JPH09505574A - 新規な9−ヒドロキシ−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンエーテル誘導体 - Google Patents

新規な9−ヒドロキシ−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンエーテル誘導体

Info

Publication number
JPH09505574A
JPH09505574A JP7514808A JP51480895A JPH09505574A JP H09505574 A JPH09505574 A JP H09505574A JP 7514808 A JP7514808 A JP 7514808A JP 51480895 A JP51480895 A JP 51480895A JP H09505574 A JPH09505574 A JP H09505574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
methyl
pyrimidin
pyrido
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7514808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3553951B2 (ja
Inventor
バンデンベルク,ジヤン
ケニス,ルド・エドモンド・ジヨゼフイーヌ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Janssen Pharmaceutica NV
Original Assignee
Janssen Pharmaceutica NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Janssen Pharmaceutica NV filed Critical Janssen Pharmaceutica NV
Publication of JPH09505574A publication Critical patent/JPH09505574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3553951B2 publication Critical patent/JP3553951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/18Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/24Antidepressants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/26Psychostimulants, e.g. nicotine, cocaine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は式(I)を有する新規な化合物、その製薬学的に許容しうる酸付加塩およびその立体化学的異性体形に関し、ここでAlKはC1-4アルカンジイルを表し、Dは式(a)または(b)の二環式複素環であり、ここで各R1は独立してC2-6アルケニル、C2-6アルキニル、場合によりC1-4アルキルで置換されていてもよいC3-6シクロアルキル、場合によりC3-6シクロアルキル、ハロ、C1-6アルキルオキシもしくはシアノで置換されていてもよいC1-19アルキルであり、そして各R2は独立して水素またはC1-4アルキルである。新規な化合物、組成物、新規な化合物の製造方法および中間体を記載する。

Description

【発明の詳細な説明】 新規な9−ヒドロキシ−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンエーテル誘導 体 本発明は、増加した中枢活性を有する神経伝達物質拮抗薬(neurotransmitter antagonists)として有用な式 を有する新規な化合物、それらの製薬学的に許容しうる酸付加塩およびそれらの 立体化学的異性体形に関する。 US−4,804,663には、抗精神病活性を有する特に4−ピリド[1,2 −a]ピリミジン−4−オン基で置換された多くの3−ピペリジニル−1,2−ベ ンズイソキサゾール類が記載されている。 1990年5月16日に公告されたEP−0,368,388−Aには、6、7、 8または9位置に特異的なヒドロキシまたはC1-19アルキルカルボニルオキシ置 換基を有する(6,7,8,9−テトラヒドロ−4−オキソ−4−ピリド[1,2 −a]ピリミジン−3−イル)基で置換された多くの構造的に関連のある3−ピペ リジニル−1,2−ベンズイソキサゾール類が開示されている。 1991年10月23日に公告されたEP−0,453,042−Aは9位置に 特異的な置換基を有する4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンで置換 された3−ピペリジニル−1,2−ベンズイソキサゾール類を記載している。 本発明の新規な化合物は、先行技術とは、それらがピリド[1,2−a]ピリミ ジン−4−オン部分またはその6,7,8,9−テトラヒドロ同族体の9−位置に エーテル置換基を常に有しておりそして予期せぬことに増加した中枢活性を示す 点で異なっている。 本発明は式 [式中、 AlKはC1-4アルカンジイルを表し、 Dは式 の二環式複素環であり、 ここで各R1は独立してC2-6アルケニル、C2-6アルキニル、場合によりC1-4ア ルキルで置換されていてもよいC3-6シクロアルキル、場合によりC3-6シクロア ルキル、ハロ、C1-6アルキルオキシもしくはシアノで置換されていてもよいC1 -19 アルキルであり、そして 各R2は独立して水素またはC1-4アルキルである] を有する新規な化合物、それらの製薬学的に許容しうる酸付加塩およびそれらの 立体化学的異性体形に関する。 前記の定義および以下において、C1-4アルカンジイルは2価の直鎖状および 分枝鎖状の炭素数1〜4のアルカンジイル基、例えばメチレン、1,2−エタン ジイル、1,3−プロパンジイルおよび1,4−ブタンジイルを定義し、C1-4ア ルキルは直鎖状および分枝鎖状の炭素数1〜4の飽和炭化水素基、例えばメチル 、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メ チルプロピルおよび1,1−ジメチル−エチルを定義し、C1-6アルキルは以上で 定義したC1-4アルキル基およびそれより高級の炭素数5〜6の同族体、例えば ペンチルおよびヘキシルを定義し、「C1-6アルキルオキシ」という語の中のC1 -6 アルキルは以上で定義した通りであり、C1-12アルキルは以上で定義したC1- 6 アルキルおよびそれより高級の炭素数7〜12の同族体、例えばヘプチル、オ クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシルなどを定義し、C1-19アルキル は以上で定義したC1-12アルキルおよびそれより高級の炭素数13〜19の同族 体、例えばトリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデ シル、オクタデシル、ノナデシルなどを定義し、ハロはフルオロ、クロロ、ブロ モおよびヨードを包括し、C3-6シクロアルキルは炭素数3〜6の環式炭化水素 基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシ ルを定義し、C2-4アルケニルは1つの二重結合を含有する直鎖状および分枝鎖 状の炭素数2〜4の炭化水素基、例えばエテニル、2−プロペニル、3−ブテニ ル、2−ブテニルなどを定義し、C2-6アルケニルは以上で定義したC2-4アルケ ニル基およびそれより高級の炭素数5〜6の同族体、例えば2−ペンテニル、3 −ペンテニル、3−メチル−2−ブテニルなどを定義し、C2-4アルキニルは1 つの三重結合を含有する直鎖状 および分枝鎖状の炭素数2〜4の炭化水素基、例えばエチニル、2−プロピニル 、3−ブチニル、2−ブチニルなどを定義し、C2-6アルキニルは以上で定義し たC2-4アルキニル基およびそれより高級の炭素数5〜6の同族体、例えば2− ペンチニル、3−ペンチニル、3−ヘキシニルなどを定義する。 ここで使用されている「立体化学的異性体形」という語は、式(I)の化合物 が有することができる全ての可能な異性体形を定義する。別に記載されたりまた は示されていない限り、化合物の化学的表示は全ての可能な立体化学的異性体形 の混合物を示し、該混合物は基本的分子構造の全てのジアステレオマーおよび鏡 像異性体を含有する。より特に、ステレオジェン中心はR−またはS−立体配置 を有することができ、2価の環式飽和炭化水素基上の置換基はシス−またはトラ ンス−立体配置のいずれかを有することができ、そしてアルケニル基はE−また はZ−立体配置を有することができる。式(I)の化合物の立体化学的異性体形 は明らかに本発明の範囲内に包括される。 式(I)の化合物は塩基性を有しており、従ってそれらを適当な酸、例えば無 機酸、例えばハロゲン化水素酸、例えば塩酸、臭化水素酸など、硫酸、硝酸、燐 酸など、または有機酸、例えば酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、2−ヒドロ キシプロパン酸、2−オキソプロパン酸、エタン二酸、プロパン二酸、ブタン二 酸、(Z)−2−ブテン二酸、(E)−2−ブテン二酸、2−ヒドロキシブタン 二酸、2,3−ジヒドロキシブタン二酸、2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパン トリカルボン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、 4−メチルベンゼンスルホン酸、シクロヘキサンスルファミン酸、2−ヒドロキ シ安息 香酸、4−アミノ−2−ヒドロキシ安息香酸および同様な酸を用いる処理により それらの製薬学的に許容しうる酸付加塩に転化させることができる。逆に、塩形 をアルカリを用いる処理により遊離塩基形に転化させることもできる。 Alkは適当にはC1-3アルカンジイル、特に1,2−エタンジイルであり、 各々のR1は独立して適当にはC1-12アルキル、またはC1-4アルキルオキシもし くはシアノで置換されたC1-4アルキルであり、 各々のR2は独立して適当にはC1-4アルキル、特にメチルである。 興味ある化合物は、各々のR1がC1-19アルキル、またはC1-6アルキルオキシ もしくはシアノで置換されたC1-19アルキルである式(I)の化合物である。 より興味ある化合物は、R1がC1-12アルキル、特にメチル、またはC1-4アル キルオキシもしくはシアノで置換されたC1-4アルキル、特にエトキシメチル、 である式(I)の化合物である。 特に興味ある化合物は、各々のR1が独立してC2-6アルケニルまたはC2-6ア ルキニルである式(I)の化合物である。 より特別な化合物は、各々のR1が独立してC2-4アルケニル、特に2−プロペ ニル、またはC2-4アルキニル、特に2−プロピニル、である式(I)の化合物 である。 興味ある化合物群は、Dが式(a)の複素環である式(I)の化合物である。 他の興味ある化合物群は、Dが式(b)の複素環である式(I)の化合物であ る。 好適な化合物は、各々のR2がメチルである上記の興味ある式(I)の化合物 である。 最も興味ある化合物は、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−9−メトキシ−2−メ チル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−2−メチル−9−プロ ポキシ−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−9−メトキシ−2−メチル−4−ピリド[1,2−a ]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−2−メチル−9−(2−プロペニルオキシ)−4−ピ リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−2−メチル−9−(2−プロピニルオキシ)−4H−ピ リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 それらの製薬学的に許容しうる酸付加塩またはそれらの立体化学的異性体形 である。 式(I)の化合物は一般的には当該技術分野で既知の−アルキル化工程に従 い式(II)の3−ピペリジニル−1,2−ベンズイソキサゾー ルを式(III)のアルキル化剤を用いて−アルキル化することにより製造でき る。 式(III)および以下において、Dは以上で定義した通りの複素環であり、そ してWは適当な反応性脱離基、例えばハロ、例えばクロロ、ブロモまたはヨード 、スルホニルオキシ、例えばメタンスルホニルオキシ、4−メチルベンゼンスル ホニルオキシおよび同様な脱離基である。該−アルキル化反応は簡便には反応 物を場合により反応−不活性溶媒、例えば水、芳香族溶媒、例えばベンゼン、メ チルベンゼン、ジメチルベンゼンなど、アルコール、例えばエタノール、1−ブ タノールなど、ケトン、例えば2−プロパノン、4−メチル−2−ペンタノンな ど、エーテル、例えば1,1′−オキシビスエタン、テトラヒドロフラン、1,4 −ジオキサンなど、双極性非プロトン性溶媒、例えば,−ジメチルホルムア ミド、,−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル など、または該溶媒の混合物の中で、混合することにより実施できる。適当な塩 基、例えばアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸 化物、酸化物、カルボキシレート、アルコキシド、水素化物もしくはアミド、例 えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど、または有機塩基、例えばターシャリー アミン、例えば−ジエチルエタンアミン、−(1−メチルエチル)−2− プロパンアミン、4−エチルモルホリン、ピリジンなどの添加を場合により使用 し て反応過程中に生成した酸を吸収してもよい。撹拌および幾らか高められた温度 が反応速度を速めることもある。 この製造および以下の製造において、反応生成物を媒体から単離することがで き、そして必要なら当技術で一般的な方法、例えば抽出、結晶化、粉砕およびク ロマトグラフィーに従いさらに精製することもできる。 式(I)の化合物は式(IV)のオキシム[式中、Yは反応性脱離基、例えばハ ロまたはニトロ、である]を環化することによっても得られる。好適にはYはハ ロ基でありそしてより特にフルオロである。 式(IV)のオキシムの該環化反応は簡便には適当な塩基を用いる処理により、 好適には適当な反応−不活性溶媒中で20°〜200℃の範囲内の温度において 、好適には50°〜150℃において、そして特に反応混合物の還流温度におい て、実施することができる。該環化用に適する塩基は、例えば、アルカリおよび アルカリ土類金属の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、アルコキシドもしくは水素 化物、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナト リウム、ナトリウムメトキシド、水素化ナトリウム、または有機塩基、例えば ,−ジエチルエタンアミン、4−エチルモルホリンおよび同様な塩基である。 適当な溶媒は、例えば、水、芳香族炭化水素、例えばメチルベンゼン、ジメチル ベンゼンなど、ハロゲン化された炭化水素、例えばトリクロロメタン、1,2− ジクロロエタンなど、アルコール、例えばエタノール、 1−ブタノールなど、ケトン、例えば2−プロパノン、4−メチル−2−ペンタ ノンなど、エーテル、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランなど、双 極性非プロトン性溶媒、例えば,−ジメチルホルムアミド、,−ジメチル アセトアミド、ジメチルスルホキシドなど、または該溶媒の混合物である。 式(I)の化合物は、式R1−W(VI)のアルキル化剤[式中、Wは以上で定 義した通りである]を用いる式(V−a)または(V−b)の中間体の当技術で 既知の−アルキル化反応によっても得られ、それぞれ式(I−a)および(I −b)の化合物を生成する。式(I−a)の化合物は、Dが式(a)の複素環で ある式(I)の化合物である。式(I−b)の化合物は、Dが式(b)の複素環 である式(I)の化合物である。 −アルキル化は反応物を反応−不活性溶媒、例えば水、芳香族溶媒、例え ばベンゼン、メチルベンゼン、ジメチルベンゼンなど、アルコール、例えばエタ ノール、1−ブタノールなど、ケトン、例えば2−プ ロパノン、4−メチル−2−ペンタノンなど、エーテル、例えば1,1′−オキ シビスエタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなど、双極性非プロト ン性溶媒、例えば,−ジメチルホルムアミド、,−ジメチルアセトアミド 、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルなど、または該溶媒の混合物の中で撹 拌することにより行われる。適当な塩基、例えばアルカリ金属もしくはアルカリ 土類金属の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、酸化物、カルボキシレート、アルコ キシド、水素化物またはアミド、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど、ま たは有機塩基、例えばターシャリーアミン、例えば,−ジエチルエタンアミ ン、−(1−メチルエチル)−2−プロパンアミン、4−エチルモルホリン、ピ リジンなどの添加を場合により使用して反応過程中に生成した酸を吸収してもよ い。撹拌および幾らか高められた温度が反応速度を速めることもある。 式(V−a)の中間体は新規であるとみなされる。 式(I)の化合物は当該技術分野で既知の転換法に従い互いに転化させること もできる。例えば、C2-6アルケニルまたはC2-6アルキニル基を含有する式(I )の化合物を当該技術分野で既知の水素化技術によりC2-6アルキル基を含有す る対応する化合物に転化させることもできる。 式(III−a)により表されるDが式(a)の複素環である式(III)の中間体 は、式(VII−a)の中間体を−アルキル化しそして引き続き式(VIII−a) のアルコールを式(III−a)の中間体に転換させることにより製造できる。該 −アルキル化反応は式(V)の中間体から出発する式(I)の化合物の製造に 関する上記の方法に従い実施される。 式(III−a)の中間体を当技術で既知の水素化技術により式(III−b)の中 間体にさらに転換させることもできる。 式(VIII−a)の中間体から出発して式(III−b)の中間体までの反応段階、 すなわちアルコール基の反応性脱離基への転換およびその後の水素化、を換して もよい。 ここで使用されている酸付加塩という語は式(I)の化合物が製造しうる溶媒 和物も含み、そして該溶媒和物は本発明の範囲内に含まれる。そのような溶媒和 物の例は、例えば、水和物、アルコレートなどである。 本発明における式(I)の化合物の一部および中間体の一部は少なくとも1個 の非対称性炭素原子を含有する。該化合物および該中間体の純粋な立体化学的異 性体形は当技術で既知の工程の適用により得られる。例えば、ジアステレオマー は物理的方法、例えば選択的結晶化またはクロマトグラフィー技術、例えば向流 分配、液体クロマトグラフィーおよび同様な方法により分離することができる。 最初にラセミ混合物を適当な分割剤、例えばキラル酸、を用いてジアステレオマ ー塩または化合物 の混合物に転化させ、次にジアステレオマー塩または化合物を例えば選択的結晶 化またはクロマトグラフィー技術、例えば液体クロマトグラフィーおよび同様な 方法により物理的に分離し、そして最後に該分離されたジアステレオマー塩また は化合物を対応する鏡像異性体に転化させることにより、鏡像異性体がラセミ混 合物から得られる。 式(I)の化合物の純粋な立体化学的異性体形は、介在する反応が立体特異的 に起きる限り、適当な中間体および出発物質の純粋な立体化学的異性体形からも 得られる。式(I)の化合物の純粋なおよび混合された立体化学的異性体形は本 発明の範囲内に包括される。 式(I)の化合物、並びに式(V)の中間体、より特に式(V−a)または( V−b)の中間体、それらの製薬学的に許容しうる酸付加塩および立体化学的異 性体形は、神経伝達物質のそして特にメディエイタであるセロトニンの拮抗薬で ある。該メディエイタの拮抗作用はこのメディエイタの放出、特に過剰放出、に より誘発される現象に伴われる種々の兆候を抑制または緩和するであろう。本化 合物を使用するための治療指示は主としてCNS分野である。しかしながら、本 化合物は胃腸および心臓血管分野並びに関連領域における用途を示すこともある 。式(I)の化合物は特に抗精神病剤として特に有用である。セロトニン拮抗薬 は報告によると精神病、攻撃行動、不安、鬱病および偏頭痛と戦う際に有効であ る。さらにこの化合物は自閉症と戦うための有用な治療剤であるようである。さ らに、セロトニン拮抗薬には多くの他の性質、例えば肥満の防止において有効で あると証明されている食欲の抑制および体重減少の促進、並びに飲酒および喫煙 癖を断とうと試みている中毒者における誘発兆候の緩和、も有する。 薬理実施例における結果からわかるように、本発明の化合物は中枢神経系に容 易に浸透し、そしてその結果として、増加した中枢活性を有する。 式(I)の化合物は身体からむしろゆっくり排除されるため長期活性を有する という別の利点も示す。従って、式(I)の化合物は相対的に長い、例えば数日 間または数週間の、間隔でのみ投与する必要があり、ここで実際の投与時間は使 用する式(I)の化合物の性質および処置しようとする患者の状態に依存する。 従って、この化合物によってさらに有効な治療が可能になり、ゆっくりした排除 性によって安定な血漿濃度が無毒な有効水準に保たれそして投与回数の減少によ って処方された投薬法で処置しようとする患者のより良いコンプライアンスがも たらされることを予期できる。 それらの有用な薬学的性質のために、当該化合物は投与目的用の種々の製剤形 状に調合することができる。本発明の製剤組成物を製造するためには、有効量の 活性成分としての酸付加塩または塩基形の特定化合物を投与用に所望される調合 物形状に依存している広範囲の形状をとりうる製剤的に許容可能な担体と良く混 合する。これらの製剤組成物は望ましくは、好適には経口、直腸、皮下、または 非経口的注射投与に適する単位薬用量形態である。例えば、経口的薬用量形態の 組成物を製造する際には、一般的な製剤媒体、例えば、懸濁液、シロップ剤、エ リキシル剤および溶液の如き経口的液体調合物の場合の水、グリコール、油、ア ルコールなど;粉末、丸剤、カプセルおよび錠剤の場合の固体担体、例えば澱粉 、糖、カオリン、潤滑剤、結合剤、崩壊剤などを使用することができる。それら の投与の容易さのために錠剤およびカプセルが最も有 利な経口的薬用量単位形態であり、その場合にはもちろん固体の製剤担体が使用 される。非経口的組成物用では担体は一般的に大部分が殺菌水であるが、例えば 溶解を助けるための他の成分などを含有することもできる。担体が食塩水溶液、 グルコース溶液または食塩水とグルコース溶液との混合物を含んでなる注射溶液 を例えば製造できる。式(I)の化合物を含有する注射溶液は長期にわたる作用 のために油中で調合してもよい。この目的のための適当な油は、例えば、落花生 油、ゴマ油、綿実油、トウモロコシ油、大豆油、長鎖脂肪酸の合成グリセロール エステル並びにこれらのおよび他の油の混合物である。注射懸濁液を調合するこ ともでき、その場合には適当な液体担体、懸濁剤などを使用してもよい。皮下投 与に適する組成物では、担体は場合により浸透促進剤および/または適当な湿潤 剤を場合により少量のいずれかの性質の適当な添加剤と組み合わせて含んでなっ ていてもよく、この添加剤は皮膚に対して意義ある悪影響を引き起こさないもの である。該添加剤は皮膚への投与を促進させおよび/または所望する組成物の製 造を助ける。これらの組成物は種々の方法で、例えば経皮パッチとして、スポッ トオン(spot-on)としてまたは軟膏として投与することができる。(I)の酸付 加塩の方が対応する塩基形より増加した水安定性のために水性組成物の製造にお いては明らかに適している。 上記の製剤組成物を薬用量単位形態に調合することは投与の容易さおよび薬用 量の均一性のために特に有利である。明細書および請求の範囲で使用される薬用 量単位形態とはここでは単位薬用量として適する物理的に分離した単位を称して おり、各々の単位は必要な製剤担体と共に所望する治療効果を生ずると計算され た予め決められた量の活性成分を含 有する。そのような薬用量単位形態の例は、錠剤(割り線付きまたはコーテイン グ錠剤を含む)、カプセル、丸剤、粉末パケット、ウエファー、注射溶液または 懸濁液、小匙1杯分、大匙1杯分など、並びに分離されたそれらの複数量である 。 神経伝達物質の放出に関連する疾病の処置における、特に精神病の処置におけ る、当該化合物の有用性のために、本発明は該疾病、特に精神病に罹った温血動 物の処置方法を提供するものであり、該方法は神経伝達物質の放出に伴われる疾 病、特に精神病の処置において有効な抗精神病量の式(I)の化合物またはその 製剤的に許容可能な酸付加塩の全身的投与を含む。そのような疾病処置の専門家 は以下で示される試験結果から有効量を容易に決めることができるであろう。一 般的には、有効な抗精神病量は約0.01mg/kg〜約4mg/kgの体重、 より好適には約0.04mg/kg〜約2mg/kgの体重であると考えられる 。 以下の実施例は本発明の範囲を説明するものであり限定するものではない。実験部分 A.中間体の製造 実施例1 2−アミノ−3−ピリジノール(0.9モル)、3−アセチルジヒドロ−2( 3)−フラノン(0.8モル)、4−メチルベンゼンスルホン酸(1g)およ びジメチルベンゼン(700ml)の混合物を水分離器を用いて一夜にわたり撹 拌しそして還流させた。混合物を冷却し、そして生成物を濾別しそして乾燥した 。生成物を2−プロパノール中で塩酸塩に転化させた。塩を濾別しそして乾燥し て、120g(58.4%) の9−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−4−ピリド[ 1,2−a]ピリミジン−4−オン一塩酸塩(中間体1)を生成した。実施例2 a)2−アミノ−3−ピリジノール(0.10モル)、水酸化ナトリウム(5 0%)(30ml)、1−クロロドデカン(0.20モル)および塩化メチル− トリ−オクチルアンモニウム(8g)のベンゼン(300ml)中混合物を80 ℃において一夜にわたり撹拌した。反応混合物を冷却した。有機層を分離し、2 N NaOHで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濾過しそして溶媒を蒸発させた。 残渣を冷却し、そして生じた沈澱を濾別し、ヘキサン、石油エーテルで洗浄し、 そして乾燥して、21g(75%)の3−(ドデシルオキシ)−2−ピリジンアミ ン(中間体2)を生成した。 b)中間体(2)(0.050モル)、3−アセチルジヒドロ−2(3)−フ ラノン(0.050モル)および4−メチルベンゼンスルホン酸(1g)のジメ チルベンゼン(150ml)中混合物を水分離器を用いて撹拌しそして還流させ た。溶媒を蒸発させた。残渣をシリカゲル上でガラスフィルターの上で精製した (溶離剤:CH2Cl2/CH3OH 95/5)。純粋な画分を集めそして溶媒を 蒸発させた。残渣をアセトニトリルから結晶化させた。沈澱を濾別しそして乾燥 して、13g(66.9%)の3−[1−[[3−(ドデシルオキシ)−2−ピリジニ ル]アミノ]エチリデン]ジヒドロ−−2(3)−フラノン(中間体3)を生成し た。 c)オキシ塩化燐(75ml)を中間体(3)(0.025モル)に撹拌しなが ら加えた。混合物を6時間にわたり撹拌しそして還流させた。 溶媒を蒸発させた。残渣を氷水の中で撹拌しそしてこの混合物をアンモニアを用 いてアルカリ性にした。この混合物をジクロロメタンで抽出した。分離した有機 層を乾燥し、濾過しそして溶媒を蒸発させた。残渣をシリカゲル上でガラスフィ ルターの上で精製した(溶離剤:CH2Cl2/CH3OH 95/5)。純粋な画 分を集めそして溶媒を蒸発させた。残渣を2,2′−オキシビスプロパン/アセ トニトリルから結晶化させた。結晶を濾別しそして乾燥して、8.5g(83.5 %)の3−(2−クロロエチル)−9−(ドデシルオキシ)−2−メチル−4−ピ リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン(中間体4)を生成した。実施例3 a)硫酸ジメチル(0.020モル)を中間体(1)(0.020モル)および水 酸化ナトリウム(0.020モル)の水(10ml)中混合物に氷水の中で冷却 しながら滴々添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次にそれを温水浴 を用いて1時間加熱した。反応混合物を冷却し、次にジクロロメタンで抽出した 。分離した水相は沈澱を含有しており、それを濾別しそしてカラムクロマトグラ フィーによりシリカゲル上で精製した(溶離剤:CH2Cl2/CH3OH 97/ 3)。純粋な画分を集めそして溶媒を蒸発させた。残渣をアセトニトリルから結 晶化させた。結晶を濾別しそして乾燥して、2g(42%)の3−(2−ヒドロ キシエチル)−9−メトキシ−2−メチル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン −4−オン(中間体5)を生成した。 b)塩化メタンスルホニル(0.013モル)を中間体(5)(0.0115モル )および,−ジエチルエタンアミン(0.013モル)のジクロロメタン(5 0ml)中の撹拌されそして冷却された(5℃)混合 物に滴々添加した。反応混合物を室温において2時間撹拌した。反応混合物を水 で洗浄した。有機層を分離し、乾燥し(MgSO4)、濾過しそして溶媒を蒸発 させた。残渣をアセトニトリルから結晶化させた。結晶を濾別しそして乾燥して 、2.9g(80%)の9−メトキシ−2−メチル−3−[2−[(メチルスルホニ ル)オキシ]エチル]−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、融点18 0.0℃(中間体6)を生成した。 実施例4 a)中間体(1)(0.050モル)および炭酸カリウム(0.055モル)の ,−ジメチルホルムアミド(50ml)中混合物を60−70℃において1時 間撹拌した。混合物を室温に冷却しそして1−メトキシ−2−ヨードエタン(0 .055モル)を滴々添加した。反応混合物を60−70℃において4時間撹拌 した。溶媒を蒸発させた。残渣を水 中で撹拌しそしてジクロロメタンを加えた。結晶化が生じた。沈澱を濾別しそし てアセトニトリルから再結晶化させた。沈澱を濾別しそして乾燥して、9.2g (66%)の3−(2−ヒドロキシエチル)−9−(2メトキシエトキシ)−2−メ チル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン(中間体10)を生成し た。 b)中間体(10)(0.0179モル)のオキシ塩化燐(50ml)中混合物 を2時間にわたり撹拌しそして還流させた。溶媒を蒸発させた。残渣を水中で撹 拌しそしてこの混合物をアンモニアでアルカリ性とした。この混合物をジクロロ メタンで抽出した。分離した有機層を乾燥し、濾過しそして溶媒を蒸発させた。 残渣を2,2′−オキシビスプロパン/アセトニトリルから結晶化させた。沈澱 を濾別しそして乾燥して、3g(57%)の3−(2−クロロエチル)−9−(2− メトキシエトキシ)−2−メチル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オ ン(中間体11)を生成した。実施例5 a)中間体(5)(0.059モル)のメタノール(250ml)中混合物を5 0℃において触媒としての活性炭上のパラジウム(10%)(2g)を用いて水素 化した。水素(2当量)の吸収後に、触媒を濾別した。濾液を蒸発させた。残渣 をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で精製した(溶離剤:CH2C l2/CH3OH 95/5)。純粋な画分を集めそして溶媒を蒸発させて、10 g(71%)の(±)−6,7,8,9−テトラヒドロ−3−(2−ヒドロキシエチル )−9−メトキシ−2−メチル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (中間体12)を生成した。 b)塩化メタンスルホニル(0.030モル)を中間体(12)(0.029モル )および,−ジエチルエタンアミン(0.030モル)のジクロロメタン(5 0ml)中の撹拌されそして冷却された(氷水浴)混合物に滴々添加した。反応 混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を水で洗浄した。有機層を分離し、 乾燥し(MgSO4)、濾過しそして溶媒を蒸発させて、8g(84%)の(±) −6,7,8,9−テトラヒドロ−9−メトキシ−2−メチル−3−[2−[(メチル スルホニル)オキシ]エチル]−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン( 中間体13)を生成した。 同様な方法で、 (±)−9−(エトキシメトキシ)−6,7,8,9−テトラヒドロ−2−メチル−3 −[2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル]−4−ピリド[1,2−a]ピリミ ジン−4−オン(中間体14)、および (±)−6,7,8,9−テトラヒドロ−2−メチル−3−[2−[(メチルスルホニル )オキシ]エチル]−9−プロポキシ−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4− オン(中間体15) も製造された。実施例6 メタノール(250ml)中の中間体(4)(0.010モル)および2−プ ロパノール中の塩酸(酸性となるまで)の混合物を触媒としての活性炭上のパラ ジウム(10%)(2g)を用いて水素化した。水素(2当量)の吸収後に、触 媒を濾別しそして濾液を蒸発させて、4.5g(100%の粗製残渣)の(±)− 3−(2−クロロエチル)−9−(ドデシルオキシ)−6,7,8,9−テトラヒドロ −2−メチル−4−ピリ ド[1,2−a]ピリミジン−4−オン一塩酸塩(中間体16)を生成した。 同様な方法で、 (±)−3−(2−クロロエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−9−(メトキシエ トキシ)−2−メチル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン(中間体 17) も製造された。実施例7 9−(エトキシメトキシ)−3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ キサゾール−3−イル)−1−ピペリジニル]エチル]−2−メチル−4−ピリ ド[1,2−a]ピリミジン−4−オン(0.008モル)の12N塩酸(25ml )およびエタノール(100ml)中混合物を6時間にわたり撹拌しそして還流 させた。反応混合物を冷却し、そして沈澱を濾別しそして乾燥して、4g(95 .7%)の3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3− イル)−1−ピペリジニル]エチル]−9−ヒドロキシ−2−メチル−4−ピリ ド[1,2−a]ピリミジン−4−オン二塩酸塩1.5水和物、融点288.3℃( 中間体18)を生成した。B.最終化合物の製造 実施例8 中間体(6)(0.009モル)の6−フルオロ−3−(4−ピペリジニル)− 1,2−ベンズイソキサゾール一塩酸塩(0.009モル)および炭酸ナトリウム (0.025モル)の,−ジメチルホルムアミド(50ml)中混合物を80− 90℃において6時間撹拌した。反応混合物 を室温に冷却しそして沈澱を濾別し、水中で撹拌しそして再び濾別した。固体を ,−ジメチルホルムアミド/H2Oから結晶化させた。結晶を濾別しそして乾 燥して、1.9g(48%)の3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイ ソキサゾール−3−イル)−1−ピペリジニル]エチル]−9−メトキシ−2−メ チル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、融点209.3℃(化合 物1)を生成した。 実施例9 中間体(13)(0.012モル)、6−フルオロ−3−(4−ピペリジニル) −1,2−ベンズイソキサゾール一塩酸塩(0.010モル)および炭酸ナトリウ ム(0.025モル)の,−ジメチルホルムアミド(50ml)中混合物を8 0−90℃において6時間撹拌した。反応混合物を濾過しそして濾液を蒸発させ た。水を残渣に加えそしてこの混合物をジクロロメタンで抽出した。分離した有 機層を乾燥し(MgSO4)、濾過しそして溶媒を蒸発させた。残渣をカラムク ロマトグラフィーによりシリカゲル上で精製した(溶離剤:CH2Cl2/CH3 OH 95/5)。純粋な画分を集めそして溶媒を蒸発させた。残渣をアセトニ トリ ル/2,2′−オキシビスプロパンから結晶化させた。結晶を濾別しそして乾燥 して、1.6g(36%)の(±)−3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベン ズイソキサゾール−3−イル)−1−ピペリジニル]エチル]−6,7,8,9−テト ラヒドロ−9−メトキシ−2−メチル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン− 4−オン、融点130.8℃(化合物7)を生成した。 C.薬学的実施例 実施例10 2種の試験工程、すなわちラットにおけるアポモルヒネ(APO)、 トリプタミン(TRY)およびノルエピネフリン(NOR)の組み合わせ試験、 並びに犬におけるアポモルヒネ試験、の少なくとも1つで得られた実験データに より、当該化合物の抗精神病活性が証明される。該アポモルヒネ、トリプタミン およびノルエピネフリンの組み合わせ試験はArch.Int.Pharmacodyn.,227,23 8-253(1977)に記載されておりそしてどの薬が特定の神経伝達物質系に中枢的 (CNS)並びに末梢的に影響を与えるかの相対的特異性の実験的な評価を与え る。特に、この試験はドーパミンに対する(ドーパミン作用薬であるアポモルヒ ネで誘発される兆候の予防による)、セロトニンに対する(セロトニンまたはト リプタミンで誘発される中枢および末梢兆候(痙攣、充血)の予防による)、並 びにノルエピネフリンに対する(α2−作用薬であるノルエピネフリンの投与時 の死亡の予防または遅延による)試験した式(I)の化合物の拮抗薬活性を示し ている。犬における該アポモルヒネ試験はArzneim.-Forsch.(Drug Res.),9,7 65-767(1959)に記載されておりそして試験した化合物の活性期間の測定値を与 える。試験はEP−A−0.196,132に記載された方法に従い実施されそし て実験データは表4にまとめられている。 D.組成物例 これらの実施例全体にわたり使用されている「活性成分」(A.I.)は式(I )の化合物、それらの製剤的に許容可能な酸付加塩または立体化学的異性体形に 関する。実施例11:経口ドロップ 500グラムの活性成分を0.5リットルの2−ヒドロキシプロパン酸および 1.5リットルのポリエチレングリコールの中に60−80℃において溶解させ た。30−40℃に冷却した後に、35リットルのポリエチレングリコールを加 えそして混合物を良く混合した。次に1750グラムのナトリウムサッカリンの 2.5リットルの精製水中溶液を加えそして撹拌しながら2.5リットルのココア 香料および50リットル量にするのに十分なポリエチレングリコールを加えて、 10mg/mlの活性成分を含んでなる経口ドロップ溶液を与えた。生じた溶液 を適当な容器の中に充填した。実施例12:経口溶液 9グラムの4−ヒドロキシ安息香酸メチルおよび1グラムの4−ヒドロキシ安 息香酸プロピルを4リットルの沸騰精製水の中に溶解させた。3リットルのこの 溶液の中に最初に10グラムの2,3−ジヒドロキシブタン二酸をそしてその後 に20グラムの活性成分を溶解させた。後者の溶液を前者の溶液の残りの部分と 一緒にし、そして12リットルの1,2,3−プロパントリオールおよび3リット ルの70%ソルビトール溶液をそれに加えた。40グラムのナトリウムサッカリ ンを0.5リットルの水中に溶解させそして2mlのラズベリーおよび2mlの グースベリーエッセンスを加えた。後者の溶液を前者と一緒にし、そして20リ ットル量にするのに十分な量の水を加えて、小匙1杯分(5ml)当たり5mg の活性成分を含んでなる経口溶液を与えた。生じた溶液を適当な容器の中に充填 した。実施例13:フィルム−コーテイング錠剤 錠剤芯の製造 100グラムの活性成分、570グラムのラクトースおよび200グラムの澱 粉の混合物を良く混合し、そしてその後、5gのドデシル硫酸ナトリウムおよび 10gのポリビニルピロリドンの約200mlの水中溶液で湿らせた。湿ってい る粉末混合物をふるいにかけ、乾燥しそして再びふるいにかけた。次に100グ ラムの微結晶性セルロースおよび15グラムの水素化された植物油を加えた。全 体を良く混合しそして錠剤に圧縮して、各々が10mgの活性成分を含有する1 0,000個の錠剤を与えた。コーテイング 10グラムのメチルセルロースの75mlの変性エタノール中溶液に 5グラムのエチルセルロースの150mlのジクロロメタン中溶液を加えた。次 に75mlのジクロロメタンおよび2.5mlの1,2,3−プロパントリオール を加えた。10グラムのポリエチレングリコールを溶融しそして75mlのジク ロロメタンの中に溶解させた。後者の溶液を前者に加えそして次に2.5グラム のオクタデカン酸マグネシウム、5グラムのポリビニルピロリドンおよび30m lの濃色懸濁液を加え、そして全体を均質化した。コーテイング装置中で錠剤芯 をこのようにして得られた混合物でコーテイングした。実施例14:注射溶液 1.8グラムの4−ヒドロキシ安息香酸メチルおよび0.2グラムの4−ヒドロ キシ安息香酸プロピルを約0.5リットルの注射用の沸騰水の中に溶解させた。 約50℃に冷却した後に、撹拌しながら4グラムの乳酸、0.05グラムのプロ ピレングリコールおよび4グラムの活性成分を加えた。溶液を室温に冷却しそし て1リットルにするのに十分な水を補充して、4mg/mlの活性成分を含んで なる溶液を与えた。この溶液を濾過により殺菌しそして殺菌性容器の中に充填し た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/505 ACJ A61K 31/505 ACJ AEN 9454−4C AEN (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E E,FI,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN, MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 [式中、 AlKはC1-4アルカンジイルを表し、 Dは式 の二環式複素環であり、 ここで各R1は独立してC2-6アルケニル、C2-6アルキニル、場合によりC1-4ア ルキルで置換されていてもよいC3-6シクロアルキル、場合によりC3-6シクロア ルキル、ハロ、C1-6アルキルオキシもしくはシアノで置換されていてもよいC1 -19 アルキルであり、そして 各R2は独立して水素またはC1-4アルキルである] を有する化合物、その製薬学的に許容しうる酸付加塩またはその立体化学的異性 体形。 2.R2がメチルである、請求の範囲第1項記載の化合物。 3.AlkがC1-3アルカンジイルであり、R1がC1-12アルキルまたはC1-4ア ルキルオキシもしくはシアノで置換されたC1-4アルキルである、 請求の範囲第2項記載の化合物。 4.AlkがC1-2アルカンジイルである、請求の範囲第3項記載の化合物。 5.AlkがC1-3アルカンジイルであり、R1がC2-4アルケニルまたはC2-4ア ルキニルである、請求の範囲第2項記載の化合物。 6.AlkがC1-2アルカンジイルである、請求の範囲第5項記載の化合物。 7.化合物が 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−9−メトキシ−2−メ チル−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−2−メチル−9−プロ ポキシ−4−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−9−メトキシ−2−メチル−4−ピリド[1,2−a ]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−2−メチル−9−(2−プロペニルオキシ)−4−ピ リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 3−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−1 −ピペリジニル]エチル]−2−メチル−9−(2−プロピニルオキシ)−4H−ピ リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン、 それらの製薬学的に許容しうる酸付加塩またはそれらの立体化学的異性体形 である、請求の範囲第1項記載の化合物。 8.製薬学的に許容しうる担体および活性成分としての抗精神病的有効量の請求 の範囲第1−7項のいずれかに記載の化合物を含んでなる組成物。 9.製薬学的に許容しうる担体を抗精神病的有効量の請求の範囲第1−7項のい ずれかに記載の化合物と緊密に混合する、請求の範囲第8項記載の組成物の製造 方法。 10.医薬品としての請求の範囲第1−7項のいずれかに記載の化合物の使用。 11.式 [式中、AlkはC1-4アルカンジイルでありそしてR2は水素またはC1-4アル キルである] の中間体、その製薬学的に許容しうる酸付加塩またはその立体化学異性体形。 12.a)式(II)の3−ピペリジニル−1,2−ベンズイソキサゾールを式(I II)のアルキル化剤[式中、Wは反応性脱離基でありそしてDは請求の範囲第1 項に定義されている通りである]を用いて−アル キル化し、 b)式(IV)のオキシム[式中、Yは反応性脱離基である]を環化し、 c)式(V−a)または(V−b)の中間体を式R1−W(VI)のアルキル化剤 [式中、Wは反応性脱離基である]を用いて−アルキル化して、それぞれ式( I−a)および(I−b)の化合物を生成せしめ、 d)式(I)の化合物を当該技術分野で既知の転換法に従い互いに転化 させ、そしてさらに所望により式(I)の化合物を酸を用いる処理により治療的 に活性な無毒の酸付加塩に転化させるか、または逆にアルカリを用いる処理によ り遊離塩基に転化させ、および/またはそれらの立体化学的異性体形を製造する ことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の化合物の製造方法。
JP51480895A 1993-11-23 1994-11-16 新規な9−ヒドロキシ−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンエーテル誘導体 Expired - Fee Related JP3553951B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE93203270.9 1993-11-23
EP93203270 1993-11-23
PCT/EP1994/003804 WO1995014691A1 (en) 1993-11-23 1994-11-16 NOVEL 9-HYDROXY-PYRIDO[1,2-a]PYRIMIDIN-4-ONE ETHER DERIVATIVES

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09505574A true JPH09505574A (ja) 1997-06-03
JP3553951B2 JP3553951B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=8214180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51480895A Expired - Fee Related JP3553951B2 (ja) 1993-11-23 1994-11-16 新規な9−ヒドロキシ−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンエーテル誘導体

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5688799A (ja)
EP (1) EP0730594B1 (ja)
JP (1) JP3553951B2 (ja)
AT (1) ATE184281T1 (ja)
AU (1) AU687940B2 (ja)
CA (1) CA2175372C (ja)
DE (1) DE69420579T2 (ja)
DK (1) DK0730594T3 (ja)
ES (1) ES2137486T3 (ja)
FI (1) FI112483B (ja)
GR (1) GR3031500T3 (ja)
RU (1) RU2126406C1 (ja)
SI (1) SI0730594T1 (ja)
WO (1) WO1995014691A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522620A (ja) * 2010-03-16 2013-06-13 サラダックス バイオメディカル インコーポレイテッド リスペリドンイムノアッセイ

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2141671B1 (es) * 1997-12-26 2001-01-01 Vita Invest Sa Compuesto pirimidinico activo sobre el sistema nervioso central, procedimiento para su preparacion y composiciones farmaceuticas que lo contienen.
WO2004009591A1 (en) * 2002-07-22 2004-01-29 Aurobindo Pharma Ltd. A process for the preparation of antipsychotic risperidone
WO2004020439A2 (en) * 2002-08-30 2004-03-11 Sunil Sadanand Nadkarni Improved process for preparation of risperidone
HUP0401379A3 (en) * 2004-07-08 2006-04-28 Richter Gedeon Vegyeszet Process for the preparation of risperidon
ES2546268T3 (es) * 2004-09-09 2015-09-22 Janssen Pharmaceutica Nv Preparación de 9-hidroxi-3-(2-hidroxietil)-2-metil-4H-pirido[1,2-a]pirimidin-4-ona y sus cristales
HUP0402163A2 (en) * 2004-10-25 2006-05-29 Richter Gedeon Vegyeszet Process for the preparation of risperidone
WO2008021345A2 (en) 2006-08-14 2008-02-21 Teva Pharmaceutical Industries Ltd. Process for the synthesis of 9-hydroxy risperidone (paliperidone)
EP1940834A2 (en) * 2006-08-14 2008-07-09 Teva Pharmaceutical Industries Ltd. Amorphous and crystalline forms of 9-hydroxy-risperidone (paliperidone)
US7820816B2 (en) * 2006-08-23 2010-10-26 Teva Pharmaceutical Industries Ltd. Process for the synthesis of CMHTP and intermediates thereof
WO2008087557A2 (en) * 2007-01-08 2008-07-24 Actavis Group Ptc Ehf An improved process for preparation of 9-hydroxy-3-(2-chloroethyl)- 2-methyl-4h-pyrido[1,2-a]pyrimidin-4-one hydrochloride
US20080171876A1 (en) * 2007-05-10 2008-07-17 Santiago Ini Pure paliperidone and processes for preparing thereof
WO2009010988A1 (en) * 2007-07-19 2009-01-22 Natco Pharma Limited An improved, industrially viable process for the preparation of high purity paliperidone
US20090036470A1 (en) * 2007-07-27 2009-02-05 Jiri Bartl Paliperidone derivatives
WO2009056990A2 (en) * 2007-08-21 2009-05-07 Actavis Group Ptc Ehf Paliperidone polymorphs
ES2374200T3 (es) * 2007-08-21 2012-02-14 Teva Pharmaceutical Industries Ltd. Formulación de liberación prolongada de paliperidona.
WO2009044413A2 (en) * 2007-10-05 2009-04-09 Matrix Laboratories Limited Improved process for preparing paliperidone, novel polymorphic forms of the same and process thereof
US20090270620A1 (en) * 2007-11-27 2009-10-29 Santiago Ini Processes for preparing crystal forms of 9-hydroxy-risperidone (paliperidone)
US7977480B2 (en) * 2007-12-10 2011-07-12 Synthon Bv Synthesis of paliperidone
TWI385157B (zh) * 2008-01-16 2013-02-11 Scinopharm Taiwan Ltd 用於製備帕潘立酮(paliperidone)之新穎中間體
AU2009227507A1 (en) * 2008-02-05 2009-09-24 Watson Pharma Private Limited An improved process for preparation of paliperidone
WO2009118655A2 (en) * 2008-03-27 2009-10-01 Actavis Group Ptc Ehf Highly pure paliperidone or a pharmaceutically acceptable salt thereof substantially free of keto impurity
EP2303877B1 (en) 2008-05-29 2017-02-15 Inke, S.A. Process to prepare paliperidone and intermediates thereof
US8481729B2 (en) 2008-06-16 2013-07-09 Msn Laboratories Limited Processes for the preparation of paliperidone
WO2010003702A1 (en) * 2008-07-11 2010-01-14 Synthon B.V. Synthesis of paliperidone
EP2318405A2 (en) 2008-07-11 2011-05-11 Synthon B.V. Paliperidone ketone
WO2010064134A2 (en) * 2008-12-05 2010-06-10 Cadila Pharmaceuticals Ltd. Process of synthesis of paliperidone
EP2202234A1 (en) 2008-12-24 2010-06-30 Laboratorios Lesvi, S.L. Purification of paliperidone
WO2010136895A1 (en) 2009-05-28 2010-12-02 Actavis Group Ptc Ehf Solid state forms of paliperidone salts and process for the preparation thereof
EP2475663A2 (en) 2009-09-10 2012-07-18 Actavis Group Ptc Ehf Paliperidone or a pharmaceutically acceptable salt thereof substantially free of impurities
WO2011073997A2 (en) * 2009-12-14 2011-06-23 Cadila Healthcare Limited Process for preparing paliperidone and pharmaceutically acceptable salts thereof
WO2012035554A1 (en) 2010-09-14 2012-03-22 Megafine Pharma (P) Ltd. An improved process for the preparation of highly pure paliperidone
CN103387575A (zh) * 2013-07-22 2013-11-13 江苏万特制药有限公司 帕潘立酮的制备方法及其关键中间体
KR101867988B1 (ko) * 2016-11-02 2018-06-15 주식회사 엔지켐생명과학 팔리페리돈 중간체 및 이를 이용한 팔리페리돈의 제조방법
CN115260190A (zh) * 2022-08-30 2022-11-01 南开大学 一种帕利哌酮前药、制剂及其制备方法和应用

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4804663A (en) * 1985-03-27 1989-02-14 Janssen Pharmaceutica N.V. 3-piperidinyl-substituted 1,2-benzisoxazoles and 1,2-benzisothiazoles
US5158952A (en) * 1988-11-07 1992-10-27 Janssen Pharmaceutica N.V. 3-[2-[4-(6-fluoro-1,2-benzisoxozol-3-yl)-1-piperidinyl]ethyl]-6,7,8,9 tetrahydro-9-hydroxy-2-methyl-4H-pyrido [1,2-a]pyrimidin-4-one, compositions and method of use
CA2000786C (en) * 1988-11-07 1999-01-26 Cornelus G. M. Janssen 3-piperidinyl-1,2-benzisoxazoles
GB9008850D0 (en) * 1990-04-19 1990-06-13 Janssen Pharmaceutica Nv Novel 2,9-disubstituted-4h-pyridol(1,2-a)pyrimidin-4-ones

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522620A (ja) * 2010-03-16 2013-06-13 サラダックス バイオメディカル インコーポレイテッド リスペリドンイムノアッセイ

Also Published As

Publication number Publication date
FI962155A0 (fi) 1996-05-22
ES2137486T3 (es) 1999-12-16
GR3031500T3 (en) 2000-01-31
EP0730594A1 (en) 1996-09-11
JP3553951B2 (ja) 2004-08-11
DE69420579D1 (de) 1999-10-14
FI962155A (fi) 1996-05-22
AU687940B2 (en) 1998-03-05
CA2175372C (en) 2006-02-21
AU1065495A (en) 1995-06-13
RU2126406C1 (ru) 1999-02-20
CA2175372A1 (en) 1995-06-01
SI0730594T1 (en) 1999-12-31
ATE184281T1 (de) 1999-09-15
EP0730594B1 (en) 1999-09-08
FI112483B (fi) 2003-12-15
DK0730594T3 (da) 2000-03-27
DE69420579T2 (de) 2000-04-27
WO1995014691A1 (en) 1995-06-01
US5688799A (en) 1997-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09505574A (ja) 新規な9−ヒドロキシ−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オンエーテル誘導体
FI92201C (fi) Menetelmä terapeuttisesti käyttökelpoisten (1,2-bentsisoksatsol-3-yyli)-1-piperidinyylialkyyli-6,7,8,9-tetrahydro-4H-pyrido/1,2-a/pyrimidinonijohdannaisten valmistamiseksi
EP2943198B1 (en) 3-(benzoimidazol-2-yl)-indazole inhibitors of the wnt signaling pathway and therapeutic uses thereof
JP5511805B2 (ja) p38キナーゼ阻害剤としてのピロロ[2,3−c]ピリジン誘導体
TWI829676B (zh) 噁二唑暫時受體電位通道抑制劑
JP6412102B2 (ja) ヤヌスキナーゼ阻害剤としてのシクロアルキルニトリルピラゾロピリドン
RU2037495C1 (ru) 2,9-дизамещенные 4н-пиридо(1,2-а)-пиримидин-4-оны и противопсихотическая композиция
JP3572074B2 (ja) 抗アレルギー性トリアゾロベンズアゼピン誘導体
JP2003516989A (ja) Gaba受容体リガンドとしてのピラゾロ−ピリジン誘導体
JP2010505747A (ja) A2aアデノシンレセプタの選択的アンタゴニスト
JP2001515899A (ja) テトラヒドロガンマ−カルボリン類
CN116655602A (zh) PI3Kα变构抑制剂
JP3980054B2 (ja) 抗精神病性の4−(1h−インドリル−1−イル)−1−置換ピペリジン誘導体
JP2000510860A (ja) 抗精神病薬としてのヘキサヒドロ―ピリド(4,3―b)インドール誘導体
JPS63104980A (ja) ピペリジン−4−イル−四環式ベンゾジアゼピン類およびその製法
JP3681388B2 (ja) 抗アレルギー性イミダゾアゼピン
KR100251295B1 (ko) 항앨러지성 이미다조[1,2-a](피롤로, 티에노 또는 푸라노)[2,3-d]아제핀 유도체(Antiallergic imidazo[1,2-a](pyrrolo, thieno or furano)[2,3-d]azepine derivatives)
JPH09500898A (ja) 中枢神経系活性を有する複素環アミン類
CA2946990A1 (en) Heterocyclic compounds and their use as dopamine d1 ligands
JPH08503954A (ja) 抗アレルギー性トリアゾロ(ピロロ、チエノ又はフラノ)アゼピン誘導体
JP3650398B2 (ja) 血管収縮性置換ジヒドロピラノピリジン
KR100539724B1 (ko) 항정신병성약제로서의헥사하이드로-피리도(4,3-b)인돌유도체
CA2255696A1 (en) Azetidine, pyrrolidine and piperidine derivatives as 5-ht1d receptor agonists
JP2024529088A (ja) 小分子stingアンタゴニスト
CN118159535A (zh) 小分子sting拮抗剂

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees