JPH09503018A - ポリアミド樹脂を含有する硬化可能な接着剤組成物 - Google Patents

ポリアミド樹脂を含有する硬化可能な接着剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 エポキシ樹脂と組み合わされる時に場合により硬化可能である、アミンおよび酸末端性のポリアミド樹脂を含有するホットメルト型接着剤であって、ここでポリアミド樹脂のアミン成分が(i)1,2−ジアミノプロパン、(ii)ピペラジン−含有ジアミン、および場合により(iii)ポリエーテルジアミン類を含有し、ポリアミド樹脂が酸またはアミン末端性であってよく、そして40までの、好適には30までの、そしてより好適には20までの酸およびアミン価を有することにより特徴づけられるホットメルト型接着剤。この接着剤組成物は多くの用途で有用でありそしてたわみ性および低い粘着性を示しながら良好な強度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアミド樹脂を含有する硬化可能な接着剤組成物継続中の出願に関するリファレンス 1,2−ジアミノプロパンを含有する硬化可能なポリアミド接着剤は1992 年7月2日に出願された継続中の米国特許出願番号907,888に記載されて いるが、そこに記載されているポリアミド樹脂はピペラジン−含有ポリアミン類 を実質的に含まない。 熱硬化した実質的にアミン−末端性のピペラジンまたはポリエーテルジアミン を含有するポリアミド樹脂を含んでなる熱硬化した接着剤組成物は継続中の米国 特許出願番号824,748に記載されているが、好適な成分として1,2−ジア ミノプロパンは示唆されておらず、そして該組成物は本発明の硬化可能な組成物 とは異なり硬化した重合体である。 発明の背景 発明の分野 本発明は、場合によりエポキシ樹脂と一緒になっていてもよいアミンおよび酸 末端性のポリアミド樹脂を含んでなる新規なそして改良された硬化可能な接着剤 組成物に関し、それは硬化可能なホットメルト型接着剤、ポッティング化合物、 成形された生成物、シーラントまたはコーテイングとして有用である。これらの 新規な接着剤組成物は、高いたわみ性、低い軟化点および低い粘着性、並びに良 好な引っ張り強さを含む改良された性質により特徴づけられ、そして場合によっ ては水性分散液の形態で使用される。ポリアミド樹脂のアミン成分は約90−約 20当量%の1,2−ジアミノプロパンおよび約10−約80当量%のピペラジ ン−含有ジアミンを含んでなる。場合によっては、約20当量%までの C2−C12ポリアミンも使用できる。 たわみ性は粘着性と普通は両立しない低い弾性モジュラスを必要とするため、 たわみ性であるポリアミド類は一般的には高い強度および低い粘着性を有してい ない。驚くべきことに、1,2−ジアミノプロパンを含有する本発明のポリアミ ド類は低い弾性モジュラスを有するだけでなく低い粘着性も有する。これらのポ リアミド類は0.5−5分間の優れた解放時間(open time)を有し、それは良好な 結合を可能にするには十分な長さであるが組み立てライン生成物を可能にするに は短い。最適な解放時間は1分間以内である。性質のこの組み合わせが、積層用 途のための良好な接着剤である組成物を与える。減じられた粘着性により、コー テイングされたロールストックを製造するために接着剤ポリアミド組成物を使用 することが可能になる。たわみ性と一緒になった高い強度が、例えば製本および 製靴の如きこれらの性質が共存していなければならない多くの工業的用途で使用 できる生成物を与える。本発明の選択的な態様は、エポキシ樹脂を硬化させるた めのここに記載された新規なポリアミド類の使用を含む。先行技術の簡単な記述 米国特許第2,999,826号(Peerman 他)、第2,930,773号(Renf rew 他)、および第2,881,194号(Peerman 他)のように、二量体をベー スにしたポリアミド類がエポキシ樹脂の硬化用に有用であることは知られている 。そこに記載された液体ポリアミド類は液体エポキシ類と混合されそしてそのま ま硬化させる。生じた生成物は十分な硬化が起きるまではほとんど付着強度を有 していない。ある種の硬化した生成物は接着剤として有用であるが、そのような 生成物は一般的に 非常に硬くそして限られた延性およびたわみ性を有するという欠点がある。 米国特許第2,705,223号(Renfrew 他)に広く記載されているように、 ポリアミド樹脂およびエポキシ樹脂を用いて硬化可能なホットメルト組成物が製 造されている。ポリアミド類は重合体状脂肪酸と脂肪族ポリアミンとの縮合生成 物を含んでなる。10%のエポキシ樹脂および90%のポリアミド樹脂から90 %のエポキシ樹脂および10%のポリアミド樹脂までに変動する組成物が開示さ れている。典型的には、Renfrew により教示された組成物は硬化すると良好な接 着剤強度を有しておらずそして成分の混合後の限られた作業時間を与える。さら に、そのような組成物は周囲温度において基質に適用された時には劣悪なたわみ 性並びに熱、水および有機溶媒に対する劣悪な耐性を示す。 先行技術は、ピペラジンをポリアミド樹脂の中に加えることにより改良された たわみ性を有する接着剤が得られることを教示している。例えば、米国特許第4 ,853,460号(Harman)は、アミン成分が約25−75%当量の環式ジアミ ン、例えばピペラジン、アミン基が脂肪族鎖上の奇数の炭素原子と結合されてい る非−環式脂肪族ジアミン、例えば2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、お よび1種もしくはそれ以上のアルキレンジアミン類からなる硬化されていないポ リアミド組成物を開示している。しかしながら、生じた組成物は本発明の組成物 より大きい粘着性を示す。モジュラスを下げるための調合物中での変化が強度に おける大きな減少ももたらす。さらに、低いモジュラスおよび低い粘度の物質は 低温流れを受け、すなわち、それらは周囲温度においてクリープする。米国特許 第4,082,708(Mehta)は、エポキシ樹脂およ びポリアミドを含んでなり、ここでポリアミドが実質的に1,4−(ビス−アミノ アルキル)ピペラジンから誘導されるような接着剤系を教示している。硬化した 生成物として有用であるが、これらのピペラジンをベースにしたポリアミド組成 物は劣悪な回復性および限られたたわみ性を示す。さらに、ピペラジンを含有す るポリアミド類は水性および有機溶媒を容易に吸収しそして容易に加水分解する 。先行技術のピペラジンを含有するポリアミド類を使用して良好な溶媒および水 耐性を有するホットメルト組成物を得るのは特に困難であることが証明されてい る。 米国特許第4,566,931号(Panoch 他)には、炭素数6−12のオメガ アミノカルボン酸またはラクタム、ジカルボン酸およびジアミンの少なくとも約 30重量%が炭素数6の1回分枝鎖状にされたジアミンからなるアルファージア ミン類から製造されたコポリアミド類から本質的になる熱密封可能な硬化されて いない接着剤が記載されている。 例えば米国特許第3,408,317号(Vertnik)のようにポリアミド樹脂の 製造における1,2−ジアミノプロパンの使用も当技術で知られているが、そこ ではそれは好適には少割合でエチレンジアミンと共に使用されており、そして1 ,3−ジアミノプロパンはそれと本質的に同等であることが教示されている。米 国特許第3,377,303号(Peerman)は、ポリアミドの必須であるピペラジ ン−含有ジアミン成分と一緒に使用してもよい他のジアミン類の中に1,2−ジ アミノプロパンを挙げている。しかしながら、実際の使用ではエチレンジアミン だけが示されており、そして1,2−ジアミノプロパンの使用によりもたらされ る独特な性質の認識はない。 これまでに接着剤ポリアミド樹脂を製造するために種々のジアミン類 が使用されているが、本発明の新規なポリアミド組成物を特徴づける1,2−ジ アミノプロパンおよびピペラジン−含有ジアミン類の特定の組み合わせで得られ る予期されなかった性質は示唆されていない。 発明の要旨 本発明は、ポリアミド樹脂のアミン成分が(i)1,2−ジアミノプロパン、 (ii)ピペラジン−含有ジアミン、および場合により(iii)ポリエーテルジア ミン類を含んでなる、場合によりエポキシ樹脂と組み合わされる時には硬化可能 である、アミンおよび酸末端性のポリアミド樹脂を含んでなる独特なホットメル ト型接着剤組成物を提供する。ポリアミド樹脂は酸またはアミン末端性であって よく、そして40までの、好適には30までの、そしてより好適には20までの 酸およびアミン価を有することにより特徴づけられる。 本発明に従い、さらに本発明の接着剤組成物を使用する製造方法および製品も 提供される。 発明の詳細な記述 本発明は、たわみ性、高い強度、および低い粘着性により特徴づけられる改良 された接着剤ポリアミド組成物に関する。本発明のものを含むポリアミド類は酸 成分とアミン成分との反応生成物である。ポリアミド類の性質は異なるジアミン 類を使用することにより大きく影響される。本発明の組成物に関する性能の理論 的説明は全体的には正確でないかもしれないが、ジアミン類の効果に関する解釈 を以下に示す。線状の偶数鎖長のジアミン類、例えばエチレンジアミンおよびヘ キサメチレンジアミンは高い結晶性および鎖間の水素結合により硬いポリアミド 類を与える。鎖の間にわずかな水素結合性橋かけ結合があるため、第2級ジアミ ン類、例えばピペラジン、の使用がたわみ性を与える。アミン基の間に奇数鎖長 を有するアミン類の使用が長い解放時間を有するポリアミド類を与えることも発 見されている。しかしながら、高水準のこれらの奇数鎖長のジアミン類は低い強 度の生成物を与えるが、これらの物質のたわみ性は水素結合性橋かけ結合による ことが文献データから明白である。たわみ性を得るための高水準のこれらのジア ミン類またはピペラジンの使用は、低い強度を有し、粘着性でありそして低温流 れ性であろう生成物を与える可能性がある。対照的に、1,2−ジアミノプロパ ンは生成するポリアミドに対して良好な結晶性および強度を与えるのに十分な水 素結合を有していながら、同時に相互作用はポリアミド生成物が良好なたわみ性 を有するのに十分なほど低いことが見いだされた。 本発明のポリアミド組成物の酸成分は非−線状の重合された脂肪酸、および場 合により、線状ジカルボン酸およびモノカルボン酸よりなる群から選択される少 なくとも1種の酸を含んでなる。それ故、酸成分は約100−約0当量%の二量 体酸、約0−約100当量%のC2−C12二塩基酸、および場合により一塩基酸 を含んでなるであろう。 時には「二量体酸」とも称される重合体状脂肪酸は脂肪酸の重合から生ずる複 合混合物である。「二量体酸」という語は樹脂分野で一般的に使用されておりそ して典型的には不飽和トール油脂肪酸の付加重合から製造される非線状の重合体 状またはオリゴマー状脂肪酸を称する。これらの重合体状脂肪酸は典型的には0 −10%のC18一塩基酸、60−95%のC36二塩基酸、並びに1−35%のC54 三塩基酸およびそれより高級の重合体状酸の組成を有する。分別されない「二 量体酸」中の単量体、二量体、三量体およびそれより高級な重合体の相対比は出 発物質の 性質並びに重合および蒸留の条件に依存する。不飽和脂肪酸の重合方法は、例え ば、米国特許第3,157,681号に記載されている。二量体含有量も単量体、 三量体およびそれより高級な重合体成分を減じるために使用される分別条件によ り調節される。炭素数21−44の非−線状のジカルボン酸が好適である。約6 5重量%より多い二量体状脂肪酸含有量を有する重合体状脂肪酸も好適である。 薄い色および比較的良好な色安定性のために、これらの二量体酸を水素化できる 。 二量体酸は単独で使用してもよく、またはそれらを線状のジカルボン酸および モノカルボン酸と一緒に使用してもよく、従って、約100−0当量%の酸成分 を含んでなることとなろう。好適には、酸成分は約100−約30当量%の二量 体酸、そしてより好適には約90−約30当量%の二量体酸を含んでなることと なろう。 本発明の組成物の製造においては炭素数2−約24の広範囲の線状ジカルボン 酸を重合体状脂肪酸と一緒に使用してもよい。好適なジカルボン酸は6−22個 の炭素原子を有し、そしてアジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸 、セバシン酸、ドデカンジオン酸類(dodecanedioic acids)、およびそれらの混 合物が包含される。これらの好適な酸を製造する方法は既知でありそしてそれら は商業的に容易に利用可能である。より好適なものはアジピン酸、アゼライン酸 、セバシン酸およびドデカンジオン酸類である。これらの酸の対応する無水物、 エステルおよび酸塩化物の使用も「ジカルボン酸」という語に包含されることを 理解すべきである。芳香族ジカルボン酸またはそれらの対応する無水物、エステ ルもしくは酸塩化物を使用することもできる。これらの酸にはフタル酸、イソフ タル酸およびテレフタル酸が包含される。 線状のジカルボン酸は酸成分として単独で使用してもよく、または二量体酸と 組み合わせてもよく、それ故、反応混合物に対して約0−約100当量%(すな わち、重合前に混合物中に存在する全部の酸基の0−100%が線状ジカルボン 酸成分から誘導される)の範囲の量で加えられる。好適には、酸成分の全当量に 基づいて0−約70当量%のC6−C12二塩基酸が使用され、より好適には約1 0−約70当量%のC9−C12二塩基酸が使用される。 分子量を調節しおよび/またはアミン対酸基の比を変化させるために、二量体 酸および/または線状ジカルボン酸の他に線状モノカルボン酸を酸成分の第二ま たは第三部分として、約15当量%までの量で、加えることもできる。好適なモ ノカルボン酸は線状でありそして2−22個の炭素原子を有する。最も好適なも のはステアリン酸およびトール油脂肪酸、オレイン酸並びにそれらの混合物であ る。 従って、酸成分の全当量に基づいて、酸成分は好適には約30−100当量% の重合体状脂肪酸、並びに約0−70当量%のC6−C12線状ジカルボン酸およ びモノカルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる。 より好適には、酸成分の全当量に基づいて酸成分は約30−90当量%の重合体 状脂肪酸、10−70当量%のC9−C12線状ジカルボン酸および線状モノカル ボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる。それ故、本 発明のポリアミド類は本質的に1種もしくはそれ以上の重合体状脂肪酸よりなる 酸成分とアミン成分との反応生成物を含んでなることができる。 示されているように、本発明のポリアミド樹脂組成物の予期せぬ有利な性質の 大部分はポリアミドのアミン成分から生じる。特に、これらの 性質はピペラジン−含有ジアミン類と組み合わされた1,2−ジアミノプロパン の使用から生じる。1,2−ジアミノプロパン成分は特に重要であり、そしてそ の密であるが分枝鎖状である構造が本発明のポリアミド組成物の独特な性質に寄 与するかもしれないと理論づけられる。 本発明のポリアミド組成物のアミン成分は以下でさらに詳細に記載されている ように約90−約30当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約10−約7 0当量%のピペラジン−含有ジアミンを含んでなるが、場合により、アミン成分 の約0.5−約10当量%が以下でさらに詳細に記載されているタイプのポリエ ーテルジアミンを含んでなっていてもよい。好適には、アミン成分は約80−約 40当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約20−約60当量%のピペラ ジン−含有ジアミンを、場合により約1.0−約9当量%のポリエーテルジアミ ンと共に、含んでなるであろう。より好適には、アミン成分は約70−約50当 量%の1,2−ジアミノプロパン、および約30−約50当量%のピペラジン− 含有ジアミンを、場合により約2.0−約8当量%のポリエーテルジアミンと共 に、含んでなるであろう。 適当なピペラジン−含有ポリアミン類の例には、ピペラジン、または1,2− ジ(1−ピペラジニル)プロパン、1,3−ジ−(1−ピペラジニル)プロパン、1, 2−ジ−(1−ピペラジニル)エタン、1,4−ジ−(1−ピペラジニル)ブタン、 およびN−ヒドロキシエチルピペラジンを含むピペラジン誘導体が包含される。 ポリエーテルジアミン類は良好な低温衝撃強度性質を有する生成物を与える。 ポリエーテルジアミン類は約1−約10当量%、好適には約2−約8当量%、そ してより好適には約3−約6当量%の量で加えられる。 最も好適なポリエーテルジアミン類には、100−約8000の分子量を有する 酸化プロピレン重合体から製造されるジアミン類、100−約8000の分子量 を有する酸化エチレン重合体から製造されるジアミン類、および100−約80 00の分子量を有する酸化エチレン−酸化プロピレン重合体から製造されるジア ミン類が包含される。ポリエーテルジアミン類は、酸化プロピレン重合体または 酸化エチレン重合体から製造されそして100−約8000の分子量を有するト リアミン類も含んでいると考えられる。 本発明は、当技術で良く理解されているように最終生成物樹脂の性質の改良を 得るために、本発明のポリアミド樹脂を製造する際に場合により利用されるC2 −C12ポリアミン類の使用も意図する。そのようなポリアミン類は、当技術で既 知の線状ジアミン類、例えばエチレンジアミン、1,4−ブタンジアミン、ヘキ サメチレンジアミン、1,7−ヘプタンジアミン、および1,9−ノナンジアミン を含んでなる。しかしながら、偶数鎖長の線状ジアミン類、例えばエチレンジア ミンを使用することが好ましい。 ポリアミドのアミン成分中の、1,2−ジアミノプロパン成分およびピペラジ ン−含有ポリアミン成分、並びに場合により成分ジアミン成分の相対的な当量を 変えて、所望するたわみ性、弾性、非−脆性、低−粘着性および引っ張り強さを 有するポリアミドを得ることができる。 ここで使用される当量%値は下記の通りにして測定される。重合反応に加えら れる酸成分中の遊離酸基の合計数が100当量%と設定される。アミン成分の当 量%は酸成分のものに基づいており、すなわち、重合反応に加えられるアミン成 分中の遊離アミン基の合計数が遊離酸基の合計 数の百分率として表される。 本発明のポリアミド組成物の混合された反応物を重合するための技術および一 般的方法は既知であり、例えば、米国特許第3,377,303号、第4,343, 743号および第4,485,233号を参照のこと。一般的には、樹脂ケトルに 反応物をここに記載されている割合で充填し、そして混合物を不規則的重合が起 きる温度に加熱することにより本発明のポリアミド類は製造される。一般的には 、反応物を約140℃−約200℃の温度に加熱して重合を開始し、そしてその 後に縮合水を蒸留除去するのに十分な温度に加熱する。好適には加熱は例えば窒 素気体被覆の如き不活性気体雰囲気下で実施される。真空および高温を使用して 最後の痕跡量の水を除去することにより、重合の完了が促進される。重合を促進 するために、重合触媒を触媒作用割合で加えることができる。そのような触媒の 代表例は燐酸、亜燐酸トリフェニル、または錫塩である。反応混合物の選択され た粘度、例えば190℃における1,000−25,000cps、そして好適に は190℃における2,000−10,000cpsに達するまで、反応混合物の 加熱を行うことができる。さらに、少量(0.5−10当量%)の炭素数5−2 0の飽和線状カルボン酸、例えばステアリン酸、または他の単量体、例えば安息 香酸フェニルを混合物に加えて分子量および粘度を調節することもできる。 生じたポリアミド樹脂は熱可塑性であり、すなわち、熱硬化性種でないが本質 的にホットメルト型接着剤であり、そしてそれらの硬化していない状態で本発明 のポリアミド類は優れたたわみ性を有する強力な接着剤であるためその硬化して いない状態で、すなわち、それをエポキシ樹脂と組み合わせずに使用してもよい 。これらのポリアミド樹脂は種々の 表面、例えば皮革および他の動物のなめし皮、ビニルベース重合体、例えばポリ 塩化ビニル、および他の合成重合体物質、天然および合成ゴム、木材、紙、金属 、ガラス、陶器などに対する良好な接着性を与える。それ故、本発明のポリアミ ド樹脂接着剤組成物は広範囲の工業、芸術および最終使用で有用である。そのよ うな用途のためには、従来のホットメルト技術、例えば熱の適用と共になされる 溶融樹脂または樹脂の押し出し棒の適用により、接着結合が好適に行われる。そ の減じられた粘着性および生じた短縮された解放時間により、樹脂をシートまた はフィルム、破片または粉末の形態で介在させることもでき、それらが熱の適用 およびその後の冷却により結合された製品を与える。結合操作には高圧は必要で ないが、いくらかの圧力の適用が有利であると証明されるであろう。本発明のポ リアミド樹脂を特徴づけているたわみ性と組み合わされた高い強度がこれらの適 用を特に有利にしている。本発明のポリアミド樹脂は先行技術の似ている関連ポ リアミド類と比べてポリカーボネート基質に対する改良された接着性を示し、そ れはポリカーボネート基質、例えば食品および医学用包装容器、に対する保護膜 の熱密封において特に重要であることが証明されている。 或いは、熱可塑性樹脂をここに記載されている種々のエポキシ樹脂と組み合わ せて良好なたわみ性および引っ張り強さを有する硬化された生成物を得ることも できる。 本発明はエポキシ樹脂の1個の分子当たり2個もしくはそれ以上のエポキシ基 を有するエポキシ樹脂に適用可能である。良好な耐熱性を生ずるためには、好適 なエポキシ樹脂は多官能性であり、すなわち、それらは2に等しいかもしくはそ れより大きい官能性を有する。最も好適なエ ポキシ樹脂は1個の分子当たり少なくとも2個の、そして好適には約2.2−約 8個のエポキシ基を有する。硬化用に使用できるエポキシ組成物は一般的にはビ スフェノールAもしくはビスフェノールAオリゴマーのジグリシジルエーテルに 基づいた線状エポキシ類、またはフェノールホルムアルデヒドもしくはクレゾー ル−ホルムアルデヒド樹脂のマルチ−グリシジルエーテル類に基づいた分枝鎖状 タイプ、または不飽和脂肪油を含むエポキシド化されたオレフィン類である。最 も好適なエポキシ樹脂は多官能性エポキシノボラック樹脂、例えば The Dow Che mical Company(Midland,Michigan)により販売されているD.E.N.TMエポキ シノボラック樹脂である。D.E.N.431は1個の分子当たり平均2.2個のエ ポキシ基を有し、D.E.N.438は1個の分子当たり平均3.6個のエポキシ基 を有し、そしてD.E.N.439は1個の分子当たり平均3.8個のエポキシ基を 有する。 ポリアミド樹脂の遊離アミンおよび酸基対エポキシ樹脂のエポキシ基の最初の (すなわち、混合前の)比が約1:1−1:10の間であることが好ましい。遊 離アミンおよび酸基対エポキシ基の比が約1:1−1:6の間であることがさら に好ましい。最も好適な比は約1:1.5−1:4の間である。 他の添加剤、例えば充填剤、強化剤、結合剤、着色剤、脱臭剤、他の共単量体 、樹脂、粘着剤、可塑剤、潤滑剤、安定剤、帯電防止剤などを場合により加えら れることは接着剤調合物技術の専門家には明白であろう。さらに、酸化防止剤を 反応工程中のいずれかの時点で加えることもできる。 ポリアミド−エポキシ樹脂組成物の適用および硬化は非常に簡単に行 われる。ポリアミドおよびエポキシ樹脂を別個に溶融し、引き続き一緒に混合し そして次に基質に溶融混合物としてコーテイングさせることができる。或いは、 成分の一方を最初に溶融しそして次に他の成分をそれと混合してもよい。反応温 度は一般的に190℃を越えず、その理由はそれより高い温度では反応生成物の いくらかの割れまたは早期重合が起きるからである。もちろん、溶融した熱硬化 した組成物のコーテイングを1つもしくはそれ以上の基質の一部もしくは全ての 面または表面に適用することもできる。 ポリアミドおよびエポキシ樹脂の混合物を含んでなる本発明の別の熱硬化した 接着剤組成物では、少なくとも第一および第二の基質を結合させる方法は第一の 基質の1つの表面に本発明の溶融した熱硬化した組成物をコーテイングし、第二 の基質を第一の基質のコーテイングされた表面と接触させ、そして組成物を硬化 させる段階を含んでなる。熱硬化した組成物は室温で硬化するであろうが、或い は、硬化を促進させるために第一の基質のコーテイングされた表面に第二の基質 を接触させた後に圧力および/または熱を第一および第二の基質に適用してもよ い。硬化温度は一般的に約10℃−約100℃の間であり、そして時間は比較的 高温における2時間程度から比較的低温における約2週間までである。希望によ り硬化促進剤をホットメルト組成物に加えることができる。 熱硬化した組成物は、高い強度、耐久性および耐性を有する接着剤を必要とす る硬質もしくは軟質の天然または合成物質を含む広範囲の基質に適用できる。そ れらは皮革、裏皮、織布および不織布、ゴム、ポリウレタン類、ビニル、ポリカ ーボネート、ポリスチレンなどに接着させるために使用できる。それらは熱溶融 した結合物質、例えば金属、木材、 ガラス、紙製品などのためにも有用である。 適用および冷却後に生じた生成物は、室温において良好な初期接着強度を有す る熱硬化物である。ここで使用される熱硬化物という語は、熱、触媒、紫外線ま たは他の手段の作用により化学反応を受けるであろうかまたはすでに受けて相対 的に不融性状態になる物質を示す。硬化すると、熱硬化された組成物は改良され た耐有機溶媒性、耐水性および耐熱性を示す。 さらに、硬化後に、本発明の熱硬化された組成物は優れた結合強度および優れ た耐熱性を有する。さらに、これらの熱硬化された組成物、並びにホットメルト 単一成分ポリアミド組成物は低い脆性、良好な弾性、並びに優れたたわみ性およ び延性を有する。本発明のこれらの組成物から製造された接着剤はそれらを適用 した後に数か月間にわたり硬くならない。 ポリアミドを周囲温度において分散液状で適用できるならポリ樹脂に関連する ある種の問題を解決できることは認識されており、そして溶媒をベースにした系 に関連する問題を克服するかまたは少なくとも減少させるためにはポリアミド樹 脂の水中エマルジョンまたは分散液を製造することが示唆されている。水性ポリ アミド樹脂分散液に関連するある種の問題は、低い酸およびアミン価を有する溶 媒和されず中和されない重合された脂肪酸ポリアミド樹脂の安定な水性分散液の 製造用の米国特許第4,886,844号(Hayes)に開示されている方法により 回避できる。そこに開示されているように、溶融した樹脂、水、および表面活性 剤に十分な粉砕力をかけて内部の樹脂小滴が約20ミクロンまたはそれ以下の容 量平均寸法分布を有するようなエマルジョンを生成する。 本発明で有用なポリアミド分散液は、第一の温度においてポリアミド樹脂、水 、少なくとも1種の表面活性剤、および場合により中和用の酸または塩基を一緒 に混合することにより最初に油中水滴型エマルジョンを生成することにより製造 され、ここで水および表面活性剤は油中水滴型エマルジョンを生成するのに十分 な量で存在しており、そして使用される時には中和用の酸または塩基はポリアミ ド樹脂上に残存する酸または塩基を中和するのに有効な量で存在する。第一の温 度はポリアミド樹脂を液化しそして水および油エマルジョンの油相を液体状に保 つのに有効なものである。第一の温度より低い第二の温度において油中水滴型エ マルジョンおよび水中油滴型エマルジョンを生成するのに有効な第二の量の水を 一緒に混合することにより水性分散液を次に製造する。水中油滴型エマルジョン を次に水性分散液を生成するのに有効な第三の温度に冷却する。好適な態様では 、少なくとも1種の水溶性の双極性化学部分を水中油滴型エマルジョンに第二の 温度において加えるかまたは水性分散液を安定化させるのに有効な量で水性分散 液に加える。 得られるポリアミド樹脂の生じた安定な水性分散液は、ホットメルト型接着剤 用途のためのコーテイングとして適用されるかまたはコーテイング、インキなど の中で使用される時に、特に有用である。 当技術の専門家は、より一般的には水中油滴型エマルジョンとして知られてい るポリアミド樹脂の水中エマルジョンは、より一般的には油中水滴型エマルジョ ンとして知られている水の樹脂中エマルジョンとは対照的であることを認識する であろう。油中水滴型エマルジョンを水中油滴型エマルジョンに変換させる技術 は一般的に当技術の専門家には反転として知られている。エマルジョンを反転さ せるために加えられる水は 反転水として知られている。水中油滴型エマルジョンから油中水滴型エマルジョ ンへの変換も反転として知られている。ここで言及されている「油相」という語 は、PCPRおよび少なくとも1種の表面活性剤を含む油中水滴型または水中油 滴型エマルジョンのいずれかの相を意味すると理解される。 部分的には本発明のポリアミド樹脂の大部分の相対的に中性である電荷のため に、本発明の分散液の製造においては広範囲の水溶性の表面活性剤を使用できる ことは理解されよう。本発明のポリアミド分散液用に好適な表面活性剤または本 発明の組み合わせは、溶融したポリアミド樹脂および水の乳化を促進させそして ポリアミド樹脂粒子の水中での最終的分散液を安定化させるためにも作用するも のである。当技術の専門家は、表面活性剤の選択は使用される特定のポリアミド 樹脂に密接に依存していることを認識するであろう。選択される表面活性剤は、 ポリアミド樹脂−水混合物用の水中油滴型または油中水滴型乳化剤として作用で きるものである。表面活性剤には、既知のアニオン性、極性および非−極性の非 −イオン性、両性、並びにカチオン性表面活性剤が包含される。 特に有用であることが見いだされている表面活性剤は、非−イオン性表面活性 剤である TergitolTM NP-40 および TergitolTM 15-S-40(Union Carbide,Danb ury,CT)並びに IgepaTM CO-850 および IgepalTMCO-870(GAF Corporation,W ayne,NJ)である。 全ての表面活性剤が本発明のポリアミド樹脂分散液の製造における使用に適し ているわけではないが、広範囲の表面活性剤が適していることが見いだされた。 本発明における使用に適する表面活性剤を選択することは比較的簡単である。あ る種の態様に関しては、好適な表面活性剤は 液化されたポリアミド樹脂中で水の乳化を引き起こす顕著な能力を示すものであ る。これらの表面活性剤は油中水滴型エマルジョンの反転時に液化されたポリア ミド樹脂の水中エマルジョンを生成する能力も有する。これらの表面活性剤は典 型的には最終的な分散液に対して長期安定性を付与するために非常に有効である 。加えられる表面活性剤の相対的使用量は最終的分散液中および使用される特定 の表面活性剤に存在する重合された脂肪酸ポリアミド樹脂の量に基づく。しかし ながら、表面活性剤が重合された脂肪酸ポリアミド樹脂の重量に基づいて約0. 05重量%−約10重量%の量で使用される時に最適な結果が得られる。 有効量のピペラジンにより、液化されたポリアミド樹脂および表面活性剤の混 合物または油中水滴型エマルジョンを未希釈のポリアミド樹脂の環球軟化点以下 に冷却することができ、且つ依然としてエマルジョンの油相を液体状態に保てる と信じられている。「油相の融点」は、それより下では樹脂の小滴が固化して水 性分散液を生成する温度である。これにより、油中水滴型エマルジョンから水中 油滴型エマルジョンへの反転が未希釈のポリアミド樹脂の環球軟化点より下で起 きる。ポリアミド樹脂は好適には約1−30重量%のピペラジン、そしてより好 適には約5−20重量%のピペラジンを含有する。 ポリアミド樹脂が典型的には樹脂の合成原料に由来する樹脂状の酸または塩基 を含有していることは認識されよう。水性分散液が比較的低い(すなわち、約1 2より少ない)酸またはアミン価を有する重合された脂肪酸ポリアミド樹脂から 製造されることが好ましいが、水性分散液は約45までの酸価および約250ま でのアミン価を有するポリアミド樹脂から製造されている。酸価は酸の量を中和 するのに必要な水酸化カリ ウムのミリグラム数で表示される1グラムの樹脂中に存在する滴定可能な酸を表 すことは認識されよう。同様に、アミン価は水酸化カリウムのミリグラム数で表 示される1グラムの樹脂中に存在する滴定可能なアミン基を表す。 本発明に従えば、水性分散液の生成前にポリアミド樹脂の残存している酸また は塩基を経験的に決められたある水準まで中和することが好ましい。好適な中和 度は樹脂毎に変動しそしてそこから製造される水性分散液の性能性質における増 加する改良により明らかになるであろう。好適な中和用の塩基は水酸化カリウム 、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、およびエタノールアミン類である。 好適な中和用の酸は酢酸、塩酸、硫酸、および燐酸である。 上記のタイプのポリアミド樹脂分散液の製造に関するさらに詳細な事項は19 93年8月17日に発行された米国特許第5,236,996号に見られ、それは 引用することにより本発明の内容となる。 本発明における使用に適するポリアミド分散液の他の製造方法は米国特許第5 ,025,043号に記載されているものであり、その内容は引用することにより 本発明の内容となる。 本発明は下記の実施例を参照することによりさらに明白になるであろう。これ らの実施例は説明目的のためおよび本発明の最適な実施方式を示すために記載さ れている。これらの実施例は添付された請求の範囲を限定しようとするものでは ない。 比較実施例1−4 上記の1,2−ジアミノプロパンおよびピペラジン−含有ジアミン類の組み合 わせを用いて得られる本発明のポリアミド樹脂の優れた性質を 説明するために、3個の試験用サンプルを同様な条件下で製造し、ここで第一の ポリアミド樹脂(1)中の1,2−ジアミノプロパンを比較のためにエチレンジ アミンおよび1,3−ジアミノプロパンで置換してそれぞれポリアミド樹脂(2 )および(3)を製造した。 ポリアミド樹脂(1):605.56gの UNIDYMER 14 である重合された脂肪 酸(Union Camp Corporation,Wayne,New Jersey から)および216.6gの セバシン酸、10.0gのアミン酸化防止剤である Vanox 1081(Vanderbilt Cor p.)、および5.16gのアミン酸化防止剤である IrganoxTM 1010、テトラキス (メチレン(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート) )メタン(Ciba-Geigy Corporation,Ardsley,New York から)を機械的スタラ ー、窒素入り口、熱電対、バレットトラップ、およびコンデンサーが備えられた 反応ケトルの中で暖めた。温度が約80℃に達した時に、46.18gの1,2− ジアミノプロパンおよび122.7gのピペラジンを加えた。温度が約230℃ に達するまで、水をトラップ中で集めた。次に5、6滴の燐酸を加えた。窒素を 除去し、そして反応を真空下に5、6時間入れて残存する水を除去した。溶融し たポリアミドを種々の試験用に流出させた。 ポリアミド樹脂(2)、(3)および(4):上記の工程に従ったが、同じ当 量%のエチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、および2−メチル−1,5 −ペンタンジアミンで置換して、指示されたサンプルを比較試験用に製造した。 本発明のポリアミド樹脂の製造において使用された1,2−ジアミノプロパン およびピペラジン−含有ジアミン類の組み合わせが驚くべきことにエチレンジア ミンおよび1,3−ジアミノプロパンから製造された ポリアミド類が保有していなかった有利な性質を与えることを示すために、これ らの樹脂の関連性質を測定するための数種の分析試験を下記の如く選択した。 軟化点、環球法 ASTM No.E−28 190℃における粘度、RVT粘度計およびスピンドル付きのブル ックフィールド・サーモセル・システム 引っ張り強さ、%伸び、ASTM No.D1708−84 引っ張りモジュラス ASTM No.D638−89に定義された 弾性モジュラス測定技術を用いるASTM No.D1708−84 解放時間、ASTM No.D4497 本発明の目的のためには、接着剤組成物の解放組み立て時間は「ホットメルト 型接着剤の解放時間を測定するための提案された標準試験工程(Proposed Standa rd Test Procedure for Determining the Open Times of Hot Melt Adhesives) 」の標題がついたASTM Draft No.1、1978年11月3日に記載 された試験方法を用いて測定することができ、この開示はここでは引用すること により本発明の内容となる。簡単に述べると、この試験は接着剤の膜を溶融状態 のままクラフト紙の上に流し込むことが必要である。紙片を次に接着剤の膜の上 に5秒間の間隔で置き、そして生じた複合体を周囲条件下である時間にわたり放 置する。紙片を次に剥離し、そして50%の繊維破壊が観察された時間が接着剤 の解放組み立て時間として示される。 ポリアミド組成物のたわみ性は数種の測定技術を用いて測定された。例えば、 ここで実施例に記載されているポリアミド組成物の引っ張りモジュラスはインス トロンを用いて測定された。ASTM No.D638 −89(プラスチックスの引っ張り性質に関する標準試験方法(Standard Test M ethod for Tensile Properties of Plastics)の標題がついた1989年1月2 7日付け)に定義された0−4%伸びに関する弾性モジュラスはASTM No. D1708−84(微小引っ張り検定試料の使用によるプラスチックスの引っ張 り性質に関する標準試験方法(Standard Test Method for Tensile Properties o f Plastics By Use of Microtensile Specimens)の標題がついた1984年7月 27日付け)に記載されているサンプル製造方法および試験方法を用いて測定さ れ、これらの開示はここに引用することにより本発明の内容となる。サンプルを 約0.07インチの厚さを有するシートからダイ切断しそして硬化したサンプル を周囲条件下で試験前に少なくとも1週間貯蔵したこと以外は、これらの試験方 法で示されている工程を行った。さらに、チャート記録機上のクロスヘッド速度 は毎分2インチに設定された。弾性モジュラスを測定するために必要なデータを 集めそしてインストロンシリーズIX自動化材料試験システム、変法6(M22− 12410−3、A号、1990年8月)を用いて分析した。 先行技術の組成物により得られるたわみ性(比較例1−3により示されている )と比べて優れている本発明のホットメルト型組成物により示されるたわみ性は 以下の表1に記載されている。本発明の比較的大きいたわみ性を有するポリアミ ド組成物は比較的低い弾性−引っ張りモジュラスを有する。 関連ポリアミド樹脂(2)、(3)および(4)と比べて改良された本発明の ポリアミド組成物の非粘着性を解放時間評価を用いて検討し、それらの結果を以 下の表1に報告する。 上記の表1の軟化点および粘度データが示している通り、1,2−ジアミノプ ロパンから製造されたポリアミド樹脂は1,3−ジアミノプロパンおよびエチレ ンジアミンから製造されたポリアミド樹脂に関する同じ性質と比べてこれらの性 質に関して悪影響を受けていない。 1,2−ジアミノプロパンから製造されたポリアミド樹脂は引っ張り強さ(p si)データにより示されている通り、高い強度特性も保有しており、そのこと は強度はエチレンジアミンから製造されたポリアミド樹脂に関するものほど非常 に高くはないが他方では1,3−ジアミノプロパンおよび2−メチル−1,5−ペ ンタンジアミンから製造されたポ リアミド樹脂の強度よりは驚異的に高いことを示している。 高い強度特性を保ちながら、本発明の1,2−ジアミノプロパンから製造され たポリアミド樹脂は同時に1,3−ジアミノプロパン、および2−メチル−1,5 −ペンタンジアミン、およびエチレンジアミンから製造された同様なポリアミド 樹脂と比べて驚異的な程度のたわみ性および減じられた粘着性の両者も有してお り、それは上記の表に%伸び、モジュラスおよび解放時間データにより示されて いる。改良されたたわみ性は%伸びおよびモジュラスに関する比較的低い値によ り示される。それ故、本発明の1,2−ジアミノプロパンから製造されたポリア ミド樹脂はエチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパンまたは2−メチル−1, 5−ペンタンジアミンから製造されたポリアミド類と比べて優れたたわみ性を有 する。このたわみ性における驚異的な優秀性を有しながら、1,2−ジアミノプ ロパンをベースにしたポリアミド類は上記の表1の解放時間データにより示され ているように減じられた粘着性によっても特徴づけられている。減じられた粘着 性はエチレンジアミンから製造されたポリアミド類のものと同様であるが、1, 3−ジアミノプロパンおよび2−メチル−1,5−ペンタンジアミンから製造さ れたポリアミド樹脂のものよりかなり良好である。実施例5 調合物が1209.3gの二量体酸、423.0gのセバシン酸、20.0gの Vanox 1081、10.0gの Irganox 1010、100.5gの1,2−ジアミノプロパ ン、および266.9mgのピペラジンに変わったこと以外は実施例1に示され ている工程を用いてポリアミド樹脂を製造した。生成物は0.8の酸価、12.3 のアミン価、190℃における90 80cpsの粘度、および101.5℃の軟化点を有していた。引っ張り試験で 、2,657psiのモジュラス、および267psiの引っ張り強さ、および 704.5の%伸びが得られる。実施例6 190℃の炉中で75.0gのポリアミドを錫缶の中で溶融し、次に7.5gの DEN439(Dow Chemical,Midland,MI)を混入することにより、実施例5 のポリアミドを硬化させた。生成物は周囲温度において5、6日間硬化させた後 には非−溶融性であった。生成物は1961psiの引っ張りモジュラス、28 16psiの引っ張り強さ、および192%の伸びを有していた。それ故、この 硬化方法は良好なたわみ性を保有しながら強度を劇的に改良した。実施例7 置換された調合物が627.7gの二量体酸、379.0gのセバシン酸、32 .4gのステアリン酸、10.5gの Vanox 1081、3.5gの Irganox 1010、7. 0gの微結晶性ワックス、80.6gの1,2−ジアミノプロパン、157.7g のピペラジン、両者ともポリオキシプロピレンジアミン組成物である20.7g の Jeffamine D-400(Texaco Chemicals から)および101.7gの Jeffamine D-2000 を含んでいたこと以外は、実施例1に示された工程を用いてポリアミド 樹脂を製造した。生成物は12.8の酸価、0.9のアミン価、190℃における 2,038cpsの粘度および117℃の軟化点を有していた。引っ張り試験で 、3,249のモジュラス、および324psiの引っ張り強さ、および126 %の伸びが得られた。実施例8 調合物が395.0gの二量体酸、35.5gのセバシン酸、5.0gの Vanox 1081、2.5gの Irganox 1010、40.3gの1,2−ジアミノプロパン、および 31.2gのピペラジンに変わったこと以外は、実施例1に示された工程を用い てポリアミド樹脂を製造した。生成物は0.9の酸価、9.4のアミン価、190 ℃における2,875cpsの粘度および98℃の軟化点を有していた。引っ張 り試験で、2,390のモジュラス、および94psiの最大応力が得られた。 この物質は硬化されていない物質に関して、460%の伸び後の力の解放時にサ ンプルが81%の伸びまで回復したという非常に独特な弾性を有していた。比較例9 1,2−ジアミノプロパンを等しい重量の1,3−ジアミノプロパンで置換した こと以外は、実施例8の製造工程を繰り返した。このポリアミドは0.9の酸価 、9.9のアミン価、190℃における3,520cpsの粘度、および93.4 ℃の軟化点を有していた。24時間以内に犬骨形のサンプルが低温流れにより完 全にねじれてしまったため、この生成物の引っ張り性質は測定できなかった。こ れは、低温流れを示さないだけでなく弾性回復も示した実施例8の本発明の生成 物に関する結果とは対照的である。実施例10 タービンブレード撹拌機およびコンデンサーを備えた樹脂ケトルの中で、10 0gの実施例1のポリアミドを160℃において溶融した。次に500rpmで 撹拌しそして混合物の温度を100℃に低下させながら、0.7gの85%水酸 化カリウム、20gの蒸留水、7.2gの Tergitol NP40 非イオン性表面活性剤 (Union Carbide Corporation,Danb ury,CT)の暖かい溶液を加えた。混合物を30分間撹拌した。0.5gのグリシ ンの130gの水中溶液を45分間にわたり激しく撹拌しそして容器温度を10 0℃近くに保ちながら加えた。撹拌しながら混合物を室温に冷却した。生成物は 良好な貯蔵安定性を有する流体分散液であった。分散液の膜を選択された基質上 に延ばした。乾燥後に、基質を他の基質サンプルに対して熱密封した。この分散 液はポリ塩化ビニル、アルミニウムおよびポリカーボネートに優れた熱密封結合 を与えた。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年4月27日 【補正内容】 請求の範囲 1.非−線状の重合された脂肪酸、および場合により、線状ジカルボン酸および モノカルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる酸成 分と、約90−約30当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約10−約7 0当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約0.5−約10当量%の ポリエーテルジアミンと共に、含んでなるアミン成分との縮合生成物を含んでな るたわみ性、高い強度、および低い粘着性を有するポリアミド樹脂。 2.酸成分が酸成分の全当量に基づいて約30−100当量%の重合体状脂肪酸 、および約0−70当量%のC6−C12線状ジカルボン酸およびモノカルボン酸 よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる、請求の範囲第1項 に従うポリアミド樹脂。 3.アミン成分が約80−約40当量%の12−ジアミノプロパン、および約2 0−約60当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約1.0−約9当 量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなる、請求の範囲第2項に従うポリ アミド樹脂。 4.アミン成分が約70−約50当量%の12−ジアミノプロパン、および約3 0−約50当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約2.0−約8当 量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなる、請求の範囲第3項に従うポリ アミド樹脂。 5.ピペラジン−含有ポリアミンが本質的にピペラジン、12−ジ(1−ピペラ ジニル)プロパン、1,3−ジ−(1−ピペラジニル)プロパン、1,2−ジ−(1− ピペラジニル)エタン、1,4−ジ−(1−ピペラジニル)ブタン、およびN−ヒド ロキシエチルピペラジンよりなる群から選 択される1員を含んでなり、そしてポリエーテルジアミンが本質的に100−約 8000の分子量を有する酸化プロピレン重合体から製造されるジアミン類、1 00−約8000の分子量を有する酸化エチレン重合体から製造されるジアミン 類、および100−約8000の分子量を有する酸化エチレン−酸化プロピレン 重合体から製造されるジアミン類よりなり、酸化プロピレン重合体もしくは酸化 エチレン重合体から製造されそして100−約8000の分子量を有するトリア ミン類も含む群から選択される1員を含んでなる、請求の範囲第4項に従うポリ アミド樹脂。 6.ピペラジン−含有ポリアミンがピペラジンを含んでなる、請求の範囲第5項 に従うポリアミド樹脂。 7.(1)非−線状の重合された脂肪酸、および場合により、線状ジカルボン酸 およびモノカルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸をでなる酸 成分と、約90−約30当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約10−約 70当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約0.5−約10当量% のポリエーテルジアミンと共に、含んでなるアミン成分との縮合生成物を含んで なるたわみ性、高い強度、および低い粘着性を有する熱可塑性ポリアミド樹脂、 並びに (2)エポキシ樹脂の1個の分子当たり少なくとも2個のエポキシ基を有するエ ポキシ樹脂 を含んでなり、ここでポリアミド樹脂の遊離アミンおよび酸基対エポキシ樹脂の エポキシ基の最初の比が約1:1−1:10の間である、硬化可能な二成分組成 物。 8.ポリアミド成分に関して、そのアミン成分が約70−約50当量% の1,2−ジアミノプロパン、および約30−約50当量%のピペラジン−含有 ジアミンを、場合により約2.0−約8当量%のポリエーテルジアミンと共に、 含んでなる、請求の範囲第7項に従う組成物。 9.ピペラジン−含有ポリアミンが本質的にピペラジン、1,2−ジ(1−ピペラ ジニル)プロパン、1,3−ジ−(1−ピペラジニル)プロパン、1,2−ジ−(1− ピペラジニル)エタン、1,4−ジ−(1−ピペラジニル)ブタン、およびN−ヒド ロキシエチルピペラジンよりなる群から選択される1員を含んでなり、そしてポ リエーテルジアミンが本質的に100−約8000の分子量を有する酸化プロピ レン重合体から製造されるジアミン類、100−約8000の分子量を有する酸 化エチレン重合体から製造されるジアミン類、および100−約8000の分子 量を有する酸化エチレン−酸化プロピレン重合体から製造されるジアミン類より なり、酸化プロピレン重合体もしくは酸化エチレン重合体から製造されそして1 00−約8000の分子量を有するトリアミン類も含む群から選択される1員を 含んでなる、請求の範囲第8項に従う組成物。 10.ポリアミド樹脂成分に関して、ピペラジン−含有ポリアミンがピペラジン を含んでなる、請求の範囲第9項に従う組成物。 11.(a)約20−約60重量%の間の、非−線状の重合された脂肪酸、およ び場合により、線状ジカルボン酸およびモノカルボン酸よりなる群から選択され る少なくとも1種の酸を含んでなる酸成分と、約90−約30当量%の1,2− ジアミノプロパン、および約10−約70当量%のピペラジン−含有ジアミンを 、場合によりアミン成分の約0.5−約10当量%のポリエーテルジアミンと共 に、含んでなるアミン成分との縮合生成物を含んでなる熱可塑性ポリアミド樹脂 、 (b)約30−約70重量%の間の水、並びに (c)ポリアミド樹脂の液化で油中水滴型エマルジョンを製造するのに有効な量 の少なくとも1種の表面活性剤 を含んでなる、たわみ性、高い強度、および低い粘着性を有するポリアミド樹脂 粒子の水中の安定な水性分散液。 12.ポリアミド樹脂上に残存する酸または塩基を中和するのに有効な量の酸ま たは塩基をさらに含んでなる、請求の範囲第11項の水性分散液。 13.表面活性剤がアニオン性、カチオン性、非−イオン性、および両性表面活 性剤よりなる群から選択される、請求の範囲第11項の水性分散液。 14.油中水滴型エマルジョンを製造するのに有効な表面活性剤の量が、ポリア ミド樹脂の重量に基づいて、約.05%−約10重量%である、請求の範囲第1 1項の水性分散液。 15.ピペラジン−含有ポリアミド樹脂粒子が約1−20ミクロンの間の容量平 均寸法分布を有する、請求の範囲第11項の水性分散液。 16.非−線状の重合された脂肪酸、および場合により、線状ジカルボン酸およ びモノカルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる酸 成分、並びに約90−約30当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約10 −約70当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約0.5−約10当 量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなるアミン成分を縮合させる段階を 含んでなる、ポリアミド樹脂のたわみ性および強度を増加させながら粘着性を減 少させる方法。 17.酸成分が酸成分の全当量に基づいて約30−100当量%の重合 体状脂肪酸、および約0−70当量%のC6−C12線状ジカルボン酸およびモノ カルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる、請求の 範囲第16項の方法。 18.アミン成分が約80−約40当量%の1,2−ジアミノプロパン、および 約20−約60当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約1.0−約 9当量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなる、請求の範囲第17項の方 法。 19.アミン成分が約70−約50当量%の1,2−ジアミノプロパン、および 約30−約50当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約2.0−約 8当量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなる、請求の範囲第18項の方 法。 20.ピペラジン−含有ポリアミンが本質的にピペラジン、1,2−ジ(1−ピペ ラジニル)プロパン、1,3−ジ−(1−ピペラジニル)プロパン、1,2−ジ−(1 −ピペラジニル)エタン、1,4−ジ−(1−ピペラジニル)ブタン、およびN−ヒ ドロキシエチルピペラジンよりなる群から選択される1員を含んでなり、そして ポリエーテルジアミンが本質的に100−約8000の分子量を有する酸化プロ ピレン重合体から製造されるジアミン類、100−約8000の分子量を有する 酸化エチレン重合体から製造されるジアミン類、および100−約8000の分 子量を有する酸化エチレン−酸化プロピレン重合体から製造されるジアミン類よ りなり、酸化プロピレン重合体もしくは酸化エチレン重合体から製造されそして 100−約8000の分子量を有するトリアミン類も含む群から選択される1員 を含んでなる、請求の範囲第19項の方法。 21.ピペラジン−含有ポリアミンがピペラジンを含んでなる、請求の 範囲第20項の方法。 22.(1)非−線状の重合された脂肪酸、および場合により、線状ジカルボン 酸およびモノカルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んで なる酸成分、並びに約90−約30当量%の1,2−ジアミノプロパン、および 約10−約70当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約0.5−約 10当量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなるアミン成分を縮合させる ことにより製造された熱可塑性ポリアミド樹脂、並びに (2)エポキシ樹脂の1個の分子当たり少なくとも2個のエポキシ基を有するエ ポキシ樹脂 を一緒にする段階を含んでなり、ここでポリアミド樹脂の遊離アミンおよび酸基 対エポキシ樹脂のエポキシ基の最初の比が約1:1−1:10の間である、硬化 可能な二成分組成物のたわみ性および強度を増加させながら粘着性を減少させる 方法。 23.ポリアミド成分に関して、そのアミン成分が約70−約50当量%の1, 2−ジアミノプロパン、および約30−約50当量%のピペラジン−含有ジアミ ンを、場合により約2.0−約8当量%のポリエーテルジアミンと共に、含んで なる、請求の範囲第22項の方法。 24.ピペラジン−含有ポリアミンが本質的にピペラジン、1,2−ジ(1−ピペ ラジニル)プロパン、1,3−ジ−(1−ピペラジニル)プロパン、1,2−ジ−(1 −ピペラジニル)エタン、1,4−ジ−(1−ピペラジニル)ブタン、およびN−ヒ ドロキシエチルピペラジンよりなる群から選択される1員を含んでなり、そして ポリエーテルジアミンが本質的に100−約8000の分子量を有する酸化プロ ピレン重合体から製造され るジアミン類、100−約8000の分子量を有する酸化エチレン重合体から製 造されるジアミン類、および100−約8000の分子量を有する酸化エチレン −酸化プロピレン重合体から製造されるジアミン類よりなり、酸化プロピレン重 合体もしくは酸化エチレン重合体から製造されそして100−約8000の分子 量を有するトリアミン類も含む群から選択される1員を含んでなる、請求の範囲 第23項の方法。 25.ポリアミド樹脂成分に関して、ピペラジン−含有ポリアミンがピペラジン を含んでなる、請求の範囲第24項の方法。 26.(a)約20−約60重量%の間の、非−線状の重合された脂肪酸、およ び場合により、線状ジカルボン酸およびモノカルボン酸よりなる群から選択され る少なくとも1種の酸を含んでなる酸成分、並びに約90−約30当量%の1, 2−ジアミノプロパン、および約10−約70当量%のピペラジン−含有ジアミ ンを、場合によりアミン成分の約0.5−約10当量%のポリエーテルジアミン と共に、含んでなるアミン成分を縮合させることにより製造されたポリアミド樹 脂、 (b)約30−約70重量%の間の水、並びに (c)ポリアミド樹脂の液化で油中水滴型エマルジョンを製造するのに有効な量 の少なくとも1種の表面活性剤 を一緒にする段階を含んでなる、ポリアミド樹脂粒子の水中の安定な水性分散液 のたわみ性および強度を増加させながら粘着性を減少させる方法。 27.ポリアミド樹脂上に残存する酸または塩基を中和するのに有効な量の酸ま たは塩基をさらに含んでなる、請求の範囲第26項の方法。 28.表面活性剤がアニオン性、カチオン性、非−イオン性、および両 性表面活性剤よりなる群から選択される、請求の範囲第26項の方法。 29.油中水滴型エマルジョンを製造するのに有効な表面活性剤の量が、ポリア ミド樹脂の重量に基づいて、約.05%−約10重量%である、請求の範囲第2 6項の方法。 30.ピペラジン−含有ポリアミド樹脂粒子が約1−20ミクロンの間の容量平 均寸法分布を有する、請求の範囲第26項の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.非−線状の重合された脂肪酸、および場合により、線状ジカルボン酸および モノカルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる酸成 分と、約90−約30当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約10−約7 0当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約0.5−約10当量%の ポリエーテルジアミンと共に、含んでなるアミン成分との縮合生成物を含んでな るポリアミド樹脂。 2.酸成分が酸成分の全当量に基づいて約30−100当量%の重合体状脂肪酸 、および約0−70当量%のC6−C12線状ジカルボン酸およびモノカルボン酸 よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでなる、請求の範囲第1項 に従うポリアミド樹脂。 3.アミン成分が約80−約40当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約 20−約60当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約1.0−約9 当量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなる、請求の範囲第2項に従うポ リアミド樹脂。 4.アミン成分が約70−約50当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約 30−約50当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約2.0−約8 当量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなる、請求の範囲第3項に従うポ リアミド樹脂。 5.ピペラジン−含有ポリアミンが本質的にピペラジン、1,2−ジ(1−ピペラ ジニル)プロパン、1,3−ジ−(1−ピペラジニル)プロパン、1,2−ジ−(1− ピペラジニル)エタン、1,4−ジ−(1−ピペラジニル)ブタン、およびN−ヒ ドロキシエチルピペラジンよりなる群から選択される1員を含んでなり、そして ポリエーテルジアミンが本質的に1 00−約8000の分子量を有する酸化プロピレン重合体から製造されるジアミ ン類、100−約8000の分子量を有する酸化エチレン重合体から製造される ジアミン類、および100−約8000の分子量を有する酸化エチレン−酸化プ ロピレン重合体から製造されるジアミン類よりなり、酸化プロピレン重合体もし くは酸化エチレン重合体から製造されそして100−約8000の分子量を有す るトリアミン類も含む群から選択される1員を含んでなる、請求の範囲第4項に 従うポリアミド樹脂。 6.ピペラジン−含有ポリアミンがピペラジンを含んでなる、請求の範囲第5項 に従うポリアミド樹脂。 7.(1)非−線状の重合された脂肪酸、および場合により、線状ジカルボン酸 およびモノカルボン酸よりなる群から選択される少なくとも1種の酸を含んでな る酸成分と、約90−約30当量%の1,2−ジアミノプロパン、および約10 −約70当量%のピペラジン−含有ジアミンを、場合により約0.5−約10当 量%のポリエーテルジアミンと共に、含んでなるアミン成分との縮合生成物を含 んでなる熱可塑性ポリアミド樹脂、並びに (2)エポキシ樹脂の1個の分子当たり少なくとも2個のエポキシ基を有するエ ポキシ樹脂 を含んでなり、ここでポリアミド樹脂の遊離アミンおよび酸基対エポキシ樹脂の エポキシ基の最初の比が約1:1−1:10の間である、硬化可能な二成分組成 物。 8.ポリアミド成分に関して、そのアミン成分が約70−約50当量%の1,2 −ジアミノプロパン、および約30−約50当量%のピペラジ ン−含有ジアミンを、場合により約2.0−約8当量%のポリエーテルジアミン と共に、含んでなる、請求の範囲第7項に従う組成物。 9.ピペラジン−含有ポリアミンが本質的にピペラジン、1,2−ジ(1−ピペラ ジニル)プロパン、1,3−ジ−(1−ピペラジニル)プロパン、1,2−ジ−(1− ピペラジニル)エタン、1,4−ジ−(1−ピペラジニル)ブタン、およびN−ヒド ロキシエチルピペラジンよりなる群から選択される1員を含んでなり、そしてポ リエーテルジアミンが本質的に100−約8000の分子量を有する酸化プロピ レン重合体から製造されるジアミン類、100−約8000の分子量を有する酸 化エチレン重合体から製造されるジアミン類、および100−約8000の分子 量を有する酸化エチレン−酸化プロピレン重合体から製造されるジアミン類より なり、酸化プロピレン重合体もしくは酸化エチレン重合体から製造されそして1 00−約8000の分子量を有するトリアミン類も含む群から選択される1員を 含んでなる、請求の範囲第8項に従う組成物。 10.ポリアミド樹脂成分に関して、ピペラジン−含有ポリアミンがピペラジン を含んでなる、請求の範囲第9項に従う組成物。 11.(a)約20−約60重量%の間の、非−線状の重合された脂肪酸、およ び場合により、線状ジカルボン酸およびモノカルボン酸よりなる群から選択され る少なくとも1種の酸を含んでなる酸成分と、約90−約30当量%の1,2− ジアミノプロパン、および約10−約70当量%のピペラジン−含有ジアミンを 、場合によりアミン成分の約0.5−約10当量%のポリエーテルジアミンと共 に、含んでなるアミン成分との縮合生成物を含んでなるポリアミド樹脂、 (b)約30−約70重量%の間の水、並びに (c)ポリアミド樹脂の液化で油中水滴型エマルジョンを製造するのに有効な量 の少なくとも1種の表面活性剤 を含んでなる、ポリアミド樹脂粒子の水中の安定な水性分散液。 12.ポリアミド樹脂上に残存する酸または塩基を中和するのに有効な量の酸ま たは塩基をさらに含んでなる、請求の範囲第11項の水性分散液。 13.表面活性剤がアニオン性、カチオン性、非−イオン性、および両性表面活 性剤よりなる群から選択される、請求の範囲第11項の水性分散液。 14.油中水滴型エマルジョンを製造するのに有効な表面活性剤の量が、ポリア ミド樹脂の重量に基づいて、約.05%−約10重量%である、請求の範囲第1 1項の水性分散液。 15.ピペラジン−含有ポリアミド樹脂粒子が約1−20ミクロンの間の容量平 均寸法分布を有する、請求の範囲第11項の水性分散液。
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