JPH09510001A - 遠心分離を用いる空気−オイル分離器 - Google Patents

遠心分離を用いる空気−オイル分離器

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JPH09510001A
JPH09510001A JP8520457A JP52045796A JPH09510001A JP H09510001 A JPH09510001 A JP H09510001A JP 8520457 A JP8520457 A JP 8520457A JP 52045796 A JP52045796 A JP 52045796A JP H09510001 A JPH09510001 A JP H09510001A
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JP8520457A
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クルト ディー ベックマン
ベス エイ ヒンチー
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Abstract

(57)【要約】 空気─オイル分離器(100)はオイルと空気をブローバイガスから分離する。分離器(100)は第1及び第2コンパートメント(120,168)を備えた環状ハウジング(112)を有する。ブローバイガスは、複数の開口(160)を通して第1コンパートメント(120)の圧縮された中間部分(146)に入る。これと同時に、新鮮空気が高速で部分(146)に流れる。新鮮空気の流れとブローバイガスが第2コンパートメント(168)内の環状開口(180)に達し、新鮮空気の流れから境界層を取り除き、ブローバイガスを環状外側ギャラリー(170)内に出す。外側ギャラリー(170)は新鮮流れ通路から離れた曲線状の表面を備えた環状壁(174)を有しており、ブローバイガス内のオイル粒子を壁の表面と接触させその表面上に集める遠心作用を促進する。粒子が取り除かれたオイルが外側ギャラリー(170)から排出されてオイルパン(40)内に入る。

Description

【発明の詳細な説明】 遠心分離を用いる空気─オイル分離器 技術分野 本発明は、一般的に内燃機関に用いる空気─オイル分離器に関する。より詳細 には、本発明は、分離を高めるためにエンジンブローバイガスで混合されるとき 遠心力が生じるように高速の新鮮空気を用いることに関する。背景技術 混合気が内燃機関の燃焼室に入ると、この混合気は点火されて燃焼され、大気 中に排出されることになる。しかしながら、全ての混合気が完全に燃焼されて排 出されるわけではない。圧縮行程中の不燃焼混合気の一部と、動力行程中の燃焼 ガスの一部がピストンとシリンダ壁の間の間隙を通って漏れてクランクケースに 入る。この漏れたガスは、通常ブローバイガスと言われる。ブローバイガスは、 部分的にはクランクケース内の潤滑オイルの質を低下させるために、また部分的 には漏れた圧力がクランクケース内の圧力を上昇させるために、エンジンの外側 に排出されなければならない。クランクケース内の過度の圧力のために、潤滑油 が漏れ、さらには潤滑油が逆流してシリンダヘッドに流れる可能性がある。従っ て、クランクケースからブローバイガスを取り除く手段が必要とされる。通常、 空気汚染の問題を避けるために、ブローバイガスを大気に直接噴射する代わりに 燃焼室に戻す。ブローバイガスは、燃焼室に入る前に空気─オイル分離器を通る ように向けられて、潤滑オイルは、燃焼前に空気と分離されるようになる。 従来の空気─オイル分離器では、一連のバッフルを通してオイルをハウジング の壁に収集できるラビリンスタイプの設計が用いられてきた。オイルは分離器の 最下位の点まで下方に排出され、開口を通してクランクケースに向けられる。従 って、空気はオイルと分離され、オイル除去工程の間、連続して内部に向けられ る。この結果得られた“分離した”空気は、エアーフィルタを通って入ってくる 新鮮な空気と混合されて燃焼室内で用いられるようになる。ラビリンス型の設計 では、オイルを空気から取り除くのに全体的にバッフルに依存しており、高価で あり、なおかつ製造が複雑である。 従来の空気─オイル分離器は、一般的にエアーフィルタハウジングを空気─オ イル分離器に取り付けるためにばね引抜き装置を用いる。ばね引抜き装置は、取 り付けおよび次のメンテナンス手順の間、簡単にねじれて破壊されてしまう。 本発明は、上述の問題を解決することを目的とする。発明の開示 本発明の一態様において、空気─オイル分離器は外壁を備えたハウジングから なる。第1コンパートメントがハウジング内に配置されている。第1コンパート メントは、外側環状チャンバ、この外側環状チャンバと連通する内側チャンバ及 び外側チャンバを内側チャンバと分離する中央環状壁とを有する。中央壁は、第 1流体入口ポートを形成するように外壁の方向に分岐する第1端部と、流体出口 ポートを形成するように外壁に向かって分岐する、第1端部に対向した第2端部 を有する。第2流体入口ポートは外側チャンバからハウジングの外壁を通って延 びる。第2コンパートメントは、ハウジング内に配置されており第1コンパート メントに隣接する。 本発明の別の態様において、内燃機関は、中にブローバイガスが生じるクラン クケース部分を形成するシリンダブロックを有する。ピストンは、シリンダブロ ックのボア内に往復可能に配置されている。シリンダヘッドは、シリンダブロッ クのボアと閉じた関係にあり、ピストンで可変容積燃焼室を形成する。通路は燃 焼室と連通するクランクケース部分内に形成されている。空気─オイル分離器は クランクケース部分と燃焼室との間に配置されている。本発明は、外壁を有する ハウジングを備える。高速の新鮮空気の源が含まれている。第1コンパートメン トがハウジング内に配置されている。該第1コンパートメントは、外側環状チャ ンバ、該外側チャンバと連通する内側チャンバ、及び外側チャンバを内側チャン バと分離する中央環状壁とを有する。中央壁は、新鮮空気を受け入れるための第 1流体入口ポートを形成するように外壁の方向に分岐する第1端部と流体出口ポ ートを形成するように外壁の方向に分岐する、第1端部に対向する第2端部とを 有している。ブローバイガスを受け入れるための第2流体入口ポートが外側チャ ンバからハウジングの外壁を通って延びる。中央流れ通路は、第1流体入口ポー トと流体出口ポートとの間に形成されている。第2のコンパートメントが、第1 コンパートメントに近接して、中央流れ通路と連通している。ブローバイガスを 新鮮空気に導くための手段が第1コンパートメントに配置されている。流体をブ ローバイガスから分離するための手段が第2コンパートメント内に配置されてい る。 本発明は、ブローバイガスをクランクケースから高速な新鮮空気に導き、液体 部分をブローバイガスと分離するための手段を備えた第1コンパートメントを用 いる。ブローバイガスを導く間の新鮮空気の高速性と、第2コンパートメントの 独特の設計は、空気─オイル分離の簡単で効率的な方法で流体とブローバイガス の分離を促進する。図面の簡単な説明 図1は、本発明を実施するための内燃機関の断面端面図である。 図2は、本発明に係る空気─オイル分離器の前面図である。 図3は、本発明に係る空気─オイル分離器の一部の部分断面斜視図である。本発明を実施するのに最良の形態 図1及び図2を詳細に参照すると、内燃機関10は、上端部16において環状 の端部が開いたボア14を備えたシリンダブロック12を含む。クランクシャフ ト20は、最下端部24でシリンダブロック12内に回転可能に取り付けられて いる。最下端部24は、通常シリンダブロック12のクランクケース部分と言わ れる。さらに言えば、シリンダブロック12の最下端部24とクランクケースと は言い換えてもよい。ピストン28はボア14内に取り付けられており、複数の ピストンリング30によってボア14の壁に対してシールされている。ピストン 28は、従来のコネクチングロッド34とピストンピン38または別のリンケー ジのような往復線形運動を行なうことのできる適当な手段でクランクシャフト2 0に接続される。ピストン28が、ボア14内において最上部における上死点( TDC)と最下部における下死点(BDC)との間を往復運動する。ボア14に おける上死点(TDC)及び下死点(BDC)間の往復運動は、吸気、圧縮、動 力及び排気を含む、内燃機関10の4行程サイクルを形成する。 オイルパン40が、これと連通するシリンダブロック12の最下端部24に取 り付けられている。エンジンオイルのような潤滑流体がオイルパン40内に含ま れており、内燃機関10の適当な領域に渡ってオイルポンプ(図示せず)を介し て循環する。 シリンダヘッド42が、ピストン28に近接してボア14を閉じる関係でシリ ンダブロック12の上端部16に取り付けられている。燃焼室43は、シリンダ ヘッド42とピストン28との間にボア14内に形成されている。バルブカバー 44は、シリンダヘッド42の上端部46に取り付けられている。ブリーザ組立 体48がバルブカバー44の上端部52に取り付けられている。 吸気ポート54がシリンダヘッド42内に形成されており、燃焼室43と流体 連通する。吸気バルブ62は、シリンダヘッド42内に配置されており、開閉位 置を有する。ポペット式バルブが示されているが、スリーブバルブ、スライドバ ルブまたは回転バルブのような適当な種類のバルブであればいかなるものも用い てもよい。吸気バルブ62は吸気ポート54と作動的に組み合わされており、吸 気バルブ62が開いた位置に場合、エンジン10の吸気行程の間、燃焼室43に 周囲空気を入れることができる。吸気バルブ62は、カムシャフト組立体68ま たは同様な機械的手段、オイル圧手段、空気圧手段また電気手段のような適当な 付勢手段によって、開位置と閉位置に選択的に動く。 クランクケース24をブリーザ組立体48に流体的に接続する手段70が内燃 機関10に設けられている。接続手段70は、シリンダブロック12の上端部1 6内に配置されているキャビティ78、このキャビティ78から延びてシリンダ ブロックの下端部24内で終了する通路80、シリンダヘッド42内に配置され ており、キャビティ78から延びてバルブカバー44内に終了する環状ボア84 及びバルブカバー44の外壁を貫通して形成されている開口90を含む。 空気─オイル分離器100は、入口チューブ104を介してブリーザ48に接 続されており、出口チューブ108を介してクランクケース24に接続されてい る。空気─オイル分離器100を、図2と図3においてより詳細に述べる。空気 ─オイル分離器100は外壁114を備えた環状ハウジング112を有する。 第1の誘導コンパートメント120が、環状ハウジング112内に配置されて いる。第1コンパートメント120は、外側環状チャンバ124と内側チャンバ 128を有している。中央環状壁130は外側チャンバ124を内側チャンバ1 28から分離する。中央壁130は、第1流体入口ポート138を形成するよう に外側壁114に向かって分岐する第1端部134と、流体出口ポート144を 形成するように外側壁114に向かって分岐する、第1端部134に対向する第 2端部140とを有している。中央壁130の第1端部134及び第2端部14 0が圧縮された中間部分146に組み合わされており、ベンチュリ形状の構造を 形成する。第2流体入口ポート150は、外側環状チャンバ124からハウジン グ112の外壁114を通って延びている。入口通路154は、入力チューブ1 04に接続されており、第2流体入口ポート150から外方向に延びている。ブ ローバイガスを新鮮空気に導入する手段156は中央壁130を含んでおり、こ の中央壁130は、外側チャンバ124と内側チャンバ128との間を流体連通 できる、外側チャンバ124にまで延びて中央壁130を貫通する複数の開口1 60を形成する。中央流れ通路162は、第1入口ポート138と流体出口ポー ト144との間に圧縮中間部分146を通って形成される。 第2の分離コンパートメント168は、第1コンパーメント120に近接する 環状ハウジング112内に配置されている。分離手段169は、第2コンパート メント内に形成されており、ハウジング112の外壁114から流体出口ポート 144に向かって内側に集まる環状壁174によって形成された環状外側ギャラ リー170を含む。外側ギャラリー170は、流体出口ポート144の外側環状 部分178と連通する。環状開口180は、環状壁174の終了端部182で形 成される。環状開口180は、中央流れ通路162の直径とほぼ等しい直径を有 する。空気流れ通路186は、流体出口ポート144から環状開口180を通っ て形成される。空気流れポート190は、ハウジング112の外壁114と環状 壁174との交差点で形成され、空気流れ通路186から外方向に分岐する。液 体出口ポート194は、外側ギャラリー170からハウジング112の外壁1 14を通って延びる。出口通路196は液体出口ポート194から外方向に延び る。 アダプタ200はクランプ206によって吸気パイプ204に取外し可能に接 続されている。吸気パイプ204は吸気ポート54に接続されており、空気流れ ポート190と燃焼室50との間を連通するようになっている。アダプタ200 は、空気─オイル分離器100の相当部分を円周方向に囲む外壁210を有する 。入口通路154と出口通路196はアダプタ200の外壁210に固定されて おり、通路154と196は、内部に形成された一対の開口212、214を通 って延びている。適当な種類のエアーフィルタ220が、接続組立体222によ って第1端部221において取り外し可能にアダプタ200に接続されている。 エアーフィルタ220は、コンパートメント120のまわりに形成された開口2 26において第1コンパートメント120の相当部分に近接するハウジング11 2の外壁114を円周方向に囲む。端部キャップ230は、第1端部221に対 向するエアーフィルタ220の第2端部232に嵌まる。エアーフィルタ220 は、ハウジング112の外壁114に対して着座するボア242を有する。 接続組立体222は、アダプタ200の外壁210に接続された、複数の角度 をなして配置されたロッド250を含む。ロッド250のそれぞれは、外壁21 0を貫通して形成された複数のスロット256を通って延びるベント第1端部2 54を有する。ロッド250は、中央に向かって集まり第2端部260において エアーフィルタハウジング220になる。ねじ付きロッド264は第1端部26 8において、角度をなして配置されたロッド250の第2端部260に接続され ている。ねじが切られたロッド264は、第2端部270においてエアーフィル タハウジング220と端部キャップ230を通って延びる。ねじ付きロッド26 4は、エアーフィルタハウジング220と、第2端部270において端部キャッ プ230を通って延びる。ナット274は第2端部270上にねじが切られてお り、端部キャップ230に締められている。産業上の利用分野 内燃機関10の使用時において、図1乃至図3をより詳細に参照すると、クラ ンクケース24内のブローバイガスは、エアーフィルタ240を横切る圧力降下 と圧縮された中間部分146を通る一部の空気の流れとによって発生した環状ハ ウジング112内の低圧領域のために空気─オイル分離器100に連通される。 ブローバイガスは、最初に通路80を進み、カムシャフト組立体68を取り巻く キャビティ78内に入る。次いで、ブローバイガスは環状ボア84を進んでバル ブカバー44に進み、最終的に開口90を介してブリーザ組立体48に流れる。 ブローバイガスは、入口チューブ104と入口通路154を流れ、第2の流体入 ロポート150を介して外側環状チャンバ124に入る。ブローバイガスは第1 コンパートメント120の圧縮された中間部分146に複数の開口160を通っ て入る。同様に、吸気行程の間、シリンダボア14内でピストン28が下方に変 位するために作り出された真空により、新鮮空気がエアーフィルタハウジング2 20とエアーフィルタ240とを介して比較的高速で引き出され、ターボチャー ジャ(図示せず)が取り付けられると、ターボチャージャの圧縮部分によって付 加的な吸気流量が発生する。動力を大きくするために、従来のターボチャージャ を吸気パイプ204と燃焼室43との間で用いてもよいことがわかる。新鮮空気 はエアーフィルタ240内に入るとき従来の手段で清浄される。“清浄な”新鮮 空気は第1の流体入口ポート138を介して圧縮された中間部分146に入る。 ブローバイガスは、比較的低速(効果的にはゼロ)で圧縮された中間部分14 6に入る。一般的にマッハ0.5に近い比較的高速で、新鮮空気が中央流れ通路 162を流れる。このように、ブローバイガスは新鮮空気流れの境界層に導びか れる。中央壁130と内部で接触する粒子を除いて、殆どのブローバイガスは拾 い上げられ、境界層効果のために新鮮空気流れによって加速される。この行程の 間、ブローバイガスを新鮮空気と混合しないことが重要である。ブローバイガス は、新鮮空気流れと一緒に速度と運動量を作り出し、第1流体出口ポート144 を介して第1コンパートメント120から出る。囲み層のブローバイガスととも に新鮮空気の流れが環状開口部180に達すると、開口面は境界層を新鮮空気流 れから取り除き、ブローバイガスを出して高速で環状外側ギャラリー170に入 れる。新鮮空気流れは、吸気パイプ204を介して空気流れポート190を通っ て燃焼室43の方向に続き、内部で燃焼する。 分離されるべきブローバイガスのオイル粒子を含むブローバイガスは、流体出 口ポート144の外側環状部分178を通って第2コンパートメントの外側環状 ギャラリー170に入る。新鮮空気流れ通路から離れて曲線状になった表面を備 えた、環状壁174の形状は、外側環状ギャラリー170内の遠心作用を促進す る。より大きな運動量を有する重油粒子は、これら壁面と接触しこれに集まる外 側環状ギャラリー170の外側に向けられる。オイルがブローバイガスから取り 除かれて、ギャラリー170からオイルパン40に液体出口ポート、出口通路及 びクランクケース24を介して排出される。ブローバイガスからの残った空気が 新鮮空気流れとともに燃焼室43に向かって運ばれる。 ねじ付きロッド264上にナット274を締める作用はロッド250上に引張 力を作り出し、エアーフィルタ220を所定の場所に保持する。接続組立体22 2上の引張力は、端部キャップ230とアダプタ200との間のエアーフィルタ 220の第2端部上に圧縮力を形成する。ナット274と端部キャップ230を 単に取りはずせば、エアーフィルタ240を容易に点検できたり、清浄したり、 取り替えたりできる。 上述から、本発明は、ブローバイガスからオイルと空気を分離する改良された 簡単な手段を提供することは明白である。本発明は、クランクケースから境界層 において高速の新鮮空気にブローバイガスを導入することを用いる。ブローバイ ガスは、新鮮空気流れとともに加速される。ブローバイガスからのオイル粒子が 第2チャンバの独特な設計によって遠心力で分離され、ブローバイガス内の残っ た空気と新鮮空気が燃焼室方向に流れ続けるようになる。境界層流体流れと遠心 分離は、空気─オイル分離の簡単で有効な方法において用いられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.外壁(114)を有するハウジング(112)と、 外側環状チャンバ(124)と、該外側環状チャンバ(124)と連通する内側チャンバ (128)と、新鮮空気を前記内側チャンバ(128)に流せるように第1流体入口ポート (138)を形成するために前記外壁(114)に向かって分岐する第1端部(134)を有す る、前記外側チャンバ(124)と前記内側チャンバ(128)を分離する孔のあいた中心 環状壁(130)と、ブローバイガスが該孔のあいた中心壁(130)を通って流れて前記 内側チャンバ(128)に入り前記新鮮空気に導かれるように前記外側チャンバ(124) にブローバイガスを流せるようになっている、前記ハウジング(112)の前記外壁( 114)を通って前記外側チャンバ(124)から延びている第2流体入口ポート(150)と 、を有する、前記ハウジング(112)内に配置された第1コンパートメント(120)と 、 を備えており、前記中心壁(130)は前記第1端部(134)に対向して前記外壁(114 )に向かって分岐している第2端部(140)を有し、前記新鮮空気とブローバイガス を前記第1コンパートメント(120)から出すことができるようになっている流体 出口ポート(138)を形成しており、 前記第1コンパートメント(120)に近接して前記ハウジング(112)内に配置され ており、前記ブローバイガスと新鮮空気が通るときに、前記新鮮空気内の前記ブ ローバイガスからオイルを分離するようになっている第2コンパートメント(168 )が設けられていることを特徴とする空気─オイル分離器(100)。 2.前記ハウジング(112)の前記外壁(114)から前記流体出口ポート(144)の方向 に向かって内側に集まる環状壁(174)によって形成される外側環状ギャラリー(17 0)を有しており、貫通環状開口(180)と前記外側ギャラリー(170)から前記ハウジ ング(112)の前記外壁(114)を通って延びる液体出口ポート(194)を形成するよう になっていることを特徴とする請求項1に記載の空気─オイル分離器(100)。 3.前記中央壁(130)は、これを貫通して前記外側チャンバ(124)に延びる複数の 開口(160)を備えることを特徴とする請求項2に記載の空気─オイル分離器(1 00)。 4.前記第2入口ポート(150)及び貫通して延びる前記液体出口ポート(194)を備 える外壁(210)を有するアダプタ(200)と、前記ハウジング(112)の前記外壁(114) に近接して前記アダプタ(200)の前記外壁(210)に取外し可能に接続されているエ アーフィルタ(240)と、を含んでおり、 該エアーフィルタ(240)の端部は、前記第1コンパートメント(120)の前記第1 端部(134)を円周方向に囲む開口を形成していることを特徴とする請求項3に記 載の空気─オイル分離器(100)。 5.中央に向かって前記エアーフィルタ(240)になる、前記アダプタ(200)の前記 外壁(210)に接続されて角度をなして配置された複数のロッド(250)と、前記エア ーフィルタ(240)に嵌まる端部キャップ(230)と、第1端部(268)において角度を なして配置された前記複数のロッド(250)に取り付けられて、前記エアーフィル タ(240)と前記端部キャップ(230)とを通って延びるねじ付きロッド(264)と、前 記端部キャップ(230)に近接して前記第1端部(268)に対向した第2端部(270)で 前記ねじ付きロッド(264)にねじこまれたナット(274)とを含むことを特徴とする 請求項4に記載の空気─オイル分離器(100)。 6.ブローバイガスを内部に備えたクランクケース部分(20)を形成するシリンダ ブロック(12)と、該シリンダブロック(12)のボア(14)内に往復可能に配置された ピストン(28)と、前記シリンダブロック(12)の前記ボア(14)と閉じた関係にあり 前記ピストン(28)とともに可変燃焼室(43)を形成するシリンダヘッド(42)と、前 記燃焼室(43)と連通する、前記クランクケース部分(20)内に形成された通路(80) と、前記クランクケース部分(20)と前記燃焼室(43)との間に配置された空気─オ イル分離器(100)と、を備える内燃機関(10)において、 外壁(114)を有するハウジング(112)と、 高速の新鮮空気の源と、 外側環状チャンバ(124)と、該外側チャンバ(124)と連通する内側チャンバ(128 )と、第1流体入口ポート(138)を形成して新鮮空気を受け取るようにする前記外 壁(114)に向かって分岐している第1端部(134)及び流体出口ポート(144)を形成 するように前記外壁(114)に向かって分岐している、前記第1端部(134) に対向する第2端部(140)を備える、前記内側チャンバ(128)から前記外側チャン バ(124)を分離する中央環状壁(130)と、前記外側チャンバ(124)から前記ハウジ ング(112)の前記外壁(114)を通って延びるブローバイガスを受け入れるための第 2流体入口ポート(150)と、前記第1流体入口ポート(138)と前記流体出口ポート (144)との間に形成された中央流れ通路(162)と、を備える、前記ハウジング(112 )内に配置された第1コンパートメント(120)と、 該第1コンパートメント(120)に近接して前記中央流れ通路(162)と連通する第 2コンパートメント(168)と、 前記ブローバイガスを前記新鮮空気に導入するための前記第1コンパートメン ト(120)内に配置された手段(156)と、 前記ブローバイガスから液体を分離するための、前記第2コンパートメント(1 68)内に配置された手段(169)と、が設けられている内燃機関(10)。 7.前記分離手段(169)は、外側環状ギャラリー(170)と該外側ギャラリー(170) から前記ハウジング(112)の前記外壁(114)を通って延びる液体出口ポート(194) と、を含んでおり、前記外側ギャラリー(170)は、前記ハウジング(112)の前記外 壁(114)から前記流体出口ポート(144)の方向に内側に集まり、前記流体出口ポー ト(144)の外側環状部分(178)と連通して貫通環状開口(180)を形成するようにな っている環状壁(174)によって形成されていることを特徴とする請求項6に記載 の内燃機関(10)。 8.前記分離手段(169)は、前記流体出口ポート(144)から前記環状開口(180)を 通って形成され前記燃焼室(43)に延びる空気流れ通路(186)を含むことを特徴と する請求項7に記載の内燃機関(10)。 9.前記導入手段(156)は、前記内側チャンバ(128)に延びる複数の貫通開口(160 )を備えた中央壁(130)を含んでいることを特徴とする請求項8に記載の内燃機関 (10)。 10.前記第2入口ポート(150)及び貫通して延びる前記液体出口ポート(194)を備 える外壁(210)を有するアダプタ(200)と、前記ハウジング(112)の前記外壁(114) に近接して前記アダプタ(200)の前記外壁(210)に取外し可能に接続されているエ アーフィルタ(240)と、を含んでおり、 該エアーフィルタ(240)の端部は、前記第1コンパートメント(120)の前記第1 端部(134)を円周方向に囲む開口を形成していることを特徴とする請求項9に記 載の内燃機関(10)。 11.中央に向かって前記エアーフィルタ(220)になる、前記アダプタ(200)の前記 外壁(210)に接続されて角度をなして配置された複数のロッド(250)と、前記エア ーフィルタ(220)に嵌まる端部キャップ(230)と、第1端部(268)において角度を なして配置された前記複数のロッド(250)に取り付けられて、前記エアーフィル タ(220)と前記端部キャップ(230)とを通って延びるねじ付きロッド(264)と、前 記端部キャップ(230)に近接して前記第1端部(268)に対向した第2端部(270)で 前記ねじ付きロッド(264)にねじこまれたナット(274)とを含むことを特徴とする 請求項10に記載の内燃機関(10)。 12.前記導入手段(156)は、前記ブローバイガスが前記中央流れ通路(162)内の前 記新鮮空気の前記境界層上で運ばれるように十分な速度を有する前記新鮮空気を 含むことを特徴とする請求項9に記載の内燃機関(10)。
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