JPH09511309A - スロットルバルブ・システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この発明はスロットルバルブ・システムに関し、このシステムは、スロットルバルブ・ケース体（９８）と、スロットルバルブ体（１００）を組み付けているとともに少なくともガス混合物ホール空間（１０３）における前記スロットルバルブ・ケース体内で調節可能に配置されているスロットルバルブ軸部材（９９）と、少なくとも部分的にスロットルバルブ軸部材（９９）と連結されているスロットルバルブ駆動ユニット（９１）と角度センサー・ユニット（９３）と、前記スロットルバルブ・ケース体（９８）によって囲まれている電子制御ユニット（７、８）と、温度センサー・ユニット（９４）と、バルブ・ユニット（９５）とを備えている。前記バルブ・ユニット（９５）が、スロットルバルブ駆動ユニット（９１）、角度センサー・ユニット（９３）および電子制御ユニット（７、８）と同様にスロットルバルブ・ケース体（９８）によって囲まれている。前記バルブ・ユニット（９５）が、スロットルバルブ・ケース体（９８）を通り抜けている燃料蒸気抜き出し部（１０２）によって前記ガス混合物ホール空間（１０３）に連通している。スロットルバルブ・ケース体（９８）に中央プラグ・ユニット（９６）が配置されている。前記中央プラグ・ユニット（９６）に前記温度センサー・ユニット（９５）が収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】スロットルバルブ・システム この発明はスロットルバルブ・システムに関し、少なくとも以下を有する。即ち 、 −スロットルバルブ・ケース体、 −スロットルバルブ体を組み付けているとともに少なくともガス混合物ホール空 間における前記スロットルバルブ・ケース体内で調節可能に配置されているスロ ットルバルブ軸部材、 −少なくとも部分的にスロットルバルブ軸部材と連結されているスロットルバル ブ駆動ユニットと角度センサー・ユニット、及び前記スロットルバルブ・ケース 体によって囲まれている電子制御ユニット、 −温度センサー・ユニット、 −バルブ・ユニット。 スロットルバルブ・システムは、ＰＣＴ／ＥＰ９４／０３８２５号に開示されて いる。スロットルバルブ・ケース内に、スロットルバルブを設けたスロットルバ ルブ軸と、スロットルバルブ駆動ユニットと、エンジン駆動ユニットと、角度セ ンサー・ユニットとが配置されている。そこでは、スロットルバルブ駆動ユニッ トおよび角 度センサー・ユニットの回転ユニットが、スロットルバルブ軸に連結されている 。角度センサーの固定ユニットは、スロットルバルブ・ケース内で保持されてい る。 優先日より以前のドイツ特許出願ＤＥ４４ ０３ ６０４Ａ１は、スロットルバ ルブ調整装置を開示している。 スロットバルブ軸に、非連結のスロットルバルブ駆動ユニットが配置されていて 、それはスロットルバルブ制御ユニットによって制御曲線に従って調整される。 スロットルバルブ・システムには、さらに温度センサー・ユニットが含まれてお り、これはスロットルバルブ・ケース外に配置されている。 この解決手段自体は価値があるにもかかわらず、全ての電気接続が個々に行わな ければならないという欠点がある。このことは新設時の負担を大きくし、故障率 が高くなり、性能の維持が困難になる。 スロットルバルブ・システムには、タンクから放出された燃料蒸気をガス混合物 ホール空間へ送るという課題を もつ弁が含まれている。もっとも、この弁はスロットルバルブ・ケースから離れ て配置されている。それ故に、バルブとスロットルバルブ・ケースとの間に別個 のホース連結が必要となる。それに加えて、このバルブを特別に備えていなくて はならないし、離れて位置している温度センサーと同様余計に配線をしなければ ならない。 したがって、本課題は前述したスロットルバルブ・システムを更に改良し、簡便 な新設と性能の維持が可能で、信頼の高い操作を実現することにある。 この課題は、本発明によれば、以下のような特徴により解決される、つまり −バルブ・ユニットが、スロットルバルブ駆動ユニット、角度センサー・ユニッ トおよび電子制御ユニットと同様にスロットルバルブ・ケース体によって囲まれ ており、 −前記バルブ・ユニットが、スロットルバルブ・ケース体を通り抜けている燃料 蒸気抜き出し部によって前記ガス混合物ホール空間に連通しており、 −スロットルバルブ・ケース体に中央プラグ・ユニットが配置されており、 −前記中央プラグ・ユニットに前記温度センサー・ユニットが収納されている、 スロットルバルブ・ケース体内に、中央プラグ・ユニット、角度センサー・ユニ ット、電子制御ユニットおよび／又はスロットルバルブ駆動ユニットにつながる 通路（溝）を設けることができる。この通路は、丸、四角或いはその他の断面を 有する。それは、スロットルバルブ・ケース体内へと導入され、その周囲を少な くとも部分的に取り囲んでいる。ここでは、この通路を部分円状あるいは円状に 形成することが可能である。 中央プラグ・ユニットは、プラグケースを有することができる。プラグケースの 内部には、好ましくは温度センサー・ユニットが配置されている。温度センサー ・ユニットは、ＮＴＣ−ペル（ＮＴＣ−Ｐｅｌｌｅ）として形成することができ る。 好ましいことは、バルブ・ユニットが電磁操作バルブであり、この電磁操作バル ブは軸方向に往復動可能な金属製マグネットアンカーを取り巻いている実質的に リング状の電磁コイルを備えており、その際前記マグネットア ンカーが弁座側を向いた端面を弾性材料からなる密封部材で封鎖しているととも に、前記マグネットアンカーと密封部材は互いに形状的な係合により連結されて いることである。 前記電子制御は、スロットルバルブ制御装置および／又はエンジン制御装置から 構成し、これらを互いに接続することができる。その際、好ましいことは、スロ ットルバルブ制御装置がスロットルバルブ・ケース体内に配置されるとともに、 スロットルバルブ駆動ユニットおよび角度センサー・ユニットとは前記通路を通 っている接続ラインで接続されることである。もちろん、ガスペダルケース体に 全体又は一部を収納することも可能である。 エンジン制御装置は、好ましくは、乗客用スペースに配置される。エンジン制御 装置を最も効果的に収納する場所の決定は、どの実施形態が効果的に実現される かによる。各部品が気温に影響されず、低コストで製造されるならば、スロット ルバルブ・ケース体内への収納を優先させるべきであり、その理由は、配線が適 切で見やすくなるからである。エンジン制御装置は、温度ユニット、バルブ・ユ ニット、自動制御ユニット、点火ユニット、 噴射ユニットと、スロットルバルブ制御装置と同様に、好ましくは中央プラグ・ ユニットを介して接続する。スロットルバルブ装置と接続している、ガスペダル （アクセル）ユニット、速度制御装置およびスリップ防止制御装置が中央プラグ を介して延びている。 この発明による解決策から生み出される利点は、以下の実施形態を用いて解説さ れる。 図１ スロットルバルブ・システムのブロック回路図、 図２ 図１に示すスロットルバルブ・システムのスロットルバルブ装置の断面図 、 図３ 図１に示すスロットルバルブ・システムのスロットルバルブ装置の横断面 図、および 図４ 図１に示すスロットルバルブ・システムの中央プラグ・ユニットの断面図 。 図１によるスロットルバルブ・システムは、スロットルバルブ装置９とスロット ルバルブ制御装置８によって構成されている中央ブロックを備えている。スロッ トルバルブ装置９は、駆動ユニット９１、スロットルバルブ接続部９２、角度セ ンサー・ユニット９３、温度センサー・ ユニット９４、バルブ・ユニット９５、そして中央プラグ・ユニット９６の機械 的な結合により構成されている。 スロットルバルブ制御装置は、エンジン制御装置７と電気的に接続されている。 エンジン制御装置７は、好ましくは乗客ルーム内や或いはその他の車両部分に備 えられている。このエンジン制御装置は、もちろん、スロットルバルブ装置８と スロットルバルブ装置９からなる中央ブロックに付加することも可能である。ス ロットルバルブ制御装置には、アクセル・ユニット１が配置されている。アクセ ル・ユニットはアクセルペダル１１を備えており、このアクセルペダルはペダル 値センサーに連結しており、このセンサーからの信号はスロットルバルブ制御装 置８を介してエンジン制御装置７に送られる。スロットルバルブ制御装置８には 、更に速度制御装置(Tempomat)２とスリップ防止制御装置３が接続している。速 度制御装置２の役割は、到達し、記憶された速度を一定に保つことである。スリ ップ防止装置は、逆に、エンジンの回転数および出力の上昇時に地面と車輪との 間でスリップを起こさないように車輪の駆動力が路面に伝達するように機能する 。速度制御装置２は、エンジン制御装置７と同様に、速度センサーによって検出 されたセンサー信号 を受け取る。これに対して、スリップ防止制御ユニット３には、ブレーキ信号Ｂ 、クラッチ信号Ｋ、車輪の回転数信号および速度（タコメータ）信号が送られる 。 エンジン制御装置７から、さらに電気接続ラインが、温度センサー・ユニット９ ４、バルブ・ユニット９５、自動制御ユニット４、点火ユニット５、そして噴射 ユニット６へ延びている。図１に示すように、エンジン制御装置７からのアイド リング信号ＬＦＲがスロットルバルブ制御装置へ送られる。この信号は、角度セ ンサー・ユニット９３の信号と適当に結合されて処理され、スロットルバルブ駆 動ユニット９１が制御されることで、エンジン回転数（ＲＰＭ）が制御され、最 適なアイドリングに調整される。これにより、付加的なバイパスが不必要となる 。 図２と図３に、特に、スロットルバルブ装置９とこれに組み付けられたスロット ルバルブ制御装置８の機械的な構成が示されている。 スロットルバルブ・ケース体９８内には、スロットルバルブ軸部材９９が配置さ れている。スロットルバルブ軸 部材９９に、スロットルバルブ接続部９２のガス混合物ホール空間１０３内で調 節可能であるスロットルバルブ体１００が設けられている。スロットルバルブ軸 部材９９には、スロットルバルブ駆動ユニット９１が設けられている。スロット ルバルブ駆動ユニットは発生させた駆動力を減速して伝達する伝動機構を備えて いる。スロットルバルブ駆動ユニット９１の前に、スロットルバルブ制御装置８ が位置している。スロットルバルブ軸部材９３９の反対側には、角度センサー・ ユニット９９が取り付けられている。回転角度センサー・ユニット９３は、固定 ユニット９３．１と回転ユニット９３．２から構成されている。回転ユニット９ ３．２はスロットルバルブ軸部材と連結しており、固定ユニットはスロットルバ ルブ・ケース体９８に固定されている。スロットルバルブ・ケース体内には、特 に図３に示されているように、さらにバルブ・ユニット９５が組み付けられてい る。バルブ・ユニット９５は、ゴムホースのための接続ノズル９５．１を備えて いる。バルブ・ユニットは、ガス混合物用ホール空間の内部と燃料蒸気抜き出し 部１０２を通じて接続している。バルブ・ユニット９５の役割は、特にタンクす なわちタンク換気の活性炭フィルターから流れてくるガソリン蒸気を適切に制御 することである。これは電磁 操作バルブ（ＡＫＦ−バルブ）であり、この電磁操作バルブは電磁コイルの軸方 向に往復動可能な金属製マグネットアンカーを取り巻いているリング状の電磁コ イルを備えており、その際マグネットアンカーが弁座側を向いた端面を弾性材料 からなる密封部材を備えている。マグネットアンカーと密封部材は互いに形状的 な係合により連結されている。電磁操作バルブとしては、特にヨーロッパ特許公 開公報ＥＰ０６２３７７２Ａ２中で詳しく説明されているＫ．フロイデンベルク 社（K．Freudenberg）の完成品が挙げられる。 バルブ・ユニットに対向して、中央プラグ・ユニット９６が配置されている。中 央プラグ・ユニットは、図４に示されているように、プラグ接点部材９６．３を 保持しているプラグケース９６．６を有する。プラグケース９６．１の内部には 、温度センサー・ユニット９４を保持する温度センサー保持部材９６．２が設け られている。温度センサー・ユニットはそれ自体公知であるＮＴＣ−温度−球（ NTC-Temperatur-Pille）である。プラグケース９６．１の外側の一方には、貫通 部９６．４が設けられている。ここを通って接続ラインが引き込まれる。 重要なことは、スロットルバルブ・ケース体９８を通じて、スロットルバルブを 内蔵したスロットルバルブ接続部９２だけではなく、 −スロットルバルブ駆動ユニット９１、 −角度センサー・ユニット９３、 −温度センサー・ユニット９４、 −バルブ・ユニット９５および −スロットルバルブ制御装置８が統合されており、 −スロットルバルブ・ケース体９８に直接中央プラグ・ユニット９６が、 −スロットルバルブ・ケース体９８内に通路１０１が、設けられていることであ る。これによって、以下の利点が生ずる。すなわち、 スロットルバルブ・ケース体９８へのバルブ・ユニット９５の組み込みによって 、ガス混合物用ホール空間１０３への通り道が小さくなる。通路１０１は、通常 使用されるゴムホースの代用を果たし、これにより接続の安定性を高めるのみな らず、とりわけ導通特性を効果的にする。短くて安定した通路によって、乱流を 発生させない。 通路１０１は、スロットルバルブ駆動ユニット９１を有 するスロットルバルブ制御装置８と角度センサー・ユニット９３との間の接続ラ インを非常に短くすることを可能にすると共に、それ以上に機械的な影響に対し て保護された手段となる。通路１０１を介して、スロットルバルブ制御装置８お よびバルブ・ユニット９５から中央プラグ・ユニット９６への接続ラインが導か れる。 このように統合化された接続ラインは、中央プラグ・ユニット９６からエンジン 制御装置７へも延びている。さらに、アクセルペダル・ユニット１、速度制御装 置(Tempomat)２およびスリップ防止制御ユニット３からスロットルバルブ制御装 置８へつながるラインも中央プラグ・ユニット９６を介して延びている。さらに 、自動制御ユニット４、点火ユニット５および噴射ユニット６も中央プラグ・ユ ニット９６を介してつなぐことも可能である。 ここで強調されるべきことは、スロットルバルブ装置９に属するユニット全体が 機械および電気的に保護されて構成されていることである。さらに、これに関し て設けられた接続ラインも同様にまとめられ、一緒に延ばされ、保護されている 。これによって、この集合体のための組 立と装着の手間が大変低減される。また、保守のしやすさも非常に高められた。 スロットルバルブ装置９に欠陥が発生しても、中央プラグ・ユニット９６から接 続を外し、欠陥を有するスロットルバルブ装置９をそこに取り付けられた部品ご と取り外され、新品と取り替えられ、中央プラグ・ユニット９６に接続すること により再び動作可能となる。続いて、欠陥を持つスロットルバルブ装置９が修理 される。個々のユニットがスロットルバルブ・ケース体９８にネジ取付されない し、角度センサー・ユニット９３の底部材として形成される相応なフランジ、例 えば９３．３で閉鎖されることもない。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 いる。スロットルバルブ・ケース体（９８）に中央プラ グ・ユニット（９６）が配置されている。前記中央プラ グ・ユニット（９６）に前記温度センサー・ユニット （９５）が収納されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．−スロットルバルブ・ケース体（９８）、 −スロットルバルブ体（１００）を組み付けているとともに少なくともガス混 合物ホール空間（１０３）における前記スロットルバルブ・ケース体内で調節可 能に配置されているスロットルバルブ軸部材（９９）、 −少なくとも部分的にスロットルバルブ軸部材（９９）と連結されているスロ ットルバルブ駆動ユニット（９１）と角度センサー・ユニット（９３）、及び前 記スロットルバルブ・ケース体（９８）によって囲まれている電子制御ユニット （７、８）、 −温度センサー・ユニット（９４） −バルブ・ユニット（９５）、 を少なくとも備えたスロットルバルブ・システムにおいて、 −前記バルブ・ユニット（９５）が、スロットルバルブ駆動ユニット（９１） 、角度センサー・ユニット（９３）および電子制御ユニット（７、８）と同様に スロットルバルブ・ケース体（９８）によって囲まれており、 −前記バルブ・ユニット（９５）が、スロットルバル ブ・ケース体（９８）を通り抜けている燃料蒸気抜き出し部（１０２）によって 前記ガス混合物ホール空間（１０３）に連通しており、 −スロットルバルブ・ケース体（９８）に中央プラグ・ユニット（９６）が配 置されており、 −前記中央プラグ・ユニット（９６）に前記温度センサー・ユニット（９５） が収納されている、 ことを特徴とするスロットルバルブ・システム。 ２．請求項１記載のスロットルバルブ・システムであって、 前記スロットルバルブ・ケース体（９８）に設けられている通路（１０１） は、中央プラグ・ユニット（９６）、角度センサー・ユニット（９３）、そして 電子制御ユニット（７、８）および／又はスロットルバルブ駆動ユニット（９１ ）につながることを特徴とする。 ３．請求項１又は２記載のスロットルバルブ・システムであって、 前記中央プラグ・ユニット（９６）がプラグケース（９６．１）を有すると ともに、その内部に前記温度センサー・ユニット（９５）が配置されていること を特徴とする。 ４．請求項１〜３のいずれか記載のスロットルバルブ・システムであって、 前記温度センサー・ユニットがＮＴＣ球（NTC-Pille）であることを特徴と する。 ５．請求項１〜４のいずれか記載のスロットルバルブ・システムであって、 前記バルブ・ユニット（９５）が電磁操作バルブであり、この電磁操作バル ブは軸方向に往復動可能な金属製マグネットアンカーを取り巻いている実質的に リング状の電磁コイルを備えており、その際前記マグネットアンカーが弁座側を 向いた端面を弾性材料からなる密封部材で封鎖しているとともに、前記マグネッ トアンカーと密封部材は互いに形状的な係合により連結されていることを特徴と する。 ６．請求項１〜５のいずれか記載のスロットルバルブ・システムであって、 前記電子制御は、スロットルバルブ制御装置（８）および／又はエンジン制 御装置（７）から構成されており、これらは互いに接続されていることを特徴と する。 ７．請求項１〜６のいずれか記載のスロットルバルブ・システムであって、 前記スロットルバルブ制御装置（８）が前記スロットルバルブ・ケース体（ ９８）内に配置されるとともに、スロットルバルブ駆動ユニットおよび角度セン サー・ユニットとは前記通路（１０１）を通っている接続ラインで接続されてい ることを特徴とする。 ８．請求項１〜７のいずれか記載のスロットルバルブ・システムであって、 前記エンジン制御装置（７）が乗客用スペースに配置されているとともに、 中央プラグ・ユニット（９６）を介して延びている接続ラインを用いて、自動制 御ユニット（４）、点火ユニット（５）、噴射ユニット（６）、および温度ユニ ット（９４）、バルブ・ユニット（９５）、にもスロットルバルブ制御装置（８ ）と同様に接続しており、アクセル・ユニット（１）、速度制御装置（２）およ びスリップ防止制御装置（３）がスロットルバルブ制御装置（８）と接続されて いることを特徴とする。