JPH09509510A - 旅行登録システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この発明は、例えば列車、空路、海路、バスによる一般交通機関のための旅行パスユニットを含む旅行登録装置に関する。ユニット（１５）はプロセッサ、プロセッサに連結された書き込みおよび消去可能なメモリーユニット、表示窓（２）および旅行者によって操作されることのできる旅行パスに設けられたキーを含む。システムは旅行パスユニットを発行するためのステーション（１０）を含む。旅行パスを得ることを希望する旅行者はステーションでユニット（１５）に独自であり、固定メモリー中に書き込まれているコード番号と一緒に登録される。旅行者に関するデータは旅行パスの書き込み可能なメモリーユニット中に書き込まれ、そして発行の場合には多分旅程または関連ルートに関するデータもまた書き込まれる。発行された旅行パスに関するデータは旅程または関連ルートに関する情報と一緒にデータベース（１１）に貯蔵される。旅行パスユニット読み取り器／書き込み器を含む複数の端末（１７−２０）がデータベース（１１）に連結されている。旅行パスユニットの挿入に続いて、各端末はメモリーに書き込まれたデータを走査し、このデータをその旅行パスユニットに関するデータベースのデータと照合し、そして旅程またはルートに関する旅行パスユニットに含まれたデータがデータベースに書き込まれた旅程またはルートと一致することをチェックする。もし不一致が見出されたら、旅程またはルートに関するデータベースに貯蔵されたデータは旅行パスユニットのメモリー中に書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】 旅行登録システム 本発明は、旅行チケットユニットを持ち請求の範囲１の前文に定義された種類 の旅行登録システムに関する。 旅行事業内の発展はますます電子的に読むことができる情報を含む旅行チケッ トまたは旅行パス、例えばマイクロチップスを備えたカードいわゆるスマートカ ード（smart-cards）の使用の方向に進歩してきた。これらが持つ問題は使用者 自身がチケットの現状（status）を容易に読み出す（read-off）ことができない ことである。更に、もし役に立つカード読み取り器が利用できないならそのカー ドは読むことができない。 スマートカードは現在比較的一般化している。それらは多くの使用領域を持つ 。これらの領域の一つは旅行チケットとしての使用であり、そこでは使用者がチ ケットのために支払った、そして包含された金額がプロセッサのメモリーに貯蔵 されている。チケットが使用される毎に、旅行の代価に相当する金額または運賃 がメモリーに貯蔵された金額から差引かれる。チケットはプロセッサメモリーに 貯蔵された金額が使用し尽されるまで使用することができる。この形式のチケッ トの例はＵＳ−５１２２６４３，ＵＳ−４４６０９６５，ＵＳ−４３０３９０４ に記述されている。ＵＳ−５１２２６４３もまたカードに貯蔵された残高を示す 表示窓を含むスマートカードを記述している。一方、その窓はチケットまたはパ スの使用領域、すなわち予約された旅程またはルートを示さない。 従って、空路、列車、船またはバスにより長距離にわたり旅行するときに、そ して座席予約が先立ってなされなければならないところで要求される旅行パスの 形式にとって必要な条件である旅行パスの目的を読み出すことのできる先行シス テムは知られていない。 本発明の目的は旅程または関連ルートの現状を積極的にかつ容認できる態様で 示すことのできる旅行パスユニットを持つ旅行登録システムを提供することにあ る。 この発明の他の目的は旅程または関連ルートの現状を旅行パスユニットに挿入 する場合以外の他の場合にも旅行登録システムに挿入することのできる旅行パス ユニットを持つ旅行登録システム、このシステムは旅行パスユニットを例えば旅 行の場合に自動的に更新するための装置を備えている、を提供することにある。 この発明の更に他の目的は融通のきく（flexible）かつ種々の方式で種々の形 式の読み取りシステムでまた種々の場所で地域規定に従って読み出すことのでき る旅行パスユニットを含む旅行登録システムを提供することにある。 この発明の今一つの他の目的は安価な、永続性のあるそして融通のきく知的旅 行パスユニットを提供することにある。 この発明のなお一つの他の目的は特別の電子パス読み取り装置の存在に依存し ないけれどもパスユニットはそのような装置でも読み取ることができる旅行パス ユニットを提供することにある。 この発明の他の目的はカード所有者がカードキーにコー ドをキーインする必要なしにユニットの所有者として使用者を明確に識別する旅 行パスユニットを提供することにある。 これらの目的は請求の範囲１に示された特徴的な特色を持つ旅行パスユニット により達成される。この発明の更なる特性と更なる展開は残りの請求の範囲に示 される。 この発明的システムは旅行パスユニットを発行するためのステーションを含む 。旅行パスを得ることを希望する旅行者は旅行パスユニットに特有で固定メモリ ーに書き込まれているコードナンバーと一緒にステーションで登録される。旅行 者に関するデータは旅行パスの書き込み可能なメモリー中に書き込まれ、発行の 場合には多分旅程および関連ルートに関するデータも書き込まれる。発行された 旅行パスに関するデータは旅程または関連ルートに関する情報と一緒にデータベ ース中に貯蔵される。旅行パスユニット読み取り器／書き込み器を含む複数の端 末がデータベースに連結されている。旅行パスユニットが各々の端末中に挿入さ れた後に、端末はパスユニットのメモリー中に書き込まれたデータを読み、この データをデータベースのその旅行パスユニットに関するデータと照合し、そして 旅程またはルートに関するユニット中に書き込まれたデータがデータベース中に 書き込まれた旅程またはルートと一致することをチェックする。不一致が見出さ れたら、旅程またはルートに関するデータベースに貯蔵されたデータが旅行パス ユニットのメモリー中に書き込まれる。 この発明はまた電気メモリーに貯蔵された旅程に関する 電子的情報を包含する旅行パスユニットを含む旅行登録システムに関し、そして 外部連結なしに情報を独立して処理することのできる外部読み取り器と連絡する ことができ、かつ旅行パスを所有する旅行者と視覚的に連絡することができ、パ ス読み取り装置が利用できないときにまたは存在する読み取り装置が故障してい るときに視覚型アクセスコントロールとして使用することのできる旅行パスユニ ットを含む旅行登録システムに関する。 以下添付図面を参照してこの発明をより詳細に述べる、図において、 図１は発明的旅行パスユニットの第一実施例の前面側を示す、 図２は図１に示されたユニットの後面側を示す、そして 図３はこの旅行パスが用いられる登録システムの一実施例を例示する。 図１および図２は旅行パスユニットの一実施例を例示し、ここで参照番号１は 例えばＣＰＵ−ユニットおよびそれと組合せられた一時メモリー（ＲＡＭまたは ＥＥＰＲＯＭ）を含むチップの形の小さなプロセッサおよび固定メモリー（ＲＯ Ｍ）のためのベースを表わす。ＣＰＵおよびメモリーはその代りに二つのチップ −ユニットの形を持つことができることは理解されるであろう。 一時メモリーは好ましくはいわゆるフラッシュメモリーであり、旅行パスの意 図する使用領域のための適当なメモリー寸法は例えば３−１０キロバイトである 。固定メモリーに貯蔵されているのはカードに個有で変更できない通し 番号である。例示のカードには示されていないが、カードはメモリーを拡張する ことができるように予備ベースを含むことができる。旅行者および旅行データに 関する一時メモリーの内容を変更することは、外部通信によってのみ、すなわち プロセッサによってではなく、可能とされるべきである。旅行パスが有効である 全期間にわたりメモリーはそのデータ内容を保存する。 プロセッサは表示窓２に連結されている。図１および２に例示されるように、 この窓は液晶タイプ（ＬＣＤ）で少なくとも二つの文書列を含む。情報の正確な 量が示されることを可能とするために各列の適当な文字数は約３０である。当然 、結晶は字や数字以外の記号、例えば一時メモリーに貯蔵されたカード所有者の 登録絵図を示すことを可能とするパターンを付与されることができる。 図１および２に例示された旅行パスユニットは二つのキー３および４を含み、 これらのキーはメモリー中に貯蔵された情報を前方および後方の両方の表示のた めに、すなわち固定列が用いられるときは段階的に、または表示窓が絵図を示す ことができるときは連続的に、ロールインさせることができる。プロセッサのメ モリーはこれらのキーを押すことにより再書き込みされない。 旅行パスユニットは外部的にプロセッサのメモリーに情報を書き込みメモリー から情報を読み取るための二つのユニット５および６を持つ。例示の場合では、 ユニット５，６の各々は単一接触面から構成され、情報は直列的に（serially） 書き込み読み出される。ユニット５はアース導線 に連結され、それにはまたカードに取り付けられた電流供給パックまたは電力パ ック７が連結されている。 プロセッサはまた予め定められた時間、例えば窓のスイッチが入れられた後３ 分間、が経過した後に窓２のスイッチが切れるようにプログラムされることがで き、前記窓はキー３または４の一つが作動されると直ちにスイッチが入れられる 。 電力パック７は適当には太陽電池から構成されるが、また交換または再充電可 能な形式のいずれかである薄い電池から多分構成されることもできる。電池は旅 行パスを発行するときに充電されることができ、同じ旅行パスユニットに新しい 旅行パスが発行される場合毎に再充電されることができる。外部読み取り／書き 込みユニットは電池センサーおよび電池充電器を備えることができる。図２は並 列に連結されている数個の電池供給ユニットを示す。当然、これらのユニットは プロセッサおよび表示窓を駆動するに十分な電圧で供給されなければならず、こ れはユニットが少なくとも１．３Ｖの電圧で供給されなければならないことを意 味する。従って、太陽電池が使用されるときは電池は好ましくは少なくとも三つ の区分を持つであろう。ＥＥＰＲＯＭが一時メモリーとして用いられるときは、 情報を書き込むときにはカードで利用し得る電圧より高い電圧を適用することが 必要であるかも知れないことを述べておく必要がある。しかし、これは問題を提 供しない、なぜなら情報は知られた方法でディジタル信号でより高い電圧を有す る外部源から直接にメモリー中に書かれるからである。 カードはまた親指測定回路８を含み、これはプロセッサにより制御され、旅行 者以外の人間によるカードの権限のない使用に対する追加の安全性を提供する。 人間は異なる寸法の親指とまた異なる比誘電率を持つ。この事実はカードを提出 する者がカード所有者自身であることの指摘を提供するために用いることができ る。図はこの測定がカードの後面側に電極板９Ａとカードの前面側に楕円形の電 極板９Ｂを置くことにより、容量的（capacitively）に実行されることを示す。 前面電極板９Ｂは親指寸法に適合した開口９Ｃを持つ。親指が測定される方式は この発明の重要な特長ではなく、示された方法以外の測定法もまた、例えば誘導 、湿度（湿気）等の補助により、同様に良好な結果を持って、使用できる。更に 、親指のような一つの手の唯一つの指を測定する必要はなく、指の組合せのよう な手指の組みを使用することもでき、その場合はなお大きな安全性が提供される 。この点に関する重要な因子は所有者のある特徴的な特長が測定され所有者がカ ードを使用するときにカードの合法的な所有者を識別することを可能とすること である。 旅行パスは図３に例示されている登録システムの一部を形成する。前述のよう な旅行パスを得るために、データベース１１に連結されたデータ端末１０を備え る旅行代理店で潜在旅行者は申込む。名前、住所、旅行者の電話番号および出発 時間および目的ルートのような全ての登録データが代理店により登録される。情 報またはデータはチェックユニット１２でデータが正しいことを確保するために チェ ックされる。旅行者によって与えられた個人データが正しいことおよびまたもし 利用できる代理店が旅程またはルートを予約する場合には旅程またはルートが既 に予約されたかどうかをチェックするために、電話によるまたはファックスステ ーション１３からの制御登録器への呼出しが行われる。それから、旅行パスユニ ット１５が分離された“書き込み器”１４で与えられたデータでプログラムされ る。前述のように、各旅行パスユニット１５はその最初の製造時に独自の識別番 号を与えられており、この番号は固定メモリー中に書き込まれている。このメモ リーは読み出さ（read-off）れる。加えて、旅行パスユニットの潜在所有者は彼 の／彼女の親指を識別ユニットに置き、このように測定されたデータはこの機能 のために特に備えられた固定メモリー中に永久的に書き込まれる。旅行者に関す るデータ、旅行者により作られる旅程またはルート、およびカード識別番号はそ れからデータベース１１に転送される。 一つまたはそれ以上の予約センター１６もまたデータベース１１に連結される ことができる。旅行者は今や旅行パスユニット１５を供給される。旅行者は他の 将来の旅程を電話で予約することができる。予約データはデータベースから例え ばチケット制御施設１７および／またはそこから所定の目的地への便が出発する 空港のチェックインゲート１８に転送される。チケット制御施設１７は旅行パス ユニット１５を挿入することができる装置１９を含むであろうし、または出発ホ ールに分離された装置１９が設けられ、そこで独自の識別番号が読み出され、電 話で予約されてデ ータベース１１に貯蔵された旅程がユニット中に挿入される。結局、ユニット１ ５はより早く旅程に関する関連情報を供給されたことになるであろう。関連のな いデータは消去される。 当然、装置１９は述べられたのとは異なる方式で旅行パスユニット１５中に書 き込まれた予約および他の情報を読み出すように構成することができ、またユニ ットを他の方式でチェックすることができる。参照番号２０は他のチェックイン 施設および旅行パスチェック装置を表示し、これは船、列車またはバスに設ける ことができる。 装置にユニットを挿入する前に、ユニットの所有者は親指測定回路８を一分ま たは数分間作動させるキー３，４の一つを押すことによりユニットを作動させる 。それから所有者は、測定回路が電極９Ａおよび９Ｂ間のキャパシタンスを測定 することができ、そしてベースまたはホルダー１のプロセッサが測定されたキャ パシタンスを当初貯蔵された値と比較し、これらの値が予め設定された容認偏差 内で相互に一致するとき旅行パスユニットを所有者に関して有効として容認する ことができるように、ユニットの前面側の輪９Ｂの内側に彼の／彼女の親指を置 くことにより、彼自身／彼女自身が本物の所有者であることを立証する。 チェックはまた航空機へのゲート１８の入り口でもなされ、親指または所有者 に関する他の特徴的なものを測定回路８の補助によりチェックすることによって 旅行パスユニットとその保持者が同体であることを確かめる。 表示窓２は予約された旅程またはルートに関するデータ を所有者に表示する。例えばチェックインのときに、チェックイン端末またはゲ ート端末が機能しないようなことが起きるかもしれない。しかし、パスの所有者 はパスが有効であることを示すことができる、なぜなら旅程の詳細が表示窓に表 示されるからである。表示窓２は小さな部分２１を含むことができ、それは例え ば親指チェックが正しくないときに赤を表わし、親指チェックが容認されるとき に緑を表わし、それによりまた端末が機能不良の際に親指チェックを行うことを 可能にする。 発明は記述し開示したことによって制限されず、多くの変更が以下の請求の範 囲内で可能であることは理解されるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 し、このデータをその旅行パスユニットに関するデータ ベースのデータと照合し、そして旅程またはルートに関 する旅行パスユニットに含まれたデータがデータベース に書き込まれた旅程またはルートと一致することをチェ ックする。もし不一致が見出されたら、旅程またはルー トに関するデータベースに貯蔵されたデータは旅行パス ユニットのメモリー中に書き込まれる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．例えば列車、空路、海路、バスによる一般交通機関のための旅行パスユニ ットを含む旅行登録システムであって、そのユニットがプロセッサ、プロセッサ に連結された書き込みおよび消去可能なメモリー、表示窓（２）、およびその旅 行パスを所有する旅行者によって操作されるキーを含むものである旅行登録シス テムにおいて、 ＊旅行パスを要求する旅行者が旅行パスユニット（１５）に独自で固定メモリー 中に書かれているコード番号と一緒にそこで登録され、そしてそこで旅行者に関 するデータおよびパスが発行される場合には、旅程または関連ルートに関するデ ータが旅行パス中の書き込み可能メモリーユニット中に書き込まれる旅行パスユ ニット発行ステーション（１０）と、 ＊発行された旅行パスに関するデータが旅程または関連ルートに関する情報と一 緒にそこに貯蔵されることを予定されているデータベース（１１）と、そして ＊データベース（１１）に連結されており、かつ旅行パスユニット読み取り器／ 書き込み器を備えている複数の端末（１７−２０）とを備えること、そしてそこ では旅行パスユニットの挿入に続いて各端末はそのメモリー中に書かれたデータ を走査し、このデータをその旅行パスユニットに関連するデータベースに含まれ たデータと照合し、旅行パスユニット中に書かれた旅程またはルートに関するデ ータがデータベース中に書かれた旅程またはルートと一致することをチェックし 、そして不一致が見出 されたときは旅行パスユニットのメモリー中に当該旅程またはルートに関連する データベースに貯蔵されたデータを書き込むようになっている、 ことを特徴とする旅行登録システム。 ２．旅行パスユニットのキーが単独でユニット素子の作動とメモリーユニット 中に書かれた情報、特に旅程またはルートに関連する情報の表示を誘発させるこ とを特徴とする請求の範囲１によるシステム。 ３．旅行パスユニットがユニットの所有者の独特の特徴、例えば容量または誘 導素子を持つ感知回路への手指の感応を識別するための感知素子（８，９Ａ，９ Ｂ）を含み、その際感知素子からプロセッサに受け入れられる信号が容認信号に 関するメモリー貯蔵データと比較されることを特徴とする請求の範囲１または２ によるシステム。 ４．データベース中の旅行パスユニットに関する他のチェックを実行する前に カードに関してカード所有者の識別が肯定的であったことをチェックするように 各端末が設備されており、そうでない場合であるときは正規の所有者として識別 可能でないものとしてカードを拒絶するように設備されていることを特徴とする 請求の範囲３によるシステム。 ５．旅行パスユニットが例えばキーの一つにより作動してから所定の時間が経 過した後にのみ感知素子（８，９Ａ，９Ｂ）が作動することを特徴とする請求の 範囲３または４によるシステム。 ６．表示窓（２）が感知素子の補助による識別工程に応 答して識別操作の完了後予め定められた時間にわたって表示するために採用され る表示部（２１）を含むことを特徴とする請求の範囲３−５のいずれか一つによ るシステム。