JPS61271300A - 新規ペプチド - Google Patents

新規ペプチド

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JPS61271300A
JPS61271300A JP60114461A JP11446185A JPS61271300A JP S61271300 A JPS61271300 A JP S61271300A JP 60114461 A JP60114461 A JP 60114461A JP 11446185 A JP11446185 A JP 11446185A JP S61271300 A JPS61271300 A JP S61271300A
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resin
peptide
pro
leu
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千葉 英雄
Ryuzo Sasaki
隆造 佐々木
Masaaki Yoshikawa
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オビオイドレセゾターに結合性を石し、故に
鎮痛麻酔剤や温和な催眠剤、温和な覚惺剤、抗麻酔剤ま
たは抗ショック剤として期待される新規ペプチドに関す
る。
従来技術 モルヒネ等の鎮痛麻酔薬(オピエート)の作用機構の研
究から脳はじめ各稲臓器には、これらの物質が特異的に
結合するオピオイドレセグターの存在することが見出さ
れた。さらに動物体内にはこのレセプターに結合し鎮痛
作用を示すペプチド類が存在することが見出され内因性
オピオイドペプチドと総称されている。これらペプチド
は鎮痛作用のみならず各種ホルモンの分泌調節や摂食の
調節にも関与することが示されている。
一方、オビ二一トレセグターに親和性を有するがそれ自
身鎮痛作用を示さず、モルヒネ等鎮痛麻酔薬の作用を妨
げる物質はオピエートアンタゴニストと呼ばれており、
このような物質としてはナロクンンなどの合成化合物が
ある。ナロクンンやナトレクンンは各種の原因によるシ
ョック症状を改善する効果や脳の発育を促進する効果を
肩することが知られている。最近コーヒー中に天然界で
初めてオピエートアンタゴニストの存在することが見出
され、この物質はカフェインと共にコーヒーのもつ覚惺
作用に関する可能性が指摘されている。即ち、オピエー
トレセゾターに結合性を肩する物質はオピオイドまたは
オピエートアンタゴニストであシ、それらは上記の如き
生理作用を示す有用物質である。
1979年にテシュマッヘル(Teaehmach*r
)らはモルモット回腸縦走筋神経叢収縮抑制試験にょシ
、乳製品を検索したところ、牛乳カゼインペグトンから
オピオイド活性のあるβ−カシモルフイン7(ヘグタペ
プテド)を単離した(HOPP@ −8@yl@r a
、、 Z、 Physiol、 Ch@nn、、 36
0.1211及び1217(1979)参照)。その後
、このβ−カシモルフイン7(ヘグタペプチド)の構造
を基に研究され、β−カ!モルフイン6、β−カシモル
フイン5及びβ−カシモルフイン4アミド(β−カシモ
ルフイン7の約100倍の活性を有する。)が合成され
るに至った( Chang、 K、 J、 at ml
、、 5elencs212、 75  (1981)
:同 Lif@ Se1*nc**、  30 154
7(1982)) 、また、ジオドロウ(Zloudr
ou)らは、牛乳α−カゼインのペグシン分解物中にオ
ピオイド活性を有するものの存在を認めた。これはα−
カゼイ/エクン/L/フィンと呼ばれる。(J、 Bl
ol。
Ch@tn、、254 .2446(1979))。
人乳カゼインからも同様のペプチドが生成すれば、これ
を摂取することがヒト、特に乳児にとって望ましいこと
であろう。
又、他の食品タンz4り質1例えば小麦グルテン、大豆
タンパク中にも外在性のオピオイド活性を示すペプチド
が存在する可能性のあることが示されている。
本発明者らは、人乳タンノ9り質、牛乳タンパク質、大
豆タンノ母り質中に存在するチロシン残基を含むフラグ
メントペプチドを分離又は合成的に得、オピオイド活性
のスクリーニングを行なりたところ、新規な活性ペプチ
ドを発見し、本発明を完成するに至りた。
鎮痛剤、催眠剤、覚惺剤、抗麻酔剤または抗シ冒ツク剤
等の医薬として使用可能な新規ペプチドの開発およびそ
の製造が期待されている。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、一般式R,−Tyr−X、−X2−X、
−R2で示されるペプチド、及びその誘導体を新規に製
造することに成功し、かつこれら新規ペプチドがオピオ
イド活性を有し、前記医薬への使用が期待できることを
見出し、この発見に基づいて本発明を完成するに至った
式中、RはHp ArgおよびSir −*rg−のい
ずれかを、X、はPro 、 Gly 、 Leuおよ
びVatのいずれかを、X2はS壺r 、 Ph@およ
びLeuのいずれかを。
X3はTyr 、 L・Uおよびph・のいずれかを、
R2はGly 、 Pro 、 Gin 、 Lys 
、 OHkよびNH2のいずれかを、それぞれ表わす。
本発明の新規ペプチドは、例えばタンパク質の酵素分解
物よシレセグターアッセイ法による活性試験によりラッ
ト脳オピオイドレセグターに結合性を有するペプチドを
後述されるような液体クロマトグラフィー操作で抽出分
離すればよい。あるいは、これらに基づき、従来慣用さ
れるペプチド合成法を利用し構成アミノ酸を順次結合さ
せて化学合成することもできる。
本発明の新規ペプチドは、N末端%C末端および側鎖官
能基はペプチド合成に一般に使用されている保護基で保
護されていてもよい、また、構成するアミノ酸はL一体
、D一体のいずれであってもよい。
本発明の新規ペプチドは後述の実施例に基づき、さらに
慣用のペプチド合成法を利用して(例えば東屋ら著、合
成化学シリーズ「ペプチド合成」丸善■発行、昭和50
年参照。)製造することができる。保護基による保護方
法あるいはその脱離方法についても同様である。
本発明の新規ペプチドのうちアミド誘導体は慣用法、例
えばC末端となるアミノ酸の代わりにそのアミドを使用
して同様にペプチド合成を行う方法するいは対応するペ
プチドエステルをアンモニアで処理してアミド化する方
法によって製造することができる。
本発明の新規ペプチドを有効成分として鎮痛剤催眠剤あ
るいは覚惺剤、抗麻酔剤、抗シ冒ツク剤として使用する
ときには、遊離形または製薬上容認される無毒性の塩お
よび酸付加塩とすることができる。
本発明において、製薬上容認しうる無毒性塩には、一般
に使用されている有機および無機の酸付加塩、例えば塩
酸、硫酸、スルホン酸、クエン酸、リン酸、安息香酸に
よる付加塩を採用すればよい。
また、一方、 Na 、 Kなどのアルカリ金属塩やア
ンモニウム塩が含まれる。
本発明の新規ペプチドはヒトを包含する哺乳動物に対す
る鎮痛剤あるいは催眠剤として有効であシ、例えば胆石
筋痛、腎石仙痛、癌などの痛み、術後期における痛みな
ど種々の苦痛の除去のみならず、その惰眠作用によシ偏
眠薬などとしても有効である。一方、オビエートアンタ
ゴニストハ麻酔解除や各種のシ1ツク症状の改醤に使用
される薬剤として有効である。
投与に際しては、 参寿寺寺寺経口投与として錠剤、カプセル剤またはエリ
キシル剤のような調剤でまたは非経口投与として無菌浴
剤液または懸濁液剤で処方することもできる。
また、生理学的に認められるベヒクル、担体、賦形剤、
結合剤、防腐剤、安定剤、香味剤などとともに一般に認
められた製剤実施に要求される単位用形態で混和、投与
することももちろんできる。
これらの組成物または製造における活性物質の使用量は
指示された範囲の適当な用量が得られるようにするもの
である。
有効成分の投与量は患者の病気の重さ、体重および年令
あるいはその他の要因を考慮して決められる。
本明細書における略号は次の如くである。
Tyr :チロシン、Pro ニブロリン、Phe :
 7 エニルアラニン、 Val :バリン、 S@r
 :セリン、Arg :アルギニン、Guy ニゲリシ
ン、Boa:t−プチルオキシカルゴニル、 BJ!1
 :ベンジル、0Bzl:ヘンシルオキシ、ClメーB
メ1 : 2.6−ジクロルベンジン、 TFA : 
)リフルオロ酢酸、 ODS :オクタデシルシラン、
 HEPES: N −2−ヒドロキシエチルビヘラシ
ン−N′−2−エタンスルフォン酸、HOBt:l−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール、Tos:)シル、DCC
Dニジシクロへキシルカルデジイミド。
実施例 以下、実施例によシ本発明の詳細な説明する。
実施例I  Tyr−Pro−8@r −Phe−NH
2の合成これはヒトβ−カゼインの41番目から44番
目の配列に相当するペプチドのアミド化物である。
〔製造例〕
ジメチルフォルムアミドで洗浄し九5Iのベンズヒドリ
ルアミン樹脂(0,89mmole/、F )に、樹脂
の7ミノ基の3当景に相当するBee−Phe 、 H
OBt。
DCCDを少量のジメチルアミドにそれぞれ溶解後、こ
の屓序で添加し、室温にて一夜反応せしめた。
反応後樹脂をジメチルホルムアミド、塩化メチレン、エ
タノールおよびメタノールにて各々3回洗浄した。樹脂
に含まれる未反応の7ミノ基は樹脂を59mJの10%
無水酢酸を含むぎりジン中にて5分間の振盪を2回行う
ことによりてアセチル化し、反応後樹脂を50−のエタ
ノールおよび50Mのメタノールによって各々2回洗浄
しBoa−Ph@ベンズヒドリルアミン樹脂を得た。2
.3gのBoa−Phe−ベンズヒドリルアミン樹脂(
2gのベンズヒドリルアミン樹脂に相当)を塩化メチレ
ンにて4回洗浄後、55%TFA、10%アニソールを
含む塩化メチレン中にて2分間、および30分間の振盪
を行うことによって脱Boe化を行った。樹脂H塩化’
チレン、33チジオキサンを含む塩化メチレン、および
塩化メチレンにて各々3回洗浄を行った後、10%トリ
エチルアミンを含む塩化メチレン中にて5分間振盪、中
和し、塩化メチレンにて3回の洗浄を行いPhe−ベン
ズヒドリルアミン樹脂とした。この樹脂をジメチルフォ
ルムアミドにて3回洗浄した後、少量のジメチルフォル
ムアミドに溶解した3当量のBoa −S@r(Bzt
)、HOBt。
DCCDをこの順序で添加し、室温にて5時間振盪、カ
ッブリング反応を行った。反応後樹脂はジメチルフォル
ムアミド、塩化メチレン、エタノール、メタノールにて
各々3回洗浄し、Boa −5er(Bzt)−Phe
−ベンズヒドリルアミン樹脂を得り。ニンヒドリン反応
にて未反応のアミン基がないことを確認した後、同様に
Boa −ProおよびBoC−Tyr(C42−Bz
t)をこの順序でカッグルさせ、Boa −Tyr (
C22−BzA ) −Pro −5ar(Bzt) 
−Phe−ベンズヒドリルアミン樹脂を得た。
このようにして得たテトラペプチドアミド樹脂の半量を
分取し1−のアニソールを加えた後、25dのフッ北本
素中、0℃にて1時間の攪拌を行いペプチドの樹脂から
の脱離と保護基の除去を行った。7ツ化水素を除去した
後、ペプチドおよび樹脂をエーテルにて洗浄し、5dの
TFAにてペプチドの抽出を行った。この抽出液に59
m/のエーテルを加えることによプペプチドを沈殿せし
め遠心にて回収、5dの水に溶解し、アンモニア水にて
−を8.0に調整し六後、室温にて1時間攪拌すること
によル、セリン残基で生じた可能性のあるN→0アシル
転位をペプチド結合に回復せしめた。
このようにして得た粗テトラペグチトアミドをODSカ
ラA (’Cosmo@il 5C,6,、I X 2
5 cm 、牛丼化学製)による逆相液体クロマトグラ
フィーによりて精製を行い280nmに吸収を持つTy
r −Pro −8*r −Phe −NH2(試料1
.収量11019)を得九。
分析値 アミノ酸組成(6N−HCL、 110℃、24時間加
水分解):Tyr  O,95,Pro  1.0. 
 Ser  O,94,Phe  0.98゜NH,0
,89゜ OD8カラム(r Cosmo*il 、C1B J 
、 0.46X15m半井化学社製)からの溶出条件: 0、1%TFAを含むアセトニトリルリニアグラジェン
ト(0〜40%/ 40 rnl / 40 min 
)にて27%アセトニトリルで溶出した。
実施例2  Tyr −Gty −Phe −Leu 
−Proの合成これはヒトβ−カゼインの59番目から
63番目の配列に相当するペプチドである。
〔製造例〕
2yのBoa −Gtyに12ゴのエタノール、4ゴの
水を加えて溶解した後、重炭酸セシウム水溶液で中和、
乾固しセシウム塩を得た。これに当量のCtを含む8.
99のクロロメチル樹脂(1,28mmotect7g
)と69m1のジメチルフォルムアミドを加え、50℃
にて一夜攪拌の後、樹脂をジメチル7オルムアミド、9
0%−/メチルフォルムアミド。
300WA’のりメチルフォルムアミド、エタノールに
て順序洗浄し、Boc −GAy樹脂(0,60mmo
te/、!i’)を得た。この樹脂に実施例1と同様の
方法に従って順次BoC−Leu 、 Boa −Ph
e 、 Boo −Gty 。
Boa −Tyr(Ct2−BzA)をカップルさせ該
当するペンタペプチド樹脂を得た。このペプチド樹脂に
ついて実施例1と同様に脱保護し、精製を行いTyr−
Gty −Phe −L@u −Pro (試料2.収
量120〜/g樹脂)を得た。
分析値(加水分解および溶出条件は実施例1と同一) アミノ酸組成: Tyr O,95p  cz70.99 、  Phe
 O,98、Leu O,96゜Pro 1.0 0D8カラムからの溶出位置:35%アセトントリル実
施例3  Tyr −GLy −L@u −Phe−N
H2の合成これはヒトあるいはウシのα−ラクトアルブ
ミンの50番目から53番目に相当するペプチドのアミ
ド化物である。
〔製造例〕
実施例1の場合同様に、Boo −Ph・−ベンズヒド
リルアミン樹脂にBoa −Leu 、 Boa −G
LyおよびBoa −Tyr(CA2−BzA)をこの
順序でカップルさせ、該当するテトラベグチドアミド樹
脂を得た。さらに実施例1の場合同様にフッ北本素によ
る脱保護、逆相液体クロットグラフィーによる精製を行
いTyr −GLy −Leu −Phe −NH3(
試料3.収量125ダ)を得た。
分析値 (実施例1と同一条件) アミノ酸組成: Tyr O,96、GLy 1.03 、  Leu 
O,98* Pha 1.0゜皿、0.94 0DSカラムからの溶出位置:33.5俤アセトtトリ
ル実施例4  Tyr −Lsu −Pha −NH2
の合成これはウシのβ−ラクトグロブリンの102番目
から105番目の配列に相当するペプチドのアミド化物
である。
〔製造例〕
実施例1の場合同様に、 Boe −Ph@−ベンズヒ
ドリルアミン樹脂にBoa −L@u 、 Boa −
L@u pBoo −Tyr(CA2−Bzt)をこの
順序でカップルさせ。
該当するテトラペプチドアミド樹脂を得た。さらに実施
例1の場合同様に7フ化水素による脱保護、逆相液体ク
ロマトグラフィーによる精製を行いTyr −Leu 
−L@u −Ph@−NH3(試料4.収量13011
9)を得比。
分析値 (実施例1と同一条件) アミノ酸組成: Tyr O,97、L@u 2.0 
、 Phe 1.01゜NH30,92 0DSカラムの溶出位置=35%アセトニトリル実施例
5 Tyr −Vat−Ser −Phe −NH2の
合成これは大豆グリシニンBIILサブユニット121
番目から124番目の配列に相当するペプチドのアミド
化物である。
〔製造例〕
実施例1の場合同様に、Boe −Phe−ベンズヒド
リルアミン樹脂にBee −Ser(Bzt) 、 H
oe −Vat。
Boa−Tyr(CA2−BzA)をこの順序でカップ
ルサセ、該当するテトラペプチドアミド樹脂を得な。て
らに実施例1の場合同様にフッ北本素による脱保護、逆
相液体クロマトグラフィーによる精製を行いTyr −
Vat−Ser −Pha −NH2(試料5.収量1
07■)を得た。
分析値 (実施例1と同一条件) アミノ酸組成: Tyr O,94、Vat O,96、Ser O,9
5p Ph@1.0゜NH30,92 00Sカラムからの溶出位置:34.5*アセトニトリ
ル実施例6  Ser−Arg−Tyr−Pro−8a
r−Tyrの単離 これはウシに一カゼインの33番目から38番目の配列
に相当するペプチドである。
〔単離方法〕
1%のウシに一カゼイン水溶液を塩酸にてp)11.4
に調整しブタ(プシン(Sigma社製)を0.2 W
/mlとなるよう添加し、37℃5時間の反応を行った
反応液を凍結乾燥後クロロフォルム−メタノール混液(
65:35.マ/v )にて抽出、乾固しさらにKOH
にて中和抜水に可溶の画分を粗抽出物として得た。粗抽
出物をODSカラムによる逆相液体クロマトグラフィー
によって分画しラジオレセグターアツセイによジオビオ
イド活性の測定を行っりOo、 5 % TFAを含む
アセトニトリルのリニアグラジェント(0〜40 %/
 160ml/ 40 min )において26%アセ
トニトリルにて溶出する画分にオピオイド活性が認めら
れた。この画分を集め乾固の後シアノプロビルシラン力
ラム(r CosmosilsCN J e O−46
X 15on半井牛丼社製)にかけ同様のアセトニトリ
ルのグラジェント(0〜30%/30mJ/30m1n
)にて展開したところ15%にて溶出する画分にオピオ
イド活性が認められた。本物質は280 nmに吸収を
持つ単一物質でありた。収量は3、2119/I g 
−ease inであ)粗抽出液の約7倍の比活性を有
していた。
〔単離物の同定〕
本物質のアミノ酸組成はTry 1.9 、 Pro 
1.Oe8@r 1.94 、 Arg O,99てあ
り、アプライドバイオシステムズ社製ガスフェーズプロ
テインシーケンサ−47OAによる解析からSer−A
rg−Tyr−Pro−8er−Tyrという構造を持
ったウシに一カゼインの33番目から38番目の配列に
由来するペプチドであることが判明した。
実施例7  Tyr−Pro−8sr−Tyr+Arg
−Tyr−Pro−8er−TyrおよびS@r−Ar
g−Tyr−Pro−8or−Tyrの合成 これらはそれぞれウシに一カゼインの35〜38番目、
34〜38番目および33〜38番目の配列に相当する
ペプチドであシ、このうちへキサペプチドは実施例6で
単離されたペプチドと同一物質である。
〔製造例〕
実施例2と同様の方法によりてBoa−Tyr(CA2
−Bzj)樹脂(0,55mmot* 7g)を得た。
との樹脂に実施例1と同様の方法によって順次Boa−
8er(Bzt) 。
Boa−Pro * Boc−Tyr(C42−Bzt
)をカップルさせ該当するテトラペプチド樹脂を得た。
この樹脂の2/3を分取し、さらに同様の方法でBoa
−Arg(Tag)をカップルさせ該当するペンタペプ
チド樹脂を得た。
きらにこの樹脂の172を分取し、Boc−8er(B
zt)をカッグルさせ該当するヘキサペプチド樹脂を得
た。
これら三種類のペプチド樹脂について、実施例1と同様
のフッ化水素処理による脱保護、逆相液体クロマトグラ
フィーによる精製を行いTyr−Pro−3er−Pr
o(試料7−1、収量95 IQ ) 、Arg−Ty
r−Pro−8er−Tyr(試料7−2、収量110
19 ) s Ser−Arg−T)rr−Pr。
−8L11r−Tyr (試料7−3、収量XaZ*)
を得た。
分析値(実施例1と同一条件) アミノ酸組成: 試料7−1 + Tyr 1.95+ Pro 1.0
 r S@r O,97試料7−2 r Tyrl、9
3.Prol、O+5er0.95 r A、rgo、
99試料7−3 * Tyrl、90+Pro1.0 
* 5er1.94 、Arg 1.00DSカラムか
らの溶出位置: 試料7−1.21%アセトニトリル 試料7−2.’23%アセトニトリル 試料7−3.26チアセトニトリル 実施例8  Tyr−Pro−8@r−Tyr−NH2
+ Arg−Tyr−Pro−8@r−Tyr−NH2
および8@r−Arg−Tyr−Pro−8@r−Ty
r−NH2の合成 これらはそれぞれクシに一カゼインの35〜38番目、
34〜38番目および33〜38番目の配列に相当する
ペプチドのアミド化物である。
〔製造例〕
実施例1と同様の方法によりてベンズヒドリルアミン樹
脂にBoa−Tyr((、t2−Bzt)をHOBtと
DCCDの存在下でカップルさせた後、未反応のアミン
基をアセチル化し、Boa−Tyr(C20−Bzt)
ベンズヒドリルアミン樹脂を得た。この樹脂に実施例1
の場合同様に、Boa−8er(Bzt) 、Boe−
Pro 、Boc−Tyr(C22−Bzt)をこの順
序でカップルさせ該当のテトラペプチドアミド樹脂を得
た。この樹脂の2/3を分取し、さらに同様の方法でB
oa−Arg(Tos)をカップルさせ該当のペンタベ
グチドアミド樹脂を得た。さらにこの樹脂の1/2を分
堆しBoe−8sr(Bzt)をカップルさせ該当のへ
キサペプチドアミド樹脂を得た。これら三種類のペプチ
ドアミド樹脂について、実施例1と同様、脱保護し、精
製を行い、Tyr−Pro−8er−Tyr−NH2(
試料8−1.10011i ) 、Arg−Tyr−P
ro−8er−Tyr−NH2(試料8−2、収量11
5119)およびSsr−Arg−Tyr−Pro−8
er−Tyr−NH2(試料8−3゜収量150ダ)を
得た。
分析値(実施例1と同一条件) アミノ酸組成: 試料8−1 * Ty r 1.90 r P ro 
1.0 r Se to、96− ’NH30,91試
料8 2 、 Tyrl、93+Pro1.0.5er
1.95 、NH,0,89試料8−3 、Tyr 1
.91 + Pro 1.0 * Set 1.90 
、■30.930DSカラムからの溶出位置: 試料8−1.28.5チアセトニトリル試料8−2.3
6.0チアセトニトリル試料8−3.32.5チアセト
ニトリル実施例9  Tyr−Pro−8er−Tyr
−Gtyの合成これはウシに一カゼインの35番目から
39番目の配列に相当するペプチドである。
〔製造例〕
実施例2と同様の方法によってBoa−Gty樹脂(0
,56mmot@/p )を得た。この樹脂に実施例1
と同様の方法にしたがって順次Boa−Tyr(C42
−Bzt) IBoa−8@r(Bzt) t Boa
−ProおよびBoa−Tyr(C20−Bzt)をカ
ップルさせ該当するペンタペプチド樹脂を得た。
このペプチド樹脂を実施例1と同様の方法で脱保護、精
製を行い、Tyr−Pro−8er−Tyr−Gty 
(試料9、98 m97I樹脂)を得た。
分析値(実施例1と同一条件) アミノ酸組成: Tyrl、96 、 Prol、O、5er0.95 
、 Gtyl、02ODSカラムからの溶出位置:22
.5q6アセトリトリル実施例10  ラット脳オピオ
イドレセグターアッセイの測定(1)実験方法 前記実施例で製造したペプチドのオピオイド活性をスナ
イダー(5nyder )らの方法(Proe、Nat
l。
Aead、Sc1.USA、、70.2243(197
3)参照。)に準じて測定した。
雄ウィスター系ラット(100〜200.!it)の大
脳(1,1〜1.31)を摘出し、これをPotter
ホモジナイデーを使用して、IQmjの50 mM )
リス−塩酸緩衝液(pi−17,4)O℃下ホモジナイ
ズした。これを同一緩衝液で層重量の100倍に稀釈し
た後、遠心(1,OOOrpm、5分、0℃)して沈澱
を除去した。
得られた溶液1.7 atに試料あるいは塩酸モルヒネ
(式日薬品工業社製)を加えて、35℃で5分間インキ
−ベートした。続いて、〔3H)−ナロクソン(NEN
 、 37.7 C1/mmot)で最終濃度1 nM
(34,Q OOe、p、m、 )となるように加え、
再び35℃で15分間インキュベートした。
グラスフィルター(Whatman GF/B * 2
.4 an )を使用して減圧濾過を行い、レセプター
の存在する膜成分をフィルター上に保持し、フィルター
を411Li!の緩衝液で4回手早く洗浄した(所有時
間30秒)。
このフィルターを計測ヴアイアルに入れ、l atの1
0%硫酸ドデシルナトリウム(SDS )加えて30分
以上放置した。その後、1oIlll/のPSC(Am
arsham社製)を加えてよく振とうし、液体シンチ
レーシ冒ンカウンターで計測した。ただし、大過剰の非
放射性ナロクソン存在下でもみられる結合量を差し引い
たものを特異的結合量とした。試料の活性は〔3H〕−
ナロクソンの特異的結合を50%阻害するに必要な試料
の濃度(Ic5o)で表示した。
(2)結  果 実施例11  モルモット回腸縦走筋神経叢収縮抑制試
験(1)実験方法 基本的にはKosterlitzらの方法(Br、J。
300〜350gのモルモットよシ摘出した回腸から縦
走筋神経叢標本をi!1lll製し九。標本の一端は糸
を経てアイソメトリックトランスジューサにつなぎ、他
方は内容積2 mlのマグヌス管の底に固定した。栄養
液(118mM NaC1、4,75rrMKCL 。
1、19 mPi! KH2PO4,2,54mM C
aC22,1,2mMMgSO4、25mM NaHC
O3、11mM Gtueos@)をマグヌス管にみた
し、37℃に保ち、95 % 02−5%C02混合ガ
スを通気した。マグヌス管内の電極に1゜秒に1回の割
合で電気刺激(50V、 0.1 m5ec)を与え得
られた収縮の強さを電気的に記録した。
した。またオビ二−トアンタゴニスト作用は回腸標本の
モルヒネによる収縮抑制を解除する効果によって判定し
た。
(2)結  果 発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明の新規ペプチドは
温和なモルヒネ様鎮痛活性またはオピエートアンタゴニ
スト活性を有し、医薬品として期待できる。
手続補正書 昭和61年3月1q日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式:R_1−Tyr−X_1−X_2−X_
    3−R_2で示されるペプチド。 ただし、式中、R_1はH、ArgおよびSer−Ar
    g−のいずれかを、X_1はPro、Gly、Leuお
    よびValのいずれかを、X_2はSer、Pheおよ
    びLeuのいずれかを、X_3はTyr、Leuおよび
    Pheのいずれかを、R_2はGly、Pro、Gln
    、Lys、OHおよびNH_2のいずれかを、それぞれ
    表わす。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009040087A3 (en) * 2007-09-11 2009-05-22 Mondobiotech Lab Ag Therapeutic use of peptide yglf and combination with kvlpvpq
WO2014020209A1 (es) * 2012-07-30 2014-02-06 Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) Uso de hidrolizados de proteínas lácteas como protectores a nivel gastrointestinal

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150650A (en) * 1980-11-24 1982-09-17 Peninsura Lab Inc Peptide, medicinal composition and use

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