JPWO2019017187A1 - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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Abstract

反射部材を用いるヘッドマウントディスプレイにおいて、ユーザの没入感を維持し、且つ、表示装置と反射部材の安定性を向上させる。ヘッドマウントディスプレイは、保持部と、ユーザの頭部に装着され、頭部の大きさに合わせて長さが調整される装着部材と、画像を表示する表示面が、装着部材がユーザの頭部に装着された状態で下方を向くように保持部に保持された表示装置と、反射面が表示装置の表示面側に向くように保持部に保持され、且つ、画像を頭部に装着部材が装着されたユーザの眼球に向けて反射させる反射部材と、表示装置及び反射部材が設けられた空間を遮蔽する遮蔽部と、を有する。

Description

本開示は、ヘッドマウントディスプレイに関する。
近年、VR(Virtual Reality、仮想現実)に対応したVRヘッドマウントディスプレイが普及している。VRヘッドマウントディスプレイは、仮想現実で実行されるゲーム、スポーツ又はライブ観戦等に用いられる。VRヘッドマウントディスプレイは、ユーザの頭部に装着され、ユーザの位置又は方向を検出し、検出した位置又は方向に応じた画像を表示する。
このようなヘッドマウントディスプレイには、右目用と左目用とでそれぞれ異なる画像を表示する二つの表示装置を有するタイプと、右目用と左目用とで共通の一つの画像を表示する一つの表示装置を有するタイプが含まれる。このようなヘッドマウントディスプレイの内、特に後者の両目で見るヘッドマウントディスプレイでは、ユーザは、左目と右目で一つの表示装置上の同じ点を見るため、寄り目になり、表示装置を見づらくなる傾向にある。そのため、後者のヘッドマウントディスプレイでは、表示装置をユーザの眼球の位置からある程度離して配置する必要がある。
しかしながら、表示装置をユーザの眼球の位置から離れるようにユーザの頭部の前方に配置して、眼球から表示装置までの距離を大きくすると、ヘッドマウントディスプレイの重心が前方に位置するようになる。特に、ユーザが、頭部及び首の筋力が十分に備わっていない子供である場合、ユーザは、ヘッドマウントディスプレイを手で支える必要があり、没入感が低下するという問題があった。
特許文献1には、帽子のひさしの上面に装着ホールを構成し、装着ホールの内部に映像ディスプレイを備え、ひさしの下面に映像ディスプレイの映像を反射する反射鏡を備えた帽子型仮想現実ディスプレイ映像システムが開示されている。
特開2017−89087号公報
特許文献1に開示されたシステムでは、ユーザの目には、映像ディスプレイに表示された映像以外の外部映像が写る。そのため、このシステムは、映像ディスプレイに表示された映像のみをユーザが視認する必要のあるシステムでの利用には適していなかった。また、このシステムでは、映像ディスプレイは帽子のひさしの上面に構成された装着ホールの内部に設けられ、一方、反射鏡は帽子のひさしの下面に設けられており、映像ディスプレイと反射鏡の安定性が損なわれる可能性があった。
本実施形態は、このような課題を解決すべくなされたものであり、反射部材を用いるヘッドマウントディスプレイにおいて、ユーザの没入感を維持し、且つ、表示装置と反射部材の安定性を向上させることを目的とする。
実施形態の一側面に係るヘッドマウントディスプレイは、保持部と、ユーザの頭部に装着され、頭部の大きさに合わせて長さが調整される装着部材と、画像を表示する表示面が、装着部材がユーザの頭部に装着された状態で下方を向くように保持部に保持された表示装置と、反射面が表示装置の表示面側に向くように保持部に保持され、且つ、画像を頭部に装着部材が装着されたユーザの眼球に向けて反射させる反射部材と、表示装置及び反射部材が設けられた空間を遮蔽する遮蔽部と、を有する。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、反射部材は、装着部材を装着したユーザの顔前に配置されることが好ましい。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、反射部材は、反射面の反対側の面が保持部に当接するように保持部に保持されていることが好ましい。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、表示装置は、保持部のうち装着部材を装着したユーザの頭部の上方に配置される部分に保持されることが好ましい。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、遮蔽部は、装着部材を装着したユーザの後頭部を囲むように設けられることが好ましい。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、遮蔽部は、装着部材の側端部の一部を覆うように設けられることが好ましい。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、保持部には、ヘッドマウントディスプレイの重心を、表示装置が保持される部分より装着部材を装着したユーザの頭頂部側の領域に位置させるための加重部材が設けられていることが好ましい。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、さらに、表示装置と反射部材の間に設けられ、画像を拡大するレンズを有することが好ましい。
また、ヘッドマウントディスプレイにおいて、ヘッドマウントディスプレイの位置及び方向情報を取得するセンサをさらに有し、表示装置は、位置及び方向情報に応じた画像を表示することが好ましい。
また、実施形態の他の側面に係るヘッドマウントディスプレイは、保持部と、画像を表示する表示面及び保持部に保持される保持面を有する表示装置と、反射面が表示装置の表示面側に向くように保持部に保持された反射部材と、表示装置及び反射部材が設けられた空間を遮蔽する遮蔽部と、を有する。
本実施形態では、反射部材を用いるヘッドマウントディスプレイにおいて、ユーザの没入感を維持し、且つ、表示装置と反射部材の安定性を向上させることが可能となる。
ヘッドマウントディスプレイ1の概略構成の一例を示す図である。 (A)、(B)はヘッドマウントディスプレイ1の模式的な斜視図である。 ヘッドマウントディスプレイ1の模式的な斜視図である。 (A)はヘッドマウントディスプレイ1の側面図であり、(B)はヘッドマウントディスプレイ1の正面図である。 (A)、(B)はヘッドマウントディスプレイ1の平面図及び底面図である。 ヘッドマウントディスプレイ1の内部構造を説明するための模式図である。 制御装置2の概略構成の一例を示す図である。 ヘッドマウントディスプレイ3の模式的な斜視図である。 ヘッドマウントディスプレイ4の模式的な斜視図である。 ヘッドマウントディスプレイ5の模式的な斜視図である。 ゲームシステム100の概略構成の一例を示す図である。 ヘッドマウントディスプレイ6の概略構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、ヘッドマウントディスプレイ1の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1は、保持部11、遮蔽部12、装着部材13、表示装置14及び反射部材15等を有する。
保持部11は、その内側において、装着部材13、表示装置14及び反射部材15を保持する。遮蔽部12は、保持部11とともに表示装置14及び反射部材15が設けられた空間を遮蔽するように保持部11に設けられている。装着部材13は、ユーザの頭部に装着され、頭部の大きさに合わせて長さが調整されるように、保持部11に保持される。表示装置14は、画像を表示する表示面が、装着部材13がユーザの頭部に装着された状態で下方を向くように保持部11に保持される。反射部材15は、反射面が表示装置14の表示面側に向くように保持部11に保持され、表示装置14に表示された画像をユーザの眼球に向けて反射させる。
このヘッドマウントディスプレイ1では、保持部11及び遮蔽部12が外光を遮蔽するので、ユーザの没入感を維持することが可能となる。また、ヘッドマウントディスプレイ1では、一つの保持部11の内側において、装着部材13、表示装置14及び反射部材15を保持するので、ユーザの頭部に対する表示装置14と反射部材15の安定性を向上させることが可能となる。
また、ヘッドマウントディスプレイ1では、重心がユーザの頭頂部から所定範囲内、好ましくは頭頂部近傍に位置するように、保持部11の後端部の大きさ又は位置が設定(調節)される。これにより、ユーザはヘッドマウントディスプレイ1を保持し易くなる。
図2(A)、図2(B)、図3は、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ1の模式的な斜視図である。図2(A)は、ヘッドマウントディスプレイ1を斜め上方から見た斜視図であり、図2(B)は、ヘッドマウントディスプレイ1を斜め下方から見た斜視図であり、図3は、ヘッドマウントディスプレイ1を下方から見た斜視図である。
ヘッドマウントディスプレイ1は、右目用と左目用とで共通の一つの画像を表示するVRヘッドマウントディスプレイであり、仮想現実で実行されるゲーム、スポーツ又はライブ観戦等に用いられる。なお、ヘッドマウントディスプレイ1は、VR以外の用途(一般的な画像の視聴等)に用いられてもよい。図2(A)、図2(B)、図3に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1は、保持部11、遮蔽部12、装着部材13、表示装置14、反射部材15、レンズ16及びセンサ17等を有する。
保持部11は、ヘッドマウントディスプレイ1を装着したユーザの頭部の前方から後方までを覆うように形成され、内側において、装着部材13、表示装置14、反射部材15及びレンズ16等を保持する。保持部11は、ユーザの目から頭頂部を介して後頭部までを覆うように曲折されて形成されている。保持部11の内面は、低い反射率を有している。例えば、保持部11は、反射率の低い素材で形成されている。また、保持部11の内面が黒色に塗布されてもよい。
保持部11は、前後方向A1において中央に位置し且つ高さ方向A3において上側に位置する第1部分11Aで装着部材13を保持する。また、保持部11は、前後方向A1において前側に位置し且つ高さ方向A3において上側に位置する第2部分11B(第1部分11Aの前側)で表示装置14を保持する。第2部分11Bは、装着部材13を装着したユーザの頭部の上方に配置される部分の一例である。なお、保持部11の内面(第2部分11B)には表示装置14を着脱可能に配置するための着脱機構が設けられてもよい。また、保持部11は、前後方向A1において前側に位置し且つ高さ方向A3において下側に位置する第3部分11C(第2部分11Bの下側)で反射部材15を保持する。
また、保持部11の内側には支持部材11Dが設けられる。支持部材11Dは、保持部11の上面から下方に向けて設けられており、一方の面においてレンズ16の一端を支持するとともに、他方の面において装着部材13を支持する。
また、第3部分11Cの下端11Eには、ゴム部材又は軟質ポリウレタンフォーム等の緩衝部材が設けられてもよい。第3部分11Cの下端11Eは、ユーザの顔に接触されないように配置されている。ゴム部材は、下端11Eがユーザの顔に接触しても、スポンジ部材等と比較して、汗又は皮脂等が付着しにくく汚れにくいため、ヘッドマウントディスプレイ1を清潔な状態に保つことが可能となる。また、ヘッドマウントディスプレイ1内部に光が入ることを防ぐために、緩衝部材はヘッドマウントディスプレイ1の内側(ユーザの顔側)に向かって延伸するように設けられてもよい。
遮蔽部12は、ヘッドマウントディスプレイ1を装着したユーザの頭部の側方を覆うように、保持部11の側方に設けられる。遮蔽部12の内面は、保持部11の内面と同様に、低い反射率を有している。例えば、遮蔽部12は、反射率の低い素材で形成されている。また、遮蔽部12の内面が黒色に塗布されてもよい。保持部11及び遮蔽部12によって形成される空間には、保持部11の第1部分11Aと反対側に開口部が設けられており、ユーザはこの開口部を介してヘッドマウントディスプレイ1を着脱することができる。
装着部材13は、ユーザの頭部に装着させてユーザの頭部を固定させるための部材である。装着部材13は、ユーザの頭部に装着されるように、保持部11の第1部分11Aの内側、即ち保持部11の上部に保持される。装着部材13は、ユーザの頭頂部に装着される第1装着部13Aと、ユーザの額に装着される第2装着部13Bと、ユーザの後頭部に装着される第3装着部13Cとを有し、ユーザの額、頭頂部及び後頭部に装着されるように形成されている。また、装着部材13は、ユーザの頭部の大きさに合わせて第3装着部13Cの長さを調整するための調整ダイヤル13Dを有する。ユーザは、調整ダイヤル13Dを用いて第3装着部13Cの長さを調整することにより、装着部材13を頭部に適切にフィットさせることが可能となる。
装着部材13は、ゴム部材又は樹脂部材で形成される。従来、主に、ユーザの目の周囲に当接する本体部を有するタイプのヘッドマウントディスプレイが使用されている。このタイプのヘッドマウントディスプレイは、本体部に連結されたベルトを締めることにより、ユーザの頭部に装着される。この場合、ユーザの目の周囲への圧迫を緩和するために、ユーザとの接触位置にはスポンジ部材等が設けられる。しかしながら、装着部材13は、ユーザの額、頭頂部及び後頭部に装着されるため、スポンジ部材ではなく、ゴム部材又は樹脂部材を直接ユーザに接触させても、ユーザは目の周囲において感じる程の圧迫を感じない。ゴム部材又は樹脂部材は、ユーザの顔又は頭部に接触しても、スポンジ部材等と比較して、汗又は皮脂等が付着しにくく汚れにくいため、ヘッドマウントディスプレイ1を清潔な状態に保つことが可能となる。
表示装置14は、画像を表示するディスプレイである。表示装置14は、画像を表示する表示面及び保持部11に保持される保持面を有する。特に、表示装置14は、保持部11の内側(下方)に向けて画像を表示するように、保持部11の第2部分11Bの内側且つ装着部材13の前方に保持される。表示装置14として、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。または、表示装置14として、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、タブレットPC(Personal Computer)等が用いられてもよい。
反射部材15は、反射面が表示装置14の表示面側に向くように保持部11に保持され、表示装置14に表示された画像を頭部に装着部材13が装着されたユーザの眼球に向けて反射させるミラーである。反射部材15は、装着部材13を装着したユーザの顔前に配置され且つ表示装置14と対向するように、保持部11の第3部分11Cの内側、即ち保持部11の下部に保持される。即ち、反射部材15は、反射面の反対側の面が保持部11に当接するように保持部11に保持されている。反射部材15として、破損の恐れの少ないプラスチック製のミラーが用いられることが好ましい。なお、反射部材15として、紙製のミラーが用いられてもよい。また、表示装置14から、ユーザの眼球に至るまでの光路に、複数の反射部材15が設けられてもよい。
レンズ16は、表示装置14と反射部材15の間に設けられ、表示装置14に表示された画像を、反射部材15側から見たときに光学的に拡大する。レンズ16は、一端が第3部分11Cの上端に支持され、他端が支持部材11Dに支持されるように配置される。レンズ16は、例えば所定の倍率(例えば6倍)を有する凸型フレネルレンズである。なお、表示装置14と反射部材15の間に複数のレンズ16が設けられてもよい。また、反射部材15とユーザの眼球位置との間にも、一又は複数のレンズが設けられてもよい。
センサ17は、ヘッドマウントディスプレイ1の位置又は方向情報を取得する位置トラッキングデバイスである。例えば、センサ17は、外部に設けられた、レーザを照射する照射部からのレーザを受光する受光部を有し、受光部が受光した光に基づいて位置情報を算出する。なお、センサ17は、ヘッドマウントディスプレイ1に加わる加速度を3軸方向毎に検出する3軸加速度センサを有し、3軸加速度センサが検出した各加速度からヘッドマウントディスプレイ1の位置情報を算出してもよい。また、センサ17は、ヘッドマウントディスプレイ1の回転角速度を3軸方向毎に検出する3軸ジャイロセンサを有し、3軸ジャイロセンサが検出した各回転角速度からヘッドマウントディスプレイ1の方向情報を算出する。センサ17は、位置又は方向情報を取得できるものであれば、どのようなものでもよく、上記した構成に限定されない。
図4(A)は、ヘッドマウントディスプレイ1の側面図である。
図4(A)に示すように、遮蔽部12は、上端(保持部11の第1部分11Aと接する端部)及び下端12Aが略平行になるように形成される。なお、ヘッドマウントディスプレイ1では、遮蔽部12の上端及び下端12Aが略水平な状態で使用されることを想定している。保持部11の第2部分11B、即ち表示装置14は、遮蔽部12の上端に対して第1角度θ1だけ下方に傾くように設けられている。第1角度θ1は0°より大きく20°より小さい角度(例えば10°)に設定される。また、保持部11の第3部分11C、即ち反射部材15は、遮蔽部12の下端12Aに対して第2角度θ2だけ上方に傾くように設けられている。第2角度θ2は30°以上且つ50°以下の角度(例えば35°)に設定される。換言すると、表示装置14の表示面を含む平面と、反射部材15の反射面を含む平面とがなす角度のうち鋭角となる角度は、30°よりも大きく70°よりも小さい角度に設定され、より好ましくは、40°以上60°以下に設定され、さらに好ましくは40°以上50°以下に設定される。
第2角度θ2(反射部材15の仰角)を大きくする程、ヘッドマウントディスプレイ1のサイズ、特にユーザの前方の空間が小さくなり、ヘッドマウントディスプレイ1の重心が、表示装置14等が配置された前方側に偏ることを抑制させることが可能となる。しかしながら、第2角度θ2を大きくし過ぎると、ヘッドマウントディスプレイ1を装着したユーザ自身の顔が反射部材15に写り込む可能性がある。第1角度θ1及び第2角度θ2を上記のように設定することにより、ヘッドマウントディスプレイ1のサイズの増大を抑制しつつ、ヘッドマウントディスプレイ1を装着したユーザ自身の顔が反射部材15に写り込むことを防止することが可能となる。
図4(B)は、ヘッドマウントディスプレイ1の正面図である。
図4(B)に示すように、保持部11の第3部分11Cの下端11Eには、ユーザの鼻が保持部11に接触しないように切り欠け部11Fが形成されている。
表示装置14に表示された画像全体を反射部材15で反射させるためには、反射部材15と、装着部材13を装着したユーザの眼球との間の距離が大きい程、反射部材15のサイズを大きくする必要がある。反射部材15のサイズが大きくなると、ヘッドマウントディスプレイ1のサイズ、特にユーザの前方の空間が大きくなる。そのため、反射部材15と、装着部材13を装着したユーザの眼球との間の距離は小さくなることが望ましい。ヘッドマウントディスプレイ1では、切り欠け部11Fにより、反射部材15と、装着部材13を装着したユーザの眼球との間の距離を小さくすることが可能となり、ヘッドマウントディスプレイ1のサイズを小さくすることが可能となる。
図5(A)、図5(B)は、それぞれヘッドマウントディスプレイ1の平面図及び底面図である。
図5(A)、(B)に示すように、センサ17は、保持部11の第1部分11Aを介して、装着部材13の第1装着部13Aと対向する位置に配置される。これにより、センサ17は、ヘッドマウントディスプレイ1を装着したユーザの頭頂部と対向する位置に配置され、ヘッドマウントディスプレイ1の重心をユーザの頭頂部のより近傍に位置させることが可能となる。したがって、ユーザはヘッドマウントディスプレイ1を保持し易くなる。
図6は、ヘッドマウントディスプレイ1の内部構造について説明するための模式図である。
図6に示すように、表示装置14は、表示面が下方に向けて画像を表示するように配置され、反射部材15は、反射面を表示装置14の表示面側に向け、表示装置14に表示された画像を装着部材13を装着したユーザの眼球に向けて反射させるように配置される。また、レンズ16は、表示装置14と反射部材15の間に、表示装置14に表示された画像を反射部材15に向けて光学的に拡大するように配置される。したがって、表示装置14に表示された画像は、レンズ16で拡大され、反射部材15で反射されてユーザの目に到達する。
ヘッドマウントディスプレイ1では、表示装置14は、装着部材13を装着したユーザの頭頂部の付近又は上方に、表示面が下方に向くように配置される。これにより、ヘッドマウントディスプレイ1は、表示装置14がユーザの眼球の正面に、表示面をユーザの顔に向けた縦置きの姿勢で配置された場合と比較して、その荷重を分散させ、ヘッドマウントディスプレイ1の重心を後方(ユーザの頭頂部側)に位置させることが可能となる。したがって、ユーザは、ヘッドマウントディスプレイ1を保持し易くなる。
また、ヘッドマウントディスプレイ1では、表示装置14に表示された画像は反射部材15を介してユーザの眼球に到達する。これにより、ヘッドマウントディスプレイ1は、ユーザの上方に配置された表示装置14に表示された画像をユーザの眼球に到達させることが可能となる。また、ヘッドマウントディスプレイ1では、反射部材15が設けられることにより、表示位置14からユーザの目までの距離が、表示位置14から反射部材15までの距離と、反射部材15からユーザの目までの距離の和となる。これにより、ヘッドマウントディスプレイ1では、表示位置14からユーザの目までの距離を十分に大きくすることができ、ユーザが寄り目になり、表示装置14を見づらくなることを防止することができる。
また、ヘッドマウントディスプレイ1では、表示装置14に表示された画像はレンズ16を介してユーザの眼球に到達する。これにより、ヘッドマウントディスプレイ1では、表示装置14のサイズを増大させることなく、ユーザの視野に占める映像の範囲(FOV:Field Of View)を大きくすることが可能となる。したがって、ヘッドマウントディスプレイ1は、サイズ(重量)を増大させることなく、ユーザの没入感を維持することが可能となる。
なお、ヘッドマウントディスプレイ1において、レンズ16を省略し、代わりに反射部材15として拡大鏡を使用してもよい。その場合も、ヘッドマウントディスプレイ1は、ユーザの没入感を維持することが可能となる。
また、レンズ16は、上端(保持部11の第1部分11Aと接する端部)及び下端12Aが略平行になるように形成される。これにより、表示装置14に表示された画像は、歪むことなく拡大される。
また、レンズ16の下部に、表示装置14側からの光を透過し、反射部材15側からの光を透過しないハーフミラーが設けられてもよい。これにより、外光が表示装置14で反射してユーザの目に映ることが防止される。
また、保持部11及び遮蔽部12は、表示装置14とレンズ16の間、及び、レンズ16と反射部材15の間において、平坦になる(凸部が存在しない)ように形成される。これにより、表示装置14に表示された画像が遮蔽されたり、保持部11が反射部材15に映り込んだりすることが防止される。
特に、保持部11において、支持部材11Dは、第1部分11Aに対して直交するように設けられている。一方、保持部11において、表示装置14を保持する第2部分11Bと反射部材15を保持する第3部分11Cの間の第4部分11Hは、支持部材11Dに対して、上側が前方に傾くように設けられている。これにより、ヘッドマウントディスプレイ1では、表示装置14とレンズ16の間に位置する支持部材11D及び第4部分11Hが反射部材15に写り込むことを防止しつつ、ユーザの視野に映る画像のサイズを大きくすることが可能となる。
また、遮蔽部12は、装着部材13の側端部の一部又は全部、表示装置14及び反射部材15を覆うように設けられ、保持部11とともに表示装置14及び反射部材15が設けられた空間を遮蔽する。また、遮蔽部12は、装着部材13を装着したユーザの後頭部を囲むように設けられる。これにより、遮蔽部12は、ヘッドマウントディスプレイ1の内部、特に装着部材13を装着したユーザの眼球への外光の進入を遮蔽する。ユーザは、ヘッドマウントディスプレイ1を装着した際にヘッドマウントディスプレイ1の外部の画像を見なくなるため、表示装置14に表示された画像への没入感を維持することが可能となる。
また、保持部11は、ヘッドマウントディスプレイ1の重心が、水平方向において、頭部に装着部材13が装着されたユーザの頭頂部P1(第1装着部13Aが保持部11と当接する位置)から所定範囲R(例えば5cm)内であり、鉛直方向において、ヘッドマウントディスプレイ1の内側に位置するように形成されている。または、保持部11は、ヘッドマウントディスプレイ1の重心が、水平方向において、装着部材13の第1装着部13A、第2装着部13B及び第3装着部13Cの左右二つの結合位置P2の中点から所定範囲内であり、鉛直方向において、ヘッドマウントディスプレイ1の内側に位置するように形成されてもよい。
ヘッドマウントディスプレイ1では、重心がユーザの頭頂部から所定範囲内に位置するように、保持部11の後端部11Gの大きさ又は位置が設定(調節)される。例えば、ヘッドマウントディスプレイ1では、ユーザの頭頂部を中心として、前方に配置された表示装置14、反射部材15及びレンズ16に対して前後のバランスが取れるように、後端部11Gが大きく形成される。または、ヘッドマウントディスプレイ1では、前後のバランスが取れるように、後端部11Gが後方に形成されてもよい。また、保持部11の後端部11Gに、ヘッドマウントディスプレイ1の重心を、表示装置14が保持される部分より装着部材13を装着したユーザの頭頂部側の領域(ユーザの頭頂部から所定範囲内)に位置させるための加重部材が設けられてもよい。また、加重部材として、表示装置14に表示される画像に対応する音声を出力するヘッドホン等の音声出力装置が、保持部11の後端部11Gに設けられてもよい。これらにより、ユーザはヘッドマウントディスプレイ1を保持し易くなる。
図7は、制御装置2の概略構成の一例を示す図である。
制御装置2は、インタフェース部21と、記憶部22と、処理部23とを備える。制御装置2は、センサ17及び表示装置14と通信可能に接続され、センサ17による検出結果に応じて、表示装置14に表示させる画像を変更させる。制御装置2は、不図示のケーブル又は無線通信ネットワークを介してセンサ17及び表示装置14と接続され、ヘッドマウントディスプレイ1から離れた位置に配置される。なお、制御装置2は、ヘッドマウントディスプレイ1の保持部11上に配置されてもよい。また、表示装置14が、多機能携帯電話又はタブレットPC等である場合、制御装置2は、表示装置14内に組み込まれてもよい。
インタフェース部21は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のシリアルバスに準じるインタフェース回路を有し、センサ17及び表示装置14と電気的に接続して画像及び各種の情報を送受信する。また、インタフェース部21は、無線信号を送受信するアンテナと、無線LAN(Local Area Network)等の所定の通信プロトコルに従って、無線通信回線を通じて信号の送受信を行うための無線通信インタフェース回路とを有し、センサ17及び表示装置14と無線通信により接続してもよい。
記憶部22は、例えば、揮発性メモリ又は不揮発性メモリ等の半導体メモリを備える。記憶部22は、処理部23での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部22にインストールされてもよい。また、コンピュータプログラムは、特定のサーバ装置等から無線通信を介して記憶部22にインストールされてもよい。また、記憶部22は、データとして、表示装置14に表示させる画像(動画像又は静止画像)データ等を記憶する。さらに、記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
処理部23は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、制御装置2の全体的な動作を統括的に制御する。なお、処理部23は、DSP(digital signal processor)、LSI(large scale integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programming Gate Array)等でもよい。処理部23は、記憶部22に記憶されているプログラム等に基づいて制御装置2の各種処理が適切な手順で実行されるように、インタフェース部21等の動作を制御する。処理部23は、記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。
処理部23は、インタフェース部21を介して、センサ17からヘッドマウントディスプレイ1の位置情報及び方向情報を取得する。処理部23は、記憶部22から表示装置14に表示させる画像を読み出し、読み出した画像から、取得した位置情報及び方向情報に応じた画像を生成する。処理部23は、生成した画像をインタフェース部21を介して表示装置14に表示させる。なお、処理部23は、表示装置14に表示された画像がユーザの目に正しい向きで映るように、必要に応じて、左右又は上下方向に反転させた画像を生成する。
以上説明してきたように、ヘッドマウントディスプレイ1では、保持部11及び遮蔽部12が、表示装置14及び反射部材15が設けられた空間を遮蔽し、外光を遮蔽するので、ユーザの没入感を維持することが可能となる。また、ヘッドマウントディスプレイ1では、一つの保持部11の内側において、装着部材13、表示装置14及び反射部材15を保持するので、ユーザの頭部に対する表示装置14と反射部材15の安定性を向上させることが可能となる。
また、ヘッドマウントディスプレイ1は、ユーザの頭部の上方に表示装置14を配置して、表示装置14に表示された画像を反射部材15によりユーザの眼球に向けて反射させる。これにより、ヘッドマウントディスプレイ1は、重心を後方(ユーザの頭頂部側)に位置させることが可能となる。したがって、ユーザは、頭部及び首の筋力が十分に備わっていない子供等であっても、手でヘッドマウントディスプレイ1を支えることなく、ヘッドマウントディスプレイ1を装着することが可能となる。
図8は、他の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ3の模式的な斜視図である。図8は、ヘッドマウントディスプレイ3を下方から見た斜視図である。
図8に示すヘッドマウントディスプレイ3は、ヘッドマウントディスプレイ1と同様の構成を有する。但し、ヘッドマウントディスプレイ3では、第3装着部13Cの長さを調整するための調整ダイヤル13Dが省略され、代わりに、第3装着部材33Cがゴムベルト等の弾性部材で形成される。これにより、ユーザは、弾性部材により、装着部材33を頭部に適切にフィットさせることが可能となる。また、ヘッドマウントディスプレイ3も、ヘッドマウントディスプレイ1と同様の効果を奏することが可能となる。
図9は、さらに他の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ4の模式的な斜視図である。図9は、ヘッドマウントディスプレイ4を斜め上方から見た斜視図である。
図9に示すヘッドマウントディスプレイ4は、ヘッドマウントディスプレイ1と同様の構成を有する。但し、ヘッドマウントディスプレイ4では、板状の保持部11の代わりに、棒状の保持部41により、装着部材13、表示装置14、反射部材15及びレンズ16が保持される。保持部41は、左右方向A2の両端に設けられた第1部分41A及び第2部分41Bと、第1部分41A及び第2部分41Bを接続する第3部分41Cを有する。また、ヘッドマウントディスプレイ4では、保持部11の側方を覆う遮蔽部12の代わりに、保持部41の側方を覆う遮蔽部42A及び保持部41の前方を覆う遮蔽部42Bが設けられる。ヘッドマウントディスプレイ4も、ヘッドマウントディスプレイ1と同様の効果を奏することが可能となる。
図10は、さらに他の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ5の模式的な斜視図である。図10は、ヘッドマウントディスプレイ5を斜め上方から見た斜視図である。
図10に示すヘッドマウントディスプレイ5は、ヘッドマウントディスプレイ1と同様の構成を有する。但し、ヘッドマウントディスプレイ5では、板状の保持部11の代わりに、棒状の保持部51により、装着部材13、表示装置14、反射部材15及びレンズ16が保持される。保持部41は、左右方向A2の中央位置に設けられる。また、ヘッドマウントディスプレイ5では、保持部11の側方を覆う遮蔽部12の代わりに、保持部51の側方を覆う遮蔽部52A及び保持部51の前方を覆う遮蔽部52Bが設けられる。ヘッドマウントディスプレイ5も、ヘッドマウントディスプレイ1と同様の効果を奏することが可能となる。
なお、本開示は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、保持部11及び遮蔽部12が別の部材で形成される例を示したが、保持部11及び遮蔽部12は、同一の部材により形成されてもよい。例えば、保持部11及び遮蔽部12は、ユーザの頭部に装着される帽体の一部であってもよい。帽体は、例えばヘルメット形状を有する。
また、保持部11、遮蔽部12、表示装置14及び反射部材15を含む本体部が、装着部材13に対して回転可能に設けられてもよい。例えば本体部は、保持部11及び遮蔽部12によって形成された空間内に、表示装置14及び反射部材15を収容する。この本体部は、装着部材13に対して仰俯角方向に回転できるように、回転軸部材を介して装着部材13に連結される。これにより、ユーザ毎の個人差に応じた適切な位置に表示装置14及び反射部材15を配置させることが可能となる。
図11は、さらに他の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ6を適用したゲームシステム100の概略構成の一例を示す図である。
図11に示すように、ゲームシステム100は、ヘッドマウントディスプレイ6に加えて、基部101、椅子102及び入力装置103等を有する。
基部101は、床面等に固定するように設けられている。椅子101は、ゲームをプレイするユーザが着座する椅子であり、基部101に、水平方向A4に回転可能に設けられる。入力装置103は、椅子102に着座したユーザによる入力操作を受け付ける操作部103Aを有し、椅子102の水平方向A4の回転に伴って水平方向A4に回転するように椅子102に固定される。また、入力装置103は、椅子102の前後方向A5へのリクライニング動作に伴って仰俯角方向A6に移動(回転)可能に椅子103に設けられている。
センサ67は、入力装置103に設けられ、少なくとも、椅子102の回転方向(即ち水平方向A4)における基準方向に対する入力装置103の相対方向情報と、仰俯角方向A5における基準角度に対する入力装置103の相対角度情報とを取得する。なお、基準方向及び基準角度は、ゲーム開始時等の所定のタイミングに、入力装置103の初期方向及び初期角度として設定される。
ヘッドマウントディスプレイ6は、椅子に着座したユーザと対面するように入力装置103に設けられ、センサ67が取得した入力装置103の相対方向情報及び相対角度情報と、操作部103Aが取得したユーザによる入力操作に応じた画像を表示する。入力装置103は、ヘッドマウントディスプレイ6が取り付けられる被取付部の一例である。なお、センサ67又はヘッドマウントディスプレイ6は、事前に設定されたセンサ67の設置位置とヘッドマウントディスプレイ6の設置位置との位置関係に基づいて、入力装置103の相対方向情報及び相対角度情報から、ヘッドマウントディスプレイ6の位置情報及び方向情報を算出して取得してもよい。その場合、ヘッドマウントディスプレイ6は、ヘッドマウントディスプレイ6の位置情報及び方向情報に応じた画像を表示する。
このゲームシステム100では、ユーザは、椅子102に座った状態のまま、足の力により椅子102を水平方向A4に回転させたり、背中又は腰の力により椅子102を前後方向A5へリクライニングさせることにより、入力装置103の位置及び方向を変化させる。入力装置103の位置及び方向の変化はセンサ67によって検出され、入力装置103の水平方向の向き及び仰俯角方向の角度の変化、即ちヘッドマウントディスプレイ6の位置及び方向の変化に応じて、ヘッドマウントディスプレイ6に表示される画像が変化する。
図12は、ヘッドマウントディスプレイ6の概略構成の一例を示す図である。
図12に示すヘッドマウントディスプレイ6は、ヘッドマウントディスプレイ1と同様の構成を有する。但し、ヘッドマウントディスプレイ6では、装着部材13が省略され、保持部61は入力装置103に固定される。また、ヘッドマウントディスプレイ6では、表示装置14は、ユーザの頭部がヘッドマウントディスプレイ6内に存在するか否かに関わらず、表示面が下方を向くように保持部11に保持される。一方、反射部材15は、ユーザの頭部がヘッドマウントディスプレイ6内に存在するか否かに関わらず、表示装置14の表示面に表示された画像を、ヘッドマウントディスプレイ6の後方側、即ちユーザが椅子に着座したときにユーザの頭部が位置する方向に反射させる。また、ヘッドマウントディスプレイ6では、保持部61の側方の内、入力装置103側の側方は入力装置103により遮蔽され、入力装置103と反対側の側方に遮蔽部62が設けられる。ユーザは、入力装置103に固定されたヘッドマウントディスプレイ6を覗き込むことにより、ヘッドマウントディスプレイ6に表示された画像を視認することができる。
なお、ヘッドマウントディスプレイが取り付けられる被取付部は、入力装置103のような略水平方向に延伸し且つ略水平方向に回転する円筒状又は円柱状の部材に限定されない。例えば、被取付部は、エレベータのような移動可能に設けられた部屋の壁でもよい。または、被取付部は、潜水艦の外部を監視するための潜望鏡のような、略鉛直方向に延伸し且つ略鉛直方向に移動可能に設けられた円筒状又は円柱状の部材でもよい。
また、ヘッドマウントディスプレイは、被取付部に固定されるのではなく、被取付部に対して移動可能に取り付けられていてもよい。例えば、ヘッドマウントディスプレイは、被取付部に対して回転可能なように、回転軸を介して被取付部に取り付けられてもよい。または、ヘッドマウントディスプレイは、被取付部に対してスライド可能なように、スライド軸を介して被取付部に取り付けられてもよい。その場合、ヘッドマウントディスプレイの位置情報及び方向情報を取得するセンサは、ヘッドマウントディスプレイの移動に伴って移動するように、ヘッドマウントディスプレイに設けられる。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1、3、4、5、6 ヘッドマウントディスプレイ
11、41、51、61 保持部
12、42、52、62 遮蔽部
13、33 装着部材
14 表示装置
15 反射部材
16 レンズ
17、67 センサ

Claims (10)

  1. 保持部と、
    ユーザの頭部に装着され、頭部の大きさに合わせて長さが調整される装着部材と、
    画像を表示する表示面が、前記装着部材がユーザの頭部に装着された状態で下方を向くように前記保持部に保持された表示装置と、
    反射面が前記表示装置の表示面側に向くように前記保持部に保持され、且つ、前記画像を頭部に前記装着部材が装着されたユーザの眼球に向けて反射させる反射部材と、
    前記表示装置及び前記反射部材が設けられた空間を遮蔽する遮蔽部と、
    を有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記反射部材は、前記装着部材を装着したユーザの顔前に配置される、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記反射部材は、前記反射面の反対側の面が前記保持部に当接するように前記保持部に保持されている、請求項1または2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記表示装置は、前記保持部のうち前記装着部材を装着したユーザの頭部の上方に配置される部分に保持される、請求項1〜3の何れか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記遮蔽部は、前記装着部材を装着したユーザの後頭部を囲むように設けられる、請求項1〜3の何れか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記遮蔽部は、前記装着部材の側端部の一部を覆うように設けられる、請求項1〜5の何れか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 前記保持部には、前記ヘッドマウントディスプレイの重心を、前記表示装置が保持される部分より前記装着部材を装着したユーザの頭頂部側の領域に位置させるための加重部材が設けられている、請求項1〜6の何れか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. さらに、前記表示装置と前記反射部材の間に設けられ、前記画像を拡大するレンズを有する、請求項1〜7の何れか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. ヘッドマウントディスプレイの位置及び方向情報を取得するセンサをさらに有し、
    前記表示装置は、前記位置及び方向情報に応じた画像を表示する、請求項1〜8の何れか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  10. 保持部と、
    画像を表示する表示面及び前記保持部に保持される保持面を有する表示装置と、
    反射面が前記表示装置の表示面側に向くように前記保持部に保持された反射部材と、
    前記表示装置及び前記反射部材が設けられた空間を遮蔽する遮蔽部と、
    を有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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