JPH09507457A - ブリスター包装機上の欠陥パッケージからの製品のリサイクルを容易にするシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ブリスター包装機上の欠陥ブリスターパッケージから製品を抽出する空気式装置（１０）において、この装置は一方のヘッドが前記キャリヤストリップと垂直整列する際に他方のヘッドが前記キャリヤストリップから横方向に片寄らされるように前記キャリヤストリップ上方に複動自在に搭載された一対の横方向移動自在の真空ヘッド（２０）を含む。前記の各ヘッド（２０）はそれぞれその下端から垂れ下がり前記キャリヤストリップ上の製品と係合するように成された複数の吸引部品（２０Ｂ）を含む。前記キャリヤストリップの上方の作動位置に配置される前記真空ヘッドを順次に前記第１位置から下降させ、その前記の係合部品によって前記製品の選択された部分に空気的に係合させ、前記上昇位置に戻らせ、前記製品収集手段上方の前記横方向に片寄った不作動位置まで横方向に移動させてその内部の複数の製品を１つまたは複数の製品収集ビン（２２）の中に空気式に放出するために、制御手段（ＰＬＣ）が空気手段（２０Ａ、２４）に協働的に組合わされている。

Description

【発明の詳細な説明】 ブリスター包装機上の欠陥パッケージからの製品のリサイクル を容易にするシステム 技術分野 本発明はブリスターパッケージの製造機に関するものであり、さらに詳しくは 次の製品リサイクルを容易にするように欠陥ブリスター部から残りの製品を空気 的に抽出するシステムに関するものである。 関連技術 先行技術のブリスター包装機（ＵＨＬＭＡＮＮ Ｍｏｄｅｌ Ｎｏ．ＵＳＰ ４ＭＴ 間欠運動ブリスター包装機など）においては、ブリスターパッケージの 形成は本質的に下記のように進行する。まずロール状ストックまたはキャリヤス トリップが形成ステーションに入り、そこで正確なブリスターレイアウトのサイ ズを有するポンチまたはダイスのセットがブリスターキャビティセクションのパ タンを形成し（例えばキャリヤストリップ幅方向に端から端まで二つの２×５キ ャビティセクション）を形成し、これらのキャビティの中に薬品タブレットまた はカプセルなどの製品が配置される。次にブリスターキャビティを形成されたキ ャリヤストリップが装入ステーションに前進し、そこで製品がブリスターの中に 配置される。この装入ステーションに続いて、検出ステーションがキャリヤスト リップの幅方向に、各ブリスター部の各キャビティ中の製品（例えば薬剤タブレ ットまたはカプセル）の有無を検証する。 検出ステーションにおける検査タスクは、電気機械的手段、または光学走査を 含む電子的手段、または機械的プランジャスイッチのマトリックスによって実施 する事ができる。ブリスター部の１つまたは複数のキャビティが空である事が確 認されると、これが電気的に接続されたブリスター包装機の制御装置の中に記憶 されて、欠陥ブリスター部を排出する事ができる。例えばもし検出ステーション において２×５ブリスター部中の薬剤タブレットの１つが欠損している事が確認 されれば、そのブリスター部全体が欠陥を有するとみなされ、制御装置がブリス ター部包装工程の終点においてそのブリスターパッケージセクション（９つのタ ブレットを含むセクション）を排出させる。 次にキャリヤストリップが密封ステーションまで前進し、そこで適当に印刷さ れたフタストックまたはカバーストリップがキャリヤストリップに対して加熱接 合されて、キャリヤストリップ中のブリスターを密封する。そこでフタストック を接合されたキャリヤストリップが冷却ステーションを通ってパーフォレーショ ンステーションに送られ、そこで各ブリスターパッケージセクションがキャリヤ ストリップの幅方向に分離または切断される。例えば成形ステーションにおいて 先に形成されたブリスターパタンに対応して、間欠的に前進するキャリヤストリ ップの幅方向に２×５ブリスターパッケージセクションが分離される。 最後に先行技術のブリスター包装機は、特定のブリスターパッケージが欠陥を 有するというエラー信号を制御装置から受ける事なく、真空作動転送カップ（ま たはその他の適当な手段）を使用して個々のブリスターパッケージを次のコンベ アまで転送する。この段階において機械的排出機構が対応の欠陥ブリスターを廃 棄ビンの中に押し込む。不幸にして、ＵＨＬＭＡＮＮ Ｍｏｄｅｌ Ｎｏ．ＵＳ Ｐ ４ＭＴなどのブリスターパック包装機を使用する場合、一般に残りの製品の 回収が商業的に不可能であるから、欠陥パッケージの内容物を処分する必要があ る。これは、廃棄された製品が一般比較的高価であり、また欠陥パッケージの数 が多数あるので、製造コストの大きな増大を伴う。 二、三のブリスター包装機において前記のような問題点を解決するために先行 技術においては種々の努力が払われた。例えば、通常の回収法は、欠陥ブリスタ ーパッケージを特殊のパンチ−ダイス装置の中に通し、パンチが製品をフタ層を 通してブリスターパッケージから押し出す。しかし薬剤タブレットの場合この方 法は「微妙な」問題を生じる。回収されたタブレットが大きな破損を受け、また その上にインクのシミを生じ、これがリサイクルされたタブレットの外観を損な うからである。他の製品回収法は、ブリスターの中に収容された製品（例えば薬 剤タブレットまたはカプセル）を出すためにブリスターパッケージ中に形成され たキャビティを剪断するにある。不幸にしてこの方法は、包装材料から剪断され たホイルおよび／またはポリマーの粒子が回収された製品と混合して製品リサイ クルの目的を損なうので薬剤タブレットについては、不都合である。 業界公知のブリスター包装機における製品回収の他の技術は、この包装機のオ ペレータが手で製品を製品装入ステーションと密封ステーションとの間において 空のブリスターの中に装入するにある。この手順はブリスター包装機を使用する 際に、たまたま１つの空のキャビティが作られた場合には有効である。しかし薬 剤タブレットまたはカプセルのブリスター包装用のブリスター包装機を一般に使 用する場合に見られるように、散発的製品装入の場合に、多数の製品送りそこな いの結果多数の空のブリスターを生じる。その結果、ブリスター包装機の商業的 使用に際してこれらの多数の空ブリスターの中に製品を手で装入する事は実際上 不可能である。 米国特許第５，０４０，３５３号に開示された薬剤タブレットおよび／または カプセルリサイクルシステムは、前進するキャリヤストリップの上方に新規なマ ニホルドを配置し、このマニホルドの底部に画成された複数のチャンバの１つの 中に部分的真空を選択的に形成して、欠陥ブリスター部を有するキャリヤストリ ップの特定部分から製品を除去する。この新規なマニホルド装置はキャリヤスト リップの欠陥ブリスター部から製品を高速除去する技術において大きな進歩を示 すが、不幸にしてこのリサイクルシステムはマニホルドからホッパーまで空気圧 で送られる製品を傷つけまたはその他劣化させる傾向がある。 従ってブリスター包装機は今日までパッケージ形成工程の終点において欠陥パ ッケージを非欠陥パッケージから隔離する事によってのみ不完全に充填されたブ リスターパッケージを処理するしかなかった。これは、欠陥パッケージ中に残っ た製品のロスに伴ってコスト上昇を生じる。不完全に充填された欠陥ブリスター パッケージから製品をリサイクルするための商業的システムを開発するために多 くの努力が成されたが、出願人に知られているすべてのシステムは薬剤のタブレ ットまたはカプセルなどの製品に関しては満足でない。 先行技術は米国特許第５，０４０，３４３号のほか、関連技術にはドイツ特許 第１，９５５，３５９号および欧州特願第０，４０１，１０３号を含まれ、これ らの特許はいずれも欠陥ブリスター部（またはマトリックス）からタブレットを 選択的に真空除去し、除去された製品をホッパに転送してリサイクルする技術に 関するものである。 発明の概要 本発明によれば、ブリスターパッケージの形成中に、しかしその密封段階の前 にブリスター包装機上の製品を検査して回収する改良型空気式システムを提供す る。この回収システムは、部分的に充填された欠陥ブリスターパッケージから製 品を回収するための商業的製品回収システムに関する要件を満たすものである。 このようにして回収された製品をブリスター包装機によって再使用するためにリ サイクルする事ができるので、ブリスター包装機のユーザにとっては大きな節約 となる。 本発明の空気式製品回収システムはＵＨＬＭＡＮＮ Ｍｏｄｅｌ Ｎｏ．ＵＰ Ｓ ４ＭＴなどの従来のブリスター包装機と共に使用される。この装置は、一方 のヘッドが前記キャリヤストリップと垂直整列する際に他方のヘッドが前記キャ リヤストリップから横方向に片寄らされるように前記キャリヤストリップ上方に 複動自在に搭載された一対の横方向移動自在の真空ヘッドを含む。前記の各ヘッ ドはそれぞれその下端から垂れ下がり前記キャリヤストリップ上の製品と係合す るように成された複数の係合部品を含む。前記真空ヘッドが前記キャリヤストリ ップ上方に配置されている時に前記真空ヘッドを上昇第１位置から製品と接触す る下降第２位置まで、また再び前記第１上昇位置まで垂直方向に移動させるため に、第１空気式アクチュエータ手段が前記真空ヘッドに組合わされる。また一方 のヘッドを前記キャリヤストリップから横方向に片寄った第１不作動位置から前 記キャリヤストリップと垂直整列した第２作動位置まで移動させると同時に、他 方の真空ヘッドを前記キャリヤストリップと垂直整列した第１作動位置から、前 記キャリヤストリップから片寄った第２不作動位置まで、また再び前記第１作動 位置へ横方向に移動させるように前記一対の真空ヘッドを横方向に移動させるた めに前記一対の真空ヘッドに対して第２空気式アクチュエータ手段が組合わされ ている。前記吸引部品の選択された部分に対して一定時間、真空を加えるため、 第３空気式アクチュエータ手段が前記各真空ヘッドに対して組合わされている。 前記真空ヘッドがその横方向に片寄らされた不作動位置にある時、前記キャリ ヤストリップの一部を成すように前記キャリヤストリップの両側に隣接して製品 収集手段が配置される。最後に、前記キャリヤストリップの上方の作動位置にあ る前記真空ヘッドを順次に前記第１位置から下降させ、その前記の係合部品によ って前記製品の選択された部分に空気的に係合させ、前記１位置に戻らせ、前記 製品収集手段上方の前記横方向に片寄った不作動位置まで横方向に移動させその 内部の製品を空気式に放出するために、制御手段が前記第１、第２および第３ア クチュエータ手段に協働的に組合わされている。 このようにして、前記検出ステーションからの信号を受けた時に、ブリスター 部を形成し１つまたは複数の空ブリスターを有するキャリヤストリップの特定セ クションから、本発明による空気式回収装置が製品を空気的に抽出しまたこれら の製品を前記キャリヤストリップの両側に隣接する前記製品収集手段の中に落と すように成されている。従って、ブリスター包装機のブリスターパッケージ形成 工程中に、製品に対して損傷を生じる事なくまたこれらの製品が次の包装にリサ イクルされるように、欠陥ブリスターパッケージから製品が連続的に収集される 。 従って本発明の目的は、ブリスター包装機上でのブリスターパッケージ形成中 に欠陥パッケージから製品を回収するシステムを提供するにある。 本発明の他の目的は、回収された製品に対して損傷を与えないように再使用す るため、ブリスターパッケージ形成プロセス中に欠陥パッケージから製品を回収 するシステムを提供するにある。 本発明のさらに他の目的は、製品回収中に製品に加えられる劣化力を最小限に なしまた現存のブリスター包装機上に容易に設定する事のできる空気式製品回収 装置を提供するにある。 本発明のさらに他の目的は、ブリスター包装中の製品ロスを低減させる事によ りブリスター包装製品の製造工程の収益性を増進するため、通常のブリスター包 装機上に使用する事のできる空気式製品回収装置を提供するにある。 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限 定されない。 第１図は、キャリヤストリップが一方の真空ヘッドの下方を通過し、この一方 の真空ヘッドがキャリヤストリップ上の製品の上方の第１上昇位置にある状態を 示す本発明の装置の正面図（図面の簡略化のため空気接続と電気接続とを省略） 、 第１Ａ図はキャリヤストリップガイドに隣接配置された製品収集システムの他 の実施態様を示す概略図、 第２図は真空ヘッドがその上昇第１位置から製品と接触する第２下降位置まで 垂直に移動した本発明の装置の正面図（図面の簡略化のため空気接続と電気接続 とを省略）、 第３図は真空ヘッドが垂直にその上昇第１位置まで戻され、次のキャリヤスト リップから片寄った不作動位置まで横方向に移動させられ、この位置において製 品がその下方の製品収集手段の中に放出され、また他方の真空ヘッドがキャリヤ ストリップと垂直整列したその上昇第１位置まで横方向に移動させられて、徐々 に進行するキャリヤストリップの新セグメントに対向した状態を示す本発明の装 置の正面図（図面の簡略化のため空気接続と電気接続とを省略）、 第４図は本発明の装置の背面図、 第５図は本発明の装置の電気系統および空気系統を示す正面図であって、装置 の他の部分を破線で示す図、 第６図は本発明の装置の一方の真空ヘッドの係合部品を示す分解斜視図（図面 の簡略化のため一部破断）、 第７図は第６図に図示の真空ヘッドの下側面に配置された吸引カップを示す斜 視図、 第８図は第６図の８−８線にそった断面図であって、吸引カップを示す図、 第９図はキャリヤストリップの間欠的前進長の中に画成された８ブリスター部 の平面図、また 第１０図は本発明のブリスター包装機の検出ステーションと密封ステーション との関係を示すフローシートである。 本発明を実施する最良の方法 付図の第１図乃至第１０図について述べれば、本発明によるブリスター包装機 上で欠陥パッケージから医薬品（例えば、タブレット、カプセル、キャプレット 、ソフトゲル、トローチおよび座薬）を回収するためのエアシステムの好ましい 実施態様を全体として１０で示す。前述のように装置１０は種々の型のブリスタ ー包装機に使用するためのものであるが、特にUHLMANN Model No.UPS4MT 間欠運 動ブリスター包装機と共に使用するに適している。 薬品リサイクル装置１０は主ハウジング１２を含み、この主ハウジングは検査 ステーションと密封ステーションとの間においてキャリヤストリップＳとキャリ ヤストリップガイドトラック１４とを跨ぐようにブリスター包装機（図示されて いない）に取付けられている。ブリスター包装機の検査ステーションに対向する 主ハウジング１２の正面図が第１図乃至第３図および第５図に図示され、ブリス ター包装機の密封ステーションに対向する主ハウジング１２の背面図が第４図に 図示されている。これらの付図から理解されるように、薬品リサイクル装置１０ はさらに一対の水平に延在するガイドレール１６を含み、このガイドレールは主 ハウジング１２に対向するように搭載されまた真空ヘッド支持フレーム1８がそ の上を横方向滑動できるように成されている。この支持フレーム１８は水平ガイ ドレール１６の一端から他端まで横方向往復滑動できるように業界公知の任意適 当な形に形成される。最も好ましくは、真空ヘッド支持フレーム１８はレール１ ６上のこのフレーム１８の横方向滑動を容易にするようにガイドレール１６を滑 動的に受けるための溝穴をその上部と下部とに含む。 第１図乃至第８図について述べれば、支持フレーム１８は２つの相互に離間さ れた真空ヘッド２０を担持し、これらの真空ヘッドは、真空ヘッド支持フレーム １８がガイドレール１６の一端まで移動する際に、内側ヘッド２０が（キャリヤ ストリップガイドトラック１４によって支持された）キャリヤストリップＳと垂 直方向に整列し、外側真空ヘッド２０がキャリヤストリップガイドトラック１４ に隣接する収集ビン２２と垂直整列位置に配置されるように構成されている。収 集ビン２２はキャリヤストリップガイドトラック１４の両側に配置され、２つの 別個の収集ビン２２から成る事ができ、または共通の薬剤容器に達するそれぞれ 開いた収集ビン２２とする事ができる。従って、一方の真空ヘッド２０がキャリ ヤストリップＳの上方の作動位置にある時、他方の真空ヘッド２０は、キャリヤ ストリップガイドトラック２４の両側に配置された収集ビン２２の一方の上方の 不作動位置にある。 相互に離間された一対の真空ヘッド２０はそれぞれヘッドを垂直に移動させる ように支持フレーム１８に対して取付けられたエアシリンダ２０Ａを含み、また ヘッドの下側面から下方に垂れ下がった複数の吸引カップ２０Ｂを含み、これら の吸引カップはキャリヤストリップＳの中に画成された薬品担持ブリスターの特 定数に対応する数を有するように適当に形成されている。例えば、ブリスター包 装機のブリスター形成ステーションがキャリヤストリップＳの各間欠前進ごとに 、キャリヤストリップＳの幅全体に２つの縦方向に延在する２×５ブリスター部 と、長手方方向の４つの２×５セクション とから成るのブリスターレイアウトを形成するように構成されていれば、各真空 ヘッド２０は、その下方の部品キャリヤストリップＳの間欠前進に際して形成さ れる１０×８ブリスター列に対応するように１０×８（幅×長さ）列の吸引カッ プ２０Ｂのマトリックスを形成される。 吸引カップ２０Ｂは真空ソースに接続され、またこれらの吸引カップ２０Ｂは 、検出ステーションによって１つまたは複数の空ブリスター（またはキャビティ ）を有する事の特定された８列の２×５ブリスター部（第９図）の１つまたは複 数に選択的に対応するように作動される。本発明の２つの相互に離間された真空 ヘッド２０によって利用されるエアシステムの詳細を下記に説明する。しかし、 対応数の吸引カップ２０Ｂが真空ヘッド２０の下方末端に形成されて、下記に詳 細に説明するように必要に応じて各欠陥ブリスター部の残存薬品に空気的に係合 する事ができる限り、幅全体に形成されるブリスター部のレイアウトとキャリヤ ストリップＳの特定長さは実質的に任意適当な形状とする事ができる事を注意し よう。 いま特に第１図乃至第３図について真空ヘッド２０の操作について述べる。前 述のように、相互に離間された各真空ヘッド２０の上端に配置された空気シリン ダ２０Ａは、吸引カップ２０Ｂを垂直に下降させてキャリヤストリップＳの対応 部分上に配置された薬品と空気的に係合接触させるのに役立つ。選択された位置 の吸引カップ２０Ｂが空気シリンダ２０Ａによる垂直下降中に欠陥ブリスター部 （第１図および第２図）中の薬品に係合するように空気的に作動されると、真空 ヘッド２０は空気シリンダ２０Ａによってその初位置まで垂直に上昇させられ、 次に主ハウジング１２の後部に配置された空気シリンダ２４（第４図）によって 収集ビン２２（第３図）の上方位置まで横方向に移動させられる。空気的に作動 されていた吸引カップ２０Ｂが死なされるので、これらのカップによって担持さ れていた薬品が収集ビン２２の中に落下させられ（第３図）、そこでブリスター 包装機のホッパーまでこれらの薬品がリサイクルのために収集される。空気ヘッ ドの操作サイクルのこの時点において、第２真空ヘッド２０に対向するように直 線的に前進させられたキャリヤストリップＳの新しい位置の上方に、第２ヘッド ２０がその最初の上昇位置に配置される。そこで第２真空ヘッド２０が第１真空 ヘッド２０によって実施された操作段階シーケンスを繰り返して、新たに間欠的 に前進させられたキャリヤストリップＳ部分の中の欠陥ブリスター部から薬品を 取り出してこれらをキャリヤストリップ案内トラック１４の反対側の収集ビン２ ２の中に落とす。このようにして各真空ヘッド２０の取り上げ／横方向移動／離 脱の一つの完全サイクルが終了し、この場合最初の真空ヘッド２０はキャリヤス トリップＳの新しい間欠前進部分の上方に配置され、検出ステーションが１つま たは複数のブリスターキャビティの中に薬品が存在しない事を確定したブリスタ ー部から薬品を除去するために宙に浮いた状態にある。 二つの相互に離間された真空ヘッドを使用するので、単一の真空ヘッドを使用 する場合に見られるような望ましくない摩損と破損を生じる事なく、間欠的に前 進するキャリヤストリップＳに対して迅速に対向する事ができる。支持フレーム １８の横方向移動のために前述以外の空気式シリンダを使用する事もできるが、 出願人はＦＥＳＴＯ無ロッド線形駆動シリンダを使用する事を望む。この駆動シ リンダは無ロッド駆動シリンダ内部において磁気ピストンを使用し、磁気的に結 合されたヨーク２４Ａを移動させ、このヨークは真空ヘッド支持フレーム１８に 対して固着されている。ＦＥＳＴＯ無ロッド線形駆動シリンダ２４は磁気ピスト ンの空気作用を利用して、通常のピストンロッド型空気式シリンダにおいては必 要とされるスペースを必要とせずに支持フレーム１８を案内レール１６にそって 横方向に移動させる。本発明の好ましい実施態様において使用される無ロッド型 シリンダは、ノースカロライナ、フェストコーポレーション オブ シャーロッ ト（Festo Corpotration of Charlotte）から市販されるＦＥＳＴＯ ＤＧＯ １インチ ＰＰＶ−Ａ無ロッド式シリンダである。 次に第１図ないし第３図について見られるように、空気ブレーキ２６が支持フ レーム１８の横方向往復運動の末端においてこの支持フレームのショルダブロッ ク２７と接触するように主ハウジング１２の両側に固着されていて、真空ヘッド ２０の往復運動の末端において緩衝停止を成す。また、支持フレーム１８の往復 横方向運動の末端においてそのショルダブロック２７の存在を検出するため、光 学デテクタ２８が各空気ブレーキ２６に対して取り付けられている。各空気シリ ンダ２０Ａのピストン上にディスク２０Ａ’に隣接して備えられた光学デテクタ ３０は、対応の真空ヘッドがその上昇位置にある時に、この真空ヘッド２０がそ の垂直上昇位置または垂直延長位置にあるかいなかを検出するに役立つ。前記光 学デテクタ２８とこの光学デテクタ３０からの電気信号が薬品リサイクルシステ ムのＰＬＣと電気的に接合されているので、検出ステーションとこれらの光学デ テクタ２８，３０からの信号がプログラマブル論理コンピュータ（ＰＬＣ）によ って適当に処理されて薬品リサイクル装置１０を作動する。 第５図−第８図について述べれば、作動空気シリンダ２０Ａは空気式無ロッド 駆動シリンダ２４および選択された吸引カップマトリックス２０Ｂの空気的制御 システムを詳細に説明する。まず制御ボックス３１がブリスター包装機によって 使用されるＰＬＣと適当な高圧空気ラインとに直接に電気的に接続されいる事を 注意しなければならない。ＰＬＣがブリスター包装機の検出ステーションからの 信号を受けて処理し、適当な制御信号を製品リサイクル装置中の制御ボックス３ １に送る。制御ボックス３１は電気的に作動されるソレノイド弁３２を含み、こ のソレノイド弁は空気ライン３２Ａと３２Ｂとを通して空気シリンダ２０Ａに対 する空気流を制御して第１真空ヘッド２０（第１図−第３図および第５図の左側 真空ヘッド）を上昇下降させるための切り替え弁である。ソレノイド弁３４はラ イン３４Ａと３４Ｂとを通して第２真空ヘッド２０（第１図−第３図と第５図の 右側真空ヘッド）の空気シリンダ第２０Ａ図に対する空気流を制御して、この第 ２真空ヘッド２０を上昇下降させる。ソレノイド弁３６は空気ライン３６Ａ，３ ６Ｂを通して無ロッド空気シリンダ２４に対する空気流を制御し、真空ヘッド支 持フレーム１８を必要に応じて横方向に移動させて、真空ヘッド対２０の一方を キャリヤストリップＳと整列させ、次に他方の真空ヘッド２０をキャリヤストリ ップＳと整合させる事ができる。このようにして、二つ真空ヘッド２０のそれぞ れ別個の垂直運動、および一対の相互に離間された真空ヘッド２０の水平運動が それぞれソレノイド弁３２，３４および３６によって制御される。これらのソレ ノイド弁の選択は設計上の選択の問題であるが、出願人はアラバマ、フリュイド パワー システム オブ バーミンガム(Fluid Power systems ofBirmigham) から市販されるＭＡＣブランドＭｏｄｅｌ Ｎｏ．82A-BA-BKA-TM-DDAP-IDA弁を 使用する事を望む。 第１図−第５図において、一対の真空ヘッド２０のそれぞれの底部に配置され た選択された吸引カップ２０Ｂを作動するための空気制御システムについて詳細 に説明する。まずキャリヤストリップＳと垂直整列した第５図の真空ヘッド２０ に対して、空気ライン４０Ａ，４０Ｂを通して、主ハウジング１２の内側に配置 された全部で１６のソレノイド弁４２に対して連続的に空気が供給される。これ らの１６のソレノイド弁４２はそれぞれ独立に制御ボックス３１に対する電気接 続Ｃを通してＰＬＣによって電気的に作動される。１６のソレノイド弁４２はそ れぞれ１６空気ポンプ４４の対応のポンプと空気的に接続される。このようにし て、各ソレノイド弁４２が電気的に作動されると、それぞれソレノイド弁４２が １６空気ポンプ４４のそれぞれに対して空気圧を供給する。各ポンプ４４はそれ ぞれ下方の真空ヘッド２０に達する空気管４４Ａ（第６図）を含む。このように して、１つまたは複数のソレノイド弁４２が電気的に作動されると対応の１つま たは複数の空気ポンプ４４に対して空気流が加えられ、各空気ポンプ４４に接続 され下方の真空ヘッド２０に達する各空気管４４Ａの中に真空を発生する。この ようにして、真空ヘッド２０の中まで延在する１６空気管４４Ａのそれぞれに対 して選択的に真空が加えられる。 多数の吸引カップ２０Ｂ（例えば第９図に図示の８つの２×５ブリスター部を 画成する代表的な間欠的キャリヤストリップＳセクションに対応する第７図に図 示の８０吸引カップ２０Ｂの１０×８マトリックス）に対して真空を加えるため に、１６の空気管４４Ａのそれぞれの空気管が対応のマニホルドカップリング４ ４Ｂの中に結合される。設計上の選択の問題ではあるが、図示の装置１０は各マ ニホルドカップリング４４Ｂから、真空ヘッド２０の下側から下方に延在する５ 吸引カップまで延在するそれぞれ５本の二次空気管４６Ｃを含む。このようにし て単一のソレノイド４２を作動すると、対応の空気ポンプ４４を作動させる事に より、対応の空気管４４Ａと、対応のマニホルドカップリング４４Ｂに連結され たそれぞれ５本の二次空気管４６Ｃとを通してそれぞれ５つの吸引カップ２０Ｂ に対して真空が加えられる。従って薬品リサイクルシステムのＰＬＣはブリスタ ー包装機の間欠前進ごとに真空ヘッド２０の下方を通る８ブリスター部のうちの 欠陥２×５ブリスター部に対して選択的に真空を加えるため、８０の吸引カッ プ２０Ｂの別々の５吸引カップグループを選択的に制御する事ができる。一対の 相互に離間された真空ヘッド２０の他方のヘッドは、それ自体の１６のソレノイ ド弁４２と１６の空気ポンプ４４（主ハウジング１２の左側）によって前述の第 １ヘッドと同様に作動する。 第５図に図示の光学接続Ｃは、制御ボックス３１から相互に離間された光学デ テクタ２８まで延在し、真空ヘッド支持フレーム１８がその往復運動の左側にあ るか（第１図および第２図）または右側（第３図）にあるかを特定し、またそれ ぞれの真空ヘッド２０に取り付けられた光学デテクタ３０まで延在して、その真 空ヘッドが垂直上昇位置にあるかまたは下降位置にあるかを確定する。 他の装置を使用する事もできるが、出願人は空気シリンダ２０Ａとしてはアラ バマ、バーミンガムのディクシー インダストリアル エクイップメント（Dixi e Industrial Equipment Co.）が最も好ましく、ソレノイド弁４２としてはアラ バマ、フリュイド パワー システム オブ バーミンガム(Fluid Power syste ms ofBirmigham)から市販されるＭＡＣブランドＭｏｄｅｌ Ｎｏ．35A BAE-DDAJ -IKA が最も好ましく、また空気ポンプ４４としてはアラバマ、フリュイド パ ワー システム オブ バーミンガム(Fluid Power systems ofBirmigham)から 市販されるＤＩＡＢブランドＭｏｄｅｌ Ｎｏ．32/01.046L60X1 が最も好まし い。 本発明は、ブリスター包装機の操作中に欠陥ブリスターパッケージから薬剤タ ブレットまたはカプセルなどの製品をリサイクルための空気式回収法を提供する 。キャリヤストリップの中に複数のブリスターが形成され、次にこのキャリヤス トリップは、それぞれ複数のブリスターキャビティを有する複数のブリスター部 に分離される。キャリヤストリップのブリスターが薬剤で満たされ、次にブリス ターパッケージ形成ステーションにおいてキャリヤストリップから各ブリスター 部が分離される前に、キャリヤストリップ中の空のブリスターキャビティの有無 を 確定するためにストリップの幅方向にデテクタで検出する。 ブリスター包装機の検出ステーションと密封ステーションとの間に、一対の相 互に離間された横方向移動自在の真空ヘッドが備えられ、一方の真空ヘッドがキ ャリヤストリップと垂直整列している時、他方の真空ヘッドがキャリヤストリッ プから横方向に片寄らされる。各ヘッドはその下端から垂れ下がった吸引部品を 含み、これらの吸引部品がキャリヤストリップ上の特定の複数の薬剤に係合する 。各ヘッドがキャリヤストリップ上に配置された時にこのヘッドを下降させてそ の吸引部品によって複数の薬剤の選択された部分と係合して上昇位置に戻り、次 に横方向に移動してこれら複数の薬品を収集容器の中に離脱させるための制御手 段が備えられる。 次にキャリヤストリップのブリスターはオーバラップストリップによって密封 され、複数のブリスター部がキャリヤストリップから分離される事によってブリ スターパッケージが形成される。最後に空の欠陥ブリスターが非欠陥ブリスター から隔離される。 本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において 任意に変更実施できる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ (72)発明者 バーンズ，ハーバート エリス アメリカ合衆国アラバマ州、ドウサン、サ ウス、ブラノン、スタンド、ロード、 2580、バーンズ、マシーナリイ、インコー ポレーテッド内 (72)発明者 デイ ナルド，トーマス フィリップ アメリカ合衆国ノースカロライナ州、リサ ーチ、トライアングル、パーク、ファイ ブ、ムーア、ドライブ（番地なし）グラク ソ、インコーポレーテッド内 (72)発明者 イングラム，ジェイムズ エドワード アメリカ合衆国ノースカロライナ州、リサ ーチ、トライアングル、パーク、ファイ ブ、ムーア、ドライブ（番地なし）グラク ソ、インコーポレーテッド内

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． キャリヤストリップ中に複数のブリスターを形成するためのブリスター 形成ステーションと、キャリヤストリップ中のブリスターの中に包装される製品 を導入するためのブリスター充填ステーションと、キャリヤストリップ中の空の ブリスターを検出するための検出ステーションと、キャリヤストリップ中にブリ スターを封入するための密封ステーションと、キャリヤストリップからブリスタ ー部を分離するブリスターパッケージ形成ステーションと、欠陥ブリスター部を 非欠陥ブリスター部から分離するための隔離ステーションとを含むブリスター包 装機と共に使用され、ブリスター部を形成し１つまたは複数の空ブリスターを有 するキャリヤストリップの特定部分から製品を除去するため検出ステーションと 密封ステーションとの間に配置された製品回収装置において、 （ａ）前記キャリヤストリップと垂直整列する位置から、前記キャリヤストリ ップから横方向に片寄った位置まで移動するように前記キャリヤストリップ上方 に搭載され、その下端から垂れ下がり前記キャリヤストリップ上の製品と係合す るように成された１つまたは複数の係合部品を含む１つまたは複数の横方向移動 自在のヘッドと、 （ｂ）前記ヘッドが前記キャリヤストリップ上方に配置されている時に前記ヘ ッドを上昇第１位置から製品と接触する下降第２位置まで、また再び前記第１上 昇位置まで垂直方向に移動させるために前記ヘッドに組合わされた第１アクチュ エータ手段と、 （ｃ）前記ヘッドを前記キャリヤストリップと垂直整列した第１作動位置から 、前記キャリヤストリップから片寄った第２不作動位置まで、また再び前記第１ 作動位置へ横方向に移動させるために前記ヘッドに組合わされた第２アクチュエ ータ手段と、 （ｄ）前記１つまたは複数の係合部品を特定時間作動させるように前記ヘッド と組合わされた第３アクチュエータ手段と、 （ｅ）前記ヘッドがその横方向に片寄らされた不作動位置にある時、前記キャ リヤストリップの一部を成すように前記キャリヤストリップの少なくとも一方の 側に隣接して配置された製品収集手段と、 （ｆ）前記キャリヤストリップの上方の作動位置にある前記ヘッドを前記第１ 位置から下降させ、その前記の１つまたは複数の係合部品によって前記製品の選 択された部分に係合させ、前記１位置に戻らせ、前記製品収集手段上方の前記横 方向に片寄った不作動位置まで横方向に移動させるために前記第１、第２および 第３アクチュエータ手段に協働的に組合わされた制御手段とを含む製品回収装置 。 ２． 前記１つまたは複数のヘッドが、前記キャリヤストリップ上方に複動す るように搭載された一対の相互に離間されたヘッドから成り、一方のヘッドが前 記キャリヤストリップと垂直整列している時に他方のヘッドが前記キャリヤスト リップから横方向に片寄らされるように成された事を特徴とする請求項１に記載 の装置。 ３． 前記ヘッドが、幅方向に複数のブリスター部と長手方に複数のブリスタ ー部とを含む下方の前記キャリヤストリップの一定長に対向する事を特徴とする 請求項１に記載の装置。 ４． 前記第１アクチュエータ手段は前記ヘッドに作動的に連接された空気シ リンダを含む事を特徴とする請求項１に記載の装置。 ５． 前記第２アクチュエータは前記ヘッドに作動的に連接された空気シリン ダを含む事を特徴とする請求項１に記載の装置。 ６． 前記第３アクチュエータ手段は１つまたは複数の空気弁を有する真空ラ インを含み、各空気弁は前記１つまたは複数の係合部品の対応部品と流体接続さ れている事を特徴とする請求項１に記載の装置。 ７． 前記製品収集手段は前記キャリヤストリップの両側に配置された製品収 集ビンを含み、各ビンはその中に収集された製品を定期的に排除するように成さ れた事を特徴とする請求項１に記載の装置。 ８． 前記製品収集手段は前記キャリヤストリップの両側に配置された製品収 集漏斗を含み、各漏斗が単一の収集容器と連通する事を特徴とする請求項１に記 載の装置。 ９． 前記制御手段は、前記検出ステーションと電気的に接続され前記検出ス テーションからの信号に対して前記第１、第２および第３アクチュエータ手段を 選択的に作動させる事によって応答するように成された適当なコンピュータ手段 を含む事を特徴とする請求項１に記載の装置。 １０． キャリヤストリップ中に複数のブリスターを形成するためのブリスタ ー形成ステーションと、キャリヤストリップ中のブリスターの中に包装される製 品を導入するためのブリスター充填ステーションと、キャリヤストリップ中の空 のブリスターを検出するための検出ステーションと、キャリヤストリップ中にブ リスターを封入するための密封ステーションと、キャリヤストリップからブリス ター部を分離するブリスターパッケージ形成ステーションと、欠陥ブリスター部 を非欠陥ブリスター部から分離するための隔離ステーションとを含むブリスター 包装機と共に使用され、ブリスター部を形成し１つまたは複数の空ブリスターを 有するキャリヤストリップの特定部分から製品を抽出するため検出ステーション と密封ステーションとの間に配置された空気式製品回収装置において、 （ａ）前記キャリヤストリップと垂直整列する位置から、前記キャリヤストリ ップから横方向に片寄った位置まで移動するように前記キャリヤストリップ上方 に複動自在に搭載された一対の相互に離間された横方向移動自在の真空ヘッドに おいて、一方のヘッドが前記キャリヤストリップと垂直整列する際に他方のヘッ ドが前記キャリヤストリップから横方向に片寄らされ、前記ヘッドはそれぞれそ の下端から垂れ下がり前記キャリヤストリップ上の製品と係合するように成され た複数の係合部品を含む一対の横方向移動自在の真空ヘッドと、 （ｂ）前記真空ヘッドが前記キャリヤストリップ上方に配置されている時に前 記真空ヘッドを上昇第１位置から製品と接触する下降第２位置まで、また再び前 記第１上昇位置まで垂直方向に移動させるために前記真空ヘッドに組合わされた 第１空気式アクチュエータ手段と、 （ｃ）一方のヘッドが前記キャリヤストリップから横方向に片寄った第１不作 動位置から前記キャリヤストリップと垂直整列した第２作動位置まで移動させる と同時に、他方の真空ヘッドを前記キャリヤストリップと垂直整列した第１作動 位置から、前記キャリヤストリップから片寄った第２不作動位置まで、また再び 前記第１作動位置へ横方向に移動させるように前記一対の真空ヘッドを横方向に 移動させるために前記一対の真空ヘッドに組合わされた第２空気式アクチュエー タ手段と、 （ｄ）前記吸引部品の選択された部分に対して一定時間、真空を加えるため、 前記各真空ヘッドと組合わされた第３空気式アクチュエータ手段と、 （ｅ）前記真空ヘッドがその横方向に片寄らされた不作動位置にある時、前記 キャリヤストリップの一部を成すように前記キャリヤストリップの両側に隣接し て配置された製品収集手段と、 （ｆ）前記キャリヤストリップの上方の作動位置にある前記真空ヘッドを順次 に前記第１位置から下降させ、その前記の係合部品によって前記製品の選択され た部分に空気的に係合させ、前記１位置に戻らせ、前記製品収集手段上方の前記 横方向に片寄った不作動位置まで横方向に移動させその中の製品を空気式に放出 するために前記第１、第２および第３アクチュエータ手段に協働的に組合わされ た制御手段とを含み、 このようにして、前記検出ステーションからの信号を受けた時に、ブリスター 部を形成し１つまたは複数の空ブリスターを有するキャリヤストリップの特定部 分から前記空気式回収装置が製品を空気的に抽出し、またこれらの製品を前記キ ャリヤストリップの両側に隣接する前記製品収集手段の中に落とすように成され た空気式製品回収装置。 １１． 前記真空ヘッドが、幅方向に複数のブリスター部と長手方に複数のブ リスター部とを含む下方の前記キャリヤストリップの一定長に対向する事を特徴 とする請求項１０に記載の装置。 １２． 前記第１空気式アクチュエータ手段は前記ヘッドに作動的に連接され た空気シリンダを含む事を特徴とする請求項１０に記載の装置。 １３． 前記第２アクチュエータは前記ヘッドに作動的に連接された空気シリ ンダを含む事を特徴とする請求項１０に記載の装置 １４． 前記第３空気式アクチュエータ手段は１つまたは複数の空気弁を有す る空気弁を含み、各空気弁は前記１つまたは複数の係合部品の少なくとも１つと 流体接続されている事を特徴とする請求項１０に記載の装置。 １５． 前記製品収集手段は前記キャリヤストリップの両側に配置された製品 収集ビンを含み、各ビンはその中に収集された製品を定期的に排除するように成 された事を特徴とする請求項１０に記載の装置。 １６． 前記製品収集手段は前記キャリヤストリップの両側に配置された製品 収集漏斗を含み、各漏斗が単一の収集容器と連通する事を特徴とする請求項１０ に記載の装置。 １７． 前記制御手段は、前記検出ステーションと電気的に接続され前記検出 ステーションからの信号に対して前記第１、第２および第３空気式アクチュエー タ手段を選択的に作動させる事によって応答するように成された適当なコンピュ ータ手段を含む事を特徴とする請求項１０に記載の装置。 １８． 欠陥ブリスターパッケージから製品を回収しリサイクルするためのブ リスター包装法において、 （ａ）徐々に前進するキャリヤストリップの幅方向に１つまたは複数のブリス ターを形成する段階と、 （ｂ）前記キャリヤストリップ中の前記１つまたは複数のブリスターの中に、 ブリスター包装される製品を充填する段階と、 （ｃ）前記キャリヤストリップ中の空ブリスターの存在を検出する段階と、 （ｄ）前記キャリヤストリップと垂直整列した位置から前記キャリヤストリッ プから横方向に片寄らされた位置まで移動するように前記キャリヤストリップ上 に１つまたは複数の横方向移動自在のヘッドを搭載する段階と、 （ｅ）前記キャリヤストリップ上方に配置された前記ヘッドを下降させ、前記 製品の１つまたは複数の欠陥ブリスターパッケージ部分にその１つまたは複数の 係合部品によって係合させ、上方に上昇させ、横方向片寄位置まで移動させ、前 記製品を収集容器中に放出するための制御手段を備える段階と、 （ｆ）前記キャリヤストリップの前記ブリスターをオーバラップストリップに よって密封する段階と、 （ｇ）前記キャリヤストリップから、１つまたは複数のブリスターを含む複数 のブリスターパッケージセクションを分離してブリスターパッケージを形成する 段階と、 （ｈ）製品を除去された欠陥ブリスターパッケージを非欠陥ブリスターパッケ ージから選別する段階とを含むブリスター包装法。 １９． 前記製品は薬剤製品である事を特徴とする請求項１８に記載のブリス ター包装法。 ２０． 前記薬剤製品はタブレット、カプセル、キャプレット、ソフトゲル、 トローチおよび座薬である事を特徴とする請求項１９に記載のブリスター包装法 。 ２１． 前記キャリヤストリップから除去され前記容器中に収集された前記製 品は前記容器から除去されて前記ブリスター包装法によって再処理される事を特 徴とする請求項１８に記載のブリスター包装法。 ２２． 欠陥ブリスターパッケージから製品を空気的に回収しリサイクルする ためのブリスター包装法において、 （ａ）徐々に前進するキャリヤストリップの幅方向に１つまたは複数のブリス ターを形成し、次に前記キャリヤストリップをそれぞれ複数のブリスターを含む 複数のブリスター部に分離する段階と、 （ｂ）前記キャリヤストリップ中の前記１つまたは複数のブリスターの中に、 ブリスター包装される製品を充填する段階と、 （ｃ）前記ブリスター部を前記キャリヤストリップから分離する前に、前記キ ャリヤストリップ中の空ブリスターの存在を前記キャリヤストリップの横方向に 検出する段階と、 （ｄ）一方のヘッドが前記キャリヤストリップと垂直整列した時に他方のヘッ ドが前記キャリヤストリップから横方向に片寄らされるように前記キャリヤスト リップ上に複動自在に搭載された一対の相互に離間され横方向移動自在のヘッド を搭載し、前記ヘッドはそれぞれその下端から垂下して前記キャリヤストリップ 上の特定の複数の製品と係合するように成された複数の吸引部品を含むようにす る段階と、 （ｅ）前記一対の相互に離間されたヘッドの前記キャリヤストリップ上方に配 置されたヘッドを下降させ、前記複数の製品の１つまたは複数の欠陥ブリスター パッケージセクションにその１つまたは複数の係合部品によって空気的に係合さ せ、上方に上昇させまた横方向片寄位置まで移動させ、前記製品を収集容器中に 空気的に放出するための制御手段を備える段階と、 （ｆ）前記キャリヤストリップの前記ブリスターをオーバラップストリップに よって密封する段階と、 （ｇ）前記キャリヤストリップから、１つまたは複数のブリスターを含む複数 のブリスターパッケージセクションを分離してブリスターパッケージを形成する 段階と、 （ｈ）製品を空気的に除去された欠陥ブリスターパッケージを非欠陥ブリスタ ーパッケージから選別する段階とを含むブリスター包装法。 ２３． 前記製品は薬剤製品である事を特徴とする請求項２２に記載のブリス ター包装法。 ２４． 前記薬剤製品はタブレット、カプセル、キャプレット、ソフトゲル、 トローチおよび座薬である事を特徴とする請求項２３に記載のブリスター包装法 。 ２５． 前記キャリヤストリップから除去され前記収集容器中に収集された前 記製品は前記容器から除去されて前記ブリスター包装法によって再処理される事 を特徴とする請求項２２に記載のブリスター包装法。