JPH09503243A - 固体粒子用の湿潤および/または分散剤としてのアクリル系ブロック共重合体、並びに生成する分散物の利用法 - Google Patents

固体粒子用の湿潤および/または分散剤としてのアクリル系ブロック共重合体、並びに生成する分散物の利用法

Info

Publication number
JPH09503243A
JPH09503243A JP7510149A JP51014995A JPH09503243A JP H09503243 A JPH09503243 A JP H09503243A JP 7510149 A JP7510149 A JP 7510149A JP 51014995 A JP51014995 A JP 51014995A JP H09503243 A JPH09503243 A JP H09503243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
block
particles
dispersion
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7510149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3388748B2 (ja
Inventor
クロード オゾット−フィルベール,
カロル トンデール,
アンリ−ジェラール リエス,
アラン メイベック,
ジャン−フランソワ トランシャン,
Original Assignee
エル.ヴェ.エム.アッシュ. ルシェルシェ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=9451438&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH09503243(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by エル.ヴェ.エム.アッシュ. ルシェルシェ filed Critical エル.ヴェ.エム.アッシュ. ルシェルシェ
Publication of JPH09503243A publication Critical patent/JPH09503243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388748B2 publication Critical patent/JP3388748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D17/00Pigment pastes, e.g. for mixing in paints
    • C09D17/002Pigment pastes, e.g. for mixing in paints in organic medium
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/29Titanium; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/90Block copolymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q3/00Manicure or pedicure preparations
    • A61Q3/02Nail coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D17/00Pigment pastes, e.g. for mixing in paints
    • C09D17/004Pigment pastes, e.g. for mixing in paints containing an inorganic pigment
    • C09D17/007Metal oxide
    • C09D17/008Titanium dioxide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K23/00Use of substances as emulsifying, wetting, dispersing, or foam-producing agents
    • C09K23/34Higher-molecular-weight carboxylic acid esters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 Aと表記されるのに該当するアクリル酸またはメタクリル酸と、Bと表記されるのに該当する、C1−C10であるアルキル鎖を持つアクリル酸またはメタクリル酸アルキルとから作られて、ABと表記されるブロック共重合体。前記ブロック共重合体は、ブロック体Bを可溶化する溶媒または溶媒混合物から成る本質的な有機媒質中で固体粒子用の湿潤および/または分散剤として利用される。本発明は、また、前記で定義されるブロック共重合体を用いる固体粒子分散物に関するものである。本発明は、また、組成物に関するものであり、前記分散物を含む特に化粧品組成物に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 固体粒子用の湿潤および/または分散剤としてのアクリル系ブロック共重合体 、並びに生成する分散物の利用法 本発明は、固体粒子用の湿潤および/または分散剤としてのアクリル系共重合 体の新規利用法、並びにこれらのブロック共重合体を含む固体粒子の分散物に関 する。 非水性媒質の中で表面を処理するのに高分子状界面活性剤を使用することは、 多数の研究の主題、特に特定の粉体の表面にポリマーを固定するメカニズムと動 力学を明示することを目的とする実験室の研究の主題をなしてきた。 前記の研究の例として次の研究を挙げることができる: AおよびBは2個のブロック体(block)を表し、bはブロック共重合 体が含まれることを示し、記号としてはA−b−Bで表記する、種々なブロック 共重合体を用いる研究; メタクリル酸ブチルとメタクリル酸ジメチルアミノエチルを主成分とするブ ロック共重合体を用いて、イソプロパノール中に分散したシリカに関するデュ ポン ド ネムール社(Du Pont de Nemours)の業績(ウー( Wu)、ヨコヤマ(Yokoyama)、セッタークイスト(Setterqu ist)、ポリム.ジェイ.(Polym.J.)23巻、409頁、(91年 )); ポリスチレン−b−ポリブタジエン共重合体を用いて分散したチタン酸化物 に関するモラウ(Molau)およびリチャードソン(Richardson) の業績(アドブ.ケム.サー.(Adv.Chem.Ser.)99巻、379 頁、(71年)); トルエン中でポリスチレン−b−ポリビニルピリジン共重合体の存在でのシ リカに関するいろいろな研究、例えば、:ジェイ.エフ.タッシン(J.F.T assin)、アール.エル.シーメンス(R.L.Siemens)、ウィン グ ティー.タング(WingT.Tang)、ジ ー.ハジーオーンナウ(G.Hadziioannou)、ジエイ.デイー.ス ワーレス(J.D.Swales)、ビー.エイ.スミス(B.A.Smith )、ジェイ.フィス.ケム.(J.Phys.Chem.)93巻、2106− 2111頁、(1989年); ポリスチレン−b−ポリステアリルメタクリレー卜共重合体を用いるカーボ ンブラックの分散物に関するリーマンス(Leemans)、フェ ijtterhoeven)の業績(ポリマー(Polymer)、31巻、1 08頁、(90年));並びに ランダム型の共重合体を用いる研究があり、挙げることができる1つの例と してメタクリル酸メチルとアクリロニトリルから成り、ヒドロキシステアリン酸 の7量体グラフト体を含むスケルトンを持つ両親媒性ランダム共重合体の二酸化 チタン(TiO2)上への吸着の研究があり、前記研究はジェイ.オブ.コロイ ド.アンド インターフェイス サイ.(J.of Colloid and I nterface Sci.)、26巻、214−221頁、(1968年)に 発表されている。 ブロック共重合体は、アクリル酸またはメタクリル酸(ブロック体Aと表記) と、C1からC10の間のアルキル鎖を持つアクリル酸またはメタクリル酸アルキ ル(ブロック体Bと表記)との間で形成することは公知である。これらの共重合 体は、2個のブロック体(A−b−B)または3個のブロック体(A−b−B− b−AまたはB−b−A−b−B)が可能である。これらは以後、2個のブロッ ク体または3個のブロック体かどうかに関係なく、ABと表記する。これらの共 重合体の合成を、次に詳しく説明する: 2個のブロック体および3個のブロック体のアクリル酸/メタクリル酸メチ ル共重合体に関しては、エス.ケイ.バルシネイ(S.K.Varshney) 、シー.ヤコブ(C.Jacobs)、ジェイ.-ピー.ハウテッカー(J.− P.Hautekcer)、ピー.ベイヤード(P. モレキュルズ(Macromolecules、24巻、4997−5000頁 、(1991年); 2個のブロック体のメタクリル酸/メタクリル酸2−エチルヘキシル共重合 体に関しては、ティー.イー.ロング(T.E.Long)、シー.ディー.デ ボーター(C.D.DePorter)、エヌ.パーテル(N.Patel)、 ディー.ダブリュー.ドワイト(D.W.Dwight)、ジー.エル.ウィル ケ(G.L.Wilkes)、ジェイ.イー.マクグラス(J.E.McGra th)のポリム.プレップ.(Polym.Prep.),28(2)巻、21 4−216頁、(1987年); 3個のブロック体のメタクリル酸/メタクリル酸2−エチルヘキシル共重合 体に関しては、シー.ディー.デポーター(C.D.DePorter)、ティ ー.イー.ロング(T.E.Long)、エル.エヌ.ベンカテッシュワーレン (L.N.Venkateshwaran)、ジー.エル.ウィルケ(G.L. Wilkes)、ジェイ.イー.マクグラス(J.E.McGrath)、ポリ ム.プレップ.(Polym.Prep.),29(1)巻、343−345頁 、(1988年); 2個のブロック体および3個のブロック体のメタクリル酸/メタクリル酸n −へキシル共重合体に関しては、シー.ディー.デボーター(C.D.DePo rter)、エル.エヌ.ベンカテッシュワーレン(L.N.Venkates hwaran)、ジー.エイ.ヨーク(G.A.York)、ジー.エル.ウィ ルケ(G.L.Wilkes)、ジェイ.イー.マクグラス(J.E.McGr ath)、ポリム.プレップ.(Polym.Prep.),30(1)巻、2 01−203頁、(1989年)。 記載されているプロヤスは、開始剤およびモノマーの濃度を調節することによ って各ポリマーブロック体の性質と長さを変えることが可能である。 今後、AB、特にPAA−b−PMMAと表記されるアクリル系共重合体の系 統を旨く用いると、有機液体に対する固体粒子の表面エネルギーの改善をするこ とができるので、安定な分散物を得るために有機媒質中でこ れらの固体粒子に対して湿潤および/または分散剤として利用できることを本出 願人は今や発見した。従って、これらのブロック共重合体を用いると、溶媒中で これらの粒子の安定な分散物を形成させようとするときには粒子が凝集体を形成 する問題に対する有効な解決策が得られる。 従って、本発明の本質的な特徴の1つによると、本発明は、ABと表記される ブロック共重合体の利用であって、該当するブロック体(類)がAと表記される アクリル酸またはメタクリル酸と、該当するブロック体(類)がBと表記される 、C1とC10との間のアルキル鎖を持つアクリル酸またはメタクリル酸アルキル とのブロック共重合体を、ブロック体Bを可溶化する溶媒または溶媒混合物から 成る本質的な有機媒質中で固体粒子用の湿潤および/または分散剤として利用す ることに関する。 本明細書の中では本質的な有機媒質とは、5%未満の水、好ましくは1%未満 の水を含む媒質を意味すると理解される。 粉体を分散することが望まれる媒質の性質および粉体の性質に左右されるが、 この系統の各共重合体に関しては本出願人の研究がその先駆けとなった:即ち、 一方では、共重合体の初期量に対する“固定された”共重合体の量の比とし て定義される、共重合体の吸着因子を測定したこと。“固定された”共重合体と は固体粒子の表面上で物理的結合によって吸着される共重合体を意味すると理解 される。 そして他方では湿潤剤の効果を測定したこと。 本出願人の研究は、或る与えられた温度において共重合体の初期濃度の関数と して共重合体の吸着速度を表す吸着等温線と呼ばれる曲線においてプラトー(p lateau)の存在を実証したことはとりわけ先駆けとなった。 湿潤および/または分散剤の効果は、最小量の共重合体を用いて吸着等温線の プラトーに達し、しかも粒子の全表面を被覆しなければならないことに特徴があ る。 本出願人の研究は、媒質の中でブロック共重合体ABの存在下で固体粒 子の表面エネルギー、粒子間に形成される凝集体の量、およびその寸法が著しく 減少することを実証したことで先駆けとなった。 本出願人は、また、アクリル系共重合体ABが有機媒質中の固体粒子分散物に 対して注目すべき安定剤となり、しかも吸着等温式のプラトーに対応する共重合 体の含有量については少なくとも24時間、上澄み液が透明にならない分散物を 特に得ることができることも実証した。 前記で定義されるAB型のブロック共重合体が、A−b−Bと表記される2− ブロック共重合体であることは有益である。 ブロック共重合体は、また、A−b−B−b−AまたはB−b−A−b−B型 の3−ブロック共重合体であることもある。 本発明の1つの特に有益な変形によると、この時に選ばれる共重合体は、アク リル酸(AAと表記)とメタクリル酸メチル(MMAと表記)とのPAA−b− PMMAで表される2−ブロック共重合体である。 固体粒子はいかなるタイプでもよく、数ナノメートルと数ミリメートルとの間 、好ましくは50nmと100μmとの間の寸法が好都合である。 特に、固体粒子は、鉱物粒子、特に金属酸化物、例えばチタン、亜鉛、鉄もし くはジルコニウムの酸化物、シリカ、アルミナまたは炭酸カルシウムから成る粒 子が可能である。 これらの顔料は、鉱物または有機質保持体に固定されてもされなくてもよい顔 料であることが可能である。 本発明は、鉱物顔料に極めてよく適用できる。 挙げてもよい顔料の例は、チタン酸化物、鉄酸化物、亜鉛酸化物、およびカル シウムまたはバリウムレーキの形をしたアゾ着色剤である。 鉱物保持体は、アルミナ、シリカまたはそうでなければ二酸化チタン(TiO2 )から成ることできる。 有機媒質中で固体粒子用の分散および/または湿潤剤として本発明に従って使 用されるアクリル系ブロック共重合体、特に共重合体PAA−b−PMMAは、 2000と500,000との間、好ましくは2000と1 00,000との間の数平均分子量(Mn)を持つことが有益である。 これらの共重合体のブロック体A、特にPAAは、湿潤効果を発揮するように 共重合体の5から95重量%を占める。 同様に、分散効果を発揮して安定な分散物となるには、ブロック体Aは共重合 体の50重量%より少ないことが好ましい。 粒子を処理するのに使用される有機溶媒は次の溶媒が可能である: ブロック体AにもBにも向く任意の溶媒、 ブロック体Bに向くが、ブロック体Aには非溶媒の任意の溶媒、 両ブロック体を可溶化する溶媒の任意の混合物、または ブロック体Bは可溶化するが、ブロック体Aは可溶化しない溶媒の任意の 混合物。 次の溶媒は、共重合体 PAA−b−PMMAに対して使用できる溶媒の例で ある: 両ブロック体に対する溶媒としては、ジオキサン、ジメチルホルムアミド またはジメチルスルホキシド、 PMMAブロック体に対する任意の溶媒、即ち、例えば、酢酸メチル、酢 酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルもしくは酢酸アミルのようなエステルや、 アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトンもしくはシクロヘキサノン のようなケトン、クロロホルムもしくはジクロロメタンのような塩素化溶媒、例 えばトルエンやキシレンのような芳香族、或いは酢酸、或いは 前記溶媒の混合物、またはPMMAに対する溶媒と、このPMMAブロッ クの可溶性を保持する比率にあるPMMAの非溶媒との混合物、例えば少なくと も50%の酢酸ブチルを含む酢酸ブチル/エタノールもしくはイソプロパノール 混合物。 もう1つの特徴によると、本発明は溶媒または溶媒の混合物の中での固体粒子 の安定な分散物に関するものであり、分散剤は、前記で定義されるアクリル系ブ ロック共重合体AB、特に共重合体PAA−b−PMMAであり、そして溶媒は ブロック体Bを可溶化する本質的な有機媒質である。 本発明によって分散物を調製するのに使用できる粒子は、前記で定義される任 意の粒子、特に数ナノメートルと数ミリメートルとの間、好ましは50nmと1 00μmとの間の寸法を持つ固体粒子である。 本発明は、鉱物固体粒子の分散物、特に金属酸化物粒子の分散物、更に特に有 機または鉱物支持体に支持されてもされなくてもよい鉱物顔料の分散物に特に適 用できる。 本発明の分散物の中ではチタン酸化物粒子の分散物を極めて詳しく説明する場 合がある。 本発明による分散物を調製するに使用できる共重合体は、前記で定義されるA B型の全て、特に共重合体PAA−b−PMMAであり、2000と500,0 00との間、好ましくは2000と100,000との間の数平均分子量(Mn )を持つことが有益である。 ブロック体A、特にPAAは、ブロック共重合体の5から95重量%まで、好 ましくは前記ブロック共重合体の50重量%より少ない量を占める。 本発明による分散物は、固体粒子を基準としてブロック共重合体の0.1から 30重量%まで、好ましくは0.5%から15%までを含む(固体粒子の比表面 積に左右される)。 本発明によると分散物を調製するのに使用される本質的な有機媒質には次のも のが可能である: ブロック体AにもBにも向く任意の溶媒、 ブロック体Bに向くが、ブロック体Aには非溶媒の任意の溶媒、 両ブロック体を可溶化する溶媒の任意の混合物、または ブロック体Bは可溶化するが、ブロック体Aは可溶化しない溶媒の任意の 混合物。 次の溶媒は、共重合体PAA−b−PMMAに対して使用できる溶媒の例であ る: 両ブロック体に対する溶媒としては、ジオキサン、ジメチルホルムアミド またはジメチルスルホキシド、 PMMAブロック体に対する任意の溶媒、即ち、例えば、酢酸メチ ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルもしくは酢酸アミルのようなエステ ルや、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトンもしくはシクロヘキ サノンのようなケトン、クロロホルムもしくはジクロロメタンのような塩素化溶 媒、例えばトルエン、キシレンのような芳香族、或いは酢酸、或いは 前記溶媒の混合物、またはPMMAに対する溶媒と、このPMMAブロッ クの可溶性を保持する比率にあるPMMAの非溶媒との混合物、例えば少なくと も50%の酢酸ブチルを含む酢酸ブチル/エタノールもしくはイソプロパノール 混合物。 エステル、例えば酢酸ブチル、プロピルもしくはエチル、または主としてエス テルから成るエステル/アルコール混合物は溶媒または溶媒混合物として選択す ることは有益である。 本発明の分散物を調製するのに特に有用な溶媒は、酢酸ブチルである。少なく とも50%の酢酸ブチルを含む酢酸ブチル/エタノール混合物を使用することも また有益である。 本発明は、チタン酸化物粒子、特に50nmと1μmとの間の寸法を持つ粒子 の分散物に特に適用が可能である。 実際上、吸着因子は次のように測定する:共重合体の初期濃度Ciで重量ms の溶液を、比表面積Sで重量mcの粒子と接触させる。吸着に引き続いて、遠心 分離によって粒子を取り除いた後にこの溶液の新しい濃度(Ce)を測定する。 吸着因子(AF)は次式によって得られる、 AF=(Ci−Ce)/Ci×100(%) 次に吸着速度は次式から得られる: Γ=[(Ci−Ce)×ms]/mc×S 実験によると、少量の共重合体でも負荷物を正しく分散するのに充分であるこ とが判る。例えば、10m2/gのチタン酸化物粉体の重量1gの場合、溶媒と して酢酸ブチルを用いて、22重量%のPAAを含む数平均 分子量(Mn)9900のPAA−b−PMMA共重合体約40mgで、20℃ において吸着等温式のプラトーに達する。 分散性は、例えば、クールター(Coulter)LS130型の装置を用い て粒子径を測定して評価する。 本発明に従って、分散剤として使用されるブロック共重合体の1つの大きな長 所は、ブロック共重合体が安定な分散物を生成することである。 分散物の安定化は、時間の関数として懸濁物の沈降速度を測定するか、或いは 遠心分離時間の関数として上澄み物の吸光度の変化を追跡することによって評価 する。 本発明による分散物に関するもう1つの長所は、もしデカンテーションに長時 間かかるならば、生成する沈降物は振とう後、媒質の中で極めて容易に再分散が 可能であり、共重合体は粒子の表面全体を被覆し従って粒子の凝集を防止するこ とである。 本発明による分散物の別の長所は、分散物が室温で乾燥すると、回収された粉 体は、あとになって、溶媒に入れると容易に再分散できることである。 本発明の別の本質的特徴によって、本発明は、前記の分散物を含むあらゆる組 成物にも関係するものである。本発明は、塗料または化粧品分野向けに考えられ る顔料分散物を含む組成物に特に関係がある。 Bブロック体、特に安定性ブロック体であるPMMAブロック体を持つ、本発 明による分散物の1つの大きな長所は、分散物がニトロセルロースと相溶性があ るのでマニキュア液の調製に特に利用できる。 本次の実施例は、発明を例証するために単に挙げられている。 実施例 実施例1 :チタン酸化物粉体の分散 使用した共重合体は、22%のPAAを含む、Mn=9900のPAA−b− PMMAである。 溶媒は酢酸ブチルである。 共重合体を酢酸ブチルに溶解させる。次に比表面積10m2/gのチタン酸化 物3gを溶液10gに添加した後、この混合物を24時間振とうする。 図1は、重量パーセントで表した共重合体の初期濃度の関数として吸着速度お よび吸着因子を示している。吸着因子、AF、は次の関係式によって与えられる : AF=(Ci−Ce)/Ci×100(%) 式中、Ciは共重合体の初期濃度であり、Ceは初期濃度の共重合体が固体粒 子と接触して固体粒子が遠心分離によって分離された後の溶液濃度である。 吸着速度は次式によって与えられ、 Γ=[(Ci−Ce)ms]/mcS 式中、msは溶液の重量であり、mcは比表面積Sを持つ二酸化チタン(TiO2 )の重量である。本実施例では: ms=10g S=10m2/g mc=3g 図1における曲線のプロットは20℃における共重合体の初期濃度の関数とし て吸着速度(吸着等温式)を示し、明らかにプラトーが存在することを示すので 、このプラトーの開始点が図1に示すように接線を引くことによって決められる 。 本実施例の特別な事例では、この曲線上で決められたプラトーの開始点は共重 合体の初期濃度1.2重量%に相当する。 また、計算によると、二酸化チタン(TiO2)1gを安定化および分散する ためにこの事例では40mgが必要であることが判る。実施例2 :表面エネルギーの改善の実証 実施例1に記載した手法により共重合体PAA−b−PMMAで処理された二 酸化チタン(TiO2)に関して、表面エネルギーの改善は、ピー. ステーブンス(P.Stevens)、エル.ガイペン(L.Gypen)およ びアール.ジェネン−バルトロモイッセン(R.Jennen−Barthol omeussen)によってファルマシュウテッシュ チーヂシュリフト フォル ベルギー(Farmaceutisch Tij gang)、2号、3−4月号、(1974年)に掲載された“粉体の湿潤性( Wettability of powders)”の中のステーブンスの試験( Stevens’test)で評価される。 処理前には二酸化チタン(TiO2)は、約70mJ/m2の表面エネルギーを もち、即ち著しい親水性を示す。共重合体(Ci=3%)の吸着後、約40mJ /m2の値まで表面エネルギーが急激に低下するのが観察される。 これらの観察値は、無限希釈における逆相ガスクロマトグラフィーによって確 認される。実施例3 : 二酸化チタン(TiO2)粒子の分散物の実証 分散性は、クールター(Coulter)LS 130型を用いて粒子径を測 定することにより評価する。 図2a、2bおよび2cは、実施例1で示す吸着等温式と同じ例に対してクー ルター(Coulter)LS 130型を用いていろいろな処理段階において 得られる粒径分析の図を示している。二酸化チタン(TiO2)が全て被覆され ると、この共重合体によって凝集体は極端に少なくなり、見えなくなる(即ち、 吸着等温式のプラトーに対応するポリマーの初期濃度に対して)。 このタイプの例の場合、極めて良い分散剤ならば、凝集体の量を1%より少な くしなければならない。 図2aは、溶液中に共重合体がない場合に凝集体が支配的であることを示して いる。 図2bは、酢酸ブチル中で1%の共重合体初期濃度Ci、即ち二酸化チ タン(TiO2)基準で3.33%に相当し、プラトー前でさえ凝集体の比率が 既に明瞭に減少していることを示している。 図2cは、吸着等温式のプラトーに対応する条件、この例では3%の初期濃度 と関係があるが、凝集体は完全に消失していることを示している。実施例4 :粒子の分散物の安定化の実証 例3で検討した3つの懸濁物の沈降速度を時間の関数として中間相(inte rphase)の高さを測定することによって検討する。 図3は、次の各々に対応する各懸濁物に対して時間の関数として管の中の懸濁 物の中間相の高さ(cm単位)を示している。 ブロック共重合体がない状態での二酸化チタン(TiO2)の懸濁物(未 処理のTiO2) 吸着等温式のプラトーに至る前の懸濁物(Ci=1%)、および 吸着等温式のプラトーにおける懸濁物(Ci=3%)。実施例5 :安定化の実証 本実施例は、120rpm(シマヅ(Shimadzu)SA−CP3を用い て)における遠心分離時間の関数として上澄み物の吸光度の変化を検討すること により前記実施例と同じ二酸化チタン(TiO2)粉体の懸濁物の安定化を再度 実証する。 図4は、一方はブロック共重合体がない状態での酢酸ブチル中の二酸化チタン (TiO2)を用いた場合に得られた結果と、他方はPAA−b−PMMAがあ る状態で吸着等温式のプラトーの前およびプラトー上における酢酸ブチル中の二 酸化チタン(TiO2)を用いた場合に得られた結果を示しており、前記実施例 (Ci=1%およびCi=3%)と同じ条件下である。実施例6 : ニトロセルロースがある場合の安定化の実証 沈降管の中の中間相の高さを、酢酸ブチル中のニトロセルロース(タイプ C A4 SNPE)の20重量%溶液における懸濁物に関する時間の関数として検 討したものであり、この高さは固体粒子の沈降速度を反映して いる。 図5によると、未処理の二酸化チタン(TiO2)と、18重量%のPAAを 含むMn=45,000の共重合体で処理した二酸化チタン(TiO2)(処理の 場合はCi=3%)との挙動を比較することができる。実施例7 :二酸化チタン(TiO2)(S=10m2/g)について共重合体PA A−b−PMMAの分散および安定化の役割の実証 下記の表では、二酸化チタン(TiO2)(S=10m2/g)および一連の共 重合体PAA−b−PMMA(Ci=3%)について得られる分散および安定化 の結果を取りまとめている。 凝集体は1μmを超える粒径の粒子から成る。粗二酸化チタン(TiO2)の 場合は、凝集体は88.4容量%を占める。 シマヅ(Shimadzu)指数(index)は、吸光度が100%から5 0%へ変化するのに要する時間(秒単位)である。参考ながら、この指数は未処 理の二酸化チタン(TiO2)の場合は15である。 実施例8:種々の媒質における共重合体の分散効果の実証 平均粒径0.4μmで比表面積20m2/gの黄色の鉄酸化物粉体、および比 表面積10m2/gのチタン酸化物粉体から各々成る2種類の顔料の分散物に関 しては、この2種類の顔料の各々を使用して、レッド デビル(Red Dev il)型ボールミルの中で1時間分散させた下記の4つの混合物(塗料に使用さ れる)の検討を相次いで行った。 生成した混合物は次の通りであり、パーセントは重量パーセントを示す: 混合物 1(比較用): ・顔料:20% ・酢酸ブチル:80% 混合物 2: ・顔料:20% ・実施例1の共重合体:5% ・酢酸ブチル:75% 混合物 3: ・顔料:20% ・実施例1の共重合体:5% ・粉砕添加物(grinding aid)(ネオク リル(Neocr yl) B 1000):5% ・酢酸ブチル:70% 混合物 4: ・顔料:20% ・実施例1の共重合体:5% ・ニトロセルロース:5% ・酢酸ブチル:70% 各混合物を光学顕微鏡で観察すると、検討した両顔料に関しては、混合物2か ら4の分散物は混合物1の分散物よりも優れていることが判る。実施例9 :マニキュア液の調製 次の組成の無色の基剤を使用する: ニトロセルロース 10〜15% フィラー樹脂:アリールスルファニルアミド 8〜12% 可塑剤:ジブチルフタラート、しょうのう 6〜8% 溶剤:酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン 65〜75% 懸濁剤:ベントン O.8〜1.5% 添加剤 1〜2% マニキュア液は、実施例8の混合物2から4の1つから出発して次の手法で調 製する: 約5重量%の顔料を含む着色溶液が得られるまで、混合物を前記の無 色の基剤の中のひとつで希釈する。 次に、得られる生成物を、所望の色によって決まる比率で前記無色の基剤の 中のひとつと混合すると、最終のマニキュア液中では約1重量%の顔料となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C09D 17/00 PUJ 9272−4J C09D 17/00 PUJ (72)発明者 リエス, アンリ−ジェラール フランス国 ミュルーズ 68200 ルー デュ ムニエ, 31 (72)発明者 メイベック, アラン フランス国 クールブヴォア 92400 ル ー ドゥ ブゾン, テール 20,レ プ ワゾン (番地なし) (72)発明者 トランシャン, ジャン−フランソワ フランス国 ボワニー―シュール―ビオン ヌ 45760 マリニー―レ―ユサージュ ルー ドゥ クールタソール, 365

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ABと表記されるブロック共重合体で、該当するブロック体(類)がAと表 記されるアクリル酸またはメタクリル酸と、該当するブロック体(類)がBと表 記される、C1とC10との間のアルキル鎖を持つアクリル酸またはメタクリル酸 アルキルとのブロック共重合体を、ブロック体Bを可溶化する溶媒または溶媒混 合物から成る本質的な有機媒質中で固体粒子用の湿潤および/または分散剤とす ることを特徴とする前記ブロック共重合体の利用法。 2.前記ブロック共重合体が、2−ブロック共重合体(A−b−B)または3− ブロック共重合体(A−b−B−b−AまたはB−b−A−b−B)であること を特徴とする請求の範囲第1項に記載の利用法。 3.前記ブロック共重合体は、アクリル酸(AAと表記)およびメタクリル酸メ チル(MMAと表記)から成り、PAA−b−PMMAで表される2−ブロック 共重合体であることを特徴とする請求の範囲第1または第2項のうちの1項に記 載の利用法。 4.前記粒子が、数ナノメートルおよび数ミリメートルとの間、好ましくは50 nmと100μmとの間の寸法を持つことを特徴とする請求の範囲第1から第3 項に記載の利用法。 5.前記粒子が、鉱物粒子、特に金属酸化物粒子であることを特徴とする請求の 範囲第1から第4項のうちの1項に記載の利用法。 6.前記粒子が、有機または鉱物支持体に固定されてもされなくてもよい顔料で あることを特徴とする請求の範囲第1から第5項のうちの1項に記載の利用法。 7.前記粒子が、チタン酸化物(TiO2)から成ることを特徴とする請求の範 囲第1から第6項のうちの1項に記載の利用法。 8.前記共重合体が、2000と500,000との間、好ましくは2000と 100,000との間の数平均分子量(Mn)を持つことを特徴とする請求の範 囲第1から第7項のうちの1項に記載の利用法。 9.前記共重合体のブロック体A、特にPAA、が前記共重合体の5から95重 量%を占めることを特徴とする請求の範囲第1から第8項のうちの1項に記載の 利用法。 10.前記共重合体のブロック体A、特にPAA、が安定な分散物を得るために 前記共重合体の50重量%未満を占めることが好ましいことを特徴とする請求の 範囲第9項に記載の利用法。 11.溶媒または溶媒混合物中の固体粒子の安定な分散物において、分散剤が請 求の範囲第1項で定義されるようなAB型の共重合体で、特に式中、A=PAA でかつB=PMMAであり、前記溶媒または溶媒混合物がブロック体Bを可溶化 する本質的な有機媒質から成ることを特徴とする前記安定な分散物。 12.前記粒子が、数ナノメートルと数ミリメートルとの間、好ましくは50n mと100μmとの間の寸法を持つことを特徴とする請求の範囲第11項に記載 の分散物。 13.前記粒子が、鉱物粒子、特に金属酸化物粒子であることを特徴とする請求 の範囲第11項または第12項のうちの1項に記載の分散物。 14.前記粒子が、有機または鉱物支持体に固定されてもされなくてもよい顔料 であることを特徴とする請求の範囲第11から第13項のうちの1項に記載の分 散物。 15.前記粒子が、チタン酸化物から成ることを特徴とする請求の範囲第11か ら第14項のうちの1項に記載の分散物。 16.前記ブロック共重合体が、2000と500,000との間、好ましくは 2000と100,000との間の数平均分子量を持つことを特徴とする請求の 範囲第11から第15項のうちの1項に記載の利用法。 17.前記ブロック体A、特にPAA、が前記共重合体の50重量%未満を占め ることを特徴とする請求の範囲第16項に記載の分散物。 18.ブロック共重合体の前記濃度が、前記固体粒子基準で共重合体の0.1と 30重量%との間であることを特徴とする請求の範囲第11から第17項のうち の1項に記載の分散物。 19.前記共重合体のブロック体Bを可溶化する溶媒または溶媒混合物が、エス テル、例えば酢酸ブチル、酢酸プロピルまたは酢酸エチル、およびエステルから 主に成るエステル/アルコール混合物から成る部類中から選ばれることを特徴と する請求の範囲第11から第18項のうちの1項に記載の分散物。 20.前記溶媒が、酢酸ブチル、または少なくとも50%の酢酸ブチルを含む酢 酸ブチル/エタノール混合物であることを特徴とする請求の範囲第11から第1 9項のうちの1項に記載の分散物。 21.分散物がチタン酸化物分散物であることを特徴とする請求の範囲第11か ら第20項のうちの1項に記載の分散物。 22. 特に請求の範囲第11から第21項のうちの1項に記載の分散物を含む ことを特徴とする組成物であって、特にマニキュア液のような化粧品組成物。 23.前記組成物が、ニトロセルロースをも含むことを特徴とする請求の範囲第 22項に記載の組成物。
JP51014995A 1993-09-30 1994-09-28 固体粒子用の湿潤および/または分散剤としてのアクリル系ブロック共重合体、並びに生成する分散物の利用法 Expired - Fee Related JP3388748B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR93/11691 1993-09-30
FR9311691A FR2710552B1 (fr) 1993-09-30 1993-09-30 Utilisation de copolymères-blocs acryliques comme agents mouillants et/ou dispersants des particules solides et dispersions en résultant.
PCT/FR1994/001132 WO1995009207A1 (fr) 1993-09-30 1994-09-28 Utilisation de copolymeres-blocs acryliques comme agents mouillants et/ou dispersants des particules solides et dispersions en resultant

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09503243A true JPH09503243A (ja) 1997-03-31
JP3388748B2 JP3388748B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=9451438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51014995A Expired - Fee Related JP3388748B2 (ja) 1993-09-30 1994-09-28 固体粒子用の湿潤および/または分散剤としてのアクリル系ブロック共重合体、並びに生成する分散物の利用法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5681877A (ja)
EP (1) EP0721486B1 (ja)
JP (1) JP3388748B2 (ja)
DE (1) DE69429923T2 (ja)
ES (1) ES2173126T3 (ja)
FR (1) FR2710552B1 (ja)
WO (1) WO1995009207A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051840A1 (ja) * 2004-11-11 2006-05-18 Mitsubishi Chemical Corporation 色材分散液、着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び液晶表示装置
KR100848530B1 (ko) * 2004-11-11 2008-07-25 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 색재 분산액, 착색 수지 조성물, 컬러 필터 및 액정 표시장치
JP2010514874A (ja) * 2006-12-28 2010-05-06 ヌプレクス レジンズ ビー.ブイ. 修飾されたナノ粒子を含んでいる膜形成組成物および修飾されたナノ粒子を膜形成組成物中に使用する方法
JP2014101398A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Hitachi Chemical Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板及びプリント配線板
WO2018074349A1 (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 日本曹達株式会社 無機窒化物用分散剤、無機窒化物分散組成物

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5859113A (en) 1997-07-17 1999-01-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Pigment dispersions containing hydroxylated AB-block polymer dispersant
US20020018759A1 (en) * 2000-05-04 2002-02-14 Pagano Frank Charles Nail enamel compositions, related methods, and a two component kit for painting the nails
US20030153708A1 (en) * 2002-01-11 2003-08-14 Caneba Gerald Tablada Free radical retrograde precipitation copolymers and process for making same
JP3596533B2 (ja) * 2002-03-14 2004-12-02 富士ゼロックス株式会社 固形粉末化粧料
FR2838653B1 (fr) * 2002-04-18 2005-02-18 Rhodia Chimie Sa Procede de preparation d'une emulsion par dilution d'un concentre emulsionnable comprenant un copolymere amphiphile
US6750966B2 (en) * 2002-08-06 2004-06-15 Dow Global Technologies Inc. Real time monitoring of small particle dissolution by way of light scattering
MXPA03008714A (es) 2002-09-26 2004-09-10 Oreal Polimeros secuenciados y composiciones cosmeticas que comprenden tales polimeros.
JP3981133B2 (ja) * 2002-09-26 2007-09-26 ロレアル ブロックポリマーおよび皮膜形成剤を含む組成物
NO342495B1 (no) * 2003-06-30 2018-06-04 Mi Llc Borehullsfluid og fremgangsmåte for fremstilling av et tilsetningsstoff for å øke densiteten av et fluid
FR2860143B1 (fr) 2003-09-26 2008-06-27 Oreal Composition cosmetique comprenant un polymere sequence et une huile siliconee non volatile
US7468413B2 (en) * 2004-01-30 2008-12-23 Khodia Inc. Rare earth aggregate formulation using di-block copolmers
FR2867972B1 (fr) * 2004-03-23 2006-06-02 Oreal Composition de vernis a ongles comprenant un polymere sequence et un agent plastifiant
US8728451B2 (en) 2004-03-25 2014-05-20 L'oreal Styling composition comprising, in a predominantly aqueous medium, a pseudo-block polymer, processes employing same and uses thereof
US7758954B2 (en) * 2005-08-18 2010-07-20 James Hardie Technology Limited Coated substrate having one or more cross-linked interfacial zones
FR2904320B1 (fr) 2006-07-27 2008-09-05 Oreal Polymeres sequences, et leur procede de preparation
EP2160442A4 (en) * 2007-06-28 2013-05-29 Hardie James Technology Ltd PRIMER FOR COMPOSITE BUILDING MATERIALS
WO2009006333A1 (en) 2007-06-28 2009-01-08 James Hardie International Finance B.V. Paint formulation for building material
EP2162473B2 (en) * 2007-06-29 2020-04-15 James Hardie Technology Limited Multifunctional primers

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1429934A (en) * 1972-05-24 1976-03-31 Ici Ltd Dispersions
JPS543482B2 (ja) * 1972-10-14 1979-02-23
US4060511A (en) * 1976-01-07 1977-11-29 The Goodyear Tire & Rubber Company Pigmented, particulate powder coating composition
US4243430A (en) * 1977-09-21 1981-01-06 Rohm And Haas Company Pigment dispersant for aqueous paints
US4365035A (en) * 1977-11-10 1982-12-21 A. B. Dick Company Pigmented jet printing ink
GB2071116B (en) * 1979-12-28 1984-03-14 Nippon Oils & Fats Co Ltd Process for producing a non-aqueous polymeric peroxide dispersion
US4421881A (en) * 1981-03-23 1983-12-20 Sol Benkendorf Nitrocellulose lacquer composition containing gelatin and acrylic copolymers
US4476257A (en) * 1983-02-24 1984-10-09 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Magnetic coating composition of partially oxidized nitrocellulose and magnetic powder
US5272201A (en) * 1990-04-11 1993-12-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company Amine-containing block polymers for pigmented ink jet inks
US5085698A (en) * 1990-04-11 1992-02-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aqueous pigmented inks for ink jet printers
EP0466261B1 (en) * 1990-07-10 1995-10-04 Agfa-Gevaert N.V. Improved stabilization of dispersions of metal oxides and/or carbon black in water
US5169438A (en) * 1991-06-13 1992-12-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aqueous ink jet inks containing cycloaliphatic diol pluggage inhibitors
US5231131A (en) * 1991-12-24 1993-07-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aqueous graft copolymer pigment dispersants
EP0556649B1 (en) * 1992-02-20 1999-06-23 E.I. Du Pont De Nemours & Company Incorporated Aqueous dispersions containing ABC triblock polymer dispersants

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051840A1 (ja) * 2004-11-11 2006-05-18 Mitsubishi Chemical Corporation 色材分散液、着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び液晶表示装置
KR100848530B1 (ko) * 2004-11-11 2008-07-25 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 색재 분산액, 착색 수지 조성물, 컬러 필터 및 액정 표시장치
JP2010514874A (ja) * 2006-12-28 2010-05-06 ヌプレクス レジンズ ビー.ブイ. 修飾されたナノ粒子を含んでいる膜形成組成物および修飾されたナノ粒子を膜形成組成物中に使用する方法
JP2014101398A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Hitachi Chemical Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板及びプリント配線板
WO2018074349A1 (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 日本曹達株式会社 無機窒化物用分散剤、無機窒化物分散組成物

Also Published As

Publication number Publication date
ES2173126T3 (es) 2002-10-16
EP0721486B1 (fr) 2002-02-20
DE69429923T2 (de) 2002-08-29
EP0721486A1 (fr) 1996-07-17
FR2710552A1 (fr) 1995-04-07
WO1995009207A1 (fr) 1995-04-06
FR2710552B1 (fr) 1995-12-22
US5681877A (en) 1997-10-28
DE69429923D1 (de) 2002-03-28
JP3388748B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09503243A (ja) 固体粒子用の湿潤および/または分散剤としてのアクリル系ブロック共重合体、並びに生成する分散物の利用法
US5711940A (en) Stable microdispersions and microgels based on acrylic polymers, method for obtaining them and compositions, particularly cosmetic compositions, containing them
US5958385A (en) Polymers functionalized with amino acids or amino acid derivatives, method for synthesizing same, and use thereof as surfactants in cosmetic compositions, particularly nail varnishes
EP0267726B1 (en) Coreshell particle dispersions
CA2868399C (en) Oxidized carbon blacks treated with polyetheramines and coating compositions comprising same
US3532662A (en) Process of making dispersions of pigments coated with a polymer containing polar groups in liquids
Fielding et al. Preparation of Pickering emulsions and colloidosomes using either a glycerol-functionalised silica sol or core–shell polymer/silica nanocomposite particles
JP2003026940A (ja) 着色剤、ディスパーション、分散剤及びインキ
JPS6346091B2 (ja)
CN1854212A (zh) 着色剂、分散体、分散剂和油墨
US3393162A (en) Block and graft copolymer coated pigments
KR101815402B1 (ko) 수계 코팅을 위한 카본 블랙
JP7458378B2 (ja) コーティング用の顔料分散剤
CN113512201A (zh) 一种梳状分散剂及其制备方法和应用以及弱溶剂喷墨色浆
JP2012500288A (ja) 水溶性および溶剤可溶性の非イオン性添加剤
KR20050123172A (ko) 색상 강도 전개가 신속한, 분산이 용이한 안료
US5916985A (en) Functionalised polymers, method for synthesising same and use thereof as surfactants, particularly in cosmetic compositions such as nail varnish
KR101915865B1 (ko) 형광 수성 에나멜 조성물 및 이의 제조 방법
JPH07196884A (ja) 変性ジケトピロロピロールとアミノアルキルアクリレート樹脂との顔料組成物
CN112638872B (zh) 颜料分散剂
JP2003176436A (ja) インク組成物
KR960003283B1 (ko) 향상된 금속부착성을 가진 비수성 중합체분산 조성물
CN107532033B (zh) 具有有效不透明度的低光泽涂料组合物
JPH07196883A (ja) ジケトピロロピロールとアミノアルキルアクリレート樹脂との顔料組成物
JPS63161049A (ja) 改良された非水重合体分散液組成物およびそれらの調製方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees