JPH09506160A - 密封アセンブリ - Google Patents

密封アセンブリ

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JPH09506160A
JPH09506160A JP8511873A JP51187396A JPH09506160A JP H09506160 A JPH09506160 A JP H09506160A JP 8511873 A JP8511873 A JP 8511873A JP 51187396 A JP51187396 A JP 51187396A JP H09506160 A JPH09506160 A JP H09506160A
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JP
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ring
groove
tapered
leg
sealing
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Application number
JP8511873A
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Inventor
リチャード トーマン,
ビネイ ニルカンス,
Original Assignee
グリーン, ツイード オブ デラウエア, インコーポレーテツド
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/166Sealings between relatively-moving surfaces with means to prevent the extrusion of the packing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 第1部材が溝(18)を有しており、第2部材が前記の溝を覆う表面(26)を有している第1および第2部材(14、16)の間の隙間空間(12)を密封するための密封アセンブリ(10)。前記溝は底面(20)および2つの側面(22)により形成されている。第1および第2部材は相互に移動可能である。この密封アセンブリは、前記溝内に配置されるために可撓性で実質的に環状であり、断面において実質的にT字形の密封リング(28)を包含している。このリングは、半径方向に延びる脚部(32)と交差する軸方向に延びる脚部(30)を有している。軸方向に延びる脚部は、前記溝の底面と接触して配置するためのものである。半径方向に延びる脚部は、先細の端面(36)に合流する先細の側面(34)を包含している。前記のリングが非圧縮状態にあるとき、前記端面は断面において実質的に直線状であり、実質的に弧状の移行面(38)に合流している。前記のリングが圧縮状態にあるとき、前記移行面、および前記端面の少なくとも一部は、第2部材の表面に対向して接触している。相補的に一致するはみ出し防止リング(44)が各側面および半径方向に延びる脚部に対し近接して並べられて前記溝内に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 密封アセンブリ 発明の分野 本発明は、密封アセンブリに関し、より詳細には、相対的に移動可能な第1お よび第2の表面間の隙間空間を密封するための密封アセンブリに関する。 発明の背景 2個の相対的に移動可能な部材間を密封するために、T字形の密封リングおよ び一対のバックアップまたははみ出し防止リングを含む密封アセンブリを使用す ることは、広く知られている。このような密封アセンブリの多くは、油圧または 空気圧システムにおけるロッドおよびピストン型の双方の密封をほどこすために 使用されている。これらのシステムのいくつかにT字形の密封アセンブリを使用 することは、Oリングの密封構造を越える大きな性能上の利点をもたらしてきた 。 米国特許第3,582,094号(以後「’094号特許」とする)には、標準的なOリン グの密封形態に大きな改良を加えた従来形の密封アセンブリが開示されている。 ’094号特許に開示された密封アセンブリは、従来のOリングの密封形態に大き な改良を加えたものであり、ほとんどの用途において十分に機能するが、この従 来のT字形密封ア センブリは、T字形密封リングの下流側に劣化を発生させる摩擦抵抗からの弾性 引張り応力の集中により、特定の比較的に高圧の用途において破損が生じたとの 孤立例が報告されていた。すなわち、T字形密封リングの大気側において、半径 方向に延びる脚部が軸方向に延びる脚部と交差する一般的な領域においてき裂が 生ずる。このき裂はリングの周囲にわたって延びているが、必ずしも360度全 周にわたっているとは限らない。動的、加圧的な動作により、このき裂はエラス トマーのステムの本体内に広がる。その後、き裂がある深さに達すると、このき 裂の端からゴムの断片が剥がれ、開閉するようになる。このゴムの組織分離は、 円形のポックマークの外観で広がる。やがて、材料の損失は密封面を汚染し、密 封効率を低下させる。この材料の損失は、動的な頂上部分を支持している半径方 向に延びる脚部の垂直圧縮強さをも低下させる。頂上部分が崩壊するので、半径 方向のベクトル力が減少して、圧縮密封力が低下し、密封漏れが発生する。 高い性能が要求される比較的に高圧の用途においては、破損の孤立例であって も問題となりうる。したがって、高圧動作に、半径方向に延びる脚部が軸方向に 延びる脚部と交差する領域にポックマークが発生しない、密封アセンブリの必要 性が生じている。 この問題を解決しようとする密封アセンブリの一例が米国特許第3,771,801号 (以後「’801号特許」とする)に 開示されている。この密封アセンブリは半径方向に延びる脚部に沿った先細側面 を具備している。この先細側面は、半径方向に延びる脚部が軸方向に延びる脚部 と交差する領域においてポックマークの発生を防止する一助となっているが、’ 801号特許に開示されている密封アセンブリでは、第1および第2の部材の間の 効果的な密封が得られていない。すなわち、頂上部分に加えられる力が不十分で あり、頂上部分のわずかな部分しか溝に対向する表面に接触していないので、高 圧を受けている間、半径方向に延びる脚部の遠端には、接触の減少をもたらし、 不安定な状態による漏れを生じるところの揺動が引き起こされる。このため、第 1および第2部材の間で良 な接触を維持し、半径方向に延びる脚部が軸方向に 延びる脚部と交差する領域に劣化を起こさない密封アセンブリの必要性が生じて いた。 本発明は、相対的に移動可能な第1および第2の部材間の隙間空間を密封する ための密封アセンブリである。本発明の密封リングは、断面において概して(実 質的に)T字形であり、半径方向に延びる脚部と軸方向に延びる脚部との間の領 域におけるポックマークの形成を防止するため、半径方向に延びる脚部に先細側 面を包含している。半径方向に延びる脚部の頂上部分は、漏れ防止のため、前記 部材の一方と十分に対向して密封する接触部分に実質的に弧状の移行面を包含し ている。その結果、本発明による密封アセンブリは、先行技術の密封アセンブ リよりも寿命が長くなる。 発明の概要 簡単に述べれば、本発明は、第1部材の第1表面と第2部材の第2表面との間 の隙間空間を密封するための密封アセンブリに関する。第1部材は溝を有してお り、第2部材の第2表面は前記溝を覆っている。第1および第2の部材は相互に 移動可能である。前記溝は底面および2つの側面により規定されている。この密 封アセンブリは、前記溝内に位置を占めるための可撓性で実質的に(概して)環 状の密封リングを包含している。このリングは、半径方向に延びる脚部(レッグ )と、前記底面と接触して配置されるための軸方向に延びる脚部(レッグ)とを 有している。半径方向に延びる脚部は、軸方向に延びる脚部と交差しており、ま たこの半径方向に延びる脚部は、先細の端面に合流する側面を具備している。前 記側面の1つは前記先細端面の1つに収斂している。このリングが非圧縮状態に あるとき、前記端面は断面において実質的に直線状であり、実質的に弧状の移行 面に合流している。このリングが圧縮状態にあるとき、前記移行面、および前記 端面の少なくとも一部は、第2部材の第2表面に対向して接触している。前記溝 内に配置するための相補的に合致するはみ出し防止リングは、各側面と半径方向 に延びる脚部に対して近接して並置されている。 図面の簡単な説明 上述の概要および後述の、本発明における好ましい実施例の詳細な説明は、付 属の図面とともに読むことにより、より良く理解されるであろう。本発明を説明 するため、これらの図面には好ましい実施例が示されている。しかし、本発明は 、図示された配置、形状および手段のみに限定されないことが理解されるべきで ある。図面において; 図1は、本発明における第1の好ましい実施例による密封アセンブリの正面図 である; 図2は、図1に示す密封アセンブリの、図1の線2−2による横断面図である ; 図3は、第1部材と第2部材との間に配置された図1に示す密封アセンブリの 拡大断面図である; 図4は、第1部材と第2部材との間に配置された本発明における第2の好まし い実施例による密封アセンブリの拡大断面図である; 図5は、第1部材と第2部材との間に配置された本発明における第3の好まし い実施例による密封アセンブリの拡大断面図である;そして 図6は、第1部材と第2部材との間に配置された本発明における第4の好まし い実施例による密封アセンブリの拡大断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 以下の説明において使用される用語のうち、あるものは単に便宜的理由から用 いられているのであって、限定的なものではない。「右」、「左」、「下部」、 「上部」は、参照される図面内での方向を示す。「内側に」、「外側に」はそれ ぞれ、密封アセンブリの幾何学上の中心およびその指定された部分へ向かう方向 およびその中心から離れる方向を示す。このような用語の使用法には、上記特定 した用語とその派生語、および類似した意味を持つ用語が包含される。 図面を参照して詳細に説明すると、図中、同一の符号は全図にわたって同一の 要素を示すために用いられている; 図1から3には、本発明における第1の好 ましい実施例による密封アセンブリ(全般的に符号10で表わされる)が示され ている。図3に示すように、密封アセンブリ10は、第1部材14と第2部材1 6との間の隙間空間12を密封するために用いられている。第1部材14は、第 1表面15と、概して環状の溝18とを具備している。溝18は、底面20と2 つの側面22とにより形成されている。図3に示すように、溝18は断面におい て概して矩形であり、側面22は底面20から概して垂直に延びている。概して 弧状の移行領域24が側面22と底面20との間に延びている。 第2部材16は、溝18を覆う第2表面26を包含している。第1部材14と 第2部材16とは相互に移動可能であることが好ましい。すなわち、第1部材1 4と第 2部材16とは軸方向に相互に移動可能であることが好ましく、第2表面26が 概して円筒形の開口部であり、第1部材14が第2部材16の第2表面26によ り規定された開口部内に摺動可能に配置される概して円筒形の相補的形状である ことが好ましい。典型的な第1部材14および第2部材16の例には、シリンダ (第2部材)およびピストン(第1部材)が含まれる。しかし、本発明の精神と 範囲とを逸脱することなく、溝18が半径方向内側に向き、第2の表面26が半 径方向外側を向くことが可能であることは当業者により理解されるところである 。 図2および3では、密封アセンブリ10は、可撓性で概して環状の密封リング 28を具備しており、この密封リング28は断面が概してT字形であり、溝18 内に配置されるように構成されている。密封リング28は、軸方向に延びる脚部 30と、軸方向に延びる脚部30と交差して半径方向に延びる脚部32とを有し ている。図3に最も良く示されるように、軸方向に延びる脚部30は、底面20 と接触する位置にある。半径方向に延びる脚部32は、それ自体では底面20に 対し概して垂直に延びている。半径方向に延びる脚部32は、先細端面36に合 流する先細側面34を具備している。 先細側面34は、半径方向に延びる脚部30に垂直に引かれた線に対し約10 度から60度の角度、好ましくは約15度の角度をもって、軸方向に延びる脚部 30か ら延びている。先細側面34は半径方向に延びる脚部32を支持しており、それ によって、前述の先行技術の密封装置内では応力集中を引き起こしていた、第2 表面26に対する先細端面36の回転および揺動を防止している。先細端面36 および移行面38の設計の結果として、半径方向に延びる脚部32と第2表面2 6との接面領域は、前述の先行技術の密封装置に較べて相対的に低い摩擦抵抗と 潤滑剤の漏れの減少とをもたらす。 先細側面34は先細端面36に対し弧状に合流している。図3に想像線で示す ように、密封リング28が非圧縮状態にあるとき、先細端面36は、断面におい て概して直線状であり、概して弧状の移行面38に合流している。先細端面36 は、第2表面26に平行に引かれた線に対し約10度から60度の角度、好まし くは約23度の角度をもって、先細側面34から延びている。図3に実線で示す ように密封リング28が圧縮状態にあるとき、移行面38、および先細端面36 の少なくとも一部は、第2部材16の第2表面26に対向して接触している。す なわち、密封リング28は、第1部材14と第2部材16との間の溝18内に密 封アセンブリ10を取り付ける以前において、図3に想像線で示す位置にあると 想定される。密封アセンブリ10が溝18内に取り付けられ、第1部材14が第 2部材16内に配置された後に、密封リング28の半径方向に延びる脚部32が 圧縮され、その結果、移行面38、および先細端面36の少なくとも 一部が、第2表面26と実質的に対向して接触することにより、接触面積が相対 的に大きくなり、良好な密封が得られる。 図3に示すように、第1の好ましい実施例においては、密封リング28が先細 側面34と軸方向に延びる脚部30との間に概して弧状の移行面40を含むこと が好ましい。同様に、軸方向に延びる脚部30は、溝18の移行領域24と接す る相補的な移行領域42を含んでいる。しかし、軸方向に延びる脚部30の移行 領域42と溝18の移行領域24とは、他の相補手段により形成することが可能 である。例えば、移行領域42、24は、本発明の精神と範囲とを逸脱すること なく、直交的に互いに補足するようにすることができる。 第1の好ましい実施例においては、密封リング28を、変形後にその寸法およ び形状を回復することが可能な、例えばエラストマー素材、好ましくはニトリル などの可撓性の弾性素材で構成することが好ましい。しかし、密封リング28を 他の可撓性材料、例えば、特定タイプの用途に有用なフッ素系のエラストマー、 エチレン−プロピレンおよびその他合成エラストマー材料など、どんなタイプの ものでも構成可能であることは当業者により理解されるところである。適切な材 料の選択は、当業者の能力範囲内で容易である。 本実施例では、密封リング28は概してT字形であることが好ましいが、半径 方向に延びる脚部32と第2部 材16の第2表面26との間に十分な接触領域が存在し、かつ密封リング28に ポックマークが生じるような不当に高い応力集中を材料が受けないように、前記 側面の一方が先細である限り、L字形など他の形態による密封リング28の構成 も可能であることは当業者により理解されるところである。 図3では、相補的に合うようになっているはみ出し防止リング44が、溝18 内に配置され、半径方向に延びる脚部32の各先細側面34に近接して並置され ている。はみ出し防止リング44の外側周縁面は、溝18の側面22および第2 部材16の第2表面26と接触するよう平坦であることが好ましい。圧力が加わ ると、はみ出し防止リング44は側面22および第2表面26に対して圧迫され て第2表面26と第1表面15との間の隙間空間12を密封し、それにより、半 径方向に延びる脚部32が隙間空間12内にはみ出すことを防止している。密封 リング28の移行面40と対向するはみ出し防止リング44の部分46は、移行 面40に対し概して相補的な弧状形状に形成されており、密封リング28が隙間 空間12内で圧力を加えられて変形されたとき、はみ出し防止リング44のどち らかに対して密封リング28により加えられた力を均等に分散させる。 はみ出し防止リング44は、TリングまたはLリング型の密封アセンブリに使 用される、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、フェノ ール樹 脂、ポリアミド、青銅およびこれら物質の組み合わせを含む非弾性ではみ出し不 能な材料(ノンエクストリューダブル・マテリアル)で構成されることが好まし い。適切なはみ出し不能材料の選択は、密封アセンブリの用途、密封される機械 要素の寸法および性質、漏れ防止が望まれる流体に依存する。さらに、温度、圧 力、表面処理、運動の速度および方向その他関係する条件により、本発明の密封 アセンブリ10に使用される材料の種類が決定される。 動作において、流体圧力が隙間空間12を通して第1部材14および第2部材 16に加えられると、密封リング28が変形する。密封リング28の要素は、半 径方向に延びる脚部30の一方の側の軸方向に延びる脚部30の一部から、半径 方向に延びる脚部32へ流動し、半径方向に延びる脚部32から半径方向に延び る脚部32の他方の側の軸方向に延びる脚部30の一部へ流動する。この要素の 流動動作により、半径方向に延びる脚部32の他方の側の軸方向に延びる脚部3 0の一部は半径方向に厚さを増す。この軸方向に延びる脚部30の一部における 厚さの増大により、前記他方の側のはみ出し防止リング44が第2表面26と接 触し、半径方向に延びる脚部32から要素が隙間空間12内にはみ出すことが防 止される、それとともに、移行面38、および先細端面36の少なくとも一部が 、第2表面26と実質的に対向して接触することにより接触面積が相対的に大き くなり、 良好な密封が得られる。複動使用(ダブルアクティング・アプリケーション)に おいては、そこで、他方のはみ出し防止リング44に沿って密封するように反対 の方向に圧力が加えられる。このように、複動装置においては、密封アセンブリ 10が力のパターンにおける変化にさらされ、そして動作中の形状における連続 的な変化を多少とも被ることとなる。単動使用(シングルアクティング・アプリ ケーション)においては、圧力が連続的または間欠的のいずれかの様態により加 えられる。間欠的な利用のため、密封リング28は形状において連続的な変化を 多少とも被ることとなる。 第2部材16が第1部材14に対して移動を開始すると、移行面38と先細端 面36との間に摩擦が生じ、この摩擦により、半径方向に延びる脚部32が反時 計回りに回転し、そして半径方向に延びる脚部32の下流側の流体を、先細端面 36と第2表面26との間に押しこみ、移行面38と先細端面36を潤滑する。 そこで、この潤滑剤は半径方向に延びる脚部32の上流側に蓄積される。第2部 材16が第1部材14に対して方向を反転すると、正反対の現象が起こり、半径 方向に延びる脚部32の下流側が潤滑剤により満たされる。このことは、密封ア センブリ10の全体的な寿命を長くする。さらに、先細側面34と先細端面36 との間の角部が曲面に形成されているために、はみ出し防止リング44と第2表 面26との間で半径方向に延びる脚部32がかみ込まれることが 防止され、このことは密封アセンブリ10の長寿命化にも寄与することとなる。 図4には、本発明による密封アセンブリ10の第2の好ましい実施例が示され ている。この密封アセンブリ10における第2の好ましい実施例は、はみ出し防 止リング44が外向きリング48と内向きリング50とからそれぞれなっている こと以外では、前述した密封アセンブリ10における第1の好ましい実施例と全 般的に同様である。内向きリング50は、半径方向に延びる脚部32と外向きリ ング48との間に位置することが望ましい。第2の好ましい実施例では、外向き リング48が第1の弾性率を有する第1材料で構成され、内向きリング50が第 2の弾性率を有する第2材料で構成されることが望ましい。また第1の弾性率は 第2の弾性率より大きいことが望ましい。例えば、外向きリング48をポリアミ ドなどの比較的に硬質の材料で構成し、内向きリング50をポリテトラフルオロ エチレンなどの比較的に軟質の材料で構成することができる。内向きリング50 および外向きリング48は、密封リング28の可撓性材料がはみ出す隙間ができ ないように、2つの一致する表面間に形成された線52に沿って相補的に適合す るよう形成することが好ましい。第2の好ましい実施例による密封アセンブリ1 0の動作は、密封アセンブリ10における第1の好ましい実施例に関連して前述 した動作と全般的に同様である。 図5には、本発明による密封アセンブリ10における第3の好ましい実施例が 示されている。この第3の好ましい実施例における密封アセンブリ10は、移行 面40とはみ出し防止リング44の相補部分46が弧状ではなく、相対的に鋭角 の角部により形成されていること以外では、第1の好ましい実施例に関して前述 した密封アセンブリ10と全般的に同様である。第3の好ましい実施例による密 封アセンブリ10の動作は、第1の好ましい実施例に関して前述した密封アセン ブリ10の動作と全般的に同様である。 図6には、密封アセンブリ10における第4の好ましい実施例が示されている 。この第4の好ましい実施例による密封アセンブリ10は、はみ出し防止リング 44が第2の好ましい実施例に関して前述した内向きリング50および外向きリ ング48を具備していること以外では、第3の好ましい実施例に関連して上述し た密封アセンブリ10と全般的に同様である。第4の好ましい実施例による密封 アセンブリ10の動作は、密封アセンブリ10における第1の好ましい実施例に 関して前述した動作と全般的に同様である。 本発明による密封アセンブリ10は、半径方向に延びる脚部32が軸方向に延 びる脚部30と交差する領域における応力集中の回避という利点を有している。 このような応力集中は、半径方向に延びる脚部32における、軸方向に延びる脚 部30に近接した半径方向に伸びる脚 部32の幅を広げている先細側面34によって回避される。前述のように、先細 側面34は半径方向に延びる脚部32を支持しており、それによって、前述の従 来の装置内において応力集中を引き起こした第2表面26に対する先細端面36 の回転および揺動を防止している。 さらに、先細端面36の間に概して弧状の移行面を形成することにより、半径 方向に延びる脚部32の遠位部分または頂上部分と第2表面26との接触領域が 十分に確保され、それにより半径方向に延びる脚部32と第2表面26との間に 流体に対する密封が得られる。 前述の実施例に対し、その広範な発明の概念に反することなく変更をなしうる ことは当業者によって認められるであろう。したがって、本発明はここに開示さ れた特定の実施例に限定されるものではなく、添付の請求項により規定される本 発明の精神および範囲の内にある修整をも含むことを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ニルカンス, ビネイ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 18, 964 サウダートン,ヘツジロウ ドライ ブ 102 【要約の続き】 (44)が各側面および半径方向に延びる脚部に対し近 接して並べられて前記溝内に配置されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1部材の第1表面と第2部材の第2表面との間の隙間空間を密封するため の密封アセンブリであって、前記第1部材が溝を有しており、前記第2部材の前 記第2表面が前記溝を覆っており、前記溝が底面と2つの側面とにより形成され ており、前記第1部材と前記第2部材とが相互に移動可能であり、密封アセンブ リが; 前記溝内に位置を占めるための可撓性で実質的に環状の密封リングであって、 半径方向に延びる脚部と、前記底面と係合して位置を占めるための軸方向に延び る脚部と、を有しており、前記半径方向に延びる脚部が前記軸方向に延びる脚部 と交差しており、前記半径方向に延びる脚部が、先細端面に合流する先細側面を 包含しており、前記側面の1つが前記先細端面の1つに収斂しており、前記リン グが非圧縮状態にあるとき、前記端面が断面において実質的に直線状であり、か つ前記端面が実質的に弧状の移行面に合流しており、前記リングが圧縮状態にあ るとき、前記移行面と、前記端面の少なくとも一部が前記第2部材の前記第2表 面に対向して接触するところの密封リングと;そして 各側面と前記半径方向に延びる脚部とに対し近接して並べられた前記溝内に配 置するための相補的に一致するはみ出し防止リングと; を具備する。 2.前記半径方向に延びる脚部の前記先細側面が前記先 細端面に収斂して合流していることを特徴とする請求項1記載の密封アセンブリ 。 3.前記密封リングが断面において実質的にT字形であることを特徴とする請求 項2記載の密封アセンブリ。 4.前記先細側面が前記先細端面に弧状に合流していることを特徴とする請求項 3記載の密封アセンブリ。 5.前記密封リングがさらに、前記先細側面と前記軸方向に延びる脚部との間の 実質的に弧状の移行面を包含することを特徴とする請求項2記載の密封アセンブ リ。 6.前記リングが圧縮状態にあるとき、前記先細側面のうち少なくとも1つの一 部分が前記第2部材の前記第2表面に対向して接触することを特徴とする請求項 1記載の密封アセンブリ。 7.各はみ出し防止リングが外向きリングと内向きリングとからなっており、前 記内向きリングが、前記半径方向に延びる脚部と前記外向きリングとの間に位置 しており、前記外向きリングが第1の弾性率を有する第1材料で構成され、前記 内向きリングが第2の弾性率を有する第2材料で構成されており、前記第1の弾 性率が前記第2の弾性率より大きいことを特徴とする請求項1記載の密封アセン ブリ。 8.実質的に環状の溝と、第1表面と、を有する第1部材であって、前記溝が底 面と2つの側面とにより形成されている第1部材と; 前記溝を覆う第2表面を有する第2部材であって、前 記第1部材と前記第2部材とが相互に軸方向に移動可能であるところの第2部材 と; 前記溝内に位置する可撓性で実質的に環状の密封リングであって、軸方向に延 びる脚部と、前記軸方向に延びる脚部と交差する半径方向に延びる脚部と、を有 しており、前記軸方向に延びる脚部が前記底面と接触しており、前記半径方向に 延びる脚部が、先細端面に合流する先細側面を包含しており、前記側面の1つが 前記先細端面の1つに収斂しており、前記リングが非圧縮状態にあるとき、前記 端面が断面において実質的に直線状であり、かつ前記端面が実質的に弧状の移行 面に同化しており、前記リングが圧縮状態にあるとき、前記移行面と、前記端面 の少なくとも一部が前記第2部材の前記第2表面に対向して接触するところの密 封リングと; 各側面と前記半径方向に延びる脚部とに対し近接して並べられた前記溝内に配 置されている相補的に一致するはみ出し防止リングと; を具備する装置。 9.前記半径方向に延びる脚部の前記先細側面が前記先細端面に収斂して合流し ていることを特徴とする請求項8記載の装置。 10.前記密封リングが断面において実質的にT字形であることを特徴とする請 求項9記載の装置。 11.前記先細側面が前記先細端面に弧状に合流していることを特徴とする請求 項9記載の装置。 12.前記密封リングがさらに、前記先細側面と前記軸 方向に延びる脚部との間の実質的に弧状の移行面を包含することを特徴とする請 求項9記載の装置。 13.前記リングが圧縮状態にあるとき、前記先細側面のうち少なくとも1つの 一部分が前記第2部材の前記第2表面に対向して接触することを特徴とする請求 項8記載の装置。 14.各はみ出し防止リングが外向きリングと内向きリングとからなっており、 前記内向きリングが、前記半径方向に延びる脚部と前記外向きリングとの間に位 置しており、前記外向きリングが第1の弾性率を有する第1材料で構成され、前 記内向きリングが第2の弾性率を有する第2材料で構成されており、前記第1の 弾性率が前記第2の弾性率より大きいことを特徴とする請求項8記載の装置。
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