JPH09507304A - レジスト材料及び使用法 - Google Patents

レジスト材料及び使用法

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JPH09507304A JP3507745A JP50774591A JPH09507304A JP H09507304 A JPH09507304 A JP H09507304A JP 3507745 A JP3507745 A JP 3507745A JP 50774591 A JP50774591 A JP 50774591A JP H09507304 A JPH09507304 A JP H09507304A
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Abstract

(57)【要約】 デバイス及びマスク製造に用いるレジストのパターニングにおいて、特殊な組成物を用いて優れた分解能及び感度が得られる。特にこの組成物は、酸不安定α−アルコキシアルキルカルボン酸エステル部分の繰り返し側鎖を持つポリマーを、UV−可視、遠紫外、電子ビーム及びX−線などの化学線により活性化される酸発生剤と共に含む。

Description

【発明の詳細な説明】 レジスト材料及び使用法 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、レジスト組成物を用いたデバイス二次加工、特に酸触媒反応を行う レジスト材料を含むデバイス及びマスクの二次加工に関する。 2.技術的背景 回路部品のリトグラフパターニングは、デバイスの二次加工、例えば半導体デ バイス二次加工、印刷回路板などの接続媒体、及びオプトエレクトロニックデバ イス二次加工の分野で有用になってきた。(例えばC.Grant Wills on及びMurrae J.Bowden,“Resist Material s For Microelectronics,”ChemiTech,10 2−111頁(1989年、2月)を参照。)これらの方法には、シリコンなど の半導体基質又はクロム被覆マスク基質上にデバイスあるいはパターン領域を二 次加工する段階が含まれる。(本発明の範囲で基質は、その上にデバイス又はパ ターンを形成するウェハー、板又はマスクを言い、前者の場合半導体材料、誘電 体及び導電性材料の領域を、あるいは後者の場合光透過性材料の領域を含む。) 一般に二次加工法には、レジスト材料を基質上に形成し、対応するパターンの化 学線、例えば遠紫外線(150−300ナノメーター)、X−線(0.4−10 ナノメーター)、紫外線(300−400ナノメーター)、可視光線(400− 700ナノメーター)及びイオ ンならびに電子ビームなどの粒子ビームに露光させることにより、この材料にパ ターンを描く少なくとも1段階が必要である。化学線によりフィルム中に化学反 応が起こり、それにより露光及び非露光領域間の溶解性の差が導入される。レジ スト中の露光パターンを、露光又は非露光領域を選択的に溶解する適した溶剤で 現像する。そのようにしてレジスト材料中に形成されたパターンを、エッチング 、イオンインプランテーション、蒸着及びドーパント拡散などのその後のデバイ ス二次加工段階において保護バリアとして使用する、あるいはエッチングマスク 基質のための保護バリアとして使用する。 多様な化学に基づく種々のレジスト材料が、デバイス二次加工で使用するため に提案されてきた。そのような方法のひとつが、U.S.特許3,779,77 8に議論されている。この方法は、1種類かそれ以上の酸分解性基及び感光性酸 発生剤を含む水不溶性ポリマーを用いる。感光性酸発生化合物の例は、Poly meric Materials Science and Engineer ing Preprints,Vol.61,Amer.Chem.Soc.M eeting,Miami,Fla.,1989年9月11−15日の62−6 6頁のJ.V.Crivelloによる論文、“The Chemistry of Photoacid Generating Compounds”及び その中の参照文献に記載されている。この方法の難問として、放射線分解性酸発 生剤、及び触媒反応により酸に対して不安定な側鎖を選ばねばならないポリマー の使用があり、従ってヒドロキシ芳香族化合物、N−アルキルアリールスルホン アミド又はある種の第2アミンとアルキルビニルエーテル、例えばメチルビニル エーテル、エチルビニルエーテ ル又はジヒドロピランとの求核反応により形成した1個又はそれ以上の酸分解性 結合を含むポリマーが開示されている。(この最後の具体化に関し、比較的穏や かな条件により除去することができる保護基としてジヒドロピラン材料の反応が J.E.Kerns等、Journal of Macromolecular Science and Chemistry,A8(4),673(197 4)に記載されている。)(カナダ特許672,947も参照)。 U.S.特許4,491,628は、酸発生剤を酸に不安定な側鎖と共に用い た、紫外線、遠紫外線、電子ビーム及びX−線に感応するレジスト材料も開示し ている。ポリマーは、第3ブチルエステル又は第3ブチルカーボネートなどの循 環側鎖を、保護部分を触媒により塩基水溶液に可溶性の基に変換する酸の発生剤 と共に含む。(波長感応性を変える増感剤も議論されている。)酸に不安定な好 ましい側鎖は、カルボン酸の第3ブチルエステル及び第3ブチルエーテル、なら びにフェノールの炭酸塩である。しかし、トリチル、ベンジル、ベンジルヒドリ ルなどの酸に不安定な他の基、ならびに“周知”として特徴づけられる他の基も 議論されている。 酸発生剤とポリマーの組み合わせを利用した第3のレジスト(欧州特許出願0 264908)の場合、利用できる隣接プロトンと共に第2カルボニウムイオン 中間体を形成する側鎖を用いることにより、用いたポリマー、コポリマー又は三 元ポリマーの自動分解温度を160℃以上に上昇させている。 レジストの化学への他の方法において、主鎖と側鎖が共働して所望の性質を与 えるポリマーを(放射線感応性酸発生剤を含まずに)構成して いる。日本特許公開SH057[1983]118641に記載のそのような提 案材料は、メチルメタクリレート主鎖及びアルコキシアルキル側鎖を含む。 発明の概略 本発明は、感度が光学線の場合に30mJ/cm2以上、電子線の場合に25 μC/cm2以上であり、分解能が1.0μm以上であるレジスト組成物を用い た、デバイスの二次加工を含む。レジストは、酸発生剤及びポリマーを含み、ポ リマーは、α−アルコキシアルキルカルボン酸エステル及び/又はカルボン酸の ヒドロキシアリール又はヒドロキシアラルキルエステルのα−アルコキシアルキ ルエーテル誘導体を含む酸に不安定な循環基を有する。これらのレジストは、遠 紫外線のみでなく、UV放射線、X−線及び粒子ビームにも感応性である。本発 明のレジスト材料は、酸発生剤及び一般的にポリマー主鎖に直接又は間接に結合 した側鎖官能基を持つと記載されている樹脂を含み、側鎖の構造は、次式で表さ れ、 又は 式中: nは、0−4であり; R1は、水素、低級アルキル(例えば炭素数が最高6のアルキル)であり; R2は、低級アルキルであり; R3及びR4は、独立して水素又は低級アルキルであり、この場合低級アルキル の定義には、R1とR2又はR1とR3又はR4のどちらか、あるいはR2とR3又は R4のどちらかが結合した5−,6−又は7−員環の形成も含む。 これらのレジスト組成物中で用いる樹脂の例は、ベンジルメタクリレート及び テトラヒドロピラニルメタクリレートのコポリマー、及び4−テトラヒドロピラ ニルオキシベンジルメタクリレート(又はアクリレート)のポリマーである。 発明の詳細な説明 特殊な樹脂を放射線分解性酸発生剤と共に用いることにより、デバイス及びマ スク二次加工において優れた分解能及び感度が得られる。そのような樹脂は、メ タクリレート、アクリレート又はスチレン主鎖などのポリマー主鎖を含み、次式 又は [式中: nは、0−4であり; R1は、水素、低級アルキル(炭素数が最高6のアルキル)であり; R2は、低級アルキル(炭素数が最高6)であり; R3及びR4は、独立して水素又は低級アルキルであり、R1とR2又はR1とR3 又はR4のどちらか、あるいはR2とR3又はR4のどちらかが結合して5−,6− 又は7−員環を形成している場合も含む]で表される酸に不安定な側鎖がポリマ ー鎖に直接又は間接に結合している。 これらのレジスト組成物中で用いる樹脂の例は、ベンジルメタクリレート及び テトラヒドロピラニルメタクリレート、ならびにベンジルメタクリレート及びテ トラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレートのコポリマー、及び4−テト ラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレート(又はアクリレート)のポリマ ーである。4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレート(又はアク リレート)中のフェニレン基(C64)の構造は、オルト、メタ又はパラである ことができる。 コポリマーを用いる場合、コポリマー中の非−酸不安定基に対する酸不安定基 の比率は、放射線照射により形成される重合酸化合物の構造及び酸性度に依存す る。メタクリル酸発生系の場合、比率は疎水性基20個当たり少なくとも1個の 酸不安定部分でなければならない。必要なモル比は、酸の強度、酸不安定基の分 子の大きさ及び非−酸不安定基の疎水度に大きく依存する。標準試料を用いて所 望の基の場合の適した比率を容易に決定することができる。さらに非−酸不安定 基に対する酸不安定側鎖の比率及び用いる側鎖の種類の両方は、露光及び任意の 露光後ベークの後、現像の前に、露光領域の体積損失が25%以下であるように 選ばねばならない。(体積損失は、層の厚さの変化により測定する。) 体積損失が25%以上の場合は、像が歪むことがあり得る。第3ブチルカルボニ ルオキシなどの基は、揮発性生成物を与え、それが露光及びその後の反応の完結 のための任意の熱加工により比較的大きな体積変化をもたらす。芳香族アクリル ポリマーに結合し、コポリマー又は三元ポリマーのモノマーひとつに存在するテ トラヒドロキシピラニルオキシなどの基は、露光及びその後の加工後に25%以 下の体積変化を与える。 樹脂材料の分子量は、一般に5,000−500,000g/モルでなければ ならない。5,000g/モル以下の分子量では、フィルム形成特性が悪く、塩 基−溶解性形態の溶解が速すぎ、一方500,000g/モル以上の分子量では 、得られる溶液の粘度が高すぎ、露光及び加工後の溶解特性が悪い。ポリマーの 多分散性(Mw/Mn)は、1.75以下でなければならない。1.75以上の多 分散性も除外されるわけではないが、一般にリトグラフの再現性が低下する。レ ジストをその後プラズマ加工に用いる場合、使用するモノマーならびに側鎖は、 得られる樹脂のガラス転移温度、Tgが60℃以上であるように選ぶのが好まし く、130℃以上になるように選ぶのが最も好ましい。所望のTgを得るために 、所望のリトグラフ特性に適合するスチレン及びベンジルメタクリレートなどの 芳香族モノマーを用いる。さらに材料の溶液は、基本的にピンホールのない連続 皮膜を0.5−2.0μmの範囲の厚さで基質上に形成するのに適した粘度、一 般に10−500cpの範囲でなければならない。例えばシリコン−ベース基質 の場合、0.5μmより薄いレジスト層を形成するポリマーは、ピンホールを含 まずに保つことが困難であり、2.0μmより厚い層は、均一に被覆するのが困 難である。これらのレジストは、遠紫外線のみでなく、UV線、X−線及び粒子 ビ ーム線にも感応性である。 上記の一般式の側鎖は、ポリマー主鎖に結合するか、又はポリマー主鎖から直 接又は間接的にぶらさがっている。結合点の例は、1)アクリル又はメタクリル ポリマー中のカルボン酸基に関してα−位の炭素原子;及び2)ベンゼン環又は ポリスチレン中の、ポリマー主鎖への結合点に対してパラ位の炭素原子である。 樹脂中で用いる特別な主鎖は、重要ではないが、メタクリレート、アクリレー ト及びスチレンが一般に露光に適した特定の領域、例えば248nmにおいて、 高い分解能に必要な比較的低い光学濃度を持つ材料を与えるので、有利に用いる ことができる。典型的に樹脂の場合、μm当たり0.30以上の高い光学濃度は 望ましくない。適した分解能のために、デバイス二次加工の場合は0.8−1. 2μmの厚さのレジストを用いるが、マスク二次加工の場合はより薄い0.2− 0.5μmのフィルムが適している。樹脂の光学濃度がμm当たり0.30以上 の場合、一般にそのような材料の厚さを通って均一な露光が行われず、分解能が 下がる。 上記の一般的種類の範囲内の特定の側鎖は、レジストの性質にも影響する。例 えばプラズマエッチング法におけるマスクとしてレジストを用いる場合、Cl2 及びCHF3などの典型的プラズマエッチング剤に対する抵抗性が比較的高いフ ェニル基などの芳香族部分を含むことが望ましい。同様に、エッチング抵抗性よ り付着性が望ましい場合は、他の部分も用いる。 主鎖ポリマーとして種々のモノマーのコポリマー、三元ポリマー又はブロック コポリマーを用いることにより、レジスト特性を改良すること もできる。コモノマーの少なくともひとつは、酸不安定側鎖を含まなければなら ない。例えば典型的にメチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ベンジル メタクリレート、ベンジルアクリレート及びスチレンなどのモノマー、ならびに 付着促進剤として少量の(典型的に5モル%以下)グリシジルメタクリレートを 用いると有用である。しかし非常に加水分解し易い又は熱的に不安定な官能基で あるモノマーは、熱不安定性のために避けるべきである。 本発明で使用する酸−不安定樹脂は、典型的に酸−不安定基を含むモノマー成 分、例えばカルボン酸モノマーとエチルビニルエーテルなどのアルキルビニルエ ーテル又はジヒドロピランなどの環状ビニルエーテルの反応により形成した酸− 不安定カルボン酸エステルモノマー、あるいはカルボン酸のヒドロキシルアリー ルエステル(又はヒドロキシアラルキルエステル)とエチルビニルエーテルなど のアルキルビニルエーテル又はジヒドロピランなどの環状ビニルエーテルの反応 により形成したカルボン酸の酸−不安定アルコキシアリールエステル(又はアル コキシアラルキルエステル)モノマーの重合により製造する。別の場合、酸触媒 の存在下におけるポリマー結合カルボン酸とビニルエーテルの反応、又は酸触媒 の存在下におけるポリマーに結合したカルボン酸のヒドロキシアリールエステル (又はヒドロキシアラルキルエステル)のヒドロキシル基とビニルエーテルの反 応を用いる。 本発明で用いるポリマーを、上記のモノマーから基移動重合により、あるいは ラジカル重合などの重合反応、又はアニオン重合などの他の重合法により合成す ることもできる。ポリマーの分子量は、試薬、濃度、温度、時間及び触媒などの 反応パラメーターに依存する。これらのパラ メーターは相互に関連しており、標準試料を用いて所望の分子量を得るために必 要な特定の条件を容易に決定することができる。しかし一般に所望の範囲の分子 量及びベンジルメタクリレート及びテトラヒドロピラニルメタクリレートなどの 典型的コモノマーの場合、0.3−0.7モル/リットルの濃度、約80℃の温 度、ベンゾイルペルオキシド(0.006−0.01モル/リットル)などの触 媒、及び3−7時間の反応時間を用いる。比較的低い多分散性が望ましい場合、 U.S.特許4,417,034及びDicker等、“Polymer Pr eprints”,American Chemical Society D ivision of Polymer Chemistry,28(1),1 06(1987)に記載の基移動重合法を用いる。 ポリマー中の樹脂に対する放射線分解性酸発生剤の重量%は、一般に許容でき ない程感度を犠牲にせずに可能な限り低くなければならない。0.1以下の重量 %は、組成物を不感応性とし、5.0以上の重量%は、相溶性及び制御の問題を 起こす傾向がある。さらにある種の性質を改良するために他のモノマー又は添加 剤、例えばポリケタール及びアセタール、可塑剤及び/又は架橋剤をレジスト組 成物に添加することができる。明らかに酸発生剤は、化学線に露光すると酸を形 成することを目的としている。用いる酸発生剤は、特定の所望の化学線に対して 選ぶ。例えば遠紫外線、X−線、電子ビーム又はイオンビーム露光の場合は、ジ フェニルヨードニウムトシレート及びトリフェニルスルホニウムトリフルオロメ タンスルホネートなどの酸発生剤が適している。 最初にレジストフィルムを、W.M.MoreauによるSemicondu ctor Lithography,Plenum Pres s,New York,1988に記載のような種々の方法により形成する。典 型的に、樹脂及び酸発生剤をシクロペンタノンなどの溶剤に溶解する。約1μm の厚さのフィルムを得るために、溶剤中10−20重量%という典型的樹脂濃度 を用いる。スピンコートなどの方法の場合、一般に溶液をウェハー上に置き、ウ ェハーを1000−6000rpmの速度で回転させる。 基質上のレジストを形成した後、材料を予備ベークするのが望ましいが必須で はない。この予備ベークは簡便に、70−130℃の温度範囲で1/2−30分 間行う。感度及び分解能を強化することができるように、温度及び時間を調節す る。露光後の現像前に露光したレジスト材料をベークして、保護基の酸触媒除去 を増すのも望ましいが必須ではない。典型的に70−115℃の範囲の温度及び 0.5−5分の時間で行う。保護基を酸性化合物に完全に変換するようなパラメ ーター範囲を使用する。特定の時間及び温度範囲の決定は、樹脂の組成及び保護 基の性質に影響される。 露光及び任意の後−ベークの後、露光部分は、化学線を受けなかった部分と溶 解度が異なる。一般に溶剤を用いて露光材料を現像し、露光材料が選択的に溶解 され、レジスト材料の非露光部分が基本的にそのまま残る。露光により酸性基を 形成する樹脂の場合、塩基水溶液現像液を使用する。水中の0.25重量%のテ トラメチルアンモニウムヒドロキシドなどの塩基水溶液が、有機溶剤に伴う典型 的な廃棄物の問題を避けることができ、認められる程の膨潤なしにパターンを現 像することができるので好ましい。 感光性領域を現像した後、得られたパターンは、エッチングマスクと して、又は描かれたレジストパターンを用いる他の従来の加工段階、例えばイオ ンプランテーションに有用である。 使用後、レジスト材料は、典型的にメチルエチルケトンなどの適した溶剤スト リッパーを用いて除去する。 以下の実施例は、本発明の実例である。 実施例1 基移動重合によるテトラヒドロピラニルメタクリレート及び ベンジルメタクリレートの1:1ランダムコポリマーの製造 アルゴン下の75mLのテトラヒドロフラン(THF)中の0.74mL(2 .5ミリモル)の1−(2−トリメチルシロキシエトキシ)−1−トリメチルシ ロキシ−2−メチル−1−プロペン(TTEB)及び50μLのテトラブチルア ンモニウムビアセテート6水和物(テトラヒドロフラン中0.04M)の溶液に 、25mL(25.43g、0.1445モル)のベンジルメタクリレート及び 24mL(24.57g)0.1445モル)のテトラヒドロピラニルメタクリ レート(THPMA)の混合物を、温度が38.2℃を越えない速度で加えた。 モノマーは、両方とも使用直前に別々にアルゴン下で塩基性アルミナのカラムに 通した。反応混合物のアリコートのNMR分析により、残留モノマーがないこと が示された。生成物をメタノール中で沈澱させ、室温で乾燥して47.6gのポ リ(ベンジルメタクリレート−コ−テトラヒドロピラニルメタクリレート)を得 た。 GPC:Mn=19,500,Mw=22,000,Mw/Mn=1.13(ポリス チレン標準)。コポリマーのNMR分析により、モルに基づく組成が1:1であ ることが示された。モノマー、開始剤及び触媒の量を 上記の量の60%に減少させた類似の実験の場合、Mn=19,200,Mw=2 1,000,Mw/Mn=1.096の1:1コポリマーが得られた。 実施例2 テトラヒドロピラニルメタクリレートのホモポリマーの製造 アルゴン下の75mLのTHF中の0.30mL(1ミリモル)のTTEB及び 25μLのテトラブチルアンモニウムビアセテート6水和物(THF中0.04 モル)の溶液に、使用直前に塩基性アルミナのカラム上で精製した20g(19 .6mL、0.1175モル)のTHPMAを、温度が40℃を越えない速度で 加えた。溶液のアリコートのNMR分析により、残留モノマーのないことが示さ れた。メタノール中で沈澱させ、室温の真空炉中で乾燥し、19.9gのポリ( テトラヒドロピラニルメタクリレート)を得た。GPC:Mn=19,300, Mw=21,100,Mw/Mn=1.093。示差走査型熱量計は、Tgが91℃ であることを示した。 実施例3 テトラヒドロピラニルメタクリレート及びベンジルメタクリレートの 1:1ランダムコポリマーの製造 アルゴン下75℃にてメチルエチルケトン(窒素を用いて脱気)中の12mL のTHPMA及び12.5mLのベンジルメタクリレート(両モノマー共塩基性 アルミナ上でに精製)の溶液に、0.15gのアゾビスイソブチロニトリル(“ VAZO64”)を加えた。合計反応時間11.5時間、及びVAZO64触媒 の合計添加量0.3gの後、ヘキサン中で沈澱させて22.2gのポリ(ベンジ ルメタクリレート−コ−テ トラヒドロピラニルメタクリレート)を得た。反応混合物のアリコートのNMR 分析により92%の変換率が示された。GPC:Mn=20,000,Mw=48 ,700,Mw/Mn=2.433。 実施例4 ポリ(4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレート) の製造 A.4−テトラヒドロピラニルオキシ安息香酸メチルの製造 157mL(1.72モル)の3,4−ジヒドロ−4H−ピラン、300mL のメチレンクロリド及び131g(0.86モル)の4−ヒドロキシ安息香酸メ チルの撹拌混合物に、20%硫酸を5滴加えた。酸の添加によりエステルが溶解 し、温度が6℃上昇した。20時間撹拌した後、溶液を蒸発させ、残留物をエー テル中に溶解して塩基性アルミナの短カラムに通過させた。溶出液を蒸発させで 少容量とし、144.7gの4−テトラヒドロピラニルオキシ安息香酸メチルを 、融点が70℃の乳白色固体として得た。1 H NMR(360MHz,CDCl3,d ppm,J Hz):1.5−2 .1(m,6H,CH3),3.87(s,3H,OMe),5.49(t,J =3.6,1H,OCHO),7.06(d,J=9,2H,ArH),7.9 7(d,J=9,2H,ArH)。 IR(CCl4):1722cm-1(エステルC=O)。 B.テトラヒドロピラニルオキシベンジルアルコールの製造 機械的に撹拌した10gのリチウムアルミニウムハイドライド及び100mL のテトラヒドロフランのスラリに、氷浴中で冷却しながら32.9g(0.13 9モル)の4−テトラヒドロピラニルオキシ安息香酸メ チルの溶液を、温度が30℃を越えない速度で滴下した。室温で18時間撹拌し た後、溶液を100mLの水で注意深く処理した。混合物を濾過し、濾液を20 0mLの水酸化ナトリウム水溶液と共に2時間撹拌した。有機層を分離し、回転 蒸発器で蒸発させた。残留物を200mLのエーテル中に溶解し、5%重炭酸ナ トリウムで3回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。蒸発により、20.58 gの4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルアルコールを液体として得た。1 H NMR(360MHz,THF−d8):1.45−2.0(m,6H,C H2),3.5(m,1H,OCH2),3.8(m,1H,OCH2),4.2 5(t,J=6,1H,OH),4.45(d,J=6,2H,ArCH2OH ),5.35(t,J=3,1H,OCHO),6.95(d,J=8,2H, ArH),7.19(d,J=8,2H,ArH)。 IRは、エステルC=O吸収を示さない。 C.4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレートの製造 氷浴中で冷却した225mLのメチレンクロリド及び225mLのジエチルエ ーテル中の62.4g(0.3モル)の4−テトラヒドロピラニルオキシベンジ ルアルコール及び58.5mLのトリエチルアミンの撹拌溶液に、31.9mL (0.33モル)のメタクリリルクロリドを、温度が30℃を越えない速度で滴 下した。3.5時間後、混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。残留油をエーテル 及びトリエチルアミンで処理し、水で洗浄した。有機層を乾燥し(硫酸ナトリウ ム)、蒸発させて黄色油を得、これは放置すると徐々に結晶化した。結晶を少量 のメタノールで濯ぎ、融点が36−36.7℃の無色結晶7.3gを得た。生成 物 は、低温でヘキサンから再結晶することができる。1 H NMR(360MHz,THF−d8):1.5−1.82(m,6H,C H2),1.90(m,3H,CH3C=),3.5(m,1H,OCH2),3 .8(m,1H,OCH2),5.07(s,2H,ArCH2OOC),5.4 0(t,J=3,1H,OCHO),5.52(m,1H,=CH),6.05 (m,1H,=CH),7.0(m,2H,ArH),7.27(m,2H,A rH)。 IR(CCl4):1720cm-1(共役エステルC=O),1640cm-1( C=C)。 D.ポリ(4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレート)の製造 塩基性アルミナの短カラム上にヘキサン中の溶液を通過させて精製した後、1 4.45g(52.3ミリモル)の4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメ タクリレートを45mLのTHFに溶解し、0.4mL(2.42ミリモル)の ビス(ジメチルアミノメチルシラン)(捕捉剤)で処理した。30分撹拌した後 、0.101mL(0.503ミリモル)の1−メトキシ−1−トリメチルシロ キシ−2−メチル−1−プロパン及び20μLのテトラブチルアンモニウム m −クロロベンゾエート(THF中0.3モル)を加えた。発熱重合反応が観察さ れないので、40μLのテトラブチルアンモニウム m−クロロベンゾエート( THF中0.3モル)を追加した。25分で温度が6℃上昇した。温度が室温に 戻ってから反応を1mLのメタノールでクエンチした。反応混合物を500mL のメタノールに加えると、12.64gのポリ(4−テトラヒドロピラニルオキ シベンジルメタクリレート)が無色の固体とし て沈澱した。GPC(ポリスチレン標準):Mn=23,300、Mw=28,9 00、Mw/Mn=1.24。1 H NMR(360MHz,THF−d8):0.75m,0.95,1.15 (br s,3H,CH3),1.45−2.05(br m,8H,CH2), 3.51(m,1H,OCH2),3.80(m,1H,OCH2),4.84( br s,2H,ArCH2O),5.40(m,1H,OCHO),7.01 (m,2H,ArH),7.23(m,2H,ArH)。 1Hメチルの共役強度から算出したタクチック組成は、54%rr、43%r m及び3%rrである。 IR(ヌジョール):1730cm-1(非共役エステルC=O)。 UV(グライム):225nm(ε 11,466)、272nm(ε 105 3)、278nm(ε 903)。 DSC:Tg=79.8℃。 実施例5 55モル%のベンジルメタクリレート及び45モル%のテトラヒドロピラニル メタクリレートを含み、分子量が18,000g/モルのメタクリレートコポリ マー[P(BMA−co−TMA)]を2−メトキシエチルエーテルに溶解した 20重量%溶液に、0.4重量%のトリフェニルスルホニウムトリフルオロメタ ンスルホネートを加えた。得られた溶液を用いて1000rpmでシリコンウェ ハーにスピンコートした。被覆したウエハーを105℃で15分間加熱し、0. 8μmの厚さのフィルムを得、0.38 NA,5X非増幅段階−繰り返し露光 装置を用いて248.4nmの光で露光した。25℃で2.0時間硬化した後、 0. 63重量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液に25 ℃で1.0分浸け、浸漬現像により露光領域を除去した。44mL/cm2の線 量で0.6μmの線と空間によるパターンが得られた。 実施例6 シクロペンタノン中の20重量%の1:1P(BMA−co−TMA)の溶液に 、0.1重量%のジフェニルヨードニウム p−トルエンスルホネートを加えた 。得られた溶液を用いて1800rpmでシリコンウェハーをスピンコートし、 熱板上で115℃で5分間加熱し、1μmの厚さのフィルムを得た。ウェハーを 実施例1と同様に露光し、115℃に1分間加熱した。25℃で水中の2.5重 量%のモルホリンを用いた8分間の浸漬現像により、24mJ/cm2の線量で 0.8μmの線と空間のパターンが得られた。 実施例7 シクロペンタノン中の10重量%の1:1P(BMA−co−TMA)の溶液 に、0.2重量%のジフェニルヨードニウム p−トルエンスルホネートを加え た。得られた溶液を用いて2250rpmでシリコンウェハーをスピンコートし 、熱板上で115℃で5分間加熱し、0.42μmの厚さのフィルムを得た。被 覆ウェハーを、Cambridge電子ビーム照射システムからの20keVの 電子ビーム照射線により露光した。露光フィルムを115℃に15秒加熱した。 25℃で水中の2.5重量%のモルホリンを用いた5分間の浸漬現像により、2 2μC/cm2の線量で0.75μmの線と空間のパターンが得られた。 本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、多くの異なる本発明の具体化を 行うことができるので、本発明は、添付特許請求の範囲により 規定されている場合を除いて、例示した特別な具体化に制限されないと理解する べきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1992年5月22日 【補正内容】 式中: nは、0−4であり: R1は、水素、低級アルキル(例えば炭素数が最高6のアルキル)であり; R2は、低級アルキルであり; R3及びR4は、独立して水素又は低級アルキルであり、この場合低級アルキル の定義には、R1とR2又はR1とR3又はR4のどちらか、あるいはR2とR3又は R4のどちらかが結合した5−,6−又は7−員環の形成も含む。 これらのレジスト組成物中で用いる樹脂の例は、ベンジルメタクリレート及び テトラヒドロピラニルメタクリレートのコポリマー、及び4−テトラヒドロピラ ニルオキシベンジルメタクリレート(又はアクリレート)のポリマーである。本 明細書及び特許請求の範囲において、“テトラヒドロピラニル”という言葉の利 用及び誘導体中のその利用は、“テトラヒドロピラン−2−イル”を意味する。 発明の詳細な説明 特殊な樹脂を放射線分解性酸発生剤と共に用いることにより、デバイス及びマ スク二次加工において優れた分解能及び感度が得られる。そのような樹脂は、メ タクリレート、アクリレート又はスチレン主鎖などのポリマー主鎖を含み、次式 請求の範囲 1.1)ポリマー主鎖及び該主鎖に直接又は間接的に結合した側鎖を持ち、該 側鎖が次式 又は [式中: nは、0−4であり; R1は、水素、又は炭素数が最高6のアルキルであり; R2は、炭素数が最高6のアルキルであり; R3及びR4は、独立して水素又は炭素数が最高6のアルキルであり、低級アル キルの定義がR1とR2又はR1とR3又はR4のどちらか、あるいはR2とR3又は R4のどちらかの結合による5−,6−又は7−員環の形成を含む]で表される 組成物から成る群より選んだポリマー、及び(2)放射線照射により酸を形成す る材料から成る材料。 2.基質上に材料を形成し、放射線照射して該材料に図形を描き、照射して描 いた該材料を用いてデバイス又はマスク加工を行う段階を含み、基質上に形成す る該材料が請求の範囲1に記載の材料である、デバイス又はマスクの製造法。 3.該ポリマーがコポリマー、三元ポリマー又はブロックポリマーを 含む、請求の範囲1に記載の材料又は請求の範囲2に記載の方法。 4.該材料がベンジルメタクリレート及びテトラヒドロピラン−2−イルメタ クリレートのコポリマーを含む、請求の範囲3に記載の材料又は方法。 5.該コポリマー、三元ポリマー又はブロックコポリマーの形成に用いるモノ マーが4−テトラヒドロピラン−2−イルオキシベンジルメタクリレートを含む 、請求の範囲3に記載の材料又は方法。 6.該ポリマーが4−テトラヒドロピラン−2−イルオキシベンジルメタクリ レートのホモポリマーを含む、請求の範囲1に記載の材料又は請求の範囲2に記 載の方法。 7.該ポリマーをポリメタクリレート、ポリアクリレート及びポリスチレンか ら成る群より選ぶ、請求の範囲1に記載の材料又は請求の範囲2に記載の方法。 8.該ポリマーを、ラジカル重合により製造する、請求の範囲1に記載の材料 又は請求の範囲2に記載の方法。 9.該ポリマーを、基移動重合により製造する、請求の範囲1に記載の材料又 は請求の範囲2に記載の方法。 10.照射により酸を形成する材料を、ジフェニルヨードニウムトシレート及 びトリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネートから選ぶ、請求の 範囲1に記載の材料又は請求の範囲2に記載の方法。 11.ポリマーが、酸不安定側鎖を含まないコモノマーを含む、請求の範囲3 に記載の材料又は方法。 12.酸不安定側鎖を含まないコモノマーを、メチルメタクリレート、ブチル メタクリレート、ベンジルメクリレート、ベンジルアクリレート 及びスチレンから選ぶ、請求の範囲11に記載の材料又は方法。 13.グリシジルメタクリレートが、付着促進に適した量でコポリマー中に存 在する、請求の範囲3に記載の材料又は方法。 14.コポリマー中のグリシジルメタクリレートの量が約5モル%かそれ以下 である、請求の範囲13に記載の材料又は方法。 15.ポリマーの多分散性が1.75以下である、請求の範囲1に記載の材料 又は請求の範囲2に記載の方法。 16.さらに溶剤を含む、請求の範囲1に記載の材料。 17.該溶剤がシクロペンタノンである、請求の範囲16に記載の材料。 18.該材料を基質に適用する、請求の範囲17に記載の材料。 19.該材料の放射線照射後で該材料の図形形成前に基質上の材料を後ベーク する追加の段階を含む、請求の範囲2に記載の方法。 20.照射後で図形を描く前の照射領域の体積損失が25%以下である、請求 の範囲19に記載の方法。 21.照射源を電子及び遠UV線源から選ぶ、請求の範囲2に記載の方法。 22.4−テトラヒドロピラン−2−イルオキシベンジルメタクリレート構造 のモノマー。 23.請求の範囲22に記載のモノマーのホモポリマー。 24.請求の範囲22に記載のモノマーのコポリマー。 25.架橋剤を加える、請求の範囲1に記載の材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI // C08F 220/18 MMC 7824−4J C08F 220/18 MMC 220/28 220/28 (72)発明者 ソガ,ドツトセビ・ヤオ アメリカ合衆国デラウエア州19810ウイル ミントン・チヤニンドライブ2518 (72)発明者 テイラー,ゲイリー・ニユートン アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08807 ブリツジウオーター・ウインドミルコー ト236

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1)ポリマー主鎖及び該主鎖に直接又は間接的に結合した側鎖を持ち、該 側鎖が次式 又は [式中: nは、0−4であり; R1は、水素、低級アルキルであり; R2は、低級アルキルであり; R3及びR4は、独立して水素又は低級アルキルであり、低級アルキルの定義が R1とR2又はR1とR3又はR4のどちらか、あるいはR2とR3又はR4のどちらか の結合による5−,6−又は7−員環の形成を含む]で表される組成物から成る 群より選んだポリマー、及び(2)放射線照射により酸を形成する材料から成る 材料。 2.該ポリマーがコポリマー、三元ポリマー又はブロックポリマーを含む、請 求の範囲1に記載の材料。 3.該材料がベンジルメタクリレート及びテトラヒドロピラニルメタクリレー トのコポリマーを含む、請求の範囲2に記載の材料。 4.該コポリマー、三元ポリマー又はブロックコポリマーの形成に用 いるモノマーが4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレートを含む 、請求の範囲2に記載の材料。 5.該ポリマーが4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレートの ホモポリマーを含む、請求の範囲1に記載の材料。 6.該ポリマーをポリメタクリレート、ポリアクリレート及びポリスチレンか ら成る群より選ぶ、請求の範囲1に記載の材料。 7.ポリマーが酸不安定側鎖を持たないコモノマーを含む、請求の範囲2に記 載の材料。 8.酸不安定側鎖を含まないコモノマーを、メチルメタクリレート、ブチルメ タクリレート、ベンジルメクリレート、ベンジルアクリレート及びスチレンから 選ぶ、請求の範囲7に記載の材料。 9.グリシジルメタクリレートを、付着促進に適した量で加える、請求の範囲 8に記載の材料。 10.グリシジルメタクリレートの添加量が約5モル%かそれ以下である、請 求の範囲9に記載の材料。 11.モノマーのひとつがベンジルメタクリレートである、請求の範囲8に記 載の材料。 12.該ポリマーがアクリル又はメタクリルポリマーを含む、請求の範囲6に 記載の材料。 13.該ポリマーを、基移動重合により製造する、請求の範囲1に記載の材料 。 14.該ポリマーを、ラジカル重合により製造する、請求の範囲1に記載の材 料。 15.該ポリマーの多分散性が1.75以下である、請求の範囲1に 記載の材料。 16.該酸発生剤がジフェニルヨードニウムトシレートを含む、請求の範囲1 に記載の材料。 17.該酸発生剤がトリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネー トを含む、請求の範囲1に記載の材料。 18.さらに溶剤を含む、請求の範囲1に記載の材料。 19.該溶剤がシクロペンタノンである、請求の範囲18に記載の材料。 20.該材料を基質に適用する、請求の範囲19に記載の材料。 21.基質上に材料を形成し、放射線照射して該材料に図形を描き、照射して 描いた該材料を用いてデバイス又はマスク加工を行う段階を含み、該材料が1) ポリマー主鎖及び該主鎖に直接又は間接的に結合した側鎖を持ち、該側鎖が次式 又は [式中: nは、0−4であり; R1は、水素、低級アルキルであり; R2は、低級アルキルであり; R3及びR4は、独立して水素又は低級アルキルであり、低級アルキルの定義が R1とR2又はR1とR3又はR4のどちらか、あるいはR2とR3又はR4のどちらか の結合による5−,6−又は7−員環の形成を含む]で表される組成物から成る 群より選んだポリマー、及び(2)放射線照射により酸を形成する材料を含む、 デバイス又はマスクの製造法。 22.該ポリマーがコポリマー、三元ポリマー又はブロックポリマーを含む、 請求の範囲21に記載の方法。 23.該材料がベンジルメタクリレート及びテトラヒドロピラニルメタクリレ ートのコポリマーを含む、請求の範囲22に記載の方法。 24.該コポリマー、三元ポリマー又はブロックコポリマーの形成に用いるモ ノマーが4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレートを含む、請求 の範囲22に記載の方法。 25.該ポリマーが4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレート のホモポリマーを含む、請求の範囲21に記載の方法。 26.該ポリマーがアクリル酸又はメタクリル酸ポリマーを含む、請求の範囲 21に記載の方法。 27.該ポリマーをポリメタクリレート及びポリアクリレートから成る群より 選ぶ、請求の範囲21に記載の方法。 28.該ポリマーをラジカル重合により製造する、請求の範囲21に記載の方 法。 29.該ポリマーを基移動重合により製造する、請求の範囲21に記載の方法 。 30.該酸発生剤がジフェニルヨードニウムトシレートを含む、請求の範囲2 1に記載の方法。 31.該酸発生剤がトリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネー トを含む、請求の範囲21に記載の方法。 32.該材料の放射線照射後で該材料の図形形成前に基質上の材料を後ベーク する追加の段階を含む、請求の範囲21に記載の方法。 33.照射後で図形を描く前の照射領域の体積損失が25%以下である、請求 の範囲21に記載の方法。 34.該照射を電子を用いて行う、請求の範囲21に記載の方法。 35.照射を遠紫外範囲で行う、請求の範囲21に記載の方法。 36.4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレート構造のモノマ ー。 37.4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレートのホモポリマ ー。 38.4−テトラヒドロピラニルオキシベンジルメタクリレートを含むコポリ マー。 39.架橋剤を加える、請求の範囲1に記載の材料。
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