JPH09505098A - クレンジング組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （ａ）約１０：１〜約１：１の重量比で水酸化アルカリ金属又はアンモニウム中和脂肪酸と有機塩基中和脂肪酸との混合物約６〜約２０重量％；（ｂ）非中和脂肪酸約０．１〜約５重量％；（ｃ）アニオン系、ノニオン系、カチオン系、双極性及び両性界面活性剤とそれらの混合物から選択される合成界面活性剤約０．５〜約２０重量％；及び（ｄ）水を含んでなり、中和脂肪酸対非中和脂肪酸の重量比が約２：１以上であり、全脂肪酸混合物が約５重量％以下のＣ₁₂含有率を有している、液体パーソナルクレンジング組成物。本組成物は改善された起泡性、製品安定性、マイルド性、皮膚感及びリンスオフ特徴を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 クレンジング組成物 発明の分野 本発明はクレンジング組成物に関する。特に、皮膚及び／又は毛（ヘア）を同 時にクレンジング及びコンディショニングする上で適した良好な皮膚感性及び起 泡性を有して、例えばフォームバス製剤、シャワー製品、スキンクレンザー、ハ ンド、フェース及びボディクレンザー、シャンプー等の形態で用いられる、マイ ルドな安定パーソナルクレンジング組成物に関する。 発明の背景 マイルドな化粧品組成物は皮膚、毛及び眼粘膜に関してクレンジング力、フォ ーミング性及びマイルド性／低刺激性／良好な感触を含めたいくつかの基準を満 足しなければならない。皮膚はその構造の骨格を形成するケラチン及びコラーゲ ン繊維タンパク質をコート及び保護する数層の細胞から構成されている。これら 層のうち最も外部は角質層と称され、８０Å厚層で囲まれた２５０Åタンパク質 束から構成されることが知られている。毛も同様にキューティクルと呼ばれる毛 繊維を囲む保護外部コーティングを有している。アニオン系界面活性剤は角質層 膜及びキューティクルに浸透でき、脱脂により膜一体性を破壊する。この皮膚及 び毛保護膜の干渉は荒い皮膚感及び目刺激を生じ、最終的には界面活性剤がケラ チン及び毛タンパク質と相互作用して、刺激とバリア及び保水機能の喪失を起こ すことがある。 理想的な化粧品クレンザーは、毛及び皮膚を脱脂及び／又は乾燥させず、しか も眼粘膜を刺激したり又は頻繁な使用後に皮膚つっぱりを起こすことなく、皮膚 又は毛を優しくクレンジングできるべきである。ほとんどの起泡石鹸、シャワー 及びバス製品、シャンプーと固形製品はこの点に欠ける。 ある合成界面活性剤はマイルドであることが知られている。しかしながら、ほ とんどのマイルドな合成界面活性剤系の主要な欠点は、洗髪又はパーソナルクレ ンジング用に処方された場合に、最高級シャンプー及び固形石鹸標準と比較して 起泡性能が乏しいことである。このため、ナトリウムラウリルグリセリルエーテ ルスルホネート（ＡＧＳ）のような最もマイルドな部類にはいる界面活性剤は起 泡性が限界ぎりぎりである。他方、公知の高起泡性アニオン系界面活性剤を起泡 増強剤と共に使用すれば、臨床的皮膚マイルド性を犠牲にするが、許容しうる起 泡容量及び品質を生じさせる。これら２つの事実が界面活性剤選択と起泡性及び マイルド性効果処方プロセスをデリケートなバランスのいる作業にしている。 パーソナルクレンジングに関して化粧品産業により費やされた長年の研究にも かかわらず、大部分の消費者は現行の合成ベースクレンジング組成物の皮膚感、 マイルド性及びリンシング（rinsing）性に不満をもったままである。多くの消 費者は石鹸クレンジング製品の皮膚感及びリンシング特徴を好んでいる。しかし ながら、このような石鹸ベース製品ではマイルド合成界面活性剤に伴うマイルド 性を出すことができない。更に、スキンコンディショニング目的のためパーソナ ルクレンジング製品に加えられたいくつかのカチオン系及びノニオン系ポリマー は皮膚感にとり有害であることもわかり、石鹸様感触というよりむしろ“滑らか さ”を皮膚に与える。 石鹸ベース固形化粧組成物の処方では、組成物中に遊離脂肪酸を含有させるこ とが望まれていた。このような組成物は“脂肪分過剰”石鹸と呼ばれている。遊 離脂肪酸は組成物の起泡性能に実質上寄与し、それが完全中和石鹸で得られるよ りも低いｐＨの製品を生じるという点でマイルド性効果も出し、しかもそれは皮 膚の軟化効果を有している（１９７１年４月２７日付で発行されたMegsonらの米 国特許第３，５７６，７４９号明細書参照）。 液体石鹸ベーススキンクレンジング製品は当業界で周知であり、通常カリウム 中和脂肪酸を用いている（１９５９年１１月１０日付で発行されたGolubらの米 国特許第２，９１２，３８５号明細書参照）。これらは通常固形化粧製品で用い られるナトリウム石鹸よりも高い溶解性を有している。遊離脂肪酸は、合成界面 活性剤及び／又はヒドロトロープのような添加溶解剤を用いて、このような組成 物中に配合することができる。 液体石鹸は、高度に濃縮されて物理的に安定な系を得るために、飽和及び不飽 和石鹸の混合物で処方されてきた（１９７７年１２月２７日付で発行されたBrou werの米国特許第４，０６５，３９８号及び１９５３年１０月１３日付で発行さ れたSpitzerらの米国特許第２，６５５，４８０号明細書参照）。 しかしながら、改善された石鹸様皮膚感特徴を出して、同時にマイルドで、皮 膚を脱水しないパーソナルクレンジング製品について必要性がなおある。優れた リンスオフ（rinse-off）、起泡性及び製品安定性効果を示すパーソナルクレン ジング製品を提供することも望ましい。 したがって、本発明の主目的は、改善された使用時及び使用後皮膚感、起泡性 及びマイルド性特徴を有するパーソナルクレンジング組成物を提供することであ る。 改善されたリンスオフ及び製品安定性特徴を有するパーソナルクレンジング組 成物を提供することも本発明の目的である。 本発明の別の目的は、中和及び非中和脂肪酸のある混合物を含んだパーソナル クレンジング組成物を提供することである。 発明の要旨 本発明の主題は、フォームバス及びシャワー製品、スキンクレンザーとシャン プー等として用いられる、皮膚又は毛のパーソナルクレンジングに適したマイル ドな泡形成クレンジング製品である。本発明の一面によれば： ａ）約１０：１〜約１：１の重量比で水酸化アルカリ金属又はアンモニウム中 和脂肪酸と有機塩基中和脂肪酸との混合物約６〜約２０重量％； ｂ）非中和脂肪酸約０．１〜約５重量％； ｃ）アニオン系、ノニオン系、カチオン系、双極性及び両性界面活性剤とそれ らの混合物から選択される合成界面活性剤約０．５〜約２０重量％；及び ｄ）水； を含んでなり、中和脂肪酸対非中和脂肪酸の重量比が約２：１以上であり、全脂 肪酸混合物が約５重量％以下のＣ₁₂含有率を有している、液体パーソナルクレン ジング組成物が提供される。 本発明の液体パーソナルクレンジング組成物は、優れた起泡性、安定性、マイ ルド性、クレンジング及びコンディショニング特徴と一緒に、優れた皮膚感及び リンシング効果を示す。 他で指摘されないかぎり、本明細書におけるすべての濃度及び比率はクレンジ ング組成物の重量による。界面活性剤鎖長も、他で指摘されないかぎり、重量平 均鎖長ベースである。 発明の具体的な記載 本発明の液体パーソナルクレンジング組成物は、水酸化アルカリ金属又はアン モニウム中和脂肪酸、有機塩基中和脂肪酸、非中和脂肪酸、合成界面活性剤及び 水を含んでなる。 本発明で用いられる脂肪酸の混合物は、好ましくは約５重量％以下の脂肪酸Ｃ₁₂ 含有率を有している。低い脂肪酸Ｃ₁₂含有率が、組成物の過酷性及び刺激性の 減少と製品安定性目的の観点から、本発明では望ましい。本発明の組成物で用い られるそれらの脂肪酸は、約１０：１〜約１：３、好ましくは約３：１〜約１： ２、更に好ましくは１．５：１〜約１：１．５の重量比で、Ｃ₁₄飽和脂肪酸とＣ₁₆ ‐Ｃ₁₈飽和及び一不飽和脂肪酸との混合物であることが好ましい。 ミリスチン酸として知られるＣ₁₄飽和脂肪酸は、合成源と、ココナツ油及びパ ーム核油のような天然油の加水分解から得ることができる。いかなる具体的鎖長 の完全に純粋な飽和脂肪酸も入手が非常に困難であり、したがって、本発明で用 いられる飽和脂肪酸が少量の他の脂肪酸を含有しうることも本発明の範囲内であ ると考えられる。例えば、Ｃ₁₄脂肪酸源として用いられる典型的ココナツ油脂肪 酸は、約１５％Ｃ₈‐Ｃ₁₀酸、約４８％Ｃ₁₂酸、約１８％Ｃ₁₄酸、約９％Ｃ₁₆酸 、約２％Ｃ₁₈酸及び約８％Ｃ₁₈不飽和酸からなる。精製されたとき、ミリスチン 酸は約５％以下の他の脂肪酸鎖長を含んでいる。 本発明で用いられるＣ₁₆‐Ｃ₁₈飽和及び一不飽和脂肪酸は植物、動物又は合成 脂肪酸源から誘導することができる。本発明で用いられるＣ₁₆‐Ｃ₁₈飽和及び一 不飽和脂肪酸は、好ましくは獣脂から誘導される。本発明で用いられる獣脂は、 典型的には下記炭素鎖長分布：１％Ｃ₁₂飽和、２〜３％Ｃ₁₄飽和、２２〜２６％ Ｃ₁₆飽和、２〜３％Ｃ₁₆一不飽和、２％Ｃ₁₇飽和、１８〜２５％Ｃ₁₈飽和、４０ 〜４６％Ｃ₁₈一不飽和及び１〜４％Ｃ₁₈二不飽和を有する。Ｃ₁₆‐Ｃ₁₈脂肪酸は 植物油からも誘導できる。 本発明の一態様において、Ｃ₁₄飽和脂肪酸及び獣脂脂肪酸の混合物が組成物で 用いられ、その場合にＣ₁₄飽和脂肪酸：獣脂の比率は約４：１〜約１：４の範囲 内である。 本発明の組成物は、全体で約６〜約２０重量％、好ましくは約８〜約１５％の 中和脂肪酸を含む。本発明の脂肪酸は、約１０：１〜約１：１、好ましくは約５ ：１〜約２：１、特に約３：１〜約２：１範囲内の重量比で水酸化アルカリ金属 又はアンモニウム中和脂肪酸と有機塩基中和脂肪酸との混合物を与えるように、 水酸化アルカリ金属又はアンモニウムと有機塩基で中和される。本組成物中にお ける中和対対非中和脂肪酸の比率は約２：１以上、好ましくは約４：１以上であ る。本発明について記載する目的から、組成物中における脂肪酸の量は、それが 中和 されているか又は非中和であるかにかかわらず、脂肪酸に関して表示されている 。 中和脂肪酸は脂肪酸を常法で中和することにより得られる。本発明で用いられ る水酸化アルカリ金属は好ましくは水酸化カリウムであり、有機塩基は好ましく はトリエタノールアミンである。これらの中和剤は改善された起泡性、製品安定 性、皮膚感及びリンシング特徴の観点から本組成物で好ましい。 本組成物は約０．５〜約２０重量％、好ましくは約１〜約１５％、特に約５〜 約１０％の、アニオン系、ノニオン系、カチオン系、双極性及び両性界面活性剤 とそれらの混合物から選択される合成界面活性剤も含む。組成物は約１０：１〜 約１：３、好ましくは約５：１〜約１：３、特に約３：１〜約１：２の重量比で アニオン系及び両性界面活性剤の混合物を含むことが好ましい。本発明の組成物 の他の好ましい態様では、アニオン系、両性及びノニオン系界面活性剤の混合物 を含む。個別アニオン系、カチオン系、双極性、両性及びノニオン系界面活性剤 成分のレベルは、存在するとき、組成物の約０．１〜約１５重量％、好ましくは 約０．５〜約１０％の範囲内である。 本発明で使用に適したアニオン系界面活性剤には、エトキシル化アルキルサル フェート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、メチルアシルタウレート 、脂肪アシルグリシネート、Ｎ‐アシルグルタメート、アシルイセチオネート、 アルキルスルホサクシネート、α‐スルホン化脂肪酸、それらの塩及び／又はそ れらのエステル、アルキルエトキシカルボキシレート、アシルサルコシネート、 脂肪酸／タンパク質縮合物とそれらの混合物のようなマイルド合成洗浄界面活性 剤がある。好ましくは、これらの界面活性剤に関するアルキル及び／又はアシル 鎖長はＣ₈‐Ｃ₂₂、更に好ましくはＣ₁₀‐Ｃ₁₈、特にＣ₁₂‐Ｃ₁₄である。 最良マイルド性及び起泡特徴の観点から本発明で使用上好ましいのは、Ｃ₁₂‐ Ｃ₁₄アシルサルコシネート及びその塩である。 本発明で使用に適した両性界面活性剤には： （ａ）下記式（Ｉ）のイミダゾリニウム誘導体 （上記式中Ｒ₁はＣ₇‐Ｃ₂₂アルキル又はアルケニルであり、Ｒ₂は水素又はＣＨ₂ Ｚであり、各Ｚは独立してＣＯ₂又はＣＨ₂ＣＯ₂Ｍであり、ＭはＨ、アルカリ金 属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムである）； 及び／又は下記式（II）のアンモニウム誘導体 （上記式中Ｒ₁、Ｒ₂及びＺは前記のとおりである）； （ｂ）下記式(III)のアミノアルカノエート Ｒ₁ＮＨ（ＣＨ₂）_nＣＯ₂Ｍ 下記式（IV）のイミノジアルカノエート Ｒ₁Ｎ〔（ＣＨ₂）_mＣＯ₂Ｍ〕₂ 及び下記式（Ｖ）のイミノポリアルカノエート （上記式中ｎ、ｍ、ｐ及びｑは１〜４の数であり、Ｒ₁及びＭは独立して前記基 から選択される）；及び （ｃ）それらの混合物がある。 タイプ（ａ）の適切な両性界面活性剤は商品名ミラノール(Miranol)及びエン パイゲン(Empigen)として市販され、各種の複合混合物を含むと理解されている 。伝統的に、ミラノールは一般式Ｉを有すると記載されてきており、CTFA Cosme tic Ingredient Dictlonary,3rd Editionでは非環式構造IIを示しているが、4th EditionではＲ₂がＮ結合ではなくＯ結合した別の構造異性体について示してい る。実際には、環式及び非環式種の複合混合物が存在しているらしく、双方の定 義が補完のために本明細書では与えられる。しかしながら、本発明で使用上好ま しいのは非環式種である。 タイプ（ａ）の適切な両性界面活性剤の例には、Ｒ₁がＣ₈Ｈ₁₇（特に、イソカ プリル）、Ｃ₉Ｈ₁₉及びＣ₁₁Ｈ₂₃アルキルである式Ｉ及び／又はIIの化合物があ る。特に好ましいのは、Ｒ₁がＣ₉Ｈ₁₉、ＺがＣＯ₂Ｍ及びＲ₂がＨである化合物； Ｒ₁がＣ₁₁Ｈ₂₃、ＺがＣＯ₂Ｍ及びＲ₂がＣＨ₂ＣＯ₂Ｍである化合物；Ｒ₁がＣ₁₁Ｈ₂₃ 、ＺがＣＯ₂Ｍ及びＲ₂がＨである化合物である。 ＣＴＦＡ名で、本発明で使用に適した物質にはココアンホカルボキシプロピオ ネート、ココアンホカルボキシプロピオン酸、特にココアンホアセテート及びコ コアンホジアセテート（他に、ココアンホカルボキシグリシネートとも称される ）がある。具体的な市販製品には、アンホラック(Ampholak)７ＴＸ（ナトリウム カルボキシメチルタロウポリプロピルアミン）、エンパイゲンＣＤＬ６０および ＣＤＲ６０〔アルブライト＆ウィルソン(Albright & Wilson)〕、ミラノールＨ ２Ｍコンク(Miranol H2M Conc.)、ミラノールＣ２ＭコンクＮ．Ｐ．、ミラノー ルＣ２ＭコンクＯ．Ｐ．、ミラノールＣ２Ｍ ＳＦ、ミラノールＣＭスペシャル 〔ローヌ・ポーレン(Rhone-Poulenc)〕；アルカテリック(Alkateric)２ＣＩＢ 〔アルカリル・ケミカルズ(Alkaril Chemicals)〕；アンホタージ(Amphoterge) Ｗ‐２〔ロンザ社(Lonza,Inc.)〕；モナテリック(Monateric)ＣＤＸ‐３８、モ ナテリックＣＳＨ‐３２〔モナ・インダストリーズ(Mona Industries)〕；レウ ォテリック(Rewoteric)ＡＭ‐２Ｃ〔レウォ・ケミカル・グループ(Rewo Chemica l Group)〕；スケアコチック(Schercotic)ＭＳ‐２〔スケア・ケミカルズ(Scher Chemicals)〕の商品名で販売されるものがある。 上記タイプの市販両性界面活性剤のいくつかは、例えば水酸化物対イオンとの 、あるいはアニオン系サルフェート又はスルホネート界面活性剤、特にサルフェ ート化Ｃ₈‐Ｃ₁₈アルコール、Ｃ₈‐Ｃ₁₈エトキシル化アルコール又はＣ₈‐Ｃ₁₈ アシルグリセリドタイプのものとの電気的中性錯体の形で製造及び販売されてい ると理解されている。しかしながら、マイルド性及び製品安定性の観点から好ま しいのは、（非エトキシル化）サルフェート化アルコール界面活性剤を本質的に 含まない組成物である。両性界面活性剤の濃度及び重量比は本発明において界面 活性剤の非錯体形に基づいており、いかなるアニオン系界面活性剤対イオンも全 体のアニオン系界面活性剤成分含有分の一部として考えられることに留意せよ。 タイプ（ｂ）の好ましい両性界面活性剤の例には、ベロール・ノーベル(Berol Nobel）により商品名アンホラックＸ０７及びアンホラック７ＣＸで販売される Ｎ‐アルキルポリトリメチレンポリカルボキシメチルアミンと、塩、特にトリエ タノールアンモニウム塩とＮ‐ラウリル‐β‐アミノプロピオン酸及びＮ‐ラウ リルイミノジプロピオン酸の塩がある。このような物質はヘンケル(Henkel)によ り商品名デリファト(Deriphat)及びローヌ・ポーレンによりミラテイン(Miratai ne)として販売されている。 本組成物は、約０．１〜約１５％、更に好ましくは約０．５〜約１０％の双極 性界面活性剤、特にアルキルベタイン又はアミドベタイン界面活性剤も含有でき る。 本発明の組成物で含有上適したベタイン界面活性剤には、下記式のアルキルベ タイン： Ｒ₅Ｒ₆Ｒ₇Ｎ⁺（ＣＨ₂）_nＣＯ₂Ｍ (VIII) 及び下記式（IX）のアミドベタイン： （上記式中Ｒ₅はＣ₁₂‐Ｃ₂₂アルキル又はアルケニルであり、Ｒ₆及びＲ₇は独立 してＣ₁‐Ｃ₃アルキルであり、ＭはＨ、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン モニウム又はアルカノールアンモニウムであり、ｎ及びｍは各々１〜４の数であ る）がある。好ましいベタインにはココアミドプロピルジメチルカルボキシメチ ルベタイン、ラウリルアミドプロピルジメチルカルボキシメチルベタイン及びテ ゴ(Tego)ベタインがある。 本発明の組成物は、約０．１〜約１５重量％、好ましくは約０．５〜約１０％ のノニオン系界面活性剤、特に油由来ノニオン系界面活性剤又は油由来ノニオン 系界面活性剤の混合物も含有していることが好ましい。油由来ノニオン系界面活 性剤は使用時及び使用後の双方について皮膚感効果の発現上本発明による組成物 で有益である。本発明で使用上適切な油由来ノニオン系界面活性剤には、ポリエ チレングリコール鎖が挿入されたトリグリセリド、エトキシル化モノ及びジグリ セリド、ポリエトキシル化ラノリンとエトキシル化バター誘導体のような水溶性 植物及び動物由来皮膚軟化剤がある。本発明で使用上１つの好ましいクラスの油 由来ノニオン系界面活性剤は下記一般式（VI）を有する： 上記式中ｎは約５〜約２００、好ましくは約２０〜約１００、更に好ましくは約 ３０〜約８５であり、上記式中Ｒは平均で炭素原子約５〜２０、好ましくは炭素 原子約９〜１８を有する脂肪族基からなる。 このクラスの適切なエトキシル化油脂にはグリセリルココエート、グリセリル カプロエート、グリセリルカプリレート、グリセリルタロウエート、グリセリル パルメート、グリセリルステアレート、グリセリルラウレート、グリセリルオレ エート、グリセリルリシノレエートと、パーム油、アーモンド油及びコーン油の ようなトリグリセリドから誘導されるグリセリル脂肪エステル、好ましくはグリ セリルタロウエート及びグリセリルココエートのポリエチレングリコール誘導体 がある。 このクラスの適切な油由来ノニオン系界面活性剤は、クローダ社(Croda Inc.) (New York,USA)からクロボール(Crovol)ＥＰ４０（ＰＥＧ２０イブニングプリム ローズグリセリド）、クロボールＥＰ７０（ＰＥＧ６０イブニングプリムローズ グリセリド）、クロボールＡ‐４０（ＰＥＧ２０アーモンドグリセリド）、クロ ボールＡ‐７０（ＰＥＧ６０アーモンドグリセリド）、クロボールＭ‐４０（Ｐ ＥＧ２０メイズグリセリド）、クロボールＭ‐７０（ＰＥＧ６０メイズグリセリ ド）、クロボールＰＫ‐４０（ＰＥＧ１２パーム核グリセリド）及びクロボール ＰＫ‐７０（ＰＥＧ４５パーム核グリセリド）のようなクロボール系の物質、ソ ラン(Solan)Ｅ、Ｅ５０及びＸポリエトキシル化ラノリンのようなソラン系の物 質として、ウエストブルック・ラノリン(Westbrook Lanolin)からアクアローズ( Aqualose)Ｌ‐２０（ＰＥＧラノリンアルコール）として入手できる。このクラ スの他の適切な界面活性剤は、シェレックス・ケミカル社(Sherex Chemical Co.)(Dublin,Ohio,USA)から界面活性剤のバロニック(Varonic)ＬＩ系として市販 されている。これらには、例えばバロニックＬＩ４８（ポリエチレングリコール （ｎ＝８０）グリセリルタロウエート、別にＰＥＧ８０グリセリルタロウエート とも称される）、バロニックＬＩ２（ＰＥＧ２８グリセリルタロウエート）、バ ロニックＬＩ４２０（ＰＥＧ２００グリセリルタロウエート）と、バロニックＬ Ｉ６３及び６７（ＰＥＧ３０及びＰＥＧ８０グリセリルココエート）がある。本 発明で使用に適した他の植物由来皮膚軟化剤は、コーン、アボカド及びババスー 油のＰＥＧ誘導体と、ソフチゲン(Softigen)７６７（ＰＥＧ（６）カプリル／カ プリングリセリド）である。 シアツリー(Shea Tree)〔ブチロスパーマム・カーキイ・コチュキー(Butyrosp ermum Karkli Kotschy)〕の果実から抽出された複合植物脂肪に由来するノニオ ン系界面活性剤及びその誘導体も、本発明で使用に適している。シアバターとし て知られるこの植物脂肪は中央アフリカで石鹸製造のような様々な手段に広く用 いられ、バリアクリームとしてそれはシダーマ(Sederma)(78610 Le Perray En Y velines,France)から市販されている。リペックス(Lipex)１０２Ｅ‐７５（シア バターのエトキシル化モノ、ジグリセリド）のようなリペックス系の化学物質と して、カールシャム・ケミカル社(Karlshamn Chemical Co.)(Columbos,Ohio,USA )から入手できる、シアバターのエトキシル化誘導体も特に適切である。同様に 、マンゴ、カカオ及びイリッペ脂のエトキシル化誘導体も本発明による組成物で 用いてよい。これらはエトキシル化ノニオン系界面活性剤として分類されるが、 ある割合が非エトキシル化植物油脂として留まってもよいと理解されている。 他の適切な油由来ノニオン系界面活性剤にはアーモンド油、ピーナツ油、米糠 油、小麦麦芽油、亜麻仁油、ハホバ油、アプリコットピット、クルミ、パームナ ッツ、ピスタチオナッツ、ゴマ種子、菜種の油、ケード(Cade)油、コーン油、ピ ーチピット油、ケシ種子油、マツ油、ヒマシ油、大豆油、アボカド油、サフラワ ー油、ココナツ油、ハシバミ実油、オリーブ油、ブドウ種子油及びヒマワリ種子 油のエトキシル化誘導体がある。 最良マイルド性及び皮膚感特徴の観点から本発明で使用上高度に好ましい油由 来ノニオン系界面活性剤は、ＰＥＧ６０イブニングプリムローズグリセリド、Ｐ ＥＧ５５ラノリンポリエトキシル化誘導体及びＰＥＧ６Ｃ₈‐Ｃ₁₀グリセリドで ある。 本発明の組成物は約１０重量％以内、好ましくは約３％以内のレベルで不溶性 香料又は化粧油又はワックスあるいはそれらの混合物も含有してよく、その油又 はワックスは２５℃の温度で製品マトリックスに不溶性であるという意味で不溶 性である。このような油又はワックスの添加は、本発明によるパーソナルクレン ジング組成物に皮膚軟化性、マイルド性及びリンシング性を付与することができ る。しかしながら、本質的にオイルフリーである、即ち約１重量％以下、好まし くは０．５％以下の添加油相を含有している、望ましい物理的特性（透明性等） と一緒に優れた皮膚軟化性及びマイルド性を有した組成物がデリバリーできるこ とは、本発明の特徴である。物理的に、このタイプの好ましい組成物は視覚上透 明な溶液又はマイクロエマルジョンの形態をとる。追加香料又は化粧油又はワッ クスを含有した組成物において、好ましくはノニオン系界面活性剤対添加油の重 量比は少くとも約１：２、更には特に少くとも約３：１である。 本発明で使用上適切な不溶性化粧油及びワックスは、非水溶性シリコーン、例 えば不揮発性ポリアルキル及びポリアリールシロキサンゴム及び流体、揮発性環 状及び直鎖ポリアルキルシロキサン、ポリアルコキシル化シリコーン、アミノ及 び四級アンモニウム改質シリコーン、硬質架橋及び強化シリコーンとそれらの混 合物、Ｃ₈‐Ｃ₃₀脂肪酸のＣ₁‐Ｃ₂₄エステル、例えばイソプロピルミリステート 、ミリスチルミリステート及びセチルリシノレエート、安息香酸のＣ₈‐Ｃ₃₀ エステル、蜜ロウ、飽和及び不飽和脂肪アルコール、例えばベヘニルアルコール 、炭化水素、例えば鉱油、ワセリン、スクアラン及びスクアレン、ポリブテン、 脂肪ソルビタンエステル（１９７６年１０月２６日付で発行されたSeidenのＵＳ ‐Ａ‐３，９８８，２５５明細書参照）、ラノリン及び油様ラノリン誘導体、動 物及び植物トリグリセリド、例えばアーモンド油、ピーナツ油、小麦麦芽油、米 糠油、亜麻仁油、ハホバ油、アプリコットピット、クルミ、パームナッツ、ピス タチオナッツ、ゴマ種子、菜種の油、ケード油、コーン油、ピーチピット油、ケ シ種子油、マツ油、ヒマシ油、大豆油、アボカド油、サフラワー油、ココナツ油 、ハシバミ実油、オリーブ油、ブドウ種子油及びヒマワリ種子油と、ダイマー及 びトリマー酸のＣ₁‐Ｃ₂₄エステル、例えばジイソプロピルダイメレート、ジイ ソステアリルマレート、ジイソステアリルダイメレート及びトリイソステアリル トリメレートから選択できる。 本発明による組成物は、好ましい態様で、スキンコンディショニングカチオン 系又はノニオン系ポリマーも含有する。ポリマースキンコンディショニング剤は 約０．０１〜約５重量％、好ましくは約０．０４〜約２％、特に約０．０５〜約 １％のレベルで存在することが好ましい。 適切なポリマーは高分子量物質である（例えば、光散乱により測定された質量 平均分子量は通常約２０００〜約５，０００，０００、好ましくは約５０００〜 約３，０００，０００、更に好ましくは１００，０００〜約１，０００，０００ である）。 ポリマーの代表的クラスには、カチオン系多糖；アクリル酸及び／又はメタク リル酸から誘導されるカチオン系ホモポリマー及びコポリマー；カチオン系及び ノニオン系セルロース樹脂；ジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びアクリ ル酸のカチオン系コポリマー；ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのカチオ ン系ホモポリマー；カチオン系ポリアルキレン及びエトキシポリアルキレンイミ ン；四級化シリコーンとそれらの混合物がある。 例示として、本発明で使用に適したカチオン系ポリマーには、上記カチオン基 に加えてヒドロキシプロピル置換基（０．８〜１．１のd.s.）を含む商品名ジャ ガー(Jaguar)Ｃ‐１４‐Ｓ(RTM)、ジャガーＣ‐３８６ＦＡ(RTM)及びジャガーＣ ‐１６(RTM)として市販されるヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムグア ーガム（０．１１〜０．２２のd.s.）のようなカチオン系グアーガムと、ＣＴＦ Ａ名ポリクォータニウム(Polyquaternium)１０として知られるものと、商品名ユ ーケア(Ucare)ポリマーＪＲ‐３０Ｍ、ＪＲ‐４００及びセルクアット(Celquat) として市販されるような四級化セルロースエーテルがある。他の適切なカチオン 系ポリマーは、商品名マークアット(merquat)１００として市販されるジメチル ジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、商品名マークアット５５０及び マークアットＳとして市販されるジメチルアミノエチルメタクリレート及びアク リルアミドのコポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びアクリル アミドのコポリマー、商品名ガフクアット(Gafquat)１００として市販されるア ミノアルコールの四級化ビニルピロリドンアクリレート又はメタクリレートコポ リマー、例えばポリクォータニウム１１及び２３と、ポリエチレンイミン及びエ トキシル化ポリエチレンイミンのようなポリアルキレンイミンである。 最終組成物の粘度〔ブルックフィールド(Brooklield)ＲＶＴ ＤＣＰ、コーン ＣＰ４１又はＣＰ５２で１ｒｐｍ、２５℃、ニート〕は、好ましくは少くとも約 ５００ｃｐｓである。組成物の粘度は、好ましくは約１０００〜約５０，０００ ｃｐｓ、更に好ましくは約２０００〜約３０，０００ｃｐｓ、特に約５０００〜 約１８０００ｃｐｓである。 クレンジング組成物は、クレンジング組成物マトリックスに可溶性である他の ヘア又はスキンモイスチャライザーを場合により含有できる。このようなモイス チャライザーの好ましいレベルは約０．５〜約２０重量％である。好ましい態様 において、モイスチャライザーは： １．水溶性液体ポリオール、 ２．皮膚の角質層に天然でみられる必須アミノ酸化合物、及び ３．水溶性非ポリオール非閉塞物質及びその混合物 から選択される。 更に好ましい非閉塞性モイスチャライザーの一部例はグリセリン、ポリエチレ ングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、メチルグルコースのポリ エチレングリコール及びプロピレングリコールエーテル（例えば、エチルグルカ ムＥ‐２０及びプロピルグルカンＰ‐１０）、ラノリンアルコールのポリエチレ ングリコール及びプロピレングリコールエーテル（例えば、ソルラン(Solulan) ‐７５）、ナトリウムピロリドンカルボン酸、Ｌ‐プロリン、グアニジン、ピロ リドン、加水分解タンパク質及び他のコラーゲン由来タンパク質、アロエベラゲ ル、アセトアミドＭＥＡとそれらの混合物である。上記の中では、グリセリンが 高度に好ましい。 いくつかの追加任意物質が各々約０．１〜約２重量％のレベルでクレンジング 組成物に添加できる。このような物質にはタンパク質、ポリペプチド及びそれら の誘導体；ＤＭＤＭヒダントイン、ジャマール(Germall)１１５、ヒドロキシ安 息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチルエステル、ＥＤＴＡ、ユーキシル (Euxyl)(RTM)Ｋ４００のような水溶性又は可溶性保存剤、ベンジルアルコール、 ソルビン酸カリウム及びビサバロールのような天然保存剤；安息香酸ナトリウム 及び２‐フェノキシエタノール；ヒアルロン酸、キチン及びデンプングラフト化 ナトリウムポリアクリレート、例えばセラニーズ・スーパーアブゾーベント・マ テリアルズ(Celanese Superabsorbent Materials),Portsmith,VA,USAから入手で きて、ＵＳ‐Ａ‐４，０７６，６６３明細書で記載されたサンウェット(Sanwet) (RTM)ＩＭ‐１０００、ＩＭ‐１５００及びＩＭ‐２５００のような他のモイス チャライジング剤；ヘキシレングリコール及びプロピレングリコールのような溶 媒；オキセコ(Oxeco)（フェノキシイソプロパノール）のような抗菌剤；アンモ ニウムイオン源（例えば、ＮＨ₄Ｃｌ）のような低温相改質剤；硫酸マグネシウ ム及び他の電解質のような粘度調節剤；着色剤；エチレングリコールジステアレ ート、ＴｉＯ₂及びＴｉＯ₂コートマイカのような真珠光沢剤及び不透明剤；香料 及び香料溶解剤；バルフォア(Valfour)ＢＶ４００及びその誘導体のようなゼオ ライト；ポリカルボキシレート、アミノポリカルボキシレート、ポリホスホネー ト、アミノポリホスホネート等のようなＣａ²⁺／Ｍｇ²⁺封鎖剤；セチルアルコー ルのような脂肪アルコール；ブチル化ヒドロキシトルエンのような酸化防止剤が ある。酸化防止剤は約０．００１〜約０．０５％のレベルで用いられる。水も本 組成物の約４５〜約９３重量％、好ましくは少くとも約６０％のレベルで存在す ることが好ましい。組成物のｐＨは、好ましくは約４〜約１０、最も好ましくは 約６〜約１０である。 本発明の組成物は、好ましくは約０．０１〜約１０％、更に好ましくは約０． ０２〜約２％、特に約０．０２〜約０．５％のレベルで親水性ゲル化剤も含有す ることができる。ゲル化剤は、好ましくは少くとも約４０００mPa.s、更に好ま しくは少くとも約１０，０００mPa.s、特に少くとも５０，０００mPa.sの粘度（ １％水溶液、２０℃、ブルックフィールドＲＶＴ）を有する。 適切な親水性ゲル化剤は通常水溶性又はコロイド性水溶性ポリマーとして記載 でき、それにはセルロースエーテル（例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メ チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース）、ポリビニルピロリド ン、ポリビニルアルコール、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム及びキ サンタンガムがある。 しかしながら、本発明で好ましい疎水性ゲル化剤は、商標名カルボポール(Car bopol)樹脂としてＢ．Ｆ．グッドリッチ社(B.F.Goodrich Company)から販売 されるカルボキシビニルポリマーとアクリル酸／アクリル酸エチルコポリマーで ある。これらの樹脂は、例えばポリアリルスクロース又はポリアリルペンタエリ トリトールのような架橋剤０．７５〜２．００％で架橋されたアクリル酸のコロ イド性水溶性ポリアルケニルポリエーテル架橋ポリマーから本質的になる。例と してはカルボポール９３４、カルボポール９４０、カルボポール９５０、カルボ ポール９８０、カルボポール９５１及びカルボポール９８１がある。カルボポー ル９３４は、各スクロース分子について平均で約５．８のアリル基を有する、ス クロースのポリアリルエーテル約１％で架橋されたアクリル酸の水溶性ポリマー である。最も好ましいポリマーはカルボポール９５１である。商品名カルボポー ル１３８２、カルボポール１３４２及びペムレン(Pemulen)ＴＲ‐１（ＣＴＦＡ 名；アクリレート／１０〜３０アルキルアクリレート架橋ポリマー）で市販され る、両親媒性質を有したアクリル酸の疎水性改質架橋ポリマーも本発明で使用に 適している。ポリアルケニルポリエーテル架橋アクリル酸ポリマーと疎水性改質 架橋アクリル酸ポリマーとの組合せも適切であり、本発明で使用上好ましい。本 ゲル化剤は常温及び高温の双方で優れた安定性を与える上で特に貴重である。 本発明で酸性基保有親水性ゲル化剤を中和する上で使用に適した中和剤には、 水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミ ン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンがある。 下記例は本発明のパーソナルクレンジング組成物の実例である。例Ｉ〜Ｖ 上記例の組成物は組成物の約１重量％で非中和脂肪酸を含有している。 上記例の組成物は下記のように製造する。 増粘剤を清潔な撹拌ジャケット付きステンレススチール容器で水に加える。容 器の内容物を増粘剤が水和されるまで激しく撹拌する。撹拌を少くして、容器を ６５．６〜７１．１℃（１５０〜１６０°Ｆ）に加熱する。脂肪酸の前溶融源を 容器に加える。次いで脂肪酸を中和するために、中和剤を撹拌しながら６５．６ ℃ （１５０°Ｆ）で容器に加える。６５．６〜７１．１℃（１５０〜１６０°Ｆ） で界面活性剤とその後に残留成分を撹拌しながら容器に加える。最後に、得られ た混合液を室温で急速に冷却する。 製品は直ちにパック詰めできる。 上記例の組成物は優れたマイルド性、製品安定性、起泡性、皮膚感、モイスチ ャライジング、クレンジング及びリンシング特徴を与える。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ Ｃ１１Ｄ 3/37 9546−4Ｈ Ｃ１１Ｄ 3/37 17/08 9546−4Ｈ 17/08 (72)発明者 シュミット，ロバート レイモンド アメリカ合衆国ケンタッキー州、フォー ト、ライト、ゼネラル、ドライブ、504

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ａ）約１０：１〜約１：１の重量比で水酸化アルカリ金属又はアンモニ ウム中和脂肪酸と有機塩基中和脂肪酸との混合物約６〜約２０重量％； ｂ）非中和脂肪酸約０．１〜約５重量％； ｃ）アニオン系、ノニオン系、カチオン系、双極性及び両性界面活性剤とそれ らの混合物からなる群より選択される合成界面活性剤約０．５〜約２０重量％； 及び ｄ）水； を含んでなり、中和脂肪酸対非中和脂肪酸の重量比が約２：１以上であり、全脂 肪酸混合物が約５重量％以下のＣ₁₂含有率を有している、液体パーソナルクレン ジング組成物。 ２． 脂肪酸が約１０：１〜約１：３の重量比でＣ₁₄飽和脂肪酸とＣ₁₆‐Ｃ₁₈ 飽和及び一不飽和脂肪酸との混合物からなる、請求項１に記載の組成物。 ３． 水酸化アルカリ金属が水酸化カリウムであり、有機塩基がトリエタノー ルアミンである、請求項１に記載の組成物。 ４． カチオン系及びノニオン系ポリマーコンディショニング剤とそれらの混 合物、好ましくはカチオン系及びノニオン系多糖；アクリル酸及び／又はメタク リル酸から誘導されるカチオン系及びノニオン系ホモポリマー及びコポリマー； カチオン系及びノニオン系セルロース樹脂；ジメチルジアリルアンモニウムクロ リド及びアクリル酸のカチオン系コポリマー；ジメチルジアリルアンモニウムク ロリドのカチオン系ホモポリマー；カチオン系ポリアルキレン及びエトキシポリ アルキレンイミン；四級化シリコーンとそれらの混合物からなる群より選択され るポリマースキンコンディショニング剤約０．０１〜約５重量％を更に含んでい る、請求項１に記載の組成物。 ５． ポリマースキンコンディショニング剤が約２０００〜約５，０００，０ ００、好ましくは約５０００〜約３，０００，０００の範囲内で質量平均分子量 を有する、請求項４に記載の組成物。 ６． 組成物が１０００〜５０，０００ｃｐｓの範囲内の粘度〔ブルックフィ ールドＲＶＴ ＤＣＰ、コーンＣＰ４１又はＣＰ５２で１ｒｐｍ、２５℃、ニー ト（neat）〕を有する、請求項１に記載の組成物。 ７． 界面活性剤が約１０：１〜約１：３の重量比でアニオン系及び両性界面 活性剤の混合物からなる、請求項１に記載の組成物。 ８． 下記式（VI）を有するエトキシル化油脂から選択されるノニオン系界面 活性剤： （上記式中ｎは約５〜２００、好ましくは約２０〜約１００、更に好ましくは約 ３０〜約８５であり、上記式中Ｒは平均で炭素原子約５〜２０、好ましくは原子 約９〜２０、更に好ましくは炭素原子約１１〜１８、最も好ましくは炭素原子約 １２〜１６を有する脂肪族基からなる）約０．１〜約１５重量％を含んでいる、 請求項１に記載の組成物。 ９． アニオン系界面活性剤がエトキシル化アルキルサルフェート、アルキル グリセリルエーテルスルホネート、メチルアシルタウレート、脂肪アシルグリシ ネート、アルキルエトキシカルボキシレート、Ｎ‐アシルグルタメート、アシル イセチオネート、アルキルスルホサクシネート、α‐スルホン化脂肪酸、それら の塩及び／又はそれらのエステル、アシルサルコシネート、脂肪酸／タンパク質 縮合物とそれらの混合物からなる群より選択される、請求項１に記載の組成物。 １０． アニオン系界面活性剤がＣ₈‐Ｃ₂₂アシルサルコシネートからなる、 請求項７に記載の組成物。 １１． 両性界面活性剤が （ａ）下記式（Ｉ）のイミダゾリニウム誘導体 （上記式中Ｒ₁はＣ₇‐Ｃ₂₂アルキル又はアルケニルであり、Ｒ₂は水素又はＣＨ₂ Ｚであり、各Ｚは独立してＣＯ₂又はＣＨ₂ＣＯ₂Ｍであり、ＭはＨ、アルカリ金 属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムである）； 及び／又は下記式（II）のアンモニウム誘導体 （上記式中Ｒ₁、Ｒ₂及びＺは前記のとおりである）； （ｂ）下記式(III)のアミノアルカノエート Ｒ₁ＮＨ（ＣＨ₂）_nＣＯ₂Ｍ 下記式（IV）のイミノジアルカノエート Ｒ₁Ｎ〔（ＣＨ₂）_mＣＯ₂Ｍ〕₂ 及び下記式（Ｖ）のイミノポリアルカノエート （上記式中ｎ、ｍ、ｐ及びｑは１〜４の数であり、Ｒ₁及びＭは独立して前記基 から選択される）；及び （ｃ）それらの混合物 からなる群より選択される、請求項７に記載の組成物。 １２． 両性類が式（Ｉ）のイミダゾリニウム誘導体及び式（II）のアンモニ ウム誘導体からなる群より選択される、請求項１１に記載の組成物。 １３． 下記式のアルキルベタイン： Ｒ₅Ｒ₆Ｒ₇Ｎ⁺（ＣＨ₂）_nＣＯ₂Ｍ (VIII) 及び下記式（IX）のアミドベタイン： （上記式中Ｒ₅はＣ₁₂‐Ｃ₂₂アルキル又はアルケニルであり、Ｒ₆及びＲ₇は独立 してＣ₁‐Ｃ₃アルキルであり、ＭはＨ、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン モニウム又はアルカノールアンモニウムであり、ｎ及びｍは各々１〜４の数であ る）から選択される双極性界面活性剤約０．１〜約１５重量％を含んでいる、請 求項１に記載の組成物。 １４． 約２０重量％以内の香料又は化粧油を更に含んでいる、請求項１に記 載の組成物。