JPH09512787A - ペプシンの放出を抑制するためのペプチド - Google Patents
ペプシンの放出を抑制するためのペプチドInfo
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Abstract
(57)【要約】
ソルビンのC末端配列から誘導されたかつD型立体配置のアミノ酸残基を少なくとも1個含有するペプチドはペプシンの放出を抑制し、従って、潰瘍及び食道炎の処置に特に有用である。本発明は、更に、本発明のペプチドの塩及び置換誘導体及びこれらを含有する医薬組成物に関する。
Description
【発明の詳細な説明】
ペプシンの放出を抑制するためのペプチド
本発明はペプシンの放出を抑制し得るペプチド、この種のペプチドの誘導体及
び塩及びこれらのペプチドを含有する医薬組成物に関する。これらのペプチドは
ペプシンの放出に関連のある疾患の処置、特に、潰瘍又は食道炎の処置に使用し
得る。
最近、ブタの腸から新規なペプチドが単離された:ソルビン(sorbine)と呼ばれ
ているこのペプチドは153個の天然アミノ酸からなる(WO89/06241)。ソルビン及
びソルビンのC-末端部のペプチド断片(多くとも40個のアミノ酸を含む)は、
粘膜による吸収過程の増大を抑制し得る。しかしながら、D型立体配置(D-config
uration)のアミノ酸残基の少なくとも1個を挿入することによってこれらのペプ
チド断片を改質することにより、意外にも、これらの改質された類似のペプチド
に別の生物学的活性が付与される:改質されたペプチドはペプシンの放出を抑制
するが、これは改質されていないペプチドは示すことのない生物学的活性である
。
この活性はある環境下においては特に興味のあるものである。実際に、哺乳動
物における胃内分泌の一般的機構は、現在、よく知られている。即ち、胃内消化
は酵素、塩酸及びペプシンの作用の結果として生じる。ペプシンは蛋白質の1種
である;また、ペプシンはガストリンと共に胃液の主要成分である。その生理学
上での重要な役割は蛋白質の消化を開始させることである。その代償として、多
数の研究においてペプシンが潰瘍の形成に重大な役割を果たすことが指摘されて
いる。従って、ある環境下では、ペプシンの放出を少なくとも部分的に抑制する
ことが望ましいことであり得る。
従って、本発明は、D型立体配置のアミノ酸残基を少なくとも1個含有するこ
とを特徴とする、一般式I
A1−A2−A3−X I
[式中、A1はL-Thr又はD-Thr残基を表すか又は少なくとも1個のアミノ酸残基がD
型立体配置であり得る下記の配列の一つを表す;
A2は少なくとも1個のアミノ酸残基がD型立体配置であり得るLys-Pro-Gln-Ala
残基を表す;A3は共有結合を表すか又はペプチド配列-Gly-A4-A5(A4及びA5は、
各々、独立して、塩基性アミノ酸残基を表す)を表す;Xはヒドロキシ、アミノ又
はアルキルアミノ基を表す]で表されるペプチドを対象とする。
本発明は、また、一般式Iの置換誘導体であって、1個又はそれ以上のアミノ
酸残基が生物学的用途におけるペプチド化学において一般的に使用される保護基
の1個又はそれ以上によって置換されているものも対象とする;2個以上の保護
基が使用されるときは、これらの保護基は必ずしも同一ではない。好ましくは、
保護基はメチル又はt-ブチルのごとき低級アルキル;フェニル;ベンジル又はト
リメトキシベンジルのごとき置換ベンジル;2-クロロベンジルオキシカルボニル
;9-フルオレニルメチルオキシカルボニル;t-ブチルオキシカルボニル;アセチ
ル;スルホニル及びホスホリル基から選ばれる。
本発明は、また、アミノ酸配列A1−A2−A3(A1、A2及びA3は前記で定義した通
りのものである)を含有するペプチドも対象とする。
本発明は、また、前記で定義した通りのペプチドの薬学的に許容される塩も対
象とする。これらの塩は酢酸、乳酸、パモイン酸、マレイン酸、クエン酸、リン
ゴ酸、アスコルビン酸、安息香酸、サリチル酸、コハク酸、メチル
スルホン酸又はトルエンスルホン酸のごとき有機酸、塩酸、硫酸又は燐酸のごと
き無機酸又はタンニン酸又はカルボキシメチルセルロースのごとき重合体酸を使
用して調製し得る。
A4及びA5は、これらが本発明のペプチド中に存在するときは、各々、独立して
、D又はL型立体配置の塩基性アミノ酸残基を表す。好ましくは、A4及びA5は、各
々、独立して、アミノ酸残基Lys,D-Lys,Arg又はD-Argを表す。
上記した通り、本発明のペプチドはD型立体配置のアミノ酸残基を1個又はそ
れ以上含有している。本発明は、特に、D型立体配置のアミノ酸残基を1個含有
するペプチドを対象とし、該ペプチドは本発明で定義した通りの保護基により置
換され得る。例えば、下記のペプチドを挙げることができる:
D型立体配置のアミノ酸残基はC-末端又はN-末端部に位置していることが好ま
しい。D型立体配置のアミノ酸残基がC-末端に位置している好ましいペプチドは
、A2がLys-Pro-Gln-D-Alaを表し、A3が共有結合を表すペプチドである。D型立体
配置のアミノ酸残基がN-末端に位置している好ましいペプチドは、A1がD-Thrを
表すか又は前記で定義した通りの配列であって、この配列のN-末端に位置してい
るアミノ酸残基がD型立体配置のものである配列を表すペプチドである。
また、本発明は、特に、D型立体配置のアミノ酸残基を2個含有するペプチド
を対象としている;このペプチドは本発明で定義する通りの保護基によ
って置換されていてもよい。例えば下記のペプチドが挙げられる:
D型立体配置のアミノ酸残基を2個含有するペプチドでは、D型立体配置のアミ
ノ酸残基がC-末端の位置に存在することが好ましい。第2のアミノ酸残基はペプ
チド鎖のどこにでも位置し得るが、ペプチドのN-末端の位置にあることが好まし
い。好ましいペプチドは、A1がD-Thrを表すか又は前記した通りの配列であって
、そのN-末端の位置にあるアミノ酸残基がD型立体配置のものである配列を表し
、A2がLys-Pro-Gln-D-Alaを表し、A3が共有結合を表すペプチドである。この種
のペプチドは1個又はそれ以上の保護基によって置換されていること、特に、Ly
s残基がアセチル保護基によって置換されていることが好ましい。
本発明のペプチドはペプチド合成の分野において公知の従来の方法の一つによ
り調製し得る。例えば、その合成は下記の方法に従って固相で有利に実施し得る
:ペプチド鎖の形成は鎖のC-末端の第1のアミノ酸を、そのカルボキシル基を介
して樹脂上に固定することにより開始する;そのアミン基はt-ブチルオキシカル
ボニル(Boc)のごとき保護基によって保護されている。C-末端の第1のアミノ酸
を固定した後、樹脂を酸で洗浄することによりアミン官能基を脱保護する。Boc
基で保護されている場合には、トリフルオロ酢酸で洗浄することにより脱保護を
行い得る。アミン官能基が保護されている第2のアミノ酸を、そのカルボキシル
官能基を介して、ペプチド鎖のC-末端の第1のアミノ酸の脱保護されたアミン官
能基にカップリングさせる。カップリングはジシクロヘキシルカルボジイミド又
はジイソプロピルカルボジイミドのごときカップリング剤の存在下で行うことが
好ましい。かく形成されたペプチドは末端アミン官能基が保護されている2個の
アミノ酸を含有する。上記した通り、末端アミン官能基は脱保護され、このとき
、第3のアミノ酸の固定に進むことができる。所望のペプチド鎖は、かくして、
順次、アミノ
酸を固定することにより調製される。全ての保護基を除去した後、ペプチドを樹
指から分離する。
本発明のペプチド、即ち、Pro-Val-Thr-Lys-Pro-Gln-D-Ala-NH2の合成を以下
において簡単に説明する。本発明のその他のペプチドは、下記のペプチド合成法
の適当な改変によって調製することができ、この改変は当業者により行い得る。
この合成は周囲温度において固相で行われる。使用される操作法は下記の工程
からなる:脱保護、中和及びカップリング。使用される樹脂は1%のジビニルベ
ンゼンで架橋させたポリスチレン型樹脂[メリーフィールド樹脂(Meriifield re
sin)]である。メリーフィールド樹脂へのBoc-D-Alaの固定はトルエン及びジメ
チルホルムアミド(DMF)中で、炭酸セシウムの存在下で行われる。使用されるア
ミノ酸の末端アミン官能基はBoc基により保護する。これらのBoc基をトリフルオ
ロ酢酸によって置換し、ついで、塩化メチレン及びイソプロパノールで数回、洗
浄する。アミノ基をトリエチルアミンで中和しついで数回、洗浄する。カップリ
ングを行う前に、トレオニン及びバリンをジイソプロピルカルボジイミド(DIPCD
I)の存在下でヒドロキシベンゾトリアゾールエステルに変換し、グルタミンにつ
いては、ヒドロキシベンゾトリアゾールエステルを反応器内で直接製造する。リ
シンと2個のプロリンはカップリングを行う前に対称無水物に変換する。全ての
場合において、カップリングはジイソプロピルエチルアミンの存在下で行われる
。リシンの側鎖はFmoc基によって保護し、一方、トレオニンの側鎖は保護しない
。最後のカップリングが終了した後、Fmoc基をジメチルホルムアミド中でピペリ
ジンで置換し、ついで、Boc基をプロリンのN-末端アミン官能基によって置換す
る。メタノール/DMF混合物中でのアンモニア処理の後、樹脂を分離することによ
りペプチドが得られる。ついでかく得られた粗製品を精製する。
本発明は、更に、有効成分として、前記で定義した通りの式Iのペプチド、前
記で定義した通りの、この種のペプチドの置換誘導体、又は、前記で定義した通
りのアミノ酸配列A1−A2−A3を含有するペプチドの少なくとも1種を有効な量、
薬学的に許容される稀釈剤又は担体と組合せて含有する医薬組成
物を対象とする。
本発明のペプチドは経口、静脈内、非経口、皮下、腹腔内又は筋肉内投与によ
って投与し得る。
医薬組成物は、選択された投与方法に従って、カプセル、錠剤、凍結乾燥品又
は液体の形とすることができる。更に、医薬組成物は徐放性製剤の形とすること
もできる。
経口投与を行うときは、本発明のペプチドを成人の場合、一日、5〜100μg/k
gの用量で投与し得る。
静脈内又は皮下投与を行うときは、本発明の化合物は成人の場合、1日に1〜
3回、1〜12μg/kgの用量で投与し得る。動物の場合には、本発明の化合物は、
緊急投与から数日後に組織内で多量に検出され、特に、ペプチドPro-Val-Thr-Ly
s-Pro-Gln-D-Ala-NH2は10%越える量で検出される。毒性
亜急性毒性をラットとイヌについて測定した。1日当り、4000μg/kgに達する
用量で投与した結果、投与から4週間後においても毒性徴候及び突然変異誘発能
力を想起させる徴候は認められなかった。ヒトでは、200μg/kgの用量で皮下又
は静脈内投与注射した場合、生物学的な、臨床上の又は病理学的な異常は惹起さ
れなかった。薬理試験
本発明の化合物の治療的効果を下記の実験によって測定した。
胃の応答の強さを、誘発された胃液の分泌量の測定により決定した。
ネコを全身麻酔にかけて手術した:この手術は胃を2つの部分:ハイデンハイ
ム(Heidenheim)氏嚢(poche)と胃瘻(fistule gastrique)に分割し得る。これらの
2つの嚢を、基本段階の間及びついで刺激の後に、塩酸、ペプシン及び胃液の分
泌物を回収するために外部に向けて誘導した。ネコは慢性の瘻を有する:このネ
コは毎週、いくつかのテストを受けることがあり、それ自体、対照とすることが
できる。ペプシン分泌の刺激は生存動物において、ペンタガストリン(PG)及びVI
P[脈管活性腸ペプチド(Vasoactive Intestinal Peotide)を2及び4μg/kg/hの
割合で2時間、灌流(perfusion)により投与
することにより得られる。
ペンタガストリン及びVIP による刺激の1時間後に、これらのペプチドを100p
mol/kg/hに用量で灌流により投与した。
灌流を行う30分前から、灌流の終了するまで胃液を捕集した。
胃液(なるべく均質のもの)のペプチドの投与量を蛋白質分解分光光度法によ
り測定した。
9〜12回の実験で得られた結果を下記の表に示す:ペプチドの分泌量は、基本
分泌(basic secretion)中のテストおける15分間づつ2回の平均値及び刺激分泌
中における15分間づつ6回の平均値を、mg/15分により表した。
本発明のある種のペプチドであって、D型立体配置のアミノ酸残基を少なくと
も1個有するものと、これらのペプチドに類似するペプチドであって、アミノ酸
残基が全てL型立体配置であるものとを比較した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 デスクロワクス−ヴアヌ,モニク
フランス国 エフ−69450 サン−シイル
−オー−モン−ドール.シユマン ド ラ
ビユシエル.5
(72)発明者 パンスー,ダニエル
フランス国 エフ−39570 ロン−ル−ソ
ーニエ,メシア−シユール−ソルヌ(番地
なし)
(72)発明者 タラド,チエリー
フランス国 エフ−91190 ギフ−シユ−
ル−イベツト.アレー ド ガンボーデリ
エ,13
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.D型立体配置のアミノ酸残基を少なくとも1個含有することを特徴とする 、一般式I A1−A2−A3−X I [式中、A1はL-Thr又はD-Thr残基を表すか又は少なくとも1個のアミノ酸残基がD 型立体配置であり得る下記の配列の一つを表す; A2は少なくとも1個のアミノ酸残基がD型立体配置であり得るLys-Pro-Gln-Ala 残基を表す;A3は共有結合を表すか又はペプチド配列-Gly-A4-A5(A4及びA5は、 各々、独立して、塩基性アミノ酸残基を表す)を表す;Xはヒドロキシ、アミノ又 はアルキルアミノ基を表す]で表されるペプチド。 2.アミノ酸配列A1-A2-A3(A1、A2及びA3は請求項1に定義したものと同一で ある)を含有するペプチドであって、D型立体配置のアミノ酸残基を少なくとも 1個含有するペプチド。 3.1個又はそれ以上のアミノ酸残基が、生物学的用途におけるペプチド化学 において一般的に使用される保護基の1個又はそれ以上(保護基が2個以上ある ときは、これらの保護基は必ずしも同一ではない)によって置換されている、請 求項1又は2に記載のペプチドの置換誘導体。 4.アセチル基によって保護されているリシン残基を少なくとも1個含有する 、請求項3に記載のペプチド。 5.薬学的に許容される塩の形である、請求項1〜4のいずれかに記載のペプ チド。 6.D型立体配置のアミノ酸残基を1個含有する、請求項1〜5のいずれかに 記載のペプチド。 7.D型立体配置のアミノ酸残基がC-末端又はN-末端に存在している、請求項 6に記載のペプチド。 8.D型立体配置のアミノ酸残基がC-末端に存在している、請求項7に記載の ペプチド。 9.A2がLys-Pro-Gln-D-Alaを表し、A3が共有結合を表す、請求項6〜8のい ずれかに記載のペプチド。 10.式:Thr-Lys-Pro-Gln-D-Ala-NH2又はThr-(アセチル)Lys-Pro-Gln-D-Ala- NH2で表される、請求項9に記載のペプチド。 11.式:Pro-Val-Thr-Lys-Pro-Gln-D-Ala-NH2又はPro-Val-Thr-(アセチル)Ly s-Pro-Gln-D-Ala-NH2で表される、請求項9に記載のペプチド。 12.式:His-Glu-Arg-Pro-Val-Thr-Lys-Pro-Gln-D-Ala-NH2で表される、請求 項9に記載のペプチド。 13.式:Ile-Leu-Gln-His-Glu-Arg-Pro-Val-Thr-Lys-Pro-Gln-D-Ala-NH2で表 される、請求項9に記載のペプチド。 14.Glu-Pro-Gly-Lys-Ser-Ser-Ile-Leu-Gln-His-Glu-Arg-Pro-Val-Thr-Lys- Pro-Gln-D-Ala-NH2で表される、請求項9に記載のペプチド。 15.D型立体配置のアミノ酸残基がN-末端に存在している、請求項7に記載 のペプチド。 16.A1がD-Thrを表すか又は前記で定義した配列であって、そのN-末端に存 在しているアミノ酸残基がD型立体配置である配列を表す、請求項15に記載の ペプチド。 17.式:D-Pro-Val-Thr-Lys-Pro-Gln-Ala-NH2で表される、請求項16に記載 のペプチド。 18.D型立体配置のアミノ酸残基を2個含有する、請求項5に記載のペプチ ド。 19.D型立体配置のアミノ酸残基がC-末端に存在している、請求項18に記 載のペプチド。 20.第2の、D型立体配置のアミノ酸残基がペプチドのN-末端に存在してい る、請求項18又は19に記載のペプチド。 21.式:D-Pro-Val-Thr-Lys-Pro-Gln-D-Ala-NH2で表される、請求項20に記 載のペプチド。 22.式:D-Pro-Val-Thr-(アセチル)Lys-Pro-Gln-D-Ala-NH2で表される、請求 項20に記載のペプチド。 23.有効成分として請求項1〜22のいずれかに記載のペプチドの少なくと も1種を、薬学的に許容される稀釈剤又は担体と組合せて、有効量、含有してい る医薬組成物。
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