JP5355908B2 - 無線通信システム及び基地局装置 - Google Patents
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Description
このため、移動端末の基地局間移動をスムーズに行うには、隣接する基地局間で、送信タイミングが揃っている基地局間同期が確保されている必要がある。
ここで、基地局間同期のための技術としては、例えば、特許文献1記載のものがある。
しかし、GPS信号を利用して同期をとる場合、各基地局装置が、GPS受信機を備える必要があり、大型化・コストアップを招く。また、室内等のGPS信号を受信できない環境に設置される基地局装置の場合、基地局間同期をとることが不可能になる。
この場合、移動端末との通信を行う周波数と同じ周波数を用いた無線通信で同期をとれるので、GPS信号を受信する場合のGPS受信機のように同期用の特別な受信系が必要ない。
このため、基地局の小型化・コストダウンを図ることができ、室内等に設置される小型の基地局として適したものとなる。
この場合、マスタ基地局装置が最も早く同期処理を行うため、他の基地局装置は、マスタ基地局装置に同期することが可能となる。
図1は、複数の基地局装置(BS:Base Station)1,1a,1b,1c・・・を有する無線通信システムを示している。この無線通信システムでは、例えば、広帯域無線通信を実現するために直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式をサポートするIEEE802.16に規定される「WiMAX」に準拠した方式が採用されている。
図5及び図6は、基地局1,1a,1b,1cのプロセッサが前記コンピュータプログラムを実行することによって実現される機能を示している。なお、図5及び図6に示す機能は、専らスレーブBSによって利用されるが、マスタBS1も備えている。
したがって、他の基地局装置1a,1b,1cは、マスタBSが自ら決定した送信タイミングで送信した信号を受け、その受信波のタイミングと同期をとることが可能となる。
ソースBSは、信号を送信している基地局装置であればよいため、マスタBSがなってもよいし、スレーブBSがなってもよい。本実施形態の無線通信システムは、少なくとも一つのマスタBSを含むため、当該マスタBSとの間で直接又は間接的に基地局間同期をとることができる。
スキャニング部12は、受信可能な信号を受信し、それらのRSSI、プリアンブルのタイミング(タイミングオフセット)を算出する。
スキャニング部12の実行時期は、制御部16によって制御される。
スキャニング部12は、このスライディング相関を複数種類のプリアンブルパターンについて行うことで、受信波と一致したパターン(最も高い相関が生じたパターン)を受信波のプリアンブルパターンとして特定できる。また、その相関値は、受信波強度(RSSI)となる。
また、スキャニング部12は、図7(b)に示すように、受信波X(t)とP(n)相関値がピークをとった位置を、プリアンブルのタイミングとして検出することができる。
近い基地局と同期をとる方が、同期精度が良いと考えられるからである。このため、基地局装置は、受信波から、基地局間の距離に影響を受ける受信波特性を測定すればよい。本実施形態では、受信波それぞれのRSSI(受信信号強度)及びタイミングオフセットによって選択を行う。RSSIが大きければ、自装置までの距離が近く、RSSIが小さければ、自装置までの距離が大きいと判断できる。また、タイミングオフセットが小さければ、自装置までの距離が小さいと判断できる。
なお、基地局間の距離に影響を受ける受信波特性としては、CINRなど受信信号品質を示す特性であってもよい。
ステップS100の待機処理の後、同期処理が行われる。同期処理では、まず、判定部11によって、自装置がマスタBS1であるか否かが判定される(ステップS101)。自装置がマスタBS1である場合、ソースBS(ソース受信波)は必要ないため、自装置が有するクロック発生器のクロック信号(自走モード)やGPS信号に基づいて同期タイミングを決定する(ステップS102)。
なお、同期のためにGPS信号を用いる場合、GPS信号の有無で自装置がマスタBS1であるか否かを判定してもよい。
なお、RSSI閾値TRは、ゼロであってもよい。
リストAに、マスタBSからの受信波が含まれている場合、マスタBSからの受信波のRSSI及び/又はタイミングに重みを加える(ステップS109)。重みは、RSSIを大きくし、タイミングを早くするものである。なお、重み値は、ゼロとしてもよい。つまり、ステップS109を省略してもよい。
そして、最もタイミングオフセットが小さな受信波(BS)と、リストA中の各受信波(BS)について、タイミングオフセットの差(絶対値)を求める。そして、リストA中の各受信波(BS)のうち、タイミングオフセットの差(絶対値)が、閾値Tht未満である受信波(BS)のリストB(第2リスト)を作成する(ステップS113)。このリストBはメモリに記憶される。なお、閾値Thtは、ゼロであってもよい。
以上の処理により、タイミングオフセットが比較的小さい受信波の中から、RSSIが最大である受信波が選択される。
さらに、第1のスレーブ基地局装置群(基地局装置1a,1b,1g)に含まれるいずれかの基地局装置が同期先(ソースBS)となることが期待される第2のスレーブ基地局装置群L2(基地局装置1e,1c)が、その次に同期処理を行う。
そして、第2のスレーブ基地局装置群(基地局装置1a,1b,1g)に含まれるいずれかの基地局装置が同期先(ソースBS)となることが期待される第3のスレーブ基地局装置群L3(基地局装置1d,1f)が、その次に同期処理を行う。
図9は、各基地局装置1,1a〜1gの設定情報記憶部15の記憶内容を示している。図9に示すように、マスタBS1には、待機時間としてt1(例えば、0秒)が設定され、第1の基地局装置群L1の基地局装置(スレーブBS−A,B,G)1a,1b,1gにはt2(例えば、30秒;t2>t1)が設定され、第2の基地局装置群L2の基地局装置(スレーブBS−C,E)1e,1cにはt3(例えば、60秒;t3>t2)が設定され、第3の基地局装置群L3の基地局装置(スレーブBS−D,F)1f,1dにはt4(例えば、90秒;t4>t3)が設定されている。
このように、マスタBS1を中心として、例えば同心円状に、待機時間を設定することで、図8に示すようなマスタBS1をルートとする同期ツリー構造が自動的に形成され、各スレーブ基地局装置1は、直接的又は間接的に、高いクロック精度のマスタBS1に対して同期をとることができる。
また、待機時間をランダムに決定する機能は、設定情報記憶部15に記憶されている待機時間情報を用いて待機する機能と併用するのが好ましい。例えば、設定情報記憶部15に待機時間情報が設定されていれば、待機時間情報に応じた待機時間の待機処理を行うが、設定情報記憶部15に待機時間情報が設定されていなかった場合には、ランダムに待機時間を決定することができる。この場合、設定情報記憶部15への待機時間の設定し忘れが生じても、自走モードになってしまうことを防止できる。
Claims (2)
- 複数の基地局装置を有する無線通信システムであって、
前記基地局装置は、起動直後又は再起動直後に同期処理を実行する手段を備えるとともに、前記同期処理が終了すると、他の基地局装置が基地局間同期をとるために用いられる同期信号を送信するよう構成され、
前記複数の基地局装置には、起動直後又は再起動直後における前記同期処理の開始を遅延させるための待機時間が設定され、前記複数の基地局装置には、前記待機時間の長さが異なる基地局装置が含まれており、
前記複数の基地局装置には、基地局間同期のために他の基地局装置から同期信号を取得する必要がないマスタ基地局装置を含み、
各基地局装置の前記待機時間は、前記マスタ基地局装置が最も短く、前記マスタ基地局装置以外の基地局装置は前記マスタ基地局装置よりも長くなるように設定されており、
前記マスタ基地局装置以外の基地局装置は、前記マスタ基地局装置から遠くなるにつれて前記待機時間が長く設定されており、
前記マスタ基地局装置以外の基地局装置は、他の基地局装置から受信できる同期信号が複数ある場合、複数の同期信号の中から同期タイミングを決定するのに用いられる一の同期信号を選択することを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおけるマスタ基地局装置以外の基地局装置として用いられる基地局装置であって、
他の基地局装置からの同期信号を取得して基地局間同期をとるための同期処理を基地局装置の起動直後又は再起動直後に行う手段と、
前記同期処理が終了すると、他の基地局装置が基地局間同期をとるために用いられる同期信号を送信する手段と、
基地局装置の起動直後又は再起動直後における前記同期処理の開始を遅延させるための待機時間を確保する待機手段と、
他の基地局装置から受信できる同期信号が複数ある場合、複数の同期信号の中から同期タイミングを決定するのに用いられる一の同期信号を選択する選択手段と、を備え、
前記待機時間は、前記マスタ基地局装置よりも長くなるように設定されており、且つ、自局よりも前記マスタ基地局装置からの距離が近い他の基地局装置がある場合、当該他の基地局装置に比べて長く設定されていることを特徴とする基地局装置。
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