JPH08185616A - 磁気ディスクテスト方法及び装置 - Google Patents

磁気ディスクテスト方法及び装置

Info

Publication number
JPH08185616A
JPH08185616A JP34048194A JP34048194A JPH08185616A JP H08185616 A JPH08185616 A JP H08185616A JP 34048194 A JP34048194 A JP 34048194A JP 34048194 A JP34048194 A JP 34048194A JP H08185616 A JPH08185616 A JP H08185616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
head
magnetic disk
glide height
certify
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34048194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasufumi Nakagawa
康文 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP34048194A priority Critical patent/JPH08185616A/ja
Publication of JPH08185616A publication Critical patent/JPH08185616A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易なテスト装置により、グライドハイトテ
ストとサーティファイテストを短時間で完了可能とする
こと。 【構成】 磁気ディスク1のグライドハイトテストとサ
ーティファイテストとを行なう磁気ディスクテスト方法
において、グライドハイトテスト用センサ26とサーテ
ィファイテスト用磁気ヘッド27とを結合されたテスト
ヘッド23を用い、テストヘッド23を磁気ディスク1
の表面に対して相対移動し、テストヘッド23が磁気デ
ィスク1に相対しているテスト位置を求め、グライドハ
イトテスト用センサ26の出力を得て上記テスト位置で
のグライドハイトテストデータを求め、及び/又は、サ
ーティファイテスト用磁気ヘッド27の出力を得て上記
テスト位置でのサーティファイテストデータを求めるも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクテスト方
法及び装置に係り、特にハードディスクの磁気ディスク
テスト方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置(HDD)は、磁気デ
ィスク(ハードディスク)をスピンドルに固定するとと
もに、磁気ヘッドを備えたヘッドスライダをキャリッジ
に支持し、スピンドルの駆動による磁気ディスクの回転
と、キャリッジの駆動による磁気ヘッドの移動によっ
て、磁気ヘッドを磁気ディスクの表面に対して相対移動
させる。そして、磁気ディスクに設けてある複数の一様
な幅の磁気トラックのうちの指定されたトラックに、磁
気ヘッドによって電気的にデータを書込み、また、指定
されたトラックから磁気ヘッドによって電気的にデータ
を読取る。
【0003】このとき、磁気ディスク装置では、磁気デ
ィスクとヘッドスライダの隙間がくさび型になるように
して、動作時にディスク回転に誘起される空気流をヘッ
ドスライダの浮上面に設けた凹状の空気流通溝に導いて
該ヘッドスライダをディスク上方に一定の浮上量で浮上
させ、磁気ヘッドとディスクとが接触しないようにして
いる。従って、ヘッドスライダは、ディスクに対し、
(a) 動作時にはディスクの回転開始に伴って静止、滑
走、浮上し、(b) 非動作時にはディスクの回転停止に伴
って浮上、滑走、静止する如くに変化する。このように
動作時にヘッドスライダが浮上することは、高ディスク
回転下でもヘッドスライダとディスクの摩耗を極小と
し、記録速度(読書速度)を高速化しながらヘッドスラ
イダとディスクの寿命を向上せしめる。
【0004】ところで、最近における磁気ディスクの高
記録密度化の要請は、ディスク上での単位記録要素であ
るビット寸法の小型化と、これに応ずる磁気ヘッドの小
型化に起因して、磁気ヘッドとディスク間での出力信号
の低下を招く。そして、磁気ヘッドとディスク間での上
記出力信号の低下を補うため、磁気ヘッドとディスクの
間隙はできるだけ近付ける必要があり、前述のヘッドス
ライダの浮上量を小として記録エネルギのロスを減少さ
せる必要がある。
【0005】然るに、磁気ディスク装置では、ヘッドス
ライダの浮上量を上述の如くに小としながら、ヘッドス
ライダがディスクの表面突起に尚接触しないようにする
ことが必須である。ヘッドスライダの浮上量を小さくで
きるようにディスク表面を鏡面仕上すると、ヘッドスラ
イダがディスクに対して前述の静止状態にあるときに、
両者が強固に吸着する事故を生ずる。そこで実際には、
小さな浮上量が実現できるように平面ではあるが、吸着
しないように適度の表面粗さをディスク表面に設ける必
要があり、ディスク表面にはテクスチャーと呼ばれる微
小凹凸面を設けている。ヘッド浮上量が例えば0.05μm
であるとき、ディスクの標準的な許容突起量は例えば0.
025 μm である。
【0006】以上のように、磁気ディスクは、高記録密
度を実現するために、超精密な表面性状を具備する必要
があり、その表面性状をチェックするため、グライドハ
イトテストとディスクの記録膜の欠損等の信号品質をチ
ェックするサーティファイテストとが実施されている。
【0007】(A) グライドハイトテスト グライドハイトテストは磁気ディスクの表面の異常突起
のチェックテストである。従来技術では、ピエゾ素子
(PZ)或いはアコースティックエミッション(AE)
等のグライドハイトテスト用センサをヘッドスライダに
設けたテストヘッドを用いて、磁気ディスク装置のヘッ
ドとディスクの関係を再現させる。そして、ディスクの
表面上でヘッドスライダの浮上面の幅に対応する多数の
トラックを含む一定範囲の記録エリア毎に、一定高さ以
上の異常突起がテストヘッドのヘッドスライダに衝突し
たとき、これによって生ずる過大振動エネルギをグライ
ドハイトテスト用センサにより検出し、異常突起の存在
を検出するものである。例えば1枚のディスクにおい
て、1個の異常突起が存在すれば、不良ディスクとす
る。
【0008】(B) サーティファイテスト サーティファイテストは磁気ディスクの磁気記録膜等の
欠陥(信号品質)のチェックテストである。従来技術で
は、サーティファイテスト用磁気ヘッドをヘッドスライ
ダに設けたテストヘッドを用いて、磁気ディスク装置の
ヘッドとディスクの関係を再現させ、ディスクの各1本
のトラック毎に、書込信号(HF信号)の書込み、読出
し、消去、再読出し等を行ない、MP(Missing Pulse
)エラー、EP(Extra Pulse )エラーの発生数を検
出することにて、欠陥の存在を検出するものである。例
えば1トラックのビット数(例えば20万個)に対し、上
記MPエラーの数、EPエラーの数がそれぞれ一定比率
を越えるディスクを不良ディスクとする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 グライドハイトテスト装置とサーティファイテスト装
置とを別装置としている。このため、1つのディスクを
グライドハイトテスト装置でグライドハイトテストし、
次に、当該ディスクをサーティファイテスト装置に持込
んでサーティファイテストする必要がある。従って、2
台のテスト装置を必要とし、テスト時間も長時間にな
る。
【0010】1台のテスト装置のキャリッジにグライ
ドハイトテストヘッドとサーティファイテストヘッドの
2個のテストヘッドを並列設置することも考えられる
が、この場合にも、1つのディスクをグライドハイトテ
ストヘッドでグライドハイトテストし、そのグライドハ
イトテスト完了後に当該ディスクをサーティファイテス
トヘッドでサーティファイテストする必要がある。従っ
て、2個のテストヘッドを必要とする他、1つのディス
クの全記録エリアについて、グライドハイトテストヘッ
ドを1往復し、更にサーティファイテストヘッドも1往
復させる必要があり、テスト時間が長時間になる。
【0011】本発明は、簡易なテスト装置により、グラ
イドハイトテストとサーティファイテストを短時間で完
了可能とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、磁気ディスクのグライドハイトテストとサーティフ
ァイテストとを行なう磁気ディスクテスト方法におい
て、グライドハイトテスト用センサとサーティファイテ
スト用磁気ヘッドとが結合されたテストヘッドを用い、
テストヘッドを磁気ディスクの表面に対して相対移動
し、テストヘッドが磁気ディスクに相対しているテスト
位置を求め、グライドハイトテスト用センサの出力を得
て上記テスト位置でのグライドハイトテストデータを求
め、及び/又は、サーティファイテスト用磁気ヘッドの
出力を得て上記テスト位置でのサーティファイテストデ
ータを求めるようにしたものである。
【0013】請求項2に記載の本発明は、磁気ディスク
のグライドハイトテストとサーティファイテストとを行
なう磁気ディスクテスト装置において、磁気ディスクを
回転させるスピンドルと、スピンドルを駆動制御するス
ピンドルコントローラと、グライドハイトテスト用セン
サとサーティファイテスト用磁気ヘッドとが結合された
テストヘッドと、テストヘッドを支持し、該テストヘッ
ドを磁気ディスクの表面に沿って該磁気ディスクの磁気
トラックに交差する方向に移動させるキャリッジと、キ
ャリッジを駆動制御するキャリッジコントローラと、テ
ストヘッドが磁気ディスクに相対しているテスト位置を
スピンドルコントローラとキャリッジコントローラの制
御信号から求めるとともに、グライドハイトテスト用セ
ンサの出力を得て当該テスト位置でのグライドハイトテ
ストデータを求めるグライドハイトテスト回路と、テス
トヘッドが磁気ディスクに相対しているテスト位置をス
ピンドルコントローラとキャリッジコントローラの制御
信号から求めるとともに、サーティファイテスト用磁気
ヘッドの出力を得て当該テスト位置でのサーティファイ
テストデータを求めるサーティファイテスト回路と、ス
ピンドルコントローラとキャリッジコントローラを制御
するとともに、グライドハイトテスト回路とサーティフ
ァイテスト回路を制御する制御部とを有してなるもので
ある。
【0014】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記制御部が、グライドハイ
トテストデータの取込み時期をグライドハイトテスト回
路に命令するとともに、サーティファイテストデータの
取込み時期をサーティファイテスト回路に命令する、テ
スト時期設定機能を具備してなるものである。
【0015】請求項4に記載の本発明は、請求項2又は
3に記載の本発明において更に、前記制御部が、グライ
ドハイトテストデータの取込み時期には該グライドハイ
トテストに適合するスピンドル回転数となるように、サ
ーティファイテストデータの取込み時期には該サーティ
ファイテストに適合するスピンドル回転数となるよう
に、スピンドルコントローラを制御するようにしたもの
である。
【0016】
【作用】請求項1、2の本発明によれば下記の作用が
ある。 単一のテスト装置に唯一のテストヘッドを設けるもの
でありながら、グライドハイトテスト用センサの出力に
よってグライドハイトテストデータを求め、且つサーテ
ィファイテスト用磁気ヘッドの出力によってサーティフ
ァイテストデータを求めることができ、装置構成は簡易
である。
【0017】グライドハイトテスト用センサとサーティ
ファイテスト用磁気ヘッドが唯一のテストヘッドに併設
されるものであるから、ディスクの全記録エリアについ
て、テストヘッドを1往復する間に、グライドハイトテ
ストとサーティファイテストを同時もしくは交互に行な
うことができ、テスト時間を短時間にできる。
【0018】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 制御部が、グライドハイトテストデータの取込み時期
をグライドハイトテスト回路に命令するとともに、サー
ティファイテストデータの取込み時期をサーティファイ
テスト回路に命令する、テスト時期設定機能を具備する
から、グライドハイトテストとサーティファイテストを
相互に独立に、それぞれ指定時期に行なうことができ、
テストの確実と合理化を図ることができる。
【0019】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 制御部が、グライドハイトテストデータの取込み時期
には該グライドハイトテストに適合するスピンドル回転
数となるように、サーティファイテストデータの取込み
時期には該サーティファイテストに適合するスピンドル
回転数となるように、スピンドルコントローラを制御す
るから、グライドハイトテストとサーティファイテスト
をそれぞれ最適なスピンドル回転数(ディスク回転速
度)で行なうことができ、テストの確実と合理化を図る
ことができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明に係る磁気ディスクテスト装置
の一実施例を示す模式図、図2は磁気ディスクテスト装
置の制御系統図、図3はテストヘッドの一例を示す模式
図、図4はテストヘッドの他の例を示す模式図、図5は
テストヘッドの浮上原理を示す模式図である。
【0021】磁気ディスクテスト装置10は、磁気ディ
スク(ハードディスク)1のグライドハイトテストとサ
ーティファイテストとを行なう。
【0022】磁気ディスクテスト装置10は、図1に示
す如く、定盤10Aの上に設けたサーボモータ11の出
力軸にスピンドル12を連結し、サーボモータ11をス
ピンドルコントローラ13により駆動制御している。制
御部30は、スピンドル12が所定の回転数となるよう
にスピンドルコントローラ13を制御する。
【0023】磁気ディスクテスト装置10は、定盤10
Aの上に設けたキャリッジガイド14にキャリッジ15
をスライド可能に支持するともに、パルスモータ16の
出力軸に連結した送りねじ17によりキャリッジ15を
移動可能としている。キャリッジ15はキャリッジコン
トローラ18により駆動制御される。キャリッジ15は
上下のヘッドブロック21、21を支持し、上下の各ヘ
ッドブロック21のそれぞれにはサスペンション(ば
ね)22の基端部が結合され、サスペンション22の先
端部にはテストヘッド23が設けられている。制御部3
0は、テストヘッド23が磁気ディスク1の表面に沿っ
て磁気ディスク1の磁気トラックに交差する方向(本実
施例では磁気ディスク1の直径方向)の所定位置に移動
するようにキャリッジコントローラ18を制御する。
【0024】テストヘッド23は、図3に示す如く、そ
のヘッドスライダ25に、グライドハイトテスト用PZ
(Piezo 素子)センサ26と、サーティファイテスト用
磁気ヘッド27とを設けている。
【0025】ヘッドスライダ25は、図5に示す如く、
磁気ディスク1の表面に相対する左右の浮上面25Aの
中間に空気流通溝25Bを設けるとともに、ヘッドスラ
イダ25の先端側の浮上面25Aをくさび面25Cとし
ている。これにより、磁気ディスクテスト装置10の動
作時に磁気ディスク1の回転に誘起される空気流をくさ
び面25Cの側から空気流通溝25Bに導いてヘッドス
ライダ25を磁気ディスク1の上方に一定の浮上量で浮
上させるようにしている。
【0026】グライドハイトテスト用PZセンサ26
は、ヘッドスライダ25の側面に接合されている。但
し、センサ26は、テストヘッド23に結合されるもの
であれば良く、サスペンション22、ヘッドブロック2
1等に接合されるものであっても良い。
【0027】サーティファイテスト用磁気ヘッド27
は、ヘッドスライダ25の基端側の端面に接合されてい
る。磁気ヘッド27は、例えば薄膜磁気ヘッドであり、
薄膜素子(磁気コア、コイル)からなる。
【0028】磁気ディスクテスト装置10は、図2に示
す如く、制御部30、グライドハイトテスト回路31、
サーティファイテスト回路32、表示部33を有してい
る。
【0029】グライドハイトテスト回路31は、テスト
ヘッド23が磁気ディスク1に相対しているテスト位置
を、スピンドルコントローラ13の制御信号(周方向位
置信号)とキャリッジコントローラ18の制御信号(直
径方向位置信号)から求めるとともに、PZセンサ26
の出力をアンプ34から得て当該テスト位置でのグライ
ドハイトテストデータを求める。
【0030】サーティファイテスト回路32は、テスト
ヘッド23が磁気ディスク1に相対しているテスト位置
を、スピンドルコントローラ13の制御信号(周方向位
置信号)とキャリッジコントローラ18の制御信号(直
径方向位置信号)から求めるとともに、磁気ヘッド27
の出力をアンプ35から得て当該テスト位置でのサーテ
ィファイテストデータを求める。
【0031】制御部30は、スピンドルコントローラ1
3とキャリッジコントローラ18を前述した如くに制御
するとともに、グライドハイトテスト回路31とサーテ
ィファイテスト回路32を制御する。
【0032】制御部30は、グライドハイトテストデー
タの取込み時期をグライドハイトテスト回路31に命令
するとともに、サーティファイテストデータの取込み時
期をサーティファイテスト回路32に命令する、テスト
時期設定機能を備える。即ち、グライドハイトテストは
前述した如く、ディスク1の表面上でヘッドスライダ2
5の浮上面25Aの幅W(図5)に対応する多数のトラ
ックを含む一定範囲の記録エリア毎にディスク1周分行
なえば足りる。これに対し、サーティファイテストは前
述した如くディスクの各1本のトラック毎に行なう。従
って、例えば、磁気ディスク1のビット寸法がディスク
周方向長さ 0.4μ、ディスク直径方向長さ 4μであり、
ヘッドスライダ25の浮上面25Aの幅Wが 400μであ
るとき、磁気ヘッド27は1本のトラックの1周毎にデ
ィスク直径方向に 4μピッチで送られてサーティファイ
テストを繰り返す。これに対し、PZセンサ26は磁気
ディスク1の1周分で400 本のトラックについてのグラ
イドハイトテストを一挙に行なうことができる。よっ
て、磁気ヘッド27によるサーティファイテストを100
トラックのそれぞれについて各1回、全100 回繰り返す
毎に、PZセンサ26によるグライドハイトテストを1
回行なえば足りるものとなる。即ち、この場合、制御部
30は、100 トラックについてサーティファイテストを
100 回(ディスク100 周分)繰り返す間はサーティファ
イテスト回路32からのデータの取込み時期とし、この
サーティファイテスト回路32からのデータの取込み時
期中もしくはその取込み時期終了直後のディスク1周分
だけをグライドハイトテスト回路31からのデータの取
り込み時期として定めることができる(サーティファイ
テストとグライドハイトテストのテスト期間比率は100
対1となる)。
【0033】制御部30は、グライドハイトテストデー
タの取込み時期には該グライドハイトテストに適合する
スピンドル回転数となるように、サーティファイテスト
データの取込み時期には該サーティファイテストに適合
するスピンドル回転数となるように、スピンドルコント
ローラ13を制御する。一般的には、グライドハイトテ
ストはディスク表面の異常突起を見つけるものである
が、ヘッドスライダ25の浮上量は使用者が決める。ま
た、スピンドル回転数は特定の低回転数に設定される。
また、例えばサーティファイテストはテスト時間短縮の
ために、スピンドル回転数は特定の高回転数に設定され
ても良い。従って、制御部30が前述したテスト時期設
定機能により、グライドハイトテスト回路31からのグ
ライドハイトテストデータの取込み時期と、サーティフ
ァイテスト回路32からのサーティファイテストデータ
の取込み時期を異ならせている(同一時期に重ねない)
場合には、各テストのそれぞれに適合するスピンドル回
転数を実施できる。尚、グライドハイトテスト時のスピ
ンドル回転数とサーティファイテスト時のスピンドル回
転数を同一とすることもできることは勿論である。
【0034】制御部30は、グライドハイトテスト回路
31とサーティファイテスト回路32から取り込んだデ
ータ、グライドハイトテスト結果、サーティファイテス
ト結果等を表示部33に表示する。
【0035】尚、磁気ディスクテスト装置10は、ワッ
フル又はバーニッシュヘッド36を有している。制御部
30は、ワッフル又はバーニッシュヘッド36を以下の
(a)、(b) の如くに作動せしめる。(a) グライドハイト
テストとサーティファイテストに先立ち、磁気ディスク
1の表面を平滑化する仕上げ作業、(b) グライドハイト
テストで不良とされたビットに対し再研磨を行なう作
業。上記(b) の再研磨を行なわれたビットについては、
その後再度グライドハイトテストが実施される。
【0036】また、磁気ディスクテスト装置10は、ラ
イトヘッド(書込専用ヘッド)37を有している。制御
部30は、ライトヘッド37を用いてサーティファイテ
スト時の書込みを行なう。但し、サーティファイテスト
時の書込みは、サーティファイテスト用磁気ヘッド27
が具備している書込機能を用いることができ、その場合
には、ライトヘッド37は不要となる。
【0037】以下、磁気ディスクテスト装置10による
テスト手順の一例について説明する。 (1) 磁気ディスク1をスピンドル12に取付ける。そし
て、スピンドルコントローラ13により所定のスピンド
ル回転数でスピンドル12を駆動する。
【0038】(2) キャリッジコントローラ18によりテ
ストヘッド23を磁気ディスク1上のロード位置(テス
ト開始位置)(例えば最外周トラック位置)に位置付
け、不図示のヘッドロード/アンロード機構によりテス
トヘッド23を磁気ディスク1上で浮上させ、グライド
ハイトテストとサーティファイテストを行なう。グライ
ドハイトテストとサーティファイテストは、例えば下記
(a) 、(b) により、磁気ディスク1の全記録エリアの全
トラック(例えば1.8 インチφディスクで3000TPI (ト
ラック密度))について行なう。但し、テスト中にサー
ティファイテスト不良が出力された場合にはその時点で
テスト終了とする。また、テスト中にグライドハイトテ
スト不良が出力された場合には、前述のワッフル又はバ
ーニッシュヘッド36による再研磨を行なわない限り、
その時点でテスト終了とする。
【0039】(a) グライドハイトテスト 磁気ディスク1の表面上でヘッドスライダ25の浮上面
25Aの幅Wに対応する多数のトラックを含む一定範囲
の記録エリア毎に行なう。磁気ディスク1の表面の一定
高さ以上の異常突起がヘッドスライダ25に衝突しと
き、これによって生ずる(過大)振動エネルギをグライ
ドハイトテスト用PZセンサ26により検出し、異常突
起の存在を検出する。
【0040】異常突起の存在が検出されたとき、ワッフ
ル又はバーニッシュヘッド36による再研磨を行なわな
い場合には、その時点でテスト終了とし、当該ディスク
1を不良ディスクとする。ワッフル又はバーニッシュヘ
ッド36による再研磨は、当該異常突起が存在するトラ
ックについて、当該テスト時点で行なっても良く、テス
ト終了後に行なっても良い。
【0041】(b) サーティファイテスト 磁気ディスク1の各1本のトラック毎に、下記〜の
テストシーケンスによってなされる。
【0042】指定されたトラックに書込信号(HF信
号)を書込む。
【0043】上記の書込信号を読出し、トラック平
均読出電圧(TAA)を算出する。
【0044】上記の読出信号について、上記のT
AAに対するスライスレベル( 1〜99%、例えば70%)
を下回るパルス信号をMP(Missing Pulse)エラーとす
る。そして、例えばディスクの1トラックのビット数
(例えば20万ビット)に対し上記MPエラーの数が一定
比率を越えるディスクを不良ディスクとする。
【0045】上記の書込信号をイレーズ(消去)す
る。
【0046】上記のイレーズ後に再読出しを行な
う。そして、上記のTAAに対するスライスレベル
( 1〜99%、例えば25%)を越える消残りパルス信号を
EP(Extra Pulse )エラーとする。そして、例えばデ
ィスクの1トラックのビット数(例えば20万ビット)に
対し上記EPエラーの数が一定比率を越えるディスクを
不良ディスクとする。
【0047】磁気ディスク1が上記、で不良ディス
クと判定されたときその時点でテスト終了とする。
【0048】尚、制御部30によるグライドハイトテス
ト回路31からのデータ取込み時期と、サーティファイ
テスト回路32からのデータ取込み時期は、前述の制御
部30のテスト時期設定機能によりなされ、上記(a) 又
は(b)は同時、もしくは一定の時期差(テスト期間比
率)で交互になされる。
【0049】また、制御部30によるスピンドルコント
ローラ13の制御は、前述の如く、上記(a) もしくは
(b) のそれぞれに適合するスピンドル回転数となるよう
に制御され得る。
【0050】(3) テストヘッド23が磁気ディスク1上
のアンロード位置(テスト終了位置)(例えば最内周ト
ラック位置)に到達して、その位置での上記(a) 、(b)
を終了したら、不図示のヘッドロード/アンロード機構
によりテストヘッド23を磁気ディスク1から強制的に
離し、テスト終了とする。
【0051】以下、本実施例の作用について説明する。 単一のテスト装置10に唯一のテストヘッド23を設
けるものでありながら、グライドハイトテスト用センサ
26の出力によってグライドハイトテストデータを求
め、且つサーティファイテスト用磁気ヘッド27の出力
によってサーティファイテストデータを求めることがで
き、装置構成は簡易である。
【0052】グライドハイトテスト用センサ26とサー
ティファイテスト用磁気ヘッド27が唯一のテストヘッ
ド23に併設されるものであるから、ディスク1の全記
録エリアについて、テストヘッド23を1往復する間
に、グライドハイトテストとサーティファイテストを同
時もしくは交互に行なうことができ、テスト時間を短時
間にできる。
【0053】制御部30が、グライドハイトテストデ
ータの取込み時期をグライドハイトテスト回路31に命
令するとともに、サーティファイテストデータの取込み
時期をサーティファイテスト回路32に命令する、テス
ト時期設定機能を具備するから、グライドハイトテスト
とサーティファイテストを相互に独立に、それぞれ指定
時期に行なうことができ、テストの確実と合理化を図る
ことができる。
【0054】制御部30が、グライドハイトテストデ
ータの取込み時期には該グライドハイトテストに適合す
るスピンドル回転数となるように、サーティファイテス
トデータの取込み時期には該サーティファイテストに適
合するスピンドル回転数となるように、スピンドルコン
トローラ13を制御するから、グライドハイトテストと
サーティファイテストをそれぞれ最適なスピンドル回転
数(ディスク回転速度)で行なうことができ、テストの
確実と合理化を図ることができる。
【0055】図4は本発明のテストヘッドの変形例であ
る。このテストヘッド40は、前述のヘッドブロック2
1の端面にグライドハイトテスト用AE(Acoustic Emi
ssion )センサ41を設け、ヘッドスライダ25の端面
にサーティファイテスト用磁気ヘッド27を設けたもの
である。但し、AEセンサ41は、テストヘッド40に
結合されるものであれば良く、サスペンション22、ヘ
ッドスライダ25に接合されるものであっても良い。
【0056】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、磁気ディス
クテスト装置の形態は、上記実施例のものに限らない。
従って、キャリッジは、テストヘッドをディスクのトラ
ックに交差する方向に移動させるものであれば良く、デ
ィスクの直径上を直線動するものに限らず、スイングす
るものであっても良い。
【0057】また、グライドハイトテスト回路によるテ
スト内容、サーティファイテスト回路によるテスト内容
は、上記実施例のものに限らず、如何なるものであって
も良い。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡易なテ
スト装置により、グライドハイトテストとサーティファ
イテストを短時間で完了可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る磁気ディスクテスト装置の
一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は磁気ディスクテスト装置の制御系統図で
ある。
【図3】図3はテストヘッドの一例を示す模式図であ
る。
【図4】図4はテストヘッドの他の例を示す模式図であ
る。
【図5】図5はテストヘッドの浮上原理を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 10 磁気ディスクテスト装置 12 スピンドル 13 スピンドルコントローラ 15 キャリッジ 18 キャリッジコントローラ 23 テストヘッド 26 グライドハイトテスト用PZセンサ 27 サーティファイテスト用磁気ヘッド 30 制御部 31 グライドハイトテスト回路 32 サーティファイテスト回路 40 テストヘッド 41 グライドハイトテスト用AEセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクのグライドハイトテストと
    サーティファイテストとを行なう磁気ディスクテスト方
    法において、 グライドハイトテスト用センサとサーティファイテスト
    用磁気ヘッドとが結合されたテストヘッドを用い、 テストヘッドを磁気ディスクの表面に対して相対移動
    し、 テストヘッドが磁気ディスクに相対しているテスト位置
    を求め、 グライドハイトテスト用センサの出力を得て上記テスト
    位置でのグライドハイトテストデータを求め、及び/又
    は、サーティファイテスト用磁気ヘッドの出力を得て上
    記テスト位置でのサーティファイテストデータを求める
    ことを特徴とする磁気ディスクテスト方法。
  2. 【請求項2】 磁気ディスクのグライドハイトテストと
    サーティファイテストとを行なう磁気ディスクテスト装
    置において、 磁気ディスクを回転させるスピンドルと、 スピンドルを駆動制御するスピンドルコントローラと、 グライドハイトテスト用センサとサーティファイテスト
    用磁気ヘッドとが結合されたテストヘッドと、 テストヘッドを支持し、該テストヘッドを磁気ディスク
    の表面に沿って該磁気ディスクの磁気トラックに交差す
    る方向に移動させるキャリッジと、 キャリッジを駆動制御するキャリッジコントローラと、 テストヘッドが磁気ディスクに相対しているテスト位置
    をスピンドルコントローラとキャリッジコントローラの
    制御信号から求めるとともに、グライドハイトテスト用
    センサの出力を得て当該テスト位置でのグライドハイト
    テストデータを求めるグライドハイトテスト回路と、 テストヘッドが磁気ディスクに相対しているテスト位置
    をスピンドルコントローラとキャリッジコントローラの
    制御信号から求めるとともに、サーティファイテスト用
    磁気ヘッドの出力を得て当該テスト位置でのサーティフ
    ァイテストデータを求めるサーティファイテスト回路
    と、 スピンドルコントローラとキャリッジコントローラを制
    御するとともに、グライドハイトテスト回路とサーティ
    ファイテスト回路を制御する制御部とを有してなること
    を特徴とする磁気ディスクテスト装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部が、グライドハイトテストデ
    ータの取込み時期をグライドハイトテスト回路に命令す
    るとともに、サーティファイテストデータの取込み時期
    をサーティファイテスト回路に命令する、テスト時期設
    定機能を具備してなる請求項2記載の磁気ディスクテス
    ト装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部が、グライドハイトテストデ
    ータの取込み時期には該グライドハイトテストに適合す
    るスピンドル回転数となるように、サーティファイテス
    トデータの取込み時期には該サーティファイテストに適
    合するスピンドル回転数となるように、スピンドルコン
    トローラを制御する請求項2又は3に記載の磁気ディス
    クテスト装置。
JP34048194A 1994-12-29 1994-12-29 磁気ディスクテスト方法及び装置 Withdrawn JPH08185616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34048194A JPH08185616A (ja) 1994-12-29 1994-12-29 磁気ディスクテスト方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34048194A JPH08185616A (ja) 1994-12-29 1994-12-29 磁気ディスクテスト方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08185616A true JPH08185616A (ja) 1996-07-16

Family

ID=18337382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34048194A Withdrawn JPH08185616A (ja) 1994-12-29 1994-12-29 磁気ディスクテスト方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08185616A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120176877A1 (en) * 2011-01-12 2012-07-12 Hitachi High-Technologies Corporation Inspection method and inspection apparatus of magnetic disk

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120176877A1 (en) * 2011-01-12 2012-07-12 Hitachi High-Technologies Corporation Inspection method and inspection apparatus of magnetic disk
US8542453B2 (en) * 2011-01-12 2013-09-24 Hitachi High-Technologies Corporation Inspection method and inspection apparatus of magnetic disk

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5863237A (en) Low speed burnishing of asperities in a disc drive
US7293226B2 (en) Method and apparatus for adaptively performing defect scan according to channel characteristics
US6377417B1 (en) Method for controlling repeatable runout compensation algorithm
US6069758A (en) Technique for reducing read channel optimization time
US6940669B2 (en) Wide write head with thermal asperity detector and method of using the same
US6963462B2 (en) Servo detection control system, servo detection control method and hard disk drive
KR20040025374A (ko) 하드디스크드라이브에서 인접트랙에 대한 오버라이트를방지하기 위한 방법 및 그 장치
JPH09231697A (ja) 磁気ディスク装置及び同装置に適用されるシーク制御方法
KR100734293B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 보이스 코일 모터 구동 방법, 이에적합한 헤드 언로드 장치 및 기록 매체
US6373243B1 (en) Magnetic media tester for testing a servo signal prerecorded in a magnetic media
JPH09259401A (ja) 磁気ディスクテスト方法及び装置
JPH08185616A (ja) 磁気ディスクテスト方法及び装置
EP1585126A2 (en) Data read retry with read timing adjustment for eccentricity of a disc in a data storage device
US20070247946A1 (en) Bulk erase tool
US20070247945A1 (en) Method for providing a bulk erase tool having a portion of reduced field strength
JP2005078708A (ja) 磁気ディスクおよびこれを備えた磁気ディスク装置
JP4474376B2 (ja) 磁気ディスクの評価方法
US7426088B2 (en) Magnetic disk drive with function assignment and manufacturing method therefor
US6831796B2 (en) Amplitude modulation detection for hard disc drive write operation
KR100375139B1 (ko) 자기디스크구동장치의리드데이타처리방법
KR100432505B1 (ko) 자기디스크기록장치의기록전류최적화방법
JPH08185617A (ja) 記録媒体テスト方法及び装置
KR20020083945A (ko) 자기저항 헤드로부터의 신호 불안정성에 파생된 접촉을검출하는 방법
KR100660913B1 (ko) 전력에 적응적인 테스트 방법 및 그 장치
KR20050028712A (ko) 약한 쓰기 헤드 검출 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305