JPH0949361A - 開閉扉用ヒンジ部材 - Google Patents

開閉扉用ヒンジ部材

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JPH0949361A
JPH0949361A JP7202976A JP20297695A JPH0949361A JP H0949361 A JPH0949361 A JP H0949361A JP 7202976 A JP7202976 A JP 7202976A JP 20297695 A JP20297695 A JP 20297695A JP H0949361 A JPH0949361 A JP H0949361A
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JP
Japan
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opening
closing door
shaft member
shaft
hinge
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JP7202976A
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Tamotsu Nishimura
保 西村
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FUTABA KINZOKU KOGYO KK
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FUTABA KINZOKU KOGYO KK
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
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    • E05D7/10Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis
    • E05D7/1005Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis by axially moving free pins, balls or sockets
    • E05D7/1022Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis by axially moving free pins, balls or sockets with snap-fitted pins
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D7/00Hinges or pivots of special construction
    • E05D7/08Hinges or pivots of special construction for use in suspensions comprising two spigots placed at opposite edges of the wing, especially at the top and the bottom, e.g. trunnions
    • E05D7/081Hinges or pivots of special construction for use in suspensions comprising two spigots placed at opposite edges of the wing, especially at the top and the bottom, e.g. trunnions the pivot axis of the wing being situated near one edge of the wing, especially at the top and bottom, e.g. trunnions
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    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
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    • E05D7/1011Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis by axially moving free pins, balls or sockets biased by free springs
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
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    • E05D7/10Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis
    • E05D7/1005Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis by axially moving free pins, balls or sockets
    • E05D2007/1027Hinges or pivots of special construction to allow easy separation or connection of the parts at the hinge axis by axially moving free pins, balls or sockets by axially moving free pins

Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱体に対する開閉扉の組付性が低下する。 【解決手段】 開閉扉3の縁部に固定される支持部材2
2と、支持部材22に突出状に設けられ、キャビネット
1の上板の下面側に取付けられた上部軸受け部材13の
軸受け孔35に回転自在に嵌合装着される軸部材12と
を有する上部ヒンジ部材11であって、軸部材12を、
軸受け孔35に嵌合可能な突出位置と軸受け孔35から
離脱可能な収納位置とに亙って軸方向に移動自在に支持
部材22に取付けるとともに、付勢手段31を介して突
出位置側へ常時付勢した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、キャビネット等の
箱体に対して開閉扉を回動自在に取付けるのに好適な開
閉扉用ヒンジ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャビネット等の箱体に対して開
閉扉を回動自在に取付けるための開閉扉用ヒンジとし
て、板金を略コ字状にプレス成形して作製した支持部材
と、支持部材の基部に突出状に取付られた軸部材とを有
するヒンジ部材を用い、このヒンジ部材を開閉扉の上下
側縁の一端に夫々取付け、開閉扉の回動中心に対向する
キャビネットの部分に設けた1対の軸受け部材の軸受け
孔に軸部材を夫々嵌合させて、開閉扉を回動自在に支持
するように構成したものが広く採用されている。
【0003】また、特公昭55−47151号公報に
は、少なくとも一方のヒンジ部材の軸部材を支持部材に
対して進退可能に螺合する螺軸で構成し、他方のヒンジ
部材の軸部材を一方の軸受け孔に嵌合させるとともに、
螺軸が他方の軸受け孔と同軸上になるように開閉扉を保
持した状態で、螺軸をねじ込んで他方の軸受け孔に装着
することで、開閉扉を箱体に回動自在に取付け得るよう
に構成した開閉扉用ヒンジが記載されている。
【0004】更に、実公平4−6474号公報には、一
方のヒンジ部材の軸部材を省略するとともに、それに代
えて貫通孔を形成し、この貫通孔に嵌合する軸部材を一
方のヒンジ部材に対応する軸受け部材に出没自在に装着
し、他方のヒンジ部材の軸部材を軸受け部材に嵌合させ
た状態で、出没自在な軸部材を手指で後退させながら、
貫通孔を軸部材と同軸上に位置させて貫通孔に軸部材を
嵌合させ、開閉扉をワンタッチで箱体に取付け得るよう
に構成したものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の開閉扉用ヒンジ
では、開閉扉を箱体に取付けるときに、軸受け孔と螺軸
とが同軸上になるように開閉扉を保持しつつ、螺軸を回
転操作する必要があるので、その作業が大変煩雑であっ
た。また、螺軸の操作性を考慮して、開閉扉の前側に螺
軸を配置してあったので、開閉扉の外観が低下するとい
う問題もある。後者の開閉扉用ヒンジでは、螺軸を操作
する必要がないので、その分操作性は向上するが、開閉
扉を保持しながら出没自在な軸部材を手指で後退させて
軸部材を貫通孔に嵌合させる必要があり、まだ十分に組
付性を向上したとは言えないものであった。また、開閉
扉を箱体に対して一旦組付けてしまうと、楊枝等で軸部
材を後退させないと、箱体から開閉扉を取り外すことが
できず、開閉扉の取り外し作業が大変煩雑になるいとい
う問題もある。
【0006】本発明の目的は、箱体に対する開閉扉の組
付性を大幅に向上し得る開閉扉用ヒンジ部材を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る開閉扉用
ヒンジ部材は、開閉扉の縁部に固定される支持部材と、
支持部材に突出状に設けられ、開口枠側に形成された軸
受け孔に回転自在に嵌合装着される軸部材とを有する開
閉扉用ヒンジ部材であって、前記軸部材を、軸受け孔に
嵌合可能な突出位置と軸受け孔から離脱可能な収納位置
とに亙って軸方向に移動自在に支持手段に取付るととも
に、付勢手段を介して突出位置側へ常時付勢したもので
ある。
【0008】ここで、請求項2記載のように、軸部材に
付勢手段の付勢力に抗して軸部材を収納位置へ操作する
ための操作部を形成すること、請求項3記載のように、
軸部材を収納位置にロックするロック機構を備えるこ
と、請求項4記載のように、軸部材を偏心回転させて支
持部材に対する軸部材の取付位置を調整する位置調整手
段を設けること、などが好ましい実施例である。
【0009】
【作用】請求項1に係る開閉扉用ヒンジ部材において
は、軸部材が開閉扉の縁部から外側へ突出するように、
支持部材を開閉扉の一側に固定することで、開閉扉用ヒ
ンジ部材が開閉扉に取付けられる。但し、キャビネット
等の箱体に開閉扉を支持するためには、1対の開閉扉用
ヒンジ部材を開閉扉に取付けることになるが、一方の開
閉扉用ヒンジ部材は、従来のものと同様に、支持部材に
対して軸部材を固定的に取付けた構成とすることが可能
である。
【0010】そして、箱体に開閉扉を組付けるときに
は、一方の軸部材を箱体に設けた軸受け孔に装着し、こ
の状態で他方の軸部材を軸受け孔側へ移動させる。この
とき、、軸部材が支持部材に対して収納位置と突出位置
とに亙って移動自在に設けられるとともに、付勢手段を
介して突出位置側へ常時付勢されているので、軸受け孔
付近において軸部材は箱体の壁面で収納位置側へ押圧さ
れ、軸受け孔と同軸上に位置すると、付勢手段の付勢力
で突出位置に移動して軸受け孔に嵌合することになる。
【0011】ここで、請求項2記載のように構成する
と、軸受け孔に嵌合した軸部材を操作部を操作して軸受
け孔から抜き取ることが可能となり、開閉扉からヒンジ
部材を取り外さなくても、操作部の操作により開閉扉を
箱体から容易に取り外すことが可能となる。
【0012】請求項3記載のように構成すると、ロック
手段により軸部材を収納位置に保持した状態で、箱体に
対して開閉扉を組付けたり、箱体から開閉扉を取り外し
たりすることが可能となる。
【0013】請求項4記載のように構成すると、位置調
整手段を介して軸部材を偏心回転させることで、開閉扉
と軸部材との相対位置関係を微調整し、箱体に対する開
閉扉の組付姿勢を容易に調整することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様につい
て図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すよう
に、キャビネット1の前面開口部2を開閉する左右1対
の開閉扉3が設けられ、左右の開閉扉3は板ガラスや合
成樹脂材料製の透明ボードなどで構成されて、キャビネ
ット1の前端部の左右の両端近傍部に上下のヒンジ1
0、40を介して夫々回動自在に支持されている。
【0015】次に、上下のヒンジ10、40について説
明するが、キャビネット1の左右に夫々配置される上下
のヒンジ10、40は同じ構成なので、左側のヒンジ1
0、40について説明する。上側のヒンジ10は、図
2、図3に示すように、開閉扉3に取付けられる上部ヒ
ンジ部材11と、キャビネット1に固定されて上部ヒン
ジ部材11の軸部材12を回転自在に保持する上部軸受
け部材13とから構成され、上部ヒンジ部材11は、基
本的には、開閉扉3に固定される支持部材22と、支持
部材22に着脱自在に取付けられる軸ユニット25から
構成されている。
【0016】支持部材22は、板金をプレス加工して製
作したもので、基本的には、正面板部14と背面板部1
5と連結板部16とから略コ字状に形成されている。連
結板部16の長さ方向の略中央部には後方へ延びる舌部
17が背面板部15を切り起こして形成され、舌部17
の先端側部分には軸ユニット25を取付けるための取付
孔18が形成され、背面板部15の右部及び左部にはネ
ジ孔19が夫々形成されている。このように、板金をプ
レス成形して支持部材22を製作できるので、支持部材
22の製作コストを大幅に低減出来る。
【0017】支持部材22は、正面板部14と背面板部
15間に開閉扉3の縁部を装着した状態で、1対のネジ
孔19にネジ部材20を夫々螺合して開閉扉3に固定さ
れる。また、背面板部15の右部と左部とは連結部21
を介して連結され、この連結部21により背面板部15
の強度、剛性が高められ、開閉扉3に対する支持部材2
2の取付け強度が高められている。
【0018】軸ユニット25について説明すると、取付
孔18に嵌合装着される有底円筒状のケーシング本体2
6と、ケーシング本体26の上端部に固着される蓋部材
27とからなるケーシング28が設けられ、ケーシング
本体26の上半外周部には取付孔18の内壁面に係合し
て軸ユニット25を支持部材22に仮止めする複数の突
条29が円周一定間隔おきに形成されている。そして、
このように、複数の突条29を設けることで輸送時等に
おける軸ユニット25の脱落が確実に防止される。蓋部
材27は舌部17の先端部の外径と略同じ径の固着さ
れ、ケーシング28を上側から取付孔18に装着して蓋
部材27が舌部17の上面で係止されることで、軸ユニ
ット25の下方への移動が規制されている。
【0019】ケーシング28には蓋部材27を貫通して
上方へ延びる軸部材12が、図2に実線で図示の突出位
置と、図5に実線で図示の収納位置とに亙って移動自在
に装着され、ケーシング28内において軸部材12の途
中部に形成された鍔部30とケーシング本体26の奥端
面間には圧縮コイルバネからなる付勢手段31が設けら
れ、軸部材12は付勢手段31を介して突出位置側へ常
時付勢されている。但し、キャビネット1に開閉扉3を
組付けた状態で、軸部材12に対して大きな軸方向への
荷重が作用することはないので、合成ゴムや合成樹脂な
どからなる付勢手段31を用いることも可能である。
【0020】上部軸受け部材13は、キャビネット1の
上板の下面側に埋設状に設けられ、上部軸受け部材13
には軸部材12が挿通する軸受け孔35が形成され、上
部軸受け部材13の外周部には断面鋸歯状の環状の係止
突部36が形成され、この係止突部36を介して上部軸
受け部材13はキャビネット1に固定保持されている。
【0021】下側のヒンジ40は、図2、図4に示すよ
うに、支持部材41と軸部材42とからなる下部ヒンジ
部材43と、下部ヒンジ部材43の軸部材42を回転自
在に保持する下部軸受け部材44とから構成されてい
る。尚、支持部材40は、取付孔47を前述の支持部材
22の取付孔18よりも小径に構成したもので、その他
の部分に関しては、同じ構成なので、同一部材には同一
符号を付してその詳細な説明を省略する。軸部材42の
途中部には鍔部45が形成され、軸部材42は鍔部45
よりも上側の部分を取付孔47に装着してカシメること
で支持部材40に固定されている。
【0022】下部軸受け部材44は、キャビネット1の
下板の上面側に埋設状に設けられ、下部軸受け部材44
には軸部材42が挿通する軸受け孔46が形成されてい
る。尚、下部軸受け部材44の外周部に対しても、上部
軸受け部材13と同様に鋸歯状の係止突部36を形成し
てもよい。また、軸受け孔35、46は有底孔で構成す
ることも可能である。更に、軸受け部材13、44を省
略して、軸部材12、42をキャビネット1に形成した
孔に直接嵌合させてもよい。
【0023】次に、前記ヒンジ10、40の作用、効果
について説明する。キャビネット1に対して開閉扉3を
取付ける際には、先ず開閉扉3の上下両端の一端部、例
えば左側の開閉扉3においては、開閉扉3の上縁及び下
縁の左側部に、上部ヒンジ部材11及び下部ヒンジ部材
43を夫々2本のネジ部材20を介して固定するととも
に、キャビネット1の上板及び下板に軸受け部材13、
44を装着固定する。次に、下部ヒンジ部材43の軸部
材42を下部軸受け部材44の軸受け孔46に装着し、
図5に示すように、上部ヒンジ部材11の軸部材12が
上部軸受け部材13の軸受け孔35側へ移動するように
開閉扉3を移動させる。このとき、図示のように、軸部
材12が軸受け孔35近くまで移動すると、軸部材12
がキャビネット1の上壁の下面で下側へ押されて収納位
置側へ移動し、軸部材12が軸受け孔35と同軸上に位
置すると、図2に示すように、付勢手段31の付勢力に
より軸部材12が突出位置側へ移動して軸受け孔35に
嵌合する。こうして、上下のヒンジ10、40を介して
キャビネット1に開閉扉3を回動自在に支持することに
なる。
【0024】このように、上部ヒンジ部材11の軸部材
12は、開閉扉3の操作により収納位置側へ自動的に押
し込まれるので、開閉扉3を保持しつつ軸部材12を操
作するという煩雑な操作を行うことなく、キャビネット
1に対して開閉扉3を組付けることが可能となり、開閉
扉3の組付性を大幅に向上出来る。また、下部ヒンジ部
材43の軸部材42を軸受け孔46に嵌合させて、開閉
扉3の自重をヒンジ40で支持した状態で、上部ヒンジ
部材11の軸部材12を軸受け孔35に嵌合させるの
で、比較的大きな重量の開閉扉3でも容易にキャビネッ
ト1に取付けることが可能となる。更に、舌部17を支
持部材22の長さ方向の略中央部に配置することで、左
右の開閉扉3の上部ヒンジ部材11同士と下部ヒンジ部
材43同士とを夫々共通の部品で構成出来るので、部品
を極力共通化させて、組付ミス等を未然に防止すること
が可能となる。更にまた、軸ユニット25を開閉扉3の
後側に配置させてあるので、開閉扉3を閉じた状態での
キャビネット1の外観低下を防止出来る。
【0025】次に、上部ヒンジ部材11の構成を部分的
に変更した変形例について説明する。 (1) 図6に示す軸ユニット25Aのように、前記ケ
ーシング28に代えて、上部ケーシング50と下部ケー
シング51とに2分割したケーシング28Aを設け、上
部ケーシング50に舌部17の先端部と略同じ径の鍔部
52を一体的に形成してもよい。この場合には、部品点
数を増やすことなく、ケーシング28Aに対する付勢手
段31や軸部材12の組付性を向上出来る。
【0026】(2) 図7に示す軸ユニット25Bのよ
うに、前記軸部材12に代えて、ケーシング本体26の
下壁部を貫通して下方へ延びる操作部53を有する軸部
材12Bを設けてもよい。この場合には、操作部53を
下方へ操作することで、軸部材12Bを収納位置へ強制
的に移動することが可能となるので、キャビネット1に
組付けた開閉扉3の取り外し作業が容易になる。尚、こ
の軸ユニット25Bのケーシング28としては、前述の
ケーシング28Aを用いてもよい。
【0027】(3) 図8に示す軸ユニット25Cのよ
うに、軸部材12に代えて、ケーシング本体26の下壁
部を貫通して下方へ延びる操作部54を有する軸部材1
2Cを設け、更に軸部材12Cを収納位置にロックする
ロック手段を設けてもよい。このロック手段としては、
図例のように、軸部材12Cの途中部に突起55を形成
するとともに、ケーシング本体26の下壁部に突起55
が挿通可能な切欠部56を形成し、操作部54を下方へ
引っ張って軸部材12Cを収納位置へ移動させた状態
で、軸部材12Cを一定角度(例えば90°)回転させ
ることで、突起55がケーシング本体26の下壁部の下
面に係合して、軸部材12Cを収納位置側に保持するよ
うに構成したものが考えられる。そして、このようにロ
ック手段を設けると、キャビネット1に対する開閉扉3
の組付性及びキャビネット1からの開閉扉3の取り外し
が一層容易になる。尚、この軸ユニット25Cのケーシ
ング28としては、前述のケーシング28Aを用いても
よい。
【0028】(4) 図9、図10に示す上部ヒンジ部
材11Dのように、支持部材22に対する軸部材12の
位置を調整可能な位置調整手段を設けてもよい。この位
置調整手段としては、図例のように、ケーシング本体2
6の上端部或いは蓋部材27の下面に偏心した環状のカ
ム部57を形成し、このカム部57を取付孔18に内嵌
させて、軸ユニット25Dを支持部材22に取付けると
ともに、軸ユニット25Dの下面にコインやドライバー
にて軸ユニット25Dを回転操作するための溝部58を
形成したものが考えられる。そして、この位置調整手段
では、図10に示すように、取付孔18の中心P1に対
して軸部材12の中心P2が偏心した位置に配置される
ので、軸ユニット25D全体を回転操作することで、支
持部材22に対する軸部材12の位置を調整して、キャ
ビネット1に対する開閉扉3の姿勢を微調整することが
可能となる。但し、この上部ヒンジ部材11Dの軸ユニ
ット25Dにおいても、軸ユニット25B、25Cと同
様にケーシング本体26の下壁部を貫通する操作部を形
成してもよい。
【0029】(5) 図11、図12に示す上部ヒンジ
部材60のように、舌部17を省略するとともに背面板
部15Eの一側から側方へ延びる帯状の延長部を有する
支持部材22Eを設け、この延長部を図示のようにプレ
ス加工で丸めて筒状部61を形成し、筒状部61の内周
面に螺子部62を形成するとともに、筒上部61の上下
両端部に蓋部材63、64を螺合装着し、上下の蓋部材
63を貫通する軸部材12Eを筒状部61に設けるとと
もに、軸部材12Eの途中部に形成した鍔部30と下側
の蓋部材64間に圧縮コイルバネからなる付勢手段31
を設け、軸部材12Eに下側の蓋部材64を貫通して下
方へ延びる操作部65を形成してもよい。但し、この上
部ヒンジ部材60においては、軸部材12Eが支持部材
22Eの一側に配置される関係上、左右の開閉扉3を支
持する上部ヒンジ部材は左右対称の構成となっている。
尚、この上部ヒンジ部材60においては、前述した軸ユ
ニット25Cのように、軸部材12Eに突起を形成する
とともに、下側の蓋部材64に切欠部を形成して、軸部
材12Eを収容位置にロックするロック手段を設けても
よい。また、軸ユニット25と同様に操作部65を省略
してもよい。
【0030】尚、上部ヒンジ部材11、11D、60と
下部ヒンジ部材43の取付け位置を、前述の実施例とは
上下反対に設定してもよい。但し、この場合には、キャ
ビネット1に対する開閉扉3の組付時に、開閉扉3の自
重を手である程度サポートする必要があるので、組付性
は多少低下する。また、開閉扉3の上側及び下側に上部
ヒンジ部材11、11D、60を取付けることも可能で
ある。この場合には、キャビネット1の製作コストは多
少高くなるが、複数のヒンジ部材を共通化させることが
可能となり、組付ミスを防止出来るとともに、製造コス
トを低減出来る。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る開閉扉用ヒンジ部材によ
れば、一方の軸部材を軸受け孔に嵌合させた状態で、開
閉扉を適性な位置へ移動させるという簡単な操作によ
り、軸部材を手指で操作したりすることなく、他方の軸
部材を軸受け孔に嵌合させて、開閉扉を組付けることが
可能となるので、開閉扉の組付作業が大幅に簡単にな
る。また、軸部材を手指で操作する必要がないので、軸
部材を開閉扉の後側に配置させた状態で、この開閉扉用
ヒンジ部材を開閉扉に取付けることが可能となり、開閉
扉の外観を損ねることもない。
【0032】ここで、請求項2記載のように構成する
と、操作部を操作して軸受け孔から軸部材を抜き取るこ
とで、開閉扉を箱体から容易に取り外すことが可能とな
り、開閉扉の取り外し作業が大幅に簡単になる。
【0033】請求項3記載のように構成すると、ロック
手段により軸部材を収納位置に保持した状態で、箱体に
対して開閉扉を組付けたり、箱体から開閉扉を取り外し
たりすることが可能となり、開閉扉の組付け、取り外し
作業を一層簡単化できる。
【0034】請求項4記載のように構成すると、位置調
整手段を介して軸部材を偏心回転させることで、開閉扉
と軸部材との相対位置関係を微調整し、箱体に対する開
閉扉の組付姿勢を容易に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャビネットの斜視図
【図2】 上下のヒンジ付近におけるキャビネットの縦
断面図
【図3】 上部ヒンジ部材の分解斜視図
【図4】 下部ヒンジ部材の斜視図
【図5】 上部ヒンジ部材の作動説明図
【図6】 別構成の軸ユニットの縦断面図
【図7】 別構成の軸ユニットの縦断面図
【図8】 別構成の軸ユニットの縦断面図
【図9】 別構成の上部ヒンジ部材の斜視図
【図10】 同上部ヒンジ部材の底面図
【図11】 別構成の上部ヒンジ部材の斜視図
【図12】 同上部ヒンジ部材の要部縦断面図
【符号の説明】
1 キャビネット 2 前面開口部 3 開閉扉 10 ヒンジ 11 上部ヒンジ
部材 12 軸部材 13 上部軸受け
部材 14 正面板部 15 背面板部 16 連結板部 17 舌部 18 取付孔 19 ネジ孔 20 ネジ部材 21 連結部 22 支持部材 25 軸ユニット 26 ケーシング
本体 27 蓋部材 28 ケーシング 29 突条 30 鍔部 31 付勢手段 35 軸受け孔 36 係止突部 40 ヒンジ 41 支持部材 42 軸部材 43 下部ヒンジ
部材 44 下部軸受け部材 45 鍔部 46 軸受け孔 47 取付孔 25A 軸ユニット 50 上部ケーシ
ング 51 下部ケーシング 28A ケーシング 52 鍔部 25B 軸ユニット 53 操作部 12B 軸部材 25C 軸ユニット 54 操作部 12C 軸部材 55 突起 56 切欠部 11D 上部ヒンジ部材 57 カム部 25D 軸ユニット 58 溝部 60 上部ヒンジ部材 15E 背面板部 22E 支持部材 61 筒状部 62 螺子部 63 蓋部材 12E 軸部材 64 蓋部材 65 操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉の縁部に固定される支持部材と、
    支持部材に突出状に設けられ、開口枠側に形成された軸
    受け孔に回転自在に嵌合装着される軸部材とを有する開
    閉扉用ヒンジ部材であって、 前記軸部材を、軸受け孔に嵌合可能な突出位置と軸受け
    孔から離脱可能な収納位置とに亙って軸方向に移動自在
    に支持手段に取付るとともに、付勢手段を介して突出位
    置側へ常時付勢した開閉扉用ヒンジ部材。
  2. 【請求項2】 軸部材に付勢手段の付勢力に抗して軸部
    材を収納位置へ操作するための操作部を形成した請求項
    1記載の開閉扉用ヒンジ部材。
  3. 【請求項3】 軸部材を収納位置にロックするロック機
    構を備えた請求項2記載の開閉扉用ヒンジ部材。
  4. 【請求項4】 軸部材を偏心回転させて支持部材に対す
    る軸部材の取付位置を調整する位置調整手段を設けた請
    求項1〜3のいずれか1項記載の開閉扉用ヒンジ部材。
JP7202976A 1995-08-09 1995-08-09 開閉扉用ヒンジ部材 Pending JPH0949361A (ja)

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Cited By (6)

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