JPH0949718A - 磁気ディスク評価装置 - Google Patents

磁気ディスク評価装置

Info

Publication number
JPH0949718A
JPH0949718A JP22277395A JP22277395A JPH0949718A JP H0949718 A JPH0949718 A JP H0949718A JP 22277395 A JP22277395 A JP 22277395A JP 22277395 A JP22277395 A JP 22277395A JP H0949718 A JPH0949718 A JP H0949718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic disk
interferometer
defect
tester
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22277395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Fuse
昌之 布施
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP22277395A priority Critical patent/JPH0949718A/ja
Publication of JPH0949718A publication Critical patent/JPH0949718A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスク評価装置において、磁気ディス
クの表面性状をより精密に評価しながら、生産工程管理
へのその評価結果の利用価値を向上すること。 【構成】 テスタ10と干渉計50とを合わせ備えた磁
気ディスク評価装置100であって、テスタ10が出力
する欠陥位置データを用いて、干渉計50を磁気ディス
クの欠陥検出位置に位置付ける干渉計コントローラ53
を有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク、
フロッピーディスク等のための磁気ディスク評価装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクは、テクスチャー工程、
洗浄工程、膜付工程(スパッタ)、研磨工程(バ
ーニッシュ)、潤滑層形成工程、テスト工程を経て
生産される。このようにして生産された磁気ディスク
は、媒体表面に設定した同心円状もしくはスパイラル状
の記録トラックに、磁気的にデータを書込み、また上記
データを磁気的に読取り再生して用いられる。
【0003】この磁気ディスクにあっては、高記録密度
を実現するために、超精密な表面性状を具備する必要が
あり、その品質をチェックするため、上述のテスト工
程でグライドハイトテスト、サーティファイテスト等の
テストが実施される。グライドハイトテストは、磁気デ
ィスクの表面の異常突起のチェックテストであり、サー
ティファイテストは磁気ディスクの磁気記録膜等の欠陥
(信号品質)のチェックテストである。
【0004】そして、上述のテスト工程によって得ら
れる評価結果は、上述〜のメディア化の製造工程に
フィードバックされ、品質向上のための生産工程管理に
供される。
【0005】尚、上述のテスト工程で用いられるテス
タは、欠陥データと欠陥位置データとを出力できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然るに、磁気ディスク
の高記録密度化に伴い、磁気ディスクの表面性状をより
精密に検出すべく、本発明者は、従来のテスタにより検
出された結果に対し、CCDカメラによる微細な表面疵
の検出、干渉計による微細な表面凹凸(ひずみ)の検出
を併用することを考えた。これらの微細な表面疵、表面
凹凸を具体的に検出して観察することは、その欠陥の発
生原因をより確実に推測することを可能とし、前述した
生産工程管理の向上を図ることになるからである。
【0007】然しながら、従来のテスタから外された磁
気ディスクについてはその欠陥位置の確認が困難であ
り、CCDカメラや干渉計をそのような磁気ディスクの
欠陥位置に位置付けることは長時間を要する。この場合
には、従来のテスタ、CCDカメラ、干渉計を用いた評
価結果による前述〜のメディア化の製造工程へのフ
ィードバックが遅くなり、生産工程管理への利用価値が
低い。
【0008】本発明は、磁気ディスク評価装置におい
て、磁気ディスクの表面性状をより精密に評価しなが
ら、生産工程管理へのその評価結果の利用価値を向上す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、磁気ディスクの表面性状をチェックテストし、欠陥
データと欠陥位置データとを出力するテスタを有してな
る磁気ディスク評価装置において、磁気ディスクの表面
凹凸状態を検出する干渉計と、テスタが出力する欠陥位
置データを用いて、干渉計を磁気ディスクの欠陥検出位
置に位置付ける干渉計コントローラとを有してなるもの
である。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の磁気ディスク評価装置において、磁気ディスクの表
面画像を撮影するCCDカメラと、テスタが出力する欠
陥位置データを用いて、CCDカメラを磁気ディスクの
欠陥撮影位置に位置付けるカメラコントローラとを有し
てなるものである。
【0011】請求項1に記載の本発明によれば下記、
の作用効果がある。 磁気ディスク評価装置は、テスタにてグライドハイト
テスト、サーティファイテスト等のテストを磁気ディス
クに施してその欠陥データと欠陥位置を得るとともに、
続いて、このテスタが出力した欠陥位置データを用い
て、干渉計を磁気ディスクの欠陥検出位置に位置付け、
該欠陥まわりでの微細な表面凹凸(ひずみ)を検出可能
とする。干渉計が検出した微細な表面凹凸は、上記欠陥
の発生原因をより確実に推測可能とする。
【0012】磁気ディスク評価装置内に、テスタと干
渉計とを並置している。このため、干渉計は、テスタが
検出した磁気ディスクの欠陥位置にその検出位置を短時
間のうちに位置付けることができる。従って、テスタ、
干渉計を用いた評価結果を磁気ディスクの製造工程へと
迅速にフィードバックし、生産工程管理への利用価値を
向上できる。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば下記、
の作用効果がある。 上述の干渉計と同様に、テスタが出力する欠陥位置デ
ータを用いて、CCDカメラを磁気ディスクの欠陥撮影
位置に位置付け、該欠陥まわりでの微細な表面疵を検出
可能とする。CCDカメラが検出した微細な表面疵は、
上記欠陥の発生原因をより確実に推測可能とする。
【0014】磁気ディスク評価装置内に、テスタとC
CDカメラと干渉計とを並置している。このため、CC
Dカメラは、テスタが検出した磁気ディスクの欠陥位置
にその撮影位置を短時間のうちに位置付けることがで
き、干渉計も、テスタが検出した磁気ディスクの欠陥位
置にその検出位置を短時間のうちに位置付けることがで
きる。従って、テスタ、CCDカメラ、干渉計を用いた
評価結果を磁気ディスクの製造工程へと迅速にフィード
バックし、生産工程管理への利用価値を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は磁気ディスク評価装置を示
す模式図、図2は磁気ディスク評価装置を示す制御系統
図、図3は干渉計を示す模式図、図4は干渉縞パターン
の解析手順を示す模式図、図5は干渉縞パターンによる
突起評価手順を示す模式図、図6はディスクひずみによ
る干渉縞パターンの変化を示す模式図である。
【0016】磁気ディスク評価装置100は、図1に示
す如く、テスタ10と、CCDカメラ40と、干渉計5
0とを並置している。テスタ10は、磁気ディスク(ハ
ードディスク)1のグライドハイトテストとサーティフ
ァイテストとを行なう。CCDカメラ40は、磁気ディ
スク1の表面画像を撮影し、微細表面疵を検出可能とす
る。干渉計50は、磁気ディスク1の表面凹凸状態を検
出し、微細表面凹凸(ひずみ)を検出可能とする。
【0017】以下、テスタ10、CCDカメラ40、干
渉計50のそれぞれについて説明する。 (A) テスタ10(図1、図2) テスタ10は、図2に示す如く、定盤の上に設けたサー
ボモータ11の出力軸にスピンドル12を連結し、サー
ボモータ11をスピンドルコントローラ13により駆動
制御している。制御部30は、スピンドル12が所定の
回転数となるようにスピンドルコントローラ13を制御
する。
【0018】テスタ10は、定盤の上に設けたキャリッ
ジガイド14にキャリッジ15をスライド可能に支持す
るともに、パルスモータ16の出力軸に連結した送りね
じ17によりキャリッジ15を移動可能としている。キ
ャリッジ15はキャリッジコントローラ18により駆動
制御される。キャリッジ15は上下のヘッドブロック2
1、21を支持し、上下の各ヘッドブロック21のそれ
ぞれにはサスペンション(ばね)22の基端部が結合さ
れ、サスペンション22の先端部にはテストヘッド23
が設けられている。制御部30は、テストヘッド23が
磁気ディスク1の表面に沿って磁気ディスク1の磁気ト
ラックに交差する方向(本実施例では磁気ディスク1の
直径方向)の所定位置に移動するようにキャリッジコン
トローラ18を制御する。
【0019】テストヘッド23は、そのヘッドスライダ
に、グライドハイトテスト用PZ(Piezo 素子)センサ
と、サーティファイテスト用磁気ヘッドとを設けてい
る。
【0020】テスタ10は、図2に示す如く、制御部3
0、グライドハイトテスト回路31、サーティファイテ
スト回路32、表示部33を有している。
【0021】グライドハイトテスト回路31は、テスト
ヘッド23が磁気ディスク1に相対しているテスト位置
を、スピンドルコントローラ13の制御信号(周方向位
置信号)とキャリッジコントローラ18の制御信号(直
径方向位置信号)から求めるとともに、PZセンサの出
力をアンプ34から得て当該テスト位置でのグライドハ
イトテストデータを求める。
【0022】サーティファイテスト回路32は、テスト
ヘッド23が磁気ディスク1に相対しているテスト位置
を、スピンドルコントローラ13の制御信号(周方向位
置信号)とキャリッジコントローラ18の制御信号(直
径方向位置信号)から求めるとともに、磁気ヘッドの出
力をアンプ35から得て当該テスト位置でのサーティフ
ァイテストデータを求める。
【0023】制御部30は、スピンドルコントローラ1
3とキャリッジコントローラ18を前述した如くに制御
するとともに、グライドハイトテスト回路31とサーテ
ィファイテスト回路32を制御する。
【0024】制御部30は、グライドハイトテストデー
タの取込み時期をグライドハイトテスト回路31に命令
するとともに、サーティファイテストデータの取込み時
期をサーティファイテスト回路32に命令する、テスト
時期設定機能を備える。即ち、グライドハイトテスト
は、ディスク1の表面上でヘッドスライダの浮上面の幅
Wに対応する多数のトラックを含む一定範囲の記録エリ
ア毎にディスク1周分行なえば足りる。これに対し、サ
ーティファイテストはディスクの各1本のトラック毎に
行なう。
【0025】制御部30は、グライドハイトテストデー
タの取込み時期には該グライドハイトテストに適合する
スピンドル回転数となるように、サーティファイテスト
データの取込み時期には該サーティファイテストに適合
するスピンドル回転数となるように、スピンドルコント
ローラ13を制御する。
【0026】制御部30は、グライドハイトテスト回路
31とサーティファイテスト回路32から取り込んだデ
ータ、グライドハイトテスト結果、サーティファイテス
ト結果等を表示部33に表示する。
【0027】尚、テスタ10は、ワッフル又はバーニッ
シュヘッド36を有している。制御部30は、ワッフル
又はバーニッシュヘッド36を以下の(a) 、(b) の如く
に作動せしめる。(a) グライドハイトテストとサーティ
ファイテストに先立ち、磁気ディスク1の表面を平滑化
する仕上げ作業、(b) グライドハイトテストで不良とさ
れたビットに対し再研磨を行なう作業。上記(b) の再研
磨を行なわれたビットについては、その後再度グライド
ハイトテストが実施される。
【0028】以下、テスタ10によるテスト手順の一例
について説明する。 (1) 磁気ディスク1をスピンドル12に取付ける。そし
て、スピンドルコントローラ13により所定のスピンド
ル回転数でスピンドル12を駆動する。
【0029】(2) キャリッジコントローラ18によりテ
ストヘッド23を磁気ディスク1上のロード位置(テス
ト開始位置)(例えば最外周トラック位置)に位置付
け、不図示のヘッドロード/アンロード機構によりテス
トヘッド23を磁気ディスク1上で浮上させ、グライド
ハイトテストとサーティファイテストを行なう。グライ
ドハイトテストとサーティファイテストは、例えば下記
(a) 、(b) により、磁気ディスク1の全記録エリアの全
トラック(例えば1.8 インチφディスクで3000TPI (ト
ラック密度))について行なう。
【0030】(a) グライドハイトテスト 磁気ディスク1の表面上でヘッドスライダの浮上面の幅
Wに対応する多数のトラックを含む一定範囲の記録エリ
ア毎に行なう。磁気ディスク1の表面の一定高さ以上の
異常突起がヘッドスライダに衝突しとき、これによって
生ずる(過大)振動エネルギをグライドハイトテスト用
PZセンサにより検出し、異常突起の存在を検出する。
【0031】異常突起の存在が検出されたとき、ワッフ
ル又はバーニッシュヘッド36による再研磨を行なわな
い場合には、その時点でテスト終了とし、当該ディスク
1を不良ディスクとする。ワッフル又はバーニッシュヘ
ッド36による再研磨は、当該異常突起が存在するトラ
ックについて、当該テスト時点で行なっても良く、テス
ト終了後に行なっても良い。
【0032】(b) サーティファイテスト 磁気ディスク1の各1本のトラック毎に、下記〜の
テストシーケンスによってなされる。 指定されたトラックに書込信号(HF信号)を書込
む。
【0033】上記の書込信号を読出し、トラック平
均読出電圧(TAA)を算出する。
【0034】上記の読出信号について、上記のT
AAに対するスライスレベル( 1〜99%、例えば70%)
を下回るパルス信号をMP(Missing Pulse)エラーとす
る。そして、例えばディスクの1トラックのビット数
(例えば20万ビット)に対し上記MPエラーの数が一定
比率を越えるディスクを不良ディスクとする。
【0035】上記の書込信号をイレーズ(消去)す
る。
【0036】上記のイレーズ後に再読出しを行な
う。そして、上記のTAAに対するスライスレベル
( 1〜99%、例えば25%)を越える消残りパルス信号を
EP(Extra Pulse )エラーとする。そして、例えばデ
ィスクの1トラックのビット数(例えば20万ビット)に
対し上記EPエラーの数が一定比率を越えるディスクを
不良ディスクとする。
【0037】磁気ディスク1が上記、で不良ディス
クと判定されたときその時点でテスト終了とする。
【0038】(3) テストヘッド23が磁気ディスク1上
のアンロード位置(テスト終了位置)(例えば最内周ト
ラック位置)に到達して、その位置での上記(a) 、(b)
を終了したら、不図示のヘッドロード/アンロード機構
によりテストヘッド23を磁気ディスク1から強制的に
離し、テスト終了とする。
【0039】(B) CCDカメラ40(図1、図2) CCDカメラ40は、図1、図2に示す如く、定盤の上
に支持され、パルスモータ41の出力軸に連結した送り
ねじ42により移動可能とされている。制御部30は、
CCDカメラ40が磁気ディスク1の表面に沿って磁気
ディスク1の磁気トラックに交差する方向(本実施例で
は磁気ディスク1の直径方向)の所定位置に移動するよ
うにカメラコントローラ43を制御する。
【0040】このとき、カメラコントローラ43は、テ
スタ10のグライドハイトテスト回路31、サーティフ
ァイテスト回路32(スピンドルコントローラ13、キ
ャリッジコントローラ18)が出力した異常突起、エラ
ー等の欠陥位置データを用いて、CCDカメラ40を磁
気ディスク1の当該欠陥撮影位置に位置付ける。本実施
例では、テスタ10のスピンドル12に取り付けられた
磁気ディスク1の中心まわりで、テスタ10のテストヘ
ッド23とCCDカメラ40とを90度ずらして配置して
いる。
【0041】CCDカメラ40は、モータ40Aを付帯
的に備えている。以下、CCDカメラ40による撮影手
順について説明する。 (1) テスタ10のグライドハイトテスト回路31、サー
ティファイテスト回路32が磁気ディスク1の異常突
起、エラー等の欠陥を検出すると、制御部30はテスタ
10の動作を停止する。
【0042】(2) 制御部30はテスタ10のグライドハ
イトテスト回路31、サーティファイテスト回路32が
出力した上記(1) の欠陥位置データをカメラコントロー
ラ43に伝える。カメラコントローラ43はこの欠陥位
置データを用いて、CCDカメラ40を欠陥撮影位置に
位置付ける。具体的には、制御部30がスピンドルコン
トローラ13を介して磁気ディスク1を周方向に90度変
位するとともに、カメラコントローラ43がCCDカメ
ラ40を磁気ディスク1の直径方向にて上記(1) の欠陥
と同位置に設定することにより、CCDカメラ40が上
記(1) の欠陥と相対するものとなる。
【0043】(3) CCDカメラ40は上記(1) の欠陥ま
わりの画像をモニタ40Aに表示し、当該欠陥まわりの
微細表面疵を検出する。
【0044】(C) 干渉計50(図1〜図6) 干渉計50は、図1、図2に示す如く、定盤の上に支持
され、パルスモータ51の出力軸に連結した送りねじ5
2により移動可能とされている。制御部30は、干渉計
50が磁気ディスク1の表面に沿って磁気ディスク1の
磁気トラックに交差する方向(本実施例では磁気ディス
ク1の直径方向)の所定位置に移動するように干渉計コ
ントローラ53を制御する。
【0045】このとき、干渉計コントローラ53は、テ
スタ10のグライドハイトテスト回路31、サーティフ
ァイテスト回路32(スピンドルコントローラ13、キ
ャリッジコントローラ18)が出力した異常突起、エラ
ー等の欠陥位置データを用いて、干渉計50を磁気ディ
スク1の当該欠陥検出位置に位置付ける。本実施例で
は、テスタ10のスピンドル12に取り付けられた磁気
ディスク1の中心まわりで、テスタ10のテストヘッド
23と干渉計50とを90度、CCDカメラ40と干渉計
50とを180 度ずらして配置している。
【0046】干渉計50は、モニタ50Aを付帯的に備
えている。以下、干渉計50による検出手順について説
明する。 (1) テスタ10のグライドハイトテスト回路31、サー
ティファイテスト回路32が磁気ディスク1の異常突
起、エラー等の欠陥を検出すると、制御部30はテスタ
10の動作を停止する。
【0047】(2) 制御部30はテスタ10のグライドハ
イトテスト回路31、サーティファイテスト回路32が
出力した上記(1) の欠陥位置データを干渉計コントロー
ラ53に伝える。干渉計コントローラ53はこの欠陥位
置データを用いて、干渉計50を欠陥検出位置に位置付
ける。具体的には、制御部30がスピンドルコントロー
ラ13を介して磁気ディスク1を周方向に90度(CCD
カメラ40による欠陥撮影に続くものである場合には18
0 度)変位するとともに、干渉計コントローラ53が干
渉計50を磁気ディスク1の直径方向にて上記(1) の欠
陥と同位置に設定することにより、干渉計50が上記
(1) の欠陥と相対するものとなる。
【0048】(3) 干渉計50は上記(1) の欠陥まわりの
干渉縞パターンをモニタ50Aに表示し、当該欠陥まわ
りの微細表面凹凸(異常突起)を下記〜により検出
する。 対物レンズの焦点を欠陥表面に合わせ、レーザ照射す
る(図3)。
【0049】上記により得られる干渉縞パターンを
FFT変換により位相と周波数に解析し、更に高さデー
タに変換し、表面形状と高さ情報により3次元マップを
作成する(図4)。
【0050】上記により得られる磁気ディスク表面
の3次元マップを適宜位置で切断し、その切断面上での
各ディスク半径位置における表面突起高さの分布(粗さ
曲線)を求める(図5(A))。図5(A)の情報か
ら、磁気ディスク1の表面の異常突起又は異常くぼみの
有無、大きな疵の有無が分かる。
【0051】図5(A)の粗さ曲線に基づく図5
(B)のベアリングレシオ解析により、高さRaの突起
(又はくぼみ)が磁気ディスク1の測定した半径領域で
何%占有するかの情報を得る。この情報から磁気ディス
ク1の表面凹凸に関するエラーレベルを画定できる。例
えば、高さRa未満が100 %のものはA評価良品、高さ
Ra未満が90%以下のものはB評価良品とする。
【0052】尚、上記により得られた干渉縞パターン
から磁気ディスク1の歪み状態を判定することもでき
る。例えば、図6(A)の干渉縞パターンは平坦、
(B)〜(D)の干渉縞パターンは歪んだ状態である。
【0053】以下、本実施例の作用効果について説明す
る。 磁気ディスク評価装置100は、テスタ10にてグラ
イドハイトテスト、サーティファイテスト等のテストを
磁気ディスクに施してその欠陥データと欠陥位置を得る
とともに、続いて、このテスタ10が出力した欠陥位置
データを用いて、干渉計50を磁気ディスクの欠陥検出
位置に位置付け、該欠陥まわりでの微細な表面凹凸(ひ
ずみ)を検出可能とする。干渉計50が検出した微細な
表面凹凸は、上記欠陥の発生原因をより確実に推測可能
とする。
【0054】上述の干渉計50と同様に、テスタ10
が出力する欠陥位置データを用いて、CCDカメラ40
を磁気ディスクの欠陥撮影位置に位置付け、該欠陥まわ
りでの微細な表面疵を検出可能とする。CCDカメラ4
0が検出した微細な表面疵は、上記欠陥の発生原因をよ
り確実に推測可能とする。
【0055】磁気ディスク評価装置100内に、テス
タ10とCCDカメラ40と干渉計50とを並置してい
る。このため、CCDカメラ40は、テスタ10が検出
した磁気ディスクの欠陥位置にその撮影位置を短時間の
うちに位置付けることができ、干渉計50も、テスタ1
0が検出した磁気ディスクの欠陥位置にその検出位置を
短時間のうちに位置付けることができる。従って、テス
タ10、CCDカメラ40、干渉計50を用いた評価結
果を磁気ディスクの製造工程へと迅速にフィードバック
し、生産工程管理への利用価値を向上できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気ディ
スク評価装置において、磁気ディスクの表面性状をより
精密に評価しながら、生産工程管理へのその評価結果の
利用価値を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は磁気ディスク評価装置を示す模式図であ
る。
【図2】図2は磁気ディスク評価装置を示す制御系統図
である。
【図3】図3は干渉計を示す模式図である。
【図4】図4は干渉縞パターンの解析手順を示す模式図
である。
【図5】図5は干渉縞パターンによる突起評価手順を示
す模式図である。
【図6】図6はディスクひずみによる干渉縞パターンの
変化を示す模式図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 10 テスタ 40 CCDカメラ 43 カメラコントローラ 50 干渉計 53 干渉計コントローラ 100 磁気ディスク評価装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクの表面性状をチェックテス
    トし、欠陥データと欠陥位置データとを出力するテスタ
    を有してなる磁気ディスク評価装置において、 磁気ディスクの表面凹凸状態を検出する干渉計と、 テスタが出力する欠陥位置データを用いて、干渉計を磁
    気ディスクの欠陥検出位置に位置付ける干渉計コントロ
    ーラとを有してなることを特徴とする磁気ディスク評価
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク評価装置
    において、 磁気ディスクの表面画像を撮影するCCDカメラと、 テスタが出力する欠陥位置データを用いて、CCDカメ
    ラを磁気ディスクの欠陥撮影位置に位置付けるカメラコ
    ントローラとを有してなることを特徴とする磁気ディス
    ク評価装置。
JP22277395A 1995-08-09 1995-08-09 磁気ディスク評価装置 Withdrawn JPH0949718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22277395A JPH0949718A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 磁気ディスク評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22277395A JPH0949718A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 磁気ディスク評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949718A true JPH0949718A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16787670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22277395A Withdrawn JPH0949718A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 磁気ディスク評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949718A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2010150315A1 (ja) * 2009-06-25 2012-12-06 パイオニア株式会社 光ディスクの製造方法および光ディスクの製造ライン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2010150315A1 (ja) * 2009-06-25 2012-12-06 パイオニア株式会社 光ディスクの製造方法および光ディスクの製造ライン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Shimizu et al. Nano-scale defect mapping on a magnetic disk surface using a contact sensor
US20070127147A1 (en) Contact detecting apparatus, and method for detecting contact
US6940669B2 (en) Wide write head with thermal asperity detector and method of using the same
US6239936B1 (en) Method and apparatus for calibrating a thermal response of a magnetoresistive element
US20070146921A1 (en) Hard disk drive and method for managing scratches on a disk of the hard disk drive
US6683744B2 (en) Magnetic disk evaluation apparatus and method
US6611389B1 (en) Method of determining the variation of the clearance between a magnetic transducer and a recording media during track seeking
US7121133B2 (en) System, method, and apparatus for glide head calibration with enhanced PZT channel for very low qualification glide heights
US6771453B2 (en) Glide slider fly height calibration method using disk spin down and slider dynamic scan
US6968731B2 (en) High speed glide test for screening magnetic disc micro-waviness and a system therefor
JPH0949718A (ja) 磁気ディスク評価装置
JPH0949804A (ja) 磁気ディスク評価装置
US20070245814A1 (en) Magnetic disk defect test method, protrusion test device and glide tester
JPH09259401A (ja) 磁気ディスクテスト方法及び装置
JP2007305286A (ja) ディスク欠陥検査方法、突起検査装置およびグライドテスタ
JP3387319B2 (ja) 磁気ディスクの浮上性能検査装置、及び検査方法
US6580266B2 (en) Thin film delamination detection for magnetic disks
JP2944017B2 (ja) 磁気ディスクの突起検査方法
JP3473267B2 (ja) リードヘッドとライトヘッドの位置ずれ測定装置および測定方法
JPH08185617A (ja) 記録媒体テスト方法及び装置
US20080158705A1 (en) Write head tester
JPH08185616A (ja) 磁気ディスクテスト方法及び装置
JPH08203047A (ja) 円盤状記録ディスクのテスト方法及び装置
JPH0963051A (ja) 磁気ディスク検査方法及び検査装置
JPH06302120A (ja) 磁気ディスク試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105