図り、かつ全基地局におけるフレームタイミ
ングの一斉修正作業を不要にしてフレームタイミングの
補正が移動局の通信に与える影響を最小限に抑えるよう
にした移動通信システムの基地局間フレーム同期方式を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、複数の基地局の各々において、基準時刻
情報発生手段から供給される基準時刻情報を基に初期設
定されたのちディジタル通信網のクロックタイミングに
同期して生成されるフレームタイミングと、上記基準時
刻情報との位相差を測定する。一方フレームタイミング
監視局を設けて、この監視局により、上記基準時刻情報
発生手段から供給される基準時刻情報と上記家ディジタ
ル通信網のクロックタイミングとの位相差を測定して、
この位相差の情報を上記各基地局にそれぞれ通知する。
そして、各基地局において、自局で測定した位相差と上
記フレームタイミング監視局から通知された位相差とを
比較して、この比較結果に基づいて上記フレームタイミ
ングの補正制御を行なうようにしたものである。
【0023】フレームタイミング補正制御内容として
は、次のようなものが考えられる。すなわち、基地局が
自局で測定した位相差とフレームタイミング監視局から
通知された基準となる位相差との差が予め設定した第1
の値以内の場合にはフレームタイミングの補正を行なわ
ず、一方両位相差情報の差が第1の値を越えた場合にフ
レームタイミングの補正を行なうものである。
【0024】したがってこの発明によれば、各基地局の
フレームタイミングは基準時刻情報に基づいて初期設定
された後はディジタル通信網のクロックに同期して生成
されることになるため、移動局との無線インタフェース
とディジタル通信網とのインタフェースとの間ではクロ
ック位相差による伝送データの欠損や剰余は発生せず、
これにより大容量のバッファメモリは不要になる。この
ため、基地局のコストダウンおよびデータ伝送遅延の低
減を図ることが可能となる。
【0025】また、各基地局では、自局で測定したフレ
ームタイミングと基準時刻情報との位相差と、フレーム
タイミング監視局から通知された位相差とが比較され
て、その差が第1の値を越えた場合にのみフレームタイ
ミングの補正が行なわれる。すなわち、新設時の立ち上
げや障害発生に伴う再稼働などにより、任意の基地局の
フレームタイミングの位相差が、フレームタイミング監
視局で測定された基準となる位相差に対し許容値以上ず
れた場合に、これが基地局間のフレーム同期はずれと見
做されて、この基地局においてのみフレームタイミング
の補正が行なわれることになる。つまり、システムの全
基地局においてフレームタイミングの一斉修正が行なわ
れることはない。このため、フレームタイミングの補正
の影響を受けるのは、この補正が行なわれた基地局との
間で通信中の移動局のみに限定されることになり、した
がってシステムのサービスエリア全域に於いて移動局す
べてが通信断状態になるといった不具合は発生しない。
【0026】また、フレームタイミングの補正制御にお
いて、フレームタイミングを、基準時刻情報発生手段か
ら受信した基準時刻情報とフレームタイミング監視局か
ら通知された位相差情報とに基づいて補正する。そうす
ると、基準時刻情報とディジタル通信網のクロックタイ
ミングとの位相差を考慮した補正が行なわれることにな
り、これにより正確な補正が可能となる。
【0027】さらに、フレームタイミングの補正制御に
おいて、位相差情報の差が第1の値を越えた場合に、自
局が移動局と通信中であるか否かを判定し、通信中の場
合には当該通信の終了を待ってフレームタイミングの補
正を行なうようにすると、フレームタイミングの補正に
より通信中の移動局が不意に通信断となることはなくな
り、これによりユーザに対する悪影響を軽減することが
できる。
【0028】さらに、フレームタイミングの補正制御に
おいて、位相差情報の差が第1の値を越えかつこの第1
の値よりも大きく設定された第2の値以下の場合には、
自局が移動局と通信中であるか否かを判定して、通信中
の場合には当該通信の終了を待ってフレームタイミング
の補正を行ない、一方位相差情報の差が第1の値および
第2の値をともに越えている場合には、移動局の通信終
了を待たずにフレームタイミングの補正を行なうように
する。
【0029】このようにすると、基地局で発生している
フレームタイミングの他の基地局に対するずれが第2の
値以内の場合には、他のチャネルへの影響は多少あるも
のの、早急に解消する必要はないと判断して、移動局の
通信を優先したフレームタイミングの補正制御を行なう
ことができる。一方、位相ずれが第1の値は勿論のこと
第2の値をも越えている場合には、位相ずれ量が大きく
他のチャネルへの妨害が大きいため早急にタイミング補
正を行なう必要があると判断し、タイミング補正を優先
した制御を行なうことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係わる移動通信
システムの一実施形態を示す基地局の配置図である。同
図において、システムのサービスエリアは複数の小サー
ビスエリアG1,G2,…に分割されており、これらの
小サービスエリアG1,G2,…にはそれぞれ1個の主
基地局CS1,CS2,…と、1個の副主基地局CS1
00,CS200,…と、多数の従属基地局CS10
1,CS201,…とが配設されている。このうち主基
地局CS1,CS2,…の配設位置は、小サービスエリ
アG1,G2,…のほぼ中心部分に設定され、また副主
基地局CS100,CS200,…の設置位置はそれぞ
れ上記主基地局CS1,CS2,…と隣接する位置に設
定される。
【0031】上記主基地局CS1,CS2,…、副主基
地局CS100,CS200,…および各従属基地局C
S101,CS201,…は、それぞれ半径が100〜
500mの無線ゾーンを形成し、これらの無線ゾーン内
に存在する図示しない移動局との間でTDMA−TDD
方式による無線伝送を行なう。また、上記各基地局はそ
れぞれISDN加入回線を介してディジタル公衆網の一
つであるISDNに接続され、さらにこのISDNを介
して本システムのコントロールセンタCCに接続され
る。コントロールセンタCCは、本システムに加入して
いる移動局PSに関する登録・認証、課金処理などの管
理・制御を行なう。
【0032】なお、本システムが事業所用のシステムの
場合には、各基地局CSはディシタル内線を介してディ
ジタル構内交換装置に接続される。ところで、上記主基
地局CS1,CS2,…、副主基地局CS100,CS
200,…、および従属基地局CS101,CS20
1,…はそれぞれ次のように構成される。
【0033】図2は、これらの基地局のうち主基地局C
S1,CS2,…の回路構成を示すブロック図である。
すなわち、主基地局CS1,CS2,…は、送受信部1
0と、タイミング部30と、基準タイミング信号発生装
置35と、制御部40およびその付属メモリ41とから
構成される。
【0034】送受信部10は、例えばスペースダイバー
シティを行なうために2基のアンテナ11a,11bを
備えており、これらのアンテナ11a,11bで受信さ
れた移動局からの無線変調波信号は、アンテナ切替器1
2で選択されたのち送受切替器13を介して受信回路1
4に入力される。受信回路14では、上記無線変調波信
号が周波数シンセサイザ15から発生された無線チャネ
ルに対応する局部発振信号とミキシングされて中間周波
信号に変換される。この受信中間周波信号は、復調器1
6でディジタル復調されたのち時分割多重・分離回路1
7でスロットごとに分離される。そして、この分離され
た復調信号は、復号化回路18で誤り訂正復号処理およ
び音声復号処理が行なわれ、これにより再生された音声
データはISDNへ伝送される。
【0035】これに対し、ISDNから到来した音声デ
ータは、符号化回路19で音声符号化処理および誤り訂
正符号化処理が行なわれたのち時分割多重・分離回路1
7に入力され、ここで他チャネルの音声データとスロッ
ト多重される。そして、この多重化された送信データは
変調器20に入力され、この変調器20においてディジ
タル変調信号に変換されたのち送信回路21に入力され
る。送信回路21では、上記ディジタル変調信号が、周
波数シンセサイザ15から発生された無線チャネルに対
応する局部発信信号とミキシングされて無線変調波信号
に周波数変換され、この無線変調波信号は送受切替器1
3およびアンテナ切替器12を介してアンテナ11a,
11bに供給され、これらのアンテナ11a,11bか
ら移動局PSに向けて送信される。
【0036】基準タイミング信号発生装置35は、高精
度の時刻情報を得ることができるシステム、例えば衛星
測位システム(GPS)から送信される基準時刻情報を
受信し、この受信時刻情報を基に基準となるタイミング
信号を発生する。
【0037】タイミング部30は、位相差測定回路31
と、クロック同期抽出回路32と、タイミングクロック
発生回路33と、フレームタイミング生成回路34とを
備えている。
【0038】クロック同期抽出回路32は、例えばPL
L回路により構成され、ISDNからISDN回線を経
て伝送された信号からクロックを抽出する。このとき、
ISDNから各ISDN回線へ送出されるクロックは位
相が同期しているので、すべての基地局は同一のクロッ
クにより動作することが可能となる。
【0039】フレームタイミング生成回路34は、当該
主基地局の運用開始時などにおいて、上記基準タイミン
グ信号発生装置35から発生された基準タイミング信号
に同期して基準フレームタイミングを初期設定し、以後
上記クロック同期抽出回路32で抽出されたクロックタ
イミングに同期して基準フレームタイミングを生成す
る。
【0040】タイミングクロック発生回路33は、上記
フレームタイミング生成回路34において生成された基
準フレームタイミングと、上記クロック同期抽出回路3
2により抽出されたクロックとに同期して、主基地局C
S1,CS2,…の内部動作クロックを発生する。
【0041】位相差測定回路31は、主基地局CS1,
CS2,…の運用開始後において、上記フレームタイミ
ング生成回路34から発生された基準フレームタイミン
グと、基準タイミング信号発生装置35から発生された
基準タイミングとの位相差を測定するもので、その測定
値を制御部40に供給する。
【0042】制御部40は、例えばマイクロコンピュー
タを用いて構成したもので、その機能として基地局とし
ての通常の制御機能のほかに、フレームタイミング初期
設定制御手段40aと、位相差監視手段40bと、フレ
ームタイミング補正制御手段40cとを備えている。
【0043】フレームタイミング初期設定制御手段40
aは、主基地局の運用開始時に上記フレームタイミング
生成回路34に対し基準フレームタイミングの初期設定
指示を与えるとともに、このフレームタイミング生成回
路34で設定された基準フレームタイミングに同期した
タイミングで制御チャネル信号を周辺の副主基地局およ
び従属基地局に向け送信する。
【0044】位相差監視手段40bは、運用開始後にお
いて上記位相差測定回路31で測定された位相差を、後
述するコントロールセンタCCから定期的に通知される
GPSの基準時刻とISDNのクロックタイミングとの
位相差と比較して、その差を求める。そして、この位相
差の差を予め定められた第1のしきい値と比較し、位相
差の差が第1のしきい値以内であれば他の基地局との間
のフレーム同期はとれているものと判断して現時点での
フレームタイミングを維持させる。これに対し、位相差
の差が第1のしきい値を越えると、他の基地局との間の
フレーム同期が外れたものと判断し、フレームタイミン
グ補正制御手段40cにフレームタイミングの補正指示
を与える。
【0045】フレームタイミング補正制御手段40c
は、上記位相差監視手段40bからフレームタイミング
の補正指示が与えられると、自局が現在移動局との間で
通信中であるか否かを判定し、通信中でなければこの時
点で上記フレームタイミング生成回路34に基準フレー
ムタイミングの補正を指示し、一方通信中であればこの
通信の終了を待って上記フレームタイミング生成回路3
4に基準フレームタイミングの補正を指示する。そし
て、このフレームタイミング生成回路34で補正された
基準フレームタイミングに同期したタイミングで、制御
チャネル信号を周辺の副主基地局および従属基地局に向
け送信する。
【0046】一方、図3は従属基地局CS101,CS
201,…の回路構成を示すブロック図である。なお、
同図において図2と同一部分には同一符号を付して詳し
い説明は省略する。
【0047】各従属基地局CS101,CS201,…
は、送受信部10と、タイミング制御部50とを備えて
いる。タイミング制御部50は、時計・制御回路51
と、クロック同期抽出回路52と、タイミングクロック
発生回路53と、フレームタイミング検出制御回路54
とを備えている。
【0048】時計・制御回路51は、コントロールセン
タCCや移動局PSからの制御信号を受け、基地局全体
の動作を制御する。また、コントロールセンタCCより
予め設定された期間に時刻情報を受け取り、この時刻情
報を基に計時を行なう。
【0049】クロック同期抽出回路52は、前記主基地
局CS1,CS2,…のクロック同期抽出回路32と同
様に、PLL回路を用いて、ISDN回線を経て伝送さ
れた信号からクロックを抽出する。
【0050】フレームタイミング検出・制御回路54
は、フレーム同期制御期間の設定機能と、自局フレーム
タイミングの設定機能と、通信中判定機能とを有してい
る。フレーム同期制御期間の設定機能は、前記主基地局
CS1,CS2,…からフレームタイミングの設定もし
くは補正を指示する制御チャネル信号が到来した時にフ
レーム同期制御期間を開始させる。このフレーム同期制
御期間は、例えば複数の小期間T1,T2,…Tnに分
かれており、これらの小期間T1,T2,…Tnの時間
長は制御チャネルの送信周期(例えば100msec )の
数〜数十倍に設定される。
【0051】通信中判定機能は、上記設定されたフレー
ム同期制御期間が通信中に設定されたか否かを判定し、
通信中でない場合に自局フレームタイミング設定機能に
設定動作を行なわせ、通信中の場合には自局フレームタ
イミング設定動作を通信が終了するまで延期させる。
【0052】自局フレームタイミングの設定機能は、上
記通信中判定機能により通信中ではないと判定された場
合に、上記各小期間T1,T2,…Tnの一つにおいて
主基地局CS1,CS2,…もしくは他の従属基地局か
ら送信されたフレームタイミング設定用の制御チャネル
信号を受信し、この制御チャネル信号が受信されるとそ
の受信タイミングを基に自局のフレームタイミングを初
期設定する。その際、複数の基地局から制御チャネル信
号が受信された場合には、これらの制御チャネル信号の
中から受信レベルが最も大きい制御チャネル信号を選択
して、その受信タイミングを基に自局のフレームタイミ
ングを設定するか、または制御チャネル信号ごとにその
受信レベルの平均値を求めて、この受信レベルの平均値
が所定レベル以上となる制御チャネル信号を選択してそ
の受信タイミングの平均値を求め、この受信タイミング
の平均値を基に自局のフレームタイミングを初期設定す
る。
【0053】タイミングクロック発生回路53は、上記
フレームタイミング検出・制御回路54において生成さ
れたフレームタイミングと、上記クロック同期抽出回路
52により抽出されたクロックとに同期して、基地局の
内部動作クロックを発生する。
【0054】さらに時計・制御回路51は、フレームタ
イミング設定用の制御チャネル信号の送信制御機能を有
している。すなわち、この送信制御機能は、上記フレー
ムタイミング検出・制御回路54において自局フレーム
タイミングが初期設定されると、フレーム同期制御期間
の次の小期間において上記自局フレームタイミングに同
期したタイミングでフレームタイミング設定用の制御チ
ャネル信号を周辺の従属基地局に向け送信する。また、
この制御チャネル信号の送信タイミングを設定する際
に、基地局間における制御チャネル信号の伝搬遅延や基
地局内における回路処理遅延等を考慮して送信タイミン
グを補正する。さらに、上記通信中判定機能において通
信中と判定された場合には、通信チャネル信号にフレー
ムタイミングの設定用ではないことを表わす情報を挿入
して送信する。
【0055】また、副主基地局CS100,CS20
0,…は次のように構成される。すなわち、副主基地局
CS100,CS200,…は、先に述べた主基地局C
S1,CS2,…(図2)と同様に、送受信部と、タイ
ミング部と、制御部と、基準タイミング信号発生装置と
を備えている。このうち送受信部および基準タイミング
信号発生装置の構成および機能は主基地局のそれと同一
であり、タイミング部のフレームタイミング生成回路の
機能が異なっている。
【0056】すなわち、フレームタイミング生成回路
は、設定したフレーム同期制御期間中の第1番目の小期
間T1において主基地局からフレームタイミング設定用
の制御チャネル信号が受信されるか否かを判定する機能
を有している。そして、当該制御チャネル信号が受信さ
れた場合にはその受信タイミングを基に自局フレームタ
イミングを設定する。これに対し上記制御チャネル信号
が受信されなかった場合には、上記基準フレームタイミ
ング信号発生装置から発生される基準フレームタイミン
グ信号にしたがって代替基準フレームタイミングを設定
する。
【0057】すなわち、副主基地局CS100,CS2
00,…は、通常時には従属基地局の一つとして動作す
るが、フレーム同期制御期間に主基地局から基準フレー
ムタイミングを表わす制御チャネル信号が到来しない場
合には主基地局に代わってその主基地局としての動作を
行なう。
【0058】図4は、コントロールセンタCCの概略構
成を示すブロック図である。コントロールセンタCC
は、コントロールセンタ制御装置60と、網インタフェ
ース部61と、データベース部62とを備え、さらにク
ロック同期抽出回路63、タイミング生成回路64およ
び位相差測定回路65を有するタイミング部と、基準タ
イミング信号発生装置66とを備えている。
【0059】このうち位相差測定回路65では、クロッ
ク同期抽出回路63において抽出された網クロック(I
SDNのクロックに同期したクロック)と、基準タイミ
ング信号発生回路66によりGPSの基準時刻を基に発
生された基準タイミングとの位相差が測定される。
【0060】コントロールセンタ制御装置60は、本シ
ステムに加入している移動局に関する登録・認証、課金
処理などの管理・制御を行なう機能のほかに、位相差通
知制御手段60aを新たに備えている。この位相差通知
制御手段60aは、上記位相差測定回路65により測定
された基準位相差を定期的に、例えば24時間おきにデ
ィジタル通信網を経由して各主基地局CS1,CS2,
…に通知する。
【0061】次に、以上のように構成されたシステムの
基地局間フレーム同期方式を説明する。なお、ここでは
図1に示した各小サービスエリアG1,G2,…のうち
小サービスエリアG1を例にとって説明する。
【0062】例えばコントロールセンタCCからシステ
ムの立ち上げ指示が各主基地局C1,C2,…に対し与
えられると、各主基地局C1,C2,…ではその時点で
基準タイミング信号発生装置35においてGPSから送
信された高精度時刻情報を基に基準タイミング信号が発
生される。そうすると、フレームタイミング生成回路3
4において上記基準タイミング信号を基に基準フレーム
タイミングが初期設定され、この基準フレームタイミン
グに同期したタイミングで周辺の従属基地局に向け制御
チャネル信号が送信される。
【0063】この制御チャネル信号の送信周期は、例え
ば20フレーム周期に、つまり100msec に設定され
る。また、制御チャネル信号には基地局番号を表わすC
S−ID信号および付加ビットが含まれる。
【0064】これに対し、副主基地局CS100を含む
各従属基地局CS101,102,…では、主基地局C
S1からフレームタイミングの初期設定を指示する制御
チャネル信号が到来すると、フレーム同期制御期間をス
タートさせる。フレーム同期制御期間は複数の小期間T
1,T2,…,Tnに分かれており、その長さは制御チ
ャネル信号の送信周期(100msec )の数倍〜数十倍
の長さに設定される。副主基地局CS100を含む各従
属基地局CS101,102,…は、フレーム同期制御
期間になるとTDMAフレームのフォワードリンクを含
む全期間で受信のみを行なうモードとなる。
【0065】いま仮に主基地局CS1の無線ゾーンが図
1のG10だったとする。そうすると、主基地局CS1
から送信されたフレームタイミング設定用の制御チャネ
ル信号は、上記無線ゾーンG10内に位置する各従属基
地局CS100,CS101〜CS104において受信
される。
【0066】上記制御チャネル信号が受信されると各従
属基地局CS100,CS101〜CS104は、それ
ぞれフレームタイミング検出・制御回路54においてこ
の制御チャネル信号の受信タイミングを基に自局のフレ
ームタイミングをフレーム同期制御期間の最初の小期間
T1内に設定する。そして、続く小期間T2において全
受信モードを解消し、上記自局フレームタイミングに同
期して制御チャネル信号を送出する。なお、このとき各
従属基地局CS100,CS101〜CS104におけ
る制御チャネル信号の送信タイミングはそれぞれランダ
ムに設定される。このため、各従属基地局の制御チャネ
ル信号が無線回線上で衝突する確率は低い。また制御チ
ャネル信号が衝突した場合には、該当する基地局におい
て送信タイミングの設定のし直しが行なわれる。
【0067】上記各従属基地局CS100,CS101
〜CS104が制御チャネル信号を送信すると、これら
の制御チャネル信号はそれぞれ各従属基地局CS10
0,CS101〜CS104の無線ゾーン内に設けられ
ている他の従属基地局において受信される。例えば、従
属基地局CS101から送信された制御チャネル信号
は、図1に示すごとくその無線ゾーンG11内に存在す
る各従属基地局CS110〜CS112で受信される。
また同様に、従属基地局CS104から送信された制御
チャネル信号は、その無線ゾーンG12内に存在する各
従属基地局CS105〜CS107で受信される。
【0068】これらの各従属基地局は、それぞれフレー
ム同期制御期間の小期間T2において上記制御チャネル
信号を受信すると、フレームタイミング検出・制御回路
54においてこの制御チャネル信号の受信タイミングを
基に自局のフレームタイミングをフレーム同期制御期間
の小期間T2内で設定する。そして、続く小期間T3に
おいて全受信モードを解消し、上記自局フレームタイミ
ングに同期して制御チャネル信号を送出する。
【0069】そうして各従属基地局CS110〜CS1
12,CS105〜CS107が制御チャネル信号を送
信すると、これらの制御チャネル信号はそれぞれ各従属
基地局CS110〜CS112,CS105〜CS10
7の無線ゾーン内に設けられているさらに他の従属基地
局において受信される。例えば、従属基地局CS111
から送信された制御チャネル信号は、図1に示すごとく
その無線ゾーンG13内に存在する各従属基地局CS1
13,CS114で受信される。
【0070】以下同様に、従属基地局が送信する制御チ
ャネル信号はそれよりも遠方の従属基地局へ順次伝えら
れ、それぞれこの受信制御チャネル信号に同期してフレ
ーム同期が確立される。
【0071】すなわち、各従属基地局では主基地局CS
1,CS2,…からの距離に応じて自律的に自己のハイ
アラーキの設定が行なわれて、これにより自律的接続従
属同期方式によるフレーム同期動作が行なわれることに
なる。
【0072】さて、そうしてシステム全体の基地局間フ
レーム同期が確立されると、この発明の最大の特徴であ
る同期の監視および補正のための制御が開始される。す
なわち、システムコントローラCCでは、位相差測定回
路65において、クロック同期抽出回路63で抽出され
た網クロック(ISDNのクロックに同期したクロッ
ク)と、基準タイミング信号発生回路66によりGPS
の基準時刻を基に発生された基準タイミングとの位相差
が測定される。この測定は例えば1秒に1回の周期で行
なわれる。そして、この位相差の測定結果が基準位相差
として、例えば24時間に1回の周期でディジタル通信
網を経由して各主基地局CS1,CS2,…へ通知され
る。なお、この基準位相差の通知周期は、通信事業者が
保守に必要と判断される時間に設定すればよいものであ
り、上記24時間に限らず任意に設定可能である。
【0073】一方、各主基地局CS1,CS2,…で
は、運用開始後、位相差測定回路31において、フレー
ムタイミング生成回路34から発生された基準フレーム
タイミングと、基準タイミング信号発生装置35から発
生された基準タイミングとの位相差が測定される。ま
た、制御部40の位相差監視手段40bにおいて、前記
コントロールセンタCCから基準位相差が通知されるご
とに、この基準位相差と上記位相差測定回路31で測定
された自局の位相差とが比較され、これらの位相差の差
が求められる。そして、この位相差の差が予め定められ
た第1のしきい値と比較される。この比較の結果、位相
差の差が第1のしきい値以内であれば、他の基地局との
間のフレーム同期はとれているものと見做され、現時点
でのフレームタイミングが維持される。
【0074】すなわち、各主基地局CS1,CS2,…
において、運用開始後に、GPSの時刻の精度とISD
Nのクロックの精度との差により、例えば図5(a),
(b)に示すように、GPSに同期したフレームタイミ
ングとISDNに同期したフレームタイミングとの間に
次第に位相ずれΔt1が発生しても、この主基地局CS
1,CS2,…の位相ずれΔt1が、コントロールセン
タCCにおいて測定された位相ずれΔt1と、第1のし
きい値の差の範囲内で一致していれば、基地局間フレー
ム同期はとれているものと判断されて、フレームタイミ
ングの補正制御は一切行なわれない。言い換えれば、従
来のような定期的(例えば24時間ごと)なフレームタ
イミングの取り直しは行なわれない。
【0075】一方、いま例えば図5(c)に示すよう
に、新設された主基地局で立ち上げが行なわれた場合
や、一時運用が停止されていた主基地局で再立ち上げが
行なわれた場合、さらには障害などの異常により主基地
局CS1,CS2,…で測定した位相差が大きく変動
し、これによりこの主基地局の測定位相差Δt2とシス
テムコントローラCCから通知された基準位相差Δt1
との差が第1のしきい値を越えたとする。そうすると、
主基地局CS1,CS2,…の位相差監視手段40bに
おいて、自局のフレーム同期が外れたものと判断され、
フレームタイミング補正制御手段40cによりフレーム
タイミングの補正制御が行なわれる。
【0076】すなわち、フレームタイミング補正制御手
段40cでは、自局が現在移動局との間で通信中である
か否かが判定され、通信中でなければこの時点で上記フ
レームタイミング生成回路34に基準フレームタイミン
グの補正が指示される。このため、フレームタイミング
生成回路34では、基準タイミング信号発生装置35に
おいてGPSの時刻情報をもとに発生された基準タイミ
ングと、先にコントロールセンタCCから通知された基
準位相差Δt1と、現時点での自局の測定位相差Δt2
とに基づいて、フレームタイミングの補正量ΔtE が計
算される。その計算式を次に示す。 ΔtE =Δt2−Δt1 そして、図5(c)に示すように、この算出されたフレ
ーム位相量ΔtE だけ、自局のフレームタイミングフレ
ームタイミングの補正が行なわれる。
【0077】一方、自局が移動局との間で通信中だった
場合には、フレームタイミング補正制御手段40cはこ
の通信の終了を待ってフレームタイミング生成回路34
に基準フレームタイミングの補正を指示する。このた
め、フレームタイミング生成回路34では、先に述べた
ようにフレームタイミングの補正制御が行なわれる。
【0078】そうして、フレームタイミングの補正が終
了すると、主基地局CS1,CS2,…は、この補正さ
れた基準フレームタイミングに同期したタイミングで、
制御チャネル信号を傘下の副主基地局および従属基地局
に向け送信する。したがって、当該主基地局傘下の副主
基地局および従属基地局では、先に述べたように自律的
接続従属同期方式によるフレーム同期動作が行なわれる
ことになる。
【0079】以上のようにこの実施の形態では、システ
ムの運用開始後に、コントロールセンタCCでGPSの
基準時刻とディジタル網から到来するISDNクロック
のタイミングとの位相差を測定して各主基地局CS1,
CS2,…に通知し、主基地局CS1,CS2,…にお
いて、自局が生成しているフレームタイミングとGPS
の基準時刻を基に発生した基準タイミングとの位相差を
測定して、この自局の位相差を上記システムコントロー
ラCCから通知された基準位相差と比較してその差を検
出する。そして、この位相差の差を第1のしきい値と比
較し、この第1のしきい値以内であれば現時点のフレー
ムタイミングを維持し、一方第1のしきい値を越えた場
合にはフレームタイミングの補正を行なうようにしてい
る。
【0080】したがって、主基地局の新設時の立ち上げ
や障害発生に伴う主基地局の再稼働などにより、任意の
基地局のフレームタイミングの位相差が、システムコン
トローラCCで測定された基準位相差に対し許容値以上
ずれた場合にのみ、これが基地局間のフレーム同期はず
れと見做されて、フレームタイミングの補正が行なわれ
ることになる。すなわち、同期はずれが発生した場合
に、その主基地局においてのみフレームタイミングの補
正が行なわれる。
【0081】このため、システムの全基地局においてフ
レームタイミングの一斉補正を行なう必要がなくなり、
この結果フレームタイミングの補正の影響を、この補正
が行なわれた基地局との間で通信中の移動局のみに限定
することができ、これによりシステムのサービスエリア
全域に於いて移動局すべてが通信断状態になるといった
不具合の発生は回避される。
【0082】また、この実施の形態ではフレームタイミ
ングの補正制御を行なおうとする場合に、移動局との間
で通信中か否かを判定し、通信中の場合には通信の終了
を待ってフレームタイミングの補正制御を行なうように
している。このため、通信中の移動局に与える影響を極
力少なくすることができる。
【0083】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、基地局においてフレームタ
イミングの補正制御を行なう際に、位相差の差を第1の
しきい値と比較し、さらにこの第1の値よりも大きく設
定された第2のしきい値と比較する。そして、この比較
の結果、位相差の差が上記第1のしきい値よりも大きく
かつ第2のしきい値以下の場合には、自局が移動局と通
信中であるか否かを判定し、通信中の場合には当該通信
の終了を待ってフレームタイミングの補正を行なう。一
方、位相差の差が上記第1のしきい値および第2のしき
い値をともに越えている場合には、たとえ移動局との間
で通信中であっても、当該通信の終了を待たずに即時フ
レームタイミングの補正を行なうようにする。
【0084】このように構成すると、主基地局で発生し
たフレームタイミングの位相ずれが第2のしきい値以内
の場合には、他のチャネルへの影響は多少あるものの、
早急に解消する必要はないと判断して、移動局の通信を
優先したフレームタイミングの補正制御を行なうことが
できる。一方、位相ずれが第1のしきい値は勿論のこと
第2のしきい値をも越えている場合には、位相ずれ量が
大きく他のチャネルへの干渉妨害が大きいため早急にタ
イミング補正を行なう必要があると判断し、タイミング
補正を優先した制御を行なうことができる。
【0085】なお、上記のように移動局の通信を優先し
たフレームタイミングの補正制御を行なう際に、コント
ロールセンタCCから通知された基準位相差をメモリ4
1に記憶しておき、通信終了後にこの記憶情報を用いて
タイミング補正を行なおうとすると、GPSの時刻とI
SDNのクロックとの間の偏差に起因するISDNの伝
送データと無線伝送フレームの伝送データとの間の位相
ずれが問題になり、正しい位相位置にフレームタイミン
グを補正することができなくなる可能性がある。
【0086】これを防ぐために基地局は、コントロール
センタCCから基準移相差を受信すると、そのときの自
局の位相差を測定して、この位相差が上記基準位相差と
異なっていれば当該自局の位相差およびコントロールセ
ンタCCから通知された基準位相差をそれぞれメモリ4
1に記憶し、これらの位相差を用いて通信終了後にフレ
ームタイミングの補正を行なうようにするとよい。上記
位相差は、コントロールセンタの基準位相差を表わす値
であり、コントロールセンタと基地局の無線伝送フレー
ムは同一のクロックを基に生成していると考えられるの
で、時間が経過してもその値は変化せず、このため通信
終了後においても正確なフレームタイミング補正を行な
うことができる。
【0087】また前記実施の形態では、フレームタイミ
ングの監視およびその結果に基づくフレームタイミング
の補正制御を、主基地局CS1,CS2,…において行
なった場合について示したが、システムコントローラC
Cからディジタル網を介して全基地局へ基準位相差を通
知することにより、従属基地局を含むシステム内のすべ
ての基地局において対しフレームタイミングの監視およ
びその結果に基づくフレームタイミングの補正制御を行
なうように構成してもよい。
【0088】このように構成すると、システム内のどの
基地局でフレームタイミングの位相ずれが生じた場合で
も、その補正制御は当該基地局のみで行なわれることに
なり、これにより通信中の移動局に与える影響をさらに
限定することが可能となる。
【0089】さらに、前記実施の形態では基準位相差の
測定およびその通知機能をシステムコントローラCCに
設けた場合について説明したが、特定の主基地局やディ
ジタル網内に設けてもよく、さらには基準位相差の測定
およびその通知機能のみを持つ専用の局を新たに設けて
もよい。また、上記基準位相差の測定およびその通知機
能を複数の局に持たせて、これらの局によりサービスエ
リアを分散して本発明を実施するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、複数
の基地局の各々において、基準時刻情報発生手段から供
給される基準時刻情報を基に初期設定されたのちディジ
タル通信網のクロックタイミングに同期して生成される
フレームタイミングと、上記基準時刻情報との位相差を
測定し、一方フレームタイミング監視局を設けて、この
監視局により、上記基準時刻情報発生手段から供給され
る基準時刻情報と上記家ディジタル通信網のクロックタ
イミングとの位相差を測定して、この位相差の情報を上
記各基地局にそれぞれ通知し、各基地局において、自局
で測定した位相差と上記フレームタイミング監視局から
通知された位相差とを比較して、この比較結果に基づい
て上記フレームタイミングの補正制御を行なうようにし
ている。
【0091】したがってこの発明によれば、伝送データ
の欠損や剰余が発生しないようにして、これにより大容
量のバッファメモリを不要にし基地局のコストダウンお
よび伝送遅延の低減を図ることができ、しかも全基地局
におけるフレームタイミングの一斉修正作業を不要にし
て、フレームタイミングの補正が移動局の通信に与える
影響を最小限に抑えることができる移動通信システムの
基地局間フレーム同期方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動通信システムの一実施の
形態における基地局の配置構成を示す概略図。
【図2】図1に示したシステムの主基地局の構成を示す
回路ブロック図。
【図3】図1に示したシステムの従属基地局の構成を示
す回路ブロック図。
【図4】システムコントローラの概略構成を示すブロッ
ク図。
【図5】図1に示したシステムの基地局間フレーム同期
動作を説明するためのタイミング図。
【図6】PHSの基本構成を示す概略図。
【図7】TDMA−TDD方式のフレーム構成の一例を
示す図。
【図8】従来のPHSシステムの問題点の説明に用いる
図。
【符号の説明】
G1,G2,…小サービスエリア CS1,CS2,…主基地局 CS100,CS200,…副主基地局 CS101,CS201,…従属基地局 CC…コントロールセンタ 10…送受信部 11a,11b…アンテナ 12…アンテナ切替器 13…送受切替器 14…受信回路 15…周波数シンセサイザ 16…復調器 17…時分割多重・分離回路 18…復号化回路 19…符号化回路 20…変調器 21…送信回路 30…主基地局のタイミング部 31…主基地局の位相差測定回路 32…主基地局のクロック同期抽出回路 33…主基地局のタイミングクロック発生回路 34…主基地局のフレームタイミング生成回路 35…基準タイミング信号発生装置 40…主基地局の制御部 40a…フレームタイミング初期設定制御手段 40b…位相差監視手段 40c…フレームタイミング補正制御手段 41…メモリ 50…従属基地局のタイミング制御部 51…従属基地局の時計・制御回路 52…従属基地局のクロック同期抽出回路 53…従属基地局のタイミングクロック発生回路 54…従属基地局のフレームタイミング検出・制御回路 60…コントロールセンタ制御装置 61…網インタフェース部 62…データベース部 63…クロック同期抽出回路 64…タイミング生成回路 65…位相差測定回路 66…基準タイミング信号発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 哲 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (72)発明者 五十嵐 純一 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (56)参考文献 特開 昭63−115499(JP,A) 特開 平7−46659(JP,A) 特開 平6−29914(JP,A) 特開 平7−280971(JP,A) 特開 平8−242484(JP,A) 特開 平8−317462(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリア内に分散配設され、当該
    サービスエリア内に存在する移動局との間で時分割多元
    接続方式により無線通信を行なう複数の基地局と、 これらの基地局がそれぞれ接続されるディジタル通信網
    と、 このディジタル通信網に接続されたフレームタイミング
    監視局とを具備し、 前記フレームタイミング監視局は、 外部の基準時刻情報発生手段より供給される基準時刻情
    報を受け取るための第1の時刻情報受信手段と、 前記ディジタル通信網から伝送された信号からクロック
    のタイミング情報を抽出するための第1のクロック抽出
    手段と、 前記第1の時刻情報受信手段により受け取った基準時刻
    情報と前記第1のクロック抽出手段により抽出されたク
    ロックのタイミング情報との位相差を測定するための第
    1の位相差測定手段と、 この第1の位相差測定手段により測定された位相差の情
    報を前記複数の基地局にそれぞれ通知するための位相差
    情報通知手段とを備え、 かつ前記複数の基地局の各々は、 前記基準時刻情報発生手段より供給される基準時刻情報
    を受け取るための第2の時刻情報受信手段と、 前記ディジタル通信網から伝送された信号からクロック
    のタイミング情報を抽出するための第2のクロック抽出
    手段と、 前記第2の時刻情報受信手段により受け取った基準時刻
    情報に基づいて自局のフレームタイミングを初期設定
    し、以後このフレームタイミングを前記第2のクロック
    抽出手段により抽出されたクロックのタイミング情報に
    同期させて出力するためのフレームタイミング生成手段
    と、 このフレームタイミング生成手段から出力されたフレー
    ムタイミングと前記第2の時刻情報受信手段により受け
    取った時刻情報との位相差を測定するための第2の位相
    差測定手段と、 この第2の位相差測定手段により測定された位相差情報
    を前記フレームタイミング監視局から通知された位相差
    情報と比較し、この比較結果に基づいて前記フレームタ
    イミング生成手段から出力されるフレームタイミングを
    補正制御するためのフレームタイミング補正制御手段と
    を備えたことを特徴とする移動通信システムの基地局間
    フレーム同期方式。
  2. 【請求項2】 フレームタイミング補正制御手段は、第
    2の位相差測定手段により測定された位相差情報をフレ
    ームタイミング監視局から通知された位相差情報と比較
    し、両位相差情報の差が予め定めた第1の値以内の場合
    にはフレームタイミング生成手段から出力されるフレー
    ムタイミングの補正を行なわず、両位相差情報の差が前
    記第1の値を越えた場合にフレームタイミング生成手段
    から出力されるフレームタイミングの補正を行なうこと
    を特徴とする請求項1記載の移動通信システムの基地局
    間フレーム同期方式。
  3. 【請求項3】 フレームタイミング補正制御手段は、位
    相差情報の差が第1の値を越えた場合に、フレームタイ
    ミング生成手段から出力されるフレームタイミングを、
    前記第2の時刻情報受信手段により受け取った基準時刻
    情報と前記フレームタイミング監視局から通知された位
    相差情報とに基づいて補正することを特徴とする請求項
    2記載の移動通信システムの基地局間フレーム同期方
    式。
  4. 【請求項4】 フレームタイミング補正制御手段は、位
    相差情報の差が第1の値を越えた場合に、自局が移動局
    と通信中であるか否かを判定し、通信中の場合には当該
    通信の終了を待ってフレームタイミングの補正を行なう
    ことを特徴とする請求項2記載の移動通信システムの基
    地局間フレーム同期方式。
  5. 【請求項5】 フレームタイミング補正制御手段は、位
    相差情報の差が前記第1の値を越えかつこの第1の値よ
    りも大きく設定された第2の値以下の場合には、自局が
    移動局と通信中であるか否かを判定して、通信中の場合
    には当該通信の終了を待ってフレームタイミングの補正
    を行ない、一方位相差情報の差が前記第1の値および第
    2の値をともに越えている場合には、移動局の通信終了
    を待たずにフレームタイミングの補正を行なうことを特
    徴とする請求項2記載の移動通信システムの基地局間フ
    レーム同期方式。
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