JPH09512297A - ジアミンテトラカルボン酸またはその塩を含有する洗剤組成物 - Google Patents
ジアミンテトラカルボン酸またはその塩を含有する洗剤組成物Info
- Publication number
- JPH09512297A JPH09512297A JP7527700A JP52770095A JPH09512297A JP H09512297 A JPH09512297 A JP H09512297A JP 7527700 A JP7527700 A JP 7527700A JP 52770095 A JP52770095 A JP 52770095A JP H09512297 A JPH09512297 A JP H09512297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- composition
- weight
- salt
- alkaline earth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/26—Organic compounds containing nitrogen
- C11D3/33—Amino carboxylic acids
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
洗浄装置のケイ素質表面またはその中で洗浄される物品が洗剤液に暴露される洗浄装置のプロセスにおけるエナメルの損失および腐蝕を減少する洗剤組成物中での、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、エチレンジアミンジグルタル酸(EDDG)または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジコハク酸(HPDDS)またはそれらの混合物から選択されるジアミンテトラカルボキレートのキレート剤の使用。
Description
【発明の詳細な説明】
ジアミンテトラカルボン酸またはその塩を含有する洗剤組成物
技術分野
本発明は、ジアミンテトラカルボキレートのキレート剤を含有する洗剤組成物
に関する。
さらに詳しくは、本発明は、洗浄装置の表面またはその中で洗浄される製品が
洗剤液に暴露され、前記表面がエナメル表面およびチャイナの表面である、洗浄
装置のプロセスの間のエナメルの損失および腐蝕を減少するために適合した洗剤
組成物における、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、エチレンジアミン
ジグルタル酸(EDDG)または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジコハク酸
(HPDDS)またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミ
ンテトラカルボキレートのキレート剤の使用に関する。
さらに、本発明は、エナメルの損失および腐蝕を減少するためのテトラカルボ
キレートのキレート剤の予期せざる利益により可能となった慣用のレベルより低
い腐蝕抑制剤を含んでなる洗剤組成物に関する。
背景技術
非リン系キレート剤のエチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)
を含有する洗濯洗剤組成物はこの分野において知られている。例えば、欧州特許
出願(EP−A)第0267653号は、EDDSが、このような洗濯組成物の
中に混入したとき、布帛からの食物、飲料およびある種の他の有機物の汚れの除
去を洗濯プロセスの間に促進することを教示している。その特許は、また、ED
DSは多数の現存する洗濯製品において現在使用されているホスホネートキレー
ト剤のすべてまたは一部分の代替物として使用できることを教示してる。さらに
、洗剤組成物はWO94/03572号、WO94/03554号およびWO9
4/03553号に開示されており、これらはEDDSが他の成分とともに汚れ
の除去の利益をさらに増強することを教示してる。
EDDSを含有する酸素漂白剤系を有する皿洗浄組成物は、また、この分野に
おいて知られており、例えば、WO92/09680号に開示されている。この
開示は、EDDSが酸素漂白剤系の中に混入したとき、食卓用器具からの食物お
よび飲料の汚れの除去を促進することを教示している。
さらに、EDDSの類似体、例えば、エチレンジアミン−N,N’−ジグルタ
ル酸(EDDG)および2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N’−ジコハ
ク酸(HPDDS)は、普通に譲渡された米国特許出願第08/026,884
号に開示されている。この開示は、EDDGおよびHPDDSが汚れ除去の利益
を提供するするために洗剤組成物において有用な成分であることを教示している
。
洗浄装置の金属およびエナメルの表面の腐蝕の問題は、また、この分野におい
て認識されている。洗剤組成物は通常多少の腐蝕抑制剤、例えば、シランまたは
ケイ酸塩を含む。ケイ酸塩はエナメルの損失を減少するために有用である。ケイ
酸塩は通常乾式混合成分として、または噴霧乾燥された粒体においてまたは洗濯
洗剤組成物の一部分を通常形成する界面活性剤のペースト凝集物において構造成
分(structurant)として添加される。しかしながら、乾式混合成分
として添加されるとき、より高いレベルの可溶性ケイ酸塩は粒状組成物の分散性
に対して有害である。アルミノケイ酸塩ビルダーを含む噴霧乾燥した粒体におい
て構造成分として添加されるとき、より高いレベルのケイ酸塩は粒状組成物の溶
解度に対して有害である。
洗剤組成物における、すなわち、エナメルの損失および腐蝕の減少における、
エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、エチレンジアミンジグルタル酸(E
DDG)または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジコハク酸(HPDDS)ま
たはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩または置換
アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテトラカルボキ
レートのキレート剤によるホスホネートキレート剤の部分的または全体の置換が
、今回、発見された。したがって、洗剤組成物は普通のレベルより低い腐蝕抑制
剤を含んでなる。この予期せざる利益は、ジアミンテトラカルボキレートのキレ
ート剤がそれらのラセミ体構造物および異性体構造物から選択される、ジアミン
テトラカルボキレートのキレート剤の使用により提供される。
本発明の目的は、エナメルの損失を減少し、より低いレベルの腐蝕を提供し、
そして他の利点を包含する洗剤組成物を提供することである。
発明の開示
本発明は、洗浄装置のケイ素質表面またはその中で洗浄される製品が洗剤液に
暴露される洗浄装置のプロセスの間のエナメルの損失および腐蝕を減少するため
に適合した洗剤組成物における、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、エ
チレンジアミンジグルタル酸(EDDG)または2−ヒドロキシプロピレンジア
ミンジコハク酸(HPDDS)またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選
択されるジアミンテトラカルボキレートのキレート剤の使用に関する。
発明を実施するための最良の形態
本発明は、洗浄装置のケイ素質表面またはその中で洗浄される製品が洗剤液に
暴露される洗浄装置のプロセスの間のエナメルの損失および腐蝕を減少するため
に適合した洗剤組成物における、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、エ
チレンジアミンジグルタル酸(EDDG)または2−ヒドロキシプロピレンジア
ミンジコハク酸(HPDDS)またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選
択されるジアミンテトラカルボキレートのキレート剤の使用に関する。
本願について、用語「洗浄装置」は洗濯機ならびに皿洗浄装置を包含する。
エナメルまたは磁器のエナメルは、425℃以上の温度において融合により金
属に結合された実質的にガラスまたはガラス状無機コーティングとして定義され
る。磁器のエナメルは腐蝕に対して保護し、アルカリ、酸および他の化学物質の
攻撃に対して抵抗する。この物質の主要な使用は、布の洗浄装置および皿洗浄装
置において代表される。
本発明の目的に対して、チャイナウェアは半透明の、ガラス質のセラミック製
品、例えば、ボーンチャイナ、ビトレアスチャイナおよび磁器、ならびに不透明
の非ガラス質セラミック製品、例えば、石器およびアーズンウェアを包含する。
本発明の目的に対して、用語「ケイ素質表面」はエナメル表面およびチャイナ
表面を包含する。シリカはエナメルおよびチャイナウェアの基本的成分であり、
そしてケイ素質またはシリカ表面はシリカを含有する表面として定義される。
ジアミンテトラカルボキレートのキレート剤を使用できる洗剤組成物は、物質
、例えば、布帛、繊維、硬質表面、皮膚などをクリーニングするために使用すべ
き組成物、例えば、硬質表面クリーニング組成物(研磨剤を含むか、または含ま
ない)、洗濯洗剤組成物、自動および非自動皿洗浄組成物を包含する。
本発明において有用な洗濯洗剤組成物は本質的に任意の物理的形態を有するこ
とができる。好ましい態様は、粒状組成物、特に濃厚な粒状洗濯組成物、および
重質(強力)液状組成物を包含する。このような洗剤組成物は、また、他の利点
を表す。第1に、本発明によるジアミンテトラカルボキレートのキレート剤の使
用は、重質液状組成物においてより低いレベルの高価なシラン腐蝕抑制剤の使用
を可能とする。第2に、重質液状組成物において、シランの代わりに腐蝕抑制剤
としてケイ酸塩使用するとき、ジアミンテトラカルボキレートのキレート剤の使
用は、低い/中程度のpHにおいて組成物の安定化を容易にする。ゼオライトに
基づく噴霧乾燥粒体またはゼオライトに基づく凝集物を使用して配合された重質
粒状組成物において、ジアミンテトラカルボキレートのキレート剤によるホスホ
ネートの部分的または全体的置換はケイ酸塩レベルの減少を可能とし、そして製
品の安定性を改良する。重質粒状組成物を乾式混合された非晶質ケイ酸塩を使用
して配合するとき、ジアミンテトラカルボキレートの表面は乾式添加されたケイ
酸塩の減少を可能とし、そして製品の小出しを改良する。
自動皿洗浄(ADW)の用途において、本発明による洗剤組成物におけるジア
ミンテトラカルボキレートの使用は上記において概説したものに他の利点を提供
する。主要な追加の利点はチャイナの腐蝕に対して利点を提供することである。
したがって、チャイナ腐蝕抑制剤、例えば、ケイ酸塩のレベルを減少できると同
時に、ADW装置における多洗浄サイクルに対して暴露されるチャイナのきわめ
てすぐれた管理がなお維持される。さらに、普通のチャイナ管理の成分、例えば
、ケイ酸塩のレベルの減少は、ガラス表面上へのケイ酸塩の付着を少なくし、ガ
ラス製品に対する損傷を減少するという他の利益を提供する。
上記利益を提供するために、ジアミンテトラカルボキレートのキレート剤は組
成物の0.05〜10重量%、好ましくは0.05〜3重量%、最も好ましくは
0.1〜1.5重量%の溶液中の物質のレベルを与えるように添加される。これ
は通常ジアミンテトラカルボキレートを洗浄プロセスにおいて使用される製品の
組成物の中に混入することによって達成されるが、洗濯液へのジアミンテトラカ
ルボキレートの直接添加または主要な洗浄製品と別の添加製品を介するジアミン
テトラカルボキレートの導入は、また、本発明の範囲内に入る。
粒状洗剤組成物の中に含めるために好ましいEDDS化合物は、遊離酸の形態
およびそのナトリウム塩またはマグネシウム塩である。EDDSのこのような好
ましいナトリウム塩の例は、MgEDDSおよびMg2EDDSである。
マグネシウム錯体は、本発明による粒状組成物の中に含めるために最も好まし
い。これらの錯体はそのままで組成物に添加することができるか、または組成物
の調製プロセスの間に不活性マグネシウム塩、例えば、MgCl2またはMgS
O4と、酸としてまたは塩または錯体として添加されるEDDS化合物との反応
により形成することができる。EDDS化合物を調製プロセスにおいて不活性マ
グネシウム塩と一緒に添加する場合、マグネシウム/EDDSのモル比は1:1
より大きく、好ましくは3:1より大きくして所望のマグネシウム錯体の形成を
保証することが好ましい。
EDDSの酸の形態の構造式は下記の通りである:
EDDSは、例えば、容易に入手可能な、費用のかからない出発物質、例えば
、無水マレイン酸およびエチレンジアミンから下記のようにして合成することが
できる。
商業的に入手可能な出発物質からEDDSを合成するいっそう完全な開示は、
米国特許第3,158,635号(KezerianおよびRamsay、19
64年11月4日発行)の中に見出すことができる。
無水マレイン酸およびエチレンジアミンからのEDDSの合成は、2つの不斉
炭素のために、3つの光学異性体、[R,R]、[S,S]、および[S,R]
の混合物を生ずる。EDDSの生物分解は光学異性体特異的であり、[S,S]
異性体は最も急速にかつ広範に分解する。
EDDSの[S,S]異性体は、下記のように、L−アスパラギン酸および1
,2−ジブロモエタンから合成することができる。
EDDSの[S,S]異性体を形成するL−アスパラギン酸と1,2−ジブロ
モエタンとの反応のいっそう完全な開示は、NealおよびRoae、Ster
eospecific Ligands and Their Complex
es of Ethylenediamine−discuccinic Ac
id、Inorganic Chemistry、Vol.7(1968)、p
p.2405−2412、見出すことができる。
本発明に適当なキレート剤の他のクラスは、米国特許出願第08/026,8
84号に開示されているようなエチレンジアミンジグルタル酸(EDDG)、2
−ヒドロキシプロピレンジアミンジコハク酸(HPDDS)であり、これらは洗
剤組成物において汚れ除去の利点を提供する。
任意の洗剤成分
洗剤組成物は、さらに、一般に洗剤製品において普通に見出される成分を含む
ことができ、これらは有機界面活性剤、洗剤ビルダー、再付着防止剤、汚れ懸濁
剤、泡抑制剤、酵素、蛍光増白剤、光活性化漂白剤、香料、充填材塩、腐蝕防止
剤および着色剤を包含することができる。
洗濯洗剤組成物は、また、布帛柔軟剤および静電防止剤を含むことができる。
洗剤界面活性剤
広い範囲の界面活性剤を洗剤組成物において使用することができる。これらの
界面活性剤のアニオン、非イオン、両性および双性イオンのクラス、および種の
典型的なリストは、米国特許第3,929,678号(Laughlinおよび
Heuring、1975年12月30日発行)に記載されている。適当なカチ
オン界面活性剤のリストは、米国特許第4,259,217号(Murphy、
1981年3月31日発行)に記載されている。
A. アニオン界面活性剤
アニオン界面活性剤の混合物、特に硫酸塩、スルホン酸塩および/またはカル
ボン酸塩界面活性剤のブレンドは本発明において適当である。スルホン酸塩およ
び硫酸塩の界面活性剤の混合物は、通常5:1〜1:2、好ましくは3:1〜2
:3、より好ましくは3:1〜1:1のスルホン酸塩/硫酸塩の重量比において
使用される。好ましいスルホン酸塩は、アルキル基中に9〜15、特に11〜1
3個の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、および脂肪酸がC12−
C18脂肪族源、好ましくはC16−C18脂肪族源から誘導された、アルファ−スル
ホン化メチル脂肪酸エステルを包含する。各場合において、カチオンはアルカリ
金属、好ましくはナトリウムである。このようなスルホン酸塩混合物において好
ましい硫酸塩界面活性剤は、アルキル基中に12〜22、好ましくは16〜18
個の炭素原子を有するアルキル硫酸塩である。
他の有用な界面活性剤系は、それぞれの主鎖の長さが互いに異なる、2つのア
ルキル硫酸塩物質の混合物である。1つのこのような系は、3:1〜1:1のC14
−C15/C16−C18の重量比においてC14−C15アルキル硫酸塩およびC16−
C18アルキル硫酸塩の混合物を含んでなる。アルキル硫酸塩は、また、アルキル
基中に10〜20、好ましくは10〜16個の炭素原子を有しかつ1〜6の平均
エトキシル化度を有するアルキルエトキシ硫酸塩と組み合わせることができる。
各場合におけるカチオンは、再び、アルカリ金属、好ましくはナトリウムである
。
他の高度に好ましいアニオン界面活性剤は、C12−C20アルキル硫酸塩と、平
均1〜7つ/モルのエトキシ基を含有する水溶性C11−C18アルキルエトキシ硫
酸塩との混合物であり、ここでアルキル硫酸塩/アルキルエトキシ硫酸塩の重量
比は2:1〜19:1、より好ましくは3:1〜12:1、最も好ましくは3.
5〜10:1の範囲である。
アルキル硫酸塩は天然または合成の炭化水素源から誘導することができる。こ
のような硫酸塩の好ましい例は、実質的に分枝鎖状のC14−C15アルキル硫酸塩
を包含し、すなわち、ここでC14−C15の分枝鎖の程度は約20%より大きい。
このような実質的に分枝鎖状のC14−C15アルキル硫酸塩は通常合成源から誘導
される。また、天然源、例えば、タロウ脂肪および海産油から誘導されるC16−
C20アルキル硫酸塩は好ましい。
C11−C18アルキルエトキシ硫酸塩は、平均1〜7つ/モルのエチレンオキシ
ド基と縮合したC11−C18アルコールの縮合生成物から誘導される第一アルキル
エトキシ硫酸塩を含んでなる。平均1〜5/モルのエトキシ基、最も好ましくは
平均1〜3/モルのエトキシ基を有するC12−C15アルキルエトキシ硫酸塩は好
ましい。
C11−C18アルコールそれ自体は天然または合成の源から得ることができる。
したがって、天然脂肪、またはチーグラーオレフィン構築、またはOXO合成か
ら誘導されたC11−C18アルコールは、アルキル基のために適当な源からのもの
であることができる。合成的に誘導された物質の例は、Dobanol 25(
RTM)(Shell Chemicals(英国)Ltd、から販売されてい
る)(これはC12−C15アルコールのブレンドである)、Ethyl 24(E
thyl Corporation、から販売されている)、67%C13、33
%C15の比におけるC13−C15アルコールのブレンド(BASF GmbHから
商品名Lutensolで、ICI Ltd.からSynperonic(RT
M)で、そしてLiquichimica ItalianaからLia
i 125で販売されている)である。アルコールを誘導することができる天然
に見出される物質の例は、ココナツ油およびシュロ仁油および対応する脂肪酸で
ある。C11−C18アルキルエトキシ硫酸塩のレベルは、組成物の好ましくは0.
5〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%、最も好ましくは1〜3重量
%である。
本発明の目的に適当な他のアニオン界面活性剤は、式
R−CON(R1)CH2COOM
(式中RはC5−C17直鎖状または分枝鎖状のアルキルまたはアルケニル基であ
り、R1はC1−C4アルキル基であり、そしてMはアルカリ金属イオンである)
のアルカリ金属サルコシネートである。好ましい例はナトリウム塩の形態のラウ
ロイル、ココイル(C12−C14)、ミリスチルおよびオレイルメチルサルコシネ
ートである。
B. 非イオン界面活性剤
本発明において有用な非イオン界面活性剤の1つのクラスは、8〜17、好ま
しくは9.5〜13.5、より好ましくは10〜12.5の範囲の平均疎水性−
親油性バランス(HLB)を有する界面活性剤を提供する、疎水性部分を有する
エチレンオキシドの縮合物を含んでなる。疎水性(親油性)部分は、特質が脂肪
族または芳香族であることができ、そして特定の疎水性基と縮合するポリオキシ
エチレン基の長さは、所望の程度の親水性要素と疎水性要素との間のバランスを
有する水溶性化合物を生ずるように容易に調節することができる。
この型の特に好ましい非イオン界面活性剤は、アルコール1モル当たり平均3
〜8モルのエチレンオキシドを含有するC9−C15第一アルコールエトキシレー
ト、特にアルコール1モル当たり平均6〜8モルのエチレンオキシドを含有する
C14−C15第一アルコールエトキシレートおよびアルコール1モル当たり平均3
〜5モルのエチレンオキシドを含有するC12−C15第一アルコールエトキシレー
トである。
非イオン界面活性剤の他のクラスは、一般式
RO(CnH2nO)tZx
(式中Zはグルコースから誘導される部分であり、Rは6〜18個の炭素原子を
含有する飽和疎水性アルキル基であり、tは0〜10であり、nは2または3で
あり、xは1.1〜4である)のアルキルポリグリコシド化合物を含んでなり、
前記化合物は10%より少ない未反応アルコールおよび50%より少ない短鎖ア
ルキルポリグリコシドを含む。この型の化合物および洗剤組成物におけるそれら
の使用は、EP−B0070074、0070077、0075996および0
094118に記載されている。
他の好ましい非イオン界面活性剤は、下記の構造式を有するポリヒドロキシ脂
肪酸アミド界面活性剤化合物である。
式中、R1はH、C1−C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロ
キシプロピル、またはそれらの混合物、好ましくはC1−C4アルキル、より好ま
しくはC1またはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル
)であり、そしてR2はC5−C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖状C7−C19
アルキルまたはアルケニル、より好ましくは直鎖状C9−C17アルキルまたはア
ルケニル、最も好ましくは直鎖状C11−C17アルキルまたはアルケニル、または
それらの混合物であり、そしてZはヒドロカルビル鎖に直接結合した少なくとも
3つのヒドロキシルをもつ線状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロ
カルビル、またはそれらのアルコキシル化(好ましくはエトキシル化またはポリ
プロポキシル化)誘導体である。Zは好ましくは還元アミン化
反応において還元糖から誘導されるであろう;より好ましくはZはグリシチルで
ある。適当な還元糖は、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、
ガラクトース、マンノース、およびキシロースを包含する。原料として、高いデ
キシトロースのトウモロコシシロップ、高いフルクトースのトウモロコシシロッ
プ、および高いマルトースのトウモロコシシロップ、ならびに上に列挙した個々
の糖を利用することができる。これらのトウモロコシシロップはZのための糖成
分の混合物を生ずることができる。それは他の適当な原料を排除することをまっ
たく意図しないことを理解すべきである。Zは好ましくは−CH2−(CHOH
)n−CH2OH、−CH(CH2OH)−(CHOH)n-1−CH2OH、および
−CH2−(CHOH)2(CHOR’)(CHOH)−CH2OHから成る群よ
り選択され、ここでnは3〜5の整数であり、そしてR’はHまたは環状または
脂肪族の単糖または多糖、およびそれらのアルコキシル化誘導体である。最も好
ましくはグリシチルであり、ここでnは4であり、特に−CH2−(CHOH)4
−CH2OHである。
式(I)において、R1は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル
、N−イソプロピル、N−ブチル、N−イソブチル、N−2−ヒドロキシエチル
、またはN−2−ヒドロキシプロピルであることができる。
R2−CO−N<は、例えば、コカミド、ステアラミド、オレアミド、ラウラ
ミド、ミリスタミド、カプリカミド、パルミタミド、タロウアミドなどであるこ
とができる。
Zは1−デオキシグリシチル、2−デオキシフルクチル、1−デオキシラクチ
チル、1−デオキシガラクチチル、1−デオキシマンニチル、1−デオキシマル
トートリオチチルなどであることができる。好ましい化合物は、N−メチル−N
−1デオキシグリシチルC14−C18脂肪酸アミドである。
本発明の目的に適当な界面活性剤の他のクラスは、米国特許出願第08/18
7251号にさらにいっそう詳細に記載されているゲミニポリヒドロキシ脂肪酸
アミドである。
C. 半極性界面活性剤
界面活性剤の他のクラスは、半極性界面活性剤、例えば、アミンオキシドであ
る。適当なアミンオキシドは、モノC6−C20、好ましくはC10−C14N−アル
キルまたはアルケニルアミンオキシドおよびプロピレン−1,3−ジアミンオキ
シドであり、ここで残りのN位置はメチル、ヒドロキシエチルまたはヒドロキシ
プロピル基で置換されている。
D. カチオン界面活性剤
カチオン界面活性剤は、また、本発明における洗剤組成物において使用するこ
とができ、そして適当な第四アンモニウム界面活性剤はC8−C16、好ましくは
C10−C14N−アルキルまたはアルケニルアンモニウム界面活性剤であり、ここ
で残りのN位置はメチル、ヒドロキシエチルまたはヒドロキシプロピル基で置換
されている。
本発明の洗濯洗剤組成物は、組成物の3〜30重量%の本発明の界面活性剤を
含んでなるが、より通常5〜20重量%、好ましくは7〜15重量%の界面活性
剤を含んでなる。
本発明の機械皿洗浄洗剤組成物は、組成物の0〜10重量%、好ましくは0.
5〜10重量%、最も好ましくは1〜5重量%の界面活性剤を含んでなる。界面
活性剤は、アニオン、カチオン、非イオン、両性または双性イオンの界面活性剤
から選択することができる。最も好ましくは、界面活性剤は低発泡性である。自
動皿洗浄洗剤組成物の中に含めるための界面活性剤の典型的なリストは、欧州特
許出願(EP−A)第0414549号に記載されている。
界面活性剤の型の組み合わせ、特にアニオン−非イオンおよびまたアニオン−
非イオン−カチオンのブレンドは好ましい。特に好ましい組み合わせは英国特許
出願(GB−A)第2040987号および欧州特許出願(EP−A)第008
7914号に記載されている。界面活性剤は混合物として組成物の中に混入する
ことができるが、組成物の物理的特性を最適化しかつプロセシングの問題を回避
するために、各界面活性剤の添加点をコントロールすることが好ましい。
洗剤ビルダー
本発明の洗剤組成物の他の高度に好ましい成分は、1種または2種以上の他の
非リン酸塩洗剤ビルダーを含んでなる洗剤ビルダー系である。これらは下記のも
のを包含することができるが、これらに限定されない:アルカリ金属アルミノケ
イ酸塩、モノマーのポリカルボキレート、ホモまたはコポリマーのポリカルボン
酸またはそれらの塩(ここでポリカルボン酸は2以下の炭素原子により互いに分
離された少なくとも2つのカルボン酸基を含む)、結晶質層状ケイ酸ナトリウム
、ホウ酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩および上記物質の混合物。
ある範囲のアルミノシリケートイオン交換物質を使用することができるが、英
国特許第1,429,143号に記載されている好ましいアルミノシリケートゼ
オライトは下記単位セル式を有する。
Naz[(AlO2)z(SiO2)y]xH2O
式中zおよびyは少なくとも6であり、z/yのモル比は1.0〜0.5であり
、そしてxは少なくとも5、好ましくは7.5〜276、より好ましくは10〜
264である。アルミノシリケート物質は水和された形態であり、そして好まし
くは結晶質であり、10〜28%、より好ましくは18〜22%の水を結合した
形態で含有する。
本発明の実施において有用なアルミノシリケートイオン交換物質は商業的に入
手可能であり、そして天然に見出される物質であることができるが、好ましくは
合成的に誘導される。アルミノシリケートイオン交換物質の製造方法は米国特許
第3,985,669号に論じられている。好ましい合成結晶質アルミノシリケ
ートイオン交換物質は表示ゼオライト(Zeolite)A、ゼオライトB、ゼ
オライトP、ゼオライトX、ゼオライトHS、ゼオライトMAPおよびそれらの
混合物で入手可能である。特に好ましい態様において、結晶質アルミノシリケー
トイオン交 換物質はゼオライトAであり、下記式を有する:
Na12[(AlO2)12(SiO2)12]・xH2O
式中xは20〜30、特に27である。下記式:
Na86[(AlO2)86(SiO2)106]・276H2O
を有するゼオライトX、ならびに式:
Na6[(AlO2)6(SiO2)6]・7.5H2O
のゼオライトHSも適当である。
適当な水溶性モノマーまたはオリゴマーのカルボン酸塩ビルダーは広い範囲の
化合物から選択することができるが、このような化合物は好ましくは9より小さ
い、好ましくは2〜8.5、より好ましくは4〜7.5の第1カルボキシル対数
酸度/定数(pK1)を有する。
カルボキレートまたはポリカルボキレートのビルダーは、WO94/0355
4号に記載されているように、モノマーまたはポリマーの型であることができる
が、モノマーのポリカルボキレートは一般に原価および性能の理由で好ましい。
モノマーおよびオリゴマーのビルダーは、非環式、脂環式、複素環式および芳
香族のカルボキレートから選択することができる。
1つのカルボキシ基を含有する適当なカルボキレートは、ベルギー国特許第8
31,368号およびベルギー国特許第821,370号に開示されているよう
な、乳酸、グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体の水溶性塩を包含する。
2つのカルボキシ基を含有するポリカルボキレートは、コハク酸、マロン酸、(
エチレンジオキシ)ジ酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タートロ
ン酸およびフマル酸の水溶性塩、ならびにドイツ国公開明細書第2,446,6
86号およびドイツ国公開明細書第2,446,687号および米国特許第3,
935,257号に記載されているエーテルカルボキレートおよびベルギー国特
許第840,623号に記載されているスルフィニルカルボキレートを包含する
。3つのカルボキシ基を含有するポリカルボキレートは、特に、水溶性クエン酸
塩、アコ硝酸塩およびシトラコン酸塩、ならびに英国特許第1,379,241
号に記載されているスクシネートジアミンテトラカルボキレート、例えば、カル
ボキシメチルオキシスクシネート、英国特許第1,389,732号に記載され
ているラクトキシスクシネート、およびオランダ国特許第7205873−A号
に記載されているアミノスクシネート、および英国特許第1,387,447号
に記載されているオキシポリカルボキレート、例えば、2−オキサ−1,1,3
−プロパントリカルボキレートを包含する。
4つのカルボキシ基を含有するポリカルボキレートは、英国特許第1,261
,829号に開示されているオキシジスクシネート、1,2,2−エタンテトラ
カルボキレート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキレートおよび1,1
,2,3−プロパンテトラカルボキレートを包含する。スルホ置換基を含有する
ポリカルボキレートは、英国特許第1,398,421号および英国特許第1,
398,422号および米国特許第3,936,448号に開示されているスル
ホスクシネート誘導体、および英国特許第1,439,000号に記載されてい
るスルホン化熱分解クエン酸塩を包含する。
脂環式および複素環式ポリカルボキレートは、シクロペンタン−シス,シス,
シス−テトラカルボキレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキレート、2
,3,4,5−テトラヒドロフラン−シス,シス,シス−テトラカルボキレート
、2,5−テトラヒドロフラン−シス−ジカルボキレート、2,2,5,5−テ
トラヒドロフラン、1,2,3,4,5,6−ヘキサン−ヘキサカルボキレート
お
よび多価アルコール、例えば、ソルビトール、マンニトールおよびキシリトール
のカルボキシメチルジアミンテトラカルボキレートを包含する。芳香族ポリカル
ボキレートは、メリット酸、ピロメリット酸および英国特許第1,425,34
3号に記載されているフタル酸誘導体を包含する。
上記の中で、好ましいポリカルボキレートは1分子当たり3までのカルボキシ
基を含有するポリカルボキレート、特にクエン酸塩である。
モノマーまたはオリゴマーのキレート剤の親酸またはそれらと塩との混合物、
例えば、クエン酸またはクエン酸塩/クエン酸混合物は、また、本発明による洗
剤組成物のビルダー系の成分として考えられる。
他の適当な水溶性有機塩は、ポリカルボン酸が2以下の炭素原子により互いに
分離された少なくとも2つのカルボキシ基を含む、ホモポリマーまたはコポリマ
ーのポリカルボン酸またはそれらの塩である。後者の型のポリマーは英国特許出
願(GB−A)第1,596,756号に開示されている。このような塩の例は
、分子量2000〜5000のポリアクリレートおよび無水マレイン酸とのそれ
らのコポリマー、例えば、20,000〜70,000、特に約40,000の
分子量を有するコポリマーである。これらの物質は、通常組成物の0.5〜10
重量%、より好ましくは0.75〜8重量%、最も好ましくは1〜6重量%のレ
ベルにおいて使用される。
好ましい非リン酸塩ビルダー塩は、下記の一般式の結晶質層状ケイ酸ナトリウ
ムである。
NaMSixO2x+1・yH2O
式中Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4の数であり、そしてyは
0〜20の数である。この型の結晶質層状ケイ酸ナトリウムは欧州特許出願(E
P−A)第0164514号および英国特許出願第9,216,409号に開示
されており、そしてそれらの製造方法はドイツ国特許出願(DE−A)第341
7649.4号およびドイツ国特許出願(DE−A)第3742043号に開示
されている。
結晶質層状ケイ酸塩およびイオン化性水不溶性化合物に加えて他の成分の混入
は、特に粒子のプロセシングにおいておよびまた粒子を含める洗剤組成物の安定
性を増強するとき有利であることがある。特に、ある種の型の凝集物は、ケイ酸
塩およびイオン化可能な水溶性の結合を促進して、許容できる物理的特性を有す
る粒子を製造するために、1種または2種以上の結合剤の添加を必要とする。結
合剤は組成物の0〜20重量%のレベルで存在することができる。好ましくは、
結合剤はケイ酸塩およびイオン化可能な水溶性物質と均質混合されるであろう。
好ましい結合剤は30℃〜70℃の融点を有する。結合剤は好ましくは組成物の
1〜10重量%、最も好ましくは組成物の2〜5重量%の量で存在する。
好ましい結合剤は、アルコール1分子当たり5〜100モルのエチレンオキシ
ドを含有するC10−C20アルコールエトキシレート、より好ましくはアルコール
1分子当たり20〜100モルのエチレンオキシドを含有するC15−C20第一ア
ルコールを包含する。
他の好ましい結合剤はある種のポリマー物質を包含する。12,000〜70
0,000の平均分子量を有するポリビニルピロリドンおよび600〜10,0
00の平均分子量を有するポリエチレングリコールは、このようなポリマー物質
の例である。メタクリル酸がコポリマーの少なくとも20モル%を構成する無水
マレイン酸とエチレン、メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸とのコポリマ
ーは、結合剤として有用なポリマー物質の他の例である。これらのポリマー物質
はそのままで使用するか、または溶媒、例えば、水、ポリプロピレングリコール
および5〜100モル/モルのエチレンオキシドを含有する前述のC10−C20ア
ルコールエトキシレートと組み合わせて使用することができる。
本発明による結合剤の他の例は、C10−C20モノ−およびジグリセロールエー
テルおよびまたC10−C20脂肪酸を包含する。ケイ酸ナトリウムを含むある種の
無機塩の溶液は、また、この目的に使用される。
セルロース誘導体、例えば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
およびヒドロキシメチルセルロース、およびホモポリマーまたはコポリマーのポ
リカルボン酸またはそれらの塩は、本発明による結合剤の他の例である。
粒子は種々の物理的形態、例えば、押出物、マルーム(marumes)、凝
集物、フレークまたは圧縮粒体を取ることができる。結晶質層状ケイ酸塩および
固体の水溶性イオン化可能な物質を含んでなる圧縮粒体を製造する好ましい方法
は、普通に譲渡された欧州特許(EP)第581,895号に開示された。
本発明の実施において有用な洗剤組成物は、組成物の1〜80重量%、より好
ましくは10〜60重量%、最も好ましくは20〜50重量%の非リン酸塩洗剤
ビルダーを含んでなるであろう。
好ましい洗剤組成物の範囲内で、アルミノケイ酸ナトリウム、例えば、ゼオラ
イトAはビルダーの合計量の20〜80重量%を構成し、モノマーまたはオリゴ
マーのカルボキレートはビルダーの合計量の5〜30重量%を構成し、そして結
晶質層状ケイ酸塩はビルダーの合計量の10〜65重量%を構成するであろう。
このような組成物において、ビルダー系は好ましくはまた無機および有機のビル
ダー、例えば、炭酸ナトリウムおよび無水マレイン酸/アクリル酸のコポリマー
の組み合わせを合計のビルダーの35重量%までの量において含む。
洗剤漂白剤
本発明の固体の洗剤組成物は、一般に、無機の過水和物漂白剤を、通常ナトリ
ウム塩の形態で、含むであろう。過水和物は、通常組成物の3〜40重量%、よ
り好ましくは5〜30重量%、最も好ましくは5〜15重量%のレベルにおいて
混入される。
過水和物は、無機塩、例えば、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、および過
ケイ酸塩であるが、好都合にはアルカリ金属、通常ナトリウムの過ホウ酸塩また
は過炭酸塩である。過ホウ酸ナトリウムは、公称式NaBO2H2O2の1水和物
または4水和物NaBO2H2O2・3H2Oの形態であることができる。
過炭酸ナトリウムは、好ましい過水和物であり、2Na2CO3・3H2O2に相
当する式を有する追加の化合物であり、そして結晶質固体として商業的に入手可
能である。過炭酸塩は追加の保護なしに洗剤組成物の中に混入することができる
が、このような組成物の好ましい態様はこの物質のコーティングされた形態を利
用する。最も好ましいコーティング物質はアルカリ金属硫酸塩と炭酸塩との混合
物を含んでなる。このようなコーティングならびにコーティング法は以前に英国
特許第1,466,799号(Interox、1977年3月9日発行)に記
載された。混合塩のコーティング物質/過炭酸塩の重量比は、1:200〜1:
4、より好ましくは1:99〜1:9、最も好ましくは1:49〜1:19の範
囲である。好ましくは、混合塩は一般式Na2SO4・n・Na2CO3(式中nは
0.1〜3、好ましくはnは0.3〜1.0、最も好ましくはnは0.2〜0.
5である)を有する硫酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムの混合塩である。
他の適当なコーティング物質は1.6:1〜3.4:1、好ましくは2.8:
1のSiO2:Na2O比のケイ酸ナトリウムであり、過炭酸塩の2〜10重量%
(通常3〜5重量%)のレベルを与える水溶液として適用される。ボロケイ酸塩
(米国特許第4,526,698号に記載されている)またはケイ酸マグネシウ
ムを、また、コーティングに含めることができる。
本発明の洗剤組成物の中に混入される漂白剤系は、好ましくは固体のペルオキ
シ酸漂白剤前駆体(漂白活性化剤)を包含する。固体のペルオキシ酸漂白剤前駆
体は通常組成物の1〜20重量%、より好ましくは1〜15重量%、最も好まし
くは1〜10重量%のレベルで混入される。
これらの前駆体は好ましくは1または2以上のN−またはO−アシル基を含有
し、これらの前駆体は広い範囲のクラスから選択することができる。適当なクラ
スは無水物、エステル、イミドおよびイミダゾールおよびオキシムのアシル化誘
導体を包含し、そしてこれらのクラスの範囲内の有用な物質の例は英国特許出願
(GB−A)第1586789号に開示されている。最も好ましいクラスは、エ
ステル、例えば、英国特許出願(GB−A)第2,075,028号、英国特許
出願(GB−A)第1,147,871号および英国特許出願(GB−A)第2
,143,231号に開示されているエステル、およびイミド、例えば、英国特
許出願(GB−A)第855,735号および英国特許出願(GB−A)第1,
246,338号に開示されているイミドである。
特に好ましい前駆体化合物は、下記式のN,N,N1、N1−テトラアシル化化
合物である:
式中、xは0または1〜6の整数である。
例はアセチルメチレンジアミン(TAMD)(式中x=1)、テトラアシルエ
チレンジアミン(TAED)(式中x=2)およびテトラアセチルヘキシレンジ
アミン(TAHD)(式中x=6)である。これらおよび類似体は英国特許出願
(GB−A)第907,356号に記載されている。最も好ましいペルオキシ酸
漂白剤前駆体はTAEDである。
ペルオキシ酸漂白活性化化合物の他の好ましいクラスは、下記一般式のアミド
置換化合物である:
式中R1は約1〜約14個の炭素原子を含有するアリールまたはアルカリール基
であり、R2は約1〜14個の炭素原子を含有するアルキレン、アリーレンまた
はアルカリーレン基であり、そしてR5はH、または約1〜10個の炭素原子を
含有するアルキル、アリールまたはアルカリール基であり、そしてLは本質的に
任意の離脱基であることができる。R1は好ましくは約6〜12個の炭素原子を
含有する。R2は好ましくは約4〜8個の炭素原子を含有する。R1は分枝鎖、置
換、または双方を含有するアルキル、置換アリールまたはアルカリールであるこ
とができ、そして合成源または天然源、例えば、獣脂から由来のものであること
ができる。類似の構造的変形はR2について可能である。置換はアルキル、アリ
ール、ハロゲン、窒素、硫黄および他の典型的な置換基または有機化合物を包含
することができる。R5は好ましくはHまたはメチルである。R1およびR5は合
計18個より多い炭素原子を含有すべきではない。この型のアミド置換漂白活性
化剤は欧州特許出願(EP−A)第0,170,386号に記載されている。
他のペルオキシ酸漂白剤前駆体化合物は、ノナノイルオキシベンゼンスルホネ
ート(NOBS、米国特許第4,412,934号に記載されている)、3,5
,−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート(ISONOBS、欧
州特許(EP)第120,591号に記載されている)、アセオキシベンゼンス
ルホネート、ベンゾイルオンスベンゼンスルホネート(例えば、欧州特許出願(
EP−A)第0341947号に記載されている)を包含する。
本発明の組成物は、また、組成物の1〜15重量%、より好ましくは1〜10
重量%のレベルにおいて有機ペルオキシ酸有機ペルオキシ酸を含有することがで
きる。特に好ましいクラスは、下記一般式のアミド置換ペルオキシ酸である:
式中R1、R2およびR5は対応するアミド置換ペルオキシ酸漂白剤活性化剤化合
物について前に定義した通りである。
他の有機ペルオキシ酸は、ジペルオキシドデカンジオン酸、ジペルオキシテト
ラデカンジオン酸、モノ−およびジペルアゼライン酸、モノ−およびジペルブラ
シル酸、モノペルオキシフタル酸、過安息香酸、およびそれらの塩を包含し、こ
れらのは、例えば、欧州特許出願第0341947号に記載されている。
任意のキレート剤成分
洗剤組成物は任意のキレート剤成分を含有することができる。このような任意
のキレート剤は、有機ホスホネート、例えば、アミノアルキレンポリ(アルキレ
ンホスホネート)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート、ニトリ
ロトリメチレンホスホネート、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネートお
よびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネートを包含する。ホスホネー
ト化合物はそれらの酸の形態で存在することができるか、またはアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属のイオンの錯体として存在することができ、前記金属イオ
ン/前記ホスホネート化合物のモル比は少なくとも1:1である。このような錯
体は米国特許第4,259,200号に記載されている。好ましくは、有機ホス
ホネート化合物は、存在する場合、それらのマグネシウム塩の形態であるが、H
EDPの場合において、それは好ましくは酸の形態である。本発明の組成物にお
けるリン含有キレート剤のレベルは、組成物の0〜20重量%、好ましくは0〜
10重量%、より好ましくは0〜6重量%の範囲である。
ケイ酸塩は自動皿洗浄洗剤組成物および洗濯洗剤組成物の有用な成分である。
適当なケイ酸塩は1.0〜3.2のSiO2/Na2O比を有する水溶性ケイ酸
ナトリウムを包含する。ケイ酸塩は無水塩または水和塩の形態であることができ
る。2.0のSiO2/Na2O比を有するケイ酸ナトリウムは最も好ましい。ケ
イ酸塩は機械皿洗浄洗剤組成物において組成物の5〜40重量%、より好ましく
は10〜25重量%のレベルで存在する。
可溶性ケイ酸塩は普通の洗濯配合物において種々の目的を果たすが、それらの
存在は結晶質層状ケイ酸塩物質を含む洗剤組成物において不必要であることがあ
る。しかしながら、洗剤組成物のビルダー系の一部分を形成する結晶質層状ケイ
酸塩は乾式混合成分として添加しなくてはならないので、可溶性ケイ酸塩は通常
洗濯洗剤組成物の一部分を形成する噴霧乾燥した粒体において構造物としてなお
有用であることがある。噴霧乾燥した粒体がアルミノケイ酸塩ビルダーを含まず
、そうでなければ有機物質のみを含む場合、これは特に望ましい。適当なケイ酸
塩は1.6〜3.4の範囲のSiO2/Na2O比を有するものであり、2.0〜
2.8の比は好ましい。ケイ酸塩は洗濯機械粒状洗剤組成物において組成物の1
〜20重量%、1〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%のレベルで存在す
る。
固体状ペルオキシ漂白剤前駆体が酸コーティングにより保護されて布帛の色の
損傷を最小とされた洗剤組成物は、欧州特許出願(EP−A)第571524号
に開示されている。
本発明において適当な再付着防止剤および汚れ懸濁剤は、セルロース誘導体、
例えば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチ
ルセルロース、ホモポリマーまたはコポリマーのポリカルボン酸またはそれらの
塩およびポリアミノ化合物を包含する。この型のポリマーは、ポリアクリレート
および無水マレイン酸が欧州特許出願(EP−A)第137669号に開示され
ているコポリマーの少なくとも20%を構成する、無水マレイン酸とエチレン、
メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸とのコポリマーを包含する。ポリアミ
ノ化合物、例えば、アスパラギン酸から誘導される化合物は、欧州特許出願(E
P−A)第305282号、欧州特許出願(EP−A)第305283号および
欧州特許出願(EP−A)第351629号に開示されている。これらの物質は
通常組成物の0.5〜10重量%、溶融加工温度0.75〜8重量%、最も好ま
しくは1〜6重量%のレベルで使用される。
他の有用なポリマー物質はポリエチレングリコール、特に分子量1000〜1
0000、より特に2000〜8000、最も好ましくは約4000のものであ
る。これらは0.20〜5重量%、より好ましくは0.25〜2.5重量%のレ
ベルで使用される。これらのポリマーおよび前述のホモポリマーまたはコポリマ
ーのポリカルボキレート塩は白色性の維持、布帛の灰の析出、および遷移金属の
不純物の存在下に粘土、タンパク質質および酸化可能な汚れについてのクリーニ
ング性能を改良するために価値がある。
好ましい蛍光増白剤は特性がアニオン性であり、それらの例は2ナトリウム4
,41−ビス−(2−ジエチルアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イ
ルアミノ)スチルベン−2:21ジスルホネート、2ナトリウム4,41−ビス−
(2−モルホリノ−4−アニリノ−2−トリアジン−6−イルアミノスチルベン
−2:21−ジスルホネート、2ナトリウム4,41−ビス−(2,4−ジアニリ
ノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2:21−ジスルホネート
、1ナトリウム41,411−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6
−イルアミノ)スチルベン−2−スルホネート、2ナトリウム4,41−ビス−
(2−アニリノ−4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−
トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,21−ジスルホネート、2ナト
リウム4,41−ビス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾル−2−イル)
スチルベン−2,21−ジスルホネート、2ナトリウム4,41ビス(2−アニリ
ノ−4−(1メチル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−
イルアミノ)スチルベン−2,21−ジスルホネートおよびナトリウム2(スチ
ルビル−411−(ナフト−11,21:4,5)−1,2,3−トリアゾール−211
−スルホネート、2ナトリウム4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビ
フェニルである。これらは組成物の0.05〜1.2重量%のレベルで使用され
る。
洗剤組成物において有用な汚れ解放剤は、普通にはテレフタル酸と種々の配置
におけるエチレングリコールおよび/またはプロピレングリコール単位とのコポ
リマーまたはターポリマーである。このようなポリマーの例は、普通に譲渡され
た米国特許第4,116,885号および米国特許第4,711,730号およ
び欧州公開特許出願第0272033号に開示されている。特に好ましいポリマ
ーは下記式を有する:
ある種のポリマー物質、例えば、ポリビニルピロリドン、典型的には5000
〜2000、好ましくは10000〜15000のポリビニルピロリドンは、ま
た、洗浄プロセスの間に布帛の間の不安定性染料の転移を防止するとき有用な因
子を形成する。
汚れ解放剤は洗剤組成物において組成物の0.01〜10重量%、好ましくは
0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜3重量%のレベルにおいて存在する
。
洗剤組成物の他の任意の成分は泡抑制剤、例えば、シリコーン、およびシリカ
−シリコーン混合物である。シリコーンは一般にアルキル化ポリシロキサン物質
により代表されることができるが、シリカは通常微細な形態で使用され、例えば
、シリカエアゾールおよびキセロゲルおよび種々の型の疎水性シリカである。こ
れらの物質は粒子として混入することができ、ここで泡抑制剤は水溶性または水
分散性の、実質的に非界面活性剤不透過性担体の中に有利には解放可能に混入さ
れる。また、泡抑制剤は液状担体中に溶解または分散させ、1種または2種以上
の成分上に噴霧することによって適用することができる。
前述したように、有用なシリコーンの泡抑制剤は、前述の型のアルキル化シロ
キサンと、固体状シリカとの混合物を含んでなることができる。このような混合
物は固体状シリカの表面にシリコーンを付着させることによって製造される。好
ましい泡抑制剤は、10nm〜20nmの範囲の粒度および50m2/g以上の
比表面積を有する疎水性シラン化(最も好ましくはトリメチルシラン化)シリカ
と、約500〜約200,000の範囲の分子量を有するジメチルシリコーン流
体との、約1:1〜約1:2のシリコーン/シラン化シリカの重量比における、
均質混合物により代表される。
好ましいシリコーン泡抑制剤は、米国特許第3,933,672号(Bart
ollota、et al.)に開示されている。他の特に有用な泡抑制剤は、
ドイツ国特許DTOS2,646,126号に記載されている、自己乳化性シリ
コーン泡抑制剤である。このような化合物の1例は、DC0544(Dow C
orningから入手可能である)であり、これはシロキサン/グリコールのコ
ポリマーである。
高度に好ましい粒状泡抑制剤は欧州特許出願(EP−A)第0210731号
に記載されており、そしてシリコーン消泡剤と、50℃〜85℃の範囲の融点を
有する有機担体物質とを含んでなり、ここで有機担体物質はグリセロールと、1
2〜20個の炭素原子を含有する炭素鎖を有する脂肪酸とのモノエステルを含ん
でなる。欧州特許出願(EP−A)第0210721号は他の好ましい粒状泡抑
制剤を開示しており、ここで有機担体物質は45℃〜80℃の融点を有する2〜
20個の炭素原子を含有する脂肪酸またはアルコール、またはそれらの混合物で
ある。
他の高度に好ましい泡抑制剤は同時継続欧州特許出願第91870007.1
号(Procter and Gamble Company)に記載されてお
り、前記泡抑制剤は1:2〜3:1のグリセロール/シリコーン消泡化合物の重
量比において、シリコーン消泡化合物、担体物質、有機コーティング物質および
グリセロールからなる。同時継続欧州特許出願第91201342.0号は、ま
た、1:3〜3:1のアルミノケイ酸塩/シリコーン消泡化合物の重量比におい
て、シリコーン消泡化合物、担体物質、有機コーティング物質および結晶質また
は非晶質のアルミノケイ酸塩を含んでなる、高度に好ましい粒状泡抑制剤を開示
している。前述の高度に好ましい泡抑制剤の双方において好ましい担体物質は澱
粉である。
本発明において使用する典型的な粒状泡抑制剤は、下記の成分の組み合わせを
含んでなる、凝集法により製造された、粒状凝集成分である:
(i) 5〜30重量%、8〜15重量%のシリコーン消泡化合物の成分、好
ましくはポリジメチルシロキサンおよびシリカの組み合わせを含んでなる、
(ii) 50〜90重量%、好ましくは60〜80重量%の担体物質の成分
、好ましくは澱粉、
(iii) 5〜30重量%、好ましくは10〜20重量%の凝集物結合剤化
合物の成分、ここで本発明におけるこのような化合物は典型的には凝集物の結合
剤として使用される任意の化合物、またはそれらの混合物であることができ、最
も好ましくは前記凝集物結合剤化合物は50〜100のエトキシル化度を有する
C16−C18エトキシル化アルコールを含んでなる、
(iv) 2〜15重量%、好ましくは3〜10重量%のC12−C22水素化脂
肪酸。
前述の泡抑制剤は通常組成物の0.01〜15重量%、好ましくは0.05〜
10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%のレベルで使用する。
本発明において有用な他の任意の成分は1種または2種以上の酵素である。
好ましい酵素物質は、洗剤組成物に好都合に混入される商業的に入手可能なア
ミラーゼ、中性およびアルカリ性プロテアーゼ、リパーゼ、エステラーゼおよび
セルラーゼを包含する。適当な酵素は、米国特許第3,519,570号および
米国特許第3,533,139号において論じられてる。
好ましい商業的に入手可能なプロテアーゼ酵素は、商品名Alcalaseお
よびSavinse(Novo Industries A/S(デンマーク国
))およびMaxatase(International Bio−Synt
hetics,Inc.(オランダ国))で販売されているものを包含する。
好ましいアミラーゼは、例えば、B.licheniformsの特別の株か
ら得られるα−アミラーゼ(英国特許第1,269,839号(Novo)に詳
細に記載されている)を包含する。好ましい商業的に入手可能なアミラーゼは、
例えば、Rapidase(International Bio−Synth
etics,Inc.)およびTermamyl(Novo Industri
es A/S)を包含する。特に好ましいリパーゼはNovo Industr
ies A/S(デンマーク国)により製造され、そして商品名Lipolas
e(Biotechnology Newswatch、7 March 19
88、p.6)で販売されており、そして欧州特許出願(EP−A)第0258
068号において他の適当なリパーゼとともに述べられている。
また、布帛の柔軟剤を本発明による洗剤組成物の中に混入することができる。
これらの柔軟剤は無機または有機の型である。無機の柔軟剤は英国特許出願(G
B−A)第1,400,898号に開示されている緑粘土により例示される。有
機の布帛柔軟剤は、英国特許出願(GB−A)第1,514,276号およびE
P−B−0011340号に記載されているような水不溶性第三アミンを包含す
る。
モノC12−C14第四アンモニウム塩とのそれらの組み合わせは、EP−B−0
026527号およびEP−B−0026528号に開示されている。他の有用
な有機の布帛柔軟剤は、EP−B−0242919号に開示されているようなジ
長鎖アミドである。布帛柔軟剤系の追加の有機成分は、欧州特許出願(EP−A
)第0299575号および欧州特許出願(EP−A)第0313146号に開
示されているような高分子量のポリエチレンオキシド物質を包含する。
スメクタイトクレー(緑粘土)のレベルは5〜15重量%、より好ましくは8
〜12重量%の範囲であり、この物質は乾式混合成分として配合物の残部に添加
される。有機の布帛柔軟剤、例えば、水不溶性第三アミンまたはジ長鎖アミド物
質は0.5〜5重量%、通常1〜3重量%のレベルで混入されるが、高分子量の
ポリエチレンオキシド物質および水溶性カチオン性物質は0.1〜2重量%、通
常0.15〜1.5重量%のレベルで添加される。組成物の一部分を噴霧乾燥す
る場合、これらの物質は噴霧乾燥塔に供給される水性スラリーに添加することが
できるが、ある場合において、それらを乾式混合粒子として添加するか、または
それらを溶融液体として組成物の他の固体成分上に噴霧することはいっそう好都
合であることがある。
洗剤配合物
本発明の実施において有用な洗濯洗剤組成物は、ペースト、液体または粒体の
形態であることができる。
強力液状組成物において、ホスホネート、例えば、ジエチレントリアミンペン
タ(メチレンホスホン)酸(DTPMP)、ジエチレンジアミン(メチレンホス
ホン)酸(DDTMP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およ
びそれらのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩は、茶、コーヒー、ワイン
およびクロイチゴを包含する飲料の汚れの除去に対して主要な寄与を提供する。
しかしながら、これらの強力液状組成物はエナメルの損失を引き起こし、こうし
て高価である(例えば、シラン)か、または低中程度(6〜9.5)のpHにお
ける安定化および配合が困難である(例えば、ケイ酸塩)エナメルの腐蝕抑制剤
を必要とする傾向がある。EDDSによりホスホネートの部分的または全体的置
換は、配合物のエナメルの適合性を改良し、かつより低いレベルのシラン(<0
.5%)またはケイ酸塩(0〜3%)の使用を可能とする。
したがって、本発明は、慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダーおよび洗浄
性補助物質で配合された強力液状組成物であるエナメルの損失および腐蝕を減少
するために適合した洗剤組成物であって、
(a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)
酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT
MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、
(b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク
酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ
コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト
ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ
カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、
(c) 前記組成物の0.5重量%より少ないシラン腐蝕抑制剤、
を含んでなる洗剤組成物に関する。
また、本発明は、慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダーおよび洗浄性補助
物質で配合された強力液状組成物であるエナメルの損失および腐蝕を減少するた
めに適合した洗剤組成物であって、
(a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)
酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT
MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、
(b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク
酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ
コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト
ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ
カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、
(c) 前記組成物の3重量%より少ないケイ酸塩腐蝕抑制剤、
を含んでなる洗剤組成物に関する。
一般に、粒状洗剤組成物は、乾式混合、噴霧乾燥、凝集および造粒を包含する
種々の方法により製造することができ、そして好ましい方法はこれらの技術の組
み合わせを包含する。
本発明の粒状洗剤組成物の嵩密度は、慣用の洗濯洗剤組成物について典型的で
あるように、約450〜600g/lの範囲であることができる。また、粒状洗
剤組成物は、慣用の洗剤組成物と比較して比較的高い密度により特徴づけられる
、濃厚な粒状洗剤組成物であることができる。このような高い密度の組成物は、
少なくとも650g/l、より通常少なくとも700g/l、より好ましくは8
00g/l〜1100g/lの嵩密度を有する。
濃縮化洗濯洗剤組成物は、また、通常少なくとも1種の多成分コンポーネント
混入する、すなわち、それらは個々の成分を単に乾式混合することによって形成
された組成物を含まない。各個々の成分が乾式混合された組成物は、一般に、ほ
こりっぽく、溶解が遅く、そしてまたケーク
となりかつ貯蔵において低い粒子流れ特性を発生させる傾向がある。
ゼオライトに基づく噴霧乾燥した粒体またはゼオライトに基づく凝集物を使用
して配合された強力粒状組成物において、エナメルの適合性を提供するためにケ
イ酸塩の添加が必要である。噴霧乾燥粒体または凝集粒体におけるケイ酸塩およ
びゼオライトの組み合わせた添加は、洗浄の間に布帛上の残留物を生ずる不溶性
物質の形成を引き起こす。EDDSによりホスホネートの置換はエナメルの損失
および腐蝕を減少するという新しい効果を提供し、したがってこれはより少ない
量のケイ酸塩、すなわち、1:2以下のケイ酸塩/ゼオライト比の使用を可能と
する。
したがって、本発明は、慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダー、洗浄性補
助物質およびゼオライトの噴霧乾燥された粒体またはゼオライトの凝集物で配合
された強力粒体であるエナメルの損失および腐蝕を減少するために適合した洗剤
組成物であって、
(a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)
酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT
MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、
(b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク
酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ
コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト
ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ
カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、
(c) 前記組成物の4重量%より少ないレベルにおける非晶質ケイ酸塩、こ
こで前記ケイ酸塩/前記ゼオライトの噴霧乾燥された粒体またはゼオライトの凝
集物の重量比は1:2より小さい、
を含んでなる洗剤組成物に関する。
乾式混合された非晶質ケイ酸塩を使用して配合された強力粒状組成物において
、エナメルの保護のために必要なケイ酸塩の高いレベルは、ゲル化を発生させる
ために小出しの問題を引き起こす。EDDSによるホスホネートの置換は、乾式
添加されるケイ酸塩のレベルの減少を可能とし、したがって製品の小出しを改良
し、エナメルの保護を提供し、そして等しい汚れ除去性能を与える。
したがって、慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダー、洗浄性補助物質およ
び乾式混合非晶質ケイ酸塩で配合された強力粒体であるエナメルの損失および腐
蝕を減少するために適合した洗剤組成物であって、
(a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)
酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT
MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、
(b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク
酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ
コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト
ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ
カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、
(c) 前記組成物の4重量%より少ないレベルにおける乾式添加物質中の非
晶質ケイ酸塩、
を含んでなる洗剤組成物に関する。
噴霧乾燥した粉末について、噴霧乾燥塔からの粒子の嵩密度は好都合には54
0〜600g/lの範囲であり、次いでこれはそれ以上のプロセシング工程、例
えば、高速カッター/ミキサーおよび引き続く圧縮により大きさを減少すること
によって増大される。また、噴霧乾燥以外のプロセスを使用して高い密度の粒子
を直接形成することができる。
過水和物塩としてアルカリ金属過炭酸塩を含む好ましい濃厚な洗剤製品におい
て、製品のいくつかの面、例えば、重金属イオン含量および平衡相対湿度をコン
トロールことが必要であることが発見された。増大した安定性を有するこの型の
過炭酸ナトリウムを含有する組成物は、普通に譲渡されたPCT US 91/
07205号に開示されている。
ADW製品において、本発明を実施するとき有用な洗剤組成物は、
(a) 0%〜0.3%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)
酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT
MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩、好ましくはエタン1−ヒドロキシジホスホ
ン酸およびそれらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホ
スホネートキレート剤、
(b) 前記組成物の少なくとも0.09重量%のエチレンジアミンジコハク
酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ
コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト
ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ
カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、
(c) 前記組成物の25重量%より少ないケイ酸ナトリウム、
を含んでなる。
本発明は、また、慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダーおよび洗浄性補助
物質で配合された液状自動皿洗浄組成物であるエナメルの損失および腐蝕を減少
するために適合した洗剤組成物であって、
(a) 0%〜5%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸(
DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDTMP
)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカリ金
属塩またはアルカリ土類金属塩、好ましくはエタン1−ヒドロキシジホスホン酸
およびそれらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホ
ネートキレート剤、
(b) 前記組成物の少なくとも0.09重量%のエチレンジアミンジコハク
酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ
コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト
ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ
カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、
(c) 前記組成物の25重量%より少ないケイ酸ナトリウム、
を含んでなる。
下記の実施例により、本発明をさらに説明する。これらの実施例において、す
べての百分率は、特記しない限り、重量基準である。
洗剤組成物において、成分の略称は下記の意味を有する。
LAS : 線状C12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
TAS : タロウアルキル硫酸ナトリウム
TAEn : アルコール1モル当たりnモルのエチレンオキシドで
エトキシル化されたタロウアルコール
45EY : 平均Yモルのエチレンオキシドと縮合したC14-15の
主として線状の第一アルコール
ゼオライトA : 式Na12(AlO2SiO2)12・27H2Oの水和
ナトリウムアルミノシリケート、1〜10マイクロメー
トルの範囲の主要な粒度を有する
クエン酸塩 : クエン酸三ナトリウム二水和物
MA/AA : マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、ナトリウム塩
、分子量90,000、商品名SokalanRCP5
でBASFから販売されている
炭酸塩 : 無水炭酸ナトリウム
PB1 : 無水過ホウ酸ナトリウム1水和物の漂白剤、
実験式NaBO2・H2O2
PB4 : 無水過ホウ酸ナトリウム4水和物
TAED : テトラアセチルエチレンジアミン
ホスホネート : ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸
(DETPMP)
EDDS : エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸S,S異性
体)
CMC : ナトリウムカルボキシメチルセルロース
光活性化漂白剤 : テトラスルホン化亜鉛フタロシアニン
リパーゼ : 脂肪分解酵素、(Novo Industries
A/SによりLipolaseの商品名で販売されてい
る)
プロテアーゼ : タンパク質分解酵素
(Novo Industries A/Sにより
Savinaseの商品名で販売されている)
アミラーゼ : デンプン分解酵素(Novo Industries
A/SによりTermamylの商品名で販売されてい
る)
ケイ酸塩 : 非晶質ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O比は通
常に従う)
硫酸塩 : 無水硫酸マグネシウム
シリコーン : シリコーン消泡剤
STPP : トリポリリン酸ナトリウム(Na5P3O10)
例
実施例1
i) 洗剤配合物
乾式混合した非晶質ケイ酸塩を使用して下記の重質(強力)粒状組成物を製造
した(重量部)。製品Aを使用する洗浄方法は先行技術の実施を構成し、ここで
製品Bは本発明の態様である。
ii) エナメルの試験
2つの組成物のエナメルの損失の結果を40、60、100サイクルの洗浄装
置試験において比較した。
エナメルクーポンについての手順
1. エナメルクーポンを注意して半分にし、洗剤溶液の中で洗浄し、マニュ
アル操作を使用して、グリースを除去し、水中でよくすすぎ、最後にIMS中で
すすいだ後、注意して乾燥する。
2. クーポンをデシケーターの中に入れて一夜乾燥し、次いで各々を秤量し
、ティッシューで包装し、識別番号でマークし、重量が安定に止まるまで、再び
デシケーターの中に入れる。
3. クーポンが使用するために準備されたとき、クーポンの番号の各々をプ
ラスチックケージ上の識別マークと一致させ、各クーポンをプラスチックのワイ
ヤー端子を使用してケージの内側に固定する。
機械作業のための手順
1. 最小60洗浄サイクルを必要とし、各20サイクル後の引取りを下記に
おいて説明する。
2. きれいな白色装入物(6ポンド)を機械後各々に入れ、調製されたクー
ポンを含有する3つのかごを各機械に加える。機械は40℃、60℃、40℃お
よび90℃の温度のローテーションをする。製品をまた機械の間で回転させる。
3. 洗浄サイクルの間の各延長した時間間隔(例えば、一夜)において、ク
ーポンを取り出し、各々をその識別ティッシューの中に包装し、乾燥させる。
4. 20洗浄サイクルが完結した後、クーポンをかごから取り出し、80℃
に前もって加熱した0.02NのEDTA溶液の中に2分間浸漬し、次いで冷い
流水ですすぎ、次いでIMSですすぎ、デシケーター中で一夜乾燥する。
5. 各クーポンの重量が安定になるまでそれを秤量し、また、光沢性の減少
について検査する。
6. 工程2〜5を要求されるサイクル数だけ反復する。
各20サイクルの引取りにおける重量減少(mg/cm2)として、結果を記
録する。
結論、
洗剤液に暴露されるエナメル表面を有する機械におけるエナメルの損失の減少
は、洗剤組成物中のEDDSの存在により達成される。
実施例2
下記の機械皿洗浄洗剤組成物を調製した(重量部)。製品Aを使用する洗浄プ
ロセスは先行技術の実施であるが、製品BおよびCは本発明の態様である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 アディソン,マイクル クロンビー
イギリス国ニューカッスル、アポン、タイ
ン、フォレスト、ホール、クロースデン、
グランジ、47
(72)発明者 バストン,ゲイル マーガレット
イギリス国タイン、アンド、ウェアー、ホ
イトリー,ベイ、ベントノア、ガーデン
ズ、5
(72)発明者 マックビース,フィオナ スーザン
イギリス国ニューカッスル、アポン、タイ
ン、ゴスフォース、チェスウィック、ドラ
イブ、5
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 洗浄装置のケイ素質表面またはその中で洗浄される物品が洗剤液に暴露 される、洗浄装置のプロセスにおけるエナメルの損失および腐蝕を減少させる洗 剤組成物中での、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、エチレンジアミン ジグルタル酸(EDDG)または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジコハク酸 (HPDDS)またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ ウム塩または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミ ンテトラカルボキレートのキレート剤の使用。 2. 前記ジアミンテトラカルボキレートのキレート剤がそれらのラセミ体構 造物または異性体構造物から選択される、請求項1に記載のジアミンテトラカル ボキレートのキレート剤の使用。 3. 慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダーおよび洗浄性補助物質で配合 された重質液状組成物であるエナメルの損失および腐蝕を減少するために適合し た洗剤組成物であって、 (a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン) 酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、 (b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク 酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩 または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、 (c) 前記組成物の0.5重量%より少ないシラン腐蝕抑制剤、 を含んでなることを特徴とする、洗剤組成物。 4. 慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダーおよび洗浄性補助物質で配合 された重質液状組成物であるエナメルの損失および腐蝕を減少するために適合し た洗剤組成物であって、 (a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン) 酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、 (b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク 酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩 または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、 (c) 前記組成物の3重量%より少ないケイ酸塩腐蝕抑制剤、 を含んでなることを特徴とする、洗剤組成物。 5. 慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダー、洗浄性補助物質およびゼオ ライトの噴霧乾燥された粒体またはゼオライトの凝集物で配合された重質粒体で ある、エナメルの損失および腐蝕を減少するために適合した洗剤組成物であって 、 (a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン) 酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、 (b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク 酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩 または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、 (c) 前記組成物の4重量%より少ないレベルにおける非晶質ケイ酸塩、こ こで前記ケイ酸塩/前記ゼオライトの噴霧乾燥された粒体またはゼオライトの凝 集物の重量比は1:2より小さい、 を含んでなることを特徴とする、洗剤組成物。 6. 慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダー、洗浄性補助物質および乾式 混合非晶質ケイ酸塩で配合された重質粒体であるエナメルの損失および腐蝕を減 少するために適合した洗剤組成物であって、 (a) 0%〜0.6%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン) 酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ リ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホスホネートキレート剤、 (b) 前記組成物の少なくとも0.15重量%のエチレンジアミンジコハク 酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩 または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、 (c) 前記組成物の4重量%より少ないレベルにおける乾式添加物質中の非 晶質ケイ酸塩、 を含んでなることを特徴とする、洗剤組成物。 7. 慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダーおよび洗浄性補助物質で配合 された粒状自動皿洗浄組成物であるエナメルの損失および腐蝕を減少するために 適合した洗剤組成物であって、 (a) 0%〜0.3%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン) 酸(DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDT MP)、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカ リ金属塩またはアルカリ土類金属塩、好ましくはエタン1−ヒドロキシジホスホ ン酸およびそれらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホ スホネートキレート剤、 (b) 前記組成物の少なくとも0.09重量%のエチレンジアミンジコハク 酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩 または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、 (c) 前記組成物の25重量%より少ないケイ酸ナトリウム、 を含んでなることを特徴とする、洗剤組成物。 8. 慣用の洗浄性界面活性剤、任意のビルダーおよび洗浄性補助物質で配合 された液状自動皿洗浄組成物であるエナメルの損失および腐蝕を減少するために 適合した洗剤組成物であって、 (a) 0%〜5%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸( DTPMP)、ジエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン)酸(DDTMP )、エタン1−ヒドロキシジホスホン酸(HEDP)およびそれらのアルカリ金 属塩またはアルカリ土類金属塩、好ましくはエタン1−ヒドロキシジホスホン酸 およびそれらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩から選択されるホス ホネートキレート剤、 (b) 前記組成物の少なくとも0.09重量%のエチレンジアミンジコハク 酸、エチレンジアミンジグルタル酸または2−ヒドロキシプロピレンジアミンジ コハク酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩 または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物から選択されるジアミンテト ラカルボキレートのキレート剤、ここで前記ホスホネート/前記ジアミンテトラ カルボキレートの重量比は2.0より小さい値を有する、 (c) 前記組成物の25重量%より少ないケイ酸ナトリウム、 を含んでなることを特徴とする、洗剤組成物。 9. 前記ジアミンテトラカルボキレートのキレート剤が、それらのラセミ体 構造物および異性体構造物から選択される、請求項2〜8のいずれか一項に記載 のエナメルの損失および腐食を減少するために適合した洗剤組成物。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9407942.3 | 1994-04-21 | ||
GB9407942A GB9407942D0 (en) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | Detergent compositions containing diamine tetracarboxylic acid or salts thereof |
GB9503072A GB2288607A (en) | 1994-04-21 | 1995-02-16 | Detergent Compositions Containing Diamine Tetracarboxylic Acid Or Salts Thereof |
GB9503072.2 | 1995-02-16 | ||
PCT/US1995/004694 WO1995029220A1 (en) | 1994-04-21 | 1995-04-18 | Detergent compositions containing diamine tetracarboxylic acid or salts thereof |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09512297A true JPH09512297A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=26304748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7527700A Ceased JPH09512297A (ja) | 1994-04-21 | 1995-04-18 | ジアミンテトラカルボン酸またはその塩を含有する洗剤組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09512297A (ja) |
WO (1) | WO1995029220A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002082572A1 (fr) * | 2001-03-30 | 2002-10-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Pile a combustible du type a polymere solide |
JP2010534735A (ja) * | 2007-07-26 | 2010-11-11 | インノスペック リミテッド | 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸とエチレンジアミンジコハク酸又はその塩との付加物、その調製方法、並びにその使用 |
JP2018009196A (ja) * | 2013-10-29 | 2018-01-18 | エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド | アルカリ性洗剤の金属保護を強化するためのアミノカルボキシレートの使用 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1331207A1 (en) | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Pemco Brugge N.V. | Particular compositions of porcelain enamels |
KR102582627B1 (ko) | 2015-03-04 | 2023-09-22 | 프레스톤 프로닥츠 코포레이션 | 슈퍼 농축물 첨가제 용액 조성물 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4704233A (en) * | 1986-11-10 | 1987-11-03 | The Procter & Gamble Company | Detergent compositions containing ethylenediamine-N,N'-disuccinic acid |
US4959409A (en) * | 1988-01-14 | 1990-09-25 | The Procter & Gamble Company | Amino-functional compounds as builder/dispersants in detergent compositions |
US5405413A (en) * | 1993-06-24 | 1995-04-11 | The Procter & Gamble Co. | Bleaching compounds comprising acyl valerolactam bleach activators |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7527700A patent/JPH09512297A/ja not_active Ceased
- 1995-04-18 WO PCT/US1995/004694 patent/WO1995029220A1/en active Application Filing
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002082572A1 (fr) * | 2001-03-30 | 2002-10-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Pile a combustible du type a polymere solide |
JP2010534735A (ja) * | 2007-07-26 | 2010-11-11 | インノスペック リミテッド | 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸とエチレンジアミンジコハク酸又はその塩との付加物、その調製方法、並びにその使用 |
JP2018009196A (ja) * | 2013-10-29 | 2018-01-18 | エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド | アルカリ性洗剤の金属保護を強化するためのアミノカルボキシレートの使用 |
US10344248B2 (en) | 2013-10-29 | 2019-07-09 | Ecolab Usa Inc. | Use of a silicate and amino carboxylate combination for enhancing metal protection in alkaline detergents |
JP2020056032A (ja) * | 2013-10-29 | 2020-04-09 | エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド | アルカリ性洗剤の金属保護を強化するためのアミノカルボキシレートの使用 |
US11015146B2 (en) | 2013-10-29 | 2021-05-25 | Ecolab Usa Inc. | Use of amino carboxylate for enhancing metal protection in alkaline detergents |
JP2022079468A (ja) * | 2013-10-29 | 2022-05-26 | エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド | アルカリ性洗剤の金属保護を強化するためのアミノカルボキシレートの使用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1995029220A1 (en) | 1995-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3285871B2 (ja) | 手洗いまたは他の低水クリーニングシステムで使用するためのn−アシルカプロラクタムを含む漂白コンパウンド | |
AU666403B2 (en) | Nonphosphonated dishwashing composition | |
JP3474188B2 (ja) | 洗剤組成物 | |
CA2204153C (en) | Hydrophobic peroxyacid bleach precursor compositions stabilised with a water soluble carboxylic acid | |
JP2000501773A (ja) | カラーセーフブリーチ増強剤、それを用いた組成物および洗濯方法 | |
JPH09501743A (ja) | アシルバレロラクタム漂白活性剤を含んでなる漂白コンパウンド | |
CN1061433A (zh) | 洗涤剂组合物 | |
MXPA97003683A (en) | Compounds of peroxiacide whitening precursor hydrophobic stabilized with a soluble caboxylic acid in a | |
JP3009470B2 (ja) | 洗剤組成物 | |
US5891837A (en) | Stabilized bleaching compositions | |
JPH07509281A (ja) | 高かさ密度過炭酸塩含有クリーニング洗剤の配量方法 | |
KR100290329B1 (ko) | 에틸렌디아민-n,n-디석신산에의해안정화된,적층실리케이트빌더와퍼카보네이트표백제를함유하는세제조성물 | |
JP3474192B2 (ja) | ペルカーボネートとアミラーゼとを含有する洗剤組成物 | |
JP2915143B2 (ja) | ペルカーボネート漂白剤を含む洗剤組成物 | |
JPH09512297A (ja) | ジアミンテトラカルボン酸またはその塩を含有する洗剤組成物 | |
EP0634483B1 (en) | Stabilised bleaching compositions | |
JP3827824B2 (ja) | 衣料用洗剤組成物 | |
GB2288607A (en) | Detergent Compositions Containing Diamine Tetracarboxylic Acid Or Salts Thereof | |
CA2167160C (en) | Stabilised bleaching compositions | |
JPH09500168A (ja) | 洗剤組成物 | |
JPH09501451A (ja) | 乾燥濃縮漂白剤組成物中のリパーゼと相容性の二重被覆プロテアーゼ | |
EP0794988A1 (en) | Peroxyacid bleach precursor compositions | |
KR920004719B1 (ko) | 알루미노규산염-빌드 세제표백조성물 | |
MXPA96005001A (en) | Detergent compositions containing diaminotetracarboxylic acid or im salts | |
JPH08509257A (ja) | 無水物およびリパーゼによる漂白活性化 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060214 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20060627 |