JPH09507536A - 一次元先細部とサイドレリーフ付きの中空遷移部を含むチップビン組立体 - Google Patents

一次元先細部とサイドレリーフ付きの中空遷移部を含むチップビン組立体

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JPH09507536A JP7520629A JP52062995A JPH09507536A JP H09507536 A JPH09507536 A JP H09507536A JP 7520629 A JP7520629 A JP 7520629A JP 52062995 A JP52062995 A JP 52062995A JP H09507536 A JPH09507536 A JP H09507536A
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C7/00Digesters
    • D21C7/06Feeding devices

Abstract

(57)【要約】 チップビン構造であって、最大径12フィート以上を有するビンに理想的に適するものである。スチーム処理後、振動式排出口を用いる必要なく、チップを均一に排出する。中空遷移部分が、第一直径を有する直円形円筒である本体と、第一直径の普通1/3以下の第二直径を有する非振動式の排出口との間に設けられる。この中空遷移部分は、一般に直方形の平行六面体構造を有し、一般に三角形形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレリーフとの組み合わせ構造を提供する第一の一番上の部分;およびその上部の一般に方形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の構造へ次第に先細になり、また、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般に三角形形状部を有する相対する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形状の壁部分を規定する第二部分を備える。また、好ましくは、実質的に前記第一部分と同じであるが、大きさが小さいだけで、第二部分の下の部分に接続されている第三部分;そして実質的に第二部分と同一であるが、大きさが小さいだけで、第三部分と排出口に接続されている第四の一番下の部分も設けられる。スチームが本体と中空遷移部へ供給されるが、それは、例えば、中空遷移部の第二部分の一般に三角形形状の面にあるスチーム導管を通じて行われる。空気払い装置が、中空遷移部の適当な所に取り付けられ、チップの滞りを壊す。

Description

【発明の詳細な説明】 一次元先細部とサイドレリーフ付きの中空遷移部を含むチップビン組立体 発明の背景および要約 化学セルロースパルプ(例えば、紙パルプ)の製造においては処理の均一性を 得ることが極めて望ましい。普通、この均一性を達成したり、これに近い状態を 得る重要な方法の一つは、細砕セルロース原料(普通は木材チップ)に蒸解液( 例えば、白液)を均一に浸透させることである。均一な浸透が行われるためには 空気をチップから除かねばならないが、これは普通スチーム処理によって行われ る。 1970年代ごろまでは、処理の初期段階でチップのスチーム処理を少なくと も行なうのうが普通であった。スチーム処理は「チップビン」として知られる従 来的垂直槽にスチームを供給して行われる。大抵のシステムでは、チップはチッ プビンの頂部へ、例えばエアロックを介在して、供給される。この中でまずスチ ーム処理が行われ、次いでビンの中を下向きに流れ、チップメーターに至り、そ れから低圧フィーダーに行き、その後で水平なスチーム処理槽に入り、チップ中 の空気の除去がスチームによって完結し、それから回分式蒸解カンの場合は頂部 の供給メカニズムに入り、より普通の連続式蒸解カンの場合は高圧フィーダーに 入る。チップビンには初期スチーム処理のための容積の付与の役割があるが、そ れに加えて、チップの貯蔵・保管場所からパルプ製造工場へチップが連続的に供 給されない場合でも、連続蒸解カンや同じような装置要素への供給を規則的に確 実に行なうに足る十分な容積をチップビンは持つようにする。これは、多くのパ ルプ工場が立地している寒冷地の冬の天候条件の際には特に重要である。貯蔵場 所でのチップの凍結や他の天候関連の突発事によってパルプを貯蔵・保管場所か らパルプ製造工場へ連続的に供給する能力が時々妨げられるからである。不均一 なチップ供給の場合は、チャネリングや「ネズミの穴路形成」による無数の問題 が起こる。凍結したチップは、通常のチップとは異なる流動特性を有し、湿潤チ ップは乾燥チップとは異なり、鋸くずやピン状チップは通常の全チップとは異な るのである。 昔から知られていることであるが、木材チップ(および類似の細砕セルロース 材)が、槽(チップビン)自体の断面積よりも小さな断面積を有する出口に向か ってチップビンの中を漏斗の中の流れのように下向きに流れ落ちる時には、チッ プが詰まったり、ブリッジを作ってしまう傾向がある。また、ある領域ではチッ プが出口に向かってチャネリングしてザアーと流れることもあるし、ある別の領 域ではチップがほとんど動かなくなってしまうことがある。これは、供給の連続 性を損ない、チップビンの主目的を達成させなくしてしまうので、重大な問題で ある。従って少なくとも1970年代の初期ごろからは、従来的チップビンには 振動機構の付いた排出口を備えることが多くなった。この機構は排出口を連続的 または定期的に振動させ、ブリッジ現象や閉塞の可能性を最小限にし、チップビ ンの全領域にわたってチップの均一な流れを促進させようとするものである。こ のような従来的振動機構付排出口の一つは、米国特許第4,124,440号お よびカナダ特許第1,146,788号明細書に示されている。両特許ともチッ プがチップビンに入っている時にチップをスチーム処理する従来的機構をも開示 している。 チップビン用の振動機構付排出口は、長い間ブリッジ現象を防止するのに好ま しい商業的方法であり、長い間良好に作動してきたけれども、1980年代から 1990年代にパルプ製造システムの規模(従ってこれに関連するチップビンの 規模)が大きくなるにつれて運転操作の面で困難が見られるようになった。実際 のところ、最大直径約12フィートを有するチップビンにとっては時として(直 径14フィートを越えるものは必ずであるが)、振動機構付排出口に伴う保守や 信頼性に関する問題とともに、閉塞、ブリッジ、チャネリングなどの問題が大き くなった(特にある種の木、例えばスギに対して顕著)。これらの問題の幾つか は、チップビンに円錐形の内部材を用いることによって大幅に軽減、解決された ことは、1993年10月1日付けで同時係属出願の米国特許出願第08/13 0,525号(弁理士事務所書類番号10−849、その開示内容を本明細書中 に参考文献として引用する)に示されている通りである。しかし、これらに記載 のシステムや方法を用いても、振動機構付排出口の保守や信頼性に関する問題、 または他の問題は、最大直径約12フィート以上を有するチップビンにとっては 依然として起こる可能性がある。 本発明によれば、従来的振動機構付排出口の保守や信頼性に関する問題、およ びチップビンの閉塞、ブリッジ、および/またはチャネリングの問題に特に対処 する方法および装置が提供される。本発明は、主として最大直径約12フィート 以上を有するチップビンに関するものではあるけれども、本発明の多くの点では ビン一般、およびほとんど如何なるサイズのビンにとっても好適である。本発明 はチップビン中の重力流(同時係属出願の米国特許出願第08/130,525 号の「漏斗状流」とは対照的)を用いるものであるから、均一なスチーム処理の 促進やチャネリングの最小限化という点で顕著な利点が存在する。 本発明によれば、従来の振動機構付排出口は、より簡単で、面倒さが少なく、 保守が容易な構造品と置き換えられる。この構造品は排出の効率やスチーム処理 能力を犠牲にしないばかりでなく、実際はこれらを向上させるものである。また 、本発明の態様の幾つかにおいては、チップメーター(これは従来的機器であり 、かつ連続式蒸解カンシステムに対しては大抵のチップビンに関連する必須の機 器)をも、その計量機能をなくすることなく保持したままで、用いないで済ませ ることができる。従って全体としてチップ供給システムに対する機器費や保守費 の節約になる可能性がある。 本発明の一般的方法に従えば、細砕セルロース材が蒸解カンへ供給されるが、 その際、頂部と底部と、約12フィート以上(例えば14フィート以上)の最大 直径と,蒸解カンへ運転上は接続されている排出口とを有する内部中空の垂直の チップビンを用いる。排出口は、チップビンの断面積の半分よりはるかに小さい 断面積(例えば10分の1未満)を有する。本方法は、以下の段階を包含する。 すなわち、(a)細砕セルロース材を、チップビンの頂部へ供給し、チップビン 中のカラムに下向きに底部の方向に流すこと。(b)細砕セルロース材を、チッ プビンの最大直径のところの面積の半分より小さい断面積を有するチップビンの 中空部の先細の開流路に流しこませること。(c)チップビン自体やチップビン 排出口を振動させることなく、細砕セルロース材の実質的に均一な流れを先細の 開流路に形成させ、流路中の細砕セルロース材のブリッジ化や滞りを実質的に無 くすること。(d)細砕セルロース材をチップビン中でスチーム処理すること。 および(e)細砕セルロース材をチップビン排出口から排出し、蒸解カンへこれ を供給すること。 段階(e)は、上記セルロース材を上記排出口から直接低圧フィーダーへ、次 いで最終的に蒸解カンへ供給というやり方と、別法として上記排出口から直接チ ップメーターへ、次いで最終的に蒸解カンへ供給というやり方とがある。段階( b)と(c)とは、主容量部の約半分から各々構成される二つの異なる容積部に セルロース材を流させるようにして行なうことができる。これらの異なる容積部 の規定は、実質的に円形断面の頂部と実質的に直方形断面の底部(底部より頂部 の断面積が大)と、対向する非垂直の先細側面部とによって行われる。セルロー ス材は各々異なった容積から排出口に移行されるが、その際、反対方向に回転す る二基の供給スクリュー(方向が掌の左右の関係にある翼を有する供給スクリュ ーは共通軸によって回転される)が用いられ、排出口は上記異なる容積部二室の 約中央に位置させる。段階(b)と(c)とは、二つの異なる容積部にセルロー ス材を流させるようにして行なえるが、その際対向する非垂直の先細側面部の先 細の角度が約20〜35°とする。別法としては段階(b)と(c)とは、細砕 セルロース材を、少なくとも約12フィートの円形断面積を有する第一容積部と 第一容積部の半分よりはるかに小さい円形断面積を有する排出口の間に設けた一 次元先細部とサイドレリーフを有する遷移部分を通過して流させることによって 行なうこともできる。 段階(d)は、普通異なった容積部にスチームを添加して行なうことが出来る が、その際スチームは、各異なった容積部の少なくとも一箇所の非垂直先細側面 部における実質的に垂直なチップビン小壁箇所に導入される。 本発明の別の態様によれば、一般的な形でビンが提供される。このビンはチッ プビンとして、特に約12フィート以上の直径に対して、特別な用途があるけれ ども、ほとんど如何なるサイズのチップビンとして、また一般構造の他のビンと しても有用である。本発明のこの態様によれば、本発明のビンは以下の構成要素 を備える。すなわち、中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の 中心軸、頂部と開放底部を有する本体部分。本体部分の頂部を閉じる頂部壁で、 中空本体へ粒状物質を導入する手段をその上に備えた頂部壁。本体部分の底部に 接続された中空の遷移部分であって、実質的に円形断面の頂部と実質的に直方形 断面の底部(底部より頂部の断面積が大)と、対向する非垂直の先細側面部を有 する遷移部分。ハウジング内で遷移部分の開放底部に近くに据えられている少な くとも一個の供給スクリュー。供給スクリューハウジングへ運転上は繋がってい る排出口。および、少なくとも一個の供給スクリューを回転させ、粒状物質を遷 移部分から排出口へ動かす手段。 このビンは更に中空遷移部分へスチームを導入する手段を備えるが、この手段 は、スチーム導管と、遷移部分の非垂直先細側壁部の少なくとも一面の実質的に 垂直な小壁部分とを備え、スチーム導管は上記実質的に垂直な小壁部分に接続さ れる。遷移部分の非垂直先細側壁部は、垂直に対して約20〜35°(典型的に は約25〜30°)の先細角度を各々有しているのがよい。この角度は、取り扱 われる材料に対する重力流角度より約10〜20°大きい。(大抵のチップに対 する重力流角度は約10〜15°である)。 上記の少なくとも一個の供給スクリューは、遷移部分の底部に取り付けられ た第一および第二供給スクリュー、二つのスクリュー(各スクリューは共通の一 般に水平な軸に回転可能に取り付けられている)の間に配設された連結部を備え 、上記の少なくとも一個の供給スクリューを回転する手段は、第一と第二スクリ ューを軸の回りに異なる方向に回転させる手段を備える(方向が掌の左右の関係 にある翼を有する供給スクリューは共通軸によって回転される)。この構造品は 、またスクリュー連結部の上の遷移部分内に邪魔板を配設するのも好ましい。ま た、排出口は、実質的に直方形の平行六面体排出口とするのがよく、これは、実 質的にスクリュー連結部のところで、かつ遷移部分からは遠い位置でスクリュー に運転上は取り付けられている。この排出口は、両方のスクリューから送り出さ れてくる粒状固体物質を受け入れるものである。 別法としては、排出口を本体部分から偏心して位置させることも可能で、その 場合は少なくとも一基のスクリューは、遷移部分から偏心排出口への一方向へ粒 状物質を実質的に水平に移送する単翼スクリューとする。 別の実施態様では、少なくとも一基のスクリューが第一スクリューと第二のス クリューとを備え、その一方が他方の上に取り付けられ、平行の軸の回りに回転す るようにされる。第一スクリューは、遷移部分に取り付けられたハウジングを有 し、ハウジングは本体部分から偏心した出口を有する。第二スクリューは、第一 スクリューハウジング出口に接続されたハウジングを有し、このハウジングは出 口としての排出口を有する。この排出口は本体部分と実質的に同心円状である。 この場合、少なくとも一基のスクリューを回転させる手段は、第一スクリューと 第二スクリューとが、逆方向で実質的に水平な方向に粒状物質を移送するように 回転させる手段を含む。 更に別の変形では、上記遷移部分がまず第一遷移部分を備え、さらにこの第一 遷移部分と少なくとも一基のスクリューとの間にある中空の第二遷移部分を備え る。第二遷移部分は、中空の実質的に直角三角形プリズムで、開放の頂部と開放 の底部を有し、この底部の断面積はその頂部より大きく、その頂部の断面積は第 一遷移部分の断面積と概略同じである。第二遷移部分の底部は、幅の少なくとも 5倍の長さを有し、スクリュー樋からの排出口は、断面が直方形で、第二遷移部 分の底部の幅に概略等しい直径を有し、本体部分に実質的に同心円状である。 更に他の態様によれば、上記少なくとも一基のスクリューは、遷移部分の底部 に取り付けられた第一と第二供給スクリューとを備え、該スクリューとの間には 連結部があり、各スクリューは一般に水平な共通の軸の回りに回転するように取 り付けられている。供給スクリューを回転させる手段は、第一供給スクリューと 第二供給スクリュートを軸の回りに異なる方向へ回転させる手段を備える。スク リュー樋からの排出口は、実質的に直方形の平行六面体の排出口で、運転上スク リューに装置され、その位置はスクリュー連結部の所で、遷移部分からは遠い補 所である。この排出口は両方のスクリューから粒状固体物質を受け入れる。この スクリュー連結部には撹袢機を設けるのもよく、チップメーターも、モーターに 駆動されたものを、排出口に接続するのもよい。制御器を設けて、チップメータ ーモーターと第一、第二スクリューの回転手段とを巧く調整する。 本発明の別の態様では、以下の構成要素からなるチップビンの組立体が提供さ れる。すなわち、中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心 軸、頂部と開放底部を有し、第一直径を有する本体部分。本体部分の頂部を閉じ る頂部壁で、中空本体へ粒状物質を導入する手段をその上に備えた頂部壁。中空 の実質的に直方形のの平行六面体の排出口で、第一直径の半分より小さい第二直 径を有する排出口。本体部分と排出口の問に配設された中空の遷移部分であって 、一次元の先細部とサイドレリーフを有する遷移部分。ビンの中空内部へスチー ムを導入する手段。および排出口を蒸解カンへ接続する手段。 上記組立体は、また、遷移部分の底部近くに取り付けられた第一および第二供 給スクリュー、二つのスクリューの間に配設された連結部(各スクリューは共通 の一般に水平な軸に回転可能に取り付けられている)、およびスクリューを軸の 回りに異なる方向に回転し、遷移部分から排出口導管へ木材チップを移動させる 手段(方向が掌の左右の関係にある翼を有する供給スクリューは共通軸によって 回転される)を備える。別法としては、上記遷移部分に、少なくとも一面の実質 的に平面で、非垂直の壁部分が設けられ、そしてビンへスチームを導入する手段 は、スチームを完全に遷移部分へ導入するものであるが、この手段は、スチーム 導管と、遷移部分の実質的に平面の非垂直壁に設けた実質的に垂直な小壁部分と を備え、スチーム導管は、この実質的に垂直な小壁部分に接続される。 本発明の最も好ましい態様においては、従来的チップビンの役割の代わりをす るチッピビン組立体が提供され、供給物はこの中を下向きに流れ、円形断面の排 出口に至る。これに典型的には従来的なチップメーターまたは低圧フィーダーが 接続され、最終的には高圧フィーダーへ接続され、この高圧フィーダーによって チップは、実質的に垂直の連続蒸解カンの頂部へ加圧下に供給される。好ましい チッピビン組立体は、以下の構成要素を備える。すなわち、中空の実質的に直円 形の円筒本体であって、実質的に垂直の中心軸、頂部と底部を有し、第一直径を 有する本体。本体の頂部を閉じる頂部壁で、中空本体へ粒状物質を導入する手段 をその上に備えた頂部壁。本体の底部に運転上接続されている非振動式排出口。 排出口と本体との間に配設された中空遷移部分であって、この中空遷移部分が備 えるものが、まず第一の上部部分で、これは一般に直方形の平行六面体構造を有 し、一般に三角形形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレ リーフとの組み合わせ構造を提供する第一の上部部分;それから第二部分で、そ の上部の一般に方形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の構造へ次第 に先細になり、また、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般に三角形形 状部を有する相対する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形状の壁部分 を規定する第二部分;実質的に第一部分と同じであるが大きさが小さいだけで、 第二部分の下の部分に接続されている第三部分;そして実質的に第二部分と同一 であるが、大きさが小さいだけで、第二部分が第一部分と接続されているのと同 じやり方で第三部分に接続され、最後に排出口に接続されている第四の、一番下 の部分である中空遷移部分。および、本体と中空遷移部との少なくとも一つへス チームを導入して木材チップをスチーム処理する手段。 スチームを導入する手段は、中空遷移部の第二部分の側面の一般に三角形形状 部の少なくとも一箇所へ、好ましくは両側面の箇所にスチームを導入する手段を 備えるのが好ましい。また、スチームを本体に導入するのも好ましい。少なくと も一基の空気払い装置を中空遷移部に設け、(例えば、第一および第二空気払い 装置は中空遷移部の第一および第三部分に各々取り付けられ、それらの位置は、 一般に三角形状を有する面から離れた第一および第三部分の相対する面である) 遷移部内の滞った木材チップを壊して流動させることが好ましい。 本体には、本体中のチップにかかる圧縮圧力を緩和するための円錐形状のリン グ挿入物を少なくとも一個備えることができる。このようなものについては、1 993年10月1日付けで同時係属出願の米国特許出願第08/130,525 号に開示されている(その開示内容を本明細書中に参考文献として引用する)。 上記のように、排出口は断面が円形であるのが好ましく、第一直径の約1/3以 下の第二直径を有する(例えば、第一直径が15フィートの時には第二直径は約 4フィート)。中空遷移部の第二部分の下の部分は、また断面が円形であるのが 好ましく、第三直径を持つことになるが、第三直径は第二直径より少なくとも5 0%大きく、第一直径より少なくとも30%小さい。排出口は(例えば、チップ メーターおよび/または低圧フィーダーを経由して)、通常高圧フィーダーへ、 そして連続蒸解カンに運転上繋がっている。 本発明の別の態様によれば、木材チップから化学パルプを製造するシステムが 提供されるが、それは以下の装置要素を備える。すなわち、実質的に垂直の連続 蒸解カンであって、頂部と底部と、前記頂部の近くの入口とを備える蒸解カン。 連続蒸解カン入口へ木材チップを供給する高圧フィーダー。および木材チップを 高圧フィーダーへ供給するチップビンであって、該チップビンが備えているのが 、 中空の実質的に直円形の円筒本体であって、実質的に垂直の中心軸、頂部と底部 とを有し、第一直径を有する本体;前記本体の頂部を閉じる頂部壁で、中空本体 へ木材チップを導入する入口を有する頂部壁;本体の前記底部に運転上接続され ている非振動式排出口;排出口と本体との間に配設された中空遷移部分であって 、この中空遷移部分が備えるものが、まず第一の上部部分で、これは一般に直方 形の平行六面体構造を有し、一般に三角形形状部を有する相対する側面を含み、 一次元先細部とサイドレリーフとの組み合わせ構造を提供する第一の上部部分; それから第二部分で、その上部の一般に方形の平行六面体構造から、その下部の 一般に円形の構造へ次第に先細になり、また、第一部分の一般に三角形形状部と 合わさる一般に三角形形状部を有する相対する側面を有し、その結果実質的にダ イアモンド形状の壁部分を規定する第二部分;実質的に第一部分と同じであるが 大きさが小さいだけで、第二部分の下の部分に接続されている第三部分;そして 実質的に第二部分と同一であるが大きさが小さいだけで、第二部分が第一部分と 接続されているのと同じやり方で第三部分に接続され、最後に排出口に接続され ている第四の、一番下の部分である中空遷移部分であることを特徴とするチップ ビン。 本発明の目的は、粒状物質、例えば木材チップをビンの下向きに効果的に供給 するに際し、ビンの直径が12フィート以上の場合でも振動式排出口が無くてす むようにすることである。本発明のこの目的および他の目的は、本発明の詳細な 説明をよく吟味し、添付の特許請求の範囲を見れば明快になろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のチップビンの概略側面図で、化学パルプの製造に対して従来 的な他の機器を関連させて示している。 図2は、図1のチップビンが取り得る態様の一つの概略前面図で、内部構成要 素を明快に説明する目的で部分的に切断図を示している。 図3は、図2のチップビンの態様の一つの側面図で、明快に示す目的でスクリ ューモーターとハウジング端部を取り除いて示している。 図4は、図2と図3の遷移部分の上面図である。 図5は、詳細な側断面図で、図2〜図4のチップビンの遷移部分にスチームを 導入することが出来るやり方を概略的に示す図である。 図6と図7とは、図2と図3とのものと同じような図であるが、本発明のチッ プビンの第二態様にのみ関する。 図8と図9とは、図2と図3とのものと同じような図であるが、本発明のチッ プビンの第三態様に関する。 図10は、図2と図3とのみの遷移部分とスクリュー部分との変形の詳細前面 図であり、内部構造要素を示すために部分的に切断して示している。 図11と図12とは、図2と図3とのチップビン態様のより一層の変形の、図 2と図3とのものと同じような図であるが、遷移部分とスクリュー部品部分のみ に関する。 図13は、図11と図12の態様の遷移部分などの上面図である。 図14と図15とは、本発明のチップビンの遷移部分、供給スクリューなどの 更に別の変形に対する、図2と図3とのものと同じような図である。 図16と図17とは、本発明の更に別の態様の図6と図7とのものと同じよう な図であるが、ただ遷移部分と供給スクリューのみに対するものである。図16 と図17との構造の上面図は、図13の上面図と本質的には同じである。 図18は、本発明のチップビン組立体の別の実施態様の側面図で、一部は断面 で一部は立面を示し、低圧フィーダーと蒸解カンへの接続も概略的に示す。 図19は、図18のチップビン組立体の底部から見た平面図を示す。 図20は、図18と図19の槽に空気払い装置を取り付ける場合のノズルの例 示的結合を示すものである。そして、 図21は、図18と図19の組立体の中空遷移部分の変形の側面図である。 図面の詳細な説明 図1に概略示すのは、本発明のチップビン10で、頂部11が閉じて壁面をな し、頂部壁面の上に従来的入口12があり、この入口から木材チップまたは他の 細砕セルロース材を導入する。従来と同じようにエアロック13を入口12に接 続するのが好ましく、ベント管14は入口12のそばにある。チップは、矢印1 5で概略示されるように、チップビン10の頂部11から、入口導管12中のエ アロック13を経由して導入される。チップビン10はまた他の従来的ベント、 レリーフ、およびこれらに関連するものを有しており、また普通は内部レベル検 出メカニズム、例えば、図1に参照数字17で概略示される従来的なガンマ線源 のレベル制御器も有している。 スチームはチップビン10に供給され、その内部でチップのスチーム処理を開 始する。使用スチームは普通低圧スチームであり、例えば、パルプ工場内の従来 的源からライン18と19を経て供給される。ライン18は、図示の例示的態様 では、チップビン10の本体部分に接続されて示されているが、ライン19は運 転上はビンの低い位置に接続されている。チップビンへのスチーム添加の制御や チップレベルの検出と制御のメカニズムやエアロック13の制御やこれに関連す る多くのベントの制御は、従来的技術である。 チップビン10は、垂直な槽であり、底部には排出口があるが、この排出口は 普通チップメーター21に接続されている。チップメーター21は図1では点線 で示されているが、その理由は本発明のチップビンの態様では全てにおいてそれ が必要であるとは限らないからである。本発明のチップビンの態様においてはチ ツプ計量の作用が、従来的振動式排出口(米国特許第4,124,440号に示 されるようなもの)の代わりをするチップビン部品で実質的に行われることもあ る。チップビン10の下、そしてチップメーター21が設けられ場合はチップメ ーターの下にあるのは、低圧フィーダー22であり、これは、チップビン10か らの初期スチーム処理後のチップを従来的水平式スチーム処理槽23へ供給する ものである。槽23は普通、ベント導管24、低圧スチーム源19に接続された ヘッダー25、およびチップ出口26を有する。スチーム処理槽23には普通内 部スクリューが設けられる。スチーム処理されたチップは、次に出口26から(図 1では27の箇所に概略示されているように)高圧フィーダーと蒸解カンへ、も しくは回分式蒸解カンなどの頂部上の供給メカニズムへ、様々の従来的処理およ び/または供給メカニズムを経由して供給される。 図2〜図17は、図1のチップビン10の様々の態様および詳細を示す。しか し、エアロックやベント管やスチーム導管などなどの附属品は、これに関連して は示されていないが、勿論必要ならば共通に使用されるものである。本発明のチ ップビン10は、普通最大直径12フィート以上(普通は14フィート以上)を 有するものであり、このようなサイズの場合にこそ、振動式排出口を有する従来 的システムでは顕著な問題が起こるのであるが、本発明には、どんなサイズのチ ップビンにも適用できる点がたくさんあり、また本発明にはビン一般に適用可能 な点も幾つかある。本発明の全ての態様においては、同時係属出願の米国特許出 願第08/130、525号記載の「内部に円筒形部品を挿入したビン構造」を 使用して差し支えない。 図2〜図5ほ本発明のビンの態様の一つを示すものであるが、「のみ型設計」 と呼ぶことができよう。この態様においては、本発明のチップビンの全ての態様 における場合と同じく、従来の技術のチップビンに普通付いている振動式排出口 を、無くしてしまっている。図2〜図5の態様において、図1の態様に相当する 部品は、頭に「1」を付けただけの同じ参照数字で示される。 チップビン110は、中空の実質的に直円形の円筒本体部分30を含み、これ は実質的に垂直の中心軸、頂部111と開放底部29を有する。このビンは、普 通最大内径(実質的に均一なのが好ましいが)12フィート以上(例えば、14 フィート以上、具体的には16フィート)を有する。頂部111は頂部壁で規定 され、頂部壁には導管112(従来的なエアロックなどなどが接続されているが 、図2〜図5では示さず)があり、導管には粒状物質、典型的には木材チップま たは他の細砕セルロース繊維材を本体部分30へ導入する手段が備えられる。ス チーム導入ヘッダー32は、本体30の回りに複数の箇所でスチームを導入する ものであるが、ビン110内のチップをスチーム処理する唯一のメカニズム、も しくは幾つかのうちの一つのメカニズムとして設けることができる。 チップビン110にはまた、実質的に円形断面の開放頂部34と実質的に直方 形断面の開放底部35を有する中空遷移部分33が備えられる(特に図4を参照 )。遷移部分33の頂部34(これは本体部分30の底部29と連続に繋がって いる)は、反対側が垂直でなくて、次第に先が細くなる側壁36を有する。この 側壁は、垂直に対してある角度36を取り、角度36は普通約20〜35°で、 好ましくは約25〜30°であるが、実際にはビン110で取り扱われる特定の 物質(例えば、普通用いられる 木材チップのと特定の種類)によって左右され る。その結果、本体部分30の円形構造と遷移部分33の実質的に直方形の手部 35の間には円滑な幾何学遷移部分が構成され、遷移部分33の端面38は連続 的な曲面となることは、図2と図3とに斜線を付けて示す通りであり、図4にも 見られる。普通は、本体部分30は遷移部分33に溶接され、連続な、流体が漏 れない壁面を構成し、部分30、33の中空内部へ導入されたスチームは、設計 されたベントを通じる以外には外部に漏れないようにする。遷移部分33は高さ 39を有するが、この高さは普通直径31より小さい(例えば、ある態様では1 6フィートの直径31に対して高さは約12フィートとなる筈である)。 図2の態様では、邪魔板40が遷移部分33内部に示されているが、これは本 体部分30から下向きに流れるチップを反対側の異なる容積部への流れに振り分 けるためのものである。他の部品を明快に示すために、邪魔板40は図4には示 さないが、これは非垂直の先細の側壁36の間の全容積にわたって配設され、垂 直に対する角度は角度37とほぼ同一である。 遷移部分33の開放底部35の近くで、その下に位置するのは、底部35に接 続され敗るハウジングに収められている少なくとも一基の供給スクリューである 。図2と図3の態様では、二基の供給スクリュー41、42が設けられ、別個の シャフト43、44に取り付けられ、モーター45、46でそれぞれ駆動され、 連結部47が間に設けられている。シャフト43、44を取り付けるためのベア リングなどの詳細は、記載していない。また供給スクリューの詳細も同じく記載 していない。供給スクリュー41、42はそれ自体は従来的なものであり、一段 羽根のスクリューでも、多段羽根のスクリューでもよく、または好適なら如何な る従来型のものでもよい。モーター45、46はスクリュー41、42を反対方 向に回転させるので、チップはこれらのスクリューの作用によって真ん中(邪魔 板40の下)に集められる。スクリューの速度は約10〜100rpmである。 別法では、好ましい方法としては、(図面には示していないが)上記の第一スク リュー41と第二スクリュー42とは、共通のモーター(45)によって回転さ れる共通のシャフト(43)に取り付けられた異なる掌形(右と左)のスクリュ ーであるとよい。いずれにしろ、上記の両ケースではスクリューは「反対方向に 送るように動く」。 スクリュー41、42のハウジングは、遷移部分33の開放底部35の幅と実 質的に同じ幅を有することが好ましい。遷移部分33から遠い位置にある供給ス クリューハウジング(普通はその反対側)に運転上接続されているのは、排出口 49である。排出口49は、普通、中空の、実質的に直方形の平行六面体の導管 、結合部、遷移部であり、連結部47の直下に位置し、直径50を有する。この 直径はスクリュー41、42のハウジングの幅(スクリュー41、42の直径と 実質的に同じ)とほぼ同じである。最大供給効率を得るためには、「のみ」形状 の遷移部分33に関連して言えば、各スクリュー41、42の長さはスクリュー 直径の少なくとも約2.5倍であるべきであり、これらの寸法は、直径50やス クリュー41,42などを設計する際に考慮されることになろう。 図2と図3に見られるように、排出口49は従来的低圧フィーダー122へ直 結することができ(すなわち、チップメーターが不要)、実際排出口49は低圧 フィーダー122に対する入口結合部となり得る。スクリュー41、42は計量 作用(これは、モーター45を制御することによってその回転速度を制御するこ とによって制御される)を与えるので、普通は必要となるチップメーター(図1 の21)は、これを無くすることができる。 スクリューの代わりに、他の等価の計量、輸送エレメント、例えば、星形フィ ーダーも使用することができる。 スチーム導入ヘッダー32を用いてチップビン110へスチームを導入する代 わりに、あるいはこれに加えて、スチームを遷移部分33へ導入することもでき る。このやり方を行う好ましいやり方は図5に示される。スチーム導入は、遷移 部分33の先細側壁のような内側に角度が付いている壁には効果的でない。理由 はスチーム吹き込み孔が閉塞する傾向があるからである。しかし、この問題は本 発明では軽減される。すなわち、図5に示されるように、非垂直の先細側壁36 の少なくとも一面に実質的に垂直な小壁面53を設ける(好ましくは、各々壁3 6の多数の箇所に)のである。低圧スチーム供給のスチームヘッダー55に取り 付けられたようなスチーム導管54は、遷移部分33のうち実質的に垂直な小壁 面53を貫通するようにする。この小壁面53は壁36の傾斜にとってはほんの 僅かの非連続性となるにすぎない。図5の配置は、本発明のチップビンの以降の 各態様に設けられるのであるが、図面を簡潔にするために、他の態様に関しては これを示さないし、詳細な説明は省くものとする。 図6と図7は本発明のチップビンの別の態様を示す。図1〜図5の態様におけ る部品に対応する図6と図7の態様における部品は、頭に「2」を付けただけの 同じ二桁の参照数字で示される。 図6と図7の態様において、中空の実質的に円形断面の円筒形本体部分230 は、図2〜図5の態様における本体部分30と同じである。また、スクリュー2 41、242、およびチップビン210の底部の関連部品もそれらの相当部品と 同じである。図6と図7の態様と図2〜図5の態様との間の差は、遷移部分23 3の性質である。 図6と図7の遷移部分233は、カリフォルニア州サンルイスオビスポ(Sa n Luis Obispo)のヨハンソン(J.R.Johanson)がダ イアモンドバックホッパー(Diamondback HopperTM)という 商標で販売している、米国特許第4、958、741号(この開示内容を本明細 書に参考文献として引用する)の基本設計の特徴を備えている。この中空の遷移 部分233は、三角形の実質的に平板のサイドパネル68を曲面壁端部59と共 接することによって提供される一次元先細部とサイドレリーフの組み合わせ一個 を有する。サイドパネル部分58は、図2と図3の態様における角度37(例え ば、約20〜35°)に相当する角度237を成している。図6と図7の態様に おいて、第二の中空遷移部分61は、一般に直方形の平行六面体の構造(端部は 円形)を有するのであるが、その各側面に平らな三角形の、実質的に垂直のサイ ドパネル62を有し、遷移部分233からのチップの流れをスクリュー241、 242へ、二つの異なった流路(各々一次元先細部とサイドレリーフの組み合わ せを有する)で導き、滞り(ブリッジ)の可能性を最小限とする。スクリュー2 41、242のハウジングへ至る異なる流路を規定する第二遷移部分61の各側 面には伸縮継手63を付けるのが好ましい。 図8と図9の態様において、図1〜図7の態様における部品に対応するものは 、頭に「3」を付けただけの同じ二桁の参照数字で示される。図8と図9のチッ プビン310に対しては、スクリュー41、42、241、242は設けられて いないで、その代わりに計量手段機能は従来的チップメーター321で与えられ る。図8と図9の態様においても、一次元先細部とサイドレリーフの組み合わせ が設けられるが、この場合米国特許第4、958、741号の図1と図2に記載 のようなものと同じ基本構造を有する部品が用いられる。遷移部分333は遷移 部分233と実質的に同じであるが、遷移部分361は異なっており、実質的に 平らであって、曲面端部69と共接されている三角形壁68を有し、遷移部分3 33の実質的に直方形の底部を円形の排出口349へ円滑に遷移するようにして おり、頭を切った正三角形プリズムに似た構造を有する。 図2〜図5の態様の構造において、部品のサイズに制限があり、これは設備に よっては大きな制限のことも場合によってはある。このような制限を与える必要 な寸法的関係は、(前記に示したように)遷移部分の出口の長さが、適当な供給 をするためには出口幅の少なくとも約2.5倍でなければならないということで ある。図10の態様ではこれは、遷移部分33の実質的直方形の開放底部35に 取り付けられたスクリューハウジング70に単翼スクリュー71を収めることに よって達成される。スクリュー71は、モーター72によって駆動され、図10 に示される矢印の方向に、本体部分30(および遷移部分33)に関して偏心し ている出口73までチップを移送する。導管74は、出口33から遠いハウジン グ70の端の箇所に取り付けられ、ベントとして機能させたり、またはこれに導 入されるチップをスチーム処理するスチームを入れるのを可能にする。 ある状況下では出口73を低圧フィーダー、または蒸解カンシステム(図1か らの)の残りの部分への直接結合部とすることが可能であるけれども多くの場合 はチップビンからの究極の排出口は、本体部分30の垂直軸に同心円状にするの が、より望ましい。これを実現するために、スクリュー75中の第二スクリュー 76を、第一スクリュー71と第一スクリューハウジング70の下になるように 位置させ、図10に点線で示されように設ける。スクリュー76は、モーター7 7に駆動され、導管73から、実質的に直方形の平行六面体排出口49へ、チッ プビン110の中心の方向へチップを送り戻す。この平行六面体排出口は本体部 分30と同心円上にある。スクリュー71、76は、共通の実質的似垂直な面の 上にある平行な軸の回りに回転するのが好ましい。 図11と図12の態様は、図10の態様が取り扱う同じ寸法問題を取り扱うが 異なったやり方でのものである。図11と図12の態様では、第二中空遷移部分 80が、第一遷移部分33と、少なくとも一基のスクリュー(図11〜図13の スクリュー41、42)との間に設けられる。第二中空遷移部分80は、実質的 にレースコースの楕円形と同じような構造を有し、側壁81は実質的に垂直であ るが、その端壁82は幾分曲面になっており、邪魔板83がその中心底部でかつ 接合部47の上に位置している。開放頂部84は、第一遷移部分33の開放底部 35と同じ断面積を有するが、開放底部85の断面積よりは小さく、頂部84と 底部85は共に(図13に見られるように)実質的に楕円形状である。図13は 、寸法的関係が非常に望ましいものを示す。すなわち、幅Wの底部35/頂部8 4(これはスクリュー41、42の直径と実質的似同じ)は、約2.5Wより大 き い出口長さを必要とする。 図11〜図13の態様においては、排出口49は本体部分30と実質的に同心 円状であるが、所望の寸法的関係である「長さLが幅Wの2.5倍以上」という ことが容易に達成される。邪魔板83はチップの流れを二つの容積部へ分割する もので、チップが排出口49へ直接流れてしまうことを防止するものである。 図14と図15は、図2と図3の態様と類似の態様を示すが、これらは邪魔板 の無いものである。真ん中の排出口49には短絡流の危険性があるので、スクリ ュー41、42があるにしても、モーター86で駆動された従来的チップメータ ー121がこの態様に含まれる。このような配置では、モーター45、46(ま たはモーター45、46の代わりをする単一モーター)の速度を制御して、制御 器87を用いて行われるように、チップメーター121に固体が入ってこなくな る危険性を防止することが必要である。また、この態様ではチップがスクリュー 41、42の間の連結部で滞って(ブリッジして)しまう可能性があり、この危 険性を無くするために、スクリュー41、42との間の連結部に位置する、モー ター89駆動の撹拌機88を設ける。従って、この態様では、スクリュー41、 42は計量手段の機能を有せず(例えば、図2と図3の態様ではこれを有する) 、撹拌機88によって助けられた、輸送機能のみを果たすだけになる。 図16と図17の態様では、「のみ型」ビン設計に対して図11〜図13の態 様において得られるのと同じ、スクリュー241、242の長さ/直径の非に関 する利点が図6と図7のダイアモンドバック(Diamondback:商標) 設計に対しても得られる。すなわち、遷移部233の下では実質的に方形の平行 六面体遷移部分61の代わりに、切頭の実質的に直方形のプリズム形(端部が丸 くなってレーストラック状)の遷移部90が提供され、これは実質的に垂直の平 らな側面板91と円い端部92を有する。邪魔板93は、スクリュー241、2 42に対する連結部247の上で遷移部90内に設けられ、チップの流れを二つ の容積部へ分割する。第二遷移部90は実質的に方形の開放頂部94と、実質的 に方形の開放底部95とを有し、頂部94の面積は開放底部95の面積より顕著 に小さい。 本発明のチップビンは、化学パルプ製造システムに使われるよりは、むしろそ れ自体ビンとして使用されるけれども、細砕セルロース材を蒸解カンに輸送する 方法に関して、特に蒸解カンが最大直径約12フィート以上で、ビンの排出口が 蒸解カンに運転上連結され、チップビンの断面積の半分未満の断面積を有する場 合に用いるのが特に好適である。特に図2と図3との態様に関しては、細砕セル ロース材はチップビン110へ導管112を通じて供給され、チップビン110 内のカラムを下向きに流れ、底部(ここに排出口が位置する)に至る。細砕セル ロース材はチップビンの内部の次第にせばまる開流路中を動かされ、チップビン 110の最大直径の部分(30)における断面積の半分未満の断面積を有する開 流路までに至る。次にチップビンもしくはチップビンの排出口を振動させること なく、細砕セルロース材の実質的に均一な流れが、実質的にセルロース材のブリ ッジ化を起こさせずに、次第にせばまる開流路中に形成される。ビン中で、そし て普通は上記の次第にせばまる開流路中でも、細砕セルロース材はスチーム処理 を受けるが、それは、スチームを32と55の箇所に導入し(図2と図5を参照 のこと)、その後部分的にスチーム処理された細砕セルロース材を遷移部33の 底部から、スクリュー41、42で計量し、排出口49へ排出するようにして行 われる。排出口49からは、セルロース材122が蒸解カン(図1の27)へ供 給されるが、これは、低圧フィーダー122および図1に示される態様の従来的 部品を経由して行われる。 図18〜図20に示される態様は、従来的チップビン組立体の代わりに用いる のが好ましい態様である。図18と図19に示されるチップビン組立体は、参照 番号400で総称されるが、中空の実質的に真円状の円筒形本体401を備え、 これは他に、実質的に垂直な中心軸402、頂部(図18の403を参照)、底 部404、および第一直径405も有する。普通は直径405は、12フィート より大きく、例えば、約15フィートである。覗き窓406も取り付けてよい。 頂部は、本体401を閉じる頂部壁403で規定され、木材チップ(または類似 の細砕セルロース繊維材)を中空本体401へ導入する入口407を備える。非 振動式の排出口408が、中空遷移部410を経由して本体401の底部に運転 上接続される。図18と図19に示される好ましい態様においては、排出口40 8は断面が円形で、第一直径405よりも普通はるかに小さい(例えば、約1/ 3以下)第二直径411を有する。例えば、直径411(図19を参照)は第一 直径が約15フィートの時には約4フィートの場合がある。 排出口408は、伸縮継手と遷移部とを兼ねたものである。これは、伸縮継手 として、組立体400の熱膨張、および組立体400と近接の組立体(例えば、 配管、チップメーター、フィーダーなどなど)との間の熱膨張に対処する。 排出口408は、普通高圧フィーダー413を経由して、連続蒸解カンへ運転 上接続される。なた、チップメーター414、および低圧フィーダー412、水 平スチーム処理層(図示せず)並びにチップシュートのような関連する他の従来 的部品が、高圧フィーダー413の低圧循環へ木材チップを供給するために設け られる。従来のように、高圧ポンプ416は高圧フィーダー413からのチップ を置換し、これを連続蒸解カンの頂部へ供給する。別法としては、低圧フィーダ ー412と関連するスチーム処理槽とチップシュートとを、高圧フィーダー41 3に直結しているスラリーポンプ(図示せず)と置き換えることも可能である。 この場合高圧フィーダーの出口はライン437に接続される。 チップビン組立体400の中空遷移部410は、供給中のスチーム処理を行い 、しかもチップ流路寸法が大幅に小さくなっても(例えば、15フィート直径か ら4フィート直径まで)、チップが引っかかる危険性を最小限にするので、チッ プの最適供給を行うものである。図18と図19に示されている好ましい中空遷 移部400を含むものは、カリフォルニア州サンルイスオビスポのJ.R.ヨハ ンソン社販売のダブルダイアモンドバック(Diamondback:商標)型 構造であり、一般的には米国特許第4、958、741号に開示されている。 中空遷移部410は、第一上部部分418を含むが、これは一般に直方形の平 行六面体構造(反対側の端部面は曲面)を有し、一般に三角形形状部419を有 する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレリーフとの組み合わせ構造を 提供する。第二部分420は、その上部421の一般に方形の平行六面体構造か ら、その下部422の一般に円形の構造へ次第に先細になる。これは、また、第 一部分418の一般に三角形形状部419と合わさる一般に三角形形状部423 を有する相対する側面を有し、実質的にダイアモンド形状の壁部分を規定するの は図18に明白に見られる通りである。 第二部分420の下の部分422は、これを排出口408へ直結することも可 能であるが、好ましいのは、遷移部410に、実質的に第一部分418と同じで あるが大きさが小さいだけの第三部分426(相対する側面に一般に三角形の形 状部427を含み)を備えさせ、更に実質的に第二部分420と同一であるが大 きさが小さいだけで、しかも形状部427と共同して実質的にダイアモンド形状 の壁部分を規定する第四部分429を備えさせることであるのは図18に明白に 見られる通りでもある。第三および第四部分426および429を用いると、第 二部分420の下の部分422は、第三直径を持つことになるが、これは一般に 第一と第二の直径の中間であり、普通は第二直径より少なくとも50%大きく、 第一直径より少なくとも30%小さい。例えば、第一直径が約15フィートであ り、第二直径が約4フィートである場合は、第三直径(図19の432の箇所に 示される)は、約8フィートである。 チップピン組立体400には、本体401と遷移部410との少なくとも一方 にスチームを導入し、その中の木材チップにスチーム処理を行う手段も備えられ る。スチームは上記の両方の箇所に導入することが好ましい。例えば、従来的ス チームヘッダー433(図18を参照)からスチームを本体401に沿って一箇 所以上のところに導入すると共に源434から中空の遷移部410へスチームを 導入する。図二示される好ましい態様では、源434からの低圧スチームが、第 二部分420の面423に設けられている導管435を用いて遷移部410へ導 入される。また、低圧フィーダー412からのスチームレリーフ437を、一般 に三角形の形状部423の一つに、導管438を経て設けることもできるのは図 18と図19に共に見られる通りである。スチームを導入し、ヘッダー、分岐管 、導管、ノズル、または所望の場合に位置させるものなどを利用する多種の他の メカニズムも設けることができる。 また、本体401には、本体部分401中のチップにかかる圧縮圧力を緩和す るための円錐形状のリング挿入物、例えば、図18に見られる円錐形の挿入物4 40のようなものを備えることができる。このような円錐形状のリング挿入物4 40については、1993年10月1日付けで同時係属出願の米国特許出願第0 8/130,525号に詳細に記載してあり、その開示内容を本明細書中に参考 文献として引用する。 遷移部410は、本体401から排出口408への直径の縮小度合いが大きい こと、それから排出口408(または他の部品)に振動の作用が加わらないこと 、のために滞りを防止するのに普通は有効であるけれども、滞りが万一起こった 場合はこれを壊してしまうのに、何らかの種類のメカニズムを使用するのが好ま しい。これは、一基以上の空気払い装置を、例えば、図18〜図20に442の 箇所で概略示されているようなものを用いることによって行うことが望ましい。 空気払い装置はそれ自体は従来的な構造であり、詰まったり、引っかかった固体( 木材チップ)を剥がす目的で、高圧力の空気、窒素などのいずれかを供給するも のである。例えば、空気払い装置440は、アーカンソー州リットルロック(L itle Rock)のグローバル マニュファクチュアリング インコーポレ ーテッド(Global Manufacturing,Inc)製造の従来的 な形式のもので差し支えない。 図18〜図20に示される好ましい態様において分かることであるが、第一お よび第二空気払い装置(これには共通な空気払い装置に繋がる第一および第二結 合部を備えてよい)には、第一部分418の端壁(一般に三角形の部分419を 含む側面に一般に直角)にノズル443が取り付けられて設けられ、ノズル44 4は第三部分426の端壁に取り付けられる。ノズル443の一つに対して図2 0に最も明白に見られるように、ノズル443は、部分418の端壁に対してあ る角度446(これは約45度が好ましい)で配設されるのが好ましく、部分4 18から外側に伸びる支持リング447内に配設される。例えば、寸法448は 約6インチでよく、寸法449は約1フィートでよい。空気払い装置442によ って引き起こされる角度のある、下向きにされた、ガスの高速の力は、作動させ ると遷移410内のチップ閉塞物はどんなものでも剥離してしまう。空気払い装 置442は、オペレーターが閉塞を認識し次第手動で操作することもできるし、 あるいは排出口408を通過する流量を検出することによって、または他の所望 の手順で自動的に払い装置442を運転することもできる。払い装置442はビ ンの主要部の何処にでも取り付けることができる(すなわち、必ずしも支持リン グ447内でなくてもよい)。 形状部419,423,427,430は真に三角形である必要はない。本明 細書や特許請求の範囲で用いられる「一般に三角形」という用語は、図21(図 21の参照数字は図18の参照数字と同じで、違いは最後に「‘」を付けている だけである)の419‘および423’の所に示されている形状、またはこれら の形状の部分的改変を含む。 本発明については、最も実際的でかつ好ましい態様であると現在考えられたも のを本明細書に示し、かつ説明したものであるので、多くの部分的改変点が本発 明の範囲内で当業者には明らかになろう。従って、本発明の特許請求の範囲につ いては、すべての等価の構造および方法を含むように最も広く解釈すべきである 。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年12月1日 【補正内容】 請求の範囲 1.細砕セルロース材を蒸解カンへ供給する際、頂部と底部と、約12フィート 以上の最大直径と、蒸解カンへ運転上は接続されている排出口とを有する垂直の 内部が開放のチップビンであって、その排出口は、約12フィート以上の最大直 径でのチップビンの断面積の半分よりはるかに小さい断面積を有するチップビン を用いて行われ、該方法が、以下の段階、すなわち、 (a)細砕セルロース材を、チップビンの頂部へ供給し、チップビン中のカラ ムに下向きに底部の方向に流すこと、 (b)細砕セルロース材を、チップビンの最大直径のところの面積の半分より 小さい断面積を有するチップビンの間放内部の先細の開流路に流しこませること 、 (c)チップビン自体やチップビン排出口を振動させることなく、細砕セルロ ース材の実質的に均一な流れを先細の開流路に形成させ、流路中の細砕セルロー ス材のブリッジ化や滞りを実質的になくすること、 (d)細砕セルロース材をチップビン中でスチーム処理すること、および (e)細砕セルロース材をチップビン排出口から排出し、蒸解カンへこれを供 給すること、 を包含することを特徴とする、細砕セルロース材を蒸解カンへ供給する方法。 2.請求の範囲1に記載の方法において、段階(e)が、上記細砕セルロース材 を上記排出口から直接低圧フィーダーへ、次いで最終的に低圧フィーダーから蒸 解カンへ供給というやり方で行われることを特徴とする方法。 3.請求の範囲1に記載の方法において、段階(e)が、上記細砕セルロース材 を上記排出口から直接チップメーターへ、次いで最終的にチップメーターから蒸 解カンへ供給というやり方で行われることを特徴とする方法。 4.請求の範囲1に記載の方法において、段階(b)と(c)とが、主容量部の 約半分から各々構成される二つの異なる容積部にセルロース材を流させるように することによって行なわれ、これらの異なる容積部の規定が、実質的に円形断面 の頂部と実質的に直方形断面の底部(底部より頂部の断面積が大)と、対向する 非垂直の先細側面部とによって行われ、セルロース材は各々異なった容積から排 出口に移行されるが、その際対向回転供給スクリューが用いられ、排出口は上記 異なる容積二室の約中央に位置させることを特徴とする方法。 5.請求の範囲4に記載の方法において、段階(d)が、上記異なった容積部に スチームを添加して行なわれ、その際スチームは、各異なった容積部の少なくと も一箇所の非垂直先細側面部における実質的に垂直なチップビン小壁の箇所に導 入されることを特徴とする方法。 6.請求の範囲1に記載の方法において、段階(b)と(c)とが、更に細砕セ ルロース材を、少なくとも3.66m(12フィート)の円形断面積を有する第 一容積部と第一容積部の半分より小さい方形断面積を有する排出口の間に設けた 一次元先細部とサイドレリーフを有する遷移部分を通過して流させることによっ て行なうことを特徴とする方法。 7.ビンにおいて、 中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心軸、頂部と間放 底部を有する本休部分、 前記本体部分の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体部分へ粒状物質を導 入する手段をその上に備えた頂部壁、 前記本体部分の前記底部に接続された中空の遷移部分であって、実質的に円形 断面の開放頂部と実質的に直方形断面の開放底部(底部より頂部の断面積が大) と、対向する非垂直の先細側面部を有する遷移部分、 ハウジング内で、前記遷移部分の前記間放底部に近くに据えられている少なく とも一個の供給スクリュー、 前記供給スクリューハウジングへ運転上は繋がっている排出口、および 少なくとも一個の供給スクリューを回転させ、粒状物質を前記遷移部分から前 記排出口へ動かす手段、 を備えることを特徴とするビン。 8.請求の範囲7記載のビンにおいて、前記排出口が細砕セルロース繊維材蒸解 カンに接続され、その際前記本体部分が最大直径少なくとも3.66m(12フ ィート)を有することを特徴とするビン。 9.請求の範囲7記載のビンにおいて、更に中空遷移部分へスチームを導入する 手段を備え、この手段は、スチーム導管と、前記遷移部分の前記非垂直先細側壁 部の少なくとも一面の実質的に垂直な小壁部分とを備え、前記スチーム導管は上 記実質的に垂直な小壁部分に接続されることを特徴とするビン。 10.請求の範囲7記載のビンにおいて、前記遷移部分の非垂直の先細側壁部が 、垂直に対して約20〜35°の先細角度を各々有していることを特徴とするビ ン。 11.請求の範囲7記載のビンにおいて、上記の少なくとも一個の供給スクリュ ーが、前記遷移部分の前記底部に取り付けられた反対方向向きの第一および第二 供給スクリュー(各スクリューは一般に水平な共通軸に回転されるように取り付 けられている)、前記二つのスクリューの間に配設された連結部を備え、 更に、前記スクリュー連結部の上の前記遷移部分内に配設された邪魔板を備え ており、そして この場合、前記排出口が、実質的に直方形の平行六面体排出口から構成され、 これは、実質的にスクリュー連結部のところで、かつ遷移部分からは遠い位置で 前記スクリューに運転上は取り付けられており、この排出口は両方のスクリュー から送り出されてくる粒状固体物質を受け入れるものであることを特徴とするビ ン。 12.請求の範囲7記載のビンにおいて、前記排出口が前記本体部分から偏心し て位置し、その場合前記少なくとも一基のスクリューが、前記遷移部分から前記 偏心排出口への一方向へ粒状物質を実質的に水平に移送する単翼スクリューとす ることを特徴とするビン。 13.請求の範囲7記載のビンにおいて、前記少なくとも一基のスクリューが、 第一スクリューと第二のスクリューとを備え、その一方が他方の上に取り付けら れ、平行の軸の回りに回転するようにされ、前記第一スクリューは、前記遷移部分 に取り付けられたハウジングを有し、ハウジングは前記本体部分から偏心した出 口を有し、そして第二スクリューは、前記第一スクリューハウジング出口を有す るハウジングを有し、そして前記出口としての前記排出口を有し、前記排出口が 前記本体部分と実質的に同心円状であり、そしてこの場合、前記少なくとも一基 のスクリューを回転させる前記手段が、前記第一スクリューと第二スクリューと を回転させて、逆方向で実質的に水平な方向に粒状物質を移送するようにする手 段であることを特徴とするビン。 14.請求の範囲7記載のビンにおいて、前記中空遷移部分が、まず第一遷移部 分を備え、そして更に前記第一遷移部分と前記少なくとも一基のスクリューとの 間にある第二中空遷移部分を備え、前記第二遷移部分は、中空の構造品で、実質 的にレースコースのような楕円形の断面積を有し、開放の頂部と間放の底部を有 し、そして前記頂部の前記断面積が前記第一遷移部分の前記底部の断面積と概略 同じであり、そしてこの場合前記第二遷移部分の前記底部が、幅の少なくとも5 倍の長さを有することを特徴とするビン。 15.請求の範囲7記載のビンにおいて、前記少なくとも一基のスクリューが、 前記遷移部分の前記底部に取り付けられた、反対方向に回る第一と第二供給スク リューとを備え、前記二つのスクリューの間には連結部があり、そして各スクリ ューは一般に水平な共通軸の回りに回転するように取り付けられていおり、 この場合前記排出口は、実質的に直方形の平行六面体の排出口で、運転上スク リューに装置され、その位置は実質的に前記スクリュー連結部の所で、かつ前記 遷移部分からは遠い補所であり、前記排出口は前記両方のスクリューから粒状固 体物質を受け入れるものであることを特徴とし、そして更に横成する装置要素が 、 前記スクリュー連結部に設けられた撹袢機、 モーターに駆動されたチップメーターで、前記排出口に接続された前記チップ メーター、および 前記チップメーターモーターと前記スクリューを回転する手段を調整する制御 器であることを特徴とするビン。 16.チップビン組立体において、 中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心軸、頂部と底部 を有し、第一直径を有する本体部分、 前記本体部分の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体へ粒状物質を導入す る手段をその上に備えた頂部壁、 中空の実質的に直方形の平行六面体の排出口で、前記第一直径の半分より小さ い第二直径を有する排出口、 前記本体部分と前記排出口の間に配設された中空の遷移部分であって、一次元 の先細部とサイドレリーフを有する遷移部分、 前記ビンの中空内部へスチームを導入する手段、および 前記排出口を蒸解カンへ運転上接続する手段、 を備えたことを特徴とするチップビン組立体。 17.請求の範囲16記載の組立体において、 前記遷移部分の前記底部近くに取り付けられた、反対方向に回る第一および第 二供給スクリュー、前記二つのスクリューの間に配設された連結部を更に備え、 各スクリューは共通の一般に水平な軸に回転可能に取り付けられていることを特 徴とする組立体。 18.請求の範囲16記載の組立体において、 前記遷移部分に、少なくとも一面の実質的に平面で、非垂直の壁部分が設けら れ、そして前記ビンへスチームを導入する前記手段が、スチームを前記遷移部分 へ導入するものであるが、この手段が、スチーム導管と、前記遷移部分の前記実 質的に平面の非垂直壁に設けた実質的に垂直な小壁部分とを備え、前記スチーム 導管が、前記実質的に垂直な小壁部分に接続されることを特徴とする組立体。 19.請求の範囲16記載の組立体において、非振動式排出口が前記本体の前記 底部に運転上接続されていることを特徴とする組立体。 20.請求の範囲16記載の組立体において、前記中空遷移部分が備えるものが 、まず第一の上部部分で、これは一般に直方形の平行六面体構造を有し、一般に 三角形形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレリーフとの 組み合わせ構造を提供する第一の上部部分;それから第二部分で、その上部の一 般に方形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の構造へ次第に先細にな り、また、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般に三角形形状部を有す る相対する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形状の壁部分を規定する 第二部分;実質的に前記第一部分と同じであるが大きさが小さいだけで、前記第 二部分の下の部分に接続されている第三部分;そして実質的に前記第二部分と同 一であるが、大きさが小さいだけで、前記第二部分が前記第一部分と接続されて いるのと同じやり方で前記第三部分に接続され、最後に前記排出口に接続されて いる第四の、一番下の部分である中空遷移部分、 を備えたことを特徴とする組立体。 21.請求の範囲20に記載の組立体において、スチームを導入する前記手段が 、前記本体部分と前記遷移とのうち少なくとも一箇所にスチームを導入し、その 中で木材チップのスチーム処理を行うことを特徴とする組立体。 22.請求の範囲21に記載の組立体において、スチームを導入する前記手段が 、前記中空遷移部分の前記第二部分の前記側面の前記一般に三角形形状部の少な くとも一箇所へスチームを導入する手段であることを特徴とするチップビン組立 体。 23.請求の範囲22のに記載のチップビン組立体において、スチームを導入す る前記手段が、前記中空遷移部の前記第二部分の前記側向の前記一般に三角形形 状部の両方へスチームを導入する手段であることを特徴とするチップビン組立体 。 24.請求の範囲16〜23のいずれか一つにに記載のチップビン組立体におい て、前記中空遷移部へ空気を加圧下に選択的に供給し、その中の木材チップの滞 りを壊すために前記中空遷移部に取り付けた、少なくとも一基の空気払い装置を 更に備えたことを特徴とするチップビン組立体。 25.請求の範囲24に記載され、請求の範囲20に付随するチップビン組立体 において、前記少なくとも一基の空気払い装置が、第一および第二空気払い装置 を含み、これらは前記中空遷移部の前記第一および第三部分に各々取り付けられ 、それらの位置は、一般に三角形状を有する前記面から離れた前記第一および第 三部分の相対する面であることを特徴とするチップビン組立体。 26.請求の範囲25に記載のチップビン組立体において、スチームを導入する 前記手段が、また前記本体にもスチームを導入することを特徴とするチップビン 組立体。 27.請求の範囲25に記載のチップビン組立体において、少なくとも前記第一 部分にある前記空気払い装置が、前記遷移部から水平に外側に伸びる支持リング 7内に配設されているノズルに接続されていることを特徴とするチップビン組立 体。 28.請求の範囲16〜27のいずれか一つに記載のチップビン組立体において 、前記本体には、前記本体中のチップにかかる圧縮圧力を緩和するための円錐形 状のリング挿入物を少なくとも一個備えることを特徴とするチップビン組立体。 29.請求の範囲16〜27のいずれか一つに記載のチップビン組立体において 、 前記排出口が、断面が円形で、前記第一直径の約1/3以下の第二直径を有する ことを特徴とするチップビン組立体。 30.請求の範囲29に記載され、請求の範囲20に付随するチップビン組立体 において、前記中空遷移部の前記第二部分の前記下の部分が、断面が円形であり 、第三直径を持ち、そしてこの場合前記第三直径が、前記第二直径より少なくと も50%大きく、かつ前記第一直径より少なくとも30%小さいことを特徴とす るチップビン組立体。 31.請求の範囲16〜30のいずれか一つに記載のチップビン組立体において 前記排出口が、高圧フィーダーへ、それから連続蒸解カンへと運転上は繋がって いることを特徴とするチップビン組立体。 32.請求の範囲16〜31のいずれか一つに記載の組立体において、前記本体 部分が最大直径少なくとも3.66m(12フィート)を有することを特徴とす る組立体。 33.請求の範囲16に記載の組立体において、前記中空遷移部分が第一遷移部 分を備え、更に前記第一遷移部分と前記排出口の間に配設された第二遷移部分を 備え、前記第二遷移部分が一次元先細部とサイドレリーフを有することを特徴と する組立体。 34.請求の範囲33に記載の組立体において、前記第一遷移部分が、断面が円 形の頂部と、断面が実質的に直方形平行六面体のものである底部とを有すること を特徴とする組立体。 35.請求の範囲34に記載の組立体において、前記第二中空遷移部分が、実質 的に直方形平行六面体断面の頂部と、実質的に円形断面の底部とを有することを 特徴とする組立体。 36.請求の範囲35に記載の組立体において、前記中空排出口が、円形断面を 有し、その幅の寸法が第二直径であり、かつ前記中空排出口が前記第二中空遷移 部分の底部へ直結されていることを特徴とする組立体。 37.請求の範囲16に記載の組立体において、前記中空遷移部分が、断面が円 形の頂部と、断面が実質的に直方形平行六面体のものである底部とを有すること を特徴とする組立体。 38.請求の範囲17に記載の組立体において、前記中空排出口が実質的に直方 形の平行六面体構造を有し、前記中空遷移部分の底部を構成し、そしてこの場合 前記供給スクリューが前記排出口の直ぐ下に取り付けられているとを特徴とする 組立体。 39.請求の範囲16に記載の組立体において、 前記中空遷移部分が第一遷移部分を備え、更に前記第一遷移部分と前記排出口 の間に配設された一組の第二中空遷移部分を備え、前記第二中空遷移部分の各々 が一次元先細部とサイドレリーフを有し、第二中空遷移部分の各頂部の断面積の 総和が前記第一中空遷移部の底部の断面積と実質的二同じで、かつ前記中空排出 口が一組の中空排出口を備え、前記第二中空遷移部分の各々の底部に一つずつ連 結されていることを特徴とする組立体。 40.請求の範囲16記載の組立体において、前記遷移部分に、少なくとも一面 の実質的に平面で、非垂直の壁部分が設けられ、そして前記ビンへスチームを導 入する前記手段が、スチームを前記遷移部分へ導入するものであるが、この手段 が、スチーム導管と、前記遷移部分の前記実質的に平面の非垂直壁に設けた実質 的に垂直な小壁部分とを備え、前記スチーム導管が、前記実質的に垂直な小壁部 分に接続されることを特徴とする組立体。 41.木材チップから化学パルプを製造するシステムにおいて、 実質的に垂直の連続蒸解カンであって、頂部と底部と、前記頂部の近くの入口 とを備える蒸解カン、 前記連続蒸解カン入口へ木材チップを供給する高圧フィーダー、および 木材チップを前記高圧フィーダーへ供給するチップビンであって、前記チップ ビンが備えているのが、中空の実質的に直円形の円筒本体であって、実質的に垂 直の中心軸、頂部と底部とを有し、第一直径を有する本体;前記本体の頂部を閉 じる頂部壁で、中空本体へ木材チップを導入する入口を有する頂部壁;前記本体 の前記底部に運転上接続されている非振動式排出口;前記排出口と前記本体との 間に配設された中空遷移部分であって、前記中空遷移部分が備えるものが、まず 第一の上部部分で、これは一般に直方形の平行六面体構造を有し、一般に三角形 形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレリーフとの組み合 わせ構造を提供する第一の上部部分;それから第二部分で、その上部の一般に方 形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の構造へ次第に先細になり、ま た、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般に三角形形状部を有する相対 する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形状の壁部分を規定する第二部 分;実質的に前記第一部分と同じであるが大きさが小さいだけで、前記第二部分 の下の部分に接続されている第三部分;そして実質的に前記第二部分と同一であ るが大きさが小さいだけで、前記第二部分が前記第一部分と接続されているのと 同じやり方で前記第三部分に接続され、最後に前記排出口に接続されている第四 の、一番下の部分である、中空遷移部分であることを特徴とするチップビン、 を備えたことを特徴とする化学パルプ製造システム。 【手続補正書】 【提出日】1996年9月12日 【補正内容】 請求の範囲 1.細砕セルロース材を蒸解カンへ供給する際、頂部と底部と、約12フィート 以上の最大直径と、蒸解カンへ運転上は接続されている排出口とを有する垂直の 内部が開放のチップビンであって、その排出口は、約12フィート以上の最大直 径でのチップビンの断面積の半分よりはるかに小さい断面積を有するチップビン を用いて行われ、該方法が、以下の段階、すなわち、 (a)細砕セルロース材を、チップビンの頂部へ供給し、チップビン中のカラ ムに下向きに底部の方向に流すこと、 (b)細砕セルロース材を、チップビンの最大直径のところの面積の半分より 小さい断面積を有するチップビンの開放内部の先細の開流路に流しこませること 、 (c)チップビン自体やチップビン排出口を振動させることなく、細砕セルロ ース材の実質的に均一な流れを先細の開流路に形成させ、流路中の細砕セルロー ス材のブリッジ化や滞りを実質的になくすること、 (d)細砕セルロース材をチップビン中でスチーム処理すること、および (e)細砕セルロース材をチップビン排出口から排出し、蒸解カンへこれを供 給すること、 を包含することを特徴とする、細砕セルロース材を蒸解カンへ供給する方法。 2.請求の範囲1に記載の方法において、段階(e)が、上記細砕セルロース材 を上記排出口から直接低圧フィーダーへ、次いで最終的に低圧フィーダーから蒸 解カンへ供給というやり方で行われることを特徴とする方法。 3.請求の範囲1に記載の方法において、段階(e)が、上記細砕セルロース材 を上記排出口から直接チップメーターへ、次いで最終的にチップメーターから蒸 解カンへ供給というやり方で行われることを特徴とする方法。 4.請求の範囲1に記載の方法において、段階(b)と(c)とが、主容量部の 約半分から各々構成される二つの異なる容積部にセルロース材を流させるように することによって行なわれ、これらの異なる容積部の規定が、実質的に円形断面 の頂部と実質的に直方形断面の底部(底部より頂部の断面積が大)と、対向する 非垂直の先細側面部とによって行われ、セルロース材は各々異なった容積から排 出口に移行されるが、その際対向回転供給スクリューが用いられ、排出口は上記 異なる容積二室の約中央に位置させることを特徴とする方法。5. 請求の範囲1に記載の方法において、段階(b)と(c)とが、更に細砕セ ルロース材を、少なくとも3.66m(12フィート)の円形断面積を有する第 一容積部と第一容積部の半分より小さい方形断面積を有する排出口の間に設けた 一次元先細部とサイドレリーフを有する遷移部分を通過して流させることによっ て行なうことを特徴とする方法。6. ビンにおいて、 中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心軸、頂部と開放 底部を有する本体部分、 前記本体部分の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体部分へ粒状物質を導 入する手段をその上に備えた頂部壁、 前記本体部分の前記底部に接続された中空の遷移部分であって、実質的に円形 断面の開放頂部と実質的に直方形断面の開放底部(底部より頂部の断面積が大) と、対向する非垂直の先細側面部を有する遷移部分、 ハウジング内で、前記遷移部分の前記開放底部に近くに据えられている少なく とも一個の供給スクリュー、 前記供給スクリューハウジングへ運転上は繋がっている排出口、および 少なくとも一個の供給スクリューを回転させ、粒状物質を前記遷移部分から前 記排出口へ動かす手段、 を備えることを特徴とするビン。7. 請求の範囲記載のビンにおいて、前記排出口が細砕セルロース繊維材蒸解 カンに接続され、その際前記本体部分が最大直径少なくとも3.66m(12フ ィート)を有することを特徴とするビン。8. 請求の範囲記載のビンにおいて、前記排出口が前記本体部分から偏心して 位置し、その場合前記少なくとも一基のスクリューが、前記遷移部分から前記偏 心排出口への一方向へ粒状物質を実質的に水平に移送する単翼スクリューとする ことを特徴とするビン。9. チップビン組立体において、 中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心軸、頂部と底部 を有し、第一直径を有する本体部分、 前記本体部分の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体へ粒状物質を導入す る手段をその上に備えた頂部壁、 中空の実質的に直方形の平行六面体の排出口で、前記第一直径の半分より小さ い第二直径を有する排出口、 前記本体部分と前記排出口の間に配設された中空の遷移部分であって、一次元 の先細部とサイドレリーフを有する遷移部分、 前記ビンの中空内部へスチームを導入する手段、および 前記排出口を蒸解カンへ運転上接続する手段、 を備えたことを特徴とするチップビン組立体。10. 請求の範囲記載の組立体において、非振動式排出口が前記本体の前記底 部に運転上接続されていることを特徴とする組立体。11. 請求の範囲記載の組立体において、前記中空遷移部分が備えるものが、 まず第一の上部部分で、これは一般に直方形の平行六面体構造を有し、一般に三 角形形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレリーフとの組 み合わせ構造を提供する第一の上部部分;それから第二部分で、その上部の一般 に方形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の構造へ次第に先細になり 、また、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般に三角形形状部を有する 相 対する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形状の壁部分を規定する第二 部分;実質的に前記第一部分と同じであるが大きさが小さいだけで、前記第二部 分の下の部分に接続されている第三部分;そして実質的に前記第二部分と同一で あるが、大きさが小さいだけで、前記第二部分が前記第一部分と接続されている のと同じやり方で前記第三部分に接続され、最後に前記排出口に接続されている 第四の、一番下の部分である中空遷移部分、 を備えたことを特徴とする組立体。12. 請求の範囲11に記載の組立体において、スチームを導入する前記手段が 、前記本体部分と前記遷移とのうち少なくとも一箇所にスチームを導入し、その 中で木材チップのスチーム処理を行うことを特徴とする組立体。13. 請求の範囲12に記載の組立体において、スチームを導入する前記手段が 、前記中空遷移部分の前記第二部分の前記側面の前記一般に三角形形状部の少な くとも一箇所へスチームを導入する手段であることを特徴とするチップビン組立 体。14. 請求の範囲9〜13のいずれか一つに記載のチップビン組立体において、 前記本体には、前記本体中のチップにかかる圧縮圧力を緩和するための円錐形状 のリング挿入物を少なくとも一個備えることを特徴とするチップビン組立体。15. 請求の範囲9〜13のいずれか一つに記載のチップビン組立体において、 前記排出口が、断面が円形で、前記第一直径の約1/3以下の第二直径を有する ことを特徴とするチップビン組立体。16. 請求の範囲9〜15のいずれか一つに記載のチップビン組立体において前 記排出口が、高圧フィーダーへ、それから連続蒸解カンへと運転上は繋がってい ることを特徴とするチップビン組立体。17. 請求の範囲9〜16のいずれか一つに記載の組立体において、前記本体部 分が最大直径少なくとも3.66m(12フィート)を有することを特徴とする 組立体。18. 請求の範囲に記載の組立体において、前記中空遷移部分が第一遷移部分 を備え、更に前記第一遷移部分と前記排出口の間に配設された第二遷移部分を備 え、前記第二遷移部分が一次元先細部とサイドレリーフを有することを特徴とす る組立体。19. 請求の範囲に記載の組立体において、前記中空遷移部分が、断面が円形 の頂部と、断面が実質的に直方形平行六面体のものである底部とを有することを 特徴とする組立体。20. 請求の範囲に記載の組立体において、 前記中空遷移部分が第一遷移部分を備え、更に前記第一遷移部分と前記排出口 の間に配設された一組の第二中空遷移部分を備え、前記第二中空遷移部分の各々 が一次元先細部とサイドレリーフを有し、第二中空遷移部分の各頂部の断面積の 総和が前記第一中空遷移部の底部の断面積と実質的二同じで、かつ前記中空排出 口が一組の中空排出口を備え、前記第二中空遷移部分の各々の底部に一つずつ連 結されていることを特徴とする組立体。21. 木材チップから化学パルプを製造するシステムにおいて、 実質的に垂直の連続蒸解カンであって、頂部と底部と、前記頂部の近くの入口 とを備える蒸解カン、 前記連続蒸解カン入口へ木材チップを供給する高圧フィーダー、および 木材チップを前記高圧フィーダーへ供給するチップビンであって、前記チップ ビンが備えているのが、中空の実質的に直円形の円筒本体であって、実質的に垂 直の中心軸、頂部と底部とを有し、第一直径を有する本体;前記本体の頂部を閉 じる頂部壁で、中空本体へ木材チップを導入する入口を有する頂部壁;前記本体 の前記底部に運転上接続されている非振動式排出口;前記排出口と前記本体との 間に配設された中空遷移部分であって、前記中空遷移部分が備えるものが、まず 第一の上部部分で、これは一般に直方形の平行六面体構造を有し、一般に三角形 形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレリーフとの組み合 わせ構造を提供する第一の上部部分;それから第二部分で、その上部の一般に方 形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の構造へ次第に先細になり、ま た、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般に三角形形状部を有する相対 する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形状の壁部分を規定する第二部 分;実質的に前記第一部分と同じであるが大きさが小さいだけで、前記第二部分 の下の部分に接続されている第三部分;そして実質的に前記第二部分と同一であ るが大きさが小さいだけで、前記第二部分が前記第一部分と接続されているのと 同じやり方で前記第三部分に接続され、最後に前記排出口に接続されている第四 の、一番下の部分である、中空遷移部分であることを特徴とするチップビン、 を備えたことを特徴とする化学パルプ製造システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,CN,F I,JP,NZ,RU (72)発明者 ボールドウィン,ジョン,ダブリュ アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12866 サラトガ スプリングス サンセット ドライブ 27番地 (72)発明者 バイロデュー,ビクター,エル アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12804 クイーンズベリー コビーストーン ド ライブ ボックス 16番地 (72)発明者 バレット,マーク,ディー アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12804 クイーンズベリー オーバールック ド ライブ 11番地 (72)発明者 ピエトランジェロ,ジョン アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12804 クイーンズベリー オーク ツリー サ ークル 23番地

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.細砕セルロース材を蒸解カンへ供給する際、頂部と底部と、約12フィート 以上の最大直径と、蒸解カンへ運転上は接続されている排出口とを有する垂直の 内部が開放のチップビンであって、その排出口は、約12フィート以上の最大直 径でのチップビンの断面積の半分よりはるかに小さい断面積を有するチップビン を用いて行われ、該方法が、以下の段階、すなわち、 (a)細砕セルロース材を、チップビンの頂部へ供給し、チップビン中のカラ ムに下向きに底部の方向に流すこと、 (b)細砕セルロース材を、チップビンの最大直径のところの面積の半分より 小さい断面積を有するチップビンの開放内部の先細の開流路に流しこませること 、 (c)チップビン自体やチップビン排出口を振動させることなく、細砕セルロ ース材の実質的に均一な流れを先細の開流路に形成させ、流路中の細砕セルロー ス材のブリッジ化や滞りを実質的になくすること、 (d)細砕セルロース材をチップビン中でスチーム処理すること、および (e)細砕セルロース材をチップビン排出口から排出し、蒸解カンへこれを供 給すること、 を包含することを特徴とする、細砕セルロース材を蒸解カンへ供給する方法。 2.請求の範囲1に記載の方法において、段階(e)が、上記細砕セルロース材 を上記排出口から直接低圧フィーダーへ、次いで最終的に低圧フィーダーから蒸 解カンへ供給というやり方で行われることを特徴とする方法。 3.請求の範囲1に記載の方法において、段階(e)が、上記細砕セルロース材 を上記排出口から直接チップメーターへ、次いで最終的にチップメーターから蒸 解カンへ供給というやり方で行われることを特徴とする方法。 4.請求の範囲1に記載の方法において、段階(b)と(c)とが、主容量部の 約半分から各々構成される二つの異なる容積部にセルロース材を流させるように することによって行なわれ、これらの異なる容積部の規定が、実質的に円形断面 の頂部と実質的に直方形断面の底部(底部より頂部の断面積が大)と、対向する 非垂直の先細側面部とによって行われ、セルロース材は各々異なった容積から排 出口に移行されるが、その際対向回転供給スクリューが用いられ、排出口は上記 異なる容積二室の約中央に位置させることを特徴とする方法。 5.請求の範囲4に記載の方法において、段階(b)と(c)とが、更に二つの 異なる容積部にセルロース材を流させるようにして行なわれ、その際対向する非 垂直の先細側面部の先細の角度を約20〜35°とすることを特徴とする方法。 6.請求の範囲4に記載の方法において、段階(d)が、上記異なった容積部に スチームを添加して行なわれ、その際スチームは、各異なった容積部の少なくと も一箇所の非垂直先細側面部における実質的に垂直なチップビン小壁の箇所に導 入されることを特徴とする方法。 7.請求の範囲1に記載の方法において、段階(b)と(c)とが、更に細砕セ ルロース材を、少なくとも約12フィートの円形断面積を有する第一容積部と第 一容積部の半分より小さい方形断面積を有する排出口の間に設けた一次元先細部 とサイドレリーフを有する遷移部分を通過して流させることによって行なうこと を特徴とする方法。 8.ビンにおいて、 中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心軸、頂部と開放 底部を有する本体部分、 前記本体部分の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体部分へ粒状物質を導 入する手段をその上に備えた頂部壁、 前記本体部分の前記底部に接続された中空の遷移部分であって、実質的に円形 断面の開放頂部と実質的に直方形断面の開放底部(底部より頂部の断面積が大) と、対向する非垂直の先細側面部を有する遷移部分、 ハウジング内で、前記遷移部分の前記開放底部に近くに据えられている少なく とも一個の供給スクリュー、 前記供給スクリューハウジングへ運転上は繋がっている排出口、および 少なくとも一個の供給スクリューを回転させ、粒状物質を前記遷移部分から前 記排出口へ動かす手段、 を備えることを特徴とするビン。 9.請求の範囲8記載のビンにおいて、前記排出口が細砕セルロース繊維材蒸解 カンに接続され、その際前記本体部分が最大直径少なくとも約12フィートを有 することを特徴とするビン。 10.請求の範囲8記載のビンにおいて、更に中空遷移部分へスチームを導入す る手段を備え、この手段は、スチーム導管と、前記遷移部分の前記非垂直先細側 壁部の少なくとも一面の実質的に垂直な小壁部分とを備え、前記スチーム導管は 上記実質的に垂直な小壁部分に接続されることを特徴とするビン。 11.請求の範囲8記載のビンにおいて、前記遷移部分の非垂直の先細側壁部が 、垂直に対して約20〜35°の先細角度を各々有していることを特徴とするビ ン。 12.請求の範囲8記載のビンにおいて、上記の少なくとも一個の供給スクリュ ーが、前記遷移部分の前記底部に取り付けられた反対方向向きの第一および第二 供給スクリュー(各スクリューは一般に水平な共通軸に回転されるように取り付 けられている)、前記二つのスクリューの間に配設された連結部を備え、 更に、前記スクリュー連結部の上の前記遷移部分内に配設された邪魔板を備え ており、そして この場合、前記排出口が、実質的に直方形の平行六面体排出口から構成され、 これは、実質的にスクリュー連結部のところで、かつ遷移部分からは遠い位置で 前記スクリューに運転上は取り付けられており、この排出口は両方のスクリュー から送り出されてくる粒状固体物質を受け入れるものであることを特徴とするビ ン。 13.請求の範囲8記載のビンにおいて、前記排出口が前記本体部分から偏心し て位置し、その場合前記少なくとも一基のスクリューが、前記遷移部分から前記 偏心排出口への一方向へ粒状物質を実質的に水平に移送する単翼スクリューとす ることを特徴とするビン。 14.請求の範囲8記載のビンにおいて、前記少なくとも一基のスクリューが、 第一スクリューと第二のスクリューとを備え、その一方が他方の上に取り付けら れ、平行の軸の回りに回転するようにされ、前記第一スクリューは、前記遷移部分 に取り付けられたハウジングを有し、ハウジングは前記本体部分から偏心した出 口を有し、そして第二スクリューは、前記第一スクリューハウジング出口を有す るハウジングを有し、そして前記出口としての前記排出口を有し、前記排出口が 前記本体部分と実質的に同心円状であり、そしてこの場合、前記少なくとも一基 のスクリューを回転させる前記手段が、前記第一スクリューと第二スクリューと を回転させて、逆方向で実質的に水平な方向に粒状物質を移送するようにする手 段であることを特徴とするビン。 15.請求の範囲8記載のビンにおいて、前記遷移部分が、まず第一遷移部分を 備え、そして更に前記第一遷移部分と前記少なくとも一基のスクリューとの間に ある第二中空遷移部分を備え、前記第二遷移部分は、中空の構造品で、実質的に レースコースのような楕円形の断面積を有し、開放の頂部と開放の底部を有し、 そして前記頂部の前記断面積が前記第一遷移部分の前記底部の断面積と概略同じ であり、そしてこの場合前記第二遷移部分の前記底部が、幅の少なくとも5倍の 長さを有することを特徴とするビン。 16.請求の範囲8記載のビンにおいて、前記少なくとも一基のスクリューが、 前記遷移部分の前記底部に取り付けられた、反対方向に回る第一と第二供給スク リューとを備え、前記二つのスクリューの間には連結部があり、そして各スクリ ューは一般に水平な共通軸の回りに回転するように取り付けられていおり、 この場合前記排出口は、実質的に直方形の平行六面体の排出口で、運転上スク リューに装置され、その位置は実質的に前記スクリュー連結部の所で、かつ前記 遷移部分からは遠い補所であり、前記排出口は前記両方のスクリューから粒状固 体物質を受け入れるものであることを特徴とし、そして更に構成する装置要素が 、 前記スクリュー連結部に設けられた撹袢機、 モーターに駆動されたチップメーターで、前記排出口に接続された前記チップ メーター、および 前記チップメーターモーターと前記スクリューを回転する手段を調整する制御 器であることを特徴とするビン。 17.チップビン組立体において、 中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心軸、頂部と底部 を有し、第一直径を有する本体部分、 前記本体部分の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体へ粒状物質を導入す る手段をその上に備えた頂部壁、 中空の実質的に直方形の平行六面体の排出口で、前記第一直径の半分より小さ い第二直径を有する排出口、 前記本体部分と前記排出口の間に配設された中空の遷移部分であって、一次元 の先細部とサイドレリーフを有する遷移部分、 前記ビンの中空内部へスチームを導入する手段、および 前記排出口を蒸解カンへ運転上接続する手段、 を備えたことを特徴とするチップビン組立体。 18.請求の範囲17記載の組立体において、 前記遷移部分の前記底部近くに取り付けられた、反対方向に回る第一および第 二供給スクリュー、前記二つのスクリューの間に配設された連結部を更に備え、 各スクリューは共通の一般に水平な軸に回転可能に取り付けられていることを特 徴とする組立体。 19.請求の範囲17記載の組立体において、 前記遷移部分に、少なくとも一面の実質的に平面で、非垂直の壁部分が設けら れ、そして前記ビンへスチームを導入する前記手段が、スチームを前記遷移部分 へ導入するものであるが、この手段が、スチーム導管と、前記遷移部分の前記実 質的に平面の非垂直壁に設けた実質的に垂直な小壁部分とを備え、前記スチーム 導管が、前記実質的に垂直な小壁部分に接続されることを特徴とする組立体。 20.本明細書に実質的に示され、説明された方法および装置。 21.チップビン組立体において、 中空の実質的に直円形の円筒本体であって、実質的に垂直の中心軸、頂部と底 部を有し、第一直径を有する本体、 前記本体の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体へ粒状物質を導入する手 段をその上に備えた頂部壁、 前記本体の前記底部に運転上接続されている非振動式排出口、 前記排出口と前記本体との間に配設された中空遷移部分であって、前記中空遷 移部分が備えるものが、まず第一の上部部分で、これは一般に直方形の平行六面 体構造を有し、一般に三角形形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部 とサイドレリーフとの組み合わせ構造を提供する第一の上部部分;それから第二 部分で、その上部の一般に方形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の 構造へ次第に先細になり、また、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般 に三角形形状部を有する相対する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形 状の壁部分を規定する第二部分;実質的に前記第一部分と同じであるが大きさが 小さいだけで、前記第二部分の下の部分に接続されている第三部分;そして実質 的に前記第二部分と同一であるが、大きさが小さいだけで、前記第二部分が前記 第一部分と接続されているのと同じやり方で前記第三部分に接続され、最後に前 記排出口に接続されている第四の、一番下の部分である中空遷移部分。および 前記本体と前記中空遷移部との少なくとも一つへスチームを導入してその中の 木材チップをスチーム処理する手段、 を備えたことを特徴とするチップビン組立体。 22.請求の範囲21に記載のチップビン組立体において、スチームを導入する 前記手段が、前記中空遷移部の前記第二部分の前記側面の前記一般に三角形形状 部の少なくとも一箇所へスチームを導入する手段であることを特徴とするチップ ビン組立体。 23.請求の範囲22に記載のチップビン組立体において、スチームを導入する 前記手段が、前記中空遷移部の前記第二部分の前記側面の前記一般に三角形形状 部の両方へスチームを導入する手段であることを特徴とするチップビン組立体。 24.請求の範囲23に記載のチップビン組立体において、前記中空遷移部へ空 気を加圧下に選択的に供給し、その中の木材チップの滞りを壊すために前記中空 遷移部に取り付けた、少なくとも一基の空気払い装置を更に備えたことを特徴と するチップビン組立体。 25.請求の範囲24に記載のチップビン組立体において、前記少なくとも一基 の空気払い装置が、第一および第二空気払い装置を含み、これらは前記中空遷移 部の前記第一および第三部分に各々取り付けられ、それらの位置は、一般に三角 形状を有する前記面から離れた前記第一および第三部分の相対する面であること を特徴とするチップビン組立体。 26.請求の範囲25に記載のチップビン組立体において、スチームを導入する 前記手段が、また前記本体にもスチームを導入することを特徴とするチップビン 組立体。 27.請求の範囲25に記載のチップビン組立体において、少なくとも前記第一 部分にある前記空気払い装置が、前記遷移部から水平に外側に伸びる支持リング 7内に配設されているノズルに接続されていることを特徴とするチップビン組立 体。 28.請求の範囲24に記載のチップビン組立体において、前記本体には、前記 本体中のチップにかかる圧縮圧力を緩和するための円錐形状のリング挿入物を少 なくとも一個備えることを特徴とするチップビン組立体。 29.請求の範囲24に記載のチップビン組立体において、前記排出口が、断面 が円形で、前記第一直径の約1/3以下の第二直径を有することを特徴とするチ ップビン組立体。 30.請求の範囲29に記載のチップビン組立体において、前記中空遷移部の前 記第二部分の前記下の部分が、断面が円形であり、第三直径を持ち、そしてこの 場合前記第三直径が、前記第二直径より少なくとも50%大きく、かつ前記第一 直径より少なくとも30%小さいことを特徴とするチップビン組立体。 31.請求の範囲30に記載のチップビン組立体において前記排出口が、高圧フ ィーダーへ、それから連続蒸解カンへと運転上は繋がっていることを特徴とする チップビン組立体。 32.請求の範囲21に記載のチップビン組立体において、前記中空遷移部へ空 気を加圧下に選択的に供給し、その中の木材チップの滞りを壊すために前記中空 遷移部に取り付けた、少なくとも一基の空気払い装置を更に備えたことを特徴と するチップビン組立体。 33.請求の範囲32に記載のチップビン組立体において、前記少なくとも一基 の空気払い装置が、第一および第二空気払い装置を含み、これらは前記中空遷移 部の前記第一および第三部分に各々取り付けられ、それらの位置は、一般に三角 形状を有する前記面から離れた前記第一および第三部分の相対する面であること を特徴とするチップビン組立体。 34.請求の範囲21に記載のチップヒン組立体において、前記本体には、前記 本体中のチップにかかる圧縮圧力を緩和するための円錐形状のリング挿入物を少 なくとも一個備えることを特徴とするチップビン組立体。 35.請求の範囲21に記載のチップビン組立体において、前記排出口が、断面 が円形で、前記第一直径の約1/3以下の第二直径を有することを特徴とするチ ップビン組立体。 36.請求の範囲35に記載のチップビン組立体において、前記中空遷移部の前 記第二部分の前記下の部分が、断面が円形であり、第三直径を持ち、そしてこの 場合前記第三直径が、前記第二直径より少なくとも50%大きく、かつ前記第一 直径より少なくとも30%小さいことを特徴とするチップビン組立体。 37.請求の範囲21に記載のチップビン組立体において、前記排出口が、高圧 フィーダーへ、それから連続蒸解カンへと運転上は繋がっていることを特徴とす るチップビン組立体。 38.木材チップから化学パルプを製造するシステムにおいて、 実質的に垂直の連続蒸解カンであって、頂部と底部と、前記頂部の近くの入口 とを備える蒸解カン、 前記連続蒸解カン入口へ木材チップを供給する高圧フィーダー、および 木材チップを前記高圧フィーダーへ供給するチップビンであって、前記チップ ビンが備えているのが、中空の実質的に直円形の円筒本体であって、実質的に垂 直の中心軸、頂部と底部とを有し、第一直径を有する本体;前記本体の頂部を閉 じる頂部壁で、中空本体へ木材チップを導入する入口を有する頂部壁;前記本体 の前記底部に運転上接続されている非振動式排出口;前記排出口と前記本体との 間に配設された中空遷移部分であって、前記中空遷移部分が備えるものが、まず 第一の上部部分で、これは一般に直方形の平行六面体構造を有し、一般に三角形 形状部を有する相対する側面を含み、一次元先細部とサイドレリーフとの組み合 わせ構造を提供する第一の上部部分;それから第二部分で、その上部の一般に方 形の平行六面体構造から、その下部の一般に円形の構造へ次第に先細になり、ま た、第一部分の一般に三角形形状部と合わさる一般に三角形形状部を有する相対 する側面を有し、その結果実質的にダイアモンド形状の壁部分を規定する第二部 分;実質的に前記第一部分と同じであるが大きさが小さいだけで、前記第二部分 の下の部分に接続されている第三部分;そして実質的に前記第二部分と同一であ るが大きさが小さいだけで、前記第二部分が前記第一部分と接続されているのと 同じやり方で前記第三部分に接続され、最後に前記排出口に接続されている第四 の、一番下の部分である、中空遷移部分であることを特徴とするチップビン、 を備えたことを特徴とする化学パルプ製造システム。 39.チップビン組立体において、 中空の実質的に直円形の円筒本体部分で、実質的に垂直の中心軸、頂部と底部 を有し、第一直径を有する本体部分、 前記本体部分の前記頂部を閉じる頂部壁で、前記中空本体へ粒状物質を導入す る手段をその上に備えた頂部壁、 中空の実質的に直方形の平行六面体の排出口で、前記第一直径の半分より小さ い第二直径を有する排出口、 前記本体部分と前記排出口の間に配設された中空の遷移部分であって、一次元 の先細部とサイドレリーフを有する遷移部分、 前記ビンの中空内部へスチームを導入する手段、および 前記排出口を蒸解カンへ運転上接続する手段、 を備えたことを特徴とするチップビン組立体。 40.請求の範囲39記載の組立体において、前記遷移部分に、少なくとも一面 の実質的に平面で、非垂直の壁部分が設けられ、そして前記ビンへスチームを導 入する前記手段が、スチームを前記遷移部分へ導入するものであるが、この手段 が、スチーム導管と、前記遷移部分の前記実質的に平面の非垂直壁に設けた実質 的に垂直な小壁部分とを備え、前記スチーム導管が、前記実質的に垂直な小壁部 分に接続されることを特徴とする組立体。
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