JPH09508442A - ばら材料を分配する装置 - Google Patents

ばら材料を分配する装置

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JPH09508442A JP7520338A JP52033895A JPH09508442A JP H09508442 A JPH09508442 A JP H09508442A JP 7520338 A JP7520338 A JP 7520338A JP 52033895 A JP52033895 A JP 52033895A JP H09508442 A JPH09508442 A JP H09508442A
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Abstract

(57)【要約】 ばらの材料を分配するための装置は、第1回転子(18)から懸垂されたシュート(10)を有し、該シュートは回転駆動せしめられ、かつ揺動回転軸線(33)の回りを、揺動回転し得るようになっている。揺動回転リング(38)はシュート(10)に連結され、該シュートの水平な揺動回転軸線(33)に鉛直な軸線(36)の回りを揺動回転し得るようになっている。好ましくは、大きな直径を有する懸垂軸受(52)から成る案内装置は、第2回転子(40)によって支持される。この案内装置は揺動回転リング(38)に対し、第2回転子(40)に装架された基準枠内に、傾斜回転面を規定し、該傾斜回転面は水平基準面と、角度αをなしている。揺動回転リング(38)は、この傾斜回転面内を相対的に回転する時に、シュート(10)を、揺動回転軸線(33)の回りにおいて揺動回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】 ばらの材料を分配する装置 本発明は、可変傾斜角を有する回転シュートを使用して、ばらの材料を分配す る装置に関するものである。さらに詳述すれば、本発明は、ばらの材料を分配す る装置において、ばらの材料に対する送給シュートと、実質的に垂直な回転軸線 を有する第1回転子とから成り、シュートは前記第1回転子から懸垂され、実質 的に水平な枢軸(揺動回転軸線,pivoting axis)の回りを揺動回転(pivot)し 得るようになっており、さらにこの装置には、前記第1回転子と同軸な関係の回 転軸線を有する第2回転子が設けられている。 ばらの材料を分配するこのような装置は、たとえば高炉、特に衝風炉に対する 装填装置に使用される。この時シュートは装填材料を、高炉内の装填物の表面に 分配する。 序文に記載した装置においては、本来、第1回転子が、鉛直な軸線の回りにお いてシュートを回転させる。第2回転子はシュートと相互的に作用し、鉛直線に 対するシュートの傾斜角を決定するようになっている。この目的のために、第2 回転子は揺動回転機構によってシュートに連結され、二つの回転子間の偏倚角度 の変化を、鉛直な揺動回転面内における、シュートの傾斜角の変化に変換する。 水平な揺動回転軸線の回りにおいて、シュートを揺動回転させるモーメントを 発生し、かつこのモーメントをシュートに伝達する、揺動回転機構には種々の変 形が提案されている。 US−A−3、766、868が提案する、序文記載の形式の装置においては 、シュートの揺動回転面内に位置するロッドが、シュートの背面の一端に、関節 状に連結されている。このロッドの他端は、第2回転子の正弦波状案内通路内に 案内されている。 US−A−3、814、403が提案する、序文記載の形式の装置においては 、第2回転子が鉛直な回転軸線と同軸な関係の、歯車リングを形成している。こ の歯車リングは第1ピニオンを介して、無端ねじを駆動し、該無端ねじは第2ピ ニ オンを介して、扇形歯車に作用する。この扇形歯車は、シュートに対する懸垂軸 受に側法から固定されている。 US−A−4、368、813が提案する、序文記載の形式の装置においては 、同様に回転子が、シュートの垂直回転軸線と同軸な関係の、歯車リングを有し ている。この歯車リングは、連接棒の、垂直軸線を有する入力歯車、および第1 回転子によって支持されたクランク機構と共働する。この機構の連接棒は、シュ ートの揺動回転面内に含まれ、かつその自由端で、シュートの背面に関節状に連 結されている。 US−A−4、941、792は、序文記載の形式の装置の、二つの実施例を 提案している。第1実施例においては、第1回転子によって支持された、揺動回 転レバーが使用され、該レバーがシュートの揺動回転面内において揺動回転し得 るようになっている。この揺動回転レバーは、玉継手を備えたロッドを介して、 第2回転子に連結されている。シュートは、二つの側方懸垂軸受を有し、各軸受 にはクランクが嵌め合わされている。フォークロッド(stirrup)は揺動回転ロ ッドを、シュートの二つのクランクに連結している、第2実施例においては、第 2回転子が環状歯車セグメントを支持し、該歯車セグメントは、シュートの側方 から垂直軸受に装架された扇形歯車と共働する。 US−A−5、002、806が提案する、序文記載の形式の装置においては 、第2回転子がクランクに連結され、該クランクは玉継手を備えたロッドによっ て、シュートの側方から懸垂軸受に装架されている。 US−A−5、022、806が提案する、序文記載の形式の装置においては 、シュートは側方に腕を有し、該腕はその上に関節状に連結された足によって、 案内路内を摺動する。この案内路は、第2回転子よって支持された湾曲部材によ って画定される。案内路を画定する湾曲部材の曲率中心は、揺動回転軸線と、シ ュートの回転軸線の交点に位置している。 一般的にシュートを、その水平な揺動回転軸線の回りにおいて揺動回転させる ために、該シュートに伝達されるべきモーメントが非常に大きくなり、特にシュ ートが非常に大きくて重い構造の場合(たとえば衝風炉の場合)、および(また は)揺動回転の振幅が大きな場合には、特に大きくなる。この場合は、第2回転 子をシュートに連結する揺動回転機構によって、大きな力を伝達せねばならぬ。 本発明の目的は、序文に記載された形式の装置において、第2回転子とシュー トの間の、力の伝達を改良することである。 本発明によれば、この目的はばらの材料を分配する装置において、 ばらの材料を送給するシュートと、 実質的に鉛直な軸線を有する第1回転子であって、シュートが前記第1回転子 から懸垂され、この回転子によって回転駆動せしめられ、かつ実質的に水平な揺 動回転軸線の回りを揺動回転し得るようになった第1回転子と、 前記第1回転子と実質的に同軸な関係の、回転軸線を有する第2回転子と、 シュートの揺動回転軸線に対して、直径上で反対側に相対する二つの点におい て、シュートに連結された揺動回転リングで、該リング自体が、シュートの水平 な揺動回転軸線に垂直な軸線の回りを揺動回転し得るようになった揺動回転リン グと、 第2回転子に支持され、3点以上の点において揺動回転リングと接触し、前記 揺動回転リングに対し、第2回転子に付随する座標系内に、水平基準面と角度α をなす傾斜回転面を規定するようになった案内装置から成っている。 揺動回転リングは、第2回転子の前記案内装置によって規定される回転面内で 相対的に回転する時に、シュートをその水平な揺動回転軸線の回りにおいて揺動 回転させる。実際に、二つの回転子が相互に回転する時に、案内装置は、カルダ ン装架型懸垂装置(cardan mount type of suspension)を有する揺動回転リン グを、第2回転子に付随する座標系内に規定された傾斜回転面内において、正確 に動き回るようにする。したがってこの案内装置は、揺動回転リングの懸垂軸線 に、第1回転子に付随する座標系内の、−αから+αまでの間で変化する傾斜を 与え、これはシュートの傾斜角を、その揺動回転面内で変化させる。特に、二つ の回転子間の偏倚角度を、0°から360°まで漸次増加させることによって、 前記提案された装置は、シュートをその初期位置に復帰させる前に、該シュート を、その揺動回転面内において、2αなる角度振幅の揺動回転を行わせることが 特に指摘される。 第1に、シュートをその揺動回転面内において、振幅2α、および周期3 60°で揺動回転させるために使用される装置は、大体において非常に簡素であ ることがわかる。 力の伝達という観点からは、先ずシュートはその揺動回転軸線の回りにおいて モーメントを発生する必要がある。シュートの「揺動回転モーメント」と称され る、このモーメントは、シュートの重量と、該シュートの重心をシュートの揺動 回転軸線を含む垂直面から分離する、水平距離に比例する。この距離はもちろん 、シュートの、その揺動回転面内における傾斜角の関数である。 シュートの揺動回転モーメントは、第2回転子によって、完全に吸収(taken up)されねばならぬ。この目的のために、第2回転子の案内装置は、前記傾斜回 転面内に、少なくとも揺動回転リングと接触する三つの点を規定する。シュート の前記揺動回転モーメントに対抗するのは、これら三つの接触点における反作用 である。 揺動回転リングはシュートの回りに、前記案内装置の反作用を最適に吸収し、 したがってシュートの前記揺動回転モーメントに反応するモーメントに対抗する 、簡素にして優れた構成部材をなす。揺動回転リング、およびシュートの接触点 の数は、3点以上であることが理解される。もちろんこれら接触点は、接触区域 となすことができる。さらにシュートの回りにおける、これら接触点の分配は、 前記傾斜回転面に関して拘束される動的拘束が満足される限りは、任意である。 したがって前記接触点を最適化するためには、特に伝達すべき接触圧力に関して 、多くの可能性がある。結論として、揺動回転リングは一方ではシュートと、他 方では第2回転子の間に、理想的な界面を規定し、シュートの揺動回転モーメン トを、第2回転子によって吸収するようにされる。 力の伝達に関しては、本発明による装置内の揺動回転リングは、特に長いレバ ー腕を有し、これによってシュートの前記揺動回転モーメントを、引き受けるよ うになっていることに注意すべきである。これは必然的に、装置内において伝達 すべき力の大きさに、有益な効果を及ぼす。 前記案内装置は、たとえば第2回転子の周囲に、隔置された絶縁支持体を有す るものとなし得ることに注意すべきである。このような支持体は、揺動回転リン グの軸受面と共働して、第2回転子に装架された基準枠内に、前記傾斜回転面を 規定するようになっている。このような絶縁支持体は、たとえばパッドまたは板 状支持体から成っている。 しかしながら、前記案内装置は、なお絶縁支持体(たとえばパッドまたは板) 、あるいは揺動回転リングの、対応する支持面と共働する、支持面を含むことが できる。 第2回転子の前記案内装置、およびこれと関連する揺動回転リングの接触点は 、好ましくは、傾斜回転面と垂直な方向において、二つの相反する方向に力を伝 達するように設計される。これはたとえば、二つの支持面が、案内溝を規定し、 部材をこの溝の中で相対的に回転させるように位置する場合である。 好適な実施例においては、前記案内装置は大きな直径を有する懸垂軸受から成 っている。この軸受は相互に回転する二つのリングを有し、かつ軸線方向の力お よび傾斜モーメントを二つの方向に伝達し得るようになっている。これらリング のうちの第1のものは、シュートの揺動回転リングに装架され、これらのリング のうちの第2のリングは第2回転子に装架され、揺動回転リングの前記傾斜回転 面に対する、前記角度αを画定するようになっている。この方法は、摩擦、およ び摩耗を最小限に留める一方で、第2回転子、および揺動回転リングの間で伝達 される力を、ほとんど最適な状態で分配する。さらに二つの軸受リングの間に位 置する転動部材は、多重支持体に連結され、これら支持体は、シュートの周囲に 分配され、かつ前記傾斜回転面に垂直な力の二つの方向における、伝達に積極的 に寄与していることに注意すべきである。このことから、軸受の総ての転動部材 は、シュートの前記揺動回転運動の引き受けに関していることがわかる。この実 施例の他の利点は、軸受が絶縁支持パッドまたは板、および関連軸受面よりも、 塵埃または煙による汚染に対して、容易に保護されると言う事実である。 シュートは好ましくは、該シュートによって分配されるべき材料を通すための 中央開口を有する支持板に堅固に、しかも取り外し自在に固定されている。この 支持板は次いで、第1の枢軸の対を使用して、揺動回転リングに連結され、懸垂 軸線を規定し、該軸線の回りを揺動回転リングが揺動回転し得るようにし、かつ 第2の枢軸の対を使用して、第1回転子に連結し、シュートの揺動回転軸線が規 定されるようにする。これはシュートを懸垂する簡単な方法であり、これによっ て揺動回転リングの前記揺動回転モーメントは、シュートにうまく伝達される。 さらに支持板は、シュートの上位に、一種の環状保護スクリーンを形成している 。最後に、シュートは、その懸垂装置、および揺動回転リングの懸垂装置を除去 することなく、取り外すことができる。 前記第1回転子、および第2回転子は、好ましくは、外方ケーシング内に懸垂 され、該ケーシングは囲繞された空間、たとえば衝風炉内に密封装架されている 。中央送給チャネルは、外方ケーシング内に密封開口し、かつ前記第1回転子、 および第2回転子と、前記シュートの支持板内の中央開口を、軸線方向に通過す る。 塵埃、煙、高温ガス等が、本発明による装置の、外方ケーシングに侵入するの を減少させるために、装置の絶縁、および(または)区画化をすることが望まし い。 したがって揺動回転リングは好ましくは、絶縁ジャケットを支持し、該ジャケ ットは回転軸線と同軸な関係であると同時に、外方ケーシングの環状区域と共に 、環状エアジョイントまたは隙間を画成する。 さらに中央送給チャネルには好ましくは、球形カラーが嵌め込まれ、このカラ ーは支持板内の中央開口と共働し、該支持板の中に環状エアジョイントまた隙間 を画成するようになっている。 最後に、支持板は好ましくは、球形リングによって境界づけられた円板であり 、該円板は揺動回転リング内の中央開口と共働し、該揺動回転リング内に環状継 手を規定するようになっている。 絶縁、および区画化のような手段の有効性は、加圧を行うために、外方ケーシ ングをガス供給源に連結した場合には、著しく改良されることに注意すべきであ る。 本発明による装置の幾何学的設計に関しては、シュートはその揺動回転面内に おいて、揺動回転リングがその回りを揺動回転する揺動回転軸線と、角度βをな し、β=90°−αとなるようにする必要がある。このようにして、シュートは 、該シュートが垂直となる位置と、垂直に対し2αなる、最大傾斜角をなす位置 の間で揺動回転する。 本発明の他の特徴は、添付図面によって次に詳述する好適な実施例によって明 らかとなる: 第1図は本発明によって、ばらの材料を配布する装置の断面図; 第2図〜4図は、第1図の装置を、シュートの異なる傾斜位置において示した 図。 第1図は本発明による、ばらの材料を分配する装置の断面を表す。一例として 次に述べる実施例は、たとえば高炉、特に衝風炉用の装置を示す。 この装置は、実質的に鉛直な軸線12の回りを回転可能なシュート10を有し 、該シュートの傾斜はその回転中に変えることができる。換言すれば、鉛直線に 対するシュートの傾斜角θは、シュートが軸線12の回りを回転している時に変 えることができる。 参照数字14は送給チャネルを示し、該送給チャネルにばらの材料が注入され 、シュート10によって分配されるようになっている。この送給チャネル14は 外方ケーシング16によって支持されている。考えを確実にするために、ケーシ ング16は密封状態で高炉内に支持され、かつ送給チャネル14は、分配または 装填装置の上流において、バッチ供給機として働くホッパに、密封的に連結され ているものと仮定する(高炉およびバッチホッパは図示されていない)。バッチ ホッパから出た装填材料は、送給チャネル14を通り、シュート10上に落ち、 かつ該シュートによって高炉内の装填物の表面に導かれるようになっている。装 填物の表面上の装填材料の衝突点は、シュートを回転軸線12の回りに回転させ ることにより、および(または)その傾斜角θを変えることによって変化せしめ られる。 軸線12の回りにおけるシュートの回転を可能にするために、該シュートは第 1回転子18から懸垂され、この第1回転子は第1懸垂軸受20によって、ケー シング16内に懸垂された一種の回転ケージの形をなしている。懸垂軸受20は 、送給チャネル14を囲繞する、大きな直径を有する軸受であることがわかる。 第1回転子18に装着され、かつ軸線12と同軸な関係の歯車リング22は、ピ ニオン24によって回転駆動される。このピニオン24は、第1回転子18に、 軸線12の回りにおける、速度Ω1なる回転運動を与える。回転子18が送給チ ャネル14を囲繞し、かつその下部に、シュート10を支持するための、二つの 懸 垂ブラケット28、28を有していることに注意すべきである。 シュート10は、支持板30上に、好ましくは堅固に、しかも容易に取り外し 得るように固定され、該支持板は送給チャネル14を通すための、中央開口32 を有している。この支持板30は1対の枢軸32’、32”によって、懸垂ブラ ケット28に連結され、シュート10用の揺動回転軸線33を規定するようにな っている。好ましくは、この揺動回転軸線33は水平であり、したがって回転軸 線12に対して垂直である。第1図においては、この揺動回転軸線33は、図の 面に対して垂直である。 シュート10を揺動回転させる揺動回転リング38は、第2の枢軸の対、また は軸受34、34によって、支持板30に機械的に連結されている。前記軸受は シュートの揺動回転面内において、シュート10の揺動回転軸線33に対して、 直径上で反対側に相対する二つの点に位置している。これら軸受は、揺動回転リ ング38に対する揺動回転軸線36を規定し、該揺動回転リングは、シュート1 0の揺動回転軸線33に対して垂直であると共に、これと同一面上にあり、かつ シュート10の揺動回転面内において、該シュート10と角度βをなす。この時 、揺動回転リングは:(1)軸線36の回りを揺動回転し;(2)軸線33の回 りを揺動回転し;(3)軸線12の回りを回転することに注意すべきである。換 言すれば、揺動回転リング38は、軸線12の回りを回転するカルダン装架型懸 垂装置を備えている。しかしながら、次に述べるように、これら運動のあるもの は、全体が参照数字40により表される第2回転子によって支持された、案内装 置により制限される。 第2回転子40は第1回転子に対して述べた方法に類似した方法で懸垂され、 かつ回転駆動される。この第2回転子は実際に、大きな直径を有する懸垂軸受4 2と、歯車リング44を含む。この歯車リング44は第2ピニオン46によって 回転駆動され、第2回転子40を軸線12の回りにおいて、速度Ω2で回転させ るようになっている。Ω1、およびΩ2は、好ましくは、相互に独立して変え得 ることに注意すべきである。 第2回転子40は、軸受42から懸垂され、かつ第1回転子18を囲繞する。 第2回転子は水平基準面と、角度αをなす傾斜面内に、環状支持ブラケット50 を有している。第1図においては、前記傾斜面は図の面に対して鉛直であること に注意すべきである。 第3の大きな直径を有する懸垂軸受52は、その二つのリング(たとえばその 外方リング)によって、この支持ブラケット50に装架されている。他の軸受5 2(第1図においては内方リング)は、反対に揺動回転リング38に固定されて いる。この軸受52の二つのリングは、相互に回転することができ、かつ大きな 軸線方向の力、および傾斜モーメントを二つの方向に伝達し得ることに注意すべ きである。このようにして、軸受52は揺動回転リング38を、水平基準面と角 度αをなす回転面内において案内する。第1図に示された装置においては、角度 αはほぼ25°である。 第1図の装置の他の詳細構造を述べる前に、先ず第2〜4図を使用して、装置 の動作を説明する。 第2図は全体的に、第1図と同様である。シュートが軸線12となす角度θは 、ほぼ50°であることがわかる。図示の装置に対しては、これは最大傾斜角で ある、シュートのこの傾斜角θは、第1回転子18、および第2回転子40が同 じ速度で回転する限りは、すなわち二つの回転子14、18の間に偏倚角度が生 じない限りは、一定に留まる。 これに反し、シュート10の傾斜角θを減少させるには、第1回転子18と、 第2回転子40の間に偏倚角度を発生させれば良い。第3図においては、この偏 倚角は、第2図と比べて、90°である。この時はθは25°であることがわか る。実際にこの時は、揺動回転リング38の軸線36は水平となり、これはθ= 90°−βであることを意味する。傾斜角θをさらに減少させるためには、二つ の回転子18、40の間の偏倚角度をさらに増加させる必要がある。第4図にお いては、この偏倚角度は、第1図の場合と比べて180°となる。この時はθは 0°であり、すなわちシュートは鉛直となることがわかる。この鉛直位置は、角 度βを、β=90°−αとなるように選択することによって得られることに注意 すべきである。さらにまた、角度αは、α=θmax/2とすることによって決 定され、ここでθmaxは、シュートに対して必要とされる揺動回転振幅である ことに注意せねばならぬ。β=90°−αなる特別な場合は、この最大揺動回 転の振幅は、もちろん回転軸線12に対するシュートの最大傾斜に対応する。 二つの回転子間の偏倚角度を、180°以上に増加させることによって、シュ ート10の傾斜角θは再び増加する。270°なる偏倚角度に対しては、シュー トは第3図に示される位置を占め、かつ偏倚角360°に対しては、シュート1 0は、第2図に示された位置を占める。 もしも第1回転子18が停止され、第2回転子40が回転するようになされれ ば、シュートはその揺動回転面(回転しない)内を、周波数Ω2/60で、角度 2αだけ揺動回転するようになり、この場合Ω2は第2回転子40の、毎分回転 数で表した回転速度である。同様に、もしも第2回転子40が停止され、第1回 転子18が回転するようになされれば、シュートは揺動回転面(このときは第1 回転子18と共に回転する)内を、周波数Ω1/60で、角度2αだけ揺動回転 し、この場合はΩ1は第1回転子18の、毎分回転数で表した回転速度である。 もしも両回転子18、40が同じ速度で回転するようになされれば、すなわちも しもΩ1=Ω2であれば、シュート10の傾斜角度は変化しない。これに反し、 もしも速度の差が、二つの回転子18、40に加われば、二つの回転子18、4 0の間の偏倚角度に変化が生じ、これはシュート10の傾斜角θを変化させる。 もしも回転速度Ω1、およびΩ2の差が、常に同じ符号であれば(すなわち正 または負であれば)、回転子18、40間の偏倚角度は規則的に増加し、シュー ト10は、その最大傾斜位置(θmax)と、最小傾斜位置(θmin)の間で 、周期的揺動回転運動を行う。 多くの場合シュートは、θ=θmaxなる時は、その揺動回転モーメントが最 大となるように平衡する。このような関係においては、もしも回転速度Ω1、お よびΩ2の差が一定であっても、シュートの傾斜角度αが変化する時の角速度は 、正弦波状に変化することを指摘すべきである。特にこの角速度は、θmaxと θminの間の中間で最大となり、この値は次いで減少し、θmaxにおいては ゼロとなる。したがって軸線12の回りを一定速度で回転する二つの回転子18 、40によって吸収される力は、シュートの前記揺動回転モーメントに比例して 増加しない。これは当然、二つの回転子18、40を回転駆動する装置の寸法に 関しては有利である。 なお機械的に可能な、最大、および(または)最小傾斜位置θmax、θmi nを通過することは必ずしも必要ではないことに注意すべきである。この時は二 つの回転子18、40間の偏倚角度が0°から360°までの間で変化する時は 、揺動回転運動の周期性を使用する代わりに、実際に必要とされる最大、および (または)最小傾斜に対応する、二つの予め定められた値の間で、二つの回転子 18、40のこの偏倚角度が、任意に増減せしめられる。換言すれば、二つの回 転子18、40の相対的回転速度は、正の値と負の値との間で、周期的に変化す る。 提案された装置の他の著しい特徴を、再び第1図を参照して説明する。図示の ように、揺動回転リング38は、円筒形絶縁ジャケット54を支持している。こ の絶縁ジャケット54は回転軸線12と同軸な関係であり、かつケーシング16 の環状区域とも同軸な関係であり、環状エアジョイント(または隙間)を画成し ている。このようにして、外方ケーシング16内の環状空間58が、画成され、 該空間をガスを噴射することによって、僅かに高い圧力に保持し得る。矢印60 は装置(たとえば管路)を、線図的に示し、この装置によってガスが噴射される 。この噴射は、特に軸受20、42、52、歯車リング22、44、およびピニ オン24、46が位置する環状空間58に対する塵埃、および煙の侵入を減少さ せる。さらにこの噴射ガスは、装置を冷却するためにも使用できる。絶縁ジャケ ット54は、断熱されていることが好ましく、一方環状区域56は冷却液によっ て効果的に冷却され、かつたとえば高炉の場合は、装填物の表面から放射される 熱に対する保護被覆を備えていることに注意すべきである。放射熱に対するこの ような保護被覆は、揺動回転リング38、および支持板30の下位に固定するこ とが望ましい。 煙、有害ガス、および塵埃に対する他の保護装置として、送給チャネル14は さらに球形カラー62を備え、該カラーは支持板30の中央開口32内に嵌め込 まれる。この開口32は収径された部分を有し、カラー62はこの部分内に環状 エアジョイント(または隙間)を画成する。支持板30はさらに好ましくは、側 面64が球形リング状の円板として形成され、該側面は揺動回転リング38内に 、環状エアジョイント(または隙間)を画成する。しかしながら一般的には、板 3 0は矩形に形成し、揺動回転リング38のリングの矩形開口の中に嵌め込まれる 。この場合は、軸線36と平行な二つの側方の縁を、該軸線36と同軸な関係の シリンダの形に適合させるだけで良い。このような付加的絶縁装置を設ける時は 、送給チャネル14と回転子40の間に、環状空間66が画成され、この空間は ケーシング16内に、加圧ガスを噴射することによって加圧し得る。多くの場合 、環状空間58、66は相互に直接連通し、外方ケーシング16内に、圧力差が 生じないようにされている。実際に、このような圧力差が生じれば、前述の環状 エアージョイント(または隙間)の効率に、有害な影響を及ぼすことになる。 なお軸受52は好ましくは、たとえば絶縁ジャケット54、揺動回転リング3 8、および第2回転子40の環状フランジ38によって画成された環状空洞内に 組み込まれる。このようにして軸受52は、さらに広範囲に亙って、塵埃の過大 な侵入と、高温または腐食性ガスとの直接接触から保護される。 提案された装置が、高温で作動する炉を備えなければならない場合には、第1 、および第2回転子18、40は、回転継手を使用して、冷却回路(図示せず) に連結される。このようにして第1または第2回転子のいずれかに装着された主 要機械的部材は、効果的に冷却することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年12月4日 【補正内容】 請求の範囲 1.ばら材料を分配する装置であって、 ばら材料を送給するシュート(10)と、 実質的に垂直な回転軸線(12)を有する第1回転子(18)であって、前記 シュート(10)が、この第1回転子(18)から懸垂され、該回転子によって 回転駆動せしめられ、かつ実質的に水平な揺動回転軸線(33)の回りを揺動回 転し得るようになっている前記第1回転子と、 実質的に前記第1回転子(18)と同軸な関係の、回転軸線を有する第2回転 子(40)とを有する装置において、 前記シュート(10)の揺動回転軸線(33)に対して、直径上で反対側に相 対する二つの位置(34、34’)において、該シュート(10)に連結された 揺動回転リング(38)であって、前記シュートの水平な揺動回転軸線(33) に対して垂直な軸線(36)の回りを、揺動回転し得るようになった前記揺動回 転リングと、 第2回転子(40)によって支持され、かつ3点以上の点において、前記揺動 回転リング(38)と接触し、該揺動回転リングに対し、該第2回転子(40) に付随する座標系内に、水平基準面と角度αをなす回転傾斜面を画定するように なった案内装置(52)とを有することを特徴とするばら材料を分配する装置。 2.前記案内装置が大きな直径を有する懸垂軸受(52)を含み、該軸受が相 互に回転し得る二つのリングを有し、第1リングが、前記シュート(10)の前 記揺動回転リング(38)に対する回転支持体を形成し、かつ該揺動回転リング (38)の前記回転面に対する前記角度αを規定するように第2リングが前記第 2回転子(40)に装架されている請求項1に記載された装置。 3.前記シュート(10)が該シュートによって分配すべき前記材料を通すた めの中央開口(32)を有する取り外し可能な支持板(30)を含む請求項1ま たは請求項2に記載された装置。 4.前記揺動回転リング(38)がその回りを揺動回転し得る前記軸線(33 )を規定するように、該揺動回転リング(38)が、第1の枢軸の対(34、 34’)を使用して、前記支持板(30)に連結されている請求項3に記載され た装置。 5.前記シュートの前記揺動回転軸線(33)を規定するように、前記支持板 (30)が、第2の枢軸の対(32’、32”)を使用して、前記第1回転子( 18)に連結されている請求項3または請求項4に記載された装置。 6.前記第1回転子(18)、および第2回転子(40)が、囲繞された空間 に、密封された態様で装架し得る外方ケーシング(16)内に懸垂され、かつ 送給チャネル(14)が、該外方ケーシング(16)内に密封された態様で延 在し、さらに前記第1、および第2回転子(18、40)と、前記支持板(30 )内の前記中央開口(32)を、軸線方向に通る請求項3、4または5に記載さ れた装置。 7.前記揺動回転リング(38)が、絶縁ジャケット(54)を支持し、該ジ ャケットが、円筒形を呈し、かつ前記回転軸線(12)と同軸な関係にあり、さ らに該ジャケットが前記外方ケーシング(16)の環状区域(56)と共に、環 状エアジョイントを画成する請求項6に記載された装置。 8.前記送給チャネル(14)が球形カラー(62)を備え、該カラーが前記 支持板(30)の中央開口(32)と共働して、該支持板内に前記環状エアジョ イントを画成する請求項6または請求項7に記載された装置。 9.前記支持板(30)が、球形リング(64)によって境界付けされた円板 であり、該円板が前記揺動回転リング(38)の中央開口と共働してその中に、 環状エアジョイントを画成する請求項6、7または8に記載された装置。 10.前記外方ケーシング(16)が、ガス供給源(60)に連結されている請 求項6から請求項9までの何れか一項に記載された装置。 11.前記シュート(10)が、前記揺動回転リング(38)がその回りを揺動 回転し得る前記揺動回転軸線(36)と、β=90°−αなる角度βをなす請求 項1〜請求項9までの何れか一項に記載された装置。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年3月5日 【補正内容】 明細書 ばら材料を分配する装置 本発明は、可変傾斜角を有する回転シュートを使用して、ばら材料を分配する 装置に関するものである。さらに詳述すれば、本発明は、ばら材料を分配する装 置において、ばら材料に対する送給シュートと、実質的に垂直な回転軸線を有す る第1回転子とから成り、シュートは前記第1回転子から懸垂され、実質的に水 平な枢軸(揺動回転軸線、pivoting axis)軸線の回りを揺動回転(pivot)し得 るようになっており、さらにこの装置には、前記第1回転子と同軸な関係の回転 軸線を有する第2回転子が設けられている。 ばら材料を分配するこのような装置は、たとえば高炉、特に衝風炉に対する装 填装置に使用される。この時シュートは装填材料を、高炉内の装填物の表面に分 配する。 序文に記載した装置においては、本来第1回転子が、鉛直な軸線の回りにおい てシュートを回転させる。第2回転子はシュートと相互的に作用し、鉛直線に対 するシュートの傾斜角を決定するようになっている。この目的のために、第2回 転子は揺動回転機構によってシュートに連結され、二つの回転子間の偏倚角度の 変化を、鉛直な揺動回転面内における、シュートの傾斜角の変化に変換する。 水平な揺動回転軸線の回りにおいて、シュートを揺動回転させるモーメントを 発生し、かつこのモーメントをシュートに伝達する、揺動回転機構には種々の変 形が提案されている。 US−A−3、766、868が提案する、序文記載の形式の装置においては 、シュートの揺動回転面内に位置するロッドが、シュートの背面の一端に、関節 状に連結されている。このロッドの他端は、第2回転子の正弦波状案内通路内に 案内されている。 US−A−3、814、403が提案する、序文記載の形式の装置においては 、第2回転子が鉛直な回転軸線と同軸な関係の、歯車リングを形成している。こ の歯車リングは第1ピニオンを介して、無端のねじを駆動し、該無端ねじは第2 ピ ニオンを介して、扇形歯車に作用する。この扇形歯車は、シュートに対する懸垂 軸受に側方から固定されている。 US−A−4、368、813が提案する、序文記載の形式の装置においては 、同様に回転子が、シュートの垂直回転軸線と同軸な関係の、歯車リングを有し ている。この歯車リングは、連結棒の、垂直軸線を有する入力歯車、および第1 回転子によって支持されたクランク機構と共働する。この機構の連結棒は、シュ ートの揺動回転面内に含まれ、かつその自由端で、シュートの背面に関節状に連 結されている。 US−A−4、941、792は、序文記載の形式の装置の、二つの実施例を 提案している。第1実施例においては、第1回転子によって支持された、揺動回 転レバーが使用され、該レバーがシュートの揺動回転面内において揺動回転し得 るようになっている。この揺動回転レバーは、玉継手を備えたロッドを介して、 第2回転子に連結されている。シュートは、二つの側方懸垂軸受を有し、各軸受 にはクランクが嵌め合されている。フォークロッド(stirrup)は揺動回転ロッ ドを、シュートの二つのクランクに連結している、第2実施例においては、第2 回転子が環状歯車セグメントを支持し、該歯車セグメントは、シュートの側方か ら垂直軸受に装架された扇形歯車と共働する。 US−A−5、002、806が提案する、序文記載の形式の装置においては 、第2回転子がクランクに連結され、該クランクは玉継手を備えたロッドによっ て、シュートの側方から懸垂軸受に装架されている。 US−A−5、022、806が提案する、序文記載の形式の装置においては 、シュートは側方に腕を有し、該腕はその上に関節状に連結された足によって、 案内路内を摺動する。この案内路は、第2回転子によって支持された湾曲部材に よって画定される。案内路を画定する湾曲部材の曲率中心は、揺動回転軸線と、 シュートの回転軸線の交点に位置している。 一般的にシュートを、その水平な揺動回転軸線の回りにおいて揺動回転させる ために、該シュートに伝達されるべきモーメント非常に大きくなり、特にシュー トが非常に大きくて重い構造の場合(たとえば衝風炉の場合)、および(または )揺動回転の振幅が大きな場合には、特に大きくなる。この場合は、第2回転 子をシュートに連結する揺動回転機構によって、大きな力を伝達せねばならぬ。 本発明の目的は、序文に記載された形式の装置において、第2回転子とシュー トの間の、力の伝達を改良することである。 本発明によれば、この目的はばら材料を分配する装置において、 ばら材料を送給するシュートと、 実質的に鉛直な軸線を有する第1回転子であって、シュートが前記第1回転子 から懸垂され、この回転子によって回転駆動せしめられ、かつ実質的に水平な揺 動回転軸線の回りを揺動回転し得るようになった第1回転子と、 前記第1回転子と実質的に同軸な関係の、回転軸線を有する第2回転子と、 シュートの揺動回転軸線に対して、直径上で反対側に相対する二つの位置にお いて、シュートに連結された揺動回転リングで、前記揺動回転リング(38)が 、シュートの揺動回転軸線に垂直な軸線の回りを揺動回転し得るようになった揺 動回転リングと、 第2回転子に支持され、3点以上の点において揺動回転リングと接触し、前記 揺動回転リングに対し、第2回転子に付随する座標系内に、水平基準面と角度α をなす傾斜回転面を規定するようになった案内装置から成っている。 揺動回転リングは、第2回転子の前記案内装置によって規定される回転面内で 相対的に回転する時に、シュートをその水平な揺動回転軸線の回りにおいて揺動 回転させる。実際に、二つの回転子が相互に回転する時に、案内装置は、カルダ ン型懸垂装架装置(cardan mount type of suspension)を有する揺動回転リン グを、第2回転子に付随する座標系内に画定された傾斜回転面内において、正確 に動き回るようにする。したがってこの案内装置は、揺動回転リングの懸垂軸線 に、第1回転子に付随する座標系内の、−αから+αまでの間で変化する傾斜を 与え、これはシュートの傾斜角を、その揺動回転面内で変化させる。特に、二つ の回転子間の偏倚角度を、0°から360°まで漸次増加させることによって、 前記提案された装置は、シュートをその初期位置に復帰させる前に、該シュート を、その揺動回転面内において、2αなる角度振幅の揺動回転を行わせることに が特に指摘される。 第1に、シュートをその揺動回転面内において、振幅2α、および周期3 60°で揺動回転させるために使用される装置は、大体において非常に簡素であ ることがわかる。 力の伝達という観点からは、先ずシュートはその揺動回転軸線の回りにおいて モーメントを発生する必要がある、シュートの「揺動回転モーメント」と称され る、このモーメントは、シュートの重量と、該シュートの重心をシュートの揺動 回転軸線を含む垂直面から分離する、水平距離に比例する。この距離はもちろん 、シュートの、その揺動回転面内における傾斜角の関数である。 シュートの揺動回転モーメントは、第2回転子によって、完全に吸収(taken up)されねばならぬ。この目的のために、第2回転子の案内装置は、前記傾斜回 転面内に、少なくとも揺動回転リングと接触する三つの点を規定する。シュート の前記揺動回転モーメントに対抗するのは、これら三つの接触点における反作用 である。 揺動回転リングはシュートの回りに、前記案内装置の反作用を最適に吸収し、 したがってシュートの前記揺動回転モーメントに反応するモーメントに対抗する 、簡素にして優れた構成部材をなす。揺動回転リング、およびシュートの接触点 の数は、3点以上であることが理解される。もちろんこれら接触点は、接触区域 となすことができる。さらにシュートの回りにおける、これら接触点の分配は、 前記傾斜回転面に関して拘束される動的拘束が満足される限りは、任意である。 したがって前記接触点を最適化するためには、特に伝達すべき接触圧力に関して 、多くの可能性がある。結論として、揺動回転リングは一方ではシュートと、他 方では第2回転子の間に、理想的な界面を規定し、シュートの揺動回転モーメン トを、第2回転子によって吸収するようにされる。 力の伝達に関しては、本発明による装置内の揺動回転リングは、特に長いレバ ー腕を有し、これによってシュートの前記揺動回転モーメントを、引き受けるよ うになっていることに注意すべきである。これは必然的に、装置内において伝達 すべき力の大きさに、有益な効果を及ぼす。 前記案内装置は、たとえば第2回転子の周囲に、隔置された絶縁支持体を有す るものとなし得ることに注意すべきである。このような支持体は、揺動回転リン グの軸受面と共働して、第2回転子に装架された基準枠内に、前記傾斜回転面を 規定するようになっている。このような絶縁支持体は、たとえばパッドまたは板 状支持体から成っている。 しかしながら、前記案内装置は、なお絶縁支持体(たとえばパッドまたは板) 、あるいは揺動回転リングの、対応する支持面と共働する、支持面を含むことが できる。 第2回転子の前記案内装置、およびこれと関連する揺動回転リングの接触点は 、好ましくは、傾斜回転面と垂直な方向において、二つの相反する方向に力を伝 達するように設計される。これはたとえば、二つの支持面が、案内溝を規定し、 部材をこの溝の中で相対的に回転させるように位置する場合である。 好適な実施例においては、前記案内装置は大きな直径を有する懸垂軸受から成 っている。この軸受は相互に回転する二つのリングを有し、かつ軸線方向の力お よび傾斜モーメントを二つの方向に伝達し得るようになっている。これらリング のうちの第1のものは、シュートの揺動回転リングに装架され、これらのリング のうちの第2のリングは第2回転子に装架され、揺動回転リングの前記傾斜回転 面に対する、前記角度αを画定するようになっている。この方法は、摩擦、およ び摩耗を最小限に留める一方で、第2回転子、および揺動回転リングの間で伝達 される力を、ほとんど最適な状態で分配する。かつさらに二つの軸受リングの間 に位置する転動部材は、多重支持体に連結され、これら支持体は、シュートの周 囲に分配され、かつ前記傾斜回転面に垂直な力の二つの方向における、伝達に積 極的に寄与していることに注意すべきである。このことから、軸受の総ての転動 部材は、シュートの前記揺動回転運動の引き受けに関していることがわかる。こ の実施例の他の利点は、軸受が絶縁支持パッドまたは板、および関連軸受面より も、塵埃または煙による汚染に対して、容易に保護されると言う事実である。 シュートは好ましくは、該シュートによって分配されるべき材料を通すための 中央開口を有する支持板に堅固に、しかも取り外し自在に固定されている。この 支持板は次いで、第1の枢軸の対を使用して、揺動回転リングに連結され、懸垂 軸線を規定し、該軸線の回りを揺動回転リングが揺動回転し得るようにし、かつ 第2の枢軸の対を使用して、第1回転子に連結し、シュートの揺動回転軸線が規 定されるようにする。これはシュートを懸垂する簡単な方法であり、これによっ て揺動回転リングの前記揺動回転モーメントは、シュートにうまく伝達される。 さらに支持板は、シュートの上位に、一種の環状保護スクリーンを形成している 。最後に、シュートは、その懸垂装置、および揺動回転リングの懸垂装置を除去 することなく、取り外すことができる。 前記第1回転子、および第2回転子は、好ましくは、外方ケーシング内に懸垂 され、該ケーシングは囲繞された空間、たとえば衝風炉内に密封装架されている 。中央送給チャネルは、外方ケーシング内に密封開口し、かつ前記第1回転子、 および第2回転子と、前記シュートの支持板内の中央開口を、軸線方向に通過す る。 塵埃、煙、高温ガス等が、本発明による装置の、外方ケーシングに侵入するの を減少させるために、装置の絶縁、および(または)区画化をすることが望まし い。 したがって揺動回転リングは好ましくは、絶縁ジャケットを支持し、該ジャケ ットは回転軸線と同軸な関係であると同時に、外方ケーシングの環状区域と共に 、環状エアジョイントまたは隙間を画成する。 さらに中央送給チャネルには好ましくは、球形カラーが嵌め込まれ、このカラ ーは支持板内の中央開口と共働し、該支持板の中に環状エアジョイントまた隙間 を画成するようになっている。 最後に、支持板は好ましくは、球形リングによって境界づけられた円板であり 、該円板は揺動回転リング内の中央開口と共働し、該揺動回転リング内に環状継 手を規定するようになっている。 絶縁、および区画化のような手段の有効性は、加圧を行うために、外方ケーシ ングをガス供給源に連結した場合には、著しく改良されることに注意すべきであ る。 本発明による装置の幾何学的設計に関しては、シュートはその揺動回転面内に おいて、揺動回転リングがその回りを揺動回転する揺動回転軸線と、角度βをな し、β=90°−αとなるようにする必要がある。このようにして、シュートは 、該シュートが垂直となる位置と、垂直に対し2αなる、最大傾斜角をなす位置 の間で揺動回転する。 本発明の他の特徴は、添付図面によって次に詳述する好適な実施例によって明 らかとなる: 第1図は本発明によって、ばら材料を分配する装置の断面図; 第2図〜4図は、第1図の装置を、シュートの異なる傾斜位置において示した 図。 第1図は本発明による、ばら材料を分配する装置の断面を表す。一例として次 に述べる実施例は、たとえば高炉、特に衝風炉用の装置を示す。 この装置は、実質的に鉛直な軸線12の回りを回転可能なシュート10を有し 、該シュートの傾斜はその回転中に変えることができる。換言すれば、鉛直線に 対するシュートの傾斜角θは、シュートが軸線12の回りを回転している時に変 えることができる。 参照数字14は送給チャネルを示し、該送給チャネルにばらの材料が注入され 、シュート10によって分配されるようになっている。この送給チャネル14は 外方ケーシング16によって支持されている。考えを確実にするために、ケーシ ング16は密封状態で高炉内に支持され、かつ送給チャネル14は、分配または 装填装置の上流において、バッチ供給機として働くホッパに、密封的に連結され ているものと仮定する(高炉およびバッチホッパは図示されていない)。バッチ ホッパから出た装填材料は、送給チャネル14を通り、シュート10上に落ち、 かつ該シュートによって高炉内の装填物の表面に導かれるようになっている。装 填物の表面上の装填材料の衝突点は、シュートを回転軸線12の回りに回転させ ることにより、および(または)その傾斜角θを変えることによって変化せしめ られる。 軸線12の回りにおけるシュートの回転を可能にするために、該シュートは第 1回転子18から懸垂され、この第1回転子は第1懸垂軸受20によって、ケー シング16内に懸垂された一種の回転ケージの形をなしている。懸垂軸受20は 、送給チャネル14を囲繞する、大直径軸受であることがわかる。第1回転子1 8に装着され、かつ軸線12と同軸な関係の歯車リング22は、ピニオン24に よって回転駆動される。このピニオン24は、第1回転子18に、軸線12の回 りにおける、速度Ω1なる回転運動を与える。回転子18が送給チャネル14を 囲繞し、かつその下部に、シュート10を支持するための、二つの懸垂ブラケッ ト 28、28を有していることに注意すべきである。 シュート10は、支持板30上に、好ましくは堅固に、しかも容易に取り外し 得るように固定され、該支持板は送給チャネル14を通すための、中央開口32 を有している。この支持板30は1対の枢軸32’、32”によって、懸垂ブラ ケット28に連結され、、シュート10用の揺動回転軸線33を規定するように なっている。好ましくは、この揺動回転軸線33は水平であり、したがって回転 軸線12に対して垂直である。第1図においては、この揺動回転軸線33は、図 の面に対して垂直である。 シュート10を揺動回転させる揺動回転リング38は、第2の枢軸の対、また は軸受34、34によって、支持板30に機械的に連結されている。前記軸受は シュートの揺動回転面内において、シュート10の揺動回転軸線33に対して、 直径的に相対する二つの点に位置している。これら軸受は、揺動回転リング38 に対する揺動回転軸線36を画定し、該揺動回転リングは、シュート10の揺動 回転軸線33に対して垂直であると共に、これと同一面上にあり、かつシュート 10の揺動回転面内において、該シュート10と角度βをなす。この時、揺動回 転リングは:(1)軸線36の回りを揺動回転し;(2)軸線33の回りを揺動 回転し;(3)軸線12の回りを回転することに注意すべきである。換言すれば 、揺動回転リング38は、軸線12の回りを回転するカルダン装架型懸垂装置を 備えている。しかしながら、次に述べるように、これら運動のあるものは、全体 が参照数字40により表される第2回転子によって支持された、案内装置により 制限される。 第2回転子40は第1回転子に対して述べた方法に類似した方法で懸垂され、 かつ駆動される。この第2回転子は実際に、大きな直径を有する懸垂軸受42と 、歯車リング44を含む。この歯車リング44は、第2ピニオン46によって駆 動され、第2回転子40を軸線12の回りにおいて、速度Ω2で回転させるよう になっている。Ω1、およびΩ2は、好ましくは、相互に独立して変え得ること に注意すべきである。 第2回転子40は、軸受42から懸垂され、かつ第1回転子18を囲繞する。 第2回転子は水平基準面と、角度αをなす傾斜面内に、環状支持ブラケット50 を有している。第1図においては、前記傾斜面は図の面に対して鉛直であること に注意すべきである。 第3の大きな直径を有する懸垂軸受52は、その二つのリング(たとえばその 外方リング)によって、この支持ブラケット50に装架されている。他の軸受5 2(第1図においては内方リング)は、反対に揺動回転リング38に固定されて いる。この軸受52の二つのリングは、相互に回転することができ、かつ大きな 軸線方向の力、および傾斜モーメントを二つの方向に伝達し得ることに注意すべ きである。このようにして、軸受52は揺動回転リング38を、水平基準面と角 度αをなす回転面内において案内する。第1図に示された装置においては、角度 αはほぼ25°である。 第1図の装置の他の詳細構造を述べる前に、先ず第2〜4図を使用して、装置 の動作を説明する。 第2図は全体的に、第1図と同様である。シュートが軸線12となす角度θは 、ほぼ50°であることがわかる。図示の装置に対しては、これは最大傾斜角で ある、シュートのこの傾斜角θは、第1回転子18、および第2回転子40が同 じ速度で回転する限りは、すなわち二つの回転子14、18の間に偏倚角度が生 じない限りは、一定に留まる。 これに反し、シュート10の傾斜角θを減少させるには、第1回転子18と、 第2回転子40の間に偏倚角度を発生させれば良い。第3図においては、この偏 倚角は、第2図と比べて、90°である。この時はθは25°であることがわか る。実際にこの時は、揺動回転リング38の軸線36は水平となり、これはθ= 90°−βであることを意味する。傾斜角θをさらに減少させるためには、二つ の回転子18、40の間の偏倚角度をさらに増加させる必要がある。第4図にお いては、この偏倚角度は、第1図の場合と比べて180°となる。この時はθは 0°であり、すなわちシュートは鉛直となることがわかる。この垂直位置は、角 度βを、β=90°−αとなるように選択することによって得られることに注意 すべきである。さらにまた、角度αは、α=θmax/2とすることによって決 定され、ここでθmaxは、シュートに対して必要とされる揺動回転の振幅であ ることに注意せねばならぬ。β=90°−αなる特別な場合は、この最大揺動 回転振幅は、もちろん回転軸線12に対するシュートの最大傾斜に対応する。 二つの回転子間の偏倚角度を、180°以上に増加させることによって、シュ ート10の傾斜角θは再び増加する。270°なる偏倚角度に対しては、シュー トは第3図に示される位置を占め、かつ偏倚角360°に対しては、シュート1 0は、第2図に示された位置を占める。 もしも第1回転子18が停止され、第2回転子40が回転するようになされれ ば、シュートはその揺動回転面(回転しない)内を、周波数Ω2/60で、角度 2αだけ揺動回転するようになり、この場合Ω2は第2回転子40の、毎分回転 数で表した回転速度である。同様に、もしも第2回転子40が停止され、第1回 転子18が回転するようになされれば、シュートは揺動回転面(このときは第1 回転子18と共に回転する)内を、周波数Ω1/60で、角度2αだけ揺動回転 し、この場合はΩ1は第1回転子18の、毎分回転数で表した回転速度である。 もしも両回転子18、40が同じ速度で回転するようになされれば、すなわちも しもΩ1=Ω2であれば、シュート10の傾斜角度は変化しない。これに反し、 もしも速度の差が、二つの回転子18、40に加われば、二つの回転子18、4 0の間の偏倚角度に変化が生じ、これはシュート10の傾斜角θを変化させる。 もしも回転速度Ω1、およびΩ2の差が、常に同じ符号であれば(すなわち正 または負であれば)、回転子18、40間の偏倚角度は規則的に増加し、シュー ト10は、その最大傾斜位置(θmax)と、最小傾斜位置(θmin)の間で 、周期的揺動回転運動を行う。 多くの場合シュートは、θ=θmaxなる時は、その揺動回転モーメントが最 大となるように平衡する。このような関係においては、もしも回転速度Ω1、お よびΩ2の差が一定であっても、シュートの傾斜角度αが変化する時の角速度は 、正弦波状に変化することを指摘すべきである。特にこの角速度は、θmaxと θminの間の中間で最大となり、この値は次いで減少し、θmaxにおいては ゼロとなる。したがって軸線12の回りを一定速度で回転する二つの回転子18 、40によって吸収される力は、シュートの前記揺動回転モーメントに比例して 増加しない。これは当然、二つの回転子18、40を回転駆動する装置の寸法に 関しては有利である。 .なお機械的に可能な、最大、および(または)最小傾斜位置θmax、θmi nを通過することは必ずしも必要ではないことに注意すべきである。この時は二 つの回転子18、40間の偏倚角度が0°から360°までの間で変化する時は 、揺動回転運動の周期性を使用する代わりに、実際に必要とされる最大、および (または)最小傾斜に対応する、二つの予め定められた値の間で、二つの回転子 18、40のこの偏倚角度が、任意に増減せしめられる。換言すれば、二つの回 転子18、40の相対的回転速度は、正の値と負の値との間で、周期的に変化す る。 提案された装置の他の著しい特徴を、再び第1図を参照して説明する。図示の ように、揺動回転リング38は、円筒形絶縁ジャケット54支持している。この 絶縁ジャケット54は回転軸線12と同軸であり、かつケーシング16の環状区 域とも同軸な関係であり、環状エアジョイント(または隙間)を画成している。 このようにして、外方ケーシング16内の環状空間58が、画定され、該空間は ガスを噴射することによって、僅かに高い圧力に保持し得る。矢印60は装置( たとえば管路)を、線図的に示し、この装置によってガスが噴射される。この噴 射は、特に軸受20、42、52、歯車リング22、44、およびピニオン24 、46が位置する環状空間58に対する塵埃、および煙の侵入を減少させる。さ らにこの噴射ガスは、装置を冷却するためにも使用できる。絶縁ジャケット54 は、効果的に断熱されていることが好ましく、一方環状区域56は冷却液によっ て効果的に冷却され、かつたとえば高炉の場合は、装填物の表面から放射される 熱に対する保護被覆を備えていることに注意すべきである。放射熱に対するこの ような保護被覆は、揺動回転リング38、および支持板30の下位に固定するこ とが望ましい。 煙、有害ガス、および塵埃に対する他の保護装置として、送給チャネル14は さらに球形カラー62を備え、該カラーは支持板30の中央開口32内に嵌め込 まれる。この開口32は収径された部分を有し、カラー62はこの部分内に環状 エアジョイント(または隙間)を画成する。支持板30はさらに好ましくは、側 面64が球形リング状の円板として形成され、該側面は揺動回転リング38内に 、環状エアジョイント(または隙間)を画定する。しかしながら一般的には、板 3 0は矩形に形成し、揺動回転リング38のリングの矩形開口の中に嵌め込まれる 。この場合は、軸線36と平行な二つの側方の縁を、該軸線36と同軸な関係の シリンダの形に適合させるだけで良い。このような付加的絶縁装置を設ける時は 、送給チャネル14と回転子40の間に、環状空間66が画成され、この空間は ケーシング16内に、加圧ガスを噴射することによって加圧し得る。多くの場合 、環状空間58、66は相互に直接連通し、外方ケーシング16内に、圧力差が 生じないようにされている。実際に、このような圧力差が生じれば、前述の環状 エアジョイント(または隙間)の効率に、有害な影響を及ぼす。 なお軸受52は好ましくは、たとえば絶縁ジャケット54、揺動回転リング3 8、および第2回転子40の環状フランジ38によって画定された環状空洞内に 組み込まれる。このようにして軸受62は、さらに広範囲に亙って、塵埃の過大 な侵入と、高温または腐食性ガスとの直接接触から保護される。 提案された装置が、高温で作動する炉を備えなければならない場合には、第1 、および第2回転子18、40は、回転継手を使用して、冷却回路(図示せず) に連結される。このようにして第1または第2回転子のいずれかに装着された主 要機械的部材は、効果的に冷却することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ベルナール,ジルベール ルクセンブルグ国 エル − 7382 ヘル ムダンジュ,リュ ロベール − シュー マン,6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ばらの材料を分配する装置において、 ばらの材料を送給するシュート(10)と、 実質的に垂直な回転軸線(12)を有する第1回転子(18)であって、前記 シュート(10)が、この第1回転子(18)から懸垂され、該回転駆動子によ って回転駆動せしめられ、かつ実質的に水平な揺動回転軸線(33)の回りを揺 動回転し得るようになっている前記第1回転子と、 実質的に前記第1回転子(18)と同軸な関係の、回転軸線を有する第2回転 子(40)と、 前記シュートの水平な揺動回転軸線(33)に対して垂直な軸線(36)の回 りを揺動回転し得るように、前記シュート(10)の揺動回転軸線(33)に対 して、直径上で反対側に相対する2点(34、34)において、該シュート(1 0)に連結された揺動回転リング(38)と、 第2回転子(40)によって支持され、かつ3点以上の点において、前記揺動 回転リング(38)と接触し、該揺動回転リングに対し、該第2回転子(40) に付随する座標系内に、水平基準面とαなる角度をなす回転傾斜面を規定するよ うになった案内装置(52)とを有するばらの材料を分配する装置。 2.前記案内装置が大きな直径を有する懸垂軸受(52)を含み、該軸受が相互 に回転し得る二つのリングを有し、第1リングが、前記シュート(10)の前記 揺動回転リング(38)に対するっかいてん支持体を形成し、かつ該揺動回転リ ング(38)の前記回転面に対する前記角度αを規定するように、第2リングが 前記第2回転子(40)に装架されている請求項1に記載された装置。 3.前記シュート(10)が該シュートによって分配すべき前記材料を通すた めの中央開口(32)を有する支持板(30)に固定されている請求項1または 請求項2に記載された装置。 4.前記揺動回転リング(38)がその回りを揺動回転し得る前記軸線(33 )を規定するように、該揺動回転リング(38)が、第1の枢軸の対(34、3 4)を使用して、前記支持板(30)に連結されている請求項3記載の装置。 5.前記シュートの前記揺動回転軸線(33)を規定するように前記支持板( 30)が、第2の枢軸の対(32’、32”)を使用して、前記第1回転子(1 8)に連結されている請求項3または請求項4に記載された装置。 6.前記第1回転子(18)、および第2回転子(40)が、囲繞された空間 に、密封された態様で装架し得る外方ケーシング(16)内に懸垂され、かつ送 給チャネル(14)が、該外方ケーシング(16)内に密封された態様で延在し 、さらに前記第1、および第2回転子(18、40)と、前記支持板(30)内 の前記中央開口(32)を、軸線方向に通る請求項3、4または5に記載された 装置。 7.前記揺動回転リング(38)が、絶縁ジャケット(54)を支持し、該ジ ャケットが、円筒形を呈し、かつ前記回転軸線(12)と同軸な関係にあり、さ らに該ジャケットが前記支持板(30)の中央開口(32)と共に、環状エアジ ョイントを画成する請求項6に記載された装置。 8.前記送給チャネル(14)が球形カラー(62)を備え、該カラーが前記 支持板(30)の中央開口(32)と共働して、該支持板内に前記環状エアジョ イントを画成する請求項6または請求項7に記載された装置。 9.前記支持板(30)が、球形リング(64)によって境界付けされた円板 であり、該円板が前記揺動回転(38)の中央開口と共働してその中に、環状エ アジョイントを画成するようになっている、請求項6、7または8に記載された 装置。 10.前記外方ケーシング(16)が、ガス供給源(60)に連結されている 請求項6から請求項9までの何れか一項に記載された装置。 11.前記シュート(10)が、前記揺動回転リング(38)がその回りを揺 動回転し得る前記軸線(36)と、β=90°−αなる角度βをなす請求項1か ら請求項9までの何れか一項に記載された装置。
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