JPH0949999A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JPH0949999A
JPH0949999A JP35261995A JP35261995A JPH0949999A JP H0949999 A JPH0949999 A JP H0949999A JP 35261995 A JP35261995 A JP 35261995A JP 35261995 A JP35261995 A JP 35261995A JP H0949999 A JPH0949999 A JP H0949999A
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JP
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eye
display device
front cover
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JP35261995A
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Yukari Fujiyama
由香里 藤山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あたかも遠くを見ているような感覚で大画面
を見ることができる小型の携帯型ディスプレイ装置を提
供する。 【解決手段】 少なくとも1つの小型の映像表示装置
と、この映像表示装置からの映像を2つの光路に分ける
双眼装置と、この2つに分けられた映像を拡大する拡大
装置と、眼の周囲を覆うことにより、眼前の視野から周
辺の景色の全て又はそのほとんどを遮断するフロントカ
バーと、このフロントカバーが眼の周囲を覆う位置に保
持されるように、このフロントカバーを支持する支持手
段と、を備えており、上記映像表示装置、双眼装置又は
拡大装置は、これらによって形成される各映像がそれぞ
れ両眼の各眼に対応するように、配置されている。ま
た、上記の1つの小型の映像表示装置と双眼装置の代わ
りに、少なくとも2つの小型の映像表示装置を備えても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオやパソコンやゲ−
ム等に用いるテレビやディスプレイに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ受像機に於いては、レンタ
ルビデオの普及やレ−ザ−ディスク等のソフトの充実に
伴い高解像度で大画面のものが大変好まれている。例え
ば、10年前までは大画面と言えば19〜21インチで
あったのが、最近では29〜33インチのものが標準と
なり、43インチのものまで市販されるようになってき
た。
【0003】これらの状況下の中、従来のテレビは、画
面の大きさに対して、キャビネットの大きさをできる限
り小さくするために、キャビネットの裏側の空いたスペ
−スに、大型のスピ−カ−を収納することにより、大画
面で、音質も良く、かつ、画面とほぼ同等寸法のコンパ
クトなテレビを供給している。
【0004】また、帽子のひさしに液晶パネルを配置し
凸レンズの眼鏡で反射鏡を介して画面を拡大して見る携
帯テレビも考案されている。
【0005】さらに、一部には、立体映像の映画やゲ−
ム等のソフトの再生機器として、立体映像を表示できる
ディスプレイ装置も販売されている(例えば、実開平1
−147884号)。この立体映像を表示するディスプ
レイ装置は、右目用と左目用にそれぞれシャッタ−を有
する眼鏡をかけ、据置型テレビの画面に、右目用の映像
と左目用の映像を高速で交互に切り替え表示し、これと
同時に、上記眼鏡のシャッタ−を高速で交互に切り替え
ることにより、眼の残像現象を利用して、画面を見る者
に立体映像を感知させるものである。
【0006】また、帽子のひさしに液晶パネルを配置し
凸レンズの眼鏡で反射鏡を介して画面を拡大して見る携
帯テレビも考案されている。
【0007】また、特開昭63−294186号公報に
は、帽子のひさしに透過型の液晶パネルを固定して設
け、帽子のひさしに取り付けた一枚の凹面鏡を介してこ
の液晶パネルを直視するようにした頭部携帯型のディス
プレイ装置が開示されている。またさらに、この特開昭
63−294186号公報の第8図には、帽子のひさし
に透過型の液晶パネル二つを固定して設け、帽子のひさ
しに取り付けた平面鏡を介してこのそれぞれの液晶パネ
ルの画面を凸レンズの付いた眼鏡を通して直視させて拡
大された立体画像を見させるようにした頭部携帯型のデ
ィスプレイ装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
画面とほぼ同等寸法のコンパクトなテレビの構成では、
画面の大きさよりも、これを収納するキャビネットの大
きさを小さくすることは物理的に不可能であり、現実の
問題として、アパ−トやワンル−ムマンションに住んで
る人はもちろん、日本の平均的住居スペ−スでは33イ
ンチ等の大画面のテレビを設置することは困難であり、
住居スペ−スの広い一部の人しか大画面のテレビをを楽
しむことができなかった。
【0009】また、33インチのテレビは、21インチ
のテレビと比較すると、約2倍のコストとなり、大変高
価となっている。
【0010】また、立体映像に於いては、映画などの大
画面で、かつ、正面で見ないと迫力に欠けるものとなっ
ている。
【0011】また、上記携帯テレビにおいては、両目で
近くの画面を凝視するため視角が大きくなり、小型のテ
レビを近くで見ているのと同じ感覚となって、画面の迫
力に欠け、目の疲れの多いものであった。また、液晶パ
ネルの付いたひさしと眼鏡との距離が不安定なのでピン
トが合いにくく、かつ、ずれやすいという欠点があっ
た。
【0012】また、上記の特開昭63−294186号
公報に開示された、帽子のひさしに透過型の液晶パネル
を固定して設け、帽子のひさしに取り付けた一枚の凹面
鏡を介してこの液晶パネルを直視するようにした頭部携
帯型のディスプレイ装置では、ユーザーの眼前には、眼
の前面に対向する小さな一枚の凹面鏡しか存在しないの
で、ユーザーの眼前の視野(映像を見るために必要な視
野)から周辺の景色を遮断又は隔離することができず、
液晶パネルからの画像と周辺の景色とが混然一体にユー
ザーの視野に入り込んでしまい、画像に集中できないと
いう根本的な問題がある。またこの特開昭63−294
186号公報の例では、視線より凹面鏡を約45度傾け
て真上の液晶パネルを拡大するするため、反射された画
面は大きく歪んでしまう、また仮に凹面鏡の代わりに平
面鏡を用いた場合は液晶パネルまでの距離(20cm以
下)が近すぎて近視になるし、画面を拡大できないとい
う問題がある。
【0013】またさらに、この特開昭63−29418
6号公報の第8図に示す、帽子のひさしに透過型の液晶
パネル二つを固定して設け、帽子のひさしに取り付けた
平面鏡を介してこのそれぞれの液晶パネルの画面を凸レ
ンズの付いた眼鏡を通して直視するようにして立体映像
を認識させようとする頭部携帯型のディスプレイ装置の
例では、次のような問題がある。すなわち、一般に、人
間の目は、例えばノ−トに眼幅に合わせ同じ黒丸を描い
ても、一つの黒丸としてでなく、二つの黒丸として認識
してしまうことで明かなように、右目と左目の一部の画
像が同じでも、その画像の周辺の景色が異なれば、別画
像として認識してしまうという特性がある。そのため、
上記の例では、二つの液晶パネルを眼幅に合わせて設け
ても、周辺の景色がユーザーの映像を見るための視野か
ら遮断されていないため、ユーザーに視野には、映像と
周辺の景色が混然一体に入ってしまい、そのため、右目
と左目は、同じ映像を表示した二つの液晶パネルによる
各映像を、それぞれ別の画像として認識してしまい、1
つの立体画像として認識することができない、という根
本的な問題点がある。
【0014】本発明は以上のような従来技術の問題点に
着目してなされたもので、小型スペ−スにもかかわら
ず、あたかも遠くを見るような感覚で感覚的に広視野角
の大画面の映像を見ることができ、眼が疲れにくく近視
にもなりにくい、携帯型ディスプレイ装置を提供するこ
とを目的とする。また本発明は、光学系の精度を高くで
き、ユーザーがどのような姿勢や動作をしても、常に最
適なポジションと安定したピントを確保できる携帯型デ
ィスプレイ装置を提供することを目的とする。また本発
明は、ユーザーに容易に立体映像を認識させることがで
きる携帯型ディスプレイ装置を提供することを目的とす
る。また本発明は、ヘッドホンと同様の臨場感と迫力の
ある音空間を作り出すことができる携帯型ディスプレイ
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために下記の構成としたものである。
【0016】1.少なくとも1つの小型の映像表示装置
と、この映像表示装置からの映像を2つの光路に分ける
双眼装置と、この2つに分けられた映像を拡大する拡大
装置と、眼の「前面又は周囲」に、眼と所定の距離を介
して対向させられたフロントカバー(図1参照)と、こ
のフロントカバーが眼の「前面又は周囲」と対向する位
置に保持されるように、このフロントカバーを支持する
支持手段と、を備え、上記映像表示装置、双眼装置又は
拡大装置は、これらによって形成される上記各映像がそ
れぞれ両眼の各眼に対応するように、配置されている、
ものである(請求項1又は2に対応)。
【0017】なお、この1の発明において、上記の眼の
「前面」に対向するフロントカバーは、少なくともユー
ザーが映像を見るための眼の「前面」から周辺の景色を
ほぼ遮断するものである。ここで、このフロントカバー
が周辺の景色をほぼ遮断する対象となる「眼の前面」と
は、「映像を見るための眼前の視野の前面」を言い、
「映像を見るための眼前の視野」とは、「ユーザーが映
像を見るために最低限必要な眼前の視野」のことを言
う。
【0018】また、この1の発明において、上記の眼の
「周囲」に対向するフロントカバーは、少なくとも映像
を見るための眼の「周囲」から周辺の景色をほぼ遮断す
るものである。ここで、このフロントカバーが周辺の景
色をほぼ遮断する対象となる「眼の周囲」とは、「映像
を見るための眼前の視野の周囲」を言い、「映像を見る
ための眼前の視野」とは、「ユーザーが映像を見るため
に最低限必要な眼前の視野」のことを言う。
【0019】なお、以上の「ユーザーが映像を見るため
に最低限必要な眼前の視野」の範囲は、従来より映像分
野において周知の知識によれば、ユーザーの眼前の中
で、特に横方向は広いが、上下方向は比較的狭い。なぜ
なら、映像を見るときにどの方向からの景色がその映像
の認識の邪魔(妨げ)になるかを調べると、横方向から
入る景色は映像の認識に大きく影響するが、上下方向か
ら入る景色はそれほど影響しないことが従来から周知で
あるからである(両眼が左右の横方向に並んでいること
と関連していると言われている)。したがって、また、
この1の発明において、上記フロントカバーが覆う上記
「眼の前面」又は上記「眼の周囲」は、いずれも、ユー
ザーの眼前の特に横方向については比較的広い範囲が必
要であるが、ユーザーの眼前の上下方向については比較
的狭い範囲で良い、と言える。
【0020】また、本発明においては、前記フロントカ
バーにより周辺の景色を遮断するのは、ユーザーが映像
をある程度集中して見ることができるようにするため、
すなわち、周辺の景色がユーザーの視野に入ってユーザ
ーが映像を見るのに差し支えることを防止するため、で
ある。したがって、このフロントカバーにより上記「ユ
ーザーが映像を見るために最低限必要な眼前の視野」の
範囲からほぼ遮断されるべき周辺の景色は、「ユーザー
が映像を見るために最低限必要」な範囲でよい。つま
り、ユーザーが映像を見るのに妨げにならない(差し支
えのない、邪魔にならない)範囲では、フロントカバー
の周辺から、周辺の景色がユーザーの視野に入って来て
も全く構わない。
【0021】2.少なくとも2つの小型の映像表示装置
と、上記各映像表示装置からの映像を拡大する拡大装置
と、眼の「前面又は周囲」に、眼と所定の距離を介して
対向させられ、「映像を見るための眼前の視野」から周
辺の景色をほぼ遮断することができるフロントカバー
(図1参照)と、このフロントカバーが眼の「前面又は
周囲」と対向する位置に保持されるように、このフロン
トカバーを支持する支持手段と、を備え、上記映像表示
装置又は拡大装置は、これらによって形成される上記各
映像がそれぞれ両眼の各眼に対応するように、配置され
ている、ものである(請求項4又は5に対応)。
【0022】なお、この2の発明において、上記の眼の
「前面」に対向するフロントカバーは、少なくとも映像
を見るための眼の「前面」から周辺の景色をほぼ遮断す
るものである。ここで、このフロントカバーが周辺の景
色をほぼ遮断する対象となる「眼の前面」とは、「映像
を見るための眼前の視野の前面」を言い、「映像を見る
ための眼前の視野」とは、「ユーザーが映像を見るため
に最低限必要な眼前の視野」のことを言う。
【0023】また、この1の発明において、上記の眼の
「周囲」に対向するフロントカバーは、少なくとも映像
を見るための眼の「周囲」から周辺の景色をほぼ遮断す
るものである。ここで、このフロントカバーが周辺の景
色をほぼ遮断する対象となる「眼の周囲」とは、「映像
を見るための眼前の視野の周囲」を言い、「映像を見る
ための眼前の視野」とは、「ユーザーが映像を見るため
に最低限必要な眼前の視野」のことを言う。
【0024】なお、以上の「ユーザーが映像を見るため
に最低限必要な眼前の視野」の範囲は、従来より映像分
野において周知の知識によれば、ユーザーの眼前の中
で、特に横方向は広いが、上下方向は比較的狭い。なぜ
なら、映像を見るときにどの方向からの景色がその映像
の認識の邪魔(妨げ)になるかを調べると、横方向から
入る景色は映像の認識に大きく影響するが、上下方向か
ら入る景色はそれほど影響しないことが従来から周知で
あるからである(両眼が左右の横方向に並んでいること
と関連していると言われている)。したがって、また、
この1の発明において、上記フロントカバーが覆う上記
「眼の前面」又は上記「眼の周囲」は、いずれも、ユー
ザーの眼前の特に横方向については比較的広い範囲が必
要であるが、ユーザーの眼前の上下方向については比較
的狭い範囲で良い、と言える。
【0025】また、本発明においては、前記フロントカ
バーにより周辺の景色を遮断するのは、ユーザーが映像
をある程度集中して見ることができるようにするため、
すなわち、周辺の景色がユーザーの視野に入ってしまい
ユーザーが映像を見るのに差し支えることを防止するた
め、である。したがって、このフロントカバーにより上
記「ユーザーが映像を見るために最低限必要な眼前の視
野」の範囲からほぼ遮断されるべき周辺の景色は、「ユ
ーザーが映像を見るために最低限必要」な範囲でよい。
つまり、ユーザーが映像を見るのに妨げにならない(差
し支えのない、邪魔にならない)範囲では、フロントカ
バーの周辺から、周辺の景色がユーザーの視野に入って
来ても全く構わない。
【0026】3.上記1又は2に記載の携帯型ディスプ
レイ装置において、上記映像表示装置又は拡大装置は、
上記フロントカバーに取り付けられている、ものであ
る。
【0027】4.上記1記載の携帯型ディスプレイ装置
において、上記映像表示装置は、右目用映像と左目用映
像を高速で交互に切り替え表示するものであり、さら
に、上記右目用映像と右目との間の右目用光路と上記左
目用映像と左目との間の左目用光路とを、それぞれ開閉
して遮断することができるシャッタ−を備えており、こ
のシャッターは、上記映像表示装置による右目用映像と
左目用映像との切り替え表示に連動して、上記右目用光
路と左目用光路とを交互に開閉するように作動するもの
である。
【0028】5.上記2記載の携帯型ディスプレイ装置
において、上記2つの映像表示装置は、その一方は右目
用の映像を表示し、その他方は左目用の映像を表示する
ものである。
【0029】6.上記1から5までのいずれかに記載の
携帯型ディスプレイ装置において、上記フロントカバ−
又は頭部保持具の内側に、1つ又は複数のスピ−カ−が
左右対称に配設されているものである。
【0030】
【作用】上記1と2の構成においては、眼の前面又は周
囲と対向するように支持されたフロントカバ−により、
「映像を見るために最低限必要な眼前の視野」(眼の前
面又は周囲)から周辺の景色をほぼ遮断するようにして
いる。そして、この作用により、画面に反射光が入りに
くく、画像が見やすくなる。またこの作用により、ユー
ザーは、上記映像を見るに際して周辺の環境がほとんど
気にならなくなるので、画面の映像に集中できるように
なり、容易に、左右二つの映像を一つの映像として認識
できるようになる。また、映像を見るために最低限必要
な眼前の視野から周辺の景色をほぼ遮断できるので、ユ
ーザーは、周辺の景色が気にならず、あたかも映画館に
居るような雰囲気に入り込むことができ、画面に集中で
きるようになる。
【0031】また、上記1と2の構成においては、2つ
の映像が、それぞれ両眼の各眼に対応するように形成さ
れるため、左目と右目の映像の視角が小さくなり、その
結果、あたかも遠くを見ている感覚で、大画面の映像を
見ることができる。この作用により、眼前が開けた空間
感覚となり、映像ソフトの映像をリアルに再現できると
共に、目が疲れにくく近視になりにくいという効果があ
る。
【0032】また、上記3の構成においては、映像表示
装置又は拡大装置等の一連の光学系をフロントカバ−に
一括して具備しているため、光学系の精度が高くなり
(光軸や焦点が狂わない)、ユーザーがどのような姿勢
や動作をしても、常に最適なポジションと安定したピン
トを確保できるようになる。また、外部からの振動や頭
の動きがあっても、長時間安定した映像が見れるように
なる。またさらに、光学系の精度が高くなると、画面の
拡大率を上げることができるため、遠くを見ている感覚
で、より視野角の大きい大画面を見ることができるよう
になる。
【0033】また、上記4の構成においては、1つの映
像表示装置で右目用の映像と左目用の映像を高速で交互
に切り替え表示し、この切り替え表示される各映像を上
記双眼装置によりそれぞれ右目用と左目用の2つの光路
に振り分け、上記の映像の切り替えと連動して上記シャ
ッターにより右目用の光路と左目用の光路とを交互に遮
断することにより、右目には右目用の映像を、左目には
左目用の映像を連続的に見ることができる。これによ
り、ユーザーに立体映像を認識させることができる。特
に本発明では、上記フロントカバーにより、周辺の景色
がユーザーの視野にほとんど入らないので、ユーザー
は、上記2つの映像を容易に1つの立体映像として認識
できるようになる。
【0034】また、上記5の構成においては、上記2つ
の映像表示装置にそれぞれ右目用の映像と左目用の映像
を表示することにより、ユーザーに立体映像を認識させ
ることができる。特に本発明では、上記フロントカバー
により、周辺の景色がユーザーの視野にほとんど入らな
いので、ユーザーは、上記2つの映像を容易に1つの立
体映像として認識できるようになる。
【0035】さらに、上記6の構成では、フロントカバ
−又は支持手段で両耳の周辺までを覆う構成により、外
部の音が入りにくくなり、ヘッドホンと同様の臨場感と
迫力のある音空間を作り出すことができる。また特に、
フロントカバ−又は支持手段を両耳の周辺を覆うように
形成することにより、フロントカバ−又は支持手段に1
つのスピ−カ−を配置した場合でも、フロントカバ−又
は支持手段の内部空間を伝わって、画面と同じ前方より
両方の耳で再生音を聞くことができる。特に、前面のフ
ロントカバ−の中心を通る垂線上に一つのスピ−カ−を
配置する場合は、映像の方向と音源の方向(定位)を前
方に一致することができる。またさらに、フロントカバ
−と支持手段の内側に左右対称に複数のスピ−カ−を配
置するようにすれば、2チャンネル以上のステレオ音を
鳴らすことにより、映像内の音源と音の定位を一致させ
ることができる。
【0036】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図3により説明
する。
【0037】まず、図1は、本発明による携帯型ディス
プレイ装置の一実施例で、0.5〜3インチ程度のブラ
ウン管や液晶ディスプレイ(液晶ディスプレイパネル)
等の小型の映像表示装置1と、光路を変える反射板2
と、上記映像表示装置1の映像を拡大するレンズより構
成された拡大装置3とを、これらによって形成される映
像の焦点が両眼のそれぞれの対応する位置にくるよう、
両眼の前面又は周囲まで、さらには両耳の周辺までを
も、覆うように形成されたフロントカバ−4に、具備し
ている。
【0038】つまり、本実施例では、フロントカバー4
は、ユーザーの両眼の前面又は周囲まで、さらには両耳
の周辺までをも、覆うように、形成されている。そし
て、小型の映像表示装置1と、反射板2と、拡大装置3
とは、これらによって形成される映像の焦点が両眼のそ
れぞれの対応する位置にくるように、フロントカバ−4
に、具備されている。
【0039】また、上記フロントカバ−4は、両耳を覆
った略ヘルメット状の頭部保持具(フロントカバーの支
持手段の一実施形態)5の前面に、接合部6を中心に、
上下移動可能に取り付けられている。また、上記フロン
トカバ−4の内側には2つのスピーカー7が、また略ヘ
ルメット状の頭部保持具5の内側には2つのスピ−カ−
7が、それぞれ左右対称に配置されている。なお、8は
スピ−カ−の音を耳まで導く溝である。
【0040】上記構成により、頭と頭部保持具5が固定
され、かつ、光学系が一括してフロントカバ−4に具備
されているので、光学系の精度が高く、どのような姿勢
や動作であっても、常に最適な映像ポジションと安定し
たピントが確保されるという効果がある。
【0041】また、上記に於いて、フロントカバ−4
を、略ヘルメット状の頭部保持具5の前面に、接合部6
を中心に上下移動可能に取り付ける構成によって、いち
いち頭部保持具5を頭から外さなくても、フロントカバ
−4を上に移動させるだけで、簡単に外部の様子が確認
できるという効果がある。
【0042】また、フロントカバ−4を、不導光体、減
光体又は光拡散体などで構成することにより、フロント
カバ−4を下げた状態では、周辺の景色のほとんどを眼
前の視野からほぼ遮断又は隔離した空間が構成でき、画
面に反射光が入りにくいため映像が見やすくなり、ま
た、周辺の音も入りにくいため、周辺の環境や景色が気
にならず、映画館に居るような雰囲気で、映像と音に集
中できるという効果がある。
【0043】さらに、スピ−カ−を耳の前方左右に2セ
ット、耳の後方左右に2セット配置することにより、前
方の2セットで映像内の音源と音の定位の一致を、ま
た、後方の2セットで反響音を再現できるため、リアル
で立体的臨場感のある音空間を造り出すことができる。
【0044】なお、本実施例ではフロントカバ−4と頭
部保持具5を分離したが、一体構成とすることも本発明
の範囲内である。また、フロントカバ−の形状は、ゴ−
グルや水中メガネ状に形成してもよい。また、上記フロ
ントカバーをユーザーの眼前に支持するための支持手段
として、上記の頭部保持具を、ヘッドホン形状や鉢巻き
形状に形成しても差し支えない。また、フロントカバ−
の画面の覗き口に遮光用のゴムキャップ等を付加しても
良い。また、スピ−カ−の無い本構成の携帯型ディスプ
レイ装置も本発明の範囲内である。この場合は、イヤホ
ンなどを用いても良い。また、頭部保持具5に、ベルト
等の補助固定具を付加し、これにより顎に固定しても良
い。また、本発明では、テレビチュ−ナ−や、ビデオデ
ッキを上記フロントカバ−4又は頭部保持具5に一括搭
載しても良い。
【0045】次に図2は、図1の携帯型ディスプレイ装
置の映像の光路図の一実施例で、ブラウン管や液晶ディ
スプレイ(液晶ディスプレイパネル)等の、2つの小型
の映像表示装置1と、上記2つの小型の映像表示装置1
の映像の光路を変える鏡やプリズム等の反射板2と、各
映像表示装置1の各映像をそれぞれ拡大し、ピント合わ
せのために前後に移動可能に取り付けられた、1枚また
は複数枚のレンズより構成される拡大装置とにより、両
眼の視角の小さいそれぞれ左右独立した二つの映像を形
成している。この構成と、上記フロントカバ−4による
周辺の景色のほとんどをほぼ遮断又は隔離した空間とに
より、左右の眼がそれぞれ見る二つの映像を、一つの映
像と認識することが容易となり、あたかも遠くを見てい
る感覚で視野角の広い大画面の映像を見ることができる
ようになる。
【0046】次に図3は、図1の携帯型ディスプレイ装
置の映像の光路図の他の実施例である。この他の実施例
では、ブラウン管や液晶ディスプレイ(液晶ディスプレ
イパネル)等の1つの小型の映像表示装置10と、対物
レンズ11と、光路の向きを変える反射板12と、上記
小型の映像表示装置10の映像を2つの光路に分けるハ
−フミラ−13と反射板14、及び、2つの光軸の幅を
変えると供に光路を一方向に揃える2つの反射板15よ
り構成された双眼装置16と、液晶シャッタ−等から成
り上記2つの光路の少なくとも一方を遮断するシャッタ
−17と、上記各映像を拡大し、ピント合わせのために
前後に移動可能に取り付けられた、1枚または複数枚の
レンズより構成された拡大装置18と、により基本構成
されている。この他の実施例では、上記双眼装置16に
より左目用の映像と右目用の映像の視角を小さくするこ
とができ、あたかも遠くを見ている感覚で視野角の広い
大画面の映像(立体映像)を見ることができるようにな
る。
【0047】なお、上記ハ−フミラ−や反射板はプリズ
ムを用いても良い。さらに、光路の途中にズ−ムレンズ
を配置して、ズ−ム機構を構成しても良い。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ほぼヘル
メットと同等の小型スペ−スにもかかわらず、眼の「前
面又は周囲」と対向するように形成されたフロントカバ
−により、「ユーザーが映像を見るために最低限必要な
眼前の視野」から周辺の景色をほぼ遮断することができ
ると共に、反射光が少なく画面が見やすくなるため、周
辺の環境が気にならず映像に集中できると共に、容易に
2つの映像が1つの映像として認識できるようになる、
という効果がある。また、あたかも遠くを見ている感覚
で視野角の大きい大画面の映像を見ることができるた
め、映像に迫力があり目が疲れにくく近視にもなりにく
い。また、周辺の景色を、「ユーザーが映像を見るため
に最低限必要な眼前の視野」からほぼ遮断できるので、
ユーザーは、周辺の景色が気にならず、あたかも映画館
に居るような雰囲気に入り込むことができ、画面に集中
できるようになる。さらに、大型のブラウン管やディス
プレイパネルの代わりに、小型のブラウン管やディスプ
レイパネルを使用するため、見かけ上同じ大きさの画面
を再現する場合のコストが従来よりも相対的に安価とな
る。
【0049】また、1つの映像表示装置を用いた場合で
も、1つの映像表示装置で右目用の映像と左目用の映像
を高速で交互に切り替え表示し、前記双眼装置で分離し
た(振り分けた)2つの各光路にシャッタ−を備えるこ
とにより、前記の映像の切り替えと連動して上記シャッ
ターにより右目用の光路と左目用の光路とを交互に遮断
することにより、右目には右目用の映像を、左目には左
目用の映像を連続的に見ることができる。これにより、
ユーザーに立体映像を認識させることができる。特に本
発明では、上記フロントカバーにより、周辺の景色がユ
ーザーの映像を見るための視野にほとんど入らなくなる
ので、ユーザーは、上記2つの映像を容易に1つの立体
映像として認識できるようになる。
【0050】また、上記2つの映像表示装置にそれぞれ
右目用の映像と左目用の映像を表示することにより、ユ
ーザーに立体映像を認識させることができる。特に本発
明では、上記フロントカバーにより、周辺の景色がユー
ザーの映像を見るための視野にほとんど入らなくなるの
で、ユーザーは、上記2つの映像を容易に1つの立体映
像として認識できるようになる。
【0051】また、一連の光学系を一括してフロントカ
バ−又は支持手段に具備することにより、光学系の精度
が高くなり、どのような姿勢や動作でも、常に最適な映
像ポジションと安定したピントが確保されるという効果
がある。
【0052】また、両耳の周辺まで覆うように形成した
フロントカバ−又は支持手段の内側に1つ以上のスピー
カーを備えた場合は、周辺の音が入りにくく、一つのス
ピ−カ−でもフロントカバ−の内部空間を伝わって両方
の耳に音が届くため臨場感が増す。さらに、複数のスピ
ーカーを左右対称に配置することにより、2チャンネル
以上のステレオ音声を再生することにより、映像の音源
と音の定位を一致することができ、音と映像が一体とな
った、よりリアルな音空間を実現できる。
【0053】さらに、大型のブラウン管やディスプレイ
の代わりに、小型のブラウン管やディスプレイを使用す
るため、見かけ上同じ大きさの画面を再現する場合、コ
ストが安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型ディスプレイ装置の一実施例の
使用状態を示す概略図である。
【図2】図1の携帯型ディスプレイ装置において、2つ
の映像表示装置を用いた場合の映像の光路を示す図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例の携帯型ディスプレイ装置
において、1つの映像表示装置と一つの光路を2つの光
路に分ける双眼装置を用いた場合の映像の光路を示す図
である。
【符号の説明】
1 小型の映像表示装置. 2 反射板. 3 拡大装
置.4 フロントカバ−. 5 頭部保持具. 6 接
合部.7 スピ−カ−. 8 溝. 10 小型の映像
表示装置.11 対物レンズ. 12 反射板. 13
ハ−フミラ−.14 反射板. 15 反射板. 1
6 双眼装置. 17 シャッタ−.18 拡大装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ディスプレイ装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオやパソコンやゲー
ム等に用いるテレビやディスプレイに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ受像機に於いては、レンタ
ルビデオの普及やレーザーディスク等のソフトの充実に
伴い高解像度で大画面のものが大変好まれている。例え
ば、10年前までは大画面と言えば19〜21インチで
あったのが、最近では29〜33インチのものが標準と
なり、43インチのものまで市販されるようになってき
た。
【0003】これらの状況下の中、従来のテレビは、画
面の大きさに対して、キャビネットの大きさをできる限
り小さくするために、キャビネットの裏側の空いたスペ
ースに、大型のスピーカーを収納することにより、大画
面で、音質も良く、かつ、固面とほぼ同等寸法のコンパ
クトなテレビを供給している。
【0004】また、帽子のひさしに液晶パネルを配置し
凸レンズの眼鏡で反射鏡を介して画面を拡大して見る携
帯テレビも考案されている。
【0005】さらに、一部には、立体画像の映画やゲー
ム等のソフトの再生機器として、立体画像を表示できる
ディスプレイ装置も販売されている(例えば、実開平1
−147884号)。この立体画像を表示するディスプ
レイ装置は、右目用と左目用にそれぞれシャッターを有
する眼鏡をかけ、据置型テレビの画面に、右目用の画像
と左目用の画像を高速で交互に切り替え表示し、これと
同時に、上記眼鏡のシャッターを高速で交互に切り替え
ることにより、眼の残像現象を利用して、画面を見る者
に立体画像を感知させるものである。
【0006】また、帽子のひさしに液晶パネルを配置し
凸レンズの眼鏡で反射鏡を介して画面を拡大して見る携
帯テレビも考案されている。
【0007】また、特開昭63−294186号公報
(例えばその第1図)には、帽子のひさしに透過型の液
晶パネルを固定して設け、帽子のひさしに取り付けた一
枚の凹面鏡を介してこの液晶パネルを直視するようにし
た頭部携帯型のディスプレイ装置が開示されている。
【0008】またさらに、この特開昭63−29418
6号公報の第8図には、帽子のひさしに2つの透過型液
晶パネルを固定して設け、その一方を左視用画面を表示
するための液晶パネルとすると共に他方を右視用画面を
表示するための液晶パネルとし、これらの各パネルから
の左視用画面及び右視用画面を、左視用のレンズと右視
用のレンズとを有するメガネを介して見させることによ
り、ユーザーに立体画像を視認させるようにした頭部携
帯型のディスプレイ装置が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
画面とほぼ同等寸法のコンパクトなテレビの構成では、
画面の大きさよりも、これを収納するキャビネットの大
きさを小さくすることは物理的に不可能であり、現実の
問題として、アパートやワンルームマンションに住んで
る人はもちろん、日本の平均的住居スペースでは33イ
ンチ等の大画面のテレビを設置することは困難であり、
住居スペースの広い一部の人しか大画面のテレビをを楽
しむことができなかった。
【0010】また、33インチのテレビは、21インチ
のテレビと比較すると、約2倍のコストとなり、大変高
価となっている。
【0011】また、特に立体画像に於いては、映画など
の大画面で、かつ、正面で見ないと迫力に欠けるものと
なっている。
【0012】また、上記携帯テレビにおいては、両目で
近くの画面を凝視するため視角が大きくなり、小型のテ
レビを近くで見ているのと同じ感覚となって、画面の迫
力に欠け、目の疲れの多いものであった。また、液晶パ
ネルの付いたひさしと眼鏡との距離が不安定なのでピン
トが合いにくく、かつ、ずれやすいという欠点があっ
た。
【0013】また、上記の特開昭63−294186号
公報に開示された、帽子のひさしに透過型の液晶パネル
を固定して障け、帽子のひさしに取り付けた一枚の凹面
鏡を介してこの液晶パネルを直視するようにした頭部携
帯型のディスプレイ装置では、ユーザーの眼前には、眼
の前面に対向する小さな一枚の凹面鏡しか存在しないの
で、ユーザーの眼前の視野(画像を見るために必要な視
野)から周辺の景色を遮断させたり又は画面と周辺の景
色とを区別させるたりすることができず、液晶パネルか
らの画像と周辺の景色とが混然一体にユーザーの視野に
入り込んでしまい、画像に集中できないという根本的な
問題がある。またこの特開昭63−294186号公報
の例では、視線より凹面鏡を約45度傾けて真上の液晶
パネルを拡大するするため、反射された画面は大きく歪
んでしまう、また仮に凹面鏡の代わりに平面鏡を用いた
場合は液晶パネルまでの距離(20cm以下)が近すぎ
て近視になるし、画面を拡大できないという問題があ
る。
【0014】またさらに、この特開昭63−29418
6号公報の第8図に示す、帽子のひさしに2つの透過型
の液晶パネルを固定して設け、その一方を左視用画面を
表示するための液晶パネルとすると共に他方を右視用画
面を表示するための液晶パネルとし、これらの各パネル
からの左視用画面及び右視用画面を、左視用のレンズと
右視用のレンズとを有するメガネを介して見させること
により、ユーザーに立体画像を視認させるようにした頭
部携帯型のディスプレイ装置の例では、次のような根本
的問題がある。すなわち、一般に、人間の目は、例えば
ノートに眼幅に合わせ同じ黒丸を描いても、一つの黒丸
としてでなく、二つの黒丸として認識してしまうことで
明かなように、右目と左目の一部の画像が同じでも、そ
の画像の周辺の景色が異なれば、別画像として認識して
しまうという特性がある。そのため、上記の例では、2
つの液晶パネルを眼幅に合わせて設けても、周辺の景色
がユーザーの画像を見るための視野から遮断されていな
いため(又はユーザーの視野の中で画像とその周辺の景
色が混然一体となり区別できないため)、ユーザーの視
野の中では、画像と周辺の景色が混然一体に入ってしま
い、そのため、右目と左目は、同じ画像を表示した二つ
の液晶パネルによる各画像を、それぞれ別の画像として
認識してしまい、1つの立体画像として認識することが
できない、という根本的な問題点がある。
【0015】本発明は以上のような従来技術の問題点に
着目してなされたもので、小型スぺースにもかかわら
ず、あたかも遠くを見るような感覚で感覚的に広視野角
の大画面の画像を見ることができ、眼が疲れにくく近視
にもなりにくい、ディスプレイ装置を提供することを目
的とする。また本発明は、光学系の精度を高くでき、ユ
ーザーがどのような姿勢や動作をしても、常に最適なポ
ジションと安定したピントを確保できるディスプレイ装
置、特に頭部携帯型のディスプレイ装置を提供すること
を目的とする。また本発明は、ユーザーに容易に立体画
像を認識させることができるディスプレイ装置を提供す
ることを目的とする。また本発明は、ヘッドホンと同様
の臨場感と迫力のある音空間を作り出すことができるデ
ィスプレイ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために下記の構成としたものである。
【0017】1.少なくとも1つの小型の画像表示装置
と、この画像表示装置からの画像(映像)を2つの光路
に分ける双眼装置と、この2つに分けられた画像を拡大
する拡大装置と、眼と所定の距離を介して対向する部分
を有するフロントカバーであって、ユーザーの視界の中
の画像の周辺部分すなわち画像の周辺の景色を見えにく
くすること又はほぼ見えなくすることにより、ユーザー
が画像に集中できるようにするためのフロントカバー
(図1参照)と、を備え、上記固像表示装置、双眼装置
又は拡大装置は、これらによって形成される上記各画像
がそれぞれ両眼の各眼に対応するように、配置されてい
る、ものである。
【0018】また、本発明において、上記フロントカバ
ーは、ユーザーの眼と所定の距離を介してユーザーの眼
の周囲を覆うように形成されており、外部の景色をユー
ザーの視界からほぼ遮断できるものであってもよい。
【0019】なお、この1の発明によるディスプレイ装
置は、卓上型又は据置型としても携帯型としても利用が
可能である。
【0020】なお、この1の発明において、上記フロン
トカバーは、例えば、ユーザーの眼の前面又は周囲と対
向する位置に保持されるもので、少なくともユーザーが
画像を見るための眼の前面又は周囲から周辺の景色をほ
ぼ遮断するものである。ここで、このフロントカバーが
前記周辺の景色をほぼ遮断する対象となる「眼の前面又
は周囲」とは、「ユーザーが画像を見るために最低限必
要な眼前の視野」の前面又は周囲のこと、を言う。
【0021】なお、この「ユーザーが画像を見るために
最低限必要な眼前の視野」の範囲は、従来より画像分野
において周知の知識によれば、ユーザーの眼前の中で、
特に横方向は広いが、上下方向は比較的狭い。なぜな
ら、画像を見るときにどの方向からの景色がその画像の
認識の邪魔(妨げ)になるかを調べると、横方向からの
入る景色は画像の認識に大きく影響するが、上下方向か
ら入る景色はそれほど影響しないことが従来から周知で
あるからである(両眼が左右の横方向に並んでいること
と関連している)。したがって、また、この1の発明の
一つの実施形態としての上記のフロントカバーが覆う
「眼の前面又は周囲」は、ユーザーの眼前の特に横方向
については比較的広い範囲が必要であるが、ユーザーの
眼前の上下方向については比較的狭い範囲で良い、と言
える。
【0022】また本発明においては、前記の一つの実施
形態としてのフロントカバーにより周辺の景色をほぼ遮
断するのは、ユーザーが画像をある程度集中して見るこ
とができるようにするため、すなわち、周辺の景色が無
造作にユーザーの視野に入り込んでユーザーが画像を見
るのに差し支えることを防止するため、である。したが
って、このフロントカバーが覆うべき上記「眼の前面又
は周囲」の範面は、最低限、「ユーザーが画像を見るた
めに最低限必要な視野範囲」から周辺の景色をほぼ遮断
できるだけの範囲だけでよい。つまり、ユーザーが画像
を見るのに妨げにならない(差し支えのない、邪魔にな
らない)範囲では、画像の周辺の景色がユーザーの視界
に入って来ても、差し支えない。
【0023】また、この1の発明では、上記フロントカ
バーは、他の実施形態としては、例えば、濃い目のサン
グラス(不導光体)などのように、画像の周辺の景色を
ぼんやりとのみ見えさせる(ユーザーに見えにくくす
る)ようにして、ユーザーに画像とその周辺の景色とを
明確に区別させて、これによりユーザーが画像に集中で
きるようにするもの、でもよい。
【0024】なお、この1の発明において、前記のフロ
ントカバーが眼の周囲と対向する位置に保持されるよう
に、このフロントカバーを支持する支持手段を備えるこ
とが望ましい。この支持手段は、例えば、ユーザーの顔
や頭部に着脱自在に取り付けられるものであり、この支
持手段を介して、前記フロントカバーは、ユーザーの頭
部に対して一時的に固定されるようになる。これによ
り、本発明では、ユーザーの顔や頭部に搭載する携帯型
ディスプレイ装置を実現できる。
【0025】また、この1の発明において、上記画像表
示装置又は拡大装置は、上記フロントカバーに取り付け
られている、ことが望ましい。
【0026】またさらに、この1の発明において、上記
画像表示装置は、右目用画像と左目用画像を高速で交互
に切り替え表示するものであり、さらに、上記右目用画
像と2右目との間の右目用光路と上記左目用画像と左目
との間の左目用光路とを、それぞれ開閉して遮断するこ
とができるシャッターを備えており、このシャッター
は、上記画像表示装置による右目用画像と左目用画像と
の切り替え表示に連動して、上記右目用光路と左目用光
路とを交互に開閉するように作動するものであるこが望
ましい。
【0027】2.少なくとも2つの小型の画像表示装置
と、上記各画像表示装置からの画像(映像)を拡大する
拡大装置と、ユーザーの眼と所定の距離を介して対向す
る部分を有するフロントカバーであって、ユーザーの視
界の中の画像の周辺部分すなわち画像の周辺の景色を見
えにくくすること又はほぼ見えなくすることにより、ユ
ーザーが画像に集中できるようにするためのフロントカ
バー(図1参照)と、を備え、上記画像表示装置又は拡
大装置は、これらによって形成される上記各画像がそれ
ぞれ両眼の各眼に対応するように、配置されている、も
のである。
【0028】また、本発明において、上記フロントカバ
ーは、ユーザーの眼と所定の距離を介してユーザーの眼
の周囲を覆うように形成されており、外部の景色をユー
ザーの視界からほぼ遮断できるものであってもよい。
【0029】なお、この2の発明によるディスプレイ装
置は、卓上型又は据置型としても携帯型としても利用が
可能である。
【0030】なお、この2の発明において、上記フロン
トカバーの一つの実施形態は、例えば、ユーザーの眼の
前面又は周囲と対向する位置に保持されるもので、少な
くともユーザーが画像を見るための眼の前面又は周囲か
ら周辺の景色をほぼ遮断するものである。ここで、この
フロントカバーが前記周辺の景色をほぼ遮断する対象と
なる「眼の前面又は周囲」とは、「ユーザーが画像を見
るために最低限必要な眼前の視野」の前面又は周囲のこ
と、を言う。
【0031】なお、この「ユーザーが画像を見るために
最低限必要な眼前の視野」の範囲は、従来より画像分野
において周知の知識によれば、ユーザーの眼前の中で、
特に横方向は広いが、上下方向は比較的狭い。なぜな
ら、画像を見るときにどの方向からの景色がその両像の
認識の邪魔(妨げ)になるかを調べると、横方向からの
入る景色は画像の認識に大きく影響するが、上下方向か
ら入る景色はそれほど影響しないことが従来から周知で
あるからである(両眼が左右の横方向に並んでいること
と関連している)。したがって、また、この1の発明の
一つの実施形態としての上記のフロントカバーが覆う
「眼の前面又は周囲」は、ユーザーの眼前の特に横方向
については比較的広い範囲が必要であるが、ユーザーの
眼前の上下方向については比較的狭い範囲で良い、と言
える。
【0032】また本発明においては、前記の一つの実施
形態としてのフロントカバーにより周辺の景色をほぼ遮
断するのは、ユーザーが画像をある程度集中して見るこ
とができるようにするため、すなわち、周辺の景色が無
造作にユーザーの視野に入り込んでユーザーが画像を見
るのに差し支えることを防止するため、である。したが
って、このフロントカバーが覆うべき上記「眼の前面又
は周囲」の範囲は、最低限、「ユーザーが画像を見るた
めに最低限必要な視野範囲」から周辺の景色をほぼ遮断
できるだけの範囲だけでよい。つまり、ユーザーが画像
を見るのに妨げにならない(差し支えのない、邪魔にな
らない)範囲では、画像の周辺の景色がユーザーの視界
に入って来ても、差し支えない。
【0033】また、この2の発明では、上記フロントカ
バーは、他の実施形態としては、例えば、濃い目のサン
グラス(不導光体)などのように、画像の周辺の景色を
ぼんやりとのみ見えさせる(ユーザーに見えにくくす
る)ようにして、ユーザーに画像とその周辺の景色とを
明確に区別させて、これによりユーザーが画像に集中で
きるようにするもの、でもよい。
【0034】なお、この2の発明において、前記のフロ
ントカバーが眼の周囲と対向する位置に保持されるよう
に、このフロントカバーを支持する支持手段を備えるこ
とが望ましい。この支持手段は、例えば、ユーザーの頭
部に着脱自在に取り付けられるものであり、この支持手
段を介して、前記フロントカバーは、ユーザーの頭部に
対して一時的に固定されるようになる。これにより、本
発明では、ユーザーの顔や頭部に搭載する携帯型ディス
プレイ装置を実現できる。
【0035】また、この2の発明において、上記画像表
示装置又は拡大装置は、上記フロントカバーに取り付け
られている、ことが望ましい。
【0036】またさらに、上記2の発明において、上記
2つの画像表示装置は、その一方は右目用の画像を表示
し、その他方は左目用の画像を表示するものであること
が望ましい。
【0037】3.上記1又は2の発明において、上記フ
ロントカバー又は頭部保持具の内側に、1つ又は複数の
スピーカーが左右対称に配設されているものであること
が望ましい。
【0038】
【作用】上記1又は2の発明においては、眼と所定の距
離を介して対向する部分を含むフロントカバーにより、
ユーザーの視界の中の画像の周辺部分すなわち画像の周
辺の景色を見えにくくすること又はほぼ見えなくするこ
とにより(例えば、画像を見るための眼前の視野から周
辺の景色をほぼ遮断するようにすること又は周辺の景色
をぼんやりとのみ見えさせるようにすること等によ
り)、ユーザーが画像に集中できるようにしている。そ
して、この作用により、両面に反射光が入りにくく、画
像が見やすくなる。またこの作用により、上記画像を見
るに際して周辺の環境がほとんど視野に入らなくなる又
はユーザーが画像を見る際に周辺の景色が邪魔にならな
くなるので、ユーザーは画面に表示される画像に集中で
き、その結果、容易に、左右の二つの画像を「1つの画
像」として認識できるようになる(なお、この場合の
「1つの画像」は、立体画像である場合と平面画像であ
る場合とを含む。つまり、右目用画像と左目用画像との
2つの画像が同一であれば、ユーザーは平面画像として
認識する)。また、画像を見るための眼前の視野から周
辺の景色をほぼ遮断するか又は周辺の景色が見えにくく
するようにすれば、ユーザーは、周辺の景色が気になら
ず、あたかも映画館に居るような雰囲気に入り込むこと
ができ、画面に集中できるようになる。
【0039】また、上記1又は2の発明においては、2
つの画像が、それぞれ両眼の各眼に対応するように形成
されるため、左目と右目の画像の視角が小さくなり、そ
の結果、あたかも遠くを見ている感覚で、大画面の画像
を見ることができる。この作用により、眼前が開けた空
間感覚となり、画像ソフトの画像をリアルに再現できる
と共に、目が疲れにくく近視になりにくいという効果が
ある。
【0040】また、上記1又は2の発明において、画像
表示装置又は拡大装置等の一連の光学系をフロントカバ
ーに一括して具備するようにすれば、光学系の精度が高
くなり(光軸や焦点が狂わない)、ユーザーがどのよう
な姿勢や動作をしても、常に最適なポジションと安定し
たピントを確保できるようになる。また、外部からの振
動や頭の動きがあっても、長時間安定した画像が見れる
ようになる。またさらに、光学系の精度が高くなると、
画面の拡大率を上げることができるため、遠くを見てい
る感覚で、より視野角の大きい大画面を見ることができ
るようになる。
【0041】また、上記の1又は2の発明において、前
記のフロントカバーが眼の周囲と対向する位置に保持さ
れるように、このフロントカバーを支持する支持手段を
備えるようにすれば、上記フロントカバーは、この支持
手段を介して、ユーザーの頭部に対して一時的に固定さ
れるようになり、頭部搭載型の携帯型ディスプレイ装置
が実現できるようになる。
【0042】また、上記1の発明においては、1つの画
像表示装置で右目用の画像と左目用の画像を高速で交互
に切り替え表示し、この切り替え表示される各画像を上
記双眼装置によりそれぞれ右目用と左目用の2つの光路
に振り分け、上記の画像の切り替えと連動して上記シャ
ッターにより右目用の光路と左目用の光路とを交互に遮
断することにより、右目には右目用の画像を、左目には
左目用の画像を連続的に見ることができる。これによ
り、ユーザーに立体画像を認識させることができる。特
に本発明では、上記フロントカバーにより、周辺の景色
がユーザーの視野にほとんど入らないので、ユーザー
は、上記右目用画像と左目用画像との2つの画像を容易
に1つの立体画像として認識できるようになる。
【0043】また、上記2の発明において、上記2つの
画像表示装置にそれぞれ右目用の画像と左目用の画像を
表示することにより、ユーザーに立体画像を認識させる
ことができる。特に本発明では、上記フロントカバーに
より、周辺の景色がユーザーの視野にほとんど入らない
ので、ユーザーは、上記右目用画像と左目用画像との2
つの画像を容易に1つの立体画像として認識できるよう
になる。
【0044】さらに、上記3の発明では、フロントカバ
ー又は支持手段で両耳の周辺までを覆う構成により、外
部の音が入りにくくなり、ヘッドホンと同様の臨場感と
迫力のある音空間を作り出すことができる。また特に、
フロントカバー又は支持手段を両耳の周辺を覆うように
形成することにより、フロントカバー又は支持手段に1
つのスピーカーを配置した場合でも、フロントカバー又
は支持手段の内部空間を伝わって、画面と同じ前方より
両方の耳で再生音を聞くことができる。特に、前面のフ
ロントカバーの中心を通る垂線上に一つのスピーカーを
配置する場合は、画像の方向と音源の方向(定位)を前
方に一致することができる。またさらに、フロントカバ
ーと支持手段の内側に左右対称に複数のスピーカーを配
置するようにすれば、2チャンネル以上のステレオ音を
鳴らすことにより、画像内の音源と音の定位を一致させ
ることができる。
【0045】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図3により説明
する。
【0046】まず、図1は、本発明によるディスプレイ
装置の一実施例で、0.5〜3インチ程度のブラウン管
や液晶ディスプレイ(液晶ディスプレイパネル)等の小
型の画像表示装置1と、光路を変える反射板2と、上記
画像表示装置1の画像を拡大するレンズより構成された
拡大装置3を、これらによって形成される画像の焦点が
両眼のそれぞれの対応する位置にくるよう、両眼の前面
又は周囲まで、さらには両耳の周辺までをも、覆うよう
に形成したフロントカバー4に、具備している。
【0047】つまり、本実施例では、上記フロントカバ
ー4は、ユーザーの両眼の前面又は周囲まで、さらには
両耳の周辺までをも、覆うように、形成されている。そ
して、前記の小型の画像表示装置1と、反射板2と、拡
大装置3とは、これらによって形成される画像の焦点が
両眼のそれぞれの対応する位置にくるように、フロント
カバー4に、具備されている。
【0048】本実施例において、上記フロントカバー4
は、図1に示すように、ユーザーの両眼と所定の距離を
介して対向させられる部分を有している。そして、この
フロントカバー4は、図1に示すように、ユーザーの両
眼の前面又は周囲を覆うように形成されている。そのた
め、ユーザーの両眼の視野には、このフロントカバー4
の外部の周辺の景色(画像の周辺部分すなわち固像の周
辺の景色)は、ほとんど入って来ないようになっている
(なぜなら、後述のようにフロントカバー4は不導光体
などで形成されているから)。
【0049】もちろん、図1から明らかなように、フロ
ントカバー4の上方とユーザーの額の部分との間の隙間
からは、フロントカバー4の外部の景色がユーザーの視
野に入り込んでくる可能性が十分にある。またフロント
カバー4の下方とユーザーの顎の部分との間の隙間から
は、図1から明らかなように、フロントカバー4の外部
の景色がユーザーの視野に入り込んでくる可能性が十分
にある。しかし、たとえこれらの各隙間からフロントカ
バー4の外部の景色がユーザーの視野に入り込んで来た
としても、それらの外部の景色が、ユーザーが画像に集
中するための妨げになることは、ほとんどありえない。
すなわち、少なくとも画像の周辺部分すなわち画像の周
辺の景色の部分のみが、ユーザーの視界に入り込んで画
像を混然一体となってしまうことを防止することさえで
きれば、画像の周辺以外の部分においてフロントカバー
4の外部の景色がユーザーの視界に入り込んできても、
ユーザーが画像に集中するための大きな妨げにはなるこ
とはない。
【0050】特に、両眼の上方と下方から外部の景色が
ユーザーの視野に入り込むことは、両眼の左右方向から
外部の景色がユーザーの視野に入り込むことに比べて、
ユーザーが画像に集中することの妨げになりにくい、と
いうことは、画像表示装置の製造業界の技術者にとって
は従来より周知の事項である。
【0051】以上のように、本実施例のフロントカバー
4は、図1に示すように、ユーザーの両眼に所定の距離
を介して対向する部分を備え、ユーザーの両眼の前面又
は周囲を覆うという構成により、「ユーザーの視界の中
の画像の周辺部分すなわち画像の周辺の景色を見えにく
くすること又はほぼ見えなくする」という機能を果たし
ている。そして、フロントカバー4のこの「機能」によ
り、本実施例のユーザーは、フロントカバー4内で形成
される画像に集中でき、あたかも映画館にいるような雰
囲気を楽しめるようになるのである。
【0052】また、本実施例において、上記フロントカ
バー4は、両耳を覆った略ヘルメット状の頭部保持具
(フロントカバーの支持手段の一実施形態)5の前面
に、接合部6を中心に、上下移動可能に取り付けられて
いる。また、上記フロントカバー4の内側には2つのス
ピーカー7が、また略ヘルメット状の頭部保持具5の内
側には2つのスビーカー7が、それぞれ左右対称に配置
されている。なお、8はスピーカーの音を耳まで導く溝
である。
【0053】上記構成により、頭部分又は顔部分と頭部
保持具5とが固定され、かつ、光学系が一括してフロン
トカバー4に具備されているので、光学系の精度が高
く、どのような姿勢や動作であっても、常に最適な画像
ポジションと安定したピントが確保されるという効果が
ある。
【0054】また、上記に於いて、フロントカバー4
を、略ヘルメット状の頭部保持具5の前面に、接合部6
を中心に上下移動可能に取り付ける構成によって、いち
いち頭部保持具5を頭から外さなくても、フロントカバ
ー4を上に移動させるだけで、簡単に外部の様子が確認
できるという効果がある。
【0055】また、フロントカバー4を、不導光体(光
を透過させにくい素材のことで、減光体などをも含む)
又は光拡散体などで構成することにより、フロントカバ
ー4を下げた状態では、周辺の景色のほとんどを眼前の
視野からほぼ遮断又は隔離した空間又は画像とその周辺
の景色とを明確に区別できる空間が構成でき、画面に反
射光が入りにくいため画像が見やすくなり、また、周辺
の音も入りにくいため、周辺の環境や景色が気になら
ず、映画館に居るような雰囲気で、画像と音に集中でき
るという効果がある。
【0056】さらに、スピーカーを耳の前方左右に2セ
ット、耳の後方左右に2セット配置することにより、前
方の2セットで画像内の音源と音の定位の一致を、ま
た、後方の2セットで反響音を再現できるため、リアル
で立体的臨場感のある音空間を造り出すことができる。
【0057】なお、本実施例ではフロントカバー4と頭
部保持具5を分離したが、一体構成とすることも本発明
の範囲内である。また、フロントカバーの形状は、ゴー
グルや水中メガネ状に形成してもよい。また、上記フロ
ントカバーをユーザーの眼前に支持するための支持手段
として、上記の頭部保持具を、ヘッドホン形状や鉢巻き
形状に形成しても差し支えない。また、フロントカバー
の画面の覗き口に遮光用のゴムキャップ等を付加しても
良い。また、スピーカーの無い本構成のディスプレイ装
置も本発明の範囲内である。この場合は、イヤホンなど
を用いても良い。また、頭部保持具5に、ベルト等の補
助固定具を付加し、これにより顎に固定しても良い。ま
た、本発明では、テレビチューナーや、ビデオデッキを
上記フロントカバー4又は頭部保持具5に一括搭載して
も良い。
【0058】次に図2は、図1のディスプレイ装置の画
像の光路図の一実施例で、ブラウン管や液晶ディスプレ
イ(液晶ディスプレイパネル)等の、2つの小型の画像
表示装置1と、上記2つの小型の画像表示装置1の画像
の光路を変える鏡やプリズム等の反射板2と、各画像表
示装置1の各画像をそれぞれ拡大し、ピント合わせのた
めに前後に移動可能に取り付けられた、1枚または複数
枚のレンズより構成される拡大装置とにより、両眼の視
角の小さいそれぞれ左右独立した二つの画像を形成して
いる。この構成と、上記フロントカバー4による画像の
周辺の景色のほとんどをほぼ遮断するか又は画像とその
周辺の景色とを区別する構成とにより、左右の眼がそれ
ぞれ見る二つの画像を、一つの画像と認識することが容
易となり、あたかも遠くを見ている感覚で視野角の広い
大画面の画像を見ることができるようになる。
【0059】次に図3は、図1のディスプレイ装置の画
像の光路図の他の実施例である。この他の実施例では、
ブラウン管や液晶ディスプレイ(液晶ディスプレイパネ
ル)等の1つの小型の画像表示装置10と、対物レンズ
11と、光路の向きを変える反射板12と、上記小型の
画像表示装置10の画像を2つの光路に分けるハーフミ
ラー13と反射板14、及び、2つの光軸の幅を変える
と供に光路を一方向に揃える2つの反射板15より構成
された双眼装置16と、液晶シャッター等から成り上記
2つの光路の少なくとも一方を遮断するシャッター17
と、上記各画像を拡大し、ピント合わせのために前後に
移動可能に取り付けられた、1枚または複数枚のレンズ
より構成された拡大装置18と、により基本構成されて
いる。この他の実施例では、上記双眼装置16により左
目用の画像と右目用の画像の視角を小さくすることがで
き、あたかも遠くを見ている感覚で視野角の広い大画面
の画像(立体画像)を見ることができるようになる。
【0060】なお、上記ハーフミラーや反射板はプリズ
ムを用いても良い。さらに、光路の途中にズームレンズ
を配置して、ズーム機構を構成しても良い。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、極めて小
型スペースにもかかわらず、眼と所定の距離を介して対
向する部分を含むように形成されたフロントカバーによ
り、ユーザーの視界の中の画像の周辺部分すなわち画像
の周辺の景色を見えにくくすること又はほぼ見えなくす
ることにより(例えば、画像を見るための眼前の視野か
ら周辺の景色をほぼ遮断するようにすること又は周辺の
景色をぼんやりとのみ見えさせるようにすること等によ
り)、ユーザーが画像に集中できるようにしている。そ
して、この作用により、例えば、ユーザーは、画像を見
るための眼前の視野から周辺の景色をほぼ遮断されるか
又は周辺の景色はぼんやりとのみ見えるようになり、画
像とそれ以外の景色とが明確に区別されるようになる。
また、反射光が少なく画面が見やすくなる。よって、ユ
ーザーは、周辺の景色又は環境が気にならず、画像に集
中できるようになる。したがってまた、ユーザーは、容
易に右目用画像と左目用画像との2つの画像を、1つの
画像(この場合の「1つの画像」は、立体画像である場
合と平面画像である場合とを含む。つまり、右目用画像
と左目用画像との2つの画像が全く同一であれば、ユー
ザーは平面画像として認識する)として認識できるよう
になる。また、ユーザーは、周辺の景色又は環境が気に
ならず、あたかも映画館に居るような雰囲気に入り込む
ことができ、画面に集中できるようになる。
【0062】また、ユーザーは、あたかも遠くを見てい
る感覚で視野角の大きい大画面の画像を見ることができ
るため、画像に迫力があり目が疲れにくく近視にもなり
にくい。
【0063】さらに、大型のブラウン管やディスプレイ
パネルの代わりに、小型のブラウン管やディスプレイパ
ネルを使用するため、見かけ上同じ大きさの画面を再現
する場合のコストが従来よりも相対的に安価となる。
【0064】また、前記のフロントカバーが眼の周囲と
対向する位置に保持されるように、このフロントカバー
を支持する支持手段を備えるようにすれば、上記フロン
トカバーは、この支持手段を介して、ユーザーの顔又は
頭部に対して一時的に固定されるようになり、頭部携帯
型のディスプレイ装置が実現できるようになる。
【0065】また、1つの画像表示装置を用いた場合で
も、1つの画像表示装置で右目用の画像と左目用の画像
を高速で交互に切り替え表示し、前記双眼装置で分離し
た(振り分けた)2つの各光路にシャッターを備えるこ
とにより、前記の画像の切り替えと連動して上記シャッ
ターにより右目用の光路と左目用の光路とを交互に遮断
することにより、右目には右目用の画像を、左目には左
目用の画像を連続的に見ることができる。これにより、
ユーザーに立体画像を認識させることができる。特に本
発明では、上記フロントカバーにより、周辺の景色がユ
ーザーの画像を見るための視野にほとんど入らなくなる
ので、ユーザーは、上記2つの画像を容易に1つの立体
画像として認識できるようになる。
【0066】また、上記2つの画像表示装置にそれぞれ
右目用の画像と左目用の画像を表示することにより、ユ
ーザーに立体画像を認識させることができる。特に本発
明では、上記フロントカバーにより、周辺の景色がユー
ザーの画像を見るための視野にほとんど入らなくなるの
で、ユーザーは、上記2つの画像を容易に1つの立体画
像として認識できるようになる。
【0067】また、一連の光学系を一括してフロントカ
バー又は支持手段に具備することにより、光学系の精度
が高くなり、どのような姿勢や動作でも、常に最適な画
像ポジションと安定したピントが確保されるという効果
がある。
【0068】また、両耳の周辺まで覆うように形成した
フロントカバー又は支持手段の内側に1つ以上のスピー
カーを備えた場合は、周辺の音が入りにくく、一つのス
ピーカーでもフロントカバーの内部空間を伝わって両方
の耳に音が届くため臨場感が増す。さらに、複数のスピ
ーカーを左右対称に配置することにより、2チャンネル
以上のステレオ音声を再生することにより、画像の音源
と音の定位を一致することができ、音と画像が一体とな
った、よりリアルな音空間を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスプレイ装置の一実施例の使用状
態を示す概略図である。
【図2】図1のディスプレイ装置において、2つの画像
表示装置を用いた場合の画像の光路を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例のディスプレイ装置におい
て、1つの画像表示装置と一つの光路を2つの光路に分
ける双眼装置を用いた場合の画像の光路を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 小型の画像表示装置.2 反射板.3 拡大装置.
4 フロントカバー. 5 頭部保持具.6 接合部.
7 スピーカー. 8 溝. 10 小型の画像表示
装置.11 対物レンズ. 12 反射板. 13
ハーフミラー.14 反射板. 15 反射板.
16 双眼装置. 17 シャッター.18 拡大
装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの小型の映像表示装置
    と、 この映像表示装置からの映像を2つの光路に分ける双眼
    装置と、 この2つに分けられた各映像を拡大する拡大装置と、 眼の前面に、眼と所定の距離を介して対向させられ、少
    なくとも「映像を見るための眼前の視野」から周辺の景
    色をほぼ遮断することができるフロントカバーと、 このフロントカバーが眼の前面に対向する位置に保持さ
    れるように、このフロントカバーを支持する支持手段
    と、を備え、 上記映像表示装置、双眼装置又は拡大装置は、これらに
    よって形成される上記各映像がそれぞれ両眼の各眼に対
    応するように、配置されている、ことを特徴とする携帯
    型ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの小型の映像表示装置
    と、 この映像表示装置からの映像を2つの光路に分ける双眼
    装置と、 この2つに分けられた各映像を拡大する拡大装置と、 眼の周囲に、眼と所定の距離を介して対向させられ、少
    なくとも「映像を見るための眼前の視野」から周辺の景
    色をほぼ遮断することができるフロントカバーと、 このフロントカバーが眼の周囲に対向する位置に保持さ
    れるように、このフロントカバーを支持する支持手段
    と、を備え、 上記映像表示装置、双眼装置又は拡大装置は、これらに
    よって形成される上記各映像がそれぞれ両眼の各眼に対
    応するように、配置されている、ことを特徴とする携帯
    型ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の携帯型ディスプ
    レイ装置において、 上記映像表示装置は、右目用映像と左目用映像とを高速
    で交互に切り替え表示するものであり、さらに、 上記右目用映像と右目との間の右目用光路と上記左目用
    映像と左目との間の左目用光路とを、上記映像表示装置
    による右目用映像と左目用映像との切り替え表示に連動
    して、交互に開閉するシャッタ−と、を備えた、ことを
    特徴とする携帯型ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも2つの小型の映像表示装置
    と、 上記各映像表示装置からの各映像を拡大する拡大装置
    と、 眼の前面に、眼と所定の距離を介して対向させられ、少
    なくとも「映像を見るための眼前の視野」から周辺の景
    色をほぼ遮断することができるフロントカバーと、 このフロントカバーが眼の前面に対向する位置に保持さ
    れるように、このフロントカバーを支持する支持手段
    と、を備え、 上記映像表示装置又は拡大装置は、これらによって形成
    される上記各映像がそれぞれ両眼の各眼に対応するよう
    に、配置されている、ことを特徴とする携帯型ディスプ
    レイ装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つの小型の映像表示装置
    と、 上記各映像表示装置からの各映像を拡大する拡大装置
    と、 眼の周囲に、眼と所定の距離を介して対向させられ、少
    なくとも「映像を見るための眼前の視野」から周辺の景
    色をほぼ遮断することができるフロントカバーと、 このフロントカバーが眼の周囲に対向する位置に保持さ
    れるように、このフロントカバーを支持する支持手段
    と、を備え、 上記映像表示装置又は拡大装置は、これらによって形成
    される上記各映像がそれぞれ両眼の各眼に対応するよう
    に、配置されている、ことを特徴とする携帯型ディスプ
    レイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の携帯型ディスプ
    レイ装置において、 上記2つの映像表示装置は、その一方は右目用の映像を
    表示し、その他方は左目用の映像を表示するものであ
    る、ことを特徴とする携帯型ディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    携帯型ディスプレイ装置において、上記映像表示装置又
    は拡大装置は、上記フロントカバーに取り付けられてい
    る、携帯型ディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかに記載の
    携帯型ディスプレイ装置において、上記フロントカバ−
    又は支持手段は両耳を覆うように形成され、さらに、こ
    れらのフロントカバ−又は支持手段の内側には、1つ又
    は複数のスピ−カ−が配設されている、携帯型ディスプ
    レイ装置。
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