JPH09509013A - 太陽電池を相互接続するための方法及び装置 - Google Patents

太陽電池を相互接続するための方法及び装置

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JPH09509013A JP8518497A JP51849796A JPH09509013A JP H09509013 A JPH09509013 A JP H09509013A JP 8518497 A JP8518497 A JP 8518497A JP 51849796 A JP51849796 A JP 51849796A JP H09509013 A JPH09509013 A JP H09509013A
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Abstract

(57)【要約】 導電性のリボンによって太陽電池を相互に接続するための方法及び装置が提供される。この方法及び装置は、(a)電池装填ステーションから、電池ハンダ付けステーションへ、電池受け取りステーションを介して、電池を供給するための手段と、(b)1又はそれ以上の導電性のリボンを1又はそれ以上の供給ロールから上記ハンダ付けステーションにある電池に供給し、上記1又はそれ以上のリボンが、上記ハンダ付けステーションにある電池の上に位置すると共に、その後上記受け取りステーションに受け取られる電池の下に位置することができるようにする手段と、(c)上記リボンの切断及びハンダ付けを行って、上記1又はそれ以上のリボンの別個の部分を形成し、これら別個の部分の各々が、第1の電池の1つの接点にハンダ付けされた先導端と、第2の電池の第2の接点にハンダ付けされた追従端とを有するようにする、別個の手段とを使用することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 太陽電池を相互接続するための方法及び装置 本発明は、太陽光電池すなわち太陽電池を相互接続する技術に関し、より詳細 には、複数の太陽電池を可撓性を有する導電体リボンによって相互接続するため の新規な方法及び装置に関する。 発明の背景 太陽光電池の製造は、シート又はウエーハの形態の半導体基板を準備する工程 を含み、そのような半導体基板は、その一方の表面(通常、「前方面」と呼ばれ ている)に隣接した、浅いp−n接合を有している。太陽光線に対して透明なす なわち透過性を有するそれぞれの前方面に、反射防止膜(「AR」膜)を有する ことのできる、上述の基板は、一般に、「太陽電池ブランク(素材)」又は「太 陽電池基板」と呼ばれている。シリコン太陽電池の場合には、上記AR膜は、通 常、窒化ケイ素、あるいは、ケイ素又はチタンの酸化物から形成される。 例示であって特に限定するものではないが、代表的な太陽電池ブランクは、E FG成長され、p形の導電性を有する、矩形状の多結晶シリコン基板の形態を取 ることができ、そのような多結晶シリコン基板は、0.012から0.018イ ンチの厚みを有すると共に、その前方面から約0.5ミクロンに位置するp−n 接合を有しており、約800オングストロームの厚みの窒化ケイ素コーティング が、その前方面を覆っている。実質的に等価な他の太陽電池ブランクも知られて おり、例えば、単結晶シリコン基板、及び、成型多結晶シリコン基板を挙げるこ とができる。 太陽電池ブランクは、半導体基板の前方面及び後方面の両方に電気接点(「電 極」と呼ばれることもある)を形成し、そのような半導体基板が太陽光線に露呈 された時に、電池から電流を回収することができるようにすることによって、太 陽電池として完成される。そのような電気接点は一般に、アルミニウム、銀、ニ ッケル、あるいは、他の幾つかの導電性の金属又は金属合金から形成される。一 般的な構造においては、シリコン太陽電池には、アルミニウムから形成される後 方接点と、銀から形成される前方接点とが与えられる。 電池の前方面の接点は、一般に、グリッドすなわち格子の形態であって、細い フィンガから成る列と、これらフィンガと交差する少なくとも1つの母線(「バ ス・バー」と呼ばれることもある)とを備えている。上記フィンガ並びに母線の 幅及び数は、太陽光線に露呈される前方面の面積が極力大きくなるように、選択 される。前方のグリッド接点は、2つの平行な母線を有することが多い。ARコ ーティングは、前方接点によって覆われていない電池の前方面の領域の上に存在 して、そのような領域に接合されている。前方接点、及び、ARコーティングが 形成される態様に応じて、ARコーティングは、前方接点のかなりの部分を覆う こともできる。 後方接点は、太陽電池ブランクの後方面の全体を覆うことができるが、そのよ うなブランクの縁部に接近し且つその手前で終端となるように形成されることが 多い。コスト及び他の理由から、後方接点にはアルミニウムが好ましい。しかし ながら、そのような接点に対する接続導線のハンダ付けを容易にするために、ア ルミニウムコーティングに複数の開口を形成して、銀のハンダ付けパッドでその ような開口を充填し、隣接するアルミニウム層が若干重なるようにするのが有用 であることが分かっている。上記銀のパッドは、その下の基板とオーム接合すな わちオーミック・コンタクトを形成し、また、上記アルミニウム接点と電極抵抗 の小さい接続部を形成する。銀のパッドは、後方接点に対してハンダ付けされた 接続部を形成するための場所として用いられる。上記銀のハンダ付けパッドは、 上記後方接点と一体の部分として考えられる。そのような接点の構造は、米国特 許出願シリアルNo.07/561,101(出願日:1990年9月1日、発 明者:Frank Bottari et al.、発明の名称:”Metho d of Applying Metallized Contacts To A Solar Cell”)に基づく、PCT国際公開No.WO−92/ 02952に開示されている。アルミニウムコーティングが開口を有し、これら 開口が銀のハンダ付けパッドで充填されている、類似しているが別の後方接点の 構造においては、銀のハンダ付けパッドの縁部に重なるアルミニウムを備えてい る。この構造は、アルミニウムコーティングを形成する前に、銀のハンダ付けパ ッドを形成することにより、得られる。 上述の銀のハンダ付けパッドを必要とすることなく、銅又は銅合金の導線をア ルミニウム接点に接合することも可能である。しかしながら、そのような場合に は、アルミニウム接点は通常、1又はそれ以上の金属層で覆われており、そのよ うな金属層は、米国特許第4451969号(発行日:1984年6月5日、発 明者:A. R. Chaudhuri、発明の名称:”Method of Fabricating Solar Cells”)に記載されているような 、ニッケル層、銅層及び錫層の如き、ハンダで濡れる金属層を含む。 グリッド形状の接点、及び、ARコーティングをどのように前方面に形成する かは、本発明にとって重要なことではない。そのような接点及びコーティングは 、種々の方法で形成することができ、米国特許第4451969号、46095 65号、4751191号、5010040号、5074920号、英国特許第 2215129号、及び、PCT国際出願のWO−89/12321(発行日: 1989年12月14日)に例示されている。 前方のグリッド接点及びARコーティングがどのように形成されるかには関係 無く、前方接点の少なくとも一部は、ARコーティングで覆われず、そのような 接点に対するハンダ付け接続を行えるようにする。本発明の目的のために、前方 接点の母線の少なくとも選択された部分は、電池間の相互接続を容易にするため のハンダを除くどのような材料によっても覆われないのが好ましい。 太陽光電池(例えば、シリコン太陽電池)は一般に、その寸法が小さく、例え ば、その一辺が2−4インチであり、その結果、その電気出力も小さい。従って 、産業的に実施する際には、複数の電池を相互接続して、それに相当する大きな 電気出力を有する、物理的に集積されたモジュールを形成し、次に、幾つかのそ のようなモジュールを組み合わせて相互に接続し、「ソーラーパネル」と呼ばれ ることもある、マルチモジュール・アレイを形成する。幾つかのマルチモジュー ル・アレイ又はパネルを互いに接続して、より大きなアレイ又はパネルを形成す ることができる。 製造及び組み立ての便利性、コスト調整、並びに、電池の使用寿命を延ばすた めの個々の電池及び相互接続部の物理的な保護を含む種々の理由から、実際には 、 積層された構造の形態でモジュールを提供するのが一般的である。そのような積 層されたモジュールは、前方及び後方の保護シートを備え、少なくとも上記前方 シートは、透明なガラス、又は、太陽光線に対して透明な(透過性を有する)適 宜なプラスチック材料から形成され、また、上記後方シートは、上記前方シート と同じ材料又は異なる材料から形成される。2又はそれ以上のストリング(一列 状又はテープ状の連続体状)の太陽電池が、透明なポリマー材料と共に、上記前 方及び後方のシートの間に設けられ、上記透明なポリマー材料は、太陽電池を包 むと共に、上記前方及び後方のシートに接合されて、積層されたサンドイッチ状 のモジュールを形成する。そのような積層されたサンドイッチ状のモジュールは 、脆いシリコン電池を機械的に支持するとと共に、これら電池を環境的な劣化か ら保護する。米国特許第4239555、第4692557、及び、第5110 369号は、種々の太陽電池モジュールの構造を開示している。 周知の実施方法においては、導線を用いて複数の電池を電気的に相互接続して ストリング状(一列状)にし、そのストリングの電池を列状に配列すると共に、 電気的に直列に接続し、次に、2又はそれ以上のストリングを相互接続して、モ ジュールを形成する。該モジュールの中の複数のストリングを平行に又は直列に 接続する。あるいは、幾つかのストリングを平行に接続し、残りのストリングを 直列に接続する。また、1つのアレイの中の2又はそれ以上のモジュールを、各 々のモジュール又はマルチモジュール・アレイから期待できる電圧及び電流出力 に応じて、直列又は並列に接続することができる。 周知の実施方法においては、1つのストリングの中の複数の電池を相互接続す るための導線として、予め錫メッキされた平坦な銅リボンのストリングの形態で あるのが好ましい、銅線を用い、各々のリボンを、例えば、米国特許第5074 920に記載されているハンダペーストのような、適宜なハンダペーストによっ て、特定のセルノード前方接点又は後方接点にハンダ付けする。上記ハンダペー ストは、周囲温度において、好ましくは、別個の小さな斑点として、上記接点に 付与される。その後、各々の電池を別の電池に接続し、あるいは、予め錫メッキ された銅リボンを電池の接点に沿って配置して、その接点の上のハンダの斑点に 係合させ、次に、好ましくは、ホットエアに露呈することにより、溶融剤を滴ら せるに丁度十分なように、上記リボン、電池及びハンダの斑点を加熱し、これに より、上記ハンダの斑点の金属成分により、上記銅リボンを隣接する太陽電池の 接点に融着させる。 発明の目的及び概要 本発明の基本的な目的は、可撓性の導線によって、太陽電池を相互接続するた めの、新規で改善された方法及び装置を提供することである。 別の目的は、ハンダ材料で予め被覆された電気接点を有する太陽電池を相互接 続するための新規な方法及び装置を提供することである。 更に別の目的は、ワイヤ又はリボンの形態の可撓性の導電体すなわち導体によ って、該導体に過度の応力を与えることなく、太陽電池を、効率的に且つ信頼性 をもって、相互に接続してストリングを形成し、これにより、導体、又は、相互 接続された電池に対する接続部の早期の破壊を防止するための、新規な方法及び 装置を提供することである。 より特定の目的は、可撓性の導電体によって、隣接する太陽電池を相互接続す るための方法及び装置を提供することであり、この装置及び方法は、相互接続さ れた電池の間の導体をかしめるための手段を備えるという特徴を有している。 別の目的は、可撓性の導電体を、太陽電池の前方及び後方の接点に対して同時 にハンダ付けするための、方法及び装置を提供することである。 別の目的は、光電池を可撓性の導電体で相互接続する際に、加熱空気のジェッ トすなわち噴流を用いて、上記導電体を太陽電池にハンダ付けし、その後、空気 冷却を行う、方法を提供することである。 別の目的は、前方及び後方の接点を有する太陽電池を相互接続するための方法 及び装置を提供することであり、(a)電池を電池ハンダ付けステーションへ電 池受け取りステーションを介して供給する手段と、(b)1又はそれ以上の導体 を1又はそれ以上の供給ロールから上記ハンダ付けステーションの電池へ供給し 、上記1又はそれ以上の導体が、上記ハンダ付けステーションの電池の上に位置 し、その後上記受け取りステーションに受け取られる電池の下に位置することが できるようにする手段と、(c)上記導体の切断及びハンダ付けを行い、上記1 又はそれ以上の導体の別個の部分を形成し、各々の別個の部分が、第1の電池の 前方 及び後方の接点の一方にハンダ付けされた先導端と、上記第1の電池に隣接する 第2の電池の別の接点にハンダ付けされた追従端とを有するようにする、別個の 手段とを備えることを特徴としている。 上述の目的、及び、以下の詳細な説明の項により明らかになる別の目的は、前 方面及び後方面にそれぞれ接合された前方接点及び後方接点を有する、半導体基 板と、上記前方及び後方の接点の選択された整合される領域の上のハンダコーテ ィングとを各々有している、複数の太陽電池をストリング状(換言すれば、一列 状)に相互接続する方法を提供することにより、達成され、この方法の好ましい 形態は、以下の工程を備えている。 (a) 上記電池の中の第1の電池の前記前方及び後方の接点の中の選択され た一方の接点が下方を向き、また、同じ電池の他方の接点が上方を向くように、 前記第1の電池を電池受け取りステーションに供給する工程。 (b) 前記第1の電池を、前記電池受け取りステーションから、該受け取り ステーションの下流側に位置する電池ハンダ付けステーションへ前進させる、工 程。 (c) 細長い導電性のリボンを、前記受け取りステーションの下流側に位置 するその供給ロールから、上記受け取りステーションを通して、ハンダ付けステ ーションへ分配し、上記リボンが、上記第1の電池の上記他方の接点のハンダ被 覆された領域の上に位置し且つ該領域に係合され、また、上記ハンダ付けステー ションから上記受け取りステーションを通って後方に伸長するようにする、工程 。 (d) 上記ハンダ付けステーションの上記第1の電池に対して相対的に運動 しないように、上記リボンを解放可能に保持する、工程。 (e) 上記リボンを上記受け取りステーションの直ぐ上流側で切断して、上 記第1の電池の上記他方の接点の上に位置する先導端と、上記受け取りステーシ ョンを通って伸長する追従端とを有する、リボンの第1の切断部分を形成し、従 って、上記供給ロールの周囲の上記リボンが、上記受け取りステーションの上流 側に位置する新しい先導端を有するようにする、工程。 (f) 上記リボンの第1の切断部分の上記先導端を、上記第1の電池の上記 他方の接点にハンダ付けする、工程。 (g) 第2の電池を上記受け取りステーションに供給し、その際に、上記第 2の電池が、リボンの上記第1の切断部分の追従端の上に位置して該追従端に係 合するように、また、上記第2の電池が、上記第1の電池と同じ向きになるよう にする、工程。 (h) 上記第1の電池を、上記ハンダ付けステーションから出るように前進 させ、これと同時に、上記第2の電池を上記ハンダ付けステーションへ前進させ る、工程。 (i) 上記供給ロールの周囲の上記リボンの上記新しい先導端を、上記受け 取りステーションを通して、上記ハンダ付けステーションへ前進させ、上記ロー ルからのリボンが、上記第2の電池の上方を向いた接点のハンダ被覆された領域 の上に位置し且つ該領域に係合され、また、上記ハンダ付けステーションから上 記受け取りステーションを通って後方に伸長するようにする、工程。 (j) 上記ハンダ付けステーションの上記第2の電池に対して相対的に運動 しないように、上記ロールからの上記リボンの新しい先導端を解放可能に保持す る、工程。 (k) 上記ロールからの上記リボンを上記受け取りステーションの直ぐ上流 側で切断して、上記第2の電池の上方を向いた接点の上に位置する先導端と、上 記受け取りステーションを通って伸長する追従端とを有する、リボンの第2の切 断部分を形成し、上記ロールの周囲のリボンが、更に別の新しい先導端を有する ようにする、工程。 (l) 上記リボンの第2の切断部分の先導端を、上記第2の電池の上記上方 を向いた接点にハンダ付けし、また、上記リボンの第1の切断部分の追従端を、 上記第2の電池の他方の接点にハンダ付けする、工程。 (m) 上記工程の中の選択された工程を順に繰り返して、追加の電池を順次 上記受け取りステーションに送り出し、その後そのような追加の電池が、上記リ ボンの複数の切断部分によって、ストリング状に相互に接続されるようにし、上 記リボンの各々の切断部分が、1つの電池の上記前方及び後方の接点の中の一方 にハンダ付けされた一端部と、隣接する電池の反対側の接点にハンダ付けされた 他端部とを有するようにする、工程。 上記工程(e)の直後、あるいは、上記工程(f)に従ってハンダ付けが行わ れる前、又は、そのようなハンダ付けが行われている間に、新しい電池を上記受 け取りステーションに供給する工程を含む上記工程(g)を実行することができ ることを理解する必要がある。また、後に説明する好ましい実施例においては、 2つのリボンを用いて、各対の電池が相互接続される。 上述の方法は、電気的に直列に相互接続された複数の電池をもたらす。隣接す る電池の間に小さなギャップを設け、温度変化の結果としてモジュールが膨張又 は収縮した時に、電池がそのようなモジュールの中で移動できるようにするのが 好ましい。 選択に応じて、本発明は、隣接する電池の間のリボンをかしめて、リボンにオ フセットすなわち段部を形成する工程を含むのが好ましく、そのような段部は、 隣接する電池の間のギャップが熱により収縮した時に、あるいは、電池がその一 部を構成するモジュールが、該モジュールの撓みを生じさせる力を受けた時に、 リボンの応力を解放する。 本方法特徴をなす幾つかの工程は、例えば、単数又は複数のリボン、及び、電 池を手動操作により前進させて位置決めすることにより、手で実行することがで きるが、本発明の特定の利点は、本方法を機械によって自動的に実行することが できることである。従って、本発明は、後に説明する機械を提供することも含む 。 本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面と共に検討されるべき本発明の以下 の詳細な説明の項に記載されており、あるいは、そのような記載から自明である 。 図 面 図面全体を通じて、同様の参照符号を用いて、同様の要素を示している。図面 は、単なる例示であることも理解する必要がある。構成要素の機構及び制御手段 は、(1)多くの実験を必要とせずに、当業者が製造することができ、また、( 2)種々の形態を取り得るので、概略的に図示してある。また、図示及び説明の 便宜上、及び、図示及び説明を容易且つ明瞭にするために、装置の構成要素は、 等スケールで示すものではなく、また、各構成要素の相対的な寸法比に従って正 確に示すものではない。 図1は、本発明に従って相互接続することのできる1つの太陽電池の前方側部 を示す平面図であって、便宜上、反射防止膜は省略してある。 図2は、図1と同じ太陽電池の後方側部の平面図である。 図3は、図1の線3−3に沿って取った横断面図であって、前方接点の母線を 被覆する追加のハンダペースト、並びに、後方接点のハンダパッドを示している 。 図4は、本発明を具体化する好ましい形態の機械の概略的な平面図である。 図5は、図4の機械の概略的な側面図である。 図6は、図4及び図5に示す機械用の好ましい形態の電池搬送テーブルの一部 を拡大して示す平面図である。 図7は、図6の線7−7に沿って取った搬送テーブルの横断面図である。 図8は、切断する必要のある導電性リボンに対する頂部及び底部のカッターの 関係を拡大して示す概略的な立面図である。 図9は、ホットエアハンダ付けヘッドの一部の側面図である。 図10は、ハンダ付けステーションに位置するリボンクランプ機構を拡大して 詳細に示す底面図である。 図11は、図4乃至図10の機械の制御装置を示す概略的なダイアグラムであ る。 図12は、本発明に従って導電体をかしめる状態を示しており、リボンは実線 で明瞭に示されている。 好ましい実施例の詳細な説明 以下に説明する本発明の好ましい実施例は、ハンダ接続された可撓性の導電体 のストリップによって、太陽電池を効率的に且つ信頼性をもって相互接続して、 種々の長さのストリングすなわち列にするための方法及び装置を提供する。上記 導電体は、各電池の間でかしめられ、隣接する電池の間に、信頼性のある長寿命 の機械的及び電気的な接続部を良好に確保する。本発明の目的のために、各々の 電池の前方及び後方の接点を選択されたハンダペースト材料で予め被覆する必要 があることも理解する必要がある。また、図1乃至図3は、本発明がそれを相互 接続するように特に設計されたタイプの太陽電池を示しているが、本発明の用途 は、図1乃至図3に示すように正確に構成された電池に限定されるものではない ことを理解する必要がある。そうではなく、電池の前方及び後方の接点が、後に 説明する態様での導電性リボンのハンダ接合を許容するように設計されたパター ンで整合された、ハンダ被覆された領域を有する限り、他の太陽電池を本発明を 用いて相互接続することができる。 図1乃至図3を参照すると、これら3つの図面に示す電池Cは、EFG成長さ れた多結晶シリコン基板を備えており、この基板は、P形ドープされた矩形状の シリコンシートすなわちウエーハ2の形態を有しており、該シリコンシートすな わちウエーハは、その前方面5に隣接する浅いP−N接合3(図3)を有するよ うに、処理されている。電池Cは、また、その前方側部に、銀の前方接点4を有 しており、この前方接点は、幅が狭く細長い平行なフィンガ6、及び、これらフ ィンガ6を相互接続する2つの母線8から成るアレイすなわち列から構成された 、グリッドすなわち格子の形態を有するのが好ましい。また、薄く透明な窒化ケ イ素のARコーティング(反射防止膜)10(図3)が、グリッド電極4が占有 していない上記基板の前方面の部分を覆っている。電池2の後方側部は、背後接 点すなわち後方接点12(図2)を有しており、この後方接点は、アルミニウム 金属から形成されていて、矩形状の電池の外縁部の手前で終端となり、上記基板 の周部と同一平面上にある電池基板の両側に沿って伸長する、被覆されていない 縁部分14(図2)と、2列の銀金属のハンダ付けパッド16とを有しており、 該ハンダ付けパッドは、後方接点に形成された開口を充填し、その下の太陽電池 基板に融着されている。パッド16は、接点12の開口の周部の周囲の後方接点 に重なっている。パッド16は、後方接点の一体部品であると考えることができ る。図2は、8つのハンダ付けパッドを示しているが、そのようなハンダ付けパ ッドの数及び間隔は、変えることができ、本発明にとって重要な要素ではないこ とを理解する必要がある。上述のタイプの太陽電池は、良く知られており、例え ば、上述のPCT国際公開No.WO92/02952に開示されている。 前方接点の母線、及び、後部接点すなわち後方接点の銀のハンダ付けパッドは 、 符号18、20(図3)で示されるハンダペーストでそれぞれ被覆され、その後 、乾燥されて接着性コーティングを形成している。上記ハンダペーストは、ハン ダ付けパッド16に直接沿って、上記母線に塗布される。種々のハンダペースト を用いることができるが、錫が約96%で銀が約4%の成分から錫が約98%で 銀が約2%の成分との間の成分を有するハンダペーストを用いるのが好ましく、 その理由は、そのようなハンダペーストは、商業的に容易に入手可能であり、ま た、商業的に入手可能なペースト廃棄装置を用いて、小さな斑点として容易に分 配することができ、更に、優れた接合強度をもたらすことが知られているからで ある。例えば、そのような商業的に入手可能な1つのハンダペーストは、マルチ コア社(Multicore Corp.:ニューヨーク州Westbury) によって製造されている、「錫96%/銀4%のXersin 2005」であ って、このハンダペーストは、”Photovoltaic Cells Wi th Improved Thermal Stability(改善された熱 安定性を有する光電池)”と題する、1991年12月24日に発行された、R .C.Gonsiorawski et al.の米国特許第5,074,92 0号に記載されている。上記特定のペーストは、予め合金化されたハンダ粉末、 及び、合成フラックスの安定な混合物であり、周囲温度すなわち25°Cで分配 することができるという利点を有している。ハンダは、種々の手段によって塗布 することができるが、本件出願と同時に係属している米国特許出願シリアルNo .08/191622(出願日:1994年2月4日、発明者:DAvid S .Havey et al.、発明の名称:”Machine and Met hod For Applying Solder Paste To Ele ctronic Devices(はんだペーストを電子装置に加える装置及び 方法)”、代理人ドケットNo.MTA−93)に記載され且つ図示されている のと同様なハンダペースト分配機械によって、塗布するのが好ましい。そうする ことが必要である限りにおいて、上記米国特許出願シリアルNo.08/191 622によってもたらされる情報を参考として本明細書に組み込まれる。 本発明を実施する際に使用される可撓性の導電体は、平坦なワイヤすなわち平 坦なリボンの形態を有している。そのようなリボンは、銅又は銅合金から形成さ れる。上記リボンは、極軟銅合金CDA101から形成され、その両側の溶融錫 コーティングの厚みは、約20ミクロンであり、鉛は含んでいないことが好まし い。リボンの厚み及び幅は、変えることができるが、リボンは、実質的に平坦で なければならない。処理条件及びハンダ付け条件に確実に耐え得るような厚みを 有する、比較的薄いリボンを用いるのが好ましい。本発明の目的のために、リボ ンは、前方及び後方の接点に塗布される斑点を覆うに十分な大きさの幅を有する のが好ましい。従って、約4インチ×4インチの方形であり、接点12の両側の 未被覆マージン14が、約0.060インチの幅を有しており、母線8が、約0 .040インチの幅を有しており、銀のハンダ付けパッド16が、矩形であり且 つ図2で見た場合に約0.150インチ×0.150インチの寸法を有している 、図1乃至図3に示す電池の場合には、約0.004インチの厚み、及び、約0 .060インチの幅を有しており、キャンバすなわち反りが、24フィートの長 さに関して0.250インチを超えない、CDA101銅合金のリボンを用いる のが好ましい。「キャンバ」と言う用語は、その長さに沿うリボンの直線度を意 味している。 図4乃至図10を参照すると、本発明はまた、コンベア機構を備えるのが好ま しい機械の提供を含み、上記コンベア機構は、剛性のすなわち堅固な平坦な細長 いテーブル30の形態を有しており、このテーブルは、隆起した部分によって複 数の電池収容ポケットすなわちネスト32(図6)に再分割されており、上記隆 起した部分は、上記テーブルの上面31の上方で伸長している一体の隆起部34 の形態を有している。便宜上、隆起部34、及び、テーブル30及びネスト32 の他の詳細部は、図6及び図7にだけ示してある。テーブル30は、アルミニウ ム又はステンレス鋼の如き金属から形成されるのが好ましい。 隆起部34は、電池を相互接続するために使用されるリボンをかしめる際に使 用される、アンビルの役割も果たす。図7に示すように、隆起部34は、比較的 高い中央部分34Aと、比較的低い端部分34Bとを有しており、これら部分は 総て、上面31の平面よりも上方に突出している。部分34Bの上縁部は、後に 説明するリボンのかしめ作業を容易にするために、丸くなっている。低い端部分 34Bは、後に説明する穴36A乃至36Dに整合されている。各々のネスト3 2には、比較的大きく均一に隔置された穴36A−D(図6)の2つの平行な列 と、比較的小さく均一に隔置された穴の2つの平行な列とが設けられており、こ れら比較的小さい穴は、穴36A−Dに整合されると共に、管状のスタンドオフ 部材(換言すれば、支え部材)37が充填されている。穴36A−Dは、ハンダ ペーストが被覆されている電池の領域に整合するように、隔置されている。上記 スタンドオフ部材37は、熱伝導率が比較的低い材料、例えば、バイトン(Vi ton)すなわちシリコーンゴムから形成される。管状部材37は、テーブル3 0に固定されて、約1/16インチだけテーブルの頂面31の上方に突出し、電 池をテーブル30から隔置した関係で支持する機能を果たし、これにより、テー ブルが、電池に対するヒートシンクとして作用するのを防止している。後に詳細 に説明するように、中空のスタンドオフ部材37も、可撓性の導電体をネスト3 2の中の適所に保持するサクション(吸引力)を与える手段としても機能する。 穴36A−Cは、円形であって同じ寸法であり、一方、穴36Dは、カギ穴状で あって、穴36A−Cに隣接し且つ穴36A−Cと同じ曲率半径を有する、円形 の湾曲部分と、隆起部34に隣接し且つ後に説明するナイフブレードを収容する 寸法を有している、大きな部分39とを有している。 電池整合ガイド38、40(図6及び図7)が、各々のネスト32に関連して 設けられている(図示の便宜上、ガイド38、40は、図4及び図5から省いて ある)。ガイド38は、テーブル30の下面31に固定された平坦なプレートで あり、その内側面41は、上記テーブルの長手方向の軸線に対して平行に伸長し ている。ガイド40は、横方向に伸長する通路を有する平坦なプレートを有して おり、上記通路の中には、緩衝部材42が設けられている。この緩衝部材は、ガ イド40の中のバネ(図示せず)によって偏倚されており、通常は、ガイド38 から離れる方向に後退して、その内方端面が、プレート40の内側面と一致する ようになされている。部材42が、そのバネ偏倚力に抗して、ガイド38に向か って内方へ押圧されると、その内方端面は、ネスト32の中に位置している電池 に係合して、該電池をガイド38の内側面41に向かって動かし、これにより、 該電池をネストの中で整合させ、従って、その2列の銀ハンダ付けパッド及び母 線は、2列の穴36A−D及び隆起部34の端部分34Bに整合する。 各々の緩衝部材42は、追従するプッシャ部材43A(図4及び図5)によっ て作動され、上記プッシャ部材は、テーブル30の一側部で後に説明する電池収 容ステーションに位置している。プッシャ部材43Aは、空圧アクチュエータ4 3B(図4及び図11)の作動シャフトに取り付けられ、該作動シャフトの運動 によって作動される。上記空圧アクチュエータは、後に説明するシャーシ45に 固定された(図示しない手段によって)シリンダを有している。プッシャ43A は、通常は後退しているが、アクチュエータ43Bによって、その経路の中にあ るいずれかの緩衝部材に係合するに十分な距離だけ、テーブル30に向かって動 くことができ、上記緩衝部材を対応するガイド38に向けて限定された距離(例 えば、0.060インチ)だけ動かし、これにより、間にある電池を対応するガ イド38に圧接させる。プッシャ部材43Aは、追従型であって、部材42のバ ネ偏倚力に打ち勝つに十分な力で、緩衝部材42を押すが、間にある電池がガイ ド38に係合すると、アクチュエータ43Bがプッシャ部材をガイド38に向け て更に押圧しても、緩衝部材が停止することを許容する。アクチュエータ43B の作動は、電気作動型の空気弁202Aを介して作用する、予めプログラム可能 な電子制御装置200によって制御される。 空気弁202A、及び、後に特定する何等かの他の空気弁は、エアコンプレッ サ125(図11)から、アクチュエータ43B及び後に説明する他のアクチュ エータに、圧縮空気(例えば、約80psi)を供給するように接続されており 、一方、後に特定する他の空気弁は、真空ポンプ127(図11)に対する吸引 用の空気流を制御する。 本発明を実施する好ましい態様によれば、電池Cは、ネスト32の中に設けら れると、その母線8及びその2列のハンダ付けパッド16が2列の穴36A−D に正確に整合するように、配列される。また、本発明の好ましい実施例によれば 、電池は、その前方グリッドがテーブル30の方を向くように下を向き、母線8 が、スタンドオフ37の上方にあり該スタンドオフに係合している、ネスト32 の中の導電性リボンの上に位置して該導電性リボンに係合するように、ネスト3 2に供給されて該ネストの中に配置される。 テーブル30は、符号46で概略的に示される適宜な駆動機構によって、その 長手方向の軸線に沿って往復動するように、支持シャーシ45(図4及び図5) の上に設けられている。上記駆動機構は、種々の形態を取ることができるが、可 逆的直流サーボモータ(図示せず)によって駆動される、ネジ駆動機構であるの が好ましい。駆動機構46は、テーブルの長手方向の軸線に沿って測定した場合 の各々の電池ネスト32の長さに等しい所定の増分だけ、テーブル30を軸方向 において左側から右側(図4及び図5で見た場合)へ動かし、また、上記テーブ ルを後に説明する2つの端部位置の一方から他方へ迅速に動かす。後に説明する ように、テーブル30は、電池収容ステーション(電池がネスト32の中にもた らされる所定の箇所)から、ハンダ付けステーション(導電性リボンが電池にハ ンダ付けされる所定の箇所)まで、電池を搬送し、次に、上記ハンダ付けステー ションから、その結果生ずる相互接続された電池のストリング(列)を取り出し て、マルチセル光電池モジュールを形成するための、収集ステーションまで、電 池を搬送する。テーブル30の第1の端部位置(「テーブル後退位置」)は、最 初のインライン・ネスト32が、ハンダ付けステーションに位置する時の位置で ある。第2の端部位置は、最後のインライン・ネスト32が、ハンダ付けステー ションから収集ステーションへ取り出される時の位置である。収集ステーション に位置する各々のネスト32に関して、穴36Aが最も接近し、また、穴36D が、ハンダ付けステーションから最も離れている。 シャーシ42に固定されているサポート手段(図示せず)によって、テーブル 30の上方に設けられているのは、2つの回転シャフト47A、47B(図4) であって、これら回転シャフトは、平坦なリボン50A,50Bの形態の可撓性 を有する導電体(例えば、銅リボン)から成る2つのロール48A、48Bを支 持している。シャフト47A、48Bは、符号52A、52Bで概略的に示す、 張力応答性の電動モータから成るリボン供給駆動機構に接続されており、これら リボン供給駆動機構は、上記シャフトを反時計方向(図5で見て)に回転させて 、上記2つのロールを回転させ、これにより、後に説明するように、リボンを送 り出すようになされている。駆動機構52A、52Bの励起は、制御装置200 (図11)によって制御される。モータ駆動機構52A、52Bは、ダンサ機構 (図示せず)を備えており、これらダンサ機構は、リボン50A、50Bの張力 すなわちテンションを感知して、モータ駆動機構の作動を変調するモータ制御信 号を発生し、これにより、上記駆動機構は、後に説明するリボン分配機構60に よって、リボンがハンダ付けステーションに供給される際に、そのようなリボン に作用するテンションを実質的に一定に維持する。 リボン50A、50Bの前方端は、リボン分配機構60によって担持されてお り、上記リボン分配機構は、キャリッジ61と、一対の中空フィンガ58A、5 8Bとを備えており、これら一対の中空フィンガは、互いに一体に接続されてい て、上記キャリッジに対して枢動可能に取り付けられている。キャリッジ61は 、テーブル30の長手方向の軸線の上方で該長手方向の軸線に対して平行に伸長 する経路(図5に両方向の矢印で示されている)に沿って往復動するように、( シャーシ45に接続された図示しないキャリッジサポート手段によって)摺動可 能に支持されている。キャリッジ61は、符号62で概略的に示す、選択的に作 動可能なリボンディスペンサ駆動機構に接続されており、該リボンディスペンサ 駆動機構は、シャーシ45によって担持された、適宜な静止型サポート手段(図 示せず)に取り付けられている。駆動機構62は、種々の形態を取ることができ る。駆動機構は、電動モータ(図示せず)を備えるのが好ましく、該電動モータ は、第1の後退位置(図4及び図5)と第2の伸長位置との間で、キャリッジ6 1をテーブル30の長手方向に動かし、また、上記キャリッジを後に説明する第 3の中間位置へ戻すようになされている。駆動機構62の電動モータの作動は、 制御装置200によって制御される(図11参照)。 フィンガ58A、58Bは、キャリッジ61に枢動可能に取り付けられていて 、テーブル30の長手方向の軸線に対して直角に伸長し、また、図5の紙面の平 面に対して平行に伸長する平面に対して直交する、水平軸線64上で枢動可能で ある。軸線64上でのフィンガ58A、58Bの枢軸運動は、キャリッジ61に 選択された空圧シリンダであるのが好ましい、ディスペンサ枢動アクチュエータ 手段63によって制御され、上記空圧シリンダは、枢動接続部(図示せず)を介 して上記フィンガに機械的に接続された作動シャフト(図示せず)を有しており 、これにより、上記シリンダの作動シャフトの往復運動が、フィンガを枢動させ 、 これらフィンガの前方の自由端を、第1の上昇位置(図5)から第2の下降位置 へ、あるいはその反対に、弧状に動かす。アクチュエータ機構63の作動は、電 気作動型の空気弁202Bによって制御される。 分配機構60は、フィンガ58A、58Bがそれぞれの上昇位置(図5)にあ る時には、そのようなフィンガの前方端が、テーブル30上でこれらフィンガの 直ぐ下に位置するダミー電池すなわち太陽電池Cの上側部から比較的大きい所定 距離(例えば、0.75インチ)だけ隔置されるが、フィンガがそれぞれの第2 の下降位置にある時には、そのようなフィンガの前方端が、同じ電池の上側部か ら比較的小さい距離(例えば、0.060インチ)だけ隔置されるように、取り 付けられている。 駆動機構62及びアクチュエータ63は協働して、分配フィンガ58A、58 Bを、第1の後退位置(図4及び図5)と後に説明する第2の伸長位置との間で 、テーブル30の長手方向において前後に動かし、また、図5に双頭の矢印で示 すように、フィンガ58A、58Bを、水平軸線64上で、それぞれの上昇位置 からそれぞれの下降位置まで、あるいはその反対に、動かす。より詳細に説明す ると、後により詳細に説明するように、制御装置200は、駆動機構62及びア クチュエータ63を作動して、後退位置(図5)にあるキャリッジ61から始ま り、それぞれの上昇位置(図5)にあるフィンガ58A、58Bまでを、以下の シーケンスすなわち順序に従う分配機構60の運動を行わせるように、プログラ ムされている。すなわち、(1)キャリッジ61は、その第1の後退位置からそ の第2の伸長位置へ移動し、次に停止して、フィンガ58A、58Bの前方端を それぞれの上昇位置に位置させる。(2)フィンガ58A、58Bの前方端が下 降して、テーブル30に接近するそれぞれの第2の下降位置に移動する。(3) キャリッジ61が、その第1の後退位置の、短い距離(例えば、1インチ)だけ 前方にある、中間位置へ戻り、後に説明するリボンの切断を許容するに十分長い 時間だけ、そこに留まる。(4)キャリッジは、その第1の後退位置まで更に後 退する。(5)フィンガ58A、58Bの前方端が上昇して、それぞれの元の位 置すなわちオリジナル位置へ戻る(以上、図4及び図5参照)。キャリッジ61 がその第2の伸長位置にある時には、フィンガ58A、58Bは、これらフィン ガの 前方端がそれぞれの上昇位置から下がる前及び下がった後の両方において、後に 説明する電池ハンダ付けステーションに位置するネスト32の上方で伸長する。 図4及び図5を更に参照すると、遠隔制御されるリボンクランプ手段66A、 66Bが、フィンガ58A、58Bのそれぞれの前方端に取り付けられていて、 これら前方端によって支持されている。詳細に図示されてはいないが、クランプ 手段66A、66Bは、リボン50A、50Bをフィンガ58A、58Bにそれ ぞれ解放可能にクランプするようになされている。クランプ手段66A、66B は、種々の形態を取ることができるが、フィンガに取り付けられた2つの空圧ア クチュエータを備えるのが好ましく、これら空圧アクチュエータは、それぞれの 作動シャフトの外方端に取り付けられた圧力発生部材(図示せず)を有しており 、上記作動シャフトは、フィンガ58A、58Bの上方壁の適宜な穴(図示せず )を通って、そのようなフィンガの内部空間の中に摺動可能に伸長している。ク ランプ手段66A、66Bは、それぞれの圧力発生部材を、フィンガに対して相 対的に動かして、リボンクランプ位置に対して出し入れするようになされており 、上記リボンをクランプする作用は、リボンを押圧してこれらリボンをフィンガ の下方壁に緊密に係合させる手順を含んでいる。クランプ手段66A、66Bの 空気シリンダの作動は、電気作動型の空気弁202Cによって制御される。電気 作動型の空気弁は、制御装置200からの電気制御信号に応じて、クランプ手段 をクランプ状態から非クランプ状態へ、あるいはその反対に、動かす。後に説明 するように、クランプ手段66A、66Bは、以下のように作動する。(1)ク ランプ手段は、キャリッジ61及びリボン分配機構60のフィンガ58A、58 Bが、それぞれの後退位置(図4及び図5)にある時に、また、それぞれの伸長 位置から前方へ動いている間に、リボンをフィンガにクランプする。(2)クラ ンプ手段は、伸長したフィンガの前方端が下降してテーブル30に接近する際に 、リボンをフィンガにクランプし続ける。(3)クランプ手段は、伸長したフィ ンガがそれぞれの下方位置へ移動した直後で、且つ、駆動機構62がキャリッジ 61をその元の後退位置へ戻し始める前に、上記リボンを解放する。(4)クラ ンプ手段は、キャリッジ61がその第1の後退位置に到達した後で、且つ、上記 フィンガが枢動してそれぞれの元の上昇位置へ戻る前又は戻った後(戻った後が 好 ましい)に、それぞれのリボンクランプ状態へ復帰する。 テーブル30に対する電池の供給は、種々の方法で行うことができる。従って 、例えば、図4及び図5に示す機械が、例えば、米国特許出願シリアルNo.0 8/191622(出願日:1990年2月4日、発明者:Davit S.H arvey et al.発明の名称:”Machine and Metho d For Applying Solder Paste To Elect ronic Devices(はんだペーストを電子装置に加える装置及び方法 )”、代理人ドケットNo.:MTA−93)に開示されているタイプのハンダ 塗布機械に隣接して設けられている場合には、搬送機構(図示せず)を用いて、 ハンダ被覆された電池を上記ハンダ塗布機械から直接ネスト32へ搬送すること ができ、その際に、各々のネストは、本明細書において「受け取りステーション 」と呼ぶ位置に位置している。 別の方法として、電池装填プラットフォーム70(図4)をシャーシ45に固 定して、電池装填ステーションを形成する。装填プラットフォーム70は、上記 電池受け取りステーションに隣接してテーブル30の一側部に設けられ、本発明 に従って相互接続するためにテーブル30に供給すべき電池を受け取り保持する ように機能する。電池は、手でプラットフォーム70に供給することができ、あ るいは、電池供給機構(図示せず)によって自動的に供給することができる。上 記電池供給機構は、上述の米国特許出願シリアルNo.08/191622に記 載されているタイプのハンダ塗布機械から排出された電池を搬送するようになさ れている。 テーブル30及びプラットフォーム70に関連して、運動可能な電池ピックア ップ位置決めアセンブリ(図4及び図5)が設けられており、このアセンブリは 、シャーシ45及びテーブル30に対して相対的に、水平方向及び垂直方向に運 動することができるように取り付けられている。より詳細に説明すると、アセン ブリ74には、ダブテール板(蟻板)すなわちダブテール棒75の形態の垂直ス ライドが設けられており、該垂直スライドは、スライドサポート76の対応する 形状の溝によって、摺動可能に収容されており、一方、上記スライドサポートは 、シャーシ45に固定されたサポート手段(図示せず)によって、水平方向に往 復 運動するように、支持されている。スライドサポート76に対するアセンブリ7 4の垂直方向の運動は、垂直駆動機構78(図5)によって制御され、一方、ス ライドサポート従ってアセンブリ74の水平方向の運動は、第2の駆動手段79 (図4)によって制御され、該第2の駆動手段は、シャーシに接合されると共に 、スライドサポート76に接続されている。駆動機構78は、スライドサポート 76に取り付けられた空気シリンダ(図示せず)を備えるのが好ましく、該空気 シリンダは、アセンブリ74を動かすように接続された作動シャフトを有してお り、これにより、空気シリンダの作動は、アセンブリ74を、スライドサポート に対して相対的に垂直方向に、機械が休止している時に当該アセンブリが位置す る第1の上昇位置(図5)と後に説明するように当該アセンブリが電池をピック アップするあるいは置くことのできる第2の下降位置との間で動かす。駆動機構 79は、空気シリンダを備えるのが好ましく、この空気シリンダは、テーブル3 0の平面に対して平行に伸長し且つ該テーブルの長手方向の軸線に対して直角な 水平軸線に沿って、アセンブリ74を両方向に動かすようになされており、これ により、選択的な駆動機構79は、上記アセンブリを、プラットフォーム70の 上方の電池ピックアップ位置(図4)、あるいは、テーブル30の直ぐ上方の電 池解放(配置)位置に位置させることができる。アセンブリ74によって電池が その上に解放(配置)されるテーブル30の部分が占める領域は、上述の「電池 受け取りステーション」を形成する。駆動機構78、79として使用される空気 アダプタの作動は、電気作動型の空気弁202D、202Eによって制御され、 一方、これら空気弁は、制御装置200からの電気信号によって制御される。 電池ピックアップ位置決めアセンブリ74は、垂下する2又はそれ以上の平行 な中空チューブ82(図5)を備えており、これら中空チューブは、それぞれの 底端部に吸引カップ84を有している。チューブ82は、その上面に沿って隔置 された位置に電池を吸引把持して、後に説明する搬送運動を容易にするようにな されている。アセンブリ74の内部は、空気マニホールド室74A(図11)を 形成するようになされており、チューブ82は、上記マニホールド室に接続され ている。一方、上記マニホールド室は、適宜なホースライン(図示せず)によっ て、適宜な電気作動型の流量調整空気弁202Fを介して、真空ポンプ127 (図11)に接続されており、従って、命令に応じた負圧すなわちサクションを チューブ82を介して電池に与え、該電池を吸引カップ84にしっかりと保持す ることができる。 上方切断機構及びかしめ装置が、テーブル30の上方に設けられており、上記 上方切断機構は、電池ピックアップ位置決めアセンブリがテーブル30の上方に 位置した時に該電池ピックアップ位置決めアセンブリが占める位置の上流側に位 置しており、また、上記かしめ装置は、そのような位置の下流側に位置している 。上述の機構は、互いに関して完全に独立し、また、電池ピックアップ位置決め アセンブリとも完全に独立するように、取り付け且つ配列することができる。そ うではなく、図示のように、カッター/クリンパ・キャリッジ86が、テーブル 30の上方に位置しており、適宜なサポート手段(図示せず)によって、シャー シに運動可能に取り付けられている。キャリッジ86は、図4に示すように、テ ーブル30の長手方向に伸長しており、上方切断機構及びかしめ機構を支持する 、2つの垂下部分87、88を有している。カッター/クリンパ・キャリッジ8 6の垂直方向の運動は、作動手段92によって行われ、該作動手段は、シャーシ 45に固定された空気シリンダ、及び、キャリッジ86に取り付けられた作動シ ャフト(ピストンロッド)を有する、空圧アクチュエータを構成するのが好まし い。作動手段92の作動は、電気作動型の空気弁202Gによって制御される。 上方切断機構は、種々の形態を取ることができるが、キャリッジの垂下部分8 7に取り付けられて該垂下部分から垂下する、一対の上方カッターブレード90 A、90B(図8)を備えるのが好ましい。ブレード90A、90Bは、リボン 50A、50Bよりも若干幅が広い。キャリッジ86の垂直方向の運動により、 カッターブレードは、上昇した第1の非切断位置(図5)とカッターブレードが テーブルの上のリボンに係合する下降した第2の切断位置との間で運動する。 また、本機械の一部を構成するのは、下方(底部)切断機構100、102( 図5、図8)であり、該下方切断機構は、上方切断機構と協働するように、シャ ーシ45の下方に設けられている。下方切断機構は、種々の形態を取ることがで きるが、一対の切断ブレード100(図8)と、ブレード100が取り付けられ ている作動手段102とを備えるのが好ましく、上記作動手段102は、テー ブル30に対して相対的に、ブレード100を垂直方向に往復動させるようにな されている。下方カッターブレード100は、ノッチ103を有しており、これ らノッチは、リボン50A、50Bの幅よりも大きいが、上方カッターブレード 90の幅よりも小さい幅を有している。下方(底部)カッター作動手段102は 、空圧アクチュエータを構成し、該空圧アクチュエータは、シャーシ45に関し て固定されたシリンダを有しており、上記ブレード100は、上記空気シリンダ の作動シャフトに取り付けられていて該作動シャフトと共に運動可能である。下 方カッター作動手段102の作動は、制御装置200からの信号によって作動さ れる、電気作動型の空気弁202Hによって制御される。下方切断機構は、ブレ ード100が上方及び下方にそれぞれ伸長する際に、これらブレード100がテ ーブル30の穴36Dを貫通して、上方カッターブレード90に重なってこれら ブレードに摺動可能に係合し、これにより、運動経路を通って伸長するリボンに 剪断作用を与えるようになされている。ノッチ103は、リボン50A、50B を収容するように整合されている。ノッチは、切断作用の間に、リボンがテーブ ル30の側方へ移動するのを阻止する役割を果たす。 次に、図6及び図8を参照すると、上方及び下方の切断機構は、ネストが受け 取りステーションに位置している時に、2つの上方カッターブレード90及び2 つの下方カッターブレード100が整合して、テーブル30の各々のネスト32 の2つのキーホール36Dの拡大部分39を貫通するように整合されており、こ れにより、上記ブレードが切断作用を行うように伸長すると、ブレード100は 、テーブル30の上面31(図6)と同一平面上に位置するか、あるいは、該上 面よりも若干上方に伸長するように、十分に上方へ移動することができ、下方へ 移動するブレード90と重なるようになる。このように、ブレード90、100 の互いに向かう方向への運動は、キーホール36Dの上方で該キーホールを横断 するリボン50A、50Bの切断を生じさせる。 かしめ装置は、種々の形態を取ることができる。かしめ装置は、一対のかしめ ブレード94A、94B(図5、図7)を備えるのが好ましく、これらかしめブ レードは、シャフトへの運動経路を通って伸長するリボンに係合してこれらリボ ンをかしめるようになされている。ブレード94の底縁部は、図12に示すよう に、また、図7の斜線部で示すように、丸くなっている。ブレード94は、キャ リッジの垂下部分88に回転可能に取り付けられた水平シャフト103に取り付 けられ、該水平シャフトから半径方向に伸長している。シャフト103は、作動 駆動手段によって両方向に回転するように接続されており、上記作動駆動手段は 、空圧アクチュエータ96(図5)を含むのが好ましく、該空圧アクチュエータ は、キャリッジ86に取り付けられたシリンダと、破線105で概略的に示す適 宜なクランク型のリンク機構によってシャフト103に接続された作動ロッドと を有している。アクチュエータ96の作動は、電気作動型の空気調整弁2021 (図11)によって制御される。アクチュエータ96及びリンク機構105は、 第1の位置から第2の位置まで、シャフト103を回転させるようになされてお り、上記第1の位置においては、ブレード94A、94Bが、テーブル30(図 5)から鋭角をなして離れ、上記第2の位置においては、上記ブレードが、垂直 (6時)の位置まで下方(図5で見て反時計方向)へ回転する。キャリッジ86 の下方への運動、及び、シャフト103の反時計方向の運動が協働して、ハンダ 付けステーションに位置している電池受け取りネスト32の隆起部34に直ぐ隣 接してその上流側にあるリボンに、ブレード94A、94Bを係合させ、上記リ ボンの係合位置を曲げて、図12に概略的に示すように、隆起部34の輪郭及び テーブル30の隣接する頂面31に合致させる。その際に、リボンは依然として スタンドオフ37の上方にあり、従って、リボンを負圧によって押さえつけるこ とができる。 駆動手段46は、シャーシ45に対して相対的に、テーブルを段階的に動かす ようになされており、上記テーブルは、駆動手段が段階的に動く度毎に、1つの ネスト32の軸方向の長さを割り出す。テーブル30の割り出し運動は、電池を 電池受け取りステーションから電池ハンダ付けステーションに下流側に搬送し、 該電池ハンダ付けステーションは、上記受け取りステーションに直ぐ隣接する領 域を構成し、該領域は、ハンダ付けヘッド120(図4、図5)と、電池上昇機 構150、152、154と、電池冷却手段160、162A、162Bとが存 在している特徴を有している。ハンダ付けヘッド120は、かしめ機構の下流側 で、テーブル30の直ぐ上方に位置し且つ該テーブルに整合しており、適宜な手 段(図示せず)によって、シャーシ45に取り付けられ、第1の上昇位置(図5 )から第2の下降位置へ、空圧アクチュエータ121によって、垂直方向に往復 運動するようになされている。アクチュエータ121の作動は、電気作動型の空 気弁202Jによって制御される。 電池ハンダ付けヘッド120は、ホットエア加熱を用いて、ハンダ付けを行う 。従って、上記電池ハンダ付けヘッドは、(1)ホットエア用のマニホールドの 機能を果たすチャンバ122(図9)を備えている。チャンバ122の中の空気 は、1又はそれ以上の電気ヒータ要素(ここでは図示しないが、図11に符号1 23で概略的に示されている)によって加熱される。上記ヒータ要素は、ハンダ 付けプロセスを行うためにハンダペーストを軟化させるために必要な温度に少な くとも等しい温度まで、好ましくは、そのような温度を超す温度まで、上記空気 を加熱することができる。ハンダ付けヘッド120はまた、平行な8つの中空の 入れ子式チューブユニット124を備えており、これらチューブユニットは、マ ニホールドチャンバ122から垂下して該マニホールドチャンバに連通している 。チューブユニット124は、ハンダ付けステーションの電池のハンダ被覆され た8つの銀ハンダ付けパッド16に整合され、これにより、ヒータ要素によって 加熱されたホットエアを上記8つのハンダ付けパッドへ導く。ハンダ付けヘッド のマニホールドチャンバ122は、ポートを有しており、該ポートには、可撓性 の空気供給導管126(図9)が接続されており、該空気供給導管は、電気的に 制御される空気流量調整弁202Kによって、符号125(図11)で概略的に 示すコンプレッサ(又は、エアーブロア)に接続されており、該コンプレッサは 、マニホールドチャンバ122を介してチューブユニット124に空気を送り込 む。 各々のチューブユニット124は、絶縁材料から形成された、2つの入れ子式 チューブ125A、125B(図9)を備えており、最下方のチューブの下端に は、比較的細い割りリング134の形態の狭い延長部が設けられており、上記割 りリングは、耐熱性を有しており電池又はリボンにハンダ接合されない材料から 形成されている。リング134は、モリブデンから形成されるのが好ましく、各 々のリングは、6時の位置に設けられる平坦部分135を有しており、該平坦部 分は、その経路にあるリボンと適正に接触することを確保する。必要であれば、 各々のチューブユニット124は、コイルバネ(図示せず)を有することができ 、該コイルバネは、両方のチューブ125A、125Bに作用して、チューブ1 25Bをチューブ125Aに対して相対的に伸長した位置へ押し下げる。しかし ながら、そのようなバネを用いない場合でも、重力がチューブ125Bをチュー ブ125Aに対して相対的に伸長した位置へ動かす傾向がある。チューブ125 A、125B及びリング134は、真鍮又は銅の如き、熱伝導性の金属から形成 されるのが好ましい。リング134は、ハンダ付けステーションの電池の上にあ るリボン50A、50Bに係合し、これにより、チューブユニットの下方端とリ ボンとの間に垂直方向のギャップを形成し、従って、チューブユニットから排出 されたホットエアあは、ハンダ付けステーションの電池の上方で阻害されること なく流れることができる。 チューブユニット124は、電池ハンダ付け機構がアクチュエータ121によ ってその第2の下降位置へ下げられると、リング134が電池ハンダ付けステー ションの搬送テーブルの上に位置する電池の上にあるリボン58A、58Bの部 分に係合するように、配列されている。これに関連して、隣接するチューブユニ ット124の間の間隔は、隣接する銀ハンダ付けパッド16の間の間隔と同じで あり、また、2列のチューブユニット124の間の間隔は、2つの母線8の間の 間隔(また、2列の銀ハンダ付けパッド16の間の間隔)と同じであることに注 意する必要がある。 ハンダ付けヘッドが、その上昇位置にある時には、チューブユニット124は 、ハンダ付けステーションのネスト32よりも約1−1/2インチ上方にある。 そのような上昇位置においては、ハンダ付けヘッド120は、リボン50A、5 0Bがそこに供給されている際に、また、切断及びかしめ作業の間に、ハンダ付 けステーションの電池を予熱するように作動するのが好ましく、これにより、電 池の上のハンダを溶かして、導電性リボン48A、48Bを電池接点に融着する ために必要な時間を低減することができる。上記予熱作業は、また、ハンダ接合 を行う工程の間に、ハンダ付け側にだけ熱が加わった場合に生ずるような、電池 のサーマルショックすなわち熱衝撃を防止する。しかしながら、生産性が低下す る危険性が許容されるのであれば、リボンを電池にハンダ付けするためにハンダ 付 けヘッドを下げる時にだけ、チューブユニット124からホットエアを排出する のが経済的である。 リボンクランプ機構140、142は、図5に示すように、ハンダ付けステー ションの下流側の端部に位置している。ハンダ付けステーションのリボンクラン プ機構は、種々の形態を取ることができる。リボンクランプ機構は、運動可能な 圧力付与クランプ部材140(図5)を備えるのが好ましく、該クランプ部材は 、一対のアーム140A、140B(図10)と、アクチュエータ142とを備 えるのが好ましく、上記一対のアームは、テーブルの上方を長手方向に伸長し、 リボンに圧力を与えるための圧力パッドすなわち足部141をそれぞれの自由端 に有しており、また、上記アクチュエータは、空圧シリンダ142の形態を有し ており、上昇した休止位置(図5)と後述する下降したリボンクランプ位置との 間で、部材140を動かす。シリンダ142は、シャーシ45に対して固定され ている。アクチュエータ142の作動は、電気作動型の空気弁202L(図11 )によって制御される。クランプ部材140は、通常は、装填ステーションの電 池に対して、上昇した上昇位置にある。部材140が、空圧シリンダ142の作 用により下降すると、その圧力パッド141は、ハンダ付けステーションの電池 の上方で伸長する2つのリボンに係合し、そのようなリボンを電池に向けて下方 に押圧する。図5及び図10に示すように、アーム140A、140Bは、圧力 パッド141が第1及び第2のチューブユニット124A、124B(すなわち 、かしめ機構94、96から最も離れて位置しているチューブユニット)の間に 位置するような、形状を有している。従って、圧力付与部材140の通常の作用 運動は、ハンダ付けヘッドの垂直方向の運動を阻害せず、また、ハンダ付けヘッ ドの垂直方向の運動も、圧力付与部材の通常の作用運動を阻害しない。 電池ハンダ付けヘッドに関連して設けられているのは、電池上昇機構150、 152、154であって、これら電池上昇機構は、搬送テーブル30の下方に位 置している。電池上昇機構は、プラットフォーム150を備えており、該プラッ トフォームには、2列の直立する入れ子式のペデスタル152、153すなわち 受台が接合されており、上記ペデスタルは、下方の管状部品153の中に入れ子 式に嵌合する中実円筒状の上方の部品152を備えている。各々の列には、4つ のペデスタルが設けられている。上方部品152は、管状の下方部品153の中 に設けられたバネ手段(図示せず)によって、伸長位置(図5)へ偏倚されてい る。少なくとも上方部品152は、下方部品153もそうであるのが好ましいが 、熱伝導率が低いエラストマ材料から形成される(例えば、シリコーンゴムから 成型されるペデスタル)。ペデスタル152、153の寸法及び間隔は、プラッ トフォーム150が上昇した時に、各々のペデスタルがテーブル30の穴36A −Dの異なる1つを通って伸長するように、決定される。各々の上方部品152 の外径(外側直径:o.d.)は、該部品とプラットフォーム150の運動によ って該部品がその中に挿入される穴36A−Dとの間に、ギャップが存在するよ うな寸法である。ペデスタルは、電池のハンダ被覆された領域に整合して、装填 ステーションの電池の下にあるリボンと係合し、上記リボン及び電池をネットか ら上方へ離れるように上昇させるようになされている。そのようにすると、ペデ スタルは、ハンダ付けヘッドのチューブ125B及び割りリング134によって 結果的に各々の電池に与えられる負荷をバランスさせる役割を果たす。 電池上昇プラットフォーム150は、空圧プラットフォーム上下駆動手段15 4に接続されており、該空圧プラットフォーム上下駆動手段154によって上下 させられる。該駆動手段は、シャーシ45に固定されたシリンダと、プラットフ ォーム150に取り付けられて該プラットフォームを支持する作動シャフトとを 有する、空圧アクチュエータを含むのが好ましい。駆動手段154は、プラット フォームを上昇させる時には、上記ペデスタルが、ハンダ付けヘッドの下方のネ ストの電池をテーブル30から短い距離(例えば、0.030−0.060イン チ)だけ上方に持ち上げ、これにより、空気が上昇した電池の下を流れることが できるように、配列されている。アクチュエータ154の作動は、電気制御され る空気弁202Mによって制御される。 図4及び図5に示す装置に関連して、冷却空気マニホールド160の形態の電 池冷却機構も設けられている。冷却空気マニホールドは、ハンダ付けヘッド12 0に取り付けられ、該ハンダ付けヘッドと共に、上昇及び下降する。電池冷却機 構の一部を形成しているのも、冷却空気分配アセンブリであって、このアセンブ リは、マニホールド160に取り付けられて該マニホールドと共に運動可能であ り、また、一対のパイプ162A、162Bを備えており、これらパイプは、ホ ットエアマニホールド122の下方で、2列のチューブユニット124に沿って 、テーブル30の長手方向に伸長している。パイプ162A、162Bは、ハン ダ付けステーションの電池の対応する側縁部の間の距離よりも、更に大きく互い に離れているのが好ましい。冷却空気マニホールド160は、適宜な導管手段( 図示せず)によって、電気作動型の制御弁202Nを介して、コンプレッサ(又 はブロア)125(図11)に接続されている。各々のパイプ162A、162 Bは、複数の空気排出ノズル163を有しており、これら空気排出ノズルは、冷 却空気を下方且つ内方に排出するように、設けられており、これにより、上述の 電池上昇機構によってハンダ付けステーションに持ち上げられている電池の上を 空気が流れることができる。電池冷却手段160、162は、ホットエアハンダ 付けヘッド120と連動して、弁202Nによって作動され、ハンダ付けヘッド によって融解されたハンダを固化し、これにより、リボン58A、58Bとハン ダ付けステーションにある電池との間に、強固なハンダ接合を生じさせる。 後に説明するように、電池がリボンにハンダ付けされた後に、テーブル30の 割り出しが行われ、これにより、ハンダ付けされた電池は、ハンダ付けステーシ ョンから下流側へ移動し、リボン50A、50Bの部分にハンダ付けすべき後続 する電池のための余裕すなわちスペースを与えることを理解する必要がある。ハ ンダ付けステーションの下流側に位置する領域は、収集ステーションと考えるこ とができ、該収集ステーションにおいては、本発明に従ってストリング状(列状 )に互いに結合された電池をテーブル30から取り除き、1又はそれ以上のスト リングの電池を含むモジュールの構造に使用する。 本機械はまた、2つの真空プリナム170、172を備えており、これら真空 プリナムは、シャーシ45に固定されると共に、テーブル30の隣接する側面に 実質的に気密に摺動係合する。テーブルは、各々のネスト32に関連して、図6 の破線で概略的に示す複数の内部通路を有しており、これら内部通路の内方端は 、スタンドオフ部材37の底端部に接続されており、これにより、スタンドオフ 部材の内部空間に負圧を与えることができる。内部通路174の外方端は、プリ ナム170、172のポート(図示せず)と実質的に気密に摺動係合している。 プリナム170、172は、プリナム170が、受け取りステーションにある ネストの通路174の外方端に摺動的に気密に真空接続し、これと同時に、プリ ナム172が、ハンダ付けステーションにあるネストの通路174の外方端と摺 動的に真空接続するように設けられている。これにより、受け取りステーション のスタンドオフ部材37の上に位置する銅リボン50A、50Bに対して、吸引 力を与えることができ、次に、ハンダ付けステーションの同じ銅リボンにも吸引 力を与えることができるように、配列されている。プリナム170、172は、 導管手段(図示せず)によって、それぞれ適宜な電気作動型の空気流量調整弁手 段2020、202Pを介して、真空ポンプ127に接続されている(図11) 。 本機械は更に、冷却空気マニホールドすなわちプリナム180を備えており、 この冷却空気マニホールドは、2列のペデスタルの間で、ペデスタルプラットフ ォーム150の上側部に取り付けられていて、プラットフォームが上昇した時に 、テーブル30の下側部に係合してその間に緊密なシールを形成するようになさ れている。テーブル30は、図6に符号184で概略的に示す、複数の傾斜した 内部通路を有している。上記通路184の上方端は、穴36A−Dと交差してお り、一方、その下方端は、テーブル30の底面の開口185の中で終端となって いる。プリナム180は、その頂端部に細長い開口(図6に破線187で輪郭を 示す)を有しており、該細長い開口は、ハンダ付けステーションのネスト32の 2列の底部開口185を包囲するような寸法を有している。ペデスタルプラット フォーム180が上昇してテーブル30に封止的に係合すると、プリナム180 から通路184の中に冷却空気を供給することができる。上記プリナムは、導管 手段(図示せず)によって、制御装置200によって制御される空気調整弁20 2Qを介して、ブロア125に接続されている。弁202Qが開くと、冷却空気 がプリナム180の中に供給され、そのような空気は、プリナムの排出ポート1 87から、開口185及び通路184(図6)を通って、穴36A−Dの中に流 れ、そのような空気の一部は、上方に流れて、ペデスタル152、153によっ て支持された電池を冷却する助けをする。 図4及び図5に概略的に示す機械の作動モードすなわち運転モードを制御する 制御装置を示している、図11には、電気信号の接続部が実線で示されており、 また、空圧導管が破線で示されている。図11の制御装置の心臓部は、プログラ ム可能なコントローラ200であって、このコントローラは、種々の形態を取る ことができるが、後に説明する運転モードを与える適宜なソフトウエアによって プログラムされる、ディジタルコンピュータであるのが好ましい。 以下に説明する本機械の運転モードは、本発明の方法の好ましい形態を例示す るものである。 説明の便宜上、機械は、その最初の休止状態すなわち休止位置にあると仮定す る。すなわち、機械が作動されてその作動サイクルを開始する前に、ダミー電池 が占める最初のインライン・ネストを除いて、総てのネスト32は空である。上 記ダミー電池は、その前方及び後方の接点の上にハンダペーストを有していない 太陽電池であるのが好ましい。そうではなく、電池ではないブランク、例えば、 その寸法が電池Cと実質的に同じであるEFG成長された矩形状のシリコン基板 をダミー電池として用いることができる。また、上述のように、ハンダペースト でその両側部が予め被覆されている最初の電池Cをプラットフォーム70の上に 置き、その前方グリッド接点を下に向けた後に、テーブル30をその後退位置に する。この後退位置においては、ダミー電池を収容する最初のインライン・ネス ト32が、ハンダ付けステーションに位置している。同時に、リボン分配機構6 0が、その第1の(後退した)位置(図4及び図5)にあり、アクチュエータ6 3は、フィンガ58A、58Bの前方端を上昇位置(図5)に保持するように設 定され、また、クランプ66A、66Bは、リボン50A、50Bを上記フィン ガにクランプさせるように設定される。また、電池ピックアップ位置決めアセン ブリ74は、その上昇位置にあって、テーブル30から水平方向に移動されて、 電池受け取りプラットフォーム70の直ぐ上方に位置しており、コンプレッサ1 25及び真空ポンプ127は作動しており、弁2020、202Pは、プリナム 170、172に吸引力を与えるように設定されており、空気弁202Fは、マ ニホールド74A及びチューブ82に負圧を与えないように設定されており、弁 202Jは、ホットエアハンダ付けヘッド120がテーブル30の上方の上昇位 置に位置するように、設定されており、弁202Mは、電池上昇プラットフォー ム150がその「ダウン」位置すなわち下方位置に位置するように、設定されて おり、弁202Lは、クランプ部材140が上昇した非クランプ位置に位置する ように設定されており、弁202G、202Hは、カッター/クリンパ・キャリ ッジ86及び下方の切断手段100、102がそれそれの上昇位置及び下降位置 にあるように設定されており、弁2021は、かしめブレード94A、94Bが それぞれの傾斜した非かしめ位置に位置するように設定されている。そのような 状態は総て図4及び図5に示されている。また、弁202Kは、ホットエアがハ ンダ付けヘッドのチューブユニット124によって排出されるように設定され、 また、弁202N、202Qは、電池冷却空気パイプ162A、162Bによっ て冷却空気が全く排出されないように、また、冷却空気がプリナム180から穴 36A−Dの中へ全く注入されないように設定されている。 本機械の作動は、「サイクルスタート」スイッチ(図示せず)を作動させるこ とにより、開始され、該スイッチは、コントローラ200を作動させ、このコン トローラは、その機械制御プログラムを実行する。 コントローラ200は、直ちに、リボン供給モータ52A、52Bを励起して リボンディスペンサ駆動装置62を作動させ、これにより、ディスペンサ60に よってリボン50A、50Bをハンダ付けステーションのダミー電池の上方で前 方へ前進させる。これに関連して、リボンディスペンサ・キャリッジ61がその 後退位置にある時には、フィンガ58A、58Bの前方端は、後に説明するリボ ン切断機構の切断平面から約1.0−1.5インチ上流側に位置しており、また 、リボン50A、50Bは、約0.75インチだけ、フィンガ58A、58Bの 先端を越えて前方に突出していることに注意する必要がある。駆動装置62の作 用によるキャリッジ61の前方への運動範囲は、リボンの前方端縁部が、ハンダ 付けステーションのダミー電池の下流側の縁部の約0.25インチ手前にある時 に、上記フィンガが停止するように決定されている。コントローラ200は、駆 動機構62を停止させ、その伸長位置にあるフィンガをダミー電池の上方に置く 。リボンがダミー電池の上方に位置すると直ぐに、アクチュエータ63が作動さ れ、リボンの前方端が、ハンダ付けステーションのリボンクランプ部材140の 足部141が上記フィンガの前方端に係合するようになる位置の下流側のダミー 電池 に係合するに十分なだけ、フィンガ58A、58Bの前方端を下方に枢動させる 。 リボンがダミー電池の上方で前方に伸長すると、直ちに、コントローラ200 が弁202Lを作動させ、これにより、部材140の圧力パッド141が、第1 及び第2(図5において、右から左へ数えて)のホットエアチューブユニット1 24A、124B(図10参照)の間に位置する点でリボン50A、50Bに係 合し、上記リボンをダミー電池にクランプさせるに十分なように、リボン対電池 のクランプアクチュエータ142が、部材140を十分に下降させる。 圧力足部141がリボン50A、50Bに係合すると、直ちに、コントローラ 200は駆動装置62を再度作動させて、キャリッジ61をハンダ付けステーシ ョンからその完全に後退した位置の手前の中間位置まで戻す。しかしながら、こ の作動が生ずる前に、コントローラは、弁202Cを作動させて、クランプ66 A、66Bを解除する。その結果、キャリッジ61がその中間位置に戻るので、 フィンガ58A、58Bは、リボン50A、50Bに対してそれぞれ相対的に摺 動する。その理由は、リボンは、ハンダ付けステーションのクランプ部材140 の作用による運動に抗して、保持されるからである。 キャリッジ61がその中間位置(フィンガ58A、58Bの前方端は依然とし て下降位置にある)に到達すると、リボン50A、50Bは、受け取りステーシ ョンに位置する次のインラインの(第2の)ネスト32の長手方向においてその 上方で、且つ、上記ネストの上流側の隆起部34の上方で、ダミー電池から後方 に伸長する。プリナム170を介して与えられる負圧は、リボンを下方に引っ張 り、これらリボンを、受け取りステーションに位置する次のインラインの(第2 の)ネスト32のスタンドオフ部材37に係合した状態に保持する。 次に、コントローラ200は、弁202G、202Hを介して作用して、カッ ター/クリンパ・キャリッジのアクチュエータ92、及び、下方カッターのアク チュエータ102を同時に作動させ、カッターブレード90、100を動かす。 これらカッターブレードは協働して、受け取りステーションのネスト32の上流 側の端部の上の隆起部34の直ぐ下流側のリボンを切断し、これにより、約0. 75インチだけフィンガから前方に突出する、フィンガによって支持されたリボ ンの新しい先導端を形成する。リボンが切断された直後に、弁202Hが作動さ れ、下方カッターは、そのオリジナル位置へ下がる。次に、弁2021が作動さ れて、クリンパ装置(かしめ装置)のアクチュエータ96によって、クリンパブ レード(かしめブレード)94A、94Bを迅速に往復動させ、これにより、ク リンパブレードは、下方(図5で見て反時計方向)に回転して、ハンダ付けステ ーションのネスト32の隆起部34の直ぐ上流側のリボン50A、50Bに係合 する。これにより、リボンは、図12に示すように、上記隆起部34の周囲でか しめられ、その後、上記クリンパブレードは、それぞれの傾斜したオリジナル位 置へ上方に回転して戻る。かしめられたリボンは、ブレード94A、94Bがそ れぞれの傾斜したオリジナル位置へ戻った後に、それぞれのかしめられた状態に 留まる。クリンパ機構の作動と実質的に同時に、また、好ましくは、クリンパ機 構の作動の直後に、コントローラ200は、(a)弁202Cを作動させて、ク ランプ66A、66Bにより、リボン50A、50Bの新しい先導端(すなわち 、ロール48A、48B上のリボンの端部)をフィンガ58A、58Bにクラン プさせ、また、(b)駆動機構62により、キャリッジ61をその第1の後退位 置へ戻す。また、キャリッジ61のその中間位置からその後退した第1の位置へ の復帰運動と実質的に同時に、コントローラ200は、弁202Bを作動させ、 アクチュエータ63により、上記フィンガをそれぞれの上昇したオリジナル位置 へ戻す。次に、コントローラ200は、アクチュエータ92により、カッター/ クリンパ・キャリッジ86をその上昇した休止位置へ戻す。 コントローラ200は、電池ピックアップ位置決めアクチュエータ78、79 用の制御弁202D、202E、並びに、真空弁202Fを作動させて、以下の 作動を順に生じさせる。すなわち、(a)電池ピックアップ位置決めアセンブリ 74が、下方に動いて、プラットフォーム70上の第1の電池Cに接触し、(b )アセンブリ74が、上記電池を負圧によってプラットフォーム70の上方へ拾 い上げ、(c)アセンブリ74が、水平方向に移動して、上記電池をテーブル3 0の直ぐ上方に位置させ、(d)アセンブリ74が、新しい電池を下降させ、受 け取りステーションにあるネスト32(すなわち、第2のインライン・ネスト) を通って伸長するリボン50A、50Bの切断部分の上方でこれら切断部分に係 合させ、(e)アセンブリ74が、上記電池を解放して、該電池をテーブル30 に よって支持させ、(f)アセンブリ74が、テーブル30から離れる方向に上昇 して、プラットフォーム70の上方に戻る。 次に、クランプ部材140が、ダミー電池から離れる方向に上昇し、駆動装置 46が作動され、(1)ダミー電池をハンダ付けステーションから出し、(2) ハンダ付けステーションの上記第1の電池Cをハンダ付けヘッド120の直ぐ下 方に置き、(3)次の(第3の)ネスト32を受け取りステーションに置くため に十分なように、テーブル30を前進させる(すなわち、テーブルを図4におい て、左から右へ動かす)。この時点において、切断機構90、92及び100、 102によって以前に切断された2つのリボン50A、50Bは、ハンダ付けス テーションの第1の電池Cの下に位置する、それぞれの追従端と、この時点にお いてハンダ付けステーションの下流側に位置しているダミー電池の上に位置する が該ダミー電池に取り付けられていない、それぞれの先導端とを有している。 その後、コントローラは、モータ52A、52B及びリボンディスペンサ駆動 装置62の作動から始まる、上述の幾つかの工程を機械に繰り返させ、これによ り、ディスペンサ60によって、リボン50A、50Bをハンダ付けステーショ ンの第1の電池Cの上方で前方へ前進させる。上記リボンが第1の電池Cの上方 に位置すると、直ちに、アクチュエータ63が作動され、ハンダ付けステーショ ンのリボンクランプ部材140の足部141がそれらに係合することになる箇所 の下流側で、上記リボン50A、50Bの前方端が、上記第1の電池Cに係合す るに十分なだけ、上記フィンガ58A、58Bの前方端を下方に枢動させる。こ の時点において、上記リボンの先端は、上記第1の電池Cの先縁部(下流側の縁 部)の約0.25インチだけ手前にある。その後直ちに、アクチュエータ142 が作動されて、第1及び第2のホットエアチューブユニット124A、124B (図10)の間のスペースの直ぐ下方の点において、上記圧力パッド141が、 リボン50A、50Bに係合して、上記リボンを新しい電池にクランプさせるに 十分なように、部材140を下降させる。 圧力足部141がリボン50A、50Bに係合すると、直ちに、駆動装置62 が再度作動され、これにより、ディスペンサキャリッジ61は、ハンダ付けステ ーションから出て、その第1の(完全に後退した)位置の手前のその中間位置へ 戻る。しかしながら、この作動が生ずる前に、クランプ66A、66Bが解除さ れ、その結果、キャリッジ61が後退したそのオリジナル位置に向かって後方へ 戻る際に、リボンが、ハンダ付けステーションのクランプ部材140の作用によ る運動に抵抗して保持されているので、フィンガ58A、58Bは、リボン50 A、50Bに対して相対的に摺動することになる。ディスペンサキャリッジ61 は、その中間位置で停止し、この時点においては、リボン58A、58Bは、ハ ンダ付けステーションの新しい電池Cから後方に伸長して、受け取りステーショ ンに位置する次のインライン・ネスト32(すなわち、第3のネスト)を横断し 、プリナム170によって弁2020を介して上記次のインライン・ネストに与 えられる負圧が、上記次のインライン・ネスト(第3のネスト)32の中空のス タンドオフ37に接した状態でリボンを保持する。 アクチュエータ92、102は、上述のように作動されて、カッターブレード 90、100によって、受け取りステーションに位置する第3のネスト32の上 流側の端部の隆起部34の直ぐ下流側で、リボンを切断する。その直後に、下方 カッターが、そのオリジナル位置まで下降し、また、クリンパ装置のアクチュエ ータ96が、上述のように再度作動されて、ハンダ付けステーションのネスト3 2の上流側の端部の隆起部34の直ぐ上流側で、クリンパブレード94A、94 Bをリボンに係合させ、図12に示すように、リボンを上記隆起部の周囲でかし める。次に、上記クリンパブレードは回転して、その傾斜したオリジナル位置に 戻る。 クリンパ機構の作動と実質的に同時に、また、好ましくは、その作動の直後に 、コントローラ200は、弁202Cを作動させ、クランプ66A、66Bによ って、リボン50A、50Bの新しい先導端(すなわち、ロール48A、48B のリボンの端部)をフィンガ58A、58Bに係合させ、また、駆動装置62を 作動させて、キャリッジ61をその後退した第1の位置へ戻す。また、キャリッ ジ61の上記復帰運動と実質的に同時に、コントローラ200は、弁202Bを 作動させ、アクチュエータ63によって、フィンガを枢動させて、それぞれの上 昇したオリジナル位置へ戻す。次に、コントローラ200は、アダプタ92によ って、カッター/クリンパ・キャリッジ86をその上昇した休止位置へ戻す。 キャリッジ86が上昇している際に、あるいは、その直後に、コントローラ2 00は、(a)弁202Mを作動させて、アクチュエータ154により、第1の 電池Cを上方に持ち上げて、テーブル20から約0.60インチ隔置させ、また 、(b)弁202Jを作動させて、入れ子式のチューブ124の底端部のリング 部材が電池の上にあるリボンに係合するに十分なだけ、アクチュエータ121に より、ハンダ付けヘッド120を下降させる。必ずしもそうする必要はないが、 コントローラ200は、また、リング部材134が第1の電池Cの上のリボンに 係合すると直ちに、弁202Lを作動させて、アクチュエータ142により、ク ランプ部材140をクランプ位置から上昇させるのが好ましい。コントローラ2 00は、ハンダ被覆された電池の上のハンダペーストが融解するに十分な長さ( 例えば、約2−3秒間)にわたって、アクチュエータ121によって、ハンダ付 けヘッドをその「下方」の加熱位置に保持する(すなわち、ホットエアが、チュ ーブ124から流れ出す)。次に、コントローラは、(a)弁202Kを作動さ せて、チューブ124へのホットエアの流れを遮断し、(b)弁202N、20 2Qを作動させて、冷却空気(例えば、約25°Cの)をパイプ162A、16 2Bから通路184を通して、穴36A−Dに流し、これにより、ハンダ付けス テーションの第1の電池を冷却する。弁202N及び202Qは、作動されてか ら約3秒後に、冷却空気の流れを止める。 コントローラ200は、弁202Jを作動させて、アクチュエータ121によ り、ハンダ付けヘッドを上昇させてその上昇したオリジナル位置へ戻し、また、 弁202Mを作動させて、アクチュエータ154により、プラットフォーム15 0を下降させてその「下方」のオリジナル位置へ戻し、これにより、電池Cをテ ーブル30の上に戻す。上述のように、ハンダ付けヘッドが上昇し、また、プラ ットフォーム150が下降した後に、コントローラ200は、弁202Kを再度 作動させて、ホットエアをチューブ124から排出させる。この作用は、新しい 電池Cがハンダ付けステーションまで前進するまで、遅延させることができる。 その後機械は、電池ピックアップ位置決めアクチュエータ78、79用の弁2 02D、202E、並びに、真空弁202Fの作動から始まる、上述の一連の工 程を順次繰り返して、電池ピックアップ及びプラットフォームアセンブリにより 、 上述の工程(a)乃至(f)を実行し、これにより、第2の新しい電池Cが、受 け取りステーションに位置する第3のネスト32の中に置かれる。次に、テーブ ル30の割り出しを行って、上記第3の電池をハンダ付けステーションへ移動さ せ、その後、機械は、リボンに関する、分配作業、切断作業、かしめ作業、及び 、ハンダ付け作業を上述のように繰り返す。 各々の電池Cは、該電池がハンダ付けステーションへ前進すると直ちに、ハン ダ付けヘッドがまだその上昇位置にある場合でも、上記ハンダ付けヘッドによる 予熱作用を受ける。ハンダ付けヘッドが、ハンダ付け位置へ下降すると、チュー ブ124から排出されるホットエアは、新しい電池の下のリボンの追従端、及び 、新しい電池の上のリボンの先導端をハンダ付けするために必要とされる、上記 電池の上面及び下面上のハンダペーストの融解を行うのに十分なように、新しい 電池、リボン、及び、ハンダペーストを加熱するのに適している。電池は、ハン ダ付けヘッドがまだその上昇位置にある間に、該ハンダ付けヘッドによって、予 熱作用を受けているので、ハンダ付けヘッドをほんの短い時間(例えば、約3秒 間)にわたって上記電池に係合させるだけで、ハンダを融解して該ハンダでリボ ンを濡らすことができる。上記ハンダは、パイプ162A、162B、及び、通 路184によって供給される冷却空気によって、迅速に再度固化する。 本発明の好ましい実施例においては、テーブル30は、テーブル30は、20 のネスト34を有しており、20番目のネストの長手方向に伸長するリボン(す なわち、19番目のネストの中の18番目の電池の上側部にハンダ付けされたリ ボンの部分)が、切断されてかしめられた後に、コントローラは直ちに、機械の 運転サイクルを終了して、直ちに、駆動装置46を迅速に動かし、ハンダ付けヘ ッドの下流側のテーブル30全体が、19番目のネストを通る相互接続された電 池のストリングの第2のものをテーブル30から取り除くことができる領域(「 収集ステーション」)へ移動する。この時点において、コントローラ200によ って、テーブルの運動は停止され、機械は、不作動となり、これにより、オペレ ータは、時間を制限されることなく、相互接続された18の電池から成るストリ ングをテーブル30から取り出すことができる。ダミー電池は、ストリング形成 作業において再度使用するために、第1のネストの中に保持される。電池のス トリングがテーブル30から取り除かれた後に、オペレータは、コントローラ2 00の作動を再開させる。これにより、コンベア駆動装置46は、直ちに、その 後退した(開始時の)オリジナル位置へ迅速に戻り、上述のシーケンス工程に従 って他のグループの電池を一緒にストリングにする準備が整う。上記開始位置に おいては、ダミー電池は、再び、ハンダ付けステーションに位置する。新しい運 転サイクルの開始は、オペレータが、上述の「開始サイクル」スイッチを作動さ せた時に、生ずる。 上述の装置は、多数の利点を提供する。一例として、本装置は、長さが等しく 、電池の所定の領域に正確に付与される、可撓性の導電体のストリップ(例えば 、リボン50A、50B)によって、太陽光電池を相互接続することを容易にす る。また、上記電池は、隣接する電池の間の所定寸法のギャップと共にストリン グに形成される。他の利点は、導電体は、破断、応力、又は、疲労を生じないよ うな態様で、供給ロールから前進され、尚且つ、導電体を電池に平坦に接触させ て、導電体を電池に容易にハンダ付けすることができることである。 応力解放クリンプをリボンに設けることは、相互接続された電池から成るスト リングの完全性に関して、効果的であり、粗い縁部を有する多結晶電池を用いる 場合に、特に重要である。歪みを効果的に解放するために、各々のクリンプの中 央部分とリボンが折り曲げられて2つの接続された電池に平坦に整合する2つの 点との間に十分な距離を形成することが好ましい。 別の利点は、電池に過度の機械的な圧力を与えない手段によって、導電体スト リップをハンダ付けし、これにより、電池の損傷を防止することができることで ある。他の重要な利点は、電池に過剰な機械的歪みを与えることなく、ハンダを 融解させることができる、ホットエアによって、ハンダ付けが行われることであ る。また、本方法は、ハンダ被覆された電池を予熱する工程を効果的に用いて、 ホットエアによるハンダ付け工程を加速し、サーマルショック及び不均一性を防 止あるいは低減する。 ハンダ付けステーションの電池のハンダ被覆された領域に対する、ホットエア 供給チューブ124、及び、ペデスタル152、153の正確な位置は、前方及 び後方の電池接点にリボンを信頼性をもってハンダ付けすることを確実にする。 導電体を電池の上方に位置するように搬送する本方法及び手段も利点を有する 。導電体が電池の上方に位置するように位置決めする間に、あるいは、ハンダ付 け作業を行っている間に、どのような機械的な力も電池に与えないことは、重要 であり、その理由は、EFG成長された多結晶基板から形成される場合には、0 .012乃至0.018インチの厚みを一般的に有する、シリコン電池は、極め て脆く、従って壊れ易いからである。 複数の導電性のストリップが、太陽電池の両側の複数の箇所に、同時にハンダ 付けされるという事実によって、製造上の重要な利点が、本発明によってもたら される。従って、他の利点は、本発明は、可撓性の導電体を、太陽電池の前方及 び/又は後方の接点の複数の箇所に対して、同時にハンダ付けするための、新規 で信頼性のある装置及び方法を提供することである。 別の利点は、金属から形成され、従って、熱伝導性が高い、剛性の搬送テーブ ルすなわちコンベアテーブル30を用いることができるという事実から生ずる。 その理由は、スタンドオフ部材37が、電池をテーブルと直接接触しない状態に 保持し、従って、テーブルが、質量の大きなヒートシンクとして作用するのを防 止するからである。ハンダの冷却が行われている時には、上昇した電池の下に位 置する導電体を、電池のハンダ被覆された領域に接触させ、テーブル30とは接 触しないように維持する、電池上昇手段を用いることにより、ハンダ付けプロセ スは、更に向上する。 別の大きな利点は、本装置は、比較的簡単に構成され、従って、その作動に信 頼性があることである。本発明は、例えば、上述の米国特許出願シリアルNo. 08/191,622号に開示されるタイプの機械である、ハンダペースト塗布 機械から、電池供給プラットフォーム70に、あるいは、テーブル30のネスト 32に直接、予めハンダ付けされた電池を自動的に供給するための手段と共に用 いることができるようにすることができるので、本発明は更に利点を有する。 本発明の別の重要な利点は、種々の方法で変更することができることである。 従って、各々の電池の表面のハンダ付け箇所の数を変えることができる。また、 例えば、上述の装置及び方法を、2つの別個のハンダ付けヘッドを用いるように 変更し、一方のヘッドで、導電体ストリップを前方接点にハンダ付けし、また、 他方のヘッドで、同じ導電体ストリップを後方接点にハンダ付けすることができ る。そのような変更例においては、前方及び後方の接点に対するハンダ付けは、 同時に行うか、あるいは、一方のハンダ付け後に他方のハンダ付けを行うことが できる。後者の場合には、ストリップを最初に前方接点に接合するか、あるいは 、後方接点に最初に接合するかは、重要なことではない。 また、本装置には、(a)可撓性の導電体50A、50Bの供給源が消尽した こと、又は、電池をテーブル30のネストへ搬送することができないこと、若し くは、2つの導電性のストリップの一方又は他方が適正に位置していない場合を 決定する、センサ手段(図示せず)を設け、そのようなセンサからの出力信号を 用いて、機械の運転を停止させることができる。同様のセンサを用いて、機械の 他の作動要素(例えば、電池ピックアップ位置決めアセンブリ、及び、切断手段 、かしめ手段、又は、ホットエア加熱手段)が所定の機能を果たさない場合に、 機械の運転を防止することができる。また、駆動装置又はアクチュエータとして の、電動モータ及び適正なリンク機構の如き、種々の通常の要素を、例えば、電 池ピックアップ位置決めアセンブリ74、リボンディスペンサ60、ハンダ付け ヘッド120、切断及びかしめ機構などの種々の作動アセンブリの代わりに用い ることにより、本発明を変更することができる。 勿論、本方法は、上述の機械の総ての特徴を有する機械を用いることなく、実 施することができる。従って、例えば、電池ピックアップ位置決めアセンブリ7 4及びプラットフォーム70を省くことができ、また、受け取りステーションに 位置する各々のネストに、手で電池を供給することができる。 また、本発明の原理から逸脱することなく、上述の本方法及び本装置の種々の 工程の幾つかの順序を変更することができる。従って、例えば、キャリッジ61 が、ハンダ付けステーションから引っ込められた時には、リボンカッターを作動 させる前あるいはその後に、クランプ66A、66Bをリボンクランプ位置へ復 帰させることができる。また、リボンクランプ部材140は通常、リボンがハン ダ付けヘッドのリング134によって係合されると直ちに、そのリボンクランプ 位置から解放されるが、リボンクランプ部材は、上記リングがリボンに係合する 前に、解放するか、あるいは、ハンダ付けヘッドがその上昇した休止位置へ戻っ た後に、非クランプ位置へ動かすことができる。 クリンプ手段すなわちかしめ手段94、96を省くことができるが、そのよう な手段を用いることが好ましく、その理由は、リボンを図示のようにかしめた場 合に、最善の結果を得ることができるからであることを理解する必要がある。ま た、かしめ手段の形態は、該かしめ手段が、歪みを除く目的に適したオフセット クリンプをリボンに形成することができる限り、変形することができる。勿論、 各々の電池にハンダ付けされる導電性リボンの数を変えることができ、従って、 前方及び後方の接点は、2つの導電性リボンではなく、1つだけの導電性リボン を有することができる。 本発明の別の変形例は、ハンダコーティングを電池接点にではなく、リボンに 付与することを含む。また、ハンダ付けステーションの電池のハンダの斑点を加 熱して再流動化させるための他の何等かの加熱手段を採用することにより、ハン ダ付けヘッドを変更することができる。更に別の自明の変更は、電池の後方接点 がテーブル30に向かって下方を向くように、電池をネスト32の中に設けるこ とである。 本発明の他の利点及び変更例は、当業者には自明であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴンシロラウスキー,ロナルド・シー アメリカ合衆国マサチューセッツ州01923, ダンヴァース,ブラッドリー・ロード 18 (72)発明者 ハーヴェイ,デービット・エス アメリカ合衆国マサチューセッツ州01450, グロトン,ホイリー・ロード 228 (72)発明者 ビリングス,リチャード・オー アメリカ合衆国マサチューセッツ州01876, チュークスベリー,クローフォード・ドラ イブ 10 (72)発明者 ホルムズ,カール・ケネス アメリカ合衆国ニューハンプシャー州 03827,ケンジントン,バートレット・ロ ード 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 実質的に平坦な対向する第1及び第2の面を有する基板と、これら第1 及び第2の面にそれぞれ接合された第1及び第2の接点と、前記第1及び第2の 接点の整合された領域の中の選択された領域に設けられるハンダ被覆とを各々有 する、太陽電池をストリング状に相互に接続する方法であって、 (a) 前記第1の接点が下方を向くように、第1の電池を受け取りステーシ ョンに供給する工程と、 (b) 前記第1の電池を、前記受け取りステーションから、該電池受け取り ステーションの下流側に位置するハンダ付けステーションへ前進させる工程と、 (c) 少なくとも1つの細長い導電性のリボンの先導端を、前記受け取りス テーションの上流側に位置する前記リボンのロールから、前記受け取りステーシ ョンを介して前記ハンダ付けステーションへ前進させ、その際に、前記リボンが 、前記第1の電池の前記第2の接点のハンダ被覆された領域の上に位置すると共 に、該領域に係合されるようにし、また、前記受け取りステーションを通って前 記ハンダ付けステーションから後方へ伸長するようにする工程と、 (d) 前記ハンダ付けステーションの前記第1の電池に対して相対的に運動 しないように、前記リボンの前記先導端を解放可能に保持する工程と、 (e) 前記受け取りステーションの直ぐ上流側で前記リボンを切断して、リ ボンの切断部分が、前記受け取りステーションを通って伸長する追従端を有し、 また、前記ロールの周囲のリボンが、新しい先導端を有するようにする工程と、 (f) 前記切断部分の前記先導端を前記第1の電池の前記第2の接点にハン ダ付けする工程と、 (g) 同様な第2の電池を、前記装填ステーションから、前記受け取りステ ーションへ供給し、その際に、前記第2の電池の前記第1の接点が下方を向いて 、前記リボンの切断部分の追従端に係合するようにする工程と、 (h) 前記第1の電池を前記ハンダ付けステーションから下流側に出し、同 時に、前記第2の電池を前記ハンダ付けステーションへ前進させる工程と、 (i) 前記ロールからの前記リボンの新しい先導端を、前記受け取りステー ションを通して、前記ハンダ付けステーションへ前進させ、その際に、前記新し い先導端が、前記第2の電池の前記第2の接点のハンダ被覆された領域の上に位 置すると共に、該領域に係合されるようにし、また、前記新しい先導端が、前記 ハンダ付けステーションから前記受け取りステーションを通って後方に伸長する ようにする工程と、 (j) 前記第2の電池に対して相対的に運動しないように、前記リボンの前 記新しい先導端を解放可能に保持する工程と、 (k) 前記リボンを前記受け取りステーションの直ぐ上流側で切断して、前 記受け取りステーションを通って伸長する追従端を有するリボンの別の切断部分 を形成すると共に、前記ロールの周囲のリボンが、別の新しい先導端を有するよ うにする工程と、 (l) 前記リボンの別の切断部分の先導端を、前記第2の電池の前記第2の 接点にハンダ付けし、また、前記第1の切断部分の追従端を、前記第2の電池の 前記第1の接点にハンダ付けする工程と、 (m) 前記工程(g)から始まる工程を順次繰り返して、複数の電池を電気 的に直列に前記リボンで相互に接続する工程とを備えることを特徴とする、太陽 電池をストリング状に相互接続する方法。 2. 請求項1の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、新し い電池が前記受け取りステーションへ前進される前に、前記リボンの切断部分を 、前記ハンダ付けステーションの直ぐ上流側の点においてかしめる工程を更に備 えることを特徴とする、太陽電池をストリング状に相互接続する方法。 3. 請求項2の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、前記 切断する工程及び前記かしめる工程が、前記工程(g)の前に実行されることを 特徴とする、太陽電池をストリング状に相互接続する方法。 4. 請求項1の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、前記 ハンダ付けが、前記ハンダ付けステーションのリボン及び電池を加熱する、ホッ トエアによって実行されることを特徴とする、太陽電池をストリング状に相互接 続する方法。 5. 請求項4の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、前記 ホットエアによる加熱の次に、冷たい空気流を前記ハンダ付けステーションの電 池に導くことを特徴とする、太陽電池をストリング状に相互接続する方法。 6. 請求項1の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、前記 電池は、1つの電池を収容する寸法を各々有する一連のネストを有するコンベア によって、前記受け取りステーションから、前記ハンダ付けステーションへ搬送 され、次に、前記ハンダ付けステーションの下流側に搬送されることを特徴とす る、太陽電池をストリング状に相互接続する方法。 7. 請求項6の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、前記 ハンダ付けステーションにおいて、各々の電池を前記コンベアから持ち上げて、 前記電池に対する熱伝達を促進する工程を更に備えることを特徴とする、太陽電 池をストリング状に相互接続する方法。 8. 請求項6の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、電池 は、前記コンベアの運動経路の一方の側に位置する装填ステーションから、前記 受け取りステーションへ供給されることを特徴とする、太陽電池をストリング状 に相互接続する方法。 9. 請求項8の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、電池 は、負圧を用いて電池を装填ステーションから上方に持ち上げて該電池を前記受 け取りステーションに搬送する、電池フィーダ機構によって、前記装填ステーシ ョンから前記受け取りステーションへ供給されることを特徴とする、太陽電池を ストリング状に相互接続する方法。 10. 請求項1の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、前記 リボンは、機械的なリボンフィーダによって、前記ロールから送り出されて、前 記ハンダ付けステーションへ搬送され、前記リボンフィーダが、前記受け取りス テーションの上流側の後退した第1の位置と該リボンフィーダが前記ハンダ付け ステーションの中へ伸長する第2の位置との間で、往復運動することを特徴とす る、太陽電池をストリング状に相互接続する方法。 11. 請求項1の太陽電池をストリング状に相互接続する方法において、前記 第1及び第2の接点は各々、その整合された第1の一連の領域の各々に設けられ る、ハンダ被覆と、その整合された第2の一連の領域に設けられる、ハンダ被覆 とを有しており、更に、2つの導電性のリボンが、前記第1の接点の前記第1及 び第2の一連の整合された領域にハンダ付けされ、また、別の2つのリボンが、 前記第2の接点の前記第1及び第2の一連の整合された領域にハンダ付けされて いることを特徴とする、太陽電池をストリング状に相互接続する方法。 12. 実質的に平坦な対向する第1及び第2の面を有する基板と、前記第1及 び第2の面にそれぞれ接合された第1及び第2の接点と、各々の接点の選択され た領域に設けられるハンダ被覆とを各々有する、太陽光電池を、予め錫メッキさ れた可撓性の導体を用いて、ストリング状に相互に接続するための装置であって 、 (a) 相互接続すべき電池を受け取って一時的に保持するための、太陽電池 装填ステーションと、 (b) 前記装填ステーションからの電池を第1の受け取りステーションにお いて受け取り、前記電池を、前記受け取りステーションから、一時に1つづつ、 ある選択された軸線に沿って順に、前記受け取りステーションの下流側に位置す るハンダ付けステーションへ前進させるための、コンベア手段と、 (c) 前記装填ステーションから、電池を一時に1つづつ、前記受け取りス テーションにおける前記コンベア手段に供給するための、電池フィーダ手段と、 (d) 前記コンベア手段を間欠的に動かして、該コンベア手段に支持されて いる電池を、前記受け取りステーションから前記ハンダ付けステーションへ段階 的に前進させ、次に、前記収集ステーションへ前進させるための、駆動手段と、 (e) 予め錫メッキされた金属リボンの形態の細長い導体の供給ロールを保 持するための、供給支持手段と、 (f) 前記受け取りステーションの上流側に位置する第1の位置と前記ハン ダ付けステーションに位置する電池の上方の第2の位置との間で、前記軸線に対 して平行に往復運動するように取り付けられた、リボンフィーダ手段であって、 当該フィーダ手段が前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する際には、前記 リボンの先導端を解放可能に保持し、当該リボンフィーダ手段が前記第1の位置 へ戻る際には、前記リボンを解放して当該フィーダ手段と前記リボンとの間の相 対的な運動を許容する、第1のクランプ手段を有しており、これにより、当該フ ィーダ手段が前記第2の位置から前記第1の位置へ戻る際に、前記リボンの先導 端が前記ハンダ付けステーションに拘束されている場合には、前記リボンが、分 配されて、前記コンベア手段の上方で前記ハンダ付けステーションから前記受け 取りステーションを通って当該フィーダ手段へ戻るように伸長するようにする、 リボンフィーダ手段と、 (g) 前記リボンの先導端を前記ハンダ付けステーションに位置する電池に 解放可能に押し付けるための、第2のクランプ手段と、 (h) 前記ハンダ付けステーションに設けられていて、前記リボンの先導端 を前記第1の接点にハンダ付けし、また、同時に、別のリボンの追従端を前記第 2の接点にハンダ付けするための、ハンダ付け手段と、 (i) 前記リボンを、前記受け取りステーションの直ぐ上流側で切断するた めの、カッター手段と、 (j) 前記各手段を順次繰り返し作動させ、(1)前記ロールからのリボン の先導端を前記リボンフィーダ手段によって前進させて、前記ハンダ付けステー ションの第1の電池の上方に位置させると共に、前記受け取りステーションを通 して伸長させる工程と、(2)前記第1の電池に対して相対的に運動しないよう に、前記リボンの先導端を保持して、リボンキャリアを前記ハンダ付けステーシ ョンから戻し、これにより、前記リボンの露出された部分が、前記ハンダ付けス テーションから前記受け取りステーションを通って伸長するようにする工程と、 (3)前記リボンを切断し、前記ハンダ付けステーションの前記第1の電池を通 り、前記受け取りステーションを通って後方に伸長する、リボンの切断部分を形 成する工程と、(4)前記リボンの切断部分の先導端を前記ハンダ付けステーシ ョンの前記第1の電池にハンダ付けする工程と、(5)第2の電池を前記受け取 りステーションへ供給して、前記リボンの切断部分の追従端の上方に位置させる 工程と、(6)前記コンベア手段により、前記第1の電池を前記ハンダ付けステ ーションから出るように動かし、また、前記第2の電池を前記ハンダ付けステー ションへ動かす工程と、(7)リボンの新しい先導端を前進させて、該先導端を 前記ハンダ付けステーションの第2の電池の上に位置させる工程から始まるプロ セスを繰り返して、1つのリボンの追従端を、前記第2の電池の第1の接点にハ ンダ付けし、また、別のリボンの先導端を前記第2の電池の第2の接点にハンダ 付けする工程とを、実行することを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相 互接続するための装置。 13. 請求項12の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記ハンダ付け手段は、前記ハンダ付けステーションのリボン及び電池に ホットエアを導くことにより、ハンダ付けを行うようになされていることを特徴 とする、太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置。 14. 請求項12の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記ハンダ付けステーションの電池を前記コンベア手段から持ち上げて前 記コンベア手段と接触しないようにし、前記電池を、ある有限の時間にわたって 、その持ち上げられた位置すなわち上昇位置に保持するための手段と、前記ハン ダ付けステーションの前記電池が上昇位置にある間に、該電池を冷却するための 手段とを更に備えることを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相互接続す るための装置。 15. 請求項13の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記コンベア手段は、貫通する穴を有しており、更に、これら穴を通って 運動することができ、前記ハンダ付けステーションの電池を前記コンベアから持 ち上げるための手段を更に備えることを特徴とする、太陽光電池をストリング状 に相互接続するための装置。 16. 請求項12の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記リボンを前記受け取りステーションの電池の直ぐ上流側でかしめるた めのかしめ手段を更に備えることを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相 互接続するための装置。 17. 請求項16の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記かしめ手段は、前記切断手段と実質的に同時に作動されることを特徴 とする、太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置。 18. 請求項12の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記コンベア手段は、各々が単一の電池を収容するようになされている個 々のネストを備えていることを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相互接 続するための装置。 19. 請求項12の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記ハンダ付け手段は、前記コンベア手段の平面に対して直交して伸長す る経路に沿って運動可能であり、更に、前記ハンダ付け手段を、前記ハンダ付け ステーションに位置する電池に接近させたり離したりするための手段を備えるこ とを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置。 20. 請求項12の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記カッター手段は、前記コンベア手段の平面に対して直角に伸長する経 路に沿って運動可能であって、これにより、前記切断手段を前記リボンに係合さ せたり該リボンから離したりするための、カッターブレード手段を備えているこ とを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置。 21. 請求項20の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記カッター手段は、前記コンベアの上方及び下方にそれぞれ設けられて いて、互いに重なり合う関係になるように運動可能であって、これにより、その 間に伸長するリボンを切断するための、上方及び下方のカッター部材を備えてい ることを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置。 22. 請求項21の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記コンベア手段は、前記上方及び下方のカッター部材が互いに重なり合 う関係になるように移動する際に、これらカッター部材の少なくとも一方を受け 入れるように位置決めされた、開口を備えることを特徴とする、太陽光電池をス トリング状に相互接続するための装置。 23. 請求項20の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記リボンを前記ハンダ付けステーションの直ぐ上流側でかしめるための かしめ手段を更に備えることを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相互接 続するための装置。 24. 請求項12の太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置にお いて、前記リボンフィーダ手段が、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動す ると同時に、前記リボンのロールを回転させるための、モータ付き手段を更に備 えることを特徴とする、太陽光電池をストリング状に相互接続するための装置。 25. 電池を相互に接続するための装置であって、 (1) 第1の電池受け取りステーションから第2の電池ハンダ付けステーシ ョンへ、第1の軸線に沿って、電池を搬送するための、コンベア手段と、 (2) 装填ステーションから前記受け取りステーションにおける前記コンベ ア手段に電池を供給し、そのように供給された各々の電池が、前記コンベア手段 の上に置かれて、その前方又は後方の接点が、前記コンベア手段に係合し、また 、前記前方及び後方の接点の他方が、前記コンベア手段の反対側を向くようにす るための、電池フィーダ手段と、 (3) 前記コンベア手段を命令に応じて段階的に動かして、該コンベア手段 に支持されている電池を、前記受け取りステーションから前記ハンダ付けステー ションへ前進させ、次に、前記ハンダ付けステーションから、前記受け取りステ ーション及びハンダ付けステーションの下流側に位置する収集ステーションへ前 進させるための、駆動手段と、 (4) リボンの形態の細長い可撓性の導電体の供給ロールを保持するための 、手段と、 (5) 前記受け取りステーションの上流側に位置する第1の位置と前記ハン ダ付けステーションに位置する電池が占める領域の上方の第2の位置との間で、 前記軸線に対して平行に往復運動するように取り付けられた、リボンフィーダ手 段であって、当該フィーダ手段が前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する 際には、前記リボンの先導端を解放可能に保持し、当該リボンフィーダ手段が前 記第1の位置へ戻る際には、前記リボンを解放して当該フィーダ手段と前記リボ ンとの間の相対的な運動を許容する、第1のクランプ手段を有しており、これに より、前記フィーダ手段が前記第2の位置から前記第1の位置へ戻った後に、前 記リボンが、前記受け取りステーションを通って前記ハンダ付けステーションか ら後方へ伸長するようにするための、リボンフィーダ手段と、 (6) 前記リボンの先導端を前記装填ステーションに位置する電池に解放可 能に押し付けるための、第2のクランプ手段と、 (7) 前記リボンを前記受け取り位置の直ぐ上流側で切断するための、手段 と、 (8) 前記リボンの先導端を、前記ハンダ付けステーションの電池の上方を 向いた接点にハンダ付けし、同時に、同じ電池の他方の接点を、その電池の下方 に位置する別のリボンの追従端にハンダ付けするための、ハンダ付け手段と、 (9) 上述の手段を順次繰り返して作動させ、(a)前記ロールからのリボ ンの先導端を前進させて、該先導端が、前記ハンダ付けステーションの第1の電 池の上方に位置し、また、前記受け取りステーションを通って伸長するようにす る工程と、(b)前記ロールからのリボンの先導端を、前記ハンダ付けステーシ ョンの電池に対して相対的に運動しないように保持する工程と、(c)前記リボ ンを切断して、前記ハンダ付けステーションの電池を通り、前記受け取りステー ションを通って後方へ伸長する、リボンの第1の切断部分を形成する工程と、( d)リボンの前記切断部分の先導端を、前記ハンダ付けステーションの電池の上 方を向いた接点にハンダ付けする工程と、(e)第2の電池を前記受け取りステ ーションに供給して、該第2の電池が、前記受け取りステーションにあるリボン の第1の切断部分の追従端の上方に位置するようにする工程と、(f)前記コン ベアを動かして、前記第1の電池を前記ハンダ付けステーションから出し、また 、第2の電池を前記受け取りステーションから前記ハンダ付けステーションへ動 かす工程と、(g)リボンの新しい先導端を前進させて、該先導端が前記ハンダ 付けステーションの新しい電池の上方に位置させる工程から始まるプロセスを繰 り返し、これにより、1つのリボンの長さの追従端が、前記第2の電池の下方を 向いた接点にハンダ付けされ、また、別のリボンの長さの先導端が、第2の電池 の上方を向いた接点にハンダ付けされるようにする工程とが行われるようにする 、手段とを備えることを特徴とする、電池を相互に接続するための装置。 26. 請求項25の電池を相互に接続するための装置であって、実質的に平坦 な対向する第1及び第2の面と、これら面にそれぞれ接合された第1及び第2の 接点と、前記第1及び第2の接点の選択され且つ整合された領域に設けられるハ ンダペースト被覆とを有する、太陽電池を相互接続するための装置が、更に、ハ ンダ付けの間に、リボンの前記選択された領域に接触するリボンの第1の切断部 分の追従端を前記第1の面の前記選択された領域に接触した状態に保持するため の、第1の手段と、ハンダ付けの間に、リボンの第2の切断部分の先導端を前記 第2の面の選択された領域に接触した状態に保持するための、第2の手段とを備 えることを特徴とする、電池を相互に接続するための装置。 27. 請求項26の電池を相互に接続するための装置において、前記第1の手 段は、リボンの前記第1の切断部分の前記追従端と係合したり離れたりするよう に運動可能な、ペデスタル手段を備えることを特徴とする、電池を相互に接続す るための装置。 28.請求項26の電池を相互に接続するための装置において、前記第2の手段 が、ホットエアハンダ付け機構の一部を構成することを特徴とする、電池を相互 に接続するための装置。 29. (1)複数のフィンガに交差する2つの母線を含む、グリッド型の前方 接点と、(2)後方接点と、(3)各々の母線の少なくとも選択された領域及び 前記後方接点の選択された領域に被覆されている、ハンダ材料とを各々有してお り、前記後方接点の選択された領域が、前記母線の選択された領域に整合されて いる、相互に隣接する一連の太陽電池を、2つの可撓性の導電体で相互に接続す るための方法であって、(1)前記2つの可撓性の導電体をその供給ロールから 前進させて、該導電体を、第1の電池の前方及び後方の接点の一方のハンダ被覆 された領域に重なる関係に位置決めする工程と、(2)前記導電体を切断して、 2つの別個の導電体部分を形成し、これら導電体部分が各々、前記第1の電池の 前記一方の接点に重なる先導端と、前記第1の電池から離れる方向に伸長する追 従端とを有するようにする工程と、(3)前記導電体部分の先導端を前記第1の 電池の前記一方の接点にハンダ付けする工程と、(4)第2の電池を、前記2つ の導電体部分の追従端の上方に位置決めし、これにより、前記第2の電池の前方 及び後方の接点の他方のハンダ被覆を、前記追従端に係合させ、従って、これら 追従端が、その後、前記第2の電池の前記他方の接点にハンダ付けされる時に、 前記第1及び第2の電池が、電気的に直列に互いに接続されるようにする工程と を備えることを特徴とする、相互に隣接する一連の太陽電池を2つの可撓性の導 電体で相互に接続するための方法。 30. 請求項29の2つの可撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を相互接 続するための方法において、前記ハンダ付けが、前記電池にホットエアを導くこ とにより行われることを特徴とする、2つの可撓性の導電体で隣接する一連の太 陽電池を相互接続するための方法。 31. 請求項29の2つの可撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を相互接 続するための方法において、前記導電体は、ハンダ付けが行われる際に、物理的 な手段によって、選択された領域に接して保持されることを特徴とする、2つの 可撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を相互接続するための方法。 32. 請求項31の2つの可撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を相互接 続するための方法において、前記ハンダ付けが、前記電池にホットエアを導くこ とにより行われ、また、前記物理的な手段が、前記電池の一方の側部にホットエ アを導くための手段を備えることを特徴とする、2つの可撓性の導電体で隣接す る一連の太陽電池を相互接続するための方法。 33. 請求項29の2つの可撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を相互接 続するための方法において、前記電池は、運動可能なコンベアの上に設けられ、 また、前記電池は、前記ハンダ付け工程(c)の間に、前記コンベアから持ち上 げられることを特徴とする、2つの可撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を 相互接続するための方法。 34. 請求項33の2つの可撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を相互接 続するための方法において、前記ハンダ付け工程(c)の間に、前記第2の電池 が、前記導電性のリボンの追従端を前記第2の電池に接した状態で保持するため の手段によって、前記コンベアから持ち上げられることを特徴とする、2つの可 撓性の導電体で隣接する一連の太陽電池を相互接続するための方法。
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