JPH0951299A - 衛星通信方法 - Google Patents

衛星通信方法

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JPH0951299A
JPH0951299A JP20077295A JP20077295A JPH0951299A JP H0951299 A JPH0951299 A JP H0951299A JP 20077295 A JP20077295 A JP 20077295A JP 20077295 A JP20077295 A JP 20077295A JP H0951299 A JPH0951299 A JP H0951299A
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Tomohiro Kida
智裕 喜田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星回線の使用効率を向上させる衛星通信方
法を得る。 【構成】 複数の端末局11 〜1n から中央局3への通
信を、送信波1波を利用したTDMA方式で行う衛星通
信システムにおいて、中央局より各端末局に対して並行
的に、端末局の局状態の送信を要求する共通のステータ
ス要求信号4を送信し、それを受信した各端末局は、そ
れぞれ自局の局状態と識別コードを含んだステータス信
号51 〜5n を、あらかじめ決められたTDMAスロッ
ト61 〜6n で中央局に返送することにより、各端末局
の局状態を中央局で監視するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の端末局から中
央局への通信を、送信波1波にて時分割多重接続(以
下、TDMAという)方式で行う衛星通信方法に関する
もので、特に、その中央局による各端末局の局状態の監
視に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はこの発明および従来の衛星通信方
法が適用される通信システムの構成を示すシステム構成
図である。図において、11 〜1n は複数の端末局であ
り、2は宇宙空間に打ち上げられて衛星回線を中継する
通信衛星である。3はこの通信衛星2にて中継される衛
星回線を介して各端末局11 〜1n と接続され、各端末
局11 〜1n の局状態の監視を行う中央局である。
【0003】また、図9は従来の衛星通信方法における
中央局3による各端末局11 〜1nの局状態の監視方法
を示すシーケンス図である。図において、11 〜1n
前記端末局、3は同じく中央局であり、41 〜4n は中
央局3から各端末局11 〜1n に対して個別に送信され
るステータス要求信号、51 〜5n は各端末局11 〜1
n から中央局3に返送されるステータス信号である。
【0004】次に動作について説明する。中央局3は各
端末局11 〜1n の局状態の送信を要求する場合、図9
に示すように、まず端末局11 に対してステータス要求
信号41 を衛星回線の制御信号送信スロットを用いて送
信する。このステータス要求信号41 を受信した端末局
1 は、自局の局状態を通知するためのステータス信号
1 を生成して中央局3に返送する。端末局11 からの
ステータス信号51 を受信した中央局3は、次に端末局
2 に対してステータス要求信号42 を送信し、それを
受信した端末局12 は、自局の局状態を通知するための
ステータス信号52 を生成して中央局3に返送する。中
央局3は以下同様にして局状態の送信要求を行い、最後
に端末局1n に対してステータス要求信号4n を送信す
る。それを受信した端末局1n は自局の局状態を通知す
るためのステータス信号5n を生成して中央局3に返送
する。中央局3がそのステータス信号5n を受信して一
連の処理を終了する。以上のようにして、中央局3は全
ての端末局11 〜1n の局状態を知り、その監視を行
う。
【0005】なお、このような従来の衛星通信方法に関
連のある技術が記載されている文献としては、例えば特
開平6−296149号公報などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛星通信方法は
以上のように構成されているので、端末局11 〜1n
局状態の監視に際して、ステータス要求信号42 〜4n
は、前に送ったステータス要求信号41 〜4n-1 に対す
るステータス信号51 〜5n-1 が返送されてくるまでは
送信できず、全ての端末局11 〜1n の局状態を知るに
は多大な時間が必要となるため、衛星回線の使用効率が
低いものとなるばかりか、TDMA方式のタイムスロッ
ト、すなわちTDMAスロットを用いてステータス要求
信号41 〜4n およびステータス信号51 〜5n を伝送
しているため、ステータス信号51〜5n に含むことの
できる情報長に制約があり、詳細な局情報を得るために
は上記ステータス要求信号41 〜4n とステータス信号
1 〜5n の送受信を繰り返さなければならないなどの
問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、衛星回線の使用効率を向上さ
せることができる衛星通信方法を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解消するための手段】請求項1に記載の発明に
係る衛星通信方法は、端末局の局状態の送信を要求する
共通のステータス要求信号を中央局より各端末局に対し
て並行的に送信し、各端末局はあらかじめ決められたT
DMAスロットを用いて、自局の局状態と識別コードを
含んだステータス信号を中央局に返送するようにしたも
のである。
【0009】また、請求項2に記載の発明に係る衛星通
信方法は、中央局は共通のステータス要求信号に局状態
を監視したい端末局の識別コードを含めて各端末局に並
行的に送信し、各端末局は受け取ったステータス要求信
号中に自局の識別コードが含まれていれば、中央局の指
定したTDMAスロットを用いてステータス信号の返送
を行うようにしたものである。
【0010】また、請求項3に記載の発明に係る衛星通
信方法は、あらかじめグループ分けされている端末局の
グループの指定がなされた共通のステータス要求信号
を、中央局より各端末局に対して並行的に送信し、各端
末局は受け取ったステータス要求信号に指定されている
グループが、自局の属するグループを指定しているもの
であれば、あらかじめ決められたTDMAスロットを用
いてステータス信号の返送を行うようにしたものであ
る。
【0011】また、請求項4に記載の発明に係る衛星通
信方法は、それぞれの端末局が属するグループを指定す
るためのグループ指定信号を、中央局より各端末局に対
して送信するようにしたものである。
【0012】また、請求項5に記載の発明に係る衛星通
信方法は、中央局より各端末局に対して、端末局の局状
態の詳細な情報の送信を要求するステータス要求信号も
送信できるようにしておき、該当端末局がそのステータ
ス要求信号を受け取ると、自局の局状態の詳細な情報と
識別コードを含んだステータス信号を、あらかじめ決め
られたTDMAスロット、または中央局の指定したTD
MAスロットを用いて中央局に返送するようにしたもの
である。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明における各端末局は、中
央局より並行的に送出される、端末局の局状態の送信を
要求する共通のステータス要求信号を受信して、自局の
局状態と識別コードを含むステータス信号を、あらかじ
め決められたTDMAスロットで中央局に返送すること
により、中央局が全端末局の局状態を得るために、共通
のステータス要求信号を1回だけ送出すればすむように
して、衛星回線の使用効率を改善する。
【0014】また、請求項2に記載の発明における各端
末局は、中央局より局状態を監視したい端末局の識別コ
ードを含めて並行的に送出される、共通のステータス要
求信号を受信して、その中に自局の識別コードが含まれ
ていれば、自局の局状態と識別コードを含むステータス
信号を、中央局の指定したTDMAスロットで中央局に
返送することにより、中央局が所望の端末局の局状態を
得るために、当該端末局の識別コードを含んだ共通のス
テータス要求信号を1回だけ送出すればすむようにし
て、衛星回線の使用効率を改善する。
【0015】また、請求項3に記載の発明における各端
末局は、中央局より局状態を監視したい端末局のグルー
プが指定されて並行的に送出される、共通のステータス
要求信号を受信して、指定されたグループに属している
場合には、自局の局状態と識別コードを含むステータス
信号を、あらかじめ決められたTDMAスロットで中央
局に返送することにより、中央局が指定したグループ内
の端末局の局状態を得るために、共通のステータス要求
信号を1回だけ送出すればすむようにして、衛星回線の
使用効率を改善する。
【0016】また、請求項4に記載の発明における中央
局は、各端末局に対してグループ指定信号を送信してそ
れぞれの端末局が属するグループを指定することによ
り、局状態をまとめて監視したい端末局のグループ構成
を変更可能とする。
【0017】また、請求項5に記載の発明における各端
末局は、中央局より並行的に送出される、端末局の局状
態の詳細な情報の送信を要求する共通のステータス要求
信号を受信して、自局の局状態の詳細な情報と識別コー
ドを含んだステータス信号を、あらかじめ決められたT
DMAスロットや中央局より指定されたTDMAスロッ
トで中央局に返送することにより、中央局が端末局の局
状態の詳細な情報を得るために、共通のステータス要求
信号を1回だけ送出すればすむようにして、衛星回線の
使用効率を改善する。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による衛星通信方法に
おける各端末局の局状態の監視を示すシーケンス図であ
る。図において、11 〜1n は端末局、3は中央局、5
1 〜5n はステータス信号であり、これらは図9におい
て同一符号を付した従来のそれらと同一、もしくは相当
部分であるため詳細な説明は省略する。また、4は各端
末局11 〜1n の局状態の送信を要求するために、中央
局3より各端末局11 〜1n に対して並行的に、この例
では一斉に送信される共通のステータス要求信号であ
る。
【0019】図2はこの発明の衛星通信方法にて、各端
末局11 〜1n から中央局3への通信を行う際の、TD
MA方式のタイムスロット列を示す説明図である。図に
おいて、61 〜6n は当該TDMA方式の各タイムスロ
ット(TDMAスロット)である。
【0020】図3はこの発明の衛星通信方法において、
中央局3より各端末局11 〜1n に対して送られるステ
ータス要求信号4のデータ構成を示す説明図である。図
において、11はこの信号がステータス要求信号4であ
ることを示すコードが格納されるヘッダ部であり、12
は各端末局11 〜1n を識別するためにその各々にユニ
ークに設定された識別コードが格納される識別コード部
である。
【0021】次に動作について説明する。中央局3が各
端末局11 〜1n に対して、それぞれの局状態の送信を
要求する場合、中央局3は図3に示す識別コード部12
を端末局11 〜1n の全てを対象とする識別コードとし
た共通のステータス要求信号4を生成して、図1に示す
ように各端末局11 〜1n に対して並行的に送信する。
このステータス要求信号4は通信衛星2によって中継さ
れる衛星回線を経由して全ての端末局11 〜1n に到達
する。このステータス要求信号4を受信した各端末局1
1 〜1n は、それぞれの局状態を通知するために、自局
の局状態と識別コードとを含んだステータス信号51
n を生成して中央局3に返送する。このステータス信
号51 〜5n の返送は、各端末局11 〜1n に対してあ
らかじめ決められているTDMAスロット61 〜6n
用いて行われる。中央局3は各端末局11 〜1n より返
送されてくるステータス信号51 〜5n を順番に受信し
て一連の処理を終了する。このように、中央局3は共通
のステータス要求信号4を1回送出するだけで、全ての
端末局11 〜1n の局状態を監視することができ、通信
衛星2の中継する衛星回線の使用効率を向上させること
ができる。
【0022】実施例2.図4はこの発明の実施例2によ
る衛星通信方法における各端末局の局状態の監視を示す
シーケンス図であり、相当部分には図1と同一符号を付
してその説明を省略する。なお、4は中央局3より各端
末局11 〜1n に対して並行的に送信される共通のステ
ータス要求信号であるが、局状態を監視したい端末局、
例えば端末局12 、1m の識別コードを含んでいる点
で、図1に同一符号を付して示した実施例1のステータ
ス要求信号とは異なっている。
【0023】次に動作について説明する。中央局3が端
末局12 と1m とを指定してその局状態の送信を要求す
る場合、中央局3は図3に示した識別コード部12を端
末局12 および1m の識別コードとした共通のステータ
ス要求信号4を生成して、図4に示すように各端末局1
1 〜1n に対して並行的に送信する。このステータス要
求信号4は通信衛星2によって中継される衛星回線を経
由して全ての端末局11 〜1n に到達する。端末局12
および1m ではこのステータス要求信号4の識別コード
部12中に自局の識別コードが含まれているので、それ
ぞれの局状態を通知するために、自局の局状態と識別コ
ードを含んだステータス信号52 あるいは5m を生成し
て中央局3に返送する。なお、このステータス信号52
および5m の返送は、中央局3によって指定されたTD
MAスロット61 と62 (この実施例では、ステータス
要求信号4の識別コード部12中の順番に従ってTDM
Aスロット61 から順に割り当てられてゆく)を用いて
行われる。中央局3はこれらの端末局12 および1m
り返送されてくるステータス信号52 、5m を順番に受
信して一連の処理を終了する。このように、中央局3は
共通のステータス要求信号4を1回送出するだけで、自
らが指定した端末局の局状態を監視することができ、通
信衛星2の中継する衛星回線の使用効率を向上させるこ
とができる。
【0024】実施例3.図5はこの発明の実施例3によ
る衛星通信方法における各端末局の局状態の監視を示す
シーケンス図であり、相当部分には図1と同一符号を付
してその説明を省略する。この実施例3においては、端
末局11 〜1n は複数(図示の例では2つ)のグループ
にグループ分けされており、図において、7は端末局1
1 、12、・・・・、1m が属しているグループのグル
ープ番号を、8は端末局15 、・・・・、1n が属して
いるグループのグループ番号をそれぞれ示している。な
お、4は中央局3より各端末局11 〜1n に対して並行
的に送信される共通のステータス要求信号であるが、局
状態を監視したい端末局が属しているグループのグルー
プ番号を含んでいる点で、図1に同一符号を付して示し
た実施例1のそれとは異なっている。
【0025】次に動作について説明する。中央局3があ
るグループ、例えばグループ番号7のグループを指定し
て、そのグループに属している各端末局11 、12 、・
・・・、1m の局状態の送信を要求する場合、中央局3
は図3に示した識別コード部12をグループ番号7とし
た共通のステータス要求信号4を生成して、図5に示す
ように各端末局11 〜1n に対して並行的に送信する。
このステータス要求信号4は通信衛星2によって中継さ
れる衛星回線を経由して全ての端末局11 〜1n に到達
する。グループ番号7のグループに属している各端末局
1 、12 、・・・・、1m では、受信したステータス
要求信号4の識別コード部12に自局の属するグループ
のグループ番号7が指定されているので、それぞれの局
状態を通知するために、自局の局状態と識別コードとを
含んだステータス信号51 、52、・・・・、5m を生
成して中央局3に返送する。なお、このステータス信号
1 、52 、・・・・、5m の返送は、グループ内であ
らかじめ決められているTDMAスロット61 、62
・・・・、6k を用いて行われる。中央局3はこれら各
端末局11 、12 、・・・・、1m より返送されてくる
ステータス信号51、52 、・・・・、5m を順番に受
信して一連の処理を終了する。このように、中央局3は
共通のステータス要求信号4を1回送出するだけで、自
らが指定したグループに属している複数の端末局の局状
態を監視することができ、通信衛星2の中継する衛星回
線の使用効率を向上させることができる。
【0026】実施例4.図6はこの発明の実施例4によ
る衛星通信方法における端末局のグループ構成の変更を
示すシーケンス図であり、相当部分には図5と同一符号
を付してその説明を省略する。図において、9はそれぞ
れの端末局11 〜1n が属するグループを指定するた
め、中央局3が各端末局11 〜1n に対して送信するグ
ループ指定信号であり、10はこのグループ指定信号9
によるグループ構成の変更によって新たにグループ分け
されたグループのグループ番号である。
【0027】また、図7は上記グループ指定信号9のデ
ータ構成を示す説明図である。図において、13はこの
信号がグループ指定信号9であることを示すコードが格
納されるヘッダ部、14は中央局3が新たに指定するグ
ループのグループ番号が格納されるグループ番号部であ
り、15はこの新たなグループに属する各端末局12
5 、・・・・、1m の識別コードが格納される識別コ
ード部である。
【0028】次に動作について説明する。各端末局11
〜1n のグループ構成が、図5に示したグループ番号7
とグループ番号8の2つのグループとなっているとき
に、同一のグループに属していない複数の端末局、例え
ば端末局12 、15 、・・・・、1m の局状態の送信を
要求する必要が生じた場合、中央局3はまず、各端末局
1 〜1n に対してグループ指定信号9を並行的に送信
する。このグループ指定信号9は、そのグループ番号部
14に新たなグループのグループ番号10が、識別コー
ド部15にその新たに設定されたグループに属する端末
局12 、15 、・・・・、1m の識別コードがそれぞれ
設定されており、通信衛星2によって中継される衛星回
線を経由して全ての端末局11 〜1n に到達する。端末
局12 、15 、・・・・、1m ではこのグループ指定信
号9の識別コード部14中に自局の識別コードが含まれ
ているので、それぞれ自局が属するグループのグループ
番号をグループ番号部14に設定されているグループ番
号10に変更する。その後、中央局3は実施例3の場合
と同様に、このグループ番号10を識別コード部12に
設定したステータス要求信号4を各端末局11 〜1n
対して並行的に送信すれば、この新たなグループ番号1
0のグループに属している端末局12 、15 、・・・
・、1m のそれぞれから、自局の局状態と識別コードを
含んだステータス信号52 、55 、・・・・、5m が返
送されてくる。このように、中央局3は必要に応じてグ
ループ指定信号9を送信することによってグループ構成
を変更すれば、その後共通のステータス要求信号4を1
回送出するだけで、新たに指定したグループに属してい
る複数の端末局の局状態を監視することができ、通信衛
星2の中継する衛星回線の使用効率を向上させることが
できる。
【0029】実施例5.次に、この発明の実施例5につ
いて説明する。この実施例5は各端末局11 〜1n の局
状態の監視において、中央局3が各端末局11 〜1n
対して詳細な局状態の情報を要求する場合のものであ
り、その局状態の監視は図1に示すシーケンス図に従っ
て行われる。すなわち、中央局3が各端末局11 〜1n
の局状態の詳細な情報の送信を要求する場合、中央局3
は各端末局11 〜1n に対して並行的に送信する共通の
ステータス要求信号4として、図3に示すヘッダ部11
をこの信号が詳細な局状態の情報を要求するステータス
要求信号であることを示すコードとし、識別コード部1
2を端末局11 〜1n の全てを対象とする識別コードと
したものを生成する。このステータス要求信号4は図1
に示すように、中央局3より通信衛星2によって中継さ
れる衛星回線を経由して全ての端末局11 〜1n に送信
される。このステータス要求信号4を受信した各端末局
1 〜1n は、それぞれ通常のステータス要求時とは異
なった自局の詳細な局状態と識別コードとを含んだステ
ータス信号51 〜5n を生成し、各端末局11 〜1n
あらかじめ決められたTDMAスロット61 〜6n を用
いて中央局3に返送する。中央局3は各端末局11 〜1
n より返送されたステータス信号51 〜5n を順番に受
信して一連の処理を終了する。このように、中央局3は
共通のステータス要求信号4を1回送出するだけで、全
ての端末局11 〜1n の、通常とは異なる詳細な局状態
を一括して監視することができ、通信衛星2の中継する
衛星回線の使用効率を向上させることができる。
【0030】実施例6.なお、上記実施例5では、全て
の端末局11 〜1n の詳細な局状態を一括して監視する
場合について述べたが、特定の端末局をいくつか指定し
てその詳細な局状態を監視したり、グループを指定して
そのグループに属している各端末局の詳細な局状態を監
視したりすることも可能である。この実施例6は、中央
局3が端末局12 と1m とを指定してその詳細な局状態
の情報の送信を要求する場合について示したものであ
る。中央局3が端末局12 と1m の局状態の詳細な情報
の送信を要求する場合、中央局3は各端末局11 〜1n
に対して並行的に送信する共通のステータス要求信号4
として、図3に示すヘッダ部11をこの信号が詳細な局
状態の情報を要求するステータス要求信号であることを
示すコードとし、識別コード部12を端末局12 および
m の識別コードとしたものを生成する。このステータ
ス要求信号4は図4に示すように、中央局3より通信衛
星2によって中継される衛星回線を経由して全ての端末
局11 〜1n に送信される。このステータス要求信号4
の識別コード部12の中に自局の識別コードが含まれて
いる端末局12 および1m では、それぞれ通常のステー
タス要求時とは異なった自局の詳細な局状態と識別コー
ドとを含んだステータス信号52 あるいは5m を生成
し、中央局3によって指定されたTDMAスロット61
と62 (この実施例では、ステータス要求信号4の識別
コード部12中の順番に従ってTDMAスロット61
ら順に割り当てられてゆく)を用いて中央局3に返送す
る。中央局3はこれらの端末局12 および1m より返送
されてくるステータス信号52 、5m を順番に受信して
一連の処理を終了する。このように、中央局3は共通の
ステータス要求信号4を1回送出するだけで、自らが指
定した端末局12 および1m の、通常とは異なる詳細な
局状態を一括して監視することができ、通信衛星2の中
継する衛星回線の使用効率を向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、中央局より各端末局のそれぞれに対して並行的
に、端末局の局状態の送信を要求する共通のステータス
要求信号を送信し、それを受けた各端末局は、あらかじ
め決められたTDMAスロットを用いて、自局の局状態
と識別コードを含んだステータス信号を中央局に返送す
るように構成したので、中央局は各端末装置に共通のス
テータス要求信号を1回送信するだけで、全ての端末局
の局状態を監視することが可能となって、衛星回線の使
用効率を向上させることができる衛星通信方法が得られ
る効果がある。
【0032】また、請求項2に記載の発明によれば、中
央局より各端末局のそれぞれに対して並行的に、端末局
の局状態の送信を要求する共通のステータス要求信号に
局状態を監視したい端末局の識別コードを含めて送信
し、それを受けた各端末局は、受け取ったステータス要
求信号中に自局の識別コードが含まれていれば、中央局
の指定したTDMAスロットを用いて、自局の局状態と
識別コードを含んだステータス信号を中央局に返送する
ように構成したので、中央局は各端末装置に共通のステ
ータス要求信号を1回送信するだけで、自らが指定した
端末局の局状態を監視することが可能となって、衛星回
線の使用効率を向上させることができる衛星通信方法が
得られる効果がある。
【0033】また、請求項3に記載の発明によれば、中
央局より各端末局のそれぞれに対して並行的に、端末局
の局状態の送信を要求する共通のステータス要求信号
を、あらかじめグループ分けされている端末局の局状態
を監視したいグループを指定して送信し、それを受けた
各端末局は、受け取ったステータス要求信号に指定され
ているグループが、自局の属するグループを指定してい
るものであれば、あらかじめ決められたTDMAスロッ
トを用いて、自局の局状態と識別コードを含んだステー
タス信号を中央局に返送するように構成したので、中央
局は各端末装置に共通のステータス要求信号を1回送信
するだけで、自らが指定したグループに属している複数
の端末局の局状態を監視することが可能となって、衛星
回線の使用効率を向上させることができる衛星通信方法
が得られる効果がある。
【0034】また、請求項4に記載の発明によれば、中
央局より各端末局に対して、それぞれの端末局が属する
グループを指定するグループ指定信号を送信するように
構成したので、中央局は必要に応じて端末局のグループ
構成を変更することが可能となり、各端末局に対して共
通のステータス要求信号4を1回送出するだけで、その
新たに指定したグループに属している複数の端末局の局
状態を監視することが可能となって、衛星回線の使用効
率を向上させることができる衛星通信方法が得られる効
果がある。
【0035】また、請求項5に記載の発明によれば、中
央局より各端末局にのそれぞれ対して並行的に送信する
共通のステータス要求信号として、端末局の局状態の詳
細な情報の送信を要求するステータス要求信号も送信で
きるようにしておき、局状態の詳細な情報の送信を要求
するステータス要求信号を受け取った端末局は、あらか
じめ決められたTDMAスロット、または中央局の指定
したTDMAスロットを用いて、自局の局状態の詳細な
情報と識別コードを含んだステータス信号を中央局に返
送するように構成したので、中央局は各端末装置に共通
のステータス要求信号4を1回送出するだけで、所定の
端末局の通常とは異なる詳細な局状態を一括して監視す
ることが可能となって、衛星回線の使用効率を向上させ
ることができる衛星通信方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1および実施例5による衛
星通信方法における局状態の監視を示すシーケンス図で
ある。
【図2】 この発明の衛星通信方法におけるTDMA方
式のタイムスロット列を示す説明図である。
【図3】 この発明の衛星通信方法におけるステータス
要求信号のデータ構成を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施例2および実施例6による衛
星通信方法における局状態の監視を示すシーケンス図で
ある。
【図5】 この発明の実施例3による衛星通信方法にお
ける局状態の監視を示すシーケンス図である。
【図6】 この発明の実施例4による衛星通信方法にお
けるグループ構成の変更を示すシーケンス図である。
【図7】 上記実施例におけるグループ指定信号のデー
タ構成を示す説明図である。
【図8】 この発明および従来の衛星通信方法が適用さ
れる通信システムの構成を示すシステム構成図である。
【図9】 従来の衛星通信方法における局状態の監視を
示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 〜1n 端末局、2 通信衛星、3 中央局、4
ステータス要求信号、51 〜5n ステータス信号、6
1 〜6n TDMAスロット(タイムスロット)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央局と複数の端末局の間の通信を通信
    衛星にて中継される衛星回線を介して行い、前記各端末
    局の局状態を前記中央局にて監視する衛星通信方法にお
    いて、前記中央局は前記各端末局に対して並行的に、前
    記端末局の局状態の送信を要求する共通のステータス要
    求信号を送信し、当該ステータス要求信号を受信した前
    記各端末局は、それぞれ自局の局状態と識別コードを含
    んだステータス信号を、時分割多元接続方式のあらかじ
    め決められたタイムスロットで前記中央局に返送するこ
    とを特徴とする衛星通信方法。
  2. 【請求項2】 中央局と複数の端末局の間の通信を通信
    衛星にて中継される衛星回線を介して行い、前記各端末
    局の局状態を前記中央局にて監視する衛星通信方法おい
    て、前記中央局は前記各端末局に対して並行的に、局状
    態を監視したい端末局の識別コードを含んだ、前記端末
    局の局状態の送信を要求する共通のステータス要求信号
    を送信し、当該ステータス要求信号を受信した前記各端
    末局は、その中に自局の識別コードが含まれている場合
    には、自局の局状態と識別コードを含んだステータス信
    号を、時分割多元接続方式の前記中央局によって指定さ
    れたタイムスロットで前記中央局に返送することを特徴
    とする衛星通信方法。
  3. 【請求項3】 中央局と複数の端末局の間の通信を通信
    衛星にて中継される衛星回線を介して行い、前記各端末
    局の局状態を前記中央局にて監視する衛星通信方法おい
    て、前記中央局は前記各端末局に対して並行的に、前記
    端末局の局状態の送信を要求する共通のステータス要求
    信号を、あらかじめグループ分けされている端末局のグ
    ループを指定して送信し、当該ステータス要求信号を受
    信した前記各端末局は、それが自局の属するグループを
    指定しているものである場合には、自局の局状態と識別
    コードを含んだステータス信号を、時分割多元接続方式
    のあらかじめ決められたタイムスロットで前記中央局に
    返送することを特徴とする衛星通信方法。
  4. 【請求項4】 前記中央局より前記各端末局のそれぞれ
    に対して、それぞれの端末局が属するグループを指定す
    るグループ指定信号を送信することを特徴とする請求項
    3に記載の衛星通信方法。
  5. 【請求項5】 前記中央局は前記各端末局に対して並行
    的に送出する共通のステータス要求信号として、前記端
    末局の局状態の詳細な情報の送信を要求する信号の送信
    も行い、当該ステータス要求信号を受信した該当端末局
    は、それぞれ要求された自局の局状態の詳細な情報と識
    別コードを含んだステータス信号を、時分割多元接続方
    式のあらかじめ決められたタイムスロット、もしくは前
    記中央局によって指定されたタイムスロットで前記中央
    局に返送することを特徴とする、請求項1から請求項4
    のいずれか1項に記載の衛星通信方法。
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